JP5249900B2 - 発熱機器収容ラック及びデータセンタ - Google Patents

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Description

本発明は、スイッチングハブのような側面に吸気口、排気口が形成された発熱機器であっても、発熱機器に適切に空調空気を供給でき、かつ、効率のよい熱回収が実現可能な発熱機器収容ラック及びデータセンタに関するものである。
発熱機器収容ラックに収容される発熱機器の1つに、スイッチングハブ(機器)がある。
このスイッチングハブ(機器)は、その構成上、前面及び裏面にはモジュラージャックが接続される接続部が多段に整列しているため、機器の内部に空調空気(冷気)を取り込む吸気口及び排気口は、機器の側面に形成されていることが多い。
そのため、こうしたスイッチングハブを発熱機器収容ラックにそのまま収容すると、スムーズに発熱機器収容ラックの前面側から空調空気を取り込むことができないという問題がある。
こうした問題を解決する手段として、特許文献1のような技術がある。
特許文献1では、発熱機器収容ラック内に、空調空気の吸気と排気を分けるための分流部材を設け、その分流部材で空調空気を発熱機器収容ラックの前面側から一方の側面側に誘導し、当該誘導された空調空気を分流部材の上方あるいは下方に配置されたスイッチングハブの吸気口に供給するようにしている。また、スイッチングハブの排気口からの排気は、その下方あるいは上方に配置された分流部材により、発熱機器収容ラックの他方の側面側から裏面側に誘導され、発熱機器収容ラックの裏面側から排出される。
特開2003−273561号公報 特表2006−526205号公報 特開2007−316989号公報
しかしながら、特許文献1のような技術では、スイッチングハブ数台ごとに1つの分流部材を配置する必要があるため、発熱機器収容ラック内に複数の分流部材を設ける必要がある。そのため、発熱機器収容ラック内に複数の分流部材とスイッチングハブとを上下に積層して収容することとなり、発熱機器収容ラック内に収容可能なスイッチングハブの台数を維持するためには、複数の分流部材の高さ分、発熱機器収容ラックの高さが高くなってしまい、天井が低い室内には設置できない可能性がある。
また、発熱機器収容ラックの高さを高くしない場合、発熱機器収容ラックに収容できるスイッチングハブの数が少なくなってしまう。
特許文献2のようなモジュラー型データセンタを構成する際には、熱回収の効率を上げるためにホットエリア内の温度を高くすることが望ましいが、そのためには、発熱機器収容ラック内に出来るだけ多くの発熱機器を収容することが望ましい。
本発明は、上記事情に鑑みなされたものであり、側面に吸気口、排気口が形成された発熱機器であっても、発熱機器に適切に空調空気を供給でき、かつ、効率のよい熱回収が実現可能な発熱機器収容ラック及びデータセンタを提供することを目的とする。
本発明は上記目的を達成するために創案されたものであり、前面の上下方向にわたって吸気可能であり、かつ、裏面の上下方向にわたって排気可能であり、吸気と排気を行うためのファンを有する複数の発熱機器を上下方向に積層して収容する発熱機器収容ラックにおいて、前記発熱機器が、前記発熱機器のうち少なくとも1つが、一側面に空調空気を取り込む吸気口が形成されると共に他側面に排気口が形成された横吸排気機器と、前面側から吸気して裏面側から排気する通常吸排気機器とからなり、前記通常吸排気機器を、ラック前面側を吸気側、ラック裏面側を排気側として、吸気側と排気側が揃うようにラック下方に積層して配置すると共に、その上方に前記横吸排気機器を積層して配置し、該横吸排気機器に、前記横吸排気機器と略同じ高さ位置のラック前面側から空調空気を取り込み、これを前記横吸排気機器の一側面に形成された前記吸気口に略水平に誘導する空調空気誘導部材を設け、前記横吸排気機器を配置した横吸排気機器エリアのラック前面側に、前記横吸排気機器からの排気がラック前面側から前方に流出するのを妨げるための前面仕切部を設け、かつ、前記前面仕切部に、ラック前面側から前記空調空気誘導部材に空調空気を取り込むことを可能とするための取込穴を形成したことを特徴とする発熱機器収容ラックである。
