JP5229640B2 - 表示装置、及び、プログラム - Google Patents

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Description

本発明は、入出力インターフェースとしての表示装置に関する。
ナビゲーション装置では、表示装置に地図を表示することで視覚を通じた案内を行っている。表示装置には液晶などが用いられるが、近年、液晶の大型化が進み、表示装置によって、十分な量の情報が利用者へ伝達可能となってきた。
例えばナビゲーション装置において目的地となる地点を設定する場合には、所望の条件を指定して地点を検索し、検索結果リストとして一覧表示された地点の中から目的地となる地点の選択を行う。
従来、ナビゲーション装置の表示装置においても、検索結果リストを表示し、件数が多い場合は検索結果リストをスクロールする装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。この装置では、速度可変ボタンが表示画面上に延在しており、速度可変ボタンの操作位置に応じたスクロール速度で表示画面がスクロールする。
特開2006−221390号公報
しかしながら、ナビゲーション装置などの画面に表示されるリスト表示を考えた場合、スクロール速度が大きくなると、表示画面の文字が認識できなくなってしまう。具体的に図9に示すリスト表示を例に挙げて説明する。図9(a)では、記号Lで示す左側項目が「施設名称」となっており、記号Rで示す右側項目が「住所」となっている。ここで、リストをスクロールさせて検索結果を参照する場合、スクロール速度が高速になると、図9(b)に示すように、リストに書かれている全ての文字情報が視認できなくなる。結果として、リストの中から所望の情報を迅速に選択できない、という問題が生じる。
なお、ここではナビゲーション装置を例に挙げて説明したが、ナビゲーション装置に限定されず、このような問題は、携帯機器などに搭載される表示装置全般に生じるものである。
本発明は、上述した問題を解決するためになされたものであり、たとえリストがスクロール表示されているときであっても、リスト上の一部の項目は文字情報を視認可能な状態で表示することで、リストの中から所望の情報を迅速に選択可能な表示装置を提供することを目的とする。
本発明の表示装置は、複数の項目を含む地点情報を各地点に対し記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶されている前記地点を検索する検索手段と、前記検索手段により検索された各地点について、複数の項目の情報からなるリストを表示画面に表示する表示手段と、利用者の操作指示によって、前記リストのスクロール表示を行うスクロール手段と、を備え、前記スクロール手段は、前記リストに表示されている複数の項目のうち予め決められた順序で並べられた項目の情報が、該リスト上で連続する複数の地点において共通である場合、該リストのスクロールを行う際に前記共通する情報を前記連続する複数の地点で統合して該リスト上に表示すると共に、該統合表示された情報のスクロールを制限することを特徴とする。
このようにリスト上で連続する複数の地点において共通する項目の情報を統合してリスト上に表示し統合表示された情報のスクロールを制限するようにすれば、当該複数の地点に関し当該共通する項目については、スクロール表示の際にも視認可能となる。これにより、たとえ表示画面がスクロール表示されているときであっても、リストの中から所望の情報を迅速に選択することができる。
なお、ここでいう「地点」とは、例えばコンビニ、デパート、駐車場といった施設のことである。
ところで、このようなリストの統合は、スクロール速度が大きくなった場合に有効となる。つまり、表示情報が視認可能であれば、統合表示する必要性は小さい。そこで、スクロール手段は、リストのスクロール速度が所定速度以上である場合に、共通する情報を連続する複数の地点で統合して該リスト上に表示すると共に、該統合表示された情報のスクロールを制限することとしてもよい。このようにすれば、必要に応じた適切なスクロール表示が実現される。
