図1を参照して、本発明の学習支援システムのサーバの一例としてのサーバ10は、例えば、学校などに張り巡らされたイントラネット11を介して複数のクライアントPC12と接続される。クライアントPC12は、例えば、学校の教室などに設置されたパーソナルコンピュータである。なお、教師用のクライアントPC12を“クライアントPC12(A)”と記載し、生徒用のクライアントPC12を“クライアントPC12(B)”と記載する。ただし、教師用と生徒用とを区別しない場合には、“クライアントPC12”と記載する。
サーバ10は、例えば、英語の学習をするためのものであり、生徒用のクライアントPC12(B)に対して、英語を学習するための問題をASP(Application Service Provider)形式で提供する。サーバ10は、出題形式が同じである複数の問題をまとめたBRIX(ブリックス)と呼ぶ単位で問題を提供する。以下において、出題形式のことを“BRIX TYPE”と呼ぶことがある。
生徒は、“BRIXコース”と呼ぶ学習コースに従って学習を行う。図2はこのBRIXコースの構成を示す図解図である。図示するように、出題形式が同じである複数の問題がBRIXを構成し、複数のBRIXがセッションを構成する。また、複数のセッションがユニットを構成し、複数のユニットがパートを構成し、そして、いくつかのパートがBRIXコースを構成する。
パートには、例えば、学習パートとテストパートとが存在する。1つのBRIXコースは必ず1つ以上の学習パートを含むが、テストパートを含むか否かは任意である。パートを構成するユニットのそれぞれは、例えば、学校の1回の授業に相当し、ユニットを構成するセクションのそれぞれは1回の授業の区切りに相当する。したがって、1つのユニットを構成する各セクションに含まれるすべてのBRIXの問題が1回の授業で実施される。ただし、生徒は、すでに受講した授業のユニットに含まれる各BRIXの問題を、BRIXコースの受講期間中であればいつでも学習することができる。
サーバ10のデータベースには、数多くのBRIXがあらかじめ記憶されている。このあらかじめ記憶されているBRIXを“ビルトインBRIX”と呼ぶ。また、サーバ10のデータベースには、ビルトインBRIXによって構成されたBRIXコースがあらかじめいくつか記憶されている。このあらかじめ記憶されているBRIXコースを“ビルトインBRIXコース”と呼ぶ。
授業を行う学校の教師などは、教師用のクライアントPC12(A)を用いてサーバ10にアクセスして所定の操作を行うことによって、ビルトインBRIXに含まれる複数の問題の中から問題を抽出して教師独自のBRIXを作成することができる。この教師独自のBRIXを“Teacher’s BRIX”と呼ぶ。ただし、1つのTeacher’s BRIXに含めることができるのは、同一のBRIX TYPE(出題形式)のビルトインBRIXから抽出した問題のみである。
なお、ビルトインBRIXとTeacher’s BRIXとを区別しない場合は単に“BRIX”と記載し、ビルトインBRIXコースとTeacher’s BRIXコースとを区別しない場合は単に“BRIXコース”と記載する。
また、教師は、複数のTeacher’s BRIXを選択して教師独自のBRIXコースを作成することもできる。この教師独自のBRIXコースを“Teacher’s BRIXコース”と呼ぶ。なお、Teacher’s BRIXコースは、ビルトインBRIXを選択して構成するようにしてもよい。
サーバ10は、ビルトインBRIXコースまたはTeacher’s BRIXコースに従って学習する生徒の英語の能力をスキル別に評価することができる。ここで、スキルとは、例えば、音韻、リズム、語彙、構文、リスニング、発音、綴りの各スキルである。
サーバ10のデータベースには、BRIX TYPE毎に、つまり出題形式毎に当該出題形式の問題によって評価できるスキルの度合いを示す係数がスキル別に記憶されている。例えば、所定の出題形式の係数が、音韻[0]、リズム[0]、語彙[0.8]、構文[0]、リスニング[0]、発音[1.0]、綴り[0.1]であり、この出題形式のBRIXの問題を解いた結果の成績である“BRIXスコア”が、例えば[0.8(獲得点数80点)]であるとすると、各スキルの“スキルスコア”は、BRIXスコアと係数との乗算によって求められ、それぞれ、音韻[0]、リズム[0]、語彙[0.64]、構文[0]、リスニング[0]、発音[0.8]、綴り[0.08]となる。
このようにして得られたBRIX毎の各スキルのスキルスコアを集計することによって、生徒の英語のスキル別の能力を正確に評価することができる。生徒のスキル別の評価は、生徒自身も教師も参照することができる。また、得られたスキル別の評価に応じてその生徒に挑戦させるべき問題を呈示することもできる。 つまり、構文のスキルの評価が高い生徒には、得意な構文のスキルをより伸ばすために、構文の係数が大きく割り当てられているBRIX TYPE(出題形式)の問題を呈示すればよい。また、逆に、リスニングのスキルの評価が低い生徒には、苦手なリスニングのスキルを身につけさせるために、リスニングの係数が大きく割り当てられているBRIX TYPE(出題形式)の問題を呈示すればよい。
以下、サーバ10を含む学習支援システムの詳細について説明する。
図3に示すように、教師用のクライアントPC12(A)および生徒用のクライアントPC12(B)は、CPU120、RAM121、ROM122、通信I/F124、HDD(Hard Disk Drive)125、モニタ126、キーボード127、およびマウス128などから構成されている。クライアントPC12は、通信I/F124によってイントラネット11に接続することが可能となっている。HDD125には、OS(Operating System)などの他に、サーバ10からASP(Application Service Provider)形式のサービスを受け、ASP(Active Server Pages)機能で生成されて送信されたデータを表示して、問題(Teacher’s BRIX,Teacher’s BRIXコース)を作成したり、問題を解いたりするためのWebブラウザのプログラムが記憶されている。
図4に示すように、サーバ10は、CPU100、RAM101、ROM102、通信I/F104、HDD105、モニタ106、キーボード107、およびマウス108などから構成されている。サーバ10は、通信I/F104によってイントラネット11に接続することが可能となっている。
HDD105には、OSやサーバ10を学習支援システムのサーバとして動作させるためのプログラムの他に、BRIX TYPE DB(Data Base)110、素材DB111、ビルトインBRIX DB112、ビルトインBRIXコースDB113、ユーザDB114、スコア係数DB115、および画面情報DB116が記憶されている。
BRIX TYPE DB110は、図5に示すように構成されている。図示するように、BRIX TYPE DB110には、各BRIX TYPE(出題形式)を識別するためのBRIX TYPE IDと各BRIX TYPEの説明のテキスト情報が記憶されている。BRIX TYPEを説明するテキスト情報としては、課題(問題)の種類を説明する情報と課題(問題)の概要を説明する情報とが存在する。各BRIX TYPEの出題形式は、図5に課題の概要として示した通りである。
素材DB111は、図6に示すように構成されている。図示するように、素材DB111には、問題を構成する素材を識別する素材IDとこの素材IDに対応付けられた素材情報とが記憶されている。素材の種類としては、例えば、素材IDが“W”から始まる英単語と“S”から始まる文とが存在する。
素材IDと対応つけて記憶されている素材情報としては、素材の種類が英単語の場合、英単語のテキスト情報である「テキスト情報(英)111a」、英単語の日本語の訳のテキスト情報である「テキスト情報(日)111b」、英単語の英語の音声の情報である「音声情報(英)111c」、英単語の日本語の訳の音声情報である「音声情報(日)111d」、英単語が示す物品の画像の情報である「画像情報111e」や、英単語の属性情報としての「レベル情報111f」、「分野情報111g」などが存在する。なお、テキスト情報、音声情報、画像情報は、情報(データ)そのものを記憶するのではなく、情報(データ)が存在するHDD105内の場所を表す情報を記憶しておいてもよい。
また、英単語“fly”と英単語“fry”の様に発音が紛らわしい英単語が存在する英単語の場合、素材情報として、発音が紛らわしい英単語の素材IDの情報である「類似発音情報111h」が記憶される。
素材の種類が文の場合、素材IDと対応つけて記憶される素材情報としては、文のテキスト情報である「テキスト情報(英)111i」、文の日本語の訳のテキスト情報である「テキスト情報(日)111j」、文の英語の音声の情報である「音声情報(英)111k」、文の日本語の訳の音声情報である「音声情報(日)111l」、文を構成する英単語の並べ替え問題を出題する場合の並べ替える英単語の区切りを示す情報である「区切情報111m」、空所に英単語を補充して文を完成させる問題を出題する場合に空所とする場所を示す情報である「空所情報111n」や、英単語の属性情報としての「レベル情報111o」、「分野情報111p」などが存在する。
ビルトインBRIX DB112は、図7に示すように構成されている。ビルトインBRIX DB112は、ビルトインBRIXについての情報を記憶したものであり、図示するように、ビルトインBRIXを識別する「BRIX ID」、ビルトインBRIXのBRIX TYPEを識別する「BRIX TYPE ID」、当該ビルトインBRIXの問題を構成する素材の素材ID、およびオプション情報がそれぞれ対応つけて記憶されている。
なお、オプション情報とは、BRIXに含まれる問題を先頭から順に出題するかランダムに出題するかを示す情報、BRIXに含まれる問題を印刷可能とするか否かを示す情報、BRIXに含まれる問題を“My BRIX”の問題として登録可能とするか否かを示す情報などである。ここで、My BRIXとは、生徒が、自分で誤答した問題など復習したい問題をビルトインBRIXやTeacher’s BRIXから抽出して構成したBRIXである。
なお、“BRIX”とは同一の出題形式の問題のまとまりを示す単位であるが、ビルトインBRIX DB112やTeacher’s BRIX DB114bにおいてBRIX ID、BRIX TYPE ID、素材ID、オプション情報によって構成されるデータのまとまりのことも“BRIX”と呼ぶ。
ビルトインBRIXコース DB113は、図8に示すように構成されている。ビルトインBRIXコース DB113は、あらかじめ設定されたビルトインBRIXコースの情報を記憶したものであり、図示するように、BRIXコースを識別するBRIXコースID、BRIXコースの名称、BRIXコースに含まれるパート、ユニット、セクションのそれぞれの構成、および各セクションに含まれるビルトインBRIXを識別するBRIX IDが対応つけて記憶されている。なお、図8には示さないが、パート、ユニット、セクションのそれぞれについても識別するためのIDが割り当てられ、ビルトインBRIXコース DB113によって管理されている。
なお、“BRIXコース”とはBRIXのまとまりを示す単位であるが、ビルトインBRIXコースDB113やTeacher’s BRIXコースDB114cにおいてパート、ユニット、セクション、BRIX IDによって構成されるデータのまとまりのことも“BRIXコース”と呼ぶ。
ユーザDB114は、クライアントPC12(A)およびクライアントPC12(B)によってサーバ10にアクセスしてサービスを受ける教師や生徒についての情報や教師や生徒が作成した情報を記憶するためのデータベースである。
