JP5246416B2 - 放送受信システム及び放送受信方法 - Google Patents

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本発明は放送受信システム及び放送受信方法に関する。特に、例えばバスや電車と言った乗り物で長時間に亘って移動しながら放送を視聴・聴取する際に好適な放送受信システム及び放送受信方法に関する。
移動しながら放送を視聴・聴取する際、放送送出チャンネルは地域によって異なる。すなわち、現在行われているテレビ放送(ラジオ放送)では、同一放送局・系列局であっても、地域によって、使用されているチャンネル(周波数)が異なる。その結果、自動車や携帯電話機などに搭載されていて移動しながら放送を受信できる放送受信機では、或るチャンネルの放送波を受信しながら移動した為に該放送波が届く範囲から外れた場合、それまで受信していたチャンネルの放送を視聴・聴取できなくなる。従って、移動しても視聴・聴取中の番組を引き続き視聴・聴取する為には、それまで視聴・聴取していた番組と同一の番組を放送している移動先エリアでのチャンネルに切り替える必要がある。すなわち、同一の放送を視聴・聴取し続ける為には、移動先地域でのチャンネルに合わせて受信し直す必要がある。
さて、受信機の移動に対応してチャンネルを切り替える方法として、使用者がチャンネルの操作をすることなく、連続して同一番組を見ることを可能とすることを目的として、位置情報を計測する手段を備えたナビゲーションシステムの記憶装置に記憶したテレビジョン用放送局チャンネル情報を利用して、同放送局、あるいは同系列放送局のチャンネルに自動で切り換えを可能とすることで番組を切れ目なく連続して見ることを可能にすることを特徴とした移動体用テレビジョン受像機が提案(特開平7−284030号公報)されている。
又、ナビゲーションシステムとTV受信装置とを接続し、車両走行に伴う地域の変化時、所望の放送をサーチする手間や時間を短縮することを目的として、自車位置を検出する手段及び地図データを記憶する手段を備えたナビゲーションシステムと、チャンネルサーチを行うとともに受信局の信号強度データを出力する手段を備えるTVチューナのフロントエンドと、前記フロントエンドで受信された信号の映像信号に含まれるVITSのテスト信号を基準信号と比較して同一放送を検索する検索回路と、前記ナビゲーションシステムのエリア別に、受信局のチャンネル番号、信号強度、VITSのテスト信号波形データを記憶するメモリ回路と、TV視聴を行わずに走行している際には、前記フロントエンドにチャンネルサーチを行わせ、受信信号ごとに信号強度を監視し、信号強度が所定レベル以上の場合、前記ナビゲーションシステム上のエリア別に、前記受信局のチャンネル番号、信号強度、及びテスト信号波形とを前記メモリ回路に記憶させ、TV視聴を行いながら走行している際には、受信中の局の信号強度を監視し、信号強度が所定レベル以下になった場合、前記メモリ回路の記憶データから前記ナビゲーションシステム上の現在走行中のエリアについて、所定レベル以上の電界強度の局を選択し、前記検索回路により、該局が受信中の放送と同じテスト信号波形を持つ局か否かを判断させ、同一放送の局であれば、前記フロントエンドを制御してその局に切り換える制御部とを備えたことを特徴とする自動選局TVチューナが提案(特開平8−140004号公報)されている。
又、自動車等の移動体に搭載された受信装置が移動しながら放送を受信している時に、受信すべき信号の送信局が切り替わるため受信可能な放送信号や放送周波数が次々に変化する場合においても、継続的に番組を視聴可能とすることを目的として、複数の信号が多重された伝送信号を受信する受信装置において、多重された伝送信号から希望する信号を分離する多重信号分離手段と、該多重信号分離手段で分離した信号を復調する信号復調手段と、該信号復調手段の復調結果として出力されたデータから、任意のデータを分離するデータ分離手段と、受信装置の位置を検出する位置情報検出手段と、各手段の制御を行なう制御手段と、受信装置の位置に応じた分離すべき信号のチャンネルの対応を表わす選局情報を記憶する選局情報記憶手段とを備え、前記制御手段は、前記データ分離手段から、前記選局情報を取得して前記選局情報記憶手段に記憶させる一方、前記制御手段は、前記位置情報検出手段が出力する位置情報と前記選局情報記憶手段に記憶した選局情報とに基づき、前記多重信号分離手段で分離すべきチャンネルを決定することを特徴とする受信装置が提案(特開2001−53635号公報)されている。
