JP5235898B2 - 電源装置 - Google Patents

電源装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5235898B2
JP5235898B2 JP2009544652A JP2009544652A JP5235898B2 JP 5235898 B2 JP5235898 B2 JP 5235898B2 JP 2009544652 A JP2009544652 A JP 2009544652A JP 2009544652 A JP2009544652 A JP 2009544652A JP 5235898 B2 JP5235898 B2 JP 5235898B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
power supply
capacitance
supply device
inductance
parallel
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2009544652A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2009072444A1 (ja
Inventor
康二 寺崎
英範 小田
弘昭 蒲原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daiden Co Inc
Original Assignee
Daiden Co Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daiden Co Inc filed Critical Daiden Co Inc
Priority to JP2009544652A priority Critical patent/JP5235898B2/ja
Publication of JPWO2009072444A1 publication Critical patent/JPWO2009072444A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5235898B2 publication Critical patent/JP5235898B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02MAPPARATUS FOR CONVERSION BETWEEN AC AND AC, BETWEEN AC AND DC, OR BETWEEN DC AND DC, AND FOR USE WITH MAINS OR SIMILAR POWER SUPPLY SYSTEMS; CONVERSION OF DC OR AC INPUT POWER INTO SURGE OUTPUT POWER; CONTROL OR REGULATION THEREOF
    • H02M5/00Conversion of ac power input into ac power output, e.g. for change of voltage, for change of frequency, for change of number of phases
    • H02M5/02Conversion of ac power input into ac power output, e.g. for change of voltage, for change of frequency, for change of number of phases without intermediate conversion into dc
    • H02M5/04Conversion of ac power input into ac power output, e.g. for change of voltage, for change of frequency, for change of number of phases without intermediate conversion into dc by static converters
    • H02M5/06Conversion of ac power input into ac power output, e.g. for change of voltage, for change of frequency, for change of number of phases without intermediate conversion into dc by static converters using impedances
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60MPOWER SUPPLY LINES, AND DEVICES ALONG RAILS, FOR ELECTRICALLY- PROPELLED VEHICLES
    • B60M3/00Feeding power to supply lines in contact with collector on vehicles; Arrangements for consuming regenerative power
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01FMAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
    • H01F38/00Adaptations of transformers or inductances for specific applications or functions
    • H01F38/14Inductive couplings
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02JCIRCUIT ARRANGEMENTS OR SYSTEMS FOR SUPPLYING OR DISTRIBUTING ELECTRIC POWER; SYSTEMS FOR STORING ELECTRIC ENERGY
    • H02J50/00Circuit arrangements or systems for wireless supply or distribution of electric power
    • H02J50/001Energy harvesting or scavenging
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02JCIRCUIT ARRANGEMENTS OR SYSTEMS FOR SUPPLYING OR DISTRIBUTING ELECTRIC POWER; SYSTEMS FOR STORING ELECTRIC ENERGY
    • H02J50/00Circuit arrangements or systems for wireless supply or distribution of electric power
    • H02J50/05Circuit arrangements or systems for wireless supply or distribution of electric power using capacitive coupling
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02JCIRCUIT ARRANGEMENTS OR SYSTEMS FOR SUPPLYING OR DISTRIBUTING ELECTRIC POWER; SYSTEMS FOR STORING ELECTRIC ENERGY
    • H02J50/00Circuit arrangements or systems for wireless supply or distribution of electric power
    • H02J50/10Circuit arrangements or systems for wireless supply or distribution of electric power using inductive coupling
    • H02J50/12Circuit arrangements or systems for wireless supply or distribution of electric power using inductive coupling of the resonant type
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02JCIRCUIT ARRANGEMENTS OR SYSTEMS FOR SUPPLYING OR DISTRIBUTING ELECTRIC POWER; SYSTEMS FOR STORING ELECTRIC ENERGY
    • H02J2310/00The network for supplying or distributing electric power characterised by its spatial reach or by the load
    • H02J2310/40The network being an on-board power network, i.e. within a vehicle

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Control Of Electrical Variables (AREA)
  • Inverter Devices (AREA)
  • Coils Or Transformers For Communication (AREA)
  • Direct Current Feeding And Distribution (AREA)
  • Coils Of Transformers For General Uses (AREA)
  • Current-Collector Devices For Electrically Propelled Vehicles (AREA)

