JP5226079B2 - 防水ハンドウェア及びその形成方法 - Google Patents

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Description

本発明は防水ハンドウェアに関し、かつ防水ハンドウェアの形成方法に関する。
本発明の第一の例示的実施形態は防水性及び通気性を備えたハンドウェアの形成方法である。該方法は、まず一般的に、使用者の手を覆うように寸法が定められたシェルであって、ハンドウェアの外面であるシェル外面、及びシェル外面の反対側のシェル内面を備えるシェルを設ける工程と、熱の伝達を遅らせるように構成された材料から形成される裏地であって、使用者の手に接触して配置される裏地外面、及び裏地外面の反対側の裏地内面を備える裏地を設ける工程とを有する。該方法は、防水性及び通気性を有する挿入部分であって、シェル内面に対向する第一面,及び裏地内面に対向する第二面を備える挿入部分を設ける工程も有する。熱活性型接着剤が裏地内面及び挿入部分の第二面の少なくとも一方と、シェル内面及び挿入部分の第一面の少なくとも一方とに塗布される。その後、挿入部分は、挿入部分の第二面が裏地内面に近接し、かつ挿入部分の第一面がシェル内面に近接するように、裏地及びシェルに組付けられる。最後に、組付けられたシェル,挿入部分,及び裏地は熱活性型接着剤を活性化するように加熱され、挿入部分はシェル及び裏地の各々に接着される。
本発明のさまざまな実施形態において、接着剤はシェル又は裏地と挿入部分との間の所定の領域だけに塗布される。例えば、一実施形態において、熱活性型接着剤は裏地の一部と使用者の掌を向くシェルの一部とに塗布され、別の実施形態において、熱活性型接着剤は裏地の一部と使用者の掌の反対のハンドウェア側を向くシェルの一部とに塗布される。別の実施形態において、熱活性型接着剤は裏地の一部と、使用者の指を向くシェルの一部とに塗布される。さらに別の実施形態において、熱活性型接着剤はシェル及び裏地の指部の側部又は側部パネルに塗布される。
熱活性型接着剤は、望ましくは、加熱前は粉末又は液体状であって、加熱後は固体状であり、接着剤は、接着剤が活性化され、かつ各層を接着するまで、挿入部分がシェル及び裏地に対して移動することを妨げない。この事実は裏地からしわや折り目を除去し、かつ部品の正確な整合を保証することを可能とする。例えば、熱活性型接着剤は接着剤を完全に活性化し、かつ各層を接着するために、約5秒から約45秒の間、カ氏約150度(摂氏約65.56度)以上の温度に加熱される必要がある。
従って、上述の例示的実施形態は、組付けられたシェル,挿入部分,及び裏地を完全に加熱して、熱活性型接着剤を活性化することによって、挿入部分をシェル及び裏地の各々に接着する前に、シェル及び裏地の間の挿入部分を平滑化し、挿入部分のしわや折り目を除去する工程を含むことが望ましい。
この実施形態の別の変形において、ハンドウェアは手袋であり、シェル及び裏地の各々は、間に側部を備える少なくとも二本の指部を有する。これらの側部において、接着剤によって生じる折り目や通気性の悪化の心配が少ないため、熱活性型接着剤はこれらの側部に塗布されることが望ましい。一実施形態において、接着剤は親指部と、指の側部とだけに塗布される。別の実施形態において、側部は所望形状の手袋を形成するために用いられる組付けられた側部パネル、即ちマチである。
この実施形態の別の変形において、シェルを設ける工程は外面を内側に配向させ、かつ内面を外側に配向させて構成して前記シェルを設ける工程をさらに備え、前記熱活性型接着剤を前記シェル内面に塗布する工程は前記シェル内面の各部に前記熱活性型接着剤を塗布する工程をさらに備え、前記シェルを前記挿入部分及び前記裏地に組付ける工程は前記外面を外側に配向させ、かつ前記内面を内側に配向させるとともに、前記シェルの内面を前記挿入部分の第一面に向かって配向させ、かつ近接するように前記シェルを再構成する工程を備える。
本発明の別の望ましい実施形態は手袋である。手袋は望ましくは、熱の伝達を抑制するように構成された材料から形成される裏地であって、使用者の手に接触して配置される裏地外面、及び前記裏地外面の反対側の裏地内面を備え、前記裏地は使用者の掌に近接する掌部と使用者の親指及び指を受入れるように寸法が定められた親指部及び指部とを備えるように形成され、前記指部はそれぞれ互いに近接する側部を備える裏地と、内面及び反対側で外に向かって配向された外面を備えるシェルであって、使用者の掌に近接する掌部と使用者の親指及び指を受入れるように寸法が定められた親指部及び指部とを備えるように形成され、前記指部の少なくとも一本はそれぞれ互いに近接する側部を備えるシェルと、防水性及び通気性を有する挿入部分であって、前記シェル内面に向かって配向された第一面,及び前記裏地内面に向かって配向された第二面を備える挿入部分と、前記シェル内面の前記側部を前記挿入部分の第二面に接着する第一部の熱活性型接着剤と、前記裏地内面の前記マチを前記挿入部分の第一面に接着する第二部の熱活性型接着剤とを備える。
