JP5235921B2 - 空隙を有する硬化体の製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、製鋼スラグを一部に使用した空隙を有する硬化体の製造方法に関する。
鋼を溶製する際に生じる製鋼スラグは、従来、そのほとんどが産業廃棄物として埋め立て処分されていたが、近年、処分地確保の困難性や処分コストの増大等の問題が生じており、その有効利用が種々検討されており、例えば、海岸、河川、湖沼等の水に沈設して用いられるブロック等として用いられる硬化体が検討されている。これらの中でも、特に、藻場造成ブロック、緑化ブロック、水質浄化ブロックが注目されつつある
製鋼スラグを使用した硬化体として、特許文献1には、粉粒状の製鋼スラグと、潜在水硬性を有するSiO含有物質との混合物を混練して製鋼スラグ硬化体を製造する方法が開示されている。この方法で製造された硬化体の透水係数を測定したところ、1×10−9m/secと極めて低く、連続した空隙がほとんどないことが判明した。
このような連続した空隙がほとんどない硬化体を藻場造成ブロックとして使用した場合には、海藻がブロックの内部に根を張ることができないため着生に劣る。また、このような連続した空隙がほとんどない硬化体ブロックには草木が根を張ることができないため緑化ブロックとしては使用が困難である。さらに、このような硬化体を水質浄化ブロックとして使用した場合には汚濁物質分解性に劣る等の問題があった。
特開2001−114550号公報
本発明はかかる事情に鑑みてなされたものであって、製鋼スラグを原料の一部として用い、藻場造成、緑化、水質浄化等の用途のブロックとして適用した場合に、必要な強度を保持しつつ、必要な空隙を有する硬化体の製造方法を提供することを目的とする。
本発明者らは、上記課題を解決すべく検討を重ねた結果、粗粒の製鋼スラグを用い、それに水硬性を発揮し、粒径0.1mm以下の粉体からなる結合材を所定の含有量で添加するとともに、製鋼スラグと結合剤および水からなるペーストとを所定の比率とすることにより、藻場造成、緑化、水質浄化等の用途のブロックとして適した空隙率を有し、しかも必要な強度を有する硬化体が得られることを見出した。
本発明は、このような知見に基づいて完成されたものであり、以下の(1)〜(3)を提供する。
(1)JIS A 1102「骨材のふるい分け試験方法」において、1.2mmのふるいに留まる粗粒の製鋼スラグを主とする製鋼スラグと、水硬性を発揮し、粒径0.1mm以下の粉体からなり、フライアッシュと、高炉スラグ微粉末とを含む結合材とを、水を用いて練混ぜた後、養生して水和反応により硬化体とする硬化体の製造方法であって、
前記結合材と水とからなるペーストの体積aと前記粗粒の製鋼スラグの体積bとの比率a/bを0.08以上とし、前記結合材の単位量を70kg/m以上380kg/m以下として、得られた硬化体の連続した空隙率を5〜40%とすることを特徴とする、空隙を有する硬化体の製造方法。
(2)JIS A
1102「骨材のふるい分け試験方法」において、1.2mmのふるいに留まる粗粒の製鋼スラグを主とする製鋼スラグと、水硬性を発揮し、粒径0.1mm以下の粉体からなり、フライアッシュと、高炉スラグ微粉末または/および各種セメントとを含む結合材とを、水を用いて練混ぜた後、養生して水和反応により硬化体とする硬化体の製造方法であって、
前記結合材と水とからなるペーストの体積aと前記粗粒の製鋼スラグの体積bとの比率a/bを0.08以上とし、前記結合材の単位量を70kg/m以上380kg/m以下として、得られた硬化体の連続した空隙率を5〜40%とすることを特徴とする、空隙を有する硬化体の製造方法。
(3)上記(1)において、前記結合材は、アルカリ土類金属の酸化物、アルカリ土類金属の水酸化物、および各種セメントから選択される1種以上をさらに含むものであることを特徴とする、空隙を有する硬化体の製造方法。
本発明によれば、製鋼スラグを原料の一部として用い、藻場造成、緑化、水質浄化等の用途のブロックとして必要な強度を保持しつつ、必要な空隙を有する硬化体を得ることができる。そして、このような硬化体により、優れた特性のブロックを得ることができる。
以下、本発明について、より具体的に説明する。
本発明においては、JIS
