JP5230824B2 - 無線通信装置および無線通信方法 - Google Patents

無線通信装置および無線通信方法 Download PDF

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Description

本発明は、移動体において構築されるローカルネットワークと外部ネットワークとを接続する無線通信装置に関する。
従来のインターネット/イントラネットは、ベストエフォート型のサービスがほとんどであり、プロトコルとしてTCP(Transmission Control Protocol)が主に用いられている。TCPを利用して通信を行う端末は、相手端末との間で3Wayハンドシェイクと呼ばれるシーケンス処理によりTCPコネクションを確立してから、TCPデータパケットの送受信を行う。TCPでは、帯域や遅延時間が未知のネットワークにおいて信頼性のある通信を実現するため、確認応答(ACK)とシーケンス番号を利用した輻輳制御機構を有しており、TCPを利用して通信を行う端末が自律的に単位時間あたりのTCPパケットの送信量を制御する。このような技術が下記非特許文献1において開示されている。
また、ローカルネットワークをインターネット等の外部ネットワークへ接続するブロードバンドルータは、外部ネットワークからの不正なパケットを遮断するフィルタリング機構を備える。高機能なフィルタリング方法として、通信が始まってから真に必要なもののみを通すように自動的にフィルタ条件を動的に設定するSPI(ステートフル・パケット・インスペクション)機能がある。ルータは、SPI機能を用いてTCPの状態遷移をフォローすることにより、TCPパケットに偽装した不正パケットの内部ネットワークへの侵入を防ぐことができる。このような技術が下記非特許文献2において開示されている。
近年、車や列車、航空機、船等の移動体においても、各種の無線通信システムを用いて移動体内部のローカルネットワークをインターネットのような外部ネットワークへ接続する要求があり、上記非特許文献1、2の技術を利用することによって、バスや列車、航空機内においてインターネットサービスが一部実現している。また、従来はネットワークと無縁であった様々な機器が、ネットワークを利用可能な環境で使用することを想定した機能を具備し始めており、インターネット接続を利用した通信アプリケーションが増加している。そのため、通信アプリケーションには、業務用や制御用のものから娯楽用のものまで混在し、さまざまな重要度や優先度を持つと考えられる通信が、移動体内部のローカルネットワークと外部のインターネットとの間で実施されている。
このような移動体におけるネットワークの利用形態としては、移動体内ローカルネットワークから外部ネットワークへのデータ転送となる上りトラヒックよりも、地図情報コンテンツ等のダウンロードなど、外部ネットワークから移動体内ローカルネットワークへのデータ転送となる下りトラヒックの方が多くなる。これらの通信のほとんどでTCP/IPが通信プロトコルとして利用されており、端末は、通信パケットの紛失を検出すると、ネットワークの異常が発生したと自律的に判断して通信可能となるように、単位時間あたりのパケット送信量を制限する制御を行う。
IETF RFC793 "TRANSMISSION CONTROL PROTOCOL", 1981年9月 "第2回:SPIと動的パケットフィルタリングの違い"、(2003年5月16日 21:20:00更新)「平成21年07月27日検索」、インターネット<URL:http://plusd.itmedia.co.jp/broadband/0305/16/lp13.html>
しかしながら、上記従来の技術によれば、車のように比較的自由に移動可能な移動体の内部のローカルネットワークを外部ネットワークへ接続する場合は、携帯電話網等に容易に接続可能であるが、サービスエリアの境界などの地理的条件またはユーザの行動時間帯や交通集中時間帯など時間的条件によっては、無線帯域や遅延時間などの品質が変動する不安定な無線通信システムを利用せざるを得ない。このような不安定な無線通信システムを利用した場合、ローカルネットワークに接続する端末装置は、上記品質変動に従って自律的にパケット送信量を減少させることになる。また、上記のような不安定な無線通信システムにおいて複数の端末装置が同一の無線通信回線を利用している場合には、上記同様、各端末装置が自律的にパケット送信量を減少させることになり、その結果として、各端末装置が確立しているコネクションごとに帯域が公平に分割された状態で収束する。そのため、複数の端末装置が確立しているコネクションごとに、優先度に応じた帯域を配分することができない、という問題があった。
また、利用可能な携帯電話網等の無線通信システムを移動体のインターネット接続回線として利用する場合は、下りトラヒックの送信量制御機能を無線通信システムに追加することや、各種コンテンツのサーバ装置に下りトラヒック送信量制御機能を新たに追加することが困難である、という問題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、車等の移動体において構築されるローカルネットワークをその他のネットワークである外部ネットワークに接続する場合に、優先度の高いトラヒックのコネクションを優先して確立することが可能な無線通信装置を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、複数の端末によりローカルネットワークを構築する移動体に搭載され、かつ、当該ローカルネットワークに接続する所定の端末とその他のネットワークである外部ネットワークに接続するサーバとの間で送受信されるパケットを中継する無線通信装置であって、前記サーバおよび前記端末から受信したパケットから、ヘッダ情報を抽出するトラヒック監視手段と、前記サーバおよび前記端末の組み合わせごとの通信コネクション確立可否、および当該通信コネクションの優先度、を示すポリシー情報を登録するためのポリシー登録手段と、前記サーバまたは前記端末からパケットを受信した場合に、前記ヘッダ情報および前記ポリシー情報に基づいて、当該パケットの中継処理を行うかどうかを判断する優先度判定手段と、前記優先度判定手段により中継処理を行わない旨の判断をした場合に、受信したパケットを破棄するトラヒック制御手段と、を備えることを特徴とする。
