JP5229585B2 - 乗員検知システム - Google Patents

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Description

本発明は、車両のシートに着座した乗員を検知する乗員検知システムに関し、特に、車両のシートに、ジュースや塩水等のイオンを含み導電性を有する電解液がかかった状態でも乗員検知を行うことができる乗員検知システムに関する。
従来、車両の乗員検知システムは、マット状の静電センサと乗員検知ECU(電子制御ユニット)とを備え、このうち、静電センサは、シート内部に配置したメイン電極と車両ボディとの間に発生させた微弱電界の乱れを、電流又は電圧として出力するようになっている(例えば、特許文献1参照)。
例えば、シートが空席の場合、静電センサの一対の電極間には、空気が介挿されることになる。また、シートにCRS(Child Restraint System、年少者拘束システム)が搭載されている場合、静電センサの一対の電極間には、CRSが介挿されることになる。また、シートに乗員が着座している場合、静電センサの一対の電極間には、乗員の人体が介挿されることになる。ここで、空気の比誘電率は、約1である。また、材質にも依るがCRSの比誘電率は、約2〜5である。更に、人体の比誘電率は、約50である。このように、空気、CRS、人体の比誘電率は、それぞれ異なる。従って、介挿物の種類により、静電センサの一対の電極間の静電容量も異なる。
この静電容量の差異により発生する電極間の微弱電界の乱れを電流又は電圧として出力し、この出力された電流値又は電圧値に基づいて、乗員検知ECUが乗員判別を行っている。即ち、乗員検知ECUは、シートが空席か、シートにCRS(1歳児が乗っているCRSも含む)が搭載されているか、シートに大人が着座しているかを判別している。この乗員検知ECUの判別結果に基づき、エアバックECUがエアバッグの展開許可/禁止を決定する。具体的には、シートが空席の場合又はシートにCRSが装着されている場合は、エアバッグを展開禁止状態とする。一方、シートに大人が着座している場合は、エアバッグを展開許可状態とする。
しかし、シートが水道水等の水で被水した場合、静電センサの電極間の静電容量が変わるので、シートが空席又はCRS装着状態か、大人が着座状態かを正確に判別することができない。そこで、特許文献2に記載の乗員検知システムでは、シートが空席又はCRS装着状態か、大人着座状態かを正確に判別可能としている。この技術内容は次のとおりである。即ち、シートが被水した状態では、静電容量での静電容量Cに基づく検出物のインピーダンスZの逆数であるアドミタンスが、シートの被水量と相関関係を有する。この関係は、図1に縦軸を静電容量C、横軸を1/インピーダンスZとしたグラフで示される。このグラフにおいて、th1は閾値、線分L1はシートへの大人着座状態を示し、線分L2はシートの空席又はCRS搭載状態を示し、更に、破線枠f1はシート乾燥時の領域、破線枠f2はシート被水時の領域を示す。
閾値(第1閾値)th1は、インピーダンスZの検出物のアドミタンスを求め、このアドミタンスから決定される。この閾値th1はシートの被水量と相関関係を有するアドミタンスに基づくものなので、閾値th1と静電容量Cとの比較によって、シート被水時f2でも空席又はCRS装着状態L2か、大人が着座状態L1かを判別可能となる。
特開平11−271463号公報 特開平2007−240515号公報
しかし、上記の特許文献2の乗員検知システムにおいては、シートが電解液で被水(以降、電解液で被水したことを被液と称す)した場合、シートが空席又はCRS装着状態か、大人着座状態かを判別することができないという問題がある。