前記空調空気誘導部材には、ラック前面側から前記横吸排気機器の前記吸気口側に一方向に空調空気を流して逆流を防ぐための逆流防止弁が設けられてもよい。
前記横吸排気機器は、ラック裏面側に寄せて配置されてもよい。
また、本発明は、発熱機器収容ラックを複数台左右方向に並べてラック列を形成すると共に、該ラック列の裏面側同士を間隔をおいて向かい合わせて空調室内の床面上に配置し、その向かい合わせたラック列の左右方向の一方の端部に、ラック列の下縁から前記空調室の天井に延びるパネルを設けると共に、他方の端部を前記空調室の壁で塞ぎ、かつ、両ラック列の前縁上部に天井に延びるパーティションを設けて、前記空調室内に前記ラック列に囲まれたホットエリアを区画し、そのホットエリア内の天井に、該ホットエリア内の熱気を回収する回収口を形成すると共に、前記空調室内の空調空気をラック列の前面から裏面に通して前記ホットエリアに導入するようにしたデータセンタであって、前記ラック群は、請求項1〜4いずれかに記載の発熱機器収容ラックを少なくとも1つ含むデータセンタである。
さらに、本発明は、発熱機器収容ラックを複数台左右方向に並べてラック列を形成すると共に、該ラック列の前面側同士を間隔をおいて向かい合わせて空調室内の床面上に配置し、その向かい合わせたラック列の左右方向の一方の端部に、ラック列の下縁から前記空調室の天井に延びるパネルを設けると共に、他方の端部を前記空調室の壁で塞ぎ、かつ、両ラック列の前縁上部に天井に延びるパーティションを設けて、前記空調室内に前記ラック列に囲まれたクールエリアを区画し、そのクールエリア内の天井に、空調機からの空調空気を供給する供給口を形成すると共に、前記クールエリア以外のホットエリアの天井に熱気を回収する回収口を形成し、前記空調空気をラック列の前面から裏面に通して前記ホットエリアに導入するようにしたデータセンタであって、前記ラック群は、請求項1〜4いずれかに記載の発熱機器収容ラックを少なくとも1つ含むデータセンタである。
本発明によれば、側面に吸気口、排気口が形成された発熱機器であっても、発熱機器に適切に空調空気を供給でき、かつ、効率のよい熱回収が実現可能な発熱機器収容ラック及びデータセンタを提供できる。
本発明の一実施の形態に係るデータセンタの平面図である。 図1のデータセンタ内に配置されるラック群の正面図である。 本発明の一実施の形態に係る発熱機器収容ラックの平面図である。 図3の発熱機器収容ラックの正面図であり、(a)は前面仕切部を取り外したときの正面図、(b)は前面仕切部を取り付けたときの正面図である。 図3の発熱機器収容ラックに用いる空調空気誘導部材を示す図であり、(a),(b)は斜視図、(c)は要部断面図である。 図5の空調空気誘導部材を横吸排気機器に取り付けたときの斜視図である。
以下、本発明の好適な実施の形態を添付図面にしたがって説明する。
図1は、本実施の形態に係るデータセンタの平面図である。
図1に示すように、データセンタ1は、空調室2内に4つのラック群3を配置して構成されている。空調室2には、空調室2に出入りするための扉が設けられているが、図1では省略している。
ラック群3は、発熱機器収容ラックとしてのサーバーラック4を複数台左右方向に直線状に並べてラック列5を形成し、2列のラック列5の裏面側同士を間隔をおいて向かい合わせて(背向列設して)空調室2内の床面上に配置し、かつ、その向かい合わせたラック列5の左右方向の一方の端部にパネル(側壁)6を設けると共に、他方の端部を空調室2の壁Wで塞ぐことにより構成されている。
サーバーラック4の高さが空調室2の天井に届かない場合、図2に示すように、パネル6を天井Rまで延長すると共に、天井Rとサーバーラック4との間を塞ぐ、パーティション(上部閉塞部材)7を設ける。パーティション7は、ラック列5の前縁上部から天井Rに延びるように形成されており、適宜分割されていてもよい。
ラック群3を形成することで、空調室2内にラック列5に囲まれたホットエリアHが区画される。ラック列5の端部に設けられたパネル6には、ホットエリアH内に出入りするための扉(図示せず)が形成されている。
