JP5225114B2 - 通信システム - Google Patents

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この発明は、OFDMA/TDMA方式を採用した無線中継システム等の通信システムに関し、特に通信用リソースを共有する基地局装置,中継局装置間の通信方式に関する。
従来のTDMA方式を採用した無線中継システムにおいて、TDMA無線アクセスシステムにおける中継では、中継局は定められた基地局のエリア内で運用され、基地局ではカバーできない不感エリアをカバーし、サービスエリアを拡張することを目的としていた。
また、従来の無線中継システムの中継方式においては、TDMAスロット数にリソースが限られていたため、基地局は、中継局のエリア内端末局が必要とするときのみ、デマンドアサイン方式で中継局・端末局間リソースを割り当てることで、通信リソースを有効に活用していた。例えば、特許文献1においては、1台もしくは複数台の無線機を中継局として介在させて通話到達距離を延ばしたTDMA/TDD無線送受信装置が開示されている。
一方、移動通信システムにおける従来技術として、通信トラフィックが高い状況、あるいは高くなることが予想される状況において、強制的に通信接続を規制する制御もこれまで行われている。
特開平9−98126号公報
従来の中継方式では、中継局が自身のエリア内に存在する端末局に割り当てることができる通信リソースは、基地局が通信用として持つTDMAスロット数が最大であり、中継局は1台の基地局のリソースしか使うことができないという制約があった。
この制約下においては、当該基地局エリア内の他の端末局と当該基地局との間の通信トラフィックが高い状況時には、中継局エリア内の端末局からの呼接続要求、あるいはネットワーク側からの着呼があっても、基地局に通信用リソースが残っていないため、中継局・端末局間通信用のリソースをアサインできないという問題点があった。
また、逆に中継局エリア内の端末局との通信が先に成立している場合、基地局エリアにおけるリソースは、その通信分が少なくなり、この状態で基地局エリア内端末局からの通信要求が増加すると、基地局が端末局に対してリソースを割り当て(アサイン)できないという問題点があった。
また、近年の無線通信の高速化の要求を実現するため、従来のTDMA方式からOFDMA/TDMA方式に移行した場合の中継方式はまだ確立されていない。
この発明は上記問題点を解決するためになされたもので、中継局装置及び基地局装置に対して効率的に通信リソースを割り当てることができる通信システムを得ることを目的とする。
この発明に係る請求項1記載の通信システムは、基地局装置と、前記基地局装置と通信リソースを共有し、中継局カバーエリア内において端末局装置と通信可能である中継局装置とを備え、前記通信リソースは複数のタイムスロットと複数種の周波数との組合せで構成され、前記基地局装置、前記中継局装置及び前記端末局装置間の通信は前記通信リソースを用いて行われ、前記通信リソースは一のタイムスロット及び一種類の周波数により規定されるリソース単位で割り当てが可能であり、前記中継局装置は、前記基地局装置との送受信を行う第1の送受信部と、前記端末局装置との送受信を行う第2の送受信部と、前記第1及び第2の送受信部の送受信動作のタイミング制御を行うタイミング制御部とを備え、前記タイミング制御部は、前記第1の送受信部による前記基地局装置との送受信タイミングを、前記複数のタイムスロットのうち所定のタイムスロット内で行い、かつ前記第2の送受信部による前記端末局装置との送受信タイミングを、前記複数のタイムスロットのうち前記所定のタイムスロット以外のタイムスロット内で行うように制御し、前記複数のリソース単位のうち所定のリソース単位が制御チャネルとして割り当てられ、前記中継局装置は、前記第1の送受信部を介し前記制御チャネルを利用して前記基地局装置に対し前記リソース単位のリソース増減要求が可能であり、前記基地局装置は、前記リソース増減要求に応答して、前記制御チャネルを利用して、可能な限り前記所定のタイムスロット内で前記基地局装置及び前記中継局装置間の前記リソース単位のリソース割り当て増減制御を行い、前記基地局装置は第1及び第2の基地局装置を含み、前記所定のタイムスロットは前記複数のタイムスロット内に含まれ、互いに異なる第1及び第2タイムスロットを含み、前記タイミング制御部は、前記第1の送受信部による前記第1の基地局装置との送受信タイミングを、前記第1のタイムスロット内で行い、かつ前記第1の送受信部による前記第2の基地局装置との送受信タイミングを、前記第2のタイムスロット内で行うようにし、前記制御チャネルは互いに異なる第1及び第2の制御チャネルを含み、前記リソース増減要求は第1及び第2のリソース増減要求を含み、前記中継局装置は前記第1の送受信部を介し、前記第1の制御チャネルを利用した前記第1の基地局装置に対する前記第1のリソース増減要求、及び前記第2の制御チャネルを利用して前記第2の基地局装置に対する前記第2のリソース増減要求が可能であり、前記第1の基地局装置は前記第1のリソース増減要求に応答して、前記第1の制御チャネルを利用して、可能な限り前記第1のタイムスロット内で前記第1の基地局装置及び前記中継局装置間のリソース割り当て増減制御を行い、前記第2の基地局装置は前記第2のリソース増減要求に応答して、前記第2の制御チャネルを利用して、可能な限り前記第2のタイムスロット内で前記第2の基地局装置及び前記中継局装置間のリソース割り当て増減制御を行う