図4に示すように、ユーザDB114には、ユーザ情報DB114a、Teacher’s BRIX DB114b、Teacher’s BRIXコース DB114c、My BRIX DB114dおよび成績DB114eが含まれる。なお、ユーザDB114に含まれるこれらのデータベースは、ユーザ別にそれぞれ保持するように構成してもよい。
ユーザ情報DB114aは、教師や生徒のユーザIDやパスワードを記憶したデータベースである。なお、ユーザはユーザIDによって権限が管理される。つまり、ユーザIDには、教師などに付与されるTeacher’s BRIXやTeacher’s BRIXコースを作成することなどが可能な権限を有するものや、生徒などに付与されるBRIXコースを受講すること(問題を解くこと)のみが可能な権限を有するものなどがある。
Teacher’s BRIX DB114bは、教師が作成したBRIXの情報を記憶するデータベースである。Teacher’s BRIX DB114bは、図9に示すように構成され、図示するように、BRIX毎に、BRIX ID、BRIX TYPE ID、BRIXの名称、BRIXの問題を構成する素材を識別する素材ID、およびオプション情報が記憶されている。なお、オプション情報とは、ビルトインBRIX DB112と同様に、BRIXに含まれる問題を先頭から順に出題するかランダムに出題するかを示す情報、BRIXに含まれる問題を印刷可能か否かを示す情報、BRIXに含まれる問題をMy BRIXの問題として登録可能か否かを示す情報などである。
Teacher’s BRIXコース DB114cは、教師が作成したBRIXコースの情報を記憶するデータベースである。Teacher’s BRIXコース DB114cは、図10に示すように構成され、図示するように、BRIXコースを識別するBRIXコースID、BRIXコースの名称、BRIXコースに含まれるパート、ユニット、セクションのそれぞれの構成、および各セクションに含まれるBRIXを識別するBRIX IDが対応つけて記憶されている。なお、図10には示さないが、パート、ユニット、セクションのそれぞれについても識別するためのIDが割り当てられ、Teacher’s BRIXコース DB114cによって管理されている。
My BRIX DB114dは、生徒によってビルトインBRIXまたはTeacher’s BRIXから選択された問題によって構成されるMy BRIXを記憶するデータベースである。My BRIX DB114dは、図11に示すように構成され、図示するように、My BRIX毎に、BRIX ID、BRIX TYPE ID、素材IDが記憶される。
例えば、生徒がBRIX TYPE IDが“BW01”であるBRIXに含まれる素材IDが“W000013”の英単語によって構成される問題をMy BRIXに登録する操作を行うと、My BRIX DB114dにBRIX TYPE IDが“BW01”でありBRIX IDが“SB001”のMy BRIXの項目が作成され、この項目の素材IDとして“W000013”が登録される。
成績DB114eは、生徒の成績をBRIXコースに含まれるBRIX毎に記憶するデータベースである。成績DB114eは図12に示すように構成され、図示するように、BRIX IDに対応つけて、獲得点数が記録される。生徒への問題はBRIX単位で出題されるので、獲得点数もBRIX単位で記憶される。
スコア係数DB115は、存在するすべてのBRIX TYPEについて、BRIX TYPE毎にスキルに対する係数を記憶したデータベースである。スコア係数DB115は、図13に示すように構成されており、図示するように、BRIX TYPE ID毎にスキル別の係数が記憶されている。この係数は、先述したように、そのBRIX TYPE(出題形式)のBRIXの問題を解くことによって評価できるスキルの度合いを示すものである。スキルに対する係数が大きいほど、そのBRIX TYPEの問題を解いて獲得した点数によってそのスキルを評価できる度合いが高い。
画面情報DB116は、教師や生徒がクライアントPC12(A)および12(B)でサーバ10にアクセスしてサービスの提供を受ける際に、クライアントPC12(A)、12(B)のモニタ126にWebブラウザによって表示する操作画面などを表示するための情報である“画面情報”を記憶するデータベースである。この画面情報には、Java(登録商標)Scriptなどで記述されたスクリプトなども含まれる。なお、画面情報DB116には、BRIX TYPE毎(つまり出題形式毎)の画面情報も記憶されており、このBRIX TYPE毎の画面情報に素材を組み合わせることによって、BRIX TYPEに応じた出題形式の問題をクライアントPC12(B)に提供することができる。
以下、クライアントPC12のモニタ126における表示画面を示す図などを参照しつつ、フロー図に基づいてクライアントPC12のCPU126およびサーバ10のCPU100が実行する処理について説明する。
まず、教師などがクライアントPC12(A)を使用してサーバ10にアクセスして、Teachers’s BRIXやTeachers’s BRIXコースを作成するときの処理について説明する。なお、教師や生徒にはあらかじめユーザIDとパスワードが割り当てられ、ユーザ情報DB114a(図4参照)に登録されているものとする。
教師がクライアントPC12(A)からWebブラウザによってサーバ10にアクセスし、教師に割り当てられたユーザIDとパスワードによってログインすると、サーバ10からWebページの情報である画面情報が画面情報DB116(図4参照)から取得されてクライアントPC12(A)に送信され、クライアントPC12(A)のモニタ126にはWebブラウザによって画面情報に基づいて教師用の図示しない初期画面(Webページ)が表示される。
この初期画面において、教師がオリジナルコンテンツの作成、つまりTeachers’s BRIXやTeachers’s BRIXコースの作成を開始する操作をキーボード127やマウス128を用いて行うと、図30のステップS1において、クライアントPC12(A)のCPU120は、オリジナルコンテンツの作成の指示が行われたと判断する(ステップS1:YES)。そして、CPU120は、ステップS5において、初期画面のWebページに組み込まれたスクリプトの働きに基づいて、オリジナルコンテンツを作成するための画面であるオリジナルコンテンツ作成画面を表示するためのWebページ情報であるオリジナルコンテンツ作成画面情報の要求(オリジナルコンテンツ作成画面要求)を、サーバ10に対して送信する。なお、このオリジナルコンテンツ作成画面要求には、要求を送信する教師のクライアントPC12(A)に割り当てられたIPアドレスと教師のユーザIDとが含まれている。以下において所定の画面情報の送信を要求する画面要求には同様にIPアドレスとユーザIDとが含まれる。
サーバ10では、図40のステップ501において、CPU100が、オリジナルコンテンツ作成画面が要求されたと判断し(ステップS501:YES)、ステップS503において、オリジナルコンテンツ作成画面をWebブラウザによって表示するための情報であるオリジナルコンテンツ作成画面情報を画面情報DB116から取得して教師のクライアントPC12(A)に対して送信する。このとき、CPU100は、オリジナルコンテンツ作成画面要求と共に送信されてきたIPアドレスに基づいて、オリジナルコンテンツ作成画面情報を教師のクライアントPC12(A)に送信する。以下において所定の画面情報をクライアントPC12に送信する場合も同様である。
クライアントPC12(A)では、図30のステップS7において、CPU120が、オリジナルコンテンツ作成画面情報を受信し、ステップS9において、Webブラウザによって、受信したオリジナルコンテンツ作成画面情報に基づいて図14に示すようなオリジナルコンテンツ作成画面200をモニタ126に表示する。
図14に示すように、オリジナルコンテンツ作成画面200には、BRIXを新規に作成する指示を行うための“Teacher’s BRIXボタン200a”とBRIXコースを新規に作成するための“Teacher’s BRIXコースボタン200b”とが設けられている。
教師がオリジナルコンテンツ作成画面200において、マウス128などによって“Teacher’s BRIXボタン200a”を操作すると、CPU120は、図30のステップS11において、Teacher’s BRIXを作成する指示が行われたと判断し(ステップS11:YES)、ステップS13において、Teacher’s BRIXを作成するための画面であるBRIX作成画面の要求をサーバ10に対して送信する。
サーバ10では、図40のステップS505において、BRIX作成画面が要求されたと判断し(ステップS505:YES)、ステップS507においてBRIX作成画面情報を生成する。このBRIX作成画面情報は、画面情報DB116に記憶された画面情報に、当該BRIX作成画面情報を要求した教師がすでに作成してユーザDB114のTeacher’s BRIX DB114bに記憶されているTeacher’s BRIXの情報が組み込まれている。CPU100は、こうして生成されたBRIX作成画面情報をステップS509において、クライアントPC12(A)に送信する。
クライアントPC12(A)では、図30のステップS15において、BIRX作成画面情報を受信し、ステップS17において、受信したBRIX作成画面情報に基づいて図15に示すようなBRIX作成画面201をWebブラウザによってモニタ126に表示する。
図15に示すように、BRIX作成画面201には、選択したビルトインBRIXをそのままTeacher’s BRIXとして登録する作業を行うための“BRIX選択ボタン201a”とビルトインBRIXから問題を個別に抽出して生成したBRIXをTeacher’s BRIXとして登録する作業を行うための“BRIX生成ボタン201b”が設けられている。
また、BRIX作成画面201の下部には、Teacher’s BRIXとしてすでに登録されているBRIXの一覧が表示される。この一覧のBRIXの情報を表示した各欄には、登録されているTeacher’s BRIXを編集する作業を行うための“編集ボタン201c”が設けられている。
このBRIX作成画面201において、教師が“BRIX選択ボタン201a”を操作すると、図30のステップS19において、CPU120が“BRIX選択ボタン201a”が操作されたと判断し(ステップS19:YES)、図31のステップS31において、選択したビルトインBRIXをそのままTeacher’s BRIXとして登録するための画面であるBRIX選択画面の要求をサーバ10に対して送信する。
サーバ10では、図40のステップS511において、CPU100が、BRIX選択画面が要求されたと判断し(ステップS511:YES)、ステップS513において、画面情報DB116から取得したBRIX選択画面情報をクライアントPC12(A)に対して送信する。
クライアントPC12(A)では、図31のステップS33において、BRIX選択画面情報を受信して、ステップS35において、図16に示すようなBRIX選択画面202をWebブラウザによってモニタ126に表示する。
図16に示すように、BRIX選択画面202には、Teacher’s BRIXとして登録するために選択したBRIXにつける名前を入力するための名称入力欄202aが設けられている。また、BRIX選択画面202には、ラジオボタン202bとラジオボタン202cとが設けられている。ラジオボタン202bとラジオボタン202cとは排他的に一方のみを選択でき、ラジオボタン202bを選択するとBRIX TYPEを指定してTeacher’s BRIXとして登録するためのBRIXを選択することができ、ラジオボタン202cを選択するとBRIXコースを指定してTeacher’s BRIXとして登録するためのBRIXを選択することができる。