Description

本発明は、送電線若しくは配電線の架空電力線又は架空地線、通信線(メッセンジャワイヤで支持されたメタル通信ケーブル又は光ケーブルなど)若しくは支線などの架空電力線に並設して架線される架空線状導体(以下、架空電力線及び架空線状導体を総称して、架空線と称す)に装着して使用される、架空線の状態(電圧、電流、温度又は動きなど)や架空線の周囲の状態(風速、日射量又は気圧など)を計測する計測機器、架空線の状態を無線や有線で送受信する通信機器、架空線の存在を標示するための標識灯又は架空電力線が活線であることを表示するための表示器などの電気機器である負荷に電力を供給する電源装置に関する。
従来、架空電力線に装着して使用する電気機器の電源として電池を用いていたが、電池には寿命があり、長くても2、3年の周期において、活線作業又は回線を停電にして電池の交換を行なっていた。
また、架空電力線に装着して使用する電気機器の電源として太陽電池を用いる場合もあったが、発電容量を確保するために太陽電池が大型化して架空電力線に取り付けることが困難であった。また、夜間における電気機器の動作を保証するために電池を併用し、結果的に重量物となると共に、電池の交換も必要になるという問題点もあった。
このため、高電圧線のように感電の危険性が高い架空電力線に対して、メンテナンスの頻度が高くなる電源方式は普及していないのが現状である。
このような状況下で、電池を用いずに、架空電力線に装着して電力を得て、架空電力線に電流が流れていなくても電力を確保できる装置の開発が試みられている。
例えば、従来の架空送電線の夜間標識装置においては、ネオン放電管の一端を送電線に接着すると共に他端を絶縁被覆となしこれを送電線に適当な間隔にて巻付けてなり、ネオン放電管は、被覆線と送電線間の静電誘導により点灯するものであると開示されている。また、従来技術として、架空送電線に金属パイプを覆せ両端を絶縁物にて同心状に支持せしめたものや架空送電線より碍子にて導体の添線を吊架したものが開示されている(例えば、特許文献1参照)。
また、従来の静電誘導形電源供給装置においては、変電所構内の電力線導体にスパイラル状に巻き付ける絶縁物と、この絶縁物の上から重ねるようにスパイラル状に巻き付ける電極と、この電極から引き出した入力リードおよび電力線導体から引き出した入力リードを一次側入力とし、二次側をセンサに接続した整流回路とを備えるものが開示されている(例えば、特許文献2参照)。
また、従来の送配電系統の計測装置用電源装置においては、空間電極で得られた電圧を適切な電圧へ変換し過電圧を抑制する保護回路と、保護回路からの電圧を交流から直流へ変換する整流回路と、整流回路から出力される電気を蓄える充電電池と、充電電池の電圧を検出する電圧検出器と、検出された電圧から計測装置の負荷に必要な電圧を間欠出力する電圧発生器とを備えているものが開示されている(例えば、特許文献3参照)。
実公昭39−29852号公報 特開平10−262349号公報 特開2003−284252号公報
従来の架空送電線の夜間標識装置及び静電誘導形電源供給装置は、送電線(電力線導体)上に絶縁物を配置し、さらにその上に導体(電極)を配置することにより、送電線及び導体間の静電容量(絶縁物のCx)と導体及び大地間の静電容量(空間C)とが直列に接続されるようにしたもので、送電線及び導体間の静電容量の両極に負荷が直接接続されるか、整流回路を介して負荷が接続されている。すなわち、図13(a)に示すように、等価的に二つのキャパシタンスの直列回路であり、送電線100a及び導体間のキャパシタンス(絶縁物のCx)と並列に負荷200が接続されるものとなっている。図13(a)は従来の架空送電線の夜間標識装置及び静電誘導形電源供給装置の等価回路である。なお、図13(a)において、符号201aは整流回路、符号300は大地をそれぞれ示している。
また、従来の送配電系統の計測装置用電源装置は、送配電線を中心にして間隔をおいて同心円状に2つの電極が配置され、図13(b)に示すように、送配電線100b及び一方の電極間の静電容量(絶縁物のC1)と、一方の電極及び他方の電極間の静電容量(絶縁物のCx)と、他方の電極及び地面間の静電容量(空間C)とが直列に接続された直列回路となり、中間のキャパシタンス(絶縁物のCx)に並列に負荷200が接続されるものとなっている。図13(b)は従来の送配電系統の計測装置用電源装置の等価回路である。なお、図13(b)において、符号201は保護回路や整流回路などからなる電源回路部、符号300は大地をそれぞれ示している。
ここで、従来の架空送電線の夜間標識装置、静電誘導形電源供給装置及び送配電系統の計測装置用電源装置(以下、従来の電源装置と称す)の等価回路における空間Cは、電極及び大地300間や送電線100aの各相間の間隔が非常に広いため、静電容量が極めて小さくなり、電極の長さ1m当たり10pF程度にすぎない。これをインピーダンスに換算すると、商用周波数において、概ね、300MΩという極めて大きな値となる。特に、大電力を送電する送電線100aでは、送電線100a及び大地300間や送電線100aの各相間の間隔を大きくとるために、さらに大きな値になるのが一般的である。
一方、図13(a)又は図13(b)における静電容量Cxとそれに並列に入る負荷200との合成インピーダンスは、負荷200のインピーダンスが大部分を占めるため、概ね数kΩ以下となる。
このように、従来の電源装置によるキャパシタ直列回路では、負荷200と静電容量Cxとの並列部分の合成インピーダンスに対して、電極及び大地間のインピーダンスが圧倒的に大きく、負荷200にかかる電圧は、負荷200及び静電容量Cxの合成インピーダンスと電極及び大地間のインピーダンスとの比(図13(b)であれば、静電容量C1のインピーダンスの比とも関係する)で決まるために、負荷200にはほとんど電圧が生じない。
また、回路に流れる電流については、負荷200及び静電容量Cxの合成インピーダンスと電極及び大地間のインピーダンスとを合成(図13(b)であれば、静電容量C1のインピーダンスも合成)したインピーダンスで決まるが、電極及び大地間のインピーダンスが大きいために、結局、空間Cを充電する極めて微弱な電流値となる。
さらに、回路に流れる電流は、負荷200と静電容量Cxの並列部分では、負荷200側と静電容量Cx側とに分流され、絶縁物で形成されるキャパシタンス(絶縁物のCx)においても、電力を消費するために、効率の極めて悪い電源装置となるという問題点があった。
特に、従来の電源装置は、このような効率の悪さを補い、負荷200に必要な電力を供給できるように、電極を十分に長くすることや太くすることなどにより、対向する架空電力線や大地との間の静電容量を大きくする対策や、二次電池を使用して緩やかに電力を蓄えたうえで、間欠的に一定以上の電圧を発生させて負荷200を駆動させるなどの対策が必要となり、電源装置の大型化を招き、回路が複雑になるといった問題点があった。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、コンパクトで簡易な構造であり、従来の電源装置と比較して、負荷に対する電力供給の効率を向上させた電源装置を提供するものである。
この発明に係る電源装置においては、架空線及び当該架空線の長手方向に絶縁体を介して延在する電極からなる静電容量と、前記静電容量に対して並列に接続されるインダクタンスと、前記静電容量及び前記インダクタンスによる並列回路の両端から引き出される出力部とを備え、前記並列回路を並列共振回路として、前記出力部から電力を供給するものである。
また、この発明に係る電源装置においては、必要に応じて、前記インダクタンスが可変インダクタンスであり、当該可変インダクタンスのインダクタンスを調節し、前記並列回路を並列共振回路とするものである。
また、この発明に係る電源装置においては、前記静電容量に対して並列に接続される可変静電容量を備え、前記可変静電容量の静電容量を調節し、前記並列回路を並列共振回路とするものである。
さらに、この発明に係る電源装置においては、必要に応じて、一次電圧を降圧させて二次電圧を出力する変圧器を備え、前記インダクタンスが、前記出力部を二次側とする前記変圧器の励磁サセプタンス成分に対応する。
また、この発明に係る電源装置においては、必要に応じて、一次電圧を降圧させて二次電圧を出力する変圧器と、前記変圧器の二次側に二次巻線に対して並列に接続されるインダクタンスと、を備え、前記静電容量に対して並列に接続されるインダクタンスが、前記出力部を二次側とする前記変圧器の励磁サセプタンス成分に対応する。