本発明にかかる無線通信装置は、優先度の高いトラヒックのコネクションを優先して確立することができる、という効果を奏する。
図1は、無線通信装置の接続例を示す図である。 図2は、優先制御部の構成例を示す図である。 図3は、ポリシーテーブルの構成例を示す図である。 図4は、コネクションテーブルの構成例を示す図である。 図5は、TCPコネクションを確立する動作を示すシーケンス図である。 図6は、TCPコネクションを確立する動作を示すシーケンス図である。 図7は、TCPコネクションを確立する動作を示すシーケンス図である。 図8は、TCPコネクションを確立する動作を示すシーケンス図である。 図9は、無通信検出時のTCPのキープアライブ処理を示すシーケンス図である。 図10は、無通信検出時のTCPのキープアライブ処理を示すシーケンス図である。 図11は、低優先トラヒックのTCPコネクションリセット処理およびSYNパケット破棄処理を示すシーケンス図である。 図12は、低優先トラヒックのTCPコネクション確立の再許可の動作を示すシーケンス図である。
以下に、本発明にかかる無線通信装置の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は、本実施の形態にかかる無線通信装置の接続例を示す図である。サーバ1−1、1−2、1−3(以下、特定のサーバを示さない場合はサーバ1とする)はネットワーク2と接続し、ネットワーク2と移動体3は、所定の無線回線を介して接続している。移動体3は無線通信装置4を備えており、移動体3が構築する内部ネットワークに接続する端末5−1、5−2、5−3(以下、特定の端末を示さない場合は端末5とする)は、無線通信装置4、所定の無線回線、およびネットワーク2を介して、サーバ1との間で通信を行う。無線通信装置4は、サーバ1と端末5との間で送受信されるパケットを中継する装置である。無線通信装置4は、優先制御部40を備えており、優先制御部40が、端末5から送信された上りトラヒック、およびサーバ1から送信された下りトラヒックを監視し、パケットの転送や破棄、通信コネクションの確立許可等の処理を行う。以下、一例として、サーバ1と端末5との間で、プロトコルとしてTCP(Transmission Control Protocol)を用いた通信を行う場合について説明する。
つぎに、優先制御部40について説明する。図2は、優先制御部40の構成例を示す図である。優先制御部40は、上りトラヒック監視部41と、優先度判定部42と、ポリシーテーブル43と、上りトラヒック制御部44と、コネクションテーブル45と、下りトラヒック監視部46と、下りトラヒック制御部47と、を備える。
上りトラヒック監視部41は、端末5から送信されたパケットを受信し、受信したパケットからコネクション情報(IPヘッダ情報,TCPヘッダ情報)を抽出し、優先度判定部42へ通知する。パケット本体は、上りトラヒック制御部44へ転送する。
優先度判定部42は、受信パケットのコネクション情報とポリシーテーブル43に登録されているポリシー情報とに基づいて、受信パケットの転送や破棄等を判定する。また、ポリシーテーブル43およびコネクションテーブル45の記録の更新や変更を行う。
ポリシーテーブル43は、優先度判定のポリシー情報を格納するためのテーブルである。ポリシー情報は、サーバ1と端末5との組み合わせや、宛先となるサーバ1の種別等によって、TCPコネクションの確立可否と、確立した場合のコネクションの優先度を示すものである。
図3は、ポリシーテーブル43の構成例を示す図である。ポリシーテーブル43は、サーバと、端末と、TCPコネクション確立可否と、方向と、優先度と、から構成される。サーバおよび端末は、IPアドレスおよびポート番号を用いて対象を特定する。隣り合った欄に記載されているサーバおよび端末間において方向の欄に示す通信方向においてTCPコネクションの確立を許可するかどうかを示すものである。また、TCPコネクションを確立した場合に、その確立されたコネクションの優先度を示す。例えば、サーバ(IPアドレス「123.210.0.1」,ポート番号「10225」)から端末(IPアドレス「10.2.0.5」,ポート番号「20001」)への下り方向の通信では、TCPコネクションの確立が許可され、そのTCPコネクションの優先度が高いことを示す。
なお、初期設定については、移動体3の内部ネットワークの管理者等が設定する。また、TCPコネクション確立可否については、優先度の高いTCPコネクションの通信状態等に基づいて、優先度判定部42が変更可能とする。例えば、優先度判定部42は、優先度の高いTCPコネクションの通信品質が劣化している場合には、ポリシーテーブル43に登録されている優先度の低いTCPコネクションのTCPコネクション確立可否の欄を「否」にし、優先度の高いTCPコネクションの通信品質が劣化していない場合には、「可」にする。
上りトラヒック制御部44は、優先度判定部42の判定に基づいてTCP(SYN)パケット等の転送や破棄を行い、また、優先度判定部42から通知を受けたパケットの送信を行う。
コネクションテーブル45は、サーバ1と端末5との間で確立されたコネクションの状態情報を格納するためのテーブルである。各装置(サーバ1,端末5)からの送信スループットや無通信の状態にあるかどうかを示すものである。
