JP5231078B2 - 内視鏡 - Google Patents

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Description

本発明は、細長で硬性な挿入部と該挿入部の挿入方向の基端側に設けられた操作部とを有する内視鏡に関する。
近年、内視鏡は、医療分野及び工業用分野において広く利用されている。内視鏡は、細長い挿入部を観察対象部位内に挿入することによって、観察対象部位を観察することができる。
また、内視鏡としては、挿入部が硬性な硬性内視鏡と、挿入部が軟性な軟性内視鏡とが周知である。硬性内視鏡は、挿入部の可撓性が必要ないため、挿入部内に既知のリレー光学系等を設けることができることから、軟性内視鏡よりも一般的に高解像度の観察像を得ることができる。
また、硬性内視鏡は、挿入部が硬性であることから、狙撃性に優れるため、医療用に用いる場合には、例えば腹腔部位の観察や治療処置等の腹腔鏡手術に広く用いられ、工業用に用いる場合には、直線状の細長な管路内や部品に形成された直線状の細長な穴内を観察する等に広く用いられている。
さらに、硬性内視鏡においては、挿入部が挿入される観察対象部位の径は様々であることから、挿入部の外径が大径な、例えば4mm、6mm、8mm、10mm、15mmの外径の挿入部を有する硬性内視鏡や、挿入部の径が小径な、例えば1.2mm、1.7mm、2.4mmの外径の挿入部を有する硬性内視鏡がそれぞれ製造されている。
ここで、挿入部の径が小径な、例えば1.7mmの外径の挿入部を有する硬性内視鏡を、工業用の用途に用いる場合、具体的には、管路内の観察に用いる際、挿入部の外径は1.7mmと非常に小径であることから、操作部を把持して管路内を観察している最中に、挿入部を管路内において内壁や部品等に不意に接触させてしまうと、挿入部に急激な曲げ応力が付与され、挿入部が折れて破損してしまう場合があるといった問題があった。尚、挿入部は、接触の際、特に、操作部に固定されている挿入方向の基端側(以下、単に基端側と称す)の部位に曲げ応力が集中しやすいことから、該基端側の部位が折れやすい。
このような問題に鑑み、従来は、図10に示すように、硬性内視鏡200の挿入部202の外周に、該挿入部200と挿入方向Sにおいて略同じ長さを有する保護管250を被覆し、操作部201の挿入方向Sの先端側(以下、単に先端側と称す)に形成されたネジ部203に保護管250の基端側を固定して、保護管250が被覆された状態で挿入部202を管路内に挿入して観察を行うことにより、保護管250によって観察中に小径の挿入部202に折れ等の破損を発生し難くする技術が周知である。尚、保護管250は、医療用の硬性内視鏡にも用いられている。また、図10は、従来の硬性内視鏡と保護管とを示す図である。
また、特許文献1には、硬性内視鏡の挿入部の外周に、図10同様、該挿入部を挿入方向の全長に亘って被覆する保護管が設けられた構成を有しているとともに、保護管に観察部位との接触により曲げ応力が付与されて保護管の内壁が内部に挿通された挿入部と接触した際、該接触を検知してランプ等により操作者に接触を告知することにより、挿入部が保護管に作用する曲げ応力によって折り曲げられてしまうことを未然に防ぐ構成が開示されている。
しかしながら、特許文献1及び図10に開示された硬性内視鏡においては、挿入部の外周に保護管を被覆しているため、保護管の外径以上の穴径を有する穴しか挿入することができないことから、例えば挿入部の外径が1.7mmの挿入部を用いて観察を行う場合には、外径が1.7mmの挿入部を用いているにも関わらず、保護管を被覆しているため、1.7mmと略同じ穴径を有する穴に挿入部を挿入することができないといった問題があった。
