JP5237280B2 - 外科手術用開創器の固定装置 - Google Patents

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Description

本発明は、(a)長手方向の軸線に沿って延び、手術台に装着されるように構成されたフレームセットに、外科手術用開創器の固定装置を着脱可能に固定するように構成されたクランプ本体と、(b)クランプ本体に取着された回転本体と、を具備し、(c)回転本体は、回転軸線を中心として回動可能であり、また、(d)回転本体は、外科手術用開創器を固定するように構成された固定部材を有する、外科手術用開創器の固定装置に関する。第2の態様に係われば、本発明は、外科手術の場面で組織(structure)を開創する方法に関する。
元々、外科手術用開創器は、外科手術の処置の間、切開口を開いた状態で維持するために使用され、複数の曲がったフィンガー部を有し、手で把持される器具に制限されていた。外科医又はアシスタントが、切開口の縁に沿って、外科手術用開創器のフィンガー部を留めて、外科医が体内の組織にアクセスすることができるように、切開口を開いた状態で維持するための張力を加えていた。
最近約20年間では、開創器を絶えず維持する外科医又はアシスタントの必要なく開創が果され得るように、手術台又は他の構造体に取着される外科手術用開創器が発達してきている。
一般的には、台のレールポストが、外科手術用開創器システムの基礎となる。これは、開創器具や他の外科手術用器具が取着されることが可能で、フレームセットや他の器具(hardware)のためのアンカーを与える。可変形状の開創器のフィンガー部を有する様々な開創器具が、外科手術の切開口を開いた状態で維持するように、即ち解剖組織(anatomical structure)を外側方向に移動させるように、外科手術において外科医を補助するために使用される。一般的には、現在入手可能な外科手術用開創器システムは、このような開創器システムの様々な部材を所定の位置にロックするように、カム機構、又は場合によってはねじクランプを使用する。
現在入手可能な外科手術用開創器システムは、一般的には、丸いストックの開創器システムと、平らなストックの開創器システムとを含む。平らなストックの開創器システムは、このようなシステムの様々な構成部材が、互いに接続されるようにほぼ直角で連結されなければならないので、直線形状による制限を受ける。従って、平らなストックが組み合わされることが可能な向きは、制限される。
丸いストックの開創器システムは、一般的には、異なる角度で様々な開創器システムの構成部材を互いに接続することができ、このシステムの丸いストックの部分が、構成部材を互いに関連して回転させて、構成部材を締めることができるので、好ましい。
様々なロッド形状の部分を有する丸いストックの開創器システムは、初めは、ねじ留めタイプのクランプによって、互いに接続されていた。ねじ留めタイプのクランプが使用されたとき、ねじクランプは、開創器システムの円筒形の部材を変形させがちであることが明らかとなった。さらに、ねじが切られたクランプのねじは、疲労したり落下したりしがちであった。さらに、セッティングの際、開創器システムの部分を位置決めして互いに接続するとき、しばしば両手を必要としたり、両手に加えて、システムを組立てるためのアシスタントを必要とする可能性があったりした。所定の時間の間、ねじクランプ接続システムからカムロックへと、又はセンターロック接続システム全体へと、シフトが生じる。
カムロックシステムは、一般的には、互いに接続された2つのクランプを有する。これらクランプは、ロッド形状の開創器システムの構成部材を把持するように構成されており、回転の際、互いに関連して調節されることができる。一方のロッド形状の構成部材は、各クランプで把持される。互いに接続された2つのクランプは、レバーのようなアクチュエータ等によって駆動されて、2つのクランプを2つのロッド形状の部材にロックし、同時に、回転の際、互いに関連して2つのクランプをロックする。この構成の効果は、クランプが解放されたとき、再び締められる前に、完全に再位置決めされて再アライメントされる必要があるとき、クランプが、相対的な回転の際と同様に、ロッド形状の両部材から完全に解放されることである。
外科手術用開創器システムは、生きた組織(living tissue)を操作するために使用される。生きた組織は、時間が長すぎると、圧力が加わることによって損傷する可能性がある。それ故、機械的な開創器が使用される外科手術の処置の間、この開創器が、断続的に緩められることが好ましい。即ち、組織の低酸素状態や起こり得る壊死状態を防ぐために、組織への血液の流れを増加させるように、開創器に対する張力が小さくされることが好ましい。この必要性は、現在の開創器システムの制限に加えて、外科手術チームにジレンマを生じさせる。外科手術チームは、外科手術用開創器システムを断続的に分離することができるが、このシステムに再接続するために、各々の外科手術用開創器を完全に調節する必要がある。代わって、外科手術チームは、長時間、所定の張力の下で生きた組織を開創した状態にし、組織が開創されて損傷又は壊死する危険性に晒されている。再調整に時間がかかったり扱いにくかったり、又は再調整が解剖組織の入念に位置決めされた関係を変えてしまうならば、外科手術チームのメンバーは、開創器システムを分離して再調整したがらない。
