JP5235932B2 - 信号検出方法、信号検出プログラム、信号検出回路、及び無線局 - Google Patents
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無線通信においては、限られた周波数資源を用いて大容量化を図るための周波数利用効率の向上が必須となっている。周波数利用効率や、情報伝送レートを向上させる技術として、複数の送信アンテナと複数の受信アンテナとを用いて、MIMOチャネルを構築し、そのMIMOチャネルに基づいたMIMO通信システムが提案されている。MIMO通信システムの数学モデルは、次式(1)に表される。
図6(a)、(b)は、従来技術によるMIMO通信システムの構成を示すブロック図である。図6(a)、(b)においては、上記数式(1)に基づいて簡略化している。チャネル符号器1は、情報送信ビットから符号化送信ビットを生成する。時空周波数マッパ2は、符号送信ビットに基づいて空間送信信号を生成する。次に、空間送信信号は、MIMOチャネル3を通り、さらに雑音干渉成分が足される。次に、時空周波数デマッパ4が、空間受信信号に対して信頼度情報が含まれる、符号送信ビットの軟判定値を生成する。
格子縮小(Lattice Reduction:LR)処理では、ある行列、例えば、MIMOチャネル応答行列Hに対して、変換行列TとMIMOチャネル応答行列Hとの乗算である縮小チャネル行列HTの直交性が、Hに比べて高くなるように変換行列Tを計算する。ここで、変換行列Tは、行列式(Determinant)がdet(T)=±1の行列である。そして、LRA MIMO信号検出技術では、元のMIMOチャネル応答行列Hの代わりに、格子縮小処理で得られた縮小チャネル行列HTに基づいて、信号検出を行い、送信ビットの軟判定値を生成する。
非特許文献1では、格子縮小(LR)処理をMIMOの信号検出に取入れることを提案し、その場合のMIMO信号検出技術をLRA MIMO信号検出技術と言う。非特許文献2では、格子縮小処理を受信側MIMO信号検出器、及び送信側MIMOプリコーティングへ取入れることを提案している。さらに、格子縮小処理として、LLL(Lenstra Lenstra Lovasz Lattice Reduction)方法を適用することによって、LRA技術を任意空間次元のMIMOシステムへの拡張を可能にしている。
LRA MIMO信号検出技術では、格子縮小(LR)処理を行う必要がある。格子縮小処理は、一般的に反復的な手法によって実現される。その代表的な方法としては、非特許文献6で提案されているLLL方法、非特許文献7でLLL方法にさらにDeep Insertion条件を適用した方法、非特許文献8でLLL方法にSiegel条件を適用した方法などがある。
ことを特徴とする信号検出回路である。
[A]R,T:AはR行T列の行列
aj:行列Aのj番目列ベクトル
ai,j:行列Aのi行j列要素
AH:行列Aの複素共役転置
AT:行列Aの転置
A+:行列Aの擬似逆行列
I:単位行列I
||a||:ベクトルaのノルム
a:スカラー(つまり1×1行列)a
a*:スカラーaの複素共役
|a|:スカラーaの絶対値
Σ:累加演算
MIMO Multiple Input Multiple Output
H MIMO Channel Matrix
TX Transmitter
RX Receiver
BB Baseband
PB Passband
STF Space Time Frequency
LE Linear Equalization
DFE Decision Feedback Equalization
SIC Successive Interference Cancellation
APP A Posteriori Probability
LR Lattice Reduction
LRA Lattice Reduction Aided
LLL Lenstra Lenstra Lovasz Lattice Reduction
T Unimodular (Complex) Integer Lattice Basis Transformation Matrix
