JP5237078B2 - 車両用電源装置 - Google Patents

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Description

本発明は、バッテリの出力電圧を検出し、検出した出力電圧に応じたデューティ比でPWM(Pulse Width Modulation)制御した電圧を、給電すべき電気負荷へ与える車両用電源装置に関するものである。
近年、車両に搭載される電気負荷の種類及びそれらの消費電力は飛躍的に増加する傾向にある。その為、バッテリ及びオルタネータ(車載発電機、交流発電機)という限られた電源を有する車両用電源装置では、電力を確保することは重要な課題となっている。
車両用電源装置では、バッテリの出力電圧は、例えば公称値12Vであり、電気負荷も12Vで作動するようになっているものが多い。しかし、オルタネータの発電電圧がバッテリを充電するために、14〜12.5Vと高い電圧となっていることから、12Vを超える電圧で電気負荷を作動させていることが多く、その分、無駄な電力を消費することになる。
そこで、近時、バッテリの出力電圧が12Vを超えているときは、バッテリの出力電圧をPWM制御により12Vに降圧して各電気負荷へ与えることが提案されている。その際、一定周期及び同一デューティ比でPWM制御が行われる。
また、優先度の高い電気負荷(電動ブレーキ、電動パワーステアリング装置等)への給電を維持する為に、優先度の低い電気負荷(ヒータ等)への電力をPWM制御により制限するようなことも提案されている。
特許文献1には、検出したバッテリ出力電圧に応じて、負荷のバッテリへの接続時間と遮断時間との比を決定する給電制御手段と、給電制御手段が決定した比に基づいて、負荷とバッテリとを接続又は遮断する負荷制御手段とを備えた車両用負荷駆動制御装置が開示されている。負荷制御手段は、バッテリとの接続と遮断の周期に応じて負荷を複数の群に分類すると共に、分類した群毎に周期を異ならせて設定する。パルス制御手段が、給電制御手段が決定した比と、負荷制御手段が設定した周期とから、各負荷をバッテリと接続又は遮断するタイミングを決定する。
特開2007−168638号公報
上述したように、複数の負荷に与える電力をPWM制御する場合、パルス波形の立上がり/立下がりが同時に行われると、ノイズが発生する虞があり、その為に立上がり/立下がりに時間差を与えた場合でも、その時間差が小さければ、同様にノイズが発生する虞があるという問題がある。
本発明は、上述したような事情に鑑みてなされたものであり、複数の負荷に与える電力をPWM制御する場合に、ノイズが発生する虞がない車両用電源装置を提供することを目的とする。
第1発明に係る車両用電源装置は、バッテリの出力電圧を検出する手段を備え、該手段が検出した出力電圧に応じたデューティ比及び一定周期で個別にPWM制御した電圧を、給電すべき複数の負荷へ与える車両用電源装置において、所定位相差でPWM制御した電圧を、前記複数の負荷にそれぞれ与えるように構成してあり、前記複数の負荷の各消費電流値を記憶してある記憶手段と、前記デューティ比に係るオフ期間から、前記所定位相差に相当する期間以下である所定時間を差し引いた期間を、前記所定位相差の合計に相当する期間が超えるか否かを判定する手段とを備え、該手段が超えると判定したときは、前記記憶手段が記憶してある各消費電流値に基づき、消費電流値が小さい方から優先させて組合わせた複数の負荷に同位相でPWM制御した電圧を与えるように構成してあることを特徴とする。
この車両用電源装置では、バッテリの出力電圧を検出し、検出した出力電圧に応じたデューティ比及び一定周期で個別にPWM制御した電圧を、給電すべき複数の負荷へ与える。所定位相差でPWM制御した電圧を、給電すべき複数の負荷にそれぞれ与える。記憶手段が、複数の負荷の各消費電流値を記憶してあり、判定する手段が、デューティ比に係るオフ期間から、所定位相差に相当する期間以下である所定時間を差し引いた期間を、所定位相差の合計に相当する期間が超えるか否かを判定する。判定する手段が超えると判定したときは、記憶手段が記憶してある各消費電流値に基づき、消費電流値が小さい方から優先させて組合わせた複数の負荷に、同位相でPWM制御した電圧を与える。
