JP5238886B2 - キーワード抽出装置、およびプログラム - Google Patents
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Description
本実施形態に係るキーワード抽出装置100は、文書表示部101、スクロール部102、キーワード抽出部103、表示領域算出部104、スクロール情報生成部105、周辺領域算出部106、スコアリング部107、キーワード選択画面生成部108、および検索部109を含む。
スクロール部102は、文書の閲覧時に文書表示部101に文書が文書表示部101に収まりきらない場合などに、ユーザから与えられるスクロール量に応じて文書のスクロールを行う。なお、文書表示部101とスクロール部102とを合わせてユーザインタフェース(UI)とも呼ぶ。なお、外部から自動的にスクロール量をスクロール部102へ与え、スクロールを行ってもよい。
図2は表示画面201の右側にスクロールバー202が表示されている例である。スクロール部102のスクロール機能は、表示画面201にあるスクロールバー202のノブ203の位置を参考に、装置に備え付けられたボタン等で上下に操作すればよい。または、タッチスクリーンを備える装置であれば、ペンや指先で直接表示画面201上のスクロールバー202にあるノブ203を動かしてもよい。さらに、スクロールバー202上に限らず、画面の一部をタッチしていずれかの方向にスライドすることでスクロールさせてもよい。
相対位置(rx,ry)は、表示領域Rの左上の点(以下、始点位置ともいう)である(Rx,Ry)からキーワードを囲む矩形の中心点までの位置を示す。例えば、図4の例では、閲覧文書全体における左上の点からキーワード「科学館」を囲む矩形の中心点までの位置(以下、絶対位置ともいう)が(px,py)だとすると、(rx,ry)=(px−Rx,py−Ry)のように表せる。なお、(px,py)は、例えば閲覧文書がWeb文書であれば、DOM(Document Object Model)の機能を利用することによって求めることができる。
スクロール情報生成部105は、ユーザが行うスクロールに応じて、スクロール前の表示領域の座標を示す表示領域Rbeforeと、スクロール後の現在の表示領域の座標を示す表示領域Rとを1組にした情報であるスクロール情報U 501を生成する。
ユーザがスクロールを行うと、周辺領域算出部106は、スクロール情報Uを参照してスクロール前の表示領域Rbeforeと現在の表示領域Rとを包含するように、周辺領域Dを更新する。具体的に、図5に示すスクロール後のスクロール情報U 501を参照して説明する。表示領域Rbefore=(0,0,480,640)と表示領域R=(0,240,480,640)とを比較すると、240pixelだけ下へスクロールしているので、表示領域の高さRh=640にスクロール量である「240」を加算した「880」が周辺領域Dの高さになる。よって周辺領域Dは、表示領域Rbeforeと表示領域Rとを包含するので、周辺領域D=(0,0,480,880)と表せる。
図6では、簡単のためスクロールは縦方向のみとしているが、横、斜めにスクロールを行っても同様にスコアリングが可能である。
まず、表示領域Rの中にあるキーワードの方が、周辺領域Dの中にあるキーワードよりも、スコアのベースを高く設定する。これは、現在表示領域Rに表示されている文章にユーザは注目していると考えられるからである。このスコアのベースを基準にして、相対位置に応じてスコア加算を行う。
スクロールを行った後のスコア加算は、表示領域Rの下部の領域に位置するキーワードほど高いスコアに設定する。これは、ユーザがスクロールをした際に、ユーザは新しく表示画面に表示された文章に注目すると考えられるためである。また、表示領域Rの外であるが、周辺領域Dの中にあるキーワードに対しては、表示領域Rに近い領域から遠い領域へ順にスコアが下がっていく。これは文書を読み進めるにつれ、表示領域Rから離れた文章に対してはユーザの関心が薄れていくと考えられるからである。具体的なスコアリングについては、図8のフローチャートを参照して後述する。
ステップS701では、表示領域算出部104が表示領域Rを算出する。
ステップS702では、スクロール情報生成部105がスクロール情報Uを初期化する。
ステップS801では、キーワードwiが表示領域Rの中にあるキーワードであるかどうかを判定する。表示領域Rの中にあるキーワードであると判定された場合は、ステップS802へ進む。表示領域Rの中にあるキーワードでないと判定された場合は、ステップS803へ進む。
ws=wbR+f0(rx,ry) (1)
