JP5248583B2 - 動画像復号装置及び動画像復号方法 - Google Patents

動画像復号装置及び動画像復号方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5248583B2
JP5248583B2 JP2010277389A JP2010277389A JP5248583B2 JP 5248583 B2 JP5248583 B2 JP 5248583B2 JP 2010277389 A JP2010277389 A JP 2010277389A JP 2010277389 A JP2010277389 A JP 2010277389A JP 5248583 B2 JP5248583 B2 JP 5248583B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
decoding
load
inverse quantization
inverse
processing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2010277389A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2012129647A (ja
Inventor
裕司 川島
恵美 丸山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP2010277389A priority Critical patent/JP5248583B2/ja
Priority to US13/230,477 priority patent/US8687705B2/en
Publication of JP2012129647A publication Critical patent/JP2012129647A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5248583B2 publication Critical patent/JP5248583B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N19/00Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals
    • H04N19/44Decoders specially adapted therefor, e.g. video decoders which are asymmetric with respect to the encoder
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N19/00Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals
    • H04N19/10Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals using adaptive coding
    • H04N19/102Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals using adaptive coding characterised by the element, parameter or selection affected or controlled by the adaptive coding
    • H04N19/132Sampling, masking or truncation of coding units, e.g. adaptive resampling, frame skipping, frame interpolation or high-frequency transform coefficient masking
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N19/00Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals
    • H04N19/10Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals using adaptive coding
    • H04N19/134Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals using adaptive coding characterised by the element, parameter or criterion affecting or controlling the adaptive coding
    • H04N19/156Availability of hardware or computational resources, e.g. encoding based on power-saving criteria
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N19/00Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals
    • H04N19/10Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals using adaptive coding
    • H04N19/169Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals using adaptive coding characterised by the coding unit, i.e. the structural portion or semantic portion of the video signal being the object or the subject of the adaptive coding
    • H04N19/18Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals using adaptive coding characterised by the coding unit, i.e. the structural portion or semantic portion of the video signal being the object or the subject of the adaptive coding the unit being a set of transform coefficients