発明に係る車両用電源装置は、バッテリの出力電圧を検出する手段を備え、該手段が検出した出力電圧に応じたデューティ比及び一定周期で個別にPWM制御した電圧を、給電すべき複数の負荷へ与える車両用電源装置において、前記デューティ比に係るオフ期間Toff が所定時間td以下であるか否かを判定する第1判定手段と、前記オフ期間Toff がntd(n;負荷の個数)以上であるか否かを判定する第2判定手段と、前記第1判定手段が所定時間td以下でないと判定し、前記第2判定手段がntd以上でないと判定したときに、(Toff −td)/{(n−1)td}、td、及び前記負荷に付加された通し番号(1〜n)に基づき、前記負荷それぞれに与えられるべき電圧をPWM制御する位相を設定する位相設定手段とを備えることを特徴とする。
この車両用電源装置では、バッテリの出力電圧を検出し、検出した出力電圧に応じたデューティ比及び一定周期で個別にPWM制御した電圧を、給電すべき複数の負荷へ与える。第1判定手段が、デューティ比に係るオフ期間Toff が所定時間td以下であるか否かを判定し、第2判定手段が、オフ期間Toff がntd(n;負荷の個数)以上であるか否かを判定する。第1判定手段が所定時間td以下でないと判定し、第2判定手段がntd以上でないと判定したときに、(Toff −td)/{(n−1)td}、td、及び前記負荷に付加された通し番号(1〜n)に基づき、位相設定手段が、負荷それぞれに与えられるべき電圧をPWM制御する位相を設定する。
発明に係る車両用電源装置は、前記複数の負荷の各消費電流値を記憶してある記憶手段と、該記憶手段が記憶してある消費電流値が小さい方から優先させて、前記位相設定手段が設定した位相が同じである負荷とするように、位相が同じである負荷を組替える手段とを更に備えることを特徴とする。
この車両用電源装置では、記憶手段が、複数の負荷の各消費電流値を記憶してあり、組替える手段が、記憶手段が記憶してある消費電流値が小さい方から優先させて、位相設定手段が設定した位相が同じである負荷とするように、位相が同じである負荷を組替える。
発明に係る車両用電源装置は、前記第2判定手段がntd以上であると判定したときは、(Toff −td)/(n−1)に相当する位相差でPWM制御した電圧を、前記複数の負荷にそれぞれ与えるように構成してあることを特徴とする。
この車両用電源装置では、第2判定手段がntd以上であると判定したときは、(Toff −td)/(n−1)に相当する位相差でPWM制御した電圧を、複数の負荷にそれぞれ与える。
本発明に係る車両用電源装置によれば、複数の負荷に与える電力をPWM制御する場合に、ノイズが発生する虞がない車両用電源装置を実現することができる。
以下に、本発明をその実施の形態を示す図面に基づき説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明に係る車両用電源装置の実施の形態1の概略構成を示すブロック図である。
この車両用電源装置は、バッテリBを備えており、バッテリBは、オルタネータ(車載発電機、交流発電機)3が発電した電力により充電される。オルタネータ3は、図示しないエンジンに連動して発電し、発電した電力は、オルタネータ3内で整流されて出力される。
バッテリBに充電された電力、及びオルタネータ3が出力した電力は、半導体リレー1R,2R,・・NRを通じて、車両に搭載された負荷1L,2L,・・NLにそれぞれ与えられる。
半導体リレー1R〜NRは、車両用電源装置の制御部1が内蔵するマイクロコンピュータ4(以下、マイコン4と記載)のタイマポートT/Pから個別にオン/オフ制御される。
制御部1は、スイッチ1S,2S,・・NSからのオン/オフ信号が、マイコン4のI/OポートI/Oにそれぞれ与えられ、与えられたオン/オフ信号に応じて半導体リレー1R〜NRを個別にオン/オフ制御する。
