JP5238474B2 - 面材、面材の設置方法および設置構造 - Google Patents

面材、面材の設置方法および設置構造 Download PDF

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Description

本発明は、木粉と樹脂とを含む押出材を押出成形してなる同一断面の複数の長尺材を、これら長尺材の長さ方向と直交する方向に並設するようにして支持材に取り付けてなる面材と、この面材の設置方法および設置構造に関する。
建物の外壁に開口部を設けると、屋外からの視線を誘導し屋内を覗かれたり、浴室やトイレ等の水廻りが配置される側では、開口部のずれが生じ易く、建物の外観を損ねたりする場合があった。このような問題を解決し得る技術として、建物本体と支持壁との間に設けられるフレームに、上下方向に等間隔に離間した状態で複数の長尺材を固定してなる面材を備える建物が知られている(例えば、特許文献1参照)。
ところで、このような長尺材として天然木を用いることによって、建物の外観性を向上したいという要望があるが、天然木を用いるとコスト高になってしまう場合がある。そこで、複数の長尺材を、木粉と樹脂とを含む押出材を押出成形してなる押出成形品とし、特許文献2に記載のような技術を応用して、複数の長尺材に天然木に近い質感の表面特性を与えることが行われている。
特開2008−106515号公報 特開2001−327913号公報
ところで、特許文献2の技術を利用して形成された長尺材は、表面に木目柄が見えるため、近くから見た場合は、天然木に近い質感を表現できるものの、遠くから見た場合は、表面の木目柄が見えない。このため、単に同じ色の樹脂成形品が並んでいるかのように見受けられ、例えば天然木を並べた場合とは異なり、単調な印象を与える場合があった。
また、このような問題を解決するために、様々な色の着色剤を用いて木目柄を際立たせたり、新たな押出成形技術の開発を行うとなると、長尺材の製造に係るコストが上昇してしまうという問題がある。
本発明の課題は、遠くから見た場合であっても単調な印象を与えることを防げるとともに、製造に係るコストの上昇を抑えることが可能な面材、面材の設置方法および設置構造を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、例えば図1〜図10に示すように、木粉と樹脂とを含む押出材1を押出成形してなる同一断面の複数の長尺材10a〜10d,20a〜20d,30a〜30d,40a〜40dを、これら長尺材10a〜10d,20a〜20d,30a〜30d,40a〜40dの長さ方向と直交する方向に並設するようにして支持材12,22,32,42に取り付けてなる面材10,20,30,40であって、
前記複数の長尺材10a〜10d,20a〜20d,30a〜30d,40a〜40dの彩色は、全て同一の色相に設定されるとともに、所定の本数ずつ、段階的に異なる明度に設定されており、
これら複数の長尺材10a〜10d,20a〜20d,30a〜30d,40a〜40dは、同一の明度に設定された長尺材10a〜10d,20a〜20d,30a〜30d,40a〜40d同士が、互いに隣り合わないように配置されていることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、前記複数の長尺材10a〜10d,20a〜20d,30a〜30d,40a〜40dは、木粉と樹脂とを含む押出材1を押出成形してなるので、全体に木粉が含まれた木質感のある長尺材10a〜10d,20a〜20d,30a〜30d,40a〜40dとすることができる。また、天然木を用いる場合に比して、押出方向において所望の長さに製造することができるとともに、断面を様々な形状に成形できる。
また、前記複数の長尺材10a〜10d,20a〜20d,30a〜30d,40a〜40dの彩色は、全て同一の色相に設定されるとともに、所定の本数ずつ、段階的に異なる明度に設定されており、これら複数の長尺材10a〜10d,20a〜20d,30a〜30d,40a〜40dは、同一の明度に設定された長尺材10a〜10d,20a〜20d,30a〜30d,40a〜40d同士が、互いに隣り合わないように配置されているので、同一の色相かつ異なる明度に設定された複数の長尺材10a〜10d,20a〜20d,30a〜30d,40a〜40d同士が、適度にばらけた状態で長さ方向と直交する方向に並設されることとなる。これによって、これら複数の長尺材10a〜10d,20a〜20d,30a〜30d,40a〜40dを遠くから見た場合であっても、従来とは異なり、単調な印象を与えることを確実に防ぐことができる。
また、このように単調な印象を与えることを防ぐことができるので、例えば様々な色の着色剤を用いて木目柄を際立たせたり、新たな押出成形技術の開発を行うなどの長尺材10a〜10d,20a〜20d,30a〜30d,40a〜40dの製造に係るコストの上昇を抑えることが可能となる。
請求項2に記載の発明は、例えば図1〜図9に示すように、請求項1に記載の面材10,20,30,40において、
