JP5244836B2 - ワイパ制御装置 - Google Patents

ワイパ制御装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5244836B2
JP5244836B2 JP2010046633A JP2010046633A JP5244836B2 JP 5244836 B2 JP5244836 B2 JP 5244836B2 JP 2010046633 A JP2010046633 A JP 2010046633A JP 2010046633 A JP2010046633 A JP 2010046633A JP 5244836 B2 JP5244836 B2 JP 5244836B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wiper
vehicle
tunnel
rain
operation information
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2010046633A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2011178338A (ja
Inventor
健敏 吉越
泰児 森下
洋 上北
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Denso Corp
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp, Toyota Motor Corp filed Critical Denso Corp
Priority to JP2010046633A priority Critical patent/JP5244836B2/ja
Publication of JP2011178338A publication Critical patent/JP2011178338A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5244836B2 publication Critical patent/JP5244836B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、ワイパ制御装置に関する。
従来、ウィンドシールドに付着した雨滴を検出する雨滴センサの検出結果に基づき、ウィンドシールドを払拭するワイパの駆動を制御するワイパ制御装置が公知である。
ところで、トンネルなどの一時的な降雨遮断環境を通過する場合、運転者の良好な視界を確保するために、トンネル出口において、トンネル進入前と同程度以上の頻度でワイパを駆動することが好ましい。例えば、特許文献1では、トンネルへの進入を検出した場合、同一雨量に対する払拭頻度を高く設定している。また例えば、特許文献2では、トンネルへの進入を検出した場合、雨滴検出感度を高く設定している。これにより、特許文献1および特許文献2では、トンネル出口において、素早く払拭頻度を高めている。
特許第4259916号公報 特開2007−125940号公報
しかしながら、特許文献1、2のように構成した場合、トンネル内において、先行車両の巻き上げ等による降雨ではない被水に対してワイパが過敏に作動する虞がある。
本発明は、上述の課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、降雨遮断環境内にてワイパが過敏に作動することなく、降雨遮断環境からの退出時におけるワイパの駆動を適切に制御するワイパ制御装置を提供することにある。
請求項1に記載のワイパ制御装置は、ワイパと、ワイパ駆動部と、雨滴センサと、制御部と、を備える。ワイパは、ウィンドシールドに付着した雨滴を払拭する。ワイパ駆動部は、ワイパを駆動するものであって、例えばモータ等によって構成される。雨滴センサは、ウィンドシールド上の検出領域に付着した雨滴量に応じた雨滴信号を出力する。制御部は、雨滴センサから出力された雨滴信号に基づいてワイパ駆動部を制御する。
制御部は、進入判断手段と、動作情報記憶手段と、退出判断手段と、復帰手段と、を有する。進入判断手段は、車両の上方及び前方の照度に基づき、車両が降雨遮断環境に進入したか否かを判断する。降雨遮断環境は、例えばトンネルであるが、トンネルに限らず降雨を遮断可能な道路上の構造物が含まれるものとする。動作情報記憶手段は、進入判断手段により降雨遮断環境に進入したと判断された場合、車両が降雨遮断環境に進入したときのワイパの払拭動作に関する進入時払拭動作情報を記憶する。退出判断手段は、車両が降雨遮断環境から退出したか否かを判断する。復帰手段は、退出判断手段により車両が降雨遮断環境から退出したと判断された場合、動作情報記憶手段に記憶された進入時払拭動作情報に基づいてワイパの駆動を制御する。
すなわち、降雨遮断環境から退出した場合、降雨遮断環境に進入する前の進入前払拭動作情報に基づいてワイパを駆動する。これにより、降雨遮断環境から退出したとき、進入前払拭動作情報に基づいてワイパを素早く駆動することができる。また、降雨遮断環境内において雨滴に対する感度を変更する必要がないので、降雨遮断環境内にてワイパが過敏に作動することなく、降雨遮断環境からの退出時におけるワイパの駆動を適切に制御することができる。
ところで、雨量が多い場合、降雨遮断環境からの退出時において、降雨遮断環境に進入する前の払拭動作への素早い復帰が特に要求される。そこで、以下のように構成することができる。