これは、図2に線分L1aで示すように、被液したシートに大人が着座した場合、静電容量での静電容量Cは閾値th1を直ぐに超えて横ばいになる波形を描く。一方、シートが空席又はCRS装着状態において被液すると、この場合の静電容量Cは線分L3で示すように直ぐに閾値th1を超え徐々に上昇して横ばいとなる波形を描くことになる。つまり、線分L1a及びL3の何れにしても閾値th1を直ぐに超えるので、被液時にはシートが空席又はCRS装着状態か、大人着座状態かを判別することができなかった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、シートが電解液で被液した場合でもシートが空席又はCRS装着状態か、大人が着座状態かを判別することができる乗員検知システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するためになされた請求項1に記載の発明は、車両のシート内部に配置された電極が微弱電界を発生させ、当該微弱電界の大きさ又はその変化に応じた電流又は電圧を出力値とする静電センサと、前記シートにおける乗員の着座状態を前記静電センサの出力値に基づいて判別するための第1閾値を予め記憶する第1閾値記憶手段と、前記静電センサの出力値が、前記第1閾値を下回る場合にシートが空席又は年少者拘束システムであるCRS装着状態と判別し、上回る場合にシートに大人が着座状態、又はシートの被液時に空席又はCRS装着状態と判別する判別手段とを有する乗員検知システムにおいて、所定の第2閾値を記憶する第2閾値記憶手段を備え、前記判別手段は、前記静電センサの出力値が前記第1閾値を超え且つ当該出力値を2回微分した2回微分値が前記第2閾値を超えている場合に大人着座状態と判別し、当該2回微分値が前記第2閾値を超えていない場合にシート被液時且つ空席又はCRS装着状態と判別することを特徴とする。
この構成によれば、シートの被液時に空席又はCRS装着状態で得られる静電センサの静電容量に対応した出力値を2回微分することによって、上下に滑らかに小振幅する波形の値が得られる。また、シート被液時に大人が着座状態での静電センサの出力値を2回微分することによって、突出したパルス波形の値が得られる。滑らかな小振幅波形は所定の第2閾値を超えず、パルス波形は第2閾値を超えるので、2回微分値が、第2閾値を超えていれば大人が着座状態であると判別でき、超えていなければシートの被液時に空席又はCRS装着状態と判別することができる。従って、シートが電解液で被液した場合でもシートが空席又はCRS装着状態か、大人が着座状態かを判別することが可能となる。
請求項2に記載の発明は、車両のシート内部に配置された電極が微弱電界を発生させ、当該微弱電界の大きさ又はその変化に応じた電流又は電圧を出力値とする静電センサと、前記シートにおける乗員の着座状態を前記静電センサの出力値に基づいて判別するための第1閾値を予め記憶する第1閾値記憶手段と、前記静電センサの出力値が、前記第1閾値を下回る場合にシートが空席又は年少者拘束システムであるCRS装着状態と判別し、上回る場合にシートに大人が着座状態、又はシートの被液時に空席又はCRS装着状態と判別する判別手段とを有する乗員検知システムにおいて、所定の第2閾値を記憶する第2閾値記憶手段を備え、前記判別手段は、前記静電センサの出力値が前記第1閾値を超え且つ当該出力値を2回微分した2回微分値が前記第2閾値を超えている場合に前記車両に設置された乗員保護装置の作動を許可し、当該2回微分値が前記第2閾値を超えていない場合に前記乗員保護装置の作動を禁止することを特徴とする。
この構成によれば、2回微分値が、第2閾値を超えていれば大人が着座状態であると判別できるので、この場合に乗員保護装置の作動を許可することができる。一方、超えていなければシートの被液時に空席又はCRS装着状態と判別することができるので、この場合は乗員保護装置の作動を禁止することが出来る。
請求項3に記載の発明は、前記第2閾値は、前記シートの被液時に空席又はCRS装着状態で得られる前記静電センサの出力値を2回微分して得た値と、前記シートの被液時に大人着座状態で得られる前記静電センサの出力値を2回微分して得た値との間の値であることを特徴とする。
この構成によれば、シートの被液時に空席又はCRS装着状態で得られる静電センサの静電容量に対応した出力値を2回微分して上下に滑らかに小振幅する波形の値が得られ、また、シート被液時に大人が着座状態での静電センサの出力値を2回微分して突出したパルス波形の値が得られる。これら2回微分した値の間の値を第2閾値とすれば、滑らかな小振幅波形は第2閾値を超えず、パルス波形は第2閾値を超えることになるので、第2閾値を超えていれば大人が着座状態、超えていなければシートの被液時に空席又はCRS装着状態と適正に判別することができる。
