JP5236353B2 - 剥離器具 - Google Patents

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Description

本発明は、臓器、血管など組織間の癒着等を鈍的に剥離するための、特に内視鏡下外科手術に用いられる剥離器具に関する。
外科手術においては、処置対象部位を露出するなどのため、臓器や血管など組織の間の癒着や脂肪等を愛護的に剥いで切り離す、鈍的剥離の作業が必要となるが、特に、近年急速に普及した、腹腔鏡や胸腔鏡を用いての内視鏡下外科手術にあっては、器具をトロカールに挿入しての作業となるため、対応して前記手技に使用される剥離器具も、該トロカールに挿入可能に形成される、長尺なロットの先端に、圧縮綿球等の剥離部材を設けた器具が用いられ、該器具を前記トロカールより挿入し、剥離部材を剥離対象組織に当接して、内視鏡画像を見ながら、体外からロット部を操作することにより、剥離部材を回転(回動)摺動させて剥離作業を行なっている。
例えば、上記した従来の剥離器具の具体的なものとしては、調圧用の側孔を有する把持部、該把持部の前方側に連結され、先端に吸引用の円柱あるいは円錐形のチップを付設した中空部材からなる挿入部、及び把持部の後方側に連結されたチューブ接続部材で構成され、挿入部の先端から把持部を通ってチューブ接続部材まで相互に連通した気液流通路を形成すると共に、前記吸引用のチップが多孔質部材で形成された医療用剥離吸引嘴管。(特許文献1)
トロカールを通し体腔内に挿入される長尺の挿入部と、挿入部の両端に設けられた略球状部とを有し、上記略球状部表面の少なくとも一部に、高摩擦表面を設けると共に、挿入部の端部が略球状部に向かって挿入部の直径をテーパー状に細径とした鈍的剥離子。(特許文献2)
可撓性を有し、吸光性を有する色の材料により構成され、表面に断面積が0.5mm2以上の1個以上の吸引孔および末端に鉗子挿入口を備え、各々の吸引孔は鉗子挿入口に連通している、球状に形成された内視鏡下手術用吸引剥離キャップ。(特許文献3)等の器具が提案されている。
実開平5−88552号公報 特許第3529107号公報 特開2000−237201号公報
剥離器具の中で、回転(回動)操作による摺動で剥離を行なう、従来から使用されている器具や特許文献1乃至3の器具によると、いずれの器具も先端の剥離部材の形状が球形、あるいは、軸に垂直な断面が円形であるため、常に同じ幅での剥離作業が可能で、組織との接触部にエッジがないため、組織に過剰な負担をかけない、組織への接触がソフトな愛護的な剥離が可能となっているが、器具を回転(回動)させながら推し進めていく剥離のさい、組織への引っ掛かりがなく、摩擦抵抗が少ないため、前方に組織を剥ぎながら切り離していく推進力が生じ難く、該剥離作業に時間がかかってしまうという問題があった。
そこで、本発明の剥離器具は、組織への愛護的な剥離を可能としながら、剥離作業を容易かつ効率的にすることができる器具を提供することを課題とした。
本発明の剥離器具は、ロットの先端に、剥離チップを備えて構成し、該剥離チップの軸に垂直となる断面は、円形を除く定幅図形、あるいは、ほぼ定幅な図形となる形状として形成し、該剥離チップ断面の定幅図形、あるいは、ほぼ定幅な図形となる形状の具体的なものとしては、ルーローの多角形、あるいは、ルーローの多角形に類似する膨多角形として形成した。
尚、ルーローの多角形とは、n≧3(nは角数)の奇数の正多角形において、各辺(例えば、辺b−c)の向い側にある頂点(点a)を中心に、該辺(b−c)の両端が通る弧(図の太線、弧b−c)を描いてできる、差渡しの幅が常に一定となる定幅図形のことで、奇数の多角形の時にできる図形のことを示す。(図2参照)