この発明における請求項1記載の通信システムにおいて、中継局装置は基地局装置に対しリソース単位のリソース増減要求が可能であり、基地局装置はこのリソース増減要求に応答して、基地局装置及び中継局装置間のリソース単位のリソース割り当て増減制御を行うことができる。このため、時々刻々変化する通信状況に応じて基地局装置及び中継局装置に対して効率的なリソース割り当てを行うことができる効果を奏する。
また、基地局装置は、可能な限り所定のタイムスロット内でリソース割り当て増減制御を行うため、所定のタイムスロット以外のタイムスロット数を多く確保して、中継局カバーエリア内における端末局装置との通信自由度を高く維持することができる。
この発明の実施の形態1である無線中継システムにける通信リソースを簡略化して示した説明図である。 実施の形態1における無線中継システムの構成の概略を示す説明図である。 実施の形態1の中継局装置の内部構成の概略を示す説明図である。 基地局装置、中継局装置及び端末局装置間の送受信タイミングを模式的に示した説明図である。 図4で示したPRUアサインの例を簡略化して示した説明図である。 図4で示したPRUアサインの例を簡略化して示した説明図である。 この発明の実施の形態2の無線中継システムの構成の概略を示す説明図である。 実施の形態2の無線中継システムにおけるPRUアサイン例を簡略化して示した説明図である。 図8と同様のPRUアサイン例を簡略化して示した説明図である。 この発明の実施の形態3である無線中継システムの概略構成を示す説明図である。 実施の形態3の無線中継システムにおけるPRUアサイン例を簡略化して示した説明図である。 実施の形態3の無線中継システムにおけるPRUアサイン例を簡略化して示した説明図である。
<前提技術>
本発明に係る通信システムである無線中継システムは、基地局装置(基地局)、中継局装置(中継局)、端末局装置(端末局)、及び上位制御装置(上位制御局)から構成され、各基地局装置は上位制御装置に有線または無線のエントランス回線で通信可能に接続される。
各基地局装置はTDMAあるいはOFDMA/TDMA方式の送受信機を具備し、中継局装置は基地局装置との通信用、および端末局との通信用にそれぞれTDMAあるいはOFDMA/TDMA方式の送受信機を具備し、端末局装置は基地局あるいは中継局との通信用にTDMAあるいはOFDMA/TDMA方式の送受信機を具備している。
また、各基地局装置は、たとえばGPSや制御チャネル等を用いて互いにTDMAフレームタイミングを同期させる。各中継局装置は、同じくGPSを用いるか、基地局装置からの制御チャネルを用いた制御下でTDMAフレームタイミングを生成することにより、基地局装置とのタイミングを同期させる。すなわち、本発明に係る通信システムである無線中継システムの基地局装置と中継局装置とは互いにTDMAフレームタイミングが同期していることを前提とする。
<実施の形態1>
図1はこの発明の実施の形態1であるOFDMA/TDMA方式の無線中継システムにける通信リソースを簡略化して示した説明図である。
同図に示すように、時間軸方向には1フレームはUplinkフレームFU及びDownlinkフレームFDより構成され、UplinkフレームFU及びDownlinkフレームFDはそれぞれタイムスロットTS×5で構成されている。また、周波数軸方向においても、複数種の周波数(サブチャンネル)に分類される。これら5つのタイムスロットTSと複数種の周波数の組合せで通信リソースが構成される。
そして、複数のタイムスロットのうち一のタイムスロットと複数種の周波数のうち一の周波数との組合せで規定される部分がリソースの最小単位(以下、「PRU」と称する。)となる。すなわち、タイムスロットTSの1単位分に割り当たられるサブチャンネル1つ分が1単位のPRU1となる。基地局装置は、中継局装置あるいは自身の基地局カバーエリア内にある端末局装置との通信リソースとしてPRU単位に割り当てることができる。
このように、基地局装置、中継局装置及び端末局装置間の通信は、複数のタイムスロットと複数種の周波数との組合せによる複数のPRUからなる通信リソースのいずれかを用いて行われ、PRU単位で送受信の割当変更が可能である。
なお、制御チャネル1cは特定の周波数及び特定のタイムスロットの組合せによって予め割り当てられている。なお、図1では便宜上、ある周波数のPRU全てを制御チャネル1cとして示している。
図1ではUplinkフレームFU,DownlinkフレームFDは互いに同一数(5つ)のタイムスロットTSを有し、互いに対称形となっているが、非対称であってもよい。前述したように、複数種の周波数(サブチャンネル)は周波数方向に複数個割り当てられている。
中継局装置は、基地局装置から割り当てられたPRU数(以下、「割当PRU数」と略記する場合あり)をリソース上限として、当該中継局カバーエリア内の端末局装置との通信にPRUを割り当てることができる。端末局装置は、そのサービス内容に応じて、単一のPRU、あるいは複数のPRUを使用した通信を基地局装置、あるいは中継局装置との間で行う。
図2はこの発明の実施の形態1である無線中継システムの構成の概略を示す説明図である。同図に示すように、実施の形態1の無線中継システムは、上位制御装置10、基地局装置21、中継局装置31及び携帯可能な端末局装置41〜46で構成される。
