JP5224963B2 - タイヤ検査方法及びタイヤ検査装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ベルトやスパイラル補強部材などの貼り付け不良を、タイヤの加硫・成形後において検査する方法に関する。
タイヤの成型工程においては、タイヤ構成部品であるカーカスプライやベルトプライなどの帯状部材は、所定幅に切断された短冊状のシート部材を、成型ドラムの周面に沿って複数枚貼り合わせ作製されるのが一般的である。このとき、隣接する短冊状部材が所定量互いに重複するように上記隣接する短冊状部材同士を接合する。
ところで、上記短冊状部材が所定の接合幅で貼り合わされているかどうかの判定は、従来、熟練した作業員が目視にて行っていた。
一方、作業者による判定のバラつきをなくすため、上記判定を自動化する方法が提案されている。具体的には、成型ドラム上に短冊状部材を貼り合わせた状態で、成型ドラムを回転させながら、上記接合部を撮影してその画像データを用いて短冊状部材間のラップ寸法もしくは隙間を演算し、上記ラップ寸法が所定幅よりも大きい場合や隙間が生じている場合には貼り合わせ不良と判定する方法(例えば、特許文献1参照)や、成型ドラムに近接して変位センサを配置し、上記変位センサの出力波形から凸領域の幅である接合部の幅寸法を検出し、上記幅寸法が予め設定された許容範囲を超えたときに貼り合わせ不良と判定する方法(例えば、特許文献2参照)などがある。
特開平9−5246号公報 特開2004−354258号公報
ところで、一般のタイヤでは、タイヤ径方向内側にタイヤの骨格を成すカーカスプライが配置され、このカーカスプライのタイヤ径方向外側にコードの延長方向がタイヤ赤道方向に対して20°〜70°の角度で交錯する第1のベルトプライが配置され、この第1のベルトプライのタイヤ径方向外側に、コードの延長方向が上記第1のベルトプライのコードの延長方向とは互いに交錯する第2のベルトプライが配置される。したがって、従来の検査方法では、カーカスプライ、第1及び第2のベルトプライを成型ドラム上に貼り付けるごとに、その貼り付け状態を検査する必要があった。
また、成型ドラム上で成型された生タイヤは、加硫工程において加硫・成形されるが、このとき、上記生タイヤは内側から加圧されながら外表面が加熱された加硫金型の内壁に圧着されるため、上記プライの貼り付け状態が変化してしまう恐れがあった。
本発明は、従来の問題点に鑑みてなされたもので、カーカスプライなどのプライの貼り付け状態の検査を効率良く、かつ、正確に行うことのできるタイヤ検査方法を提供することを目的とする。
本発明者らは、鋭意検討の結果、加硫成形後のタイヤのタイヤ内面側の画像を撮影し、この撮影された画像から、当該タイヤに用いられているカーカスプライやベルトプライなどのプライを構成する短冊状部材もしくはゴムスプリットの延長方向に平行な凸領域もしくは凹領域の幅を検出するようにすれば、上記短冊部材もしくはゴムスプリットの接合部の幅寸法が許容範囲にあるかどうかを効率良くかつ正確に判定することができることを見出し、本発明に到ったものである。
すなわち、本願の請求項1に記載の発明は、加硫・成形されたタイヤの内部に配置された、所定幅に切断され複数枚の短冊状部材をタイヤ周方向に沿って貼り合わせたプライもしくは所定幅のゴムスプリットをタイヤ周方向に沿ってスパイラル状に巻付けて貼り合わせた補強部材の貼り合わせ状態を検査する方法であって、上記タイヤの内面側に撮影手段を設置して上記タイヤの内面を撮影し、この撮影されたタイヤ内面画像から、上記短冊状部材の貼り合わせ部もしくは上記ゴムスプリットの貼り合わせ部の延長方向と平行な方向に延長する凹凸領域を検出し、上記検出された凹凸領域の幅に基づいて、当該タイヤの貼り合わせ不良を検査することを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のタイヤ検査方法において、上記タイヤ内面画像に、上記貼り合わせ部の延長方向と平行な方向に沿って、ガボールフィルタリングを施して、上記貼り合わせ部の周期よりも短い幅の輪郭線を抽出して、上記凹凸領域を検出することを特徴とする。
