JP5243917B2 - ガス圧監視装置及びガス配管網の工事方法 - Google Patents
ガス圧監視装置及びガス配管網の工事方法 Download PDFInfo
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請求項1のガス圧監視装置を使用するには、そのガス圧監視装置に備えたバイパス管の両端部をガス配管網のうち遮断部の両側に位置した1対のガス管末端部に連結する。このときバイパス管は、電動バルブにて遮断されているので、1対のガス管末端部の間では、バイパス管を通してガスが流れない状態に保持される。この状態で、所定期間に亘ってガス圧監視装置に備えた1対の圧力センサによって1対のガス管末端部内の各ガス圧を検出する。そして、所定期間中に両ガス管末端部ともガス圧が基準値を超えて低下することがなかった場合には、ガス配管網のうちガス圧監視装置のバイパス管を取り付けた部位が、遮断によりガス機器の使用が不可能にならない部位であることが推定できる。一方、所定期間中に両ガス管末端部の一方でもガス圧が基準値を超えて低下した場合には、同部位が、遮断によりガス機器の使用が不可能になる部位である、と確認することができる。
請求項2の構成によれば、両ガス管末端部の一方でもガス圧が基準値を超えて低下したときに、電動バルブで迅速にバイパス管を開通させた後、報知に応じて手動にて手動バルブを開いて確実にバイパス管を開通させた状態に維持することができる。また、手動バルブを開いた後は、電動バルブを閉止することで電力の消費を抑えることができる。
請求項3の構成によれば、バイパス管ユニットはガス配管網の遮断部の近傍に配置する一方、そこから離れた場所にコントローラユニットを配置することができ、コントローラユニットの保護が図られると共に、作業者によるコントローラユニットの操作を比較的快適な環境下で行うことができる。
請求項4のガス圧監視装置によれば、基準値を任意の値に設定するための基準値設定手段を備えたので、基準値を経験則に基づいて任意の最適な値に設定することができる。
請求項5のガス配管網の工事方法では、工事施工範囲全体より短い工事施工範囲の一部でガス管を遮断して遮断部を設け、その遮断部の両側のガス管末端部の圧力が基準値を超えて低下するか否かの事前調査を、本発明に係るガス圧監視装置にて行うことができる。そして、調査期間中にガス圧が基準値を超えて低下した場合にのみ、工事実施工程の実施中に代替ガス管を設置し、そうでない場合には、代替ガス管を設置せずに工事を実施することができる。これにより、道路におけるガス管工事領域を小さくして、交通規制の緩和及び工事費の削減を図ることが可能になる。また、事前調査の際には、実際の工事施工範囲より短い範囲に遮断部を設けるので、事前調査のための交通規制や経費は抑えられる。
請求項6のガス配管網の工事方法では、工事実施期間のうち工事開始時に、本発明に係るガス圧監視装置におけるバイパス管を一部に含んだ代替ガス管を設置して、工事開始時から工事実施期間の途中までに設定した調査期間に亘って、ガス圧の低下を監視し、その調査期間中にガス圧が基準値を超えて低下した場合に、調査期間後、工事実施期間の終了まで、代替ガス管で常時開通させる。一方、調査期間中にガス圧が基準値を超えて低下しなかった場合には、調査期間後、工事実施期間の終了まで、代替ガス管を撤去した状態で工事を行う。これにより、代替ガス管の設置期間を短くすることができ、調査期間後のガス管工事領域が小さくなり、交通規制の緩和及び工事費の削減を図ることが可能になる。
以下、本発明の本実施形態について、図1〜図3に基づいて説明する。図1に示すように、本実施形態のガス圧監視装置10は、バイパス管ユニット20とコントローラユニット30とをケーブル11で接続してなる。バイパス管ユニット20には、本発明に係るバイパス管21が備えられている。
本実施形態は、図4〜図6に示されており、図4(A)には、ガス配管網50の一部が模式的に示されている。このガス配管網50には、例えば、環状をなした基幹路ガス管52が備えられ、その基幹路ガス管52から複数の分岐路ガス管52Xが延びている。そして、ガスを供給するガス会社51が基幹路ガス管52に接続されると共に、ガスを使用する複数の住宅58や複数の工場59等が、基幹路ガス管52又は分岐路ガス管52Xに接続されている。また、基幹路ガス管52における複数箇所には、メンテナンス、追加工事等のために複数のバルブ52A,52B,52C,・・(以下、「設備バルブ52A,52B,52C,・・」という)が備えられている。