図4は、コネクションテーブル45の構成例を示す図である。コネクションテーブル45は、サーバと、端末と、TCPコネクション状態と、無通信時間と、抑止と、優先度と、から構成される。サーバおよび端末は、IPアドレスおよびポート番号によって対象を特定し、また、端末については上りトラヒック監視部41から、サーバについては下りトラヒック監視部46からの通知によりシーケンス番号を記録し、送信スループットを記録する。TCPコネクション状態は、現在のTCPコネクションの状態を示す。無通信時間は、上記情報で特定される対象のサーバおよび端末との間で無通信を検出した場合に記録する。抑止は、確立されているTCPコネクションの帯域を制限している(抑止中)かどうかを示すものである。優先度は、確立されているTCPコネクションの優先度を示す。なお、コネクションテーブル45の記録、更新、送信スループットの算出等は優先度判定部42が行う。
例えば、サーバ(IPアドレス「123.210.0.1」,ポート番号「10225」)と端末(IPアドレス「10.2.0.5」,ポート番号「10025」)との間では、TCPコネクション状態は「ESTABLISHED(確立)」であって、無通信は検出されておらず、また、抑止もされておらず、高優先度のコネクションであることを示す。また、サーバから受信したパケットのシーケンス番号は前回が「3960」、現在が「114200」であり、サーバからのパケットの送信スループットは「881920bps」であることを示す。同様に、端末から受信したパケットのシーケンス番号は前回が「2106」、現在が「3360」であり、端末からのパケットの送信スループットは「10032bps」であることを示す。
下りトラヒック監視部46は、サーバ1から送信されたパケットを受信し、受信したパケットからコネクション情報(IPヘッダ情報,TCPヘッダ情報)を抽出し、優先度判定部42へ通知する。パケット本体は、下りトラヒック制御部47へ転送する。
下りトラヒック制御部47は、優先度判定部42の判定に基づいてTCP(SYN)パケット等の転送や破棄を行い、また、優先度判定部42から通知を受けたパケットの送信を行う。
つづいて、無線通信装置4の動作について説明する。まず、端末5からのTCP(SYN)パケットにより、TCPコネクションを確立する動作について説明する。
図5は、端末5からTCPコネクションを確立する場合の動作を示すシーケンス図である。まず、端末5が、TCPヘッダ内のSYNフラグがセットされ、ACKフラグがセットされていないTCP(SYN)パケットを送信すると、無線通信装置4がこれを受信する(ステップS1)。
無線通信装置4では、優先制御部40の上りトラヒック監視部41が、当該パケットのコネクション情報(TCPヘッダ情報,IPヘッダ情報)を抽出し、優先度判定部42へ通知する。優先度判定部42は、優先度判定のポリシー情報を格納したポリシーテーブル43を参照し、当該コネクション情報が、優先度判定処理を行うトラヒックかどうか、TCPコネクション確立が認められたTCPトラヒックかどうか、また、正当な送信元/宛先ポート番号かどうかを判定する。
優先度判定部42は、TCPコネクション確立開始を許可すると判定した場合は、TCP(SYN)パケット転送許可を上りトラヒック制御部44へ通知し、上りトラヒック制御部44がサーバ1へTCP(SYN)パケットを転送する(ステップS2)。このとき、優先度判定部42は、コネクションテーブル45へTCPコネクションの情報を追加し、以後のTCP状態遷移の検査を開始する。
TCP(SYN)パケットを受信したサーバ1が、これに対する応答としてTCP(SYN,ACK)パケットを送信し、無線通信装置4がこれを受信する(ステップS3)。
無線通信装置4では、優先制御部40の下りトラヒック監視部46が、当該パケットのコネクション情報(TCPヘッダ情報,IPヘッダ情報)を抽出し、優先度判定部42へ通知する。優先度判定部42は、正常なTCP状態遷移動作であるかどうかを検査し、正常である場合は、TCP(SYN,ACK)パケット転送許可を下りトラヒック制御部47へ通知し、下りトラヒック制御部47が端末5へTCP(SYN,ACK)パケットを転送する(ステップS4)。
TCP(SYN,ACK)パケットを受信した端末5が、これに対する応答としてTCP(ACK)パケットを送信し、無線通信装置4がこれを受信する(ステップS5)。
無線通信装置4では、優先制御部40の上りトラヒック監視部41が、当該パケットのコネクション情報(TCPヘッダ情報,IPヘッダ情報)を抽出し、優先度判定部42へ通知する。優先度判定部42は、正常なTCP状態遷移動作であるかどうかを検査し、正常である場合は、TCP(ACK)パケットの転送を許可し、上りトラヒック制御部44がサーバ1へTCP(ACK)パケットを転送する(ステップS6)。
その後、サーバ1と端末5との間でTCPコネクションが確立し、両者の間でTCPデータパケットが送受信される。優先度判定部42は、TCPコネクションのシーケンスの確立を許可した後は、TCPコネクションの両端(サーバ1,端末5)のIPアドレスおよびポート番号をコネクションテーブル45に保持し、当該TCPコネクションのTCP状態遷移を認識して管理する。
具体的には、下りトラヒック監視部46は、TCPコネクションにおいて転送されるTCPデータパケットのシーケンス番号を検出し、優先度判定部42へ通知する。優先度判定部42は、下りトラヒック監視部46からの通知に基づいて、コネクションテーブル45の登録内容を更新し、単位時間あたりの更新数(シーケンス番号の検出数)から、おおよそのTCPトラヒック量を推定する。また、優先度判定部42は、推定したTCPトラヒック量を、コネクションテーブル45のサーバの送信スループットとして記録する。