請求項4に記載の発明は、前記第2閾値である前記間の値は、前記シートの被液時に空席又はCRS装着状態で得られる前記静電センサの出力値を2回微分して得た値と、前記シートの被液時に大人着座状態で得られる前記静電センサの出力値を2回微分して得た値との中間値であることを特徴とする。
この構成によれば、それぞれを2回微分した値の中間値を第2閾値とすれば、第2閾値をより適正に定めることが出来る。従って、滑らかな小振幅波形は第2閾値を超えず、パルス波形は第2閾値を超えることになるので、第2閾値を超えていれば大人が着座状態、超えていなければシートの被液時に空席又はCRS装着状態と、より適正に判別することができる。
請求項5に記載の発明は、前記第2閾値を記憶する第2閾値記憶手段に代え、所定の第3閾値を記憶する第3閾値記憶手段を備え、前記判別手段は、前記静電センサの出力値が前記第1閾値を超え且つ当該出力値を1回微分した1回微分値が前記第3閾値を超えている場合に大人着座状態と判別し、当該1回微分値が前記第3閾値を超えていない場合にシート被液時且つ空席又はCRS装着状態と判別することを特徴とする。
この構成によれば、シートの被液時に空席又はCRS装着状態で得られる静電センサの静電容量に対応した出力値を1回微分することによって、上方にアーチ形状となる波形の値が得られる。また、シート被液時に大人が着座状態での静電センサの出力値を1回微分することによって、突出したパルス波形の値が得られる。アーチ形状波形は所定の第3閾値を超えず、パルス波形は第3閾値を超えるので、1回微分値が、第3閾値を超えていれば大人が着座状態であると判別でき、超えていなければシートの被液時に空席又はCRS装着状態と判別することができる。従って、シートが電解液で被液した場合でもシートが空席又はCRS装着状態か、大人が着座状態かを判別することが可能となる。
請求項6に記載の発明は、前記第2閾値を記憶する第2閾値記憶手段に代え、所定の第3閾値を記憶する第3閾値記憶手段を備え、前記判別手段は、前記静電センサの出力値が前記第1閾値を超え且つ当該出力値を1回微分した1回微分値が前記第3閾値を超えている場合に前記車両に設置された乗員保護装置の作動を許可し、当該1回微分値が前記第3閾値を超えていない場合に前記乗員保護装置の作動を禁止することを特徴とする。
この構成によれば、1回微分値が、第3閾値を超えていれば大人が着座状態であると判別できるので、この場合に乗員保護装置の作動を許可することができる。一方、超えていなければシートの被液時に空席又はCRS装着状態と判別することができるので、この場合は乗員保護装置の作動を禁止することが出来る。
請求項7に記載の発明は、前記第3閾値は、前記シートの被液時に空席又はCRS装着状態で得られる前記静電センサの出力値を1回微分して得た値と、前記シートの被液時に大人着座状態で得られる前記静電センサの出力値を1回微分して得た値との間の値であることを特徴とする。
この構成によれば、シートの被液時の空席又はCRS装着状態での静電容量に対応した出力値を1回微分して上方にアーチ形状となる波形の値が得られ、また、シート被液時に大人が着座状態での出力値を1回微分して突出パルス波形の値が得られる。これら1回微分した値の間の値を第3閾値とすれば、アーチ形状波形は第3閾値を超えず、パルス波形は第3閾値を超えることになるので、第3閾値を超えていれば大人が着座状態、超えていなければシートの被液時に空席又はCRS装着状態と適正に判別することができる。
請求項8に記載の発明は、前記第3閾値である前記間の値は、前記シートの被液時に空席又はCRS装着状態で得られる前記静電センサの出力値を1回微分して得た値と、前記シートの被液時に大人着座状態で得られる前記静電センサの出力値を1回微分して得た値との中間値であることを特徴とする。
この構成によれば、それぞれを1回微分した値の中間値を第3閾値とすれば、第3閾値をより適正に定めることが出来る。従って、アーチ形状波形は第3閾値を超えず、パルス波形は第3閾値を超えることになるので、第3閾値を超えていれば大人が着座状態、超えていなければシートの被液時に空席又はCRS装着状態と、より適正に判別することができる。
請求項9に記載の発明は、前記静電センサが発生する微弱電界は、前記車両のシート内部に配置された電極と車両接地との間の静電容量に応じて発生することを特徴とする。
