JP5231359B2 - デジタルアンプ、daコンバータ、増幅方法、及び、変換方法 - Google Patents

デジタルアンプ、daコンバータ、増幅方法、及び、変換方法 Download PDF

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Description

本発明は、パルス信号をD級増幅するデジタルアンプ、及び、増幅方法に関する。デジタル信号をアナログ信号に変換するDAコンバータ、及び、変換方法に関する。
近年、デジタルアンプが広く用いられている。例えば、テレビジョン受像機に搭載されるオーディオアンプも、デジタル放送開始後、デジタルアンプが主流になりつつある。
デジタルアンプは、入力信号により変調されたパルス信号をトランジスタのスイッチング作用を利用してD級増幅するアンプである。このため、入力信号をトランジスタの増幅作用を利用してA級、AB級、又はB級増幅するアナログアンプと比べて、格段に効率が高いという利点をもつ。また、変調方式としてΔΣ変調を用いれば、パルス信号を生成する際に生じる量子化ノイズを可聴帯域外に追放することができ、ピュア・オーディオとしての使用にも耐える忠実度の高いオーディオアンプを実現することができる。
しかしながら、PCM(パルス符号変調)信号などのデジタル信号を入力信号とするフルデジタルアンプには、増幅後のパルス信号(時間平均値が入力信号の値に比例するアナログ信号と見做せる)を入力信号から減じるようなオーバーオールな負帰還をかけることが困難であり、スイッチング回路にてパルス信号をD級増幅する際に発生する増幅歪が忠実度の低下に直結するという問題がある。
図6は、スイッチング回路における増幅歪の発生要因を示す模式図である。
増幅歪が発生するのは、本来、スイッチング回路の出力電圧が一定であるべき期間において、スイッチング回路の出力電圧に変動が生じ、その結果、スイッチング回路から歪んだ矩形波が出力されるためである。歪んだ矩形波は、図6に示すように、(1)電源リプル、(2)他負荷の変動、(3)スイッチング回路の出力変動による電圧降下、(4)ON抵抗による電圧降下などによって生じる。また、(5)デッドタイムも増幅歪の発生要因となる。
このような増幅歪を抑制するための技術としては、スイッチング回路にて発生する増幅歪を入力信号の値から推定するとともに、推定結果に応じて入力信号の値を補正するフィードフォワード機構(特許文献1参照)や、増幅後のパルス信号の時間平均値に応じて増幅前のパルス信号のパルス幅を補正するフィードバック機構などが知られている。
図7は、フィードフォワード機構を有する従来のデジタルアンプ50の構成を示すブロック図である。
図7に示すように、デジタルアンプ50は、入力信号#51に応じた補正信号#52を生成する補正信号生成回路51と、入力信号#51と補正信号#52との差信号#53により変調されたパルス信号#54を生成する変調回路52と、パルス信号#54をD級増幅するスイッチング回路53とを備えている。
補正信号生成回路51は、スイッチング回路53にて発生する増幅歪、特に、入力信号#51の値xから推定可能な増幅歪n(x)を抑制するために、n(x)/γを近似する多項式f(x)を用いて補正信号#52の値を算出する。ここで、γは、スイッチング回路53のゲインである。増幅後のパルス信号#55の値yは、γ{x−f(x)}+n(x−f(x))≒γxとなる。すなわち、入力信号#51の値xと出力信号#55の値yとの比が一定となり、スイッチング回路53にて発生する増幅歪が抑圧される。なお、|f(x)|=|n(x)/γ|≪|x|なので、ここでは、n(x)≒n(x−f(x))と考えて差し支えない。
なお、フィードフォワード技術により抑制可能な増幅歪、すなわち、入力信号の値から推定可能な増幅歪としては、スイッチング回路の出力変動による電圧降下、ON抵抗による電圧降下、及び、デットタイムに起因する増幅歪などを挙げることができる。
図8は、フィードバック機構を有する従来のデジタルアンプ60の構成を示すブロック図である。
デジタルアンプ60は、図8に示すように、入力信号#61により変調されたパルス信号#62を生成する変調回路61と、パルス信号#62をD級増幅するD級増幅回路62とを備えている。D級増幅回路62は、パルス信号#62をD級増幅するスイッチング回路64の前段に、増幅前のパルス信号#62のパルス幅を調整するパルス幅調整回路63を備えている。