同様に、上りトラヒック監視部41は、TCPコネクションにおいて転送されるTCPデータパケットのシーケンス番号を検出し、優先度判定部42へ通知する。優先度判定部42は、上りトラヒック監視部41からの通知に基づいて、コネクションテーブル45の登録内容を更新し、単位時間あたりの更新数(シーケンス番号の検出数)から、おおよそのTCP再送要求率(単位時間あたりのTCPトラヒックに対する再送要求数の割合)を推定する。また、優先度判定部42は、推定したTCP再送要求率を、コネクションテーブル45の端末の送信スループットとして記録する。
一方、端末5からのTCP(SYN)パケットに対して、TCPコネクションを確立しない場合について説明する。図6は、端末5からTCPコネクションを確立する場合の動作を示すシーケンス図である。
まず、端末5が、TCPヘッダ内のSYNフラグがセットされ、ACKフラグがセットされていないTCP(SYN)パケットを送信すると、無線通信装置4がこれを受信する(ステップS11)。
無線通信装置4では、優先制御部40の上りトラヒック監視部41が、当該パケットのコネクション情報(TCPヘッダ情報,IPヘッダ情報)を抽出し、優先度判定部42へ通知する。優先度判定部42は、優先度判定のポリシー情報を格納したポリシーテーブル43を参照し、当該コネクション情報が、優先度判定処理を行うトラヒックかどうか、TCPコネクション確立が認められたTCPトラヒックかどうか、また、正当な送信元/宛先ポート番号かどうかを判定する。
優先度判定部42は、TCPコネクション確立不許可と判定した場合は、TCP(SYN)パケットの転送を許可せず、TCP(SYN)パケットの破棄を上りトラヒック制御部44へ通知し、上りトラヒック制御部44がTCP(SYN)パケットを破棄する。
このように、優先度判定部42が判定を行うことにより、例えば、TCPコネクション確立が認められたTCPトラヒックや正当な送信元/宛先ポート番号であっても、低優先度のTCPコネクションについては、優先度判定処理によってTCPコネクションの確立を不許可とすることで、既に確立されている高優先トラヒックのTCPコネクションのスループット(通信品質)の低下を回避し、維持することができる。この場合、低優先度のTCPコネクションについては、ポリシーテーブル43のTCPコネクション確立可否は「否」とする。
以上説明したように、本実施の形態では、無線通信装置4が、端末5からTCP(SYN)パケットを受信した場合に、優先制御部40において、受信パケットからコネクション情報を抽出し、ポリシーテーブル43に登録されているポリシー情報に基づいてTCPコネクションの確立可否を判定することとした。これにより、低優先トラヒックのTCPコネクションについては確立不許可とすることができるため、既に確立されている高優先トラヒックのTCPコネクションのスループット(通信品質)の低下を回避することができる。
実施の形態2.
本実施の形態では、サーバ1からのTCP(SYN)パケットにより、TCPコネクションを確立する場合について説明する。なお、各装置の接続関係や構成は実施の形態1と同様である。実施の形態1と異なる部分について説明する。
図7は、サーバ1からTCPコネクションを確立する場合の動作を示すシーケンス図である。まず、サーバ1が、TCPヘッダ内のSYNフラグがセットされ、ACKフラグがセットされていないTCP(SYN)パケットを送信すると、無線通信装置4がこれを受信する(ステップS21)。
無線通信装置4では、優先制御部40の下りトラヒック監視部46が、当該パケットのコネクション情報(TCPヘッダ情報,IPヘッダ情報)を抽出し、優先度判定部42へ通知する。優先度判定部42は、優先度判定のポリシー情報を格納したポリシーテーブル43を参照し、当該コネクション情報が、優先度判定処理を行うトラヒックかどうか、TCPコネクション確立が認められたTCPトラヒックかどうか、また、正当な送信元/宛先ポート番号かどうかを判定する。
優先度判定部42は、TCPコネクション確立開始を許可すると判定した場合は、TCP(SYN)パケット転送許可を下りトラヒック制御部47へ通知し、下りトラヒック制御部47が端末5へTCP(SYN)パケットを転送する(ステップS22)。このとき、優先度判定部42は、コネクションテーブル45へTCPコネクションの情報を追加し、以後のTCP状態遷移の検査を開始する。
TCP(SYN)パケットを受信した端末5が、これに対する応答としてTCP(SYN,ACK)パケットを送信し、無線通信装置4がこれを受信する(ステップS23)。
無線通信装置4では、優先制御部40の上りトラヒック監視部41が、当該パケットのコネクション情報(TCPヘッダ情報,IPヘッダ情報)を抽出し、優先度判定部42へ通知する。優先度判定部42は、正常なTCP状態遷移動作であるかどうかを検査し、正常である場合は、TCP(SYN,ACK)パケット転送許可を上りトラヒック制御部44へ通知し、上りトラヒック制御部44がサーバ1へTCP(SYN,ACK)パケットを転送する(ステップS24)。
TCP(SYN,ACK)パケットを受信したサーバ1が、これに対する応答としてTCP(ACK)パケットを送信し、無線通信装置4がこれを受信する(ステップS25)。
無線通信装置4では、優先制御部40の下りトラヒック監視部46が、当該パケットのコネクション情報(TCPヘッダ情報,IPヘッダ情報)を抽出し、優先度判定部42へ通知する。優先度判定部42は、正常なTCP状態遷移動作であるかどうかを検査し、正常である場合は、TCP(ACK)パケットの転送を許可し、下りトラヒック制御部47が端末5へTCP(ACK)パケットを転送する(ステップS26)。
その後、サーバ1と端末5との間でTCPコネクションが確立し、両者の間でTCPデータパケットが送受信される。優先度判定部42は、TCPコネクションのシーケンスの確立を許可した後は、TCPコネクションの両端(サーバ1,端末5)のIPアドレスおよびポート番号をコネクションテーブル45に保持し、当該TCPコネクションのTCP状態遷移を認識して管理する。具体的な処理については、実施の形態1と同様である。