Description

本発明の実施形態は、多視点の動画像を復号する動画像復号装置及び動画像復号方法に関する。
H.264/AVCの規格拡張であるH.264/MVCは多視点動画像符号化方式でBlu-ray 3Dに採用されている。H.264/MVCは動き補償においてH.264/AVCの画面間予測に加えて視差間予測を行うことにより高い圧縮率を実現している反面、視点数に比例して増加する処理量の多さが課題となる。特に、Blu-ray 3Dのように高解像度の多視点動画像を再生する場合には深刻な問題となる。
他方、視差間予測は同時刻の異なる視点のピクチャを参照するため、その相関は高く、隣接する視点のピクチャであればその領域の多くで類似していると考えられる。これまでのデブロッキング処理の技術(例えば、特許文献1参照。)に加え、この視差間予測を用いたより効率的な処理の要望があるが、かかる要望を実現するための手段は知られていない。
特開2007−208476号公報
本発明は、多視点の動画像を復号する際の視差間予測を用いたより効率的な処理技術を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、実施形態によれば動画像復号装置は、圧縮符号化された動画像ストリームをデコードする動画像復号装置であって、デコードする各フレームに対して逆直交変換/逆量子化処理を行う逆直交変換/逆量子化手段と、デコードに要する処理負荷を含む装置内処理負荷の大きさを検出する負荷検出手段と、前記負荷検出手段により検出された前記装置内処理負荷の大きさのレベルを示す負荷レベルに応じて前記逆直交変換/逆量子化処理を行うか否かを判定するための判定を行う判定手段と、該判定手段の判定結果に基づき、前記負荷レベルが小さくないと判定された場合は、前記逆直交変換/逆量子化処理手段が前記逆直交変換/逆量子化処理の省略を行うように制御する制御手段とを有する。
この発明の一実施形態を示すH.264/MVCビデオデコーダの(ブロック図と本発明の中心部分)ブロック構成図。 同実施形態のビデオデコーダと負荷検出部を示すブロック構成図。 同実施形態のH.264/MVCにおける視差間予測を説明するために示す図。 同実施形態の逆変換・逆量子化処理のスキップ判定を示すフローチャート。 他の実施形態に用いられる逆変換・逆量子化処理のスキップ判定を示すフローチャート。 同実施形態のスキップ判定L3ルーチンのフローチャート。 同実施形態のスキップ判定L2ルーチンのフローチャート。 同実施形態のスキップ判定L1ルーチンのフローチャート。 同実施形態のスキップ判定L0ルーチンのフローチャート。 実施形態のプレイヤーのフローチャート。 本発明の実施の形態に於ける動画像復号装置が適用される映像再生装置の内部構成を記録媒体およびネットワークストレージとともに示すブロック図。
以下、本発明の実施形態を説明する。
(第1の実施形態)
本発明による第1の実施形態を図1乃至図4及び図11を参照して説明する。なお、同一要素には同一符号を用い、重複する説明は省略する。
まず本発明の実施の形態に於ける動画像復号装置100は、図11に示す映像再生装置1に備えられている。図11は、映像再生装置1の内部構成を記録媒体203およびネットワークストレージ204とともに示すブロック図である。図11に示すように、映像再生装置1は、光ディスク等の記録媒体203が用いられ、記録媒体203に記録されているデジタル形式の映像コンテンツデータ(映画、ドラマなどの映像コンテンツを再生するためのデータ)を読取って映像コンテンツおよびインタラクティブデータ(映像コンテンツに関連して再生されるメニューデータ、アニメーションデータ、効果音データ、映像コンテンツの解説等のコンテンツ解説データ、クイズの問題などを含むデータ)を再生することができ、また、インターネット202を介してネットワークストレージ204に接続し、ネットワークストレージ204からも映像コンテンツデータを取得して映像コンテンツおよびインタラクティブデータを再生可能な構成を有している。
映像再生装置1は、ハードディスクドライブ2、フラッシュメモリ(Flash Memory)3、ディスクドライブ4およびネットワークコントローラ5を有し、いずれもバス19に接続されている。ハードディスクドライブ2は、高速回転する磁気ディスクに映像コンテンツデータ等のデジタルデータを記録して、デジタルデータの読み書きを行う
。フラッシュメモリ3には、映像コンテンツデータ等のデジタルデータが記憶されてデジタルデータの読み書きが行われる。ディスクドライブ4は記録媒体203から映像コンテンツデータ等のデジタルデータを読み取り、再生信号を出力する機能を有している。ネットワークコントローラ5は、インターネット202を介してネットワークストレージ204との間で行われる映像コンテンツデータ等のデジタルデータの読み書きを制御する。
また、映像再生装置1は、MPU(Micro Processing Unit)6、メモリ部7、ROM8およびビデオメモリ部9を有し、いずれもバス19に接続されている。MPU6は、ROM8からメモリ部7に読み出された起動プログラムにしたがい起動され、また、プレイヤプログラムをROM8からメモリ部7に読み出し、そのプレイヤプログラムにしたがってシステム初期化、システム終了などを制御し、システムマイコン16の処理を制御する。さらに、MPU6は、後述するデータプロセッサ部10に対して、記録媒体203、ネットワークストレージ204、ハードディスクドライブ2およびフラッシュメモリ3のいずれかから読み出される映像コンテンツデータから映像および音声を再生するように指示する。メモリ部7には、MPU6が作動する際に用いるデータやプログラムが記憶される。ROM8には、起動プログラム、プレイヤプログラムといったMPU6が実行するプログラムや、データプロセッサ部10が実行するプログラム(例えば、映像コンテンツデータ等の圧縮符号化されている動画音声データをデコードし、映像および音声を再生するための映像再生プログラム)、恒久的なデータなどが記憶されている。ビデオメモリ部9には、後述するデコードされたデコード画像データDが順次書き込まれる。
データプロセッサ部10は映像再生プログラムにしたがい作動して、圧縮符号化されている動画音声データを動画像データと音声データに分離してそれぞれをデコードし、映像および音声を再生する。システムマイコン16は、映像コンテンツの再生情報を表示パネル17へ表示させ、ユーザ入力装置18(リモコンまたは映像再生装置1に備えられた操作ボタン等操作入力可能な装置)から入力される操作入力信号をバス19を介してMPU6に入力する。表示パネル17は、液晶表示パネルを有し、システムマイコン16の指示にしたがい、映像コンテンツおよびインタラクティブデータの再生に関する様々な情報を液晶表示パネルに表示する。