統合表示された情報のスクロールを制限するとあるが、例えば、項目の情報が共通する複数の地点がリストに表示されている間、該統合表示された情報を、該リスト上に固定して表示することが考えられる。このようにすれば、統合表示された情報が見易いものとなる。また例えば、項目の情報が共通する複数の地点がリストに表示されている間、該統合表示された情報を、該リストのスクロール速度よりも小さな速度でスクロールすることが考えられる。この場合、項目の情報が共通する複数の地点がリストに表示されている間だけ、統合表示された情報がスクロールされるため、当該複数の地点と、その他の地点との区切りが分かり易くなる。
ところで、地点情報の項目としては住所が挙げられる。すなわち、地点情報の項目として各地点の住所情報が記憶されており、スクロール手段は、リストで連続する複数の地点において住所の一部が共通している場合、該リストのスクロールを行う際に住所の共通する部分を複数の地点で統合して該リスト上に表示すると共に、該統合された住所のスクロールを制限することとしてもよい。この場合、スクロール速度が大きくなっても、住所情報が統合表示されるため、住所情報を基にして、リストの中から所望の情報を迅速に選択することができる。
また、地点情報の項目としては施設名称が挙げられる。すなわち、地点情報の項目として各地点の施設名称情報が記憶されており、スクロール手段は、リストで連続する複数の地点において施設名称の一部が共通している場合、該リストのスクロールを行う際に施設名称の共通する部分を複数の地点で統合して該リスト上に表示すると共に、該統合された施設名称のスクロールを制限することとしてもよい。この場合、スクロール速度が大きくなっても、施設名称情報が統合表示されるため、施設名称情報を基にして、リストの中から所望の情報を迅速に選択することができる。
以上は表示装置の発明として説明してきたが、次に示すようなプログラムの発明として実現することもできる。すなわち、各地点に対し複数の項目を含む地点情報を記憶する記憶手段に記憶されている地点を検索する検索手段、検索手段により検索された各地点について、複数の項目の情報からなるリストを表示画面に表示する表示手段、利用者の操作指示によってリストのスクロール表示を行い、リストに表示されている複数の項目のうち予め決められた順序で並べられた項目の情報が、該リスト上で連続する複数の地点において共通である場合、該リストのスクロールを行う際に前記共通する情報を連続する複数の地点で統合して該リスト上に表示すると共に、該統合表示された情報のスクロールを制限するスクロール手段、としてコンピュータを機能させるプログラムである。このようなプログラムをコンピュータにて実行すれば、上述の表示装置と同様の効果が奏される。
実施形態のナビゲーション装置の概略構成を示すブロック図である。 リスト作成処理を示すフローチャートである。 非表示設定処理の詳細を示すフローチャートである。 検索された施設のリストを模式的に示す説明図である。 検索された施設の省略リストを模式的に示す説明図である。 スクロール処理を示すフローチャートでる。 スクロール表示される際の表示画面を模式的に示す説明図である。 スクロール表示される際の表示画面を模式的に示す説明図である。 従来のスクロール表示を示す説明図である。
以下、本発明の一実施形態のナビゲーション装置を図面に基づいて説明する。
図1は、本形態のナビゲーション装置の概略構成を示すブロック図である。ナビゲーション装置は、制御部10を中心に構成されており、この制御部10には、入力部20、地図データ記憶部30、現在位置算出部40、通信部50、スピーカ60、及び、描画部70が接続されている。
制御部10は、通常のコンピュータとして構成されている。制御部10の内部には、CPU、ROM、I/O、および、これらの構成を接続するバスラインなどが備えられている。
入力部20は、操作スイッチ21と、タッチパネル22とを備えている。この入力部20は、利用者がシステムに対する指示を行うためのものであり、操作スイッチ21を介した操作入力と、タッチパネル22を介したタッチ入力とが可能となっている。操作スイッチ21は、例えば通常の押しボタン式スイッチ等で構成される。一方、タッチパネル22はディスプレイ71と一体になり、タッチ入力があると、制御部10は、表示画面に応じた処理を実行する。本形態では、操作スイッチ21やタッチパネル22を使用して表示画面に表示されているリストのスクロール指示を行う。例えば、操作スイッチ21を使用する場合は、操作スイッチ21の上移動ボタン及び下移動ボタンの押圧操作があると、そのボタンに対応してリストの上下スクロール表示が実現される。また、タッチパネル22を使用する場合は、タッチパネル22にタッチした指のスライド操作やフリック(はじき)操作があると、当該指の移動に追従したリストのスクロール表示が実現される。
