JP5243935B2 - 積層造形装置及び積層造形方法 - Google Patents

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Description

本発明は、材料粉末に光ビームの照射を行なって三次元形状造形物を造形する積層造形装置及び積層造形方法に関する。
従来から、材料粉末で形成した粉末層に光ビームを照射して固化層を形成し、この固化層の上に新たな粉末層を形成して光ビームを照射することで固化層を形成するということを繰り返して三次元形状造形物を製造する積層造形装置が知られている。このような積層造形装置においては、光ビームの照射を大気中で行なうと固化層が酸化等し、造形物の強度が弱くなるので、粉末層を形成する粉末層形成部や粉末層等をチャンバー内に納め、不活性ガス中で焼結又は溶融固化している。しかし、光ビームの照射によって粉末層から発生するヒュームがチャンバー内に充満し、また、光ビームLを透過させるためにチャンバーに設けられたウィンドウがヒュームによって曇ると光ビームの照射出力が低下し、焼結又は溶融固化が十分に行なえない虞がある。
また、圧縮空気をチャンバー内に送風してチャンバー内のヒュームを除去し、その後に不活性ガスをチャンバー内に供給する積層造形装置が知られている(例えば特許文献1参照)。
しかしながら、このような積層造形装置においては、チャンバー内の容積が大きいので、ヒュームの除去に時間を要し造形の製造効率が悪い。
特開2006−124732号公報
本発明は、上記問題を解消するものであり、チャンバー内のヒュームの除去やチャンバーのウィンドウ清掃を速く行なうことができ、造形の製造効率の良い積層造形装置及び方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために請求項1の発明は、造形プレートに材料粉末を供給して粉末層を形成する粉末層形成手段と、前記粉末層形成手段により形成された粉末層の所定の箇所に光ビームを照射して該粉末層を焼結又は溶融固化させ固化層を形成する光ビーム照射手段と、を備え、前記粉末層と固化層との形成を繰り返すことにより複数の固化層が一体化した三次元形状の造形物を造形する積層造形装置において、前記粉末層形成手段によって形成される前記粉末層を周囲より囲み、該粉末層の上面と同一高さの平面を有するベースと、前記ベース上にあって、光ビーム照射手段から照射される前記光ビームを透過させるウィンドウを上面に有し、下方が開口して前記粉末層を覆うチャンバーと、前記チャンバー内のガスを圧出する圧出機構と、前記チャンバー内のヒュームの除去又はチャンバーのウィンドウ清掃の少なくとも一方を行なう処理手段と、を備え、前記圧出機構がチャンバー内のガスを圧出しているときに前記処理手段による処理が行なわれるものである。
請求項2の発明は、請求項1に記載の積層造形装置において、前記圧出機構は、前記チャンバー内をスライドして該チャンバー内のガスを圧出する移動板であるものである。
請求項3の発明は、請求項1に記載の積層造形装置において、前記圧出機構は、前記チャンバー内に前記ベースから突出した仕切り板を有し、前記チャンバーが前記仕切り板に対して前記ベース上をスライドして移動することにより、前記チャンバー内のガスを圧出するものである。
請求項4の発明は、請求項1に記載の積層造形装置において、前記圧出機構は、前記チャンバー内に突出して該チャンバー内のガスを圧出する突出部であるものである。
請求項5の発明は、請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載の積層造形装置において、前記造形物の表層及び不要部分を切削する切削手段を備えたものである。
請求項6の発明は、造形プレートに材料粉末を供給して粉末層を形成する粉末層形成工程と、前記粉末層形成工程により形成された粉末層の所定の箇所に、光ビームを透過させるウィンドウを上面に有し下面が開口して前記粉末層を覆うチャンバーを通して光ビームを照射して該粉末層を焼結又は溶融固化させ固化層を形成する光ビーム照射工程と、を備え、前記粉末層形成工程と前記光ビーム照射工程とを繰り返すことにより複数の固化層が一体化した三次元形状の造形物を造形する積層造形方法において、前記チャンバー内のガスを圧出する圧出工程と、前記チャンバー内のヒュームの除去又はチャンバーのウィンドウ清掃の少なくとも一方を行なう処理工程と、を備え、前記圧出工程によって該チャンバー内のガスが圧出されているときに前記処理工程を行なうものである。