このような問題に鑑み、特許文献2、3には、保護管を用いずに、硬性内視鏡の操作部において挿入部の基端側を柔軟な部材で保持することによって、挿入部が観察部位と接触したとしても、挿入部の基端側に付与される曲げ応力を柔軟な部材で軽減することにより、挿入部の基端側の折れを防止する技術が開示されている。このような構成によれば、例えば外径が1.7mmの挿入部を、1.7mmと略同じ穴径を有する穴に、挿入部の折れを防止しながら挿入することができる。
実公昭58−019531号公報 実公昭58−022167号公報 特開昭55−138434号公報
ところが、特許文献2、3に開示された構成を用いて、操作部を把持して挿入部を該挿入部の挿入方向の長さよりも奥行きが浅い穴に挿入して観察を行う場合、例えば挿入部の挿入方向の長さが90mmの場合において、挿入部を奥行き30mmの穴に挿入して観察を行う際、挿入部の先端側を不意に穴の底部に接触させてしまうと、挿入部の基端側に急激かつ大きな曲げ応力が作用されてしまい、挿入部の基端側を柔軟な部材で保持していたとしても、基端側に折れが発生してしまう場合があり、確実に折れを防ぐことができないといった問題あった。
このような問題に鑑み、挿入方向に長さの異なる複数の保護管を用意し、穴の奥行きに応じた長さの保護管を挿入部の外周に被覆し、保護管の先端から延出している挿入部の部位のみを穴に挿入することにより、保護管からの挿入部の延出部位を最小限とすることにより、この構成において挿入部の接触により最も挿入部に応力が付与される保護管の先端部位における応力を軽減して、挿入部の折れを確実に防止できる構成も周知ではある。しかしながら、この場合、挿入方向に長さの異なる複数の保護管を用意しなくてはならず、硬性内視鏡を用いた検査のコストが増大してしまうこといった問題があった。
本発明の目的は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、1つの保護管のみで、保護管から突出した挿入部のみを観察対象部位に挿入することができる構成を具備する内視鏡を提供するにある。
上記目的を達成するため本発明による内視鏡は、細長で硬性な挿入部と該挿入部の挿入方向の基端側に設けられた操作部とを有する内視鏡であって、前記操作部の前記挿入方向の先端側に対して装脱自在であって、装着後、前記挿入部の外周を、前記挿入方向に沿って被覆する保護管を具備し、前記保護管は、前記挿入方向に沿って互いに装脱自在な複数の駒と、前記挿入方向の最も先端側に位置する前記駒に対して装脱自在であり、前記挿入方向の先端側に向かうに従い小径となるよう傾斜するテーパ面を有する折れ止め部材と、から構成されており、装着する前記駒の数により、前記保護管の前記挿入方向の長さが可変できるよう構成されていることを特徴とする。
本発明によれば、1つの保護管のみで、保護管から突出した挿入部のみを観察対象部位に挿入することができる構成を具備する内視鏡を提供することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。尚、以下に示す実施の形態において、内視鏡は、工業用の内視鏡を例に挙げて説明する。
図1は、本実施の形態の内視鏡の外観を示す斜視図、図2は、図1の保護管の駒を挿入方向に沿って断面にして示した部分断面図、図3は、図1の保護管の折れ止め部材を挿入方向に沿って断面にして示した部分断面図である。
図1に示すように、硬性内視鏡(以下、単に内視鏡と称す)1は、挿入方向Sに沿って細長であって硬性な、例えばステンレスから薄肉の筒状に形成された挿入部2と、該挿入部2の基端側に設けられた操作者により把持される操作部3と、該操作部3の基端側に設けられた接眼部4と、操作部3の外周面から延出されたライトガイドコード5と、該ライトガイドコード5の延出端に設けられた内視鏡1を図示しない光源装置に接続するコネクタ6とを具備している。
