JP5240642B1 - 車両盗難防止用シフトレバーロック装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】オートマチックミッション変速機構が搭載される車両に汎用的に装着されると共に、小型軽量、且つ装脱着が簡単で安価な盗難防止用シフトレバーロック装置の提供を図る。
【解決手段】本発明を構成するシフトロックプレートは、裏面に弾性保護シートが貼付される平板状の金属性プレートで形成され、右側前方にはシフトレバーの移動を制限するシフトレバー回避領域部を有し、右側後方にはシフトチェンジ表示パネルの走行レンジゾーンの一部を形成する右端側壁部を係止する略L型の固定係止片を設けて形成され、パネルロック錠は、シフトチェンジ軌道溝の幅内に挿嵌される形状を有すると共に、シフトチェンジ軌道溝が設けられる相当位置のシフトロックプレートの所定箇所に設けられ、開錠時にはパネルロック錠の下方先端部に設けられる可動係止片がシフトチェンジ軌道溝の幅内に挿嵌され、施錠時にはシフトチェンジ軌道溝の一部を形成する左端側壁部を係止する構造で形成される。
【選択図】図1

Description

本発明は、オートマチックミッション変速機構が搭載される車両に汎用的に装着されると共に、小型軽量、且つ装脱着が簡単で安価な盗難防止用シフトレバーロック装置に関する。
これまでに開発されている車両の盗難防止装置を分類すると、電気的防止手段と機械的防止手段とに大別され、該電気的防止手段としては、警報装置および車両の作動システムを停止する装置が多数提案されており、また、機械的防止手段としては、ハンドル、アクセル、シフトレバーなどの操作作動を一時期的に制止する手段が多数提案されている。
上記における電気的防止手段においては、イグニッションキーを直接破壊して動作回路や車両盗難防止装置および警報装置の配線を故意に切断、接続することによって容易に不正解除される問題点を有している。またハンドル、アクセル、シフトレバーなどの機械的防止手段においては、車両盗難防止装置自体が大掛かりであると共に、通常使用時において必要以上の着脱時間を要し、さらに車両盗難防止装置の保管スペースを必要とするものであった。
上記の電気的防止手段による警報装置に関する車両盗難防止装置としては、例えば、特許公開2006−256361号公報に「車両盗難抑止装置」が提案されている。
しかしながら、係る提案は、車内にセンサーを配置し、その不正行為の感知において各装置をロックする実行手段を採っているが、多数のセンサーや電子機器を組み合わせた複雑な構成が必要となる上、該センサー等の配線を故意に切断、接続することによって警報を不正に解除されてしまう欠点を有するものであった。
また、機械的防止手段によるハンドルに関する車両盗難防止装置としては、例えば、特許公開2007−100481号公報に「ハンドルロック装置」が提案されている。
しかしながら、係る提案は、両端に施錠部とフック部を有する棒状のロック装置で、ハンドルとシフトレバーを連結固定して車両の盗難防止を図っているが、該シフトレバーのノブを故意に取り外すことによって連結解除が容易にできると共に、フックの付け根の部分をワイヤーカッター等で容易に破壊することができる構造でもある。さらに、装置を取り付けた状態においては、車内美観を損なうものであると同時に、装置の保管スペースの確保を必要とするものであった。
そこで、従来の機械的防止手段による上記の問題点を解決しようとする簡易構造の車両盗難防止装置が提案されている。例えば、登録実用新案第3091051号公報の「自動変速車両用シフトレバーロック装置」や、特許公開2003−226226号公報の「シフトレバーキー」や、登録実用新案第3086039号公報の「自動変速車両用シフトレバーロック装置」が提案されている。
しかしながら、これらの係る提案は、施錠機能を有したストッパープレートをシフトレバーのシフトチェンジ軌道溝に被着して施錠する簡易構造の取り付け手段を採用しているが、該被着されて施錠されるシフトチェンジ軌道溝の構造が車種によって異なるため、一基のロック錠によって施錠状態と開錠状態の両方を機能させることが困難であることから汎用性に欠けるもので、一車種に対して専用の車両盗難防止装置を必要とするものであった。
