JP5226641B2 - 車両用障害物検出装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両にカメラを搭載し、カメラで撮影された画像をもとに車両周辺の障害物を検出し、警告表示する車両用障害物検出装置に関する。
従来、車両にカメラを搭載して車両の周囲の映像を撮影し、撮影した画像を車両に設けたディスプレイ等に表示し、車両が障害物に衝突或いは追突するのを避けるようにした障害物検出装置がある。従来の障害物検出装置では、基本的に車両の移動による視差を利用して障害物を検出するようにしているが、遠方にある障害物は視差が小さくなるため、障害物の検出が難しくなるという問題点がある。
特許文献1には、路面上の特徴点から車両の移動量を算出し、移動量を使って前画像を変換し、変換した画像と現画像との差分から障害物を検出するようにした障害物検出装置が開示されている。
しかしながら特許文献1の例では、車両と障害物との距離が離れている場合は、障害物の検出が難しいという問題点がある。また、昼間に比べて夜間での障害物の検出は難しく、正確に障害物を検出することができないとう問題点がある。
特開2003−44996号公報
従来の障害物検出装置では、車両と障害物との距離が離れている場合は、障害物の検出が難しいという問題点があった。また昼間に比べて夜間での障害物の検出は難しく、正確に障害物を検出することができないとう問題点もあった。
本発明はこのような事情に鑑み、カメラを用いた障害物検出装置において、領域に応じて障害物の検出方法を切り替え、検出した障害物の危険度に応じて警告を行うようにした車両用障害物検出装置を提供することを目的とする。
請求項1記載の車両用障害物検出装置は、車両の進行方向の周囲を撮影する撮像部と、前記撮像部で撮影した画像に対して前記車両の障害物検出領域を設定するとともに、前記障害物検出領域を夜間走行時には狭くなるように設定する領域設定部と、前記撮像部で撮影した画像をもとに、車両近傍の第1の領域内にある障害物を検出する第1の検出部と、前記撮像部で撮影した画像をもとに、前記第1の領域よりも遠方の第2の領域内にある障害物を前記第1の検出部と異なる検出方法で検出する第2の検出部と、前記第1の検出部又は前記第2の検出部で検出した障害物を警告表示する表示部と、を具備することを特徴とする。
本発明の車両用障害物検出装置によれば、カメラによる障害物検出において、車両の近傍と遠方とで検出方法を変えて障害物を検出することにより確実に障害物を検出することができる。またテールランプで照らされる領域しか視界が確保されない夜間においても、障害物を検出することができる。
本発明の一実施形態に係る車両用障害物検出装置の構成を示すブロック図。 車両の移動による視差を利用した障害物の検出例を示す説明図。 車両近傍の第1の領域での障害物検出方法を示す説明図。 第1の検出方法による障害物検出の動作を示す説明図。 車両遠方の第2の領域での障害物検出方法を示す説明図。 移動量算出部の動作を示す説明図。 昼間の走行時における車両の走行予測線を示す説明図。 昼間と夜間での障害物の領域の違いを示す説明図。 夜間の走行時における車両の走行予測線を示す説明図。 夜間走行時の第1の検出方法による障害物検出の動作を示す説明図。 夜間走行時の車両の移動に伴う障害物検出の動作を示す説明図。 障害物検出動作を示すフローチャート。 第1、第2の検出方法による障害物検出動作を示すフローチャート。
以下、この発明の一実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る車両用障害物検出装置の構成を示すブロック図である。図1の車両用障害物検出装置は、撮像部11、画像取得部12、メモリ13、移動量算出部14、障害物検出部15、表示部16、車両情報部17及び描画部18を備えている。
撮像部11は、例えば車両10の後方に取り付けられた単眼カメラであって、車両が後方に進行する際に周囲の映像を撮影する。以下、本実施形態では車両の後方の映像を撮影するものとして説明する。画像取得部12は、撮像部11で撮影した車両10の後方の画像を取得する。画像取得部12で取得した画像は、メモリ13及び移動量算出部14に供給される。
移動量算出部14は、画像取得部12からの現画像とメモリ13から読み出した過去画像をもとに車両10の移動量を算出する。障害物検出部15は、第1の検出部151と第2の検出部152を含み、画像取得部12からの現画像とメモリ13から読み出した過去画像が入力される。