パルス幅調整回路63は、増幅後のパルス信号#63の時間平均値が増幅前のパルス信号#62の時間平均値のγ倍よりも小さい場合には、増幅前のパルス信号#62のパルス幅を広げ、また、増幅後のパルス信号#63の時間平均値が増幅前のパルス信号#62のγ倍よりも大きい場合には、増幅前のパルス信号#63のパルス幅を狭めるように構成されている。
これにより、増幅前のパルス信号#63の時間平均値と増幅後のパルス信号#6の時間平均値との比が一定となり、スイッチング回路64にて発生する増幅歪が抑制される。
国際公開第2008/081887号パンフレット(国際公開日:2008年7月10日)
しかしながら、フィードフォワード機構を有する従来のデジタルアンプには、推定可能な増幅歪しか抑制することができないという問題があった。
また、フィードバック機構を有する従来のデジタルアンプには、高い周波数帯域において効果的に増幅歪を抑制することができないという問題があった。
前者の問題については明らかであるため、以下、後者の問題について、以下、図9を参照してもう少し詳しく説明する。
図9(a)は、図8に示すD級増幅回路62の伝達関数を示すブロック線図である。同図において、N(s)は、スイッチング回路64(図8参照)にて発生する増幅歪n(t)のラプラス変換であり、N’(s)は、D級増幅回路62から出力される増幅歪n’(t)のラプラス変換である。また、G(s)は、パルス幅調整回路63(図8参照)を構成する積分器の伝達関数である。積分器としては、通常、安定性を考慮して1次積分器が用いられるので、G(s)=1/sと考えて差し支えない。
図9(a)に示したモデル線図から、スイッチング回路64にて発生する増幅歪N(s)と、D級増幅回路62から出力される増幅歪N’(s)との間には以下の関係が成り立つことが分かる。本明細書においては、(2)式により定義されるNTF(s)を、D級増幅回路62のノイズ伝達関数(NTF : Noise Transfer Function)と呼ぶ。
Figure 0005231359
パルス幅調整回路63を構成する積分器が1次積分器である場合、D級増幅回路62のノイズ伝達関数NTF(s)は、以下のように表される。
Figure 0005231359
s=jωとしたノイズ伝達関数NTF(jω)は、正弦波n(t)=Asin(ωt)に対して、振幅Aを|NTF(jω)|倍し、位相ωtを∠NTL(jω)進めるように作用する。すなわち、n(t)=Asin(ωt)のとき、n’(t)=A|NTF(jω)|sin(ωt+∠NTL(jω))となる。ここで、jは虚数単位、|NTF(jω)|はノイズ伝達関数NTF(jω)の振幅、∠NTL(jω)はノイズ伝達関数NTF(jω)の偏角を表す。
パルス幅調整回路63が1次積分器により構成されている場合、ノイズ伝達関数NTF(jω)の振幅及び偏角は以下のように与えられる。
Figure 0005231359
図9(b)及び図9(c)は、(4)式及び(5)式に対応する、ノイズ伝達関数NTF(jω)の振幅及び偏角の角周波数依存性を示したグラフである。ここで注目すべきは、ノイズ伝達関数NTF(jω)の振幅が角周波数の増加に伴って20dB/decで上昇している点である。これは、フィードバック機構を有する従来のデジタルアンプ60においては、高い周波数帯域において増幅歪を効果的に抑制できないことを意味する。
また、このような問題点を解消するために、フィードバック機構を有するデジタルアンプに、フィードフォワード技術を機構を組み合わせることが考えられる。フィードバック機構を有するデジタルアンプにフィードフォワード機構を組み合わせれば、低い周波数帯域における増幅歪に加え、入力信号の値から推定可能な増幅歪を全ての周波数帯域に渡って抑制することが期待されるからである。
しかしながら、フィードバック機構を有するデジタルアンプにフィードフォワード機構を組み合わせると、入力信号の値から推定可能な増幅歪を高い周波数帯域において抑制することができない、ということを発明者は見いだした。
このことの実証する数値実験の結果を図10に示す。
図10(a)は、フィードバック機構を有さないデジタルアンプに、フィードフォワード技術を適用した場合の歪率特性(実線)と、フィードフォワード技術を適用しなかった場合の歪率特性(点線)とを示すグラフである。図10(a)に示すように、フィードフォワード技術を適用した場合、入力が−15dBFSを超えたあたりから歪率の明らかな低下が見られる。
一方、図10(b)は、フィードバック機構を有するデジタルアンプに、フィードフォワード技術を適用した場合の歪率特性(実線)と、フィードフォワード技術を適用しなかった場合の歪率特性(点線)とを示すグラフである。フィードバック機構を有するデジタルアンプにおいては、図10(b)に示すように、フィードフォワード技術を適用しても、図10(a)に示したような歪率の低下は見られない。
