JP5235458B2 - ガイドウェイ側壁の据付工法、計測システム、調整システム及び設置システム - Google Patents

ガイドウェイ側壁の据付工法、計測システム、調整システム及び設置システム Download PDF

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本発明は、特殊鉄道のガイドウェイ側壁としてのプレキャストコンクリート部材を構造物上の所定の設置位置に高精度に据え付けるための据付工法、同工法に用いる計測システム、調整システム及び設置システムに関するものである。
コンクリート二次製品(プレキャストコンクリート部材)を所定の位置に据え付ける一般的な方法として、従来は以下に示す手順による方法が採用されている(図参照)。
(1)コンクリート二次製品の揚重・移動
コンクリート二次製品の設置位置座標を計算し、揚重・移動機械でおおよその位置にコンクリート二次製品を仮設置する。揚重・移動機械には、コンクリート二次製品の重量・作業半径に見合ったクレーン、スライドジャッキやエアキャスター(人力移動)等が使用される。
(2)コンクリート二次製品の据付時の測量
据え付けるコンクリート二次製品に目標ターゲットを設け、トータルステーション(自動追尾型測距儀付きトラシット)等により測量する。
(3)所定の位置への調整・測量
上記の測量結果を基に、クレーンやエアキャスター等によりコンクリート二次製品の位置を微調整する。微調整後、再測量し、これを繰り返し、測量値が許容値以内となった時点で終了する。
なお、本発明に関連する先行技術に関して、特許文献1には、特殊鉄道のガイドウェイ構築などに使用する型枠台車および型枠の設置方法において、コンクリート製側壁の構築予定線に沿って型枠台車をコンクリート打設位置まで移動させ、この型枠台車の側部に取付けた位置決めジャッキの伸縮により位置調整可能な内型枠およびこれに対向する外型枠でコンクリート製側壁を形成する際、型枠台車移動の際にはトータルステーションで距離を測りながら走行装置により所定の位置に停止し、型枠台車を走行路にジャッキ等で固定し、該型枠台車の前後各2点の計4定点の座標を求め、コンピュータを使い型枠台車上の各定点(位置決めジャッキ取り付け点)から型枠上の各定点までの所要寸法を割り出し、位置決めジャッキのストロークを、スケールを見ながら割出された寸法にして型枠の位置決めを行う技術が記載されている。
また、特許文献2、3、4には、特殊鉄道の地上コイル支持側壁用型枠装置において、側壁長さ方向に移動可能な門形支持枠の内部に型枠を保持し、型枠を精確に位置決めする技術が記載されている。
特開平7−269108号公報 特開平9−256304号公報 特開平9−117013号公報 特開平10−46502号公報
前述のような従来のコンクリート二次製品を所定の位置に据え付ける一般的な方法の場合、次のような課題があった。
(1)据付精度
コンクリート二次製品の揚重・移動がクレーンの場合、機能上mm単位の微調整は困難である。スライドジャッキの場合は、ジャッキストロークにより調整量が限られてくる。エアキャスターの場合は、鉛直方向の微調整が困難である。従って、高精度(3mm以下)の据付精度が要求される場合、従来の機械を用いた据付では要求性能を満足できない。
(2)据付施工性
従来工法では、測量工と据付工が別工程であり、タイムラグがあるため、仮置き後、測量・微調整を繰り返し実施しなければならない。従って、この間の時間を要するだけでなく、据付精度の低下も否めない。
(3)計測精度
コンクリート二次製品を三次元的な目標位置・角度で設置するには、コンクリート二次製品の複数の位置に目標ターゲットを設置する必要があるが、リアルタイム計測のためには目標ターゲットと同数のトータルステーションが必要となる。このため計測による累積誤差が増え精度が低下すると共に計測システムが複雑化する。