一方、端末からのTCP(SYN)パケットに対して、TCPコネクションを確立しない場合について説明する。図8は、サーバ1からTCPコネクションを確立する場合の動作を示すシーケンス図である。
まず、サーバ1が、TCPヘッダ内のSYNフラグがセットされ、ACKフラグがセットされていないTCP(SYN)パケットを送信すると、無線通信装置4がこれを受信する(ステップS31)。
無線通信装置4では、優先制御部40の下りトラヒック監視部46が、当該パケットのコネクション情報(TCPヘッダ情報,IPヘッダ情報)を抽出し、優先度判定部42へ通知する。優先度判定部42は、優先度判定のポリシー情報を格納したポリシーテーブル43を参照し、当該コネクション情報が、優先度判定処理を行うトラヒックかどうか、TCPコネクション確立が認められたTCPトラヒックかどうか、また、正当な送信元/宛先ポート番号かどうかを判定する。
優先度判定部42は、TCPコネクション確立不許可と判定した場合は、TCP(SYN)パケットの転送を許可せず、TCP(SYN)パケットの破棄を下りトラヒック制御部46へ通知し、下りトラヒック制御部46がTCP(SYN)パケットを破棄する。
以上説明したように、本実施の形態では、無線通信装置4が、サーバ1からTCP(SYN)パケットを受信した場合に、優先制御部40において、受信パケットからコネクション情報を抽出し、ポリシーテーブル43に登録されているポリシー情報に基づいてTCPコネクションの確立可否を判定することとした。これにより、実施の形態1と同様、低優先トラヒックのTCPコネクションについては確立不許可とすることができるため、既に確立されている高優先トラヒックのTCPコネクションのスループット(通信品質)の低下を回避することができる。
なお、実施の形態1および本実施の形態で説明した内容を踏まえて、無線通信装置4は、無通信を検出した場合に、キープアライブ処理を行うことができる。
無線通信装置4では、優先度判定部42が、単位時間あたりのTCPトラヒック量およびTCP再送要求率を推定していることから、例えば、TCPコネクションが確立されたものの、シーケンス番号の更新が行われないことにより通信が行われていない(パケットを受信していない)と推定することができる。この場合、サーバ1および端末5に対して、TCPのKeepAliveパケットを送信し、それに対する応答の有無でTCPコネクションの生存を確認する。図9は、無通信検出時のTCPのキープアライブ処理を示すシーケンス図である。
図5や図7に示す動作によってサーバ1と端末5との間でTCPコネクションが確立している場合に、例えば、サーバ1がTCPデータパケットを送信し(ステップS41)、無線通信装置4がこれを端末5へ転送する(ステップS42)。端末5は、受信したTCPデータパケットの応答として、TCP(ACK,RWIN)パケットを送信し(ステップS43)、無線通信装置4がこれをサーバ1へ転送する(ステップS44)。
その後、無線通信装置4では、優先度判定部42が、上りトラヒック監視部41および下りトラヒック監視部46からの通知により、所定の期間、サーバ1と端末5との間で通信が行われていないとして無通信を検出する。この場合、優先度判定部42が、キープアライブ処理として、TCP(KeepAlive)パケットを送信する判定を行い、上りトラヒック制御部44からサーバ1へTCP(KeepAlive)パケットを送信し(ステップS45−1)、下りトラヒック制御部47から端末5へTCP(KeepAlive)パケットを送信する(ステップS45−2)。
無線通信装置4では、優先度判定部42が、予め規定した期間内に、端末5からのTCP(KeepAlive)パケットを受信した旨の通知を上りトラヒック監視部41から受けた場合(ステップS46)、および、サーバ1からのTCP(KeepAlive)パケットを受信した旨の通知を下りトラヒック監視部46から受けた場合(ステップS47)、キープアライブ対象のTCPコネクションの確立を継続する。
一方、予め規定した期間内に、端末5およびサーバ1からTCP(KeepAlive)パケットに対する応答を受信しなかった場合を図10に示す。図10は、無通信検出時のTCPのキープアライブ処理を示すシーケンス図である。ステップS41からステップS45−1、S45−2までの処理は図9と同様である。無線通信装置4では、優先度判定部42が、予め規定した期間内に、端末5およびサーバ1の両方からTCP(KeepAlive)パケットに対する応答を受信しなかった場合、無応答を検出し、キープアライブ対象のTCPコネクションは消滅していると判定し、コネクションテーブル45から当該TCPコネクションを削除し、上りトラヒック制御部44からサーバ1へTCP(RST)パケットを送信し(ステップS51−1)、下りトラヒック制御部47から端末5へTCP(RST)パケットを送信する(ステップS51−2)。
なお、無線通信装置4の優先度判定部42がキープアライブ対象のTCPコネクションが消滅していると判定する場合を、端末5およびサーバ1の両方から応答を受信しなかった場合について説明したが、これに限定するものではない。例えば、TCP(KeepAlive)パケットを再送しても端末5およびサーバ1の両方から応答を受信しなかった場合や、端末5またはサーバ1からTCPヘッダのRSTフラグがセットされたTCP(RST)パケットが返送されてきた場合に、キープアライブ対象のTCPコネクションが消滅していると判定してもよい。
このように、無線通信装置4が、サーバ1と端末5との間で無通信を検出した場合に、キープアライブ処理を行うことにより、無通信状態のTCPコネクションを消滅させることができる。
実施の形態3.