同図において、アンテナ81を有する基地局装置21は、有線または無線のエントラス回線51を介して上位制御装置10と通信可能に接続される。前述したように、基地局装置21はTDMAあるいはOFDMA/TDMA方式の送受信機を具備する。
アンテナ82を有する中継局装置31は、無線回線61を介した基地局装置21との通信用、および端末局装置42〜46との通信用にそれぞれTDMAあるいはOFDMA/TDMA方式の送受信機を具備し、端末局装置41〜46は基地局装置21あるいは中継局装置31との通信用にTDMAあるいはOFDMA/TDMA方式の送受信機を具備する。
また、基地局装置21は、たとえばGPSや制御チャネル1cなどを用いてり他の基地局装置(図2では図示せず)と互いにTDMAフレームタイミングを同期させることができる。
中継局装置31は、同じくGPSを用いるか、基地局装置21からの制御チャネルを用いた制御下でTDMAフレームタイミングを生成することにより、基地局装置21とのタイミングを同期させる。
図2では、端末局装置41は基地局装置21のみの基地局カバーエリア71内に存在し、端末局装置42〜45は中継局装置31のみの中継局カバーエリア72内に存在し、端末局装置46は基地局カバーエリア71及び中継局カバーエリア72がオーバーラップする重複エリア71D内に存在する構成を示している。
図3は中継局装置31の内部構成の概略を示す説明図である。同図に示すように、中継局装置31は、基地局装置及び他の中継局装置との送受信用にアンテナ94及び送受信機92(第1の送受信部)を有し、端末局装置との送受信用にアンテナ95及び送受信機93(第2の送受信部)を有している。第1及び第2の送受信部は前述したようにTDMAあるいはOFDMA/TDMA方式を採用している。
そして、送受信機92及び送受信機93の動作タイミングを制御するためのタイミング制御部91を有している。また、図3では図示していないが、タイミング制御部91はGPSアンテナと受信機との機能を有することも可能である。
図4は基地局装置21、中継局装置31及び端末局装置41,42間の送受信タイミングを模式的に示した説明図である。なお、中継局装置31の上記第1及び第2の送信部による基地局装置21や端末局装置42等に対する送受信タイミングは、タイミング制御部91によって制御される。
同図において、DownlinkフレームFD1、UplinkフレームFU1、DownlinkフレームFD2及びUplinkフレームFU2からなる2フレーム分の送受信タイミングを示している。
同図に示すように、中継局装置31は、基地局装置21との送受信タイミングと端末局装置42との送受信タイミングとを、互いに干渉を避けるためにずらしている。すなわち、中継局装置32との送受信タイミングは、受信(R1〜R5),送信(T1〜T5)の順で行い、端末局装置42との送受信タイミングは、送信(T1〜T5),受信(R1〜R5)の順で行っている。
したがって、中継局装置31における端末局装置42との間の送受信タイミング(T1〜T5,R1〜R5)は、基地局装置21における端末局装置41との間の送受信タイミング(T1〜T5,R1〜R5)と同じタイミングとなっている。
また、中継局装置31の自局内での干渉を防ぐため、基地局装置21,中継局装置31間の通信で使用されるTDMAスロットタイミングは、中継局装置31と当該中継局エリア内の端末局との通信では使われない。
したがって、中継局装置31はDownlinkフレームFD1,UplinkフレームFU1の期間はタイムスロットTS1のタイミングで無線回線61を介した基地局装置21との通信を行う。この際、所定の周波数及びタイムスロットに対応して設定された制御チャネル1cを用いて中継局装置31から基地局装置21に対するリソース増減要求を行う。一方、基地局装置21はこのリソース増減要求に応じて中継局装置31に対するリソース増減制御を制御チャネル1cを用いて行う。
また、中継局装置31は、DownlinkフレームFD2,UplinkフレームFU2の期間はタイムスロットTS2〜TS5のタイミングで中継局カバーエリア72内における端末局装置42等との通信を行う。
図4で示した例では、中継局装置31は、基地局装置21との間の基地局−中継局間通信用PRUを用いた送受信はDownlinkフレームFD1の受信タイムスロットR1(基地局装置21側の送信タイムスロットT1)及び送信タイムスロットT1(基地局装置21側の受信タイムスロットR1)で行っている。そして、中継局装置31は、DownlinkフレームFD2の送信タイムスロットT2において端末局受信用パケット3Rを送信し、UplinkフレームFU2の受信タイムスロットR2において端末局送信用パケット3Tを受信することにより、端末局装置42との通信を行っている。
一方、基地局装置21は、DownlinkフレームFD1の送信タイムスロットT4において端末局受信用パケット2Rを送信し、UplinkフレームFU1の送信タイムスロットT2において端末局送信用パケット2Tを受信することにより、端末局装置41との通信を行っている。
図5及び図6は、図4で示したPRUアサイン(PRUの割り当て)の例を簡略化して示した説明図である。図5は基地局装置21,中継局装置31間のPRUアサイン例を示しており、図6は中継局装置31,端末局装置42〜46間のPRUアサイン例を示している。