障害物検出部15は、撮像部11で撮影した画像に対して車両の障害物検出領域を設定する領域設定部(図示せず)を含み、車両近傍の第1の領域と、第1の領域よりも遠方の第2の領域にある障害物を検出する。また領域設定部は、障害物検出領域を夜間走行時には狭くなるように設定する。
即ち、障害物検出部15には、車両情報部17からテールランプのオン・オフ情報が供給され、夜間走行時にはテールランプがオンされるため、車両のテールランプのオン・オフに応じて障害物検出領域の大きさを切り替え、テールランプがオフのときは障害物検出領域を大きく設定し、テールランプがオンのときは障害物検出領域を狭く設定する。また障害物検出部15は、車両近傍の第1の領域では第1の検出方法によって障害物を検出し、第1の領域よりも遠方の第2の領域では第2の検出方法によって障害物を検出する(検出方法の詳細は後述する)。
車両情報部17は、自車両のテールランプのオン・オフや、車両の進行方向、進行速度等の車両情報を提供する。表示部16は、画像取得部12で取得した車両10の後方画像を表示するとともに、障害物検出部15で検出した障害物(立体物)を運転者に対して枠などで囲んで分かりやすく警告表示する。また検出した障害物を検出方法に応じて切り替えて警告表示する。描画部18は、車両10の走行予測線を生成し、車両10がどの方向に進行しているかを示す線を表示部16に表示する。
以下、実施形態における障害物の検出方法について説明する。尚、以下の説明では障害物として立体物が路面上にある場合について述べる。したがって、障害物を立体物と呼ぶこともある。
図2は、車両の移動による視差を利用した障害物の検出例を示している。車両がバックしながら路面上にある立体物A1とA2を検出する場合、カメラ11の位置は点線で示す位置から実線で示す位置へと移動する。カメラ11が立体物A1,A2に近い場合の視線を実線で示し、遠い場合の視線を点線で示している。
図2において、実線と一点鎖線の角度α1とα2が視差である。図2から分かるように、カメラ11から見て近くにある障害物A1は視差α1が大きいが、遠方にある障害物A2は視差α2が小さくなる。このため、遠方にある障害物ほど検出が難しくなる。そこで、本発明の実施形態では、車両10の近傍と遠方とで、障害物の検出方法を異ならせた点に特徴がある。
図3は、本発明の障害物検出の動作を概略的に示した説明図である。図3では車両10の後部にカメラ11を取り付け、カメラ11で撮影した画像を用いて障害物を検出する際の検出領域と検出方法を示している。尚、図では車両10をバックしながら駐車場に駐車する場面を想定しており、路面20に白線21が引かれた状態を例示している。
先ず、図3で示すように車両10に近い第1の領域では第1の検出部151で立体物A1を検出する。第1の検出部151は、第1の検出方法、即ち現画像と移動前の過去画像のフレーム間の差分を取り、視差を利用して障害物を検出する。図4は、第1の検出方法を具体的に示す説明図である。図4において、カメラ11は車両10がバックすると、点線で示す位置から実線で示す位置に移動する。路面20には白線21が引かれ、立体物A1が第1の領域内にあるものとする。第1の検出方法1では、視点変換によるフレーム差分を利用する。
つまり、移動前の過去画像に対して車両10の移動量に応じた視点変換を行うと、視差の影響で路面20上の白線21などは変化しないが、立体物A1はA1’のように変化する。そのため、現画像(実線A1)と視点変換した過去画像(点線A1’)との差分を取り、両画像(A1,A1’)の共通部分を残すことで、立体物A1のみを抽出することができる。
また、立体物A1以外の領域は路面20ということになるので、第1の検出方法では立体物A1を検出すると同時に、路面20の色情報を取得する。色情報としては、撮影画像の画素のRGB値、もしくはYUV値を利用する。尚、RGB値は、赤、緑、青の三原色で色を表現したものであり、YUV値は、輝度Yと赤の色差U,青の色差Vで色を表現したものである。
図3で示すように、検出された立体物A1の領域以外は路面20であるため、単一色の路面もしくは白線21のある路面を想定し、2色の色情報を取得する。白線21と路面20の識別は白線21のエッジを検出し、エッジが検出されれば、そのエッジを境界にして、輝度の高い方を白線、低い方を路面とする。