他の問題は、現在の丸いストックの外科手術用開創器システムに関する以下の事実から生じる。一般的には、外科医が、所定の角度で開創のための張力を与えるように、開創器を設けることが好ましい。外科医は、一方の側に開創器を移動させるように、このようなアプローチを好む。ここで、外科医は、開創器が外科医の動きに関係しないように、作業をしなければならない。外科手術用開創器がずれた(offset)とき、開創器がロッド形状の部材の長軸線に対して完全に真っ直ぐに引っ張るように、開創器の位置決めをすることは、しばしば困難である。これは、開創器システムの円筒形状又はロッド形状の部材に取着されたクランプに、トーション力、又は回転力を加える。この力は、開創システムのクランプが回転するように、ロッドを中心とした滑動を生じがちである。この問題に対する通常の解決策は、ロッド形状の部材に設けられたクランプをかなり締めることである。不運にも、所定の点を超えて締められたとき、クランプは、ロッド形状の部材の変形、又は摩損を生じる傾向にあり、将来的な耐用年数のためにシステムを調節することを困難にしてしまう。
現在入手可能な開創器システムで生じる他の問題は、開創器が現在のクランプによりシステムに固定されたとき、連結された構成部材が全ての軸線に対して移動しないように固定されるように、これら構成部材の間に生じる連結部が完全にロックされることである。通例、外科医又はアシスタントによって、所定の動きに対して、開創器を増加又は再調節する必要がある。開創器を調節することは、外科医又はアシスタントが、開創器を保持しているクランプを緩めて、開創器を再配置して、クランプを再設定しなければならないことを意味している。従来技術のクランプは、2つのロッドから完全に解放され、同時に回転するので、システムを再アライメントして再び締めるために、少なくとも両手が必要とされる。これは、かなり扱いにくい可能性がある。なぜならば、所定の時間、開創器に対する張力が減少され、このように張力が減少されたとき、組織が、好ましくないように移動する可能性があるからである。
本発明の技術的問題は、上述の欠点の少なくともいくつかを低減することである。
本発明は、請求項1の特徴部分を有する外科手術用開創器の固定装置を用いて問題を解決する。第2の態様に係われば、本発明は、外科手術の場面で組織を開創する方法を用いて問題を解決する。この方法は、(i)フレームセットが取着されたアンカー部材を手術台に装着する工程と、(ii)本発明に係る外科手術用開創器の固定装置をフレームセットに取着する工程と、(iii)人間又は動物の患者に、外科手術用開創器を配置する工程と、(iv)外科手術用開創器の固定装置をフレームセットに固定する工程と、(v)外科手術用開創器が、患者の組織又は器官を開創するように、外科手術用開創器を移動させる工程と、を具備する。
本発明の外科手術用開創器のアセンブリは、解剖組織の開創を果すように、手術台のレール又は手術台に固定されるように構成されている。外科手術用開創器システムは、一般的には、開創器を含み、回転本体に取着されることができる。さらに、回転本体は、クランプ本体部分に取着され、続いて、アーム又は他の構造体を形成しているフレームセットに取着されることができ、さらに、固定部材によって手術台に取着されることができる。
本発明の一態様では、本発明の開創器は、一般的には、シャフトに取着され、開創器の折れ曲がったフィンガー部を有するような、代表的な構造である。シャフトは、大径部分と、小径部分とを有することができる。また、回転本体は、クランプ本体に対して回転可能に取着可能である。
本発明の一実施の形態では、回転本体は、ほぼ円筒形の構造体であり、約120°又は水平に180°の回動が可能である。この回転本体は、一端部で枢動可能に取着された結合プレートを囲んでいる、又は支持している。結合プレートは、開創器の大径部分よりもわずかに大きくサイズが設定された結合用のアパチャを有する。さらに、回転本体は、回転本体に開創器の大径部分の通路を与えるように、結合用のアパチャとほぼアライメントされた開口を有する。この結合プレートは、自由に移動可能な位置から枢動可能であり、ここで、結合プレートは、ロック位置では、開創器のシャフトに対して小さな鋭角であり、また、結合プレートは、開創器のシャフトに対して大きな鋭角であるように枢動される。かくして、この結合プレートは、一方向に移動するのを防ぐように、開創器のシャフトを結合用のアパチャに結合する。かくして、開創器のシャフトは、開創を大きくするために第1の方向に引っ張られることができるように、結合プレートによって取着される。しかし、反対の第2の方向に移動されたとき、開創器に対する張力に耐えるように、自動的に摩擦によりロックされるであろう。