内視鏡1は、コネクタ6、ライトガイドコード5を介して光源装置から供給された照明光によって照射された観察部位における被写体を、挿入部2の内部に挿入方向Sに沿って設けられた図示しない既知のリレーレンズを介して、接眼部4から観察できる構成を有している。尚、硬性な挿入部を有する一般的な内視鏡の構成は周知であるため、周知の構成に関しては、詳しい説明は省略する。
また、内視鏡1は、操作部3の先端側に形成された雄ネジ部8に対して装脱自在であって、雄ネジ部8に装着後、挿入部2の外周を挿入方向Sに沿って被覆する保護管50を有している。
保護管50は、挿入方向Sの長さが保護管50の外径を変えることなく可変できることにより、挿入部2に対して保護管50を挿入方向Sに被覆する長さが可変できるように構成されている。
具体的には、保護管50は、挿入方向Sに沿って互いに装脱自在な複数の、例えば4個の駒12と、該4個の駒における挿入方向Sの最も先端側に位置する駒12に対して装脱自在な折れ止め部材11とにより主要部が構成されている。または、保護管50は、操作部3の雄ネジ部8に装脱自在な折れ止め部材11のみにより主要部が構成されている。
より具体的には、4個の駒12は、それぞれ挿入方向Sの長さrが等しくなるとともに、図2に示すように、内部に挿入方向Sに貫通する空間12wを有するようにそれぞれ断面が挿入方向Sに沿って略凸状の薄肉な筒状に、4個の駒12が全て同じ形状となるよう、例えばステンレスから形成されている。
尚、4個の駒12は、それぞれ挿入方向Sの長さrが等しく、全てが同じ形状となるよう形成されていることにより、各駒12は、製造コストを低くして製造することができる。また、空間12wの径は、挿入部2の外径と略等しく形成されている。
また、図1、図2に示すように、4個の駒12の各先端側の凸部12tの外周面に、雄ネジ部12sが形成されており、各駒12の内部の空間12wにおける後端側に設けられた空間12wよりも大径なネジ穴12hの内周面に、雌ネジ部12kが形成されている。
よって、4個の駒12の内、一方の駒12の雄ネジ部12sが他方の駒12の雌ネジ部12kに螺合自在なことにより、4個の駒12間は、装脱自在、即ち連結自在な構成となっている。
また、4個の駒12の内、保護管50が挿入部2の外周に被覆された際、最も挿入方向Sの後端側に位置する駒12の雌ネジ部12kが操作部3の雄ネジ部8に螺合自在なことにより、保護管50と操作部3とは装脱自在な構成となっている。
折れ止め部材11は、図3に示すように、外周面に、先端側が、挿入部2と略同じ外径を有するとともに、後端側が先端側よりも大径な、例えば4個の駒12と同じ外径を有することにより、先端側に向かうに従い小径となるよう傾斜するテーパ面11tが形成されている。
また、折れ止め部材11は、内部に挿入方向Sに貫通する空間11wを有する薄肉な筒状に、ポリカーボネイト等の樹脂によって形成されている。尚、空間11wの径は、挿入部2の外径と略等しく形成されている。また、図1、図2に示すように、折れ止め部材11の内部の空間11wにおける後端側に、空間11wよりも大径なネジ穴11hが設けられており、ねじ穴11hの内周面に、雌ネジ部11kが形成されている。
よって、折れ止め部材11は、挿入部2の外周を被覆した際、空間11wにおける先端側の内周面が挿入部の外周に接触するとともに、後端側に形成された雌ネジ部11kに、4個の駒12の内、挿入方向Sの最も先端側に位置する駒12の先端に形成された雄ネジ部12sが螺合するか、操作部3の雄ネジ部8が螺合することにより、駒12または操作部3に対して装脱自在な構成となっている。
折れ止め部材11は、保護管50を挿入部2の外周に被覆した際、保護管50における挿入方向Sの最も先端側に位置することにより、挿入部2が観察対象に不意に接触してしまったとしても、折れ止め部材11から先端側に延出した挿入部2における折れ止め部材11の先端側付近に接触に伴って付与される曲げ応力を、テーパ面11tによって緩和することにより、折れ止め部材11付近の挿入部2の折れを防ぐ機能を有している。