本明細書で用いられるように、「少なくとも一つ」、「一つ以上」、及び「及び/又は」は作用において、結合的でもあり、選言的でもある変更可能な表現である。例えば、「A,B,及びCの少なくとも一つ」、「A,B,又はCの少なくとも一つ」、「A,B,及びCの一つ以上」、「A,B,又はCの一つ以上」、及び「A,B,及び/又はC」という表記の各々はAだけ、Bだけ、Cだけ、AとBと共に、AとCと共に、BとCと共に、AとBとCと共にを意味する。
本発明のさまざまな実施形態は、本明細書において提供され、かつ請求項によって具現化される図面及び詳細な記載で説明される。しかしながら、この発明の概要は、本発明の一つ以上の態様及び実施形態の全てを含まず、如何なる意味でも本発明を限定するものではない。本願で開示される発明は明らかな改良と修正とを含むことが当業者によって理解される。
本発明のさらなる利点が以下の記載から、特に図面と共に参照される時、容易に明らかになるであろう。
本発明の一実施形態による手袋の背面図。 本発明の一実施形態による手袋の正面図。 本発明の一実施形態による手袋の第一領域の部分断面図。 本発明の別の態様による手袋の第二領域の部分断面図。 本発明の一実施形態による手袋のシェル内面への接着剤の塗布の様子を示す図。 本発明の一実施形態による手袋の裏地内面への接着剤の塗布の様子を示す図。 本発明の一実施形態による通気防水性の手袋挿入部分を示す図。 本発明の一実施形態による手袋の挿入部分内に挿入される手袋の裏地を示す図。 本発明の一実施形態による手袋の裏地が挿入されている手袋の挿入部分を示す図。 本発明の方法による組付けられているが、まだ接着されていない手袋親指部の親指の型への配置を示す図。 本発明の一実施形態による組付けられているが、まだ完全に接着されていない手袋指部の四本指の型への配置を示す図。 本発明の一実施形態による組付けられているが、まだ完全に接着されていない手袋の裏地のしわを平滑化する様子を示す図。 本発明の一実施形態による手袋を加熱する一つの方法を示す図。
本発明の上述の、及び他の利点や特徴をより明確にするために、図面に示す特定の実施形態を参照して本発明をより詳細に説明する。これらの図面は、本発明の典型的な実施形態のみを示し、故に、権利範囲を限定するものではない。本発明は、図面を用いてより具体的に、より詳細に記載され、説明される。図面は必ずしも一定の縮尺ではない。
本発明の例示的実施形態のさまざまな態様を記載するために図面を参照する。図面はこのような例示的実施形態の略図的及び概念的表記であり、本発明を限定するものではなく、必ずしも一定の縮尺で描かれていない。
以下の記載において、本発明の理解を深めるために多くの細部を説明する。しかしながら、本発明はこれらの詳細な説明がなくても実施可能であることが当業者にとって明らかになるであろう。他の実施例において、織物,防水性の挿入部分,ハンドウェア等の衣類品を形成する方法の周知の態様は、本発明を不必要に不明瞭にすることを防ぐために、特に詳細には記載していない。
さて、図1及び2を参照すると、それぞれ外側シェル10,30を備え、かつ使用者の手を受入れるように寸法が定められた内部空間を備えた手袋5,25が示されている。しかしながら、本発明は手袋に限定されず、本発明の実施形態は、本明細書の記載の観点から当業者にとって明らかとなるように、ミトン、ミット、シェル、ガントレット、及び他の類似のハンドウェア等の他の形態のハンドウェアとして実施可能である。
図1は手袋10の背面、即ち掌の反対側を示し、手袋は一般に、リスト部12と、使用者の手を受入れるボディ、即ち手部14と、使用者の親指を受入れる親指部16と、使用者の指を受入れる指部18とを備える。ボディ部14は手の甲部20と、掌部(図1には図示せず)とを備える。指部18は少なくとも一つの指部材を備え、図1の実施形態においては四本の指部材22が示されているが、指部材22を持たないミトン等のように、指部18の他の実施形態はより少ない指部材22を備えたり、人差し指を有するシューティングミット等のように、場合によっては親指部16を持たず、一つの指部材22を備えたり、他の変形を含む。図示された実施形態において、指部18は側部、より具体的には指部材22の間に示されたマチ部材24をさらに備える。この実施形態において、マチ部材24は、指部材22に縫合された織物又は材料の個別の部品等の、指部材22から分離した要素である。しかし、マチ部材24の他の実施形態は指部材22と連続的な、もしくは一体化された部品を含む。