回転本体は、結合プレートに動作可能に接続された解放ボタンのような解放部材を有することができる。これは、オペレータが、開創器のシャフトと係合する鋭角から自由移動位置へと、結合プレートの移動させるように、解放ボタンを押すことを可能にする。かくして、開創力(retraction force)は、外科手術用開創器システム内で他の構造体を解放する必要なく、調整されることができる。解放ボタンは、ばね又は他の付勢部材によって、結合プレートのロック位置に向かって付勢されることができる。この構成は、結合プレートが不意に滑動しないように、付勢力がこの結合プレートに絶えず加えられることを確実にする。
本発明のクランプ本体は、一般的には、可撓性顎部と、固定顎部と、回転本体のレシーバとを有する。このクランプ本体部分は、金属又は他の剛性材料でできたほぼ一体構造であることができる。さらに、クランプ本体は、ステンレス鋼のような材料でできていることができる。このクランプ本体は、第1の円筒ボアと、第2の円筒ボアとを規定しており、これらは、クランプ本体内に第1及び第2のピストンを受けるようにサイズが設定されている。これら第1の円筒ボア及び第2の円筒ボアは、本発明の一態様では、ほぼ同軸方向に配置されている。第1の円筒ボアは、第1の円筒ボア内に配置された第1のピストンが、可撓性顎部を押圧するように、クランプの可撓性顎部と連通している。また、第2の円筒ボアは、回転本体を受けるように寸法が設定された本体内の回転本体のキャビティと連通している。本発明の一態様では、第2のピストンがこのグルーブを押圧することができるように、回転本体は、この回転本体の外側の周縁部にグループを有する。一実施の形態では、このグルーブは、回転本体が回転軸線を中心として回動を果すように、適切な周の長さである。回転本体は、0ないし230°の範囲の回動可能な角度で回動可能である。また、回動角を0ないし180°に制限することが効果的である。この場合、開創器が誤った側面から開創器に挿入されることが防がれる。
回転本体は、この回転本体の底部から延びた三日月形状の延長部を有することができる。この延長部は、回転本体のキャビティに受けられることができる。この実施の形態では、第2のピストンが、回転本体のキャビティを通って出て、三日月形状の延長部の凹状側面を押圧するように、サイズが設定されている。また、このクランプ本体部分の本体は、カム支持用のキャビティを規定している。このカム支持用のキャビティは、小径部分と、大径部分とを有する。カム支持用のキャビティは、第1及び第2の円筒ボアの両方と連通している。本発明の一実施の形態では、カム支持用のキャビティは、第1及び第2の円筒ボアに対してほぼ垂直である。
また、本発明は、カム機構を有することができる。このカム機構は、一般的には、ロックレバーのようなハンドルと、カムシャフトとを有する。このハンドルは、ハンドルが所定の位置から移動されることが可能であるようなカムシャフトに、枢動可能に装着されることができる。このハンドルは、カムシャフトにほぼ直角である所定の位置に対して、カムシャフトにほぼ平行である。このハンドルは、カムシャフトに直交して固定されるように装着されることもできる。どちらの場合も、ハンドルは、カムシャフトの回転軸線にほぼ垂直であるように、配置される、又は配置可能である。
カムシャフトは、一般的には、小さな車軸部分と、二重カムと、大きな車軸部分と、部分的な錘形部分とを有する。この小さな車軸部分は、カム支持用のキャビティの小径部分に回転可能に受けられるように、寸法が設定されている。この大きな車軸部分は、カム支持用のキャビティの大径部分に受けられるように、寸法が設定されている。
二重カムは、一般的には、第1のカムローブと、第2のカムローブとを有する。これらは、約180°異なる向きで配置されることができる。二重カム部分は、差動カムを有することができ、作動カムでは、一方のカムのローブが、他のカムのローブよりも高いリフトを有することができる。
カム機構がカム支持用のキャビティに挿入されたとき、2つのカムのローブの各々が、第1及び第2のピストンの一方を押圧する。本発明の一態様では、カム機構の回転は、これらカムのローブが、反対方向に2つのピストンに力を加えるようにする。第1のピストンは、クランプ部分の顎部を押圧し、ピストンが進んだとき、可撓性顎部が固定顎部に向かって移動するように、かくして、外科手術用レールシステムの円筒形の構造体にクランプを取着することが可能な締付け力を与える。