このようにフィードバック機構を有するデジタルアンプにおいてフィードフォワードが有効に機能しないことの原因は、主に、図9(c)に示すようにフィードバックによって増幅歪の位相が90°回転しているためであると考えられる。
本発明は上記の問題に鑑みてなされたものであり、その目的は、全ての周波数帯域において、入力信号の値から推定可能な増幅歪を抑制することができ、同時に、低い周波数領域において、任意の増幅歪を抑制することができるデジタルアンプを実現することにある。
上記課題を解決するために、本発明に係るデジタルアンプは、入力信号に応じた補正信号を生成する補正信号生成回路と、上記入力信号と上記補正信号との差信号により変調されたパルス信号を生成するパルス信号生成回路と、上記パルス信号をD級増幅するD級増幅回路であって、フィードバック機構を有するD級増幅回路と、上記補正信号に作用するフィルタ回路であって、上記D級増幅回路のノイズ伝達関数を模擬した伝達関数を有するフィルタ回路と、を備えている。
上記の構成によれば、上記フィードバック機構の作用により、低い周波数領域において、任意の増幅歪を抑制することができる。しかしながら、上記フィードバック機構の作用により、上記D級増幅回路から出力される増幅歪は、上記パルス信号をD級増幅する際に発生する増幅歪そのものではなく、上記パルス信号をD級増幅する際に発生する増幅歪に上記ノイズ伝達関数を作用させたものになる。
したがって、フィードフォワード機構を有する従来のデジタルアンプのように、上記パルス信号をD級増幅する際に発生する増幅歪そのものをキャンセルする補正信号を入力信号から減算したのでは、上記D級増幅回路から出力される増幅歪をキャンセルすることができない。
一方、上記の構成によれば、D級増幅回路のノイズ伝達関数と等価な伝達関数をもつフィルタ回路を補正信号に作用させているので、上記パルス信号をD級増幅する際に発生する増幅歪をキャンセルする補正信号を用いて、上記D級増幅回路から出力される増幅歪をキャンセルすることができる。つまり、上記構成によれば、上記パルス信号をD級増幅する際に発生する増幅歪が入力信号に応じて推定可能な増幅歪であれば、全ての周波数において、それをキャンセルすることができる。
したがって、上記の構成によれば、低い周波数領域において、任意の増幅歪を抑制することができ、更に、全ての周波数帯域において、入力信号の値から推定可能な増幅歪を抑制することができるという効果を奏する。
本発明に係るデジタルアンプにおいて、上記フィルタ回路は、デジタルフィルタ回路である、ことが好ましい。
上記の構成によれば、伝達関数を決定する上記デジタルフィルタのパラメータを適宜設定することによって、容易に上記ノイズ伝達関数を模擬するフィルタ回路を実現することができる、という更なる効果を奏する。
上記デジタルフィルタ回路は、IIRフィルタ回路であっても、FIRフィルタ回路であっても構わないが、上記ノイズ伝達関数を双一次変換することにより得られる伝達関数を有するIIRフィルタ回路を用いることにより、より容易に上記ノイズ伝達関数を模擬するフィルタ回路を実現することができる。
本発明に係るデジタルアンプにおいて、上記ノイズ伝達関数は、周波数と共に振幅又は偏角が変化する。例えば、上記フィードバック機構が、1次積分器により構成されている場合、上記ノイズ伝達関数は、jω/(jω+A)となり、振幅及び偏角が角周波数ωと共に変化する。このような場合であっても、上記の構成によれば、上記パルス信号をD級増幅する際に発生する増幅歪をキャンセルする補正信号を用いて、上記D級増幅回路から出力される増幅歪をキャンセルすることができる。
本発明に係るデジタルアンプにおいて、上記補正信号生成回路は、上記入力信号の値を変数とする多項式を用いて上記補正信号の値を算出することが好ましい。
上記の構成によれば、補正信号を簡単な構成で高速に生成することができる、という更なる効果を奏する。
なお、テーブルを格納するために十分な容量をもったメモリを備えている場合には、上記補正信号生成回路を、上記入力信号の値と上記補正信号の値とが互いに関連づけられたテーブルを参照して上記補正信号の値を決定するように構成してもよい。この場合、補正信号を更に簡単な構成で更に高速に生成することができるという効果を奏する。
本発明に係るデジタルアンプにおいて、上記補正信号生成回路は、上記入力信号の値を変数とする多項式であって、上記D級増幅回路にて発生する増幅歪の値を近似する多項式を用いて上記補正信号の値を算出する、ものであることが好ましい。