また、この発明に係る電源装置においては、必要に応じて、前記変圧器の二次側に二次巻線に対して並列に接続されるインダクタンスが可変インダクタンスであり、当該可変インダクタンスのインダクタンスを調節し、前記並列回路を並列共振回路とするものである。
また、この発明に係る電源装置においては、必要に応じて、前記電極が、前記架空線を所定の長さに亘り内包する筒状導体である。
また、この発明に係る電源装置においては、必要に応じて、前記電極が、一の前記筒状導体を他の前記筒状導体に当接して内包させる径の異なる複数の筒状導体からなり、当該一の筒状導体を他の筒状導体に対して摺動自在に配設するものである。
さらに、この発明に係る電源装置においては、必要に応じて、前記電極が、複数の前記筒状導体を連結してなる。
この発明に係る電源装置においては、架空線及び当該架空線の長手方向に絶縁体を介して延在する電極からなる静電容量と、前記静電容量に対して並列に接続されるインダクタンスと、前記静電容量及び前記インダクタンスによる並列回路の両端から引き出される出力部とを備え、前記並列回路を並列共振回路として、前記出力部から電力を供給することにより、負荷側に全ての電流が流れることになり、負荷に対して電流の流入効率の良い電源装置となる。
また、この発明に係る電源装置においては、必要に応じて、前記インダクタンスが可変インダクタンスであり、当該可変インダクタンスのインダクタンスを調節し、前記並列回路を並列共振回路とすることにより、予め、静電容量との並列共振の条件を満たすような、インダクタンスの回路部品を選定する必要がなく、電源装置を装着する架空線の様々な種類に対応することができる。特に、負荷の消費電力に応じて電極の長さを変化させた場合であっても、可変インダクタンスのインダクタンスを調節して並列共振の条件を保持することができる。
また、この発明に係る電源装置においては、前記静電容量に対して並列に接続される可変静電容量を備え、前記可変静電容量の静電容量を調節し、前記並列回路を並列共振回路とすることにより、予め、静電容量との並列共振の条件を満たすような、インダクタンスの回路部品を選定する必要がなく、電源装置を装着する架空線の様々な種類に対応することができる。特に、負荷の消費電力に応じて電極の長さを変化させた場合であっても、可変静電容量の静電容量を調節して並列共振の条件を保持することができる。
さらに、この発明に係る電源装置においては、必要に応じて、一次電圧を降圧させて二次電圧を出力する変圧器を備え、前記インダクタンスが、前記出力部を二次側とする前記変圧器の励磁サセプタンス成分に対応することにより、励磁サセプタンスと静電容量(又は静電容量及び可変静電容量の合成値)とが並列共振回路をなし、負荷に対する電流の流入効率を向上させることができる。また、一次側から見た負荷のインピーダンスを大きくすることができ、空間静電容量との分圧で生じる変圧器の一次電圧を効果的に高め、従来の電源装置と比較して、負荷に対する電力供給の効率を向上させることができる。
また、この発明に係る電源装置においては、必要に応じて、一次電圧を降圧させて二次電圧を出力する変圧器と、前記変圧器の二次側に二次巻線に対して並列に接続されるインダクタンスと、を備え、前記静電容量に対して並列に接続されるインダクタンスが、前記出力部を二次側とする前記変圧器の励磁サセプタンス成分に対応することにより、励磁サセプタンス及びインダクタンスと静電容量とが並列共振回路をなし、負荷に対する電流の流入効率を向上させることができる。また、一次側から見た負荷のインピーダンスを大きくすることができ、空間静電容量との分圧で生じる変圧器の一次電圧を効果的に高め、従来の電源装置と比較して、負荷に対する電力供給の効率を向上させることができる。特に、低電圧である変圧器の二次側にインダクタンスを接続することで、電源装置の小型化を図りつつ、架空電力線から得られる電力を低下させることなく、静電容量と励磁サセプタンス及びインダクタンスとの並列共振の状態を維持することができる。
また、この発明に係る電源装置においては、必要に応じて、前記変圧器の二次側に二次巻線に対して並列に接続されるインダクタンスが可変インダクタンスであり、当該可変インダクタンスのインダクタンスを調節し、前記並列回路を並列共振回路とすることにより、予め、静電容量及び励磁サセプタンスとの並列共振の条件を満たすような、インダクタンスの回路部品を選定する必要がなく、電源装置を装着する架空線の様々な種類に対応することができる。特に、負荷の消費電力に応じて電極の長さを変化させた場合であっても
、可変インダクタンスのインダクタンスを調節して並列共振の条件を保持することができる。
また、この発明に係る電源装置においては、必要に応じて、前記電極が、前記架空線を所定の長さに亘り内包する筒状導体であることにより、架空電力線に碍子を介して導体を吊架したものや導体上に絶縁被覆を施した被覆線を架空電力線に螺旋状に直接巻きつけたものと比較して、対向する架空電力線や大地との間の静電容量を増加させ、負荷側に得られる電力を増加させることができる。
また、この発明に係る電源装置においては、必要に応じて、前記電極が、一の前記筒状導体を他の前記筒状導体に当接して内包させる径の異なる複数の筒状導体からなり、当該一の筒状導体を他の筒状導体に対して摺動自在に配設することにより、一の筒状導体を他の筒状導体に対して摺動させることで、負荷の消費電力に応じて、電極の長さを調節することができ、必要に応じたコンパクトな電極を構成することができる。
さらに、この発明に係る電源装置においては、必要に応じて、前記電極が、複数の前記筒状導体を連結してなることにより、負荷の消費電力に応じて、電極の長さを調節することができ、必要に応じたコンパクトな電極を構成することができる。
(a)は三相三線式の架空電力線における作用静電容量を説明するための説明図であり、(b)はこの発明を実施するための第1の実施形態における電源装置を架空電力線に装着した状態を示す概略構成図である。 (a)は図1(b)に示す電源装置の電極の一例を示す側面図であり、(b)は図2(a)に示す電極の正面図である。 (a)は図1(b)に示す電源装置の電極の他の例における架空電力線に装着する前の正面図であり、(b)は図1(b)に示す電源装置の電極の他の例における架空電力線に装着した後の正面図である。 (a)は図1(b)に示す電源装置の電極のさらに他の例における架空電力線に装着する前の正面図であり、(b)は図4(a)に示す嵌合部に架空電力線を嵌合した後の正面図であり、(c)は図1(b)に示す電源装置の電極のさらに他の例における架空電力線に装着した後の正面図である。 (a)は図1(b)に示す電源装置の等価回路の一例を示す回路図であり、(b)は図5(a)に示す等価回路における並列回路を共振させた状態の等価回路を示す回路図である。 (a)は図1(b)に示す電源装置の等価回路の他の例を示す回路図であり、(b)は図1(b)に示す電源装置の等価回路のさらに他の例を示す回路図である。 図1(b)に示す電源装置の電極の他の例を示す側面図である。 (a)は図1(b)に示す電源装置の電極のさらに他の例を示す分解斜視図であり、(b)は図8(a)に示す電極の側面図である。 (a)は図1(b)に示す電源装置の等価回路の一例を示す回路図であり、(b)は図9(a)に示す等価回路における並列回路を共振させた状態の等価回路を示す回路図である。 (a)は図1(b)に示す電源装置の等価回路の一例を示す回路図であり、(b)は図10(a)に示す等価回路における並列回路を共振させた状態の等価回路を示す回路図である。 (a)は三相三線式の架空電力線及び架空線状導体における空間静電容量を説明するための説明図であり、(b)はこの発明を実施するための第4の実施形態における電源装置を架空線状導体に装着した状態を示す概略構成図である。 (a)は図11(b)に示す電源装置の等価回路の一例を示す回路図であり、(b)は図12(a)に示す等価回路における並列回路を共振させた状態の等価回路を示す回路図である。 (a)は従来の架空送電線の夜間標識装置及び静電誘導形電源供給装置の等価回路であり、(b)は従来の送配電系統の計測装置用電源装置の等価回路である。
符号の説明
1 変圧器
1a 理想変圧器
10 並列共振条件設定回路部
20 電極
20a 筒状導体
20b 筒状導体
20c 筒状導体
21 突起部
22 切欠部
23 係合部
24 肉薄部
25 嵌合部
26 先細部
27 凸部
28 凹部
30 絶縁体
40 入力部
50 出力部
100 架空電力線
100a 送電線
100b 送配電線
110 架空線状導体
200 負荷