また、ルーローの多角形に類似する膨多角形とは、n≧4の偶数の正多角形において、各辺(例えば、辺e−f)の向かい側にある辺の中心点(点d)を中心に、該辺(e−f)の両端が通る弧(図の太線、弧e−f)を描いてできる、定幅図形とはならないが、定幅図形に類似する図形のこと(図3参照)、あるいは、定幅図形とはならないが、全体として定幅図形に類似した、例えば、多角形の各辺を前記の要領で外方に湾曲(膨張)させ、更に各々の角を適当な曲率で曲線に形成した形状など、前記以外の図形のことを示す。
また、剥離チップの軸に垂直な断面形状としては、次の形状としても良い。
・正多角形の各角部を適当な曲率で曲線に形成した形状、あるいは、角数6以上、10以下の正多角形。
・正多角形の各角部を適当な曲率で曲線に形成し、かつ、各辺に内側への凹みを形成した形状。
尚、該断面形状としては、後記する作用を発揮するものであれば、上記に類似するどの様な形状であっても良い。
また、各部は、次のように構成することが好ましい。
・前記剥離チップは、吸水性材料により形成する。
・前記剥離チップは、先端部を先細り形状とする。
・前記剥離チップは、最先端部を球面あるいは丸みをもって形成する。
・前記剥離チップの表面に、ローレット加工による凹凸、あるいは、多数の突起部を設ける。
(作用)
本手段の剥離器具によると、剥離チップの断面を、円形を除く定幅図形、または、定幅図形に類似する形状、あるいは、正多角形(ほぼ正多角形を含む)、もしくは、正多角形(ほぼ正多角形を含む)を変形した形状としているため、チップを回転(回動)させての剥離作業のさい、全体としては、剥離組織に対して大きな剥離幅の差異を生じさせることなく、ほぼ同じ幅での剥離作業が可能で、また、正多角形(ほぼ正多角形を含む)の剥離チップを除いて、組織と接触する部位に鋭い角(エッジ)がないことから、剥離組織を無理な力で剥ぎ離すようなことがなく、組織への接触がソフトであるため、従来の断面を円形とした器具と比較しても遜色無く、組織への負担が少ない、愛護的な剥離を可能としている。尚、正多角形(ほぼ正多角形を含む)については、エッジを含んでいるが、n≧6の多角形であれば、剥離チップの大きさ(トラカールから挿入可能な大きさ)やエッジの角度を考慮すると、その形状は円形に近づくことにより、剥離組織の条件によっては、組織への影響に問題なく使用することができる。
また、剥離チップの断面を前記の形状としているため、従来の断面が円形のものと比較すると、該断面形状に湾曲を含む角部(αまたはβ)があることにより、チップを回転(回動)させながら剥離を進めるさいに、該湾曲角部が組織への鈍的な引っかかり部となり、また、剥離組織との摩擦抵抗が高くなるため、前方に組織を切り離していく推進力が高まる。更に、回転(回動)剥離するさいに、剥離チップの最大半径部の回転の軌跡となる円(gまたはj)から凹んだ部分(hまたはk)が存在するため、回転により、その幅(iまたはl)のいくらかの分は剥離される組織が拡縮(剥離幅にわずかな差異が生じる)される作用となり、また、回転によるチップの軌跡により剥離組織が可動される(例えば、ルーローの三角形では軌跡がほぼ正方形に内接する軌道をとる)ことから、組織を剥ぎ離していく推進力が高まる。(図4参照)
更に、前記多角形(ほぼ多角形を含む)の角の数や形状による、湾曲角部の大きさ(例えば、図4のαとβの差異)や、前記組織が拡縮等可動される幅の大きさ(例えば、図4のiとlの差異)により、前記剥離効果や組織への負担の大きさが異なること(湾曲角度(α、β)が小さいほど、剥離組織への引っかかりが大きく、摩擦抵抗が高くなり、また、前記幅(i、l)が大きいほど、剥離組織が拡縮あるいは可動される幅が大きくなるために、剥離効果が高く、組織への負担が大きくなる。一方、湾曲角度が大きいほど、また、前記幅が小さいものほど剥離効率が低く、組織への負担が小さくなる。)を利用し、剥離作業を行うさいに、剥離組織の硬さや状況に合わせて、適当となる形状を選択し、使い分けしながら剥離操作を行うことで、常に適切な器具を用いての剥離作業を進めることができる。
