JP2000161600A - 流体供給経路の監視方法およびアンテナ装置 - Google Patents

流体供給経路の監視方法およびアンテナ装置

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JP2000161600A
JP2000161600A JP11167379A JP16737999A JP2000161600A JP 2000161600 A JP2000161600 A JP 2000161600A JP 11167379 A JP11167379 A JP 11167379A JP 16737999 A JP16737999 A JP 16737999A JP 2000161600 A JP2000161600 A JP 2000161600A
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Masaaki Kasai
政昭 笠井
Haruo Oguchi
晴男 大垣内
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Osaka Gas Co Ltd
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Osaka Gas Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 監視員を配備することなく地中埋設管の圧力
監視を自動的に行い、圧力以上時には適切な警報を発す
ることを可能にする。 【解決手段】 (a)に示すように、都市ガス導管1の
工事現場3の周囲で圧力監視を自動的に行うため、工事
区間4の両端の人孔11a,11b内に監視装置13
a,13bを設けて、バルブ10a,10bの外部側の
圧力を常時監視する。異常な圧力が検出されると、携帯
電話端末14a,14bから無線電話網7を介して、現
場担当者5の有するメッセージ端末6に、(b)に示す
ように、異常検出の場所や異常内容などを含む警報メッ
セージが送信される。現場担当者5は、メッセージの内
容に従って、圧力異常を解消するために必要な処置を施
す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、都市ガスなどの流
体供給経路を監視し、流体の供給が円滑に行われるよう
に監視するための流体供給経路の監視方法、および監視
結果の無線通信などに用いるアンテナ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、都市ガスや水道水などの流体
の供給は、主として地中に埋設される導管によって形成
される配管網を介して、広範囲な地域に対して行われて
いる。このような配管網では、新たな導管の追加、老朽
化した導管の交換など、新設や改修工事が行われること
がある。配管網には、予め将来の工事などを想定し、あ
る程度の長さの区間を他の区間から切り離すバルブなど
が設けられている。実際に工事を行う際には、工事場所
を含む区間の両端のバルブを閉じ、工事区間での影響が
配管網の他の場所に及ばないようにしている。
【0003】しかしながら、配管網を形成して円滑な都
市ガスの供給などを行っていた状態で、その一部を切り
離すと、導管内の圧力や流量が異常になり、都市ガスな
どの円滑な供給が滞るおそれも生じる。このため、特に
工事中などでは、配管網の要所に監視員を配備し、圧力
異常等についての監視を行っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】流体供給経路の工事区
間に隣接する配管路で圧力等の充分な監視を行おうとす
ると、多くの監視員を配備しなければならないので、要
員の確保が困難である。また、都市ガスなどの流体供給
用の輸送管などは道路などの地表面下に埋設されている
ことが多く、特に交差点付近や幹線道路等に埋設されて
いる部分で圧力等の監視を行う際には、道路を走行する
車両に注意して安全を確保しながら圧力等の監視を続け
なければならない。しかし圧力等の監視のみの単純な作
業となるので、長時間となると監視員の人為的なミスが
発生しやすくなる。さらに、圧力等の監視のみのために
要員を配置しなければならないので、非効率的である。
したがって、監視は自動的に行うことが望ましい。
【0005】その一方、監視の自動化が可能になれば、
単に工事区間に関連する一時的な監視のみではなく、都
市ガス等の流体の安定的な供給のためには、広範囲に設
けられる配管網に沿って、できるだけ多くの場所で定常
的に監視を行う必要もある。このため、監視を自動的に
行うにしても、監視装置の設置や移動は容易にしておく
必要がある。したがって、監視結果は無線通信で伝達す
ることが好ましく、しかも低コストで信頼性が高い必要
がある。
【0006】本発明の目的は、監視員を配備することな
く、簡易な設備で自動的に行うことができる流体供給経
路の監視方法、およびその監視結果を無線通信で伝達す
るために好適なアンテナ装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、流体供給経路
に沿って、監視機器および携帯電話端末機器を設けてお