MMSE Minimum Mean Squared Error
ZF Zero Forcing
BER Bit Error Rate
SNR Signal to Noise Ratio
QPSK Quadrature Phase Shift Keying
QAM Quadrature Amplitude Modulation
ここでは、従来技術による反復格子縮小方法の詳細について説明する。従来技術による反復格子縮小方法では、チャネル行列Hに対して、変換行列Tとチャネル行列Hとの乗算である縮小チャネル行列HTの直交性が、チャネル行列Hに比べて高くなるように、格子縮小処理を行う。各反復ステップkにおいては、そのステップkにおける中間縮小チャネル行列HT(k)、及び中間変換行列T(k)を計算し、主に以下の3つの処理を行う。
(2)ベクトル縮小を適用したベクトルに対して、縮小条件を確認して、ベクトルインデックスiを更新する処理。
(3)もし、縮小条件が満たしていなければ、ベクトル順番選定を行う処理。
反復格子縮小処理の各反復ステップでは、行列のある1つのベクトルを選んで(ベクトル順番選定)縮小処理を行う。そして、行列のすべてのベクトルが縮小条件を満たすまで、反復ステップを繰り返す。各反復ステップでのベクトル順番選定は、反復格子縮小方法の収束スピード、つまり、必要な反復回数を大きく左右する。従来技術では、この各反復ステップでのベクトル順番選定を縮小条件が満たさない場合のみ行い、十分なベクトル順番選定ではない。また、ベクトル順番選定を行う順序としても、ベクトル縮小の前ではなく、その後に行っているため、効果的なベクトル順番選定が困難である。
まず、反復格子縮小方法を適用する前に、チャネル行列Hに対して、前置処理を行い、次に行う反復格子縮小処理に適切な初期状態を提供することによって、必要な反復回数を削減する。その前置処理においては、
(A2)前置ベクトル順番選定で選んだベクトルに対して、前置ベクトル縮小を行う処理とを含む。さらに、前置ベクトル順番選定については、選定方法として、サブベクトル空間の直交補空間上の直交射影が最小となるように、前置ベクトル順番選定を行う。数学的には、次式(4)、(5)、(6)で表される。
次に、前置処理で得た前置処理チャネル行列HPに対して、反復格子縮小方法を用いて、変換行列Tと前置処理チャネル行列HPとの乗算である縮小チャネル行列HPTの直交性が、前置処理チャネル行列HPに比べて高くなるように、格子縮小処理を行う。各反復ステップkにおいては、そのステップkにおける中間縮小チャネル行列HPT(k)、及び中間変換行列T(k)を計算する。その計算においては、以下の3つの処理を実行することによって、反復格子縮小方法の必要な反復回数を削減する。その3つの処理とは、
(B2)ベクトル順番選定で選んだベクトルに対して、ベクトル縮小を行う処理と、
(B3)ベクトル縮小を適用したベクトルに対して、縮小条件を確認して、ベクトルインデックスiを更新する処理と、
である。
上述した手段を適用することによって、必要な反復回数の削減が不十分な場合では、反復終了条件を用いて強制的に反復を終了させる。反復終了条件としては、最大反復回数、あるいは最大処理時間など、反復格子縮小処理に物理的な上限を与えるものを用いる。但し、物理的な処理上限を超えなくても、反復方法によって得られた中間縮小行列のすべてのベクトルが、反復格子縮小方法に含まれる既存の縮小条件、例えば、Hermite条件、Lovasz条件、Siegel条件、Deep Insertion条件などを満たせば、反復を止め格子縮小を終了する。反復格子縮小処理に上限を設けると、必要な最大反復回数や、最大処理時間が予測でき、反復格子縮小方法のランダム性が落ち、実装がより実現し易くなる。
図2は、本発明の実施形態による信号検出方法の流れを説明するためのフローチャートである。まず、ある時間軸インデックスt、及び周波数軸インデックスfにおいて、MIMOチャネル行列Hを取得する(ステップS1)。次に、反復格子縮小方法を適用する前に、チャネル行列Hに対して前置処理を行う(ステップS2)。その前置処理においては、(A1)チャネル応答の各応答ベクトルに対して、前置ベクトル順番選定を行う処理と、(A2)前置ベクトル順番選定で選んだベクトルに対して、前置ベクトル縮小を行う処理とが含まれる。さらに、前置ベクトル順番選定については、ここで選定方法として、サブベクトル空間の直交補空間上の直交射影が最小となるように、前置ベクトル順番選定を行う。
