JP5248396B2 - 固体撮像素子及びその製造方法、放射線撮像装置及びその製造方法、並びに固体撮像素子の検査方法 - Google Patents

固体撮像素子及びその製造方法、放射線撮像装置及びその製造方法、並びに固体撮像素子の検査方法 Download PDF

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Description

本発明は、固体撮像素子及びその製造方法、放射線撮像装置及びその製造方法、並びに固体撮像素子の検査方法に関するものである。
固体撮像素子として、CMOS技術を用いたものが知られており、その中でもパッシブピクセルセンサ(PPS: Passive Pixel Sensor)方式のものが知られている。PPS方式の固体撮像素子は、入射光強度に応じた量の電荷を発生するフォトダイオードを含むPPS型の画素がM行N列に2次元配列された受光部を備え、各画素において光入射に応じてフォトダイオードで発生した電荷を蓄積して電圧値に変換し、画素データとして出力するものである。
一般に、各列のM個の画素それぞれは、その列に対応して設けられている読出用配線を介して積分回路と接続されている。そして、積分回路から出力された電圧値は一旦ホールドされ、シフトレジスタにより制御されながら順次出力される。
このようなPPS方式の固体撮像素子は、様々な用途で用いられ、例えば、シンチレータ部と組み合わされてX線フラットパネルとして医療用途や工業用途でも用いられ、更に具体的にはX線CT装置やマイクロフォーカスX線検査装置等においても用いられる。
PPS方式の固体撮像素子を製造する際には、検査用のプローブを端子電極に当てることで受光部や積分回路、シフトレジスタ等の動作を確認することが一般的である。例えば、特許文献1には、固体撮像装置の検査を行う際にプローブを精度よくパッド(端子電極)に当たるようにするために、パッドの形状を改良することが記載されている。また、特許文献2には、複数のMOS型固体撮像素子が一枚の半導体ウェハ上に形成されている場合に、プローブ検査によって各素子の良否を判別する方法が記載されている。
なお、特許文献3には、CMOSイメージセンサにおいて、各画素のフォトダイオードに画素単位で電荷を注入することで、光を照射することなく機能を確認する技術が開示されている。
特開2003−319270号公報 特開2001−8237号公報 特開2006−128244号公報
X線CT装置などの用途に固体撮像素子が用いられる場合、例えば12cm四方といった大面積の受光部が必要となる場合がある。このような場合、大面積の受光部やこれに対応する積分回路等を作製するために、半導体ウェハ上の領域を複数に分割し、各領域毎に対応するマスクを用いて半導体構造を形成する。例えば、積分回路やシフトレジスタを有する回路部分(以下、信号出力部とする)は、受光部の列数Nが複数に分割されて成る各列群のそれぞれに対応して、同一構造のものが複数配設される。したがって、積分回路のリセット信号やシフトレジスタのクロック信号を入力するための端子電極、出力信号を取り出すための端子電極が、各列群のそれぞれに対応して多数配設されることとなる。
このような固体撮像素子において受光部や積分回路等の検査を行う場合、特許文献1,2に示されたように各端子電極にプローブを当てる方法では、多数のプローブを端子電極に同時に接触させる必要がある。しかし、多数のプローブの先端位置を均一に揃えることは困難であり、このような方法ではプローブと端子電極との接触不良等が生じやすいので、正確に検査を行うことが難しい。
本発明は、上記問題点を解消する為になされたものであり、大面積の固体撮像素子及びその製造方法、これらを備える放射線撮像装置及びその製造方法、並びに大面積の固体撮像素子の検査方法において、受光部や積分回路等のより正確で且つ容易な検査を可能とすることを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明による固体撮像素子は、フォトダイオードを各々含むM×N個(M<N、M及びNは2以上の整数)の画素がM行N列に2次元配列されて成る受光部と、2以上の列を各々含みN列が分割されて成る複数の列群のそれぞれに対応して設けられた複数の信号出力部と、画素からの電荷出力を各行毎に制御する垂直シフトレジスタとを備える。複数の信号出力部のそれぞれは、各列群に含まれる2以上の列のそれぞれに対応して設けられ、各列に含まれる画素から出力された電荷を蓄積して電圧信号に変換する2以上の積分回路と、2以上の積分回路それぞれの出力端に接続された2以上の保持回路と、2以上の保持回路から順に電圧信号を出力させる水平シフトレジスタと、積分回路のリセットを行うリセット信号、保持回路への電圧信号の入力を制御するホールド信号、水平シフトレジスタの動作を開始する水平スタート信号、水平シフトレジスタのクロックを規定する水平クロック信号、垂直シフトレジスタの動作を開始する垂直スタート信号、及び垂直シフトレジスタのクロックを規定する垂直クロック信号のそれぞれを入力する複数の端子電極を含む入力端子電極群と、保持回路からの出力信号を提供する出力端子電極とを有している。
そして、この固体撮像素子においては、各信号出力部の積分回路にリセット信号を提供するためのリセット用共通配線、各信号出力部の保持回路にホールド信号を提供するための保持用共通配線、垂直シフトレジスタに垂直スタート信号を提供するための垂直スタート用共通配線、及び、垂直シフトレジスタに垂直クロック信号を提供するための垂直クロック用共通配線のそれぞれが、複数の信号出力部にわたって配設されており、各信号出力部のリセット信号用の端子電極、ホールド信号用の端子電極、垂直スタート信号用の端子電極、及び垂直クロック信号用の端子電極のそれぞれが、スイッチ手段を介してリセット用共通配線、保持用共通配線、垂直スタート用共通配線、及び垂直クロック用共通配線のそれぞれに接続されており、各信号出力部が、スイッチ手段の接続/非接続を制御するためのスイッチ制御信号を入力する制御端子電極を更に有する。
この固体撮像装置は次のように動作する。まず、受光部及び信号出力部の動作を検査する際、制御端子電極にプローブを接触させてスイッチ制御信号を与えることにより、各スイッチ手段が接続状態となる。同時に、入力用端子電極群に含まれる複数の端子電極のそれぞれにプローブを接触させることにより、各入力信号(リセット信号、ホールド信号、水平スタート信号、水平クロック信号、垂直スタート信号、及び垂直クロック信号)を与える。これらの入力信号のうち、水平スタート信号及び水平クロック信号は、各信号出力部において水平シフトレジスタを駆動する。また、リセット信号、ホールド信号、垂直スタート信号、及び垂直クロック信号は、スイッチ手段を介してそれぞれリセット用共通配線、保持用共通配線、垂直スタート用共通配線、及び垂直クロック用共通配線へ提供される。そして、リセット信号はリセット用共通配線を介して全ての信号出力部へ配信され、各信号出力部の積分回路へ提供される。ホールド信号もまた、保持用共通配線を介して全ての信号出力部へ配信され、各信号出力部の保持回路へ提供される。垂直スタート信号及び垂直クロック信号は、垂直スタート用共通配線及び垂直クロック用共通配線を介して垂直シフトレジスタへ提供され、垂直シフトレジスタを駆動する。その結果得られた出力信号は、各信号出力部に設けられた出力端子電極からプローブを介して取り出される。
上記の動作によって、受光部のうち一つの列群、該列群に対応する信号出力部、及び垂直シフトレジスタの動作確認を好適に行うことができる。その際、他の信号出力部に含まれる積分回路や保持回路も動作するので、受光部における当該列群以外の領域で生成された電荷は好適にリセットされる。この一連の動作を複数の列群のそれぞれについて行うことにより、受光部の全ての領域、複数の信号出力部および垂直シフトレジスタの動作を好適に検査することができる。
なお、この固体撮像装置が通常の動作を行う場合には、いずれか一つの信号出力部の制御端子電極にスイッチ制御信号を与えて該信号出力部のスイッチ手段を接続状態とするとともに、リセット信号、ホールド信号、垂直スタート信号、及び垂直クロック信号を、その信号出力部の端子電極から全ての信号出力部へ与える。
以上述べたように、本発明に係る固体撮像素子によれば、受光部のN列が複数に分割されて成る列群毎、すなわち信号出力部毎にプローブを順次接触させて検査を行うことができるので、全ての信号出力部の端子電極に同時にプローブを接触させる方法と比較して、一度に接触させるプローブの数が少なくて済む。したがって、受光部が大面積である場合であっても、受光部及び複数の信号出力部の検査をより正確且つ容易にできる。