き、監視機器によって流体供給経路を監視し、携帯電話
端末機器による無線通信を介して、監視結果を伝達する
ことを特徴とする流体供給経路の監視方法である。
【0008】本発明に従えば、流体供給経路に沿って設
けられる監視機器で流体供給経路を監視し、監視結果を
伝達する無線通信のために携帯電話端末機器を用いるの
で、無線通信を容易に行うことができる。携帯電話端末
機器は、小型で消費電力も少ないので、電源も含めて自
動的な監視に要するスペースを小さくすることができ
る。
【0009】また本発明で前記監視は、流体供給経路の
圧力、流量、温度および/または漏洩を監視することを
特徴とする。
【0010】本発明に従えば、流体供給経路の圧力、流
量、温度および/または漏洩の監視を自動的に行い、異
常の発見等を早期に可能にして、流体供給経路の維持や
健全な供給の確保を図ることができる。
【0011】また本発明で前記流体経路は地中埋設管で
あり、前記監視は該地中埋設管に沿って設けられた人孔
内に、防水型の監視機器および携帯電話端末機器を設け
て行うことを特徴とする。
【0012】本発明に従えば、監視員による監視が困難
な地中埋設管に対し、人孔を利用して自動的な監視を容
易に行うことができる。
【0013】また本発明で前記無線通信は、前記人孔の
蓋のガイ孔に収納するアンテナ装置を用いて行うことを
特徴とする。
【0014】本発明に従えば、人孔の蓋のガイ孔を利用
して、無線通信のためのアンテナ装置を収納し、携帯電
話端末機器と人孔の外部との間で、無線電波の送受信を
容易に行うことができる。
【0015】また本発明で前記人孔の蓋は、アンテナ装
置を収納可能な蓋に交換することを特徴とする。
【0016】本発明に従えば、人孔の蓋を交換して、ア
ンテナ装置を収納可能な蓋を用いるので、元の蓋にアン
テナ装置を収納することができなくても、交換した蓋に
アンテナ装置を収納し、携帯電話端末機器と人孔の外部
との間で、無線電波の送受信を容易に行うことができ
る。
【0017】また本発明で前記監視機器は、定期的な監
視結果の報告を、前記携帯電話端末機器の無線通信を介
して行うことを特徴とする。
【0018】本発明に従えば、携帯電話端末機器の無線
通信で、流体供給経路の監視結果を定期的に報告するの
で、流体供給経路を継続的に監視することができる。
【0019】また本発明で前記監視機器の監視結果は、
前記携帯電話端末機器の無線通信を介して問合せ可能で
あることを特徴とする。
【0020】本発明に従えば、監視機器の監視結果を携
帯電話端末機器の無線通信を介して問い合せることがで
きるので、工事現場などから携帯電話を利用したり、公
衆電話や事務所内電話などを利用して監視機器を呼出
し、流体供給経路の監視を行うことができる。
【0021】また本発明で前記監視機器は、異常検知時
に、前記携帯電話端末機器を介する無線通信で、警報を
発報することを特徴とする。
【0022】本発明に従えば、流体供給経路に異常が生
じていることを監視機器が検知すると、携帯電話端末機
器を介する無線通信で警報を発報するので、異常に対す
る対策を迅速に採ることができる。
【0023】また本発明で前記監視機器は、前記警報
を、予め定める番号を有する携帯メッセージ端末に発報
することを特徴とする。
【0024】本発明に従えば、監視機器は流体供給経路
を監視し、異常の検知時に携帯電話端末機器から予め定
める番号を有する携帯メッセージ端末に警報を発報す
る。携帯メッセージ端末を工事区間の現場担当者が所持
していれば、警報に応じて適切な対策を採ることができ
る。監視は監視機器が自動的に行うので、監視員を配置
する必要はなく、長時間に亘って安定かつ確実に監視を
続けることができる。
【0025】また本発明で前記監視機器は、前記監視の
結果を、記録媒体に記録しておくことを特徴とする。
【0026】本発明に従えば、監視機器による監視の結
果は記録媒体に記録しておくので、監視結果を全て無線
通信で伝達する必要はなく、多くの場所で監視を行う場
合などで、無線通信の簡略化を図ることができる。詳し
い監視結果は、記録媒体を回収することによって、利用
することができる。
【0027】また本発明は、前記携帯電話端末機器の外
部に補助電源を設けておき、無線通信時に最大出力で送
信が可能なように、補助電源から携帯電話端末機器に電
力を供給することを特徴とする。
【0028】本発明に従えば、携帯電話端末機器の無線
通信時に外部の補助電源から最大出力で送信が可能なよ
うに電力を供給するので、携帯電話端末機器の内部電源
が小型で容量が小さくても、消耗して無線通信が不可能
になる事態を避けて、安定な無線通信を随時行うことが
できる。
【0029】さらに本発明は、地表面下の人孔内に設置
する無線機器が地上との間で無線電波の送受信を行うた
めのアンテナ装置であって、人孔の上部を、上面が周囲
の地表面と平坦に連続するように覆い、取扱い作業用の
孔が上面と下面との間を貫通するように形成される金属
製の蓋と、蓋の作業用孔内で、上部が蓋の上面から突出
しないように保持され、電気絶縁性材料から成り、上面
から下方に延びる形状の中空穴が形成されるホルダと、
ホルダの中空穴内に、上端が地表面上に突出するように
