JP5238554B2 - 太陽電池付電子腕時計 - Google Patents

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Description

本発明は、光を利用して発電する太陽光発電システムと、この太陽光発電システムによって発電した電力を蓄電する蓄電手段を有する時計において、腕時計の外装ケースの側面部に太陽電池を配置した電子時計に関する。
従来から、太陽電池を有し、太陽光などの光を発電動力源として利用する電子時計が数多く商品化されている。多くの場合、太陽電池は、指示面を含む外装ケース上面に配置されている。外装ケース上面に太陽電池が配置されると、太陽電池は衣類の袖で全面または部分的に隠され、光が遮られて受光できない、または受光効率が下がってしまう。しかし時計上部が袖で覆われても、腕時計の外装ケース側面部は光を受光できため、太陽電池を腕時計の外装ケース側面部へ配置することで、上記課題を解決する技術が特許文献1に開示されている。
特開昭53−95671号公報
しかしながら、特許文献1には、外装ケース側面に太陽電池を配置することの開示はあっても、この構成を実現するための詳細な技術は開示されていない。特に、受光効率を上げるための具体的な配置構造については説明されていない。本発明は、太陽電池を外装ケース側面部へ配置した太陽電池付電子腕時計において、受光効率を上げることを目的とする具体的な配置構造を提案する。
上記目的を達生するため、本発明は、外装ケースの側面部に外部操作部材を有し、太陽電池が該外部操作部材よりも時計視認側に配置されていることを特徴とする。
さらに、前記太陽電池に前記外部操作部材を貫通させるための貫通穴、または切り欠きを有し、前記外部操作部材が、該貫通穴を貫通、または前記切り欠き部を通ることで、前記太陽電池と前記外部操作部材が、前記外装ケースの側面部に同じ高さに配置されるように構成されることを特徴とする。
さらに、前記太陽電池の長辺の長さが、前記外装ケース側面部の周囲よりも長く設定され、前記太陽電池が前記外装ケースの側面部を巻き回され、かつ、前記太陽電池の端部同士が所定の長さ重なることを特徴とする。
さらに、前記太陽電池の重なり部分が、前記外部操作部材が配置されている部分を除く前記外装ケースの側面部に配置されていることを特徴とする。
さらに、前記外装ケースに前記外部操作部材の軸を通すためのパイプを有し、前記太陽電池の重なり部分が、該パイプの存在する場所に配置され、該パイプにより前記太陽電池の重なり部分が係止されることを特徴とする。
さらに、前記太陽電池の電力取出用電極が端部に配置され、前記重なり部分が時計の4時〜8時位置、もしくは10時〜2時位置に配置されることを特徴とする。
さらに、前記外部操作部材が時計の6時位置、もしくは12時位置に配置されることを特徴とする。
以上のように本発明によれば、以下のような効果がある。
(1)腕時計は、着用時や外しているほとんどの場合、時計視認側が上部になる。外装ケースの側面部に太陽電池が、外部操作部材よりも前記時計視認側に配置されることより、前記太陽電池に光があたり易くなり、効率良い受光ができる。
(2)前記外装ケースの側面部に、前記外部操作部材があっても、前記太陽電池が同じ高さに配置されるように構成されることにより、前記外装ケースの側面部のほぼ全体に太陽電池光発電領域を配置できるため、前記太陽電池光発電領域を広くとることができ、受光効率を上げられる。
(3)太陽電池端部は、光があっても発電しない縁部があるため、太陽電池端部の両端が所定の長さ重なることにより、太陽電池端部の片方は内側へ巻き回され、前記太陽電池光発電領域を広くとることができ、受光効率を上げられる。