同図に示すように、基地局装置21と中継局装置31との間の通信に使用する基地局−中継局間通信用PRU4(黒塗り潰し領域)は、可能な限り同一のタイムスロット(TS1)内でアサインしている。中継局装置31による中継局カバーエリア72内の端末局装置42等への通信と、基地局装置21との通信とが干渉するのを避けつつ、中継局装置31による端末局装置42等へのPRUアサインの時間軸方向への自由度を高めるためである。中継局装置31による端末局装置42等へのPRUアサインの自由度が高まるのは、タイムスロットTS1以外のタイムスロットTS2〜TS5におけるPRUを全て端末局装置42等との通信に割り当てることができるためである。
図5に示すように、基地局装置21,中継局装置31間のタイムスロットTS1において7個の基地局−中継局間通信用PRU4が割り当てられている。すなわち、中継局装置31における割当PRU数は7個である。
そして、図6に示すように、割当PRU数“7”を上限として、タイムスロットTS2において2個の端末局用PRU12、1個の端末局用PRU13、タイムスロットTS3における2個の端末局用PRU14、1個の端末局用PRU15及び送信タイムスロットT4における1個の端末局用PRU16で総計7個のPRUが割り当てられている。なお、端末局用PRU12〜16は端末局装置42〜46用に割り当てられるPRUを意味する。
また、それぞれのPRUアサインは、各フレームに単一または複数配置される制御チャネル1cを用いて行われる。図1,図5及び図6で示す例では、所定の周波数のPRU1を制御チャネル1cとしている。
中継局装置31はこの制御チャネル1cを用いて、中継局カバーエリア72内の端末局装置42等との通信トラフィック変動に応じて、基地局装置21から割り当てられるPRUの追加・解放要求(リソース増減要求)を基地局装置21に対して行う。これに対して、基地局装置21は中継局装置31からのPRUの追加・解放要求に応じて、当該基地局カバーエリア71内の端末局装置41等のとの通信トラフィックの状況に応じて、可能な限り同一TDMAスロットタイミングで中継局装置31に割り当てるPRUの増減制御を行う。例えば、図5において、タイムスロットTS1に無使用の残PRUが存在すれば、その残PRUを新たな基地局−中継局間通信用PRU4として追加することができる。
この同一TDMAスロットタイミング(図5ではタイムスロットTS1)内に、既に基地局装置21の基地局カバーエリア71内の端末局装置41等との通信用リソースが割り当てられており、かつ当該TDMAスロットタイミングの残PRUが中継局装置31からの追加割り当て要求に対して不足する場合は、基地局装置21は例えば以下のように動作する。
基地局装置21は、タイムスロットTS1内に割り当てられた基地局カバーエリア71に存在する一の端末局装置に対して、割り当てPRUの変更を指示することにより、他TDMAスロットタイミング(タイムスロットTS2〜TS5)のPRUへのチャネル切り替えを行い、割り当て後に無使用となった残PRUを中継局装置31への基地局−中継局間通信用PRU4として確保する。
基地局装置21は、中継局装置31からのPRUの追加・解放要求に応答して、単一のTDMAスロット(図5ではタイムスロットTS1)のみではPRU割り当てができなくなった場合は、他のTDMAスロット(例えば、タイムスロットTS2)のPRUを割り当てる。この場合も、追加されるPRUは同一TDMAスロットタイミングのものを割り当てる。例えば、タイムスロットTS1に残PRUが無く、新たにタイムスロットTS2を基地局−中継局間通信用PRU4に割り当てた後は、可能な限りタイムスロットTS2から基地局−中継局間通信用PRU4を割り当てる。
基地局−中継局間通信用PRU4についての割り当てPRUの増減の際、基地局装置21側で残PRUが不足する場合は、上位制御装置10がエントラス回線51を介して基地局装置21に設定するシステムパラメータで定められるPRU割り当ての優先度基準に従って動作する。
すなわち、上記優先度基準が、中継局装置31の中継局カバーエリア72の方が優先度が高いと指示する場合は、基地局装置21は既に通信中の端末局装置41等に対して、例えば他の基地局装置の基地局カバーエリアへのハンドオーバー指示を出すなどして、端末局装置41等用のPRUを開放し、基地局−中継局間通信用PRU4を確保する。一方、上記優先度基準が、基地局カバーエリア71の方が優先度が高いと指示した場合は、中継局装置31のPRUの追加・解放要求に対して拒否を返す。
このように、基地局−中継局間通信用PRU4の割り当て制御を基地局装置21が行うことにより、中継局装置31の中継局カバーエリア72内における端末局装置42等へのPRU割り当て自由度を確保しつつ、基地局装置21及び中継局装置31それぞれにおいてリソース不足による呼損、通信中切断の発生を抑えることができる効果を奏する。
上述したように、実施の形態1の無線中継システムにおいて、中継局装置31は基地局装置21に対しPRU単位のリソース増減要求(PRUの追加・解放要求)が可能であり、基地局装置21はこのリソース増減要求に応答して、基地局装置21及び中継局装置31間のPRU単位のリソース割り当て増減制御を行うことができる。このため、時々刻々変化する通信トラフィックに応じて基地局装置21及び中継局装置31に対して効率的にリソースを割り当てることができる効果を奏する。
また、基地局装置21は、可能な限り所定のタイムスロット(図5の例ではタイムスロットTS1)内でリソース割り当て増減制御を行うため、所定のタイムスロット以外のタイムスロット(図6の例ではタイムスロットTS2〜TS5)の数を多く確保して、中継局カバーエリア72内における中継局装置31の端末局装置42等との通信自由度を高く維持することができる。