A 1102「骨材のふるい分け試験方法」において、1.2mmのふるいに留まる粗粒の製鋼スラグを主とする製鋼スラグと、水硬性を発揮し、粒径0.1mm以下の粉体からなる結合材とを、水を用いて練混ぜた後、養生して水和反応により硬化体とする際に、結合材と水とからなるペーストの体積aと、粗粒の製鋼スラグの体積bとの比率a/bを0.08以上とし、結合材の単位量を70kg/m以上として、得られた硬化体の連続した空隙率を5〜40%とする。
JIS A 1102「骨材のふるい分け試験方法」において、1.2mmのふるいに留まる粗粒の製鋼スラグを主とする製鋼スラグとしたのは、このふるいを通過するようなものを主とする製鋼スラグでは、空隙径が小さくなり必要な透水性が得難くなるからである。もちろん、このような粗粒に付着しているような微粒は含まれていても構わない。好ましくは2.5mmのふるいに留まる粗粒の製鋼スラグを主としたもの、より好ましくは5mmのふるいに留まる粗粒の製鋼スラグを主としたものである。なお、1.2mmのふるいに留まる粗粒の製鋼スラグを「主とする」としたのは、固化体の強度の増化、ペーストのダレ落ち防止、および乾燥収縮低減の目的のために、1.2mmのふるいを通過する製鋼スラグを少量、意図的に使用することがあるからである。この場合、1.2mmのふるいを通過する製鋼スラグの配合率は1.2mmのふるいに留まる製鋼スラグの10%以下(質量比)とすることが好ましい。製鋼スラグの最大粒径は用途に応じた径であればよく特に限定しないが、一般的には13〜40mm以下であり、さらに、製造しようとする硬化体のブロックの縦、横、高さ、直径等の中の最短長さの1/3以下が好ましい。
水硬性を発揮し、粒径0.1mm以下の粉体からなる結合材は、上記製鋼スラグを結合するために用いる。結合材が水硬性を発揮しない場合、または粒径0.1mmを超える場合には、十分な結合力が得られない。
結合材と水とからなるペーストの体積aと粗粒の製鋼スラグの体積bとの比率a/bを0.08以上としたのは、0.08未満ではペースト分が少なすぎて、空隙率は高くなるものの藻場造成、緑化、水質浄化等のブロックとして必要な圧縮強度である10N/mm以上の硬化体が得られないためである。この比率の上限は特に規定しないが、空隙率5%を確保することができる値が事実上の上限となる。結合材の種類や水との割合等によって5%の空隙率を確保できる比率a/bの上限は変化するが、どのような条件であっても0.7は超えない。なお、上記ペーストには数%程度の空気が含まれていてもよい。
結合材の単位量を70kg/m以上としたのは、70kg/m未満では、結合材の量が少なすぎて藻場造成、緑化、水質浄化等のブロックとして必要な圧縮強度である10N/mm以上の硬化体が得られないためである。単位量が多くなりすぎると空隙率5%を確保することが困難となる。5%の空隙率を確保できる単位量の上限は結合材の種類によって変化するが、380kg/m程度が事実上の上限となる。
連続した空隙率を5〜40%としたのは、5%未満では、前述したように、藻場造成、緑化、水質浄化等のブロックとしての効果を奏しないか効果が小さく、また40%超では粗粒の製鋼スラグの形状を複雑にしないと製鋼スラグの実績率を小さくすることができず製造することが困難であり、製造することができたとしても必要な圧縮強度が得られないからである。なお、実績率とは、JIS A 1104「骨材の単位容積質量および実績率試験方法」により測定される実績率をいう。
水の量は特に制限がなく、作業性および硬化後の特性等を考慮して適宜添加すればよいが、結合材の粉体量に対する比率(水粉体比)で20〜30程度が好ましい。
潜在水硬性を発揮し、粒径0.1mm以下の粉体からなる結合材としては、高炉スラグ微粉末を含むものを挙げることができる。結合材として高炉スラグ微粉末を用いた場合には、潜在水硬性を有する高炉スラグ微粉末が製鋼スラグによりアルカリ刺激を受け効率的に水和反応が生じ、高い結合作用を発揮する。また、高炉スラグ微粉末と製鋼スラグ中のfree−CaOが反応し、製鋼スラグの水和膨張を効果的に抑制することができるので、硬化体の経時的な破損を防止することができる。このように高炉スラグ微粉末は結合材として優れた効果を発揮するから、結合材として高炉スラグ微粉末を単独で用いても十分な効果を得ることができる。高炉スラグ微粉末としては、JIS A 6206「コンクリート用高炉スラグ微粉末を特に好ましく用いることができる。