請求項に記載の発明では、動作情報記憶手段は、車両が降雨遮断環境に進入したときのワイパの払拭動作が高速作動である場合、進入時払拭動作情報を記憶する。高速作動とは、所定の払拭頻度以上で払拭動作がなされている場合であり、例えば、払拭動作が、オフ、間歇、Lo連続、Hi連続、といった具合に段階的に規定されている場合、所定の段階以上の払拭動作である場合を「高速作動である」ものとする。ワイパの払拭動作が高速作動である場合の進入時払拭動作情報を記憶することにより、降雨遮断環境から退出したとき、降雨遮断環境への進入前の高速作動である進入時払拭動作情報に基づいてワイパを駆動することにより、ワイパが動作不足となるのを防ぐことができる。
請求項に記載の発明では、復帰手段は、退出判断手段により車両が降雨遮断環境から退出したと判断されてから所定時間が経過していない場合、動作情報記憶手段に記憶された進入時払拭動作情報に基づいてワイパ駆動部を制御する。ここで、車両が降雨遮断環境から退出してから所定時間が経過した後は、進入時払拭動作情報に基づく制御を行わないようにすれば、降雨遮断環境から退出したときの雨量が降雨遮断環境に進入する前の雨量よりも少なくなっていた場合、ワイパが過剰に作動するのを抑制することができる。
本発明の一実施形態によるワイパ制御装置の全体構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態によるワイパ制御装置の車両搭載状態を概念的に示す模式図である。 本発明の一実施形態によるレインライトセンサを示す断面図である。 本発明の一実施形態によるレインライトセンサの出力特性を示すグラフである。 本発明の一実施形態によるワイパ制御処理のメインフローを説明するフローチャートである。 本発明の一実施形態によるトンネル出口制御処理を説明するフローチャートである。 本発明の一実施形態による払拭レベル記憶処理を説明するフローチャートである。 本発明の一実施形態による払拭レベル復帰処理を説明するフローチャートである。 トンネル通過時におけるワイパ制御処理を説明する説明図であり、(a)は本発明の一実施形態によるワイパ制御処理を説明する図であり、(b)は参考例によるワイパ制御処理を説明する図である。
以下、本発明によるワイパ制御装置を図面に基づいて説明する。
(一実施形態)
本発明の一実施形態によるワイパ制御装置を図1〜図3に示す。ワイパ制御装置は、雨滴センサとしてのレインライトセンサ1、車速検出部2、ワイパスイッチ3、制御部4、ワイパ駆動部としてのワイパモータ6等を備える。
レインライトセンサ1は、車両のフロントウィンドシールド10に付着した雨滴量を検出するものである。レインライトセンサ1は、例えば図2に示すように、運転者の視界を妨げないように、フロントウィンドシールド10の上方であって、車室内側に設けられる。
図3に示すように、レインライトセンサ1は、光学式である。レインライトセンサ1は、発光素子14からの出射光をプリズム16によってフロントウィンドシールド10に導くとともに、フロントウィンドシールド10によって反射された反射光をプリズム16によって受光素子15が受光するように構成されている。本実施形態の発光素子14はLEDであり、受光素子15はフォトダイオードである。回路基板13は、発光素子14、受光素子15、およびその他の処理回路や出力回路を構成するための電子部品が実装されている。ベース12およびカバー11は、上述した回路基板13やプリズム16等を保持しつつ収容する。
レインライトセンサ1では、フロントウィンドシールド10の外側表面に雨滴(図3中において記号「R」で示す。)が付着していなければ、発光素子14からの出射光は、フロントウィンドシールド10により略全反射される。一方、フロントウィンドシールド10の外側表面に雨滴Rが付着していると、図3中に破線で示すように、出射光は、フロントウィンドシールド10を透過する。
したがって、フロントウィンドシールド10における出射光の反射領域における雨滴Rの付着領域の割合が増加するほど、フロントウィンドシールド10を透過する出射光が増加する。その結果、レインライトセンサ1は、例えば図4に示すように、雨滴付着割合が大きくなるほど、受光素子の受光量であるセンサ出力が低下する。このようにレインライトセンサ1は、雨滴量に応じて変化するセンサ特性を有している。したがって、レインライトセンサ1から出力される信号(以下、「雨滴信号」という。)に基づいてフロントウィンドシールド10に付着した雨滴量を検出することができる。
車速検出部2は、車両の速度を検出する速度センサを有し、速度センサの検出信号に基づいて車両の走行速度を算出して出力する。
図2に示すように、ワイパスイッチ3は、制御部4に対して、ワイパ7の動作停止(OFF)、オートモード(AUTO)、マニュアルモード(Int、Lo、Hi)の各動作モードを示すモード信号を出力するモードスイッチ31を有する。また、ワイパスイッチ3は、オートモードが選択されたとき、雨滴量に対するワイパ7の払拭レベルを変更する感度信号を出力する感度ボリュームスイッチ32を有している。なお、本実施形態における払拭レベルとして、「OFF」、「Int」、「Lo連続」、「Hi連続」の4段階の払拭頻度が設定されている。
制御部4は、マイクロコンピュータであり、制御処理や演算処理を行うCPU、各種プログラムやデータを保存するための読み取り専用メモリ(ROM)や書き込み可能なメモリ(RAM)等のメモリを含む記憶装置、入力回路、出力回路、および電源回路等から構成される。制御部4は、レインライトセンサ1、車速検出部2、ワイパスイッチ3からの信号に基づいてワイパ7の払拭レベルを決定する。また、決定された払拭レベルにてワイパ7を駆動すべく、ワイパモータドライバ5からワイパモータ6へと駆動信号を出力する。これにより、ワイパモータ6が駆動され、ワイパ7による払拭動作が行われる。なお、本実施形態では、制御部4にワイパモータドライバ5が含まれるように構成されているが、制御部4とワイパモータドライバ5とは独立した構成であってもよい。