収納され、可撓性を有するアンテナ本体と、ホルダの底
部に設けられ、アンテナ本体の下部が接続され、人孔内
に設置される無線機器への接続を行うためのコネクタと
を含むことを特徴とするアンテナ装置である。
【0030】本発明に従えば、地表面下の人孔内に無線
機器が設置され、人孔の上部を、上面が周囲の地表面と
平坦に連続するように金属製蓋で覆う。地表面の道路な
どとしての利用を妨げない形で、蓋に設ける作業用孔を
利用してアンテナ本体を地表面上に部分的に突出させ、
電波の送受信を行うことができる。アンテナ本体は、蓋
に形成される作業用孔に嵌合するホルダの内部に収納さ
れ、先端部のみが地表面上に突出している。地表面が道
路として使用され、車両などが通行してアンテナ本体の
先端を踏付けても、アンテナ本体は可撓性を有するので
一時的に折れ曲がり、車両等が通過すれば元に戻る。ア
ンテナ本体の上部を除く部分は電気絶縁材料によって形
成されるホルダに外囲されているので、アンテナ本体が
曲がっても、直接金属製蓋と接触することはなく、無線
電波の送受信を継続することができる。このため、交通
の頻繁な場所に設けられる人孔内からでも、確実に無線
電波の送受信を行うことが可能になる。
【0031】また本発明で前記アンテナ本体は、アモル
ファス金属製であることを特徴とする。
【0032】本発明に従えば、アンテナ本体をアモルフ
ァス金属で形成するので、通常の金属導体で形成するよ
りも柔軟かつ復元容易にすることができる。たとえば、
アンテナ本体を道路などに設けられる人孔の蓋から地表
に突出させても交通を妨げることがなく、通行する人や
自動車のタイヤで踏みつけられても容易に復元して無線
電波の送受信を行うことができる。
【0033】
【発明の実施の形態】図1は、(a)で、本発明の実施
の一形態で、流体供給経路としての都市ガス導管1の圧
力監視を行っている状態を示す。都市ガスを流体として
供給するために敷設される都市ガス導管1は、地表面2
の下方の地中に埋設されており、都市ガス供給用の配管
網を形成している。都市ガス導管1に対して、新設ある
いは改修などのための工事が行われる工事現場3が決定
されると、工事現場3を含んで、都市ガス導管1には工
事区間4が設定される。工事現場3では、現場担当者5
が、工事区間4に関連して都市ガス導管1内の圧力が異
常になっているか否かの通報も受ける。圧力異常時に
は、現場担当者5が所持するポケベルなどと呼ばれるメ
ッセージ端末6に、警報メッセージが無線電話網7の制
御局から送られてくる。
【0034】都市ガス導管1では、工事区間4を他の配
管網から切り離す。工事区間4の両端の位置は、都市ガ
ス導管1に沿って予め配備されているバルブ10a,1
0bで決定される。都市ガス導管1は、バルブ10a,
10bの両側で都市ガスの供給が可能な両押し路線とな
っており、バルブ10a,10bを閉じて工事区間4内
を減圧しても、都市ガスの供給への支障は最小限に止め
られるようになっている。バルブ10a,10bは、地
表面2よりも下方に掘削されて形成される人孔(マンホ
ール)11a,11b内にそれぞれ設置される。バルブ
10a,10bで、工事区間4の外部の圧力を、圧力セ
ンサ12a,12bでそれぞれ検出する。圧力センサ1
2a,12bの検出出力は、監視装置13a,13bに
与えられ、圧力の監視を行う。監視機器である圧力セン
サ12a,12bおよび監視装置13a,13bによっ
て圧力の異常が検出されるときには、携帯電話端末14
a,14bから現場担当者5が所持するメッセージ端末
6に、警報メッセージが無線で伝達されて表示される。
警報メッセージは、人孔11a,11bの蓋15a,1
5bを介して外部に送信される。携帯電話端末14a,
14bには、ケーブル16a,16bの一端が接続さ
れ、蓋15a,15bに装着されるアンテナ装置20
a,20bにケーブル16a,16bの他端が接続され
る。アンテナ装置20a,20bで無線電波の送受信を
行う本体部分は、蓋15a,15bの外部にわずかなが
らも露出しているので、無線電話網7との間で無線電波
を介する電話通信が可能である。無線電話網7の制御局
に対し、現場担当者5が有するメッセージ端末6の電話
番号を指定して警報メッセージを送信するので、警報メ
ッセージは無線電話網7の制御局からメッセージ端末6
に転送される。なお以下の説明で、人孔、圧力センサ、
監視装置、携帯電話端末、蓋、ケーブルおよびアンテナ
について総称するときは、「a」および「b」を除いた
参照符で示す。
【0035】図1の(b)では、人孔11a内のバルブ
10aに関して、圧力が所定の範囲よりも下がっている
ことを監視装置13aが検知し、携帯電話端末14aか
ら現場担当者5のメッセージ端末6に発生される警告メ
ッセージの例を示す。「A・ケイホウ」は、バルブ10
a側の警報であることを示し、「P−LOW」は、圧力
が低下していることを示す。また、日付や時間などのデ
ータも表示される。
【0036】図1(b)に示すような警報メッセージ
は、伝達漏れがないように、複数の現場担当者5に対し
て送信することが好ましい。また、1回だけの送信では
見逃される可能性もあるので、2回以上一定時間間隔で
メッセージの送信がされることが好ましい。このように