請求項1の発明によれば、チャンバー内のガスを圧出しているときや、圧出機構によってチャンバー内のヒュームを保有する部分の容積が縮小した後に処理手段による処理を行なうので、処理を速く行なうことができ、造形の製造効率が良くなる。
請求項2の発明によれば、移動板によってチャンバー内のガスが圧出されるので、処理手段による処理を容易に行なうことができる。
請求項3の発明によれば、チャンバーの移動によってチャンバー内のガスが圧出されるので、処理手段による処理を容易に行なうことができる。
請求項4の発明によれば、突出部によってチャンバー内のガスが圧出されるので、処理手段による処理を容易に行なうことができる。
請求項5の発明によれば、造形中に造形物の表層及び不要部分が切削されるので、造形物の寸法精度が良くなる。
請求項6の発明によれば、請求項1と同様の効果が得られる。
本発明の一実施形態に係る積層造形装置(以下、本装置と記す)について、図1及び図2を参照して説明する。図1は、本実施形態に係る本装置の構成を示し、図2は本装置の造形部と粉末層形成部の構成を示す。本装置1は、三次元形状の造形物が造形される造形部2と、材料粉末3を供給して粉末層31を形成する粉末層形成部(粉末層形成手段)4と、粉末層31に光ビームLを照射して溶融固化させ固化層32を形成する光ビーム照射部(光ビーム照射手段)5と、各部の動作を制御する制御部6を備えている。また、本装置1は粉末層形成部4に不活性ガスを供給するガスタンク71と不活性ガスを回収するガス回収装置72を備えている。
造形部2は、本装置1の土台となるマシニングベース21と、マシニングベース21の上に設けられている造形台22と、造形台22の上にセッティングされて粉末層31が敷かれる造形プレート23を有している。材料粉末3は、例えば平均粒径20μmの球形の鉄粉である。造形プレート23は、材料粉末3と類似の材質であるか、又は溶融固化した材料粉末3と密着する材質であればよい。
粉末層形成部4は、造形台22の周囲を囲むベース41と、材料粉末3を保有する粉末供給部42と、粉末層31を上から覆うチャンバー43を有している。粉末供給部42とチャンバー43とは隣接して設けられている。
ベース41は上面が平面であり、この平面上を粉末供給部42とチャンバー43とがA方向にスライドして移動する。また、ベース41は、造形台22に供給された材料粉末3を周囲から保持している。粉末供給部42は下方に開口した供給口42aを有しており、供給口42aのスライド方向にブレード42bが設けられている。粉末供給部42は、造形台22の上を移動するときに、供給口42aから材料粉末3を造形台22に供給し、ブレード42bによって材料粉末3をならして粉末層31を形成する。
チャンバー43は上面に光ビームLを透過させるウィンドウ44を有している。ウィンドウ44の材質は、例えば、光ビームLが炭酸ガスレーザの場合はジンクセレン等であり、光ビームLがYAGレーザの場合は石英ガラス等である。チャンバー43の下方は開口しており、開口の大きさは粉末層31の面積よりも大きい。粉末層31に光ビームLが照射されるときは、チャンバー43が粉末層31を覆う位置に移動する。本明細書では、粉末層31に光ビームLが照射される位置を照射位置という。
チャンバー43が照射位置にあるときは、チャンバー43内は不活性ガスによって満たされており、材料粉末3の酸化等が防がれる。不活性ガスは、例えば窒素ガスやアルゴンガスである。また、不活性ガスに代えて還元性ガスを用いてもよい。不活性ガスは、ベース41に設けられた給気口(処理手段)73からチャンバー43内に供給され、チャンバー43内の不活性ガスはチャンバー43に設けられた排気口74から排気される。給気口73は、ブレード42bによって粉末層31が形成されるときに、材料粉末3が入らない位置に設けられている。給気口73は供給配管(図示せず)によってガスタンク71に接続されており、排気口74は排気配管(図示せず)によってガス回収装置72に接続されている。
また、チャンバー43は、チャンバー43内をA方向に移動可能な移動板(圧出機構)45と移動板45を移動させる駆動装置(図示せず)を有している。移動板45はチャンバー43内を仕切るように設けられており、移動板45がチャンバー43を移動することによってチャンバー43内のガスが圧出される。
光ビーム照射部5は、光ビームLを発振する光ビーム発振器51と、光ビーム発振器51からの光ビームLを反射する回転自在な2枚の走査ミラー52と、走査ミラー52の回転の角度制御を行うスキャナ53とを備えている。制御部6は、スキャナ53を介して走査ミラー52の回転角度を調整し、光ビームLを粉末層31の上に走査させる。光ビーム発振器51は、例えば、炭酸ガスレーザやYAGレーザの発振器である。粉末層形成部4及び光ビーム照射部5は昇降装置(図示せず)によって昇降され、造形台22からの高さが調整される。