又、電車などの公共交通手段での移動受信時におけるチャンネル切り替えを容易に行うことを目的として、携帯型放送受信端末と受信情報生成装置とから構成される放送受信システムであって、前記携帯型放送受信端末は、移動中の継続受信のために必要となる受信情報を記憶する第1の記憶手段と、現在の時刻を計測する時計手段と、前記第1の記憶手段に記憶された前記受信情報と、前記時計手段で計測された現在の時刻とを比較して、受信可能なチャンネルを判定するチャンネル判定手段とを備え、前記受信情報生成装置は、交通手段を選択する交通手段選択手段と、インターネットから前記交通手段選択手段で選択された交通手段の運行情報を抽出する運行情報抽出手段と、放送局の放送エリア情報を記憶する放送エリア情報記憶手段と、前記運行情報抽出手段で抽出された前記運行情報と、前記放送エリア情報記憶手段に記憶された前記放送エリア情報とを比較して、前記受信情報を生成する受信情報生成手段と、前記受信情報生成手段で生成された前記受信情報を記憶する第2の記憶手段とを備えた放送受信システムが(特開2007−228563号公報)されている。
又、利用者が移動しようとしている目的地を自動で特定し、その目的地が含まれる地域に割り当てられているチャンネルリストを取得することを目的として、あるチャンネルでテレビ放送送信されたテレビ放送を受信するテレビ受信部と、各種サービスに利用可能なICチップと、所定の地域においてテレビ放送送信に用いられているチャンネルの一覧情報を記憶した記憶部とを含んで構成される携帯端末装置であって、前記テレビ受信部は、前記ICチップに記録された、あるサービスを利用するために特定されるべき目的地に関する情報を基に、当該目的地を含む地域においてテレビ放送送信に用いられているチャンネルの一覧情報を前記記憶部から取得し、その取得したチャンネルでテレビ放送送信されたテレビ放送を受信する携帯端末装置が(特開2008−28725号公報)されている。
特開平7−284030号公報 特開平8−140004号公報 特開2001−53635号公報 特開2007−228563号公報 特開2008−28725号公報
ところで、特許文献1,2,3提案の技術では、例えば位置情報を必要とする。この為、測位手段を常に動作させる必要が有る。又、放送エリアの地図情報が必要となる。よって、消費電力が多くなり、又、必要メモリ量が多くなり、携帯性の特長が低下する。
特許文献4提案の技術は、公共交通手段の運行情報提供サーバからインターネットを介して取り込んだ乗車交通手段の運行情報と、放送エリア情報記憶部に記憶されている放送エリア情報とを基にして、先ず、移動中に放送番組を継続受信する為に必要な受信情報を受信情報生成装置で生成し、この生成された受信情報を記憶手段(メモリーカード)に記憶させておき、この記憶手段(メモリーカード)に記憶された受信情報を利用しようとするものである。従って、突然の出張と言った場合には、上記の如きの準備は殆ど不可能である為、利用できない。又、忙しい今日にあっては、特許文献4が必要とするような準備作業は煩わしく、到底、利用できるものでは無い。