図2は本発明の別の実施形態による外側シェル30を備えた手袋25の前面、即ち掌側を示す。ときにガントレット型と呼ばれる手袋5はボディ即ち手部14と連続して形成されるリスト部12を備えるのに対し、手袋25は分離したボディ部32及びリスト部34を備える。使用者の手を受入れるボディ即ち手部32は手の甲部(図示せず)及び掌部40を備える。一実施形態において、掌部40は耐摩耗性を提供するために貼付された掌用パッチ42(限定しない例として、PVC,革,ゴム,シリコン,及び他の類似の材料から形成される)を備える。上述のように指部38及び親指部36は、手袋,ミトン,ミット,及び他のハンドウェアの種類に応じて変わるが、手袋25も一般的には、使用者の親指を受入れる親指部36と、使用者の指を受入れる指部38とを備える。指部38は少なくとも一つの指部材44を備える。図2の実施形態において、四つの指部材44が示されている。図示した実施形態において、指部材44は上述のマチ部材24と同様に、指部材44の間にマチ部材46をさらに備える。
さて、図3A及び3Bを参照すると、手袋5,25の第一領域100の層構造が図3Aにおいてブロック形式で示されている。手袋5,25の第二領域の層構造が図3Bにおいてブロック形式で示されている。
図3A及び3Bの各々において、層構造100はシェル102,裏地112,及び両者間の通気防水性の挿入部分106を備える。実際には、シェル102は図1及び2のハンドウェア5,25の外層、即ち外側シェル10,30をそれぞれ形成する。裏地112は使用者の手と接触する内層を形成し、挿入部分106はハンドウェアに通気性を維持しながら防水特性を付与する。従って、シェル102は使用者の手を覆うように寸法が定められることが望ましく、外側シェル10,30の外面を形成するシェル外面108と、シェル外面108の反対側のシェル内面110とを備える。シェル102を形成するのに適切な材料は周知であり、フリース,ネオプレン,ライクラ(登録商標)を備えた毛織物,及び類似の材料等の織物又は他の可撓性材料や、革及び他の材料等の単層及び多層の両材料を含む。シェル102も、手袋製造業における当業者にとって周知であるように、例えば、分離又は一体化されたリスト,ボディ,親指,指,及びマチ領域を含む複数の部品から形成されることが望ましいが、本発明の特定の実施形態においては一体化シェル102が形成され、かつ用いられることができる。
裏地112は、使用者の手から周囲への熱の伝達を抑制するか、遅らせ、かつ使用者の手に快適さを提供するように構成された材料から形成されることが望ましい。ひいては、裏地112は使用者の手に接触して配置される裏地外面116と、裏地外面116の反対側の裏地内面114とを備える。裏地112も単層又は多層の材料から形成されることができ、限定しない例としては、フリース,ネオプレンと積層させたフリース,ライクラ(登録商標)を備えた毛織物,及び類似の材料等から形成される。シェル102と同様に、裏地112も、手袋製造業における当業者にとって周知であるように、例えば、分離又は一体化されたリスト,ボディ,親指,指,及び側部パネル(マチ)領域を含む複数の部品から形成されることが望ましいが、本発明の特定の実施形態においては一体化裏地112が形成され、かつ用いられることができる。
挿入部分106は、シェル102又は裏地112によって付与されない防水性及び通気性の少なくとも一方の特性をハンドウェアにもたらす。挿入部分106は、シェル102に向かって配向され、より詳細には、シェル内面110に向かって配向された第一面118を備える。挿入部分106は、裏地112に向かって配向され、より詳細には、裏地内面114に向かって配向された第二面120も備える。
挿入部分に適した材料は、望ましくは、柔軟であるとともに、水等の液体に対して抵抗性を有し、かつ空気や汗などの蒸気に対して通気性を有する。望ましい挿入部分は熱可塑性ポリウレタン材等のポリウレタン,ポリエステル,ポリアミド,他の適切な膜状材料から製造されたエラストマから形成され、それらは周知の所望の物理的特性を備える。
図3Bに示すように、熱活性型接着剤の層130,132が、挿入部分106とシェル102との間、及び挿入部分106と裏地112との間に配置されることができる。熱活性型接着剤130,132は、過剰で望ましくない厚さをもたらすことなく、近接する層を接合するために十分な厚さで塗布される。熱活性型接着剤は当技術分野において周知であり、熱活性型接着剤は、使用者の通常の活動で発生する温度よりも高く、手袋を形成するために用いられた他の材料の溶融又は燃焼温度よりも低い温度で溶ける、即ち活性化されるように選択される。
本発明によると、シェル102及び裏地106が近接している全ての場所では、挿入部分106をシェル102及び裏地106に接合するために熱活性型接着剤を使わないことが望ましい。これは、熱活性型接着剤層130,132が手袋の構造的完全性を維持する一方で、熱活性型接着剤は他の層より通気性が劣り、また、以下でより詳細に述べるように、挿入部分106に望ましくない折り目又は隆起を及ぼし得るからである。