この構成によれば、シート内の静電センサが電極と車両接地との間の静電容量に応じた微弱電界を発生し、この微弱電界の大きさ又はその変化に応じた電流又は電圧を出力値とする。従って、シート上に大人が着座状態か、シートの被液時に空席又はCRS装着状態かなどのシート上の状態を正確に検出することが出来る。
シートへの大人着座状態、シートの空席又はCRS搭載状態を判別する検出物の静電容量と1/インピーダンスZとの関係図である。 シートへの大人着座状態、シート被液時の空席又はCRS搭載状態を第1閾値で判別する検出物の静電容量と時間との関係図である。 本発明の第1の実施形態に係る乗員検知システムの構成を示すブロック図である。 静電容量式センサの構成を示す図である。 検出物の等価回路図である。 静電容量式センサのメイン電極、サブ電極及びガード電極の信号の位相を示す図である。 静電容量式センサの測定時の各信号波形を示す図である。 大人着座状態、シート被液時の空席又はCRS搭載状態を第2閾値で判別する検出物の静電容量の2回微分値と時間との関係図である。 第1の実施形態に係る乗員検知システムのシート被液時の乗員判別処理を説明するためのフローチャートである。 本発明の第2の実施形態に係る乗員検知システムの構成を示すブロック図である。 大人着座状態、シート被液時の空席又はCRS搭載状態を第3閾値で判別する検出物の静電容量の1回微分値と時間との関係図である。 第2の実施形態に係る乗員検知システムのシート被液時の乗員判別処理を説明するためのフローチャートである。
以下、本発明の実施形態を、図面を参照して説明する。但し、本明細書中の全図において相互に対応する部分には同一符号を付し、重複部分においては後述での説明を適時省略する。
(第1の実施形態)
図3は、本発明の第1の実施形態に係る乗員検知システムの構成を示すブロック図である。
図3に示す乗員検知システム10は、乗員検知ECU(判別手段)11と、静電容量式センサ12と、エアバッグECU14aと、エアバッグ14bとを備えて構成されている。まず、静電容量式センサ12について図4を参照して説明する。但し、図4において、車両のシート33は、乗員が着席する座面部34と、乗員が背中をもたれる背もたれ部35とを備えている。そして、座面部34の底部には、車両ボディ(車両接地)32に導通する座部シートフレーム34aが備えられている。また、背もたれ部35には、車両ボディ32に導通する背部シートフレーム35aが備えられている。
静電容量式センサ12は、座面部34の内部において、座部シートフレーム34aに離隔して対向配置された静電センサ31を備える。静電センサ31は、座面部34の上部の図示せぬ表皮とクッションとの間に配置され、表皮側にメイン電極31aとサブ電極31bとを備え、クッション側にガード電極31cを備えている。
サブ電極31bは、メイン電極31aと離隔し、メイン電極31aに隣り合うように配置されている。ガード電極31cは、メイン電極31aに離隔して対向配置され、且つ、メイン電極31aと座部シートフレーム34aとの間に配置されている。この静電センサ31と乗員検知ECU11とは、ワイヤハーネス等のコネクタ配線部36で接続されている。
このような静電容量式センサ12により検知される人体、被水等の検出物の等価回路は、図5に示すように、抵抗(実数項:コンダクタンス)RMXと容量(虚数項:サセプタンス)CMXの並列回路で示される。従って、検出物の静電容量を検出するというよりも、実際には図6に示すように、実数項Rと虚数項Cを持ったインピーダンスZを検出していることとなる。 この検出物に、乗員検知ECU11から図7(a)にVSGで示す正弦波を印加すると、検出物のインピーダンスZに応じて、乗員検知ECU11内の図示せぬ電流検出抵抗器に電位差が発生する。ここで、検出物のインピーダンスZに実数項Rのみが存在する場合、電流検出抵抗器に発生した電位差には、信号源VSGに対して位相進み成分が含まれず、信号源VSGと同位相の(b)に示す実数項Rサンプリングタイミングにより、電流検出抵抗器に発生した電位差を抽出すると、(d)に示すような実数項Rのみの大きさに応じた出力が得られる。