また、BRIX選択画面202には、ラジオボタン202bに従属するプルダウンメニュー202dおよびプルダウンメニュー202eと、ラジオボタン202cに従属するプルダウンメニュー202fおよびプルダウンメニュー202gとが設けられている。
プルダウンメニュー202dはBRIX TYPEを選択するためのものであり、ラジオボタン202bを選択するとBRIX TYPEの選択が可能になる。一方、プルダウンメニュー202eはBRIX IDを選択するためのものであり、プルダウンメニュー202dでBRIX TYPEを選択するとBRIX IDの選択が可能になる。プルダウンメニュー202dでは、BRIX TYPE DB110(図5参照)に登録されているすべてのBRIX TYPEからいずれか1つを選択することができる。一方、プルダウンメニュー202eでは、ビルトインBRIX DB112(図7参照)に登録され、プルダウンメニュー202dで選択されたBRIX TYPEのすべてのBRIX(のID)からいずれか1つを選択することができる。そして、プルダウンメニュー202eでBRIX IDを選択すると、そのBRIX IDのBRIXに含まれる問題の一覧がBRIX選択画面202の下部に表示される。
プルダウンメニュー202fはBRIXコースを選択するためのものであり、ラジオボタン202cを選択するとBRIXコースの選択が可能になる。一方、プルダウンメニュー202gはBRIX IDを選択するためのものであり、プルダウンメニュー202fでBRIXコースを選択するとBRIX IDの選択が可能になる。プルダウンメニュー202cでは、ビルトインBRIXコース DB113(図8参照)に登録されているすべてのビルトインBRIXコース(の名称)からいずれか1つを選択することができる。一方、プルダウンメニュー202gでは、ビルトインBRIX DB112(図7参照)に登録され、プルダウンメニュー202fで選択されたビルトインBRIXコースに含まれるすべてのBRIX(のID)からいずれか1つを選択することができる。そして、プルダウンメニュー202gでBRIX IDを選択すると、そのBRIX IDのBRIXに含まれる問題の一覧がBRIX選択画面202の下部に表示される。
教師がBRIX選択画面202の名称入力欄202aにTeacher’s BRIXにつける名前を入力すると、CPU120は、図31のステップS37において、BRIXの名称が入力されたと判断する(ステップS37:YES)。
次に教師がBRIX選択画面202のラジオボタン202bを選択すると、CPU120は、ステップS39において、BRIX TYPEに基づいてビルトインBRIXを選択する決定が行われたと判断し(ステップS39:YES)、ステップS41において、BRIX TYPEの一覧の情報の要求をサーバ10に対して送信する。
サーバ10では、図40のステップS515において、BRIX TYPEの一覧の情報が要求されたと判断し(ステップS515:YES)、ステップS517において、BRIX TYPEの一覧の情報を生成する。なお、この一覧の情報は、BRIX TYPE DB110(図5参照)に登録されているすべてのBRIX TYPE IDと課題の種類を示すテキストから構成される。そして、CPU100は、生成したこのBRIX TYPEの一覧の情報をステップS519でクライアントPC12(A)に送信する。
クライアントPC12(A)では、図31のステップS43においてBRIX TYPEの一覧の情報を受信する。このBRIX TYPEの一覧の情報を受信することによってBRIX選択画面202のプルダウンメニュー202dでBRIX TYPEを選択することが可能になる。
そして教師がプルダウンメニュー202dでBRIX TYPEを選択すると、CPU120は、ステップS45において、BRIX TYPEの選択が行われたと判断し(ステップS45:YES)、次に、ステップS47でBRIX IDの一覧の情報の要求をサーバ10に送信する。なお、このBRIX IDの一覧の情報の要求には、ステップS45で選択されたと判断したBRIX TYPEのIDの情報が含まれている。
サーバ10では、図40のステップS521において、BRIX IDの一覧の情報が要求されたと判断し(ステップS521:YES)、ステップS523で、BRIX IDの一覧の情報を生成する。なお、このBRIX IDの一覧の情報は、ビルトインBRIX DB112(図7参照)に記憶されていて、ステップS45で選択されたと判断したBRIX TYPE(のID)(BRIX IDの一覧の情報の要求に含まれているBRIX TYPE ID)に該当するすべてのBRIXのIDの情報によって構成される。そして、CPU100は、ステップS525で、生成したこのBRIX IDの一覧の情報をクライアントPC12(A)に送信する。
クライアントPC12(A)では、図31のステップS49で、BRIX IDの一覧の情報を受信する。このBRIX IDの一覧の情報を受信することによって、BRIX選択画面202のプルダウンメニュー202eでBRIX IDを選択することが可能となる。
教師がプルダウンメニュー202eでBRIX IDを選択すると、CPU120は、ステップS51で、BRIX IDの選択が行われたと判断し(ステップS51:YES)、選択されたBRIX IDのBRIXに含まれる問題の一覧の情報の要求をサーバ10に送信する。なお、この問題の一覧の情報の要求には、ステップS51で選択されたと判断したBRIX IDが含まれている。
サーバ10では、図40のステップS527で、問題の一覧の情報が要求されたと判断し(ステップS527:YES)、ステップS529で、問題の一覧の情報の要求に含まれているBRIX IDのBRIXに含まれる問題の一覧の情報を生成する。なお、この問題の一覧の情報は、ビルトインBRIX DB112(図7参照)において、問題の一覧の情報の要求に含まれるBRIX IDの項目に対応つけて記憶されている素材IDと、この素材IDと対応つけて素材DB111(図6参照)に記憶されているテキスト情報(英)の情報とから構成される。そして、CPU100は、生成した問題の一覧の情報をステップ531でクライアントPC12(A)に送信する。
クライアントPC12(A)では、図31のステップS55で問題の一覧の情報を受信し、ステップS57で問題の一覧の情報に基づいて、BRIX選択画面202の下部にプルダウンメニュー202eで選択されたBRIX IDのBRIXに含まれる問題の一覧を表示する。つまり、問題の一覧の情報に含まれるテキスト情報(英)の情報が問題として表示される。
教師は、表示された問題の一覧を確認し、Teacher’s BRIXとして登録するビルトインBRIXがプルダウンメニュー202eで選択したBRIX IDのBRIXでよければ、問題の一覧の上部に設けられた“決定ボタン202h”を操作する。
すると、CPU120は、ステップS59で、“決定ボタン”が操作されたと判断し(ステップS59:YES)、ステップS61で、プルダウンメニュー202eで選択されたBRIX IDと名称入力欄202aに入力されたBRIXの名称の情報とをサーバ10に送信する。
サーバ10では、ステップS533で、BRIX IDとBRIXの名称の情報とを受信したと判断する(ステップS533:YES)。このように、サーバ10は、BRIX IDを受信している。このBRIX IDによれば、ビルトインBRIX DB112(図7参照)を参照して、当該BRIX IDのBRIXのBRIX TYPE IDと当該BRIX IDのBRIXに含まれる問題を構成する素材の素材IDを特定することができる。したがって、サーバ10がクライアントPC12(A)からBRIX IDを受信することは、ビルトインBRIXのBRIX TYPE IDの指定と当該BRIX TYPE IDに対応つけられた素材IDの指定とを受け付けることに等しい。
サーバ10のCPU100は、ステップS535において、ステップS533で受信したと判断したBRIX IDをよりどころとしてビルトインBRIX DB112(図7参照)を参照して特定されるBRIX TYPE ID、素材ID、オプション情報に基づいて、Teacher’s BRIXを生成しユーザDB114のTeacher’s BRIX DB114bに追加する。このTeacher’s BRIXには、専用のBRIX IDが割り当てられる。
クライアントPC12(A)では、図31のステップS61において、BRIX IDとBRIXの名称の情報とをサーバ10に送信した後、処理が図30のステップS13以降に戻り、再び、図15に示したBRIX作成画面201(図15参照)がモニタ126に表示される。このBRIX作成画面201の下部のTeacher’s BRIXの一覧には、サーバ10によって図40のステップS535でTeacher’s BRIX DB114bに追加されたTeacher’s BRIXも表示される。
図16のBRIX選択画面202に戻り、教師がラジオボタン202cを選択すると、CPU120は、ステップS63において、BRIXコースに基づいてビルトインBRIXを選択する決定が行われたと判断し(ステップS63:YES)、ステップS65において、BRIXコースの一覧の情報の要求をサーバ10に対して送信する。
サーバ10では、図41のステップS541において、BRIXコースの一覧の情報が要求されたと判断し(ステップS541:YES)、ステップS543において、BRIXコースの一覧の情報を生成する。なお、この一覧の情報は、ビルトインBRIXコースDB113(図8参照)に登録されているすべてのビルトインBRIXコースIDとコース名を示すテキストから構成される。そして、CPU100は、生成したこのBRIXコースの一覧の情報をステップS545でクライアントPC12(A)に送信する。
クライアントPC12(A)では、図31のステップS67においてBRIXコースの一覧の情報を受信する。このBRIXコースの一覧の情報を受信することによってBRIX選択画面202のプルダウンメニュー202fでBRIXコースを選択することが可能になる。
そして教師がプルダウンメニュー202fでBRIXコースを選択すると、CPU120は、ステップS69において、BRIXコースの選択が行われたと判断し(ステップS69:YES)、次に、ステップS71でBRIX IDの一覧の情報の要求をサーバ10に送信する。なお、このBRIX IDの一覧の情報の要求には、ステップS69で選択されたと判断したBRIXコースのIDの情報が含まれている。
サーバ10では、図41のステップS547において、BRIX IDの一覧の情報が要求されたと判断し(ステップS547:YES)、ステップS549で、BRIX IDの一覧の情報を生成する。なお、このBRIX IDの一覧の情報は、ビルトインBRIXコースDB113(図8参照)に記憶されていて、ステップS69で選択されたと判断したBRIXコース(のID)(BRIX IDの一覧の情報の要求に含まれているBRIXコースID)に含まれるすべてのBRIXのBRIX IDの情報によって構成される。そして、CPU100は、ステップS551で、生成したこのBRIX IDの一覧の情報をクライアントPC12(A)に送信する。
クライアントPC12(A)では、図31のステップS73で、BRIX IDの一覧の情報を受信する。このBRIX IDの一覧の情報を受信することによって、BRIX選択画面202のプルダウンメニュー202gでBRIX IDを選択することが可能となる。なお、図16に示すように、プルダウンメニュー202gではBRIX IDとともにBRIX TYPEの課題の種類の情報も表示するようにするとよい。
教師がプルダウンメニュー202gでBRIX IDを選択すると、CPU120は、ステップS75で、BRIX IDの選択が行われたと判断し(ステップS75:YES)、選択されたBRIX IDのBRIXに含まれる問題の一覧の情報の要求をサーバ10に送信する。なお、この問題の一覧の情報の要求には、ステップS51で選択されたと判断したBRIX IDが含まれている。