wbRは表示領域Rの中でのスコアのベース値であり、f0(rx,ry)は式(2)に示すように表示領域Rを分割してスコアを割り当てる関数である。
ステップS1001では、キーワードwiが表示領域Rの中にあるキーワードであるかどうかを判定する。表示領域Rの中にあるキーワードであると判定された場合は、ステップS1002へ進む。表示領域Rの中にあるキーワードでないと判定された場合は、ステップS1003へ進む。
ws=wbR+f1(rx,ry) (4)
ここで、f1(rx,ry)は式(2)および式(3)と同様の式を用いればよい。但し、表示領域Rの下の領域ほどスコアが高くなるように定数を(0<a<b<c)と調整する。
ws=wbD+g1(rx,ry) (5)
ここで、wbDは周辺領域Dの中でのスコアのベース値であり、g1(rx,ry)はf1(rx,ry)と同様の式を用いればよい。
図11Aに示すように、文書読み込み時では、表示領域Rの中に出現するキーワードについては文書表示部101上でハイライト表示する。なお、よりキーワードが選択可能であることがわかりやすいようにボタンのような形状にして表示してもよい。さらに、キーワードのスコアに応じてハイライトの色を変える(スコアが高いキーワードほど目立たせる等)ようにしてもよい。
なお、文書読み込み時には周辺領域Dが表示領域Rと同一のため、周辺キーワード表示領域1101は表示しなくともよい。また、キーワードのハイライト表示は常に行っていてもよいが、「検索」ボタンのようなボタンを用意しておき、ユーザがそのボタンを押すことで表示または非表示を切り替えられるようにしてもよい。
さらに、ユーザはキーワード選択画面上で、上下左右方向へ移動させるボタンやスクリーンへのタッチによる直接操作でキーワードを選択することがあり得るため、ユーザのアクションによりメニューを選択できるようにしてもよい。
メニュー項目1201は、選択されたキーワードの意味属性によって生成される。図12の例では、「湯剥き」は意味属性「手法」のキーワードであるため、単なるWeb検索を行うメニューのほかに、動画で湯剥きのやり方を見るための検索メニューなどを表示してもよい。他には、意味属性が「料理」である「野菜カレー」が選択された場合は、野菜カレーを食べられる店の検索メニューなどを表示してもよい。
第1の実施形態では、閲覧する文書全体に対してキーワード抽出を行うため、大きなファイルサイズの文書では抽出するキーワードの数が多くなる。そのため、文書を閲覧するときにユーザがキーワードを選択できるようになるまでに時間がかかってしまう。よって、本実施形態では、大きなファイルサイズの文書から必要となる領域に対して抽出処理を行う点が第1の実施形態と異なる。
また、本実施形態では、ユーザがスクロール操作後に表示領域内で文章を読み進めるのに対応させて、スクロール情報に時間情報を追加し、ユーザごとの、スクロール量および次のスクロールまでの時間間隔に合わせてキーワードのスコアを更新する点が第1の実施形態と異なる。
スクロール情報U 1401として、スクロール前の表示領域Rbefore、スクロール後の現在の表示領域R、スクロールが終了した時刻t、スクロール速度v(x方向の速度vx,y方向の速度vy)を含む。スクロール速度vとは、1秒間にx方向またはy方向に何pixel表示領域が移動したかを示す速度である。なお、時刻tは、文書読み込み時には文書読み込みが完了した時刻とする。また。スクロール速度vについては、x成分およびy成分の速度を算出するので、縦方向に移動した場合のスクロール速度を算出できるのに限らず、横へまたは斜めに移動した場合のスクロール速度も算出することができる。
文書読み込み時には、まだスクロールを行っていないため、スクロール前の表示領域Rbeforeは空(Empty)である。表示領域Rは、現在表示される領域(0,0,480,640)である。また、スクロール時刻tは文書読み込みが完了した時刻「2009−06−16T12:34:50」とし、スクロール速度vはx軸方向、y軸方向共に0である。
なお、スクロール情報U 1401については、スクロール前の表示領域Rbeforeの代わりに最後のスクロール量S、スクロール速度vの代わりにスクロール開始時刻tstartを含んでもよい。
文書全体Pの幅および高さを(Pw,Ph)とすると、文書全体を少なくとも1つ以上の抽出単位を含む単位領域に分割する。図15の例では、文書全体Pが4つの抽出単位Ii(n=0,1,2,4)に分割される。それぞれの抽出単位Iiは、表示領域Rと同様に、始点位置IixおよびIiy、抽出単位の幅Iiwおよび高さIih4つのパラメータで規定することができる。例えば、1つの抽出単位の幅および高さを(1000,1500)とすると、抽出単位I0は、(I0x,I0y,I0w,I0h)=(0,0,1000,1500)で表される。同様に、抽出単位I2は(I2x,I2y,I2w,I2h)=(0,1500,1000,1500)で表される。