(本発明の定量的効果)
図3、及び図4は、図1に示すMIMO通信システムの送信アンテナを8本、受信アンテナを8本とし、1000個の8行8列の複素数MIMOチャネル行列を生成して得られた統計結果である。数式(3)で説明したように、MIMOチャネル行列(チャネル応答行列)Hは、任意の時間軸ポイントt、及び周波数軸ポイントfにおけるものである。例えば、OFDMを用いるMIMO通信システムにおいては、MIMOチャネル行列(チャネル応答行列)Hは、t番目のOFDM信号のf番目のOFDMサブキャリアにおけるMIMOチャネルを表してもよい。
図1では一般化したMIMO通信システムモデルを示したが、その一般化MIMOシステムの送信機および受信機はそれぞれ単一の無線局に属する必要はなく、複数の無線局によって送信機あるいは受信機を構成しても良い。図5は、本実施形態によるMIMO通信システムにおける、MIMO送信機とMIMO受信機の地理的配置を示す概念図である。まず、左上には、MIMO送信機TX、MIMO受信機RXの双方とも、複数のアンテナを備える単一無線局とした例を示している。また、左下には、MIMO送信機TXを複数あるいは1つのアンテナを備える複数の無線局TX1〜TXNとし、MIMO受信機RXを、複数のアンテナを備える単一無線局とした例を示している。
11 チャネル符号器
12 時空周波数マッパ
13 波形変調器
14 パスバンド変換器
20 無線MIMOチャネル
30 MIMO受信機
31 ベースバンド変換器
32 波形信号復調器
33 時空周波数デマッパ
34 チャネル復号器
Claims (16)
- 通信システムにおける信号検出方法であって、
受信した受信信号に基づいて前記通信システムのチャネル応答行列Hを取得するチャネル応答行列取得ステップと、
前記チャネル応答行列Hの各応答ベクトルに対して、前置ベクトル縮小処理を行うべき順番を選定し、該選定された順番で、前記各応答ベクトルに対して前記前置ベクトル縮小処理を行い、前置処理チャネル行列HPを生成する前置処理ステップと、
前記前置処理ステップによって生成された前記前置処理チャネル行列HPに対して、変換行列Tと前記前置処理チャネル行列HPとの乗算である縮小チャネル行列HPTの直交性が、前記前置処理チャネル行列HPに比べて高くなるように、予め定められた反復終了条件が満たされるまで、反復ステップで反復して、前記縮小チャネル行列HPTを計算する反復格子縮小方法を用いた反復格子縮小ステップと、
前記反復格子縮小ステップによって得られた前記縮小チャネル行列HPTに基づいて、信号検出を行い、各送信ビットの軟判定値を算出する軟判定ステップと
を含み、
前記反復格子縮小ステップは、
各反復ステップkにおいて、その反復ステップkにおける中間縮小チャネル行列HPT(k)、及び中間変換行列T(k)を計算する際に、
前回の反復ステップ(k−1)で得られた中間縮小チャネル行列HPT(k−1)のベクトルiに対して、ベクトル縮小処理を行うべき順番を選定するベクトル順番選定ステップと、
前記ベクトル順番選定ステップで選定したベクトルに対して、ベクトル縮小処理を行うベクトル縮小ステップと、
前記ベクトル縮小ステップによってベクトル縮小処理を行ったベクトルに対して、縮小条件を確認して、ベクトルインデックスを更新するインデックス更新ステップと
を実行する
ことを特徴とする信号検出方法。 - 前記前置処理ステップと、前記反復格子縮小ステップの各反復ステップでの処理とを、前記チャネル応答行列Hに対して適用する方法として、前記チャネル応答行列Hそのものに対して適用する方法、または前記チャネル応答のQR分解に対して適用する方法の何れかを適用する
ことを特徴とする請求項1に記載の信号検出方法。 - 前記反復格子縮小ステップは、
LLL(Lenstra Lenstra Lovasz)法、あるいは該LLL法を変形した変形LLL法を採用した前記反復格子縮小方法を用い、
