JP5227627B2 - インバータシステム - Google Patents

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Description

本発明は、個別に運転および保護ができる単相インバータ装置を少なくとも4台備え、これらの単相インバータ装置の交流出力を多相電動機に供給して多相電動機を駆動するインバータシステムに関する。
従来、1台のインバータが直流短絡故障しても、他の健全なインバータにより運転継続可能なインバータシステムとして、特許文献1に記載されたものがある。
特許文献1は共通の直流電源から給電される複数台のインバータ装置からなるインバータグループを複数組有し、その複数組のインバータグループの少なくとも1組が運転停止しても、負荷例えば多相電動機を縮退運転することが可能なインバータシステムにおいて、インバータグループの各々の直流入力部に一括して直流リアトルを設けたものである。
この特許文献1は、インバータ装置の一つに直流短絡事故が発生すると、直流短絡事故が発生したインバータ装置と同じインバータグループに属するインバータ装置は、過電流によって入力スイッチが開路されて運転停止するが、直流短絡事故とは関係がないインバータ装置は過電流レベルに到達する前に前記入力スイッチの開路によって電流が減少するので、運転停止することはない。従って、多相電動機の入力相のうち、直流短絡事故に関係する相は停止するが、他の相は健全であるため、電動機の出力を例えば半分に低減すれば多相電動機は縮退運転による運転継続可能になる。
特許文献2は単位インバータを複数台並列駆動して共通の交流電動機を駆動する電力変換装置において、1台単位インバータが何らかの原因で故障したとき、この故障した単位インバータを切り離して、他の健全なインバータを用いて電力変換装置の運転継続ができるようにしたものであって、何れかの単位インバータの運転中に直流電圧が低下して所定値以下となったとき、全ての単位インバータをゲートブロックし、所定時間後、直流電圧が低下した当該インバータを切り離し手段により駆動系から切り離し、当該単位インバータを除く他の単位インバータのゲートブロックを解除して再起動することで、電力変換装置の運転継続を行うものである。
特許文献3には、PMモータ(永久磁石モータ)を駆動するインバータシステムの停止対策としてリトライ機能が記載されている。このリトライ機能は、インバータ装置で過電流等の故障を検出して停止した際に故障リセットを行い、故障を継続して検出しなければリトライ動作によりインバータ装置を自動的に再起動し、インバータシステムの停止を回避するものである。
特開2007−181331 特開2007−202299 特開平5−344787号公報
しかしながら、前述の特許文献3のリトライ機能では、インバータ装置内でスイッチング素子破損等の永久的な故障が発生した場合には再起動できず、インバータシステムは停止してしまう。そのため、特許文献3のインバータシステムは故障発生時に電動機の軸出力を下げてでもなるべく運転を停止せずに運転継続が要求される、前述の特許文献1、2等の多相電動機には不向きである。
本発明は、多相電動機の運転の継続性が向上するインバータシステムを提供することを目的とする。
前記目的を達成するため、請求項1に対応する発明は、個別に運転および保護ができる単相インバータ装置を少なくとも4台備え、少なくとも4相の多相電動機を駆動し、前記単相インバータ装置の故障状態を監視し、前記多相電動機を制御する監視制御装置を備えたインバータシステムにおいて、前記監視制御装置は、前記多相電動機の全相数をM、前記多相電動機の特性により決定されるものであって前記少なくとも4相のうちの何相かを減らした状態で前記多相電動機を駆動できる減相許容相数をP、前記単相インバータ装置の故障停止台数をNとしたとき、前記インバータ装置においてある任意の相で故障が発生したとき前記故障停止台数Nに応じて、0<N≦P<Mの条件を満足するかどうかを判断し、前記条件を満足する場合は前記インバータ装置のうちの健全なものを用いて前記多相電動機を減相したまま継続運転し、前記条件を満足せず、0<P<N<Mの場合は前記全インバータ装置の運転停止を行い、前記故障した前記インバータ装置の故障リセットを行なって、リセット可能な前記インバータ装置を再度運転し、前記故障停止台数NをN1と減らすことで、0≦N1≦Pになれば健全な前記インバータ装置を用いて前記多相電動機を継続運転し、また前記故障停止台数NをN1と減らしても、0<P<N1のままであれば前記全てのインバータ装置を停止して前記多相電動機を停止するように構成し、かつ前記インバータ装置の故障リセットを行った後の故障停止台数N1により軸出力の上限を制限するように構成したことを特徴とするインバータシステムである。