キーワード情報は、1度抽出されたら変化しないキーワードのID、表記301、文書中での意味属性302、および絶対位置1601(px,py)と、ユーザがスクロールを行うことによって更新される表示領域Rからの相対位置1602(rx,ry)と、後述する定期スコア更新処理によって更新されるスコア1603(ws)とを含む。キーワード抽出部103によりキーワード抽出が行われ、それまでにキーワード情報蓄積部1304に蓄積されていないキーワードが抽出されたら、キーワードとこのキーワードに対応するキーワード情報とをキーワード情報蓄積部1304に追加して蓄積する。具体例としては、ID「0」の表記301「野菜カレー」は、意味属性302が「料理」であり、絶対位置1601(px,py)は「294,69」であり、これらは1度抽出されたら変化しないフィールドである。また、スクロールごとに更新されるフィールドである表示領域Rからの相対位置1602(rx,ry)は「294,−11」であり、定期的にスコア更新処理によって更新されるスコア1603(ws)は「5.0」である。相対位置のy成分がマイナスの値となっているのは、文書読み込み位置から表示領域Rが下方向(図5に示すy軸の正の方向)に80pixel分スクロールしており、キーワードである「野菜カレー」の文字列が表示領域Rから外れているため、相対位置がマイナスの値となっている。
図6と同様に、簡単のためスクロールの方向は縦方向のみとしている。また、スコアのベースについても第1の実施形態と同様に表示領域Rの中にあるキーワードの方が、表示領域Rの中にはないが周辺領域Dの中にあるキーワードよりもスコアのベースを高く設定する。
一方、表示領域Rの中にはないが周辺領域Dの中にあるキーワードのスコア加算は、スクロールを行った直後には領域全体で同じ値となるように設定する。そして、スクロール後一定の時間が経過すると、表示領域Rに近いキーワードほどスコアが高くなるように設定する。この理由としては、表示領域Rから外れたキーワードは、スクロール直後にはそれまで表示領域Rに表示されていた領域であるため、表示領域Rに近い領域か遠い領域かを問わずユーザが同じ程度に関心があると考えられるが、一定時間が経過すると表示領域Rから離れたキーワードは関心が薄れると考えられるためである。
ステップS1801では、表示領域算出部104が表示領域Rを算出する。
ステップS1802では、スクロール情報生成部105がスクロール情報Uを初期化する。
ステップS1805では、周辺領域算出部106が周辺領域Dを初期化する。本実施形態においては、周辺領域Dは2つの矩形領域D0,D1から構成される。また、第1の実施形態と同様、初期化時の周辺領域D0は表示領域Rと同一領域とする。また、周辺領域D1は空(Empty)とする。
ステップS1807では、スコアリング部107が、キーワード情報蓄積部1304に蓄積されたキーワードwのそれぞれに対して、表示領域Rに対する相対位置(rx,ry)を更新する。相対位置の算出方法については図7に示すステップS705と同様の処理を行えばよい。
ステップS1808では、キーワードのスコアを更新する。ステップS1808の処理については図20を参照して後述する。
ステップS1901では、抽出対象領域判定部1303が、抽出単位Iiに対してキーワード抽出処理がまだ実行されていないかどうかを判定する。キーワード抽出処理がまだ実行されていない場合は、ステップS1902へ進む。キーワード抽出処理が実行されているときは、その抽出単位Iiに対しての処理を終了して、次の抽出単位Iiについて処理を行う。
ステップS1902では、抽出対象領域判定部1303が抽出単位Iiと抽出判定領域Cとの一部の領域が重なり合うかどうかを判定する。重なり合う領域がある場合は、ステップS1903へ進み、重なり合う領域がない場合は、その抽出単位Iiに対しての処理を終了して、次の抽出単位Iiについて処理を行う。
ステップS2001では、1度でもスクロール操作を行ったどうかを判定する。この判定処理は、スコアリング部107がスクロール情報生成部105からのスクロール情報を参照して判定する。1度もスクロール操作を行っていない場合には、ステップS2002へ進み、1度でもスクロール操作を行っていれば、ステップS2003へ進む。文書読み込み時には、1度もスクロール操作を行っていない状態のため、ステップS2002の処理が行われる。
ステップS2003では、スコアリング部107がスクロール後のスコア更新処理を行う。ステップS2003の処理については図24を参照して後述する。
