JP5229085B2 - ハイブリッド車両の制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ハイブリッド車両の制御装置の技術分野に関する。
この種のハイブリッド車両として、内燃機関(エンジン)と、主に発電機として機能する第1モータジェネレータと、内燃機関の動力を第1モータジェネレータ及び駆動輪に分割する動力分割機構と、主に電動機として機能し、駆動輪を駆動する第2モータジェネレータとを備えるものが知られている。
このようなハイブリッド車両として、第1モータジェネレータ(発電機)の回転を固定する機構(以下、「ロック機構」と適宜呼ぶ)を備えるものが知られている(例えば、特許文献1から3参照)。ロック機構は、例えば、互いに係合可能な2つの係合要素を有しており、これらが互いに係合することで第1モータジェネレータの回転を固定する。ロック機構は、例えば、ハイブリッド車両の変速モードを無段変速モードと固定変速モードとの間で切り替えるために用いられる。ロック機構が解放状態である場合には、第1モータジェネレータの回転数を連続的に変化させることにより内燃機関の機関回転数を連続的に変化させる無段変速モードを実現可能であり、ロック機構が係合状態である場合には、内燃機関の機関回転数が、駆動軸(或いは駆動輪)の回転数により一義的に決定される(即ち、変速比が一定となる)固定変速モードを実現可能である。例えば特許文献1では、発電機の回転数が予め定められた範囲内になった時に係合手段を係合状態とする技術が開示されている。また、例えば特許文献2では、エンジン及びモータジェネレータを備える車両において、エンジンから車輪に至る動力伝達経路に設けられたクラッチが故障した場合には、モータジェネレータで車両の駆動力を確保することにより、車両を退避走行させる技術が開示されている。
特開平9−156387号公報 特開2002−51407号公報 特開2004−345527号公報
上述したようなロック機構を備えるハイブリッド車両において、ロック機構に不具合(或いは故障)が発生して、ロック機構が第1モータジェネレータの回転を誤って固定してしまうおそれがあるという技術的問題点がある。具体的には、ロック機構の係合要素の表面劣化や腐食、或いはロック機構内への異物混入などに起因して、ロック機構の2つの係合要素が誤って係合される誤係合(或いは係合故障)が発生してしまうおそれがある。例えば、ハイブリッド車両の変速モードが固定変速モードから無段変速モードへと切り替えられる際、このような誤係合が発生して、第1モータジェネレータの回転数がゼロに固定されたままになってしまうと、無段変速モードでの走行を行うことができず、第2モータジェネレータでハイブリッド車両の駆動力を確保する退避走行を行うことになる。このような退避走行では、駆動輪に出力可能な駆動力或いは車両速度が低下してしまうおそれがある。この結果、例えばハイブリッド車両の走行可能距離や登坂能力の低下など、ハイブリッド車両の走行性能の低下が生じ得る。
本発明は、例えば上述した問題点に鑑みなされたものであり、ロック機構に発生した誤係合を解消可能なハイブリッド車両の制御装置を提供することを課題とする。
本発明に係るハイブリッド車両の制御装置は上記課題を解決するために、内燃機関と、第1モータジェネレータと、第2モータジェネレータと、相互に差動回転可能に構成された、前記内燃機関の出力軸に連結される第1回転要素、前記第1モータジェネレータの回転軸に連結される第2回転要素、及び駆動輪に連結された駆動軸と前記第2モータジェネレータの回転軸に連結される第3回転要素を有する動力分割機構と、前記第1モータジェネレータの回転軸に連結された第1係合要素及び該第1係合要素に係合可能な第2係合要素を含む係合機構、及び該係合機構を、前記第1及び第2係合要素が互いに係合された係合状態と前記第1及び第2係合要素が互いに解放された解放状態との間で切り替えるために、前記第1及び第2係合要素の少なくとも一方を駆動する駆動手段を有し、前記係合機構を前記係合状態とすることにより前記第1モータジェネレータの回転軸を停止した状態で固定可能なロック機構とを備えるハイブリッド車両を制御するハイブリッド車両の制御装置であって、前記係合機構が、前記第1及び第2係合要素が誤って係合された誤係合状態であるか否かを判定する誤係合判定手段と、前記誤係合判定手段によって前記誤係合状態であると判定された場合には、前記係合機構を前記解放状態とするために、前記係合機構が、前記ハイブリッド車両のうち少なくとも一部の固有振動周波数に対応する振動周波数で振動するように、前記内燃機関、前記第1モータジェネレータ及び前記駆動手段のうち少なくとも1つを制御する解放制御を行う制御手段とを備える。
本発明に係るハイブリッド車両の制御装置によれば、その制御対象となるハイブリッド車両は、内燃機関、第1モータジェネレータ、第2モータジェネレータ及び動力分割機構を備える。