上記の構成によれば、上記パルス信号をD級増幅する際に発生する増幅歪をキャンセルする補正信号を簡単な構成で高速に生成することができる、という更なる効果を奏する。
上記課題を解決するために、本発明に係る増幅方法は、入力信号に応じた補正信号を生成する補正信号生成工程と、上記入力信号と上記補正信号との差信号により変調されたパルス信号を生成するパルス信号生成工程と、フィードバック機構を有するD級増幅回路を用いて上記パルス信号をD級増幅するD級増幅工程と、上記D級増幅回路のノイズ伝達関数を模擬した伝達関数を有するフィルタ回路を上記補正信号に作用させるフィルタ工程と、を含んでいる。
上記の構成によれば、上記のデジタルアンプと同様の効果を奏する。
なお、入力信号がデジタル信号である場合、上記デジタルアンプはD/Aコンバータとして機能する。また、入力信号がデジタル信号である場合、上記増幅方法はD/A変換方法と言い換えることができる。このようなD/Aコンバータや変換方法も本発明の範疇に含まれる。
本発明によれば、以上のように、全ての周波数帯域において、入力信号の値から推定可能な増幅歪を抑制することができ、同時に、低い周波数領域において、任意の増幅歪を抑制することができるという効果を奏する。
本発明の実施形態を示すものであり、デジタルアンプの構成を示すブロック図である。 図1のデジタルアンプの歪率特性を示すグラフである。(a)は、フィルタ回路を経た補正信号を用いて入力信号を補正した場合の歪率特性(実線)と、フィルタ回路を経ていない補正信号を用いて入力信号を補正した場合の歪率特性(点線)とを示すグラフであり、(b)は、フィルタ回路を経た補正信号を用いて入力信号を補正した場合の歪率の周波数依存性(黒色)と、フィルタ回路を経ていない補正信号を用いて入力信号を補正した場合の歪率の周波数依存性(灰色)とを示すグラフである。 図1のデジタルアンプが備えているパルス幅調整回路のブロック図である。 図1のデジタルアンプが備えている補正信号生成回路及びフィルタ回路のブロック図である。 図4の補正信号生成回路及びフィルタ回路により参照される各係数の設定方法を示す模式図である。 スイッチング回路にて発生する増幅歪みの原因を示す模式図である。 フィードフォワード機構を有する従来のデジタルアンプを示すブロック図である。 フィードバック機構を有する従来のデジタルアンプを示すブロック図である。 図8に示す従来のデジタルアンプの伝達関数を示すものであり、(a)はモデル線図を示し、(b)はノイズ伝達関数の振幅の周波数依存性を示すグラフであり、(c)はノイズ伝達関数の偏角の周波数依存性を示すグラフである。 (a)は、フィードバック機構を有さないデジタルアンプに、フィードフォワード技術を適用した場合の歪率特性(実線)と、フィードフォワード技術を適用しなかった場合の歪率特性(点線)とを示すグラフである。(b)は、フィードバック機構を有するデジタルアンプに、フィードフォワード技術を適用した場合の歪率特性(実線)と、フィードフォワード技術を適用しなかった場合の歪率特性(点線)とを示すグラフである。
本発明の一実施形態について、図面に基づいて説明すれば以下のとおりである。
(デジタルアンプの構成)
まず、本実施形態に係るデジタルアンプ10の構成について、図1を参照して説明する。図1は、本実施形態に係るデジタルアンプ10の構成を示したブロック図である。デジタルアンプ10は、図1に示すように、変調回路11と、D級増幅回路12と、補正信号生成回路13と、フィルタ回路14と、減算回路(加算器)15とを備えている。D級増幅回路12は、パルス幅調整回路12aと、スイッチング回路12bとを含んでいる。
変調回路11及びスイッチング回路12bは、デジタルアンプとしての基幹機能を担う構成である。変調回路11は、入力信号#1(より正確には入力信号#1から補正信号#3を引いた差信号#4)により変調されたパルス信号#5を生成するものであり、スイッチング回路12bは、パルス信号#5(より正確には補正後のパルス信号#5’)をD級増幅するものである。
なお、パルス信号#5は、PDM(パルス密度変調)信号であってもよいし、PWM(パルス幅変調)信号であってもよい。パルス信号#5としてPDM信号を用いる場合、変調回路11を、例えば、周知のΔΣ変調回路により構成することができる。また、パルス信号#5としてPWM信号を用いる場合、変調回路11を、例えば、周知の三角波変調回路により構成することができる。