一つの例示的実施形態において、熱活性型接着剤はシェル及び裏地の側部、即ちマチ領域をそれぞれ挿入部分に近接する部分に接合するためだけに用いる。別の実施形態において、熱活性型接着剤は、存在する場合には任意の個々の指、存在する場合には親指部を含むシェル及び裏地の指部を挿入部分に接合するために用いられる。熱活性型接着剤がマチ領域,指部,親指部に塗布されるこれらの実施形態において、熱活性型接着剤は実質的にその領域だけに塗布される。実質的にその領域だけというのは、この場合、接着剤のスプレーしぶきが手の甲部または掌部等のハンドウェアの他の部分、又は領域に不注意に塗布され得る際に、接着剤がそれらの他の領域又は部分に塗布されることを防ぐように努めることを意味する。つまり、熱活性型接着剤はハンドウェア、又は手袋の手の甲部や掌部に意図的に用いられない。
ハンドウェア又は手袋の手の甲部あるいは掌部に接着剤が用いられない実施形態においては、挿入部分はシェル及び裏地に対して移動可能であるため、ハンドウェアの可撓性が増加する。本発明の一実施形態において、挿入部分は手の甲パネル及び掌パネルで形成され、手の甲パネルは掌パネルより大きく形成され、手袋が握った形状に近づく際に手袋の屈曲をさらに容易にする。
さらに別の実施形態において、熱活性型接着剤は指部,親指部の一部又は全体と、手袋の掌部の一部又は全体とに塗布される。さらなる実施形態において、接着剤は掌部又は掌側の代わりに手の甲部の領域に塗布され、あるいは、例えば、接着剤を受入れる予測上の限定領域にステンシルを用いることによって、裏地又はシェルの所定の領域に塗布される。
さて、図4から11を参照すると、防水ハンドウェアを形成する一つの例示的方法が示されている。図4に示すように、図1及び2の外側シェル10,30と、図3A及びBのシェル102とに対応するシェル202は反転されており、即ち裏返しになっており、上述した図3Bの熱活性型接着剤130,132の種類の熱活性型接着剤204を受入れる準備中において、(図3A及びBのシェル内面110に対応する)シェル内面220が露出されている。その後、周知のエアゾールスプレー塗布器,機械式塗布器,ローラ,又は他の接着剤塗布器具または技術等の接着剤塗布器208によって熱活性型接着剤204が塗布される。この実施形態において、熱活性型接着剤204は、シェル202の掌側上のシェル202の指222,マチ部224,及び親指部216を含む指部218上のシェル内面220にだけ塗布される。しかし、シェル202の掌領域240は熱活性型接着剤204を少しも受入れない。この事実は、指部218及び親指部216における熱活性型接着剤204の挿入部分206に対する接合を保証しつつ、手袋の手の甲部及びシェル202の掌に対向する側の掌領域240の通気性を向上させる。
図5に示すように、裏地212は図3A及びBの裏地112に対応し、上述した図3Bの熱活性型接着剤130,132の種類の熱活性型接着剤204を受入れる準備中において、(図3A及びBにおける裏地内面114に対応する)裏地内面240が露出されている。つまり、裏地212は、上述したシェル202のように反転、即ち裏返しにはなっていない。裏地212及びその全ての要素の寸法は、シェル202及び挿入部分206の対応する要素に整合するように定められる。
その後、熱活性型接着剤204は接着剤塗布器208によって塗布される。この実施形態において、熱活性型接着剤204は、裏地212の掌側上の裏地212の指244,マチ部248,及び親指部232を含む指部236上の裏地内面240にだけ塗布される。しかしながら、裏地212の掌領域280は熱活性型接着剤204を少しも受入れない。この事実は、指部236及び親指部232における熱活性型接着剤204の挿入部分206に対する接合を保証しつつ、手袋の手の甲部及び裏地212の掌に対向する側の掌領域280の通気性を向上させる。
上述したように、別の実施形態において、熱活性型接着剤204は、以下でより詳しく述べるように、シェル202及び裏地212の側部、即ちマチ領域224,248にのみ、それぞれ挿入部分206の近接した部分に対して塗布される(図6,7A,7B)。別の実施形態において、熱活性型接着剤204は、存在する場合には任意の個々の指222,224、存在する場合には親指部216,232をそれぞれ含むシェル202及び裏地212の指部218,236(図4及び5)を挿入部分206に接合するために用いられる(図6,7A,7B)。別の実施形態において、熱活性型接着剤はシェル202及び裏地212の指部218,236及び親指部216,232の一部又は全体と、掌領域240,280の一部又は全体とにそれぞれ塗布される。さらなる実施形態において、熱活性型接着剤204は掌領域の代わりに手の甲部の領域に塗布され、あるいは、例えば、熱活性型接着剤204を受入れる予測上の限定領域にステンシルを用いることによって、裏地212又はシェル202の所定の領域に塗布される。