また、剥離チップを吸水性材料で形成すると、剥離組織からの滲出液等を一時的に吸水保持しておけるため、剥離作業中の視界の確保などに有効となる。
また、剥離チップの先端部を先細り形状とすると、組織を切り離していくさい、チップのテーパーにより切離部を徐々に開きながら前方へ進めていくことで、安全でかつ効率良い剥離操作ができ、また、先端部がエッジのような形状となるため、球などの従来のものでは挿入しにくい、狭い部位にアプローチしての剥離操作も可能となる。
更に、該チップの最先端部を球面、あるいは、丸みを備えて形成すると、剥離組織への負担が少ない、愛護的な剥離が可能となる。
加えて、剥離チップの表面にローレット加工による凹凸、あるいは、多数の突起部を設けると、回転(回動)しての剥離のさいに、摩擦抵抗を大きくするため剥離効果を高めることができる。
以上の手段及び作用により、本発明の課題とした、組織への愛護的な剥離を可能としながら、剥離作業を容易かつ効率的に進めることが可能な剥離器具を提供することがきる。
以下、本発明の実施の形態につき図面を参考にしながら詳細に説明する。
図1は、本発明の実施の形態の一例となる剥離器具を示し、腹腔鏡や胸腔鏡を用いての内視鏡下外科手術のさいに、体腔内への通路となるトロカールを通して体腔内に挿入され、処置対象部位を露出するなどのため、臓器や血管など組織の間の癒着や脂肪等を回転(回動)による摺動により剥いで切り離すための器具で、前記トロカールを通して、体外から剥離操作をするための把持部及び操作部となるロット1と、該ロット1の先端部に接続する、剥離組織に接触させて剥離を行なう剥離チップ2により構成される。
ロット1は、金属あるいは硬質な樹脂(本例においては、ステンレス)の無垢棒よりなり、内視鏡下手術に適合してトロカールより挿入可能な外径、及び、トロカールを通して操作しやすい長さ(本例においては、350mm)に形成され、前記剥離チップ2との接続の抜け防止手段として凹凸部を備えて構成した。
剥離チップ2は、組織への接触がソフトとなるような、例えばシリコーン樹脂のような柔軟性を有する樹脂、あるいは、剥離組織からの滲出液の吸収が可能な、圧縮綿や多孔性樹脂のような吸水性材料により形成され(本例においては圧縮綿)、内視鏡下手術に適合して、トロカールから挿入可能な最大外径幅(外径幅12mm以下、本例においては、12mm)とした、軸方向に垂直な断面がルーローの三角形となるような、正四面体の各面を、それぞれルーローの三角形を外方に膨らませた形状とするルーローの正四面体として基本形成し、本例においては、該ルーローの正四面体部分21に延長して、一面をその形状のまま平行に延ばした延長部22を設け、更に、該延長部以降は、徐々に外径を小さくした後端部23として形成した。
そして、該延長部22が最大外径部となるように、該延長部22側の面(後端部23)の中心部に、前記ロット1の先端部を、予め前記後端部23の面に設けた接続用の孔に嵌め込んで接続し、本例の剥離器具とした。
尚、ロット1と剥離チップ2は着脱自在とし、該剥離チップ2の交換が可能な構造となっている。また、上記のような剥離チップ2の形状となっているため、該剥離チップ2は、先端側に先細った形状となっており、最先端部は3つの湾曲面の頂点ではあるが、全体として丸みを帯びたものとなっている。