本出願人は、以上のような複雑でコスト高であると共に、汎用性のない従来の車両盗難防止装置に替わって、利便性、経済性、装着性の機能ならびにあらゆる車種に装着できる汎用性に着目し、それらを簡便且つ容易な手段で達成することができる車両盗難防止装置の提供ができないものかという着想の下、シフトチェンジ表示パネルのギアチェンジ軌道溝全体を被着して施錠する簡易構造の車両盗難防止用シフトレバーロック装置を開発し、本発明における「車両盗難防止用シフトレバーロック装置」の提案に至るものである。
特許公開2006−256361号公報 特許公開2007−100481号公報 登録実用新案第3091051号公報 特許公開2003−226226号公報 登録実用新案第3086039号公報
本発明は上記問題点を鑑み、オートマチックミッション変速機構が搭載される車両に汎用的に装着されると共に、小型軽量、且つ装脱着が簡単で安価な盗難防止用シフトレバーロック装置の提供を図ることを課題とする。
上記課題を解決するため、本発明の車両盗難防止用シフトレバーロック装置は、シフトチェンジ表示パネルに被着されるシフトロックプレートと、該シフトチェンジ表示パネルとシフトロックプレートを施錠して係止するパネルロック錠と、で構成されるオートマチックミッション車両に装着される簡易構造の車両盗難防止用シフトレバーロック装置であって、前記シフトロックプレートは、裏面に弾性保護シートが貼付される平板状の金属プレートで形成され、右側前方にはシフトレバーの移動を制限するシフトレバー回避領域部を有し、右側後方には前記シフトチェンジ表示パネルの走行レンジゾーンの一部を形成する右端側壁部を係止する略L型の固定係止片を設けて成り、前記パネルロック錠は、前記シフトチェンジ表示パネルのシフトチェンジ軌道溝の幅内に挿嵌される形状を有すると共に、該シフトチェンジ軌道溝が設けられる相当位置のシフトロックプレートの所定箇所に設けられて成り、前記パネルロック錠の下方先端部に設けられる可動係止片が、開錠時にはシフトチェンジ軌道溝の幅内に挿嵌されると共に、施錠時には前記シフトチェンジ表示パネルのシフトチェンジ軌道溝の一部を形成する左端側壁部を係止する手段を採る。
また本発明の車両盗難防止用シフトレバーロック装置は、前記シフトチェンジ表示パネルのシフトチェンジ軌道溝の一部を形成する左端側壁部を前記シフトロックプレートに設けられる略L型の固定係止片で係止し、前記シフトチェンジ表示パネルの走行レンジゾーンの一部を形成する右端側壁部を前記パネルロック錠の下方先端部に設けられる可動係止片で係止する手段を採る。
本発明の車両盗難防止用シフトレバーロック装置によれば、係止またはロック箇所をシフトチェンジ軌道溝の一部を形成する左端側壁部と、走行レンジゾーンの一部を形成する右端側壁部の二箇所に分離すると共に、該係止またはロック箇所間がシフトチェンジ軌道溝内において幅広い間隔をもって形成されることによって、屈曲性が大きく曲線的で軌道移動量が小さい最新型のオートマチックミッション変速車両にも装着することができるといった優れた効果を奏する。
また、本発明の車両盗難防止用シフトレバーロック装置によれば、シフトレバーロック装置自体が、単純に一枚の金属プレートと一基のロック錠で構成されていることから、シンプル・軽量、コンパクトで安価である上、装着が簡単にできるなどの利便性、経済性、装着性が良いといった多くの優れた効果を奏する。
また、本発明の車両盗難防止用シフトレバーロック装置によれば、従来のようなシフトチェンジ表示パネルの一本のシフトチェンジ軌道溝の幅の両端を一基のロック錠によって施錠・係止する手段を採用するのではなく、シフトチェンジ表示パネルの全体のシフトチェンジ軌道溝の幅広い間隔の両端(左端側壁部と右端側壁部)を係止する手段を採用しているため、車両のコンソールボックスパネルに安定的に装着されるといった優れた効果を奏する。