また、固体撮像素子は、複数の信号出力部のそれぞれが、電源電圧を入力する電源用端子電極を更に有しており、各信号出力部の電源用端子電極が、複数の信号出力部にわたって設けられた配線によって互いに接続されていることを特徴としてもよい。これにより、信号出力部毎にプローブを順次接触させて検査を行う際に、各信号出力部の端子電極から電源電圧を供給できるので、検査を更に容易にできる。
また、本発明による放射線撮像装置は、上述した何れかの固体撮像素子と、受光部上に設けられ、入射した放射線に応じてシンチレーション光を発生して放射線像を光像へと変換し、該光像を受光部へ出力するシンチレータとを備えることを特徴とする。この放射線撮像装置によれば、上述したいずれかの固体撮像素子を備えることによって、固体撮像素子の受光部及び信号出力部の検査を正確且つ容易にできるので、信頼性の高い放射線撮像装置を提供することができる。
また、本発明による固体撮像素子の製造方法は、フォトダイオードを各々含むM×N個(M<N、M及びNは2以上の整数)の画素がM行N列に2次元配列されて成る受光部と、2以上の列を各々含みN列が分割されて成る複数の列群のそれぞれに対応して設けられた複数の信号出力部と、画素からの電荷出力を各行毎に制御する垂直シフトレジスタとを備える固体撮像素子を製造する方法である。この固体撮像素子の製造方法は、各列群に含まれる2以上の列のそれぞれに対応して設けられ、各列に含まれる画素から出力された電荷を蓄積して電圧信号に変換する2以上の積分回路と、2以上の積分回路それぞれの出力端に接続された2以上の保持回路と、2以上の保持回路から順に電圧信号を出力させる水平シフトレジスタと、積分回路のリセットを行うリセット信号、保持回路への電圧信号の入力を制御するホールド信号、水平シフトレジスタの動作を開始する水平スタート信号、水平シフトレジスタのクロックを規定する水平クロック信号、垂直シフトレジスタの動作を開始する垂直スタート信号、及び垂直シフトレジスタのクロックを規定する垂直クロック信号のそれぞれを入力する複数の端子電極を含む入力端子電極群と、保持回路からの出力信号を提供する出力端子電極とを、半導体基板上において複数の信号出力部となる各領域に形成すると共に、受光部及び垂直シフトレジスタを該半導体基板上に形成する形成工程と、受光部及び複数の信号出力部の動作を各列群毎に検査し、正常に動作する半導体基板を選択する検査工程と、検査工程において選択された半導体基板における各信号出力部の入力端子電極群及び出力端子電極のそれぞれと、半導体基板の外部に用意された配線パターンとをワイヤボンディングにより接続するワイヤボンディング工程とを含む。形成工程の際、各信号出力部の積分回路にリセット信号を提供するためのリセット用共通配線、各信号出力部の保持回路にホールド信号を提供するための保持用共通配線、垂直シフトレジスタに垂直スタート信号を提供するための垂直スタート用共通配線、及び、垂直シフトレジスタに垂直クロック信号を提供するための垂直クロック用共通配線のそれぞれを、複数の信号出力部にわたって形成し、また、各信号出力部のリセット信号用の端子電極、ホールド信号用の端子電極、垂直スタート信号用の端子電極、及び垂直クロック信号用の端子電極のそれぞれを、スイッチ手段を介してリセット用共通配線、保持用共通配線、垂直スタート用共通配線、及び垂直クロック用共通配線のそれぞれに接続し、また、スイッチ手段の接続/非接続を制御するためのスイッチ制御信号を入力する制御端子電極を各信号出力部に形成する。そして、検査工程の際、各信号出力部毎に、制御端子電極にプローブを接触させてスイッチ制御信号を与えることによりスイッチ手段を接続状態とするとともに、入力端子電極群に別のプローブを接触させることにより、リセット信号、ホールド信号、水平スタート信号、水平クロック信号、垂直スタート信号、及び垂直クロック信号のそれぞれを入力端子電極群に与え、出力端子電極に更に別のプローブを接触させて電圧信号を取得することにより、受光部及び複数の信号出力部の動作を検査する。
この固体撮像素子の製造方法では、検査工程において、制御端子電極および入力用端子電極群にプローブを接触させて各信号(スイッチ制御信号、リセット信号、ホールド信号、水平スタート信号、水平クロック信号、垂直スタート信号、及び垂直クロック信号)を与える。このとき、水平スタート信号及び水平クロック信号は、各信号出力部において水平シフトレジスタを駆動する。また、リセット信号、ホールド信号、垂直スタート信号、及び垂直クロック信号は、スイッチ手段を介してそれぞれリセット用共通配線、保持用共通配線、垂直スタート用共通配線、及び垂直クロック用共通配線へ提供される。そして、リセット信号はリセット用共通配線を介して全ての信号出力部へ配信され、各信号出力部の積分回路へ提供される。ホールド信号もまた、保持用共通配線を介して全ての信号出力部へ配信され、各信号出力部の保持回路へ提供される。垂直スタート信号及び垂直クロック信号は、垂直スタート用共通配線及び垂直クロック用共通配線を介して垂直シフトレジスタへ提供され、垂直シフトレジスタを駆動する。その結果得られた出力信号は、各信号出力部に設けられた出力端子電極からプローブを介して取り出される。
上記方法によって、受光部のうち一つの列群、該列群に対応する信号出力部、及び垂直シフトレジスタの動作確認を好適に行うことができる。その際、他の信号出力部に含まれる積分回路や保持回路も動作するので、受光部における当該列群以外の領域で生成された電荷は好適にリセットされる。この一連の動作を複数の列群のそれぞれについて行うことにより、受光部の全ての領域、複数の信号出力部および垂直シフトレジスタの動作を好適に検査することができる。
なお、この固体撮像素子の製造方法により製造された固体撮像素子が通常の動作を行う場合には、いずれか一つの信号出力部の制御端子電極にスイッチ制御信号を与えて該信号出力部のスイッチ手段を接続状態とするとともに、リセット信号、ホールド信号、垂直スタート信号、及び垂直クロック信号を、その信号出力部の端子電極から全ての信号出力部へ与える。
以上述べたように、本発明に係る固体撮像素子の製造方法によれば、受光部のN列が複数に分割されて成る列群毎、すなわち信号出力部毎にプローブを順次接触させて検査を行うことができるので、全ての信号出力部の端子電極に同時にプローブを接触させる方法と比較して、一度に接触させるプローブの数が少なくて済む。したがって、受光部が大面積である場合であっても、受光部及び複数の信号出力部の検査をより正確且つ容易にできる。
また、固体撮像素子の製造方法は、形成工程の際、電源電圧を入力する電源用端子電極を、半導体基板上において複数の信号出力部となる各領域に形成し、各信号出力部の電源用端子電極を互いに接続する配線を複数の信号出力部にわたって形成することを特徴としてもよい。これにより、信号出力部毎にプローブを順次接触させて検査を行う際に、各信号出力部の端子電極から電源電圧を供給できるので、検査を更に容易にできる。
また、本発明による放射線撮像装置の製造方法は、上述した何れかの固体撮像素子の製造方法に加え、入射した放射線に応じてシンチレーション光を発生して放射線像を光像へと変換し、該光像を受光部へ出力するシンチレータを受光部上に設けるシンチレータ付加工程を含むことを特徴とする。この放射線撮像装置の製造方法によれば、上述したいずれかの固体撮像素子の製造方法を含むことによって、固体撮像素子の受光部及び複数の信号出力部の検査を正確かつ容易にできるので、信頼性の高い放射線撮像装置を提供することができる。