本発明によれば、多相電動機の運転の継続性が向上するインバータシステムを提供できる。
以下、本発明に係る実施形態について、図面を参照して説明する。図1は、本発明のインバータシステムを説明するための概略構成図である。多相電動機1、直流電源2、監視制御装置3、少なくとも4台ここでは5台のインバータ装置10、20、30、40、50で構成される。多相電動機の相数は5相として説明するが、4相以上の任意相数の場合でも同様に適用可能となる。
インバータ装置10は、インバータ装置本体11と、インバータ装置本体11に並列接続したコンデンサ12と、インバータ装置本体11に直列接続した電流検出器13及び入力スイッチ14とで構成されている。インバータ装置20、30、40、50も、インバータ装置10も同様に、それぞれインバータ装置本体21、31、41、51と、コンデンサ22、32、42、52と、電流検出器23、33、43、53と、入力スイッチ24、34、44、54とで構成されている。
インバータ装置10、20、30、40、50は、直流電源2から供給された直流電力を交流電力に変換し、多相電動機1を駆動する。監視制御装置3は、各インバータ装置10、20、30、40、50の故障状態を監視し、各インバータ装置10、20、30、40、50の運転指令を行う。インバータ装置10、20、30、40、50および監視制御装置3によりインバータシステム4を構成し、外部よりインバータシステム4の運転指令を行う。
インバータ装置10は電圧型インバータであり、コンデンサ12にて直流電圧を平滑化し、ブリッジ回路を含むインバータ装置本体11にて多相電動機1の回転角度に応じた位相の交流電圧に変換するものであり、インバータ装置20、30、40、50も同様にコンデンサ22、32、42、52にて各々直流電圧を平滑化し、ブリッジ回路を含むインバータ装置本体21、31、41、51にて各々多相電動機1の回転角度に応じた位相の交流電圧に変換するものである。
電流検出器13はインバータ装置10の入力電流を検出するものであり、電流検出器23、33、43、53も同様であり、インバータ装置20、30、40、50の各々入力電流を検出するものである。入力スイッチ14は遮断機能を持つヒューズ等の機器で構成され、過電流を検出した場合、保護動作により入力スイッチ14を遮断し、インバータ装置10は故障状態となって自身の運転を停止するものであり、入力スイッチ24、34、44、54も同様であり、遮断機能を持つヒューズ等の機器で構成され、過電流を検出した場合、保護動作により入力スイッチ24、34、44、54を各々遮断し、インバータ装置20、30、40、50はいずれも故障状態となって自身の運転を停止するものである。
ここで、本発明の第1の実施形態の監視制御装置3について、図2のフロー図を参照して説明する。本フロー図はインバータシステム4が起動している間は繰返し実行され、ENDまで行くと再びSTARTに戻る。いま、多相電動機1の全相数をM、運転するインバータ装置を減らした状態で多相電動機1を駆動できる減相許容相数をP、インバータ装置の故障停止台数をNとする。
個別に運転および保護ができる単相インバータ装置を少なくとも4台備え、少なくとも4相の多相電動機を駆動し、前記単相インバータ装置の故障状態を監視し、前記多相電動機を制御する監視制御装置を備えたインバータシステムにおいて、
監視制御装置3は、多相電動機1の全相数をM、多相電動機1の特性により決定されるものであって少なくとも4相のうちの何相かを減らした状態で多相電動機1を駆動できる減相許容相数をP、単相インバータ装置の故障停止台数をNとしたとき、インバータ装置においてある任意の相で故障が発生したとき故障停止台数Nに応じて、0<N≦P<Mの条件を満足するかどうかを判断し、前記条件を満足する場合はインバータ装置のうちの健全なものを用いて多相電動機1を減相したまま継続運転し、条件を満足せず、0<P<N<Mの場合は全インバータ装置の運転停止を行い、多相電動機1を停止させるように構成したものである。
ここで、多相電動機は全相のインバータ装置で駆動しなくても、電動機の軸出力を下げれば、一定相数以下のインバータ装置を停止した減相状態で、電動機を駆動することができるという特性を有する。