ホットエリアH内の天井Rには、ホットエリアH内の熱気を回収する回収口(図示せず)が複数形成され、ホットエリアH以外の空調室2であるクールエリアCの天井Rには、図示しない空調機からの空調空気(冷気)が供給される供給口(図示せず)が複数形成されている。これら吸気口および回収口には、それぞれに接続されるダクトが天井Rに設けられており、空調室2内の空調空気をラック列5の前面から裏面に通してホットエリアHに導入するようにしている。回収口より回収された熱気は、回収口に接続されたダクトを通って、例えば、ボイラ等に供給される。
なお、本明細書では、空調機からの空調空気(冷気)を供給されるエリアをクールエリアC、サーバーラック4からの熱気が排気されるエリアをホットエリアHという。クールエリアCの温度は約10〜25℃であり、ホットエリアHの温度は約25〜40℃である。
本実施の形態に係るデータセンタ1のラック群3は、本発明の発熱機器収容ラックを少なくとも1つ含むものである。
以下、本発明の発熱機器収容ラックについて説明する。
図3および図4に示すように、本実施の形態に係る発熱機器収容ラックとしてのサーバーラック100は、直方体の箱状に形成され、発熱機器S,Nを、上下方向に積層して収容する。
サーバーラック100の前面側には、開閉自在な前面板100aが設けられており、裏面側には、前面側と同様に裏面板100bが設けられている。前面板100aと裏面板100bはメッシュ状に形成されており(図2参照)、サーバーラック100は、前面の上下方向にわたって全面で吸気可能であり、かつ、裏面の上下方向にわたって全面で排気可能とされている。なお、本実施の形態では、サーバーラック100の吸気範囲及び排気範囲は、前述したように、「上下方向にわたって全面」であるが、「発熱機器S,Nに対向する位置であって、上下方向にわたる面」であってもよい。
サーバーラック100の内部には、前面側に2本、裏面側に2本という具合に、4本の支柱20が配置され、かつ、前面側の2本の支柱20の間、および裏面側の2本の支柱20の間を掛け渡すように複数個の横桁21がそれぞれ設けられており、この横桁21に発熱機器S,Nを載置するように構成されている。本実施の形態では、ラック群3を構成する全てのサーバーラック4がサーバーラック100と同じ内部構造とされるが、全てではなく、一部のサーバーラック4がサーバーラック100と同じ内部構造であってもよい。
横桁21は、その両端がボルト22にて支柱20に固定されるが、支柱20には、ボルト22と螺合する穴(図示せず)が段階的に形成されており、サーバーラック4に載置するサーバーA,Bの高さに合わせて、上下方向に、取り付け位置を調整できるようになっている。
サーバーラック100内には、一側面に空調空気を取り込む吸気口(図示せず)が形成されると共に他側面に排気口31(図6参照)が形成された横吸排気機器としてのスイッチングハブSと、前面側から吸気して裏面側から排気する通常吸排気機器としてのサーバーNとが収容される。スイッチングハブSおよびサーバーNは、吸気と排気を行うためのファン(図示せず)を有している。ここでは、便宜上スイッチングハブSおよびサーバーNを用いる場合を説明するが、決して、スイッチングハブやサーバーの型番が1種類という意味ではなく、スイッチングハブS、サーバーNが複数種類の型番を含むものであってもよい。
本実施の形態では、一例として、2台のスイッチングハブS1〜S2と、6台のサーバーN1〜N6をサーバーラック100内に収容する場合を説明する。
サーバーラック100内の下方には、通常吸排気機器としてのサーバーN1〜N6が積層して配置され、その上方に、横吸排気機器としてのスイッチングハブS1〜S2が積層して配置される。スイッチングハブS1〜S2が配置された領域を横給排気機器エリア32と呼称する。
サーバーラック100内には、下方から上方にかけて、サーバーN1、サーバーN2、サーバーN3、サーバーN4、サーバーN5、サーバーN6、スイッチングハブS1、およびスイッチングハブS2が順次配置される。
サーバーN1〜N6は、サーバーラック100の前面側を吸気側、裏面側を排気側として、吸気側と排気側が揃うようにサーバーラック100内に配置される。スイッチングハブS1〜S2は、サーバーラック100の一側面側(図4(a)では左側)を吸気側、他側面側(図4(a)では右側)を排気側として、吸気側と排気側が揃うようにサーバーラック100内に配置される。