動力分割機構は、例えば、第1、第2及び第3回転要素として夫々キャリア、サンギア及びリングギアを有する遊星歯車機構として構成される。このハイブリッド車両は、第1モータジェネレータの回転軸を停止した状態で固定(或いはロック)可能なロック機構(或いは固定手段)を備えている。ロック機構は、例えばドグクラッチ或いは湿式多板クラッチ等から構成され、係合機構及び駆動手段を有している。係合機構は、第1モータジェネレータの回転軸に連結された第1係合要素と、この第1係合要素に係合可能な例えば固定部材に固定された第2係合要素を含んでなる。駆動手段は、例えば電磁アクチュエータ等から構成され、第1及び第2係合要素の少なくとも一方を駆動して、係合機構を係合状態と解放状態との間で切り替えることが可能に構成される。
ロック機構の有する係合機構における第1及び第2係合要素が互いに係合することにより(即ち、係合機構が係合状態となることにより)、第1モータジェネレータの回転軸は停止した状態で固定される(即ち、第1モータジェネレータがロック状態となる)。よって、ロック機構の係合機構が係合状態である(言い換えれば、第1モータジェネレータがロック状態である)場合には、第1モータジェネレータの回転数は「0(ゼロ)」となる。一方、ロック機構の有する係合機構における第1及び第2係合要素が互いに解放される(即ち、互いに係合しない)ことにより(即ち、係合機構が解放状態(或いは非係合状態)となることにより)、第1モータジェネレータの回転軸は回転可能な状態となる(即ち、第1モータジェネレータが非ロック状態となる)。ロック機構は、例えば、ハイブリッド車両の変速モードを無段変速モードと固定変速モードとの間で切り替えるために用いられる。ロック機構の係合機構が解放状態である場合には、第1モータジェネレータの回転数を連続的に変化させることにより内燃機関の機関回転数を連続的に変化させる無段変速モードを実現可能であり、ロック機構の係合機構が係合状態である場合には、内燃機関の機関回転数が、駆動軸(或いは駆動輪)の回転数により一義的に決定される(即ち、変速比が一定となる)固定変速モードを実現可能である。
本発明では、誤係合判定手段は、係合機構が誤係合状態であるか否かを判定する。ここで「誤係合状態」とは、係合機構における第1及び第2係合要素が誤って係合された状態であり、係合機構が、本来、解放状態であるべき(即ち、係合状態であってはならない)にもかかわらず、例えば第1或いは第2係合要素の表面劣化や腐食、或いは係合機構内への異物混入などの不具合に起因して、誤って係合状態となった状態を意味する。
誤係合判定手段は、典型的には、第1モータジェネレータの回転数に基づいて、係合機構が誤係合状態であるか否かを判定する。誤係合判定手段は、例えば、係合機構が解放状態であるべき条件下において、第1モータジェネレータの回転数がゼロである場合には、係合機構が誤係合状態であると判定し、第1モータジェネレータの回転数がゼロとは異なる場合には、係合機構が誤係合状態ではない(即ち、係合機構が解放状態である、つまり、係合機構が正常である)と判定する。
本発明では特に、係合機構が誤係合状態であると誤係合判定手段によって判定された場合には、係合機構を解放状態とするために、係合機構が、ハイブリッド車両のうち少なくとも一部の固有振動周波数に対応する振動周波数で振動するように、内燃機関、第1モータジェネレータ及び駆動手段のうち少なくとも1つを制御する解放制御を行う制御手段を備える。
具体的には、例えば、制御手段は、解放制御として、ハイブリッド車両の一部である係合機構の固有振動周波数に対応する振動周波数で係合機構が振動するように、駆動手段を制御する。この際、例えば、駆動手段が電磁アクチュエータを含んでなる場合には、制御手段は、係合機構の固有振動周波数で電流値が振動する電流を電磁アクチュエータに対して供給することにより、駆動手段を制御する。或いは、例えば、制御手段は、解放制御として、第1モータジェネレータの回転軸に、ハイブリッド車両の一部である第1モータジェネレータのロータの固有振動周波数でトルク振幅が振動するトルクが出力されるように、第1モータジェネレータを制御する。或いは、例えば、制御手段は、解放制御として、内燃機関の機関回転数がハイブリッド車両のうち少なくとも一部の固有振動周波数に一致するように(言い換えれば、内燃機関とハイブリッド車両の少なくとも一部とが共振する共振周波数に一致するように)、内燃機関を制御する。このような制御手段による解放制御によって、係合機構が、ハイブリッド車両のうち少なくとも一部の固有振動周波数に対応する振動周波数で振動する。
よって、制御手段による解放制御によって、誤係合状態である係合機構を解放状態とする(即ち、係合機構の誤係合状態を解消する)ことができる。即ち、本発明では特に、制御手段による解放制御によって、一般的には(或いは通常時には)避けられるべきである、ハイブリッド車両の少なくとも一部の固有振動に対応する振動を、誤係合状態である係合機構に対して一時的に与えることにより、係合機構の誤係合状態を解消することができる。
従って、係合機構が誤係合状態となった場合であっても、解放制御によって誤係合状態を解消して、例えば無段変速モードを実現可能であり、ハイブリッド車両の走行性能の低下を抑制或いは防止できる。