ここで、ワイパスイッチ3においてオートモードが選択されたときに制御部4において実行されるワイパ制御処理を図5〜図8に基づいて説明する。なお、図5はワイパ制御処理のメインフローであり、図6はトンネル出口処理を説明するサブフローであり、図7は払拭レベル記憶処理を説明するサブフローであり、図8は払拭レベル復帰処理を説明するサブフローである。
図5に示すワイパ制御処理は、運転者によってワイパスイッチ3のモードスイッチ31においてオートモードが選択されたときに実行される。はじめのステップS100(以下、「ステップ」を省略し、単に記号「S」で示す)では、各種フラグのリセット等の初期化処理を行う。
S200では、レインライトセンサ1から出力される雨滴信号に基づいて雨滴量を検出する。
S300では、S200にて検出された雨滴量、車速検出部2により検出された車両の走行速度、および、ワイパスイッチ3の感度ボリュームスイッチ32から出力される感度信号に基づき、払拭レベルを決定する。
S400では、トンネル出口制御処理がおこなわれる。トンネル出口制御処理については後述する。
S500では、S300または後述するS400にて決定された払拭レベルとなるような駆動信号をワイパモータドライバ5に出力し、ワイパモータ6を駆動することにより、ワイパ7による払拭動作を行う。
ここで、トンネル出口制御処理を図6に基づいて説明する。
S410では、トンネル入口フラグがセットされているか否かを判断する。トンネル入口フラグがセットされていると判断された場合(S410:YES)、S460へ移行する。トンネル入口フラグがセットされていない場合(S410:NO)、S420へ移行する。
S420では、トンネル入口フラグをクリアする。
S430では、車両が降雨遮断環境としてのトンネルに進入したか否かを判断する。本実施形態では、レインライトセンサ1が車両の上方および前方の照度を検出可能に構成されており、レインライトセンサ1によって検出される車両の上方および前方の照度が急激に低下した場合、「車両がトンネルに進入した」と判断する。車両がトンネルに進入していないと判断された場合(S430:NO)、トンネル出口制御処理におけるS440以降の処理を行わずにトンネル出口制御処理を終了し、図5中のS500へ移行する。車両がトンネルに進入したと判断された場合(S430:YES)、S440へ移行する。
S440では、払拭レベル記憶処理を行う。
払拭レベル記憶処理を説明するフローチャートを図7に示す。
S441では、S430にて車両がトンネルに進入したと判断されたときの払拭レベルが高速作動であるか否かを判断する。本実施形態における払拭レベルは、上述の通り「OFF」、「Int」、「Lo連続」、「Hi連続」の4段階に設定されており、ここでは払拭レベルが「Lo連続」または「Hi連続」の連続動作である場合を「高速作動」であるものとする。払拭レベルが高速作動ではない場合(S441:NO)、すなわち払拭レベルが「OFF」または「Int」である場合、S442の処理を行わず、払拭レベル記憶処理を終了し、図6中のS450へ移行する。払拭レベルが高速作動である場合(S441:YES)、すなわち払拭レベルが「Lo連続」または「Hi連続」である場合、S442へ移行する。
S442では、車両がトンネルに進入したと判断されたときの払拭レベルを記憶するとともに、記憶フラグをセットする。そして、払拭レベル記憶処理を終了し、図6中のS450へ移行する。なお、S442で記憶される払拭レベルが「進入時払拭動作情報」に対応している。
図6に戻り、払拭レベル記憶処理(S440)に続くS450では、トンネル入口フラグをセットしてトンネル出口制御処理を終了し、図5中のS500へ移行する。
トンネル入口フラグがセットされていると判断された場合(S410:YES)に移行するS460では、車両がトンネルから退出したか否かを判断する。本実施形態では、レインライトセンサ1によって検出される車両の上方および前方の照度が急激に上昇した場合、「車両がトンネルから退出した」と判断する。車両がトンネルから退出していないと判断された場合(S460:NO)、S480へ移行する。車両がトンネルから退出したと判断された場合(S460:YES)、計時を開始し、S470へ移行する。
S470では、トンネル出口フラグをセットする。
車両がトンネルから退出していないと判断された場合(S460:NO)、および、車両がトンネルから退出したと判断され(S460:YES)トンネル出口フラグがセットされた(S470)場合に移行するS480では、払拭レベル復帰処理を行う。
払拭レベル復帰処理を説明するフローチャートを図8に示す。
S481では、トンネル出口フラグがセットされているか否かを判断する。トンネル出口フラグがセットされていないと判断された場合(S481:NO)、すなわち車両がトンネル内にいる場合、払拭レベル復帰処理を終了し、図5中のS500へ移行する。
S482では、車両がトンネルを退出してから所定時間が経過したかを判断する。車両がトンネルを退出してから所定時間が経過したと判断された場合(S482:YES)、S487へ移行する。車両がトンネルを退出してから所定時間が経過していないと判断された場合(S482:NO)、S483へ移行する。
S483では、雨が降っていて、かつ、図7中のS442においてセットされた記憶フラグがセットされているか否かを判断する。雨が降っているか否かの判断は、レインライトセンサ1の雨滴信号に基づいて判断する。雨が降っていない、または、記憶フラグがセットされていない場合(S483:NO)、払拭レベル復帰処理を終了し、図5中のS500へ移行する。雨が降っていて、かつ、記憶フラグがセットされている場合(S483:YES)、S484へ移行する。
S484では、図5中のS300にて雨滴量、車速、感度信号に基づいて決定された払拭レベルに替えて、図7中のS442において記憶した車両がトンネルに進入したときの払拭レベルに復帰するとともに、記憶フラグをクリアする。
S485では、図6中のS450でセットされたトンネル入口フラグをクリアする。