上述したステップS2001からステップS2003までの処理を、各キーワードwiについて行う。
ステップS2101では、キーワードwiが表示領域Rの中に含まれるかどうかを判定する。キーワードwiが表示領域Rの中に含まれると判定される場合は、ステップS2102へ進み、キーワードwiが表示領域Rの中に含まれないと判定される場合は、ステップS2103へ進む。
ステップS2201では、表示領域算出部104が表示領域Rを更新する。
ステップS2401では、キーワードwiが表示領域Rの中にあるキーワードであるかどうかを判定する。表示領域Rの中にあるキーワードであると判定された場合は、ステップS2402へ進む。表示領域Rの中にあるキーワードでないと判定された場合は、ステップS2403へ進む。
ws=wbR+f1(rx,ry,U) (12)
f1(rx,ry,U)は、例えばスクロール情報Uの中のスクロール時刻tからの経過時間tdがある閾値tthよりも小さい場合、式(13)のように計算する。
ws=wbD+g1(rx,ry,U) (14)
g1(rx,ry,U)は、例えばスクロール情報Uの中のスクロール時刻tからの経過時間tdが閾値tthよりも小さい場合、式(15)のように計算する。
ユーザが何も操作をしていなくても、周辺領域Dに表示されるキーワードは時間経過と共に変化する。具体的には、図25Aは文書読み込み時の状態を示す。表示領域Rの中で抽出されたキーワードがハイライト表示されている。
次に、図25Bはスクロール操作を行った直後の状態を示す。周辺キーワード表示領域1101にはキーワードとして、「みじん切り」、「ナス」、および「野菜カレー」が表示されている。
最後にスクロール操作後から一定の時間が経過した状態を図25Cに示す。表示領域Rからy軸方向に遠い位置にあるこれらのキーワード「みじん切り」、「ナス」、および「野菜カレー」はスコアが低くなる。よって、表示領域Rに近い位置にある周辺領域Dの中のキーワード「ニンジン」、「ジャガイモ」についてのスコアが高く更新されるので、周辺キーワード表示領域1101に表示される。
また、記録媒体からコンピュータや組み込みシステムにインストールされたプログラムの指示に基づきコンピュータ上で稼働しているOS(オペレーティングシステム)や、データベース管理ソフト、ネットワーク等のMW(ミドルウェア)等が本実施形態を実現するための各処理の一部を実行してもよい。
さらに、本願発明における記録媒体は、コンピュータあるいは組み込みシステムと独立した媒体に限らず、LANやインターネット等により伝達されたプログラムをダウンロードして記憶または一時記憶した記録媒体も含まれる。
また、記録媒体は1つに限られず、複数の媒体から本実施形態における処理が実行される場合も、本発明における記録媒体に含まれ、媒体の構成は何れの構成であってもよい。
また、本願発明の実施形態におけるコンピュータとは、パソコンに限らず、情報処理機器に含まれる演算処理装置、マイコン等も含み、プログラムによって本発明の実施形態における機能を実現することが可能な機器、装置を総称している。
Claims (11)
- 文書を表示する表示部と、
前記表示部に表示される前記文書の領域を示す部分領域を算出する表示領域算出部と、
前記部分領域外の文書の領域を該表示部でスクロールを行うスクロール部と、
前記スクロールを行う以前に表示されていた部分領域である第1表示領域の位置情報と、該スクロールを行った後に表示される部分領域である第2表示領域の位置情報とを含むスクロール情報を生成するスクロール情報生成部と、
前記文書に出現するキーワードを該文書中から抽出する抽出部と、
前記スクロール情報から前記第1表示領域と前記第2表示領域とを含む部分領域を示す周辺領域を算出する周辺領域算出部と、
前記文書中において、キーワードの出現する領域に応じて該キーワードのスコアを算出するスコアリング部と、
前記スコアの高い順に、前記周辺領域内に出現するキーワードから少なくとも1つの前記キーワードを選択する画面を生成するキーワード選択画面生成部と、を具備することを特徴とするキーワード抽出装置。 - 前記キーワードについて外部の情報源から検索を行う検索部をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載のキーワード抽出装置。
- 前記抽出部は、前記第1表示領域内および前記第2表示領域内に出現するキーワードを抽出することを特徴とする請求項1に記載のキーワード抽出装置。
- 前記スコアリング部は、前記第2表示領域内に出現する第1キーワードの初期値となる第1ベーススコアを、該第2表示領域外でありかつ前記周辺領域内に出現する第2キーワードの初期値となる第2ベーススコアよりも高く設定し、