以上説明したように、本発明によれば、係合機構の誤係合状態を解消することができる。
本発明に係るハイブリッド車両の制御装置の一態様では、前記制御手段は、前記解放制御として、前記係合機構が、前記係合機構の固有振動周波数で振動するように、前記駆動手段を制御する。
この態様によれば、駆動手段によって係合機構を直接的に振動させることができ、係合機構の誤係合状態をより確実に解消することが可能となる。
上述した制御手段が駆動手段を制御する態様では、前記駆動手段は、電磁アクチュエータを含んでなり、前記制御手段は、前記解放制御として、前記係合機構の固有振動周波数で電流値が振動する電流を前記電磁アクチュエータに対して供給してもよい。
この場合には、制御手段は、駆動手段に含まれる電磁アクチュエータに供給する電流値を、係合機構の固有振動周波数で増減させることにより、駆動手段を制御する。これにより、係合機構をその固有振動周波数で振動させることができ、係合機構の誤係合状態を解消することができる。
本発明ハイブリッド車両の制御装置の他の態様では、前記制御手段は、前記解放制御として、前記第1モータジェネレータの回転軸に、前記第1モータジェネレータのロータの固有振動周波数でトルク振幅が振動するトルクが出力されるように、前記第1モータジェネレータを制御する。
この態様によれば、第1モータジェネレータの回転軸に連結された第1係合要素を、第1モータジェネレータのロータの固有振動周波数に対応する振動周波数で振動させることができる。よって、係合機構の誤係合状態を解消することができる。
本発明ハイブリッド車両の制御装置の他の態様では、前記制御手段は、前記解放制御として、前記内燃機関の機関回転数が前記ハイブリッド車両のうち少なくとも一部の固有振動周波数に一致するように、前記内燃機関を制御する。
この態様によれば、内燃機関の出力軸に、動力分割機構を介して(より具体的には、第1及び第2回転要素を介して)連結された第1係合要素を、ハイブリッド車両のうち少なくとも一部の固有振動周波数に対応する振動周波数(言い換えれば、内燃機関とハイブリッド車両の少なくとも一部とが共振する共振周波数)で振動させることができる。よって、係合機構の誤係合状態を解消することができる。
本発明の作用及び他の利得は次に説明する発明を実施するための形態から明らかにされる。
第1実施形態に係るハイブリッド車両の制御装置の構成を概念的に示すブロック図である。 ロック機構の構成を概念的に示す模式図である。 解放制御の流れを示すフローチャートである。 係合機構に係合故障が発生している場合の退避走行モードで走行中における、第1モータジェネレータ、エンジン及び駆動軸の動作状態の一例を表す共線を示す共線図である。
以下では、本発明の実施形態について図を参照しつつ説明する。
<第1実施形態>
第1実施形態に係るハイブリッド車両の制御装置の構成について、図1を参照して説明する。
図1は、第1実施形態に係るハイブリッド車両の制御装置の構成を概念的に示すブロック図である。
図1において、本実施形態に係るハイブリッド車両10は、エンジン200、第1モータジェネレータMG1(以下、適宜「MG1」と略称する)、第2モータジェネレータMG2(以下、適宜「MG2」と略称する)、駆動軸50、動力分割機構300、ロック機構400、PCU(Power Control Unit)500、バッテリ600、減速機11、車軸12、駆動輪13、アクセル開度センサ14及びECU100を備えている。
エンジン200は、本発明に係る「内燃機関」の一例たるガソリンエンジンであり、ハイブリッド車両10の主たる動力源として機能するように構成されている。エンジン200の出力軸であるクランクシャフト210は、後述する動力分割機構300のキャリア304に連結されている。尚、本発明における「内燃機関」とは、例えば2サイクル又は4サイクルレシプロエンジン等を含み、少なくとも一の気筒を有し、当該気筒内部の燃焼室において、例えばガソリン、軽油或いはアルコール等の各種燃料を含む混合気が燃焼した際に発生する力を、例えばピストン、コネクティングロッド及びクランクシャフト等の物理的又は機械的な伝達手段を適宜介して動力として取り出すことが可能に構成された機関を包括する概念である。
第1モータジェネレータMG1は、電動発電機であり、エンジン200からトルクの供給を受けてその回転軸が回転することにより、バッテリ600を充電するための、或いは第2モータジェネレータMG2に電力を供給するための発電を主として行うことが可能に構成されている。第1モータジェネレータMG1は、固定部材であるケース(図示省略)に固定されたステータMG1aと、そのステータMG1aの内周側に同軸に配置されたロータMG1bとを備えている。尚、第1モータジェネレータMG1の回転軸MG1s(図2参照)は、ロータMG1bに連結されており、ロータMG1bと共に回転する。