バッテリBの出力電圧値(オルタネータ3の出力電圧値)は、制御部1が内蔵する電圧検出手段(出力電圧を検出する手段)2により検出される。制御部1は、電圧検出手段2が検出した電圧値が12Vより高いときは、例えば(12/電圧値)2 ×100で算出したデューティ比で、オンである負荷1L〜NLの半導体リレー1R〜NRをPWM制御する。上述したマイコン4のタイマポートT/Pでは、PWM制御する際の周波数及びデューティ比を細かく設定することが容易である。
制御部1は、マイコン4内のメモリ(記憶手段)5に、負荷1L〜NL毎の平均的な消費電流値を記憶している。
以下に、このような構成の車両用電源装置の動作の例を、それを示す図2,3のフローチャートを参照しながら説明する。
マイコン4は、先ず、スイッチ1S〜NSからのオン/オフ信号により、オンにされた負荷(1L〜NL)の個数nを計数する(S1)。次いで、計数した個数nが0であるか否かを判定する(S3)。計数した個数nが0であれば、再度、負荷の個数nを計数する(S1)。計数した個数nが0でなければ、電圧検出手段2が検出したバッテリBの出力電圧値を取得する(S5)。
マイコン4は、次に、取得したバッテリBの出力電圧値に基づき、バッテリBの出力電圧をPWM制御する際のデューティ比を算出する(S7)。その際、取得した電圧値が12Vより高いときは、例えば、デューティ比=(12/電圧値)2 ×100(%)で算出する。取得した電圧値が12V以下であるときは、デューティ比=100(%)とする。
マイコン4は、次に、計数した個数n(S1)が1であるか否かを判定する(S8)。個数nが1でなければ、算出したデューティ比(S7)のときのオフ期間Toff (%)が、タイマポートT/P間で予め設定してあるPWM制御する際の時間差に相当する位相差tm(%)以下であるか否かを判定する(S9)。尚、位相差tm(%)は、2つの方形パルスの立上がり/立下がりで、ノイズが発生しない最小時間間隔(例えば、6ミリ秒)に相当する位相差td(%)以上とする。
マイコン4は、オフ期間Toff (%)が位相差tm(%)以下でなければ(S9)、オフ期間Toff から位相差tdを差し引いた期間を、位相差tmの合計期間(n−1)tmが超えるか否かを判定する(S10)。ここで、位相差tmの合計期間(n−1)tmとは、n個の負荷への電圧を互いの位相差tmで個別にPWM制御する場合の位相差tmの合計である。
マイコン4は、オフ期間Toff から位相差tdを差し引いた期間を、合計期間(n−1)tmが超えていれば(S10)、メモリ5が記憶してある消費電流値が小さい方から優先させて、同位相でPWM制御した電圧を与える為の負荷を組合わせる(S11)。尚、その際、組合わせでできた負荷群(負荷が1つ以上の負荷群)の個数ncとして、オフ期間Toff から位相差tdを差し引いた期間が、合計期間(nc−1)tm以下になるように、負荷を組合わせる。
マイコン4は、次に、算出したデューティ比(S7)及び互いの位相差tmで個別にPWM制御した電圧を、組合わせた各負荷群(S11)にそれぞれ与えることにより、各負荷群のPWM駆動を開始する(S13)。
マイコン4は、次に、スイッチ1S〜NSからのオン/オフ信号により、オンにされた負荷の個数nを計数する(S15)。
マイコン4は、計数した個数n(S1)が1であれば(S8)、算出したデューティ比(S7)でPWM制御した電圧を、その負荷に与えることにより、その負荷のPWM駆動を開始する(S16)。尚、この場合、デューティ比=100(%)の場合も含まれ、デューティ比=100(%)のときは、当該タイマを作動させたまま、タイマポートの設定をタイマから汎用に切替える。次いで、スイッチ1S〜NSからのオン/オフ信号により、オンにされた負荷の個数nを計数する(S15)。