(4)太陽電池は、端部に基板と接続される電力取出用電極が取り付けられることが多く、電力取出用電極は発電しない領域のため、太陽電池の内側へ巻かれ重なり部分となる。太陽電池の重なり部分が、外部操作部材が配置されている部分を除く前記外装ケースの側面部に配置されていることにより、外部操作部材と電力取出用電極は、重なって配置されないため、構造が単純となり、時計ムーブメントを薄く、径も小さくできる。
(5)外装ケースの外部操作部材の軸を通すためのパイプにより、太陽電池端部が係止されることで、太陽電池端部の係止を、外装ケースの一部で兼用でき、構造が簡略化できる。
(6)太陽電池端部は、光があっても発電しない縁部があり、太陽電池端部は、重なり部となる。重なり部分が時計の4時〜8時位置、もしくは10時〜2時位置に配置されることにより、外装ケース側面部の光があたりにくい外装ケース先環部や、バンドと重ねて配置され、効率良い受光を実現できる。
(7)外部操作部材のある位置も、外装ケース側面部に光があたりにくい。外部操作部材を時計の6時位置、もしくは12時位置に配置されることにより、同様に光があたりにくい外装ケース先環部や、前記バンドと重ねて配置され、効率良い受光を実現できる。
本発明の第1実施形態による太陽電池付電子腕時計斜視図である。 本発明の第1実施形態による完成太陽電池の平面図である。 本発明の第1実施形態による太陽電池の平面図である。 本発明の第1実施形態による電力取出用電極の平面図である。 本発明の第1実施形態による完成太陽電池を組み込んだ状態を示す斜視図である。 本発明の第1実施形態による太陽電池付電子腕時計の部分断面図である。 本発明の第1実施形態による太陽電池付電子腕時計の裏蓋側から見た部分平面図である。 本発明の第1実施形態による太陽電池付腕時計の太陽電池と基板接続部を示す部分断面図である。 本発明の第2実施形態による貫通穴付完成太陽電池を電子式時計へ組みこむために組み立てた状態を示す斜視図である。 本発明の第2実施形態による切り欠き付完成太陽電池を電子式時計へ組みこむために組み立てた状態を示す斜視図である。 本発明の第2実施形態による太陽電池と外部操作部材が、同じ高さに配置された太陽電池付電子腕時計の部分断面図である。 本発明の第3実施形態による両端切り欠き付完成太陽電池の平面図である。 本発明の第3実施形態による両端切り欠き付太陽電池を太陽電池付電子腕時計に組み込んだ状態を示す部分斜視図である。 本発明の第4実施形態による太陽電池重なり部が6時位置を示す裏蓋側から見た部分平面図である。 本発明の第4実施形態による太陽電池重なり部が12時位置を示す裏蓋側から見た部分平面図である。 本発明の第5実施形態による外部操作部材が12時位置の太陽電池付電子腕時計の平面図である。 本発明の第5実施形態による外部操作部材が6時位置の太陽電池付電子腕時計の平面図である。
[第1実施例]
以下図面を用いて、本発明の第1実施例を説明する。
第1実施例は、外装ケース側面に配置される太陽電池を、りゅうずなどの外部操作部材よりも、断面的に風防ガラス側に配置することで、受光効率の向上を実現する実施例である。
図1は、本発明の第1実施例の斜視図である。外装ケース側面2に、リングガラス2’を持つ、電子式時計1が示されている。前記外装ケース側面には他に時刻、日付修正用である外部操作部材のりゅうず3が配置されている。また外装ケースの6時、12時付近に先環4が配置され、前記先環4にバンド5が接続されている。前記リングガラス2’は、側面から光を内部へ通す機能を有している。
先環4の形状は、先環4の配置される6時や12時位置の太陽電池にも可能な限り光が当たるように工夫されたものである。
図2は、完成太陽電池6の平面図である。太陽電池7と、電力取出用電極8とを、熱圧着によって一体化した状態を示している。
図3は、太陽電池7の平面図である。PETフィルム製のベース基板9上にアモルファスシリコン層を形成した細長い帯上の太陽電池であり、可撓性を有し、光を受けて発電を行う光発電領域7a及び、同一面端部に正負電極7b、7cを並べて配置してある。