本発明は、上記の従来技術の課題を解決すべくなされたもので、特殊鉄道のガイドウェイ側壁としてのプレキャストコンクリート部材を所定の設置位置に据え付けるための据付工法において、計測精度の向上、据付精度の向上及び据付施工性の向上を図れるガイドウェイ側壁の据付工法、同工法に用いる計測システム、調整システム及び設置システムを提供することにある。
本発明の請求項1は、特殊鉄道のガイドウェイ側壁としてのプレキャストコンクリート部材を構造物上の所定の設置位置に正確に据え付けるための据付工法であって、
所定の設置位置に仮置きしたプレキャストコンクリート部材の長手方向の2箇所以上においてプレキャストコンクリート部材の側方の基準位置に計測架台を設置し、この計測架台に搭載した計測機器により、プレキャストコンクリート部材側面の計測箇所の、プレキャストコンクリート部材の長手方向に沿う水平の設置ラインに平行なX方向の位置と、このX方向に水平に直交するY方向の位置またはY方向の倒れ角と、X方向とY方向に鉛直に直交するZ方向の位置を計測し、この計測位置と設定位置との誤差に基づいて、プレキャストコンクリート部材に接続した位置調整用のアクチュエータを作動させてプレキャストコンクリート部材のX方向とY方向とZ方向の位置またはY方向の倒れ角を調整し、プレキャストコンクリート部材を所定の設置位置に位置決めすることを特徴とするガイドウェイ側壁の据付工法である。
Y方向に関して、Y方向の位置のみを計測・調整してもよいし、Y方向の位置と倒れ角の両方を計測・調整してもよい。他の二つの角度成分(Y軸周りやZ軸周りの回転角)については、X方向に分散した2箇所以上の計測結果により調整することができる。
本発明は、特殊鉄道のガイドウェイ側壁を路盤等の構造物上の所定の設置位置に高精度に据え付ける技術である。図1、図2に例示されるように、ガイドウェイ側壁としてのプレキャストコンクリート部材の計測に従来のようにトータルステーションを用いることなく、計測架台を仮置きされたプレキャストコンクリート部材の横の基準位置に正確に設置して、計測架台に設けた計測機器によりプレキャストコンクリート部材側面のX方向に分散した2箇所以上においてX方向とY方向とZ方向の3次元位置またはY方向の倒れ角を計測する。他の二つの角度成分(Y軸周りやZ軸周りの回転角)については、X方向に分散した2箇所以上の計測結果により修正される.また、X方向とY方向とZ方向位置またはY方向の倒れ角調整用のアクチュエータ(最小調整幅1mm以下)を搭載した調整台車等を用いる。さらに、計測と調整を同時に行うものであり、計測結果に基づいてX方向とY方向とZ方向位置またはY方向の倒れ角調整用アクチュエータによりプレキャストコンクリート部材を正確に位置決めする。
本発明の請求項2は、請求項1に記載の据付工法において、プレキャストコンクリート部材の両端部における側方の基準位置にそれぞれ計測架台を設置することを特徴とするガイドウェイ側壁の据付工法である。
プレキャストコンクリート部材の両端部の2箇所にそれぞれ計測架台を設置するだけで、プレキャストコンクリート部材の正確な位置決めが可能となる。
本発明の請求項3は、請求項1に記載の据付工法において、計測機器は、X方向の位置とZ方向の位置を計測するCCDカメラと、Y方向の位置またはY方向の倒れ角を計測するレーザー変位計であることを特徴とするガイドウェイ側壁の据付工法である。
図2に例示されるように、プレキャストコンクリート部材の側面に対向するように撮像装置のCCDカメラとレーザー変位計を設置すれば、CCDカメラの取得画像からX方向とZ方向の位置を計測でき、上下2箇所のレーザー変位計によりY方向の位置とY方向の倒れ角を計測できる。このように、計測架台と簡易な計測機器を用いて3次元位置を正確に計測することができる。