上記のように構成された本装置の制御部6による造形動作について図3を参照して説明する。まず、図3(a)に示すように、造形プレート23が造形台22の上にセットされ、造形プレート23とベース41の各上面が段差Δtになるように粉末層形成部4及び光ビーム照射部5は造形部2に対して上昇される。チャンバー43内は給気口73から供給された不活性ガスによって満たされている。次に、図3(b)に示すように、粉末供給部42とチャンバー43は、ベース41上をA1方向にスライドされる。粉末供給部42の供給口42aから材料粉末3が造形プレート23上に供給され、材料粉末3がブレード42bによってならされて粉末層31が形成される。この図3(a)、(b)に示した粉末層31を形成する工程は粉末層形成工程を構成する。
次に、図3(c)に示すように、粉末供給部42とチャンバー43はA2方向にスライドされてチャンバー43は照射位置に移動される。この状態にて、走査ミラーによって光ビームLを粉末層31の任意の箇所に走査させて材料粉末3を溶融固化させる。これにより、造形プレート23と一体化した固化層32が形成される。このとき、チャンバー43内には給気口73から不活性ガスが供給され、供給された不活性ガスは排気口74より排気される。不活性ガスの供給は、例えばチャンバー43内の酸素濃度が所定値より低くなるように調整される。このとき、光ビームLの照射により粉末層31からはヒュームが発生し、チャンバー43内はヒュームで満たされる。この光ビームを照射する工程は、光ビーム照射工程を構成する。
次に、図3(d)に示すように、移動板45はA3方向に移動される。これにより、チャンバー43内のヒュームや不活性ガスが移動板45に圧せられて排気口74より圧出される。この移動板45を移動させてチャンバー43内のガスを圧出する工程は圧出工程を構成する。
次に、図3(e)に示すように、上記圧出工程が完了した後に、給気口73から不活性ガスが給気され、排気口74から排気されることにより、チャンバー43内のヒュームが除去される。このとき、給気した不活性ガスがウィンドウ44に当たってから排気されるように移動板45の形状と排気口の配置構成に工夫を施すことにより、ウィンドウ44が清掃されるようにしてもよい。この不活性ガスによってチャンバー43内のヒュームを除去することやウィンドウ44を清掃する工程は処理工程を構成する。この処理工程は、圧出工程の実施と併行して行なってもよく、そうすれば、処理工程をより一層速く行なうことができる。
このように、本実施形態においては、チャンバー43のガスを圧出しつつ、又は移動板45によってチャンバー内のヒュームを保有する部分の容積が縮小した後に処理工程を行なうことにより、処理工程を能率良く、速やかに行なうことができ、造形の製造効率が良くなる。
(第1の変形例)
以下、本実施形態の各種変形例について、図4乃至図8を参照して説明する。図4は第1の変形例における本装置の構成及び時系列動作を示す。本装置は、チャンバー43内にベース41から突出した仕切り板(圧出機構)46を備えている。また、ベース41には給気口73a、73bが設けられている。まず、図4(a)乃至図(c)に示すように、上述した実施形態と同様にして固化層32が形成される。図4(c)においては、光ビームLの照射により粉末層31からヒュームが発生し、チャンバー43内はヒュームで満たされる。
次に、図4(d)に示すように、粉末供給部42とチャンバー43はA1方向へベース41上をスライド移動されると、チャンバー43内のヒュームと不活性ガスが仕切り板46によって圧せられ排気口74から圧出される。こうした圧出工程が完了した後に、図4(e)に示すように、給気口73bから不活性ガスが給気され排気口74から排気されてチャンバー43内のヒュームが除去される。
本実施形態においては、チャンバー43が移動するときにチャンバー43内のヒュームが圧出され、また、チャンバー43の移動によってチャンバー43内のガスを保有する部分の容積が縮小されるので、チャンバー43内のヒューム除去やウィンドウ清掃を容易に行なうことができる。また、図(d)、(e)における粉末供給部42とチャンバー43のスライド時に、粉末層31の形成を行なってもよいし、そうすることにより、製造時間を短縮することができる。
(第2の変形例)