サーバ10では、図41のステップS553で、問題の一覧の情報が要求されたと判断し(ステップS553:YES)、ステップS555で、問題の一覧の情報の要求に含まれているBRIX IDのBRIXに含まれる問題の情報の一覧を生成する。なお、この問題の一覧の情報は、ビルトインBRIX DB112(図7参照)において、問題の一覧の情報の要求に含まれるBRIX IDの項目に対応つけて記憶されている素材IDと、この素材IDと対応つけて素材DB111(図6参照)に記憶されているテキスト情報(英)の情報とから構成される。そして、CPU100は、生成した問題の一覧の情報をステップ557でクライアントPC12(A)に送信する。
クライアントPC12(A)では、図31のステップS79で問題の一覧の情報を受信し、ステップS81で問題の一覧の情報に基づいて、BRIX選択画面202の下部にプルダウンメニュー202gで選択されたBRIX IDのBRIXに含まれる問題の一覧を表示する。
教師は、表示された問題の一覧を確認し、Teacher’s BRIXとして登録するビルトインBRIXがプルダウンメニュー202gで選択したBRIX IDのBRIXでよければ、問題の一覧の上部に設けられた“決定ボタン202h”を操作する。
すると、CPU120は、ステップS59で、“決定ボタン”が操作されたと判断し(ステップS59:YES)、ステップS61で、プルダウンメニュー202eで選択されたBRIX IDと名称入力欄202aに入力されたBRIXの名称の情報とをサーバ10に送信する。
サーバ10では、ステップS559で、BRIX IDとBRIXの名称の情報とを受信したと判断し(ステップS559:YES)、ステップS561において、ステップS559で受信したと判断したBRIX IDをよりどころとしてビルトインBRIX DB112(図7参照)を参照して特定されるBRIX TYPE ID、素材ID、オプション情報に基づいて、Teacher’s BRIXをユーザDB114のTeacher’s BRIX DB114bに追加する。 クライアントPC12(A)では、図31のステップS61において、BRIX IDとBRIXの名称の情報とをサーバ10に送信した後、処理が図30のステップS13以降に戻り、再び、図15に示したBRIX作成画面201がモニタ126に表示される。このBRIX作成画面201の下部のTeacher’s BRIXの一覧には、サーバ10によって図41のステップS561でTeacher’s BRIX DB114bに追加されたTeacher’s BRIXも表示される。
図15のBRIX作成画面201に戻って、教師が“BRIX生成ボタン201b”を操作すると、図30のステップS21において、CPU120が“BRIX生成ボタン201b”が操作されたと判断し(ステップS21:YES)、図32のステップS71において、ルトインBRIXから問題を個別に抽出して生成したBRIXをTeacher’s BRIXとして登録するための画面であるBRIX生成画面の要求をサーバ10に対して送信する。
サーバ10では、図41のステップS571において、CPU100が、BRIX生成画面が要求されたと判断し(ステップS571:YES)、ステップS573でBRIX生成画面情報を生成し、ステップS575で生成したBRIX生成画面情報をクライアントPC12(A)に送信する。このBRIX生成画面情報は、画面情報DB116から取得した画面情報にBRIX TYPE DB110(図5参照)に記録されているBRIX TYPE IDを組み込んで生成される。
クライアントPC12(A)では、図32のステップS73で、BRIX生成画面情報を受信し、ステップS75で受信したBRIX生成画面情報に基づいて、図17に示すようなBRIX生成画面203をモニタ126に表示する。図17に示すように、BRIX生成画面203には、生成するTeacher’s BRIXにつける名前を入力するための名称入力欄203aが設けられている。また、BRIX生成画面203には、生成するTeacher’s BRIXのTYPEを選択するためのプルダウンメニュー203bが設けられている。なお、プルダウンメニュー203bではBRIX IDとともにBRIX TYPEの課題の種類の情報も表示するようにするとよい。
教師が名称入力欄203bに生成するTeacher’s BRIXの名前を入力すると、CPU120は、ステップS77で名前の入力が行われたと判断する(ステップS77:YES)。また、教師がプルダウンメニュー203bで、生成するTeacher’s BRIXのBRIX TYPE IDを選択すると、ステップS79でBRIX TYPEの選択が行われたと判断する(ステップS79:YES)。そして、教師がBRIX生成画面203の下部に設けられた“BRIX生成ボタン203c”を操作すると、CPU120は、ステップS81で“BRIX生成ボタン203c”が操作されたと判断し(ステップS81:YES)、ステップS83で、名称入力欄203aに入力されたBRIXの名前の情報とプルダウンメニュー203bで選択されたBRIX TYPE IDとをサーバ10に送信する。
サーバ10では、図41のステップS577で、BRIXの名前の情報とBRIX TYPE IDとを受信したと判断し(ステップS577:YES)、ステップS579で、受信したBRIXの名前の情報とBRIX TYPE IDとに基づいて、Teacher’s BRIX DB114bに新たなTeacher’s BRIXを生成する。このTeacher’s BRIXには専用のBRIX IDが割り当てられるが、現時点でこのTeacher’s BRIXには問題を構成する素材の素材IDは記憶されていない。
クライアントPC12(A)では、図32のステップS83でBRIXの名前の情報とBRIX TYPE IDとをサーバ10に送信した後、処理が図30のステップS13以降に戻り、再び、図15に示したBRIX作成画面201がモニタ126に表示される。このBRIX作成画面201の下部のTeacher’s BRIXの一覧には、サーバ10によって図41のステップS579でTeacher’s BRIX DB114bに追加されたTeacher’s BRIXも表示される。
新たに生成したTeacher’s BRIXに問題を追加したい場合、教師は、BRIX作成画面201の下部に表示されたTeacher’s BRIXの一覧に含まれる、問題を追加したいTeacher’s BRIXの欄に設けられた“編集ボタン201c”を操作する。なお、“編集ボタン201c”を操作すると、新たに生成したTeacher’s BRIXに限らず、Teacher’s BRIXの一覧に含まれるどのTeacher’s BRIXに対しても問題を追加することができる。
教師が“編集ボタン201c”を操作すると、CPU120は、図30のステップS23で“編集ボタン201c”が操作されたと判断し(ステップS23:YES)、図33のステップS91で、BRIX編集画面の要求をサーバ10に送信する。なお、BRIX編集画面の要求には、編集したいBRIXのIDが含まれている。
サーバ10では、図42のステップS591で、BRIX編集画面が要求されたと判断し(ステップS591:YES)、ステップS593で、BRIX編集画面情報を生成し、生成したBRIX編集画面情報をステップS595でクライアントPC12(A)に送信する。なお、このBRIX編集画面情報は、画面情報DB116から取得された画面情報に、BRIX編集画面の要求に含まれていたBRIX IDをよりどころとしてTeacher’s BRIX DB114bを参照して得られる、編集するTeacher’s BRIXの名前の情報、BRIX ID、BRIX TYPE ID、素材ID、およびこの素材IDと対応つけて素材DB111(図6参照)に記憶されているテキスト情報(英)の情報を組み込んで生成される。
クライアントPC12(A)では、図33のステップS93で、BRIX編集画面情報を受信し、ステップS95で、受信したBRIX編集画面情報に基づいて、図18に示すようなBRIX編集画面204をモニタ126に表示する。図18に示すように、BRIX編集画面204の上部には、編集するTeacher’s BRIXの名前とBRIX TYEP IDが表示される。なお、BRIX TYPE IDとともに当該BRIX TYPE IDの課題の種類を示すテキスト情報も表示するようにするとよい。
また、BRIX編集画面204の下部には、“問題追加ボタン204a”ともに編集するTeacher’s BRIXに現在含まれている問題の一覧が表示される。なお、BRIX編集画面情報に含まれるテキスト情報(英)の情報が問題として表示される。Teacher’s BRIXがいまだ問題を含まない場合には、問題の一覧は表示されず、“問題追加ボタン204a”のみが表示される。
“問題追加ボタン204a”は、BRIX編集画面204に表示されているTeacher’s BRIXに問題を追加するためのボタンである。教師が“問題追加ボタン204a”を操作すると、CPU120は、図33のステップS97で、“問題追加ボタン204a”が操作されたと判断し(ステップS97:YES)、ステップS101で問題追加画面の要求をサーバ10に送信する。なお、この問題追加画面の要求には、問題を追加するTeacher’s BRIXのBRIX IDが含まれている。
サーバ10では、図42のステップS597で、問題追加画面が要求されたと判断し(ステップS597:YES)、ステップS599で問題追加画面情報を生成し、生成した問題追加画面情報をステップS601でクライアントPC12(A)に送信する。この問題追加画面情報は、画面情報DB116から取得された画面情報に、問題追加画面の要求に含まれているBRIX IDをよりどころとしてTeacher’s BRIX DB114bを参照して得られる問題を追加するTeacher’s BRIXのBRIX ID、BRIX TYPE ID、およびBRIXの名前の情報を組み込んで生成される。さらに、問題追加画面情報には、問題追加画面において、Teacher’s BRIXに追加する問題(素材)を素材DB111(図6参照)で検索するために検索条件として指定する素材の属性情報が組み込まれる。ここで、属性情報とは、素材DB111に属性情報として記憶されている情報であり、素材のレベルの情報(レベル情報)およびそのレベルとして選択可能な項目としてのレベルの数値や、素材の分野の情報(分野情報)およびその分野として選択可能な項目としての分野の区分などである。
クライアントPC12(A)では、図33のステップS103で、問題追加画面情報を受信し、ステップS105で、受信した問題追加画面情報に基づいて図19に示すような問題追加画面205をモニタ126に表示する。図19に示すように、問題追加画面205の上部には、問題を追加するTeacher’s BRIXの名前とBRIX TYEP IDが表示される。なお、BRIX TYPE IDとともに当該BRIX TYPE IDの課題の種類を示すテキスト情報も表示するようにするとよい。
また、問題追加画面205の中ごろには、追加する問題(素材)を素材DB111(図6参照)において検索するための条件を選択するためのプルダウンメニュー205aと選択した条件についての項目を選択するためのプルダウンメニュー205bとが設けられている。問題追加画面205の初期状態では、プルダウンメニュー205aとプルダウンメニュー205bとは1つずつ横方向に並んで設けられているが、“条件と項目を増やすボタン205c”を操作すると、すでに設けられている条件を選択するためのプルダウンメニュー205aの下に、条件を選択するための新たなプルダウンメニュー205aが設けられる。同様に、すでに設けられている項目を選択するためのプルダウンメニュー205bの下に、項目を選択するための新たなプルダウンメニュー205bが設けられる。