より一般的には、図4から7Bによく示されるように、図3A及び3Bの挿入部分106に示す種類の材料から製造された挿入部分206は、望ましくは、防水性及び通気性の少なくとも一方を有する二枚の対向する膜として形成され、該膜は(図4に示す)シェル202及び(図5に示す)裏地212の形状を反映する手の形状をした袋を形成するように縁部においてシールされる。より詳細には、挿入部分206は、シェル202(図4)のシェル内面220に向かって配向された第一面218(図6)を備える。第一面218は図3A及びBに示す挿入部分106の第一面118に対応する。挿入部分206は裏地内面240(図5)に向かって配向された第二面239も備える。第二面239は図3A及びBに示す挿入部分106の第二面120に対応する。挿入部分206及びその全ての要素の寸法は、シェル202及び裏地212の対応する要素に整合するように定められる。
熱活性型接着剤204は上述した図4及び5のシェル内面220及び裏地内面240に塗布されるが、本発明の様々な実施形態において、熱活性型接着剤204は、代わりに又は付加的に、挿入部分206に塗布されることができる。例えば、熱活性型接着剤204は、存在する場合には任意の個々の指284、存在する場合には親指部286を含む第一面219及び第二面239の一つ又は両方上の指部282に塗布されることができる。当然、第二面239に熱活性型接着剤204を塗布するために、挿入部分206は裏返されなければならない。他の実施形態は挿入部分206の掌領域288に熱活性型接着剤204を塗布することを含む。
従来、防水性挿入部分/袋206は、折り目と挿入部分206の移動とに対応するために必要な寸法よりかなり大きな寸法で典型的に形成されている。本願で開示される接着の方法及び構造によれば、このことは必要なくなる。一方、本発明による望ましい挿入部分206は、最終的な手袋の寸法により適合するようにカスタム設計され、形成される。さらに、従来の防水手袋は所定の位置に挿入部分及び裏地を保持するために手袋の指先で縫合する。本願で開示される接着の方法及び構造では、このことは必要ない。
図6,7A及び7Bにおいて、挿入部分206が示され、図5の部分的に接着剤が塗布された裏地212を挿入部分206内に挿入する動作が示されている。より詳細には、裏地212はリスト開口294を通って矢印292の方向に沿って挿入部分206内に挿入され、裏地212の任意の指244及び親指部232を備えた指部236は挿入部分212の任意の指284及び親指部286を備えた指部282に近接して配置される。この過程は、図7Bに示す手290等の人の手によって、あるいは自動プロセスによって実施可能である。
図7Bにおいて、結合された裏地/挿入部分296は、裏地212を覆う挿入部分206の任意のしわ又は隆起を低減し、最小化し、かつ、望ましくは、除去するように、挿入された裏地212(図示せず)を覆って平滑化された挿入部分206を備える。図7Bには人の手290が描かれているが、この過程は自動プロセスでも実施可能である。
図示していない次の工程において、図4の反転されたシェル202は、過程中に図7の結合された裏地/挿入部分296を覆うように引出され、裏向きになり、図1及び2の外側シェル10,30の外面に対応するシェル外層は外側を向き、熱活性型接着剤204を備えたシェル内層220は結合された裏地/挿入部分296に対向する。あるいは、反対にされたシェル202が、まず裏向きにされ、図7A及びBにおいて裏地212が挿入部分206内に挿入された時と同様の方法で、結合された裏地/挿入部分296がシェル202内に挿入されることもできる。
さらなる実施形態は、まずシェル202を挿入部分206に結合し、次に本開示から理解されるように裏地212を結合することを含む。
図8及び9において、指部801及び選択的指802を備えたハンドウェア形成マンドレル又はアイロン800(本実施形態においては四本の指用マンドレル)、及び親指部807を備えた親指形成マンドレル又はアイロン805が示されている。図8において、結合された裏地/挿入部分296及びシェル202を含み、かつ組付けられているが、まだ接着されていない手袋300の親指部306が、人の手290,291によって親指形成アイロン805上に配置されているが、この過程は自動化可能である。望ましい実施形態において、結合された裏地/挿入部分296は、裏地212及びシェル202の間で平滑化される。その後、親指形成アイロン805は目標時間範囲の間、目標温度範囲まで加熱され、親指部306の熱活性型接着剤204を活性化、又は硬化させ、かつ親指部306のシェル202,挿入部分206,及び裏地212の層を接着する。当然、親指形成アイロン又はマンドレル805を加熱することは、図11に示し、かつ以下で説明する加熱及び加圧工程と共に実施することもできる。