ただし、1≦P<Mの関係にあり、Pは多相電動機1の特性により決定される値である。
外部から運転指令が入力され、運転指令が入力中かどうかが判断され(S1)、運転指令が入力中の場合にはインバータ装置の故障停止台数Nが0かどうかが判断される(S2)。この判断処理ステップS2において、故障停止台数Nが0と判断されると、全インバータ装置に運転指令に与え(S3)、多相電動機1を駆動する。
なお、判断処理ステップS1において、運転指令中でないと判断すると、全インバータ装置の運転停止を行う(S11)。
判断処理ステップS2において、故障停止台数Nが0でないと判断されると、故障停止台数N≦Pの条件を満足するかどうかを判断し(S41)、この条件を満足すると判断すると、故障停止台数Nに応じた多相電動機1の軸出力の制限を行い(S51)、その後健全なインバータ装置に運転指令を与え(S6)、多相電動機1を駆動する。
このように判断処理ステップ41において故障停止台数N≦Pの条件を満足すると判断した場合には、多相電動機1の軸出力の制限を行い、その後健全なインバータ装置に運転指令を与えことで、多相電動機1の運転の継続性が向上する。
なお、判断処理ステップ41において故障停止台数N≦Pの条件を満足しない場合、すなわちP<Nの場合には、全インバータ装置10、20、30、40、50の運転停止とする(S71)ため、インバータシステム4は停止状態となり、多相電動機1はフリーラン停止する。
図2のフロー図における、インバータ装置10、20、30、40、50の故障停止としては、直流短絡故障が発生した場合を例にして説明する。インバータ装置20、30、40、50で直流短絡故障が発生した場合である。例えば、インバータ装置本体11にて直流短絡故障が発生したとき、他相の健全なインバータ装置20、30、40,50内の各コンデンサおよび直流電源2からインバータ装置本体11に向けて短絡電流が流れる。
インバータ装置10は入力スイッチ14を遮断することで短絡電流を遮断し、インバータ装置10は故障状態となって停止する。他相の健全なインバータ装置20、30、40、50は、コンデンサから流出する短絡電流の大きさにより過電流を検出する場合と検出しない場合がある。過電流を検出したインバータ装置は、入力スイッチを遮断し、故障状態となって停止する。故障停止台数N≦減相許容相数Pの場合は、過電流を検出しなかった健全なインバータ装置は運転継続する。P<Nの場合は、全インバータ装置10、20、30、40、50を停止するため、インバータシステム4は停止状態となる。
このように、ある任意の相のインバータ装置内でスイッチング素子破損などの直流短絡故障が発生したとき、他相の健全なインバータ装置も過電流を検出して運転停止となり、インバータシステムが停止してしまう場合がある。
第2の実施形態は、これを改善することができる。以下、第2の実施形態の監視制御装置3を図3のフロー図及び図4のリトライ機能による動作を説明するためのタイミング図を参照して説明する。
本実施形態のインバータシステム4は、個別に運転および保護ができる単相インバータ装置を少なくとも4台、ここでは5台10、20、30、40、50と、少なくとも4相、ここでは5相の多相電動機1を駆動し、各単相インバータ装置10、20、30、40、50の故障状態を監視し、多相電動機1を制御する監視制御装置3を備えている。
監視制御装置3は、多相電動機1の全相数をM、少なくとも4相例えば5相のうちの何相を減らして運転できる減相許容相数をP、インバータ装置10、20、30、40、50の故障停止台数をNとしたとき、インバータ装置10、20、30、40、50においてある任意の相で故障が発生したとき故障停止台数Nに応じて、0<N≦P<Mの条件を満足するかどうかを判断し、この条件を満足する場合はインバータ装置10、20、30、40、50のうちの健全なものを用いて多相電動機1を減相したまま継続運転し、前記条件を満足せず、0<P<N<Mの場合はインバータ装置10、20、30、40、50の故障リセットを行なって、リセット可能なインバータ装置10、20、30、40、50を再度運転し、故障停止台数NをN1と減らすことにより、0≦N1≦Pになれば健全な前記インバータ装置10、20、30、40、50を用いて多相電動機1を継続運転し、また故障停止台数NをN1と減らしても、0<P<N1のままであれば全てのインバータ装置10、20、30、40、50を停止して多相電動機1を停止するように構成したものである。