前記複数の長尺材10a〜10d,20a〜20d,30a〜30d,40a〜40dとして、明度の差によって区別される3〜5種類のものが用いられていることを特徴とする。
請求項2に記載の発明によれば、前記複数の長尺材10a〜10d,20a〜20d,30a〜30d,40a〜40dとして、明度の差によって区別される3〜5種類のものが用いられているので、これら複数の長尺材10a〜10d,20a〜20d,30a〜30d,40a〜40dを、適度にばらけさせた状態で並設することができる。
すなわち、例えば明度の差を、明度0〜明度2までの3種類とし、用いる長尺材10a〜10d,20a〜20d,30a〜30d,40a〜40dの本数を3本とした場合、並設パターンは、パターン1「明度0・明度1・明度2」、パターン2「明度0・明度2・明度1」、パターン3「明度1・明度0・明度2」、パターン4「明度1・明度2・明度0」、パターン5「明度2・明度0・明度1」、パターン6「明度2・明度1・明度0」の6種類となる。
また、用いる長尺材10a〜10d,20a〜20d,30a〜30d,40a〜40dの本数を増やした場合は、並設パターンがさらに増加することになり、並設パターンの多様化を図ることができる。したがって、極端に単純な並設パターンになることで、単調な印象を与えることを、より確実に防ぐことができる。また、明度の差が3〜5種類とされていることから、極端に複雑な並設パターンになることで、製造や建築現場での作業が煩雑化することを確実に防ぐことができる。
請求項3に記載の発明は、例えば図1〜図10に示すように、請求項2に記載の面材10,20,30,40において、
前記複数の長尺材10a〜10d,20a〜20d,30a〜30d,40a〜40dの明度の差は、所定の色相のベース着色剤2に対して配合される黒色着色剤3の比率に応じてそれぞれ調節されており、
前記黒色着色剤3は、前記ベース着色剤2を100gに対して0.0g〜4.0gの範囲で配合されていることを特徴とする。
請求項3に記載の発明によれば、前記複数の長尺材10a〜10d,20a〜20d,30a〜30d,40a〜40dの明度の差は、所定の色相のベース着色剤2に対して配合される黒色着色剤3の比率に応じてそれぞれ調節されており、前記黒色着色剤3は、前記ベース着色剤2を100gに対して0.0g〜4.0gの範囲で配合されているので、比較的狭い範囲で明度の差を段階的に設定することになる。
これによって、いずれか1種類の長尺材10a〜10d,20a〜20d,30a〜30d,40a〜40dだけが極端に明るかったり、暗かったりすることがない。
これと相俟って、前記複数の長尺材10a〜10d,20a〜20d,30a〜30d,40a〜40dは同一の色相であるから、適度にばらけた複数の長尺材10a〜10d,20a〜20d,30a〜30d,40a〜40dに対して、適度な統一感を与えることができる。
請求項4に記載の発明は、例えば図1〜図9に示すように、請求項2または3に記載の面材10,20,30,40を所定の場所に設置する面材10,20,30,40の設置方法であって、
前記長尺材10a〜10d,20a〜20d,30a〜30d,40a〜40dに、明度の差ごとに異なる番号を付与し、
該長尺材10a〜10d,20a〜20d,30a〜30d,40a〜40dを5本〜10本ごとにグループ化するとともに、このグループ内において、同一番号の長尺材10a〜10d,20a〜20d,30a〜30d,40a〜40d同士が、互いに隣り合わないように、かつ面材10,20,30,40の両端の双方に位置しないような並び順が記載された表を作成し、
この表に記載された並び順に基づいて、前記長尺材10a〜10d,20a〜20d,30a〜30d,40a〜40dを、少なくとも1つ以上のグループごとに前記支持材12,22,32,42に取り付けることによって前記面材10,20,30,40を構成し、
該面材10,20,30,40を、前記所定の場所に、この所定の場所の必要面積に応じて繰り返すようにして設置することを特徴とする。
請求項4に記載の発明によれば、前記長尺材10a〜10d,20a〜20d,30a〜30d,40a〜40dに、明度の差ごとに異なる番号を付与することによって、例えば製造時や建築現場で、作業員が、各長尺材10a〜10d,20a〜20d,30a〜30d,40a〜40dの明度の差を容易に把握することができる。