図9において、手袋の任意の指304を備えた指部302はハンドウェア形成アイロン800を覆って配置され、アイロン800は目標時間、目標温度まで加熱され、手袋300の残りの部分に存在する熱活性型接着剤204を活性化、又は硬化させ、手袋300の残りの部分のシェル202,裏地206,及び裏地212の層を接着する。図10に示す平滑化工具815は、シェル202,挿入部分206,及び裏地212の層の間のしわ,隆起,及び折り目を除去し、かつ組付けの過程中に近接した部分及び領域の整合を強化するために用いられる。
目標温度は使用者の通常の活動で発生する温度よりも高く、かつ手袋300を形成するために用いられる他の材料の溶融又は燃焼温度よりも低い温度である。目標時間は用いる接着剤によって決まる。一つの望ましい実施形態において、ハンドウェア形成マンドレル又はアイロン800及び親指形成マンドレル又はアイロン805は、約5秒から約45秒の間、カ氏約150度(摂氏約65.56度)からカ氏約250度(摂氏約121.11度)までの範囲に加熱される。別の実施例において、ハンドウェア形成マンドレル又はアイロン800及び親指形成マンドレル又はアイロン805は約30秒間、カ氏約284度(摂氏約140度)の温度まで加熱される。
最後に、図11において、手袋組立品300を平滑化し、かつ熱活性型接着剤204の硬化を確実にするために、スチームアイロン820が用いられる。熱活性型接着剤204が硬化する際に、適切な手袋の形状を形成することを促進するために十分な時間、例えば2分間、手袋300をハンドウェア形成アイロン800上に放置することも望ましい。当然、手袋300をアイロン820で加圧することは上述した図8及び9に示す親指形成アイロン又はマンドレル805を加熱する過程と共に実施することが可能である。さらに、図11は手動の過程を示しているが、この過程は自動化可能であり、二つの分離したアイロン820を設け、各々を手袋300の各側に用いることで過程を速めることができる。さらに、代替的な実施形態は手動式アイロン820の代わりに加熱したプラテンを用いる。
本発明の一つ以上の実施形態は、実質的に本明細書に示され、かつ記載されたように、さまざまな実施形態,その結合,及びその一部を含む構成部材,方法,プロセス,システム、及び/又は装置を含む。当業者は、本願を理解した後で、どのように本発明を製造し使用するか理解するであろう。
さまざまな実施形態において、本発明は、本明細書又は本明細書のさまざまな実施形態に示されていない、かつ/もしくは、記載されていない項目がない装置及びプロセスを提供することを含み、例えば、性能を改善したり、簡便性を実現したり、かつ/あるいは実装の費用削減をしたりするために、先述の装置又はプロセスにおいて使用可能であった項目を備えない場合を含む。
本発明の上述の記載は説明のためになされたものである。上述の記載は本発明を本明細書に記載の形態に限定するものではない。本明細書において、例えば、本発明のさまざまな特徴は本開示を簡素化するために一つ以上の実施形態を一緒に分類している。本開示のこの方法は、特許が請求される発明が各請求項に明示的に記載した特徴よりも多くの特徴を要求するということを意図していない。むしろ、特許請求の範囲が反映するように、発明的態様は先に記載した一つの実施形態の全ての特徴よりも少ない。従って、特許請求の範囲はこの明細書の一部となっており、各請求項は本発明の分離した望ましい実施形態として独立している。
さらに、本発明の記載は一つ以上の実施形態及び特定の変形や修正の記載を含んでいるが、例えば、当業者が本開示を理解した後、当業者の技術と知識でできるような他の変形や修正は本発明の権利範囲を逸脱しない。本願の特許請求の範囲に対して代替的な,交換可能な,及び/又は均等的な構成,機能,範囲,工程を含む、許す限りの代替的な実施形態を含む権利を、このような代替的な,交換可能な,及び/又は均等的な構成,機能,範囲,工程が本明細書に記載されているか否かに関わらず、かつ任意の特許可能な対象を公的に記すことなく、取得しようとするものである。

Claims (21)

  1. 防水性及び通気性を有するハンドウェアを形成する方法であって、
    シェル設ける工程であって、前記シェルは使用者の掌、手の甲、及び手の指を受入れるように寸法が定められた内部空間を備え、前記シェルは前記ハンドウェアの外面であるシェル外面と、前記シェル外面の反対側のシェル内面とを備え、前記シェルは前記使用者の指を受入れるシェル指部と、前記使用者の掌および手の甲を受入れるシェル掌部およびシェル手の甲部とを備える前記シェルを設ける工程と