図3のフロー図は、図2と同様にインバータシステムが起動している間は繰返し実行され、ENDまで行くと再びSTARTに戻る。本実施形態にあっては多相電動機1は全相のインバータ装置で駆動しなくても、多相電動機1の軸出力を下げれば、インバータ装置が減相状態でも、多相電動機1を駆動することができるという特性を活かすことができる。
以下これについて説明する。多相電動機1の全相数をM、運転するインバータ装置10、20、30、40、50を減らした状態で多相電動機1を駆動できる減相許容相数をP、インバータ装置10、20、30、40、50の故障停止台数をN、リトライ機能を動作させる上限回数をLとする。
減相許容相数Pは多相電動機の特性により決定される値で、例えば振動を考慮、具体的には相数が少なくなることに伴って振動が多くなることを考慮またはアプリケーションに応じて決定される。
また、リトライ機能が繰返し動作してもインバータシステム4が停止状態のままで無限に故障リセットし続けるのを防止するために上限回数Lを設けている。
外部から運転指令が入力中かどうかが判断され(S1)、運転指令が入力中でない場合には全インバータ装置10、20、30、40、50に対して運転停止を実施する(S11)。
判断処理ステップ(S1)において、運転指令が入力中の場合には故障停止台数Nが0かどうかが判断され(S2)、故障停止台数Nが0の場合には、全インバータ装置10、20、30、40、50に対して運転指令を与え(S3)、多相電動機1を駆動する。
判断処理S2において、故障停止台数Nが0でない場合には、故障停止台数N≦減相許容相数Pの条件を満足するかどうかが判断され(S4)、同条件を満足する場合には故障停止台数Nに応じた多相電動機1の軸出力の制限を行う(S5)。この後、健全なインバータ装置に対して運転指令を与える(S6)。
判断処理ステップ(S4)において、故障停止台数N≦減相許容相数Pの条件を満足しないと判断した場合には、全インバータ装置10、20、30、40、50の運転停止を実行すると共に、故障のインバータ装置のリセットを行う(S7)。この後、本発明の重要なリトライ機能を実施する[(S8)、(S9)、(S10)]。
以下、このリトライ機能について説明する。処理ステップS7の後に、リトライの回数がL回目かどうか判断され(S8)、L回目でない場合にはインバータ装置10の故障リセットを実施し(S9)、その後リトライ回数をカウントし(S10)、ENDかSTARTに進む。なお、判断処理ステップS8において、L回目と判断すると、ENDかSTARTに進む。
インバータ装置10、20、30、40、50のうちで例えばインバータ装置10で故障が発生したとき、判断処理ステップ(S4)において、0<N≦Pと判断した場合は、多相電動機1の軸出力を制限した範囲で健全なインバータ装置20、30、40、50に運転指令を与えて、多相電動機1の駆動を継続する。判断処理ステップ(S4)において、P<Nと判断した場合は、一旦インバータ装置20、30、40、50は停止するが、その直後にリトライ機能が動作する。
いま、インバータ装置10にて直流短絡故障が発生した場合を例にして説明するが、インバータ装置20、30、40、50で直流短絡故障が発生した場合も同一動作のため説明を省略する。
インバータ装置本体11にて直流短絡故障が発生したとき、他相の健全なインバータ装置20、30、40、50内の各コンデンサおよび直流電源2からインバータ装置本体11に向けて短絡電流が流れる。インバータ装置10は入力スイッチ14を遮断することで短絡電流を遮断し、インバータ装置10は故障状態となって停止する。他相の健全なインバータ装置20、30、40、50は、コンデンサから流出する短絡電流の大きさにより過電流を検出する場合と検出しない場合がある。過電流を検出したインバータ装置は、入力スイッチを遮断し、故障状態となって停止する。
判断処理ステップ(S4)において、故障停止台数N≦減相許容相数Pと判断した場合は、過電流を検出しなかった健全なインバータ装置は運転継続する。また、判断処理ステップ(S4)において、P<Nと判断した場合は、全インバータ装置10、20、30、40、50を停止し、一旦停止状態となり、多相電動機1はフリーランとする。
全インバータ装置10、20、30、40、50が停止したため、リトライ機能が動作し、全インバータ装置10、20、30、40、50の故障リセットを行う。