また、本発明による固体撮像素子の検査方法は、フォトダイオードを各々含むM×N個(M<N、M及びNは2以上の整数)の画素がM行N列に2次元配列されて成る受光部と、2以上の列を各々含みN列が分割されて成る複数の列群のそれぞれに対応して設けられた複数の信号出力部と、画素からの電荷出力を各行毎に制御する垂直シフトレジスタとを備え、複数の信号出力部のそれぞれが、各列群に含まれる2以上の列のそれぞれに対応して設けられ、各列に含まれる画素から出力された電荷を蓄積して電圧信号に変換する2以上の積分回路と、2以上の積分回路それぞれの出力端に接続された2以上の保持回路と、2以上の保持回路から順に電圧信号を出力させる水平シフトレジスタと、積分回路のリセットを行うリセット信号、保持回路への電圧信号の入力を制御するホールド信号、水平シフトレジスタの動作を開始する水平スタート信号、水平シフトレジスタのクロックを規定する水平クロック信号、垂直シフトレジスタの動作を開始する垂直スタート信号、及び垂直シフトレジスタのクロックを規定する垂直クロック信号のそれぞれを入力する複数の端子電極を含む入力端子電極群と、保持回路からの出力信号を提供する出力端子電極とを有する固体撮像素子を検査する方法である。この固体撮像素子の検査方法においては、各信号出力部の積分回路にリセット信号を提供するためのリセット用共通配線、各信号出力部の保持回路にホールド信号を提供するための保持用共通配線、垂直シフトレジスタに垂直スタート信号を提供するための垂直スタート用共通配線、及び、垂直シフトレジスタに垂直クロック信号を提供するための垂直クロック用共通配線のそれぞれを、複数の信号出力部にわたって形成し、また、各信号出力部のリセット信号用の端子電極、ホールド信号用の端子電極、垂直スタート信号用の端子電極、及び垂直クロック信号用の端子電極のそれぞれを、スイッチ手段を介してリセット用共通配線、保持用共通配線、垂直スタート用共通配線、及び垂直クロック用共通配線のそれぞれに接続し、また、スイッチ手段の接続/非接続を制御するためのスイッチ制御信号を入力する制御端子電極を各信号出力部に形成し、各信号出力部毎に、制御端子電極にプローブを接触させてスイッチ制御信号を与えることによりスイッチ手段を接続状態とするとともに、入力端子電極群に別のプローブを接触させることにより、リセット信号、ホールド信号、水平スタート信号、水平クロック信号、垂直スタート信号、及び垂直クロック信号のそれぞれを入力端子電極群に与え、出力端子電極に更に別のプローブを接触させて電圧信号を取得することにより、受光部及び複数の信号出力部の動作を検査する。
この固体撮像素子の検査方法によれば、前に述べた固体撮像素子の製造方法と同様、受光部のN列が複数に分割されて成る列群毎、すなわち信号出力部毎にプローブを順次接触させて検査を行うことができるので、全ての信号出力部の端子電極に同時にプローブを接触させる方法と比較して、一度に接触させるプローブの数が少なくて済む。したがって、受光部が大面積である場合であっても、受光部及び複数の信号出力部の検査をより正確且つ容易にできる。
本発明によれば、大面積の固体撮像素子及びその製造方法、これらを備える放射線撮像装置及びその製造方法、並びに固体撮像素子の検査方法において、受光部や積分回路等のより正確で且つ容易な検査を可能とすることができる。
第1実施形態に係る固体撮像素子1の概略構成図である。 図1に示す固体撮像素子1のII−II線に沿った断面を示す側断面図である。 図1に示した固体撮像素子1の構成要素のうち、受光部10に含まれるN列のうち一部、該一部の列に対応する信号出力部20、及び垂直シフトレジスタ30の構成をより詳細に示した回路図である。 図1に示した固体撮像素子1の構成要素のうち、信号出力部20の構成をより詳細に示した回路図である。 通常動作モードにおける固体撮像素子1の状態を示すブロック図である。 検査モードにおける固体撮像素子1の状態を示すブロック図である。 通常動作モードおよび検査モードにおける各信号のタイミングチャートである。 第2実施形態に係る放射線撮像装置2の構成を示す平面図である。 図8に示す放射線撮像装置2のIX−IX線に沿った断面を示す側断面図である。 放射線撮像装置2を製造するための各工程を示す図である。
以下、添付図面を参照して、本発明を実施するための最良の形態を詳細に説明する。なお、図面の説明において同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
(第1の実施の形態)
図1は、本実施形態に係る固体撮像素子1の概略構成図である。また、図2は、図1に示す固体撮像素子1のII−II線に沿った断面を示す側断面図である。本実施形態に係る固体撮像素子1は、受光部10、複数の信号出力部20および垂直シフトレジスタ30を備える。なお、図1では、受光部10の一部の領域Dを拡大して示している。
図1に示すように、複数の信号出力部20のそれぞれは、受光部10の行方向に沿った一辺に隣接して配置されており、垂直シフトレジスタ30は、受光部10の列方向に沿った他の一辺に隣接して配置されている。また、受光部10は、M×N個の画素11がM行N列に2次元配列されたものである。ここで、M,Nそれぞれは2以上の整数である。各画素11は、PPS方式のものであって、共通の構成を有している。
受光部10の各行を構成するN個の画素11それぞれは、各行に対応して配設された行選択用配線13により垂直シフトレジスタ30と接続されている。垂直シフトレジスタ30は、画素11からの電荷出力を各行毎に制御するために設けられる。また、受光部10の各列を構成するM個の画素11それぞれの出力端は、各列に対応して配設された読出用配線12により、複数の信号出力部20のいずれかと接続されている。
受光部10の各画素11は、フォトダイオードPDおよび読出用スイッチSWaを含む。フォトダイオードPDのアノード端子は接地され、フォトダイオードPDのカソード端子は読出用スイッチSWaを介して読出用配線12と接続されている。フォトダイオードPDは、入射光強度に応じた量の電荷を発生し、その発生した電荷を接合容量部に蓄積する。読出用スイッチSWaには、垂直シフトレジスタ30から行選択用配線13を介して行選択制御信号が与えられる。行選択制御信号は、受光部10の各行に含まれるN個の画素11の読出用スイッチSWaの開閉動作を指示するものである。
各画素11では、行選択制御信号がロー(L)レベルであるときに、読出用スイッチSWaが開いて、フォトダイオードPDで発生した電荷は、読出用配線12へ出力されることなく、接合容量部に蓄積される。一方、行選択制御信号がハイ(H)レベルであるときに、読出用スイッチSWaが閉じて、それまでフォトダイオードPDで発生して接合容量部に蓄積されていた電荷は、読出用スイッチSWaを経て、読出用配線12へ出力される。
また、受光部10、信号出力部20、及び垂直シフトレジスタ30は、半導体基板14の主面に作り込まれている。なお、この半導体基板14は、機械的強度を維持するための平板状の基材に貼り付けられてもよい。
図3は、図1に示した固体撮像素子1の構成要素のうち、受光部10に含まれるN列のうち一部の構成と、該一部の列に対応する信号出力部20の構成と、垂直シフトレジスタ30の構成とをより詳細に示した回路図である。
垂直シフトレジスタ30は、互いに直列に接続された複数のシフトレジスタ31と、受光部10の各行に対応して設けられた否定論理和回路(NORゲート)32及びバッファ33とを含んで構成されている。複数のシフトレジスタ31のそれぞれには、各シフトレジスタ31の動作クロックを規定する垂直クロック信号Ckvが与えられる。また、複数のシフトレジスタ31から成る直列回路の一端には、垂直シフトレジスタ30の動作を開始させる垂直スタート信号Spvが与えられる。
初段に位置するシフトレジスタ31に垂直スタート信号Spvが入力されると、各シフトレジスタ31の出力電圧Shiftは、垂直クロック信号Ckvのタイミングに合わせて一定期間だけ順に立ち下がる。そして、各シフトレジスタ31の出力電圧Shiftは、各行毎に設けられたNORゲート32に順に入力され、ゲート信号Gateとの否定論理和がバッファ33へ出力される。バッファ33から出力された信号は、行選択制御信号Vselとして行選択用配線13へ提供される。なお、ゲート信号Gateは、行選択制御信号Vselに含まれるパルスの時間幅を短縮するための信号である。
また、図3に示すように、本実施形態における複数の信号出力部20は、受光部10の複数の列群、すなわち2以上の列を各々含むように受光部10のN列が分割されて構成された列群のそれぞれに対応して設けられている。例えば、図3に示した回路では一つの列群が5本の画素列を含んでおり、この5本の画素列に対して一つの信号出力部20が配置されている。受光部10の各列を構成するM個の画素11それぞれの出力端は、読出用配線12を介して、その列が含まれる列群に対応して設けられた信号出力部20(具体的には、当該信号出力部20において各列毎に設けられた積分回路21)それぞれと接続される。
図4は、図1に示した固体撮像素子1の構成要素のうち、信号出力部20の構成をより詳細に示した回路図である。なお、図4には、複数の信号出力部20のうち、垂直シフトレジスタ30(図1を参照)寄りの2つの信号出力部20が示されている。
複数の信号出力部20のそれぞれは、積分回路21、保持回路22、及び水平シフトレジスタ23を含んで構成されている。積分回路21は、当該信号出力部20に接続された各列群に含まれる2以上の列のそれぞれに対応して2個以上設けられており、対応する列の読出用配線12に接続された入力端を有する。積分回路21は、各列に含まれる画素11から読出用配線12を介して出力された電荷を蓄積して、その蓄積電荷量に応じた電圧値を出力端から保持回路22へ出力する。各積分回路21は、リセット用配線Lrと接続されている。リセット用配線Lrにはリセット信号Rstが与えられる。リセット信号Rstは、積分回路21の放電用スイッチの開閉動作を指示し、積分回路21のリセットを行うための信号である。