特許文献5提案の技術は、出発地・目的地などの目的地情報や出発時刻・到着時刻などの時刻情報が記録されている非接触ICカード(各種サービスに利用可能なICチップ)の目的地情報をサーバに送信し、サーバは前記目的地情報を基にして地域コードとチャンネルリスト情報とを対応付けたテーブルから地域コード毎に受信可能なチャンネルリストを選び出し、これを携帯端末装置に送信するものであることから、特許文献4の如きの煩わしさは解消されている。しかしながら、この提案の技術は、例えば大阪、名古屋、東京と言った地域でのチャンネル情報を手にするに過ぎない。すなわち、大阪でのチャンネル数、名古屋でのチャンネル数、東京でのチャンネル数を知るに過ぎないから、その場所場所でチャンネルを合わせる作業が必要になる。ところが、例えば新幹線に乗車している場合で説明すると、乗車している者は、今、何所の地域であるかは判らないことが多い。何所を走っているかは、時計を見て、何時であるから、大体、どの当たりであろうかと推察するに過ぎない。これでは、地域のチャンネル数を知っていても、チャンネル数を合わせる作業が煩瑣である。更には、大体どの当たりであると判っても、チャンネルの切替を要する領域に入ったか否かの正確な判断は中々できない。
従って、本発明が解決しようとする課題は、放送送出チャンネルが変わる地域を移動しながら放送を視聴・聴取している場合でも、測位手段を常時動かす必要がないことから消費電力が少なく、かつ、地図情報を保持する必要がないことから使用メモリが少なく、更には最適チャンネルへの切替が自動で行われ、ユーザの利便性が非常に向上した技術を提供することである。
前記の課題は、
チャンネル切替情報提供サーバと、該チャンネル切替情報提供サーバに接続される放送受信機とを備えた放送受信システムであって、
チャンネル切替情報提供サーバは、
チャンネル切替情報を記憶しているサーバ記憶部と、
前記サーバ記憶部に記憶されているチャンネル切替情報の中から、チャンネル切替情報提供サーバが受信した乗車情報を基にして、地域・時刻毎に最適なチャンネル切替情報を取り出し、送信させるサーバ制御部
とを具備してなり、
放送受信機は、
IC乗車券の記憶部に記憶されている乗車情報を受信する乗車情報受信部と、
チャンネル切替情報保持部と、
前記乗車情報受信部が受信した乗車情報をチャンネル切替情報提供サーバに送信させ、該チャンネル切替情報提供サーバから該乗車情報に基づいた地域・時刻毎に最適なチャンネル切替情報を受信させ、該受信した地域・時刻毎に最適なチャンネル切替情報を前記チャンネル切替情報保持部に記憶させ、該記憶された地域・時刻毎に最適なチャンネル切替情報を時刻毎に読み出させて該放送受信機で同一の放送を行うチャンネルへのチャンネル切替を自動的に行う受信機制御部
とを具備してなる
ことを特徴とする放送受信システムによって解決される。
又、チャンネル切替情報提供サーバと、該チャンネル切替情報提供サーバに接続される放送受信機とを備えた放送受信システムにおける放送受信方法であって、
前記放送受信機がIC乗車券の記憶部に記憶されている乗車情報を受信する第1ステップと、
前記放送受信機が受信した乗車情報を前記チャンネル切替情報提供サーバに向けて送信する第2ステップと、
前記チャンネル切替情報提供サーバが受信した乗車情報を基にして、チャンネル切替情報提供サーバの記憶部に記憶されているチャンネル切替情報の中から、地域・時刻毎に最適なチャンネル切替情報を取り出し、前記放送受信機に向けて送信させる第3ステップと、
前記放送受信機が受信した地域・時刻毎に最適なチャンネル切替情報を自身のチャンネル切替情報保持部に記憶させる第4ステップと、
前記放送受信機が自身のチャンネル切替情報保持部に記憶されている地域・時刻毎に最適なチャンネル切替情報を時刻毎に読み出して該放送受信機で同一の放送を行うチャンネルへのチャンネル切替を自動的に行う第5ステップ
とを具備することを特徴とする放送受信方法によって解決される。
放送送出チャンネルが変わる地域を移動しながら放送を視聴・聴取している場合でも、測位手段を常時動かす必要がないことから消費電力が少なく、かつ、地図情報を保持する必要がないことから使用メモリが少なく、更には最適チャンネルへの切替が自動で行われることからユーザの利便性が非常に高い。
