JP5237757B2 - 可変断面押出用ダイス - Google Patents

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Description

この発明は、アルミニウム等の金属素材を用いた押出製品において押出方向に断面形状が変化する押出材を成形するための可変断面押出用ダイスに関する。
近年、乗用車などの各種車両の構成部品において、車体の軽量化やリサイクルの観点からアルミニウム合金製の部品が採用され、シャシー部材、車体部材などにアルミニウム押出材が採用されている。
一般的な押出加工は、一定のダイス孔を有したダイスを用いて押出成形するため、押出方向の全てにおいて同一断面形状の製品を得る工法となっている。
例えば、シャシー用のドアーフレームやフレームモールなどをアルミニウム押出材で加工しようとした場合、一定の断面形状で押出した後、曲げ加工、プレス、切削加工を施し所定の形状に製作される。
ドアーフレームやフレームモールなどは一定の断面形状や肉厚ではなく、剛性が必要な部分は厚肉にし、逆に軽量化したい部分は薄肉にしたり、フランジ幅を徐変したりした、断面形状の異なる製品が要求される。
従来の製造方法では、予め最も厚い部分の肉厚の断面形状で押出した押出材をプレス、切削加工等にて所定の断面形状に加工しているため、加工工数が多くかかるとともに、材料費が多くかかっていた。
特許文献1には、ダイスがスライドすることにより、スライド方向に断面形状が変化する成形方法が提案されている。
しかしながら、フレームモールなどは非対称断面で2方向以上の可変断面形状が要求され、従来の可変押出成形方法では、可変押出ダイス構造が複雑になるとともに、可変方向毎にスライドする駆動装置が必要となり、駆動装置が複雑になる問題があった。
特開平8−192221号公報
本発明は、1のダイスが一方向にスライドするだけで断面形状を2方向以上に可変可能な可変断面押出用ダイスの提供を目的とする。
本発明の技術的要旨は、金属材料の熱間押出成形に用いる押出用ダイスであって、駆動ダイスと、当該駆動ダイスの移動に伴って従動する従動ダイスを備え、駆動ダイスと従動ダイスとの組み合せにてダイス孔を形成するものであり、駆動ダイスは移動方向に対して所定の角度傾斜した傾斜面を有し、従動ダイスは前記駆動ダイスの傾斜面に接触していて、ダイスの中心に対して駆動ダイスの移動方向とは逆方向に従動ダイスが相対移動することで押出成形される押出材は複数の方向に断面形状が可変するものであることを特徴とする。
ここで、駆動ダイスとは外部に設けた駆動装置によって移動するダイスをいい、駆動ダイスがスライドすることにより、従動ダイスが連動してスライドすることになる。
駆動ダイスと従動ダイスとの連動、駆動ダイスの移動方向に対して所定の角度傾斜した傾斜面にて、駆動ダイスと従動ダイスとが相対接触移動する。
このようにすると、駆動装置を介して、例えば、駆動ダイスを金型の外側から中心方向にスライドすることにより、従動ダイスは中心方向から外側に逆方向にスライドされる。
すると、駆動ダイスと従動ダイスとの組み合せにてダイス孔を形成してあるので、駆動ダイスの移動と、従動ダイスの移動により2方向に断面形状が変化した押出材を得ることができる。
ここで、駆動ダイスと従動ダイスとの組み合せにてダイス孔を形成するとは、駆動ダイスも従動ダイスも押出材の形状に影響を与えるように、ダイスをセットすることをいい、駆動ダイス、従動ダイスの他にバックダイ、ベースダイ等の他のダイスと組み合わせてダイス孔を形成しても良い。
また、1つの駆動ダイスに対して複数の従動ダイスを有していてもよい。
本発明に係る押出ダイスにあっては、駆動ダイスの移動に対して、この駆動ダイスの移動方向とは異なる方向に従動ダイスが移動する方向に設定することで押出材の断面形状において、少なくとも2方向以上に断面形状を可変させることができる。
また、従来は、予め肉厚の厚い断面で押出した押出材を用いて、別工程で機械加工等にて製品に必要な断面形状を得ていたのに対して、本発明によれば、押出工程にて押出方向に外部形状を2方向に変化させるとともに、継ぎ目や段差を設けることなく押出方向に断面形状が変化する部材を成形することが可能となる。
本発明に係るダイス構造及び、このダイスを用いた押出材の製造例を以下図面に基づいて説明する。
図1に本発明に係る可変押出ダイスを用いた押出装置の構成例を模式的に示す。
コンテナ2にビレット(素材)3を挿入し、後方からプレスのステム1にて押し出す。
コンテナ2の前部にはダイセットを据え付けてある。
ダイセットはダイリング12にバックダイ4、可変ダイス5、バッカ6を一組にして嵌装してある。