次に、図2は映像再生装置1に備えられている動画像復号装置100の内部構成を示すブロック図である。この動画像復号装置100は、映像再生プログラムの1モジュールとして構成されている動画像復号処理プログラムにより実現されるソフトウェアデコーダである。動画像復号処理プログラムは、H.264/MVC規格で定義されている符号化方式で圧縮符号化されている動画像データS(以下「動画像ストリーム」といい、例えば映像コンテンツデータ)をデコードするためのソフトウェアであって、データプロセッサ部10によって実行され、図2に示す処理負荷検出部(動画像復号処理プログラムにおける処理負荷検出モジュール)200と、ビデオデコーダ(動画像復号処理プログラムにおけるデコード実行モジュール)300とに相当する機能を有している。
処理負荷検出部200は、ビデオデコーダ300におけるデコードに要する処理負荷を含む映像再生装置1内で発生する各種の処理負荷(以下「装置内処理負荷」という)の大きさを検出する負荷検出手段としての機能を有している。本実施の形態では、装置内処理負荷として、再生された映像データを可視化し表示されるべき画像を生成するレンダリングに要するレンダリング処理負荷LR、音声出力に要するオーディオ処理負荷LAおよびビデオデコーダ300におけるデコードに要するビデオデコード処理負荷LVが検出の対象となっている。これらの処理負荷の大きさ(負荷量)は例えばMPU6(またはデータプロセッサ部10)の使用率に基づいて決定されるが、MPU6の使用率とROM8の使用率との組み合わせによって決定することもできる。
通常、ソフトウェアデコーダをスムーズに作動させるためには、ある一定サイズ以上のメモリ(ROM8など)を必要とする。メモリの使用率が高くなると、ソフトウェアデコーダのパフォーマンスが低下する。そのため、MPU6(またはデータプロセッサ部10)の使用率とROM8の使用率との組み合わせによって、装置内処理負荷の大きさを検出すると、ソフトウェアデコーダのスムーズな動作に支障をきたす負荷量であるか否かが精度よく判別される。
そして、処理負荷検出部200は、検出した装置内処理負荷の大きさを示す負荷情報LDを生成し、ビデオデコーダ300に入力する。負荷情報LDは映像再生装置1がビデオデコーダ300におけるデコード処理の実行に支障をきたす負荷量である(この場合を後述する高負荷状態という)か否かの判定に用いられる。
ビデオデコーダ300は詳しくは後述するが、動画像ストリームSを入力し、伸張するためのデコードを行う等してデコード画像データDを出力する。なお、図2には示していないが、デコード画像データDについては合成処理が行われ、その合成処理後の合成画像に対応した映像出力信号が映像再生装置1から出力される。
次に、図1を参照してビデオデコーダ300について説明する。ビデオデコーダ300は、H.264/MVC規格に対応しており、図1に示すとおり、エントロピー復号部301、逆直交変換(逆DCT(Discrete Cosine Transform))/逆量子化部302、加算部304、デブロッキングフィルタ部305、フレームメモリ306、動きベクトル予測や補間予測や重み付け予測を行うインター予測部309、イントラ予測部310およびモード切替スイッチ311を有している。なお、H.264の直交変換は整数精度であり、従来のDCTとは異なるが、本実施の形態では、DCTとして説明する。
ビデオデコーダ300では、動画像ストリームSを構成するフレーム(ピクチャ)を例えば4×4の16ブロックからなるマクロブロック単位に分割し、マクロブロックごとにデコードを実行する。各マクロブロックは、例えば16個のブロックによって構成され、各ブロックは4×4の16画素が含まれている。
そして、マクロブロックごとにフレーム内符号化モード(イントラ符号化モード)および動き補償フレーム間予測符号化モード(インター符号化モード)のいずれか一方が選択されてデコードが実行される。
イントラ符号化モードにおいては、符号化の対象とされるフレーム(符号化対象フレーム)のすでに符号化されている信号からの画面内予測信号が定められた形状単位で生成されている。そして、符号化対象フレームから画面内予測信号を引いた予測誤差信号が直交変換(DCT)、量子化およびエントロピー符号化によって符号化されている。また、動き補償フレーム間予測符号化モードにおいては、動き補償フレーム間予測信号が定められた形状単位で生成されている。動き補償フレーム間予測信号はすでに符号化されているフレームと異なっている部分のみを変化分として検出し、それを用いて動きを推定するために生成されている。そして、符号化対象フレームから動き補償フレーム間予測信号を引いた予測誤差信号が、直交変換(DCT)、量子化およびエントロピー符号化によって符号化されている。
なお、H.264/MVC規格の前身であるH.264/AVC規格に対応するコーデックは、さらに圧縮率を高めるために、以下の(1)〜(6)に示す各技術などを利用している。
(1)従来のMPEGよりも高い画素精度(1/4画素精度)の動き補償
(2)フレーム内符号化を効率的に行うためのフレーム内予測
(3)ブロック歪みを低減するためのデブロッキングフィルタ
(4)4×4画素単位の整数DCT
(5)任意の位置の複数フレームを参照画面として使用可能なマルチリファレンスフレーム
(6)重み付け予測
次に、図1に示したソフトウェアデコーダとしてのビデオデコーダ300の動作について説明する。動画像ストリームSは、まず、エントロピー復号部301に入力される。動画像ストリームSには、符号化されている動画像データのほかに、動き補償フレーム間予測符号化(インター予測符号化)で用いられた動きベクトル情報、フレーム内予測符号化(イントラ予測符号化)で用いられたフレーム内予測情報、予測モード(インター予測符号化/イントラ予測符号化)を示すモード情報等が含まれている。
エントロピー復号部301は動画像ストリームSに対して可変長復号のようなエントロピー復号処理を施し、入力される動画像ストリームSから量子化DCT係数、動きベクトル情報、フレーム内予測情報およびモード情報を分離して出力する。この場合、例えば、デコードの対象とされるフレーム(デコード対象フレーム)内の各マクロブロックは、ブロックごとにエントロピー復号部301で処理されるが、以下では、ブロックが4×4画素である場合を想定しており、ブロックは4×4の量子化DCT係数に変換される。ただし、ブロックは8×8画素のこともある。
そして、エントロピー復号部301から出力されるデータのうち、動きベクトル情報がインター予測部309に入力され、フレーム内予測情報は、イントラ予測部310に入力される。また、モード情報はモード切替スイッチ311に入力される。