<実施の形態2>
図7はこの発明の実施の形態2である無線中継システムの構成の概略を示す説明図である。同図に示すように、実施の形態2の無線中継システムは、上位制御装置10、基地局装置21,22、中継局装置31及び端末局装置41〜46で構成される。
同図において、アンテナ83を有する基地局装置22は、有線または無線のエントラス回線52を介して上位制御装置10と通信可能に接続される。基地局装置22は基地局装置21と同様、TDMAあるいはOFDMA/TDMA方式の送受信機を具備する。
アンテナ82を有する中継局装置31は、無線回線62を介した基地局装置22との通信用、および端末局装置42〜46との通信用にそれぞれTDMAあるいはOFDMA/TDMA方式の送受信機を具備し、端末局装置41〜46は基地局装置21、中継局装置31あるいは基地局装置22との通信用にTDMAあるいはOFDMA/TDMA方式の送受信機を具備する。
中継局装置31による中継局カバーエリア74が基地局装置21の基地局カバーエリア71及び基地局装置22の基地局カバーエリア73それぞれに重複する重複エリア71D及び73Dを有している。なお、他の構成は図2で示した実施の形態1と同様であるため、同一符号を付して説明を適宜省略する。
図8及び図9は、実施の形態2の無線中継システムにおけるPRUアサインの例を簡略化して示した説明図である。図8は基地局装置21,22それぞれと中継局装置31間のPRUアサイン例を示しており、図9は中継局装置31と端末局装置42〜46それぞれとの間のPRUアサイン例を示している。
図8に示すように、タイムスロットTS2において基地局装置21,中継局装置31間の通信リソースとして7個の基地局−中継局間通信用PRU4aが割り当てられ、タイムスロットTS4において、基地局装置22,中継局装置31間の通信リソースとして4個の基地局−中継局間通信用PRU4bが割り当てられている。よって、基地局装置21及び基地局装置22と中継局装置31との間において総計11個(割当PRU数=11)の基地局−中継局間通信用PRU4(4a,4b)が割り当てられている。
そして、図9に示すように、割当PRU数“9”の上限下で、タイムスロットTS1において2個の端末局用PRU12、2個の端末局用PRU13、タイムスロットTS3における3個の端末局用PRU14、及び送信タイムスロットT5における3個の端末局用PRU15、1個の端末局用PRU16で総計11個のPRUが割り当てられている。なお、端末局用PRU12〜16は端末局装置42〜46用に割り当てられたPRUである。
また、それぞれのPRUアサインは、実施の形態1と同様、制御チャネル1cを用いて行われる。ただし、基地局装置21と基地局装置22とでは異なるタイムスロットTSを用いる。例えば、基地局装置21,中継局装置31間においてはタイムスロットTS2における制御チャネル1c(第1の制御チャネル)を用い、基地局装置22,中継局装置31間においてはタイムスロットTS4における制御チャネル1c(第2の制御チャネル)を用いる。
すなわち、中継局装置31は互いに異なるタイムスロットTSの制御チャネル1cを用いて、基地局装置21及び基地局装置22それぞれに対し独立したPRUの追加・解放要求(第1及び第2のリソース増減要求)を行うことができる。
したがって、中継局装置31は中継局カバーエリア74内の端末局装置42等との通信トラフィック変動に応じて、基地局装置21あるいは基地局装置22に対して選択的にPRUの追加・解放要求を行うことができる。
これに対して、基地局装置21(基地局装置22)は、中継局装置31からのPRUの追加・解放要求に応じて、当該基地局カバーエリア71(73)内の端末局装置41等のとの通信トラフィックの状況を鑑み、可能な限り同一TDMAスロットタイミングで中継局に割り当てるPRUの増減制御を行う。
例えば、図8において、基地局装置21はタイムスロットTS2(第1のタイムスロット)に無使用の残PRUが存在すれば、その残PRUを新たな基地局−中継局間通信用PRU4aとして追加することができ、基地局装置22はタイムスロットTS4(第2のタイムスロット)に無使用の残PRUが存在すれば、その残PRUを新たな基地局−中継局間通信用PRU4bとして追加することができる。
したがって、中継局装置31は、基地局装置21から割り当てられるPRUが、中継局装置31のPRUの追加・解放要求(第1のリソース増減要求)に対して不足する場合、基地局装置21とは異なる基地局装置22からのDownlinkにおける制御チャネル1cを探して、基地局装置22に対しPRUの追加・解放要求(第2のリソース増減要求)を行うことができる。
すなわち、中継局装置31は、基地局装置21及び22に対し、上位制御装置10、基地局装置21(基地局装置22)を介して得られるシステムパラメータで定められた受信レベル以上のDownlinkにおける制御チャネル1cを受信することができる場合は、以下のPRUの追加・解放要求が可能である。この場合、中継局装置31は、当該Downlinkにおける制御チャネル1cの発信源である基地局装置22に対し、基地局装置21とは異なるTDMAスロットタイミングを用いて、PRUの追加・解放要求を出すことができる。