本発明の請求項4は、請求項1から請求項3のいずれか一つに記載の据付工法において、プレキャストコンクリート部材は、軌道方向に沿って設置され、軌道直角方向に所定の間隔をおいて対向配置される一対のガイドウェイ側壁であり、一対のガイドウェイ側壁間に配置された計測架台により一対のガイドウェイ側壁を同時にまたは個々に計測することを特徴とするガイドウェイ側壁の据付工法である。
内面に地上コイル(浮上案内コイル・推進コイル)が貼設されているガイドウェイ側壁に適用する場合であり、図1、図2に例示されるように、計測架台の左右両側にそれぞれ上記の計測機器を設置し、左右一対のガイドウェイ側壁を同時にまたは個々に計測する。また、位置調整用のアクチュエータも調整台車等に左右一対で設置し、左右一対のガイドウェイ側壁を同時にまたは個々に位置決めする。位置調整用のアクチュエータは、内面の地上コイルを避けて、ガイドウェイ側壁の上部と外側の背面に接続するのが好ましい。
本発明の請求項5は、特殊鉄道のガイドウェイ側壁としてのプレキャストコンクリート部材を構造物上の所定の設置位置に正確に据え付けるための計測システムであって、所定の設置位置に仮置きしたプレキャストコンクリート部材に沿って走行可能な走行台車に計測架台を位置調整可能に設置してなる計測台車と、前記計測架台に搭載され、プレキャストコンクリート部材側面の計測箇所の、プレキャストコンクリート部材の長手方向に沿う水平の設置ラインに平行なX方向の位置と、このX方向に水平に直交するY方向の位置またはY方向の倒れ角と、X方向とY方向に鉛直に直交するZ方向の位置を計測する計測機器を有することを特徴とする計測システムである。
図1、図2に例示されるように、計測台車を用いた計測システムであり、計測台車を路盤等の構造物上をX方向に移動させ、仮置きしたプレキャストコンクリート部材の側方の基準位置に設置する。例えば、位置調整用のCCDカメラを用いて構造物上のX方向の基準線に対して計測架台を位置調整し、傾斜計を用いて傾斜を調整し、計測架台に設けた目標ターゲットをトータルステーションで視準してXYθの位置調整テーブル等を用いて計測架台の姿勢を調整し、計測架台を正確に位置決め設置する。
本発明の請求項6は、ガイドウェイ側壁としてのプレキャストコンクリート部材を構造物上の所定の設置位置に正確に据え付けるための調整システムであって、所定の設置位置に仮置きしたプレキャストコンクリート部材に沿って走行可能な調整台車と、この調整台車に搭載され、プレキャストコンクリート部材の長手方向に沿う水平の設置ラインに平行なX方向と、このX方向に水平に直交するY方向またはY方向の倒れ角と、X方向とY方向に鉛直に直交するZ方向のそれぞれにプレキャストコンクリート部材を移動させる位置調整用のアクチュエータを有することを特徴とする調整システムである。
図1〜図に例示されるように、調整台車を用いた調整システムであり、計測台車と同様に、調整台車を路盤等の構造物上をX方向に移動させ、仮置きしたプレキャストコンクリート部材に沿って設置する。調整台車はプレキャストコンクリート部材を跨ぐ正面視で門形の台車が好ましく、この調整台車に搭載した位置調整用のアクチュエータでプレキャストコンクリート部材を吊り支持した状態で移動させるようにするのが好ましい。例えば、調整台車の上部水平梁に鉛直に取付けたZ方向のアクチュエータのピストンロッド先端をプレキャストコンクリート部材の上部に接続し、Z方向の上下位置調整を行う。調整台車の支持脚に水平に取付けたY方向のアクチュエータのピストンロッド先端をプレキャストコンクリート部材の側部に接続し、Y方向の水平位置またはY方向の倒れ角調整を行う。X方向のアクチュエータは移動台車に水平に取付け、そのピストンロッド先端をプレキャストコンクリート部材に接続すればよい。