第2のピストンは、回転本体に向かって移動される。回転本体の実施の形態に応じて、ピストンは、周囲のグルーブ、又は三日月形状の延長部の凹状側面を押圧する。第2のピストンに加えられた力が、回転本体のキャビティの内部で回転本体に加えられ、かくして、カム機構が動作されたとき、所定の向きで、回転本体を摩擦によりロックする。
従って、カム機構が動作されると、このカム機構は、外科手術用開創器の支持部の円筒形の構造体にクランプ部分を取着し、クランプ本体部分の本体に対して、所定の回転方向に回転本体をロックする。回転本体に対する開創器の調節は、カム機構の動作から独立していることが注意されなければならない。
代わりの実施の形態に係われば、クランプ本体は、フレームセットを少なくとも部分的に囲むための開口を有することができる。この開口は、開口方向に開いており、また、クランプ本体は、ロック装置を有する。このロック装置は、フレームセットと係合するように構成され、かくしてクランプ本体をフレームセットに固定するように構成されたロックロッドと、このロックロッドを駆動するように構成されたロックレバーと、を固定する。このロックレバーは、ロックレバーの旋回軸線を中心として旋回可能である。また、ロックレバーの旋回軸線は、フレームの長手方向の軸線及び開口方向にほぼ垂直である。これは、外科医が、フレームセットに固定した後で、フレームセットに対して所定の方向にまず調節して、外科手術用開創器を固定することができる、という効果を奏する。
開創器が、この開創器の開口及び結合プレートの結合用のアパチャを通って回転本体に挿入されたとき、回転本体内に位置されたばねは、開創器のシャフトに対して鋭角でロックする向きに、結合プレートを付勢する。かくして、この開創器は、回転本体に対して第1の方向へと容易に移動され、また、反対の方向に対してロックされる、即ち動かないようにされることができる。このようにして、開創器は、開創力を加えるように、患者から離れて引っ張られることができる。開創力は、開創器を回転本体内にさらに押すことによって容易に増加させることができる。さらに、開創力は、プッシュボタン解放部を押圧し、かくして開創器のシャフトにほぼ垂直な向きに結合プレートを移動させることによって、減少させることができる。必要であれば、開創器のシャフトが、両方向に移動されることができる。解放ボタンを解放することによって、回転本体に対して開創器のシャフトを直ちにロックする。
図1は、本発明に係る外科手術用開創器システムの斜視図である。 図2は、本発明に係る開創器と回転本体との底面の平面図である。 図3は、本発明に係る開創器と回転本体との概略的な底面の平面図である。 図4は、本発明の一実施の形態の概略的な断面図である。 図5は、本発明の他の実施の形態の概略的な断面図である。 図6は、本発明のさらなる他の実施の形態の概略的な断面図である。 図7aは、本発明のさらなる他の実施の形態の概略的な断面図である。 図7bは、本発明のさらなる他の実施の形態の概略的な断面図である。 図8は、本発明のさらなる他の実施の形態の概略的な断面図である。 図9は、本発明に係る外科手術用開創器のアセンブリを示している。
以下では、本発明の好ましい実施の形態が説明される。
図1ないし図4を参照して、外科手術用開創器の固定装置10は、一般的に、開創器12と、回転本体14と、クランプ本体16とを有する。このクランプ本体16は、カム機構18を含むロック装置を有する。
図1を参照して、前記開創器12は、フィンガー部20と、シャフト22とを有する。開創器12は、一般的には、チタン又はステンレス鋼のような金属(blocompatible metal)でできているが、他の材料が使用されても良い。前記フィンガー部20は、折り曲げられており、これはほぼ通常の構造である。前記シャフト22は、小径の部分24と、大径部分26とを有する。フィンガー部20と、小径の部分24と、大径部分26とは、溶接、又は従来技術において知られた他の技術によって接合されることができる。また、前記回転本体14は、回転軸線Aを中心として、回動角αだけ回動することができる。
図3を参照して、前記回転本体14は、シリンダ28と、キャップ30と、結合プレートのアセンブリ32とを有する。このシリンダ28は、結合プレートのアセンブリ32と連結し、この結合プレートのアセンブリを囲んでいる。前記キャップ30は、好ましくは、シリンダ28の上部34を塞いでいる。前記回転本体14は、この回転本体の全長に亘って円筒形である必要はないが、この回転本体14のうち、クランプ本体16と接続している部分は、円筒形であることが好ましい。前記シリンダ28は、シャフト用の孔36により貫通されている。シャフト用の孔36は、円柱状のシャフト22の前記大径部分26よりもわずかに大きいようにサイズが設定されている。このシリンダ28は、解放開口と、ピボット用の孔と、ピン用の孔とにより貫通されていても良い。