本発明の放送受信システムにおける放送受信機のブロック図 本発明の放送受信方法の概略図 IC乗車券における記憶情報例 チャンネル切替情報例 チャンネル切替情報例 チャンネル切替情報例 チャンネル切替情報例
本発明は放送受信システムである。この放送受信システムは、チャンネル切替情報提供サーバと、該チャンネル切替情報提供サーバに接続される放送受信機とを有する。前記チャンネル切替情報提供サーバは、チャンネル切替情報を記憶しているサーバ記憶部を具備する。かつ、前記サーバ記憶部に記憶されているチャンネル切替情報の中から、チャンネル切替情報提供サーバが受信した乗車情報を基にして、地域・時刻毎に最適なチャンネル切替情報を取り出し、送信させるサーバ制御部を具備する。尚、地域・時刻毎に最適なチャンネル切替情報は、○年○○月○○○日○○○○時○○○○○分○○○○○○秒に□駅で乗車して△線を経由して●年●●月●●●日●●●●時●●●●●分●●●●●●秒に□□駅で下車と言った乗車情報を基にして、該乗車中におけるチャンネルが切り替わる場所(×点、××点、…)での各々の時刻においてのチャンネル切替情報である。前記放送受信機は、IC乗車券の記憶部に記憶されている乗車情報を受信する乗車情報受信部を具備する。かつ、チャンネル切替情報保持部を具備する。更には、前記乗車情報受信部が受信した乗車情報をチャンネル切替情報提供サーバに送信させ、該チャンネル切替情報提供サーバから該乗車情報に基づいた地域・時刻毎に最適なチャンネル切替情報を受信させ、該受信した地域・時刻毎に最適なチャンネル切替情報を前記チャンネル切替情報保持部に記憶させ、該記憶された地域・時刻毎に最適なチャンネル切替情報を時刻毎に読み出させて該放送受信機で同一の放送を行うチャンネルへのチャンネル切替を自動的に行う受信機制御部を具備する。
他の本発明は放送受信方法である。この放送受信方法は、チャンネル切替情報提供サーバと、該チャンネル切替情報提供サーバに接続される放送受信機とを備えた放送受信システムにおける放送受信方法である。特に、上記放送受信システムにおける放送受信方法である。そして、放送受信機がIC乗車券の記憶部に記憶されている乗車情報を受信する第1ステップを具備する。又、前記放送受信機が受信した乗車情報を前記チャンネル切替情報提供サーバに向けて送信する第2ステップを具備する。又、前記チャンネル切替情報提供サーバが、受信した乗車情報を基にして、チャンネル切替情報サーバの記憶部に記憶されているチャンネル切替情報の中から、地域・時刻毎に最適なチャンネル切替情報を取り出し、前記放送受信機に向けて送信させる第3ステップを具備する。又、前記放送受信機が受信した地域・時刻毎に最適なチャンネル切替情報を自身のチャンネル切替情報保持部に記憶させる第4ステップを具備する。又、前記放送受信機が自身のチャンネル切替情報保持部に記憶されている地域・時刻毎に最適なチャンネル切替情報を時刻毎に読み出して該放送受信機で同一の放送を行うチャンネルへのチャンネル切替を自動的に行う第5ステップを具備する。
以下、更に詳しく説明する。
図1は、本発明になる放送受信機のブロック図である。
10は本発明になる放送受信機(端末)である。11は放送受信部である。放送受信部11は放送信号を受信する部分である。そして、制御部12によって指定されたチャンネルに該当する周波数の信号を受信し、復調する。制御部12は、受信制御、受信データ(映像、音声など)のデコード、表示制御などを行う。すなわち、制御部12は、放送受信機10における制御処理を全般的に行う。そして、放送受信部11から出力された受信データは、制御部12にて映像・音声などにデコードされ、表示部14に表示されたり、音声提示部15に提示される。13はキー入力部である。キー入力部13は、チャンネル設定などユーザからの放送受信に関する指示を受け付ける部分である。そして、キー入力部13から入力された情報は制御部12に入力され、受信制御、表示制御に利用される。16は通信部(無線通信部)である。無線通信部16は無線通信にて情報を授受する部分である。