また、該長尺材10a〜10d,20a〜20d,30a〜30d,40a〜40dを5本〜10本ごとにグループ化するとともに、このグループ内において、同一番号の長尺材10a〜10d,20a〜20d,30a〜30d,40a〜40d同士が、互いに隣り合わないように、かつ面材10,20,30,40の両端の双方に位置しないような並び順が記載された表を作成し、この表に記載された並び順に基づいて、前記長尺材10a〜10d,20a〜20d,30a〜30d,40a〜40dを、少なくとも1つ以上のグループごとに前記支持材12,22,32,42に取り付けることによって前記面材10,20,30,40を構成するので、適度にばらけさせた状態の面材10,20,30,40とすることができる。さらに、前記表に記載された通りに前記長尺材10a〜10d,20a〜20d,30a〜30d,40a〜40dを並べ、これら長尺材10a〜10d,20a〜20d,30a〜30d,40a〜40dを前記支持材12,22,32,42に取り付けるだけで前記面材10,20,30,40を構成できるので、前記長尺材10a〜10d,20a〜20d,30a〜30d,40a〜40dを並べるのにデザイン感覚やセンス等を要求されることがなく、誰が並べても前記面材10,20,30,40を構成できるので、製造時や建築現場において、作業員が前記長尺材10a〜10d,20a〜20d,30a〜30d,40a〜40dを格段に並べやすくなり、何度でも考えずに前記面材10を構成する作業を実施できることとなる。
さらに、前記面材10,20,30,40を、前記所定の場所に、この所定の場所の必要面積に応じて繰り返すようにして設置するので、前記長尺材10a〜10d,20a〜20d,30a〜30d,40a〜40dの新たな並設パターン等を考える必要がない。これによって、前記所定の設置場所が広い面積であっても、遠くから見た場合の前記面材10,20,30,40に単調な印象を与えることを防ぎながら、前記面材10,20,30,40を容易に設置することができる。
請求項5に記載の発明は、例えば図3〜図5に示すように、請求項4に記載の面材10の設置方法を採用して、前記面材10を、外壁面の一部が他の外壁面14,16よりも室内側に後退するように形成されるとともに、互いに対向する二つの外壁面13a,13a、15a,15aと、これら二つの外壁面13a,13a、15a,15aに挟まれた中央外壁面13b,15bとからなる建物の凹部13,15に垂直に設置してなる面材10の設置構造であって、
前記凹部13,15を形成する外壁面13a,13a,13b、15a,15a,15bのいずれか一方の外壁面に開口部13c,15cが形成されており、
前記面材10は、前記中央外壁面13b,15bに対向するように配置されるとともに、前記対向する二つの外壁面13a,13a、15a,15a間に架設されていることを特徴とする。
請求項5に記載の発明によれば、前記面材10が、前記中央外壁面13b,15bに対向するように配置されるとともに、前記対向する二つの外壁面13a,13a、15a,15a間に架設されているので、前記面材10を、屋外から前記開口部13c、15cへの視線を遮る目隠し壁として用いることができる。また、例えば、前記面材10を構成する長尺材10a,10b,10c,10d同士を所定の間隔離間した状態で並設することで、これら長尺材10a,10b,10c,10d間の隙間から採光および通風が可能となる。
さらに、この目隠し壁である面材10を遠くから見た場合であっても、この面材10に単調な印象を与えることがないので、この面材10が設置される凹部13,15の付近や、延いては建物自体の外観性を向上させることができる。
請求項6に記載の発明は、例えば図6に示すように、請求項4に記載の面材20の設置方法を採用して、前記面材20を、所定の設置面23の上方に水平に設置してなる面材20の設置構造であって、
前記複数の長尺材20a,20b,20c,20dは床材として用いられており、前記支持材22は前記所定の設置面23上に立設される支持脚24によって支持されていることを特徴とする。
請求項6に記載の発明によれば、前記複数の長尺材20a,20b,20c,20dは床材として用いられており、前記支持材22は前記所定の設置面23上に立設される支持脚24によって支持されているので、前記面材20をデッキ床として用いることができる。
また、このデッキ床である面材20を遠くから見た場合であっても、この面材20に対して単調な印象を与えることがないので、このデッキ床自体の外観性を向上させることができる。
本発明によれば、複数の長尺材は、木粉と樹脂とを含む押出材を押出成形してなるので、全体に木粉が含まれた木質感のある長尺材とすることができる。また、天然木を用いる場合に比して、押出方向において所望の長さに製造することができるとともに、断面を様々な形状に成形できる。
また、これら複数の長尺材の彩色は、全て同一の色相に設定されるとともに、所定の本数ずつ、段階的に異なる明度に設定されており、これら複数の長尺材は、同一の明度に設定された長尺材同士が、互いに隣り合わないように配置されているので、同一の色相かつ異なる明度に設定された複数の長尺材同士が、適度にばらけた状態で長さ方向と直交する方向に並設されることとなる。これによって、これら複数の長尺材を遠くから見た場合であっても、従来とは異なり、単調な印象を与えることを確実に防ぐことができる。
また、このように単調な印象を与えることを防ぐことができるので、例えば様々な色の着色剤を用いて木目柄を際立たせたり、新たな押出成形技術の開発を行うなどの長尺材の製造に係るコストの上昇を抑えることが可能となる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