図3に示されるように、前記結合プレートのアセンブリ32は、一般的に、結合プレート56と、解放ボタン58と、ピボット60とを有する。この結合プレート56は、結合用のアパチャ66を規定しているほぼ平らなプレート状の構造体である。この結合用のアパチャ66は、シャフト22の前記大径の部分26よりもわずかに大きいようにサイズが設定されている。前記結合用のアパチャ66の内周面と結合プレート56の両側面とは、図示のように直交している。この結果、アパチャ66の両端縁は、鋭くなっている。この結果、図示の状態では、シャフト22は、結合プレート56にロックされている。前記解放ボタン58は、シリンダ28の外周壁に形成されたプッシュボタン用のアパチャ64を貫通してシリンダ28中に突出している。また、この解放ボタン58の突出端は、圧縮可能なばね70のような付勢部材68と係合している。前記ピボット60は、結合プレート56をシリンダ28に枢動可能に接続している。このピボット60は、多くの形態を取ることができる。本発明の一実施の形態では、ピボット60は、ピボットのシャフト72と、ピン74とを有する。
さらに図3を参照して、前記クランプ本体16は、一般的に、本体76を有する。本発明の一態様では、この本体76は、単一の構成材料でできた一体構造であることができる。この本体76は、一般的には、クランプ部分78と、カム部分80と、回転本体との接続部分82とを規定している。また、この本体76は、第1の円筒ボア84と、第2の円筒ボア86と、カム支持用のキャビティ88とを規定している。これら第1の円筒ボア84及び第2の円筒ボア86は、カム支持用のキャビティ88と連通している。また、第1の円筒ボア84は、前記クランプ部分78とも連通している。
前記クランプ部分78は、図3に示されるように、可撓性顎部90と、固定顎部92とを有する。このクランプ部分78は、開口方向Dを有し、フレームセット93が開口方向Dに挿入されたとき、このフレームセットの長手方向の軸線Lに沿って延びた外科手術用の円筒形のフレームセット93を把持するように、サイズが設定されている。前記可撓性顎部90は、例えば、図示されるようなクランプ部分を切欠することによって形成されることができる。第2の円筒ボア86は、回転本体のキャビティ94と連通している。また、回転本体のキャビティ94は、排出孔96と連通することができる。
前記カム支持用のキャビティ88は、一般的には、カムシャフトと大径部分とに対するベアリングとして機能する小径の部分を規定している。前記カム機構18は、第1のピストン106(第2の接続ロッド)と、第2のピストン108(第1の接続ロッド)とにより構成されたロックロッドを有する。これらピストンは、ハンドル102に取着されたカム(図示されない)により駆動される。
ハンドル102は、カムシャフトに固定可能に、又は枢動可能に装着されることができる。枢動可能に装着されたとき、このハンドル102は、カムシャフトの長軸線にほぼ垂直なロックレバーの旋回軸線Sを中心として旋回する。カムシャフトは、小さな車軸と、大きな車軸と、二重カムとを規定している。この二重カムは、一般的には、第1のカムと、第2のカムとを有する。これら第1のカムと第2のカムとは、互いにほぼ180°の向きであるが、他の向きであっても良い。また、カムシャフトは、差動カムを含んでいても良い。差動カムでは、第1のカムは、第2のカムとは異なるリフトを有する。また、カムシャフトは、部分的な錘形部分を規定することもできる。前記第1のピストン106は、第1の円筒ボア84内を移動する。また、第2のピストン108は、第2の円筒ボア86内を移動する。カムシャフトは、カム支持用のキャビティ88に嵌合する。
なおも図3を参照して、動作中、カムシャフトが回転されたとき、第1のカムは、前記第1のピストン106を押圧し、かくして、前記可撓性顎部90を押圧し、固定顎部92に向かって可撓性顎部90に力を加え、可撓性顎部90及び固定顎部92内に配置された円筒形の外科手術用開創器の支持構造体(フレームセット)93をクランプする。同時に、このカムシャフトの回転は、第2のカムに第2のピストン108を押圧し、かくして、シリンダ28の所定の部分を押圧する。本発明の一実施の形態では、第2のピストン108が、シリンダ28のグルーブを押圧して、回転本体のキャビティ94の内部に対して、シリンダ28に力を加えて、回転本体14がクランプ本体16と関連して回転しないようにロックする。
前記開創器12は、シャフト用の孔36を通って、さらに、結合プレート56の結合用のアパチャ66を通って、回転本体14に挿入されている。ばね70、又は他の付勢部材68による結合プレート56の付勢は、開創器12のシャフト22の長軸線に対して、鋭角dで、所定の位置へと、結合プレート56に力を加える傾向がある。これは、開創器12のシャフト22が、第1の方向d1へと、摩擦抵抗により相対的に自由に移動されることを可能にし、一方、第2の方向d2への移動に関して、シャフト22をロックする。これは、回転本体14又はクランプ部分78のロックを解放する必要なく、構造体全体に対する開創張力(retraction tension)を増加させるように、開創器12を容易に調節可能にする。