17はIC乗車券(ICチップ:ICカード)である。このIC乗車券17には、列車・バス等の交通機関の乗車情報(乗車券情報とも言う)が格納されている。尚、図示されていないが、放送受信機10はIC乗車券17に格納されている乗車情報(乗車する電車のID情報)を接触(又は非接触)方式で受け取ることが出来る受信部を有している。そして、この受信部で受信した乗車情報は制御部12に出力される。18はチャンネル切替情報保持部である。このチャンネル切替情報保持部18は、放送受信部11で受信する放送信号の周波数(チャンネル)を切り替える為のチャンネル情報を保持する。
放送受信部11で受信する放送信号の周波数(チャンネル)を切り替える為のチャンネル情報は、図1には図示されていないチャンネル切替情報提供サーバ(図2に示される)から受信したものである。すなわち、チャンネル切替情報提供サーバは、チャンネル切替情報を記憶しているサーバ記憶部(図示せず)を有している。又、チャンネル切替情報提供サーバは、前記サーバ記憶部に記憶されているチャンネル切替情報の中から、放送受信機10から受信した乗車情報(IC乗車券17に格納されていた乗車情報)を基にして、地域・時刻毎に最適なチャンネル切替情報を取り出し、そして放送受信機10に向けて送信させるサーバ制御部(図示せず)を有している。
次に、本発明になる放送受信方法(処理フロー)を図2を基にして説明する。
先ず、放送受信機10の起動時にIC乗車券17から得た情報を参照する。
IC乗車券17には、乗車についての「乗車日」「発車時刻」「列車名」「利用区間」「乗車/下車」などの情報)が格納されている。IC乗車券17の情報例が図3に示される。
IC乗車券17に格納されている乗車券情報の中、何れかの乗車の発車時刻が放送受信機10を起動した日時に近い場合、或いは何れかの乗車状態となっている場合、該当する乗車券による列車で使用できるチャンネル切替情報を取得する。
例えば、2008年12月10日10時30分に放送受信機10を起動し、IC乗車券情報が図3の状態だった場合、No.1の乗車券が乗車状態となっている為、この乗車券の列車(のぞみ54号)で使用できるチャンネル切替情報を取得する。すなわち、制御部12は、無線通信部16を経由してチャンネル切替情報提供サーバにアクセスし、チャンネル切替情報提供サーバからチャンネル切替情報を取得する。つまり、制御部12は、IC乗車券17から得た乗車券情報をチャンネル切替情報提供サーバに送信する。乗車券情報を受信したチャンネル切替情報提供サーバは、受信した乗車券情報から該当する列車の運行情報を特定し、その列車が通過する地域・時刻を基に、記憶部に記憶されているチャンネル情報の中から、該当する列車での視聴・聴取が最適なチャンネル切替情報を地域・時刻毎に作成する。そして、放送受信機10に向けて送信する。放送受信機10の制御部12は、前記チャンネル切替情報提供サーバが作成した最適チャンネル切替情報を無線通信部16に受信させ、チャンネル切替情報保持部18に保持させる。これにより、放送受信機10は該当(乗車)列車の利用区間に対するチャンネル切替情報を保持する。
このチャンネル切替情報の例が図4に示される。
チャンネル切替情報提供サーバから最適なチャンネル切替情報を受け取った放送受信機10は、前記最適チャンネル切替情報を用いてチャンネル切替を行う。例えば、図4のチャンネル切替情報の場合、視聴されていた27CHから19CHへのチャンネル切替が10時45分に行われる。他のチャンネルの場合には切替を行わない。その後、19CHから24CHへのチャンネル切替が11時00分に行われる。そして、11時25分には、24CHから20CHへのチャンネル切替が行われる。