S486では、図6中のS470でセットされたトンネル出口フラグをクリアし、払拭レベル復帰処理を終了する。
車両がトンネルを退出してから所定時間が経過したと判断された場合(S482:YES)に移行するS487では、図6中のS450でセットされたトンネル入口フラグをクリアする。
S488では、図6中のS470でセットされたトンネル出口フラグをクリアし、払拭レベル復帰処理を終了する。
S484の後に移行したS500では、車両がトンネルに進入したときの払拭レベルにとなるような駆動信号をワイパモータドライバ5に出力する。これにより、ワイパ7は、車両がトンネルに進入したときの払拭レベルでの払拭動作を行う。
ここで、本実施形態による払拭レベル復帰処理による作用を図9に基づいて説明する。図9(a)は本実施形態による払拭レベル復帰処理を行った場合を説明する図であり、図9(b)は参考例であって、トンネル出口での応答性を高めるためにトンネル内において雨滴検出感度を高くに設定した場合を説明する図である。
図9(b)に示すように、車両がトンネルに進入したと判断された場合、トンネル内における雨滴検出感度を高く設定している。これにより、車両がトンネルから退出するとワイパの払拭レベルが比較的速やかに上がるものの、払拭レベルは段階的にしか上がらない。また、トンネル内において雨滴検出感度を高く設定しているので、記号Eで示す期間において、先行車両の巻き上げ水、ルーフからの垂れ水等の降雨ではない被水に対してワイパが過敏に作動してしまう虞がある。
一方、図9(a)に示すように、本実施形態では、車両がトンネルに進入したときの払拭レベルが高速作動である場合(S441:YES)、払拭レベルを記憶する(S442)。そして、車両がトンネルを退出してから所定時間が経過しておらず(S482:NO)、レインライトセンサ1により雨滴が検出され、かつ、払拭レベルが記憶されている場合(S483:YES)、トンネル進入時の払拭レベルに復帰する(S484)。トンネルを退出してから所定時間の間に、レインライトセンサ1により雨滴が検出されたということは、雨量が比較的多いと推定される。このような場合、トンネル進入時と同等の高速作動、すなわち「Lo連続」または「Hi連続」、に速やかに復帰させることができる。また、トンネル内における雨滴検出感度の切り替えが不要であるため、雨滴以外の被水に対するワイパ7の過敏な作動を抑制することができる。
以上詳述したように、本実施形態では、車両がトンネルに進入したと判断された場合(S430:YES)、トンネル進入時のワイパ7の払拭レベルを記憶する(S442)。車両がトンネルから退出したと判断された場合(S460:YES)、トンネル進入時の払拭レベルに基づいてワイパ7を駆動する(S484、S500)。これにより、車両がトンネルを退出したとき、トンネル進入前の払拭レベルに基づいて素早くワイパ7を駆動することができる。また、トンネル内において雨滴に対する感度を変更する必要がないので、トンネル内にてワイパ7が過敏に作動することなく、トンネル退出時におけるワイパ7の駆動を適切に制御することができる。
また、車両がトンネルに進入したときのワイパの払拭動作が高速作動である場合(S441:YES)、払拭レベルを記憶する(S442)。これにより、トンネルから退出したとき、記憶されたトンネル進入時の高速作動に復帰することにより、ワイパ7が動作不足となることを抑制することができる。
さらに、車両がトンネルから退出してから所定時間が経過していない場合(S482:NO)、車両がトンネルに進入したときの払拭レベルにてワイパを駆動する。また、車両がトンネルを退出してから所定時間が経過した場合(S482:YES)、車両がトンネルに進入したときの払拭レベルに基づく制御を行わないよう構成している。これにより、トンネルから退出したときの雨量が、トンネル進入前の雨量よりも少なくなっていた場合、ワイパ7が過剰に作動するのを抑制することができる。
なお、本実施形態では、制御部4が「進入判断手段」、「動作情報記憶手段」、「退出判断手段」、および、「復帰手段」を構成する。また、図6中のS430が「進入判断手段」の機能としての処理に相当し、S440が「動作情報記憶手段」の機能としての処理に相当し、S460が「退出判断手段」の機能としての処理に相当し、S480が「復帰手段」の機能としての処理に相当する。
(他の実施形態)
上記実施形態では、レインライトセンサによって検出される前方および上方の照度に基づいてトンネルへの進入およびトンネルからの退出を判断した。他の実施形態では、周知のトンネル検出方法によりトンネルからの退出を判断することができる。例えば、GPSやジャイロスコープ等によって検出される車両の現在位置情報と、ナビゲーション装置等に予め記憶されたトンネル情報と、に基づいてトンネルからの退出を判断してもよい。また、車載カメラにより撮像された車外の画像情報に対して画像処理を行うことにより、トンネルからの退出の判断、また、雨滴量の検出を行ってもよい。
また、上記実施形態では、トンネル退出から所定時間が経過しておらず、雨が降っており、記憶フラグがオンされていた場合、トンネル進入時の払拭レベルに復帰したが、他の情報を加味して復帰する払拭レベルを決定するように構成してもよい。
以上、本発明は、上記実施形態になんら限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の形態で実施可能である。
1:レインライトセンサ(雨滴センサ)、2:車速検出部、3:ワイパスイッチ、4:制御部(進入判断手段、動作情報記憶手段、退出判断手段、復帰手段)、5:ワイパモータドライバ、6:ワイパモータ(ワイパ駆動部)、7:ワイパ、10:フロントウィンドシールド、11:カバー、12:ケース、13、回路基板、14:発光素子、15:受光素子、16:プリズム、31:モードスイッチ、32:感度ボリュームスイッチ