また、検出物のインピーダンスZに虚数項Cのみが存在する場合は、電流検出抵抗器に発生した電位差に、信号源VSGに対して位相進み成分が含まれ、信号源VSGに対して、(c)に示す90°進んだ虚数項Cサンプリングタイミングにより、電流検出抵抗器に発生した電位差を抽出すると、(e)に示すような虚数項Cのみの大きさに応じた出力が得られる。実際の検出物は、実数項Rと虚数項Cとから成る為、上記の様な位相を持ったインピーダンスZとして計測される。
このように乗員検知ECU11によって、静電センサ31から発生する電気力線によりシート33上の検出物の静電容量を測定する。つまり、上記における正弦波VSGからの供給信号に応じて電流検出抵抗器に流れる電流を、電圧に変換して行われる。乗員の判別は、乗員検知ECU11がメイン電極31aとガード電極31cを選択する状態の場合に、メイン電極31aと車両GND(グランド)間に発生する静電容量で判別され、また、サブ電極31bとガード電極31cを選択する状態の場合に、サブ電極31bと車両GND(グランド)間に発生する静電容量で判別される。
このように乗員検知ECU11が、静電センサ31での静電容量から座面部34が空席又はCRS装着状態(1歳児が乗っているCRS装着も含む)であるか、大人着座状態であるかを判別する。この際、空席又はCRS装着状態と判別された場合、エアバッグECU14aがエアバッグ14bを展開禁止状態とする。一方、大人着座状態と判別された場合は、エアバッグ14bを展開許可状態とする。
第1の実施形態の特徴は、シート33の座面部34が電解液で被液した場合でも、乗員検知ECU11が静電センサ31での静電容量に応じて、座面部34が空席又はCRS装着状態か、大人着座状態かを判別する処理(乗員判別処理)を行うようにした点にある。言い換えれば、静電センサ31は一対の電極間の静電容量の差異により発生する電極間の微弱電界の乱れを電流又は電圧による出力値として出力するので、乗員検知ECU11は、その出力値に応じて乗員判別処理を行う。
この乗員判別処理は次のように行う。乗員検知ECU11は、前述の図2において被液時の座面部34に大人が着座した際に得られる静電センサ31での静電容量の値を示す線分L1aを2回微分する。この2回微分により図8に線分L1bで示すように、突出して先端が尖ったパルス波形の値が得られる。次に、図2において座面部34が空席又はCRS装着状態で被液した際の静電センサ31での静電容量の値を示す線分L3を2回微分する。この2回微分により図8に線分L3bで示すように、上下に滑らかに小振幅する波形の値が得られる。次に、その滑らかな小振幅波形L3bの最低値と、パルス波形L1bの最高値との中間値を求め、この中間値を図8に示すように第2閾値th2とする。
この第2閾値th2は、乗員検知ECU11の第2閾値記憶部(第2閾値記憶手段)11bに記憶される。また、乗員検知ECU11は、前述した静電センサ31での静電容量に基づく検出物のインピーダンスZの逆数であるアドミタンスから決定した第1閾値th1も、第1閾値記憶部(第1閾値記憶手段)11aに記憶している。
この記憶後、乗員検知ECU11は、図9に示すフローチャートの処理を行って乗員判別を行う。
ステップS1において、乗員検知ECU11が静電センサ31での静電容量を取得し、ステップS2において、その取得した静電容量の値が図1に示したように第1閾値th1を超えているか否かを判定する。超えていなければ、ステップS3において座面部34が空席又はCRS装着状態(1歳児が乗っているCRS装着も含む)と判定する。但し、ステップS2の判定において、座面部34が水道水等の普通の水で被水した場合でも、図1に示したように静電容量が第1閾値th1を超えなければ空席又はCRS装着状態と判定できる。
一方、静電容量の値が第1閾値th1を超えている場合、ステップS4において、その第1閾値th1を超えた静電容量の値を2回微分する。
次に、ステップS5において、その2回微分値が図8に線分L1bで示したように第2閾値th2を超えているか否かを判定する。この結果、線分L1bで示すように第2閾値th2を超えている場合、ステップS6において、大人が着座したと判別する。一方、ステップS5において、図8に線分L3bで示すように第2閾値th2を超えていない場合は、ステップS7において、座面部34が空席又はCRS装着状態で且つ電解液で被液したと判別する。