前記文書の読み込み時は、前記第1キーワードについて前記第2表示領域の上部の領域内に出現するキーワードほどスコアを高く設定して前記第1ベーススコアに加算し、
前記文書のスクロール後は、前記第1キーワードについて前記第2表示領域の下部の領域内に出現するキーワードほどスコアを高く設定して前記第1ベーススコアに加算し、前記第2キーワードについて該第2表示領域に近い領域内に出現するキーワードほどスコアを高く設定して第2ベーススコアに加算することを特徴とする請求項1に記載のキーワード抽出装置。 - 前記文書を少なくとも2つ以上に分割する領域を示す抽出単位領域を算出する抽出単位算出部と、
前記第2表示領域よりも大きい領域を示す抽出判定領域を算出する抽出判定領域算出部と、
前記抽出判定領域と前記抽出単位領域との一部の領域が重なり合うかどうかを判定する抽出対象領域判定部と、をさらに具備し、
前記抽出部は、前記抽出対象領域判定部により一部の領域が重なり合うと判定された場合、前記抽出単位領域からキーワードの抽出が行われていなければ、該抽出単位領域からキーワードの抽出を行うことを特徴とする請求項1に記載のキーワード抽出装置。 - 前記スクロール情報は、スクロール後の時刻、およびスクロール速度をさらに含むことを特徴とする請求項5に記載のキーワード抽出装置。
- 前記スコアリング部は、前記第2表示領域内に出現する第1キーワードの第1ベーススコアを、該第2表示領域外でありかつ前記周辺領域内に出現する第2キーワードの第2ベーススコアよりも高く設定し、
前記文書の読み込み後一定の期間内では、前記第1キーワードについて前記第2表示領域の上部の領域内に出現するキーワードほどスコアを高く設定して前記第1ベーススコアに加算し、該文書読み込み後前記期間の経過後では、該第1キーワードのスコアを全て同一のスコアに設定して該第1ベーススコアに加算し、
前記文書のスクロール後前記期間内では、前記第1キーワードについて前記第2表示領域の下部の領域内に出現するキーワードほどスコアを高く設定して前記第1ベーススコアに加算し、前記第2キーワードのスコアを全て同一のスコアに設定して前記第2ベーススコアに加算し、該文書のスクロール後前記期間の経過後では、該第1キーワードのスコアを全て同一のスコアに設定して該第1ベーススコアに加算し、前記第2キーワードについて該第2表示領域に近い領域内に出現するキーワードほどスコアを高く設定して該第2ベーススコアに加算することを特徴とする請求項5に記載のキーワード抽出装置。 - 前記抽出判定領域算出部は、前記スクロール速度が早いほど前記抽出判定領域を大きくすることを特徴とする請求項6に記載のキーワード抽出装置。
- 前記キーワードの文字色、背景色、およびフォントの大きさを含むデザイン上の特性から、該キーワードがどれほど目立つかを示す指標である誘目性を該キーワードごとに算出する誘目性算出部をさらに具備し、
前記スコアリング部は、前記誘目性を前記第1ベーススコアまたは前記第2ベーススコアに加算することを特徴とする請求項7に記載のキーワード抽出装置。 - ユーザが選択したキーワードの前記第2表示領域内の位置情報と、該ユーザが該キーワードを選択するまでのスクロール速度とに基づいて、ユーザのスクロール特性を算出するスクロール特性管理部をさらに具備し、
前記スコアリング部は、該スクロール速度に応じて該第2表示領域内の領域ごとにスコアを設定して前記第1ベーススコアまたは前記第2ベーススコアに加算することを特徴とする請求項7に記載のキーワード抽出装置。 - コンピュータを、
文書を表示する表示手段と、
前記表示手段に表示される前記文書の領域を示す部分領域を算出する表示領域算出手段と、
前記部分領域外の文書の領域を前記表示手段でスクロールを行うスクロール手段と、
前記スクロールを行う以前に表示されていた部分領域である第1表示領域の位置情報と、該スクロールを行った後に表示される部分領域である第2表示領域の位置情報とを含むスクロール情報を生成するスクロール情報生成手段と、
前記文書に出現するキーワードを該文書中から抽出する抽出手段と、
前記スクロール情報から前記第1表示領域と前記第2表示領域とを含む部分領域を示す周辺領域を算出する周辺領域算出手段と、
前記文書中において、キーワードの出現する領域に応じて該キーワードのスコアを算出するスコアリング手段と、
前記スコアの高い順に、前記周辺領域内に出現するキーワードから少なくとも1つの前記キーワードを選択する画面を生成するキーワード選択画面生成手段として機能させるためのキーワード抽出プログラム。
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