第2モータジェネレータMG2は、電動発電機であり、エンジン200の動力を補助(即ち、アシスト)する電動機として、或いはバッテリ600を充電するための発電機として機能するように構成されている。より具体的には、第2モータジェネレータMG2は、駆動力或いは制動力をアシストする装置であり、駆動力をアシストする場合には、第1モータジェネレータMG1及びバッテリ600の少なくとも一方から電力が供給されて電動機として機能し、制動力をアシストする場合には、ハイブリッド車両10の駆動輪13側から伝達されるトルクによって回転させられて電力を発電する発電機として機能するように構成されている。第2モータジェネレータMG2は、駆動軸50に対し動力を供給することが可能となるように、その回転軸が駆動軸50に連結されている。
駆動軸50は、ハイブリッド車両10の駆動輪(或いは車輪)である駆動輪13に連結される車軸12に、デファレンシャル等の各種減速ギア装置を含む減速機11を介して連結されている。
動力分割機構300は、遊星歯車機構を含んでおり、エンジン200の動力を第1モータジェネレータMG1の回転軸及び駆動軸50に分割或いは分配することが可能に構成されている。より具体的には、動力分割機構300は、外歯歯車のサンギア301と、サンギア301と同心円上に配置された内歯歯車のリングギア302と、サンギア301及びリングギア302に噛合するピニオンギア303と、ピニオンギア303を自転且つ公転自在に保持するキャリア304とを備えており、サンギア301、リングギア302及びキャリア304が3つの回転要素として相互に差動作用を生じるように構成されている。キャリア304には、エンジン200の出力軸であるクランクシャフト210が連結されている。サンギア301には、第1モータジェネレータMG1の回転軸が連結されている。リングギア302には、駆動軸50が連結されている。動力分割機構300は、キャリア304から入力されるエンジン200からの動力を、サンギア301側(即ち、第1モータジェネレータMG1側)とリングギア302側(即ち、駆動軸50側)とにそのギア比に応じて分配する。尚、キャリア304は、本発明に係る「第1回転要素」の一例であり、サンギア301は、本発明に係る「第2回転要素」の一例であり、リングギア302は、本発明に係る「第3回転要素」の一例である。
ロック機構400は、例えばドグクラッチ或いは湿式多板クラッチ等から構成され、第1モータジェネレータMG1の回転軸を停止した状態で機械的に固定すること(即ち、第1モータジェネレータMG1をロックすること)が可能に構成されている。
図2は、ロック機構400の構成を概念的に示す模式図である。
図2において、ロック機構400は、係合機構410及び本発明に係る「駆動手段」の一例としてのアクチュエータ420を有している。係合機構410は、第1モータジェネレータMG1の回転軸MG1sに連結された第1係合部材411と、この第1係合部材411に係合可能な第2係合部材412とを含んでなる。第2係合部材412は、固定部材であるケース430に固定されている。第1係合部材411及び第2係合部材412は、例えば一対のドグ歯或いはクラッチ板等として構成される。アクチュエータ420は、第1係合部材411を駆動可能に構成された電磁アクチュエータであり、ECU100の制御下で電流が供給されることにより、第1係合部材411及び第2係合部材412を互いに係合させることが可能に構成されている。尚、第1係合部材411は、本発明に係る「第1係合要素」の一例であり、第2係合部材412は、本発明に係る「第2係合要素」の一例である。
図1及び図2において、ロック機構400の有する係合機構410における第1係合部材411及び第2係合部材412が互いに係合することにより(即ち、係合機構410が係合状態となることにより)、第1モータジェネレータMG1の回転軸MG1sは停止した状態で固定される(即ち、第1モータジェネレータMG1がロック状態となる)。よって、ロック機構400の係合機構410が係合状態である(言い換えれば、第1モータジェネレータMG1がロック状態である)場合には、第1モータジェネレータMG1の回転数は「0(ゼロ)」となる。一方、ロック機構400の有する係合機構410における第1係合部材411及び第2係合部材412が互いに解放される(即ち、互いに係合しない)ことにより(即ち、係合機構410が解放状態となることにより)、第1モータジェネレータMG1の回転軸MG1sは回転可能な状態となる(即ち、第1モータジェネレータMG1が非ロック状態となる)。ロック機構400は、例えば、ハイブリッド車両10の変速モードを無段変速モードと固定変速モードとの間で切り替えるために用いられる。ロック機構400の係合機構410が解放状態である場合には、第1モータジェネレータMG1の回転数を連続的に変化させることによりエンジン200のエンジン回転数を連続的に変化させる無段変速モードを実現可能であり、ロック機構400の係合機構410が係合状態である場合には、エンジン200のエンジン回転数(即ち、機関回転数)が、駆動軸50(或いは駆動輪13)の回転数により一義的に決定される(即ち、変速比が一定となる)固定変速モードを実現可能である。尚、駆動軸50には、上述したように第2モータジェネレータMG2の回転軸が連結されているので、固定変速モードでは、エンジン200のエンジン回転数は、第2モータジェネレータMG2の回転数により一義的に決定される。
