JP5234049B2 - 内燃機関のアイドル回転数制御装置 - Google Patents
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Description
図1は、本実施形態に係るV型エンジンE、吸排気系、制御系の概略を示すシステム構成図である。
以上のエンジンEの運転状態は、左バンク用エンジンECU(Electronic Control Unit)9L,右バンク用エンジンECU9Rによって制御される。各エンジンECU9L,9Rの構成は互いに略同一であるので、ここでは左バンク用エンジンECU9Lを代表して説明する。
次に、エンジンEのアイドル回転数制御について図3のフローチャートに基づいて説明する。このアイドル回転数制御では、アイドル運転時に、目標アイドル回転数に対する実アイドル回転数(実際のアイドル回転数)の偏差に基づいてフィードバック補正量を算出し、このフィードバック補正量に応じて、目標吸入空気量(スロットルバルブ72L,72Rの開度)を補正することで、実アイドル回転数を目標アイドル回転数に収束させる。また、左右バンク2L,2Rの吸入負荷率KLの差が所定値より大きい場合には、それらの吸入負荷率KLの差を小さくするように左右バンク2L,2Rの吸入空気量のバランスをとる協調制御が行われる。上記目標アイドル回転数は、エンジンEの冷却水温、空調装置のON/OFF状態、その他の補機類(オルタネータやヘッドランプ等)の作動状態に基づいて、所定の演算式により算出され、またはマップからの読み出した値に基づいて設定される。
つぎに、図5に示すフローチャートに基づいてエンジンECU9L,9Rが実行するアイドル回転数学習制御(ISC学習制御)について説明する。なお、このISC学習制御も左右のバンク2L,2R毎に行われる。
つぎに、エンジンECU9L,9Rが実行するISC学習モード切替制御について説明する。このISC学習モード切替制御は、後述する各種判定条件に応じてISC学習値の更新速度を切替える(変更する)ために行われる。
以下、既述の実施形態の変形例について説明する。
既述の実施形態において、ステップST48の処理を省略し、ステップST47において肯定判定した場合にステップST44に移るようにしてもよい。このようにしても、ISC学習値の更新頻度に差があるため、学習モードとして「通常学習モード」と「学習促進モード」とを切替可能に設定できる。
既述の実施形態において、ステップST43、ST47において、前回のISC学習値更新時からのエンジンEの回転回数を同値としてもよい。このようにしても、ISC学習促進フラグISCLAがON状態のときは、1回のアイドリングにおけるISC学習値の更新総量が制限されないため学習値の更新速度は比較的速くなり、ISC学習促進フラグISCLAがOFF状態のときは、1回のアイドリングにおけるISC学習値の更新総量に制限がかかることから学習値の更新速度は比較的遅くなる。これにより、学習モードとして「通常学習モード」と「学習促進モード」とを切替可能に設定できる。
スロットルバルブをバイパスするバイパス通路を設け、このバイパス通路にISCバルブが設けた内燃機関に対して、ISCバルブを開度調整することによりアイドル回転数を制御するものにも既述の実施形態に係る発明を適用することが可能である。
既述の実施形態では、エンジンECUを各バンク2L,2R毎に備えているが、これはISCフィードバック制御およびその他の制御の高速化を図るためである。したがって、制御の処理速度が低下するおそれはあるものの、2つのエンジンECU2L,2Rを1つのエンジンECUとし、2つのエンジンECU2L,2Rが実行する処理動作を1つのエンジンECUによって実行させるようにすることも可能である。
既述の実施形態においては、2つの判定閾値H1Ne,H2Neが同値に設定されているが、判定閾値H2Neを判定閾値H1Neに対して例えば10%〜30%程度大きくしてもよい。そうすることで、左バンク2L(第1気筒群)と右バンク2R(第2気筒群)の吸入空気量差(吸入負荷率差)をある程度低減した後、学習モードを「通常学習モード」とすることにより、良好なアイドリング状態を確保しながら制御装置の処理負担を軽減することが可能となる。
既述の実施形態においては、ステップST7〜ステップST10、ステップST27〜ステップST30、ステップST53等の処理動作において吸入負荷率を用いているが、この吸入負荷率を単に吸入空気量に置き換えてもよい。
既述の実施形態に係るISC学習モード切替制御では、エンジンECU9L,9Rは、学習値更新速度を「学習促進モード」または「通常学習モード」の2段階で切替え可能(変更可能)としているが、学習値更新速度を3段階以上で若しくは無段階で変更可能となるようにしてもよい。この場合、エンジンECU9L,9Rは、左バンク2L(第1気筒群)と右バンク2R(第2気筒群)の吸入空気量差(吸入負荷率差)が所定値以上である間、学習値更新速度を低下させないように制御する。
2L 左バンク(第1の気筒群)
2R 右バンク(第2の気筒群)
72L,72R スロットルバルブ(吸入空気量調整手段)
72aL,72aL スロットルモータ(吸入空気量調整手段)
9L 左バンク用エンジンECU(アイドル回転数制御装置)
9R 右バンク用エンジンECU(アイドル回転数制御装置)
91 CPU
92 ROM
93 RAM
94 バックアップRAM
102L,102R エアフローメータ
105L,105R スロットルポジションセンサ
120 車速センサ
130 バッテリ
Claims (6)
- 第1の気筒群および第2の気筒群と、前記各気筒群毎に吸入空気量の調整を行う吸入空気量調整手段と、を備える内燃機関のアイドル回転数制御装置であって、