開創器12に対する開創張力を弱めることが好ましいならば、オペレータは、解放ボタン58を押す。この結果、解放ボタン58は、ばね70を押圧すると供に、前記結合プレート56をピボット60を中心として反時計方向に回動させる。この結果、前記角度dは、大きくなり、最終的にはほぼ90度となる。即ち、結合プレート56は、シヤフト22にほぼ直交する位置に回動される。この結果、シャフト22は、結合プレート56とのロックが解除され、これにより、開創器12の両方向(d1並びにd2の方向)への移動が可能となる。解放ボタン58の押圧が解放されるとすぐに、ばね70の復元力により結合プレート56は時計方向に回動されて、開創器12は、再びロックされる
図4に示すように、他の実施の形態では、クランプ本体16は、一般的には、クランプ部材78と、回転本体14との接続部分82と、ロックレバー部分124とを有する。これらクランプ部分78と回転本体との接続部分82とは、上述とほぼ同じである。また、ロックレバー部分124は、一般的には、接続ロッド126と、ロックレバー128とを有する。この実施の形態では、クランプ本体16は、接続ロッドの通路130と、ロックレバーヨーク132とを規定している。
前記ロックレバー128は、一般的には、エキセン134と、ノッチ136と、ハンドル138と、シャフト140とを有する。このシャフト140は、エキセン134とハンドル138とが、シャフト140を中心として回転して、ロックレバーの旋回軸線Sを規定するように、ロックレバーヨーク132に支持されている。ハンドル138が回転されるのに従って、エキセン134は、回転本体14に接触しないように、ベアリングと回転本体14との間で移動される。本発明のこの態様では、回転本体14は、前記可撓性顎部90の近くの回転本体のキャビティ94内でわずかに自由に移動される。
前記エキセン134が、回転本体14を押圧するようにシャフト140を中心として回転されたとき、この回転本体は、回転本体のキャビティ94内で可撓性顎部90に向かって移動されて、接続ロッド126を押圧し、代わって、可撓性顎部90を押圧して、固定顎部92に向かって可撓性顎部90を移動させる。
図5並びに図6には、外科手術用開創器の固定装置の他の実施の形態が示される。この実施の形態では、再び、クランプ本体16は、クランプ部分78と回転本体14との接続部分82とを有する上述の実施の形態とほぼ同じである。この実施の形態では、クランプ本体16は、第1の接続ロッドの通路142と、第2の接続ロッドの通路144と規定している。この第1の接続ロッド通路142は、ロックレバーヨーク132と回転本体14のキャビティ94との間で連通している。また、第2の接続ロッド通路144は、回転本体のキャビティ94と可撓性顎部90との間で連通している。この実施の形態は、ロックロッドを構成している第1の接続ロッド146と、第2の接続ロッド148とを有する。第1の接続ロッド146は、第1の接続ロッドの通路142内に摺動可能に配置されている。また、第2の接続ロッド148は、第2の接続ロッドの通路144内に配置されている。
本発明のこの実施の形態では、動作中、ロックレバー128がシャフト140を中心としてエキセン134を回転させるように回転されたとき、このエキセン134が、可撓性顎部90に向かって力を加えるように、前記接続ロッド152を押圧する。この接続ロッド152が移動するのに従って、接続ロッド152の外周のほぼ中央部に形成された切欠部分154の後端面が、回転本体14を押圧して、回転本体14を摩擦により所定の位置に固定する。同時に、前記接続ロッド152は、可撓性顎部90を押圧して、固定顎部92に向かって可撓性顎部90に力を加えて動かす。従って、ロックレバー128の回動により、回転本体14と可撓性顎部90との両者が締め付けられる
図5、図6、図7a並びに図7bを参照して、クランプ本体16は、切欠部付きの接続ロッド(ロックロッド)152の通路150を規定している。切部付き接続ロッドの通路150は、ロックレバーヨーク132と可撓性顎部90との間で連通しており、一方、回転本体のキャビティ94を部分的に通る。また、前記接続ロッド152が、接続ロッドの通路150に摺動可能に配置されている。
本発明のこの実施の形態では、動作中、ロックレバー128がシャフト140を中心としてエキセン134を回転させるように回転されたとき、このエキセン134が、可撓性顎部90に向かって力を加えるように、切欠接続ロッド152を押圧する。この切欠接続ロッド152が移動するのに従って、切欠接続ロッド152の切欠部分154が、回転本体14を押圧して、回転本体14を摩擦により所定の位置に取着する。同時に、切欠接続ロッド152は、可撓性顎部90を押圧して、固定顎部92に向かって可撓性顎部90に力を加える。従って、ロックレバー128の動作は、同時に、回転本体14と可撓性顎部90とを締める。