図1において、PCU500は、バッテリ600から取り出した直流電力を交流電流に変換して第1モータジェネレータMG1及び第2モータジェネレータMG2に供給すると共に、第1モータジェネレータMG1及び第2モータジェネレータMG2によって発電された交流電力を直流電力に変換してバッテリ600に供給することが可能に構成されたインバータ等を含み、バッテリ600と各モータジェネレータとの間の電力の入出力を個別に制御することが可能に構成された制御ユニットである。PCU500は、ECU100と電気的に接続されており、ECU100によってその動作が制御される構成となっている。
バッテリ600は、第1モータジェネレータMG1及び第2モータジェネレータMG2に電力を供給する電力供給源として機能することが可能に構成された充電可能な蓄電池である。
アクセル開度センサ14は、ハイブリッド車両10のアクセルペダル(不図示)の操作量たるアクセル開度を検出することが可能に構成されたセンサである。アクセル開度センサ14は、ECU100と電気的に接続されており、検出されたアクセル開度は、ECU100によって一定又は不定の周期で把握される構成となっている。
ECU100は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)等を備え、ハイブリッド車両10の動作全体を制御することが可能に構成された電子制御ユニットであり、本発明に係る「ハイブリッド車両の制御装置」の一例である。
ECU100は、アクセル開度センサ14によって検出されたアクセル開度に応じて定められる目標駆動トルク及び駆動軸50の回転数である駆動軸回転数に応じて、走行モード(或いは変速モード)を、例えば、「EV走行モード」、「無段変速モード」及び「固定変速モード」のいずれにするかを決定する。
ECU100は、走行モードを「EV走行モード」に設定した場合には、ハイブリッド車両10が、第2モータジェネレータMG2からの駆動力のみで走行するEV(Electric Vehicle)走行を行うように、エンジン200、ロック機構400及びPCU500を制御する。ECU100は、走行モードを「EV走行モード」に設定した場合には、第1モータジェネレータMG1がロックされないように(即ち、ロック機構400が解放状態となるように)、ロック機構400を制御する。
ECU100は、走行モードを「無段変速モード」に設定した場合には、ハイブリッド車両10が、エンジン200から動力分割機構300を介して駆動軸50に出力される駆動力と第2モータジェネレータMG2から駆動軸50に出力される駆動力とで走行する電気CVT(Continuously Variable Transmission)走行を行うように、エンジン200、ロック機構400及びPCU500を制御する。ECU100は、走行モードを「無段変速モード」に設定した場合には、エンジン200からの動力が第1モータジェネレータMG1及び駆動軸50に分配されて、第1モータジェネレータMG1で発電が行われると共に第2モータジェネレータMG2からの駆動力が駆動軸50に出力されるように、エンジン200、ロック機構400及びPCU500を制御する。
ECU100は、走行モードを「固定変速モード」に設定した場合には、ハイブリッド車両10が、エンジン200からの駆動力のみで走行するように、エンジン200、ロック機構400及びPCU500を制御する。具体的には、ECU100は、走行モードを「固定変速モード」に設定した場合には、第1モータジェネレータMG1がロックされるように(即ち、ロック機構400が係合状態となるように)、ロック機構400を制御する。
図1において、本実施形態では特に、ECU100は、係合故障判定部110及び解放制御部120を備えている。
係合故障判定部110は、本発明に係る「誤係合判定手段」の一例であり、ロック機構400の係合機構410が誤係合状態であるか否か(言い換えれば、係合機構410に係合故障が発生しているか否か)を判定する係合故障判定処理を行うことが可能に構成されている。
ここで「誤係合状態」とは、図2を参照して上述したロック機構400の係合機構410における第1係合部材411及び第2係合部材412が誤って係合された状態であり、係合機構410が、本来、解放状態であるべき(即ち、係合状態であってはならない)にもかかわらず、例えば第1係合部材411或いは第2係合部材412の表面劣化や腐食、或いは係合機構410内への異物混入などの不具合に起因して、誤って係合状態となった状態を意味する。
より具体的には、係合故障判定部110は、第1モータジェネレータMG1の回転数に基づいて、係合機構410が誤係合状態であるか否かを判定する。係合故障判定部110は、例えば、係合機構410が解放状態であるべき条件下(例えば、ECU100によって走行モードが「無段変速モード」に設定される場合)において、第1モータジェネレータMG1の回転数がゼロである場合には、係合機構410が誤係合状態であると判定し、第1モータジェネレータMG1の回転数がゼロとは異なる場合には、係合機構410が誤係合状態ではない(即ち、係合機構410が解放状態である、つまり、係合機構410が正常である)と判定する。