デジタルアンプ10は、上述したスイッチング回路12bにて発生する増幅歪、特に、低い周波数帯域における増幅歪を抑制するフィードバック機構を有している。パルス幅調整回路12aは、このフィードバック機能を担う構成である。
パルス幅調整回路12aは、スイッチング回路12bにて発生する増幅歪を抑制するように、すなわち、増幅前のパルス信号#5をγ´倍したしたものの周波数スペクトルと増幅後のパルス信号#6の周波数スペクトルとの差(誤差)を小さくするように、増幅前のパルス信号#5のパルス幅を調整するものである。ここで、γ´は、D級増幅回路12のゲインを示す定数である。スイッチング回路12bは、パルス幅調整回路12によってパルス幅が調整された調整後のパルス信号#5’をD級増幅するようになっている。なお、パルス幅調整回路12aのより具体的な構成については、参照する図面を代えて後述する。
デジタルアンプ10は、更に、スイッチング回路12bにて発生する増幅歪、特に、入力信号#1の値から推定可能な増幅歪を抑制するフィードフォワード機構を有している(以下、スイッチング回路12bにて発生する増幅歪が、入力信号#1の値xの関数n(x)で表せるものとする)。補正信号生成回路13、フィルタ回路14、及び、減算回路15は、このフィードフォワード機能を担う。
補正信号生成回路13は、入力信号#1に応じた補正信号#2を生成するためのものである。フィルタ回路14は、D級増幅回路12のノイズ伝達関数NTF(s)を模擬した伝達関数(望ましくは、D級増幅回路12のノイズ伝達関数NTF(s)と等価な伝達関数)を有するフィルタ回路である。減算回路15は、フィルタ回路14を経た補正信号#3を入力信号#1から減算するための構成である。上述した変調回路11は、減算回路15にて得られた差信号#4により変調されたパルス信号を生成するようになっている。
補正信号生成回路13は、n(x)/γ’を近似する多項式f(x)を用いて、入力信号#1の値x(t)に応じた補正信号#2の値f(x(t))を算出するように構成されている。ここで、γ’は、フィードバックによるゲイン低下も考慮に入れたD級増幅回路12のゲインである。フィルタ回路14の伝達関数と、D級増幅回路12のノイズ伝達関数NTF(t)とが一致しているので、フィルタ回路14を経た補正信号#3の値f’(x、ω)と、D級増幅回路12から出力される増幅歪n’(x、ω)との間に、f’(x、ω)≒n’(n、ω)/γ’が成り立つ(ωは任意)。このため、増幅後のパルス信号#6の値yは、γ’{x−f’(x、ω)}+n’(x−f’(x、ω))≒γ’xとなる。すなわち、入力信号の値xと出力信号(増幅後のパルス信号#6)の値yとの比が全体域に渡って一定に保たれる。つまり、入力信号#1の値から推定可能な増幅歪を全帯域に渡って抑制することができる。
図2(a)は、デジタルアンプ10において、フィルタ回路14を経た補正信号#3を用いて入力信号#1を補正した場合の歪率特性(実線)と、補正信号#2を用いて入力信号#1を補正した場合の歪率特性(点線)とを示すグラフである。図2(b)は、フィルタ回路14を経た補正信号#3を用いて入力信号#1を補正した場合の歪率の周波数依存性(黒色)と、補正信号#2を用いて入力信号#1を補正した場合の歪率の周波数依存性(灰色)とを示すグラフである。これらのグラフから、フィルタ14を経た補正信号#3を用いて入力信号#1を補正することによって、高い周波数領域においてもフィードフォワードが有効に機能し、増幅歪の抑制を図れることが明らかであろう。
(パルス幅調整回路の構成例)
次に、パルス幅調整回路12aの構成例について、図3を参照して説明する。図3は、パルス幅調整回路12aの構成例を示したブロック図である。図3に例示したパルス幅調整回路12aは、入力パルス信号#5の時間平均値<Vin>と増幅後のパルス信号#6の時間平均値<Vout>との比が一定に保たれるように、増幅前のパルス信号#5(以下「入力パルス信号#5」と呼称する)を調整するものであり、図3に示すように、波形変換器21、比較器22、比較器23、減算器24、積分器25、減衰器26を備えている。
すなわち、波形変換器21にて、入力パルス信号#5を構成する各パルスの波形を矩形から台形へと変形する。そして、比較器22にて、台形パルス信号#5aの値を閾値Th1と比較し、台形パルス信号#5aの値が閾値Th1を上回っているときにハイレベルとなり、台形パルス信号#5aの値が閾値Th1を下回っているときにローレベルとなる出力パルス信号#5bを生成する。閾値Th1が下がれば、よりパルス幅の広い出力パルス信号#5bが生成され、閾値Th1が上がれば、よりパルス幅の狭い出力パルス信号#5bが生成されることは明らかであろう。