本実施の形態の面材10は、図1〜図5に示すように、木粉と樹脂とを含む押出材1を押出成形してなる同一断面の複数の長尺材10a,10b,10c,10dを、これら長尺材10a,10b,10c,10dの長さ方向と直交する方向に並設するようにして支持材12に取り付けてなるものである。
そして、前記複数の長尺材10a,10b,10c,10dの彩色は、全て同一の色相に設定されるとともに、所定の本数ずつ、段階的に異なる明度に設定されており、これら複数の長尺材10a,10b,10c,10dは、同一の明度に設定された長尺材10a,10b,10c,10d同士が、互いに隣り合わないように配置されている。
ここで、前記木粉としては、例えば、住宅等の建物を解体した際に排出される木質廃材、建物建築中に排出される端材、おが屑等の木質廃材を粉砕することによって得られる木粉や、木材、バカス、稲藁等の天然木材を粉砕することによって得られる木粉が挙げられる。
また、前記樹脂としては、例えば、食品等の包装に用いられた後回収されたトレー、食品コンテナ等の包装部材を粉砕することによって得られる樹脂や、天然木材から得られる樹脂等が挙げられる。すなわち、塩化ビニル樹脂、発泡塩化ビニル樹脂、ポリエチレン樹脂、フェノール樹脂、ウレタン樹脂、ポリウレタン樹脂、ABS樹脂、ポリスチレン樹脂等である。
また、前記長尺材10a,10b,10c,10dに含まれる木粉や樹脂の割合は適宜変更可能であり、これら木粉や樹脂の割合によって硬度や外観等の機能を調節できるようになっている。
なお、本実施の形態の長尺材10a,10b,10c,10dは、図2に示すように、側断面視において平行四辺形をなす筒状の部材であり、この長尺材10a,10b,10c,10dの内壁面に沿って、アルミニウム等の金属の押出材からなる芯材11が設けられている。つまり、ある程度の強度を持つ金属の芯材11の外周に、前記筒状の長尺材10a,10b,10c,10dが被せられた状態となっている。
したがって、前記長尺材10a,10b,10c,10dは、前記芯材11を含む一部材として、ある程度の強度を持った部材として扱うことができる。
また、前記複数の長尺材10a,10b,10c,10dは、上述のように、彩色が、全て同一の色相に設定されるとともに、所定の本数ずつ、段階的に異なる明度に設定されており、本実施の形態においては、明度の差によって区別される3〜5種類のものが用いられている。
これによって、これら複数の長尺材10a,10b,10c,10dを、適度にばらけさせた状態で並設することができる。
なお、本実施の形態では、以下のように明度の差を4種類とする。なお、明度0に近づくほど明るく、明度3に近づくほど暗く見えるように設定されている。
明度0=長尺材10a
明度1=長尺材10b
明度2=長尺材10c
明度3=長尺材10d
本実施の形態においては、前記面材10を構成する複数の長尺材10a,10b,10c,10dの本数を10本とし、図1に示すようなパターンで並設するものとする。
すなわち、「明度1・明度3・明度1・明度3・明度0・明度1・明度3・明度2・明度0・明度2」と並設されている。このような並設パターンによれば、極端に単純な並設パターンになることで、単調な印象を与えることを確実に防ぐことができる。また、極端に複雑な並設パターンになることで、製造や建築現場での作業が煩雑化することを確実に防ぐことができる。
また、これら長尺材10a,10b,10c,10dの明度の差は、図10に示すように、所定の色相のベース着色剤2に対して配合される黒色着色剤3の比率に応じてそれぞれ調節されている。その際、前記黒色着色剤3は、前記ベース着色剤2を100gに対して0.0g〜4.0gの範囲で配合されている。
例えば、前記長尺材10aは、前記ベース着色剤2を100gに対して前記黒色着色剤3が0.0g配合されている。すなわち、ベース着色剤2の色そのままの状態となっている。
また、前記長尺材10bは、前記ベース着色剤2を100gに対して前記黒色着色剤3が0.75g配合されており、前記長尺材10cは、前記ベース着色剤2を100gに対して前記黒色着色剤3が1.75g配合されており、前記長尺材10dは、前記ベース着色剤2を100gに対して前記黒色着色剤3が3.0g配合されているものとする。
なお、このような黒色着色剤3の配合割合は、各長尺材10a,10b,10c,10dの明度が段階的に異なるようになればよく、前記ベース着色剤2を100gに対して0.0g〜4.0gの範囲で適宜変更可能である。
このように前記複数の長尺材10a,10b,10c,10dの明度の差はそれぞれ調節され、前記黒色着色剤3は、前記ベース着色剤100gに対して0.0g〜4.0gの範囲で配合されているので、比較的狭い範囲で明度の差を段階的に設定することになる。
これによって、いずれか1種類の長尺材10a,10b,10c,10dだけが極端に明るかったり、暗かったりすることがない。
これと相俟って、前記複数の長尺材10a,10b,10c,10dは同一の色相であるから、適度にばらけた複数の長尺材10a,10b,10c,10dに対して、適度な統一感を与えることができる。