逆直交変換/逆量子化部302は、逆量子化処理を行い、デコード対象のブロックの4×4の量子化DCT係数を4×4のDCT係数(直交変換係数)に変換する。また、逆直交変換/逆量子化部302は、逆DCT(逆直交変換)処理を行い、4×4のDCT係数を周波数情報から4×4の画素値に変換する。この4×4の画素値は、デコード対象のブロックに対応する予測誤差信号である。この予測誤差信号は加算部304に入力される。加算部304は入力される予測誤差信号にデコード対象のブロックに対応する予測信号(動き補償フレーム間予測信号またはフレーム内予測信号)を加算する。これにより、デコード対象のブロックに対応する4×4の画素値がデコードされる。
このように、ビデオデコーダ300では、デコード対象のブロックに対応する予測誤差信号に予測信号(動き補償フレーム間予測信号またはフレーム内予測信号)を加算してデコード対象フレームをデコードする処理をブロックごとに実行している。
なお、イントラ予測モードでは、モード切替スイッチ311によってイントラ予測部310が選択されるので、加算部304により、イントラ予測部310からのフレーム内予測信号が予測誤差信号に加算される。また、インター予測モードでは、モード切替スイッチ311によってインター予測部309が選択されるので、動きベクトル予測と補間予測および重み付け予測によって得られる動き補償フレーム間予測信号が予測誤差信号に加算される。
そして、デコードされた各フレームは、デブロッキングフィルタ部305によってデブロッキングフィルタ処理が施される。デブロッキングフィルタ部305は、例えば4×4画素のブロック単位にデコードされた各フレームに対して、ブロックノイズを低減するためのデブロッキングフィルタ処理を施す。マクロブロックに含まれている隣接するブロックの境界(エッジ)のうち、連続性が途絶えるような段差がある箇所を対象とし、その段差を解消して滑らかにするための処理がデブロッキングフィルタ処理である。なお、ブロックの境界のすべてがデブロッキングフィルタ処理の対象とされるわけではなく、段差を滑らかに解消する必要のある境界が対象とされる。
このデブロッキングフィルタ処理は、ブロック歪みが参照画像に含まれてしまい、これによってブロック歪みが復号画像に伝播してしまうことを防止する。デブロッキングフィルタ部305によるデブロッキングフィルタ処理はブロック歪みが生じやすい箇所に対してはより強いフィルタリング処理が施され、ブロック歪みが生じ難い箇所に対しては弱いフィルタリング処理が施されるように、適応的に実行される。デブロッキングフィルタ処理はループフィルタ処理によって実現されている。
そして、デブロッキングフィルタ処理が施された各フレームは、フレームメモリ306に格納され、フレームメモリ306からデコード画像として出力フレーム(または出力画像フィールド)として読み出される。
なお、動き補償フレーム間予測のための参照画像として使用されるべき各フレーム(参照フレーム)は、フレームメモリ306内に一定期間保存されている。また、H.264/MVC規格の動き補償フレーム間予測符号化においては、複数のフレームを参照画面として使用することができるため(マルチリファレンスフレーム)、フレームメモリ306は複数のフレームを記憶するための複数個のメモリ部を有している。
次に、動きベクトル予測部307はデコード対象のブロックに対応する動きベクトル情報に基づいて、動きベクトル差分情報を生成する。補間予測部308は、デコード対象のブロックに対応する動きベクトル差分情報に基づいて、参照フレーム内の整数精度の画素群および1/4画素精度の予測補間画素群から、動き補償フレーム間予測信号を生成する。なお、1/4画素精度の予測補間画素の生成においては、6タップフィルタ(入力6つ、出力1つ)が用いられるため、高周波成分まで考慮した高精度の予測補間処理を実行できるが、その分、動き補償には多くの処理量が必要となる。
インター予測部309は、動き補償フレーム間予測信号に対し、重み係数を乗じる処理(重み付け予測)を動き補償ブロック単位で実行し、重み付けされた動き補償フレーム間予測信号を生成する。この重み付け予測は、デコード対象フレームの明るさを予測する処理である。この重み付け予測処理により、フェードイン、フェードアウトのように明るさが時間とともに変化する動画像の画質を向上させることができる。しかし、その分、ビデオデコーダ300に必要な処理量は増大する。
イントラ予測部310はデコード対象フレームから、そのフレーム内に含まれるデコード対象のブロックのフレーム内予測信号を生成する。イントラ予測部310は、エントロピー復号部301から入力されるフレーム内予測情報に従って画面内予測処理を実行し、デコード対象のブロックと同一のフレーム内に存在するブロックのうちのデコード対象のブロックに近接するすでにデコードされたほかのブロック内の画素値からフレーム内予測信号を生成する。このフレーム内予測(イントラ予測)はブロック間の画素相関を利用して圧縮率を高める技術である。このフレーム内予測では、フレーム内予測情報に従って、垂直予測(予測モード0)、水平予測(予測モード1)、平均値予測(予測モード3)および平面予測(予測モード4)を含む4種類の予測モードのうちの1つが、フレーム内予測ブロック(例えば16×16の画素)単位で選択される。なお、平面予測が選択される頻度は他のフレーム内予測モードよりも低いが、平面予測のために必要とされ処理量はほかのどのフレーム内予測モードの処理量よりも多い。
そして、本実施の形態における動画像復号装置100では、装置内処理負荷が増大しても動画像ストリームSを制限時間内にリアルタイムにデコードできるようにするため、図4に示すフローチャートに沿って、上述の逆直交変換/逆量子化部を含むすべてのデコード処理(以下「通常デコード処理」という)と特殊デコード処理(通常デコード処理から逆直交変換/逆量子化部の一部を省略した処理)とを装置内処理負荷の大きさに応じて選択的に実行するようになっている。
多視点動画像符号化方式H.264/MVCは、図3に示すように、同一視差内の画面間予測(横向き矢印)に加えて異なる視差間を参照する視差間予測(下向き矢印)を適用することにより符号化効率を向上させている。視差間予測は同時刻の異なる視点のピクチャを参照するため、その相関は高く、隣接する視点のピクチャであればその領域の多くで類似していると考えられる。したがって視差間予測を用いて復号されるブロックに対して、以下のような条件で、逆変換・逆量子化処理を省略したデコード処理を実行すれば、画質劣化とデコード処理量の両面を抑制することができる。
さて図4に示すように、あるタイミングで検出した負荷量から得られる負荷レベルが、ある値L以上で当該ブロックが視差間予測の場合に、逆変換・逆量子化処理を省略したデコード処理を実行し、それ以外は通常デコード処理を実行する。