保持回路22は、各積分回路21に対応して2個以上設けられている。保持回路22は、対応する積分回路21の出力端にスイッチを介して接続された入力端を有しており、この入力端に入力される電圧値を保持し、その保持した電圧値を出力端からスイッチ手段を介して電圧出力用配線Loutへ出力する。各保持回路22は、保持用配線Lhと接続されている。保持用配線Lhにはホールド信号Hldが与えられる。ホールド信号Hldは、各保持回路22と各積分回路21との間のスイッチの開閉動作を指示することにより、保持回路22への電圧信号の入力を制御するための信号である。
水平シフトレジスタ23は、各保持回路22と電圧出力用配線Loutとを順に接続させることにより、保持回路22のそれぞれから電圧信号を順次出力させる。水平シフトレジスタ23は、保持回路22と同数のシフトレジスタ24(主にフリップフロップにより構成される)が互いに直列に接続されて構成されている。初段のシフトレジスタ24の入力端は、スタート用配線Lstと接続されている。スタート用配線Lstには水平スタート信号Sphが与えられる。水平スタート信号Sphは、水平シフトレジスタ23の動作を開始させるための信号である。次段以降のシフトレジスタ24の入力端は、その前段のシフトレジスタ24の出力端と接続されている。これらのシフトレジスタ24は、入力端に入力された信号をトリガとして、所定時間遅延した信号を出力する。各シフトレジスタ24の出力端は、対応する列の保持回路22と電圧出力用配線Loutとの間に設けられたスイッチ手段の制御端にそれぞれ接続されている。
また、本実施形態の固体撮像素子1は、リセット用共通配線Lcr、保持用共通配線Lch、ゲート用共通配線Lg、垂直スタート用共通配線Lspv、及び垂直クロック用共通配線Lckvを更に備えている。これらの共通配線Lcr,Lch,Lg,Lspv,及びLckvは、複数の信号出力部20にわたって配設されている。
リセット用共通配線Lcrは、積分回路21のリセットを行うリセット信号Rstを各信号出力部20の積分回路21それぞれに提供するための配線である。リセット用共通配線Lcrは各信号出力部20のリセット用配線Lrに接続されており、リセット信号Rstは、リセット用共通配線Lcrからリセット用配線Lrを介して積分回路21それぞれへ提供される。
保持用共通配線Lchは、保持回路22への電圧信号の入力を制御するホールド信号Hldを各信号出力部20の保持回路22それぞれに提供するための配線である。保持用共通配線Lchは各信号出力部20の保持用配線Lhに接続されており、ホールド信号Hldは、保持用共通配線Lchから保持用配線Lhを介して保持回路22それぞれと積分回路21との間のスイッチ手段へ提供される。
ゲート用共通配線Lgは、図3に示したゲート信号Gateを垂直シフトレジスタ30に提供するための配線である。また、垂直スタート用共通配線Lspvは、垂直スタート信号Spvを垂直シフトレジスタ30に提供するための配線である。また、垂直クロック用共通配線Lckvは、垂直クロック信号Ckvを垂直シフトレジスタ30に提供するための配線である。これらの共通配線Lg,Lspv,及びLckvは垂直シフトレジスタ30に接続されている。
また、複数の信号出力部20のそれぞれは、入力端子電極群25を更に有する。入力端子電極群25は、信号入力用の複数の端子電極(電極パッド)25a〜25gを含んでいる。
端子電極25aは、リセット信号Rstを入力するための端子電極である。端子電極25bは、ホールド信号Hldを入力するための端子電極である。端子電極25cは、水平シフトレジスタ23の動作を開始する水平スタート信号Sphを入力するための端子電極である。端子電極25dは、水平シフトレジスタ23のクロックを規定する水平クロック信号Ckhを入力するための端子電極である。端子電極25e〜25gは、ゲート信号Gate、垂直スタート信号Spv、及び垂直クロック信号Ckvをそれぞれ入力するための端子電極である。
リセット信号用の端子電極25aは、スイッチ手段SW1の一端に接続されている。スイッチ手段SW1の他端はリセット用共通配線Lcrに接続されており、スイッチ手段SW1が接続状態となることで、端子電極25aに入力されたリセット信号Rstがリセット用共通配線Lcrへ提供される。
ホールド信号用の端子電極25bは、スイッチ手段SW2の一端に接続されている。スイッチ手段SW2の他端は保持用共通配線Lchに接続されており、スイッチ手段SW2が接続状態となることで、端子電極25bに入力されたホールド信号Hldが、保持用共通配線Lchへ提供される。
水平スタート信号用の端子電極25cは、スタート用配線Lstに接続されている。端子電極25cに入力された水平スタート信号Sphは、当該信号出力部20の水平シフトレジスタ23の初段のシフトレジスタ24へ提供される。また、水平クロック信号用の端子電極25dは、各シフトレジスタ24に接続されている。端子電極25dに入力された水平クロック信号Ckhは、当該信号出力部20の各シフトレジスタ24へ提供される。
ゲート信号用の端子電極25eは、スイッチ手段SW3の一端に接続されている。スイッチ手段SW3の他端は、ゲート用共通配線Lgに接続されており、スイッチ手段SW3が接続状態となることで、端子電極25eに入力されたゲート信号Gateが、垂直シフトレジスタ30へ提供される。
垂直スタート信号用の端子電極25fは、スイッチ手段SW4の一端に接続されている。スイッチ手段SW4の他端は、垂直スタート用共通配線Lspvに接続されており、スイッチ手段SW4が接続状態となることで、端子電極25fに入力された垂直スタート信号Spvが、垂直シフトレジスタ30へ提供される。
垂直クロック信号用の端子電極25gは、スイッチ手段SW5の一端に接続されている。スイッチ手段SW5の他端は、垂直クロック用共通配線Lckvに接続されており、スイッチ手段SW5が接続状態となることで、端子電極25gに入力された垂直クロック信号Ckvが、垂直シフトレジスタ30へ提供される。
また、複数の信号出力部20のそれぞれは、出力端子電極26、電源用端子電極27a、及び基準電位用端子電極27bを更に有する。出力端子電極26は、保持回路22から電圧出力用配線Loutを介して出力された出力信号Aoutを半導体基板14の外部へ提供するための端子電極である。出力端子電極26は、増幅素子(アンプ)を介して電圧出力用配線Loutと接続されている。
電源用端子電極27aは、電源電圧の供給を受けるための端子電極である。基準電位用端子電極27bは、基準電位を規定するための端子電極である。電源用端子電極27a及び基準電位用端子電極27bそれぞれは、複数の信号出力部20にわたって設けられた電源配線Lvdd及び基準電位線Lgndそれぞれと接続されている。電源配線Lvdd及び基準電位線Lgndは、各信号出力部20に電源電圧Vdd及び基準電位GNDを配給する。また、電源配線Lvdd及び基準電位線Lgndは垂直シフトレジスタ30まで延びており、垂直シフトレジスタ30にも電源電圧Vdd及び基準電位GNDを配給する。
また、複数の信号出力部20のそれぞれは、制御端子電極28を更に有する。制御端子電極28は、スイッチ制御信号Enbを入力するための端子電極である。スイッチ制御信号Enbは、当該信号出力部20におけるスイッチ手段SW1〜SW5の接続/非接続の制御をまとめて行うための信号である。制御端子電極28はスイッチ制御用配線Linsに接続されており、スイッチ制御信号Enbは、スイッチ制御用配線Linsを介して当該信号出力部20の各スイッチ手段SW1〜SW5の制御端子へ提供される。また、制御端子電極28は、抵抗を介して電源配線Lvddに接続されている。
以上の構成を備える、本実施形態による固体撮像素子1の動作について説明する。図5は、通常の動作時における固体撮像素子1の状態(主に、各スイッチ手段SW1〜SW5の状態。以下、この状態を通常動作モードという)を示すブロック図である。図6は、固体撮像素子1の受光部10、信号出力部20、及び垂直シフトレジスタ30の機能をプローブを当てて検査する際の固体撮像素子1の状態(以下、この状態を検査モードという)を示すブロック図である。図7は、通常動作モード及び検査モードにおける各信号のタイミングチャートである。