このように第1の実施形態の乗員検知システム10は、車両のシート33内部に配置された電極が微弱電界を発生させ、当該微弱電界の大きさ又はその変化に応じた電流又は電圧を出力値とする静電センサ31と、この静電センサ31の出力値が、予め定められた第1閾値を下回る場合にシート33が空席又は年少者拘束システムであるCRS装着状態と判別し、上回る場合にシート33に大人が着座状態、又はシート33の被液時に空席又はCRS装着状態と判別する乗員検知ECU11とを有する。
この構成において、乗員検知ECU11は、静電センサ31の出力値が第1閾値を超えている場合に当該出力値を2回微分し、当該2回微分値が所定の第2閾値を超えている場合にシート33の被液時に大人着座状態と判別し、当該2回微分値が第2閾値を超えていない場合にシート33の被液時に空席又はCRS装着状態と判別するようにした。
つまり、シート33の被液時に空席又はCRS装着状態で得られる静電センサ31の静電容量に対応した出力値を2回微分することによって、上下に滑らかに小振幅する波形の値が得られる。また、シート33被液時に大人が着座状態での静電センサ31の出力値を2回微分することによって、突出したパルス波形の値が得られる。滑らかな小振幅波形は第2閾値を超えず、パルス波形は第2閾値を超えるので、2回微分した値が、第2閾値を超えていればシート33被液時に大人が着座状態であると判別でき、超えていなければシート33の被液時に空席又はCRS装着状態と判別することができる。従って、シート33が電解液で被液した場合でもシート33が空席又はCRS装着状態か、大人が着座状態かを判別することができる。
また、第2閾値は、シート33の被液時に空席又はCRS装着状態で得られる静電センサ31の出力値を2回微分して得た値と、シート33の被液時に大人着座状態で得られる出力値を2回微分して得た値との間の値である。更に好ましくは、それぞれを2回微分した値の中間値であるとする。
この場合、第2閾値をより適正に定めることが出来る。従って、滑らかな小振幅波形は第2閾値を超えず、パルス波形は第2閾値を超えることになるので、第2閾値を超えていれば大人が着座状態、超えていなければシートの被液時に空席又はCRS装着状態と、より適正に判別することができる。
また、乗員検知ECU11が、静電センサ31の出力値が第1閾値を超え且つ当該出力値を2回微分した2回微分値が第2閾値を超えている場合に車両に設置された乗員保護装置の作動を許可し、当該2回微分値が第2閾値を超えていない場合に乗員保護装置の作動を禁止するようにしても良い。
この場合、2回微分値が、第2閾値を超えていれば大人が着座状態であると判別できるので、この場合に乗員保護装置の作動を許可することができる。一方、超えていなければシートの被液時に空席又はCRS装着状態と判別することができるので、この場合は乗員保護装置の作動を禁止することができる。
また、静電センサ31が発生する微弱電界は、シート33内部に配置された電極と車両接地との間の静電容量に応じて発生するので、シート33上に大人が着座状態か、シート33の被液時に空席又はCRS装着状態かなどのシート33上の状態を正確に検出することが出来る。
(第2の実施形態)
図10は、本発明の第2の実施形態に係る乗員検知システムの構成を示すブロック図である。
第2の実施形態の乗員検知システム50が、図3に示した第1の実施形態の乗員検知システム10と異なる点は、第2閾値th2を記憶する第2閾値記憶部11bに代え、図11に示す第3閾値th3を記憶する第3閾値記憶部(第3閾値記憶手段)11cを備え、乗員検知ECU11が、図2に線分L1aで示した座面被液時で且つ大人着座時の静電容量の値を1回微分し、この1回微分値が第3閾値th3を超えているか否かによって乗員判別を行うようにしたことにある。
第3閾値th3を求める場合、まず、図2に示した座面被液時で且つ大人着座時の静電容量の値である線分L1aと、座面空席又はCRS装着状態で被液時の静電容量の値である線分L3とを各々1回微分する。この1回微分によって、線分L1aが図11に線分L1cで示す突出状の先端が尖ったパルス波形の値となり、線分L3が線分L3cで示す上方にアーチ形状となる波形の値となる。このアーチ形状波形L3cの最低値と、パルス波形L1cの最高値との中間値を求め、この中間値を第3閾値th3して第3閾値記憶部11cに記憶する。