上記ガボールフィルタリングは、撮影された画像の輝度データを、下記の式で示す二次元正弦型ガボール関数G(x,y)で畳み込むことにより、上記撮影された画像から特定方向に延長する特定幅の輪郭線(エッジ)を抽出するもので、sinの項に入っている画像のx方向の周波数fxとy方向の周波数fyとの比により抽出する輪郭線の方向が決定され、上記周波数fxまたはfyの大きさにより抽出する輪郭線の幅が決定される。また、σx,σyは、ガボール関数G(x,y)の大きさを決定する。
Figure 0005224963
なお、上記ガボール関数G(x,y)の中心座標は(0,0)で、位相角φがπ/2のとき、G(x,y)は余弦型となる
また、請求項に記載の発明は、加硫・成形されたタイヤの内部に配置された、所定幅に切断され複数枚の短冊状部材をタイヤ周方向に沿って貼り合わせたプライもしくは所定幅のゴムスプリットをタイヤ周方向に沿ってスパイラル状に巻付けて貼り合わせた補強部材の貼り合わせ状態を検査するタイヤ検査装置であって、上記タイヤの内面を撮影する撮影手段と、上記撮影手段で撮影されたタイヤ内面画像にガボールフィルタリングを施して、当該タイヤの内面の凹凸領域を検出する凹凸領域検出手段と、上記凹凸領域検出手段の検出結果に基づいて上記プライもしくは上記補強部材の貼り合わせ状態の良否を判定する判定手段とを備え、上記凹凸領域検出手段は、上記貼り合わせ部の延長方向と平行な方向に沿って、ガボールフィルタリングを施して、上記貼り合わせ部の周期よりも短く、かつ、予め設定された上記貼り合わせ部の貼り合わせ幅よりも広い幅の輪郭線を抽出し、上記判定手段は上記凹凸領域検出手段が凹凸領域を検出した場合に上記タイヤが貼り合わせ不良であると判定することを特徴とする。
上記構成のタイヤ検査装置を用いることにより、短冊部材もしくはゴムスプリットの接合部の状態が正常であるかどうかを正確に判定することができるので、検査効率を向上させることができる。
以下、本発明の最良の形態について、図面に基づき説明する。
図1は、本最良の形態に係るタイヤ検査装置10の構成を示す図で、同図において、11は撮影手段であるCCDカメラ、12は照明装置、13はタイヤ回転装置、14は画像処理手段、15はガボールフィルタ作成手段、16はフィルタリング手段、17は判定手段である。
被検体であるタイヤ20は、ビード部21に配置された1対のビードコア21Cにトロイド状をなして跨るカーカスプライ22と、このカーカスプライ22のタイヤ径方向外側に配置された第1及び第2のベルト層23,24と、この第1及び第2のベルト層23,24のタイヤ径方向外側に配置されたゴム部材(トレッドゴム)から成るトレッド25と、上記カーカスプライ22のタイヤ径方向内側である当該タイヤ20の内面20a側に設けられたインナーライナー部26とを備えている。上記カーカスプライ22及び第1及び第2のベルト層23,24は、スチルコードもしくは有機繊維コードをゴム部材で被覆したもので、それぞれ、所定幅に切断され複数枚の短冊状部材を、タイヤ周方向に対して所定の角度で貼り合わせて構成されている。本例では、上記角度を、カーカスプライ22では90°、第1のベルト層23では+45°、第2のベルト層24では−45°とした。
タイヤ回転装置13は上記タイヤ20を搭載する回転台13aと、この回転台13aを駆動・回転させるモータ13Mと、上記回転台13aの近傍に設置される回転角検出センサ13bと、この回転角検出センサ13bの出力に基づいて、上記モータ13Mを駆動・制御するモータ制御手段13cとを備えている。なお、上記タイヤ20は、その中心軸が上記回転台13aの回転軸と一致するように、上記回転台13aに搭載される。
CCDカメラ11と照明装置12とは、当該タイヤ20のトレッド25の径方向内側に位置するタイヤ内面20a側に設置されて、上記インナーライナー部26の表面を撮影する。詳細には、CCDカメラ11は、タイヤ内面20aの中心軸上に設置され、照明装置12は、その照射光が上記CCDカメラ11の撮影領域に対して斜め方向から照射するように設置される。
画像処理手段14は、上記CCDカメラ11で撮影したタイヤ内面20aの画像と上記回転角検出センサ13bからの角度情報とに基づいてタイヤ内面画像を作成する。