すると、現場担当者5は、通常は注意力を圧力監視には
殆ど払わなくても済み、圧力異常が報知されたときのみ
その対策について注意を向けるようにすればよい。圧力
異常時の対策は、前もって準備しておくことができる。
【0037】図2は、図1に示すような工事が行われる
都市ガス供給用の配管網の例を示す。工事が行われる都
市ガス導管1は、圧力が約0.1〜1MPaの範囲の中
圧(MP)導管を構成し、複数のガバナ21,22を介
してさらに下位の低圧(LP)導管23,24に都市ガ
スを減圧してそれぞれ供給する。低圧導管23,24
は、他の中圧導管25,26からもガバナ27,28を
介してそれぞれ都市ガスの供給が行われる。このため、
バルブ10a,10bを閉じて工事区間4で減圧して
も、都市ガス導管1から都市ガスが供給される低圧導管
23,24は、圧力が2.1kPa程度であり、他の中
圧導管25,26からの供給系統で都市ガスの供給を続
けることができる。ただし、低圧導管23は、ガバナ2
1を介して都市ガス導管1から供給を受ける系統が工事
によって遮断されるので、中圧導管25からガバナ27
を介して供給を受けるだけの状態になる。このため、ガ
バナ27の2次側の圧力も、工事に伴って監視する必要
が生じる。すなわち、工事区間4に関連して、バルブ1
0a,10bの外部であるおよびの圧力と、ガバナ
21の2次側ので示す圧力とを、少なくとも監視する
必要がある。特に中圧導管である都市ガス導管1から直
接供給を受ける特需顧客29などが存在するときには、
で示す圧力の監視が重要となる。
【0038】図3は、本発明の実施の他の形態として、
低圧導管30の切断工事時の背圧監視に関する構成を示
す。工事区間の両端は、ガスバッグ31,32を膨張さ
せて封止し、中間の工事現場33で切断工事を行う。こ
のような場合は、で示すように、背圧を監視する。低
圧導管30は、図2の低圧導管23,24のように、複
数のガバナや中圧導管から都市ガスの供給を受け、配管
網を形成している。切断工事で都市ガスの通過が遮断さ
れる部分が生じると、供給状態が変動し、背圧が変動す
る。背圧を監視し、ガバナなどを調整して、背圧を適正
な範囲に調整することによって、都市ガスの供給に対す
る切断工事の影響を低減することができる。
【0039】図4は、図1の監視装置13a,13bお
よび携帯電話端末14a,14bに関する外観形状を示
す。これらをそれぞれ総称する監視装置13および携帯
電話端末14は、筐体40内に収納され、少なくとも生
活防水型に一体化される。筐体40の上面は蓋41で密
閉することができ、キャリアハンドル42で持運びの便
が図られている。幅W1は約260mm、奥行D1は約
150mm、高さH1は約250mm程度である。筐体
40はコンパクトにまとめられているので、人孔11内
の狭い空間にも充分に収容することができる。筐体40
内には、バッテリ43も収納され、監視装置13や携帯
電話端末14の動作用電源となる。監視する圧力は圧力
検出用ホース44を介して導入される。外部バッテリや
商用電源に接続したり、圧力検出結果を出力したりする
ために、外部接続用コネクタ45も設けられている。
【0040】図5は、図4の監視装置13および携帯電
話端末14に関する電気的構成を示す。監視装置13内
には、上,下限警報付の圧力センサ12、電源自動切換
定電圧回路46、通報用コンピュータ回路47および電
話用変換回路48が含まれ、通報用コンピュータ回路4
7には、テスト用スイッチ49も設けられる。通報用コ
ンピュータ回路47は、予め設定されるプログラムに従
って、上,下限警報付の圧力センサ12の出力を常時監
視し、圧力が異常であると判定されるときは、電話用変
換回路48を介して携帯電話端末14から警報メッセー
ジを発報する。テスト用スイッチ49は、ONに操作す
ることによって、試験的に警報メッセージを発報させる
際などに使用する。圧力センサ12の検出出力は、外部
接続接続用コネクタ45を介して、たとえば1〜5Vの
範囲内のアナログ電圧としても外部に出力される。携帯
電話端末14としては、電話機本体と外部アンテナ接続
用のアダプタなどとを組合わせて用いる。いずれも、日
本電信電話株式会社(NTT)などの携帯電話事業者が
認定して販売している製品を使用する。これによって、
携帯電話のサービス範囲内で、直ちに使用することがで
きる。
【0041】監視装置13および携帯電話端末14の電
源は、バッテリ43から、例えば12Vが供給される。
バッテリ43は、ニッケルカドミウム(NiCd)型で
あり、随時充電が可能であって、一旦充電すると、少な
くとも10時間は連続的に監視を行うことができる。外
部電源として、他のバッテリや商用交流電源などを利用
することができるときには、外部接続用のコネクタ45
を介して電力を供給する。監視装置13の内部の電源自
動切換定電圧回路46は、商用交流電源に接続されるA
Cアダプタ、外部バッテリおよびバッテリ43の順で優
先して使用する電源を決定し、たとえば5Vなどに定電
圧化された電源電圧を監視装置13の各部および携帯電
話端末14などに供給する。
【0042】図6は、図1の人孔11a,11bの蓋1
5a,15bを総称する蓋15に関連する構成を示す。