マイコン4は、算出したデューティ比(S7)のときのオフ期間Toff (%)が、位相差tm(%)以下であれば(S9)、算出したデューティ比(S7)及び同位相でPWM制御した電圧を、各負荷に与えることにより、各負荷のPWM駆動を開始する(S17)。尚、この場合、デューティ比=100(%)の場合も含まれ、デューティ比=100(%)のときは、当該タイマを作動させたまま、タイマポートの設定をタイマから汎用に切替える。次いで、スイッチ1S〜NSからのオン/オフ信号により、オンにされた負荷の個数nを計数する(S15)。
マイコン4は、オフ期間Toff から位相差tdを差し引いた期間を、合計期間(n−1)tmが超えていなければ(S10)、算出したデューティ比(S7)及び互いの位相差tmで個別にPWM制御した電圧を、各負荷にそれぞれ与えることにより、各負荷のPWM駆動を開始する(S19)。次いで、スイッチ1S〜NSからのオン/オフ信号により、オンにされた負荷の個数nを計数する(S15)。
マイコン4は、スイッチ1S〜NSからのオン/オフ信号により、オンにされた負荷の個数nを計数すると(S15)、その個数nが前回の個数から変化しているか否かを判定する(S20)。個数nが変化していなければ、電圧検出手段2が検出したバッテリBの出力電圧値を取得する(S21)。
マイコン4は、次に、取得したバッテリBの出力電圧値(S21)が、前回取得した出力電圧値から変化しているか否かを判定する(S23)。出力電圧値が変化していなければ、スイッチ1S〜NSからのオン/オフ信号により、オンにされた負荷の個数nを計数する(S15)。出力電圧値が変化していれば、その変化した出力電圧値に基づき、バッテリBの出力電圧をPWM制御する際のデューティ比を算出する(S7)。
マイコン4は、個数nが前回の個数から変化していれば(S20)、個数nが0であるか否かを判定する(S25)。個数nが0であれば、負荷のPWM駆動を停止した(S31)後、スイッチ1S〜NSからのオン/オフ信号により、オンにされた負荷の個数nを計数する(S1)。
マイコン4は、個数nが0でなければ(S25)、電圧検出手段2が検出したバッテリBの出力電圧値を取得する(S27)。次いで、取得したバッテリBの出力電圧値が、前回取得した出力電圧値から変化しているか否かを判定する(S29)。
マイコン4は、出力電圧値が変化していれば(S29)、その変化した出力電圧値に基づき、バッテリBの出力電圧をPWM制御する際のデューティ比を算出する(S7)。
マイコン4は、出力電圧値が変化していなければ(S29)、負荷の個数n(S15)が1であるか否かを判定する(S30)。負荷の個数nが1でなければ、オフ期間Toff から位相差tdを差し引いた期間を、位相差tmの合計期間(n−1)tmが超えるか否かを判定する(S10)。
マイコン4は、負荷の個数nが1であれば(S30)、それ迄と同じデューティ比(S7)でPWM制御した電圧を、その負荷に与えることにより、その負荷のPWM駆動を開始する(S16)。
以上により、例えば、デューティ比Ton=70(%)、オフ期間Toff =30(%)、位相差tm=8(%)、位相差td=6(%)、負荷の個数n=4とすると、図4に示すように、各負荷1L〜4LへのPWM制御波形の位相が設定される。ここでは、次周期で、デューティ比Ton=60(%)、オフ期間Toff =40(%)、位相差tm=8(%)、位相差td=6(%)、負荷の個数n=4に変化したところを示す。
尚、ここで、例えば、負荷の個数n=6となれば、メモリ5が記憶してある消費電流値が小さい方から優先させて、同位相でPWM制御する2つの負荷の組を2つ作成し、負荷が1つ以上の負荷群の個数を4とする。
尚、図5(a)に示すように、スイッチ1S〜NSの何れかが中途(ここでは(m+1)T周期の途中)でオンされ、k(=0,1,2,・・n−1)番目の負荷がオンになった場合、マイコン4は、k番目の負荷用のタイマポートT/Pのタイマを、(m+2)T周期の位相ktmでスタートさせる。k番目の負荷がPWM駆動されるデューティは、位相ktm(から始動するように)に設定される。
また、図5(b)に示すように、スイッチ1S〜NSの何れかが中途(ここでは(l+1)T周期の途中)でオフされ、k個の負荷の1つがオフになった場合、マイコン4は、当該負荷用のタイマポートT/Pのタイマを、(l+2)T周期の位相ktmでオフにする。