前記内燃機関の実アイドル回転数が目標アイドル回転数に収束するように、学習値に基づき設定された目標吸入空気量をフィードバック補正するフィードバック補正手段と、
前記第1の気筒群の吸入負荷率と前記第2の気筒群の吸入負荷率との差の絶対値が第1判定閾値以上である場合に、当該吸入負荷率の差の絶対値が減少するように、前記第1の気筒群の目標吸入空気量および前記第2の気筒群の目標吸入空気量を増減補正する吸入空気量増減制御手段と、
前記フィードバック補正および前記増減補正後の目標吸入空気量に基づいて前記学習値を更新する学習値更新手段と、
前記学習値更新手段による学習値更新速度を変更する学習値更新速度変更手段と、
を備え、
前記学習値更新速度変更手段は、前記第1の気筒群の吸入負荷率と前記第2の気筒群の吸入負荷率との差の絶対値が第2判定閾値以上である間、学習値更新速度を低下させない、ことを特徴とするアイドル回転数制御装置。 - 第1の気筒群および第2の気筒群と、前記各気筒群毎に吸入空気量の調整を行う吸入空気量調整手段と、を備える内燃機関のアイドル回転数制御装置であって、
前記内燃機関の実アイドル回転数が目標アイドル回転数に収束するように、学習値に基づき設定された目標吸入空気量をフィードバック補正するフィードバック補正手段と、
前記第1の気筒群の吸入空気量と前記第2の気筒群の吸入空気量との差の絶対値が第1判定閾値以上である場合に、当該吸入空気量の差の絶対値が減少するように、前記第1の気筒群の目標吸入空気量および前記第2の気筒群の目標吸入空気量を増減補正する吸入空気量増減制御手段と、
前記フィードバック補正および前記増減補正後の目標吸入空気量に基づいて前記学習値を更新する学習値更新手段と、
前記学習値更新手段による学習値更新速度を変更する学習値更新速度変更手段と、
を備え、
前記学習値更新速度変更手段は、前記第1の気筒群の吸入空気量と前記第2の気筒群の吸入空気量との差の絶対値が第2判定閾値以上である間、学習値更新速度を低下させない、ことを特徴とするアイドル回転数制御装置。 - 第1の気筒群および第2の気筒群と、前記各気筒群毎に吸入空気量の調整を行う吸入空気量調整手段と、を備える内燃機関のアイドル回転数制御装置であって、
前記内燃機関の実アイドル回転数が目標アイドル回転数に収束するように、学習値に基づき設定された目標吸入空気量をフィードバック補正するフィードバック補正手段と、
前記第1の気筒群の吸入負荷率と前記第2の気筒群の吸入負荷率との差の絶対値が第1判定閾値以上である場合に、当該吸入負荷率の差の絶対値が減少するように、前記第1の気筒群の目標吸入空気量および前記第2の気筒群の目標吸入空気量を増減補正する吸入空気量増減制御手段と、
前記フィードバック補正および前記増減補正後の目標吸入空気量に基づいて前記学習値を更新する学習値更新手段と、
前記学習値更新手段による学習値更新速度を「学習促進モード」と、この「学習促進モード」より学習値更新速度が遅い「通常学習モード」との間で切替える学習モード切替手段と、
を備え、
前記学習モード切替手段は、学習モードが「学習促進モード」である場合、前記第1の気筒群の吸入負荷率と前記第2の気筒群の吸入負荷率との差の絶対値が第2判定閾値未満となるまで「学習促進モード」を継続する、ことを特徴とするアイドル回転数制御装置。 - 第1の気筒群および第2の気筒群と、前記各気筒群毎に吸入空気量の調整を行う吸入空気量調整手段と、を備える内燃機関のアイドル回転数制御装置であって、
前記内燃機関の実アイドル回転数が目標アイドル回転数に収束するように、学習値に基づき設定された目標吸入空気量をフィードバック補正するフィードバック補正手段と、
前記第1の気筒群の吸入空気量と前記第2の気筒群の吸入空気量との差の絶対値が第1判定閾値以上である場合に、当該吸入空気量の差の絶対値が減少するように、前記第1の気筒群の目標吸入空気量および前記第2の気筒群の目標吸入空気量を増減補正する吸入空気量増減制御手段と、
前記フィードバック補正および前記増減補正後の目標吸入空気量に基づいて前記学習値を更新する学習値更新手段と、
前記学習値更新手段による学習値更新速度を「学習促進モード」と、この「学習促進モード」より学習値更新速度が遅い「通常学習モード」との間で切替える学習モード切替手段と、
を備え、
前記学習モード切替手段は、学習モードが「学習促進モード」である場合、前記第1の気筒群の吸入空気量と前記第2の気筒群の吸入空気量との差の絶対値が第2判定閾値未満となるまで「学習促進モード」を継続する、ことを特徴とするアイドル回転数制御装置。 - 請求項1〜4の何れか1項に記載のアイドル回転数制御装置において、
前記第1判定閾値は前記第2判定閾値より小さい値であることを特徴とするアイドル回転数制御装置。 - 請求項1〜4の何れか1項に記載のアイドル回転数制御装置において、
前記第1判定閾値と前記第2判定閾値とは同値であることを特徴とするアイドル回転数制御装置。
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JP2010101369A JP5234049B2 (ja) | 2010-04-26 | 2010-04-26 | 内燃機関のアイドル回転数制御装置 |
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ID=45321228
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JP2010101369A Active JP5234049B2 (ja) | 2010-04-26 | 2010-04-26 | 内燃機関のアイドル回転数制御装置 |
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