JP5229781B2 - シャワーフック - Google Patents
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Description
図7はその具体例を示している。
シャワーフック202は嵌合孔204を備えており、その嵌合孔204においてスライドバー200にスライド移動可能に嵌合している。
シャワーフック202は、この掛止孔206にシャワーヘッドを掛止させ、これを着脱可能に保持するようになっている。
本体部210の、フック部208とは反対側の端部には回転式のハンドル212が設けられている。
またハンドル212を逆方向に回転操作すると、ロック機構によるロックが解除されて、シャワーフック202がスライドバー200に沿って上下にスライド移動可能となる。
シャワーヘッドの保持角度を変更し、調節できるようにするための手段として、フック部208を本体部210と別体となして、これを本体部により回転可能に保持させるようになすとともに、フック部の回転方向の角度を位置決めし且つ保持する角度保持機構を設けておくことが考えられる。
この比較例のものは、掛止孔213を有するフック部214を本体部216と別体となして、これを本体部216により回転可能に保持するようになし、そしてフック部214の円弧面上に且つフック部214の回転方向に沿って、フック部214の回転方向と交差する直角方向に長手状をなす位置決溝218を、間隔をおいて複数設け、また本体部216の側にはストッパ部220を図中左右方向に移動可能に設けて、これをコイルばね(付勢手段)222にて図中右向き、即ちフック部214に向けて付勢するようになしたものである。
そして角度保持機構は、位置決溝218が複数設けてあることによって、フック部214を複数の角度に位置決めし且つ保持する機能、即ちフック部214の角度調節機能を有している。
またこの打音は、使用者に対して不快感を与え易い高音域の音を含んだものであり、音質自体も使用者に対し不快感を与える要素となっている。
但しこの特許文献1には本発明の解決課題も、課題解決のための本発明の特徴的な構成についても開示されていない。
これにより、フック部を所定の角度に位置決めする際に大きく耳障りな不快な打音を生ぜしめてしまう問題を解決することができ、使用者は快適にシャワーフックないしシャワー装置を使用することが可能となる。
また緩衝材の衝撃吸収作用により、打音に含まれる高音域の音を低減でき、音質自体も不快感を生じない良好な打音(クリック音)となすことができる。
この場合において、上記緩衝材はゴム等の弾性材のシートにて形成しておくことができる。
この例はスライドバーに沿って移動可能なシャワーフックに本発明を適用した場合の例で、図1中10は上下方向に長く延びるスライドバーであり、その上端部と下端部とが、背面に配置された上下の一対の取付部材12,14にて壁等に取り付けられるようになっている。
この実施形態において、スライドバー10は横断面形状が左右に長い、即ち左右に幅広の矩形状をなしている。
そして上下一対の取付部材12,14はスライドバー10に対する正面視において、かかるスライドバー10の裏側に完全に隠れる状態で設けられている。
本体部18は基端側に嵌合孔20を備えており、その嵌合孔20においてスライドバー10に上下にスライド移動可能に嵌合されている。
シャワーフック16は、先端部にフック部22を有している。
フック部22は、掛止孔24にシャワーヘッドを掛止させて、これを着脱可能に保持する。
図5に示しているように、フック部22は図中左右の端部に円筒部28を有しており、その円筒部28の内部の嵌込孔30に、本体部18から突き出した軸部が嵌り込み、かかる軸部にてフック部22が回転可能に保持されている。
このフック部22の左右の側端面32は、そのフック部22の回転方向に平行な面とされている。
フック部22は、図1,図3及び図5に示しているようにこの円弧面とは反対側は開口34とされている。
尚、上記円弧面はフック部22の回転方向のみならず、左右方向においても本体部18側に凸となる円弧面をなしている。
そしてこのストッパ部38に対して、コイルばね42の付勢力が図中右向きに、即ちストッパ部38をフック部22の側に突き出す向きに及ぼされている。
図5に示しているように、このストッパ部38には図中上下の中央部に一筋の位置決突条(位置決凸部)44が設けられている。
ここでストッパ部38の図中右側即ちフック部22側に対向する面は、フック部22の円弧面に対応した円弧面とされており、また位置決突条44が、位置決溝36に対応した円弧形状とされている。
