JP5230085B2 - 構造物の組立て方法 - Google Patents
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Description
通常、個々の組立て部材は、僅かながら寸法誤差や、形状の歪み等を含んでいる。このため、このような組立て部材を組立てると、個々の組立て部材の寸法誤差や形状の歪み等が累積して全体として大きな寸法誤差や歪みが生じてしまう。そこで、大きな寸法誤差や歪みの発生を回避するために、いわゆる仮組立て作業が行われ、検査が行われる。このような仮組立て作業によって個々の組立て部材の寸法誤差や形状の歪みが検査され、個々の組立て部材の寸法誤差や形状の歪みが許容範囲内となるように調整される。
前田典昭,「ドリフトピン接合の性能」,林産試場報,第4巻,第2号,p.11−18
このように、本発明の構造物の組立て方法によれば、所定の組立て部材と他の組立て部材との位置関係に応じた孔芯間距離のパイロットホール対を用いることによって、ドリフトピンを打って所定の組立て部材と他の組立て部材との位置を固定することができる。
図1は、本第1実施形態の添接板1の平面図である。
添接板1は、金属材料から形成された板材であり、図1に示すように、パイロットホール2が複数形成されている。なお、本実施形態において各パイロットホール2の孔径は24.5mmとされている。
また、左群2Lのうち最も添接板1の右側端部12寄りでかつ下段に位置するパイロットホール2L2が、右群2Rのうち最も添接板1の左側端部11寄りでかつ下段に位置するパイロットホール2R2と対を成している。
また、左群2Lのうち二番目に添接板1の右側端部12寄りでかつ上段に位置するパイロットホール2L3が、右群2Rのうち二番目に添接板1の左側端部11寄りでかつ上段に位置するパイロットホール2R3と対を成している。
また、左群2Lのうち二番目に添接板1の右側端部12寄りでかつ下段に位置するパイロットホール2L4が、右群2Rのうち二番目に添接板1の左側端部11寄りでかつ下段に位置するパイロットホール2R4と対を成している。
また、左群2Lのうち三番目に添接板1の右側端部12寄りでかつ上段に位置するパイロットホール2L5が、右群2Rのうち三番目に添接板1の左側端部11寄りでかつ上段に位置するパイロットホール2R5と対を成している。
また、左群2Lのうち三番目に添接板1の右側端部12寄りでかつ下段に位置するパイロットホール2L6が、右群2Rのうち三番目に添接板1の左側端部11寄りでかつ下段に位置するパイロットホール2R6と対を成している。
また、左群2Lのうち最も添接板1の左側端部11寄りでかつ上段に位置するパイロットホール2L7が、右群2Rのうち最も添接板1の右側端部12寄りでかつ上段に位置するパイロットホール2R7と対を成している。
また、左群2Lのうち最も添接板1の左側端部11寄りでかつ下段に位置するパイロットホール2L8が、右群2Rのうち最も添接板1の右側端部12寄りでかつ下段に位置するパイロットホール2R8と対を成している。
しかしながら、温度環境の変化や設置地盤の影響によって、ブロックの形状等が変化し、現場対応にてブロックB1とブロックB2の隙間を距離Gよりも短い距離G−dに合わせる必要が生じた場合に、従来の添接板3のパイロットホール4では、全てのパイロットホール対が規定孔芯間距離P1に設定されているため、パイロットホール4が図2(b)に示すように、パイロットホール4とブロックB1,B2のブロック孔Aとが一致しなくなる。例えば、予め決められた隙間の距離Gが10mmであり、この隙間を現場対応にて8mmに変更しようとした場合には、ブロックB1,B2が互いに1mmずつ近寄ることとなるため、パイロットホール4とブロック孔Aとが1mmずれることとなる。このような場合であっても、パイロットホール4(直径24.5mm)よりも小さなボルト6(直径22mm)をパイロットホール4に挿入することはできるが、ドリフトピン5(直径24.5mm)をパイロットホール4に挿入することができなくなる。したがって、ボルト挿入前のブロックB1,B2の位置合わせを行うことができず、結果、ブロックB1,B2の隙間を現場対応にて8mmに変更することはできなかった。