横方向に並んだ条件を選択するプルダウンメニュー205aと項目を選択するプルダウンメニュー205bとは対となっており、プルダウンメニュー205aで条件を選択すると、対のプルダウンメニュー205bでは選択された条件について指定が可能な項目を選択することが可能となる。例えば、条件として“レベル”を選択すると項目として“1”、“2”、“3”などが選択可能となり、条件として“分野”を選択すると項目として“生活”、“果物”、“科学”などが選択可能となる。
なお、プルダウンメニュー205aおよびプルダウンメニュー205bでは、条件として“ビルトインBRIXコース”を、項目として“ビルトインBRIXコースの名前”を選択することができるようにしてもよい。
また、問題追加画面205には、排他的に一方を選択可能なラジオボタン205dとラジオボタン205eとが設けられている。ラジオボタン205dを選択すると、複数のプルダウンメニュー205aとプルダウンメニュー205bとの対で選択した条件と項目との指定をand結合して検索条件とすることができる。一方、ラジオボタン205eを選択すると、条件と項目との指定をor結合して検索条件とすることができる。
教師がプルダウンメニュー205aとプルダウンメニュー205bとによって条件と項目とを一組でも選択すると、CPU120は、図33のステップS107で検索条件が設定されたと判断する。そして、教師が“検索ボタン205f”を操作すると、CPU120は、ステップS109で“検索ボタン205f”が操作されたと判断し、少なくとも1対のプルダウンメニュー205aとプルダウンメニュー205bとによって指定された検索条件(条件と項目との対)をサーバ10に送信する。なお、この検索条件には、問題を追加するBRIXのBTIX TYPE IDも含まれる。
サーバ10では、図42のステップS603で、検索条件を受信したと判断し(ステップS603)、ステップS605で、受信した検索条件に基づいて検索結果としての問題の一覧の情報を生成し、ステップS607で、生成した問題の一覧の情報をクライアントPC12(A)に送信する。
ステップS605における問題の一覧の情報は次のようにして生成される。つまり、検索条件に含まれる条件と項目をキーとして、素材DB111(図6参照)を検索し、素材DB111に記憶されている素材情報の中の属性情報がキーとしての条件および項目にマッチする素材IDを特定する。そして、特定した素材IDの中から、検索条件に含まれるBRIX TYPE IDの出題形式の問題を構成可能な素材IDを抽出する。こうして抽出した素材IDと当該素材IDと対応つけて素材DB111に記憶されているテキスト情報(英)の情報との一覧が、クライアントPC12(A)に送信する問題の一覧の情報となる。
なお、素材IDの中から検索条件に含まれるBRIX TYPE IDの出題形式の問題を構成可能なものを特定(抽出)する処理は、素材IDとその素材IDが構成可能な出題形式とを対応つけたデータベースを保持することによって実現してもよいが、ビルトインBRIX DB112(図7参照)を用いて、素材IDからBRIX TYPE IDを逆引きすることによっても実現することができる。
サーバ10からこの問題の一覧の情報が送信されると、クライアントPC12(A)では、図33のステップS113で問題の一覧の情報を受信し、ステップS115で、受信した問題の一覧の情報に基づいて検索した問題の一覧を問題追加画面205の下部に表示する。
検索した問題の一覧は、図19に示すようにスクロール表示が可能である。また、表示された各問題の欄の末尾にはチェックボックス205gがそれぞれ設けられる。教師は、検索した問題の一覧に表示されている問題の中からTeacher’s BRIXに追加したい問題のチェックボックス205gをチェックし、追加したいすべての問題についてチェックしたうえで、“追加ボタン205h”を操作する。
チェックボックス205gが1つでもチェックされると、CPU120は、図33のステップS117で、問題が選択されたと判断する(ステップS117:YES)。そして、“追加ボタン205h”が操作されると、ステップS119で、“追加ボタン205h”が操作されたと判断し(ステップS119:YES)、ステップS121で、検索した問題の一覧に含まれる問題の素材のIDのうちのチェックボックス205gがチェックされた問題の素材のIDをサーバ10に送信する。なお、このときサーバ10には素材IDとともにこの素材IDの問題を追加するTeacher’s BRIXのBRIX IDが送信される。
サーバ10では、図42のステップS609で、素材IDを受信したと判断し(ステップS609:YES)、ステップS611で、受信した素材IDを素材IDとともに受信したBRIX IDによって識別されるTeacher’s BRIX DB114bに記憶されたTeacher’s BRIXに追加する。
クライアントPC12(A)では、図33のステップS121で素材IDをサーバ10に送信した後、同じく図33のステップS91以降に処理が戻り、ステップS95で、図18に示したBRIX編集画面204が再びモニタ126に表示される。このとき表示されるBRIX編集画面204には、先のBRIX編集画面204で問題を追加したTeacher’s BRIXの情報が表示され、BRIX編集画面204の下部の問題一覧には、当該Teacher’s BRIXに含まれる問題の一覧が追加された問題を含めて表示される。
なお、BRIX編集画面204では、当該Teacher’s BRIXについて、問題を呈示する方法をシャッフルとするか順番どおりとするかの選択、問題の印刷を許可するか否かの選択、問題をMy BRIXに登録することを許可するか否かの選択を指定することができる。これらの選択を指定した情報は、フロー図には示さないが、教師が“終了ボタン204b”を操作すると、サーバ10に送信され、サーバ10において、Teacher’s BRIX DB114bのTeacher’s BRIXにオプション情報として記憶される。
また、教師がBRIX編集画面204において“終了ボタン204b”を操作すると、クライアントPC12(A)では、処理が図30のステップS13以降に戻り、ステップS17で、図15のBRIX作成画面201が再びモニタ126に表示される。そして、BRIX作成画面201で教師が“終了ボタン201d”を操作すると、図30のステップS25で“終了ボタン201d”が操作されたと判断し(ステップS25:YES)、処理を終了する。
図14に戻って、教師がオリジナルコンテンツ作成画面200で “Teacher’s BRIXコースボタン200b”を操作すると、CPU120は、図30のステップS27において、Teacher’s BRIXコースを作成する指示が行われたと判断し(ステップS27:YES)、図34のステップS131において、Teacher’s BRIXを作成するための画面であるBRIX作成画面の要求をサーバ10に対して送信する。なお、先述したように、このBRIX作成画面の要求には、教師のユーザIDが含まれている。
サーバ10では、図43のステップS621で、BRIXコース作成画面が要求されたと判断し(ステップS621:YES)、ステップS623でBRIXコース作成画面情報を生成し、生成したBRIXコース作成画面情報をステップS625でクライアントPC12(A)に送信する。このBRIXコース作成画面情報は、画面情報DB116から取得された画面情報に、Teacher’s BRIXコース DB114cに登録されている当該教師が作成済みのTeacher’s BRIXコースのBRIXコースIDとBRIXコースの名前のテキスト情報とを組み込んで生成される。
クライアントPC12(A)では、図34のステップS133でBRIXコース作成画面情報を受信し、ステップS135で、受信したBRIXコース作成画面情報に基づいて図20に示すようなBRIXコース作成画面206をモニタ126に表示する。
図20に示すように、BRIXコース作成画面206には、選択したビルトインBRIXコースをそのままTeacher’s BRIXコースとして登録する作業を行うための“BRIXコース選択ボタン206a”とTeacher’sBRIXを選択して生成したBRIXコースをTeacher’s BRIXコースとして登録する作業を行うための“BRIXコース生成ボタン206b”が設けられている。
また、BRIXコース作成画面206の下部には、Teacher’s BRIXコースとしてすでに登録されているBRIXコースの一覧が表示される。この一覧のBRIXコースの情報を表示した各欄には、登録されているTeacher’s BRIXコースを編集する作業を行うための“編集ボタン206c”が設けられている。
このBRIXコース作成画面206において、教師が“BRIXコース選択ボタン206a”を操作すると、図34のステップS137において、CPU120が“BRIXコース選択ボタン206a”が操作されたと判断し(ステップS137:YES)、図35のステップS151において、選択したビルトインBRIXコースをそのままTeacher’s BRIXコースとして登録するための画面であるBRIXコース選択画面の要求をサーバ10に対して送信する。
サーバ10では、図43のステップS627において、CPU100が、BRIXコース選択画面が要求されたと判断し(ステップS627:YES)、ステップS629でBRIXコース選択画面情報を生成し、ステップS631で、生成したBRIXコース選択画面情報をクライアントPC12(A)に送信する。なお、このBRIXコース選択画面情報は、画面情報DB116から取得された画面情報に、ビルトインBRIXコースDB113(図8参照)に記憶されているすべてのBRIXコースのIDとBRIXコースの名前のテキスト情報とを組み込んで生成される。
クライアントPC12(A)では、図35のステップS153でBRIXコース選択画面情報を受信し、ステップS155で、受信したBRIXコース選択画面情報に基づいて図21に示すようなBRIXコース選択画面207をモニタ126に表示する。
図21に示すように、BRIXコース選択画面207には、Teacher’s BRIXコースとして登録するために選択したBRIXコースにつける名前を入力するための名称入力欄207aが設けられている。そして、BRIXコース選択画面207の下部には、ビルトインBRIXコースDB113に登録されているビルトインBRIXコースの名前の一覧がスクロール可能に表示される。
教師は、名称入力欄207aにTeacher’s BRIXコースにつける名前を入力し、さらにビルトインBRIXコースの一覧からTeacher’s BRIXコースとするビルトインBRIXコースの名前を選択する。選択したビルトインBRIXコースの名前は図21に示すように反転表示される。図21の例では、“ジュニア2”が選択されている。
教師が名称入力欄207aにTeacher’s BRIXコースにつける名前を入力すると、CPU120は、図35のステップS157でTeacher’s BRIXコースの名前が入力されたと判断する(ステップS157:YES)。また、教師がビルトインBRIXコースの一覧からビルトインBRIXコースの名前を選択すると、ステップS159でビルトインBRIXコースが選択されたと判断する(ステップS159)。そして、教師が“決定ボタン207b”を操作すると、ステップS161で“決定ボタン207b”が操作されたと判断し(ステップS161:YES)、名称入力欄207aに入力された名前の情報と、ステップS159で選択されたと判断したビルトインBRIXコースのBRIXコースIDとをサーバ10に送信する。