本発明の請求項7は、ガイドウェイ側壁としてのプレキャストコンクリート部材を構造物上の所定の設置位置に正確に据え付けるための設置システムであって、請求項5に記載の計測システムと、請求項6に記載の調整システムと、前記計測システムによる計測位置と設定位置との誤差に基づいて、前記調整システムのアクチュエータを作動させる演算処理装置を有することを特徴とする設置システムである。
図4、図に例示されるように、パーソナルコンピュータ等の演算処理装置において、計測システムの計測データから設計値に対するX方向・Y方向・Z方向の誤差量あるいはY方向の倒れ量が得られ、これら誤差量からプレキャストコンクリート部材の補正量が算出され、この補正量に基づいて調整システムのX方向・Y方向・Z方向のアクチュエータが制御され、プレキャストコンクリート部材がリアルタイムで位置調整される。
以上のような本発明においては、プレキャストコンクリート部材の計測に従来のようにトータルステーションを用いることなく、計測架台を仮置きされたプレキャストコンクリート部材の横の基準位置に正確に設置して計測架台に設けた計測機器によりプレキャストコンクリート部材側面を計測し、プレキャストコンクリート部材の2箇所以上においてX方向とY方向とZ方向の3次元位置またはY方向の倒れ角を計測するため、計測精度の向上が図られる。また、計測架台に設置したCCDカメラやレーザー変位計など、比較的簡易で低コストの計測機器で高精度の計測が可能となる。
また、微調整可能(最小調整幅1mm以下)なX方向とY方向とZ方向の位置またはY方向の倒れ角調整用のアクチュエータを搭載した調整台車等を用い、このアクチュエータでプレキャストコンクリート部材を吊り支持した状態で位置調整することができるため、据付精度の向上が図られ、プレキャストコンクリート部材の据付精度3mm程度に対応することが可能となる。また、必要調整を機械的に自動的に行えるため、人為的ミスによる調整誤差も少ない。
さらに、従来方法では、測量工と据付工が別工程でタイムラグがあり、仮置き後、測量と微調整を繰り返し実施しなければならないため、据付精度が低下し、施工性が悪化するのに対して、計測と調整を同時に行えるシステムであるため、据付精度及び施工性の向上が図れる。
本発明は、以上のような構成からなるので、次のような効果が得られる。
(1)計測架台をプレキャストコンクリート部材の横の基準位置に正確に設置して計測架台に設けた計測機器によりプレキャストコンクリート部材側面を計測し、プレキャストコンクリート部材の2箇所以上においてX方向とY方向とZ方向の3次元位置またはY方向の倒れ角を計測するため、計測精度の向上を図ることができる。また、比較的簡易で低コストの計測機器で高精度の計測が可能となる。
(2)微調整可能なX方向とY方向とZ方向の位置またはY方向の倒れ角調整用のアクチ
ュエータを搭載した調整台車等を用い、このアクチュエータでプレキャストコンクリート部材を吊り支持した状態で位置調整することができるため、据付精度の向上を図ることができる。また、必要調整を機械的に自動的に行えるため、人為的ミスによる調整誤差も少ない。
(3)計測と調整を同時に行えるシステムであるため、据付精度及び施工性の向上を図ることができる。
以下、本発明を図示する実施形態に基づいて説明する。図1、図2は本発明の据付工法と同工法で用いる装置の一例を示す平面図、正面図である。図3は本発明で用いる位置調整用のアクチュエータの配置状態を示す正面から見た斜視図である。
図1、図2において、ガイドウェイは、鉄筋コンクリートの路盤1の上に一体的に形成された左右一対の支持車輪走行路2、2と、この支持車輪走行路2、2の外側に左右一対で設置されるプレキャスト鉄筋コンクリートのガイドウェイ側壁3、3からなり、特殊鉄道の軌道上に設けられる。