Claims (1)

  1. ウィンドシールドに付着した雨滴を払拭するワイパと、
    前記ワイパを駆動するワイパ駆動部と、
    前記ウィンドシールド上の検出領域に付着した雨滴量に応じた雨滴信号を出力する雨滴センサと、
    前記雨滴センサから出力された前記雨滴信号に基づいて前記ワイパ駆動部を制御する制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、
    車両の上方及び前方の照度に基づき、前記車両が降雨遮断環境に進入したか否かを判断する進入判断手段と、
    前記進入判断手段により前記降雨遮断環境に進入したと判断された場合、前記車両が前記降雨遮断環境に進入したときの前記ワイパの払拭動作に関する進入時払拭動作情報を記憶する動作情報記憶手段と、
    前記車両が前記降雨遮断環境から退出したか否かを判断する退出判断手段と、
    前記退出判断手段により前記車両が前記降雨遮断環境から退出したと判断された場合、前記動作情報記憶手段に記憶された前記進入時払拭動作情報に基づいて前記ワイパ駆動部を制御する復帰手段と、
    を有し、
    前記動作情報記憶手段は、前記車両が前記降雨遮断環境に進入したときの前記ワイパの払拭動作が高速作動である場合、前記進入時払拭動作情報を記憶し、
    前記復帰手段は、前記退出判断手段により前記車両が前記降雨遮断環境から退出したと判断されてから所定時間が経過していない場合、前記動作情報記憶手段に記憶された前記進入時払拭動作情報に基づいて前記ワイパ駆動部を制御することを特徴とするワイパ制御装置。
JP2010046633A 2010-03-03 2010-03-03 ワイパ制御装置 Active JP5244836B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010046633A JP5244836B2 (ja) 2010-03-03 2010-03-03 ワイパ制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010046633A JP5244836B2 (ja) 2010-03-03 2010-03-03 ワイパ制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011178338A JP2011178338A (ja) 2011-09-15
JP5244836B2 true JP5244836B2 (ja) 2013-07-24