300 大地
300a 中性点(接地)
(本発明の第1の実施形態)
図1(a)は三相三線式の架空電力線における作用静電容量を説明するための説明図、図1(b)はこの発明を実施するための第1の実施形態における電源装置を架空電力線に装着した状態を示す概略構成図、図2(a)は図1(b)に示す電源装置の電極の一例を示す側面図、図2(b)は図2(a)に示す電極の正面図、図3(a)は図1(b)に示す電源装置の電極の他の例における架空電力線に装着する前の正面図、図3(b)は図1(b)に示す電源装置の電極の他の例における架空電力線に装着した後の正面図、図4(a)は図1(b)に示す電源装置の電極のさらに他の例における架空電力線に装着する前の正面図、図4(b)は図4(a)に示す嵌合部に架空電力線を嵌合した後の正面図、図4(c)は図1(b)に示す電源装置の電極のさらに他の例における架空電力線に装着した後の正面図、図5(a)は図1(b)に示す電源装置の等価回路の一例を示す回路図、図5(b)は図5(a)に示す等価回路における並列回路を共振させた状態の等価回路を示す回路図、図6(a)は図1(b)に示す電源装置の等価回路の他の例を示す回路図、図6(b)は図1(b)に示す電源装置の等価回路のさらに他の例を示す回路図、図7は図1(b)に示す電源装置の電極の他の例を示す側面図、図8(a)は図1(b)に示す電源装置の電極のさらに他の例を示す分解斜視図であり、(b)は図8(a)に示す電極の側面図である。
図1(a)において、架空電力線100は、架空電線路における三相三線式の各相電力線であり、三相三線の各線間と各線及び大地間とに静電容量が存在する。これらの静電容量を整理して、各線と三相三線の中性点(接地)300aとの間で働く静電容量に変換したものが作用静電容量CU、CV、CWである。
以下、本発明に係る電源装置の電極20をU相の架空電力線100に取り付けた場合について説明する。
図1(b)において、本発明に係る電源装置は、架空電力線100の長手方向に空気などの絶縁体30を介して延在する電極20と、架空電力線100及び電極20間の絶縁体による静電容量Cと並列共振させるインダクタンスLを有する並列共振条件設定回路部10と、並列共振条件設定回路部10の入力側の一端を電極20に接続し、他端を架空電力線100の導体に接続する図示しない器具(例えば、針電極式クランプ)などを用いて架空電力線100に接続するリード線などからなる入力部40と、並列共振条件設定回路部10の出力側であり、負荷200に接続して電力を供給するためのケーブルなどからなる出力部50とを備えている。
電極20は、図2に示すように、架空電力線100を所定の長さに亘り内包する筒状導体であり、筒状導体の長手方向に垂直な断面に対して略中央において架空電力線100を支持するための突起部21を有し、筒状導体の内部に架空電力線100を挿入するための、筒状導体の長手方向に延在する切欠部22を有している。これにより、筒状導体が、切欠部22を有しない金属パイプのように、金属パイプの内部に挿入するために、架空電力線100を切断する必要がなく、架空電力線100に対する筒状導体の装着を容易にすることができる。
なお、電極20の突起部21は、架空電力線100を支持できるのであれば、この形状及び個数に限られるものではない。
また、筒状導体の内部に架空電力線100を挿入するための切欠部22を設けるのではなく、筒状導体が半円柱の2つの部材からなり、この2つの部材を対向させて架空電力線100を把持してもよい。
また、電極20は、図3に示すように、筒状導体の周方向における対向する端部を互いに係合する係合部23と、筒状導体の長手方向に延在し、切欠部22を開閉する方向に筒状導体を屈曲可能とする肉薄部24とを有してもよい。
なお、図3に示す電極20に対する架空電力線100の取付方法は、切欠部22を開いた状態で(図3(a))、架空電力線100を突起部21(ここでは、2つの突起部21)に当接させ、筒状導体の略中央に配置する。そして、切欠部22を閉じる方向に、筒状導体の屈曲状態を元に戻し、係合部23を係合させる(図3(b))。
さらに、電極20は、図4に示すように、筒状導体の周方向における一端に架空電力線100を嵌合する嵌合部25を有し、他端に近づくほど筒状導体の厚みが薄くなる肉薄状の先細部26を他端に有してもよい。
なお、図4に示す電極20に対する架空電力線100の取付方法は、嵌合部25に対して筒状導体の内側に先細部26を屈曲させておき(図4(a))、嵌合部25に架空電力線100を嵌合する(図4(b))。そして、嵌合部25に対して筒状導体の外側に先細部26を配置するように、筒状導体の屈曲状態を元に戻す(図4(c))。
また、電極20はこの形状に限られるものではなく、架空電力線100に碍子を介して導体を吊架したものや、導体上に絶縁被覆を施した被覆線を架空電力線100に螺旋状に直接巻きつけたものでもよい。
さらに、電極20の材質は、作用静電容量CUに電荷を蓄えられるのであれば、アルミニウムなどの金属に限られるものではなく、導電性又は半導電性の合成樹脂を用いてもよい。なお、この第1の実施形態においては、長さが2.5mである半導電性のポリエチレン製の筒状導体を用いている。特に、架空電力線100が絶縁被覆を有するものであって、耐電圧性能を求められる場合には、電極20を含めた電源装置や負荷200の表面に電線と同等の絶縁被覆を施す必要がある。
並列共振条件設定回路部10は、例えば、図5(a)に示すように、架空電力線100及び電極20間の絶縁体による静電容量Caと負荷200との間に並列に接続され、静電容量Caと並列共振するインダクタンスLaからなる。
なお、インダクタンスLaは、電源装置を装着する架空電力線100の種類並びに電極20及び絶縁体30の仕様が決まっており、静電容量Caの値が固定されているのであれば、静電容量Caとの並列共振の条件を満たすように、回路部品を選定する。
このように、静電容量CaとインダクタンスLaとを並列共振させ、互いの電流が相殺して、静電容量CaとインダクタンスLaとの合成インピーダンスを無限大(∞)に保持することで、図5(b)に示すように、静電容量CaとインダクタンスLaとが省略でき、負荷200と作用静電容量CUとが直列に接続された等価回路とみなすことができる。
したがって、回路に流れる電流は、従来の電源装置において、負荷200と静電容量Cxの並列部分で、負荷200と静電容量Cxとに分流され、絶縁物で形成されるキャパシタンス(絶縁物のCx)に一部が流れていたのに対して、本発明に係る電源装置においては、負荷200に全ての電流が流れることになり、負荷200に対して電流の流入効率の良い電源装置となる。
また、並列共振条件設定回路部10は、例えば、図6(a)に示すように、静電容量Caと負荷200との間に並列に接続され、静電容量Caと並列共振するようにインダクタンスを調節できる可変インダクタンスLbからなる回路構成としてもよい。
すなわち、可変インダクタンスLbのインダクタンスを調節し、静電容量Ca及び可変インダクタンスLbからなる並列回路を並列共振回路とすることにより、予め、静電容量Caとの並列共振の条件を満たすような、インダクタンスLaの回路部品を選定する必要がなく、電源装置を装着する架空電力線100の様々な種類に対応することができる。特に、
負荷200の消費電力に応じて電極20の長さを変更した場合であっても、可変インダクタンスLbのインダクタンスを調節して並列共振の条件を保持することができる。
なお、静電容量Caと可変インダクタンスLbとの並列共振は、可変インダクタンスLbのインダクタンスを変化させながら、出力部50における電圧値を測定し、最大値を示したときが、所望の並列共振の状態である。また、可変インダクタンスの替わりに、架空電力線100に対する電源装置の装着時に1度だけ調節して後は変更しない半固定インダクタンスを用いてもよい。
また、並列共振条件設定回路部10は、例えば、図6(b)に示すように、静電容量Caに対して並列に接続される可変静電容量Cb及びインダクタンスLaからなる回路構成としてもよい。
すなわち、可変静電容量Cbの静電容量を調節し、静電容量Ca、可変静電容量Cb及びインダクタンスLaからなる並列回路を並列共振回路とすることにより、予め、静電容量Caとの並列共振の条件を満たすような、インダクタンスLaの回路部品を選定する必要がなく、電源装置を装着する架空電力線100の様々な種類に対応することができる。特に、負荷200の消費電力に応じて電極20の長さを変更した場合であっても、可変静電容量Cbの静電容量を調節して並列共振の条件を保持することができる。