ガイドウェイ側壁3は逆T型の自立式ガイドウェイ側壁であり、内面の上部に案内車輪走行路4が設けられ、その下には地上コイル(浮上案内コイル・推進コイル)5が貼設されている。このようなガイドウェイ側壁3が所定の設置位置に仮置きされ、位置調整された後、締結ボルト(アンカーボルト)6で固定される。据付精度はmm単位の精度確保が求められる。
本発明では、図1、図2に示すように、計測台車10を用いた計測システムと、調整台車20を用いた調整システムと、演算処理装置とによりガイドウェイ側壁3の設置システムを構築する。計測システムと調整システムは装置として独立しており、計測システムで得られた位置データをモニタリングしながら、リアルタイムに調整システムに移動量を指示し、左右のガイドウェイ側壁3、3を同時に調整する。
計測システムの計測台車10は、ガイドウェイ側壁1ブロックの両端部において左右の地上コイル5、5の間に各1台設置し、2台の計測台車10、10でガイドウェイ側壁3の内面の位置を計測する。具体的には、計測台車10を後に詳述するように基準位置に正確にセットした後、計測台車10に搭載した計測機器、例えばCCDカメラ40、レーザー変位計41により、ガイドウェイ側壁3の内面の計測箇所の、ガイドウェイ側壁3の長手方向に沿う水平の設置ラインに平行なX方向(軌道方向)の位置と、このX方向に水平に直交するY方向(軌道直角方向)の位置およびY方向の倒れ角と、X方向とY方向に鉛直に直交するZ方向(鉛直方向)の位置を計測する。
CCDカメラ40を用いれば、画像データから地上コイル5の表面のX方向とZ方向の位置を計測できる。このCCDカメラ40を挟んで上下にレーザー変位計41を配置すれば、地上コイル5の表面のY方向の位置を計測でき、さらに地上コイル5のY方向の倒れも計測できる。また、案内車輪走行路4の表面のY方向の位置もレーザー変位計41で計測する。
計測台車10は、図2に示すように、支持車輪走行路2、2に沿って走行可能な走行台車11と、この走行台車11上に設置される計測架台12からなる。走行台車11は、Y方向に平行な台車フレームにX方向に突出する支持脚11bを複数設け、この支持脚11bに、支持車輪走行路2、2の上面、内側面を転動する走行車輪11c、11dを設けて構成する。
計測架台12はY方向に平行な正面視で四角形のフレーム12aから構成され、走行台車11の台車フレーム上にXYθの位置調整テーブル13を介して設置される。この位置調整テーブル13により計測架台12のX方向の位置、Y方向の位置、水平面内の回転角θが微調整される。また、台車フレームの両端部には、高さ調整用のアクチュエータが内蔵され、Z方向の高さおよびカント角調整が可能とされている。
計測架台12のフレーム12aの下部中央部には、X方向に突出する取付部材12bが設けられ、その先端に位置調整用のCCDカメラ50、50が設けられている。このCCDカメラ50によりガイドウェイ中心の基準線上の基準点を視準できるようにされている。また、フレーム12aの下部には、傾斜計51が設けられ、計測架台12のY方向の傾斜角を検出できるようにされている。また、フレーム12aの四隅には、トータルステーションの目標ターゲット(反射シート)52が取り付けられており、高精度トータルステーションにより計測架台12の位置調整ができるようにされている。
このような計測架台12のフレーム12aの左右の縦材にそれぞれ1台のCCDカメラ40と3台のレーザー変位計41を設ける。CCDカメラ40は、地上コイル5の基準位置に貼付されたターゲットシール42を撮像できるように配置する。下部の2台のレーザー変位計41、41は、ターゲットシール42を中心とする上下位置の地上コイル5表面までの距離を計測できるように配置する。上部のレーザー変位計41は、案内車輪走行路4の表面までの距離を計測できるように配置する。