(実施の形態2)
図6は、本発明に係る車両用電源装置の実施の形態2の概略構成を示すブロック図である。
この車両用電源装置の概略構成は、実施の形態1の概略構成(図1)において、制御部1のマイコン4のタイマポートT/PをI/OポートI/Oに置換えて、制御部1aのマイクロコンピュータ4a(以下、マイコン4aと記載)とした構成である。その他の構成は、図1において説明したので、説明を省略する。
以下に、このような構成の車両用電源装置の動作の例を、それを示す図7,8のフローチャートを参照しながら説明する。
マイコン4aは、先ず、スイッチ1S〜NSからのオン/オフ信号により、オンにされた負荷(1L〜NL)の個数nを計数する(S41)。次いで、計数した個数nが0であるか否かを判定する(S43)。計数した個数nが0であれば、再度、負荷の個数nを計数する(S41)。計数した個数nが0でなければ、電圧検出手段2が検出したバッテリBの出力電圧値を取得する(S45)。
マイコン4aは、次に、取得したバッテリBの出力電圧値に基づき、バッテリBの出力電圧をPWM制御する際のデューティ比を算出する(S47)。その際、取得した電圧値が12Vより高いときは、例えば、デューティ比=(12/電圧値)2 ×100(%)で算出する。取得した電圧値が12V以下であるときは、デューティ比=100(%)とする。
マイコン4aは、次に、計数した個数n(S41)が1であるか否かを判定する(S48)。個数nが1でなければ、算出したデューティ比(S47)のときのオフ期間Toff (%)が、位相差td(%)以下であるか否かを判定する(S50)。尚、位相差td(%)は、2つの方形パルスの立上がり/立下がりで、ノイズが発生しない最小時間間隔(例えば、6ミリ秒)に相当する位相差である。
マイコン4aは、オフ期間Toff (%)が位相差td(%)以下でなければ(S50)、オフ期間Toff がntd以上であるか否かを判定する(S51)。オフ期間Toff がntd以上であれば、n個の負荷をPWM駆動する際の互いの位相差を、(Toff −td)/(n−1)で算出する(S53)。
マイコン4aは、次に、算出したデューティ比(S47)及び算出した互いの位相差(S53)で個別にPWM制御した電圧を、n個の負荷にそれぞれ与えることにより、各負荷のPWM駆動を開始する(S55)。
マイコン4aは、次に、スイッチ1S〜NSからのオン/オフ信号により、オンにされた負荷の個数nを計数する(S57)。
マイコン4aは、計数した個数n(S41)が1であれば(S48)、算出したデューティ比(S47)でPWM制御した電圧を、その負荷に与えることにより、その負荷のPWM駆動を開始する(S49)。尚、この場合、デューティ比=100(%)の場合も含まれる。次いで、スイッチ1S〜NSからのオン/オフ信号により、オンにされた負荷の個数nを計数する(S57)。
マイコン4aは、算出したデューティ比(S47)のときのオフ期間Toff (%)が、位相差td(%)以下であれば(S50)、算出したデューティ比(S47)及び同位相でPWM制御した電圧を、各負荷に与えることにより、各負荷のPWM駆動を開始する(S65)。尚、この場合、デューティ比=100(%)の場合も含まれる。次いで、スイッチ1S〜NSからのオン/オフ信号により、オンにされた負荷の個数nを計数する(S57)。
マイコン4aは、オフ期間Toff がntd以上でなければ(S51)、(Toff −td)/{(n−1)td}、td、及びオンにされた各負荷に付加された通し番号k(1≦k≦n)により、各負荷をPWM駆動する位相を、td[(Toff −td)(k−1)/{(n−1)td}]で算出し設定する(S59)。但し、[X]は、Xを超えない最大整数を示すガウス記号である。