横吸排気機器としてのスイッチングハブS1〜S2には、スイッチングハブS1〜S2と略同じ高さ位置のラック前面側から空調空気を取り込み、これをスイッチングハブS1〜S2の一側面に形成された吸気口に略水平に誘導する空調空気誘導部材33が設けられる。
図3および図5(a),(b)に示すように、空調空気誘導部材33は、角筒状に形成されたダクト部33aと、ダクト部33aの後方(図3では下側)に一体に形成され、空調空気誘導部材33をスイッチングハブSに取り付けるための取付部33bとからなる。
ダクト部33aは、サーバーラック100内に設けられた支柱20を避けるように、その先端部が内側(図3では左側)に折り曲げられたような形状とされており、その先端が開口とされて空調空気取込口33cが形成されている。ダクト部33aの先端部(折り曲げ部近傍)には、空調空気誘導部材33を支柱20に固定するための固定用金具33dが設けられている。
また、図5(c)に示すように、ダクト部33aの先端部には、サーバーラック100の前面側からスイッチングハブSの吸気口側に一方向に空調空気を流して逆流を防ぐための逆流防止弁34が設けられている。逆流防止弁34は、ダクト部33aの両側面に回転自在に支持された軸部34aと、軸部34aと一体に形成された板状の弁部34bと、弁部34bが空調空気取込口33c側に揺動しないようにするためのストッパ34cとからなる。
取付部33bには、スイッチングハブSを挿入・嵌合するための開口部33eが形成されており、取付部33bは、この開口部33eにスイッチングハブSを挿入・嵌合したときに、スイッチングハブSの前面の一部と、上面の一部、下面の一部を覆うように形成されている。つまり、取付部33bは、その後方(図3では下側)および他側面側(図3では左側)が開放されるように開口部33eが形成されている。
空調空気誘導部材33をスイッチングハブSに取り付けたときの斜視図を図6に示す。図6の状態でスイッチングハブSをサーバーラック100に収容すると、図3に示すように、スイッチングハブSは、サーバーラック100の裏面側に寄せて配置されることとなる。スイッチングハブSからの排気は、その他側面側(図3では左側)から排気されるため、スイッチングハブSは、なるべくサーバーラック100の裏面側(つまりホットエリアH側)に寄せて配置されることが望ましい。なお、スイッチングハブSの奥行き(前後方向の長さ)はサーバーNよりも一般に小さいため、サーバーNを収容できるようにサーバーラック100を設計すると、スイッチングハブSの奥行きに対してサーバーラック100の奥行きが大きくなる。
スイッチングハブSからの排気の一部は、スイッチングハブSの他側面側からサーバーラック100の前面側に流出してしまうおそれがあるため、サーバーラック100では、スイッチングハブS1〜S2をサーバーラック100内の上方に配置するようにし、かつ、図3および図4(b)に示すように、横吸排気機器エリア32の前面側に、スイッチングハブS1〜S2からの排気がラック前面側から前方に流出するのを妨げるための前面仕切部41を設けるようにした。本実施の形態では、サーバーラック100の上部から最も上方に配置されたサーバーN6の上部側にかけて、前面仕切部41を設けるようにしている。
前面仕切部41には、サーバーラック100の前面側から空調空気誘導部材33に空調空気を取り込むことを可能とするため、空調空気誘導部材33の空調空気取込口33cの位置に取込穴41aが形成されている。
したがって、サーバーラック100では、空調空気は、サーバーラック100の前面側から、メッシュ状の前面板100a、前面仕切部41の取込穴41aを通って、空調空気取込口33cから空調空気誘導部材33に取り込まれ、空調空気誘導部材33によりスイッチングハブS1〜S2の吸気口に誘導されることとなる。
また、スイッチングハブS1〜S2からの排気は、スイッチングハブS1〜S2の他側面側に形成された排気口31より排出され、サーバーラック100のメッシュ状の裏面板100bを通って、サーバーラック100の裏面側からホットエリアHに排出される。横吸排気機器エリア32の前面側が前面仕切部41により塞がれているため、スイッチングハブS1〜S2からの排気がサーバーラック100の前面側から前方のクールエリアCに流出してしまうことがない。