比較器23、減算器24、積分器25、及び、減衰器26は、入力パルス信号#5の時間平均値<Vin>と増幅後のパルス信号#6の時間平均値<Vout>との比が一定に保たれるように閾値Th1を設定するための構成である。具体的には、比較器23は、台形パルス信号#5aの値を閾値Th2と比較し、台形パルス信号#5aの値が閾値Th2を上回っているときにハイレベルとなり、台形パルス信号#5aの値が閾値Th2を下回っているときにローレベルとなるパルス信号#5cを生成する。閾値Th2は、入力パルス信号#5を構成する各パルスの面積(時間積分値)と、比較器23にて生成されるパルス信号#5cを構成する各パルスの面積(時間積分値)とが一致するように設定されている。このため、比較器23にて生成されるパルス信号#5cの時間平均値は、入力パルス信号#5の時間平均値<Vin>と一致する。
減衰器26は、増幅後のパルス信号#6を一定の減衰率で減衰する。減衰器26の減衰率は、例えば、減衰器26にて減衰されたパルス信号#6aの平均波高値と、比較器23にて生成されたパルス信号#5cの波高値とが一致するように定めればよい。積分器25は、比較器23にて生成されたパルス信号#5cの値から、減衰器26にて減衰されたパルス信号#6aの値を減算して得られる差信号#5dを時間積分する。積分結果である閾値Th1は、比較器23にて生成されたパルス信号#5cの時間平均値から、減衰器26にて減衰されたパルス信号#6aの時間平均値を減算した差を表す。
比較器23にて生成されたパルス信号#5cの時間平均値は、入力パルス信号#5の時間平均値<Vin>に一致し、また、減衰器26にて減衰されたパルス信号#6aの時間平均値は、減衰器26の減衰率を1/γ’とすると、増幅後のパルス信号#6の時間平均値<Vout>の1/γ’倍に一致する。したがって、増幅後のパルス信号#6の時間平均値<Vout>が入力パルス信号#5の時間平均値<Vin>のγ’倍よりも小さいときには、閾値Th1<0となり、出力パルス#5bのパルス幅は、Th1=0のときの基準パルス幅よりも広くなる。逆に、増幅後のパルス信号#6の時間平均値<Vout>が入力パルス信号#5の時間平均値<Vin>のγ’倍よりも大きいときには、閾値Th1>0となり、出力パルス#5bのパルス幅は、Th1=0のときの基準パルス幅よりも狭くなる。その結果、増幅後のパルス信号#6の時間平均値<Vout>が入力パルス信号#5の時間平均値<Vin>のγ’倍になるように、出力パルス#5bのパルス幅が制御される。
(補正信号生成回路及びフィルタ回路の構成例)
次に、補正信号生成回路13及びフィルタ回路14の構成例について、図4を参照して説明する。なお、補正信号生成回路13は、入力信号#1の値xを変数とする多項式f(x)を用いて補正信号#2の値を算出するものであってもよし、入力信号#1の値xと補正信号#2の値xとが予め互いに関連付けられたルックアップテーブルを参照して補正信号#2の値を決定するものであってもよいが、以下では、前者の場合について説明する。
図4は、補正信号生成回路13及びフィルタ回路14の構成例を示したブロック図である。
補正信号生成回路13及びフィルタ回路14は、ホールド回路31〜32と協働して以下のように動作する。
(ステップ1)ホールド回路31が、入力信号#1の値x1を取り込み、これを保持する。
(ステップ2)補正信号生成回路13が、入力信号#1の値x1をホールド回路31から読み出し、これを用いて補正信号#2の値f(x1)を算出する。
(ステップ3)ホールド回路32が、補正信号生成回路13から補正信号#2の値f(x1)を取り込み、これを保持する。
(ステップ4)フィルタ回路14が、補正信号#2の値f(x1)をホールド回路32にから読み出し、これを用いて補正信号#3の値f’(x1、ω1)を算出する。算出された補正信号#3の値f’(x1、ω1)は、減算回路15に供給される。
(ステップ5)ホールド回路32が、新たな入力信号の値x2を取り込み、これを保持する。以下、同様の処理を繰り返す。
図4に示した補正信号生成回路13は、入力信号#1の値xから、補正関数#2の値f(x)=cx+c+c+・・・cを算出する非線形演算回路であり、メモリ13aと、セレクタ13bと、加算器13cと、乗算器13dと、D−フリップフロップ13e(以下「D−FF」と略記)と、セレクタ13fとを備えている。
補正信号生成回路13は、上述したステップ2において、以下のように動作する。