太陽電池7の外径形状は、長さ約123mm、幅3mm、厚さ0.15mm程度の細長い帯形状で光発電領域7aの大きさは、長さ約114mm、幅2mmである。光発電領域7aの外周全周には、幅0.5mm程度の光があたっても発電しない縁部7dがあるが、これは大判のPETフィルム上に多数の太陽電池を形成したシートから個々の太陽電池に切断分離する際の切断代である。
図4は、電力取出用電極8の平面図である。電力取出用電極8は、総厚0.1mm程度のフレキシブルプリント基板に正負電極8c、8dを形成してある。電力取出用電極8と太陽電池7との接合面8aには、異方性導電接着材が塗布してあり、前記太陽電池7の正負電極7c、7bの位置と、電力取出用電極8の接合電極8e、8fとは、位置合わせが
行われた後、熱圧着によって接合され完成太陽電池6が形成される。
図5は、図2と同じ完成太陽電池6の電子式時計1へ組み込んだ状態を示す、完成太陽電池6の斜視図である。完成太陽電池6は、光発電領域7aが外側を向くように、リング状に巻き回され組み込まれる。
太陽電池7の正負電極7b、7cの部分には、光発電領域7aを配置できない。従って完成太陽電池6の巻き回し方法は、発電面積を広く取るために、電力取出用電極8部を内側にしてリング形状に巻き回されるのがよい。なお太陽電池7の端部同士は、所定の長さの重なり部10の分だけ重ねられる。
図6は、本発明の太陽電池付電子腕時計の断面図である。11は外装ケースであり、外装ケース11の最も外側に、リング形状のリングガラス2’が嵌め込まれている。12は化粧リングであり、非導電性の光透過部材で構成され、リングガラス2’内側に組み込まれる。完成太陽電池6が、化粧リング12の内側に、外装ケース11側面部の周囲に巻き回されながら、巻真13よりも風防ガラス18側に組み込まれる。14は絶縁シートであり、完成太陽電池6の内側に外装ケース11側面部の周囲に巻き回されながら、巻真13よりも風防ガラス18側に組み込まれる。絶縁シート14は、完成太陽電池6と外装ケース11との電気的ショートを防ぐために挿入されている。
16は太陽電池支持枠であり、外装ケース11と化粧リング12の間に、完成太陽電池6と絶縁シート14より裏蓋15側で組み込まれ、完成太陽電池6と絶縁シート14が、巻真13よりも裏蓋15側にならないように保持している。外部操作部材のりゅうず3と接着材などで一体化された巻真13が、外装ケース11の側面より、外装ケース11とリングガラス2’の貫通穴と、化粧リング12の切り欠きを通して、時計ムーブメント17に差し込まれる。
外光19は、図6の上方の風防ガラス18側から、リングガラス2’と化粧リング12を介して完成太陽電池6に照射される。従って、本実施例のように、完成太陽電池6を巻真13より上方の風防ガラス18側に配置することで、発電効率をより向上できる。
ところで、前出の太陽電池7の光発電領域7aは暗褐色をしていて、その外観はあまり美しいとはいえない。その色を隠すため、美しく着色された化粧リング12で囲む必要があるが、一方で、太陽電池7は光を受けて発電する必要がある。そのため化粧リング12は、ある程度の光を通す性質を持つ光透過性のある素材とされる。なお、本実施例では化粧リング12を設ける構造としたが、リングガラス2’を着色して化粧リング12を廃止し、リングガラス2’で完成太陽電池6を直接支持する構造を採用しても良い。
図7は、太陽電池付電子腕時計の部分平面図である。巻真13と一体化されている外部操作部材のりゅうず3が、リングガラス2’の外側の3時位置に配置されている。外装ケース11側面部の周囲よりも長く設定された完成太陽電池6の太陽電池7長辺が、外装ケース11の側面部を巻き回される。
また、6時位置で重ねられて配置された完成太陽電池6の電池取出電極8が、押さえ板21で押さえられ、電池取出電極8と押さえ板21と基板22が、ねじ20で時計ムーブメント17に固定される。