なお、図10は、前記押出材1を押出成形するための押出成形機4を示しており、この押出成形機4は、前記押出材1投入されるホッパー5と、このホッパー5の近傍に設けられるとともに前記ベース着色剤2が投入される着色剤投入部6と、前記ホッパー5の近傍に設けられるとともに前記黒色着色剤3が投入される着色剤投入部7と、前記長尺材10a,10b,10c,10dの断面形状を決定する金型8とを備えている。
この押出成形機4の金型8を変更することで、前記長尺材10a,10b,10c,10dの断面形状を適宜変更できるようになっている。
次に、本実施の形態の面材10を所定の場所に設置する方法について説明する。
まず、前記長尺材10a,10b,10c,10dに、明度の差ごとに異なる番号を付与する。本実施の形態では、上述した明度の差ごとに設定した番号をそのまま用いることにする。つまり、明度0の前記長尺材10aには「0」、明度1の前記長尺材10bには「1」、明度2の前記長尺材10cには「2」、明度3の前記長尺材10dには「3」の番号を付与する。
これによって、例えば製造時や建築現場で、作業員が、各長尺材10a,10b,10c,10dの明度の差を容易に把握することができる。
続いて、該長尺材10a,10b,10c,10dを5本〜10本ごとにグループ化するとともに、このグループ内において、同一番号の長尺材10a,10b,10c,10d同士が、互いに隣り合わないように、かつ面材10の両端の双方に位置しないような並び順が記載された表を作成する。
なお、本実施の形態においては、前記面材10を構成する前記長尺材10a,10b,10c,10dの本数を10本とする。
また、前記表は、図1に示すような長尺材10a,10b,10c,10dの並び順を紙面やパソコンのディスプレイ等に出力したものである。
続いて、本実施の形態の面材10を構成する10本の長尺材10a,10b,10c,10dを、図1〜図5に示すように、表に記載された並び順に基づいて、同一番号の長尺材10a,10b,10c,10d同士が、互いに隣り合わないように、かつ面材10,20,30,40の両端の双方に位置しないように並設しながら、前記支持材12に取り付ける。これによって、前記面材10を構成できる。
これによって、前記複数の長尺材10a,10b,10c,10dを適度にばらけさせた状態の面材10とすることができる。さらに、前記表に記載された通りに前記長尺材10a,10b,10c,10dを並べ、これら長尺材10a,10b,10c,10dを前記支持材12に取り付けるだけで前記面材10を構成できるので、前記長尺材10a,10b,10c,10dを並べるのにデザイン感覚やセンス等を要求されることがなく、誰が並べても前記面材10を構成できるので、製造時や建築現場において、作業員が前記長尺材10a,10b,10c,10dを格段に並べやすくなり、何度でも考えずに前記面材10を構成する作業を実施できることとなる。
続いて、このような面材10を、前記所定の場所に、この所定の場所の必要面積に応じて繰り返すようにして設置する。すなわち、前記面材10は、この面材10の面方向に沿って縦・横・斜めに繰り返すように設置することができる。
このように、前記面材10を、前記所定の場所に、この所定の場所の必要面積に応じて繰り返すようにして設置するので、前記長尺材10a,10b,10c,10dの新たな並設パターン等を考える必要がない。これによって、前記所定の設置場所が広い面積であっても、遠くから見た場合の前記面材10に単調な印象を与えることを防ぎながら、前記面材10を容易に設置することができる。
次に、このような面材10の設置方法を採用した、面材10の設置構造について説明する。
すなわち、該面材10の設置構造は、図3〜図5に示すように、前記面材10を、外壁面の一部が他の外壁面14,16よりも室内側に後退するように形成されるとともに、互いに対向する二つの外壁面13a,13a、15a,15aと、これら二つの外壁面13a,13a、15a,15aに挟まれた中央外壁面13b,15bとからなる建物の凹部13,15に垂直に設置してなるものである。
また、前記凹部13,15を形成する外壁面13a,13a,13b、15a,15a,15bのいずれか一方の外壁面に開口部13c,15cが形成されている。
そして、前記面材10は、前記中央外壁面13b,15bに対向するように配置されるとともに、前記対向する二つの外壁面13a,13a、15a,15a間に架設されている。
なお、前記面材10は、前記凹部13,15の高さ方向に沿って複数並設されている。
本実施の形態では、前記開口部13c,15cは、前記中央外壁面13b,15bに形成されている。したがって、前記面材10は、この開口部13c,15cと対向して設けられている。