図5は第2の変形例における本装置の構成及び時系列動作を示す。本装置は、チャンバー43内に突出する突出部(圧出機構)81を備えている。図5(a)は光ビーム照射工程によって固化層32が形成された状態を示し、チャンバー43内はヒュームが充満している。突出部81はベース41に設けられ、シリンダ82によって昇降する。また、ベース41には給気口73a、73bが設けられている。
固化層32が形成された後、図5(b)に示すようにチャンバー43はA1方向にスライドされ、突出部81が設けられた位置に移動する。次に、突出部81が上昇してチャンバー43内に突入し、チャンバー43内のヒョームが排気口74より圧出される。そして、突出部81がチャンバー43内に突出している状態で給気口73bから不活性ガスが供給され、排気口74より排気されて不活性ガスの置換が行なわれヒュームが除去される。このように、本変形例においては、突出部81が上昇するときにチャンバー43内のヒュームが圧出され、突出部81によってチャンバー43内の容積が縮小されるので、チャンバー43内のヒューム除去やウィンドウ清掃を容易に行なうことができる。
(第3の変形例)
図6は第3の変形例を示す。本変形例における本装置1は、造形物の表層及び不要部分を切削する切削部(切削手段)9を備えている。切削部9は、造形物を切削する切削工具91と切削工具91を回転保持するミーリングヘッド92を備えている。ミーリングヘッド92はZ軸92zに固定されており、Z軸92z、X軸92x及びY軸92yによって、光ビームLの照射平面に対して法線方向及び平行な方向に移動する。造形中に、粉末層形成工程と光ビーム照射工程とが繰り返されて固化層32が所定の厚みになると、チャンバー43は粉末層31を覆わない位置へ移動し、切削工具91はZ軸92z、X軸92x及びY軸92yによって造形物の周囲に移動し、造形物の表層及び不要部分を切削する。このように、本変形例においては造形中に造形物の表層及び不要部分が切削されるので、造形物の寸法精度が良くなる。
(第4の変形例)
図7は第4の変形例を示す。本変形例においては、粉末層形成部4や光ビーム照射部5が昇降せずに、造形台22aが昇降する。そのために、造形部2は、昇降可能な造形台22aと造形台22aを昇降させる昇降部22bとを備えている。昇降部22bによって造形台22aは下降され、ベース41と造形プレート23の各上面の間に段差が設けられ、この状態にて上述した実施形態と同様に粉末層31、固化層32が積層される。このようにして、本変形例においては粉末層形成部4や光ビーム照射部5を昇降させずに、造形台22を昇降させるので、本装置の構造が簡単になり低コストになる。
(第5の変形例)
図8は第5の変形例における本装置の構成及び時系列動作を示す。図8(a)に示すように、本装置は、上記第4の変形例における粉末供給部42に代えて、粉末供給台47をベース41に備え、チャンバー43のスライド方向に隣接して粉末供給チャンバー48を備えている。粉末供給台47は昇降可能であって材料粉末3を保持しており、昇降部49によって昇降される。粉末供給チャンバー48は下方が開口になっており、スライド方向に材料粉末3をならすためのブレード48aを有している。粉末供給チャンバー48内は不活性ガスで満たされ、上面に配された排気口48bから排気する。排気口48bは排気配管(図示せず)によってガス回収装置72に繋がっている。
本装置の造形動作については、まず、図8(a)に示すように、造形プレート23が造形台22aの上にセットされ、造形プレート23とベース41の各上面が段差Δtになるように造形台22aが昇降部22bによって下降される。粉末供給台47は昇降部49によって上昇され、造形プレート23に供給するだけの材料粉末3がベース41の上面より上にせり上げられる。チャンバー43、粉末供給チャンバー48内は給気口73a、73bからの不活性ガスによって満たされている。
次に、図8(b)に示すように、粉末供給チャンバー48とチャンバー43は、ベース41上でA1方向にスライドされる。ブレード48aは、粉末供給台47aによって供給された材料粉末3を造形台22aに運び、造形プレート23上に粉末層31を形成する。
次に、図8(c)に示すように、粉末供給チャンバー47とチャンバー43はA2方向にスライドされチャンバー43は照射位置に移動される。光ビームLが粉末層31に走査されて材料粉末3が溶融固化され固化層32が形成される。このとき、チャンバー43内には給気口73bから不活性ガスが供給され、供給された不活性ガスは排気口74より排気される。また、チャンバー43内は、光ビームLの照射によって粉末層31から発生したヒュームで満たされる。