サーバ10では、図43のステップS633でTeacher’s BRIXコースの名前の情報と選択されたビルトインBRIXコースのBRIXコースIDとを受信したと判断する(ステップS633:YES)。このように、サーバ10は、BRIXコースIDを受信している。このBRIXコースIDによれば、ビルトンBRIXコースDB113(図8参照)を参照して、当該BRIXコースIDのビルトインBRIXコースに含まれるBRIXのBRIX IDを特定することができる。したがって、サーバ10がクライアントPC12(A)からビルトインBRIXコースIDを受信することは、ビルトインBRIXコースに含まれるBRIX IDの指定を受け付けることに等しい。
サーバ10のCPU100は、図43のステップS635において、ステップS633で受信したと判断したビルトインBRIXコースIDをよりどころとしてビルトインBRIXコースDB113(図8参照)を参照して特定されるBRIXコースの構成(パート、ユニット、セクションなどの構成)とBRIX IDとに基づいて、Teacher’s BRIXコースをユーザDB114のTeacher’s BRIXコースDB114c(図10参照)に追加する。このTeacher’s BRIXコースには、専用のBRIXコースIDが割り当たられる。
クライアントPC12(A)では、図35のステップS163において、BRIXコースIDとTeacher’s BRIXコースの名前の情報とをサーバ10に送信した後、処理が図34のステップS131以降に戻り、ステップS135で再び、図20に示したBRIXコース作成画面206がモニタ126に表示される。このBRIXコース作成画面206の下部のTeacher’s BRIXコースの一覧には、サーバ10によって図43のステップS635でTeacher’s BRIXコースDB114cに追加されたTeacher’s BRIXコースも表示される。
図20のBRIXコース作成画面206に戻って、教師が“BRIXコース生成ボタン206b”を操作すると、図34のステップS139において、CPU120が“BRIX生成ボタン206b”が操作されたと判断し(ステップS139:YES)、図36のステップS171において、Teacher’sBRIXを選択して生成したBRIXコースをTeacher’s BRIXコースとして登録するための画面であるBRIXコース生成画面の要求をサーバ10に対して送信する。
サーバ10では、図43のステップS637において、CPU100が、BRIXコース生成画面が要求されたと判断し(ステップS637:YES)、ステップS639で、画面情報DB116から取得したBRIXコース生成画面情報をクライアントPC12(A)に送信する。
クライアントPC12(A)では、図36のステップS173で、BRIXコース生成画面情報を受信し、ステップS175で、受信したBRIXコース生成画面情報に基づいて、図22に示すようなBRIXコース生成画面208をモニタ126に表示する。図22に示すように、BRIXコース生成画面208には、生成するTeacher’s BRIXコースにつける名前を入力するための名称入力欄208aが設けられている。
教師が名称入力欄208aに生成するTeacher’s BRIXコースの名前を入力すると、CPU120は、ステップS177で名前の入力が行われたと判断する(ステップS177:YES)。そして、教師がBRIXコース生成画面208の下部に設けられた“BRIXコース生成ボタン208b”を操作すると、ステップS179で“BRIXコース生成ボタン208b”が操作されたと判断し、ステップS181で、名称入力欄208aに入力されたTeacher’s BRIXコースの名前の情報をサーバ10に送信する。
サーバ10では、図43のステップS641で、Teacher’s BRIXコースの名前の情報を受信したと判断し(ステップS641:YES)、ステップS643で、受信したTeacher’s BRIXコースの名前を付与した新たなTeacher’s BRIXコースをTeacher’s BRIXコースDB114c(図10参照)に生成する。このTeacher’s BRIXコースには専用のBRIXコースIDが割り当てられるが、現時点では、このTeacher’s BRIXコースに含まれるBRIXのBRIX DIは記憶されていない。
クライアントPC12(A)では、図36のステップS181でTeacher’s BRIXコースの名前の情報をサーバ10に送信した後、処理が図34のステップS131以降に戻り、ステップS135で再び図20に示したBRIXコース作成画面206がモニタ126に表示される。このBRIXコース作成画面206の下部のTeacher’s BRIXコースの一覧には、サーバ10によって図43のステップS643でTeacher’s BRIXコースDB114cに追加されたTeacher’s BRIXコースも表示される。
新たに生成したTeacher’s BRIXコースにパート、ユニット、セクション、およびBRIXを追加したい場合、教師は、BRIXコース作成画面206の下部に表示されたTeacher’s BRIXコースの一覧に含まれる所望のTeacher’s BRIXコースの欄に設けられた“編集ボタン206c”を操作する。なお、“編集ボタン206c”を操作すると、新たに生成したTeacher’s BRIXコースに限らず、Teacher’s BRIXコースの一覧に含まれるどのTeacher’s BRIXコースに対してもパートやBRIXなどを追加することができる。
教師が“編集ボタン206c”を操作すると、CPU120は、図34のステップS141で“編集ボタン206c”が操作されたと判断し(ステップS141:YES)、図37のステップS191で、BRIXコース編集画面の要求をサーバ10に送信する。なお、BRIXコース編集画面の要求には、編集したいBRIXコースのIDと名前の情報が含まれている。
サーバ10では、図44のステップS651で、BRIXコース編集画面が要求されたと判断し(ステップS651:YES)、ステップS653で、BRIXコース編集画面情報を生成し、生成したBRIXコース編集画面情報をステップS655でクライアントPC12(A)に送信する。
なお、このBRIXコース編集画面情報は、画面情報DB116から取得された画面情報に、BRIXコース編集画面の要求に含まれていたBRIXコースIDをよりどころとしてTeacher’s BRIXコースDB114cを参照して得られる、編集するTeacher’s BRIXコースの名前の情報、パート、ユニット、セクション、BRIX ID、およびBRIXの名前の情報を組み込んで生成される。
クライアントPC12(A)では、図37のステップS193で、BRIXコース編集画面情報を受信し、ステップS195で、受信したBRIXコース編集画面情報に基づいて、図23に示すようなBRIXコース編集画面209をモニタ126に表示する。
図23に示すように、BRIXコース編集画面209の上部には、編集するTeacher’s BRIXコースの名前が表示される。そして、BRIXコース編集画面209には、当該Teacher’s BRIXコースのパート、ユニット、およびセクションの構成がこれらの名前とともに表示される。また、各セクションの表示の下には当該セクションに含まれるBRIXの名前が表示される。なお、編集するTeacher’s BRIXコースが生成された直後で、パート、ユニット、セクションなどの構成や名前が定まっていない場合には、デフォルトの構成と名前が表示される。
デフォルトでつけられたパートなどの名前は、その名前の右横に設けられている“名前の編集ボタン209e”を操作することによって変更することができる。
BRIXコース編集画面209のTeacher’s BRIXコースの構成を示した部分には、その構成にあわせて、パートを追加するための“パートの追加ボタン209a”、ユニットを追加するための“ユニットの追加ボタン209b”、セクションを追加するための“セクションの追加ボタン209c”、およびBRIXを追加するための“BRIXの追加ボタン209d”が設けられている。
教師が“パートの追加ボタン209a”を操作すると、CPU120は、図37のステップS197で“パートの追加ボタン209a”が操作されたと判断し(ステップS197:YES)、ステップS199でBRIXコースの構成にパートを追加する。同様に、“ユニットの追加ボタン209b”を操作するとステップS201で“ユニットの追加ボタン209b”が操作されたと判断し(ステップS201:YES)、ステップS203でBRIXコースの構成にユニットを追加する。また、“セクションの追加ボタン209c”を操作するとステップS205で“セクションの追加ボタン209c”が操作されたと判断し(ステップS205:YES)、ステップS207でBRIXコースの構成にセクションを追加する。
一方、教師が“BRIXの追加ボタン209d”を操作すると、ステップS209で“BRIXの追加ボタン209d”が操作されたと判断し(ステップS209:YES)、ステップS211でBRIXの一覧の情報の要求をサーバ10に送信する。なお、このBRIXの一覧の情報の要求には、教師のユーザIDが含まれている。
サーバ10では、図44のステップ657でBRIXの一覧の情報の要求を受信したと判断し(ステップS657:YES)、ステップS659でBRIXの一覧の情報を生成し、生成したBRIXの一覧の情報をステップS661でクライアントPC12(A)に送信する。なお、このBRIXの一覧の情報は、一覧の情報の要求に含まれていた教師のユーザIDと対応つけてユーザDB114のTeacher’s BRIX DB114b(図9参照)に記憶されているBRIXのIDとその名前である。つまり、当該教師によってTeacher’s BRIX DB114bに登録されたTeacher’s BRIXの一覧の情報である。
クライアントPC12(A)では、図37のステップS213でBRIXの一覧の情報を受信し、ステップS215で、受信したBRIXの一覧の情報に基づいて、Teacher’s BRIXの一覧をBRIXコース編集画面209に重ねて表示する。
教師は表示されたTeacher’s BRIXの一覧から追加したいBRIXの名前をクリックするなどして選択する。すると、CPU120は、図37のステップS217でBRIXが選択されたと判断し(ステップS217:YES)、ステップS219で、選択されたTeacher’s BRIXの名前をTeacher’s BRIXコースの構成の所定の場所に追加して表示する。
このようにして、教師は、Teacher’s BRIXコースにBRIXを追加するなどして編集を行う。教師は編集を完了する際には、“終了ボタン209f”を操作する。すると、CPU120は、図37のステップS221で“終了ボタン209f”が操作されたと判断し(ステップS221:YES)、ステップS223で、教師に編集されてBRIXコース編集画面209に保持されているTeacher’s BRIXコースの構成などのBRIXコース情報をサーバ10に送信する。なお、このBRIXコース情報には、教師などによって当該Teacher’s BRIXコースに追加されたTeacher’s BRIXのBRIX IDが含まれている。
サーバ10では、図44のステップS663でBRIXコース情報を受信したと判断し(ステップS663:YES)、受信したBRIXコース情報に基づいてユーザDB114のTeacher’s BRIXコースDB114c(図10参照)の該当Teacher’s BRIXコースの情報を更新する。このようにサーバ10はBRIXコース情報を受信しているが、このBRIXコース情報にはTeacher’s BRIX IDが含まれるので、BRIXコース情報を受信するとこは、Teacher’s BRIXの指定を受け付けることに等しい。
なお、Teacher’s BRIXコースの編集においては、Teacher’s BRIXのみでなく、ビルトインBRIXを構成に追加できるようにしてもよい。