また、この開口部13c,15cの室内側には、図示はしないが、バルコニーが配設され、前記建物の壁には、このバルコニーに向かって開口する窓が形成されており、前記面材10が、前記凹部13,15に設置されない場合は、前記開口部13c,15cおよび窓を通じて、屋外から室内へと向かう視線を遮蔽できない造りとなっているが、このように前記面材10を前記凹部13,15に設けることで、この視線を遮蔽できるようになっている。つまり、前記凹部13,15に設けられる面材10は、目隠し壁10A,10Bとして用いられている。
また、前記面材10を構成する長尺材10a,10b,10c,10d同士を、図1に示すように、所定の間隔離間した状態で並設することで、これら長尺材10a,10b,10c,10d間の隙間から採光および通風が可能となるので、好ましい。
また、前記支持材12は、複数の桟材を縦横に枠状に組み立ててなるフレームであり、このフレーム12の表面に前記複数の長尺材10a,10b,10c,10dが取り付けられている。
なお、前記フレーム12は、1組の面材10ごとに、この1組の面材10に応じた大きさのものを用いるようにしてもよいし、複数組の面材10を一度に取り付けできるような大きさのものとしてもよい。
また、このフレーム12は、このフレーム12の両側端部に垂直に配置された縦桟材を前記二つの外壁面13a,13a、15a,15aに固定することによって、前記凹部13,15に設けられている。
このような面材10の設置構造であれば、目隠し壁10A,10Bである面材10を遠くから見た場合であっても、この面材10に単調な印象を与えることがないので、この面材10が設置される凹部13,15の付近や、延いては建物自体の外観性を向上させることができる。
(他の実施例1)
次に、上述の面材10の設置方法と同じ設置方法を適用して、複数の長尺材20a,20b,20c,20dを備える面材20を所定の設置面23に設置してなる面材20の設置構造について説明する。
前記所定の設置面23とは、例えば地面やバルコニーの床面等であり、略水平または若干の水勾配が設けられた状態となっている。本実施の形態の面材20は、図6に示すように、前記所定の設置面23の上方に水平に設置されている。
また、このような面材20は、前記所定の設置面23に、この所定の設置面23の必要面積に応じて水平方向に、かつ複数の長尺材20a,20b,20c,20d同士が長さ方向と直交する方向に並設するような方向に繰り返すようにして設置されている。
また、前記複数の長尺材20a,20b,20c,20dは床材として用いられており、本実施の形態では、以下のように明度の差を4種類とする。なお、明度0に近づくほど明るく、明度3に近づくほど暗く見えるように設定されている。
明度0=長尺材20a
明度1=長尺材20b
明度2=長尺材20c
明度3=長尺材20d
本実施の形態においては、前記面材20を構成する複数の長尺材20a,20b,20c,20dの本数を10本とし、前記面材10の場合と同様のパターンで並設するものとする。すなわち、図6中の右側から「明度1・明度3・明度1・明度3・明度0・明度1・明度3・明度2・明度0・明度2」と並設されている。
なお、本実施の形態の長尺材20a,20b,20c,20dは、上述の長尺材10a,10b,10c,10dとは異なる断面形状となっている。
また、これら長尺材20a,20b,20c,20dの端面は、図6に示すように、断面形状が露出する場合があるので、前記面材20を、前記長尺材20a,20b,20c,20dの端面が露出しないように納めたり、適宜、図示しないキャップ等を設けたりすることが望ましい。
前記支持材22は、前記複数の長尺材20a,20b,20c,20dの長さ方向と直交する方向に設けられるとともに、これら長尺材20a,20b,20c,20dを支持する大引き部材である。
また、この大引き部材22は前記所定の設置面23上に立設される支持脚24によって支持されている。すなわち、前記面材20は、デッキ床20Aとして用いられている。
さらに、前記支持脚24は高さ調節可能に設定されており、例えば水勾配が設けられた設置面23であっても、前記面材20を水平に支持できるようになっている。
また、この支持脚24は、前記設置面23上に敷設されたベースプレート24a上に立設されている。
このような面材20の設置構造によれば、前記複数の長尺材20a,20b,20c,20dは床材として用いられており、前記支持材22は前記所定の設置面23上に立設される支持脚24によって支持されているので、このデッキ床20Aである面材20を遠くから見た場合であっても、この面材20に単調な印象を与えることがないので、このデッキ床20A自体の外観性を向上させることができる。
(他の実施例2)
次に、上述の面材10の設置方法と同じ設置方法を適用して、複数の長尺材30a,30b,30c,30dを備える面材30をバルコニー33に設置してなる面材30の設置構造について説明する。
前記バルコニー33は、図7に示すように、建物の外壁から前方に張り出したものであり、前記面材30は、このようなバルコニー33の縁部に沿って垂直に設置されている。すなわち、前記バルコニー33における手摺壁33A,33B,33cとして用いられている。