    前記シェル内において前記シェルに整合するように寸法が定められた裏地を設ける工程であって、前記裏地は熱の伝達を抑制するように構成された材料から形成され、前記裏地は前記使用者の前記掌、前記手の甲、及び前記手の指を含む手に接触して配置される裏地外面と、前記裏地外面の反対側の裏地内面とを備え、前記裏地外面及び前記裏地内面は前記シェル指部に整合するように寸法が定められた裏地指部と、前記使用者の掌に整合するように寸法が定められた裏地掌部と、前記使用者の手の甲に整合するように寸法が定められた裏地手の甲部とを備える前記裏地を設ける工程と
    前記シェル内において前記シェルおよび前記裏地の間で前記シェルおよび前記裏地に整合するように寸法が定められた挿入部分を設ける工程であって、前記挿入部分は防水性及び通気性を有する材料から形成され、前記挿入部分は前記シェル内面に向かって配向される挿入部分第一面と、前記裏地内面に向かって配向される挿入部分第二面とを備え、前記挿入部分第一面及び前記挿入部分第二面は前記シェル指部及び前記裏地指部の間において前記シェル指部及び前記裏地指部に整合するように寸法が定められた挿入部分指部と、前記裏地掌部に整合するように寸法が定められた挿入部分掌部と、前記シェル手の甲部に整合するように寸法が定められた挿入部分手の甲部とを備える前記挿入部分を設ける工程と、
    前記裏地掌部における前記裏地内面と、前記挿入部分掌部における前記挿入部分第二面とに熱活性型接着剤を塗布しないように、前記裏地指部における前記裏地内面と、前記挿入部分指部における前記挿入部分二面との一方の上に熱活性型接着剤を塗布する工程と、
    前記シェル掌部における前記シェル内面と、前記挿入部分掌部における前記挿入部分第一面とに熱活性型接着剤を塗布しないように、前記シェル指部における前記シェル内面と、前記挿入部分指部における前記挿入部分一面との一方の上に熱活性型接着剤を塗布する工程と、
    前記挿入部分指部における前記挿入部分二面前記裏地指部における前記裏地内面の近傍に配置し、かつ前記挿入部分指部における前記挿入部分一面前記シェル指部における前記シェル内面の近傍に配置するように、前記挿入部分を前記裏地及び前記シェルに組付ける工程と、
    前記挿入部分第一面を前記シェル掌部における前記シェル内面に接着せず、かつ前記挿入部分第二面を前記裏地掌部における前記裏地内面に接着しないように、前記組付けられたシェル,挿入部分,及び裏地の前記熱活性型接着剤により、前記挿入部分指部における前記挿入部分を前記シェル指部及び前記裏地指部の各々に接着する工程とを備える方法。
  2. 前記接着剤は、まず前記裏地指部における前記裏地内面と、前記挿入部分指部における前記挿入部分二面との一方に塗布される、請求項1に記載の方法。
  3. 前記接着剤は、次に前記シェル指部における前記シェル内面と、前記挿入部分指部における前記挿入部分一面との一方に塗布される、請求項2に記載の方法。
  4. 前記熱活性型接着剤は、前記裏地内面,前記挿入部分第二面,前記シェル内面,及び前記挿入部分第一面に塗布される時、液体状である、請求項1に記載の方法。
  5. 前記接着剤を活性化して、接着する工程は5秒か45秒の時間、前記組付けられたシェルをカ150度(摂65.56度)からカ350度(摂176.67度)の温度に加熱する工程を備える、請求項1に記載の方法。
  6. 前記接着剤を活性化し接着する工程の前に、前記シェル及び前記裏地の間の前記挿入部分を平滑化し、前記挿入部分の折り目又はしわを除去する工程をさらに備える、請求項1に記載の方法。
  7. 前記シェル指部及び前記裏地指部はマチ部を備えて形成された少なくとも一本の指を有し、前記裏地指部及び前記シェル指部に前記接着剤を塗布する工程は、前記裏地のマチ部と、前記シェルのマチ部との一方のみに前記接着剤を塗布する工程を備える、請求項1に記載の方法。
  8. 前記シェル指部及び前記裏地指部は少なくとも一本の指を備え、前記裏地指部及び前記シェル指部に前記接着剤を塗布する工程は、前記裏地の指と、前記シェルの指との一方のみに前記接着剤を塗布する工程を備える、請求項1に記載の方法。
  9. 前記少なくとも一本の指は側部を備え、前記接着剤は前記裏地の側部と、前記シェルの側部との一方に塗布される、請求項8に記載の方法。
  10. 前記シェル,前記裏地,及び前記挿入部分は親指部を備える、請求項1に記載の方法。
  11. 前記親指部における前記裏地内面と、前記親指部における前記挿入部分二面との一方に前記接着剤を塗布する工程と、
    前記親指部における前記シェル内面と、前記親指部における前記挿入部分一面との一方に前記接着剤を塗布する工程と、