調整台車20は、左右一対のガイドウェイ側壁3、3を跨いで設置される正面視門形のガントリークレーンタイプの台車であり、またX方向には所定の長さを有してガイドウェイ側壁3のX方向の中間部に配置される。ガイドウェイ側壁3、3の外側の路盤1上には予め走行レール21が設けられており、調整台車20の左右の支持脚20b、20bの下部に設けられた走行車輪22により、調整台車20をX方向に走行させ、所定の設置位置に仮置きされた左右一対のガイドウェイ側壁3、3の上に設置することができる。
このような調整台車20に、図1〜図3に示すように、左右一対のガイドウェイ側壁3、3をX方向・Y方向・Z方向にそれぞれ移動させる油圧ジャッキ等からなる位置調整用のアクチュエータ60が搭載されている。このアクチュエータ60はガイドウェイ側壁3を調整台車20から吊り支持した状態で移動できるようにされ、また内側の地上コイル5表面を損傷させないように、ガイドウェイ側壁3の上部及び外側の背面側から位置調整できるように構成されている。
調整台車20の走行レール21は予め支持車輪走行路2やガイドウェイ3の設計設置方向と平行に敷設されているため、計測架台12のX方向座標軸と調整台車20の長手方向は平行である。また、Y方向およびZ方向座標軸についても,設計カント角の値から、計測架台12と調整台車20のY方向およびZ方向の座標軸を合わせることができる。すなわち、計測架台12で計測されたX,Y,Zの各座標軸方向の誤差を調整台車20のアクチュエータ60の調整量に容易に変換することができる。
アクチュエータ60は、X方向の位置調整用アクチュエータ60x、Y方向の位置調整用アクチュエータ60y、Z方向の位置調整用アクチュエータ60zからなる。Z方向のアクチュエータ60zは、調整台車20の上部の水平梁20aに設置され、そのピストンロッド先端がガイドウェイ側壁3の上面に固定された吊り鋼板の接続金具61に接続され、ガイドウェイ側壁3をZ方向に上下位置調整することができる。
Y方向のアクチュエータ60yは、支持脚20bの中間部と下部にそれぞれ設置され、中間部のアクチュエータ60yのピストンロッド先端が接続金具62を介して接続金具61に接続され、下部のアクチュエータ60yがガイドウェイ側壁3の下端部に固定されたフック状の接続金具63に接続され、ガイドウェイ側壁3をY方向に水平位置調整することができ、またガイドウェイ側壁3のY方向の倒れも調整することができる。
X方向のアクチュエータ60xは、調整台車20の下部に設置され、そのピストンロッド先端が接続金具63に接続され、ガイドウェイ側壁3をX方向に水平位置調整することができる。
3に示すように、Y方向・Z方向のアクチュエータ60y、60zは、Y方向に左右一対で配置され、X方向の両端部にそれぞれ配置される。X方向のアクチュエータ60xはX方向に対して片側にのみ配置すればよい。
なお、Z方向のアクチュエータ60zの接続金具61は、孔開き鋼板を用い、その孔にシャックル等の吊り環を接続することにより、ガイドウェイ側壁3のX方向とY方向の移動を吸収することができる。Y方向のアクチュエータ60yと接続金具62、63との接続には、ピン接合を用いることにより、Z方向とX方向の移動を吸収することができる。X方向のアクチュエータ60xと接続金具63との接続にも、ピン接合を用いることにより、Y方向とZ方向の移動を吸収することができる。
は本発明の設置システムの一例を示すブロック図であり、演算処理装置30にはパーソナルコンピュータ等を用い、CCDカメラ40・レーザー変位計41の計測データを入力し、モニタリングしながらアクチュエータ60の制御装置70に制御データを出力し、リアルタイムに移動量を指示できるように構成されている。
は本発明の据付工法の一例を示すフロー図であり、以下のような手順でガイドウェイ側壁の据付けがなされる。
[A] 計測台車の設置・調整
(1)1ブロック分の左右一対のガイドウェイ側壁3、3は、運搬架設車により設置位置まで運搬され、路盤1上に突設された締結ボルト(アンカーボルト)を利用して仮設置されている。計測台車10をX方向に移動させ、仮置きした左右一対のガイドウェイ側壁3、3の1ブロック両端部において左右の地上コイル5、5の間に各1台配置する。