上記の負荷量検出のタイミング(すなわち通常デコードと省略デコードの切替判定のタイミング)は、ブロック単位、マクロブロック単位、スライス単位、ピクチャ単位、シーケンス単位(IDRの単位)のいずれでも構わない。
以下、この図4のフローチャートを参照して、動画像復号装置100によるデコード処理の動作手順について説明する。なお、図4に示すフローチャートに沿ったデコード処理が行われる場合、データプロセッサ部10が動画像復号処理プログラムを実行し本実施形態における制御手段として作動している。
データプロセッサ部10は、動画像復号処理プログラムによるデコード処理を開始すると、ステップ1に進み、映像再生装置1の現在の負荷を問い合わせる。この場合、処理負荷検出部200によって、データプロセッサ部10の使用率等に基づき装置内処理負荷の大きさが検出され、負荷情報LDがビデオデコーダ300に入力される。
次に、データプロセッサ部10はステップ2に進み、ステップ1で入力された負荷情報LDに基づいて、映像再生装置1の現在の負荷が所定の基準値L以上か否かによって高負荷状態であるか否かを判定する。
そして、高負荷状態ではないと判定されたときはステップ3に進む。この場合、データプロセッサ部10は通常デコード処理を選択して、逆直交変換/逆量子化部の全部を含む上述の一連のデコード処理を実行する。したがって、映像再生装置1が高負荷状態にならないかぎり、つまりデコードパフォーマンスが低下しないかぎり、動画像ストリームSは通常デコード処理によってデコードされる。
一方、高負荷状態であると判定されたときはステップ4に進み、データプロセッサ部10は実行すべきデコード処理として上述の特殊デコード処理を選択し、ビデオデコーダ300による上述の一連のデコード処理から逆直交変換/逆量子化部の一部を除いた残りの処理を実行する。
以上のようにして、逆直交変換/逆量子化部の一部の実行を省略することにより、フレームあたりのデコードに必要な処理を大幅に削減することができるようになる。そのため、たとえデコード処理の実行中にほかのプログラムが実行されていることにより、映像再生装置1が高負荷状態になっても、コマ落ちやオブジェクトの動きが極端に遅くなるなどの不具合を招くようなことはなく、動画像データのデコードおよび再生をスムーズに継続して実行できるようになる。
(第2の実施形態)
本発明による第2の実施形態を図5乃至図9を参照して説明する。実施形態1と共通する部分は説明を省略する。
実施形態1の図4とはまた異なり図5に示すように、負荷レベルと符号化状況とを組み合わせたスキップ判定を用いても良い。さらに図6乃至図9に示すように負荷レベルに応じて段階的に符号化状況判定方法を変更しても良い。
この符号化状況判定としては、例えば以下の4種があり、負荷レベルに応じて、満たすべき上記条件の数を変える。
(1)当該ブロックが視差間予測を用いているかどうか
(2)当該ブロックの参照ピクチャが隣接ブロックの参照ピクチャと同じであるかどうか
(3)当該ブロックの動きベクトルが隣接ブロックと同じであるかどうか
(4)隣接ブロックに残差信号があるかどうか
負荷レベルが高いほど、条件数を少なく、つまりスキップになりやすくし、負荷レベルが低いほど、条件数を多く、つまりスキップになりにくくする。これによりスキップによる画質劣化を極力抑制しつつ、デコードによる負荷を軽減する。
図5以下のフローチャートを参照して、動画像復号装置100によるデコード処理の動作手順について説明する。なお、図5に示すフローチャートに沿ったデコード処理が行われる場合、データプロセッサ部10が動画像復号処理プログラムを実行し本実施形態における制御手段として作動している。
データプロセッサ部10は、動画像復号処理プログラムによるデコード処理を開始すると、ステップ11に進み、映像再生装置1の現在の負荷を問い合わせる。この場合、処理負荷検出部200によって、データプロセッサ部10の使用率等に基づき装置内処理負荷の大きさが検出され、負荷情報LDがビデオデコーダ300に入力される。
次に、データプロセッサ部10はステップ12に進み、ステップ11で入力された負荷情報LDに基づいて、映像再生装置1の現在の負荷が所定の基準値L3以上か否かによって高負荷状態であるか否かを判定する。
そして、高負荷状態ではないと判定されたときはステップ13に進む。一方、高負荷状態であると判定されたときはステップ14に進み、データプロセッサ部10は実行すべきデコード処理として上述の特殊デコード処理として後述のスキップ判定L3処理を選択し、ビデオデコーダ300による上述の一連のデコード処理から逆直交変換/逆量子化部の一部を除いた残りの処理を実行する。
ステップ13に進んだ場合は、ステップ11で入力された負荷情報LDに基づいて、映像再生装置1の現在の負荷が所定の基準値L2以上か否かによって高負荷状態であるか否かを判定する。
そして、高負荷状態ではないと判定されたときはステップ15に進む。一方、高負荷状態であると判定されたときはステップ16に進み、データプロセッサ部10は実行すべきデコード処理として上述の特殊デコード処理として後述のスキップ判定L2処理を選択し、ビデオデコーダ300による上述の一連のデコード処理から逆直交変換/逆量子化部の一部を除いた残りの処理を実行する。
ステップ15に進んだ場合は、ステップ11で入力された負荷情報LDに基づいて、映像再生装置1の現在の負荷が所定の基準値L1以上か否かによって高負荷状態であるか否かを判定する。
そして、高負荷状態ではないと判定されたときはステップ17に進む。一方、高負荷状態であると判定されたときはステップ18に進み、データプロセッサ部10は実行すべきデコード処理として上述の特殊デコード処理として後述のスキップ判定L1処理を選択し、ビデオデコーダ300による上述の一連のデコード処理から逆直交変換/逆量子化部の一部を除いた残りの処理を実行する。
ステップ17に進んだ場合は、ステップ11で入力された負荷情報LDに基づいて、映像再生装置1の現在の負荷が所定の基準値L0以上か否かによって高負荷状態であるか否かを判定する。
そして、高負荷状態ではないと判定されたときはステップ19に進む。一方、高負荷状態であると判定されたときはステップ20に進み、データプロセッサ部10は実行すべきデコード処理として上述の特殊デコード処理として後述のスキップ判定L0処理を選択し、ビデオデコーダ300による上述の一連のデコード処理から逆直交変換/逆量子化部の一部を除いた残りの処理を実行する。
ステップ19に進んだ場合、データプロセッサ部10は通常デコード処理を選択して、逆直交変換/逆量子化部の全部を含む上述の一連のデコード処理を実行する。したがって、映像再生装置1が高負荷状態にならないかぎり、つまりデコードパフォーマンスが低下しないかぎり、動画像ストリームSは通常デコード処理によってデコードされる。