また、上記結合材としては、各種セメントを含むものを用いることができる。各種セメントとは、JIS R 5210 「ポルトランドセメント」、JIS R 5211「高炉セメント」、 JIS R 5212「シリカセメント」、 JIS R 5213「フライアッシュセメント」、 JIS R 5214「エコセメント」をいう。これらの中で高炉セメントは、上記高炉スラグ微粉末が含まれており、それが上記作用を及ぼすため、高い結合効果と破損防止効果を発揮するため、結合材として高炉セメント単独で用いても十分な効果を得ることができる。高炉セメントとしては、JIS R 5211「高炉セメント」に記載されているA種、B種、C種のいずれも使用することができる。他のセメントも水硬性を発揮し、効率的に水和反応が生じて結合作用を発揮することができるので、結合材として用いることができるが、製鋼スラグの水和膨張を抑制することができないため、単独で用いた場合には、硬化体の経時的な破損が生じるおそれがある。このため、結合材として高炉セメント以外の各種セメントを用いる場合には、製鋼スラグの水和膨張を抑制する成分とともに用いることが好ましい。
結合材として高炉スラグ微粉末および各種セメントを用いる場合のいずれも、結合材としてさらにフライアッシュを含有させることができる。フライアッシュを用いる場合には、フライアッシュが製鋼スラグ中のCa成分と効率的に反応し、フライアッシュのポゾラン反応が進行し、好ましい効果を奏することができる。また、フライアッシュは製鋼スラグの中のfree−CaOと反応し、製鋼スラグの水和膨張を抑制することができる。したがって、フライアッシュは、高炉セメント以外の各種セメントと併用することにより大きな効果を発揮することができる。フライアッシュとしてはJIS A 6201「コンクリート用フライアッシュ」を用いることができ、これに加えて、原粉および加圧流動床灰の使用も可能である。
結合材として高炉スラグ微粉末を用いる場合には、さらに、アルカリ土類金属の酸化物、アルカリ土類金属の水酸化物、および各種セメントから選択される1種以上を含んでもよい。これらは高炉スラグ微粉末が有する潜在水硬性を発現させることができ、製鋼スラグのアルカリ刺激だけでは不足する場合に有効である。これらの量は特に限定しないが、高炉スラグ微粉末に対して1質量%未満ではアルカリ刺激の効果が小さいため1質量%以上が好ましい。また、これらを40質量%を超えて配合してもアルカリ刺激効果が飽和し不経済となるため、40質量%以下が好ましい。ただし、各種セメントは、高炉スラグ微粉末に対するアルカリ刺激だけでなく、セメント自体の水硬性を発揮するため、圧縮強度を向上させる機能を有し、40質量%を超えても圧縮強度を増加させる効果を有する。
以上から、結合材に用いられる好適な材料の具体例としては、
(1)高炉スラグ微粉末
(2)高炉セメント
(3)高炉スラグ微粉末+フライアッシュ
(4)高炉スラグ微粉末+各種セメント
(5)高炉スラグ微粉末+各種セメント+フライアッシュ
(6)各種セメント+フライアッシュ
(7)高炉スラグ微粉末+アルカリ土類金属酸化物または/および水酸化物
(8)高炉スラグ微粉末+フライアッシュ+アルカリ土類金属酸化物または/および水酸化物
(9)高炉スラグ微粉末+フライアッシュ+アルカリ土類金属酸化物または/および水酸化物+各種セメント
を挙げることができる。なお、(1)〜(9)中の「各種セメント」は高炉セメントを含めた上記セメントのうち少なくとも1種を示す。
以上の硬化体を製造するに際しては、典型的には、上記結合材と水によりペーストを製造し、このペーストと粗粒の製鋼スラグを練混ぜた後、養生する。これにより空隙を有する硬化体が得られる。
この硬化体は、JIS
A 1102「骨材のふるい分け試験方法」において、1.2mmのふるいに留まる粗粒の製鋼スラグを主とする製鋼スラグと、水硬性を発揮し、粒径0.1mm以下の粉体からなる結合材とを、水を用いて練混ぜ、水和反応により硬化させてなり、結合材の単位量が70kg/m以上であり、空隙率が5〜40%である空隙を有するものであり、この硬化体により藻場造成、緑化、水質浄化等の用途に適したブロックを得ることができる。
以下、本発明の実施例について説明する。