本実施の形態では、高優先トラヒックのTCPコネクションで劣化を検出した場合に、低優先トラヒックのTCPコネクションを切断し、高優先トラヒックのTCPコネクションの通信品質を向上させる方法について説明する。実施の形態1、2と異なる部分について説明する。
無線通信装置4では、優先制御部40の優先度判定部42が、コネクションテーブル45に登録されているTCPコネクションのシーケンス番号を更新して状態を管理している。そのため、高優先トラヒックのTCPコネクションで送受信されるシーケンス番号の観測結果から、高優先トラヒックのTCPコネクションにおいてパケット損失と再送が予め規定したしきい値を超えて多発し、通信品質が劣化していることを検出する場合がある。この際、優先度判定部42では、高優先トラヒックのTCPコネクションの通信品質を向上させるため、低優先トラヒックのTCPコネクションの帯域を制限(抑止)し、更に高優先トラヒックのTCPコネクションにおいて劣化を検出した場合には、TCPヘッダのRSTフラグをセットしたTCP(RST)パケットをサーバ1および端末5に対して送信し、低優先トラヒックのTCPコネクションを強制的に切断する。
図11は、高優先トラヒックのTCPコネクションで劣化を検出した時の低優先トラヒックのTCPコネクションリセット処理およびSYNパケット破棄処理を示すシーケンス図である。まず、サーバ1が低優先のTCPデータパケットを送信し(ステップS61)、無線通信装置4がこれを端末5へ転送する(ステップS62)。端末5は、受信した低優先のTCPデータパケットの応答として、TCP(ACK,RWIN)パケットを送信し(ステップS63)、無線通信装置4がこれをサーバ1へ転送する(ステップS64)。このとき無線通信装置4では、優先制御部40の優先度判定部42が、高優先トラヒックのTCPコネクションの通信品質が劣化していることを検出しており、TCP(ACK)制御により、低優先トラヒックのTCPコネクションの帯域を制限する(抑止する)判定を行う。実際に帯域制限を行うのは、上りトラヒック制御部44および下りトラヒック制御部47とする。
ここで、無線通信装置4では、優先度判定部42が、上りトラヒック監視部41または下りトラヒック監視部46からの通知により、高優先トラヒックのTCPコネクションにおいて、更なる通信品質の劣化を検出する。この場合、優先度判定部42では、高優先トラヒックのTCPコネクションの劣化を改善して通信品質を向上するために、低優先トラヒックのTCPコネクションを強制的にリセットする処理を行う。優先度判定部42は、まず、コネクションテーブル45から、リセット処理を行う対象の低優先トラヒックのTCPコネクションを削除する。つぎに、TCP(RST)パケットを送信する判定をし、上りトラヒック制御部44からサーバ1へTCP(RST)パケットを送信し(ステップS65−1)、下りトラヒック制御部47から端末5へTCP(RST)パケットを送信する(ステップS65−2)。
なお、このときに強制切断対象となる低優先トラヒックのTCPコネクションを利用していたサーバ1および端末5は、TCPコネクションの再確立を開始する可能性がある。この再確立処理を遮断するため、優先度判定部42は、ポリシーテーブル43に登録されている当該TCPコネクションに関するポリシー情報を一時的に変更し、再確立に伴うTCP(SYN)パケットを破棄する。一時的に変更する方法としては、例えば、ポリシーテーブル43(図3参照)のTCPコネクション確立可否の欄を「可」から「否」にする方法があるが、これに限定するものではない。また、優先度判定部42が、低優先トラヒックのTCPコネクションを強制的にリセットすると判定した劣化の状態と、実施の形態1で説明したTCPコネクションの確立不許可とする劣化の状態を同一としてもよい。
図11において、無線通信装置4が、端末5から送信されたTCP(SYN)パケットを受信した場合(ステップS66)、優先度判定部42は、上りトラヒック監視部41からトラヒック情報の通知を受け、ポリシーテーブル43に登録されている一時的に変更されたポリシー情報に基づいて、TCPコネクションの確立を抑止する判定を行う。すなわち、上りトラヒック制御部44に対してTCP(SYN)パケットの破棄を通知し、上りトラヒック制御部44がTCP(SYN)パケットを破棄する。
同様に、無線通信装置4が、サーバ1から送信されたTCP(SYN)パケットを受信した場合(ステップS67)、優先度判定部42は、下りトラヒック監視部46からトラヒック情報の通知を受け、ポリシーテーブル43に登録されている一時的に変更されたポリシー情報に基づいて、TCPコネクションの確立を抑止する判定を行う。すなわち、下りトラヒック制御部47に対してTCP(SYN)パケットの破棄を通知し、下りトラヒック制御部47がTCP(SYN)パケットを破棄する。
このように、無線通信装置4は、高優先トラヒックのTCPコネクションで通信品質の劣化を検出した場合に、低優先トラヒックのTCPコネクションを強制的に切断することにより、高優先トラヒックのTCPコネクションの通信品質を向上させることができる。
なお、低優先トラヒックのTCPコネクションを強制的に切断して再確立を遮断している状態において、高優先トラヒックのTCPコネクションにおけるパケット損失が回復して通信品質が向上し、優先度判定部42が低優先トラヒックのTCPコネクションの通信が可能と判定した場合には、優先度判定部42がポリシー情報を再度変更し、低優先トラヒックのTCPコネクションの確立を許可する。
図12は、低優先トラヒックのTCPコネクション確立の再許可の動作を示すシーケンス図である。なお、ステップS65−1、S65−2からステップS67までの処理は図11と同様のため説明を省略する。
無線通信装置4では、優先度判定部42が、一時的に変更されたポリシー情報に基づいて低優先トラヒックのTCPコネクションの確立を遮断しているときに、高優先トラヒックが減少したことを検出する。すなわち、高優先トラヒックのTCPコネクションにおいて通信品質が向上したことを検出する。この場合、優先度判定部42が、ポリシーテーブル43に登録されている一時的に変更されたポリシー情報を再度変更する。その後、端末5からTCP(SYN)パケットを受信した場合の無線通信装置4内の処理(ステップS71〜S76)については、実施の形態1で説明した図5に示す処理(ステップS1〜S6)と同様である。ここで、TCPコネクションの確立が許可された場合に、低優先トラヒックのTCPコネクションにおいて通信が再開される。