地図データ記憶部30は、例えばハードディスク装置(HDD)として実現される記憶装置である。なお、本形態ではHDDを用いたが、DVD−ROMや、メモリカード等の他の媒体を用いても差し支えない。地図データ記憶部30は、位置検出の精度向上のためのいわゆるマップマッチング用データおよび経路を探索するための地図データを記憶している。
地図データには、施設に関する施設情報が含まれる。この施設情報を記憶するのが、施設情報データベース(以下「データベース」を「DB」と記述する)31である。施設情報DB31には、施設情報として、具体的には施設を特定するIDと関連付けられて記憶されているPOI(Point Of Interest )情報が記憶されている。POI情報には、施設ID、住所、種別(ジャンル)を示すデータなどが含まれる。本形態では、入力部20を介し検索語を入力することで、施設情報DB31を使用して、施設を検索することが可能となっている。
現在位置算出部40は、車両の現在位置を算出するものである。例えば、地磁気センサ、ジャイロスコープ、距離センサ、および、衛星からの電波を受信するGPS(Global Positioning System )受信機等を有している。これらは、各々が性質の異なる誤差を持っているため、相互に補完しながら使用される。この現在位置算出部40によって、リアルタイムに自車位置を算出することができる。
通信部50は、外部との情報通信を行うための構成である。外部のセンタ装置(不図示)との通信を行うことで、センタ装置から種々の情報を取得する。また、スピーカ60は音声を出力するものであり、例えば経路の案内等を音声で行う場合に使用される。
描画部70には、ディスプレイ71が接続されている。ディスプレイ71は、液晶などを用いて構成されるカラーディスプレイ装置である。かかる構成により、制御部10は、描画部70を介し、ディスプレイ71に、地図や情報を表示する。本形態では、ディスプレイ71におけるリスト表示に特徴がある。
そこで次に、リスト作成処理を、図2のフローチャートに基づいて説明する。リスト作成処理は、ユーザによる施設の検索がなされた場合に実行される。
最初のS100では、施設検索を行う。この処理は、ユーザから入力された検索条件によって、施設情報DB31を検索するものである。例えば、ユーザから施設名称の一部が入力された場合、当該施設名称の一部を「検索語」として当該施設名称の一部を含む施設を検索するという具合である。
次のS110では、検索された施設のリスト表示を行う。このリストは、複数の項目からなるものである。この項目には、施設名称、住所、種別などが挙げられる。本形態では、施設名称と住所とがリストの「項目」となっており、各項目の「情報」が対応付けられた状態で表示されるものとする。例えば、図9(a)に示すごとくである。以下、施設名称の項目を「施設名称項目」といい、施設名称項目に表示される情報を「施設名称情報」という。また、住所の項目を「住所項目」といい、住所項目に表示される情報を「住所情報」という。なお、住所項目はさらに、都道府県、市町村、州、道路名等の住所体系に基づいた小項目に分けられている。本形態では説明の簡易化のために特に「市町村」を住所項目として例示するが、その他の小項目についても同様の処理が行われる。
続くS120では、リストが住所順であるか否かを判断する。住所順というのは、住所情報が特定の順番で並んでいるという意味であり、例えば、文字順(50音順「あいうえお・・・」、アルファベット順「ABC・・・」等)、位置順(北から南に向かう順「北海道、青森、秋田、・・・」等)の順番である。ここで住所順であると判断された場合(S120:YES)、S130へ移行する。一方、住所順でないと判断された場合、以降の処理を実行せず、リスト作成処理を終了する。
S130では、非表示設定処理を実行する。ここで非表示設定処理について説明しておく。図3は、非表示設定処理を示すフローチャートである。