図2に押出方向から見た可変ダイス5の正面配置図、図3に図面で左側を上にした押出方向断面図(断面線を省略してある)を示すように、可変ダイス5は、駆動ダイス5aと従動ダイス5bとからなる。
駆動ダイス5aは駆動装置7と連結しており、モーター8により駆動装置を介して駆動ダイス5aがスライドする。
符号10はモーター取付治具を示す。
駆動ダイス5aと従動ダイス5bはバッカ6により保持されており、駆動ダイス5aの移動により、従動ダイス5bが当該駆動ダイス5aに押されて移動する機構となっている。
本実施例では、駆動ダイス5aに移動方向(矢印9で示す)に対して45°の角度で設けた傾斜面5cを有し、この傾斜面に接触移動するように従動ダイス5bに傾斜面5dを設けてある。
図2(a)に示した駆動ダイス5aのスライド移動前から、図2(b)に示すように駆動ダイス5aをダイスの中心方向にスライドすることにより、従動ダイス5bは駆動ダイスの傾斜面5cに押され、ダイスの中心方向から逆方向にスライドさせられ、ダイス孔の形状がHからHに変化する。
駆動ダイスの傾斜面(スライド面)5cと従動ダイスの傾斜面(スライド面)5dを接触傾斜角度45°に設定すると面接触しており、駆動ダイス5aのスライド移動量と従動ダイス5bのスライド移動量は同じになるが、この傾斜面の角度は断面の変形方向と変形量に応じて設定することができる。
図3にて符号11は押出材を示す。
従動ダイス5bは、中心方向に移動するように付勢されていて、駆動ダイス5aが外側に移動すると従動ダイス5bが中心方向に復帰移動するようになっているのがよい。
図4に、上記方法で押出成形したL字断面形状の押出材サンプルを示す。
図4(a)に平面図、正面図及び側面図を示し、図4(b)に斜視図を示す。
外形寸法はA=20mm、B=15mm、C=15mm、D=20mm、肉厚=2〜4mmとなっている。
接触移動する傾斜面の角度を変えることによりL字断面形状の縦方向と横方向の2方向において、押出方向に変化量が異なる押出材を得ることもできる。
次に第2の実施例を説明する。
図5は逆T字断面形状の可変ダイスの断面図を示す。
駆動ダイス5eは駆動装置7と連結しており、モーター8により駆動装置を介して駆動ダイス5eがスライドする。
駆動ダイス5eと第1の従動ダイス5g、第2の従動ダイス5fはバッカ6により保持されており、駆動ダイス5eと連動して移動する機構となっている。
図5(a)は駆動ダイス5eのスライド移動前の断面図を示し、図5(b)に示すように駆動ダイス5eをダイスの中心方向にスライドすることにより、第1の従動ダイス5fと第2の従動ダイス5gはダイスの中心方向から逆方向にスライドする。
これにより、ダイス孔の形状がHからHに変化する。
駆動ダイス5eの傾斜面(スライド面)5hと第1の従動ダイス5fの傾斜面(スライド面)5i、第2の従動ダイス5gの傾斜面(スライド面)5kは面接触しており、スライド面の接触角度は45°で、駆動ダイス5eのスライド移動量と第1の従動ダイス、第2の従動ダイスのスライド移動量は同じ移動量となっている。
先の実施例と同様に接触面の傾斜角度を変えることにより逆T字断面形状の2方向において、押出方向に外部形状の変化量が異なる押出材が成形できる。
第2の実施例で得られた押出材の外観例を図6に示す。
押出装置の構成例を示す。 本発明に係る押出用ダイスの駆動ダイスと従動ダイスの位置関係を示す。 押出方向断面から見た駆動ダイスと従動ダイスの位置関係を示す。 L字形の押出材を製造した例を示す。 T字型断面押出用のダイス構造例を示す。 T字形の押出材を製造した例を示す。
符号の説明
1 ステム
2 コンテナ
3 ビレット
4 バックダイ
5 可変ダイス
5a 駆動ダイス
5b 従動ダイス
5e 駆動ダイス(逆T字断面)
5f 第1の従動ダイス
5g 第2の従動ダイス
6 バッカ
7 駆動装置
8 モーター
9 移動方向
10 モーター取り付け治具
11 押出形材

Claims (2)

  1. 金属材料の熱間押出成形に用いる押出用ダイスであって、
    駆動ダイスと、当該駆動ダイスの移動に伴って従動する従動ダイスを備え、
    駆動ダイスと従動ダイスとの組み合せにてダイス孔を形成するものであり、駆動ダイスは移動方向に対して所定の角度傾斜した傾斜面を有し、
    従動ダイスは前記駆動ダイスの傾斜面に接触していて、
    ダイスの中心に対して駆動ダイスの移動方向とは逆方向に従動ダイスが相対移動することで押出成形される押出材は複数の方向に断面形状が可変するものであることを特徴とする可変断面押出用ダイス。
  2. 1つの駆動ダイスに対して複数の従動ダイスを有していることを特徴とする請求項記載の可変断面押出用ダイス。
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