なお、静電容量Ca、可変静電容量Cb及びインダクタンスLaの並列共振は、可変静電容量Cbの静電容量を変化させながら、出力部50における電圧値を測定し、最大値を示したときが、所望の並列共振の状態である。また、可変静電容量Cbとなる可変コンデンサの替わりに、架空電力線100に対する電源装置の装着時に1度だけ調節して後は変更しない半固定コンデンサを用いてもよい。
また、この第1の実施形態においては、電極20が1つの筒状導体である場合について説明したが、電極20が、一の筒状導体を他の筒状導体に当接して内包させる径の異なる複数の筒状導体からなり、一の筒状導体を他の筒状導体に対して摺動自在に配設できる構成としてもよい。例えば、図7に示すように、径の異なる複数の筒状導体20a、20b、20c、20dを適宜選択して、組み合わせることが考えられる。
これにより、負荷200の消費電力に応じて、電極20の長さを調節することができ、必要に応じたコンパクトな電極20を構成することができる。
同様に、図8に示すように、電極20が、一端に凸部27を有し、他端に凹部28を有する筒状導体20eを、凸部27及び凹部28を嵌合し、複数連結してなることにより、負荷200の消費電力に応じて、電極20の長さを調節することができ、必要に応じたコンパクトな電極20を構成することができる。
(本発明の第2の実施形態)
図9(a)は図1(b)に示す電源装置の等価回路の一例を示す回路図、図9(b)は図9(a)に示す等価回路における並列回路を共振させた状態の等価回路を示す回路図である。図9において、図1乃至図8と同じ符号は、同一又は相当部分を示し、その説明を省略する。
この第2の実施形態においては、静電容量Caと負荷200との間に変圧器1を並列に接続させるところのみが第1の実施形態と異なるところであり、後述する変圧器1による作用効果以外は、第1の実施形態と同様の作用効果を奏する。
変圧器1は、並列共振条件設定回路部10の入力部40に入力される一次電圧を、降圧し、二次電圧として、出力部50から負荷側に出力する。なお、この第2の実施形態においては、一次巻線の巻数N1と二次巻線の巻数N2との巻数比(N1/N2)が100である変圧器1を使用しているが、この巻数比に限られるものではない。
ここで、変圧器1において、第1の仮定として、磁束はすべて鉄心の中だけを通り両巻線に鎖交すること、第2の仮定として、巻線の抵抗は無視できること、第3の仮定として、鉄損は無視できること、第4の仮定として、鉄心の飽和は無視できること、第5の仮定として、鉄心の透磁率が無限大で励磁電流も無視できること、の5つを仮定した仮想上の変圧器を理想変圧器1aという。
理想変圧器1aでは仮定により、磁束はすべて鉄心の中だけを通り両巻線に鎖交するものとした。しかし、実際の変圧器1では、一次及び二次の両巻線と鎖交する主磁束の他に、一次巻線とだけ鎖交し二次巻線と交わらない磁束と、二次巻線とだけ鎖交し一次巻線と交わらない磁束が存在し、これらは漏れ磁束という。
この漏れ磁束による起電力は、漏れ磁束のない理想変圧器1aの一次巻線及び二次巻線にそれぞれ直列に接続されたインダクタンスによって生じるリアクタンス電圧降下として取り扱うことができる。したがって、一次漏れリアクタンスをx1、二次漏れリアクタンスをx2とすれば、その影響を、図9(a)に示すように、理想変圧器1aの一次巻線及び二次巻線とそれぞれ直列に接続された漏れリアクタンスx1、x2として表わすことができる。
また、理想変圧器1aでは仮定により巻線の抵抗を無視したが、実際の変圧器では巻線に抵抗があるために、それによる電圧降下と銅損を伴う。したがって、一次巻線の抵抗をr1、二次巻線の抵抗をr2とすれば、その影響を、図9(a)に示すように、理想変圧器1aの一次巻線及び二次巻線とそれぞれ直列に接続された抵抗r1、r2として表わすことができる。
また、一次と二次の結合コイルを理想変圧器1aとするためには、図9(a)に示すように、一次コイルと並列に励磁電流の通路を設けてやればよい。この分路は鉄損電流の通路となる励磁コンダクタンスg0と磁化電流の通路となる励磁サセプタンスb0の並列回路からなる。
このように、図9(a)に示すように、変圧器1は、一次巻線の抵抗r1、一次漏れリアクタンスx1、励磁サセプタンスb0、励磁コンダクタンスg0、理想変圧器1a、二次巻線の抵抗r2及び二次漏れリアクタンスx2からなる等価回路で表わすことができる。
また、変圧器1における、一次巻線の抵抗r1及び一次漏れリアクタンスx1からなる合成インピーダンスZ1、並びに二次巻線の抵抗r2及び二次漏れリアクタンスx2からなる合成インピーダンスZ2は、わずかな電圧降下として作用するが、ここでの電圧降下は一般的には非常に小さく、回路に対する影響が少ないために無視することができる。
また、可変静電容量Cbを調節して、静電容量Ca及び可変静電容量Cbと励磁サセプタンスb0との並列共振の状態を作り出すことで、互いの電流が相殺して、静電容量Ca、可変静電容量Cb及び励磁サセプタンスb0の合成インピーダンスを無限大(∞)に保持することで、図9(b)に示すように、単純な等価回路とみなすことができる。
なお、静電容量Ca、可変静電容量Cb及び励磁サセプタンスb0の並列共振は、可変静電容量Cbの静電容量を変化させながら、変圧器1の一次側、二次側又は出力部50における電圧値を測定し、最大値を示したときが、所望の並列共振の状態である。特に、図示しない中央処理装置(Central Processing Unit:CPU)によって、可変静電容量Cbを段階的に変化させるスイッチを開閉し、電圧が最大値となるように設定することが好ましい。ただし、架空電力線100の種類や電極20の構成上、静電容量Caの変動が小さい場合には、変圧器1の励磁サセプタンスb0を適当な値にすることで、可変静電容量Cbを固定のものにすることや、省略することも可能である。
ここで、変圧器1の一次巻線の巻数N1と二次巻線の巻数N2との巻数比(N1/N2)を100とし、電源装置の出力部50に1kΩの負荷200を接続した場合を想定する。
この場合に、一次側から見た負荷200のインピーダンスは、巻数比の二乗を乗じた値となるために、10MΩ(=1kΩ×1002)となり、非常に大きいことがわかる。
すなわち、変圧器1によるインピーダンス整合の作用で、負荷200における1kΩのインピーダンスを、10MΩのインピーダンスに変換している。
また、変圧器1の一次側には励磁コンダクタンスg0が存在するが、この値は非常に小さい(抵抗値では非常に大きい)。
したがって、一次側からみた負荷200のインピーダンスと励磁コンダクタンスg0との並列回路の合成インピーダンスは大きな値となり、作用静電容量CUとの分圧であっても、変圧器1の一次側に大きな電圧が印加されることになる。
なお、変圧器1を1個の変圧器により対処するには、励磁コンダクタンスg0を小さくするために、変圧器1の巻線比を所望の値に保持しつつ一次巻線の巻数を増加させる必要がある。このため、変圧器1の形状が大きくなりすぎて、架空電力線100への装着において、支障が出る場合がある他に、鉄損の少ない特殊な材質のコアを使用することでコスト高になる場合がある。
そこで、量産性の高い小さな変圧器を、架空電力線100の長手方向に複数並べて直列に接続することで、電源装置を安価でコンパクトにでき、巻数比は一定のまま、励磁コンダクタンスg0を小さくすることができる。なお、この第1の実施形態においては、8個の変圧器を直列に接続して変圧器1を構成している。
以上のように、本発明に係る電源装置においては、変圧器1の励磁サセプタンスb0とそれに並列に挿入される静電容量Ca及び可変静電容量Cbとを並列共振の状態にして、これらの合成インピーダンスを無限大(∞)に保持することにより、励磁コンダクタンスg0、理想変圧器1a及び負荷200に生じる高い電圧を得ることができると共に、静電容量Ca側に流れる電流を相殺して、負荷200に対する電流の流入効率を向上させることができる。また、変圧器1によるインピーダンス整合により、負荷200に対して大きな電圧を印加することができる。
特に、本発明に係る電源装置においては、並列共振条件設定回路部10の回路素子が可変静電容量Cb及び変圧器1のみからなる単純な回路構成であるために、架空電力線100に取り付けるには、現実的な大きさ及び重量であるうえに、計測機器などの消費電力が比較的小さな負荷200であれば連続的に電力を供給することができる。
(本発明の第3の実施形態)
図10(a)は図1(b)に示す電源装置の等価回路の一例を示す回路図、図10(b)は図10(a)に示す等価回路における並列回路を共振させた状態の等価回路を示す回路図である。図10において、図1乃至図9と同じ符号は、同一又は相当部分を示し、その説明を省略する。