マイコン4aは、次に、メモリ5が記憶してある各負荷1L〜NLの消費電流値が小さい方から優先させて、設定した位相(S59)が同じである負荷とするように、位相が同じである負荷を組替える(S61)。次いで、算出したデューティ比(S47)、及び負荷を組替えて(S61)設定した位相で個別にPWM制御した電圧を、各負荷にそれぞれ与えることにより、各負荷のPWM駆動を開始する(S63)。次いで、スイッチ1S〜NSからのオン/オフ信号により、オンにされた負荷の個数nを計数する(S57)。
マイコン4aは、スイッチ1S〜NSからのオン/オフ信号により、オンにされた負荷の個数nを計数すると(S57)、その個数nが前回の個数から変化しているか否かを判定する(S67)。個数nが変化していなければ、電圧検出手段2が検出したバッテリBの出力電圧値を取得する(S69)。
マイコン4aは、次に、取得したバッテリBの出力電圧値(S69)が、前回取得した出力電圧値から変化しているか否かを判定する(S71)。出力電圧値が変化していなければ、スイッチ1S〜NSからのオン/オフ信号により、オンにされた負荷の個数nを計数する(S57)。出力電圧値が変化していれば、その変化した出力電圧値に基づき、バッテリBの出力電圧をPWM制御する際のデューティ比を算出する(S47)。
マイコン4aは、個数nが前回の個数から変化していれば(S67)、個数nが0であるかいなかを判定する(S73)。個数nが0であれば、負荷のPWM駆動を停止した(S79)後、スイッチ1S〜NSからのオン/オフ信号により、オンにされた負荷の個数nを計数する(S41)。
マイコン4aは、個数nが0でなければ(S73)、電圧検出手段2が検出したバッテリBの出力電圧値を取得する(S75)。次いで、取得したバッテリBの出力電圧値が、前回取得した出力電圧値から変化しているか否かを判定する(S77)。
マイコン4aは、出力電圧値が変化していれば(S77)、その変化した出力電圧値に基づき、バッテリBの出力電圧をPWM制御する際のデューティ比を算出する(S47)。
マイコン4aは、出力電圧値が変化していなければ(S77)、負荷の個数n(S57)が1であるか否かを判定する(S78)。負荷の個数nが1でなければ、オフ期間Toff がntd以上であるか否かを判定する(S51)。
マイコン4aは、負荷の個数nが1であれば(S78)、それ迄と同じデューティ比(S47)でPWM制御した電圧を、その負荷に与えることにより、その負荷のPWM駆動を開始する(S49)。
以上により、例えば、デューティ比Ton=71(%)、オフ期間Toff =29(%)、位相差td=5(%)、負荷の個数n=4とすると、図9に示すように、各負荷1L〜4LへのPWM制御波形の位相が設定される。ここでは、次周期で、デューティ比Ton=65(%)、オフ期間Toff =35(%)、位相差td=5(%)、負荷の個数n=4に変化したところを示す。
尚、例えば、デューティ比Ton=83(%)、オフ期間Toff =17(%)、位相差td=5(%)、負荷の個数n=4とすると、td<Toff <ntdとなり、各負荷をPWM駆動する位相は、td[(Toff −td)(k−1)/{(n−1)td}]で算出する(S59)。これにより、負荷1L〜4LをPWM駆動する各位相は、図10に示すようになり、負荷1L,2Lを同位相でPWM駆動することになる。
ここで、図10に示すように、例えば、次周期でデューティ比Ton=89(%)、オフ期間Toff =11(%)、位相差td=5(%)、負荷の個数n=4になると、負荷1L〜3Lを同位相でPWM駆動することになる。
尚、上述したように、一旦、各負荷をPWM駆動する位相を設定した後、消費電流値が小さい方から優先させて、位相が同じである負荷とするように、位相が同じである負荷を組替える(S61)。
尚、本実施の形態2において、マイコン4aに代えて実施の形態1で使用するマイコン4を使用することも可能である。各タイマポートT/Pのタイマを位相差tm(%)(>td)に相当する間隔で始動させると、各タイマが始動する位相はntmとなる(n=0,1,2・・・)。
ここで、負荷kをPWM駆動する位相が、上述のフローチャート(図7,8)で説明した動作によりTkと定まったとする。
この場合、
ntm−td<Tk<ntm+td
つまり、
(Tk−td)/tm<n<(Tk+td)/tm