また、本発明の車両盗難防止用シフトレバーロック装置によれば、シフトロックプレートの右側前方にシフトレバーの移動を制限するシフトレバー回避領域部が設けられることによって、形状的に車種が異なるオートマチックミッション変速機構にスライドして装着させることができるため、一つの車両盗難防止用シフトレバーロック装置で多機種の車両に装着できるといった汎用性を高める優れた効果を奏する。
また、本発明の車両盗難防止用シフトレバーロック装置によれば、後付け加工や車体加工を必要とすることなく、車両盗難防止装置をオートマチックミッション変速機構に即時装着できるといった優れた効果を奏する。
また、本発明の車両盗難防止用シフトレバーロック装置によれば、シンプル且つ軽量構造であることから、携帯性に優れ、且つ外観なデザイン性が優れていることから、装着時における車内的美観性が保たれるといった優れた効果を奏する。
また、本発明の車両盗難防止用シフトレバーロック装置によれば、オートマチックミッション変速機構の上から被着させていることから、車外から視覚的に車両盗難防止が装着されていることが視認できるため、未然に車両の盗難防止が図れるといった優れた効果を奏する。
本発明における請求項1記載の車両盗難防止用シフトレバーロック装置の実施形態を示す説明図である。(実施例1) 従来の車両盗難防止用シフトレバーロック装置の実施形態を示す説明図である。 本発明における請求項1記載の車両盗難防止用シフトレバーロック装置の装着状態を示す説明図である。 本発明における請求項1記載の車両盗難防止用シフトレバーロック装置の装着状態を示す手順図である。 本発明における請求項2記載の車両盗難防止用シフトレバーロック装置の実施形態を示す説明図である。(実施例2)
本発明の車両盗難防止用シフトレバーロック装置10は、係止またはロック箇所をシフトチェンジ軌道溝41の一部を形成する左端側壁部45と、走行レンジゾーン42の一部を形成する右端側壁部44と、に分離すると共に、該係止またはロック箇所間がシフトチェンジ軌道溝41内において幅広い間隔をもって形成されることで安定的に係止され、さらに屈曲性が大きく曲線的で軌道移動量が小さい最新型のオートマチックミッション変速車両に装着することもできるなど、利便性、経済性、装着性、汎用性を供える構造としたことを最大の特徴とする。以下、本発明に係る車両盗難防止用シフトレバーロック装置10の実施形態を、図面に基づいて説明する。
尚、本発明における車両盗難防止用シフトレバーロック装置10は、以下に述べる実施例に限定されるものではなく、本発明の技術的思想の範囲内、すなわち同一の作用効果を発揮できる形状及び寸法の範囲内で適宜変更することができる。
図1は、本発明における請求項1記載の車両盗難防止用シフトレバーロック装置の実施形態を示す説明図であり、図1(a)は鳥瞰斜視図を示し、図1(b)は蛙瞰斜視図を示す。
本発明の車両盗難防止用シフトレバーロック装置10は、シフトチェンジ表示パネル40に被着されるシフトロックプレート20と、該シフトチェンジ表示パネル40とシフトロックプレート20を施錠して係止するパネルロック錠30と、で構成されるオートマチックミッション車両に装着される簡易構造の車両盗難防止用シフトレバーロック装置10であって、該シフトロックプレート20は、裏面に弾性保護シート23が貼付される平板状の金属プレートで形成され、右側前方にはシフトレバーLの移動を制限するシフトレバー回避領域部21を有し、右側後方には前記シフトチェンジ表示パネル40の走行レンジゾーン42の一部を形成する右端側壁部44を係止する略L型の固定係止片22を設けて成り、パネルロック錠30は、シフトチェンジ表示パネル40のシフトチェンジ軌道溝の幅41a内に挿嵌される形状を有すると共に、該シフトチェンジ軌道溝41が設けられる相当位置のシフトロックプレート20の所定箇所に設けられて成り、パネルロック錠30の下方先端部に設けられる可動係止片31が、開錠時にはシフトチェンジ軌道溝の幅41a内に挿嵌されると共に、施錠時には前記シフトチェンジ表示パネル40のシフトチェンジ軌道溝41の一部を形成する左端側壁部45を係止する構造を有する。