最初のS1301では、変数iを初期化して「1」とする。この変数iは、検索された施設に付される番号である。この番号は、検索されたN件の施設に対し連番で付される。ここでは、番号1が付された施設を「施設1」と記述することとする。同様に、番号2〜Nが付された施設を、「施設2」〜「施設N」と記述することとする。
続くS1302では、変数jを初期化して「1」とする。変数jは、共通の市名を住所情報とする施設の数をカウントするためのものである。
次のS1303では、施設iの住所情報を表示設定する。この処理は、住所情報を省略した省略リストの作成において、施設iの住所情報の「表示」を設定するものである。最初はiが「1」となっているため、施設1に関しては住所情報の「表示」が設定される。
続くS1304では、変数iが検索件数Nに等しいか否かを判断する。ここで変数i=Nであると判断された場合(S1304:YES)、全ての施設1〜施設Nまでの処理が終了しているため、S1305にて変数jの値を記憶し、非表示設定処理を終了する。一方、変数i≠Nであると判断された場合(S1304:NO)、S1306へ移行する。
S1306では、変数iをインクリメントする。続くS1307では、施設i及び施設i−1が共通の市名の住所情報となっているか否かを判断する。ここで、共通の市名であると判断された場合(S1307:YES)、S1308へ移行する。一方、共通の市名でないと判断された場合(S1307:NO)、S1310にて変数jの値を記憶する。この時点における変数jは、施設i−1の住所情報に含まれる市名と共通の市名を住所情報とする施設の数を示すことになる。その後、S1302からの処理を繰り返す。
S1308では、施設iの住所情報を非表示設定とする。この処理は、住所情報を省略した省略リストの作成において、施設iの住所情報の「非表示」を設定するものである。つまり、施設iの住所情報は、施設i−1の住所情報と共通の市名を含むものであるため、住所情報の「非表示」を設定するのである。続くS1309では変数jをインクリメントし、その後、S1304からの処理を繰り返す。
以上のような非表示設定処理が実行されることにより、施設1〜施設Nまでの住所情報の「表示」又は「非表示」が決定される。また、住所情報に共通の市名を含む施設の数が記憶される。
図2のフローチャートに戻り、S140では、住所情報の省略リストを作成する。S140の処理の終了後、リスト作成処理を終了する。
ここで、リスト作成処理に対する理解を容易にするため、具体的な事例を用いた説明を行う。
例えば、図4に示すようなN件の施設が検索されたものとして説明する。このリストは、住所情報が文字順に並べられており、住所順となっている。したがって、図2中のS120にて肯定判断され、非表示設定処理が実行される(S130)。
まず変数i,jが共に初期化されて「1」となり(図3中のS1301,S1302)、施設1が表示設定される(S1303)。次に、変数iがインクリメントされ(S1306)、施設2及び施設1の住所情報が共通の市名であるか否かが判断される(S1307)。このリストでは、施設1及び施設2の住所情報に共通の市名「阿久比市」があるため肯定判断され(S1307:YES)、施設2の住所情報は「非表示設定」とされる(S1308)。その後、S1304からの処理が繰り返される。
図4から分かるように、変数i=4の場合、施設4及び施設3の住所情報には共通の市名「阿久比市」があるため、施設4の住所情報は「非表示設定」されることになる。変数i=5の場合、施設5の住所情報が「安城市」となっており施設4の住所情報が「阿久比市」となっているため、この場合は、S1307にて否定判断される。このとき、jは「4」であり、S1310にて変数jが記憶される。この変数jは、阿久比市を住所情報に含む施設の数となっている。このような処理が繰り返され、変数i=Nになると(S1304:YES)、そのときの変数jの値が記憶され(S1305)、リスト作成処理へ戻り、省略リストが作成される(図2中のS140)。
省略リストは、図5に示すごとくである。つまり、共通の市名が住所情報となる施設に関しては、最初の施設にのみ住所情報が表示され、残りの施設の住所情報は非表示となる。上述した統合処理では、変数jの値を記憶するようにしたため、「阿久比市」を住所情報に含む施設は4件であることが把握される。同様に、「安城市」を住所情報に含む施設は12件、「一宮市」を住所情報に含む施設は8件と把握される。