インバータ装置10は故障を継続するが、インバータ装置20、30、40、50は故障状態から健全状態に復帰し、故障停止台数はN→N1になる。この場合、判断処理ステップ(S4)において、故障停止台数N1≦減相許容相数Pとなるため、健全なインバータ装置20、30、40、50は再起動し、インバータシステム4は運転状態となり、多相電動機1を減相状態で運転する。もし、複数のインバータ装置にてヒューズ溶断のような永久的な故障が発生し、判断処理ステップ(S4)において、減相許容相数P<故障停止台数N1のままであれば、リトライ機能を止めて、停止する。
減相状態では多相電動機1は定格軸出力を出せないため、故障停止台数Nあるいは故障リセット後の故障停止台数N1に応じて軸出力の上限を制限する。電動機1の適用先が速度の2乗トルク負荷のような場合、故障停止台数Nあるいは故障リセット後の故障停止台数N1に応じて回転数の上限を制限する。
前述のリトライ機能による再起動の動作のタイミング図を図4に示す。インバータ装置10において直流短絡故障が発生した直後にインバータ装置10、20、30、40、50は運転停止となり、多相電動機1がフリーランとなるため回転速度が低下する。その後、インバータ装置の故障リセットが行われ、リトライ機能が動作することで、インバータ装置20、30、40、50が再起動して、電動機1は軸出力が制限された状態で運転可能な速度まで復帰する。
以上述べた第2の実施形態によれば、ある任意の相のインバータ装置内でスイッチング素子破損などの直流短絡故障が発生し、他相の健全なインバータ装置も過電流を検出してインバータシステムが運転停止となったとき、再起動可能なインバータ装置を用いて多相電動機1を継続運転することができる。
(変形例)
本実施形態では多相電動機1の相数を5相で表記しているが、これに限らず5相以外の4相以上の任意相数の多相電動機1においても同様の効果が得られる。
また、本実施形態ではリトライ機能が動作した際、全ての健全なインバータ装置で再起動しているが、多相電動機を駆動できる最小相数以上のインバータ装置で再起動しても同様の効果が得られる。
さらに、本実施形態の多相電動機は界磁方式を問わず、永久磁石方式であっても直流励磁方式であっても同様の効果が得られる。
本発明のインバータシステムの実施形態を説明するための概略構成図。 本発明の第1の実施形態における監視制御装置における動作処理内容を説明するためのフロー図。 本発明の第2の実施形態における監視制御装置における動作処理内容を説明するためのフロー図。 図3のリトライ機能による動作を説明するタイミング図。
符号の説明
1…多相電動機、2…直流電源、3…監視制御装置、4…インバータシステム、10、20、30、40、50…インバータ装置、11、21、31、41、51…インバータ装置本体、12、22、32、42、52…コンデンサ、13、23、33、43、53…電流検出器、14、24、34、44、54…入力スイッチ。

Claims (1)

  1. 個別に運転および保護ができる単相インバータ装置を少なくとも4台備え、少なくとも4相の多相電動機を駆動し、前記単相インバータ装置の故障状態を監視し、前記多相電動機を制御する監視制御装置を備えたインバータシステムにおいて、
    前記監視制御装置は、前記多相電動機の全相数をM、前記多相電動機の特性により決定されるものであって前記少なくとも4相のうちの何相かを減らした状態で前記多相電動機を駆動できる減相許容相数をP、前記単相インバータ装置の故障停止台数をNとしたとき、
    前記インバータ装置においてある任意の相で故障が発生したとき前記故障停止台数Nに応じて、0<N≦P<Mの条件を満足するかどうかを判断し、前記条件を満足する場合は前記インバータ装置のうちの健全なものを用いて前記多相電動機を減相したまま継続運転し、
    前記条件を満足せず、0<P<N<Mの場合は前記全インバータ装置の運転停止を行い、前記故障した前記インバータ装置の故障リセットを行なって、リセット可能な前記インバータ装置を再度運転し、前記故障停止台数NをN1と減らすことで、0≦N1≦Pになれば健全な前記インバータ装置を用いて前記多相電動機を継続運転し、また前記故障停止台数NをN1と減らしても、0<P<N1のままであれば前記全てのインバータ装置を停止して前記多相電動機を停止するように構成し、かつ前記インバータ装置の故障リセットを行った後の故障停止台数N1により軸出力の上限を制限するように構成したことを特徴とするインバータシステム。
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