JP5241352B2 - 加湿機 - Google Patents
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Description
(実施の形態1)
図1は、本発明に係る加湿機の実施の形態1の構成を示す縦断面図である。
この加湿機は、その断面積が下部へ向かって徐々に大きくなる円筒形状のハウジング1内の上端部に排気口16が設けられ、排気口16の下方には、縦連結された2つの送風ファン14,14が設けられている。2つの送風ファン14,14は、送風モータ13の上下に突出した駆動軸にそれぞれ取り付けられている。
加湿フィルタ12は、送風ファン14,14に向けて端部が開口した筒状に形成されている。加湿フィルタ12を囲むハウジング1の側壁は、吸気口15に成形されている。
受水トレイ11の中央部には、バッファ槽19への貫通孔が設けられ、この貫通孔には逆止弁20が取り付けられている。逆止弁20は、バッファ槽19が受水トレイ11の下部に装着された状態で開となり、バッファ槽19が受水トレイ11から外された状態で閉となるように構成されている。
受水トレイ11には、また、その上端部から水が溢れ出ないように、受水トレイ11内に開口したオーバフロー管21が設けられており、オーバフロー管21に流れ込んだ水は、バッファ槽19へ受け入れられ、受水トレイ11の水位が調整される。
図2は、図1とは反対側から見た縦断面図であり、回収水管4及び給水管3は、互いに平行に蓋板24内外に延設されている。
タンクケース7に載置された状態で、収容室25から取り出された貯水タンク2は、図4に示すように、タンクケース7から外すことができ、蓋板24を外すことにより内部の清掃及び水の補給等が行い易くなっている。
貯水タンク2を車輪6付きのタンクケース(台車)7に載置する構成とすることにより、貯水タンク2の出し入れが容易になる。また、貯水タンク2の容量を大きくすることができる。
一方、給水管3及び回収水管4の各端部が、給水連結部5a及び回収水連結部5bから外されると、各弁体が各弁座に着座した状態となり、給水連結部5a及び回収水連結部5bは、それぞれ閉状態となる。
送水管10は、加湿フィルタ12の上方に迄延設されており、加湿フィルタ12上方の送水管10には、図示しない複数の注水口が設けられている。
バッファ槽19の最下部と回収水連結部5bの入口とは連結されており、回収水連結部5bの出口は回収水管4に接続されている。バッファ槽19及び回収水連結部5bは、回収水経路を構成している。
加湿フィルタ12に含浸されなかった水は、加湿フィルタ12に付着するカルシウム及びマグネシウム等の溶解成分を洗い流して、受水トレイ11で受けられる。受水トレイ11が受けた水は、バッファ槽19、回収水連結部5b及び回収水管4経由で、貯水タンク2に回収される。
図6は、本発明に係る加湿機の実施の形態2の構成を示す縦断面図である。
この加湿機では、貯水タンク2aは、ハウジング1a内下部に設けられた収容室25aに収容されており、図7に示すように、ハウジング1a(収容室25a)の一部側壁を兼ねるタンクケース(保持ケース)7aに載置された状態で、収容室25aの側壁に設けられた差込口を経由して出し入れされる。タンクケース7aには、収容室25aの一部側壁を兼ねる部分に、把手18が設けられている。
タンクケース7aに載置された状態で、収容室25aから取り出された貯水タンク2aは、図8に示すように、タンクケース7aから外すことができ、蓋板24を外して内部の清掃及び水の補給等が行い易くなっている。
2,2a 貯水タンク
3 給水管
4 回収水管
5 連結部
5a 給水連結部(給水経路開閉手段)
5b 回収水連結部(回収水経路開閉手段)
6 車輪
7 タンクケース(台車)
7a タンクケース(保持ケース)
8 ポンプ
9 吸上げ管(給水経路)
10 送水管(給水経路)
11 受水トレイ
12 加湿フィルタ
14 送風ファン
15 吸気口
16 排気口
17 コロ
18 把手
19 バッファ槽(調整槽、回収水経路)
20 逆止弁
21 オーバフロー管
22 案内溝(案内部)
23 溝(案内部)
24 蓋板
25,25a 収容室
Claims (8)
- 上から下へ順に配設された加湿フィルタ、受水トレイ、回収水経路及び貯水タンクと、該貯水タンクから前記加湿フィルタの上方迄布設された給水経路と、該給水経路に設けられたポンプとをハウジング内に備え、前記貯水タンクから給水経路及びポンプで水を汲み上げ、汲み上げた水を前記給水経路の1又は複数の口から前記加湿フィルタへ落下させ、加湿フィルタを通過する空気を加湿する一方、該加湿フィルタから落下し前記受水トレイで受けた水を前記回収水経路で前記貯水タンクに回収する加湿機であって、
前記受水トレイに落下した水に前記加湿フィルタの下端部を浸すように構成してあり、前記ハウジングは、側壁に設けられ、前記貯水タンクを差し込む為の開口部と、該開口部から差し込まれた貯水タンクを所定位置に位置決めして収容する収容室とを備えることを特徴とする加湿機。 - 前記ハウジングの底部に前記収容室が設けられており、複数の車輪を有し、前記貯水タンクを載置する台車と、前記収容室の床に設けられ、前記台車を案内する案内部とを更に備え、前記貯水タンクを載置した前記台車が前記案内部で案内されることにより、前記貯水タンクを前記所定位置に位置決めするように構成してある請求項1記載の加湿機。
- 前記ハウジングの底部に前記収容室が設けられており、前記貯水タンクの底部に配設された複数の車輪と、前記収容室の床に設けられ、前記貯水タンクを案内する案内部とを更に備え、該貯水タンクが該案内部で案内されることにより、該貯水タンクを前記所定位置に位置決めするように構成してある請求項1記載の加湿機。
- 前記ハウジングの底部に前記収容室が設けられており、前記貯水タンクを載置し保持する保持ケースと、前記収容室の床に回動自在に固定された複数のコロと、前記保持ケースの外底に設けられ、前記貯水タンクを案内する案内部とを更に備え、前記貯水タンクを載置した前記保持ケースが前記案内部で案内されることにより、前記貯水タンクを前記所定位置に位置決めするように構成してある請求項1記載の加湿機。
- 前記貯水タンクは、前記給水経路に接続する為の給水管と、前記回収水経路に接続する為の回収水管とが突設され、前記給水経路は、給水管と接続する為の給水連結部を備え、前記回収水経路は、回収水管と接続する為の回収水連結部を備えている請求項1から4の何れか1項に記載の加湿機。
- 前記給水連結部は、前記貯水タンクの着脱時の前記給水管の作用により開閉する給水経路開閉手段を備え、前記回収水連結部は、前記貯水タンクの着脱時の前記回収水管の作用により開閉する回収水経路開閉手段を備える請求項5記載の加湿機。
- 前記給水経路開閉手段及び回収水経路開閉手段は、前記給水連結部及び回収水連結部の内部それぞれに、弁座と、該弁座それぞれへの付勢により該弁座に着座する弁体とをそれぞれ備え、前記貯水タンクを前記所定位置に位置決めすることで、前記給水連結部及び回収水連結部に挿入される前記給水管及び回収水管の端部で、前記弁体を前記付勢に抗してそれぞれ押圧して、前記弁座から離座させるように構成してある請求項6記載の加湿機。
- 前記受水トレイ以上の容量を有し、該受水トレイからの流出水を受ける調整槽と、該受水トレイ内に開口し、該受水トレイの上端部から溢れようとする水を前記調整層へ流出させるオーバフロー管とを更に備える請求項1から7の何れか1項に記載の加湿機。
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