(2)路盤1上におけるガイドウェイ中心の基準線上の基準点を基に、ガイドウェイ基準線上に補助基準点を測量設置する。
(3)計測台車10の計測架台12の四隅に取り付けられたトータルステーションの目標ターゲット(反射シート)52の設計三次元座標を予めパソコンに入力しておく。
(4)計測台車10の計測架台12を傾斜計51により路盤1が水平の場合には水平に、カント角がある場合には設計カント角に調整する。
(5)位置調整用のCCDカメラ50、50で基準点を視準し、ガイドウェイ基準線上に計測台車10を仮設置する。
(6)高精度トータルステーションにより計測架台12四隅の目標ターゲット(反射シート)52を視準し、XYθの位置調整テーブル13と高さ調整用のアクチュエータにより計測架台12の微調整を行う。以上により計測台車10の位置決めが終了し、計測台車10が所定の基準位置に設置される。
[B] ガイドウェイ側壁の計測・調整
(1)ガイドウェイ側壁3の地上コイル5の基準位置にターゲットシール42を予め貼付しておく。
(2)CCDカメラ40でターゲットシール42を撮像し、コイル基準位置のX方向とZ方向の位置を計測する。取得画像から設計コイル基準位置からのX方向とZ方向の誤差量が得られる。
(3)レーザー変位計41で地上コイル5の表面のY方向の位置、案内車輪走行路4の表面のY方向の位置を計測する。地上コイル5と案内車輪走行4の設計値に対する誤差量が得られ、また地上コイル5のY方向の倒れ量が得られる。
(4)2台の計測台車による計測結果のX方向・Y方向・Z方向の誤差量、Y方向の倒れ量からガイドウェイ側壁の補正量を算出し、この補正量に基づいてX方向・Y方向・Z方向のアクチュエータ60x、60y、60zを制御し、ガイドウェイ側壁3を位置調整する。調整中は計測情報をモニタリングする。
(5)調整終了後、計測情報を確認し、目標精度以内であれば終了する。
1ブロック分の据付作業が終了すると、計測台車10及び調整台車20を次ブロックへ移動させ、上記の作業を繰り返す。
下記に示すおよその精度により、高精度の計測と調整が可能となる。
(a)光波による装置据付誤差+装置変形誤差 ±1mm
(b)レーザー変位計 ±0.5mm
(c)CCDカメラ ±0.5mm
(d)XYθテーブル ±0.002mm
(e)アクチュエータ最小調整幅 ±0.1mm
発明の据付工法と同工法で用いる装置の一例を示す平面図である。 本発明の据付工法と同工法で用いる装置の一例を示す正面図である。 発明で用いる位置調整用のアクチュエータの配置状態を示す正面から見た斜視図である。 発明の設置システムの一例を示すブロック図である。 本発明の据付工法の一例を示すフロー図である。 従来のコンクリート二次製品の一般的な据付方法を示すフロー図である。
1…路盤
2…支持車輪走行路
3…ガイドウェイ側
4…案内車輪走行路
5…地上コイル(浮上案内コイル・推進コイル)
6…締結ボルト(アンカーボルト)
10…計測台車
11…走行台
1b…支持脚
11c、11d…走行車輪
12…計測架台
12a…四角形フレーム
12b…取付部材
13…XYθの位置調整テーブル
20…調整台車
20a…水平梁
20b…支持脚
21…走行レール
22…走行車輪
30…演算処理装置
40…計測用CCDカメラ
41…レーザー変位計
42…ターゲットシール
50…位置調整用CCDカメラ
51…傾斜計
52…目標ターゲット(反射シート)
60…位置調整用アクチュエータ
60x…X方向の位置調整用アクチュエータ
60y…Y方向の位置調整用アクチュエータ
60z…Z方向の位置調整用アクチュエータ
61、62、63…接続金具
70…アクチュエータ制御装置

Claims (7)