次に、図8(d)に示すように、移動板45はA3方向に移動され、チャンバー43内のヒュームが移動板45によって圧せられ排気口74から圧出され、上述した実施形態と同様に、ヒューム除去とウィンドウ清掃が行なわれる。以下、粉末層31と固化層32の形成が繰り返されて三次元形状造形物が造形される。
このように、本変形例においては、材料粉末3を供給する粉末供給台47をベース41に設けることにより粉末供給部42をスライドさせなくてよいので、チャンバー43のスライド動作を容易にすることができる。
なお、本発明は、上記実施形態及び変形例の構成に限られず、発明の趣旨を変更しない範囲で種々の変形が可能である。例えば、光ビームによって、粉末層を溶融固化させずに焼結させてもよい。また、材料粉末は鉄以外の材料でもよく、例えば樹脂でもよいし、複数の材料を含んでもよい。
本発明の一実施形態に係る積層造形装置の構成図。 同装置の造形部と粉末層形成部の構成図。 (a)乃至(e)は同装置の動作を時系列に示す図。 (a)乃至(e)は本実施形態の第1の変形例における装置の造形部と粉末層形成部の構成及び動作を示す図。 (a)及び(b)は第2の変形例における装置の造形部と粉末層形成部の構成及び動作を示す図。 第3の変形例における装置の構成図。 第4の変形例における装置の造形部と粉末層形成部の構成図。 (a)乃至(d)は第5の変形例における装置の造形部と粉末層形成部の構成及び動作を示す図。
符号の説明
1 積層造形装置
23 造形プレート
3 材料粉末
31 粉末層
32 固化層
4 粉末層形成部(粉末層形成手段)
41 ベース
43 チャンバー
44 ウィンドウ
45 移動板(圧出機構)
46 仕切り板(圧出機構)
5 光ビーム照射部(光ビーム照射手段)
73、73a、73b 給気口(処理手段)
81 突出部(圧出機構)
9 切削部(切削手段)
L 光ビーム

Claims (6)

  1. 造形プレートに材料粉末を供給して粉末層を形成する粉末層形成手段と、前記粉末層形成手段により形成された粉末層の所定の箇所に光ビームを照射して該粉末層を焼結又は溶融固化させ固化層を形成する光ビーム照射手段と、を備え、前記粉末層と固化層との形成を繰り返すことにより複数の固化層が一体化した三次元形状の造形物を造形する積層造形装置において、
    前記粉末層形成手段によって形成される前記粉末層を周囲より囲み、該粉末層の上面と同一高さの平面を有するベースと、
    前記ベース上にあって、光ビーム照射手段から照射される前記光ビームを透過させるウィンドウを上面に有し、下方が開口して前記粉末層を覆うチャンバーと、
    前記チャンバー内のガスを圧出する圧出機構と、
    前記チャンバー内のヒュームの除去又はチャンバーのウィンドウ清掃の少なくとも一方を行なう処理手段と、を備え、
    前記圧出機構がチャンバー内のガスを圧出しているときに前記処理手段による処理が行なわれることを特徴とする積層造形装置。
  2. 前記圧出機構は、前記チャンバー内をスライドして該チャンバー内のガスを圧出する移動板であることを特徴とする請求項1に記載の積層造形装置。
  3. 前記圧出機構は、前記チャンバー内に前記ベースから突出した仕切り板を有し、前記チャンバーが前記仕切り板に対して前記ベース上をスライドして移動することにより、前記チャンバー内のガスを圧出することを特徴とする請求項1に記載の積層造形装置。
  4. 前記圧出機構は、前記チャンバー内に突出して該チャンバー内のガスを圧出する突出部であることを特徴とする請求項1に記載の積層造形装置。
  5. 前記造形物の表層及び不要部分を切削する切削手段を備えたことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載の積層造形装置。
  6. 造形プレートに材料粉末を供給して粉末層を形成する粉末層形成工程と、前記粉末層形成工程により形成された粉末層の所定の箇所に、光ビームを透過させるウィンドウを上面に有し下面が開口して前記粉末層を覆うチャンバーを通して光ビームを照射して該粉末層を焼結又は溶融固化させ固化層を形成する光ビーム照射工程と、を備え、前記粉末層形成工程と前記光ビーム照射工程とを繰り返すことにより複数の固化層が一体化した三次元形状の造形物を造形する積層造形方法において、
    前記チャンバー内のガスを圧出する圧出工程と、
    前記チャンバー内のヒュームの除去又はチャンバーのウィンドウ清掃の少なくとも一方を行なう処理工程と、を備え、
    前記圧出工程によって該チャンバー内のガスが圧出されているときに前記処理工程を行なうことを特徴とする積層造形方法。
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