まず図6のフローチャートを参照して、動画像復号装置100によるスキップ判定L3処理の動作手順について説明する。
データプロセッサ部10は、ステップ21に進み、当該ブロックが視差間予測の場合に、逆変換・逆量子化処理を省略したデコード処理を実行し(ステップ22)、それ以外は通常デコード処理を実行する(ステップ23)。
次に、図7のフローチャートを参照して、動画像復号装置100によるスキップ判定L2処理の動作手順について説明する。
データプロセッサ部10は、ステップ31に進み、当該ブロックが視差間予測の場合に、ステップ32に進む。またステップ32で、参照ピクチャが隣接ブロックと同じ場合に、ステップ33に進み逆変換・逆量子化処理を省略したデコード処理を実行する。
以上でステップ33に進まなかった場合には、ステップ34に進み通常デコード処理を実行する。
次に、図8のフローチャートを参照して、動画像復号装置100によるスキップ判定L1処理の動作手順について説明する。
データプロセッサ部10は、ステップ41に進み、当該ブロックが視差間予測の場合に、ステップ42に進む。またステップ42で、参照ピクチャが隣接ブロックと同じ場合に、ステップ43に進む。またステップ43で、動きベクトルが隣接ブロックと同じ場合に、ステップ44に進み逆変換・逆量子化処理を省略したデコード処理を実行する。
以上でステップ44に進まなかった場合には、ステップ45に進み通常デコード処理を実行する。
次に、図9のフローチャートを参照して、動画像復号装置100によるスキップ判定L0処理の動作手順について説明する。
データプロセッサ部10は、ステップ51に進み、当該ブロックが視差間予測の場合に、ステップ52に進む。またステップ52で、参照ピクチャが隣接ブロックと同じ場合に、ステップ53に進む。またステップ53で、動きベクトルが隣接ブロックと同じ場合に、ステップ54に進む。またステップ54で、隣接ブロックの残差信号がない場合に、ステップ55に進み逆変換・逆量子化処理を省略したデコード処理を実行する。
以上でステップ55に進まなかった場合には、ステップ56に進み通常デコード処理を実行する。
(第3の実施形態)
本発明による第3の実施形態を図1乃至図4及び図10を参照して説明する。実施形態1、2と共通する部分は説明を省略する。
以下、図10のフローチャートを参照して、映像再生装置1(プレイヤー)によるデコード処理の動作手順について説明する。なお、図10に示すフローチャートに沿ったデコード処理が行われる場合、データプロセッサ部10が動画像復号処理プログラムを実行し本実施形態における制御手段として作動している。
データプロセッサ部10は、動画像復号処理プログラムによるデコード処理を開始すると、ステップ61に進み、映像再生装置1の現在の負荷を問い合わせる。この場合、処理負荷検出部200によって、データプロセッサ部10の使用率等に基づき装置内処理負荷の大きさが検出され、負荷情報LDがビデオデコーダ300に入力される。
次に、データプロセッサ部10はステップ62に進み、ステップ61で入力された負荷情報LDに基づいて、映像再生装置1の現在の負荷が所定の基準値L以上か否かによって高負荷状態であるか否かを判定する。
そして、高負荷状態ではないと判定されたときはステップ63に進む。この場合、データプロセッサ部10は通常デコード処理を選択して、逆直交変換/逆量子化部の全部を含む上述の一連のデコード処理を実行する。したがって、映像再生装置1が高負荷状態にならないかぎり、つまりデコードパフォーマンスが低下しないかぎり、動画像ストリームSは通常デコード処理によってデコードされる。
一方、高負荷状態であると判定されたときはステップ64に進み、データプロセッサ部10は実行すべきデコード処理として上述の特殊デコード処理を選択し、ビデオデコーダ300による上述の一連のデコード処理から逆直交変換/逆量子化部の一部を除いた残りの処理を実行する。
ステップ63、ステップ64のいずれの場合も次にステップ65へ進む。ステップ65では、すべてのデコードが完了したか判定し、完了してなければステップ61へ戻り、完了していれば一連の処理を終了する。
以上のようにして、逆直交変換/逆量子化部の一部の実行を省略することにより、フレームあたりのデコードに必要な処理を大幅に削減することができるようになる。そのため、たとえデコード処理の実行中にほかのプログラムが実行されていることにより、映像再生装置1が高負荷状態になっても、コマ落ちやオブジェクトの動きが極端に遅くなるなどの不具合を招くようなことはなく、動画像データのデコードおよび再生をスムーズに継続して実行できるようになる。
以上説明した実施例によれば、視差間予測の類似性に着目し、視差間予測を行うピクチャの復号処理において、予測残差信号の復号および加算処理を省略することによりデコーダの処理量を軽減する。この軽減処理は常時行うのではなく、プレイヤーで行う各種処理の負荷を検出し、負荷が高い場合に行うようにすることにより、可能な限り画質劣化を抑える。
以上の実施形態の効果として、AV機器おけるプロセッサの負荷や電池残量に応じてビデオデコーダの処理の一部を省略することにより、消費電力の軽減や、膨大な処理量が必要となる多視点動画像のリアルタイムデコードを実現できる。
即ち動画像を復号する装置(図1)において,復号にかかる処理量を削減するため,以下のような処理を行う.
(1)処理負荷検出部において、ビデオデコーダの処理負荷と、ビデオ以外のオーディオ,レンダリングなどの処理負荷から、全体の処理負荷を検出する。ビデオデコーダではこの負荷情報に応じて簡略処理を制御する。(図2)
(2)ビデオデコーダの復号処理において簡略処理を指示された場合、逆直交変換・逆量子化処理をスキップする.(図4)
なお、この発明は上記実施形態に限定されるものではなく、この外その要旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
また、上記した実施の形態に開示されている複数の構成要素を適宜に組み合わせることにより、種々の発明を形成することができる。例えば、実施の形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除しても良いものである。さらに、異なる実施の形態に係わる構成要素を適宜組み合わせても良いものである。
1…映像再生装置、2…ハードディスクドライブ
3…フラッシュメモリ,6…MPU,8…ROM
10…データプロセッサ部、11…映像デコーダ
12…オーディオデコーダ、13…映像合成部
14…映像出力部、15…オーディオ出力部
100…動画像復号装置、200…処理負荷検出部
300…ビデオデコーダ、302…逆直交変換/逆量子化部
305…デブロッキングフィルタ部