このように、無線通信装置4が、低優先トラヒックのTCPコネクションを強制的に切断した場合であっても、高優先トラヒックのTCPコネクションにおいて通信品質の向上が検出された場合には、低優先トラヒックのTCPコネクションの通信を再開することができる。なお、ポリシー情報を再度変更する方法としては、変更前の元の状態に戻す方法があるが、これに限定するものではない。
以上説明したように、本実施の形態では、無線通信装置4が、高優先トラヒックのTCPコネクションで通信品質の劣化を検出した場合に、低優先トラヒックのTCPコネクションを切断することとした。これにより、低優先トラヒックのTCPコネクションで使用していた帯域を確保でき、高優先トラヒックのTCPコネクションの通信品質を向上することができる。
また、低優先トラヒックのTCPコネクションを切断した後に、高優先トラヒックの減少を検出した場合には、再度低優先トラヒックのTCPコネクションの確立を許可できることとした。これにより、高優先トラヒックのTCPコネクションを優先しつつ、低優先トラヒックのTCPコネクションの再確立に適応的に対応することができる。
なお、実施の形態1〜3において、優先度の種別が高低の2つの場合について説明したが、これに限定するものでは無く、3つ以上の場合にも適用可能である。
以上のように、本発明にかかる無線通信装置は、ネットワーク同士を接続する装置として有用であり、特に、ローカルネットワークを外部ネットワークに接続する場合に適している。
1−1,1−2,1−3 サーバ
2 ネットワーク
3 移動体
4 無線通信装置
5−1,5−2,5−3 端末
40 優先制御部
41 上りトラヒック監視部
42 優先度判定部
43 ポリシーテーブル
44 上りトラヒック制御部
45 コネクションテーブル
46 下りトラヒック監視部
47 下りトラヒック制御部

Claims (18)

  1. 複数の端末によりローカルネットワークを構築する移動体に搭載され、かつ、当該ローカルネットワークに接続する所定の端末とその他のネットワークである外部ネットワークに接続するサーバとの間で送受信されるパケットを中継する無線通信装置であって、
    前記サーバおよび前記端末から受信したパケットから、ヘッダ情報を抽出するトラヒック監視手段と、
    前記サーバおよび前記端末の組み合わせごとの通信コネクション確立可否、および当該通信コネクションの優先度、を示すポリシー情報を登録するためのポリシー登録手段と、
    前記サーバまたは前記端末からパケットを受信した場合に、前記ヘッダ情報および前記ポリシー情報に基づいて、当該パケットの中継処理を行うかどうかを判断する優先度判定手段と、
    前記優先度判定手段により中継処理を行わない旨の判断をした場合に、受信したパケットを破棄するトラヒック制御手段と、
    確立された通信コネクションの通信品質を記録するための品質記録手段と、
    を備え
    前記優先度判定手段は、
    所定の優先度を持つ通信コネクションの通信品質が、当該所定の優先度よりも低い優先度を持つ通信コネクションの確立を不許可とするための閾値である低優先度不許可閾値以下の場合に、当該所定の優先度よりも低い優先度を持つ通信コネクションの確立要求パケットを破棄するように、前記ポリシー情報を設定する、
    ことを特徴とする無線通信装置。
  2. 前記トラヒック監視手段は、前記サーバから前記端末へ送信される下りパケットを受信した場合、前記ヘッダ情報からシーケンス番号を検出し、
    前記優先度判定手段は、前記シーケンス番号の単位時間あたりの検出数から算出したトラヒック量を前記通信品質とする、
    ことを特徴とする請求項に記載の無線通信装置。
  3. さらに、
    前記トラヒック監視手段は、前記端末から前記サーバへ送信される上りパケットを受信した場合、前記ヘッダ情報からシーケンス番号を検出し、
    前記優先度判定手段は、前記シーケンス番号の単位時間あたりの検出数から算出したTCP再送要求率を前記通信品質とする、
    ことを特徴とする請求項に記載の無線通信装置。
  4. 前記優先度判定手段は、
    第1の期間内にシーケンス番号を検出しなかった通信コネクションを確立しているサーバおよび端末へ、キープアライブパケットを送信する旨を決定し、
    また、第2の期間内に前記サーバおよび前記端末の両方から前記キープアラブパケットに対する応答を受信しなかった場合に、前記品質記録手段から当該通信コネクションの記録を削除し、当該通信コネクションを確立しているサーバおよび端末へリセットパケットを送信する旨を決定し、
    前記トラヒック制御手段は、前記優先度判定手段の決定に従い、前記サーバおよび前記端末へキープアライブパケットおよびリセットパケットを送信する、
    ことを特徴とする請求項に記載の無線通信装置。
  5. 前記優先度判定手段は、所定の優先度を持つ通信コネクションの通信品質が、当該所定の優先度よりも低い優先度を持つ通信コネクションの帯域を制限するための閾値である低優先度帯域制限閾値以下の場合に、当該所定の優先度よりも低い優先度を持つ通信コネクションの帯域を、当該所定の優先度を持つ通信コネクションの帯域よりも小さくする旨を決定し、
    前記トラヒック制御手段は、前記優先度判定手段の決定に従い、当該所定の優先度よりも低い優先度を持つ通信コネクションの帯域を、当該所定の優先度を持つ通信コネクションの帯域よりも小さくしてパケットの送信を行う、
    ことを特徴とする請求項に記載の無線通信装置。
  6. 前記優先度判定手段は、所定の優先度を持つ通信コネクションの通信品質が、当該所定の優先度よりも低い優先度を持つ通信コネクションを切断するための閾値である低優先度切断閾値(低優先度切断閾値<低優先度帯域制限閾値)以下の場合に、前記品質記録手段から当該低い優先度を持つ通信コネクションの記録を削除し、当該通信コネクションを確立しているサーバおよび端末へリセットパケットを送信する旨を決定し、
    前記トラヒック制御手段は、前記優先度判定手段の決定に従い、前記サーバおよび前記端末へリセットパケットを送信する、