尚、剥離チップ2の形状は、本例のように、断面がルーローの三角形を採るものであっても、外観形状はルーローの正四面体部分21を備える形状に限定するものではなく、例えば、各々の面を外方に膨張させた二等辺三角形とした膨三角錐のようなものなど、剥離チップ2の先端部分から最大外径部までの断面がルーローの三角形を形成するものであれば良い。また、最大外径部以降の部分(本例においては、後端部23)については、該部分が最大外径部より小さな外径であれば、その断面は特にルーローの三角形を形成する必要はない。
また、本例では、ロット1と剥離チップ2を別部材として形成したが、該ロット1及び剥離チップ2に、共に適当となる材質であれば一体的に形成されたものであっても良い。
図2は、ルーローの多角形を説明するもので、前記したため詳細に説明しないが、Aがルーローの三角形、Bがルーローの五角形を示し、いずれも差し渡し幅が常に一定の定幅図形となっており、本発明の剥離器具に、このような断面形状の剥離チップ2を用いると、最も本発明の作用が発揮される器具となる。
尚、本発明への適用を考慮すると、角数が大きくなると円に近づき、前記作用が発揮されなくなるため、前記した作用を実現する角数としては、9以下が適当である。
図3は、前記ルーローの多角形に類似する膨多角形を説明するもので、前記したため詳細に説明しないが、Aが膨四角形、Bが膨六角形を示し、前記ルーローの多角形のように定幅図形とはならないが、ほぼ定幅な図形となることから、本発明に適用すると、前記ルーローの多角形と遜色ない作用を発揮することが期待できる。
尚、前記ルーローの多角形と同様に本発明への適用を考慮すると、角数が大きくなると円に近づき、該作用が発揮されなくなるため、前記した作用を実現する角数としては、8以下が適当である。
図4は、本発明の作用を説明するもので、前記したため詳細には説明しないが、Aが断面をルーローの三角形としたときの図、Bが断面を膨六角形としたときの図を示しており、該断面の湾曲角部(αまたはβ)により、チップを回転(回動)させての剥離のさい、該湾曲角部(αまたはβ)が組織への鈍的な係り部となり、また、組織との摩擦抵抗が高くなるため、前方に組織を切り離していく推進力が高まる作用となる。
また、断面最大外径部の最大半径の回転の軌跡となる円(gまたはj)と剥離チップ2の形状(hまたはk)との間に差異が存在するため、回転により、その幅(iまたはl)により剥離される組織が拡縮すること、あるいは、回転による軌跡により可動することから、剥離効果が高まる作用となる。
更に、図Aのように断面をルーローの三角形とした剥離チップと、図Bのように断面を膨六角形とした剥離チップでは、ルーローの三角形としたものの方が、湾曲角度(α)が小さく、また、前記幅(i)が大きいため、剥離効果が高く、組織への負担が大きくなることを利用して、剥離組織の状況に合わせて、硬い組織や大きく剥離したい場合は、ルーローの三角形としたものを使用し、脆くデリケートな組織を剥離したい場合は、膨六角形のものを使用するなど、使い分けしながら、適切な器具を用いての剥離操作ができる。
図5は、前記したルーローの多角形、及び、ルーローの多角形に類似した膨多角形以外で、本発明に適用したさいに、前記した作用が発揮されると考えられる断面形状の外形の例を示すもので、図Aは、該断面を、正六角形の各角部(例えば、m)を適当な曲率で曲線に形成した形状を示し、各辺(例えば、n)は直線としている。この例の場合、角部の曲率を変えることにより、剥離組織への引っ掛かり(摩擦抵抗)を変えることが可能で、角数と曲率の設定により、組織への負担と剥離効果のバランスを変えた様々な器具の調整ができる。尚、本発明への適用を考慮すると、角数が大きくなると円に近づき、該作用が発揮されなくなるため、前記した作用を実現する角数としては、8以下が適当である。