このとき、基地局装置22は、割り当て可能なPRUがある場合は、中継局装置31に対してPRUを割り当てる。割り当てのアルゴリズム、優先度基準(リソース割り当て優先順位)については、実施の形態1で説明した基地局装置21,中継局装置31間の場合と同様にして行うことができる。
また、中継局装置31と中継局カバーエリア74内の端末局装置との通信がパケット方式で、かつ複数のPRUを使用し、それぞれのPRUが異なる基地局装置(一部が基地局装置21及び他が基地局装置22)を経由する場合は、上位制御装置10及び端末局装置41〜46側において、受信したデータをパケット番号順に再構築する機能を持つ。一方上位制御局装置10は、同一の端末局装置に対するDownlinkデータを複数の基地局装置に分解する機能を持つ。
このように、実施の形態2の無線中継システムにおいては、中継局装置31は異なる複数の基地局装置21,22からPRUの割り当てを受けることにより、中継局カバーエリア74内の端末局装置42等との通信トラフィックが増大した場合に、リソース不足による呼損、通信中切断の発生を抑えることができる効果を奏する。
上述したように、実施の形態2の無線中継システムにおいて、中継局装置31は基地局装置21及び22それぞれに対しPRU単位の第1及び第2のリソース増減要求が可能であり、基地局装置21及び22は上記第1及び第2のリソース増減要求に応答して、基地局装置21及び22それぞれと中継局装置21との間のPRU単位のリソース割り当て増減制御を行うことができる。このため、中継局装置31に対してより効率的にリソースを割り当てることができる効果を奏する。
<実施の形態3>
図10はこの発明の実施の形態3である無線中継システムの構成の概略を示す説明図である。同図に示すように、実施の形態3の無線中継システムは、上位制御装置10、基地局装置21〜24、中継局装置31〜33及び端末局装置41〜46で構成される。
同図において、アンテナ84を有する基地局装置23(間接アクセス用基地局装置)は、有線または無線のエントラス回線53で上位制御装置10と通信可能に接続される。基地局装置23は基地局装置21と同様、TDMAあるいはOFDMA/TDMA方式の送受信機を具備する。
同様にして、アンテナ87を有する基地局装置24(間接アクセス用基地局装置)は、有線または無線のエントラス回線54で上位制御装置10と通信可能に接続される。基地局装置24は基地局装置21と同様、TDMAあるいはOFDMA/TDMA方式の送受信機を具備する。
アンテナ85を有する中継局装置32(間接アクセス用中継局装置)は、無線回線66を介した基地局装置23との通信用、無線回線63を介した中継局装置31との通信用および端末局装置との通信用にそれぞれTDMAあるいはOFDMA/TDMA方式の送受信機を具備する。
同様にして、アンテナ86を有する中継局装置33(間接アクセス用中継局装置)は、無線回線67を介した基地局装置24との通信用、無線回線64を介した中継局装置31との通信用および端末局装置との通信用にそれぞれTDMAあるいはOFDMA/TDMA方式の送受信機を具備する。
端末局装置41〜46は基地局装置21〜24あるいは中継局装置31〜33との通信用にTDMAあるいはOFDMA/TDMA方式の送受信機を具備する。
なお、他の構成は図2で示した実施の形態1あるいは図7で示した実施の形態2と同様であるため、同一符号を付して説明を適宜省略する。また、説明の都合上、基地局装置21〜24の基地局カバーエリア及び中継局装置31〜33それぞれの中継局カバーエリアの図示は省略している。
図11及び図12は、実施の形態3の無線中継システムにおけるPRUアサインの例を簡略化して示した説明図である。図11において、同図(a) は基地局装置21,中継局装置31間、同図(b) 基地局装置22,中継局装置31間、同図(c) は中継局装置31,32間、同図(d) は中継局装置31,端末局装置42間、同図(e) は中継局装置31,中継局装置33間のPRUアサイン例を示している。また、図12において、同図(a) は中継局装置32,基地局装置23間、同図(b) は中継局装置33,基地局装置24間のPRUアサイン例を示している。
図11の(a) に示すように、タイムスロットTS2において基地局装置21,中継局装置31間で1個の基地局−中継局間通信用PRU4aが割り当てられ、同図(b) に示すように、タイムスロットTS3において、基地局装置22,中継局装置31間で1個の基地局−中継局間通信用PRU4bが割り当てられている。
また、図11の(c) に示すように、タイムスロットTS1において、中継局装置31,中継局装置32間で1個の中継局−中継局間通信用PRU5cが割り当てられ、同図(e) に示すように、タイムスロットTS4において中継局装置31,中継局装置33間で1個の中継局−中継局間通信用PRU5dが割り当てられる。よって、基地局装置21、基地局装置22、中継局装置32及び中継局装置33それぞれと中継局装置31との間において総計4個(割当PRU数=4)の基地局(中継局)−中継局間通信用PRU4(4a,4b,5c,5d)が割り当てられている。
そして、図11の(d) に示すように、割当PRU数“4”の制限下で、タイムスロットTS5において4個の端末局用PRU17が割り当てられている。
なお、図12の(a) に示すように、タイムスロットTS3において基地局装置22,中継局装置32間で4個の基地局−中継局間通信用PRU4cが割り当てられているため、上述した中継局−中継局間通信用PRU5cに対応する基地局−中継局間通信用PRU4cを確保することができる。