完成太陽電池6の重なり部10については、外部操作部材のりゅうず3が配置されている3時位置に配置することは構造が複雑となり、時計ムーブメント17が厚くなり、径も大きくなるため好ましくない。従って、重なり部10は、3時位置以外に配置される事が望ましい。本実施例においては、重なり部10を6時位置に配置している。3時以外の位置として6時位置を選択した理由ついては、他の実施例と共に第4実施例で詳細に述べる
こととし、ここでは省略する。
図8は、太陽電池付電子腕時計の完成太陽電池6と基板22との接続を示す部分断面図である。完成太陽電池6の電池取出電極8が、折り曲げられて基板22に接続され、電池取出電極8と押さえ板21と基板22が、ねじ20で時計ムーブメント17に固定される。
本第1実施例は、以下のような効果を有する。
(1)外装ケース側面に配置される太陽電池を、りゅうずなどの外部操作部材よりも、断面的に風防ガラス側に配置することで、受光効率の向上が実現可能である。
(2)太陽電池の端部同士の重なり部を、外部操作部材であるりゅうずが配置されている位置以外の場所に配置したので、外部操作部材と太陽電池の重なり部が重ならず、構造が単純となり、時計ムーブメントを薄く、径も小さくできる。
[第2実施例]
以下、本発明の第2実施例を説明する。
第2実施例は、外装ケース側面に配置される太陽電池を、りゅうずなどの外部操作部材と、同じ高さに配置することで、太陽電池の光発電領域の幅を広げ、さらに受光効率の向上を実現する実施例である。
図9は、貫通穴付完成太陽電池23を電子式時計1へ組みこむために組み立てた状態を示す貫通穴付完成太陽電池23の斜視図である。貫通穴付太陽電池24の光発電領域24aの大きさは、長さ約114mm、幅4.4mmであり、第1実施例の完成太陽電池6の光発電領域7aの約2倍の幅となる。また、貫通完成太陽電池24の電力取出用電極25が配置された部分以外に、巻真が通る貫通穴24bが開けられている。
図10は、切り欠き付完成太陽電池26を電子式時計1へ組みこむために組み立てた状態を示す切り欠き付完成太陽電池26の斜視図である。切り欠き付完成太陽電池26は、貫通穴付完成太陽電池23の貫通穴24bの部分に、巻真が通る切り欠き26bが有されている。切り欠き付完成太陽電池26の光発電領域26aは、貫通穴付完成太陽電池23の光発電領域24aと同じ幅となる。
貫通穴と切り欠きのどちらを採用するかは、外部操作部材の断面位置、同じく平面位置、完成太陽電池の大きさ(特に、幅)、前記完成太陽電池の基材の材質などを考慮し、適宜選択すれば良い。
図11は、太陽電池付電子腕時計に貫通穴付完成太陽電池23を組み込んだ状態の太陽電池付電子腕時計の断面図である。外部操作部材のりゅうず3と一体化されている巻真13が、外装ケース11の側面より、外装ケース11とリングガラス2’の貫通穴と、化粧リング12の切り欠きと、貫通穴付完成太陽電池23の貫通穴24bと、絶縁シート27の貫通穴、各々を通し、時計ムーブメント17に差し組み込まれることにより、貫通穴付完成太陽電池23を、外部操作部材のりゅうず3と、同じ高さに配置できる。
また、切り欠き付完成太陽電池26も、巻真が通る切り欠き26b部を、巻真13が通ることにより、図11と同じ配置ができる。
本第2実施例は、以下のような効果を有する。
(3)外装ケース側面に配置される太陽電池にりゅうずなどの外部操作部材を通す穴や切
り欠きを設けることで、前記太陽電池と前記外部操作部材とを同じ高さに配置することが可能となる。これにより、前記太陽電池の光発電領域の幅を広げることが可能となり、さらに受光効率の向上が実現可能となる。
[第3実施例]
以下、本発明の第3実施例を説明する。
第3実施例は、外装ケース側面に配置される太陽電池重なり部分の太陽電池端部の係止を、りゅうずなどの外部操作部材の軸を通すパイプでおこなうことで、太陽電池端部の係止を外装ケースの一部と兼用させ、構造の簡略化を実現する実施例である。