    ことを特徴とする請求項に記載の無線通信装置。
  7. 前記優先度判定手段は、さらに、前記低い優先度を持つ通信コネクションを確立していたサーバまたは端末から通信コネクションの確立要求パケットを受信した場合に、当該確立要求パケットを破棄するようにポリシー情報を変更する、
    ことを特徴とする請求項に記載の無線通信装置。
  8. 前記優先度判定手段は、前記所定の優先度を持つ通信コネクションの通信品質が、前記低優先度切断閾値よりも大きくなった場合に、変更したポリシー情報を変更前の状態に戻す、
    ことを特徴とする請求項に記載の無線通信装置。
  9. 前記低優先度不許可閾値と前記低優先度切断閾値を同一値とする、
    ことを特徴とする請求項またはに記載の無線通信装置。
  10. 複数の端末によりローカルネットワークを構築する移動体に搭載され、かつ、当該ローカルネットワークに接続する所定の端末とその他のネットワークである外部ネットワークに接続するサーバとの間で送受信されるパケットを中継する無線通信装置、の無線通信方法であって、
    前記無線通信装置が、前記サーバおよび前記端末の組み合わせごとの通信コネクション確立可否、および当該通信コネクションの優先度、を示すポリシー情報を登録するためのポリシー登録手段、を備える場合において、
    前記サーバまたは前記端末から受信したパケットから、ヘッダ情報を抽出するヘッダ抽出ステップと、
    前記ヘッダ抽出ステップにより抽出されたヘッダ情報および前記ポリシー登録手段に登録されたポリシー情報に基づいて、受信したパケットの中継処理を行うかどうかを判断する優先度判定ステップと、
    前記優先度判定ステップにて中継処理を行わない旨の判断をした場合に、受信したパケットを破棄するトラヒック制御ステップと、
    を含み、
    前記無線通信装置が、さらに、確立された通信コネクションの通信品質を記録するための品質記録手段、を備える場合において、
    前記優先度判定ステップでは、
    所定の優先度を持つ通信コネクションの通信品質が、当該所定の優先度よりも低い優先度を持つ通信コネクションの確立を不許可とするための閾値である低優先度不許可閾値以下の場合に、当該所定の優先度よりも低い優先度を持つ通信コネクションの確立要求パケットを破棄するように、前記ポリシー情報を設定する、
    ことを特徴とする無線通信方法。
  11. 前記ヘッダ抽出ステップでは、前記サーバから前記端末へ送信される下りパケットを受信した場合に、前記ヘッダ情報からシーケンス番号を検出し、
    前記優先度判定ステップでは、前記シーケンス番号の単位時間あたりの検出数から算出したトラヒック量を前記通信品質とする、
    ことを特徴とする請求項10に記載の無線通信方法。
  12. 前記ヘッダ抽出ステップでは、前記端末から前記サーバへ送信される上りパケットを受信した場合に、前記ヘッダ情報からシーケンス番号を検出し、
    前記優先度判定ステップでは、前記シーケンス番号の単位時間あたりの検出数から算出したTCP再送要求率を前記通信品質とする、
    ことを特徴とする請求項11に記載の無線通信方法。
  13. 前記優先度判定ステップでは、
    第1の期間内にシーケンス番号を検出しなかった通信コネクションを確立しているサーバおよび端末へ、キープアライブパケットを送信する旨を決定し、
    また、第2の期間内に前記サーバおよび前記端末の両方から前記キープアラブパケットに対する応答を受信しなかった場合に、前記品質記録手段から前記通信コネクションの記録を削除し、前記通信コネクションを確立しているサーバおよび端末へリセットパケットを送信する旨を決定し、
    前記トラヒック制御ステップでは、前記優先度判定ステップにおける決定に従い、前記サーバおよび前記端末へキープアライブパケットおよびリセットパケットを送信する、
    ことを特徴とする請求項11に記載の無線通信方法。
  14. 前記優先度判定ステップでは、所定の優先度を持つ通信コネクションの通信品質が、当該所定の優先度よりも低い優先度を持つ通信コネクションの帯域を制限するための閾値である低優先度帯域制限閾値以下の場合に、当該所定の優先度よりも低い優先度を持つ通信コネクションの帯域を、当該所定の優先度を持つ通信コネクションの帯域よりも小さくする旨を決定し、
    前記トラヒック制御ステップでは、前記優先度判定ステップにおける決定に従い、当該所定の優先度よりも低い優先度を持つ通信コネクションの帯域を、当該所定の優先度を持つ通信コネクションの帯域よりも小さくしてパケットの送信を行う、
    ことを特徴とする請求項10に記載の無線通信方法。
  15. 前記優先度判定ステップでは、所定の優先度を持つ通信コネクションの通信品質が、当該所定の優先度よりも低い優先度を持つ通信コネクションを切断するための閾値である低優先度切断閾値(低優先度切断閾値<低優先度帯域制限閾値)以下の場合に、前記品質記録手段から当該低い優先度を持つ通信コネクションの記録を削除し、当該通信コネクションを確立しているサーバおよび端末へリセットパケットを送信する旨を決定し、
    前記トラヒック制御ステップでは、前記優先度判定ステップにおける決定に従い、前記サーバおよび前記端末へリセットパケットを送信する、
    ことを特徴とする請求項14に記載の無線通信方法。
  16. 前記優先度判定ステップでは、さらに、前記低い優先度を持つ通信コネクションを確立していたサーバまたは端末から通信コネクションの確立要求パケットを受信した場合に、当該確立要求パケットを破棄するようにポリシー情報を変更する、
    ことを特徴とする請求項15に記載の無線通信方法。
  17. 前記優先度判定ステップでは、前記所定の優先度を持つ通信コネクションの通信品質が、前記低優先度切断閾値よりも大きくなった場合に、変更したポリシー情報を変更前の状態に戻す、
    ことを特徴とする請求項16に記載の無線通信方法。
  18. 前記低優先度不許可閾値と前記低優先度切断閾値を同一値とする、
    ことを特徴とする請求項1516または17に記載の無線通信方法。
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