以上の構成から、保護管50は、連結する駒12の数を調整することにより、即ち、駒12を全く用いずに、折れ止め部材11を直接、操作部3に装着するか、駒12を任意の個数連結した後、最も後端側に位置する駒12を操作部3に装着し、最も先端側に位置する駒12に折れ止め部材11を装着することによって、挿入方向Sの長さが保護管50の外径を変えることなく可変できることにより、挿入部2に対して保護管50を挿入方向Sに被覆する長さが可変できるように構成されている。
次に、このように構成された本実施の形態の作用を、図4〜図7を用いて説明する。図4は、保護管装着前の内視鏡を、ライトガイドコード及びコネクタを省略した状態で示す平面図、図5は、図4の操作部に折れ止め部材のみが装着された状態を示す平面図、図6は、図4の操作部に、2個連結された駒が装着され、折れ止め部材が先端側に位置する駒に装着された状態を示す平面図、図7は、図4の操作部に、4個連結された駒が装着され、折れ止め部材が先端側に位置する駒に装着された状態を示す平面図である。
先ず、図4に示す内視鏡1の挿入部2を、操作部3を把持して、図5に示すように、挿入部2の挿入方向Sの長さp1よりも若干短い深さp2を有するとともに、挿入部2の外径と略同じ穴径を有する部品21に形成された観察対象部位である直線状の長穴21hに挿入する場合には、操作者は、図5に示すように、折れ止め部材11のみを操作部3に装着する。
具体的には、図5に示すように、折れ止め部材11で挿入部2の外周を被覆した後、折れ止め部材11の後端側に形成された雌ネジ部11kを操作部3の雄ネジ部8に螺合して操作部3に折れ止め部材11を固定する。その結果、挿入部2の外周に折れ止め部材11のみから構成された保護管50が被覆される。
その後、この状態において、折れ止め部材11の先端から突出した挿入部2の部位のみを、長穴21hに挿入して各種観察を行う。尚、この際、挿入部2に保護管50が被覆された状態であっても、挿入部2のみを長穴21hに挿入することにより、長穴21hの穴径が挿入部2の外径と略同じ径を有していたとしても、長穴21hに挿入部2を挿入することができる。
また、長穴21hの観察中に、挿入部2の先端が、長穴21hの底面21htに不意に接触してしまったとしても、長穴21h及び折れ止め部材11から露出している挿入部2の部位は殆どないとともに、長穴21hの開口21hk付近には、接触により付与される曲げ応力をテーパ面11tによって緩和させる折れ止め部材11が位置していることから、接触に伴い挿入部2の折れ止め部材11付近に対して付与される曲げ応力は、折れ止め部材11が開口21hkから挿入方向Sに離れて位置している場合に比べ緩和されるため、挿入部2の折れ止め部材11付近が折れてしまうことを防ぐことができる。
次に、図6に示すように、挿入部2を、把持部3を把持して、挿入部2の挿入方向Sの長さp1よりも短く、長穴21hの深さp2よりも挿入方向Sに浅い深さp3(p1>p2>p3)を有するとともに、挿入部2と略同じ穴径を有する部品22に形成された観察対象部位である直線状の長穴22hに挿入する場合には、操作者は、長穴22hの深さp3に応じて、駒12を用いる個数を選択する。具体的には、保護管50から露出する挿入部2の挿入方向Sに沿った長さが、深さp3と略一致するよう、駒12の個数を選択する。尚、図6においては、駒12を、2個用いることとする。