図12は、本発明の両端切り欠き付完成太陽電池28の平面図である。太陽電池両端部は、巻真を通すパイプに係止される切り欠き28a、28bを有している。
図13は、本発明の両端切り欠き付完成太陽電池28を太陽電池付電子腕時計に組み込んだ状態を示す部分斜視図である。太陽電池完成太陽電池28の両端部の切り欠き28a、28bは共に、巻真を通すパイプ29に係止され組み込まれている。
本第3実施例は、以下のような効果を有する。
(4)外装ケース側面に配置される太陽電池重なり部分の太陽電池端部の係止を、りゅうずなどの外部操作部材の軸を通すパイプでおこなうことで、前記太陽電池端部の係止を前記外装ケースの一部と兼用することが可能となり、構造の簡略化が計れる。
[第4実施例]
以下、本発明の第1実施例の別の形態である第4実施例を説明する。
第4実施例では、外装ケースに配置される太陽電池の端部の重なり部を、4時〜8時位置、もしくは10時〜2時位置に配置する。これにより重なり部を、時計ケース側面部の光があたりにくい外装ケース先環部や、バンドと重ねて配置することで、効率良い受光を実現する実施例である。
図14は、本発明の第1実施例の完成太陽電池6を、太陽電池付電子腕時計に、太陽電池重なり部10を6時の位置で組み込んだ状態を示す、太陽電池付電子腕時計の裏蓋側から見た部分平面図である。3時位置のりゅうず3に対して、完成太陽電池6の重なり部10が、6時位置を中心に約120°の範囲30の4時〜8時位置で配置される。
図15は、本発明の第1実施例の完成太陽電池6を、太陽電池付電子腕時計に、太陽電池重なり部10を12時位置で、組み込んだ状態を示す、太陽電池付電子腕時計の裏蓋側から見た部分平面図である。3時位置のりゅうず3に対して、完成太陽電池6の重なり部10が、12時位置を中心に約120°の範囲31の2時〜10時位置で配置される。
上記4時〜8時位置や2時〜10時位置は、通常の時計においては、外装ケース先環部やバンドが配置される。図1や後述の図16、図17からも分かるように、前記外装ケース先環部や前記バンドにより太陽電池への受光が邪魔されるこれらの位置に前記太陽電池の光発電領域(7a,24a,26a)を設けることは、その発電効率向上の面で得策ではない。逆に重なり部10は、上記4時〜8時位置や2時〜10時位置以外の光が充分に当たる位置に配置されても発電に寄与できない。そこで、重なり部10を4時〜8時位置や2時〜10時位置に配置することで、発電効率の向上を図っている。
なお、第2実施例の貫通穴付完成太陽電池23、切り欠き付完成太陽電池26も、図14、図15と同じ配置ができる。
本第4実施例は、以下のような効果を有する。
(5)外装ケース先環部やバンドが配置される4時〜8時位置や2時〜10時位置に、発電に寄与しない重なり部を配置することで、発電効率の向上が可能となる。
[第5実施例]
以下、本発明の第1実施例の別の形態である第5実施例を説明する。
第5実施例は、外装ケース側面に配置されるりゅうずなどの外部操作部材のある位置を、12時及び6時位置に配置される時計ケース先環部や、バンドと重ねることで、光があたりにくい外装ケース先環部や、バンドと重ねて配置され、効率良い受光を実現する実施例である。
図16は、本発明の第1実施例の太陽電池付電子腕時計に、外部操作部材のりゅうず3を12時に配置した太陽電池付電子腕時計の平面図である。りゅうず3が、12時位置に配置されている。
図17は、本発明の第1実施例の太陽電池付電子腕時計に、外部操作部材のりゅうずを6時に配置した太陽電池付電子腕時計の平面図である。りゅうず3が、6時位置に配置されている。
また、第2実施例の貫通穴付完成太陽電池23、切り欠き付完成太陽電池26、及び第3実施例の両端切り欠き付完成太陽電池28の太陽電池付電子腕時計も、図16、図17と同じ配置とするができる。