解放制御部120は、本発明に係る「制御手段」の一例であり、係合機構410が誤係合状態である(即ち、係合機構410に係合故障が発生している)と係合故障判定部110によって判定された場合には、係合機構410を解放状態とするために、係合機構410が、ハイブリッド車両10のうち少なくとも一部の固有振動周波数に対応する振動周波数で振動するように、エンジン200、第1モータジェネレータMG1及びアクチュエータ420のうち少なくとも1つを制御する解放制御(即ち、後述する第1、第2及び第3の解放制御)を行うことが可能に構成されている。
具体的には、解放制御部120は、第1の解放制御として、係合機構410の固有振動周波数に対応する振動周波数で係合機構410が振動するように、アクチュエータ420を制御することが可能に構成されている。第1の解放制御では、解放制御部120は、係合機構410の固有振動周波数で電流値が振動する電流をアクチュエータ420に対して供給することにより、アクチュエータ420を制御する。また、解放制御部120は、第2の解放制御として、第1モータジェネレータMG1の回転軸MG1sに、第1モータジェネレータMG1のロータMG1bの固有振動周波数でトルク振幅が振動するトルクが出力されるように、第1モータジェネレータMG1を制御することが可能に構成されている。また、解放制御部120は、第3の解放制御として、エンジン200のエンジン回転数がハイブリッド車両10のうち少なくとも一部の固有振動周波数に一致するように(言い換えれば、エンジン200とハイブリッド車両10の少なくとも一部とが共振する共振周波数に一致するように)、エンジン200を制御することが可能に構成されている。
次に、本実施形態に係るハイブリッド車両の制御装置による解放制御について、図3を参照して説明する。
図3は、解放制御の流れを示すフローチャートである。
図3において、先ず、係合機構410に係合故障が発生している(即ち、係合機410が誤係合状態である)か否かが、係合故障判定部110によって判定される(ステップS10)。
係合機構410に係合故障が発生していないと判定された場合には(ステップS10:No)、所定期間の後、再び、係合機構410に係合故障が発生しているか否かが係合故障判定部110によって判定される(ステップS10)。
一方、係合機構410に係合故障が発生していると判定された場合には(ステップS10:Yes)、ECU100は、ハイブリッド車両10の走行モードを例えば「無段変速モード」から「退避走行モード」へ移行させる(ステップS20)。
図4は、係合機構410に係合故障が発生している場合の退避走行モードで走行中における、第1モータジェネレータMG1、エンジン200及び駆動軸50(一義的に第2モータジェネレータMG2或いは駆動輪13)の動作状態の一例を表す共線A1を示す共線図である。尚、図4の縦軸は回転数を示している。図4において、一の動作点mi(但し、iは自然数)には、第1モータジェネレータMG1、エンジン200及び駆動軸50のいずれかについての一の回転数が対応している。
図4において、共線A1に示されるように、係合機構410に係合故障が発生している場合には、第1モータジェネレータMG1の動作点は、回転数がゼロである動作点m1に固定される。また、この場合における退避走行モードでは、駆動軸50には第2モータジェネレータMG2からのトルクが出力され、駆動軸50の動作点は動作点m2となり、エンジン200の動作点は動作点m3となる。このような退避走行モードでは、駆動軸50(一義的に駆動輪13)に出力可能な駆動力或いは車両速度が、例えば無段変速モードよりも低下してしまうおそれがある。この結果、例えばハイブリッド車両10の走行可能距離や登坂能力の低下など、ハイブリッド車両10の走行性能の低下が生じ得る。
再び図3において、ハイブリッド車両10の走行モードが退避走行モードに移行された後に、解放制御を実行可能か否かがECU100によって判定される(ステップS30)。具体的には、ECU100は、例えば、解放制御を実行することによりハイブリッド車両10の安定性を損なうおそれがある所定の条件を満たすか否かを判定することで、解放制御を実行可能か否かを判定する。例えば、ECU100は、ハイブリッド車両10の車両速度が例えば時速60km以上である場合には、解放制御を実行することによりハイブリッド車両10の安定性を損なうおそれがあるとして、解放制御を実行可能でない(即ち、解放制御を実行不可能である)と判定し、ハイブリッド車両10の車両速度が例えば時速60km未満である場合には、解放制御を実行してもハイブリッド車両10の安定性を損なうおそれがないとして、解放制御を実行可能であると判定する。尚、係合機構410に係合故障が発生している場合におけるハイブリッド車両10の停車中には、エンジン200を回転させることができないため、ECU100は、ハイブリッド車両10が停車中である場合には、解放制御を実行不可能であると判定してもよい。