図6(a)は平面視した状態、図6(b)は図6(a)
の切断面線A−Aから見た状態をそれぞれ示す。蓋15
は鉄製で、幅W2は約900mm、奥行D2は約600
mm程度であって、重量は約80kgである。蓋15は
重量が重いので、道路などに使用されても、安定に人孔
11の上部を覆うことができる。また、蓋15の裏面に
は、補強用のリブが形成され、剛性を高めて、自動車の
車輪等が上を通過しても、撓みなどが生じにくいように
している。
【0043】蓋15が嵌合する枠50も鉄製であり、周
囲は地表面下に埋込まれる。地表面の高さに指示される
蓋15の表面には、滑り止めの模様が形成されることを
除いて、凹凸は少ない。重量の大きな蓋15を開閉する
際に工具を差込むための作業用孔として、たとえば2つ
のガイ孔51が設けられている。本実施形態では、この
うちの1つのガイ孔51を利用して、アンテナ装置20
を装着する。蓋15の厚さは約13mmであり、ガイ孔
51の幅W3はたとえば約30mm、奥行D3は約10
mm程度である。
【0044】図7は、図6のガイ孔51を利用して装着
するアンテナ装置20の概略的な構成を示す。ホルダ7
0は、電気絶縁性の合成樹脂材料で形成され、上部71
がガイ孔51に嵌合する形状を有する。ホルダ70の下
部72は、蓋15のガイ孔51よりも下方に保持され
る。ホルダ70の上面から中空穴73が設けられ、内部
にアンテナ本体74が収容される。アンテナ本体74の
下端は、ホルダ70の下部72に取付けられる防水型の
コネクタ75に接合される。コネクタ75には、図4の
携帯電話端末14からのケーブル16が接続される。ホ
ルダ70の上部71から下部72までの高さは、たとえ
ば90mm程度である。
【0045】アンテナ本体74は、高透磁率を有し、か
つ軟磁性体であるアモルファス金属の細い線材を束ねて
コアとし、その周囲をメッシュ状のステンレスで覆い、
電気絶縁性樹脂をコーティングして形成され、全体とし
て線状の外観形状を有する。アンテナ本体74の先端
は、ホルダ70の上面からたとえば数cm程度突出す
る。アンテナ本体74は柔軟性を有するので、自動車の
タイヤ76などに踏まれても、仮想線で示すように上端
はタイヤ76からの荷重を受けて曲る。アンテナ本体7
4の外周は電気絶縁性樹脂のコーティング層を有し、さ
らにホルダ70の上部71はフランジ状に面積が大きく
なっているので、アンテナ本体74の上端が蓋15の表
面に接触するような事態は生じない。
【0046】図8は、図7のアンテナ装置20を図6の
蓋15のガイ孔51に装着する状態を示す。人孔11内
部の携帯電話端末14からのケーブル16の先端を蓋1
5のガイ孔51から引出しておき、アンテナ装置20の
ホルダ70下部のコネクタ75に接続する。蓋15を枠
50に載置し、ガイ孔51内にアンテナ装置20のホル
ダ70を挿入すれば、アンテナ本体74の先端が地表面
からわずかに突出し、地表面上に電波を送信し、地表面
上から電波を受信することができる。アンテナ本体74
は柔軟性を有するので、自動車のタイヤなどで踏みつけ
られても、タイヤなどの通過後には元の直立した形状に
復元して戻ることができる。
【0047】図9は、本発明の実施のさらに他の形態と
して、地中に埋設された都市ガス導管1の監視を行う構
成を示す。本実施形態で、先行して説明した実施形態と
対応する部分には同一の参照符を付し、重複する説明を
省略する。都市ガス導管1に沿って設けられる人孔10
1内に、自動的に圧力を監視する監視機器として圧力セ
ンサ102および監視装置103を収納し、携帯電話端
末104を介して外部と無線通信可能にする。人孔10
1には、鉄製の蓋105が被せられている。蓋105に
は、アンテナ装置20が収納可能で、携帯電話端末10
4とアンテナ装置20との間はケーブル16で接続され
る。
【0048】本実施形態の携帯電話端末104は、PP
S(Point Power Supply)回路106が装備される。P
PS回路106は、携帯電話端末104が送信を行うと
き、外部から電力を補助供給する。携帯電話端末104
は、携帯性を重視して小型で軽量となるように製造され
ているので、内蔵する電池の容量も小さくなっている。
PPS回路106を装備しておくことによって、長期間
にわたってフルパワーで送信することができ、確実に監
視結果や警報を、無線で外部に送信することができる。
【0049】なお、監視装置103が内蔵するバッテリ
は、充電器107を接続して充電することができる。監
視員が定期的に巡回して、バッテリの充電を行えば、商
用電源から電力を供給しないでも、長期間にわたって監
視を続けることができる。監視機器による監視は、短い
周期で行い、外部への報告は、監視結果について統計処
理したデータによって定期的に行ったり、異常検出時に
警報として行ったりして、頻度を減らさないと、多くの
監視機器を配置して供給経路全体の監視を行うことはで
きない。ただし、異常検出時などは、原因推定や対策検
討のため、前後の詳しいデータも必要になる。このた
め、ICカード107などの記録媒体に詳しいデータを
記録しておけば、後日のデータ解析を容易にすることが
できる。
【0050】蓋105に収納するアンテナ装置20は、
無線電話網7との間で、無線電波を介する通信を行う。