この記憶後、乗員検知ECU11が図12に示すフローチャートの処理を行って乗員判別を行う。但し、図12において図9に示したフローチャートと同一ステップ処理については同一符号を付した。
ステップS2において、乗員検知ECU11が、静電センサ31での静電容量の値が第1閾値th1を超えていると判定した場合、ステップS11において、その第1閾値th1を超えた静電容量の値を1回微分する。
次に、ステップS12において、その1回微分値が図11に線分L1cで示したように第3閾値th3を超えているか否かを判定する。この結果、線分L1cで示すように第3閾値th3を超えている場合、ステップS6において、大人が着座したと判別する。一方、図11に線分L3cで示すように第3閾値th3を超えていない場合は、ステップS7において、座面部34が空席又はCRS装着状態で且つ電解液で被液したと判別する。
このように第2の実施形態の乗員検知システム50は、乗員検知ECU11が、静電センサ31の出力値が第1閾値を超えている場合に当該出力値を1回微分し、当該1回微分値が所定の第3閾値を超えている場合にシート33の被液時に大人着座状態と判別し、当該1回微分値が第3閾値を超えていない場合にシート33の被液時に空席又はCRS装着状態と判別するようにした。
つまり、シート33の被液時に空席又はCRS装着状態で得られる静電センサ31の静電容量に対応した出力値を1回微分することによって、上方にアーチ形状となる波形の値が得られる。また、シート33被液時に大人が着座状態での静電センサ31の出力値を1回微分することによって、突出したパルス波形の値が得られる。滑らかな小振幅波形は第3閾値を超えず、パルス波形は第2閾値を超えるので、1回微分値が、第3閾値を超えていればシート33被液時に大人が着座状態であると判別でき、超えていなければシート33の被液時に空席又はCRS装着状態と判別することができる。従って、シート33が電解液で被液した場合でもシート33が空席又はCRS装着状態か、大人が着座状態かを判別することができる。
また、第3閾値は、シート33の被液時に空席又はCRS装着状態で得られる静電センサ31の出力値を1回微分して得た値と、シート33の被液時に大人着座状態で得られる出力値を1回微分して得た値との間の値である。更に好ましくは、それぞれを1回微分した値の中間値であるとする。
この場合、第3閾値をより適正に定めることが出来る。従って、アーチ形状波形は第3閾値を超えず、パルス波形は第3閾値を超えることになるので、第3閾値を超えていれば大人が着座状態、超えていなければシートの被液時に空席又はCRS装着状態と、より適正に判別することができる。
また、乗員検知ECU11が、静電センサ31の出力値が第1閾値を超え且つ当該出力値を1回微分した1回微分値が第3閾値を超えている場合に車両に設置された乗員保護装置の作動を許可し、当該1回微分値が第3閾値を超えていない場合に乗員保護装置の作動を禁止するようにしても良い。
この場合、1回微分値が、第3閾値を超えていれば大人が着座状態であると判別できるので、この場合に乗員保護装置の作動を許可することができる。一方、超えていなければシートの被液時に空席又はCRS装着状態と判別することができるので、この場合は乗員保護装置の作動を禁止することができる。
10,50 乗員検知システム
11 乗員検知ECU
11a 第1閾値記憶部
11b 第2閾値記憶部
11c 第3閾値記憶部
12 静電容量式センサ
14a エアバッグECU
14b エアバッグ
31 静電センサ
31a メイン電極
31b サブ電極
31c ガード電極
32 車両ボディ
33 シート
34 座面部
34a 座部シートフレーム
35 背もたれ部
35a 背部シートフレーム
36 コネクタ配線部

Claims (9)

  1. 車両のシート内部に配置された電極が微弱電界を発生させ、当該微弱電界の大きさ又はその変化に応じた電流又は電圧を出力値とする静電センサと、前記シートにおける乗員の着座状態を前記静電センサの出力値に基づいて判別するための第1閾値を予め記憶する第1閾値記憶手段と、前記静電センサの出力値が、前記第1閾値を下回る場合にシートが空席又は年少者拘束システムであるCRS装着状態と判別し、上回る場合にシートに大人が着座状態、又はシートの被液時に空席又はCRS装着状態と判別する判別手段とを有する乗員検知システムにおいて、