ここで、前記バルコニー33は建物の外壁から前方に張り出しているので、このバルコニー33の外壁側の縁部以外の側縁部に前記面材30を設置する必要がある。つまり、複数の面材30を、前記バルコニー33の三方の縁部に沿って平面視凹字状に設置する必要がある。
前記複数の面材30を平面視凹字状に設置するには、図7に示すように、外壁側の縁部と平行するバルコニー33の縁部に面材30を立設することによって手摺壁3Aを構成し、コーナー部分および前記外壁側縁部と直交する方向の側縁部に、平面視L字状に形成された面材30を立設することによってL字手摺壁30B,30Cを構成することが好ましい。
このようなL字手摺壁30B,30Cを用いることによって、前記手摺壁30A,30B,30Cを構成する面材30の各長尺材30a,30b,30c,30d同士の端面が全て向き合うことになるので、端面が露出しないように納めたり、適宜、図示しないキャップ等を設けたりする必要がないという利点がある。
また、前記複数の長尺材30a,30b,30c,30dは、本実施の形態では、以下のように明度の差を4種類とする。なお、明度0に近づくほど明るく、明度3に近づくほど暗く見えるように設定されている。
明度0=長尺材30a
明度1=長尺材30b
明度2=長尺材30c
明度3=長尺材30d
本実施の形態においては、前記面材30を構成する複数の長尺材30a,30b,30c,30dの本数を10本とし、前記面材10の場合と同様のパターンで並設するものとする。すなわち、図7中の上方から「明度1・明度3・明度1・明度3・明度0・明度1・明度3・明度2・明度0・明度2」と並設されている。
なお、前記手摺壁30A,30B,30Cを構成する面材30を立設する際は、前記面材30を、前記バルコニー33の縁部に沿って所定の間隔をあけて立設される複数の支柱32の表面に取り付けることによって立設されている。
また、前記手摺壁30A,30B,30Cの上部には、これら手摺壁30A,30B,30Cの上面の長さ方向に沿って笠木34が設けられている。
(他の実施例3)
次に、上述の面材10の設置方法と同じ設置方法を適用して、複数の長尺材40a,40b,40c,40dを備える面材40を外壁43の開口部43aを覆うようにして設置してなる面材40の設置構造について説明する。
前記開口部43aには、図8に示すように、窓サッシ44が設けられている。前記面材40は、この窓サッシ44の室内側に設置されており、ブラインド40Aとして用いられている。このブラインド40Aは、複数の長尺材40a,40b,40c,40dをスラットとして用いるとともに、これら複数のスラット40a,40b,40c,40dを、支持材42である吊り紐で支持することによって構成されている。
また、前記面材40は、前記開口部43aの開口面積に応じて垂直方向に、かつ複数の長尺材40a,40b,40c,40d同士が長さ方向と直交する方向に並設するような方向に繰り返すようにして設置されている。
また、前記複数の長尺材40a,40b,40c,40dは、本実施の形態では、以下のように明度の差を4種類とする。なお、明度0に近づくほど明るく、明度3に近づくほど暗く見えるように設定されている。
明度0=長尺材40a
明度1=長尺材40b
明度2=長尺材40c
明度3=長尺材40d
本実施の形態においては、前記面材40を構成する複数の長尺材40a,40b,40c,40dの本数を10本とし、前記面材10の場合と同様のパターンで並設するものとする。すなわち、図8中の上方から「明度1・明度3・明度1・明度3・明度0・明度1・明度3・明度2・明度0・明度2」と並設されている。
また、前記複数の長尺材40a,40b,40c,40dは、図9に示すように、側断面視において扇形をなす筒状の部材であり、この長尺材40a,40b,40c,40dの内壁面に沿って、アルミニウム等の金属の押出材からなる芯材41が設けられている。つまり、ある程度の強度を持つ金属の芯材41の外周に、前記筒状の長尺材40a,40b,40c,40dが被せられた状態となっている。
したがって、前記長尺材40a,40b,40c,40dは、前記芯材41を含む一部材として、ある程度の強度を持った部材として扱うことができる。
なお、以上に挙げた実施例1〜3を含む本実施の形態では、各面材10,20,30,40を目隠し壁10Aやデッキ床20A、手摺壁30A,30B,30C、ブラインド40Aとして用いるものとしたが、これに限られるものではない。
その他にも、例えば柵・フェンスやガラリ等として用いることができる。
すなわち、本発明の面材10,20,30,40は、木粉と樹脂とを含む押出材を押出成形してなる同一断面の複数の長尺材10a〜10d,20a〜20d,30a〜30d,40a〜40dを、これら長尺材10a〜10d,20a〜20d,30a〜30d,40a〜40dの長さ方向と直交する方向に並設するようにして支持材12,22,32,42に取り付ける全ての場合に適用できるとともに、住宅等の建物のインテリア部品・エクステリア部品を含む建築用部材として用いられるものである。