次に、図6のフローチャートに基づき、スクロール処理を説明する。このスクロール処理は、リスト表示処理の実行後、繰り返し実行されるものである。
最初のS200では、スクロール指示があったか否かを判断する。この処理は、入力部20を介したリストのスクロール指示の有無を判断するものである。本形態では、タッチパネル22上で指をスライドさせることにより、指のスライド速度に対応するスクロール速度でスクロール表示が行われる。ここでスクロール指示があると判断された場合(S200:YES)、S210へ移行する。一方、スクロール指示がないと判断された場合(S200:NO)、以降の処理を実行せずに、スクロール処理を終了する。
S210では、スクロール指示に基づくスクロール速度vが所定速度Vth以上か否かを判断する。ここで所定速度Vthは、スクロールする住所情報が一般人に視認可能な限界の速度となっている。ここでv≧Vthであると判断された場合(S210:YES)、S220へ移行する。一方、v<Vthであると判断された場合(S210:NO)、すなわち一般人に視認可能なスクロール速度であれば、S230にて通常のスクロール表示を行い、その後、スクロール処理を終了する。
S220では、省略リストが作成されているか否かを判断する。図2から分かるように、S110で表示されるリストが住所順になっていれば(S120:YES)、省略リストが作成されるため(S140)、ここで肯定判断される。ここで省略リストがあると判断された場合(S220:YES)、S240へ移行する。一方、省略リストがないと判断された場合(S220:NO)、S250にて速度制限表示を行う。この速度制限表示は、上述した指のスライド速度よりも小さなスクロール速度でリスト全体をスクロール表示するものである。例えば、所定速度Vth以下の速度をスクロール速度として設定するという具合である。
S240では、統合表示を行う。この処理は、省略リストに基づくスクロール表示を行うものである。本形態では、施設1〜Nのうちで共通の市名を住所情報とする複数の施設に関し、当該共通する住所情報を統合してリスト上に表示する。そして、統合表示された住所情報については、リスト(施設名称情報)のスクロール速度よりも小さなスクロール速度で文字のスクロール表示を行う。
具体的には、共通の市名として「安城市」を住所情報とする施設がリストの最下段に表示された状態で、「安城市」の統合表示が、住所項目の最下段になされる。図7(a)に示す如くである。この状態は、図5中に記号Aの二点鎖線で囲んだ施設が表示対象となった時のものである。
図7(b)に示すように、施設名称情報は視認できない状態となるが、「安城市」という住所情報は統合表示され、リストの住所項目の欄をゆっくりと上向き(矢印Cで示す方向)にスクロール表示される。このときの統合表示された住所情報のスクロール速度vtは、施設名称情報のスクロール速度をvとすると、

vt=v×(4/j) (j:「安城市」を住所情報に含む施設の数)

となる。
これは、図9(a)に示したようにリストの表示可能行数が5行であることを前提に、統合表示が4行分上方へ移動する間に、「安城市」を住所情報に含む施設が全て表示されるようにするためである。
「安城市」を住所情報とする施設は上述したように「12件」あるため、統合表示された住所情報のスクロール速度vtは、リスト(施設名称情報)のスクロール速度vの(1/3)となる。
そして、「一宮市」を住所情報とする施設がリストの最下段に表示されたとき住所情報「安城市」が最上段へ移動している。図7(c)に示す如くである。この状態は、図5中に記号Bの二点鎖線で囲んだ施設が表示対象となった時のものである。
つまり、住所情報が共通する複数の施設がリストに表示されている間、統合表示された住所情報である「安城市」を、リスト(施設名称情報)のスクロール速度よりも小さな速度でスクロールさせるのである。
なお、ここでは、「安城市」を例に挙げて説明したが、「阿久比市」及び「一宮市」でも同様のスクロール表示がなされる。