まず、図5及び図7を参照して、固体撮像素子1の通常動作モードについて説明する。固体撮像素子1が通常の動作を行う際には、図5に示すように、全ての信号出力部20において、水平スタート信号用の端子電極25c、水平クロック信号用の端子電極25d、出力端子電極26、電源用端子電極27a、及び基準電位用端子電極27bのそれぞれに、ボンディングワイヤWが接続される。そして、半導体基板14の外部に設けられた電子部品等から、ボンディングワイヤWを介して水平スタート信号Sph、水平クロック信号Ckh、電源電圧Vdd及び基準電位GNDが、複数の信号出力部20のそれぞれへ入力される。
また、複数の信号出力部20のうちいずれか一つの信号出力部20において、リセット信号用の端子電極25a、ホールド信号用の端子電極25b、ゲート信号用の端子電極25e、垂直スタート信号用の端子電極25f、垂直クロック信号用の端子電極25g、及び制御端子電極28のそれぞれに、ボンディングワイヤWが接続される。そして、半導体基板14の外部に設けられた電子部品等から、ボンディングワイヤWを介してリセット信号Rst、ホールド信号Hld、ゲート信号Gate、垂直スタート信号Spv、垂直クロック信号Ckv、及びスイッチ制御信号Enbが、当該信号出力部20へ入力される。
このとき、一つの信号出力部20の制御端子電極28にスイッチ制御信号Enbが入力されることにより、その信号出力部20におけるスイッチ制御用配線Linsの電位は基準電位GND(すなわちLレベル)に固定される。したがって、その信号出力部20におけるスイッチ手段SW1〜SW5は接続状態となる。また、他の信号出力部20においては、制御端子電極28には何も接続されていないので、スイッチ制御用配線Linsの電位は電源電圧Vdd(すなわちHレベル)に固定される。したがって、これらの信号出力部20におけるスイッチ手段SW1〜SW5は非接続状態となる。
この状態において、まず、スイッチ制御信号Enbが入力されている信号出力部20において、垂直スタート信号用の端子電極25fに、垂直スタート信号SpvとしてLレベルのパルス信号が入力される(図7(a))。このパルス信号は、垂直スタート用共通配線Lspvを介して、垂直シフトレジスタ30の最上段のシフトレジスタ31(図3を参照)に提供される。このとき、垂直クロック信号用の端子電極25gに、垂直クロック信号CkvとしてLレベルのパルス信号が重ねて入力される(図7(b))。このパルス信号は、垂直クロック用共通配線Lckvを介して、垂直シフトレジスタ30の各シフトレジスタ31に提供される。これらにより、最上段のシフトレジスタ31から出力される出力電圧Shiftが、垂直クロック信号Ckvの次のパルス信号が入力されるまでLレベルとなる(図7(c))。
続いて、スイッチ制御信号Enbが入力されている信号出力部20において、リセット信号用の端子電極25aにリセット信号RstとしてLレベルの電圧が入力される(図7(j))。この電圧は、リセット用共通配線Lcrを介して、各信号出力部20の積分回路21それぞれに提供される。これにより、複数の信号出力部20のそれぞれにおいて各積分回路21のリセット状態が解除される。このとき、ホールド信号用の端子電極25bにホールド信号HldとしてHレベルの電圧が重ねて入力される(図7(k))。この電圧もまた、保持用共通配線Lchを介して複数の信号出力部20それぞれに提供される。これにより、複数の信号出力部20のそれぞれにおいて各積分回路21と各保持回路22とが互いに接続される。
続いて、スイッチ制御信号Enbが入力されている信号出力部20において、ゲート信号用の端子電極25eにゲート信号GateとしてLレベルのパルス信号が入力される(図7(f))。このパルス信号は、ゲート用共通配線Lgを介して垂直シフトレジスタ30の各NORゲート32(図3を参照)に入力される。このとき、最上段のNORゲート32では、シフトレジスタ31からの出力電圧Shiftとゲート信号Gateとの否定論理和としてHレベルのパルス信号が出力され、このパルス信号がバッファ33を介して当該行の各行選択用配線13へ行選択制御信号Vselとして提供される(図7(g))。これにより、受光部10の第1行に含まれる各画素11の読出用スイッチSWaが閉じ、フォトダイオードPDにおいて発生した電荷が読出用配線12を通じて各列毎に積分回路21へ移動する。
各積分回路21では、リセット状態が解除されているので電荷が蓄積され、この蓄積電荷量に応じた電圧値が保持回路22へ出力される。この電圧値は、保持回路22において保持される。
このようにして、受光部10の第1行に含まれる各画素11からの電荷を保持回路22にて保持させたのち、スイッチ制御信号Enbが入力されている信号出力部20において、ホールド信号HldをLレベルに戻し(図7(k))、リセット信号RstをHレベルに戻す(図7(j))。これにより、複数の信号出力部20のそれぞれにおいて各積分回路21がリセットされ、且つ各積分回路21と各保持回路22とが互いに非接続状態となる。
続いて、複数の信号出力部20のそれぞれにおいて、水平スタート信号用の端子電極25cに水平スタート信号SphとしてLレベルのパルス信号が入力され(図7(l))、このパルス信号が水平シフトレジスタ23の初段のシフトレジスタ24に提供される。そして、水平クロック信号用の端子電極25dに水平クロック信号CkhとしてLレベルのパルス信号が重ねて入力され(図7(m))、このパルス信号が水平シフトレジスタ23の各シフトレジスタ24に提供される。これにより、各シフトレジスタ24からの出力電圧が各保持回路22と電圧出力用配線Loutとを順次接続し、各保持回路22に保持されていた電圧値が出力信号Aoutとして出力端子電極26に順次提供される(図7(n))。こうして、受光部10の第1行に相当する出力信号Aoutが、各信号出力部20の出力端子電極26からボンディングワイヤWを介して取り出される。
次に、スイッチ制御信号Enbが入力されている信号出力部20において、端子電極25gに垂直クロック信号CkvとしてLレベルのパルス信号が再度入力されると(図7(b))、最上段のシフトレジスタ31からの出力電圧ShiftがHレベルに戻るとともに(図7(c))、次段のシフトレジスタ31からの出力電圧ShiftがHレベルとなる(図7(d))。そして、リセット信号Rst及びホールド信号Hldが上記と同様に端子電極25a,25bにそれぞれ入力されたのち、ゲート信号用の端子電極25eにゲート信号GateとしてLレベルのパルス信号が入力され(図7(f))、このパルス信号が垂直シフトレジスタ30の各NORゲート32に入力される。NORゲート32へのゲート信号GateがHレベルに戻ったとき、最上段のNORゲート32からの出力信号はLレベルに戻り、また、次段のNORゲート32からは、シフトレジスタ31からの出力電圧Shiftとゲート信号Gateとの否定論理和としてHレベルのパルス信号が出力され、このパルス信号がバッファ33を介して当該行の各行選択用配線13へ行選択制御信号Vselとして提供される(図7(h))。これにより、受光部10の第2行に含まれる各画素11の読出用スイッチSWaが閉じ、フォトダイオードPDにおいて発生した電荷が読出用配線12を通じて各列毎に積分回路21へ移動する。以後、第1行の場合と同様に、複数の信号出力部20のそれぞれにおいて水平スタート信号Sph及び水平クロック信号Ckhが入力されることにより(図7(l),図7(m))、受光部10の第2行に相当する出力信号Aoutが、各信号出力部20の出力端子電極26からボンディングワイヤWを介して取り出される(図7(n))。
以上の動作が、各行毎に順次繰り返される。そして、垂直クロック信号CkvとしてM回目のパルス信号が入力されると(図7(b))、最下段のシフトレジスタ31からの出力電圧ShiftがHレベルとなり(図7(e))、ゲート信号Gateとしてパルス信号が入力されると(図7(f))、最下段のNORゲート32からの出力信号が、バッファ33を介して第M行の各行選択用配線13へ行選択制御信号Vselとして提供される(図7(i))。そして、他の行の場合と同様にして、受光部10の第M行に相当する出力信号Aoutが、各信号出力部20の出力端子電極26から取り出されると(図7(n))、1フレームに相当するデータ取得が完了する。
次に、図6及び図7を参照して、固体撮像素子1の検査モードについて説明する。このモードは、各信号出力部20の各端子電極にワイヤボンディングがなされる前に、受光部10、複数の信号出力部20、及び垂直シフトレジスタ30の機能を検査するためのモードである。