図Bは、断面を、正八角形に形成した形状を示し、角数を大きくすることにより形状が円に近づくことで、エッジがあっても組織に大きな負担を掛けることがないため、状況によっては前述した作用が発揮される。この例の場合、先端部を除き曲面の加工が無いことから製造が最も容易となる。尚、本発明への適用を考慮すると、角数が少ないと組織への負担が大きくなり、一方、角数が大きくなると円に近づき、該作用が発揮されなくなるため、前記した作用を実現する角数としては、6以上、10以下が適当である。
図Cは、断面を正六角形の各角部(例えば、p)を適当な曲率で曲線に形成し、各辺(例えば、q)を内側へ湾曲させて凹みを形成した形状を示し、この例の場合、図Aのような各辺が直線の場合と比較して、各辺が内側に凹んでいるため、同じ角数、及び、同じ曲率の場合、湾曲角部(p)が突起するため、剥離組織との引っ掛かり(摩擦抵抗)が強く(大きくなり)、また、辺(q)が凹んでいるため湾曲角部(p)の頂点と、辺(q)の底部との幅が大きくなり、剥離組織の拡縮や可動の幅が大きくなることで、より剥離効果の高い形状となる。また、図Aの例と同様に、角部の曲率あるいは、辺の凹みの程度を変えることにより、剥離組織への引っ掛かり(摩擦抵抗)を変えることが可能で、角数と曲率、及び、凹みの大きさの設定により、組織への負担と剥離効果のバランスを変えた様々な器具の調整ができる。
また、前記例と反対に、各角部を内側に湾曲させ凹みを形成し、各辺を適当な曲率で外側に曲線に形成した形状の器具とすることもできるが、この場合は、凹みの程度と曲率の設定により図Cの例と同様な形状となる。
尚、本発明への適用を考慮すると、角数が大きくなると円に近づき、該作用が発揮されなくなるため、前記した作用を実現する角数としては、10以下が適当である。
図6は、図1の実施の形態の形状に形成した剥離チップに、表面加工を施した器具のチップ部分を示し、Aは、該剥離チップ2表面にローレット加工31を施し、Bは、多数の小さな突起32を設けて形成した。これらの表面加工により、回転(回動)しての剥離のさい、剥離組織との摩擦抵抗が大きくなることで剥離効果を高めることができる。
本発明の実施の形態を示す剥離器具の構成図。 本発明の剥離チップの断面の外形であって、ルーローの多角形を説明するための説明図。 本発明の剥離チップの断面の外形であって、膨多角形を説明するための説明図。 本発明の剥離チップの断面の外形であって、作用を説明するための説明図。 本発明の様々な実施の形態の剥離チップの断面の外形を示す説明図。 本発明の実施の形態の剥離チップに表面加工を施したものの先端拡大図。
符号の説明
1. ロット
2. 剥離チップ
21. ルーローの四面体部
22. 延長部
23. 後端部
31. ローレット加工
32. 突起

Claims (5)

  1. ロットの先端に、剥離チップを備えて構成し、該剥離チップの軸に垂直となる断面は、円形を除く定幅図形、あるいは、ほぼ定幅な図形となる、ルーローの多角形、若しくは、ルーローの多角形に類似する膨多角形として形成される形状、正多角形の各角部を曲線に形成した形状、角数6以上、10以下の正多角形、あるいは、正多角形の各角部に曲線を形成し、かつ、各辺に内側への凹みを形成した形状とすることを特徴とする剥離器具。
  2. 前記剥離チップは、吸水性材料よりなる請求項1の剥離器具。
  3. 前記剥離チップは、先端部が先細り形状となる請求項1乃至2のいずれかの剥離器具。
  4. 前記剥離チップは、最先端部が球面、あるいは丸みを備えて形成される請求項1乃至3のいずれかの剥離器具。
  5. 前記、剥離チップの表面にローレット加工による凹凸、あるいは、多数の突起部を設ける請求項1乃至4のいずれかの剥離器具。
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