以上詳述したように、本形態によれば、例えば共通の市名を住所情報とする複数の施設が上方向にスクロール表示されるとき、スクロール速度が速く施設名称情報が視認できない状態となっても、共通する住所情報は、リストの住所項目の欄をゆっくりと上向き(矢印Cで示す方向)にスクロール表示される(図7(b)参照)。これにより、スクロール表示されている施設の住所を把握できるため、リストの中から所望の情報を迅速に選択することができる。なお、本形態では住所情報として市町村名のスクロールについて説明したが、市町村名のスクロールと並行して上位階層の都道府県名(「愛知県」)についても同様の処理が行われている。
また、本形態では、統合表示された住所情報をリスト(施設名称情報)のスクロール速度よりも小さな速度でスクロールさせるのは、住所情報が共通する複数の施設がリストに表示されている間となっている。これにより、住所情報が共通する複数の地点がリストに表示されている間だけ統合表示された住所情報がスクロールされるため、当該複数の地点とその他の地点との区切りが分かり易くなる。
さらにまた、本形態では、リストのスクロール速度が所定値以上となった場合に(図6中のS210:YES)、上述したような統合表示を行う(S240)。これにより、必要に応じた適切なスクロール表示が実現される。
また、本形態では、省略リストが作成されていない場合(図6中のS220:NO)、スクロール速度を制限したスクロール表示を行う(S250)。これにより、省略リストが作成されていない場合であっても、スクロール速度が大きくなって住所情報が視認できない状態となることを回避することができる。
なお、本形態における施設情報DB31が「記憶手段」を構成し、制御部10が「検索手段」、「表示手段」及び「スクロール手段」を構成する。
また、図2中のS100の処理が「検索手段」の機能としての処理に相当し、S110の処理が「表示手段」の機能としての処理に相当し、図6に示すスクロール処理が「スクロール手段」の機能としての処理に相当する。
以上、本発明は、上述の形態に何等限定されるものではなく、その思想を逸脱しない範囲において種々なる形態で実施できる。
(イ)例えば、上記形態は「安城市」といった住所情報をゆっくりとスクロール表示させる構成であったが、住所項目の上下方向における中央部分などに固定的に表示するようにしてもよい。
具体的には、例えば図5中に記号Aの二点鎖線で囲んだ施設が表示対象となった時には、図8(a)に示すように、「阿久比市」と「安城市」とが住所項目の上下方向における中央部分に並べて固定的に表示される。
さらにリストがスクロールされて表示対象の施設の全てが「安城市」を住所情報とする場合には、図8(b)に示すように、「安城市」のみが住所項目の上下方向における中央部分に固定的に表示される。
そして、図5中に記号Bの二点鎖線で囲んだ施設が表示対象となった時には、図8(c)に示すように、「安城市」と「一宮市」とが住所項目の上下方向における中央部分に並べて固定的に表示される。なお、ここでは、「安城市」を例に挙げて説明したが「阿久比市」及び「一宮市」でも同様の表示を行う。
つまり、住所情報が共通する複数の施設がリストに表示されている間、統合表示された住所情報を、リスト上に固定して表示するのである。このようにすれば、統合表示された住所情報が見易いものとなる。
(ロ)上記形態は住所情報の共通部分を統合して表示するものであったが、施設名称情報が文字順となっているような場合、施設名称情報の共通部分を統合して表示するようにしてもよい。例えば、チェーン店等のように施設名称情報の一部が共通していることも多いため、住所情報を統合する場合と同様にリストの操作性の向上が可能である。この場合、図2のリスト作成処理のS120において、リストが施設名称順か否かを判断するようにし、施設名称情報についての省略リストを作成するようにすればよい。
(ハ)上記形態のリストは施設名称項目及び住所項目で構成されていたが、これらの項目に加え又は代え、その他の項目を表示するようにしてもよい。例えば施設情報で言えば、「種別」を項目とすることが考えられる。例えば、施設を検索して一覧表示した際に、施設名称情報に加え「コンビニ」、「スーパー」、「デパート」等の種別情報を表示するものであり、実施方法は住所情報や施設名称情報を統合する場合と同様である。また、通常リストは横書きであるが、縦書きのリストを横にスクロールさせる態様としてもよい。