クライアントPC12(A)では、図37のステップS223で、BRIXコースの構成の情報をサーバ10に送信した後、処理が図34のステップS131以降に戻り、ステップS135で再び図20のBRIXコース作成画面206がモニタ126に表示される。そして、教師がBRIXコース作成画面206の“終了ボタン206d”を操作すると、CPU120は、図34のステップS143で“終了ボタン206d”が操作されたと判断し(ステップS143:YES)、処理を終了する。
以上に説明したようにして、サーバ10は、クライアントPC12(A)でアクセスする教師にTeacher’s BRIXの作成やTeacher’s BRIXコースの作成のサービスを提供する。
次に、生徒などがクライアントPC12(B)を使用してサーバ10にアクセスして、ビルトインBRIXコースやTeacher’s BRIXコースに従った学習コースを受講するときの処理について説明する。なお、先述したように、生徒にはあらかじめユーザIDとパスワードが割り当てられ、ユーザ情報DB114a(図4参照)に登録されている。
生徒がクライアントPC12(B)からWebブラウザによってサーバ10にアクセスし、生徒に割り当てられたユーザIDとパスワードによってログインすると、サーバ10からWebページの情報である画面情報が画面情報DB116(図4参照)から取得されてクライアントPC12(B)に送信され、クライアントPC12(B)のモニタ126にはWebブラウザによって画面情報に基づいて生徒用の図示しない初期画面(Webページ)が表示される。
この初期画面において、生徒がBRIXコースに基づいた学習を開始する操作をキーボード127やマウス128を用いて行うと、学習の開始の指示が行われたと判断し、図38のステップS1001において、クライアントPC12(B)のCPU120は、初期画面のWebページに組み込まれたスクリプトの働きに基づいて、BRIXコースの一覧を表示する画面であるBRIXコース一覧画面を表示するためのWebページ情報であるBRIXコース一覧画面情報の要求(BRIXコース一覧画面要求)を、サーバ10に対して送信する。なお、このBRIXコース一覧画面要求には、要求を送信する生徒のクライアントPC12(B)に割り当てられたIPアドレスと生徒のユーザIDとが含まれている。以下において所定の画面情報の送信を要求する画面要求には同様にIPアドレスとユーザIDとが含まれる。
サーバ10では、図45のステップS671で、BRIXコース一覧画面が要求されたと判断し(ステップS671:YES)、ステップS673でBRIXコース一覧画面情報を生成し、生成したBRIXコース一覧画面情報をクライアントPC12(B)に送信する。このBRIXコース一覧画面情報は、画面情報DB116から取得された画面情報に、当該生徒が受講中であるBRIXコースのBRIXコースIDやその名前などの情報を組み込んで生成される。生徒がどのBRIXコースを受講中であるかという情報は、例えば、ユーザDB114のユーザ情報DB114aに記憶されている。
クライアントPC12(B)では、図38のステップS1003でBIRXコース一覧画面情報を受信し、ステップS1005で、受信したBRIXコース一覧情報に基づいて図24に示すようなBRIXコース一覧画面210をWebブラウザによってモニタ126に表示する。
図24に示すように、BRIXコース一覧画面210には、生徒が受講しているBRIXコース(以下、“学習コース”とも呼ぶ。)の名前などの情報が表示されている。図24の例では、生徒は、“中学1年−2学期−前半”という名前の学習コースと“TOEIC対策”という名前の学習コースを受講中である。また、図24に示すように、生徒が受講中の学習コースの他に、受講が終了した学習コース、今後開講が予定されている学習コース、および現在開講中で受講が可能であるが未受講である学習コースの情報を表示するようにしてもよい。
生徒は、BRIXコース一覧画面210の“受講中コース”の欄に表示されている学習コースの名前の中から受講したい、つまり問題を解きたい学習コースの名前を、例えばマウス128を操作してクリックして選択する。
すると、クライアントPC12(B)のCPU120は、図38のステップS1007で、BRIXコースが選択されたと判断し(ステップS1007:YES)、ステップS1011で、選択されたBRIXコースの構成を表示するための画面であるBRIXコース構成画面の要求をサーバ10に対して送信する。なお、このBRIXコース構成画面の要求には、選択されたBRIXコースのIDが含まれている。
サーバ10では、図45のステップS677で、BRIXコース構成画面が要求されたと判断し(ステップS677:YES)、ステップS679でBRIXコース構成画面情報を生成し、生成したBRIXコース構成画面情報をステップS681でクライアントPC12(B)に送信する。なお、このBRIXコース構成画面情報は、画面情報DB116から取得した画面情報に、BRIXコース構成画面要求に含まれているBRIXコースのIDで特定されるビルトインBRIXコースDB113(図8参照)に記憶されているビルトインBRIXコースまたはTeahcer’s BRIXコースDB114c(図10参照)に記憶されているTeacher’s BRIXコースの情報や、成績DB114eに記憶されている当該生徒の当該BRIXコースについての成績に基づく情報などが組み込まれて生成される。
クライアントPC12(B)では、図38のステップS1013で、BRIXコース構成画面情報を受信し、ステップS1015で、受信したBRIXコース構成画面情報に基づいて図25に示すようなBRIXコース構成画面211をモニタ126に表示する。
図25に示すように、BRIXコース構成画面211では、テストパート(図25中で“TEST”と表記。)と学習パート(図25中で“STUDY”と表記。)に分けてBRIXコースの構成が表示されている。テストパートの表示および学習パートの表示のそれぞれにおいて、1つの四角211aが1つのBRIXに含まれる問題の集まりを示している。この問題の集まり(つまりBRIX)を“ブロック”と呼ぶ。なお、横一列に並んでいるブロック211aの集合がユニットである。セクションの区分は特に表示されない。
図25に示すように、学習が不可能なブロック211aは黒くマスクされて表示され、学習が可能なブロック211aは白ヌキで表示される。学習が可能なブロック211aと学習が不可能なブロック211aとは、例えば、学校の授業の進捗に応じて設定される。また、学習が可能なブロック211a表示されている星印は、未学習であれば黒くマスクされ、学習済みであれば白く中ヌキで表示される。また、学習済みであってフルスコアを得た、つまり満点を獲得したものについては白い中ヌキの星印の中央に丸印が描かれる。なお、ブロック211a(BRIX)が未学習であるか学習済みであるかは、成績DB114e(図12参照)に、当該BRIXのIDと対応つけて獲得点数が記憶されているか否かによって判断することができる。また、図には示さないが、各ブロック211aにマウスのカーソルを合わせると、そのブロック211aのBRIXの名前や獲得した点数などの情報が表示される。
生徒は、星印が表示されているブロック211aの中から学習したいブロック211aを選んでマウス128を操作してクリックする。すると、CPU120は、図38のステップ1017で、ブロック211aが選択されたと判断し(ステップS1017:YES)、ステップS1019で学習実施要求をサーバ10に送信する。なお、この学習実施要求には、選択されたブロック211aに対応するBRIXのBRIX IDが含まれている。
サーバ10では、図45のステップS683で、学習実施要求を受信したと判断し(ステップS683:YES)、ステップS685で学習実施処理を実行する。サーバ10における学習実施処理の実行に応じて、クライアントPC12(B)では、図38のステップS1021で学習実施処理が実行される。
サーバ10における学習実施処理は、図46のフロー図に示す手順で実施される。また、クライアントPC12(B)における学習実施処理は、図39のフロー図に示す手順で実施される。
まず、サーバ10では、図46のステップS701で、図45のステップS683において受信したと判断した学習実施要求に含まれるBRIX IDに基づいて、当該BRIX IDのBRIXに含まれる1つの問題を出題するための問題画面情報を生成し、生成した問題画面情報をステップS703でクライアントPC12(B)に送信する。なお、問題画面情報は、画面情報DB116から取得した、当該BRIX IDのBRIXのBRIX TYPEの問題を出題するための画面情報に、当該BRIX IDで特定されるビルトインBRIXまたはTeacher’s BRIXに登録された素材IDおよびこの素材IDで識別される素材の素材情報を組み込んで生成される。
クライアントPC12(B)では、図39のステップS1041で、画面情報を受信したと判断し(ステップS1041:YES)、ステップS1043で、受信した画面情報に基づく画面をモニタ126に表示する。なお、ステップS1041で受信したと判断される画面情報には、問題を出題するための問題画面情報と、すべての問題に解答し終えたときにそれらの問題の実施の結果を表示する実施結果画面情報がある。
ステップS1045では、ステップS1043で表示したのが実施結果画面情報に基づく実施結果画面であるか否かを判断し、実施結果画面でないと判断した場合(ステップS1045:NO)には、ステップS1049に進む。
ステップS1045で、実施結果画面でないと判断した場合には、先のステップS1043でモニタ126に表示したのは、問題画面情報に基づく、図26に示すような問題画面212である。この問題画面212には、図示するように、説明表示部212aに問題の説明が表示され、問題の選択肢として、“fryボタン212b”と“flyボタン212c”とが設けられている。この問題では、問題画面212が表示されると、“fly”という英単語の音声が出力される。つまり、この問題の素材は音声情報である。そして、生徒は、出力された音声の英単語が“fry”であると判断すると“fryボタン212b”を操作し、“fly”であると判断すると“flyボタン212c”を操作して解答する。なお、“もう一度聞くボタン212d”を操作すると、問題の英単語の音声がもう一度出力される。
生徒が“fryボタン212b”または“flyボタン212c”を操作して解答すると、CPU120は、図39のステップS1049で解答が入力されたと判断し(ステップS1049:YES)、ステップS1051でその解答の内容をサーバ10に送信する。なお、この解答の内容には、問題の素材の素材IDが含まれている。
サーバ10では、図46のステップS705で解答を受信したと判断し(ステップS705:YES)、ステップS707では受信した解答の正誤を、解答とともに受信した問題の素材の素材IDで判別される各素材情報に基づいて評価して点数を決定する。そして、ステップS709では、決定された点数を、先の問題ですでに獲得している点数に加算して獲得点数を更新する。この獲得点数は例えば、RAM101に一時記憶されている。
次に、サーバ10のCPU100は、ステップS711で、解答の評価を表示するための画面を表示するための評価画面情報を画面情報DB116から取得してクライアントPC12(B)に送信する。なお、この評価画面情報は、先のステップS707における解答の正誤の評価に基づいて画面情報DB116から選択して取得された、正解を示す画面情報か不正解を示す画面情報のどちらかである。
クライアントPC12(B)では、図39のステップS1053で評価画面情報を受信したと判断し(ステップS1053:YES)、ステップS1055で、受信した評価画面情報に基づいて図27に示すような評価画面213をモニタ126に表示する。なお、図27の評価画面213は、正解を示すものであり、評価表示部213aに“正解です!!”の文字が表示されている。不正解を示す評価画面213では、評価表示部213aには“不正解です!!”の文字が表示される。