まず、図6に示すように、複数の信号出力部20のうち一つの信号出力部20において、リセット信号用の端子電極25a、ホールド信号用の端子電極25b、水平スタート信号用の端子電極25c、水平クロック信号用の端子電極25d、ゲート信号用の端子電極25e、垂直スタート信号用の端子電極25f、垂直クロック信号用の端子電極25g、出力端子電極26、電源用端子電極27a、基準電位用端子電極27b、及び制御端子電極28のそれぞれに、検査用プローブPが接触される。そして、これらの検査用プローブPを介して、リセット信号Rst、ホールド信号Hld、水平スタート信号Sph、水平クロック信号Ckh、ゲート信号Gate、垂直スタート信号Spv、垂直クロック信号Ckv、電源電圧Vdd、基準電位GND、及びスイッチ制御信号Enbが各端子電極に入力される。
このとき、制御端子電極28にはスイッチ制御信号EnbとしてLレベルの電圧が印加され、当該信号出力部20におけるスイッチ手段SW1〜SW5は、図6に示すように接続状態となる。なお、他の信号出力部20では制御端子電極28には何も接続されていないので、他の信号出力部20におけるスイッチ手段SW1〜SW5は非接続状態となっている。
この状態において、前述した図7(a)〜図7(n)と同様に、リセット信号Rst、ホールド信号Hld、水平スタート信号Sph、水平クロック信号Ckh、ゲート信号Gate、垂直スタート信号Spv、及び垂直クロック信号Ckvを変化させる。これにより、受光部10の一つの信号出力部20に対応する列群の第1行ないし第M行に相当する出力信号Aoutが、当該信号出力部20の出力端子電極26から検査用プローブPを介して取り出される。このような一連の動作によって、受光部10のうち一つの列群、該列群に対応する信号出力部20、及び垂直シフトレジスタ30の動作確認を行うことができる。なお、このとき受光部10の他の列群に含まれる画素11からも電荷が発生するが、リセット信号Rst及びホールド信号Hldは他の信号出力部20にも提供されているので、これらの電荷は積分回路21においてリセットされて消滅することとなる。
以降、他の信号出力部20についても同様に、一つの信号出力部20毎に端子電極に対して検査用プローブPが接触され、その都度その列群の第1行ないし第M行に相当する出力信号Aoutが取り出される。こうして、受光部10の全ての領域および複数の信号出力部20の全てについて、機能の検査が行われる。
以上の構成を備える本実施形態の固体撮像素子1によれば、受光部10のN列が複数に分割されて成る列群毎、すなわち信号出力部20毎に検査用プローブPを順次接触させて検査を行うことができるので、全ての信号出力部20の端子電極に同時に検査用プローブPを接触させる方法と比較して、一度に接触させる検査用プローブPの数が少なくて済む。したがって、受光部10が大面積である場合であっても、受光部10及び複数の信号出力部20の検査をより正確且つ容易にできる。
また、本実施形態のように、複数の信号出力部20のそれぞれが、電源電圧Vddを入力するための電源用端子電極27aを有しており、各信号出力部20の電源用端子電極27aが、複数の信号出力部20にわたって設けられた電源用配線Lvddによって互いに接続されていることが好ましい。このような構成により、受光部10及び複数の信号出力部20を検査する検査モードの際に、どの信号出力部20からでも電源電圧Vddを供給できるので、検査を更に容易にできる。
なお、本発明の課題を解決するための他の構成として、例えば以下のような構成も考えられる。すなわち、リセット信号Rst、ホールド信号Hld、水平スタート信号Sph、水平クロック信号Ckh、ゲート信号Gate、垂直スタート信号Spv、及び垂直クロック信号Ckvのそれぞれを入力するための検査用の一つの入力端子電極群、並びに出力信号Aoutを出力する検査用の一つの出力端子電極を各信号出力部20とは別に設け、複数の信号出力部20にわたって配設された検査用の共通配線にこの検査用の入力端子電極群及び出力端子電極を接続し、各信号出力部20において、積分回路21、保持回路22、及び水平シフトレジスタ23の接続先を、この検査用の共通配線と、入力端子電極群25及び出力端子電極26との間で切り替えるような構成である。
このような構成であれば、複数の信号出力部20それぞれに設けられた入力端子電極群25及び出力端子電極26ではなく、検査用に別途設けられた入力端子電極群及び出力端子電極に検査用プローブを接触させることによって、受光部10及び信号出力部20の動作を検査することができる。したがって、本実施形態に係る固体撮像素子1と同様、端子電極に接触させるプローブの数が少なくて済むので、受光部10が大面積である場合であっても、受光部10及び複数の信号出力部20の検査をより正確且つ容易にできる。
しかしながら、このような構成では次の課題が新たに生じる。一つは、各信号出力部20の動作に必要な全ての信号に対応する端子電極を信号出力部外に設ける都合上、複数の信号出力部20にわたって配設される検査用共通配線の本数が多くなり、配線スペースを十分に確保する必要が生じる点である。また、他の一つは、検査用共通配線が断線等すると、受光部10及び複数の信号出力部20それぞれの機能は正常であっても、検査では異常な結果が出力されてしまう点である。
これに対し、本実施形態に係る固体撮像素子1によれば、各信号出力部20の内部において配線すれば足りる信号(水平スタート信号Sph、水平クロック信号Ckhなど)があるので、複数の信号出力部20にわたって配設される共通配線の本数を少なくでき、より小さな配線スペースで済む。また、検査モードで使用される配線のほとんどは通常動作モードでも使用されるので、検査用配線の断線による不都合を回避することができる。
(第2の実施の形態)
図8は、本発明の第2実施形態に係る放射線撮像装置2の構成を示す平面図である。また、図9は、図8に示す放射線撮像装置2のIX−IX線に沿った断面を示す側断面図である。
これらの図に示すように、放射線撮像装置2は、第1実施形態に係る固体撮像素子1と、固体撮像素子1の受光部10上に設けられたシンチレータ16(図9を参照。図8では図示を省略)と、放射線遮蔽部17とを備えている。シンチレータ16は、入射したX線等の放射線に応じてシンチレーション光を発生して放射線像を光像へと変換し、この光像を受光部10へ出力する。シンチレータ16は受光部10を覆うように設置されるか、或いは受光部10上に蒸着により設けられる。放射線遮蔽部17は、放射線の透過率が極めて低い鉛等の材料からなる。放射線遮蔽部17は半導体基板14の周縁部を覆っており、信号出力部20等への放射線の入射を防止する。なお、半導体基板14において、受光部10の縁部に沿って形成された画素は放射線遮蔽部17によって覆われていて、光が入射せず電荷が発生しない被遮光画素となっている。
本実施形態による放射線撮像装置2によれば、第1実施形態に係る固体撮像素子1を備えることによって、固体撮像素子1の受光部10及び信号出力部20の検査を正確且つ容易に行うことができる。したがって、信頼性の高い放射線撮像装置2を提供することができる。
(第3の実施の形態)
ここで、本発明の第3実施形態として、第2実施形態に係る放射線撮像装置2を製造する方法について説明する。なお、この製造方法には、第1実施形態に係る固体撮像素子1の製造方法及び検査方法も含まれている。図10は、放射線撮像装置2を製造するための各工程を示す図である。
まず、図10(a)に示すように、第1実施形態にて説明した受光部10、複数の信号出力部20、及び垂直シフトレジスタ30を、通常の半導体プロセス技術によりウェハ状の半導体基板14の主面上に形成する(形成工程)。
すなわち、受光部10として、フォトダイオードPD及び読出用スイッチSWaを各々含むM×N個(M,Nは2以上の整数)の画素11(図1を参照)を半導体基板14に形成する。また、2以上の列を各々含みN列が分割されて成る複数の列群のそれぞれに対応して、複数の信号出力部20を、受光部10の行方向に沿った一辺に隣接して形成する。具体的には、図4に示したように、各信号出力部20として、各列群に含まれる2以上の列のそれぞれに対応して設けられ、各列に含まれる画素11から出力された電荷を蓄積して電圧信号に変換する2以上の積分回路21と、2以上の積分回路21それぞれの出力端に接続された2以上の保持回路22と、2以上の保持回路22から順に電圧信号Aoutを出力させる水平シフトレジスタ23と、端子電極25a〜25gを含む入力端子電極群25、出力端子電極26、電源用端子電極27a、基準電位用端子電極27b、及び制御端子電極28とを、半導体基板14上において複数の信号出力部20となる各領域に形成する。また、図2に示した垂直シフトレジスタ30を、受光部10の列方向に沿った他の一辺に隣接して形成する。