解放制御を実行不可能であると判定された場合には(ステップS30:No)、解放制御を実行することなく、係合機構410の係合故障が解消されたか否かが係合故障判定部110によって判定される(ステップS60)。
一方、解放制御を実行可能であると判定された場合には(ステップS30:Yes)、解放制御を実行した回数を示すカウンタが基準値N1(例えばN1=8)以下か否かがECU100によって判定される(ステップS40)。
このカウンタが基準値N1以下でない(即ち、基準値N1よりも大きい)と判定された場合には(ステップS40:No)、解放制御を実行することなく、係合機構410の係合故障が解消されたか否かが係合故障判定部110によって判定される(ステップS60)。
ここで、基準値N1は、所定期間において解放制御を実行可能な最大の回数として予め設定される。解放制御は、一般的には(或いは通常時には)避けられるべきである、ハイブリッド車両10の少なくとも一部の固有振動に対応する振動を発生させるので、解放制御を実行する回数を基準値N1以下に制限することにより、解放制御に伴う振動によって運転者に無駄な不快感を与えてしまうことを低減できる。
尚、解放制御の実行の制限(或いは禁止)は、例えば、前回の解放制御の実施時からの時間に基づいて行ってもよい。例えば、前回の解放制御の実施時から所定時間(例えば1時間)以内では、解放制御の実施を禁止するようにしてもよい。或いは、例えば、ハイブリッド車両10の1回の走行(例えばレディオンからオフまで)における、解放制御の実施回数を所定回数(例えば1回)に制限してもよい。
一方、このカウンタが基準値N1以下であると判定された場合には(ステップS40:Yes)、カウンタに+1がECU100によって加算されると共に、解放制御が解放制御部120によって実行される(ステップS50)。解放制御部120は、解放制御として、以下の第1、第2及び第3の解放制御を、単独で或いは少なくとも2つを組み合わせて同時に実行する。
第1の解放制御では、解放制御部120は、係合機構410の固有振動周波数に対応する振動周波数で係合機構410が振動するように、アクチュエータ420を制御する。より具体的には、解放制御部120は、係合機構410の固有振動周波数で電流値が振動する電流をアクチュエータ420に対して供給することにより、アクチュエータ420を制御する。
第2の解放制御では、解放制御部120は、第1モータジェネレータMG1の回転軸MG1sに、第1モータジェネレータMG1のロータMG1bの固有振動周波数でトルク振幅が振動するトルクが出力されるように、第1モータジェネレータMG1を制御する。
第3の解放制御では、解放制御部120は、エンジン200のエンジン回転数がハイブリッド車両10のうち少なくとも一部の固有振動周波数に一致するように(言い換えれば、エンジン200とハイブリッド車両10の少なくとも一部とが共振する共振周波数に一致するように)、エンジン200を制御する。つまり、第3の解放制御では、解放制御部120は、エンジン200のエンジン回転数を共振帯で維持するように、エンジン200を制御する。
このような解放制御部120による解放制御の実行によって、係合機構410が、ハイブリッド車両10のうち少なくとも一部の固有振動周波数に対応する振動周波数で振動する。よって、解放制御部120による解放制御によって、誤係合状態である係合機構410を解放状態とする(即ち、係合機構410の誤係合状態を解消する)ことができる。即ち、本実施形態では特に、解放制御部120による解放制御によって、一般的には避けられるべきである、ハイブリッド車両10の少なくとも一部の固有振動に対応する振動を、誤係合状態である係合機構410に対して一時的に与えることにより、係合機構410の誤係合状態を解消することができる。
尚、上述した第1、第2及び第3の解放制御のいずれを実行するかについては、例えば、エンジン200が始動できない停車時には、第1及び第2の解放制御を実行し、エンジン200が始動可能な走行時には第3の解放制御を実行するようにしてもよい。或いは、例えば、先ず、第1の解放制御を実行した後、効果がなければ(即ち、係合機構410の誤係合状態を解消することができなければ)、第2の解放制御を実行するようにしてもよい。更に、第2の解放制御を実行した後、効果がなければ、第1及び第2の解放制御を組み合わせて同時に実行するようにしてもよい。この後、効果が得られるまで(即ち、係合機構410の誤係合状態を解消することができるまで)、例えば、第3の解放制御を単独で実行し、その後、第1及び第3の解放制御を組み合わせて同時に実行し、その後、第2及び第3の解放制御を組み合わせて同時に実行し、その後、第1、第2及び第3の解放制御を組み合わせて同時に実行してもよい。このように、効果が得られるまで、発生する振動が小さい順に第1、第2及び第3の解放制御の組み合わせを変えつつ実行することで、運転者に振動による不快感を殆ど或いは全く与えることなく、係合機構410の誤係合状態を解消することができる。