無線電話網7は、有線の公衆電話網110にも接続され
ており、メッセージ端末111,112,113に無線
電話端末105からの警報メッセージを伝達することが
できる。公衆電話網110には、事務所内の電話機11
5や公衆電話機、あるいは他の携帯電話機116も接続
され、これらの電話機から携帯電話端末104を呼出
し、現時点の圧力の計測値等を、工事責任者または代表
に指定されたメッセージ端末111,112,113に
メッセージとして通信するように、指示することもでき
る。この機能を用いると、任意に人孔101内の都市ガ
ス導管1内のガス圧力を知ることができるので、次のよ
うな効果が期待される。 現場作業者または工事責任者に安心感を与える。 人孔内の監視システムが正常に機能していることの確
認にもなる。 本社事務所内から監視結果を確認することも可能にな
り、警報の予知にまで機能を高めることも期待すること
ができる。
【0051】ICカード107に記録するデータは、通
常時は監視の頻度よりも間隔をあけて記録する。たとえ
ば1分ごとに監視し、10分ごとに記録する。警報時の
前後には、監視データをすべて記録する。ICカード1
07に記録されたデータは、パーソナルコンピュータ1
20で記録内容を読出して、プリンタ121で印字する
こともできる。また、パーソナルコンピュータ120
は、モデムなどを介して直接人孔101内の携帯電話端
末104を呼出してデータを収集したり、携帯電話端末
104が定期的に監視結果を送信してパーソナルコンピ
ュータ120で受信することによって、圧力の変動を監
視し、変動状態から異常に至るか否かの予知も可能とな
る。
【0052】図10は、図9の監視装置103および携
帯電話端末104の組合せ状態を示す。監視装置103
は、防水性の筐体130内に収納される。筐体130
は、IP−67の合成樹脂製防水ケースを用いる。IP
−67の筐体130は、水面下1mで30分間の防水能
力を有する。筐体130には、表示器131が備えら
れ、圧力センサ102によって検出される圧力を、直接
デジタル表示して、点検修理の際などに、点検者が圧力
値を直接知ることができる。携帯電話端末104は、筐
体130とは別体で分離可能な収納ボックス132内に
収納される。収納ボックス132内には、携帯電話端末
104ばかりではなく、PHS(PersonalHandyphone S
ystem)電話など、いわゆる携帯電話とは異なる方式の
携帯電話端末を収納して、携帯電話端末104の機種を
変更することができる。図9に示すICカード107
は、ICカードスロット134に挿入し、ICカード用
スイッチ135を投入することによって使用可能とな
る。
【0053】図11は、ICカード107に記録されて
いる圧力データをプリンタ121で印字した状態の一例
を示す。たとえば工事に伴う後日のデータ検索のため、
ICカード107に、工事年月や工事番号等のデータを
予め書込んでおき、さらに圧力の統計的なデータと、実
際の監視データとを印字することができる。実際の監視
データは、たとえば1分毎に記録され、警報発報時や警
報解除時のデータには、「*」のマークが付される。
【0054】警報は、監視する圧力が許容範囲から外れ
る時に発生される。監視装置103のCPUは、たとえ
ば30秒毎に警報の確認を行う。正常な圧力の範囲に復
帰していれば、警報の発信を停止する。したがって、突
発的な圧力変動に伴うような警報は、1回〜数回の発信
だけで終了する。ただし、CPUは警報発信時に、携帯
電話が通じたか否かを判断し、不通ならば発信をたとえ
ば最大10回まで繰返す。
【0055】真の警報時は、一定時間間隔で警報が繰返
し発信され、作業者のメッセージ端末111,112,
113には、連続して警報メッセージが表示される。し
たがって、作業者に連絡し、作業者が工事現場などの状
況確認を行って、警報の原因を取除いたり、人孔101
内に入って、携帯電話端末104の電源を遮断するま
で、警報発信は続けられる。
【0056】図12は、本実施形態の蓋105に関する
構成を示す。図12(a)は平面図、図12(b)は側
面断面図をそれぞれ簡略化して示す。蓋105は丸形で
あり、プロテクタの枠150に装着される。蓋105に
は、ガイ孔51は設けられておらず、アンテナ装置20
の収納孔151を穿孔して形成する。このような収納孔
151を有する蓋105は、監視を行う人孔101に対
する仮蓋として本来の蓋と交換して使用し、監視の必要
が無くなれば元の蓋に戻すことができる。なお、図12
(b)に示す収納孔151の位置は、簡略化のためにず
らしている。
【0057】以上で説明した各実施形態では、アンテナ
装置20では1本のアンテナ本体74を用いているけれ
ども、複数本のアンテナ本体74を同一のホルダ70の
中空穴73内に並べることもできる。また、各実施形態
では、携帯電話端末14,104用の無線電波の送受信
を行っているけれども、PHSや専用無線通信用の無線
電波の送受信を同様に行うこともできる。また、都市ガ
ス導管の圧力監視について説明しているけれども、水道
水など他の流体の供給用に地下に埋設されている管路で
も同様に圧力監視を行うことができる。さらに、流体の