Family

ID=44690321

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010046633A Active JP5244836B2 (ja) 2010-03-03 2010-03-03 ワイパ制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5244836B2 (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4821622B2 (ja) * 2007-01-17 2011-11-24 株式会社デンソー 車両用雨滴検出装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2011178338A (ja) 2011-09-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6245206B2 (ja) 車両用制御装置、車両用制御プログラム、及び車両
JP4466537B2 (ja) 車両用ワイパ制御装置
US7772793B2 (en) Raindrop detecting device and method of selecting wiping mode for vehicle
JP4175266B2 (ja) ワイパ装置
JP5067318B2 (ja) 車両用ワイパー制御装置
JP4205032B2 (ja) 車両用オートワイパーシステム
JP2009220719A (ja) 車載カメラ雨滴除去装置
JP4905097B2 (ja) 雨滴検出装置
JP2006021623A (ja) ワイパ制御装置
JP2008275390A (ja) 雨滴検出装置
JP6058307B2 (ja) ワイパ制御装置
WO2019124014A1 (ja) 車載撮像装置、洗浄方法及びコンピュータプログラム
JP5244836B2 (ja) ワイパ制御装置
JP2018127063A (ja) ワイパ駆動制御装置、ワイパ駆動制御方法及びコンピュータプログラム
JP7095658B2 (ja) 車載機器制御装置
CN110997427A (zh) 用于控制布置在车辆外轮廓上的至少一个传感器的至少一个清洗装置的方法
JP3775183B2 (ja) ワイパー駆動装置の制御方法
KR20210130008A (ko) 차량 제어 장치 및 방법
JPH115514A (ja) ワイパー自動制御装置
US20240157952A1 (en) Method of controlling cleaning of sensor units
JP4844508B2 (ja) 雨滴検出装置
KR100387573B1 (ko) 와이퍼 제어 방법
JPH10311786A (ja) 水滴検出装置及びワイパシステム
JP2008174060A (ja) 車両用雨滴検出装置
KR100510304B1 (ko) 차량의 우적 감응형 와이퍼 동작 제어 방법

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120605

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20121126

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20121204

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130124

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130315

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130408

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160412

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 5244836

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250