より具体的には、先ず、一方の駒12の凸部12tの雄ネジ部12sに対して他方の駒12の雌ネジ部12kを螺合させた後、他方の駒12の雄ネジ部12sに、折れ止め部材11の雌ネジ部11kを螺合させて保護管50を形成した後、保護管50を、挿入部2の外周に被覆させて、言い換えれば、空間11w、12wに挿入部2を挿通させて、挿入方向Sの最も後端側に位置する一方の駒12の雌ネジ部12kを操作部3の雄ネジ部8に螺合させて、固定する。
尚、2つの駒12及び折れ止め部材11を、最初に挿入部2の外周に被覆させた後、後から各駒12間及び駒12と折れ止め部材11との間、駒12と操作部3との間を装着しても構わない。
その後、この状態において、折れ止め部材11から突出した挿入部2の部位のみを、長穴22hに挿入して各種観察を行う。尚、この際、挿入部2に保護管50が被覆された状態であっても、挿入部2のみを長穴22hに挿入することにより、長穴22hの穴径が挿入部2の外径と略同じ径を有していたとしても、長穴22hに挿入部2を挿入することができる。
また、長穴22hの観察中に、挿入部2の先端が、長穴22hの底面22htに不意に接触してしまったとしても、長穴22h及び保護管50から露出している挿入部2の部位は殆どないとともに、長穴22hの開口22hk付近には、接触により付与される曲げ応力をテーパ面11tによって緩和させる折れ止め部材11が位置していることから、接触に伴い挿入部2の折れ止め部材11付近に対して付与される曲げ応力は、折れ止め部材11が開口22hkから挿入方向Sに離れて位置している場合に比べ緩和されるため、挿入部2の折れ止め部材11付近が折れてしまうことを防ぐことができる。
次に、図7に示すように、挿入部2を、把持部3を把持して、挿入部2の挿入方向Sの長さp1よりも短く、長穴21hの深さp2よりも挿入方向Sに浅く、さらに長穴22hの深さp3よりも挿入方向に浅い深さp4(p1>p2>p3>p4)を有するとともに、挿入部2と略同じ穴径を有する部品23に形成された観察対象部位である直線状の長穴23hに挿入する場合には、操作者は、長穴23hの深さp4に応じて、駒12を用いる個数を選択する。具体的には、保護管50から露出する挿入部2の挿入方向Sに沿った長さが、深さp4と略一致するよう、駒12の個数を選択する。尚、図6においては、駒12を、4個用いることとする。
より具体的には、先ず、各駒12の凸部12tの雄ネジ部12sに雌ネジ部12kを螺合することにより、4個の駒12を連結し、挿入方向Sの最も先端側に位置する駒12の雄ネジ部12sに、折れ止め部材11の雌ネジ部11kを螺合させて保護管50を形成した後、保護管50を、挿入部2の外周に被覆させて、言い換えれば、空間11w、12wに挿入部2を挿通させて、挿入方向Sの最も後端側に位置する駒12の雌ネジ部12kを操作部3の雄ネジ部8に螺合する。
尚、4つの駒12及び折れ止め部材11を、最初に挿入部2の外周に被覆させた後、後から各駒12間及び駒12と折れ止め部材11との間、駒12と操作部3との間を装着しても構わない。
その後、この状態において、折れ止め部材11から突出した挿入部2の部位のみを、長穴23hに挿入して各種観察を行う。尚、この際、挿入部2に保護管50が被覆された状態であっても、挿入部2のみを長穴23hに挿入することにより、長穴23hの穴径が挿入部2の外径と略同じ径を有していたとしても、長穴23hに挿入部2を挿入することができる。
また、長穴23hの観察中に、挿入部2の先端が、長穴23hの底面23htに不意に接触してしまったとしても、長穴23h及び保護管50から露出している挿入部2の部位は殆どないとともに、長穴23hの開口23hk付近には、接触により付与される曲げ応力をテーパ面11tによって緩和させる折れ止め部材11が位置していることから、接触に伴い挿入部2の折れ止め部材11付近に対して付与される曲げ応力は、折れ止め部材11が開口23hkから挿入方向Sに離れて位置している場合に比べ緩和されるため、挿入部2の折れ止め部材11付近が折れてしまうことを防ぐことができる。