圧力ばかりではなく、流量、温度、漏洩などについて
も、監視することができる。
【0058】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、流体供給
経路を監視した結果を、小型で消費電力も少なくするこ
とができる携帯電話端末機器を用いる無線通信で伝達す
るので、監視員を配備することなく、電源も含めて小さ
なスペースに簡易な設備を収めて、自動的な監視を行う
ことができる。
【0059】また本発明によれば、監視員を配備しない
でも流体供給経路の圧力、流量または漏洩の監視を行う
ことができるので、広範囲の流体供給経路に関する異常
の発見等が早期に可能になり、流体供給経路の維持や健
全な流体供給の確保を図ることができる。
【0060】また本発明によれば、地中埋設管に対して
設けられる人孔を利用して、自動的な流体供給経路の監
視を容易に行うことができる。
【0061】また本発明によれば、人孔の蓋にガイ孔が
設けられていれば、無線通信のためのアンテナ装置を収
納し、携帯電話端末機器と人孔の外部との間での無線通
信のために必要な、無線電波の送受信を容易に行うこと
ができる。
【0062】また本発明によれば、既設の人孔の蓋にア
ンテナ装置を収納することができなくても、アンテナ装
置を収納可能な蓋に交換するので、携帯電話端末機器と
人孔の外部との間で、無線電波の送受信を容易に行うこ
とができる。
【0063】また本発明によれば、流体供給経路の監視
結果は無線通信で定期的に報告されるので、流体供給経
路を管理する事務所などで、常時監視することができ
る。
【0064】また本発明によれば、監視機器の監視結果
を、工事現場などから携帯電話を利用したり、公衆電話
や事務所内電話などを利用して監視機器を呼出し、流体
供給経路の監視を随時行うことができる。
【0065】また本発明によれば、流体供給経路に異常
が生じると、携帯電話端末機器を介する無線通信で警報
を発報するので、異常に対する適切な対策を迅速に行え
ば、流体の供給に支障が生じないようにすることができ
る。
【0066】また本発明によれば、流体供給経路の異常
の検知時に携帯電話端末機器から予め定める番号を有す
る携帯メッセージ端末に警報を発報する。携帯メッセー
ジ端末を工事区間の現場担当者が所持していれば、異常
の発生を直接かつ迅速に知ることができ、警報に応じて
適切な対策を採ることができる。監視は監視機器が自動
的に行うので、長時間に亘って安定かつ確実に監視を続
けることができる。
【0067】また本発明によれば、監視の結果は記録媒
体に記録しておくので、記録媒体を回収することによっ
て、詳しい監視結果を利用することができる。異常が生
じたときには、前後の監視結果を解析して、原因推定や
対策考察等の資料を得ることができる。
【0068】また本発明によれば、携帯電話端末機器に
は、外部の補助電源から最大出力で送信が可能なように
電力を供給するので、安定な無線通信を随時行うことが
できる。
【0069】さらに本発明によれば、人孔の金属製蓋に
設けられる作業用孔を利用してアンテナの先端を地表面
上に突出させ、人孔内に設ける無線機器が地上との間で
無線電波の送受信を円滑に行わせることができる。アン
テナ本体は電気絶縁性材料で形成されるホルダ内に収納
され、先端に受ける力で屈曲しても、アンテナ本体は金
属製蓋の部分に接触しないように保護される。アンテナ
本体は可撓性を有するので、上部が地表面で車両などの
通過の際に踏まれて曲がっても、容易に元に戻ることが
でき、交通量が多い交差点や幹線道路などの人孔であっ
ても、確実に無線電波の送受信を行うことができる。
【0070】また本発明によれば、アンテナ本体をアモ
ルファス金属で形成するので、通常の金属導体で形成す
るよりも柔軟性を有し、人孔の蓋などから地表面に突出
させて、上から踏まれても容易に復元することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態で都市ガス導管1の圧力
監視を行っている状態を示す簡略化した断面図である。
【図2】図1の都市ガス導管1を含む配管網の概略的な
構成をしめす配管系統図である。
【図3】本発明の実施の他の形態として、低圧導管30
で工事に伴う背圧監視を行う状態を示す簡略化した断面
図である。
【図4】図1の人孔11内で使用する圧力監視装置13
等の使用状態を示す斜視図である。
【図5】図4の圧力監視装置13に関する概略的な電気
的構成を示すブロック図である。
【図6】図1の蓋15の平面図および断面図である。
【図7】図1のアンテナ装置20の断面図である。
【図8】図7のアンテナ装置20を図6の蓋15に挿入
する状態を示す簡略化した分解斜視図である。
【図9】本発明の実施の他の形態として、監視装置10
3および携帯電話端末104の設置状態を示す簡略化し
た断面図である。
【図10】図9の監視装置103および携帯電話端末1
04の使用状態を示す正面図である。
【図11】図9のICカード107の記録内容をプリン
タ121で印字した一例を示す図である。
【図12】図9の蓋105に関連する平面図および側面
断面図である。
【符号の説明】