    所定の第2閾値を記憶する第2閾値記憶手段を備え、
    前記判別手段は、前記静電センサの出力値が前記第1閾値を超え且つ当該出力値を2回微分した2回微分値が前記第2閾値を超えている場合に大人着座状態と判別し、当該2回微分値が前記第2閾値を超えていない場合にシート被液時且つ空席又はCRS装着状態と判別することを特徴とする乗員検知システム。
  2. 車両のシート内部に配置された電極が微弱電界を発生させ、当該微弱電界の大きさ又はその変化に応じた電流又は電圧を出力値とする静電センサと、前記シートにおける乗員の着座状態を前記静電センサの出力値に基づいて判別するための第1閾値を予め記憶する第1閾値記憶手段と、前記静電センサの出力値が、前記第1閾値を下回る場合にシートが空席又は年少者拘束システムであるCRS装着状態と判別し、上回る場合にシートに大人が着座状態、又はシートの被液時に空席又はCRS装着状態と判別する判別手段とを有する乗員検知システムにおいて、
    所定の第2閾値を記憶する第2閾値記憶手段を備え、
    前記判別手段は、前記静電センサの出力値が前記第1閾値を超え且つ当該出力値を2回微分した2回微分値が前記第2閾値を超えている場合に前記車両に設置された乗員保護装置の作動を許可し、当該2回微分値が前記第2閾値を超えていない場合に前記乗員保護装置の作動を禁止することを特徴とする乗員検知システム。
  3. 前記第2閾値は、前記シートの被液時に空席又はCRS装着状態で得られる前記静電センサの出力値を2回微分して得た値と、前記シートの被液時に大人着座状態で得られる前記静電センサの出力値を2回微分して得た値との間の値であることを特徴とする請求項1又は2に記載の乗員検知システム。
  4. 前記第2閾値である前記間の値は、前記シートの被液時に空席又はCRS装着状態で得られる前記静電センサの出力値を2回微分して得た値と、前記シートの被液時に大人着座状態で得られる前記静電センサの出力値を2回微分して得た値との中間値であることを特徴とする請求項3に記載の乗員検知システム。
  5. 前記第2閾値を記憶する第2閾値記憶手段に代え、所定の第3閾値を記憶する第3閾値記憶手段を備え、
    前記判別手段は、前記静電センサの出力値が前記第1閾値を超え且つ当該出力値を1回微分した1回微分値が前記第3閾値を超えている場合に大人着座状態と判別し、当該1回微分値が前記第3閾値を超えていない場合にシート被液時且つ空席又はCRS装着状態と判別することを特徴とする請求項1に記載の乗員検知システム。
  6. 前記第2閾値を記憶する第2閾値記憶手段に代え、所定の第3閾値を記憶する第3閾値記憶手段を備え、
    前記判別手段は、前記静電センサの出力値が前記第1閾値を超え且つ当該出力値を1回微分した1回微分値が前記第3閾値を超えている場合に前記車両に設置された乗員保護装置の作動を許可し、当該1回微分値が前記第3閾値を超えていない場合に前記乗員保護装置の作動を禁止することを特徴とする請求項2に記載の乗員検知システム。
  7. 前記第3閾値は、前記シートの被液時に空席又はCRS装着状態で得られる前記静電センサの出力値を1回微分して得た値と、前記シートの被液時に大人着座状態で得られる前記静電センサの出力値を1回微分して得た値との間の値であることを特徴とする請求項5又は6に記載の乗員検知システム。
  8. 前記第3閾値である前記間の値は、前記シートの被液時に空席又はCRS装着状態で得られる前記静電センサの出力値を1回微分して得た値と、前記シートの被液時に大人着座状態で得られる前記静電センサの出力値を1回微分して得た値との中間値であることを特徴とする請求項7に記載の乗員検知システム。
  9. 前記静電センサが発生する微弱電界は、前記車両のシート内部に配置された電極と車両接地との間の静電容量に応じて発生することを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の乗員検知システム。
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