を満たす整数nが存在すれば、図11に示すように、Tkはntmに移動させる。尚、図11においては、(Tk−td)/tm<n<(Tk+td)/tmを満たす整数nが存在する場合、満たす整数nが存在しない場合(そのまま)、(Tk−td)/tm<n+1<(Tk+td)/tmを満たす整数n+1が存在する場合をそれぞれ示している。
本発明に係る車両用電源装置の実施の形態の概略構成を示すブロック図である。 本発明に係る車両用電源装置の動作の例を示すフローチャートである。 本発明に係る車両用電源装置の動作の例を示すフローチャートである。 本発明に係る車両用電源装置の動作を説明する為のタイミングチャートである。 本発明に係る車両用電源装置の動作を説明する為の説明図である。 本発明に係る車両用電源装置の実施の形態の概略構成を示すブロック図である。 本発明に係る車両用電源装置の実施の形態の概略構成を示すブロック図である。 本発明に係る車両用電源装置の動作の例を示すフローチャートである。 本発明に係る車両用電源装置の動作の例を示すフローチャートである。 本発明に係る車両用電源装置の動作を説明する為のタイミングチャートである。 本発明に係る車両用電源装置の動作を説明する為のタイミングチャートである。 本発明に係る車両用電源装置の動作を説明する為の説明図である。
符号の説明
1,1a 制御部
2 電圧検出手段(出力電圧を検出する手段)
3 オルタネータ(車載発電機、交流発電機)
4,4a マイクロコンピュータ(マイコン)
5 メモリ(記憶手段)
B バッテリ
I/O I/Oポート
1L〜NL 負荷
1R〜NR 半導体リレー
1S〜NS スイッチ
T/P タイマポート

Claims (4)

  1. バッテリの出力電圧を検出する手段を備え、該手段が検出した出力電圧に応じたデューティ比及び一定周期で個別にPWM制御した電圧を、給電すべき複数の負荷へ与える車両用電源装置において、
    所定位相差でPWM制御した電圧を、前記複数の負荷にそれぞれ与えるように構成してあり、
    前記複数の負荷の各消費電流値を記憶してある記憶手段と、前記デューティ比に係るオフ期間から、前記所定位相差に相当する期間以下である所定時間を差し引いた期間を、前記所定位相差の合計に相当する期間が超えるか否かを判定する手段とを備え、該手段が超えると判定したときは、前記記憶手段が記憶してある各消費電流値に基づき、消費電流値が小さい方から優先させて組合わせた複数の負荷に同位相でPWM制御した電圧を与えるように構成してあることを特徴とする車両用電源装置。
  2. バッテリの出力電圧を検出する手段を備え、該手段が検出した出力電圧に応じたデューティ比及び一定周期で個別にPWM制御した電圧を、給電すべき複数の負荷へ与える車両用電源装置において、
    前記デューティ比に係るオフ期間Toff が所定時間td以下であるか否かを判定する第1判定手段と、前記オフ期間Toff がntd(n;負荷の個数)以上であるか否かを判定する第2判定手段と、前記第1判定手段が所定時間td以下でないと判定し、前記第2判定手段がntd以上でないと判定したときに、(Toff −td)/{(n−1)td}、td、及び前記負荷に付加された通し番号(1〜n)に基づき、前記負荷それぞれに与えられるべき電圧をPWM制御する位相を設定する位相設定手段とを備えることを特徴とする車両用電源装置。
  3. 前記複数の負荷の各消費電流値を記憶してある記憶手段と、該記憶手段が記憶してある消費電流値が小さい方から優先させて、前記位相設定手段が設定した位相が同じである負荷とするように、位相が同じである負荷を組替える手段とを更に備える請求項記載の車両用電源装置。
  4. 前記第2判定手段がntd以上であると判定したときは、(Toff −td)/(n−1)に相当する位相差でPWM制御した電圧を、前記複数の負荷にそれぞれ与えるように構成してある請求項又は記載の車両用電源装置。
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