1 都市ガス導管 2 地表面 3,33 工事現場 4 工事区間 5 現場担当者 6,111,112,113 メッセージ端末 10a,10b バルブ 11,11a,11b,101 人孔 12,12a,12b,102 圧力センサ 13,13a,13b,103 監視装置 14,14a,14b,104 携帯電話端末 15,15a,15b,105 蓋 16,16a,16b ケーブル 20,20a,20b アンテナ装置 21,22,27,28 ガバナ 23,24,30 低圧導管 25,26 中圧導管 31,32 ガスバッグ 40,130 筐体 47 通報用コンピュータ回路 50,150 枠 51 ガイ孔 70 ホルダ 73 中空穴 74 アンテナ本体 106 PPS回路 107 ICカード 108 充電器 110 公衆電話網 115 電話機 116 携帯電話機 120 パーソナルコンピュータ 121 プリンタ 132 収納ボックス 151 収納孔
フロントページの続き Fターム(参考) 3J071 AA02 BB12 BB14 CC11 DD11 EE06 EE18 EE24 FF03 5J046 AA06 AA12 AA14 AB06 BA07 5J047 AA06 AA12 AA14 AB06 EF01

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流体供給経路に沿って、監視機器および
    携帯電話端末機器を設けておき、 監視機器によって流体供給経路を監視し、携帯電話端末
    機器による無線通信を介して、監視結果を伝達すること
    を特徴とする流体供給経路の監視方法。
  2. 【請求項2】 前記監視は、流体供給経路の圧力、流
    量、温度および/または流体の漏洩を監視することを特
    徴とする請求項1記載の流体供給経路の監視方法。
  3. 【請求項3】 前記流体経路は地中埋設管であり、 前記監視は該地中埋設管に沿って設けられた人孔内に、
    防水型の監視機器および携帯電話端末機器を設けて行う
    ことを特徴とする請求項1または2記載の流体供給経路
    の監視方法。
  4. 【請求項4】 前記無線通信は、前記人孔の蓋のガイ孔
    に収納するアンテナ装置を用いて行うことを特徴とする
    請求項3記載の流体供給経路の監視方法。
  5. 【請求項5】 前記人孔の蓋は、アンテナ装置を収納可
    能な蓋に交換することを特徴とする請求項3記載の流体
    供給経路の監視方法。
  6. 【請求項6】 前記監視機器は、定期的な監視結果の報
    告を、前記携帯電話端末機器の無線通信を介して行うこ
    とを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の流体供
    給経路の監視方法。
  7. 【請求項7】 前記監視機器の監視結果は、前記携帯電
    話端末機器の無線通信を介して問合せ可能であることを
    特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の流体供給経
    路の監視方法。
  8. 【請求項8】 前記監視機器は、異常検知時に、前記携
    帯電話端末機器を介する無線通信で、警報を発報するこ
    とを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の流体供
    給経路の監視方法。
  9. 【請求項9】 前記監視機器は、前記警報を、予め定め
    る番号を有する携帯メッセージ端末に発報することを特
    徴とする請求項8記載の流体供給経路の監視方法。
  10. 【請求項10】 前記監視機器は、前記監視の結果を、
    記録媒体に記録しておくことを特徴とする請求項1〜9
    のいずれかに記載の流体供給経路の監視方法。
  11. 【請求項11】 前記携帯電話端末機器の外部に補助電
    源を設けておき、無線通信時に最大出力で送信が可能な
    ように、補助電源から携帯電話端末機器に電力を供給す
    ることを特徴とする請求項1〜10のいずれかに記載の
    流体供給経路の監視方法。
  12. 【請求項12】 地表面下の人孔内に設置する無線機器
    が地上との間で無線電波の送受信を行うためのアンテナ
    装置であって、 人孔の上部を、上面が周囲の地表面と平坦に連続するよ
    うに覆い、取扱い作業用の孔が上面と下面との間を貫通
    するように形成される金属製の蓋と、 蓋の作業用孔内で、上部が蓋の上面から突出しないよう
    に保持され、電気絶縁性材料から成り、上面から下方に
    延びる形状の中空穴が形成されるホルダと、 ホルダの中空穴内に、上端が地表面上に突出するように
    収納され、可撓性を有するアンテナ本体と、 ホルダの底部に設けられ、アンテナ本体の下部が接続さ
    れ、人孔内に設置される無線機器への接続を行うための
    コネクタとを含むことを特徴とするアンテナ装置。
  13. 【請求項13】 前記アンテナ本体は、アモルファス金
    属製であることを特徴とする請求項12記載のアンテナ
    装置。
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