このように、本実施の形態においては、挿入部2の外周に被覆される保護管50が、折れ止め部材11のみ、または折れ止め部材11とそれぞれ挿入方向Sに均等な長さrを有する複数の駒12から構成されていると示した。
また、保護管50の挿入方向Sの長さは、挿入部2を挿入する観察対象部位の穴の深さに応じて、連結する複数の駒12の数を可変することにより、調整自在であると示した。
このことによれば、挿入部2に保護管50を被覆させた状態であっても、挿入部2のみを、観察対象部位となる穴に挿入することができることから、挿入部2の外径と略同径
の穴の観察を行うことができる。
さらに、操作部3を把持して挿入部2を穴に挿入した際、穴の開口付近に折れ止め部材11が位置するまで、保護管50によって挿入部2を覆うことができることから、観察の際、挿入部2の先端側を不意に穴の内部に接触させてしまったとしても、挿入部2における折れ止め部材11付近に接触に伴って付与される曲げ応力を、折れ止め部材11が穴の開口から離間している場合よりも緩和させることができるため、挿入部2における折れ止め11付近の折れを防止することができる。
以上から、複数の保護管を用意することなく、1つの保護管50のみで、保護管50から突出した挿入部2のみを観察対象部位に挿入することができる構成を具備する内視鏡1を提供することができる。
尚、以下、変形例を示す。上述した本実施の形態においては、複数の駒12は、4個の場合を例に挙げて示したが、これに限らず、連結した際、挿入部2の挿入方向Sの長さp1よりも長くなることがなければ、複数の駒12は、いくつから構成されていても構わないということは云うまでもない。
また、以下、変形例を、図8、図9を用いて示す。図8は、図2の駒の形状の変形例を挿入方向に沿って断面にして示した部分断面図、図9は、図2の駒の形状の別の変形例を挿入方向に沿って断面にして示した部分断面図である。
本実施の形態においては、図2に示すように、駒12は、先端側の凸部12tの外周面に、雄ネジ部12sが形成されており、後端側のネジ穴12hに、雌ネジ部12kが形成されており、複数の駒12間の装着は、一方の駒12の凸部12tに形成された雄ネジ部12sと他方の駒12のネジ穴12hに形成された雌ネジ部12kとを螺合させることにより行うと示した。
これに限らず、図8に示すように、各駒12の後端側に、外周面側から内部の空間12wへの方向に嵌入自在なネジ孔31と該ネジ孔31に螺合自在な先端に突起部30vを有するネジ30とが設けられており、各駒12の先端側の凸部12tの外周面に、ネジ30の突起部30vが螺合するV溝12vが設けられた構成を、駒12は有していても構わない。
このような構成によれば、一方の駒12の凸部12tが、他方の駒12の後端側の空間12wに嵌入された後、ネジ孔31に螺合され締め付けられたネジ30の突起部30vが、V溝12vに嵌入して、他方の駒12の空間12w内において、一方の駒12を先端側に押圧して、該先端側を他方の駒12の空間12wにおける内壁に押しつけることにより、駒12間が固定される。
さらに、図9に示すように、各駒12の後端側に、外周面側から内部の空間12wへの方向に嵌入自在な孔41と該孔41に嵌入されて固定された先端にバネ40cによって空間12w側に付勢されたボール部40bを有するボールプランジャ40とが設けられており、各駒12の先端側の凸部12tに、ボールプランジャ40のボール部40bが嵌入するV溝12vが設けられた構成を、駒12は有していても構わない。
このような構成によれば、一方の駒12の凸部12tが、他方の駒12の後端側の空間12wに嵌入された後、ボールプランジャ40のボール部40bがバネ40cの付勢によりV溝12vに嵌入されることにより、駒12間が固定される。