シフトロックプレート20は、裏面に弾性保護シート23が貼付される平板状の金属プレートで形成され、右側前方にはシフトレバーLの移動を制限するシフトレバー回避領域部21を有し、右側後方にはシフトチェンジ表示パネル40の走行レンジゾーン42の一部を形成する右端側壁部44を係止する略L型の固定係止片22を設けて形成され、シフトチェンジ表示パネル40のシフトチェンジ軌道溝41が設けられる相当位置のシフトロックプレート20の所定箇所にシフトチェンジ軌道溝41の一部を形成する左端側壁部45を係止するパネルロック錠30を設けて形成される。
シフトレバー回避領域部21は、車種によって異なるシフトレバーLの移動を制限する回避領域部を形成するもので、この領域が設けられることによって、図4の(4)で示されるように、前後方向の移動が可能になることで多くの車種のオートマチックミッション変速機構に本発明の車両盗難防止用シフトレバーロック装置10を装着することができ、汎用性を高めることができる。
固定係止片22は、シフトロックプレート20の右側後方に略L型の形状を有して成り、シフトチェンジ表示パネル40の走行レンジゾーン42の一部を形成する右端側壁部44を係止するものである。
弾性保護シート23は、弾性力を有する合成樹脂シートで形成され、シフトロックプレート20の裏側に貼着されるもので、車両のシフトチェンジ表示パネル40の表面を保護する目的で設けられる。
パネルロック錠30は、シリンダー錠の構造を有して、シフトチェンジ表示パネル40のシフトチェンジ軌道溝の幅41a内に挿嵌される形状に形成されると共に、シフトロックプレート20のシフトチェンジ軌道溝41が設けられる相当位置のシフトロックプレート20の所定箇所に設けられて、シフトチェンジ軌道溝41の一部を形成する左端側壁部45を係止する。
可動係止片31は、パネルロック錠30の下方先端部に設けられ、開錠時にはシフトチェンジ軌道溝の幅41a内に挿嵌されると共に、施錠時にはシフトチェンジ表示パネル40のシフトチェンジ軌道溝41の一部を形成する左端側壁部45を係止する形状に形成される。
尚、可動係止片31の作動構造は、回転によって係止する構造と、出し入れによって係止する構造が考えられるが、その構造においては特に限定するものではない。
シフトチェンジ表示パネル40は、オートマチックミッション変速車両のコンソールボックスパネルCに装着されるシフトレバーLの移動状態を表示するパネルで、シフトレバーLが駐車レンジゾーン43から走行レンジゾーン42に至るシフトチェンジ軌道溝41に沿って変速チェンジが行われるものである。そしてそのシフトチェンジ軌道溝41の一部を形成する左端側壁部45がパネルロック錠30の可動係止片31によって係止され、走行レンジゾーン42の一部を形成する右端側壁部44がシフトロックプレート20の固定係止片22よって係止される構造で形成される。
図2は、従来の車両盗難防止用シフトレバーロック装置の実施形態を示す説明図であり、図2(a)はシフトロックプレート51の装着前の状態を示す。
従来のオートマチックミッション変速機構は、登録実用新案第3091051号公報(特許文献3)や、特許公開2003−226226号公報(特許文献4)や、登録実用新案第3086039号公報(特許文献5)に示されるように、屈曲性が少なく比較的直線的で軌道移動量が大きいシフトチェンジ軌道溝52で構成されているため、シフトチェンジ表示パネル50を施錠して係止するパネルロック錠55の可動係止片56が1/4回転することによって施錠と開錠が交互に作動する構造で形成されている。
図2(b)はシフトロックプレート51の装着後の状態を示す。
例えば、従来の登録実用新案第3091051号公報(特許文献3)のシフトチェンジ軌道溝52とシフトロックプレート51を固定・係止する手段としては、シフトロックプレート51の上端がシフトレバーLに近接した状態で装着され、下端がシフトチェンジ軌道溝52を固定係止片54によって係止する構造で形成されているもので、さらに屈曲突出部53をシフトチェンジ軌道溝52に挿嵌してシフトロックプレート51自体の前後の動きを阻止する構造で形成されているため、シフトレバーロック装置の汎用性を阻害する構造となっている。