次に、車両10から見て第1の領域よりも遠い第2の領域では第2の検出部152で障害物A2を検出する。図5は、第2の検出部152による障害物の検出方法(第2の検出方法)を示す説明図である。図5では、車両10から遠い第2の領域に立体物A2がある場合を想定している。
第2の領域は、車両10から遠いため図2で説明したように視差が小さくなる。このため第2の領域においては、第1の検出方法で記憶した路面の色情報と第2の領域における各画素の色情報とを比較し、異なる色情報の領域を障害物として判定する。
つまり、第2の検出方法では、第1の検出方法において取得した路面20の色情報(灰色)及び白線21の色情報(白色)と、第2の領域における各画素の色情報とを比較する。色情報 (RGB値、又はYUV値)が等しい画素を路面または白線と判別し、色情報 (RGB値、YUV値)が異なる画素を立体物A2として判別する。したがって、車両の近傍及び遠方において検出方法を切り替えることにより、障害物を確実に検出することができる。
図6は、車両10の移動量を計測する移動量算出部14の動作を示す説明図である。車両の移動量の計測は、画像内の特徴点をブロックマッチングで探索する。特徴点としては図5のような白線21のコーナー等を利用する。例えば図6のように白線211に対して交差する白線212がある場合、白線211と212の交点部を特徴点P1(点線の円内)とする。
車両10が矢印方向に移動しているものとすると、過去の特徴点P1の画像に対し、現画像(点線)の特徴点P1の位置が変わる。現画像の特徴点が過去画像のどこにあったかをブロックマッチングで探索し、相関の一番高いエリア間にある画素数を求めれば車両の移動量を算出することができる。
移動量算出部14で算出した車両10の移動量は、図1の第1の検出部151に供給される。第1の検出部151は、車両10が移動する前の過去画像に対して移動量に応じた視点変換(図4参照)を行い、第1の検出方法よって障害物A1の検出を行う。
第1の検出部151及び第2の検出部152での検出結果は、表示部16に出力されて警告表示される。即ち、第1の検出方法で検出された立体物A1は、車両10の近傍にあるため、例えば赤枠で囲んで強調して警告表示し、第2の検出方法で検出された立体物A2は車両の遠方にあるので、例えば黄枠で囲んで弱く警告する。こうして検出方法に応じて危険度を変えて、運転者に対して警告表示を行う。
また、表示部16に車両10の進行方向を示す走行予測線も合わせて表示する。図7は、車両10の走行予測線X1を示す説明図である。走行予測線X1は、描画部18によって生成され、撮影画像に重畳して表示される。走行予測線X1は車両がどの方向に進行しているかを示す線であり、例えば車両10がバックしている場合は、車両情報部17からの情報をもとに車両の後方に延びて表示される。したがって、白線21と走行予測線X1を比べることで車両10が真っ直ぐにバックしているか否かを判断することができる。
このように、本発明の実施形態では、車両の近傍及び遠方において検出方法を切り替えることにより、障害物を確実に検出することが可能となる。
以上の説明では、主に昼間の走行時における障害物の検出方法について説明したが、夜間走行時には、車両の周辺の明るさや見通しの状況が変わる。つまり、夜間は昼間と異なり、テールランプで照らされた領域しか視界が確保されないため、昼間と同じ領域を設定した場合には誤検出をする恐れがある。そこで、夜間の障害物検出においては、検出領域を変更しそれに応じて障害物検出方法を変更する。
図8は、昼間と夜間での障害物検出領域の違いを示す説明図である。図8(a)は昼間の車両近傍の検出領域W1を示している。図8(b)は夜間の車両近傍の検出領域W2を示している。夜間における検出領域W2は、テールランプで照らされる領域とし、昼間の検出領域W1に比べて幅が狭くなり距離も短く設定される。
昼間と夜間の検出領域の切り替えは、車両情報部17からのテールランプのオン・オフ情報に応じて行う。障害物検出部15の領域設定部は、テールランプがオフであれば、昼間用の検出領域W1を設定し、テールランプ信号がオンであれば、夜間用の検出領域W2を設定する。また描画部18は、走行予測線X2を図9のように夜間は短くする。