同様にして、図12の(b) に示すように、タイムスロットTS1において基地局装置23,中継局装置32間で4個の基地局−中継局間通信用PRU4dが割り当てられているため、上述した中継局−中継局間通信用PRU5dに対応する基地局−中継局間通信用PRU4dを確保することができる。
すなわち、中継局装置31は、中継局装置32を介した基地局装置23に対するPRUの追加・解放要求(間接リソース増減要求)が可能であり、中継局装置33を介した基地局装置24に対するPRUの追加・解放要求(間接リソース増減要求)が可能である。
また、それぞれのPRUのアサインは、実施の形態1及び実施の形態2と同様、制御チャネル1cを用いて行われる。ただし、中継局装置31に関し、基地局装置21、基地局装置22、中継局装置32及び中継局装置33間では異なるタイムスロットTSを用いる。
例えば、基地局装置21,中継局装置31間においてはタイムスロットTS2における制御チャネル1c(第1の制御チャネル)を用い、基地局装置22,中継局装置31間においてはタイムスロットTS3における制御チャネル1c(第2の制御チャネル)を用いている。そして、中継局装置31,中継局装置32間においてはタイムスロットTS1における制御チャネル1c(第3の制御チャネル(その1))を用い、中継局装置31,中継局装置33間においてはタイムスロットTS4における制御チャネル1c(第3の制御チャネル(その2))を用いる。
すなわち、中継局装置31は互いに異なるタイムスロットTSの制御チャネル1cを用いて、基地局装置21、基地局装置22、中継局装置32(を介した基地局装置23)、及び中継局装置33(を介した基地局装置24)それぞれに対しからPRUの追加・解放要求を行うことができる。
したがって、中継局装置31は中継局カバーエリア内の端末局装置42等との通信トラフィック変動に応じて、基地局装置21〜24から選択的にPRUの追加・解放要求を行うことができる。
これに対して、基地局装置21(あるいは基地局装置22〜24)は、中継局装置31からの追加・解放要求に応じて、当該基地局カバーエリア内の端末局装置との通信トラフィックの状況を鑑み、可能な限り同一TDMAスロットタイミングで中継局に割り当てるPRUの増減を行う。
例えば、図11の(a) において、基地局装置21はタイムスロットTS2(第1のタイムスロット)に無使用の残PRUが存在すれば、その残PRUを新たな基地局−中継局間通信用PRU4aとして追加することができ、基地局装置22はタイムスロットTS3(第2のタイムスロット)に無使用の残PRUが存在すれば、その残PRUを新たな基地局−中継局間通信用PRU4bとして追加することができる。
また、図11の(c) において、基地局装置22は中継局装置32,中継局装置31間のタイムスロットTS1(第3のタイムスロット(その1))に無使用の残PRUが存在すれば、その残PRUを新たな中継局−中継局間通信用PRU5cとして追加することができる。
さらに、図11の(e) において、基地局装置23は中継局装置33,中継局装置31間のタイムスロットTS3(第3のタイムスロット(その2))に無使用の残PRUが存在すれば、その残PRUを新たな中継局−中継局間通信用PRU5dとして追加することができる。
したがって、中継局装置31は、基地局装置21から割り当てられるPRUが、中継局装置31の追加割り当て要求に対して不足する場合、基地局装置21とは異なる基地局装置22〜24からDownlinkにおける制御チャネル1cを探して、追加割り当て要求を行うことができる。
すなわち、中継局装置31は、基地局装置21〜24に対し、上位制御装置10、基地局装置21(基地局装置22〜24)を介して得られるシステムパラメータで定められた受信レベル以上のDownlinkにおける制御チャネル1cを受信することができる場合は以下のPRUの追加・解放要求が可能である。この場合、中継局装置31は、当該Downlinkにおける制御チャネル1cの発信源である基地局装置22〜24それぞれに対し、基地局装置21とは異なるTDMAスロットタイミングを用いて、PRUの追加・解放要求を出すことができる。
このとき、基地局装置22〜24は、それぞれ割り当て可能なPRUがある場合は、中継局装置31に対してPRUを割り当てる。割り当てのアルゴリズム、優先度基準(リソース割り当て優先順位)については、実施の形態1で説明した基地局装置21,中継局装置31間の場合と同様にして行うことができる。
また、中継局装置31とその中継局カバーエリア内の端末局装置との通信がパケット方式で、かつ複数のPRUを使用し、それぞれのPRUが異なる基地局装置(基地局装置21〜24)を経由する場合は、上位制御装置10及び端末局装置41〜46側において、受信したデータをパケット番号順に再構築する機能を持ち、上位制御局装置10は、同一の端末局装置に対するDownlinkデータを複数の基地局装置に分解する機能を持つ。
このように、実施の形態3の無線中継システムにおいては、中継局装置31が通信可能な基地局装置21,22に加え、中継局装置32,33を介して間接的に通信可能な基地局装置23,24からPRUの割り当てを受けることにより、中継局カバーエリア内の端末局装置等との通信トラフィックが増大した場合に、リソース不足による呼損、通信中切断の発生を抑えることができる効果を奏する。