ガボールフィルタ作成手段15は、予め設定された第1及び第2のベルト層23,24の傾きθ1,θ2に基づいて、上記撮影されたタイヤ内面画像(2次元画像)を畳み込む際に用いるガボール関数の定数を設定する。具体的には、上記タイヤ内面画像から特定方向に延長する特定幅wの輪郭線(エッジ)を抽出するためのx方向の周波数fxとy方向の周波数fyとを設定する。このとき、上記特定幅wとしては、予め設定された上記第1及び第2のベルト層23,24の重なり幅をw0とし、第1及び第2のベルト層23,24の全幅をW0としたとき、w0<w<W0になるように設定する。
フィルタリング手段16は、上記ガボールフィルタ作成手段15で作成されたガボールフィルタを用いて上記タイヤ内面画像をフィルタリング処理して、上記第1及び第2のベルト層23,24の傾きと平行な方向に延長する幅が上記特定幅wの凹凸領域をそれぞれ抽出する。
判定手段17は、上記フィルタリング処理された画像に2値化処理を施して不要なノイズ成分を除去するとともに、上記第1及び第2のベルト層23,24の傾きと平行な方向に延長する凹凸領域の幅が上記特定幅wであるような凹凸領域が抽出された場合には、当該タイヤ20をベルト貼り合わせ不良品であると判定する。
次に、本発明によるタイヤ検査方法について、図2のフローチャートを参照して説明する。なお、ここでは、第1及び第2のベルト層23,24の貼り合わせ状態を検査する場合について説明する。
まず、被検体となるタイヤ20を回転台13aの所定の位置に取り付けて(ステップS11)、CCDカメラ11により、インナーライナー部26の表面を撮影する(ステップS12)。図3は撮影されたタイヤ内面画像の一例を示す模式図で、横方向がタイヤ周方向で、縦方向がタイヤ幅方向である。インナーライナー部26を構成するゴム部材は薄いので、上記インナーライナー部26の表面には、同図の矢印に示すような、カーカスプライ22の貼り合わせ部22k、第1のベルト層23の貼り合わせ部23k、及び、第2のベルト層24の貼り合わせ部24kが凹凸領域となって現れる。なお、同図の符号27は、加硫時におけるエア溜まりを防止して、均一なタイヤを製造するために設けられたリッジと呼ばれる凹凸である。
ガボールフィルタ作成手段15では、予め設定された第1のベルト層23の傾き、すなわち、第1のベルト層23を構成する短冊状部材の延長方向と、タイヤ幅方向との成す角θ1とに基づいて、下記の式で示すガボール関数G(x,y)のsinの項に入っている画像のx方向の周波数fxとy方向の周波数fyとを設定する(ステップS13)。上記周波数fxと上記周波数fyとの比が、ガボールフィルタで抽出する輪郭線の方向となり、上記周波数fxまたはfyの大きさにより輪郭線の幅wとなる。
Figure 0005224963
なお、本例では、ガボール関数G(x,y)を、位相φがπ/2の余弦型とした。
また、上記式のσx,σyを適宜決定することで、上記輪郭線の幅wに幅を持たせることができる。すなわち、上記輪郭線の幅wは、w−Δw〜w+Δwの範囲にある。本例では、上記輪郭線の方向が第1のベルト層23の延長方向で、上記輪郭線の幅wが8mm〜12mmとなるように、fx,fyを設定した。
上記撮影されたタイヤ内面画像は、フィルタリング手段16の図示しないフィルタ処理部に送られ、DC成分を除去する前処理を施された(ステップS14)後、上記ガボールフィルタ作成手段15で作成されたガボールフィルタを用いてフィルタリング処理される(ステップS15)。図4(a)は1次元ガボール関数G(ξ)の一例を示す図で、図4(b)は、これをタイヤ内面画像と重ね合わせた図である。図4(b)の白い楕円がガボール関数の値が正の部分、斜線で囲った楕円が負の部分、その他の部分は0である。
フィルタリングは、上記タイヤ内面画像における各座標(p,q)での輝度I(p,q)をガボール関数G(x-p,y-q)で畳み込んで、上記輪郭線方向の成分の輝度C(x,y)を算出することにより、所定の方向に延長する所定幅wの輪郭線を抽出することができる。このフィルタ処理されたタイヤ内面画像のデータは判定手段17に送られる。