次に、図7を参照しつつ、前記第2実施形態と同様の工事を、第2実施形態とは別のガス配管網の工事方法で行う実施形態について説明する。本実施形態のガス配管網の工事方法では、事前調査は行わず、工事期間における初期段階に工事を並行して調査を行う。即ち、基幹路ガス管52の工事を、数日間に亘る工事実施期間で行う場合、工事開始時に、図7(A)に示すように、ガス圧監視装置10のバイパス管21を一部に含んだ代替ガス管61Wを基幹路ガス管52に接続する。その代替ガス管61Wの接続方法に関しては、前記第2実施形態の代替ガス管61の接続と同様である。そして、工事開始時から工事実施期間の途中までに設定した調査期間(例えば、24時間)に亘って、1対のガス管末端部47,47の何れかのガス圧が基準値を超えて低下するか否かの調査を行う。その調査期間中にガス圧が基準値を超えて低下した場合には、調査期間後、工事実施期間の終了まで、代替ガス管61Wで常時開通させる。一方、調査期間中にガス圧が前記基準値を超えて低下しなかった場合には、調査期間後、工事実施期間の終了まで、図7(B)に示すように、代替ガス管61Wを撤去した状態で工事を行う。これにより、代替ガス管61Wの設置期間を短くすることができ、調査期間後に道路におけるガス管工事領域を小さくし、交通規制の緩和及び工事費の削減を図ることが可能になる。
本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、例えば、以下に説明するような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
11 ケーブル
20 バイパス管ユニット
21 バイパス管
22B 分岐管
24 手動バルブ
25 電動バルブ
27 圧力センサ
30 コントローラユニット
32 マイコン(バルブ制御部,基準値設定手段)
35 スピーカ(ガス圧低下報知手段)
36 モニタ(ガス圧低下報知手段)
37 LED(ガス圧低下報知手段)
40 基準値設定摘み(基準値設定手段)
46 遮断部
47 ガス管末端部
50 ガス配管網
61,61W 代替ガス管
90 安全柵
Claims (6)
- ガス配管網のうち工事のために遮断される遮断部の両側の各ガス圧を監視するためのガス圧監視装置であって、
前記ガス配管網のうち前記遮断部の両側の1対のガス管末端部に両端部が連結されて、それら1対のガス管末端部を連通可能なバイパス管と、
前記バイパス管に設けられ、通常は閉じて前記バイパス管を遮断している電動バルブと、
前記1対のガス管末端部内の各ガス圧を検出するための1対の圧力センサと、
前記1対の圧力センサの何れかで検出したガス圧が予め定められた基準値を超えて低下した場合に、前記電動バルブを開いて前記バイパス管を開通させるバルブ制御部とを備えたことを特徴とするガス圧監視装置。 - 前記バイパス管の中間部分に1対の分岐管を並列に設けて、一方の前記分岐管に前記電動バルブを配置する一方、他方の前記分岐管に通常は閉じている手動バルブを設け、
前記ガス圧が前記基準値を超えて低下したことを報知するガス圧低下報知手段を備えたことを特徴とする請求項1に記載のガス圧監視装置。 - 前記バルブ制御部と前記ガス圧低下報知手段とを一体化したコントローラユニットと、前記バイパス管に前記圧力センサと前記電動バルブとを一体化したバイパス管ユニットとを別々に設けて、それらコントローラユニットとバイパス管ユニットとの間をケーブルで連絡したことを特徴とする請求項2に記載のガス圧監視装置。
- 前記基準値を任意の値に設定するための基準値設定手段を備えたことを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載のガス圧監視装置。
- ガス配管網を構成するガス管を所定の工事施工範囲に亘って遮断して工事を行う工事実施工程の前に、前記工事施工範囲全体より短い前記工事施工範囲の一部で前記ガス管を遮断して、その遮断部の両側に位置した1対のガス管末端部に、請求項1乃至4の何れかに記載のガス圧監視装置における前記バイパス管の両端部を連結し、予め設定した調査期間に亘って前記1対のガス管末端部の何れかのガス圧が前記基準値を超えて低下するか否かの事前調査を行い、
前記調査期間中に前記ガス圧が前記基準値を超えて低下した場合にのみ、前記工事実施工程の実施中に、前記ガス配管網のうち前記工事施工範囲を間に挟んだ2位置を代替ガス管で常時連通させることを特徴とするガス配管網の工事方法。 - ガス配管網を構成するガス管を所定の工事施工範囲に亘って遮断して工事を所定の工事実施期間に亘って行うと共に、工事開始時に、前記工事施工範囲の両側に位置した1対のガス管末端部に、請求項1乃至4の何れかに記載のガス圧監視装置における前記バイパス管を一部に含んだ代替ガス管の両端部を連結し、工事開始時から前記工事実施期間の途中までに設定した調査期間に亘って、前記1対のガス管末端部の何れかのガス圧が前記基準値を超えて低下するか否かの調査を行い、
前記調査期間中に前記ガス圧が前記基準値を超えて低下した場合に、前記調査期間後、前記工事実施期間の終了まで、前記代替ガス管で常時開通させる一方、前記調査期間中に前記ガス圧が前記基準値を超えて低下しなかった場合に、前記調査期間後、前記工事実施期間の終了まで、前記代替ガス管を撤去した状態で工事を行うことを特徴とするガス配管網の工事方法。
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