本実施の形態によれば、前記複数の長尺材10a〜10d,20a〜20d,30a〜30d,40a〜40dは、木粉と樹脂とを含む押出材1を押出成形してなるので、全体に木粉が含まれた木質感のある長尺材10a〜10d,20a〜20d,30a〜30d,40a〜40dとすることができる。また、天然木を用いる場合に比して、押出方向において所望の長さに製造することができるとともに、断面を様々な形状に成形できる。
また、前記複数の長尺材10a〜10d,20a〜20d,30a〜30d,40a〜40dの彩色は、全て同一の色相に設定されるとともに、所定の本数ずつ、段階的に異なる明度に設定されており、これら複数の長尺材10a〜10d,20a〜20d,30a〜30d,40a〜40dは、同一の明度に設定された長尺材10a〜10d,20a〜20d,30a〜30d,40a〜40d同士が、互いに隣り合わないように配置されているので、同一の色相かつ異なる明度に設定された複数の長尺材10a〜10d,20a〜20d,30a〜30d,40a〜40d同士が、適度にばらけた状態で長さ方向と直交する方向に並設されることとなる。これによって、これら複数の長尺材10a〜10d,20a〜20d,30a〜30d,40a〜40dを遠くから見た場合であっても、従来とは異なり、単調な印象を与えることを確実に防ぐことができる。
また、このように単調な印象を与えることを防ぐことができるので、例えば様々な色の着色剤を用いて木目柄を際立たせたり、新たな押出成形技術の開発を行うなどの長尺材10a〜10d,20a〜20d,30a〜30d,40a〜40dの製造に係るコストの上昇を抑えることが可能となる。
本発明の面材および長尺材の並設パターンの一例を示す正面図である。 図1に示す面材を構成する長尺材の側断面図である。 図1に示す面材を適用した建物を示す斜視図である。 図3に示す建物の一部を示す斜視図である。 図3に示す建物の一部を示す斜視図である。 本発明の面材の設置構造の他の実施例を示す斜視図である。 本発明の面材の設置構造の他の実施例を示す斜視図である。 本発明の面材の設置構造の他の実施例を示す側断面図である。 図8に示す面材を構成する長尺材の側断面図である。 押出材を押出成形する押出成形機を示す概略図である。
符号の説明
1 押出材
2 ベース着色剤
3 黒色着色剤
10 面材
10a 長尺材
10b 長尺材
10c 長尺材
10d 長尺材
20 面材
30 面材
40 面材

Claims (6)

  1. 木粉と樹脂とを含む押出材を押出成形してなる同一断面の複数の長尺材を、これら長尺材の長さ方向と直交する方向に並設するようにして支持材に取り付けてなる面材であって、
    前記複数の長尺材の彩色は、全て同一の色相に設定されるとともに、所定の本数ずつ、段階的に異なる明度に設定されており、
    これら複数の長尺材は、同一の明度に設定された長尺材同士が、互いに隣り合わないように配置されていることを特徴とする面材。
  2. 請求項1に記載の面材において、
    前記複数の長尺材として、明度の差によって区別される3〜5種類のものが用いられていることを特徴とする面材。
  3. 請求項2に記載の面材において、
    前記複数の長尺材の明度の差は、所定の色相のベース着色剤に対して配合される黒色着色剤の比率に応じてそれぞれ調節されており、
    前記黒色着色剤は、前記ベース着色剤100gに対して0.0g〜4.0gの範囲で配合されていることを特徴とする面材。
  4. 請求項2または3に記載の面材を所定の場所に設置する面材の設置方法であって、
    前記長尺材に、明度の差ごとに異なる番号を付与し、
    該長尺材を5本〜10本ごとにグループ化するとともに、このグループ内において、同一番号の長尺材同士が、互いに隣り合わないように、かつ面材の両端の双方に位置しないような並び順が記載された表を作成し、
    この表に記載された並び順に基づいて、前記長尺材を、少なくとも1つ以上のグループごとに前記支持材に取り付けることによって前記面材を構成し、
    該面材を、前記所定の場所に、この所定の場所の必要面積に応じて繰り返すようにして設置することを特徴とする面材の設置方法。
  5. 請求項4に記載の面材の設置方法を採用して、前記面材を、外壁面の一部が他の外壁面よりも室内側に後退するように形成されるとともに、互いに対向する二つの外壁面と、これら二つの外壁面に挟まれた中央外壁面とからなる建物の凹部に垂直に設置してなる面材の設置構造であって、
    前記凹部を形成する外壁面のいずれか一方の外壁面に開口部が形成されており、
    前記面材は、前記中央外壁面に対向するように配置されるとともに、前記対向する二つの外壁面間に架設されていることを特徴とする面材の設置構造。
  6. 請求項4に記載の面材の設置方法を採用して、前記面材を、所定の設置面の上方に水平に設置してなる面材の設置構造であって、
    前記複数の長尺材は床材として用いられており、前記支持材は前記所定の設置面上に立設される支持脚によって支持されていることを特徴とする面材の設置構造。
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