注目すべきは、上述の3つの実施の形態は、前記ロックレバー128と開創器12との間の全ての接触を取り除く。従って、回転本体14に配置された開創器12が、このロックレバー128によって、機械的な障害なく360°回転させる。これは、外科手術用レール、又はフレームに対して開創器の位置を自由にすることが可能であるという点で、明らかに効果的である。代わって、構成部材を制限する回動が、回転本体14の回動角α(図1参照)を制限するように設けられることができる。
図7a並びに図7bは、本発明の他の実施の形態を示している。同様の部材が、上述の図のように参照される。
図8を参照して、外科手術用開創器の固定装置10のクランプ本体16は、第1のクランプ本体部分16.1と、第2のクランプ本体部分16.2とを有する。これらは、例えばねじ(図示されない)によって、互いに接合されている。第1の接続ロッド146は、例えばばねである弾性部材154を有する。ばね154は、半円部材156に取着されている。この半円部材156は、回転本体14円形ノッチ158内に配置されている。ハンドル138が第1の位置P1から第2の位置P2に移動されたとき、エキセン134が、第1の接続ロッド146に対して押圧し、回転本体14に対して、ばね154と半円部材156とを付勢する。この結果、円形部材156と回転本体14との間の摩擦により、回転本体14は、第2のクランプ本体部分16.2に固定(pre-fixed)される。同時に、回転本体14は、第2の接続ロッド148に十分に弱い力を加える。この結果、クランプ本体16は、フレームセットの長手方向の軸線Lの方向に、フレームセット93に沿ってなおも移動されることができる。
ハンドル138が位置P2から位置P3に移動されたとき、ばね154により加えられる圧力は、回転本体14をクランプ本体16.2へと、さらに、クランプ本体16.2をフレームセット93へと、締めるのに十分である。
図9は、フレームセット93と、フレームセット93を手術台(図示されない)に固定するためのアンカー部材162とを有する外科手術用開創器のアセンブリ160を示している。外科手術用開創器システム164.1、164.2、164.3並びに164.4が、このフレームセット93に取着されている。これら外科手術用開創器システム164の各々は、外科手術用開創器の固定装置10と、外科手術用開創器12とを有する。
外科手術の場面では、患者は、図示されない手術台に載せられ、アンカー部材162が、手術台に装着される。そして、外科手術用開創器の固定装置が、フレームセット93に取着され、外科医によって、人間又は動物の患者に配置される。この外科手術用開創器の固定装置10は、夫々の開創器が、切開口、即ち開いた傷口内に位置されるように、フレームセットに固定される。そして、切開口を開いた状態で維持するために、外科手術用開創器が、夫々の組織又は器官を開創するように移動される。
10…外科手術用開創器の固定装置、12…開創器、14…回転本体、16…クランプ本体、18…カム機構、20…フィンガー部、22…シャフト、24…小径部分、26…大径部分、28…シリンダ、30…キャップ、32…結合プレートのアセンブリ、34…(シリンダ28の)上部、36…シャフト用の孔、38…解放開口、40…ピボット用の孔、42…ピン用の孔、56…結合プレート、58…解放ボタン、60…ピボット、62…ピン用のノッチ、64…プッシュボタン用のアパチャ、66…結合用のアパチャ、68…付勢部材、70…ばね、72…枢動シャフト、74…ピン、76…本体、78…クランプ部分、80…カム部分、82…回転本体との接続部分、84…第1の円筒ボア、86…第2の円筒ボア、88…カム支持用のキャビティ、90…可撓性顎部、92…固定顎部、93…フレームセット、94…回転本体のキャビティ、96…排出孔、102…ハンドル、106…第1のピストン、108…第2のピストン、122…部分的な錘形部分、124…ロックレバー部分、126…接続ロッド、128…ロックレバー、130…接続ロッドの通路、132…ロックレバーヨーク、134…エキセン、136…ノッチ、138…ハンドル、140…シャフト、142…第1の接続ロッドの通路、144…ロッド通路、146…第1の接続ロッド、148…第2の接続ロッド、150…接続ロッドの通路、152…接続ロッド、154…弾性部材、156…半円部材、158…円形ノッチ、160…外科手術用開創器のアセンブリ、162…アンカー部材、164…外科手術用開創器システム、α…回動角、A…回転軸線、D…開口方向、L…フレームセットの長手方向の軸線、S…ロックレバーの旋回軸線。