この第3の実施形態においては、変圧器1の一次側に可変静電容量Cbを接続させる替わりに、変圧器1の二次巻線と負荷200との間に可変インダクタンスLbを並列に接続させるところのみが第2の実施形態と異なるところであり、後述する可変インダクタンスLbによる作用効果以外は、第2の実施形態と同様の作用効果を奏する。
可変インダクタンスLbは、インダクタンスを調節して、静電容量Caと励磁サセプタンスb0及び可変インダクタンスLbとの並列共振の状態を作り出すことで、互いの電流が相殺して、静電容量Ca、励磁サセプタンスb0及び可変インダクタンスLbの合成インピーダンスを無限大(∞)に保持することで、図10(b)に示すように、単純な等価回路とみなすことができる。
なお、静電容量Ca、励磁サセプタンスb0及び可変インダクタンスLbの並列共振は、可変インダクタンスLbのインダクタンスを変化させながら、変圧器1の一次側、二次側又は出力部50における電圧値を測定し、最大値を示したときが、所望の並列共振の状態である。特に、図示しない中央処理装置(CPU)によって、可変インダクタンスLbを段階的に変化させるスイッチを開閉し、電圧が最大値となるように設定することが好ましい。ただし、架空電力線100の種類や電極20の構成上、静電容量Caの変動が小さい場合には、変圧器1の励磁サセプタンスb0を適当な値にすることで、可変インダクタンスLbを固定のものにすることや、省略することも可能である。
ここで、変圧器1の二次側に、可変インダクタンスLb又は固定のインダクタンスLaを接続することによる作用効果について説明する。
まず、図10(a)において、可変インダクタンスLbを接続しない、変圧器1のトランス方式では、励磁コンダクタンスg0に流れる損失分の鉄損電流を小さくするために、一次巻線の巻数を増加し、励磁コンダクタンスg0を小さく(抵抗値を大きく)することが効果的である。
これに対し、一次巻線の巻数を増加することは、励磁サセプタンスb0のインダクタンスを大きくすることとなり、静電容量Caと励磁サセプタンスb0との並列共振の状態を維持するためには、静電容量Caを小さくする必要がある。
すなわち、静電容量Caを小さくするためには、架空電力線100に対向する電極20の面積を小さく(筒状導体の長さを短く)することや、架空電力線100と電極20との間隔を広げる(筒状導体の内径を大きくする)ことが必要である。
しかしながら、架空電力線100に対向する電極20の面積を小さく(筒状導体の長さを短く)することは、架空電力線100から得られる電力を低下させるという問題点がある。また、架空電力線100と電極20との間隔を広げる(筒状導体の内径を大きくする)ことは、電源装置の大型化に繋がるという問題点がある。
これに対し、静電容量Caと変圧器1の一次巻線との間に、新たなインダクタンスL(可変インダクタンスLb又は固定のインダクタンスLa)を並列に接続して、励磁サセプタンスb0と合成したインダクタンスの値を小さくすることが考えられるが、変圧器1の一次側に掛かる高電圧に耐え得るインダクタンスLを追加することは、電源装置の大型化に繋がるという問題点がある。
したがって、本発明に係る電源装置においては、低電圧である変圧器1の二次側に新たなインダクタンスLを接続することで、電源装置の小型化を図りつつ、架空電力線100から得られる電力を低下させることなく、静電容量Caと励磁サセプタンスb0及び新たなインダクタンスL(可変インダクタンスLb又は固定のインダクタンスLa)との並列共振
の状態を維持することができるという作用効果を奏する。
以上のように、本発明に係る電源装置においては、静電容量Caとそれに並列に挿入される変圧器1の励磁サセプタンスb0及び可変インダクタンスLbとを並列共振の状態にして、これらの合成インピーダンスを無限大(∞)に保持することにより、励磁コンダクタンスg0、理想変圧器1a及び負荷200に生じる高い電圧を得ることができると共に、静電容量Ca側に流れる電流を相殺して、負荷200に対する電流の流入効率を向上させることができる。また、変圧器1によるインピーダンス整合により、負荷200に対して大きな電圧を印加することができる。
特に、本発明に係る電源装置においては、並列共振条件設定回路部10の回路素子が可変インダクタンスLb及び変圧器1のみからなる単純な回路構成であるために、架空電力線100に取り付けるには、現実的な大きさ及び重量であるうえに、計測機器などの消費電力が比較的小さな負荷200であれば連続的に電力を供給することができる。
(本発明の第4の実施形態)
図11(a)は三相三線式の架空電力線及び架空線状導体における空間静電容量を説明するための説明図、図11(b)はこの発明を実施するための第4の実施形態における電源装置を架空線状導体に装着した状態を示す概略構成図、図12(a)は図11(b)に示す電源装置の等価回路の一例を示す回路図、図12(b)は図12(a)に示す等価回路における並列回路を共振させた状態の等価回路を示す回路図である。図11及び図12において、図1乃至図10と同じ符号は、同一又は相当部分を示し、その説明を省略する。
この第4の実施形態においては、架空電力線100の替わりに架空線状導体110に電源装置を装着するところのみが第1の実施形態、第2の実施形態及び第3の実施形態と異なるところであり、後述する架空線状導体110に電源装置を装着したことによる作用効果以外は、第1の実施形態、第2の実施形態及び第3の実施形態と同様の作用効果を奏する。
図11(a)において、架空線状導体110は、架空地線であれば、避雷針のように落雷を誘導して架空電力線100への直撃を防止することや、雷雲による誘導雷発生を減少させるために、架空伝送路における鉄塔や電柱などの支持物の頂部に架設する接地線である。
この架空線状導体110は、一般的に接地されているために、前述した作用静電容量と同様に、三相三線の各線間と各線及び架空線状導体110間とに静電容量が存在する。これらの静電容量を整理して、各線と架空線状導体110との間で働く静電容量に変換したものが静電容量CUG、CVG、CWGである。
ここで、図1(a)に示した作用静電容量CU、CV、CWは、架空電力線100及び大地(架空線状導体110や支持物などの接地構造体を含む)間に生じる静電容量及び三相三線の各線間に生じる静電容量を合成して全てを中性点(接地)300aに対する静電容量に置き換えたものである。
これに対して、図11(a)に示した静電容量CU1、CV1、CW1は、架空線状導体110に対する静電容量CUG、CVG、CWGを作用静電容量CU、CV、CWから独立させることで、その分の中性点(接地)300a間の静電容量が減少することになり、図1(a)に示した作用静電容量CU、CV、CWと異なる静電容量CU1、CV1、CW1として表記している。
また、図12(a)において、静電容量CaGは、架空線状導体110及び架空線状導体110に装着された電極20間の絶縁体による静電容量であり、可変静電容量CbGが並列に接続される。
この第4の実施形態においては、本発明に係る電源装置の電極20を架空線状導体110に装着することで、三相三線の各線から各静電容量CUG、CVG、CWGに充電される充電電流が、電極20を介して架空線状導体110に流入することになり、並列共振条件設定回路部10に充電電流を供給することができるという作用効果を奏する。
ただし、各静電容量CUG、CVG、CWGが同一の値となる場合には、電力を得ることができない。これは、三相三線の各線と架空電力線100に並設して架線される架空線状導体110との線間距離が等しい場合に、各静電容量CUG、CVG、CWGの値が一致して、各静電容量CUG、CVG、CWGに充電される位相の120度(2π/3[rad])ずれた電流が互いに相殺されるためである。
したがって、この第4の実施形態においては、三相三線の各線と架空電力線100に並設して架線される架空線状導体110との線間距離が一致しない位置に、架空電力線100及び架空線状導体110をそれぞれ布設する必要がある。
また、架空線状導体110に電源装置を装着すると、電極20を含めた電源装置や負荷200に電圧を生じるため、その表面に適当な絶縁被覆を施すことが好ましい。
なお、この第4の実施形態に係る電源装置においては、並列共振条件設定回路部10に変圧器1を備えた例を用いて説明したが、前述した第1の実施形態又は第3の実施形態における並列共振条件設定回路部10の構成であっても、第4の実施形態における作用効果と同様の作用効果を奏する。