前記反復格子縮小方法を用いる縮小条件として、Hermite条件、Lovasz条件、Siegel条件、Deep Insertion条件のいずれかを適用する
ことを特徴とする請求項1または2に記載の信号検出方法。 - 前記前置処理ステップは、
サブベクトル空間の直交補空間上の直交射影が最小となるように、前記チャネル応答行列Hの各応答ベクトルに対する順番を選定する
ことを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の信号検出方法。 - 前記反復格子縮小ステップは、
予め定められた最大反復回数、または予め定められた最大処理時間に達した場合、あるいは、前記反復格子縮小方法によって得られた中間縮小行列のすべてのベクトルが、前記縮小条件を満たした場合、前記反復終了条件が満たされたとして反復処理を終了する
ことを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の信号検出方法。 - 通信システムにおける通信装置のコンピュータに実行される信号検出プログラムであって、
受信した受信信号に基づいて前記通信システムのチャネル応答行列Hを取得するチャネル応答行列取得機能、
前記チャネル応答行列Hの各応答ベクトルに対して、前置ベクトル縮小処理を行うべき順番を選定し、該選定された順番で、前記各応答ベクトルに対して前記前置ベクトル縮小処理を行い、前置処理チャネル行列HPを生成する前置処理機能、
前記前置処理機能によって生成された前記前置処理チャネル行列HPに対して、変換行列Tと前記前置処理チャネル行列HPとの乗算である縮小チャネル行列HPTの直交性が、前記前置処理チャネル行列HPに比べて高くなるように、予め定められた反復終了条件が満たされるまで、反復ステップで反復して、前記縮小チャネル行列HPTを計算する反復格子縮小方法を用いた反復格子縮小機能、
前記反復格子縮小機能によって得られた前記縮小チャネル行列HPTに基づいて、信号検出を行い、各送信ビットの軟判定値を算出する軟判定機能
を実行させ、
前記反復格子縮小機能の各反復ステップkにおいて、その反復ステップkにおける中間縮小チャネル行列HPT(k)、及び中間変換行列T(k)を計算する際に、
前回の反復ステップ(k−1)で得られた中間縮小チャネル行列HPT(k−1)のベクトルiに対して、ベクトル縮小処理を行うべき順番を選定するベクトル順番選定機能、
前記ベクトル順番選定機能で選定したベクトルに対して、ベクトル縮小処理を行うベクトル縮小機能、
前記ベクトル縮小機能によってベクトル縮小処理を行ったベクトルに対して、縮小条件を確認して、ベクトルインデックスを更新するインデックス更新機能
を実行させることを特徴とする信号検出プログラム。 - 前記前置処理機能と、前記反復格子縮小機能の各反復ステップでの処理とを、前記チャネル応答行列Hに対して適用する方法として、前記チャネル応答行列Hそのものに対して適用する方法、または前記チャネル応答のQR分解に対して適用する方法の何れかを適用する
ことを特徴とする請求項6に記載の信号検出プログラム。 - 前記反復格子縮小機能は、
LLL(Lenstra Lenstra Lovasz)法、あるいは該LLL法を変形した変形LLL法を採用した前記反復格子縮小方法を用い、
前記反復格子縮小方法を用いる縮小条件として、Hermite条件、Lovasz条件、Siegel条件、Deep Insertion条件のいずれかを適用する
ことを特徴とする請求項6または7に記載の信号検出プログラム。 - 前記前置処理機能は、
サブベクトル空間の直交補空間上の直交射影が最小となるように、前記チャネル応答行列Hの各応答ベクトルに対する順番を選定する
ことを特徴とする請求項6から8のいずれかに記載の信号検出プログラム。 - 前記反復格子縮小機能は、
予め定められた最大反復回数、または予め定められた最大処理時間に達した場合、あるいは、前記反復格子縮小方法によって得られた中間縮小行列のすべてのベクトルが、前記縮小条件を満たした場合、前記反復終了条件が満たされたとして反復処理を終了する
ことを特徴とする請求項6から9のいずれかに記載の信号検出プログラム。 - 通信システムにおける信号検出回路であって、