また、ブロックB1,B2の隙間を現場対応にて8mmに変更しようとした場合には、ブロックB1,B2が互いに1mmずつ近寄ることとなるため、図3(b)に示すように、変位孔芯間処理P2に設定されたパイロットホール対2L2,2R2、2L3,2R3、2L6,2R6及び2L7,2R7とブロックB1,B2のブロック孔Aとが完全に一致する。また、規定孔芯間距離P1に設定されたパイロットホール対2L1,2R1、2L4,2R4、2L5,2R5及び2L8,2R8とブロックB1,B2のブロック孔Aとが1mmずれて合う。このため、パイロットホール対2L2,2R2、2L3,2R3、2L6,2R6及び2L7,2R7に対してドリフトピン5を挿入してブロックB1,B2の位置関係を固定し、その後、パイロットホール対2L1,2R1、2L4,2R4、2L5,2R5及び2L8,2R8にボルト6を挿入して固定することができる。
次に本発明の第2実施形態について説明する。なお、本第2実施形態の説明において、上記第1実施形態と同様の部分については、その説明を省略あるいは簡略化する。
次に本発明の第3実施形態について説明する。なお、本第3実施形態の説明において、上記第1あるいは第2実施形態と同様の部分については、その説明を省略あるいは簡略化する。
なお、予め、現場対応にて変更可能なブロックの変位量を検証しておき、この検証結果にて許容される範囲で、変位孔芯間距離の規定孔芯間距離に対する変位量を設定することが好ましい。これによって、許容される変位量を外れてブロックが位置合わせされることを防止することができる。
Claims (3)
- 複数のブロック孔を有する所定の組立て部材と複数のブロック孔を有する他の組立て部材とを、複数のパイロットホール対を有した添接板を用いて、前記所定の組立て部材の一のブロック孔に一のパイロットホール対の一方を重ね、これらパイロットホールおよびブロック孔にドリフトピンを貫通させて打ち込むとともに、前記他の組立て部材の一のブロック孔に前記一のパイロットホール対の他方を重ね、これらパイロットホールおよびブロック孔にドリフトピンを貫通させて打ち込むことで、前記所定の組立て部材と前記他の組立て部材との間を固定し、これら組立て部材によって構成される構造物を組立てる構造物の組立て方法であって、
前記添接板として、前記ドリフトピンが打ち込まれることで前記所定の組立て部材と前記他の組立て部材との位置関係が所定の位置関係となるように予め決められた規定孔芯間距離に設定された複数のパイロットホール対と、前記ドリフトピンが打ち込まれることで前記所定の組立て部材と前記他の組立て部材との位置関係が前記所定の位置関係とは異なる他の位置関係となるように前記規定孔芯間距離と異なる変位孔芯間距離に設定された複 数のパイロットホール対と、を有したものを用い、
前記所定の組立て部材と前記他の組立て部材との間を前記所定の位置関係となるようにする場合には、前記添接板の前記規定孔芯間距離に設定されたパイロットホール対のうちの複数のパイロットホール対とこれらに対応する前記ブロック孔とをそれぞれ貫通させてドリフトピンを打ち込むようにし、前記所定の組立て部材と前記他の組立て部材との間を前記他の位置関係となるようにする場合には、前記添接板の前記変位孔芯間距離に設定されたパイロットホール対のうちの複数のパイロットホール対とこれらに対応する前記ブロック孔とをそれぞれ貫通させてドリフトピンを打ち込むようにすることにより、前記所定の組立て部材と前記他の組立て部材との間の位置関係を調整してこれらを固定することを特徴とする構造物の組立て方法。 - 前記所定の組立て部材と前記他の組立て部材とが溶接接合される場合に、溶接接合される箇所と異なる箇所同士が前記添接板によって接続されることで、前記所定の組立て部材と前記他の組立て部材とが固定されることを特徴とする請求項1記載の構造物の組立て方法。
- 前記所定の組立て部材と前記他の組立て部材とが溶接接合される場合に、溶接接合される箇所同士が前記添接板によって接続されることで、前記所定の組立て部材と前記他の組立て部材とが固定されることを特徴とする請求項1記載の構造物の組立て方法。
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