Claims (9)

  1. 架空線に装着され、負荷に電力を供給する電源装置において、
    前記架空線及び当該架空線の長手方向に絶縁体を介して延在する電極からなる静電容量と、
    前記静電容量に対して並列に接続されるインダクタンスと、
    前記静電容量及び前記インダクタンスによる並列回路の両端から引き出される出力部と を備え、
    前記並列回路を並列共振回路として、前記出力部から電力を供給することを特徴とする電源装置。
  2. 前記請求項1に記載の電源装置において、
    前記インダクタンスが可変インダクタンスであり、当該可変インダクタンスのインダクタンスを調節し、前記並列回路を並列共振回路とすることを特徴とする電源装置。
  3. 前記請求項1に記載の電源装置において、
    前記静電容量に対して並列に接続される可変静電容量を備え、
    前記可変静電容量の静電容量を調節し、前記並列回路を並列共振回路とすることを特徴とする電源装置。
  4. 前記請求項1又は3に記載の電源装置において、
    一次電圧を降圧させて二次電圧を出力する変圧器を備え、
    前記インダクタンスが、前記出力部を二次側とする前記変圧器の励磁サセプタンス成分に対応することを特徴とする電源装置。
  5. 前記請求項1に記載の電源装置において、
    一次電圧を降圧させて二次電圧を出力する変圧器と、
    前記変圧器の二次側に二次巻線に対して並列に接続されるインダクタンスと、
    を備え、
    前記静電容量に対して並列に接続されるインダクタンスが、前記出力部を二次側とする前記変圧器の励磁サセプタンス成分に対応することを特徴とする電源装置。
  6. 前記請求項5に記載の電源装置において、
    前記変圧器の二次側に二次巻線に対して並列に接続されるインダクタンスが可変インダクタンスであり、当該可変インダクタンスのインダクタンスを調節し、前記並列回路を並列共振回路とすることを特徴とする電源装置。
  7. 前記請求項1乃至6のいずれかに記載の電源装置において、
    前記電極が、前記架空線を所定の長さに亘り内包する筒状導体であることを特徴とする電源装置。
  8. 前記請求項7に記載の電源装置において、
    前記電極が、一の前記筒状導体を他の前記筒状導体に当接して内包させる径の異なる複数の筒状導体からなり、当該一の筒状導体を他の筒状導体に対して摺動自在に配設することを特徴とする電源装置。
  9. 前記請求項7に記載の電源装置において、
    前記電極が、複数の前記筒状導体を連結してなることを特徴とする電源装置。
JP2009544652A 2007-12-04 2008-11-28 電源装置 Active JP5235898B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009544652A JP5235898B2 (ja) 2007-12-04 2008-11-28 電源装置