また、この形成工程では、リセット用共通配線Lcr、保持用共通配線Lch、ゲート用共通配線Lg、垂直スタート用共通配線Lspv、垂直クロック用共通配線Lckv、電源用配線Lvdd、及び基準電位線Lgndのそれぞれを、複数の信号出力部20にわたって形成する。そして、複数の信号出力部20となる各領域において、リセット信号用の端子電極25aとリセット用共通配線Lcrとをスイッチ手段SW1を介して接続し、ホールド信号用の端子電極25bと保持用共通配線Lchとをスイッチ手段SW2を介して接続し、ゲート信号用の端子電極25eとゲート用共通配線Lgとをスイッチ手段SW3を介して接続し、垂直スタート信号用の端子電極25fと垂直スタート用共通配線Lspvとをスイッチ手段SW4を介して接続し、垂直クロック信号用の端子電極25gと垂直クロック用共通配線Lckvとをスイッチ手段SW5を介して接続する。また、電源用端子電極27aと電源用配線Lvddとを接続し、基準電位用端子電極27bと基準電位線Lgndとを接続する。また、スイッチ手段SW1〜SW5の各制御端子を、制御端子電極28に接続する。
また、この形成工程では、複数の信号出力部20となる各領域において、水平スタート信号用の端子電極25cを、水平シフトレジスタ23の初段シフトレジスタ24に接続する。また、水平クロック信号用の端子電極25dを、水平シフトレジスタ23の各シフトレジスタ24に接続する。
続いて、受光部10および複数の信号出力部20の動作を各列群毎(すなわち各信号出力部20毎)に検査し、複数の半導体基板14の中から受光部10および複数の信号出力部20が正常に動作する半導体基板14を選択する(検査工程)。
すなわち、図10(b)に示すように、複数の信号出力部20のそれぞれに対して順に検査用プローブPを接触させて信号入力を行う。このとき、各信号出力部20は、検査用プローブPの接触によって前述した検査モードとなる。具体的には、図6に示したように、一つの信号出力部20において、電源用端子電極27a及び基準電位用端子電極27bのそれぞれに検査用プローブPを接触させて電源電圧Vdd及び基準電位GNDを入力すると共に、制御端子電極28に別の検査用プローブPを接触させてスイッチ制御信号Enbを入力し、これにより各スイッチ手段SW1〜SW5を接続状態とする。同時に、入力端子電極群25の各端子電極25a〜25gに更に別の検査用プローブPを接触させることにより、リセット信号Rst、ホールド信号Hld、水平スタート信号Sph、水平クロック信号Ckh、ゲート信号Gate、垂直スタート信号Spv、及び垂直クロック信号Ckvのそれぞれを入力端子電極群25の各端子電極25a〜25gに与える。これにより、当該信号出力部20及び垂直シフトレジスタ30において前述した検査モードの動作が行われ、出力端子電極26に更に別の検査用プローブPを接触させて電圧信号Aoutを取得することにより、受光部10のうち当該信号出力部20に対応する列群、および当該信号出力部20の動作を検査することができる。そして、このような操作を複数の信号出力部20のそれぞれに対して行うことにより、受光部10の全ての領域および全ての信号出力部20の動作を好適に検査することができる。
続いて、図10(c)に示すように、半導体基板14における受光部10、複数の信号出力部20、及び垂直シフトレジスタ30の周囲の部分をダイシングにより切断する(切断工程)。なお、図10(b)に示した検査工程は、この切断工程の後に行っても良い。
続いて、図10(d)に示すように、シンチレータ16を受光部10上に設ける(シンチレータ付加工程)。このとき、シンチレータ16としてシンチレータパネルを受光部10を覆うように設置するか、或いは受光部10上にシンチレータ材料を蒸着するとよい。また、このとき、複数の信号出力部20の各端子電極25a〜25g、26、27a、27b、及び28が露出するように、シンチレータ16を設ける。
続いて、図10(e)に示すように、半導体基板14を配線基板15に固定し、各信号出力部20の各端子電極と、半導体基板14の外部に用意された配線パターンとをボンディングワイヤWにより接続する(ワイヤボンディング工程)。このとき、図5に示したように、水平スタート信号用の端子電極25c、水平クロック信号用の端子電極25d、出力端子電極26、電源用端子電極27a及び基準電位用端子電極27bについては、複数の信号出力部20の全てにおいてボンディングワイヤWを接続する。一方、リセット信号用の端子電極25a、ホールド信号用の端子電極25b、ゲート信号用の端子電極25e、垂直スタート信号用の端子電極25f、垂直クロック信号用の端子電極25g、及び制御端子電極28については、複数の信号出力部20のうちいずれか一つの信号出力部20のみボンディングワイヤWを接続する。
以上に説明した各工程により、固体撮像素子1、及びこの固体撮像素子1を備える放射線撮像装置2が製造される。
以上に説明した固体撮像素子1及び放射線撮像装置2の製造方法及び検査方法によれば、次の効果が得られる。すなわち、検査工程において、受光部10のN列が複数に分割されて成る列群毎、すなわち信号出力部20毎に検査用プローブPを順次接触させて検査を行うことができる。したがって、全ての信号出力部20の端子電極に同時に検査用プローブPを接触させる方法と比較して、一度に接触させる検査用プローブPの数が少なくて済むので、受光部10が大面積である場合であっても、受光部10及び複数の信号出力部20の検査をより正確且つ容易にできる。
また、本実施形態のように、形成工程において、電源電圧Vddを入力する電源用端子電極27aを、半導体基板14上において複数の信号出力部20となる各領域に形成し、各信号出力部20の電源用端子電極27aを互いに接続する電源用配線Lvddを複数の信号出力部20にわたって形成することが好ましい。このような構成により、検査工程の際にどの信号出力部20からでも電源電圧Vddを供給できるので、検査を更に容易にできる。
本発明による固体撮像素子及びその製造方法、放射線撮像装置及びその製造方法、並びに固体撮像素子の検査方法は、上記した実施形態に限られるものではなく、他に様々な変形が可能である。例えば、上記第3実施形態ではシンチレータ付加工程の前に検査工程を行っているが、本発明においては、検査工程をシンチレータ付加工程の後に行っても良い。
1…固体撮像素子、2…放射線撮像装置、10…受光部、11…画素、12…読出用配線、13…行選択用配線、14…半導体基板、15…配線基板、16…シンチレータ、17…放射線遮蔽部、20…信号出力部、21…積分回路、22…保持回路、23…水平シフトレジスタ、24…シフトレジスタ、25…入力端子電極群、25a〜25g…端子電極、26…出力端子電極、27a…電源用端子電極、27b…基準電位用端子電極、28…制御端子電極、30…垂直シフトレジスタ、31…シフトレジスタ、32…NORゲート、33…バッファ、Aout…出力信号、Ckh…水平クロック信号、Ckv…垂直クロック信号、Enb…スイッチ制御信号、Gate…ゲート信号、Hld…ホールド信号、Rst…リセット信号、Sph…水平スタート信号、Spv…垂直スタート信号、Vsel…行選択制御信号、Lch…保持用共通配線、Lcr…リセット用共通配線、Lgnd…基準電位線、Lh…保持用配線、Lins…スイッチ制御用配線、Lout…電圧出力用配線、Lr…リセット用配線、Lst…スタート用配線、Lvdd…電源用配線、P…検査用プローブ、PD…フォトダイオード、SW1〜SW5…スイッチ手段、SWa…読出用スイッチ、W…ボンディングワイヤ。

Claims (7)

  1. フォトダイオードを各々含むM×N個(M,Nは2以上の整数)の画素がM行N列に2次元配列されて成る受光部と、
    2以上の列を各々含み前記N列が分割されて成る複数の列群のそれぞれに対応して設けられた複数の信号出力部と、
    前記画素からの電荷出力を各行毎に制御する垂直シフトレジスタと
    を備え、
    前記複数の信号出力部のそれぞれが、
    各列群に含まれる前記2以上の列のそれぞれに対応して設けられ、各列に含まれる前記画素から出力された電荷を蓄積して電圧信号に変換する2以上の積分回路と、
    前記2以上の積分回路それぞれの出力端に接続された2以上の保持回路と、
    前記2以上の保持回路から順に電圧信号を出力させる水平シフトレジスタと、
    前記積分回路のリセットを行うリセット信号、前記保持回路への電圧信号の入力を制御するホールド信号、前記水平シフトレジスタの動作を開始する水平スタート信号、前記水平シフトレジスタのクロックを規定する水平クロック信号、前記垂直シフトレジスタの動作を開始する垂直スタート信号、及び前記垂直シフトレジスタのクロックを規定する垂直クロック信号のそれぞれを入力する複数の端子電極を含む入力端子電極群と、
    前記保持回路からの出力信号を提供する出力端子電極と
    を有しており、