図10、図11は、夜間での障害物の検出方法を示す説明図である。図10で示すように、車両10の近傍では昼間と同様に、第1の検出方法により立体物A1の検出を行い、現画像と移動前の過去画像とのフレーム間の差分を取り、視差を利用することで障害物を検出する。また同時に路面の色情報も取得し、立体物A1の領域以外は路面20もしくは白線21であるため2色の色情報を取得する。
但し、車両の移動が伴う場合、現画像と移動前の過去画像とのフレーム間の差分をとる方法では、テールランプに照らされる過去画像と現画像の共通領域しか障害物検出が有効にならず、さらに領域が狭くなる。つまり、図11(a)から(b)へと車両10が移動した場合、テールランプに照らされる領域は(a)と(b)で変化する。このため、(a)と(b)においてテールランプに照らされる共通領域L1では、移動前の過去画像と現画像との差分を取る第1の検出方法で立体物を検出する。
一方、図11(b)で示すように車両10が移動したことで新たに加わった領域L2については、第2の検出方法で立体物の検出を行い、第1の検出方法で記憶した路面20及び白線21の色情報と、新たに加わった領域L2の画像の色情報を比較し、異なる色情報の領域を障害物A2として判定する。
こうして、共通領域L1と新規領域L2で検出方法を切り替えることで、車両10が移動する場合であっても、テールランプで照らされる領域に対しては、全領域で障害物検出が可能となる。
また検出された障害物を表示部16に表示して運転者に警告する際に、障害物の検出方法に応じて警告方法を変えることで、運転者に対するして危険度を知らせることができる。例えば、検出方法1で検出された立体物A1は、車両に近い位置にあり、危険度が高いので赤枠で囲み、強く警告する。検出方法2で検出された立体物A2は、車両から遠い位置にあり危険度が低いので、黄枠で囲み弱く警告する。
尚、第2の検出方法は、各画素の色情報をもとに障害物の有無を判定しているため、検出性能は第1の検出方法に比べると落ちる。そこで、第2の検出方法で障害物と判定された領域に対しては、差分の閾値を下げた第1の検出方法を用いて障害物か否かを再判定するようにしてもよい。
また、車両用の障害物検出装置であることを考慮すると、人間の存在を優先的に検出することが有用である。そこで、第2の検出方法で検出した立体物が人間か否かを判断するためパターンマッチングを行って検出精度を高めてもよい。例えば人間を模した図形と検出した立体物の形状を比較し、パターンマッチングすることで、人間か否かを判断する。
図12は、以上説明した障害物の検出動作を示すフローチャートである。図12において、ステップS1は、障害物の検出動作の開始ステップであり、ステップS2ではテールランプのオン・オフのチェックを行う。ステップS3は検出領域の決定ステップであり、テールランプ信号がオフであれば、図8(a)のように昼間の検出領域W1を設定し、テールランプ信号がオンであれば、図8(b)のように夜間の検出領域W2を設定する。
ステップS4では、画像取得部12によってカメラ11で撮影した画像を取得し、ステップS5では、移動量算出部14によって車両10の移動量を算出する。ステップS6では、第1の検出方法によって立体物の検出を行い、移動量の算出結果をもとに過去画像を視点変換し、現画像との差分を取り立体物を判定する。
ステップS7では、第2の検出方法によって立体物の検出を行い、第1の検出方法で記憶した路面の色情報と第2の領域における各画素の色情報とを比較し、異なる色情報の領域を立体物として判定する。ステップS8では、表示部16に検出結果を表示し、第1の検出方法で立体物を検出したときは、危険度が高いので例えば赤枠で警告表示し、検出方法2で立体物を検出したときは、危険度が低いので黄枠で表示して警告する。以下、車両の進行に合わせてステップS4〜S8を繰り返し、障害物の有無を表示する。
図13は、第1,第2の検出方法による障害物の検出動作を示すフローチャートである。図13において、ステップS11で車両10の移動量の計測を完了すると、ステップS12では、過去画像の視点変換を行う。ステップS13では、視点変換した過去画像と現画像との差分を取り障害物を検出する。
ステップS14では、検出された障害物以外の現画像の車両近傍領域を路面と判定し、その領域の画素のRGB値もしくはYUV値を路面の色情報として保存する。ステップS12〜S14までが第1の検出方法のステップである。