尚、上記の説明では、IC乗車券17の選択条件(何れの乗物に乗車するかの決定)を、発車時刻が放送受信機10を起動した日時に近い場合、又は乗車状態となっている場合としたが、発車時刻と放送受信機起動日時の近さは1時間以内の如きの時間で設定することを想定していた。これは、当日の列車遅延等の列車運行情報の変更にも対応できるようにする為である。しかしながら、ユーザの利便性を考えると、ユーザ自身が設定できるようにしたり、又は乗車時刻を利用せず、乗車日(又は乗車日前日)と言う形で日にちを設定するようにしても良い。又、どの乗車券に対するチャンネル切替情報を取得するかをユーザ自身が選択できるようにしても良い。
チャンネル切替情報の取得タイミングは、放送受信機10の起動時としたが、乗車券の日時情報やユーザ選択によっては、放送受信機10の起動前に取得するようにしても良い。
又、列車が遅延した時などの運行情報の変更に対応させる為、放送視聴・聴取中に、ユーザ操作により、再度、チャンネル切替情報提供サーバからチャンネル切替情報を得て時刻情報を更新できるようにもしても良い。又、放送受信機10側で、ユーザ設定により、時刻補正を行えるようにしても良い。又、チャンネル切替情報提供サーバから放送受信機10に更新情報を自動送信することも考えられる。
IC乗車券17は、個々の列車に関する乗車券のみでは無く、定期券のような形態のものも考えられる。定期券の如きの形態の場合は、利用区間の情報は存在するが、乗車日時の情報がない為、列車(時刻)を特定できない。しかしながら、IC乗車券(定期券)17が有する基本的情報の他にも、改札を通過した時刻の情報と言った如きの列車を絞り込める情報が書き込まれておれば、斯かる情報をチャンネル切替情報提供サーバに送信すれば良い。このようにすれば、チャンネル切替情報提供サーバは、改札通過時刻後の列車の運行情報を基に生成したチャンネル切替情報を放送受信機10に送信できるようになる。尚、IC乗車券17が定期券の如きの形態の場合、チャンネル切替情報は毎回同じなので、時刻情報のみ乗車列車に合わせて更新するようにしても良い。
チャンネル切替情報は、図5の如く、デジタル放送の場合のnetwork_idのような放送を特定する情報を追加していると、放送受信機10側で切替前後のチャンネルの放送との一致を確認でき、より確実に同一放送にチャンネル切替を行うことが出来る。又、図6の如く、系列関係の情報や放送局名情報を追加しても良い。尚、追加情報はこれに限られない。
又、図7の如く、切替時刻の情報と切替先エリアの情報をチャンネル切替情報とし、実際に選局するチャンネルは予め放送受信機10に保存されているエリア別チャンネル情報を利用するようにしても良い。
チャンネル切替情報を取得後に視聴・聴取を中断した場合、又、放送受信機10起動前にチャンネル切替情報を取得している場合、視聴・聴取停止時に視聴・聴取していたチャンネルを受信しようとしたり、プリセットされているチャンネルリストに従ってチャンネル変更をしたりしても、視聴・聴取停止時やチャンネルリストプリセット時と異なる地域に移動していて、選局されるチャンネルでは放送が行われていないとか、目的の放送とは異なる放送が送出されている場合がある。例えば、図4のチャンネル切替情報を取得済みの状態で、11時15分に放送受信機10を起動して視聴を始めた場合、既に27CHでは放送が送出されていない。11時25分になっても27CHの情報はない。存在した場合にも、別の放送を受信している可能性もある。
このような場合には、ユーザが自ら放送受信機10を操作して、何らかの放送が受信されているチャンネルまで順にチャンネルをサーチするサーチ機能を起動して視聴・聴取したい番組を探せば、その後、チャンネル切替情報に基づいて自動的にチャンネル切替が行われる。尚、この方法はユーザの利便性が悪い。従って、チャンネル切替情報の時刻を遡ってチャンネル追従させると良い。具体的には、各プリセットチャンネルに対し、視聴・聴取が停止された時の時刻、チャンネル情報を記憶しておき、その時点から現在時刻までのチャンネル切替に対応させると良い。例えば、図4のチャンネル情報を取得済みの状態で、11時15分に27CHが選局された場合、10時45分、11時00分のチャンネル変更を行っていないので、27CHから19CHへ、19CHから24CHへとなり、24CHを選局することになる。