    各信号出力部の前記積分回路に前記リセット信号を提供するためのリセット用共通配線、各信号出力部の前記保持回路に前記ホールド信号を提供するための保持用共通配線、前記垂直シフトレジスタに前記垂直スタート信号を提供するための垂直スタート用共通配線、及び、前記垂直シフトレジスタに前記垂直クロック信号を提供するための垂直クロック用共通配線のそれぞれが、複数の信号出力部にわたって配設されており、
    各信号出力部の前記リセット信号用の端子電極、前記ホールド信号用の端子電極、前記垂直スタート信号用の端子電極、及び前記垂直クロック信号用の端子電極のそれぞれが、スイッチ手段を介して前記リセット用共通配線、前記保持用共通配線、前記垂直スタート用共通配線、及び前記垂直クロック用共通配線のそれぞれに接続されており、
    各信号出力部が、前記スイッチ手段の接続/非接続を制御するためのスイッチ制御信号を入力する制御端子電極を更に有することを特徴とする、固体撮像素子。
  2. 前記複数の信号出力部のそれぞれが、電源電圧を入力する電源用端子電極を更に有しており、
    各信号出力部の前記電源用端子電極が、前記複数の信号出力部にわたって設けられた配線によって互いに接続されていることを特徴とする、請求項1に記載の固体撮像素子。
  3. 請求項1または2に記載の固体撮像素子と、
    前記受光部上に設けられ、入射した放射線に応じてシンチレーション光を発生して放射線像を光像へと変換し、該光像を前記受光部へ出力するシンチレータと
    を備えることを特徴とする、放射線撮像装置。
  4. フォトダイオードを各々含むM×N個(M,Nは2以上の整数)の画素がM行N列に2次元配列されて成る受光部と、
    2以上の列を各々含み前記N列が分割されて成る複数の列群のそれぞれに対応して設けられた複数の信号出力部と、
    前記画素からの電荷出力を各行毎に制御する垂直シフトレジスタと
    を備える固体撮像素子を製造する方法であって、
    各列群に含まれる前記2以上の列のそれぞれに対応して設けられ、各列に含まれる前記画素から出力された電荷を蓄積して電圧信号に変換する2以上の積分回路と、前記2以上の積分回路それぞれの出力端に接続された2以上の保持回路と、前記2以上の保持回路から順に電圧信号を出力させる水平シフトレジスタと、前記積分回路のリセットを行うリセット信号、前記保持回路への電圧信号の入力を制御するホールド信号、前記水平シフトレジスタの動作を開始する水平スタート信号、前記水平シフトレジスタのクロックを規定する水平クロック信号、前記垂直シフトレジスタの動作を開始する垂直スタート信号、及び前記垂直シフトレジスタのクロックを規定する垂直クロック信号のそれぞれを入力する複数の端子電極を含む入力端子電極群と、前記保持回路からの出力信号を提供する出力端子電極とを、半導体基板上において前記複数の信号出力部となる各領域に形成すると共に、前記受光部及び前記垂直シフトレジスタを該半導体基板上に形成する形成工程と、
    前記受光部及び前記複数の信号出力部の動作を各列群毎に検査し、正常に動作する前記半導体基板を選択する検査工程と、
    前記検査工程において選択された前記半導体基板における各信号出力部の前記入力端子電極群及び前記出力端子電極のそれぞれと、前記半導体基板の外部に用意された配線パターンとをワイヤボンディングにより接続するワイヤボンディング工程と
    を含み、
    前記形成工程の際、各信号出力部の前記積分回路に前記リセット信号を提供するためのリセット用共通配線、各信号出力部の前記保持回路に前記ホールド信号を提供するための保持用共通配線、前記垂直シフトレジスタに前記垂直スタート信号を提供するための垂直スタート用共通配線、及び、前記垂直シフトレジスタに前記垂直クロック信号を提供するための垂直クロック用共通配線のそれぞれを複数の信号出力部にわたって形成し、また、各信号出力部の前記リセット信号用の端子電極、前記ホールド信号用の端子電極、前記垂直スタート信号用の端子電極、及び前記垂直クロック信号用の端子電極のそれぞれを、スイッチ手段を介して前記リセット用共通配線、前記保持用共通配線、前記垂直スタート用共通配線、及び前記垂直クロック用共通配線のそれぞれに接続し、また、前記スイッチ手段の接続/非接続を制御するためのスイッチ制御信号を入力する制御端子電極を各信号出力部に形成し、
    前記検査工程の際、各信号出力部毎に、前記制御端子電極にプローブを接触させて前記スイッチ制御信号を与えることにより前記スイッチ手段を接続状態とするとともに、前記入力端子電極群に別のプローブを接触させることにより、前記リセット信号、前記ホールド信号、前記水平スタート信号、前記水平クロック信号、前記垂直スタート信号、及び前記垂直クロック信号のそれぞれを前記入力端子電極群に与え、前記出力端子電極に更に別のプローブを接触させて電圧信号を取得することにより、前記受光部及び前記複数の信号出力部の動作を検査することを特徴とする、固体撮像素子の製造方法。
  5. 前記形成工程の際、電源電圧を入力する電源用端子電極を、前記半導体基板上において前記複数の信号出力部となる各領域に形成し、各信号出力部の前記電源用端子電極を互いに接続する配線を前記複数の信号出力部にわたって形成することを特徴とする、請求項4に記載の固体撮像素子の製造方法。
  6. 請求項4または5に記載の固体撮像素子の製造方法に加え、
    入射した放射線に応じてシンチレーション光を発生して放射線像を光像へと変換し、該光像を前記受光部へ出力するシンチレータを前記受光部上に設けるシンチレータ付加工程を前記検査工程の前または後に含むことを特徴とする、放射線撮像装置の製造方法。
  7. フォトダイオードを各々含むM×N個(M,Nは2以上の整数)の画素がM行N列に2次元配列されて成る受光部と、
    2以上の列を各々含み前記N列が分割されて成る複数の列群のそれぞれに対応して設けられた複数の信号出力部と、
    前記画素からの電荷出力を各行毎に制御する垂直シフトレジスタと
    を備え、
    前記複数の信号出力部のそれぞれが、
    各列群に含まれる前記2以上の列のそれぞれに対応して設けられ、各列に含まれる前記画素から出力された電荷を蓄積して電圧信号に変換する2以上の積分回路と、
    前記2以上の積分回路それぞれの出力端に接続された2以上の保持回路と、
    前記2以上の保持回路から順に電圧信号を出力させる水平シフトレジスタと、
    前記積分回路のリセットを行うリセット信号、前記保持回路への電圧信号の入力を制御するホールド信号、前記水平シフトレジスタの動作を開始する水平スタート信号、前記水平シフトレジスタのクロックを規定する水平クロック信号、前記垂直シフトレジスタの動作を開始する垂直スタート信号、及び前記垂直シフトレジスタのクロックを規定する垂直クロック信号のそれぞれを入力する複数の端子電極を含む入力端子電極群と、
    前記保持回路からの出力信号を提供する出力端子電極と
    を有する固体撮像素子を検査する方法であって、
    各信号出力部の前記積分回路に前記リセット信号を提供するためのリセット用共通配線、各信号出力部の前記保持回路に前記ホールド信号を提供するための保持用共通配線、前記垂直シフトレジスタに前記垂直スタート信号を提供するための垂直スタート用共通配線、及び、前記垂直シフトレジスタに前記垂直クロック信号を提供するための垂直クロック用共通配線のそれぞれを、複数の信号出力部にわたって形成し、また、各信号出力部の前記リセット信号用の端子電極、前記ホールド信号用の端子電極、前記垂直スタート信号用の端子電極、及び前記垂直クロック信号用の端子電極のそれぞれを、スイッチ手段を介して前記リセット用共通配線、前記保持用共通配線、前記垂直スタート用共通配線、及び前記垂直クロック用共通配線のそれぞれに接続し、また、前記スイッチ手段の接続/非接続を制御するためのスイッチ制御信号を入力する制御端子電極を各信号出力部に形成し、
    各信号出力部毎に、前記制御端子電極にプローブを接触させて前記スイッチ制御信号を与えることにより前記スイッチ手段を接続状態とするとともに、前記入力端子電極群に別のプローブを接触させることにより、前記リセット信号、前記ホールド信号、前記水平スタート信号、前記水平クロック信号、前記垂直スタート信号、及び前記垂直クロック信号のそれぞれを前記入力端子電極群に与え、前記出力端子電極に更に別のプローブを接触させて電圧信号を取得することにより、前記受光部及び前記複数の信号出力部の動作を検査することを特徴とする、固体撮像素子の検査方法。
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