(1)最初のクロックにおいて、ホールド回路31からxが供給され、セレクタ13bがメモリ13aからcを読み出し、セレクタ13fがメモリ(不図示)から0を読み出す。加算器13cはc+0=cを算出し、乗算器13dはc×x=cxを算出する。乗算器13dにより算出された積cxは、D−FF13eに格納される。
(2)次のクロックにおいて、ホールド回路31からxが供給され、セレクタ13bがメモリ13aから0を読み出し、セレクタ13fがD−FF13eからcxを読み出す。加算器13cは0+cx=cxを算出し、乗算器13dはcx×x=cを算出する。乗算器13dにより算出された積cは、D−FF13eに格納される。
(3)次のクロックにおいて、ホールド回路31からxが供給され、セレクタ13bがメモリ13aからcN−2を読み出し、セレクタ13fがD−FF13eからc読み出す。加算器13cはcN−2+cを算出し、乗算器13dは(cN−2+c)×x=(cN−2+c)xを算出する。乗算器13dにより算出された積(cN−2+c)xは、D−FF13eに格納される。
(4)次のクロックにおいて、ホールド回路31からxが供給され、セレクタ13bがメモリ13aから0を読み出し、セレクタ13fがD−FF13eから(cN−2+c)x読み出す。加算器13cは0+(cN−2+c)x=(cN−2+c)xを算出し、乗算器13dは(cN−2+c)x×x=(cN−2+c)xを算出する。乗算器13dにより算出された積(cN−2+c)xは、D−FF13eに格納される。
以下、同様の処理を繰り返すことによって、補正信号生成回路13は、補正信号#2の値(c+(c+・・・(cN−4+(cN−2+c)x)x・・・)x)x=cx+c+c+・・・c=f(x)を算出する。
図4に示したフィルタ回路14は、補正信号#2の値f(x)を補正信号#3の値f’(x、ω)に変換するフィルタ回路であり、D−FF14a〜14bと、乗算器14c〜14eと、加算器14fと、メモリ14g〜14iとを備えた、伝達関数(β+β−1)/(1−α−1)を有するIIRフィルタである。このIIRフィルタの伝達関数は、D級増幅回路12のノイズ伝達関数NTF(s)=(s/A)/(s/A+1)を双一次変換することによって得られたものである。すなわち、このIIRフィルタは、伝達関数(s/A)/(s/A+1)をもつアナログフィルタと等価なデジタルフィルタであるとも言える。
(補正信号生成回路及びフィルタ回路の設定例)
次に、補正信号生成回路13及びフィルタ回路14により参照される各係数{A,c,c,c,+・・・c}の設定方法について図5を参照して説明する。各係数の設定は、以下のような手順で行われる。
(ステップ1)D級増幅回路12のノイズ伝達関数NTF(s)の係数Aを決定する。もう少し具体的に言うと、入力信号#1としてx(t)=sin(ωt)を与え、得られた出力信号y(t)=Asin(ωt+φ)からスペクトラムアナライザを用いてφを決定する(k=1、2、・・・、n)。そして、(ω、φ)にフィットするよう∠NTF(iω)の係数Aを最小二乗法により決定する(図5(a)参照)。
(ステップ2)ステップ1にて決定された係数Aを用いて、フィードバックを行った場合のx(t)=asin(ωt)に対する応答から、フィードバックを行わなかった場合のx(t)=asin(ωt)に対する応答を推定する。もう少し具体的に言うと、入力信号#1としてx(t)=a(ω)sin(ωt)を与え、得られた出力信号y(t)=a(ω)sin(ωt)+a(3ω)sin(3ωt+φ(3ω))+a(5ω)sin(5ω+φ(5ω))+・・・からスペクトラムアナライザを用いて各項の振幅a(kω)及び位相φ(kω)を決定する。フィードバックを行わなかった場合の応答y(t)=asin(ωt)+asin(3ωt+φ)+asin(5ω+φ)+・・・は、振幅a(kω)及び位相φ(kω)から以下の式に従って決定することができる(図5(b)参照)。なお、位相を決める2つの式の何れを用いるかは、aの符号を考慮して決めればよい。
Figure 0005231359
(ステップ3)第2の工程にて推定されたフィードバックを行わなかった場合の応答から補正関数f(x)の係数を決定する。フィードバックを行わなかった場合の応答から補正関数f(x)の係数を決定する方法は、従来のデジタルアンプ50において補正関数f(x)の係数を決定する方法(特許文献1参照)と同一である。
〔付記事項〕
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