次のステップS15では、現画像の車両遠方領域の各画素の色情報と、保存した路面色情報とを比較し、ステップS16では、路面色情報と異なる色情報の画素を障害物として判定する。ステップS15とS16が第2の検出方法のステップである。そしてステップS17では、表示部16に警告の表示を行う。
尚、第2の検出方法として、障害物の再判定を行う場合、或いは立体物が人間か否かをパターンマッチングで判定する場合は、ステップS16とS17の間に判定ステップが追加される。
以上説明したように本発明の実施形態によれば、カメラによる障害物検出において、車両の近傍では過去画像と現画像のフレーム間の差分を取って正確に障害物を検出し、車両遠方の視差が小さい領域においては色情報等をもとに障害物を検出することで正確に障害物を検出することができる。
また、周囲環境が暗く、テールランプで照らされる領域しか視界が確保されない夜間においても、テールランプに照らされる共通領域と新規領域とで検出方法を切り替えることで障害物の検出が可能となる。加えて、障害物を検出した方法に応じて警告方法を変えることで、運転者に対して危険度も知らせることができる。
尚、本発明の実施形態については、幾つかの変形例が考えられる。例えば、領域を昼間と夜間で切り替えるようにしたが、車両の移動速度によって領域を変え、速度が速いときは領域を長く設定し、速度が遅いときは領域を短くしてもよい。さらに特許請求の範囲を逸脱しない範囲内で種々の変形が可能である。
10…車両
11…撮像部(カメラ)
12…画像取得部
13…メモリ
14…移動量算出部
15…障害物検出部
16…表示部
17…車両情報部
18…描画部

Claims (8)

  1. 車両の進行方向の周囲を撮影する撮像部と、
    前記撮像部で撮影した画像に対して前記車両の障害物検出領域を設定するとともに、前記障害物検出領域を夜間走行時には狭くなるように設定する領域設定部と、
    前記撮像部で撮影した画像をもとに、車両近傍の第1の領域内にある障害物を検出する第1の検出部と、
    前記撮像部で撮影した画像をもとに、前記第1の領域よりも遠方の第2の領域内にある障害物を前記第1の検出部と異なる検出方法で検出する第2の検出部と、
    前記第1の検出部又は前記第2の検出部で検出した障害物を警告表示する表示部と、
    を具備することを特徴とする車両用障害物検出装置。
  2. 前記領域設定部は、前記車両のテールランプのオン・オフに応じて前記障害物検出領域の大きさを切り替え、前記テールランプがオフのときは前記障害物検出領域を第1の大きさに設定し、前記テールランプがオンのときは前記障害物検出領域を前記第1の大きさよりも狭く設定することを特徴とする請求項1記載の車両用障害物検出装置。
  3. 前記車両のテールランプがオンのときに、前記第1の検出部は、前記テールランプに照らされた過去画像と現画像の共通領域にある障害物を検出し、前記第2の検出部は、前記車両の移動に伴って前記共通領域に追加される領域にある障害物を検出することを特徴とする請求項2記載の車両用障害物検出装置。
  4. 前記第1の検出部は、前記車両の移動量に応じて視点変換を施した過去画像と現画像とのフレーム間の差分を取って前記第1の領域内にある障害物を検出することを特徴とする請求項1記載の車両用障害物検出装置。
  5. 前記第1の検出部は、検出した障害物以外の路面領域の色情報を記憶し、
    前記第2の検出部は、前記第2の領域の画像の色情報と前記記憶した路面領域の色情報との違いをもとに前記第2の領域における障害物を検出することを特徴とする請求項1記載の車両用障害物検出装置。
  6. 前記第2の検出部は、検出した障害物をさらにパターンマッチングして前記障害物を判断することを特徴とする請求項5記載の車両用障害物検出装置。
  7. 前記車両の走行予測線を生成して前記表示部に表示する描画部を備え、
    前記車両のテールランプがオフのときは前記走行予測線を第1の長さに設定し、前記テールランプがオンのときは前記走行予測線を前記第1の長さよりも短く設定することを特徴とする請求項1記載の車両用障害物検出装置。
  8. 前記第1の検出部で検出した障害物を前記第2の検出部で検出した障害物よりも視覚的に強調して前記表示部に警告表示することを特徴とする請求項1記載の車両用障害物検出装置。
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