Applications Claiming Priority (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007313605 2007-12-04
JP2007313605 2007-12-04
JP2009544652A JP5235898B2 (ja) 2007-12-04 2008-11-28 電源装置
PCT/JP2008/071691 WO2009072444A1 (ja) 2007-12-04 2008-11-28 電源装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2009072444A1 JPWO2009072444A1 (ja) 2011-04-21
JP5235898B2 true JP5235898B2 (ja) 2013-07-10

Family

ID=40717626

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009544652A Active JP5235898B2 (ja) 2007-12-04 2008-11-28 電源装置

Country Status (6)

Country Link
US (1) US8537571B2 (ja)
EP (1) EP2234241A4 (ja)
JP (1) JP5235898B2 (ja)
KR (1) KR101485046B1 (ja)
CN (1) CN101884154B (ja)
WO (1) WO2009072444A1 (ja)

Families Citing this family (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5723590B2 (ja) * 2010-12-27 2015-05-27 大電株式会社 電源装置
JP6230999B2 (ja) * 2011-08-16 2017-11-15 フィリップス ライティング ホールディング ビー ヴィ 容量性非接触式給電システム
CN102427280A (zh) * 2011-10-13 2012-04-25 华中科技大学 一种适用于中高压输电线的电源
JP5603509B2 (ja) * 2012-01-18 2014-10-08 古河電気工業株式会社 無線電力伝送システム、送電装置、および、受電装置
US9214827B2 (en) * 2012-02-22 2015-12-15 Electric Power Research Institute, Inc. Apparatus and method for harvesting power from an overhead transmission conductor
JP5878395B2 (ja) * 2012-02-22 2016-03-08 大電株式会社 電源装置
CN103729048A (zh) * 2013-11-21 2014-04-16 成都市宏山科技有限公司 一种用于电脑的电源电路
KR20180044854A (ko) * 2015-08-21 2018-05-03 다이덴 가부시키가이샤 전원 장치
JP6861567B2 (ja) * 2017-04-19 2021-04-21 矢崎総業株式会社 車両用回路体
CN107635313B (zh) * 2017-10-19 2019-08-27 河北科技大学 一种基于电容自均流实现调光的多路led驱动器
US11011922B2 (en) 2018-06-09 2021-05-18 Nxp Aeronautics Research, Llc Monitoring tower with device powered using differentials in electric field strengths within vicinity of powerlines
US10391867B1 (en) 2018-06-09 2019-08-27 Nxp Aeronautics Research, Llc Apparatus having electric-field actuated generator for powering electrical load within vicinity of powerlines
CN109625266B (zh) * 2018-12-21 2022-09-02 云南电网有限责任公司电力科学研究院 一种无人机巡视系统及方法
CN109688662B (zh) * 2019-01-02 2020-10-30 中冶南方工程技术有限公司 一种景观亮化智能调节装置及方法
US10992137B2 (en) * 2019-04-12 2021-04-27 Dnv Gl Usa, Inc. Mitigation of alternating current in pipelines
CN110061530B (zh) * 2019-04-22 2023-03-31 重庆邮电大学 一种应用于220v电力线的电场能量采集电源
CA3149568A1 (en) 2019-08-26 2021-05-27 Steven J. Syracuse Uav airways systems and apparatus
CN112003036A (zh) * 2020-07-01 2020-11-27 中国电力科学研究院有限公司 一种电阻式消弧接地装置及接地方法

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5246492A (en) * 1975-10-09 1977-04-13 Sankosha:Kk Electrostatic induction power source device from transmission line
JPH0538232U (ja) * 1991-10-25 1993-05-25 株式会社東海理化電機製作所 車両用キー装置
JP2001258183A (ja) * 2000-03-08 2001-09-21 Toko Electric Corp 静電誘導利用電源装置
JP2003284252A (ja) * 2002-03-22 2003-10-03 Kyuki:Kk 送配電系統の計測装置用電源装置

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2545263B1 (fr) * 1983-04-29 1986-06-13 Alsthom Atlantique Sectionneur telescopique
CA1277371C (en) * 1984-07-02 1990-12-04 Graham J. Clarke High voltage apparatus
US5343381A (en) * 1993-02-25 1994-08-30 Hydro-Quebec Electrical dampening circuit for dampening resonance of a power signal in a power distribution network
US5812065A (en) * 1995-08-14 1998-09-22 International Business Machines Corporation Modulation of the resonant frequency of a circuit using an energy field
JPH10262349A (ja) * 1997-03-18 1998-09-29 Takaoka Electric Mfg Co Ltd 静電誘導形電源供給装置
DE60030424D1 (de) * 1999-03-23 2006-10-12 Advanced Energy Ind Inc Gleichstromgespeistes rechnersystem mit einem hochfrequenzschaltnetzteil
US6985370B2 (en) * 2002-05-24 2006-01-10 David Kerstetter AC power line filter
CN100452614C (zh) * 2004-12-10 2009-01-14 武汉大学 用于架空高压输电导线的感应取电装置

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5246492A (en) * 1975-10-09 1977-04-13 Sankosha:Kk Electrostatic induction power source device from transmission line
JPH0538232U (ja) * 1991-10-25 1993-05-25 株式会社東海理化電機製作所 車両用キー装置
JP2001258183A (ja) * 2000-03-08 2001-09-21 Toko Electric Corp 静電誘導利用電源装置
JP2003284252A (ja) * 2002-03-22 2003-10-03 Kyuki:Kk 送配電系統の計測装置用電源装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPWO2009072444A1 (ja) 2011-04-21
US8537571B2 (en) 2013-09-17
EP2234241A1 (en) 2010-09-29
US20100292859A1 (en) 2010-11-18
WO2009072444A1 (ja) 2009-06-11
CN101884154A (zh) 2010-11-10
EP2234241A4 (en) 2016-01-27
CN101884154B (zh) 2013-04-24
KR20100087710A (ko) 2010-08-05
KR101485046B1 (ko) 2015-01-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5235898B2 (ja) 電源装置
EP2340592B1 (en) Overhead communicating device
US9368275B2 (en) Adjustable overhead conductor monitoring device
US20100085036A1 (en) Overhead Communicating Device
AU2009350612A1 (en) Apparatus and method for generating electric energy in an electric power transmission system
JP5723590B2 (ja) 電源装置
CN201000810Y (zh) 柔性电流互感器
JP5878395B2 (ja) 電源装置
JP6346712B2 (ja) 電源装置
JP2020197478A (ja) カレントトランス及びこれを用いた電磁誘導型発電装置
WO2018205024A1 (en) Magnetic energy harvesting device and method for electric metallurgical furnaces and similar environments
RU2007138337A (ru) Индуктивное устройство
CN109256272A (zh) 一种高精度微磁通电流互感器
CN108604486A (zh) 高压电绝缘体

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130319

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130326

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160405

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250