受信した受信信号に基づいて前記通信システムのチャネル応答行列Hを取得するチャネル応答行列取得手段と、
前記チャネル応答行列取得手段により取得されたチャネル応答行列Hの各応答ベクトルに対して、前置ベクトル縮小処理を行うべき順番を選定し、該選定された順番で、前記各応答ベクトルに対して前記前置ベクトル縮小処理を行い、前置処理チャネル行列HPを生成する前置処理手段と、
前記前置処理手段によって生成された前記前置処理チャネル行列HPに対して、変換行列Tと前記前置処理チャネル行列HPとの乗算である縮小チャネル行列HPTの直交性が、前記前置処理チャネル行列HPに比べて高くなるように、予め定められた反復終了条件が満たされるまで、反復ステップで反復して、前記縮小チャネル行列HPTを計算する反復格子縮小方法を用いた反復格子縮小手段と、
前記反復格子縮小手段によって得られた前記縮小チャネル行列HPTに基づいて、信号検出を行い、各送信ビットの軟判定値を算出する軟判定手段と
を備え、
前記反復格子縮小手段は、
前回の反復ステップ(k−1)で得られた中間縮小チャネル行列HPT(k−1)のベクトルiに対して、ベクトル縮小処理を行うべき順番を選定するベクトル順番選定手段と、
前記ベクトル順番選定手段で選定したベクトルに対して、ベクトル縮小処理を行うベクトル縮小手段と、
前記ベクトル縮小手段によってベクトル縮小処理を行ったベクトルに対して、縮小条件を確認して、ベクトルインデックスを更新するインデックス更新手段と
を備え、各反復ステップkにおいて、その反復ステップkにおける中間縮小チャネル行列HPT(k)、及び中間変換行列T(k)を計算する際に、前記ベクトル順番選定手段、前記ベクトル縮小手段、及び前記インデックス更新手段による処理を実行させる、
ことを特徴とする信号検出回路。 - 前記前置処理手段、及び前記反復格子縮小手段は、
前記チャネル応答行列Hに対して適用する方法として、前記チャネル応答行列Hそのものに対して適用する方法、または前記チャネル応答のQR分解に対して適用する方法の何れかを適用する
ことを特徴とする請求項11に記載の信号検出回路。 - 前記反復格子縮小手段は、
LLL(Lenstra Lenstra Lovasz)法、あるいは該LLL法を変形した変形LLL法を採用した前記反復格子縮小方法を用い、
前記反復格子縮小方法を用いる縮小条件として、Hermite条件、Lovasz条件、Siegel条件、Deep Insertion条件のいずれかを適用する
ことを特徴とする請求項11または12に記載の信号検出回路。 - 前記前置処理手段は、
サブベクトル空間の直交補空間上の直交射影が最小となるように、前記チャネル応答行列Hの各応答ベクトルに対する順番を選定する
ことを特徴とする請求項11から13のいずれかに記載の信号検出回路。 - 前記反復格子縮小手段は、
予め定められた最大反復回数、または予め定められた最大処理時間に達した場合、あるいは、前記反復格子縮小方法によって得られた中間縮小行列のすべてのベクトルが、前記縮小条件を満たした場合、前記反復終了条件が満たされたとして反復処理を終了する
ことを特徴とする請求項11から14のいずれかに記載の信号検出回路。 - 請求項6から10のいずれかに記載の信号検出プログラムを実行し、あるいは、請求項11から15のいずれかに記載の信号検出回路を含み、
前記通信システムとして、MIMO技術とマルチキャリア変調技術OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)若しくはOFDMA(Orthgonal Frequency Division Multiple Access)の組合せ、あるいは、MIMO技術とアクセス技術IDM(Interleaved Division Multiplexing)若しくはIDMA(Interleaved Division Multiple Access)とを組合せの少なくともいずれかを組合せた通信方式を適用する
ことを特徴とする無線局。
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