上述したように、実施の形態3の無線中継システムにおいて、中継局装置31は、基地局装置21,22に加え、中継局装置32,33(間接アクセス用中継局装置)を通じて基地局装置23,24(間接アクセス用基地局装置)それぞれに対し間接リソース増減要求が可能である。一方、基地局装置23(24)は間接リソース増減要求に応答して、基地局装置23(24),中継局装置32(33)間及び中継局装置32(33),中継局装置31間のリソース増減制御を行っている。
このため、中継局装置31に対するリソースを割り当ての効率化を実施の形態1及び実施の形態2以上に発揮することができる効果を奏する。
10 上位制御装置、21〜24 基地局装置、31〜33 中継局装置、41〜46 端末局装置、71,73 基地局カバーエリア、71D 重複エリア、72,74 中継局カバーエリア。

Claims (2)

  1. 基地局装置と、
    前記基地局装置と通信リソースを共有し、中継局カバーエリア内において端末局装置と通信可能である中継局装置とを備え、前記通信リソースは複数のタイムスロットと複数種の周波数との組合せで構成され、
    前記基地局装置、前記中継局装置及び前記端末局装置間の通信は前記通信リソースを用いて行われ、前記通信リソースは一のタイムスロット及び一種類の周波数により規定されるリソース単位で割り当てが可能であり、
    前記中継局装置は、
    前記基地局装置との送受信を行う第1の送受信部と、
    前記端末局装置との送受信を行う第2の送受信部と、
    前記第1及び第2の送受信部の送受信動作のタイミング制御を行うタイミング制御部とを備え、
    前記タイミング制御部は、
    前記第1の送受信部による前記基地局装置との送受信タイミングを、前記複数のタイムスロットのうち所定のタイムスロット内で行い、かつ
    前記第2の送受信部による前記端末局装置との送受信タイミングを、前記複数のタイムスロットのうち前記所定のタイムスロット以外のタイムスロット内で行うように制御し、
    前記複数のリソース単位のうち所定のリソース単位が制御チャネルとして割り当てられ、
    前記中継局装置は、前記第1の送受信部を介し前記制御チャネルを利用して前記基地局装置に対し前記リソース単位のリソース増減要求が可能であり、
    前記基地局装置は、前記リソース増減要求に応答して、前記制御チャネルを利用して、可能な限り前記所定のタイムスロット内で前記基地局装置及び前記中継局装置間の前記リソース単位のリソース割り当て増減制御を行い、
    前記基地局装置は第1及び第2の基地局装置を含み、
    前記所定のタイムスロットは前記複数のタイムスロット内に含まれ、互いに異なる第1及び第2タイムスロットを含み、
    前記タイミング制御部は、
    前記第1の送受信部による前記第1の基地局装置との送受信タイミングを、前記第1のタイムスロット内で行い、かつ
    前記第1の送受信部による前記第2の基地局装置との送受信タイミングを、前記第2のタイムスロット内で行うようにし、
    前記制御チャネルは互いに異なる第1及び第2の制御チャネルを含み、前記リソース増減要求は第1及び第2のリソース増減要求を含み、
    前記中継局装置は前記第1の送受信部を介し、前記第1の制御チャネルを利用した前記第1の基地局装置に対する前記第1のリソース増減要求、及び前記第2の制御チャネルを利用して前記第2の基地局装置に対する前記第2のリソース増減要求が可能であり、
    前記第1の基地局装置は前記第1のリソース増減要求に応答して、前記第1の制御チャネルを利用して、可能な限り前記第1のタイムスロット内で前記第1の基地局装置及び前記中継局装置間のリソース割り当て増減制御を行い、
    前記第2の基地局装置は前記第2のリソース増減要求に応答して、前記第2の制御チャネルを利用して、可能な限り前記第2のタイムスロット内で前記第2の基地局装置及び前記中継局装置間のリソース割り当て増減制御を行う、
    通信システム。
  2. 請求項1記載の通信システムであって、
    前記所定のタイムスロットは前記複数のタイムスロット内に含まれ、前記第1及び第2タイムスロットと異なる第3のタイムスロットを含み、前記制御チャネルは前記第1及び第2の制御チャネルと異なる第3の制御チャネルを含み、
    間接アクセス用基地局装置と、
    前記中継局装置及び前記間接アクセス用基地局装置それぞれと通信可能な間接アクセス用中継局装置とをさらに備え、
    前記タイミング制御部は、
    前記第1の送受信部による前記間接アクセス用中継局装置との送受信タイミングを、前記第3のタイムスロット内で行うようにし、
    前記中継局装置は前記第1の送受信部を介し前記間接アクセス用中継局装置を通じて前記間接アクセス用基地局装置に対し前記リソース単位の間接リソース増減要求が可能であり、前記間接リソース増減要求の前記間接アクセス用中継局装置への通信は第3の制御チャネルを用いて行われ、
    前記間接アクセス用基地局装置は前記間接リソース増減要求に応答して、前記間接アクセス用基地局装置,前記間接アクセス用中継局装置間の前記リソース単位の増減制御を行うとともに、前記間接アクセス用中継局装置,前記中継局装置間の前記第3のタイムスロット内での前記リソース単位のリソース増減制御を行う、
    通信システム。
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