図6のように系列情報が含まれているチャンネル切替情報の場合は、より簡単な処理でチャンネル切替を行うことが出来る。視聴・聴取停止時の放送局、或いはプリセットチャンネルリストで選択された放送局の系列情報と一致する最も現在時刻に近い過去のチャンネル切替情報に従ってチャンネル切替を行えば良い。例えば、図6のチャンネル切替情報で、11時15分の時点で系列ID=0の放送局が選択された場合には、11時00分のチャンネル切替情報に24CHへの切替情報が存在するので、24CHを選局すれば良い。
尚、上記にあっては、チャンネル切替はチャンネル切替情報に従って自動で切り替わる例のみを説明しているが、自動では切り替らず、ユーザから切替指示があった時点で切り替る、或いは切替先チャンネルがある旨を放送受信機10上に提示し、ユーザが切替を選択した時点で切り替るようにすることも出来る。
10 放送受信機(端末)
11 放送受信部
12 制御部
13 キー入力部
14 表示部
15 音声提示部
16 通信部
17 IC乗車券
18 チャンネル切替情報保持部

Claims (2)

  1. チャンネル切替情報提供サーバと、前記チャンネル切替情報提供サーバに接続される放送受信機とを備えた放送受信システムであって、
    前記チャンネル切替情報提供サーバは、
    放送信号を受信する為に或る場所においてチャンネルが自動的に切り替わるチャンネル切替情報を記憶しているサーバ記憶部と、
    前記サーバ記憶部に記憶されているチャンネル切替情報の中から、前記チャンネル切替情報提供サーバが受信した乗車しようとする乗物の運行情報を基にして、地域・時刻毎に最適なチャンネル切替情報を取り出して送信部に送信させるサーバ制御部
    とを具備してなり、
    前記放送受信機は、
    IC乗車券の記憶部に記憶されている乗車しようとする乗物の運行情報を受信する運行情報受信部と、
    チャンネル切替情報保持部と、
    前記運行情報受信部が受信した運行情報を前記チャンネル切替情報提供サーバ向けて通信部に送信させ、前記チャンネル切替情報提供サーバからの前記運行情報に基づいた地域・時刻毎に最適なチャンネル切替情報を前記通信部に受信させ、前記受信した地域・時刻毎に最適なチャンネル切替情報を前記チャンネル切替情報保持部に記憶させ、前記記憶された地域・時刻毎に最適なチャンネル切替情報を時刻毎に読み出して前記放送受信機で同一の放送を行うチャンネルへのチャンネル切替を自動的に行う受信機制御部
    とを具備してなる
    ことを特徴とする放送受信システム。
  2. チャンネル切替情報提供サーバと、前記チャンネル切替情報提供サーバに接続される放送受信機とを備えた放送受信システムにおける放送受信方法であって、
    前記放送受信機がIC乗車券の記憶部に記憶されている乗車しようとする乗物の運行情報を受信する第1ステップと、
    前記放送受信機が受信した乗車しようとする乗物の運行情報を前記チャンネル切替情報提供サーバに向けて送信する第2ステップと、
    前記チャンネル切替情報提供サーバが受信した乗車しようとする乗物の運行情報を基にして、前記チャンネル切替情報提供サーバの記憶部に記憶されている放送信号を受信する為に或る場所においてチャンネルが自動的に切り替わるチャンネル切替情報の中から、地域・時刻毎に最適なチャンネル切替情報を取り出し、前記放送受信機に向けて送信する第3ステップと、
    前記放送受信機が受信した地域・時刻毎に最適なチャンネル切替情報を自身のチャンネル切替情報保持部に記憶させる第4ステップと、
    前記放送受信機が自身のチャンネル切替情報保持部に記憶されている地域・時刻毎に最適なチャンネル切替情報を時刻毎に読み出して前記放送受信機で同一の放送を行うチャンネルへのチャンネル切替を自動的に行う第5ステップ
    とを具備することを特徴とする放送受信方法。
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