当該タイヤ20において、第1のベルト層23にベルト貼り合わせ不良がない場合には、図5(a)に示すように、上記ガボールフィルタ処理された画像にはノイズしか残らない。一方、第1のベルト層23にベルト貼り合わせ不良がある場合には、図5(b)に示すように、第1のベルト層23の延長方向に平行な、輪郭線の幅wがw−Δw〜w+Δwの範囲にある凹凸領域が抽出される。
判定手段17では、上記ガボールフィルタ処理された画像に2値化処理を施して(ステップS16)、不要なノイズ成分を除去したタイヤ内面画像について、上記第1のベルト層23の傾きと平行な方向に延長する幅が上記特定幅wの凹凸領域が抽出されたかどうかを判定する(ステップS17)。そして、上記凹凸領域が抽出されなかった場合には、当該タイヤ20には第1のベルト層23の貼り合わせ不良はないと判定し、上記凹凸領域が抽出された場合には、当該タイヤ20をベルト貼り合わせ不良品であると判定する。
ステップS18では第2のベルト層24の貼り合わせ不良判定が終了したかどうかを判定する。ここでは、また、第1のベルト層23の貼り合わせ不良の判定しか終了していないので、ステップS13に戻って、予め設定された第2のベルト層24の傾きθ2に基づいて、上記ガボール関数G(x,y)の周波数fx,fyとを再設定した後、ステップS14にて、上記ガボールフィルタ作成手段15で作成されたガボールフィルタを用いて上記タイヤ内面画像をフィルタリング処理する。このフィルタ処理されたタイヤ内面画像のデータは判定手段17に送られる。判定手段17では、上記第2のベルト層24の傾きと平行な方向に延長する凹凸領域の幅が上記特定幅wであるような凹凸領域が抽出されたかどうかを判定する(ステップS15〜ステップS17)。そして、上記凹凸領域が抽出されなかった場合には、当該タイヤ20には第2のベルト層24においても貼り合わせ不良はないと判定する。上記凹凸領域が抽出された場合には、当該タイヤ20をベルト貼り合わせ不良品であると判定する。
また、第1及び第2のベルト層23,24の両方で貼り合わせ不良がなかった場合には、タイヤ一周分の検査が終了したかどうかを判定する(ステップS19)。ここでは、最初の測定なので、タイヤ一周分の検査は終了していない。したがって、ステップS20に進んで、回転装置13を作動させ、回転台13aの所定の角度だけ回転させる。タイヤ20が次の測定箇所で停止した後には、ステップS12に戻って、次の箇所のタイヤ内面画像を撮影する。なお、第1及び第2のベルト層23,24において貼り合わせ不良があった場合には、その場で当該タイヤ20の検査を終了し、次のタイヤの検査を行う。
以上の動作を、タイヤ内面20aの一周に亘って行い、当該タイヤ20の第1及び第2のベルト層23,24の貼り合わせ不良を判定する。
このように、本実施の形態によれば、被検体となるタイヤ20の内面20a側にCCDカメラ11と照明装置12を設置して、インナーライナー部26の表面を撮影した後、この撮影されたタイヤ内面画像をガボールフィルタを用いてフィルタリング処理し、当該タイヤ20の第1のベルト層23の傾きθ1及び第2のベルト層24の傾きθ2と平行で、かつ、輪郭線の幅wが8mm〜12mmであるような凹凸領域が検出されるかどうかを調べることにより、上記タイヤ20にベルト貼り合わせ不良があるかどうかを判定するようにしたので、当該タイヤ20のベルト貼り合わせ不良を確実に検出することができる。
なお、上記実施の形態では、第1及び第2のベルト層23,24の貼り合わせ不良について説明したが、本発明はこれに限るものではなく、上記のカーカスプライ22の貼り合わせ不良や、上記第2のベルト層24のタイヤ径方向外側に配置される、所定幅のゴムスプリットをスパイラル状に巻付けて貼り合わせて成るスパイラル補強層部材の貼り合わせ不良の検出にも適用可能である。
また、上記例では、所定の回転角毎に撮影したタイヤ内面画像を用いて第1及び第2のベルト層23,24の貼り合わせ不良を判定したが、タイヤ内面画像として、当該タイヤを回転させるとともに、タイヤ内面にスリット光を照射してタイヤ内面のスリット像を撮影した画像を用いてもよい。