この位置決突条44は、フック部22の位置決溝36の何れかに嵌り込むことによって、フック部22の回転方向の位置の移動を規制する。
ここで緩衝材50はフック部22における回転方向の円弧面に対応した円弧形状をなしており、その裏面側には一対の突出部52が一体に形成されていて、これら突出部52が、組付凹所48側に形成された凹形状の嵌込部54に嵌め込まれている。
図4に示しているようにこの緩衝材50は、複数の位置決溝36のそれぞれの底部に、それら位置決溝36と36との間の山部即ち位置決溝36の壁46を越えない突出高さで、各位置決溝36の溝底から突出する状態に設けられている。
従ってこの実施形態では、位置決突条44が位置決溝36に嵌り込んでフック部22を所定角度に位置決めする際の打音が効果的に低減される。
これにより、フック部22を所定の角度に位置決めする際に大きく耳障りな不快な打音を生ぜしめてしまう問題を解決することができ、使用者は快適にシャワーフック16ないしシャワー装置を使用することが可能となる。
また緩衝材50の衝撃吸収作用により、打音に含まれる高音域の音を低減でき、音質自体も不快感を生じない良好な打音(クリック音)となすことができる。
例えば上記実施形態ではフック部の側に複数の位置決溝を設ける一方、本体部の側に一条の位置決突条を設けているが、場合によってストッパ部の側に複数の位置決溝を、またフック部の側に一条の位置決突条を設けて、それらを凹凸嵌合させるようになすことも可能であり、その際に緩衝材をストッパ部の側に設けるといったことも可能である。
また上記実施形態はシャワーフックがスライドバーに沿って移動可能な場合の例であるが、本発明は固定状態に設けられるシャワーフックに対して適用することも可能であるなど、本発明はその趣旨を逸脱しない範囲において種々変更を加えた形態で構成可能である。
18 本体部
22 フック部
24 掛止孔
36 位置決溝(位置決凹部)
38 ストッパ部
42 コイルばね(付勢手段)
44 位置決突条(位置決凸部)
50 緩衝材
Claims (5)
- シャワーヘッドを掛止孔に掛止させて保持するフック部と、該フック部を保持する本体部とを有するシャワーフックにおいて、
前記フック部を前記本体部と別体となして該本体部により回転可能に保持するとともに、該フック部と該本体部とにまたがって、該フック部の回転方向の角度を位置決めし且つ保持する角度保持機構を設け、
該角度保持機構は、前記フック部と前記本体部に備えたストッパ部との何れか一方に設けた位置決凹部と、他方に設けた位置決凸部と、それら位置決凹部と位置決凸部とを凹凸嵌合させる方向に付勢する付勢手段とを有し、該付勢手段による付勢力の下で該位置決凹部と位置決凸部とを凹凸嵌合させることにより、該フック部の回転方向の角度を位置決めして保持するものとなしてあり、
且つ前記フック部及びストッパ部の少なくとも一方の側には、前記位置決凹部と位置決凸部との凹凸嵌合時に、該位置決凸部が該位置決凹部に入り込んだ後該位置決凹部と該位置決凸部とが付き当る直前に衝撃吸収して打音を緩和する弾性材から成る緩衝材が設けてあることを特徴とするシャワーフック。 - 請求項1において、前記角度保持機構は、前記フック部の回転方向に沿って、該フック部又は前記ストッパ部の一方に間隔を隔てて設けた複数の位置決凹部又は位置決凸部を有していて、該フック部を複数の角度に位置決めして保持する角度調節機能を有するものとなしてあることを特徴とするシャワーフック。
- 請求項1,2の何れかにおいて、前記緩衝材が前記フック部の側に設けてあることを特徴とするシャワーフック。
- 請求項1〜3の何れかにおいて、前記位置決凹部及び位置決凸部が、前記フック部の回転方向と交差方向に長手状をなす位置決溝及び位置決突条となしてあり、それら位置決溝及び位置決突条の長手方向の中央部の位置に前記緩衝材が設けてあることを特徴とするシャワーフック。
- 請求項4において、前記緩衝材が前記位置決溝の底部に、溝の壁高さより低い突出高さで溝底から突出する状態に設けてあることを特徴とするシャワーフック。
Priority Applications (1)
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Family Applications (1)
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-
2007
- 2007-10-26 JP JP2007279540A patent/JP5229781B2/ja active Active
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