先ほど第4実施例で述べたように、外装ケース先環部やバンドが配置される4時〜8時位置や2時〜10時位置は、発電に寄与しにくい部分である。さらに、本発明の時計では、りゅうずなどの外部操作部材も、発電の阻害要因となる。特に最近は、操作性やデザインの関係で大きめのりゅうずが流行しており、その影響は更に大きくなっている。
りゅうずなどの外部操作部材を、6時や12時位置に配置することで、外部操作部材による発電阻害を最小限とする事が可能となる。本実施例は、前出の第1〜第4の全ての実施例に適用可能であるが、第3実施例との併用がより効果的である。第4実施例と併用する場合、重なり部はりゅうずの反対側に配置される(例えば、りゅうずが12時位置の場合、重なり部は6時位置である)。
本第5実施例は、以下のような効果を有する。
(6)りゅうずなどの外部操作部材を4時〜8時位置や2時〜10時位置に配置することで、前記外部操作部材による発電阻害を最小限とし、発電効率のさらなる向上が可能となる。
1 電子式時計
2 外装ケース側面
2’ リングガラス
3 りゅうず
4 先環
5 バンド
6 完成太陽電池
7 太陽電池
7a 光発電領域
7b 正負電極
7c 正負電極
7d 発電しない縁部
8 電力取出用電極
8c 正負電極
8d 正負電極
8a 接合面
8e 接合電極
8f 接合電極
9 PETフィルム製のベース基板
10 重なり部
11 外装ケース
12 化粧リング
13 巻真
14 絶縁シート
15 裏蓋
16 太陽電池支持枠
17 時計ムーブメント
18 風防ガラス
19 外光
20 ねじ
21 押さえ板
22 基板
23 貫通穴付完成太陽電池
24 貫通穴付太陽電池
24a 光発電領域
24b 巻真が通る貫通穴
25 電力取出用電極
26 切り欠き付完成太陽電池
26a 光発電領域
26b 巻真が通る切り欠き
27 絶縁シート
28 両端切り欠き付完成太陽電池
28a 係止される切り欠き
28b 係止される切り欠き
29 巻真を通すパイプ
30 6時位置を中心に約120°の範囲
31 2時位置を中心に約120°の範囲

Claims (6)

  1. 外装ケースの側面部に配置されている帯状の太陽電池と、外部操作部材を有し、
    前記太陽電池に前記外部操作部材を貫通させるための貫通穴、または切り欠きを有し、
    前記外部操作部材が、該貫通穴を貫通、または前記切り欠き部を通すことで、
    前記太陽電池と前記外部操作部材が、前記外装ケースの側面部に同じ高さに配置されるように構成されることを特徴とする太陽電池付電子腕時計。
  2. 前記太陽電池の長辺の長さが、前記外装ケースの側面部の周囲よりも長く設定され、前記太陽電池が前記外装ケースの側面部を巻きまわされ、かつ、
    前記太陽電池の端部同士が所定の長さ重なることを特徴とする請求項1に記載の太陽電池付電子腕時計。
  3. 前記太陽電池の重なり部分が、前記外部操作部材が配置されている部分を除く前記外装ケース側面部に配置されているように構成されることを特徴とする請求項2に記載の太陽電池付電子腕時計。
  4. 前記外装ケースに前記外部操作部材の軸を通すためのパイプを有し、
    前記太陽電池の重なり部分が、該パイプの存在する場所に配置され、
    該パイプにより前記太陽電池の重なり部分が係止されるように構成される
    ことを特徴とする請求項2に記載の太陽電池付電子腕時計。
  5. 前記重なり部分が時計の4時〜8時位置、もしくは10時〜2時位置に配置される
    ことを特徴とする請求項2ないし4のいずれか1つに記載の太陽電池付電子腕時計。
  6. 前記外部操作部材が時計の6時位置、もしくは12時位置に配置される
    ことを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1つに記載の太陽電池付電子腕時計。
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