  1. 特殊鉄道のガイドウェイ側壁としてのプレキャストコンクリート部材を構造物上の所定の設置位置に正確に据え付けるための据付工法であって、
    所定の設置位置に仮置きした前記プレキャストコンクリート部材の長手方向の2箇所以上においてプレキャストコンクリート部材の側方の基準位置に計測架台を設置し、この計測架台に搭載した計測機器により、プレキャストコンクリート部材側面の計測箇所の、プレキャストコンクリート部材の長手方向に沿う水平の設置ラインに平行なX方向の位置と、このX方向に水平に直交するY方向の位置またはY方向の倒れ角と、X方向とY方向に鉛直に直交するZ方向の位置を計測し、この計測位置と設定位置との誤差に基づいて、プレキャストコンクリート部材に接続した位置調整用のアクチュエータを作動させてプレキャストコンクリート部材のX方向とY方向とZ方向の位置またはY方向の倒れ角を調整し、プレキャストコンクリート部材を所定の設置位置に位置決めすることを特徴とするガイドウェイ側壁の据付工法。
  2. 請求項1に記載の据付工法において、前記プレキャストコンクリート部材の両端部における側方の基準位置にそれぞれ計測架台を設置することを特徴とするガイドウェイ側壁の据付工法。
  3. 請求項1に記載の据付工法において、計測機器は、X方向の位置とZ方向の位置を計測するCCDカメラと、Y方向の位置またはY方向の倒れ角を計測するレーザー変位計であることを特徴とするガイドウェイ側壁の据付工法。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか一つに記載の据付工法において、前記プレキャストコンクリート部材は、軌道方向に沿って設置され、軌道直角方向に所定の間隔をおいて対向配置される一対のガイドウェイ側壁であり、一対のガイドウェイ側壁間に配置された計測架台により一対のガイドウェイ側壁を同時にまたは個々に計測することを特徴とするガイドウェイ側壁の据付工法。
  5. 特殊鉄道のガイドウェイ側壁としてのプレキャストコンクリート部材を構造物上の所定の設置位置に正確に据え付けるための計測システムであって、
    所定の設置位置に仮置きした前記プレキャストコンクリート部材に沿って走行可能な走行台車に計測架台を位置調整可能に設置してなる計測台車と、前記計測架台に搭載され、プレキャストコンクリート部材側面の計測箇所の、プレキャストコンクリート部材の長手方向に沿う水平の設置ラインに平行なX方向の位置と、このX方向に水平に直交するY方向の位置またはY方向の倒れ角と、X方向とY方向に鉛直に直交するZ方向の位置を計測する計測機器を有することを特徴とする計測システム。
  6. 特殊鉄道のガイドウェイ側壁としてのプレキャストコンクリート部材を構造物上の所定の設置位置に正確に据え付けるための調整システムであって、
    所定の設置位置に仮置きした前記プレキャストコンクリート部材に沿って走行可能な調整台車と、この調整台車に搭載され、プレキャストコンクリート部材の長手方向に沿う水平の設置ラインに平行なX方向と、このX方向に水平に直交するY方向またはY方向の倒れ角と、X方向とY方向に鉛直に直交するZ方向のそれぞれにプレキャストコンクリート部材を移動させる位置調整用のアクチュエータを有することを特徴とする調整システム。
  7. 特殊鉄道のガイドウェイ側壁としてのプレキャストコンクリート部材を構造物上の所定の設置位置に正確に据え付けるための設置システムであって、
    請求項5に記載の計測システムと、請求項6に記載の調整システムと、前記計測システムによる計測位置と設定位置との誤差に基づいて、前記調整システムのアクチュエータを作動させる演算処理装置を有することを特徴とする設置システム。
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