本発明は、フィードバック機構を有するデジタルアンプに好適に利用することができる。特に、フィードバック機構を有するフルデジタルアンプに好適に利用することができる。
10 デジタルアンプ
11 変調回路(パルス信号生成回路)
12 D級増幅回路
12a パルス幅調整回路(フィードバック機構)
12b スイッチング回路
13 補正信号生成回路
14 フィルタ回路

Claims (10)

  1. 入力信号に応じた補正信号を生成する補正信号生成回路と、
    上記入力信号と上記補正信号との差信号により変調されたパルス信号を生成するパルス信号生成回路と、
    上記パルス信号をD級増幅するD級増幅回路であって、フィードバック機構を有するD級増幅回路と、を備えたデジタルアンプにおいて、
    上記補正信号の値は、上記入力信号の値から推定された上記D級増幅回路の増幅歪をキャンセルするように定められており、
    当該デジタルアンプは、上記補正信号に作用するフィルタ回路であって、上記D級増幅回路のノイズ伝達関数を模擬した伝達関数を有するフィルタ回路を更に備えている、
    ことを特徴とするデジタルアンプ。
  2. 上記フィルタ回路は、デジタルフィルタ回路である、
    ことを特徴とする請求項1に記載のデジタルアンプ。
  3. 上記デジタルフィルタ回路は、上記ノイズ伝達関数を双一次変換することにより得られる伝達関数を有するIIRフィルタ回路である、
    ことを特徴とする請求項2に記載のデジタルアンプ。
  4. 上記ノイズ伝達関数は、周波数と共に振幅又は偏角が変化するものである、
    ことを特徴とする請求項1から3までの何れか1項に記載のデジタルアンプ。
  5. 上記補正信号生成回路は、上記入力信号の値を変数とする多項式を用いて上記補正信号の値を算出する、
    ことを特徴とする請求項1から4までの何れか1項に記載のデジタルアンプ。
  6. 上記補正信号生成回路は、上記入力信号の値を変数とする多項式であって、上記D級増幅回路にて発生する増幅歪の値を近似する多項式を用いて上記補正信号の値を算出する、ことを特徴とする請求項5に記載のデジタルアンプ。
  7. 上記補正信号生成回路は、上記入力信号の値と上記補正信号の値とが互いに関連づけられたテーブルを参照して上記補正信号の値を決定する、
    ことを特徴とする請求項1から4までの何れか1項に記載のデジタルアンプ。
  8. 入力信号に応じた補正信号を生成する補正信号生成回路と、
    上記入力信号と上記補正信号との差信号により変調されたパルス信号を生成するパルス信号生成回路と、
    上記パルス信号をD級増幅するD級増幅回路であって、フィードバック機構を有するD級増幅回路と、を備えたDA変換器において、
    上記補正信号の値は、上記入力信号の値から推定された上記D級増幅回路の増幅歪をキャンセルするように定められており、
    当該DA変換器は、上記補正信号に作用するフィルタ回路であって、上記D級増幅回路のノイズ伝達関数を模擬した伝達関数を有するフィルタ回路を更に備えている、
    ことを特徴とするDA変換器。
  9. 入力信号に応じた補正信号を生成する補正信号生成工程と、
    上記入力信号と上記補正信号との差信号により変調されたパルス信号を生成するパルス信号生成工程と、
    フィードバック機構を有するD級増幅回路を用いて上記パルス信号をD級増幅するD級増幅工程と、を含む増幅方法において、
    上記補正信号の値は、上記入力信号の値から推定された上記D級増幅回路の増幅歪をキャンセルするように定められており、
    当該増幅方法は、上記D級増幅回路のノイズ伝達関数を模擬した伝達関数を有するフィルタ回路を上記補正信号に作用させるフィルタ工程を更に含んでいる、
    ことを特徴とする増幅方法。
  10. 入力信号に応じた補正信号を生成する補正信号生成工程と、
    上記入力信号と上記補正信号との差信号により変調されたパルス信号を生成するパルス信号生成工程と、
    フィードバック機構を有するD級増幅回路を用いて上記パルス信号をD級増幅するD級増幅工程と、を含むDA変換方法において、
    上記補正信号の値は、上記入力信号の値から推定された上記D級増幅回路の増幅歪をキャンセルするように定められており、
    当該DA変換方法は、上記D級増幅回路のノイズ伝達関数を模擬した伝達関数を有するフィルタ回路を上記補正信号に作用させるフィルタ工程を更に含んでいる、
    ことを特徴とするDA変換方法。
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