図3において、解放制御部120による解放制御の実行(ステップS50)の後には、係合機構410の係合故障が解消されたか否かが係合故障判定部110によって判定される(ステップS60)。即ち、係合故障判定部110は、係合機構410が誤係合状態であるか否かを判定する。具体的には、係合故障判定部110は、第1モータジェネレータMG1の回転数に基づいて、係合機構410が誤係合状態であるか否かを判定する。係合故障判定部110は、第1モータジェネレータMG1の回転数がゼロのままである場合には、係合機構410の係合故障が解消されていない(係合機構410が誤係合状態である)と判定し、第1モータジェネレータMG1の回転数がゼロとは異なる場合には、係合機構410の係合故障が解消された(係合機構410が誤係合状態ではない)と判定する。
係合故障が解消されていないと判定された場合には(ステップS60:No)、再び、解放制御が実行可能か否かが判定される(ステップS30)。
一方、係合故障が解消されたと判定された場合には(ステップS60:Yes)、ECU100は、ハイブリッド車両10の走行モードにおいて、「退避走行モード」を解除する(ステップS70)。即ち、ECU100は、ハイブリッド車両10の走行モードを退避走行モードから例えば無段変速モードに切り替える。このように、本実施形態によれば、係合機構410に係合故障が発生した(即ち、係合機構410が誤係合状態となった)場合であっても、解放制御によって誤係合状態を解消して、例えば無段変速モードを実現可能であり、退避走行モードで走行することによるハイブリッド車両10の走行性能の低下を抑制或いは防止できる。
以上説明したように、本実施形態によれば、解放制御部120による解放制御によって係合機構410の誤係合状態を解消することができる。
本発明は、上述した実施形態に限られるものではなく、請求の範囲及び明細書全体から読み取れる発明の要旨或いは思想に反しない範囲で適宜変更可能であり、そのような変更を伴うハイブリッド車両の制御装置もまた本発明の技術的範囲に含まれるものである。
10…ハイブリッド車両、13…駆動輪、50…駆動軸、100…ECU、110…係合故障判定部、120…解放制御部、200…エンジン、300…動力分割機構、400…ロック機構、410…係合機構、411…第1係合部材、412…第2係合部材、420…アクチュエータ、MG1…第1モータジェネレータ、MG2…第2モータジェネレータ

Claims (5)

  1. 内燃機関と、
    第1モータジェネレータと、
    第2モータジェネレータと、
    相互に差動回転可能に構成された、前記内燃機関の出力軸に連結される第1回転要素、前記第1モータジェネレータの回転軸に連結される第2回転要素、及び駆動輪に連結された駆動軸と前記第2モータジェネレータの回転軸に連結される第3回転要素を有する動力分割機構と、
    前記第1モータジェネレータの回転軸に連結された第1係合要素及び該第1係合要素に係合可能な第2係合要素を含む係合機構、及び該係合機構を、前記第1及び第2係合要素が互いに係合された係合状態と前記第1及び第2係合要素が互いに解放された解放状態との間で切り替えるために、前記第1及び第2係合要素の少なくとも一方を駆動する駆動手段を有し、前記係合機構を前記係合状態とすることにより前記第1モータジェネレータの回転軸を停止した状態で固定可能なロック機構と
    を備えるハイブリッド車両を制御するハイブリッド車両の制御装置であって、
    前記係合機構が、前記第1及び第2係合要素が誤って係合された誤係合状態であるか否かを判定する誤係合判定手段と、
    前記誤係合判定手段によって前記誤係合状態であると判定された場合には、前記係合機構を前記解放状態とするために、前記係合機構が、前記ハイブリッド車両のうち少なくとも一部の固有振動周波数に対応する振動周波数で振動するように、前記内燃機関、前記第1モータジェネレータ及び前記駆動手段のうち少なくとも1つを制御する解放制御を行う制御手段と
    を備えることを特徴とするハイブリッド車両の制御装置。
  2. 前記制御手段は、前記解放制御として、前記係合機構が、前記係合機構の固有振動周波数で振動するように、前記駆動手段を制御する請求項1に記載のハイブリッド車両の制御装置。
  3. 前記駆動手段は、電磁アクチュエータを含んでなり、
    前記制御手段は、前記解放制御として、前記係合機構の固有振動周波数で電流値が振動する電流を前記電磁アクチュエータに対して供給する請求項2に記載のハイブリッド車両の制御装置。
  4. 前記制御手段は、前記解放制御として、前記第1モータジェネレータの回転軸に、前記第1モータジェネレータのロータの固有振動周波数でトルク振幅が振動するトルクが出力されるように、前記第1モータジェネレータを制御する請求項1から3のいずれか一項に記載のハイブリッド車両の制御装置。
  5. 前記制御手段は、前記解放制御として、前記内燃機関の機関回転数が前記ハイブリッド車両のうち少なくとも一部の固有振動周波数に一致するように、前記内燃機関を制御する請求項1から4のいずれか一項に記載のハイブリッド車両の制御装置。
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