また、スイッチングハブS1〜S2をサーバーラック100の上方に配置しているため、スイッチングハブS1〜S2からの排気が十分に暖められて比重が軽くなっていれば、スイッチングハブS1〜S2からの排気が、サーバーラック100内の下方に回り込んでしまうことはない。なお、スイッチングハブS1〜S2からの排気が十分に暖められていない場合であっても、サーバーラック100の前面側から下方に回り込んだ排気は、下方のサーバーN1〜N6により吸気されて裏面側のホットエリアHに排出されるため、スイッチングハブS1〜S2からの排気がサーバーラック100の前面側から前方のクールエリアCに流出してしまうことはない。
本実施の形態の作用を説明する。
本実施の形態に係る発熱機器収容ラックとしてのサーバー100では、横吸排気機器としてのスイッチングハブSに、スイッチングハブSと略同じ高さ位置のラック前面側から空調空気を取り込み、これをスイッチングハブSの一側面に形成された吸気口に略水平に誘導する空調空気誘導部材33を設けている。
空調空気誘導部材33を設けることにより、スイッチングハブSのような側面に吸気口、排気口が形成された発熱機器であっても、当該発熱機器に適切に空調空気を供給することが可能になる。
また、空調空気誘導部材33は空調空気を略水平に誘導するように、スイッチングハブSと略水平に設けられるため、空調空気誘導部材33を設けるためのスペース(高さ方向のスペース)を別途サーバーラック100内に確保する必要がない。したがって、サーバーラック100の高さが高くなってしまうこともなく、サーバーラック100に収容できる発熱機器の数が少なくなってしまうこともない。つまり、サーバーラック100内に高密度に発熱機器を収容することができ、サーバーラック100から排出される排気の温度を高く保つことができる。よって、効率のよい熱回収を実現できる。
さらに、サーバーラック100では、通常吸排気機器としてのサーバーNを下方に積層して配置すると共に、その上方に横吸排気機器としてのスイッチングハブSを積層して配置し、スイッチングハブSを配置した横吸排気機器エリア32の前面側に前面仕切部41を設け、その前面仕切部41に、空調空気誘導部材33に空調空気を取り込むための取込穴41aを形成している。
これにより、スイッチングハブSからの排気がサーバーラック100の前面側から前方のクールエリアCに流出してしまうことがなくなり、かつ、サーバーラック100の前面側から空調空気誘導部材33に空調空気を導入することが可能となる。
上記実施の形態では、横吸排気機器の一例としてスイッチングハブSを挙げたが、これに限らず、本発明は、側面に吸気口、排気口が形成された発熱機器であれば適用可能である。
また、上記実施の形態では、通常吸排気機器の一例としてサーバーNを挙げたが、これに限らず、例えば、電源装置などであってもよい。
さらに、上記実施の形態では、1つのサーバーラック100に複数の空調空気誘導部材33を設けた場合を説明したが、1つだけ設けた場合であってもよい。つまり、スイッチングハブSが1つの場合であってもよい。
さらにまた、上記実施の形態では、サーバーラック100の上方にスイッチングハブSを積層して配置する場合を説明したが、これに限らず、スイッチングハブSをサーバーラック100の中央部や下方に積層して配置するようにしてもよい。この場合、スイッチングハブSを分散させずに集約して配置するようにし、スイッチングハブSを積層して配置した横吸排気機器エリア32の前面側に前面仕切板41を設けるようにすればよい。なお、スイッチングハブSを下方に積層して配置する場合は、最も上方のスイッチングハブSの上部側からサーバーラック100の下部まで前面仕切部41を設けるようにすればよい。これにより、スイッチングハブSの排気口から前面側に回った排気は、上方(あるいは下方)の発熱機器に吸い込まれ、裏面側のホットエリアHに排出されることとなる。
上記実施の形態では、ラック列5間にホットエリアHを形成するタイプのデータセンタ1を説明したが、ラック列5間にクールエリアCを形成するタイプのデータセンタであってもよい。
この場合、ラック列5の前面側同士を間隔をおいて向かい合わせてラック群3を形成して、空調室2内にラック列5に囲まれたクールエリアCを区画し、そのクールエリアC内の天井Rに、空調機からの空調空気を供給する供給口を形成すると共に、クールエリアC以外のホットエリアHの天井Rに熱気を回収する回収口を形成するようにすればよい。