生徒は、次の問題に進みたい場合は、評価画面213の下部に設けられた“次へボタン213b”を操作する。すると、CPU100は、図39のステップS1057で、“次へボタン213b”が操作されたと判断し、ステップS1059で前進指示をサーバ10に送信する。
なお、この“次へボタン213b”を操作することによって、次の問題に進むことができるが、このように生徒によるボタンの操作によって次の問題に進むための前進指示をサーバ10に送るのではなく、例えば、評価画面213が表示されて所定の時間が経過したあとで自動的に前進指示をサーバ10に送るようにしてもよい。また、不正解であった場合には、次の問題に進むか、同じ問題にもう一度挑戦するかを選択できるようにしてもよい。
サーバ10では、図46のステップS713で前進指示を受信したと判断し(ステップS713:YES)、ステップS715で、先のステップS703で送信した問題画面情報は当該BRIX(ブロック)の最後の問題であったか否かを判断する。最後の問題でないと判断すると(ステップS715:NO)、ステップS701以降に処理が戻り、ステップS703で次の問題の問題画面情報をクライアントPC12(B)に送信する。
一方、最後の問題であると判断すると(ステップS715:YES)、ステップS717で、当該BRIX(ブロック)の問題を実施した結果、つまりすべての問題に解答して獲得した点数を生徒に告げるための画面を表示するための実施結果画面情報を生成し、生成した実施結果画面情報をステップS719でクライアントPC12(B)に送信する。
クライアントPC12(B)では、図39のステップS1041で画面情報(実施結果画面情報)を受信し、ステップS1043で、受信した実施結果画面情報に基づいて図28に示すような実施結果画面214をモニタ126に表示する。次のステップS1045では、実施結果画面であると判断される(ステップS1045:YES)。
図28に示すように、実施結果画面214の結果表示部214aにはこのブロック(BRIX)の問題をすべて解いて獲得した点数が表示される。そして、生徒が実施結果画面214の下部に設けられた“閉じるボタン214b”を操作すると、CPU120は、図39のステップS1047で“閉じるボタン214b”が操作されたと判断し(ステップS1047:YES)、処理を終了する。
なお、実施結果画面214には、このブロック(BRIX)で出題した問題の一覧がスクロール可能に表示される。そして、各問題に対応して設けられたチェックボックス214cをチェックして“My BRIXへ登録ボタン214d”を操作すると、フロー図には示さないが、このBRIXのBRIX TYPE IDと問題を構成する素材のIDとがサーバ10に送信され、チェックした問題をMy BRIX DB114dにこの生徒のMy BRIXの問題として登録することができる。
一方、サーバ10では、図46のステップS719で実施結果画面情報をサーバ10に送信した後、ステップS721で、先のステップS709で更新されて最終的にRAM101に記憶されている獲得点数を、成績DB114eに、生徒のユーザID、BRIXコースID、BRIX IDなどと対応つけて記憶する。
その後、CPU100は、図46のステップS723で、スキル別評価の作成処理を行う。スキル別評価の作成処理は、図47に示す手順で実行される。スキル別の評価の作成は、ユニット単位で行われる。より具体的には、図46および図39の学習実施処理で学習が行われたBRIX(ブロック)が属するユニットに含まれる学習済みのすべてのBRIX(ブロック)の獲得得点に基づいてスキル別の評価が作成される。図48は、あるユニットについてのスキル別の評価の計算例を示した図解図である。なお、スキル別の評価は、単独のBRIXの問題を解いて獲得した点数だけで決定することもできる。
まず、図47のステップS731で、CPU100は、当該ユニットに含まれる(最初の)BRIXの問題で獲得した点数を成績DB114eから取得し、RAM101に記憶する。次に、ステップS733では、ステップS731で獲得点数を取得したBRIXのBRIX TYPEのスキル毎の係数をスコア係数DB115(図13参照)から取得してRAM101に記憶する。
そして、ステップS735では、先のステップS731で取得してRAM101に記憶された獲得点数の正規化を行う。この正規化された獲得点数を“BRIXスコア”と呼ぶ。この正規化は、満点を獲得している場合にBRIXスコアが“1”となるように行われる。
次に、ステップS737では、ステップS735で正規化して得られた当該BRIXのBRIXスコアの値に、ステップS733で取得したスキル毎の係数をそれぞれ乗算して、スキル毎の“スキルスコア”を算出しRAM101に記憶する。
そして、ステップS739では、上記の処理を行ったのが最後のBRIXであるか否か、つまりユニットに含まれるすべてのBRIXについて上記の処理を行ったか否かを判断し、最後のBRIXでないと判断すると(ステップS739:NO)ステップS731に戻る。
一方、最後のBRIXであると判断すると(ステップS739:YES)、ステップS741でユニットに含まれるすべてのBRIXを対象として、スキル毎のスキルスコアの合計(図48における符号300aの値)を算出してRAM101に記憶する。
次に、ステップS743ではユニットに含まれるすべてのBRIXを対象として、スキル毎の係数の合計(図48における符号300bの値)を算出してRAM101に記憶する。
そして、ステップS745では、図48に符号300cで示すように、各スキル毎に、RAM101に記憶されているスキルスコアの合計を、同じくRAM101に記憶されている係数の合計で除算して、スキル別の評価を算出する。また、ステップS747では、算出したスキル別の評価の値を成績DB114eに、当該生徒のユーザID、BRIXコースID、ユニットIDなどと対応つけて記憶する。こうしてスキル別の評価を成績DB114eに保存してスキル別評価の作成処理を終了する。
図46のステップS723(図47)のスキル別評価の作成処理を終了すると、次に、CPU100は、ステップS725で、作成して成績DB114eに記憶された当該ユニットのスキル別評価に基づいて、生徒に解かせるべきお薦めのBRIXのBRIX TYPE(出題形式)を特定する。図48のスキル別評価の例では、リスニングのスキルのスコアが最も低い。そこで、この生徒のリスニングのスキルを高めるために、図13のスコア係数DB115の内容を参照して、リスニングの係数が高い、BP01、BP02、BW05、BS02、およびBS05のBRIX TYPEをお薦めとして特定する。そして、ステップS727では、特定したBRIX TYPEを、成績DB114eに、当該生徒のユーザID、BRIXコースID、ユニットIDなどと対応つけて記憶する。
クライアントPC12(B)では、図38のステップS1021(図39)の学習実施処理が終了すると、処理がステップS1011以降に戻り、ステップS1015では、再び図25のBRIXコース構成画面211がモニタ126に表示される。
なお、このBRIXコース構成画面211においては、ユニット毎にお薦めのブロック211aが斜線を施して表示される。図25の例では、ユニット1において、4番目のブロック211aがお薦めとして斜線を施して表示されている。このお薦めは、サーバ10において図46のステップS725で特定され、ステップS727で成績DB114eに記憶されたお薦めのBRIX TYPEのBRIX TYPE IDに基づいて決定されている。つまり、ユニット1の4番目のブロック211aのBRIXのBRIX TYPEがお薦めとして特定されたBRIX TYPEに該当するということである。なお、お薦めのBRIX TYPEはユニット毎に決定されるので、ユニット毎にお薦めのBRIX TYPEが異なる可能性がある。
また、図25のBXIRコース構成画面211において、生徒がユニット毎に設けられた“成績ボタン211b”を操作すると、当該ユニットの成績を表示することができる。つまり、生徒が“成績ボタン211b”を操作すると、CPU120が、図38のステップS1023で“成績ボタン211b”が操作されたと判断し(ステップS1023:YES)、ステップS1027で成績を表示する成績表示画面の要求をサーバ10に送信する。なお、この成績表示画面の要求には、当該BRIXコースのBRIXコースIDと成績を要求するユニットのユニットIDとが含まれている。
サーバ10では、図45のステップS687で成績表示画面が要求されたと判断し(ステップS687:YES)、ステップS689で成績表示画面情報を生成して、生成した成績表示画面情報をステップS691でクライアントPC12(B)に送信する。なお、この成績表示画面情報は、画面情報DB116から取得した画面情報に、成績DB114eに記憶されている要求されたユニットのスキル別の評価の情報やお薦めBRIX TYPEの情報などを組み込んで生成される。
クライアントPC12(B)では、図38のステップS1027で成績表示画面情報を受信し、ステップS1029で、受信した成績表示画面情報に基づいて図29に示すような成績表示画面215をモニタ126に表示する。
図29に示すように、成績表示画面215には、スキル別の評価が表形式とレーダーチャート形式とで表示される。また成績表示画面215の左下部には、当該ユニットの問題を解くことによって特定されたお薦めのBRIX TYPEが表示される。
そして、生徒が成績表示画面215の下部に設けられた“閉じるボタン215a”を操作すると、CPU120は、図38のステップS1031で“閉じるボタン215a”が操作されたと判断し(ステップS1031:YES)、処理がステップS1011以降に戻り、ステップS1015で再び図25のBRIXコース構成画面211がモニタ126に表示される。
このBRIXコース構成画面211において、生徒が“終了ボタン211c”を操作すると、CPU120は、ステップS1033で“終了ボタン211c”が操作されたと判断し(ステップS1033:YES)、処理がステップS1001以降に戻り、ステップS1005で再び図24のBRIXコース一覧画面210が表示される。
そして、このBRIXコース一覧画面210において、生徒が“終了ボタン210a”を操作すると、CPU120は、ステップS1009で“終了ボタン210a”が操作されたと判断し(ステップS1009:YES)、処理を終了する。
このように、サーバ10は、生徒の英語の能力をスキル別に評価するサービスを提供することができる。なお、上述の説明では、生徒が操作するクライアントPC12(B)において生徒のスキル別の評価を参照することができることとしたが、教師が操作するクライアントPC12(A)において教師が生徒のスキル別の評価を参照するようにしてもよいことは言うまでもない。
なお、上述の例では、お薦めの問題のBRIX TYPEとしてスキル別の評価が低いスキルの係数が高いBRIX TYPEを選択して生徒の苦手なスキルの能力を向上させることを目指したが、これに変えて、スキル別の評価が高いスキルの係数が高いBRIX TYPEを選択して生徒の得意なスキルの能力をより伸ばすことを目指してもよい。
また、上記で図などを用いて示した各データベースの構成はあくまで一例であり、各データベースの構成は、本発明の技術的思想を実現でできる構成であればどのようなものでもかまわない。
さらに、上述の例では、サーバ10は、学校などに設置され、学校内に張り巡らされたイントラネット11を介してクライアントPC12と接続されることとした。しかし、サーバ10を、例えば、学習支援サービスを提供する企業などが管理する場所に設置し、インターネットを介して学校などに配置されたクライアントPC12や個人の所有するクライアントPCと接続してサービスを提供するようにしてもよい。