表1に示した材料を用いて、空隙を有する硬化体を製造した。各材料の密度は表1に示す通りである。結合材としては、表1に示す、高炉スラグ微粉末、フライアッシュ(II種)、普通ポルトランドセメント、高炉セメントB種、石灰集塵微粉末、消石灰のいずれか1種以上を用いており、その他添加材として混和剤(ポリカルボン酸系AE減水剤)を用いている。なお、連続空隙率は(社)日本コンクリート工学協会ポーラスコンクリートの設計・施工法の確率に関する研究委員会報告書(2003年5月発刊)に記載の「ポーラスコンクリートの空隙率試験方法(案)」により測定した。
No.1〜14(No.1〜5、8、9、11、13は実施例、No.6、7、10、12、14は参考例)では、表2、3に示すような配合で、結合材、水、混和剤(ペースト構成物)と、製鋼スラグとを練混ぜた後、養生して表2に示すような空隙率を有する硬化体を得た。なお、用いた製鋼スラグの粒度を表2に併記する。表2、3に示すようにNo.1〜14は、十分な圧縮強度を保持しつつ、藻場造成、緑化、水質浄化等の用途に適したブロックを得ることができた。ただし、No.12は、結合材が普通ポルトランドセメントのみであるため、製鋼スラグの水和膨張の影響が出て80℃水浸後10日で有害な破損が生じた。No.1〜11、および13,14ではこのような破損は生じなかった。
比較例1〜4では、表4に示すような配合で、結合材、水、混和剤からなるペーストを作製し、このペーストと製鋼スラグを練混ぜた後、養生して硬化体を得た。なお、用いた製鋼スラグの粒度を表3に併記する。表3に示すように比較例1〜4は本発明の範囲から外れるものであり、所期の特性が得られなかった。具体的には、比較例1〜3ではペーストと製鋼スラグの体積比率が0.08よりも低いため、連続空隙率は良好な値であったものの圧縮強度が低いものとなった。また、比較例4は結合材に水硬性を発揮するものが含まれていないため、固化せず、硬化体自体が得られず、連続空隙率の評価も不能であった。
Figure 0005235921
Figure 0005235921
Figure 0005235921
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以上説明したように、本発明によれば、比較的高い強度を保持しつつ、5〜40%の空隙を有する硬化体を得ることができるので、藻場造成、緑化、水質浄化の用途のブロックとして適している他、舗道用ブロック、河川護岸ブロック、河川・海洋根固めブロック、積みブロック、雨水を土中へ浸透させる側溝および溜枡、歩車道境界ブロックとして利用が可能である。

Claims (3)

  1. JIS A 1102「骨材のふるい分け試験方法」において、1.2mmのふるいに留まる粗粒の製鋼スラグを主とする製鋼スラグと、水硬性を発揮し、粒径0.1mm以下の粉体からなり、フライアッシュと、高炉スラグ微粉末とを含む結合材とを、水を用いて練混ぜた後、養生して水和反応により硬化体とする硬化体の製造方法であって、
    前記結合材と水とからなるペーストの体積aと前記粗粒の製鋼スラグの体積bとの比率a/bを0.08以上とし、前記結合材の単位量を70kg/m以上380kg/m以下として、得られた硬化体の連続した空隙率を5〜40%とすることを特徴とする、空隙を有する硬化体の製造方法。
  2. JIS A 1102「骨材のふるい分け試験方法」において、1.2mmのふるいに留まる粗粒の製鋼スラグを主とする製鋼スラグと、水硬性を発揮し、粒径0.1mm以下の粉体からなり、フライアッシュと、高炉スラグ微粉末または/および各種セメントとを含む結合材とを、水を用いて練混ぜた後、養生して水和反応により硬化体とする硬化体の製造方法であって、
    前記結合材と水とからなるペーストの体積aと前記粗粒の製鋼スラグの体積bとの比率a/bを0.08以上とし、前記結合材の単位量を70kg/m以上380kg/m以下として、得られた硬化体の連続した空隙率を5〜40%とすることを特徴とする、空隙を有する硬化体の製造方法。
  3. 前記結合材は、アルカリ土類金属の酸化物、アルカリ土類金属の水酸化物、および各種セメントから選択される1種以上をさらに含むものであることを特徴とする、請求項1に記載の空隙を有する硬化体の製造方法。
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