Claims (5)

  1. 圧縮符号化された動画像ストリームをデコードする動画像復号装置であって、
    デコードする各フレームのブロック毎に逆直交変換/逆量子化処理を行う逆直交変換/逆量子化手段と、
    デコードに要する処理負荷を含む装置内処理負荷の大きさを検出する負荷検出手段と、
    前記負荷検出手段により検出された前記装置内処理負荷の大きさのレベルを示す負荷レベルに応じて異なる、1以上の符号化状況の中から前記フレームの処理対象ブロックが該当する符号化状況を判定し、前記符号化状況として視差間予測が適用されていた場合に、前記逆直交変換/逆量子化処理を行わないと決定する決定手段と、
    前記決定手段の決定に基づき、前記逆直交変換/逆量子化手段が前記逆直交変換/逆量子化処理を省するように制御する制御手段と
    有する動画像復号装置。
  2. 圧縮符号化された動画像ストリームをデコードする動画像復号装置であって、
    デコードする各フレームのブロック毎に逆直交変換/逆量子化処理を行う逆直交変換/逆量子化手段と、
    デコードに要する処理負荷を含む装置内処理負荷の大きさを検出する負荷検出手段と、
    前記負荷検出手段により検出された前記装置内処理負荷の大きさのレベルを示す負荷レベルに応じて異なる、1以上の符号化状況の中から前記フレームの処理対象ブロックが該当する符号化状況を判定し、前記符号化状況として、視差間予測が適用され、前記処理対象ブロックの参照ピクチャが隣接ブロックの参照ピクチャと同じ場合に、前記逆直交変換/逆量子化処理を行わないと決定する決定手段と、
    前記決定手段の決定に基づき、前記逆直交変換/逆量子化手段が前記逆直交変換/逆量子化処理を省するように制御する制御手段と
    有する動画像復号装置。
  3. 圧縮符号化された動画像ストリームをデコードする動画像復号装置であって、
    デコードする各フレームのブロック毎に逆直交変換/逆量子化処理を行う逆直交変換/逆量子化手段と、
    デコードに要する処理負荷を含む装置内処理負荷の大きさを検出する負荷検出手段と、
    前記負荷検出手段により検出された前記装置内処理負荷の大きさのレベルを示す負荷レベルに応じて異なる、1以上の符号化状況の中から前記フレームの処理対象ブロックが該当する符号化状況を判定し、前記符号化状況として、視差間予測が適用され、前記処理対象ブロックの参照ピクチャが隣接ブロックの参照ピクチャと同じであり、前記処理対象ブロックの動きベクトルが隣接ブロックの動きベクトルと同じ場合に、前記逆直交変換/逆量子化処理を行わないと決定する決定手段と、
    前記決定手段の決定に基づき、前記逆直交変換/逆量子化手段が前記逆直交変換/逆量子化処理を省するように制御する制御手段と
    有する動画像復号装置。
  4. 圧縮符号化された動画像ストリームをデコードする動画像復号装置であって、
    デコードする各フレームのブロック毎に逆直交変換/逆量子化処理を行う逆直交変換/逆量子化手段と、
    デコードに要する処理負荷を含む装置内処理負荷の大きさを検出する負荷検出手段と、
    前記負荷検出手段により検出された前記装置内処理負荷の大きさのレベルを示す負荷レベルに応じて異なる、1以上の符号化状況の中から前記フレームの処理対象ブロックが該当する符号化状況を判定し、前記符号化状況として、視差間予測が適用され、前記処理対象ブロックの参照ピクチャが隣接ブロックの参照ピクチャと同じで、前記処理対象ブロックの動きベクトルが隣接ブロックの動きベクトルと同じであり、隣接ブロックに残差信号がない場合に、前記逆直交変換/逆量子化処理を行わないと決定する決定手段と、
    前記決定手段の決定に基づき、前記逆直交変換/逆量子化手段が前記逆直交変換/逆量子化処理を省するように制御する制御手段と
    有する動画像復号装置。
  5. 圧縮符号化された動画像ストリームをデコードする画像復号方法であって、
    デコードに要する処理負荷を含む装置内処理負荷の大きさを検出し、
    前記検出された前記装置内処理負荷の大きさのレベルを示す負荷レベルに応じて異なる、1以上の符号化状況の中から前記フレームの処理対象ブロックが該当する符号化状況を判定し、前記符号化状況として視差間予測が適用されていた場合に、前記逆直交変換/逆量子化処理を行わないことを決定し、
    前記決定に基づき、前記逆直交変換/逆量子化処理を省するように制御する動画像復号方法。
JP2010277389A 2010-12-13 2010-12-13 動画像復号装置及び動画像復号方法 Expired - Fee Related JP5248583B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010277389A JP5248583B2 (ja) 2010-12-13 2010-12-13 動画像復号装置及び動画像復号方法
US13/230,477 US8687705B2 (en) 2010-12-13 2011-09-12 Moving picture decoding device and moving picture decoding method