Claims (9)

  1. (a) 長手方向の軸線(L)に沿って延び、手術台に装着されるように構成されたフレームセット(93)に、外科手術用開創器の固定装置(10)を着脱可能に固定するように構成されたクランプ本体(16)と、
    (b) このクランプ本体(16)に取着された回転本体(14)と、を具備し、
    (c) この回転本体(14)は、回転軸線(A)を中心として回動可能であり、
    (d) 前記回転本体(14)は、外科手術用開創器(12)を固定するように構成された固定部材(32)を有する、外科手術用開創器の固定装置において、
    (e) 前記固定部材は、一方向解放可能固定部材(32)であり、結合プレート(56)を有し、
    (f)前記結合プレート(56)は、
    (i)前記回転本体(14)に回動可能に取着され、
    (ii)前記外科手術用開創器(12)を少なくとも部分的に囲むように構成され、
    (g)前記回転本体(14)は、前記外科手術用開創器(12)を直線状に案内するためのガイド部(36)を有する外科手術用開創器の固定装置であって、
    (h)前記外科手術用開創器(12)は、円柱状のシャフト(22)を有し、
    (i)前記シャフトが第1の直線方向(d1)に移動するのを可能にし、かつ、反対の第2の直線方向(d2)に移動するのを自動的な摩擦力によりロックして防ぐように前記結合プレート(56)に装着されるように、前記結合プレート(56)は配置されている、外科手術用開創器の固定装置。
  2. 前記回転軸線(A)は、前記フレームセットの長手方向の軸線(L)にほぼ垂直に延びている請求項1の外科手術用開創器の固定装置(10)。
  3. 前記固定部材(32)は、前記結合プレート(56)を回動させるための解放部材(58)を有している請求項1又は2の外科手術用開創器の固定装置。
  4. 前記回転本体(14)は、230°以下の回動角で回動可能である請求項1ないし3のいずれか1の外科手術用開創器の固定装置。
  5. (i) 前記クランプ本体(16)は、前記フレームセット(93)を少なくとも部分的に囲んだ開口を有し、この開口は、開口方向(D)に開いており、また、
    (ii) 前記クランプ本体(16)は、ロック装置を有し、このロック装置は、
    前記クランプ本体(16)の可動部(90)により前記フレームセット(93)がクランプ本体(16)に固定されるように、前記可動部(90)を動かすように駆動されるロックロッド(106、108;146,148)と、
    このロックロッを駆動させるように構成され、旋回軸線(S)を中心として旋回可能なロックレバー(128)と、を有し、
    前記ロックレバーの旋回軸線(S)は、前記フレームセットの長手方向の軸線(L)と前記開口方向(D)とに対してほぼ垂直である請求項1ないし4のいずれか1の外科手術用開創器の固定装置。
  6. 前記ロックロッドは、第1の接続ロッド(146)と、第2の接続ロッド(148)と、を有し、
    前記第1の接続ロッド(146)は、前記ロックレバー(128)により駆動されて、前記回転本体(14)を押圧するように構成されており、また、
    前記第2の接続ロッド(148)は、前記第1の接続ロッド(146)に押圧されている前記回転本体(14)の押圧により駆動されて、前記クランプ本体(16)の可動部(90)を動かして前記フレームセット(93)をクランプ本体(16)に固定させるように構成されていることを特徴とする請求項の外科手術用開創器の固定装置。
  7. 前記第1の接続ロッド(146)と、前記第2の接続ロッド(148)と、前記回転本体(14)と、前記ロックレバー(128)とは、このロックレバー(128)が旋回されたときに
    まず、前記第1の接続ロッド(146)が、前記回転本体(14)を前記クランプ本体(16)に固定すると供に、回転本体(14)を押圧し、
    さらに、押圧された回転本体(14)は、前記第2の接続ロッド(148)を駆動させて、前記クランプ本体(16)の可動部(90)を動かして前記フレームセット(93)をクランプ本体(16)に固定させることを特徴とする請求項の外科手術用開創器の固定装置。
  8. 少なくとも1つの前記外科手術用開創器(12)と、
    請求項1ないし7のいずれか1の外科手術用開創器の固定装置(10)と、を有する外科手術用開創器システム。
  9. フレームセット(93)を具備する外科手術用開創器のアセンブリであって、前記フレームセット(93)は、
    手術台にこのフレームセット(93)を固定するためのアンカー部材(162)と、
    請求項の少なくとも1つの外科手術用開創器システム(164)と、を有する外科手術用開創器のアセンブリ。
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