以上で構成される従来の車両盗難防止用シフトレバーロック装置は、図3に示すような屈曲性が大きく曲線的で軌道移動量が小さいシフトチェンジ軌道溝41で構成されている最新型のオートマチックミッション変速機構を備える車両には取り付けることができないものであり、さらに屈曲突出部53をシフトチェンジ軌道溝52に落と込んでシフトロックプレート51自体の前後の動きを阻止する構造は、車両盗難防止用シフトレバーロック装置10の汎用性を阻害するものであり、新車販売時に専用のオプションパーツとして販売される上では問題がないが、一般的な後付け加工を必要としないカー用品として販売される場合には問題があるものである。
図3は、本発明における請求項1記載の車両盗難防止用シフトレバーロック装置の装着状態を示す説明図であり、図3(a)は装着されるオートマチックミッション変速機構の各部の名称を示し、図3(b)はシフトロックプレート20の装着前の状態を示す。
現在のオートマチックミッション変速機構の多くは、図に示すような屈曲性が大きく曲線的で軌道移動量が小さいシフトチェンジ軌道溝41で構成されている。
図3(c)はシフトロックプレート20の装着後のロック状態を示す。
従来のシフトレバーロック装置のように、シフトチェンジ表示パネル50を施錠して係止する手段としてパネルロック錠55の可動係止片56を1/4回転することによって施錠と開錠を同時に実施することができないため、本発明の車両盗難防止用シフトレバーロック装置10は、シフトロックプレート20に設けられるパネルロック錠30の可動係止片31よってシフトチェンジ表示パネル40のシフトチェンジ軌道溝41の一部を形成する左端側壁部45と、固定係止片22によってシフトチェンジ表示パネル40の走行レンジゾーン42の一部を形成する右端側壁部44と、を幅広い間隔を持って安定的に施錠・係止することができる構造で形成されている。
尚、車両盗難防止用シフトレバーロック装置10は、パネルロック錠30の可動係止片31と、シフトロックプレート20の固定係止片22によってシフトロックプレート20とシフトチェンジ表示パネル40を単に上下方向から係止しているに過ぎない構造から、施錠時には、シフトレバー回避領域部21の範囲で前後方向に移動することができる構造を有するものであり、その移動する構造を採用していることによって多車種に亘って車両盗難防止用シフトレバーロック装置10を装着することが可能となり、汎用性を高めることができる。
以上のように装着される本発明の車両盗難防止用シフトレバーロック装置10は、シフトチェンジ表示パネル40を形成するシフトチェンジ軌道溝41の幅広い間隔をもった両端側壁部を利用して車両盗難防止を図っているため、車両盗難防止用シフトレバーロック装置10が多車種に亘って装着することができる汎用性を高め、さらに後付け加工を必要とすることなく装着することができる。
図4は、本発明における請求項1記載の車両盗難防止用シフトレバーロック装置の装着状態を示す手順図である。図示は上方に平面図を示し、下方に断面図を示して説明している。
(1)コンソールボックスパネルCの上面に設けられているシフトチェンジ表示パネル40上に、車両盗難防止用シフトレバーロック装置10を準備する。
(2)シフトロックプレート20の右側後方に設けられている固定係止片22を、走行レンジゾーン42の一部を形成する右端側壁部44の下方部にある隙間46に差し入れる。
(3)シフトチェンジ表示パネル40のシフトチェンジ軌道溝41に、可動係止片31が収められる開錠状態のパネルロック錠30を挿嵌する。
(4)パネルロック錠30の可動係止片31を施錠して、シフトチェンジ軌道溝41の一部を形成する左端側壁部45の下方部にある隙間46にパネルロック錠30の可動係止片31を差し込んで、施錠状態にして係止する。
以上の手順で装着される本発明の車両盗難防止用シフトレバーロック装置10は、シフトチェンジ表示パネル40のシフトチェンジ軌道溝41の全体の形状を利用して車両盗難防止を図っているため、車両盗難防止用シフトレバーロック装置10の多車種に亘って装着することができる汎用性を高め、さらに後付け加工を必要とすることなく装着することができる。