    前記組付けられたシェル,挿入部分,及び裏地の前記接着剤を活性化して、前記挿入部分を前記シェル及び前記裏地の親指部において接着する工程とをさらに備える、請求項10に記載の方法。
  12. シェルを設ける工程は、前記シェル外面を内側に配向させ、かつ前記シェル内面を外側に配向させて構成して前記シェルを設ける工程をさらに備え、
    前記挿入部分を前記裏地及び前記シェルに組付ける工程は、前記シェル外面を外側に配向させ、かつ前記シェル内面を内側に配向させるとともに、前記シェル内面を前記挿入部分一面向きに、かつ近接するように前記シェルを再構成する工程をさらに備える、請求項1に記載の方法。
  13. ハンドウェアであって、
    使用者の掌、手の甲、及び手の指を受入れるように寸法が定められた内部空間を備えるシェルであって、前記シェルは前記ハンドウェアの外面であるシェル外面と、前記シェル外面の反対側のシェル内面とを備え、前記シェルは前記使用者の指を受入れるシェル指部と、前記使用者の掌および手の甲を受入れるシェル掌部およびシェル手の甲部とを備えるシェルと、
    前記シェル内において前記シェルに整合するように寸法が定められた裏地であって、前記裏地は、使用者の手からの熱の伝達を抑制するように構成された材料から形成され前記裏地は前記使用者の前記掌、前記手の甲、及び前記手の指を含む手に接触して配置される裏地外面と、前記裏地外面の反対側の裏地内面とを備え、前記裏地は、前記シェル指部に整合するように寸法が定められた裏地指部と、前記使用者の掌に整合するように寸法が定められた裏地掌部と、前記使用者の手の甲に整合するように寸法が定められた裏地手の甲部とを備える前記裏地と、
    前記シェル内において前記シェルおよび前記裏地の間で前記シェルおよび前記裏地に整合するように寸法が定められた挿入部分であって、該挿入部分は、防水性及び蒸気が通過するための通気性を有する材料から形成され前記挿入部分は前記シェル内面を向く挿入部分第一面と、前記裏地内面を向く挿入部分第二面とを備え、前記挿入部分は、前記シェル指部及び前記裏地指部の間において前記シェル指部及び前記裏地指部に整合するように寸法が定められた挿入部分指部と、前記シェル掌部及び前記裏地掌部の間において前記シェル掌部及び前記裏地掌部に整合するように寸法が定められた挿入部分掌部と、前記シェル手の甲部及び前記裏地手の甲部の間において前記シェル手の甲部及び前記裏地手の甲部に整合するように寸法が定められた挿入部分手の甲部とを備える前記挿入部分と、
    前記シェル内面の前記シェル指部及び前記挿入部分第一面の前記挿入部分指部のみに接着し、かつ前記挿入部分第一面を前記シェル掌部における前記シェル内面に接着しない第一部分の熱活性型接着剤と、
    前記裏地内面の前記裏地指部及び前記挿入部分第二面の前記挿入部分指部のみに接着し、かつ前記挿入部分第二面を前記裏地掌部における前記裏地内面に接着しない第二部分の熱活性型接着剤とを備えるハンドウェア。
  14. 前記シェル指部,前記裏地指部,及び前記挿入部分指部において少なくとも一本の指をさらに備える、請求項13に記載のハンドウェア。
  15. 四本の指をさらに備える、請求項14に記載のハンドウェア。
  16. 前記シェル指部及び前記裏地指部における前記指はマチを備える、請求項14に記載のハンドウェア。
  17. 前記第一部の接着剤は、前記シェル指部及び前記裏地指部において前記マチのみに接着する接着剤を含む、請求項16に記載のハンドウェア。
  18. 前記シェル,前記裏地,及び前記挿入部分は親指部を備える、請求項13に記載のハンドウェア。
  19. 前記第一部の接着剤は、前記シェル内面の前記シェルの親指部と、前記挿入部分第一面の前記挿入部分の親指部とに接着する接着剤を含み、
    前記第二部の接着剤は前記裏地内面の前記裏地の親指部と、前記挿入部分第二面の前記挿入部分の親指部とに接着する接着剤を含む、請求項18に記載のハンドウェア。
  20. 前記裏地指部における前記裏地内面と、前記挿入部分指部における前記挿入部分第二面との間の前記熱活性型接着剤は、前記シェル指部における前記シェル内面と、前記挿入部分指部における前記挿入部分第一面との間の前記熱活性型接着剤に整合している請求項1に記載の方法。
  21. 前記挿入部分を前記裏地および前記シェルに組付ける工程は、前記裏地手の甲部における前記裏地内面と、前記挿入部分手の甲部における前記挿入部分第二面との間に熱活性型接着剤を備えず、かつ前記挿入部分手の甲部における前記挿入部分第一面と、前記シェル手の甲部における前記シェル内面との間に熱活性型接着剤を備えない状態で、前記挿入部分を組付ける請求項20に記載の方法。
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