尚、図8、図9に示した構成は、駒12間の装着に限定されず、駒12と折れ止め部材11との装着や、駒12と操作部3との装着や、折れ止め部材11と操作部3との装着に適用しても構わないということは云うまでもない。
また、本実施の形態においては、硬性内視鏡は、工業用の内視鏡を例に挙げて示したが、これに限らず、医療用の内視鏡に適用しても構わない。
さらに、上述した実施の形態では、複数の駒12は、挿入方向Sに同じ長さrを有する1種類の駒12を複数連結して構成すると示したが、これに限られるものではなく、例えば挿入方向Sに異なる長さの駒を複数用意し、複数種類の駒の組み合わせの自由度を増やすことで、保護管50の挿入方向Sにおける全長を微妙な長さにも対応させることができる。
本実施の形態の内視鏡の外観を示す斜視図。 図1の保護管の駒を挿入方向に沿って断面にして示した部分断面図。 図1の保護管の折れ止め部材を挿入方向に沿って断面にして示した部分断面図。 保護管装着前の内視鏡を、ライトガイドコード及びコネクタを省略した状態で示す平面図。 図4の操作部に折れ止め部材のみが装着された状態を示す平面図。 図4の操作部に、2個連結された駒が装着され、折れ止め部材が先端側に位置する駒に装着された状態を示す平面図。 図4の操作部に、4個連結された駒が装着され、折れ止め部材が先端側に位置する駒に装着された状態を示す平面図。 図2の駒の形状の変形例を挿入方向に沿って断面にして示した部分断面図。 図2の駒の形状の別の変形例を挿入方向に沿って断面にして示した部分断面図。 従来の硬性内視鏡と保護管とを示す図。
符号の説明
1…内視鏡
2…挿入部
3…操作部
8…雄ネジ部
11…折れ止め部材
11k…雌ネジ部
11t…テーパ面
12…駒
12k…雌ネジ部
12s…雄ネジ部
50…保護管
r…駒の挿入方向の長さ
S…挿入方向

Claims (4)

  1. 細長で硬性な挿入部と該挿入部の挿入方向の基端側に設けられた操作部と
    を有する内視鏡であって、
    前記操作部の前記挿入方向の先端側に対して装脱自在であって、装着後、前記挿入部の外周を、前記挿入方向に沿って被覆する保護管を具備し、
    前記保護管は、前記挿入方向に沿って互いに装脱自在な複数の駒と、前記挿入方向の最も先端側に位置する前記駒に対して装脱自在であり、前記挿入方向の先端側に向かうに従い小径となるよう傾斜するテーパ面を有する折れ止め部材と、から構成されており、
    装着する前記駒の数により、前記保護管の前記挿入方向の長さが可変できるよう構成されていることを特徴とする内視鏡。
  2. 前記複数の駒は、互いに前記挿入方向の長さが等しく形成されていることを特徴とする請求項1に記載の内視鏡。
  3. 前記折れ止めと前記挿入方向の最も先端側に位置する前記駒との間と、前記複数の駒間と、前記挿入方向の最も後端側に位置する前記駒または前記折れ止めと前記操作部の前記挿入方向先端側との間とのいずれかは、それぞれの部材において、
    前記挿入方向先端側の凸部に形成された雄ネジ部に、前記挿入方向後端側のネジ穴に形成された雌ネジ部が螺合することにより互いに装脱自在となっていることを特徴とする請求項1又は2に記載の内視鏡。
  4. 前記折れ止めと前記挿入方向の最も先端側に位置する前記駒との間と、前記複数の駒間と、前記挿入方向の最も後端側に位置する前記駒または前記折れ止めと前記操作部の前記挿入方向先端側との間とのいずれかは、それぞれの部材において、
    前記挿入方向先端側の凸部の外周面に形成されたV溝部に、前記挿入方向後端側の外周面側から内部の空間への方向に嵌入自在な孔と該孔に設けられた嵌入手段が前記V溝部に嵌入されることにより互いに装脱自在となっていることを特徴とする請求項1又は2に記載の内視鏡。
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