図5は、本発明における請求項2記載の車両盗難防止用シフトレバーロック装置の実施形態を示す説明図であり、図5(a)は鳥瞰斜視図を示し、図5(b)は蛙瞰斜視図を示す。
本発明の車両盗難防止用シフトレバーロック装置10は、シフトチェンジ表示パネル40のシフトチェンジ軌道溝41の一部を形成する左端側壁部45をシフトロックプレート20に設けられる略L型の固定係止片22で係止し、シフトチェンジ表示パネル40の走行レンジゾーン42の一部を形成する右端側壁部44をパネルロック錠30の下方先端部に設けられる可動係止片31で係止する構造を有する。
シフトロックプレート20に設けられるパネルロック錠30と固定係止片22の取り付け位置を変えることによって、ユーザーが乗車する車種に合わせて車両盗難防止用シフトレバーロック装置10の装脱着操作をよりし易くすることができる。
本発明の車両盗難防止用シフトレバーロック装置10は、係止またはロック箇所を、シフトチェンジ軌道溝41の一部を形成する左端側壁部45と、走行レンジゾーン42の一部を形成する右端側壁部44と、に分離すると共に、該係止またはロック箇所間がシフトチェンジ軌道溝41内において幅広い間隔をもって形成されることで安定的に係止され、さらに屈曲性が大きく曲線的で軌道移動量が小さい最新型のオートマチックミッション変速車両に装着することができ、利便性、経済性、装着性、汎用性を供えることから、本発明における「車両盗難防止用シフトレバーロック装置」の産業上の利用可能性は極めて大であるものと解する。
10 車両盗難防止用シフトレバーロック装置
20 シフトロックプレート
21 シフトレバー回避領域部
22 固定係止片
23 弾性保護シート
30 パネルロック錠
31 可動係止片
32 施錠キー
40 シフトチェンジ表示パネル
41 シフトチェンジ軌道溝
41a シフトチェンジ軌道溝の幅
42 走行レンジゾーン
43 駐車レンジゾーン
44 右端側壁部
45 左端側壁部
46 隙間
50 シフトチェンジ表示パネル
51 シフトロックプレート
52 シフトチェンジ軌道溝
53 屈曲突出部
54 固定係止片
55 パネルロック錠
56 可動係止片
C コンソールボックスパネル
L シフトレバー

Claims (2)

  1. シフトチェンジ表示パネルに被着されるシフトロックプレートと、該シフトチェンジ表示パネルとシフトロックプレートを施錠して係止するパネルロック錠と、で構成されるオートマチックミッション車両に装着される簡易構造の車両盗難防止用シフトレバーロック装置であって、
    前記シフトロックプレートは、裏面に弾性保護シートが貼付される平板状の金属プレートで形成され、右側前方にはシフトレバーの移動を制限するシフトレバー回避領域部を有し、右側後方には前記シフトチェンジ表示パネルの走行レンジゾーンの一部を形成する右端側壁部を係止する略L型の固定係止片を設けて成り、
    前記パネルロック錠は、前記シフトチェンジ表示パネルのシフトチェンジ軌道溝の幅内に挿嵌される形状を有すると共に、該シフトチェンジ軌道溝が設けられる相当位置の前記シフトロックプレートの所定箇所に設けられて成り、
    前記パネルロック錠の下方先端部に設けられる可動係止片が、開錠時にはシフトチェンジ軌道溝の幅内に挿嵌されると共に、施錠時には前記シフトチェンジ表示パネルのシフトチェンジ軌道溝の一部を形成する左端側壁部を係止することを特徴とする車両盗難防止用シフトレバーロック装置。
  2. 前記シフトチェンジ表示パネルのシフトチェンジ軌道溝の一部を形成する左端側壁部を前記シフトロックプレートに設けられる略L型の固定係止片で係止し、前記シフトチェンジ表示パネルの走行レンジゾーンの一部を形成する右端側壁部を前記パネルロック錠の下方先端部に設けられる可動係止片で係止することを特徴とする請求項1記載の車両盗難防止用シフトレバーロック装置。
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