(ニ)上記形態では、表示画面上のスライド操作やフリック操作によってスクロール表示が実行されるようになっていた。これに対し、表示画面にスクロール表示を実行するためのボタンなどを表示し、このボタンへのタッチ操作によってスクロール表示が実行されるようにしてもよい。
(ホ)上記実施形態は発明をナビゲーション装置に適用したものであったが、本発明は、表示装置のスクロール技術に関するものであり、表示装置を備える携帯端末などに適用することも可能である。
10・・・制御部
20・・・入力部
21・・・操作スイッチ
22・・・タッチパネル
30・・・地図データ記憶部
31・・・施設情報DB
40・・・現在位置算出部
50・・・通信部
60・・・スピーカ
70・・・描画部
71・・・ディスプレイ

Claims (7)

  1. 各地点に対し、複数の項目を含む地点情報を記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段に記憶されている前記地点を検索する検索手段と、
    前記検索手段により検索された各地点について、複数の項目の情報からなるリストを表示画面に表示する表示手段と、
    利用者の操作指示によって、前記リストのスクロール表示を行うスクロール手段と、を備え、
    前記スクロール手段は、前記リストに表示されている複数の項目のうち予め決められた順序で並べられた項目の情報が、該リスト上で連続する複数の地点において共通である場合、該リストのスクロールを行う際に前記共通する情報を前記連続する複数の地点で統合して該リスト上に表示すると共に、該統合表示された情報のスクロールを制限すること、
    を特徴とする表示装置。
  2. 請求項1に記載の表示装置において、
    前記スクロール手段は、前記リストのスクロール速度が所定速度以上である場合に、前記共通する情報を前記連続する複数の地点で統合して該リスト上に表示すると共に、該統合表示された情報のスクロールを制限すること
    を特徴とする表示装置。
  3. 請求項1又は2に記載の表示装置において、
    前記スクロール手段は、前記項目の情報が共通する複数の地点が前記リストに表示されている間、該統合表示された情報を、該リスト上に固定して表示すること
    を特徴とする表示装置。
  4. 請求項1又は2に記載の表示装置において、
    前記スクロール手段は、前記項目の情報が共通する複数の地点が前記リストに表示されている間、該統合表示された情報を、該リストのスクロール速度よりも小さな速度でスクロールすること
    を特徴とする表示装置。
  5. 請求項1〜4の何れか一項に記載の表示装置において、
    前記地点情報の項目として各地点の住所情報が記憶されており、
    前記スクロール手段は、前記リストで連続する複数の地点において住所の一部が共通している場合、該リストのスクロールを行う際に住所の共通する部分を前記複数の地点で統合して該リスト上に表示すると共に、該統合された住所のスクロールを制限すること
    を特徴とする表示装置。
  6. 請求項1〜4の何れか一項に記載の表示装置において、
    前記地点情報の項目として各地点の施設名称情報が記憶されており、
    前記スクロール手段は、前記リストで連続する複数の地点において施設名称の一部が共通している場合、該リストのスクロールを行う際に施設名称の共通する部分を前記複数の地点で統合して該リスト上に表示すると共に、該統合された施設名称のスクロールを制限すること
    を特徴とする表示装置。
  7. 各地点に対し複数の項目を含む地点情報を記憶する記憶手段に記憶されている前記地点を検索する検索手段、
    前記検索手段により検索された各地点について、複数の項目の情報からなるリストを表示画面に表示する表示手段、
    利用者の操作指示によって前記リストのスクロール表示を行い、前記リストに表示されている複数の項目のうち予め決められた順序で並べられた項目の情報が、該リスト上で連続する複数の地点において共通である場合、該リストのスクロールを行う際に前記共通する情報を前記連続する複数の地点で統合して該リスト上に表示すると共に、該統合表示された情報のスクロールを制限するスクロール手段、
    としてコンピュータを機能させるプログラム。
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