また、上記例では、第1及び第2のベルト層23,24の傾きθ1,θ2を、予め設定した値(設計時における傾き)としたが、傾きθ1,θ2を、上記タイヤ内面画像をガボールフィルタを用いてフィルタリング処理して求めるようにしてもよい。この場合には、設定する輪郭線の幅wを、ベルト貼り合わせの規格値である1mm〜2mmに設定する。これにより、上記傾きθ1,θ2が設計値からずれた場合でも、ベルト貼り合わせ不良を確実に検出することができる。
また、上記例では、輪郭線の幅wが8mm〜12mmであるような凹凸領域を検出したが、上記輪郭線の幅wを5mm〜15mmに広げることにより、ずれの小さな貼り合わせ不良やずれの大きな貼り合わせ不良についても確実に検出することができる。なお、上記輪郭線の幅wを、例えば、5mm〜8mm、8mm〜12mm、12mm〜15mmと、複数段に分けて設定し、各輪郭線の幅wについてガボールフィルタ処理すれば、単に、上記輪郭線の幅wを、5mm〜15mmにした場合よりも、ベルト貼り合わせ不良の検出精度を高めることができる。
以上説明したように、本発明によれば、ベルトプライやカーカスプライなどのプライの貼り付け状態の検査を効率良く、かつ、正確に行うことができるので、検査工程を短縮できるとともに、タイヤの品質を向上させることができる。
本発明の最良の形態に係るタイヤ検査装置の構成を示す図である。 本発明によるタイヤ検査方法の一例を示すフローチャートである。 タイヤ内面画像の一例を示す模式図である。 ガボールフィルタを用いたフィルタリング処理を説明するための図である。 逆変換後のタイヤ内面画像の例を示す図である。
符号の説明
10 タイヤ検査装置、11 CCDカメラ、12 照明装置、
13 タイヤ回転装置、13a 回転台、13b 回転角検出センサ、
13c モータ制御手段、13M モータ、14 画像処理手段、
15 ガボールフィルタ作成手段、16 フィルタリング手段、17 判定手段、
20 空気入りタイヤ、21 ビード部、21C ビードコア、
22 カーカスプライ、22k,23k,24k 貼り合わせ部、
23 第1のベルト層、24 第2のベルト層、25 トレッド、
26 インナーライナー部。

Claims (3)

  1. 加硫・成形されたタイヤの内部に配置された、所定幅に切断され複数枚の短冊状部材をタイヤ周方向に沿って貼り合わせたプライもしくは所定幅のゴムスプリットをタイヤ周方向に沿ってスパイラル状に巻付けて貼り合わせた補強部材の貼り合わせ状態を検査する方法であって、上記タイヤの内面側に撮影手段を設置して上記タイヤの内面を撮影し、この撮影されたタイヤ内面画像から、上記短冊状部材の貼り合わせ部もしくは上記ゴムスプリットの貼り合わせ部の延長方向と平行な方向に延長する凹凸領域を検出し、上記検出された凹凸領域の幅に基づいて、当該タイヤの貼り合わせ不良を検査することを特徴とするタイヤ検査方法。
  2. 上記タイヤ内面画像に、上記貼り合わせ部の延長方向と平行な方向に沿って、ガボールフィルタリングを施して、上記貼り合わせ部の周期よりも短い幅の輪郭線を抽出して、上記凹凸領域を検出することを特徴とする請求項1に記載のタイヤ検査方法
  3. 加硫・成形されたタイヤの内部に配置された、所定幅に切断され複数枚の短冊状部材をタイヤ周方向に沿って貼り合わせたプライもしくは所定幅のゴムスプリットをタイヤ周方向に沿ってスパイラル状に巻付けて貼り合わせた補強部材の貼り合わせ状態を検査するタイヤ検査装置であって、上記タイヤの内面を撮影する撮影手段と、上記撮影手段で撮影されたタイヤ内面画像にガボールフィルタリングを施して、当該タイヤの内面の凹凸領域を検出する凹凸領域検出手段と、上記凹凸領域検出手段の検出結果に基づいて上記プライもしくは上記補強部材の貼り合わせ状態の良否を判定する判定手段とを備え、上記凹凸領域検出手段は、上記貼り合わせ部の延長方向と平行な方向に沿って、ガボールフィルタリングを施して、上記貼り合わせ部の周期よりも短く、かつ、予め設定された上記貼り合わせ部の貼り合わせ幅よりも広い幅の輪郭線を抽出し、上記判定手段は上記凹凸領域検出手段が凹凸領域を検出した場合に上記タイヤが貼り合わせ不良であると判定することを特徴とするタイヤ検査装置。
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