このように、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の変更を加え得ることは勿論である。
1 データセンタ
2 空調室
3 ラック群
4 サーバーラック(発熱機器収容ラック)
5 ラック列
6 パネル
7 パーティション
20 支柱
21 横桁
22 ボルト
31 排気口
32 横吸排気機器エリア
33 空調空気誘導部材
34 逆流防止弁
41 前面仕切部
100 サーバーラック(発熱機器収容ラック)
S スイッチングハブ(横吸排気機器)
N サーバー(通常吸排気機器)

Claims (5)

  1. 前面の上下方向にわたって吸気可能であり、かつ、裏面の上下方向にわたって排気可能であり、吸気と排気を行うためのファンを有する複数の発熱機器を上下方向に積層して収容する発熱機器収容ラックにおいて、
    前記発熱機器が、前記発熱機器のうち少なくとも1つが、一側面に空調空気を取り込む吸気口が形成されると共に他側面に排気口が形成された横吸排気機器と、前面側から吸気して裏面側から排気する通常吸排気機器とからなり、
    前記通常吸排気機器を、ラック前面側を吸気側、ラック裏面側を排気側として、吸気側と排気側が揃うようにラック下方に積層して配置すると共に、その上方に前記横吸排気機器を積層して配置し、
    該横吸排気機器に、前記横吸排気機器と略同じ高さ位置のラック前面側から空調空気を取り込み、これを前記横吸排気機器の一側面に形成された前記吸気口に略水平に誘導する空調空気誘導部材を設け
    前記横吸排気機器を配置した横吸排気機器エリアのラック前面側に、前記横吸排気機器からの排気がラック前面側から前方に流出するのを妨げるための前面仕切部を設け、かつ、前記前面仕切部に、ラック前面側から前記空調空気誘導部材に空調空気を取り込むことを可能とするための取込穴を形成したことを特徴とする発熱機器収容ラック。
  2. 前記空調空気誘導部材には、ラック前面側から前記横吸排気機器の前記吸気口側に一方向に空調空気を流して逆流を防ぐための逆流防止弁が設けられる請求項1記載の発熱機器収容ラック。
  3. 前記横吸排気機器は、ラック裏面側に寄せて配置される請求項1または2記載の発熱機器収容ラック。
  4. 発熱機器収容ラックを複数台左右方向に並べてラック列を形成すると共に、該ラック列の裏面側同士を間隔をおいて向かい合わせて空調室内の床面上に配置し、その向かい合わせたラック列の左右方向の一方の端部に、ラック列の下縁から前記空調室の天井に延びるパネルを設けると共に、他方の端部を前記空調室の壁で塞ぎ、かつ、両ラック列の前縁上部に天井に延びるパーティションを設けて、前記空調室内に前記ラック列に囲まれたホットエリアを区画し、そのホットエリア内の天井に、該ホットエリア内の熱気を回収する回収口を形成すると共に、前記空調室内の空調空気をラック列の前面から裏面に通して前記ホットエリアに導入するようにしたデータセンタであって、
    前記ラック群は、請求項1〜いずれかに記載の発熱機器収容ラックを少なくとも1つ含むことを特徴とするデータセンタ。
  5. 発熱機器収容ラックを複数台左右方向に並べてラック列を形成すると共に、該ラック列の前面側同士を間隔をおいて向かい合わせて空調室内の床面上に配置し、その向かい合わせたラック列の左右方向の一方の端部に、ラック列の下縁から前記空調室の天井に延びるパネルを設けると共に、他方の端部を前記空調室の壁で塞ぎ、かつ、両ラック列の前縁上部に天井に延びるパーティションを設けて、前記空調室内に前記ラック列に囲まれたクールエリアを区画し、そのクールエリア内の天井に、空調機からの空調空気を供給する供給口を形成すると共に、前記クールエリア以外のホットエリアの天井に熱気を回収する回収口を形成し、前記空調空気をラック列の前面から裏面に通して前記ホットエリアに導入するようにしたデータセンタであって、
    前記ラック群は、請求項1〜いずれかに記載の発熱機器収容ラックを少なくとも1つ含むことを特徴とするデータセンタ。
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