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010277389A JP5248583B2 (ja) 2010-12-13 2010-12-13 動画像復号装置及び動画像復号方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2012129647A JP2012129647A (ja) 2012-07-05
JP5248583B2 true JP5248583B2 (ja) 2013-07-31

Family

ID=46199373

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010277389A Expired - Fee Related JP5248583B2 (ja) 2010-12-13 2010-12-13 動画像復号装置及び動画像復号方法

Country Status (2)

Country Link
US (1) US8687705B2 (ja)
JP (1) JP5248583B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5092011B2 (ja) 2010-12-17 2012-12-05 株式会社東芝 動画像復号装置及び動画像復号方法

Family Cites Families (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004289745A (ja) * 2003-03-25 2004-10-14 Toshiba Corp 動画像復号化方法および装置
JP2006101404A (ja) * 2004-09-30 2006-04-13 Toshiba Corp 情報処理装置および同装置で用いられるプログラム
JP2006319949A (ja) * 2005-04-11 2006-11-24 Toshiba Tec Corp 非可逆圧縮画像に対する電子透かし作成装置、電子透かし作成プログラム及び電子透かし作成方法
JP2007180982A (ja) 2005-12-28 2007-07-12 Victor Co Of Japan Ltd 画像復号装置、画像復号方法、及び画像復号プログラム
JP4825524B2 (ja) 2006-01-31 2011-11-30 株式会社東芝 動画像復号装置および動画像復号方法
JP5030495B2 (ja) 2006-07-14 2012-09-19 ソニー株式会社 再生装置、再生方法、プログラム、および記録媒体
BRPI0716810A2 (pt) 2006-09-20 2013-11-05 Nippon Telegraph & Telephone Método de codificação e método de decodificação de imagens, aparelhos para tal, aparelho de decodificação de imagem, programa para tal e meios de armazenamento para armazenar os programas.
US8917775B2 (en) * 2007-05-02 2014-12-23 Samsung Electronics Co., Ltd. Method and apparatus for encoding and decoding multi-view video data
US20080288518A1 (en) * 2007-05-15 2008-11-20 Motorola, Inc. Content data block processing
JP2009100071A (ja) 2007-10-15 2009-05-07 Victor Co Of Japan Ltd 多視点画像復号方法、多視点画像復号装置及び多視点画像復号プログラム
JP2009159466A (ja) * 2007-12-27 2009-07-16 Victor Co Of Japan Ltd 多視点画像復号方法、多視点画像復号装置及び多視点画像復号プログラム
JP5092011B2 (ja) 2010-12-17 2012-12-05 株式会社東芝 動画像復号装置及び動画像復号方法

Also Published As

Publication number Publication date
US8687705B2 (en) 2014-04-01
JP2012129647A (ja) 2012-07-05
US20120147968A1 (en) 2012-06-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4825524B2 (ja) 動画像復号装置および動画像復号方法
JP5092011B2 (ja) 動画像復号装置及び動画像復号方法
US8630347B2 (en) Video decoding apparatus and video decoding method
JP4869147B2 (ja) 画像記録再生装置
US8165217B2 (en) Image decoding apparatus and method for decoding prediction encoded image data
JP4649347B2 (ja) 情報処理装置及び情報処理装置の動画像復号方法
JP2007318615A (ja) 動画再生装置、動画再生方法およびプログラム
JP4875008B2 (ja) 動画像符号化方法、動画像復号化方法、動画像符号化装置及び動画像復号化装置
JP5159927B2 (ja) 動画像復号装置及び動画像復号方法
JP5248583B2 (ja) 動画像復号装置及び動画像復号方法
JP5058362B1 (ja) 動画像復号装置及び動画像復号方法
JP2006101322A (ja) 情報処理装置および同装置で用いられるプログラム
JP2006101406A (ja) 情報処理装置および同装置で用いられるプログラム
JP5096883B2 (ja) 画像処理装置および画像録画再生装置
JP2009081781A (ja) 動き補償装置及び動き補償方法
WO2010023782A1 (ja) 画像表示装置、録画再生装置、及び画像処理方法
JP2009290387A (ja) エンコーダ、デコーダ、及び記録再生装置
JP2009278473A (ja) 画像処理装置、それを搭載した撮像装置、および画像再生装置
JP6028544B2 (ja) 画像再生装置、画像再生方法、画像再生プログラム
JP2001359048A (ja) 映像信号再生方法
JP2005236386A (ja) 画像処理装置
JP2018113525A (ja) 動画像符号化装置及び動画像符号化方法
JP4974583B2 (ja) 画像符号化装置及び符号化方法
JP5067492B2 (ja) デジタル動画像記録装置
JP2018082252A (ja) 画像符号化装置及びその制御方法及びプログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120321

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120521

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120821

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20121022

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130129

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130225

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130319

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130410

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160419

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees