JP5225703B2 - 情報処理装置及び方法、並びにコンピュータプログラム - Google Patents

情報処理装置及び方法、並びにコンピュータプログラム Download PDF

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Description

本発明は、例えばデジタル放送に含まれるデータ放送コンテンツを表示する情報処理装置及び方法、並びにコンピュータをこのような情報処理装置として機能させるコンピュータプログラムの技術分野に関する。
テレビ放送では、情報番組や、ニュース番組や、ドラマ番組や、映画番組等の多種多様な番組が放送されており、ユーザは、これらのテレビ番組を好みに応じて視聴することができる。特に、近年では、BS(Broadcast Satellite)デジタル放送や地上デジタル放送が開始されたことに伴い、本格的なデータ放送サービスが開始された。
従来、データ放送コンテンツに対しては、ユーザは、上下左右へのフォーカスの移動を指示するための方向キーや決定を指示するための決定キーを備えるリモートコントローラ(以下、“リモコン”と称する)を操作することにより、データ放送コンテンツをインタラクティブに操作することができる。しかしながら、リモコンを用いた操作であるがゆえに、操作性が悪いという技術的な問題点を有していた。
このため、データ放送コンテンツを記述するための規格であるBML(Broadcast Markup Language)がリモコンでの操作しか想定していないという前提の下で、特許文献1や2に開示されたように、ポインティングデバイスを用いた操作を行うための技術が開発されている。
特開2003−60593号公報 特開2006−345392号公報
上述した特許文献1や2に開示された技術では、BMLで規定されているナビゲーション特性(nav−index)を用いて、ユーザが選択可能な(言い換えれば、フォーカスを遷移させることができる)描画オブジェクトを認識したり、或いはフォーカスの遷移の順序や、実行時の処理等を解析している。しかしながら、ユーザが選択可能な描画オブジェクトのうちナビゲーション特性を用いて認識することができる描画オブジェクトは、BMLを用いてマークアップ記述された描画オブジェクトに限定されてしまう。
他方で、現状のデータ放送コンテンツでは、ECMAScript等のスクリプトを用いたコンテンツが急増している。このようなスクリプトを用いたコンテンツにおいては、上述のナビゲーション特性を用いた描画オブジェクトの認識やフォーカスの遷移の順序や、実行時の処理等を行うことができないという技術的な問題点を有している。つまり、スクリプトを用いたデータ放送コンテンツに対しては、上述した技術では、ポインティングデバイスを用いた操作を行うことができないという技術的な問題点を有している。
本発明は、例えば上述した従来の問題点に鑑みなされたものであり、例えば、スクリプトを用いて記述されたデータ放送コンテンツ等の各種コンテンツに対して、ポインティングデバイスを用いた操作を行うことを可能とならしめる情報処理装置及び方法、並びにコンピュータプログラムを提供することを課題とする。
上記課題を解決するために、本発明の情報処理装置は、少なくとも1つの描画オブジェクトを示すオブジェクト情報及び前記少なくとも1つの描画オブジェクトに対する処理を規定する処理スクリプトを示すスクリプト情報の夫々を独立して含むコンテンツを取得する取得手段と、前記コンテンツを表示画面上に表示する表示手段に対して、前記コンテンツを出力する出力手段と、前記オブジェクト情報及び前記スクリプト情報の少なくとも一方に基づいて、前記少なくとも1つの描画オブジェクトのうちユーザによる操作の対象となる描画オブジェクトである操作対象オブジェクトを検出する第1検出手段と、前記オブジェクト情報及び前記スクリプト情報の少なくとも一方に基づいて、前記操作対象オブジェクトの前記表示画面上での表示位置を検出する第2検出手段と、前記オブジェクト情報及び前記スクリプト情報の少なくとも一方に基づいて、前記操作対象オブジェクトに対して前記ユーザの操作が行われた場合に実行される処理を検出する第3検出手段と、前記操作対象オブジェクトと前記操作対象オブジェクトに対して前記ユーザの操作が行われた場合に実行される処理とが夫々対応付けられた処理データベースを生成する生成手段と、前記表示画面上の所望の表示位置を指定可能なポインティングデバイスを用いて前記ユーザが前記操作対象オブジェクトの表示位置を指定した場合に、前記処理データベースに基づいて、前記ユーザにより指定された前記操作対象オブジェクトに対して前記ユーザの操作が行われた場合に実行されるべき処理を実行する処理手段とを備える
上記課題を解決するために、本発明の情報処理方法は、少なくとも1つの描画オブジェクトを示すオブジェクト情報及び前記少なくとも1つの描画オブジェクトに対する処理を規定する処理スクリプトを示すスクリプト情報の夫々を独立して含むコンテンツを取得する取得工程と、前記コンテンツを表示画面上に表示する表示手段に対して、前記コンテンツを出力する出力工程と、前記オブジェクト情報及び前記スクリプト情報の少なくとも一方に基づいて、前記少なくとも1つの描画オブジェクトのうちユーザによる操作の対象となる描画オブジェクトである操作対象オブジェクトを検出する第1検出工程と、前記オブジェクト情報及び前記スクリプト情報の少なくとも一方に基づいて、前記操作対象オブジェクトの前記表示画面上での表示位置を検出する第2検出工程と、前記オブジェクト情報及び前記スクリプト情報の少なくとも一方に基づいて、前記操作対象オブジェクトに対して前記ユーザの操作が行われた場合に実行される処理を検出する第3検出工程と、前記操作対象オブジェクトと前記操作対象オブジェクトに対して前記ユーザの操作が行われた場合に実行される処理とが夫々対応付けられた処理データベースを生成する生成工程と、前記表示画面上の所望の表示位置を指定可能なポインティングデバイスを用いて前記ユーザが前記操作対象オブジェクトの表示位置を指定した場合に、前記処理データベースに基づいて、前記ユーザにより指定された前記操作対象オブジェクトに対して前記ユーザの操作が行われた場合に実行されるべき処理を実行する処理工程とを備える。
上記課題を解決するために、本発明のコンピュータプログラムは、少なくとも1つの描画オブジェクトを示すオブジェクト情報及び前記少なくとも1つの描画オブジェクトに対する処理を規定する処理スクリプトを示すスクリプト情報の夫々を独立して含むコンテンツを取得する取得手段と、前記コンテンツを表示画面上に表示する表示手段に対して、前記コンテンツを出力する出力手段と、前記オブジェクト情報及び前記スクリプト情報の少なくとも一方に基づいて、前記少なくとも1つの描画オブジェクトのうちユーザによる操作の対象となる描画オブジェクトである操作対象オブジェクトを検出する第1検出手段と、前記オブジェクト情報及び前記スクリプト情報の少なくとも一方に基づいて、前記操作対象オブジェクトの前記表示画面上での表示位置を検出する第2検出手段と、前記オブジェクト情報及び前記スクリプト情報の少なくとも一方に基づいて、前記操作対象オブジェクトに対して前記ユーザの操作が行われた場合に実行される処理を検出する第3検出手段と、前記操作対象オブジェクトと前記操作対象オブジェクトに対して前記ユーザの操作が行われた場合に実行される処理とが夫々対応付けられた処理データベースを生成する生成手段と、前記表示画面上の所望の表示位置を指定可能なポインティングデバイスを用いて前記ユーザが前記操作対象オブジェクトの表示位置を指定した場合に、前記処理データベースに基づいて、前記ユーザにより指定された前記操作対象オブジェクトに対して前記ユーザの操作が行われた場合に実行されるべき処理を実行する処理手段とを備える情報処理装置に備えられたコンピュータを制御する記録制御用のコンピュータプログラムであって、該コンピュータを、前記記録手段、前記取得手段、前記出力手段、前記第1検出手段、前記第2検出手段、前記第3検出手段、前記生成手段及び前記処理手段として機能させる。
本発明の作用及び他の利得は次に説明する実施の形態から明らかにされよう。
以下、発明を実施するための最良の形態として、本発明の情報処理装置及び方法、並びにコンピュータプログラムに係る実施形態の説明を進める。
(情報処理装置の実施形態)
本発明の情報処理装置に係る実施形態は、少なくとも1つの描画オブジェクトを示すオブジェクト情報及び前記少なくとも1つの描画オブジェクトに対する処理を規定する処理スクリプトを示すスクリプト情報の夫々を独立して含むコンテンツを取得する取得手段と、前記コンテンツを表示画面上に表示する表示手段に対して、前記コンテンツを出力する出力手段と、前記オブジェクト情報及び前記スクリプト情報の少なくとも一方に基づいて、前記少なくとも1つの描画オブジェクトのうちユーザによる操作の対象となる描画オブジェクトである操作対象オブジェクトを検出する第1検出手段と、前記オブジェクト情報及び前記スクリプト情報の少なくとも一方に基づいて、前記操作対象オブジェクトの前記表示画面上での表示位置を検出する第2検出手段と、前記オブジェクト情報及び前記スクリプト情報の少なくとも一方に基づいて、前記操作対象オブジェクトに対して前記ユーザの操作が行われた場合に実行される処理を検出する第3検出手段と、前記操作対象オブジェクトと前記操作対象オブジェクトに対して前記ユーザの操作が行われた場合に実行される処理とが夫々対応付けられた処理データベースを生成する生成手段と、前記表示画面上の所望の表示位置を指定可能なポインティングデバイスを用いて前記ユーザが前記操作対象オブジェクトの表示位置を指定した場合に、前記処理データベースに基づいて、前記ユーザにより指定された前記操作対象オブジェクトに対して前記ユーザの操作が行われた場合に実行されるべき処理を実行する処理手段とを備える。
本発明の情報処理装置に係る実施形態は、取得手段の動作により、コンテンツが取得される。取得されたコンテンツは、出力手段の動作により、表示手段に対して出力される。出力手段は、表示手段が直接処理可能な形式のデータとして、表示手段に対してコンテンツを直接出力してもよい。或いは、出力手段は、所定の形式のデータとして、任意の処理手段(特に、出力手段と表示手段との間に設けられる外部の又は内部の処理手段)に対してコンテンツを出力してもよい。この場合、処理手段において、コンテンツは、表示手段が直接処理可能な形式のデータに変換された後、表示手段へ出力される。つまり、出力手段は、所定の処理を行うことで表示手段が直接処理可能な形式のデータとなるデータとして、表示手段に対して間接的にコンテンツを出力してもよい。その結果、表示手段の動作により、表示画面上に表示される。ここに、本実施形態における「コンテンツ」は、オブジェクト情報とスクリプト情報とを含んでいる。本実施形態における「オブジェクト情報」は、表示画面上に実際に表示される(言い換えれば、描画される)少なくとも1つの描画オブジェクトを示す情報であって、例えば描画オブジェクトの種類や表示位置や画像を示す。また、本実施形態における「スクリプト情報」は、描画オブジェクトに対する所定の操作に応じて実行される処理を示す情報であり、例えば処理を規定するスクリプトそのものを示す。特に、本実施形態に係る「コンテンツ」では、オブジェクト情報とスクリプト情報とが明確に分離された状態で記述されている。このようなコンテンツとして、例えばBSデジタル放送や地上デジタル放送に重畳されて放送されるデータ放送コンテンツ等が一例としてあげられる。この場合、コンテンツは、ECMAScriptを含むBMLによって記述されている。もちろん、本実施形態における「コンテンツ」がデータ放送コンテンツに限定されることはなく、オブジェクト情報(言い換えれば、表示画面における描画オブジェクトそのものを示す情報)と、スクリプト情報(言い換えれば、表示画面に表示された描画オブジェクトに対して行われる処理そのものを示す情報)とが分離された状態で記述されているコンテンツであれば、本実施形態に係るコンテンツの一例となり得る。
このようなコンテンツ(典型的には、データ放送コンテンツ)は、リモコンを用いた操作が前提として設計されている。しかしながら、本実施形態では、このようなコンテンツに対して、例えばタッチパネルやマウスやタブレットやタッチパッド等のポインティングデバイスを用いた直感的な操作を提供する。
このような直感的な操作を提供するため、本実施形態では、第1検出手段の動作により、オブジェクト情報が示す少なくとも1つの描画オブジェクトのうちユーザによる操作の対象となる描画オブジェクトである操作対象オブジェクトが検出される。ここに、「操作の対象となる操作対象オブジェクト」とは、リモコンを用いた操作によって何らかのアクションの対象となる描画オブジェクトを示す趣旨であり、例えば、ユーザが現在着目している状態を示すフォーカスが遷移可能な描画オブジェクトや、選択可能な(言い換えれば、実行可能な)描画オブジェクトを示す。操作対象オブジェクトが複数存在する場合には、複数の操作対象オブジェクトが検出されることは言うまでもない。
また、第2検出手段の動作により、第1検出手段により検出された操作対象オブジェクトの表示画面上における表示位置(或いは、表示座標)が検出される。操作対象オブジェクトが複数存在する場合には、複数の操作対象オブジェクトの夫々の表示位置が検出されることは言うまでもない。
また、第3検出手段の動作により、操作対象オブジェクトに対してユーザの操作が行われた場合に実行される処理が検出される。具体的には、例えば、操作対象オブジェクトに対してフォーカスが遷移してきた場合に実行される処理や、操作対象オブジェクトが選択された場合に実行される処理が検出される。尚、ここでは、操作対象オブジェクトに対して行いえる全ての操作の夫々によって実行される処理が検出されることが好ましい。また、操作対象オブジェクトが複数存在する場合には、複数の操作対象オブジェクトの夫々毎に、ユーザの操作が行われた場合に実行される処理が検出されることは言うまでもない。
その後、生成手段の動作により、操作対象オブジェクト(つまり、第1検出手段による検出結果)と、該操作対象オブジェクトに対してユーザの操作が行われた場合に実行される処理(つまり、第3検出手段による検出結果)とが対応付ける処理データベースが生成される。具体的には、例えば、第1の操作対象オブジェクトと、該第1の操作対象オブジェクトに対してユーザの操作が行われた場合に実行される処理とを対応付けると共に、第1の操作対象オブジェクトとは異なる第2の操作対象オブジェクトと、該第2の操作対象オブジェクトに対してユーザの操作が行われた場合に実行される処理とを対応付ける処理データベースが生成される。
以上説明した処理の後に又は並行して、ポインティングデバイスを用いたユーザの操作が、表示画面上に表示されるコンテンツに対して行われる。ここで、ユーザが指定した位置が、第2検出手段により検出された操作対象オブジェクトの表示位置と一致する又は含まれる場合には、操作対象オブジェクトに対するユーザの操作(例えば、選択操作や決定操作)が行われたものと認識される。この場合、処理手段の動作により、処理データベースを参照しながら、ユーザが指定した操作対象オブジェクトに対してフォーカスが遷移してきた場合又は選択された場合に実行されるべき処理が行われる。
その結果、例えばリモコンを用いた操作を前提として設計されているコンテンツに対して、ポインティングデバイスを用いた操作を行うことができる。特に、操作対象オブジェクト(つまり、オブジェクト情報により特定される要素)と、該操作対象オブジェクトに対して行われる操作によって実行される処理(つまり、スクリプト情報に特定される要素)との対応付けを示す処理データベースを生成しているため、スクリプトプログラムを用いて記述されたコンテンツに対しても、ポインティングデバイスを用いた操作を実現することができる。これは、ナビゲーション特性を用いることでポインティングデバイスを用いた操作を実現する特許文献1及び2に開示された構成では到底享受することができないという点で、極めて優れたものである。
尚、本実施形態においては、表示手段は、情報処理装置の構成要素として含まれていてもよい。このような構成として、ディスプレイ一体型の情報機器(例えば、テレビ等)が一例としてあげられる。或いは、表示手段は、情報処理装置の外部の構成要素として構成されていてもよい。このような構成として、ディスプレイと別体の情報機器(例えば、ディスプレイに接続されるパソコン本体や、DVD/BDレコーダ等)が一例としてあげられる。
本発明の情報処理装置に係る実施形態の一の態様では、前記第3検出手段は、前記操作対象オブジェクトに対するフォーカスを移動させる移動操作を行うための方向キー及び前記操作対象オブジェクトを選択する選択操作を行うための決定キーを備える操作手段を用いた前記コンテンツへの操作を擬似的に又は仮想的に行うことで、前記操作対象オブジェクトに対して前記ユーザの操作が行われた場合に実行される処理を検出する。
この態様によれば、操作対象オブジェクトに対してユーザの操作が行われた場合に実行される処理を確実に検出することができる。
この場合、想定し得る全ての操作が擬似的に又は仮想的に実行されることが好ましい。これにより、全ての操作対象オブジェクトに対して想定し得る操作が行われた場合に実行される処理の全てを確実に検出することができる。
尚、「操作を擬似的に又は仮想的に行う」とは、例えばCPU等の上で操作を行うことを示す趣旨であって、その操作表示画面上における表示態様に操作結果を反映させる必要はない。具体的には、例えば、シミュレーションの如き動作である。
上述の如く操作手段を用いたコンテンツへの操作を擬似的に又は仮想的に行う情報処理装置の態様では、前記第3検出手段は、前記操作対象オブジェクトが選択されている状態に対して前記移動操作が行われた場合に実行される処理、並びに前記操作対象オブジェクトがフォーカスを持つ状態に対して前記選択操作が行われた場合に実行される処理の少なくとも一方を検出するように構成してもよい。
このように構成すれば、操作対象オブジェクト毎に、移動操作を行ったときの移動先や移動操作に伴って行われる処理及び選択操作を行ったときの処理等を好適に検出することができる。
本発明の情報処理装置に係る実施形態の他の態様では、前記生成手段は、前記操作対象オブジェクトと、前記操作対象オブジェクトを選択する場合に実行されるべき処理及び前記操作対象オブジェクトが選択されるまでに実行されるべき処理の夫々とが夫々対応付けられた前記処理データベースを生成し、前記処理手段は、前記ユーザにより指定された前記操作対象オブジェクトを選択する場合に実行されるべき処理に加えて、前記ユーザにより指定された前記操作対象オブジェクトが選択されるまでに実行されるべき処理を更に行う。
ポインティングデバイスを用いた操作で直接指定可能な描画オブジェクトであっても、リモコンを用いた操作では、他の描画オブジェクトにフォーカスを移動させた後でなければフォーカスを移動させることができない描画オブジェクトがある。例えば、上下方向に連続的に配列した3つの描画オブジェクトのうち1番上に位置する描画オブジェクトにフォーカスがある状態において、1番下に位置する描画オブジェクトにフォーカスを遷移させる場合には、まずリモコンが備える方向キーの下キーを押下して中央に位置する描画オブジェクトにフォーカスを遷移させた後、再度下キーを押下して一番下に位置する描画オブジェクトにフォーカスを遷移させる必要がある。ここで、一番下に位置する描画オブジェクトにフォーカスを遷移させた際に実行される処理が、中央に位置する描画オブジェクトにフォーカスを遷移させた際に実行される処理を前提とした処理である場合には、ポインティングデバイスを用いて一番下に位置する描画オブジェクトに直接フォーカスを遷移させた場合に、本来意図している処理が行われなくなってしまう可能性がある。つまり、ポインティングデバイスを用いてある一の描画オブジェクトに直接フォーカスを遷移させた場合には、その一の描画オブジェクトにフォーカスを遷移させるまでに本来行うべき操作を行っていないため、一の描画オブジェクトにフォーカスを遷移させた際に実行される処理であって且つ一の描画オブジェクトにフォーカスを遷移させるまでに実行されるはずである処理を前提とした処理が適切に行われなくなってしまう可能性がある。
しかるに、この態様によれば、一の描画オブジェクトにフォーカスを遷移させる際に実行される処理のみならず、一の描画オブジェクトにフォーカスを遷移させるまでに実行されるはずである処理をも含む処理データベースを生成することができる。従って、ポインティングデバイスを用いてある一の描画オブジェクトに直接フォーカスを遷移させる場合であっても、一の描画オブジェクトにフォーカスを遷移させる際に実行される処理であって且つ一の描画オブジェクトにフォーカスを遷移させるまでに実行されるはずである処理を前提とした処理を適切に行うことができる。
本発明の情報処理装置に係る実施形態の他の態様では、前記生成手段は、前記操作対象オブジェクトの夫々と、前記操作対象オブジェクトが選択されるまでに実行されるべき処理が行われた後に前記操作対象オブジェクトを選択する場合に実行されるべき処理とが夫々対応付けられた前記処理データベースを生成し、前記処理手段は、前記ユーザにより指定された前記操作対象オブジェクトが選択されるまでに実行されるべき処理が行われた後に前記ユーザにより指定された前記操作対象オブジェクトを選択する場合に実行されるべき処理を行う。
この態様によれば、上述したように、一の描画オブジェクトにフォーカスを遷移させる際に実行される処理のみならず、一の描画オブジェクトにフォーカスを遷移させるまでに実行されるはずである処理をも含む処理データベースを生成することができる。特に、一の描画オブジェクトにフォーカスを遷移させる際に実行される処理として、一の描画オブジェクトにフォーカスを遷移させるまでに実行されるはずである処理をも考慮した処理を含む処理データベースが生成される。従って、ポインティングデバイスを用いてある一の描画オブジェクトに直接フォーカスを遷移させる場合であっても、一の描画オブジェクトにフォーカスを遷移させる際に実行される処理であって且つ一の描画オブジェクトにフォーカスを遷移させるまでに実行されるはずである処理を前提とした処理を適切に行うことができる。
これらの態様では、前記操作対象オブジェクトが選択されるまでに実行されるべき処理は、少なくとも、前記ユーザの属性を示す個人プロファイルを含むように構成してもよい。
このように構成すれば、ポインティングデバイスを用いてある一の描画オブジェクトに直接フォーカスを遷移させる場合であっても、一の描画オブジェクトにフォーカスを遷移させる際に実行される処理であって且つ一の描画オブジェクトにフォーカスを遷移させるまでに実行されるはずである個人プロファイルを用いた処理を前提とした処理を適切に行うことができる。
本発明の情報処理装置に係る実施形態の他の態様では、前記コンテンツは、データ放送コンテンツである。
この態様によれば、例えばBSデジタル放送や地上デジタル放送に重畳されて放送されるデータ放送コンテンツに対して、上述した各種効果を好適に享受することができる。
上述の如くコンテンツがデータ放送コンテンツである情報処理装置の態様では、前記オブジェクト情報及び前記スクリプト情報の夫々は、BML(Broadcast Markup Language)のAプロファイルで記述されているように構成してもよい。
この態様によれば、例えばECMAScriptを含むBMLを用いて記述されているデータ放送コンテンツに対して、上述した各種効果を好適に享受することができる。
(情報処理方法の実施形態)
本発明の情報処理方法に係る実施形態は、少なくとも1つの描画オブジェクトを示すオブジェクト情報及び前記少なくとも1つの描画オブジェクトに対する処理を規定する処理スクリプトを示すスクリプト情報の夫々を独立して含むコンテンツを取得する取得工程と、前記コンテンツを表示画面上に表示する表示手段に対して、前記コンテンツを出力する出力工程と、前記オブジェクト情報及び前記スクリプト情報の少なくとも一方に基づいて、前記少なくとも1つの描画オブジェクトのうちユーザによる操作の対象となる描画オブジェクトである操作対象オブジェクトを検出する第1検出工程と、前記オブジェクト情報及び前記スクリプト情報の少なくとも一方に基づいて、前記操作対象オブジェクトの前記表示画面上での表示位置を検出する第2検出工程と、前記オブジェクト情報及び前記スクリプト情報の少なくとも一方に基づいて、前記操作対象オブジェクトに対して前記ユーザの操作が行われた場合に実行される処理を検出する第3検出工程と、前記操作対象オブジェクトと前記操作対象オブジェクトに対して前記ユーザの操作が行われた場合に実行される処理とが夫々対応付けられた処理データベースを生成する生成工程と、前記表示画面上の所望の表示位置を指定可能なポインティングデバイスを用いて前記ユーザが前記操作対象オブジェクトの表示位置を指定した場合に、前記処理データベースに基づいて、前記ユーザにより指定された前記操作対象オブジェクトに対して前記ユーザの操作が行われた場合に実行されるべき処理を実行する処理工程とを備える。
本発明の情報処理方法に係る実施形態によれば、上述した本発明の情報処理装置に係る実施形態が享受することができる各種効果と同様の効果を享受することができる。
尚、上述した本発明の情報処理装置に係る実施形態における各種態様に対応して、本発明の情報処理方法に係る実施形態も各種態様を採ることが可能である。
(コンピュータプログラムの実施形態)
本発明のコンピュータプログラムに係る実施形態は、少なくとも1つの描画オブジェクトを示すオブジェクト情報及び前記少なくとも1つの描画オブジェクトに対する処理を規定する処理スクリプトを示すスクリプト情報の夫々を独立して含むコンテンツを取得する取得手段と、前記コンテンツを表示画面上に表示する表示手段に対して、前記コンテンツを出力する出力手段と、前記オブジェクト情報及び前記スクリプト情報の少なくとも一方に基づいて、前記少なくとも1つの描画オブジェクトのうちユーザによる操作の対象となる描画オブジェクトである操作対象オブジェクトを検出する第1検出手段と、前記オブジェクト情報及び前記スクリプト情報の少なくとも一方に基づいて、前記操作対象オブジェクトの前記表示画面上での表示位置を検出する第2検出手段と、前記オブジェクト情報及び前記スクリプト情報の少なくとも一方に基づいて、前記操作対象オブジェクトに対して前記ユーザの操作が行われた場合に実行される処理を検出する第3検出手段と、前記操作対象オブジェクトと前記操作対象オブジェクトに対して前記ユーザの操作が行われた場合に実行される処理とが夫々対応付けられた処理データベースを生成する生成手段と、前記表示画面上の所望の表示位置を指定可能なポインティングデバイスを用いて前記ユーザが前記操作対象オブジェクトの表示位置を指定した場合に、前記処理データベースに基づいて、前記ユーザにより指定された前記操作対象オブジェクトに対して前記ユーザの操作が行われた場合に実行されるべき処理を実行する処理手段とを備える情報処理装置(即ち、上述した本発明の情報処理装置に係る実施形態(但し、その各種態様を含む))に備えられたコンピュータを制御する記録制御用のコンピュータプログラムであって、該コンピュータを、前記記録手段、前記取得手段、前記出力手段、前記第1検出手段、前記第2検出手段、前記第3検出手段、前記生成手段及び前記処理手段として機能させる。
本発明のコンピュータプログラムに係る実施形態によれば、当該コンピュータプログラムを格納するROM、CD−ROM、DVD−ROM、ハードディスク等の記録媒体から、当該コンピュータプログラムをコンピュータに読み込んで実行させれば、或いは、当該コンピュータプログラムを、通信手段を介してコンピュータにダウンロードさせた後に実行させれば、上述した本発明の情報処理装置に係る実施形態を比較的簡単に実現できる。
尚、上述した本発明の情報処理装置に係る実施形態における各種態様に対応して、本発明のコンピュータプログラムに係る実施形態も各種態様を採ることが可能である。
(コンピュータプログラム製品の実施形態)
本発明のコンピュータ読取可能なコンピュータプログラム製品に係る実施形態は、少なくとも1つの描画オブジェクトを示すオブジェクト情報及び前記少なくとも1つの描画オブジェクトに対する処理を規定する処理スクリプトを示すスクリプト情報の夫々を独立して含むコンテンツを取得する取得手段と、前記コンテンツを表示画面上に表示する表示手段に対して、前記コンテンツを出力する出力手段と、前記オブジェクト情報及び前記スクリプト情報の少なくとも一方に基づいて、前記少なくとも1つの描画オブジェクトのうちユーザによる操作の対象となる描画オブジェクトである操作対象オブジェクトを検出する第1検出手段と、前記オブジェクト情報及び前記スクリプト情報の少なくとも一方に基づいて、前記操作対象オブジェクトの前記表示画面上での表示位置を検出する第2検出手段と、前記オブジェクト情報及び前記スクリプト情報の少なくとも一方に基づいて、前記操作対象オブジェクトに対して前記ユーザの操作が行われた場合に実行される処理を検出する第3検出手段と、前記操作対象オブジェクトと前記操作対象オブジェクトに対して前記ユーザの操作が行われた場合に実行される処理とが夫々対応付けられた処理データベースを生成する生成手段と、前記表示画面上の所望の表示位置を指定可能なポインティングデバイスを用いて前記ユーザが前記操作対象オブジェクトの表示位置を指定した場合に、前記処理データベースに基づいて、前記ユーザにより指定された前記操作対象オブジェクトに対して前記ユーザの操作が行われた場合に実行されるべき処理を実行する処理手段とを備える情報処理装置(即ち、上述した本発明の情報処理装置に係る実施形態(但し、その各種態様を含む))に備えられたコンピュータにより実行可能なプログラム命令を明白に具現化し、該コンピュータを、前記取得手段、前記出力手段、前記第1検出手段、前記第2検出手段、前記第3検出手段、前記生成手段及び前記処理手段として機能させる。
本発明のコンピュータ読取可能なコンピュータプログラム製品に係る実施形態によれば、当該コンピュータプログラム製品を格納するROM、CD−ROM、DVD−ROM、ハードディスク等の記録媒体から、当該コンピュータプログラム製品をコンピュータに読み込めば、或いは、例えば伝送波である当該コンピュータプログラム製品を、通信手段を介してコンピュータにダウンロードすれば、上述した本発明の情報処理装置に係る実施形態を比較的容易に実施可能となる。更に具体的には、当該コンピュータプログラム製品は、上述した本発明の情報処理装置に係る実施形態として機能させるコンピュータ読取可能なコード(或いはコンピュータ読取可能な命令)から構成されてよい。
尚、上述した本発明の情報処理装置に係る実施形態における各種態様に対応して、本発明のコンピュータプログラム製品に係る実施形態も各種態様を採ることが可能である。
本実施形態のこのような作用及び他の利得は次に説明する実施例から更に明らかにされよう。
以上説明したように、本発明の情報処理装置に係る実施形態によれば、取得手段と、出力手段と、第1検出手段と、第2検出手段と、第3検出手段と、生成手段と、処理手段とを備える。本発明の情報処理方法に係る実施形態によれば、取得工程と、出力工程と、第1検出工程と、第2検出工程と、第3検出工程と、生成工程と、処理工程とを備える。本発明のコンピュータプログラムに係る実施形態によれば、コンピュータを本発明の情報処理装置に係る実施形態として機能させる。従って、スクリプトプログラムを用いて記述されたデータ放送コンテンツ等の各種コンテンツに対して、ポインティングデバイスを用いた操作を実現することができる。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。尚、以下の実施例では、本発明に係る情報処理装置を、データ放送コンテンツを受信・表示可能なデータ放送受信装置に適用した例について説明する。
(1)基本構成
はじめに、図1を参照して、本実施例に係るデータ放送受信装置1の基本構成について説明を進める。ここに、図1は、本実施例に係るデータ放送受信装置1の基本構成を概念的に示すブロック図である。
図1に示すように、データ放送受信装置1は、受信部11と、BML解釈・実行部12と、表示処理部13と、ディスプレイ14と、入力応答解析・制御部15と、データベース格納部16と、ポインティングデバイス17と、CPU18と、メモリ19と、データバス20とを備えている。
受信部11は、本発明における「取得手段」の一具体例を構成しており、放送電波を受信すると共に、放送電波に含まれるデータ放送コンテンツを取得可能に構成されている。尚、データ放送コンテンツに加えて、通常の放送コンテンツを取得するように構成してもよい。この場合、放送コンテンツのうちユーザが選択したチャンネルの番組が、ディスプレイ14に表示される。
尚、本実施例においては、データ放送コンテンツは、BMLで記述されると共に、Aプロファイルに準拠しているものとする。もちろん、これ以外のデータ放送コンテンツであってもよいことは言うまでもない。
BML解釈・実行部12は、本発明における「処理手段」の一具体例を構成しており、データ放送コンテンツを記述するBMLデータを解釈し、且つ実行可能に構成されている。また、BML解釈・実行部12は、入力応答解析・制御部15において抽出された、ポインティングデバイス17を用いたユーザの操作に応じた処理を実行可能に構成されている。実行結果(つまり、データ放送コンテンツの表示指令)は、表示処理部13へ出力される。
表示処理部13は、本発明における「出力手段」の一具体例を構成しており、BML解釈・実行部12における実行結果に応じたデータ放送コンテンツの表示を行うようにディスプレイ14を制御可能に構成されている。
ディスプレイ14は、本発明における「表示手段」の一具体例を構成しており、表示処理部13の制御の下に、データ放送コンテンツの表示を行う。このようなディスプレイ14として、例えば液晶ディスプレイや、プラズマディスプレイや、ブラウン管ディスプレイや、有機ELディスプレイ等が一例としてあげられる。
尚、データ放送受信装置1は、ディスプレイ14を備えていないように構成してもよい。この場合、データ放送受信装置1と接続される外部のディスプレイを用いることで、後述の処理を行うことができる。
入力応答・解析制御部15は、本発明における「第1検出手段」、「第2検出手段」、「第3検出手段」及び「生成手段」の一具体例を構成しており、方向キー及び決定キーを少なくとも備えるリモコンを用いた操作により、受信部11において取得されるデータ放送コンテンツがどのように操作・実行されるかを解析する。解析結果は、処理データベースとしてデータベース格納部16に格納される。また、入力応答・解析制御部15は、ポインティングデバイス17を用いたユーザの操作を検出すると共に、該ユーザの操作に応じた処理を処理データベースから抽出する。その後、抽出された処理を行うように、BML解釈・実行部12を制御する。尚、入力応答・解析制御部15の更に詳細な説明については、後に具体例を交えながら詳細に説明する(図3等参照)。
データベース格納部16は、入力応答・解析制御部15において生成された処理データベースを格納可能に構成されている。
ポインティングデバイス17は、ディスプレイ14の表示画面上の任意の位置を直接的に指定可能な装置であり、例えば、タッチパネルや、マウスや、タブレットや、タッチパッド等が一例としてあげられる。
CPU18は、データ放送受信装置1全体の動作を制御可能に構成されている。
メモリ19は、データ放送受信装置1が備える各構成要素(例えば、BML解釈・実行部12や入力応答・解析制御部16やCPU18等)が動作するためのファームウェアを格納するROM領域や、データ放送受信装置1におけるデータ処理全般に使用されるRAM領域を備えている。
データバス20は、データ放送受信装置1が備える各構成要素の間でデータの入出力を行う際に利用される。
(2)動作原理
続いて、図2を参照して、本実施例に係るデータ放送受信装置1の動作原理について説明する。ここに、図2は、本実施例に係るデータ放送受信装置1の動作の流れを概念的に示すフローチャートである。尚、説明の簡略化及び明確化のため、図2においては、本実施例に係るデータ放送受信装置1の動作の流れを簡単に説明し、その詳細な態様については、後に表示例を交えながら説明する(図3から図6等参照)。
図2に示すように、初めに、受信部11の動作により、データ放送コンテンツが取得される(ステップS101)。取得されたデータ放送コンテンツは、ディスプレイ14の表示画面上に表示される。
続いて、入力応答・解析制御部15の動作により、ステップS101において取得されたデータ放送コンテンツを記述するBMLデータを解析することで、データ放送コンテンツに含まれる描画オブジェクト(言い換えれば、表示部品)が検出される(ステップS102)。ここでの検出動作は、BMLデータ中のBML要素(後に詳述する、div要素や、object要素や、p要素等)を参照することで行われる。このとき、合わせて、ディスプレイ14の表示画面上における描画オブジェクトの表示位置(言い換えれば、表示座標)が検出されてもよい。
続いて、入力応答・解析制御部15の動作により、ステップS101において取得されたデータ放送コンテンツを記述するBMLデータを解析することで、初期フォーカスの位置が検出される(ステップS103)。つまり、データ放送コンテンツが初めて表示された場合の、デフォールトのフォーカスの位置が検出される。尚、「フォーカス」とは、データ放送コンテンツに含まれる描画オブジェクトのうちユーザによって現在着目されている描画オブジェクトを示すものである。この場合、フォーカスを持つ描画オブジェクトをハイライト表示させることで、フォーカスを持たない描画オブジェクトと区別して表示することが好ましく、もしくはデータ放送コンテンツ自身の処理によりハイライト表示がなされるように構成されていてもよい。
続いて、入力応答・解析制御部15の動作により、ステップS101において取得されたデータ放送コンテンツを記述するBMLデータを解析することで、リモコンが備える操作キー(例えば、方向キーや決定キー)の入力を受け取る要素とハンドラが検出される(ステップS104)。
続いて、入力応答・解析制御部15の動作により、ステップS101において取得されたデータ放送コンテンツを記述するBMLデータを解析することで、ユーザによって操作可能な(言い換えれば、フォーカスを移動可能な又は選択実行可能な)描画オブジェクトが検出される(ステップS105)。このとき、合わせて、ディスプレイ14の表示画面上における、ユーザによって操作可能な描画オブジェクトの表示位置(言い換えれば、表示座標)が検出される。尚、以降、説明の簡略化のため、ユーザによって操作可能な描画オブジェクトを、“操作可能描画オブジェクト”と称して説明を進める。
続いて、入力応答・解析制御部15の動作により、ステップS101において取得されたデータ放送コンテンツを記述するBMLデータを解析することで、ステップS105において検出された操作可能描画オブジェクトに対してリモコン(例えば、方向キー及び決定キーを少なくとも備えるリモコン)を用いた操作が行われることによって実行される処理が検出される(ステップS106)。尚、ここでは、実際に操作を行い且つ処理を実行する必要はなく、仮想的に又は擬似的にリモコンを用いた操作を行い、その操作の結果実行される処理が検出されれば足りる。
続いて、入力応答・解析制御部15の動作により、ステップS107における検出結果に基づいて、操作可能描画オブジェクトと、該操作可能描画オブジェクトに対する操作が行われることで実行される処理との対応付けを示す処理データベースが生成される(ステップS107)。ステップS107において生成された処理データベースは、データベース格納部16に格納される。
続いて、入力応答・解析制御部15の動作により、ポインティングデバイス17を用いたユーザの操作が行われるか否かが検出される(ステップS108)。
ポインティングデバイス17を用いたユーザの操作が行われた場合には、ポインティングデバイス17を用いてユーザが指定した表示画面上の位置に、操作可能描画オブジェクトが表示されているか否かが判定される。言い換えれば、ポインティングデバイス17を用いてユーザが指定した表示画面上の位置と、ステップS105において検出された操作可能描画オブジェクトの表示位置とが一致するか否かが判定される。
ポインティングデバイス17を用いてユーザが指定した表示画面上の位置に、操作可能描画オブジェクトが表示されていない場合(つまり、ポインティングデバイス17を用いてユーザが指定した表示画面上の位置と、ステップS105において検出された操作可能描画オブジェクトの表示位置とが一致しない場合)には、特段の処理は行われない。
他方で、ポインティングデバイス17を用いてユーザが指定した表示画面上の位置に、操作可能描画オブジェクトが表示されている場合(つまり、ポインティングデバイス17を用いてユーザが指定した表示画面上の位置と、ステップS105において検出された操作可能描画オブジェクトの表示位置とが一致する場合)には、入力応答・解析制御部15の動作により、データベース格納部16に格納されている処理データベースが参照され、ポインティングデバイス17を用いてユーザが指定した表示画面上の位置に表示されている操作可能描画オブジェクトに対する操作を行った場合に実行される処理が抽出される。その後、入力応答・解析制御部15の動作により、抽出された処理が実行されるようにBML解釈・実行部12が制御される。その結果、ポインティングデバイス17を用いたユーザの操作に応じた処理が行われる(ステップS109)。
(3)具体例
続いて、図3から図6を参照して、具体的な処理の態様について、具体的な表示例を交えながら説明を進める。ここに、図3は、データ放送コンテンツの表示例を概念的に示す平面図であり、図4は、処理データベースを概念的に示すデータ構造図であり、図5は、図3に示すデータ放送コンテンツに対して、ポインティングデバイス17を用いて天気ボタンを指定した場合の表示例を概念的に示す平面図であり、図6は、図3に示すデータ放送コンテンツに対して、ポインティングデバイス17を用いて株価ボタンを指定した場合の表示例を概念的に示す平面図である。
図3に示すように、データ放送コンテンツの一具体例は、描画オブジェクトとして、放送局ロゴ101と、通常の放送コンテンツが表示されるテレビ映像表示欄102と、情報表示欄103と、ニュースボタン104と、天気ボタン105と、株価ボタン106とを含んでいる。また、これらの描画オブジェクトは、背景110上に配置されている。
また、データ放送コンテンツの一具体例では、ニュースボタン104と、天気ボタン105と、株価ボタン106とのいずれかにフォーカスが存在する。つまり、ニュースボタン104と、天気ボタン105と、株価ボタン106とが、操作可能描画オブジェクトである。その一方で、放送局ロゴ101と、テレビ映像102と、情報表示欄103とは、フォーカスが遷移することはないため、操作可能描画オブジェクトとはならない。
データ放送コンテンツを初めて表示する際には、フォーカスは、ニュースボタン104に存在している。ニュースボタン104にフォーカスが存在している状態では、情報表示欄103にはニュースが表示される。ニュースボタン104にフォーカスが存在している状態で、リモコンの方向キーのうちの上キー、左キー又は右キーを押下した場合には、フォーカスの遷移は発生しない。他方、ニュースボタン104にフォーカスが存在している状態で、リモコンの方向キーのうちの下キーを押下した場合には、フォーカスがニュースボタン104から天気ボタン105へと遷移する。また、ニュースボタン104にフォーカスが存在している状態で、リモコンの決定キーを押下した場合には、情報表示欄103又はディスプレイ14の表示画面の少なくとも一部又は全体にニュースコンテンツが表示される。
天気ボタン105にフォーカスが存在している状態では、情報表示欄103には天気予報が表示される。このとき、ニュースボタン104から天気ボタン105にフォーカスが遷移してきた時点で、ユーザのプロファイル情報がデータ放送受信装置1のメモリ20内の永続記憶領域から読み込まれ、変数userdataに設定される。そして、変数userdataに設定された情報に応じて、天気予報情報が読み込まれる。この天気予報情報は、変数weatherdataに設定されると共に、データ放送受信装置1のメモリ20内の一時記憶領域に記録される。従って、情報表示欄103には、ユーザのプロファイル情報に応じた天気予報(例えば、ユーザが設定している住所付近の天気予報)が表示される。天気ボタン105にフォーカスが存在している状態で、リモコンの方向キーのうちの左キー又は右キーを押下した場合には、フォーカスの遷移は発生しない。他方、天気ボタン105にフォーカスが存在している状態で、リモコンの方向キーのうちの上キーを押下した場合には、フォーカスが天気ボタン105からニュースボタン104へと遷移する。また、天気ボタン105にフォーカスが存在している状態で、リモコンの方向キーのうちの下キーを押下した場合には、フォーカスが天気ボタン105から株価ボタン106へと遷移する。また、天気ボタン105にフォーカスが存在している状態で、リモコンの決定キーを押下した場合には、情報表示欄103又はディスプレイ14の表示画面の少なくとも一部又は全体に天気予報コンテンツが表示される。このとき、データ放送受信装置1のメモリ20内の一時記憶領域に、変数userdataに設定された情報に応じた天気予報情報(つまり、プロファイル情報に応じた天気予報)が記録されているため、天気予報コンテンツが表示された場合であっても、プロファイル情報に応じた天気予報が継続して表示される。
株価ボタン106にフォーカスが存在している状態では、情報表示欄103には株価情報が表示される。このとき、情報表示欄103には、天気ボタン105にフォーカスが遷移した時点で読み込まれた(つまり、変数userdataに設定された)ユーザのプロファイル情報に応じた株価情報(例えば、ユーザが興味を有している株価の情報)が表示される。この株価情報は、変数stockdataに設定されると共に、データ放送受信装置1のメモリ20内の一時記憶領域に記録される。株価ボタン106にフォーカスが存在している状態で、リモコンの方向キーのうちの下キー、左キー又は右キーを押下した場合には、フォーカスの遷移は発生しない。他方、株価ボタン106にフォーカスが存在している状態で、リモコンの方向キーのうちの上キーを押下した場合には、フォーカスが株価ボタン106から天気ボタン105へと遷移する。また、株価ボタン106にフォーカスが存在している状態で、リモコンの決定キーを押下した場合には、情報表示欄103又はディスプレイ14の表示画面の少なくとも一部又は全体に株価情報コンテンツが表示される。このとき、データ放送受信装置1のメモリ20内の一時記憶領域に、変数userdataに設定された情報に応じた株価情報(つまり、プロファイル情報に応じた株価情報)が記録されているため、株価情報コンテンツが表示された場合であっても、プロファイル情報に応じた株価情報が継続して表示される。
このようなデータ放送コンテンツの一具体例は、以下のBMLデータとして記述されている。特に、BMLデータは、スクリプトを定義する定義部と、描画オブジェクトを定義する定義部とが別個独立に記述されている。
−−−−−−−−−−−−BMLデータ開始−−−−−−−−−−
<?xml version="1.0" encoding="EUC-JP" ?>
<!DOCTYPE bml PUBLIC "+//ARIB STD-B24:1999//DTD BML Document//JA" "http://www.arib.or.jp/B24/DTD/bml_1_1.dtd">
<?bml bml-version="3.0" ?>
<bml>
<head>
<title>データ放送コンテンツ</title>
<script>
<![CDATA[
var focusIndex; // フォーカスID 0:ニュース 1:天気 2:株価
var goArray = new Array(); // 遷移先URI管理配列
var newsdata; // 情報表示欄用ニュースデータ
var weatherdata; // 情報表示欄用天気予報データ
var stockdata; // 情報表示欄用株価データ
var userdata; // 視聴者プロファイルデータ
// 初期化関数
function onload()
{
// 初期フォーカスのID
focusIndex = 0;
// 遷移先管理配列の内容設定
goArray[0] = "news.bml"; // ニュースページのURI
goArray[1] = "weather.bml"; // 天気予報ページのURI
goArray[2] = "stock.bml"; // 株価情報ページのURI
// 情報表示欄用データの準備
// ニュースデータ
newsdata = loadNews(); // ニュースヘッドラインなどの文字列データを設定
// 初期フォーカスのハイライト表示
// ニュースボタンの表示画像をフォーカス用ハイライト表示のものに差し替え
document.getElementId("news").firstChild.data = "news_focus.png";
// 情報表示エリアにニュース表示
document.getElementId("info").firstChild.data = newsdata;
// キー入力を受ける実体を背景(docbody)に設定
document.getElementById("docbody").focus();
}
// キー入力イベントハンドラ
function keyDown()
{
var code = document.currentEvent.keyCode;
if (code == 1) // 1:上キー
{
switch (focusIndex) // 現在のフォーカスIDによって処理を切り替える
{
case 0: // 現在のフォーカスが0(ニュースボタン)
// ニュースボタンより上位置にあるものはないので何もしない
break;
case 1: // 現在のフォーカスが1(天気ボタン)
// 天気ボタンからニュースボタンへフォーカス移動
// 天気ボタンの表示画像を通常表示のものに差し替え
document.getElementId("weather").firstChild.data = "weather_normal.png";
// ニュースボタンの表示画像をフォーカス用ハイライト表示のものに差し替え
document.getElementId("news").firstChild.data = "news_focus.png";
// 情報表示エリアにニュース表示
document.getElementId("info").firstChild.data = newsdata;
// フォーカスIDの更新
focusIndex = 0;
break;
case 2: // 現在のフォーカスが2(株価ボタン)
// 株価ボタンから天気ボタンへフォーカス移動
// 株価ボタンの表示画像を通常表示のものに差し替え
document.getElementId("stock").firstChild.data = "stock_normal.png";
// 天気ボタンの表示画像をフォーカス用ハイライト表示のものに差し替え
document.getElementId("weather").firstChild.data = "weather_focus.png";
if (weatherdata = null) // 天気予報データ未取得ならば
{
// 視聴者プロファイルに応じた天気予報データの検索
weatherdata = searchData(userdata, "weather");
}
// 情報表示欄に天気予報データを設定
document.getElementId("info").firstChild.data = weatherdata;
// フォーカスIDの更新
focusIndex = 1;
break;
default:
break;
}
}
else if (code == 2) // 2:下キー
{
switch (focusIndex) // 現在のフォーカスIDによって処理を切り替える
{
case 0: // 現在のフォーカスが0(ニュースボタン)
// ニュースボタンから天気ボタンへフォーカス移動
// ニュースボタンの表示画像を通常表示のものに差し替え
document.getElementId("news").firstChild.data = "news_normal.png";
// 天気ボタンの表示画像をフォーカス用ハイライト表示のものに差し替え
document.getElementId("weather").firstChild.data = "weather_focus.png";
// 視聴者プロファイルデータの読み込み
if (userdata == null) // 視聴者プロファイルデータ未取得ならば
{
userdata = loadUserData();
}
if (weatherdata = null) // 天気予報データ未取得ならば
{
// 視聴者プロファイルに応じた天気予報データの検索
weatherdata = searchData(userdata, "weather");
// 遷移先ページでも利用できるように受信機の一時記憶領域へ保存
storeUserData(weatherdata);
}
// 情報表示欄に天気予報データを設定
document.getElementId("info").firstChild.data = weatherdata;
// フォーカスIDの更新
focusIndex = 1;
break;
case 1: // 現在のフォーカスが1(天気ボタン)
// 天気ボタンから株価ボタンへフォーカス移動
// 天気ボタンの表示画像を通常表示のものに差し替え
document.getElementId("weather").firstChild.data = "weather_normal.png";
// 株価ボタンの表示画像をフォーカス用ハイライト表示のものに差し替え
document.getElementId("stock").firstChild.data = "stock_focus.png";
if (stockdata = null) // 株価データ未取得ならば
{
// 視聴者プロファイルに応じた株価データの検索
stockdata = searchData(userdata, "stock");
// 遷移先ページでも利用できるように受信機の一時記憶領域へ保存
storeUserData(stockdata);
}
// 情報表示欄に株価データを設定
document.getElementId("info").firstChild.data = stockdata;
// フォーカスIDの更新
focusIndex = 2;
break;
case 2: // 現在のフォーカスが2(株価ボタン)
// 株価ボタンより下位置にあるものはないので何もしない
break;
default:
break;
}
}
else if (code == 18) // 決定キー
{
// 遷移先ページのURI取得
var url = goArray[focusIndex];
// ページ遷移の実行
browser.launchDocument(uri,"cut");
}
}
// 受信機永続記憶領域からのユーザプロファイルデータの読み込み
function loadUserData()
{
(略)
}
// ユーザデータの受信機一時記憶領域への保存
function storeUserData(data)
{
(略)
}
]]>
</script>
</head>
<body onload="onload();">
<!-- 背景 -->
<div id ="docbody" style="top:0px;left:0px;width:960px;height:540px;" onkeydown="keyDown();">
<object style="top:0px;left:0px;width:960px;height:540px;" type="image/jpeg" data="back.jpg"/>
</div>
<!-- 放送局ロゴ -->
<div id="logo" style="top:20px;left:40px;width:880px;height:100px">
<object data="logo.png" type="image/X-arib-png" streamstatus="play" style="width:600px;height:180px"/>
</div>
<!-- TV映像 -->
<div id="video">
<object style="top:140px;left:40px;width:480px;height:270px" type="video/X-arib-mpeg2" data="/-1" remain="remain"/>
<object type="audio/X-arib-mpeg2-aac" data="/-1" remain="remain" streamstatus="play"/>
</div>
<!-- ニュースボタン -->
<div id="news" style="top:140px;left:700px;width:200px;height:120px">
<object data=="news_normal.png" type="image/X-arib-png" streamstatus="play" style="width:240px;height:150px"/>
</div>
<!-- 天気予報ボタン -->
<div id="weather" style="top:270px;left:700px;width:200px;height:120px">
<object data=="weather_normal.png" type="image/X-arib-png" streamstatus="play" style="width:240px;height:150px"/>
<!-- 株価ボタン -->
<div id="stock" style="top:400px;left:700px;width:200px;height:120px">
<object data=="stock_normal.png" type="image/X-arib-png" streamstatus="play" style="width:240px;height:150px"/>
</div>
<!-- 情報表示欄 -->
<div style="top:400px;left:40px;width:480px;height:120px">
<p id="info"> <![CDATA[]]></p>
</div>
</body>
</bml>
−−−−−−−−−−−−BMLデータ終了−−−−−−−−−−
本実施例に係るデータ放送受信装置1は、このようなBMLデータを解析する(図2のステップS102からステップS106)ことで、操作可能描画オブジェクトと、該操作可能描画オブジェクトに対する操作が行われることで実行される処理との対応付けを示す処理データベースを生成する。
具体的には、まず、描画オブジェクトの検出が行われる(図2のステップS102参照)。ここでは、BMLデータ中のBML要素(具体的には、例えば、div要素や、object要素や、p要素等)が、描画オブジェクトとして検出される。その結果、放送局ロゴ101と、通常の放送コンテンツが表示されるテレビ映像表示欄102と、情報表示欄103と、ニュースボタン104と、天気ボタン105と、株価ボタン106と、背景110とが、描画オブジェクトとして検出される。
続いて、データ放送コンテンツが読み込まれたとき(言い換えれば、表示されたとき)の初期フォーカスの位置が検出される(図2のステップS103参照)。ここで、BMLでは、フォーカスの設定は、描画オブジェクトに対するfocus()関数の呼び出しやナビゲーション特性(nav−index)を用いた方法が用いられ、またその実行タイミングは、スクリプト定義(具体的には、上述のBMLデータのうち<script>と</script>にて囲まれた箇所のBMLデータ)内のグローバル領域やbody要素のonload属性に割り当てられた関数において定められたタイミングで行われる。
上述のBMLデータにおいては、ナビゲーション特性は使用されておらず、body属性に割り当てられたonload関数が実行されている。onload関数においては、背景110(つまり、id属性がdocbodyであるdiv要素)に対してfocus()関数が実行されている。このため、初期フォーカスは、背景110にあることが分かる。
続いて、リモコンが備える操作キー(例えば、方向キーや決定キー)の入力を受け取る要素とハンドラが検出される(図2のステップS104参照)。ここで、リモコンが備える操作キーに対応する事象は、データ放送コンテンツを記述するBMLデータに定義されたBML要素に対して宣言されるonkeydown属性や、onkeyup属性や、onclick属性などの所定の属性に割り当てられた関数で処理される。
上述のBMLデータにおいては、背景110(つまり、id属性がdocbodyであるdiv要素)に対してのみonkeydown属性が宣言されているため、リモコンが備える操作キーの全ての入力は、onkeydown属性に割り当てられたkeyDown()関数で処理されることが検出される。
続いて、操作可能描画オブジェクト及びその表示位置が検出される(図2のステップS105参照)と共に、操作可能描画オブジェクトに対してリモコンを用いた操作が行われることによって実行される処理が検出される(図2のステップS106)。ここでは、リモコンが備える操作キーの入力に対する処理は、全てkeydown()関数で処理されることが既に検出されているため、この関数に対して各種入力操作(言い換えれば、想定し得る全ての操作)を行うことで、リモコンが備える操作キーを用いた操作を擬似的に又は仮想的に行う。この擬似的な又は仮想的な操作を行うことによって、フォーカスがどのように遷移するかが判明するため、操作可能描画オブジェクトを検出することができる。また、リモコンが備える操作キーを用いた操作を擬似的に又は仮想的に行うと同時に、その操作に応じて実行される処理も解析することで、リモコンが備える操作キーを用いた操作に対応する処理(言い換えれば、操作可能描画オブジェクトにフォーカスが遷移した場合又は操作可能描画オブジェクトが選択された場合に実行される処理)を検出することができる。
この結果、上述のBMLデータにおいては、リモコンが備える操作キーのうち左キー及び右キーの入力に対する処理がなく、且つ該左キー及び右キーの操作によってもフォーカスが遷移しないと解析される。また、リモコンが備える操作キーのうち左キー及び右キーの入力によって、ニュースボタン104、天気ボタン105及び株価ボタン106の夫々が、フォーカスが遷移した状態の画像(つまり、ハイライト表示された画像)からフォーカスが遷移していない状態の画像(つまり、ハイライト表示されていない画像)へと又はその逆へと切り替わることが解析される。従って、ニュースボタン104、天気ボタン105及び株価ボタン106の夫々が、操作可能描画オブジェクトであると検出される。このとき、BMLデータ中の「top」及び「left」を参照すれば、操作可能描画オブジェクトの表示位置も検出できる。
尚、フォーカスの遷移に伴って、フォーカスを有している描画オブジェクトのIDを示す変数focusIndex、天気予報情報を示す変数weatherdata、株価情報を示す変数stockdata及びプロファイル情報を示す変数userdataの値が適宜設定されているため、これらの変数がデータ放送コンテンツにおける処理に影響を与えていることが解析される。
また、リモコンが備える操作キーのうち決定キーを押下することで、変数focusIndexに設定された値に応じたURIへの遷移が行われる(つまり、launchDocument()関数が実行される)ことが解析される。
以上のような解析の結果、操作可能描画オブジェクトは、ニュースボタン104、天気ボタン105及び株価ボタン106であることが判明すると共に、夫々の操作可能描画オブジェクトにフォーカスが遷移したときに変数focusIndex、変数weatherdata、変数stockdata及び変数userdataの夫々に設定されるべき値並びに夫々の操作可能描画オブジェクトが選択された場合に実行されるべき処理が判明する。続いて、以上のような解析の結果に基づいて、操作可能描画オブジェクトと、該操作可能描画オブジェクトに対する操作が行われることで実行される処理との対応付けを示す処理データベースが生成される(図2のステップS107参照)。
具体的には、操作可能描画オブジェクトの一つであるニュースボタン104にフォーカスが遷移した場合には、変数focusIndexに“0”が設定され、且つニュースボタン104が選択された場合には、変数focusIndexの値に応じたURI(つまり、ニュースコンテンツ)への遷移が行われる。従って、図4に示すように、ニュースボタン104と、該ニュースボタン104にフォーカスが遷移したときの変数focusIndexの値と、該ニュースボタン104が選択されたときの処理とが対応付けられたレコードを含む処理データベースが生成される。
同様に、操作可能描画オブジェクトの一つである天気ボタン105にフォーカスが遷移した場合には、変数focusIndexに“1”が設定され、変数userdataにはデータ放送受信装置1のメモリ20内の永続記憶領域に記録されたプロファイル情報が設定され、且つ変数weatherdataには変数userdataの値が設定される。また、天気ボタン105が選択された場合には、変数focusIndexの値に応じたURI(つまり、天気予報コンテンツ)への遷移が行われると共に、変数weatherdataの値がデータ放送受信装置1のメモリ20内の一時記憶領域に記録される。従って、図4に示すように、天気ボタン105と、該天気ボタン105にフォーカスが遷移したときの変数focusIndex、変数weatherdata及び変数userdataの値と、該天気ボタン105が選択されたときの処理とが対応付けられたレコードを含む処理データベースが生成される。
同様に、操作可能描画オブジェクトの一つである株価ボタン106にフォーカスが遷移した場合には、変数focusIndexに“2”が設定され、変数userdataにはデータ放送受信装置1のメモリ20内の永続記憶領域に記録されたプロファイル情報が設定され、且つ変数stockdataには変数userdataの値が設定される。また、株価ボタン106が選択された場合には、変数focusIndexの値に応じたURI(つまり、株価情報コンテンツ)への遷移が行われると共に、変数stockdataの値がデータ放送受信装置1のメモリ20内の一時記憶領域に記録される。従って、図4に示すように、株価ボタン106と、該天気ボタン106にフォーカスが遷移したときの変数focusIndex、変数stockdata及び変数userdataの値と、該株価ボタン106が選択されたときの処理とが対応付けられたレコードを含む処理データベースが生成される。
その後、図4に示すデータベースを参照しながら、ポインティングデバイス17を用いたユーザの操作に応じた処理が実行される。
具体的には、図4に示す初期状態から、図5に示すように、ポインティングデバイス17を用いて、ユーザが天気ボタン105を指定したとする。尚、図5においては、ポインティングデバイス17の一例として、ディスプレイ14の表示画面の前面に配置される又はディスプレイの表示画面と一体的に配置されるタッチパネル17aを用いる例について図示している。この場合、天気ボタン105にフォーカスが遷移すると共に、処理データベースを参照することで、変数focusIndexに“1”が設定され、変数userdataにはデータ放送受信装置1のメモリ20内の永続記憶領域に記録されたプロファイル情報が設定され、且つ変数weatherdataには変数userdataの値が設定される。また、処理データベースを参照することで、変数focusIndexの値に応じたURI(つまり、天気予報コンテンツ)への遷移が行われると共に、変数weatherdataの値がデータ放送受信装置1のメモリ20内の一時記憶領域に記録される。
このとき、ポインティングデバイス17を用いた天気ボタン105の指定操作を、天気ボタン105へフォーカスを遷移させるための移動操作のみであるものとして取り扱ってもよい。この場合、上述した処理のうち、変数focusIndexの値に応じたURI(つまり、天気予報コンテンツ)への遷移及び変数weatherdataの値のデータ放送受信装置1のメモリ20内の一時記憶領域への記録は行われず、情報表示欄103に天気予報情報が表示される。
同様に、図4に示す初期状態から、図6に示すように、ポインティングデバイス17を用いて、ユーザが株価ボタン106を指定したとする。この場合、変数focusIndexに“2”が設定され、変数userdataにはデータ放送受信装置1のメモリ20内の永続記憶領域に記録されたプロファイル情報が設定され、且つ変数stockdataには変数userdataの値が設定される。また、変数focusIndexの値に応じたURI(つまり、株価情報コンテンツ)への遷移が行われると共に、変数stockdataの値がデータ放送受信装置1のメモリ20内の一時記憶領域に記録される。
このとき、ポインティングデバイス17を用いた株価ボタン106の指定操作を、株価ボタン106へフォーカスを遷移させるための移動操作のみであるものとして取り扱ってもよい。この場合、上述した処理のうち、変数focusIndexの値に応じたURI(つまり、株価情報コンテンツ)への遷移及び変数stockdataの値のデータ放送受信装置1のメモリ20内の一時記憶領域への記録は行われず、情報表示欄103に株価情報が表示される。
ここで、仮に、想定し得る全ての操作を擬似的に又は仮想的に実行せず且つ処理データベースを作成しないものとする。つまり、本実施例に係るデータ受信装置とは異なる処理を行うものとする。このとき、株価ボタン106にフォーカスが遷移する場合には、変数focusIndexに“2”が設定され、且つ変数stockdataには変数userdataの値が設定されるにとどまる。というのも、データ放送受信装置1のメモリ20内の永続記憶領域に記録されたプロファイル情報を変数userdataに設定する処理は、「株価ボタン106にフォーカスが遷移する」ときに実行されるものではなく、「天気ボタン105にフォーカスが遷移する」ときに実行されるものだからである。この場合、変数userdataの値は「null」であるため、変数stockdataに適切な値が設定されない。その結果、変数focusIndexの値に応じたURI(つまり、株価情報コンテンツ)への遷移が行われたとしても、ユーザのプロファイル情報に応じた株価情報を表示することはできない。
しかるに、本実施例においては、想定し得る全ての操作を擬似的に又は仮想的に実行しているため、株価ボタン106にフォーカスが遷移する場合には、その前に天気ボタン105にフォーカスが遷移しているはずであり、プロファイル情報が変数userdataに設定されているはずであると解析されている。従って、株価ボタン106にフォーカスが遷移する場合に単独で実行される処理のみならず、株価ボタン106にフォーカスが遷移するまでに実行されるはずである処理も含むように、処理データベースが作成される。つまり、ポインティングデバイス17の操作という入力及びポインティングデバイス17の操作に対応して実行される処理という出力のみならず、入力と出力の間に存在するはずである中間過程をも考慮して処理データベースが生成される。従って、初期状態から株価ボタン106にフォーカスが遷移する場合であっても、データ放送受信装置1のメモリ20内の永続記憶領域に記録されたプロファイル情報を変数userdataに設定する処理が行われる。
以上説明したように、本実施例に係るデータ放送受信装置1によれば、リモコンを用いた操作が前提として設計されているデータ放送コンテンツに対して、ポインティングデバイス17を用いた操作を提供することができる。特に、ECMAScript等のスクリプトを用いて記述されたデータ放送コンテンツであっても、想定し得る全ての操作を擬似的に又は仮想的に実行し且つ該実行結果を処理データベースとしてまとめているため、ポインティングデバイス17を用いた操作を好適に提供することができる。
尚、上述の実施例では、フォーカスが遷移する描画オブジェクトを操作可能描画オブジェクトとして検出している。しかしながら、フォーカスが遷移しない描画オブジェクトであっても、選択可能な描画オブジェクトであれば、操作可能描画オブジェクトとして検出してもよい。例えば、リモコンが備える所定のキーと一意に関連している描画オブジェクトを、操作可能描画オブジェクトとして検出してもよい。このような操作可能描画オブジェクトとして、(例えば、地上デジタル放送やBSデジタル放送で利用されている「青ボタン」や「赤ボタン」や「黄ボタン」や「緑ボタン」等が一例としてあげられる。この場合であっても、上述の態様で、フォーカスが遷移しない且つ選択可能な描画オブジェクトと、これが選択されたときの処理とを対応付けるレコードを含む処理データベースを生成すれば、上述した各種効果を好適に享受することができる。
また、上述の実施例では、リモコンが備える操作キーによる操作を、ディスプレイ14の表示画面上での所定の座標位置における操作に変換することで、ポインティングデバイスを利用した操作を可能としているとも言える。このように解釈すれば、逆に、ポインティングデバイス17によって特定される座標位置における操作を、リモコンが備える操作キーによる操作に変換することで、ポインティングデバイス17を用いた操作を前提として設計されるコンテンツに対して、リモコンが備える操作キーを用いた操作を実現にすることも同様の原理で行うことができる。ポインティングデバイス17を用いた操作を前提として設計されているコンテンツとしては、例えば、HTMLにより記述されるWEBページが一例としてあげられる。この場合であっても、上述したように、処理データベースを生成する(より好ましくは、入力と出力のみならず、その中間過程をも考慮したレコードを含む処理データベース)を生成することで、上述した効果と同様の効果を享受することができる。
本発明は、上述した実施例に限られるものではなく、請求の範囲及び明細書全体から読み取れる発明の要旨或いは思想に反しない範囲で適宜変更可能であり、そのような変更を伴う情報処理装置及び方法、並びにコンピュータプログラムもまた本発明の技術的範囲に含まれるものである。
本実施例に係るデータ放送受信装置の基本構成を概念的に示すブロック図である。 本実施例に係るデータ放送受信装置の動作の流れを概念的に示すフローチャートである。 データ放送コンテンツの表示例を概念的に示す平面図である。 処理データベースを概念的に示すデータ構造図である。 図3に示すデータ放送コンテンツに対して、ポインティングデバイスを用いて天気ボタンを指定した場合の表示例を概念的に示す平面図である。 図3に示すデータ放送コンテンツに対して、ポインティングデバイスを用いて株価ボタンを指定した場合の表示例を概念的に示す平面図である。
符号の説明
1 データ放送受信装置
11 受信部
12 BML解釈・実行部
13 表示処理部
14 ディスプレイ
15 入力応答解析・制御部
16 データベース格納部
17 ポインティングデバイス
18 CPU
20 メモリ
101 放送局ロゴ
102 テレビ映像表示欄
103 情報表示欄
104 ニュースボタン
105 天気ボタン
106 株価ボタン
110 背景

Claims (10)

  1. 少なくとも1つの描画オブジェクトを示すオブジェクト情報及び前記少なくとも1つの描画オブジェクトに対する処理を規定する処理スクリプトを示すスクリプト情報の夫々を独立して含むコンテンツを取得する取得手段と、
    前記コンテンツを表示画面上に表示する表示手段に対して、前記コンテンツを出力する出力手段と、
    前記オブジェクト情報及び前記スクリプト情報の少なくとも一方に基づいて、前記少なくとも1つの描画オブジェクトのうちユーザによる操作の対象となる描画オブジェクトである操作対象オブジェクトを検出する第1検出手段と、
    前記オブジェクト情報及び前記スクリプト情報の少なくとも一方に基づいて、前記操作対象オブジェクトの前記表示画面上での表示位置を検出する第2検出手段と、
    前記オブジェクト情報及び前記スクリプト情報の少なくとも一方に基づいて、前記操作対象オブジェクトに対して前記ユーザの操作が行われた場合に実行される処理を検出する第3検出手段と、
    前記操作対象オブジェクトと前記操作対象オブジェクトに対して前記ユーザの操作が行われた場合に実行される処理とが夫々対応付けられた処理データベースを生成する生成手段と、
    前記表示画面上の所望の表示位置を指定可能なポインティングデバイスを用いて前記ユーザが前記操作対象オブジェクトの表示位置を指定した場合に、前記処理データベースに基づいて、前記ユーザにより指定された前記操作対象オブジェクトに対して前記ユーザの操作が行われた場合に実行されるべき処理を実行する処理手段と
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記第3検出手段は、前記操作対象オブジェクトに対するフォーカスを移動させる移動操作を行うための方向キー及び前記操作対象オブジェクトを選択する選択操作を行うための決定キーを備える操作手段を用いた前記コンテンツへの操作を擬似的に又は仮想的に行うことで、前記操作対象オブジェクトに対して前記ユーザの操作が行われた場合に実行される処理を検出することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記第3検出手段は、前記操作対象オブジェクトにフォーカスが位置している状態に対して前記移動操作が行われた場合に実行される処理、並びに前記操作対象オブジェクトがフォーカスを持つ状態に対して前記選択操作が行われた場合に実行される処理の少なくとも一方を検出することを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記生成手段は、前記操作対象オブジェクトと、前記操作対象オブジェクトを選択する場合に実行されるべき処理及び前記操作対象オブジェクトが選択されるまでに実行されるべき処理の夫々とが夫々対応付けられた前記処理データベースを生成し、
    前記処理手段は、前記ユーザにより指定された前記操作対象オブジェクトを選択する場合に実行されるべき処理に加えて、前記ユーザにより指定された前記操作対象オブジェクトが選択されるまでに実行されるべき処理を更に行うことを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  5. 前記生成手段は、前記操作対象オブジェクトの夫々と、前記操作対象オブジェクトが選択されるまでに実行されるべき処理が行われた後に前記操作対象オブジェクトを選択する場合に実行されるべき処理とが夫々対応付けられた前記処理データベースを生成し、
    前記処理手段は、前記ユーザにより指定された前記操作対象オブジェクトが選択されるまでに実行されるべき処理が行われた後に前記ユーザにより指定された前記操作対象オブジェクトを選択する場合に実行されるべき処理を行うことを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  6. 前記操作対象オブジェクトが選択されるまでに実行されるべき処理は、少なくとも、前記ユーザの属性を示す個人プロファイルを含むことを特徴とする請求項4又は5に記載の表示装置。
  7. 前記コンテンツは、データ放送コンテンツであることを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  8. 前記オブジェクト情報及び前記スクリプト情報の夫々は、BML(Broadcast Markup Language)のAプロファイルで記述されていることを特徴とする請求項7に記載の情報処理装置。
  9. 少なくとも1つの描画オブジェクトを示すオブジェクト情報及び前記少なくとも1つの描画オブジェクトに対する処理を規定する処理スクリプトを示すスクリプト情報の夫々を独立して含むコンテンツを取得する取得工程と、
    前記コンテンツを表示画面上に表示する表示手段に対して、前記コンテンツを出力する出力工程と、
    前記オブジェクト情報及び前記スクリプト情報の少なくとも一方に基づいて、前記少なくとも1つの描画オブジェクトのうちユーザによる操作の対象となる描画オブジェクトである操作対象オブジェクトを検出する第1検出工程と、
    前記オブジェクト情報及び前記スクリプト情報の少なくとも一方に基づいて、前記操作対象オブジェクトの前記表示画面上での表示位置を検出する第2検出工程と、
    前記オブジェクト情報及び前記スクリプト情報の少なくとも一方に基づいて、前記操作対象オブジェクトに対して前記ユーザの操作が行われた場合に実行される処理を検出する第3検出工程と、
    前記操作対象オブジェクトと前記操作対象オブジェクトに対して前記ユーザの操作が行われた場合に実行される処理とが夫々対応付けられた処理データベースを生成する生成工程と、
    前記表示画面上の所望の表示位置を指定可能なポインティングデバイスを用いて前記ユーザが前記操作対象オブジェクトの表示位置を指定した場合に、前記処理データベースに基づいて、前記ユーザにより指定された前記操作対象オブジェクトに対して前記ユーザの操作が行われた場合に実行されるべき処理を実行する処理工程と
    を備えることを特徴とする情報処理方法。
  10. 少なくとも1つの描画オブジェクトを示すオブジェクト情報及び前記少なくとも1つの描画オブジェクトに対する処理を規定する処理スクリプトを示すスクリプト情報の夫々を独立して含むコンテンツを取得する取得手段と、前記コンテンツを表示画面上に表示する表示手段に対して、前記コンテンツを出力する出力手段と、前記オブジェクト情報及び前記スクリプト情報の少なくとも一方に基づいて、前記少なくとも1つの描画オブジェクトのうちユーザによる操作の対象となる描画オブジェクトである操作対象オブジェクトを検出する第1検出手段と、前記オブジェクト情報及び前記スクリプト情報の少なくとも一方に基づいて、前記操作対象オブジェクトの前記表示画面上での表示位置を検出する第2検出手段と、前記オブジェクト情報及び前記スクリプト情報の少なくとも一方に基づいて、前記操作対象オブジェクトに対して前記ユーザの操作が行われた場合に実行される処理を検出する第3検出手段と、前記操作対象オブジェクトと前記操作対象オブジェクトに対して前記ユーザの操作が行われた場合に実行される処理とが夫々対応付けられた処理データベースを生成する生成手段と、前記表示画面上の所望の表示位置を指定可能なポインティングデバイスを用いて前記ユーザが前記操作対象オブジェクトの表示位置を指定した場合に、前記処理データベースに基づいて、前記ユーザにより指定された前記操作対象オブジェクトに対して前記ユーザの操作が行われた場合に実行されるべき処理を実行する処理手段とを備える情報処理装置に備えられたコンピュータを制御するコンピュータプログラムであって、
    該コンピュータを、前記取得手段、前記出力手段、前記第1検出手段、前記第2検出手段、前記第3検出手段、前記生成手段及び前記処理手段として機能させることを特徴とする再生制御用のコンピュータプログラム。
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