JP5224548B2 - 冷凍サイクルの動作制御方法及び装置 - Google Patents

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Description

本発明は、冷媒の循環経路内に接続した電子膨張弁を備える冷凍サイクルの動作制御方法及び装置に関する。
一般に、冷媒の循環経路に沿って、圧縮機,凝縮器,膨張弁,蒸発器等を順次接続して構成した冷凍サイクルは知られている。この場合、膨張弁には、通常、電子膨張弁が用いられ、この電子膨張弁は、冷凍サイクルの動作時に、蒸発器の過熱度を目標値としてPID制御される。
ところで、電子膨張弁は、制御信号(制御パルス)が付与されることにより、このパルス数に応じてステッピングモータが回転し、この回転角に比例した弁開度となるように制御される。しかし、この種の電子膨張弁は、原理上、使用に伴ってパルス数と弁開度(実開度)にズレ(ゼロ点ズレ)が発生しやすく、特に、負荷が低下して弁開度が小さくなった際には、ゼロ点ズレの影響が大きくなり電子膨張弁が全閉状態になりやすくなる。電子膨張弁が全閉状態になった場合、冷媒の蒸発圧力が0又は0以下まで低下し、異常が発生したものとして冷凍サイクルの動作が停止してしまう。したがって、冷凍サイクルを、例えば、空気調和を行う圧縮空気除湿装置に用いる場合には、圧縮空気除湿装置の運転停止を来すことになり、使用している工場のクリーンルームや病院の室内環境等を目的とする環境に維持できなくなる。
このため、従来においては、電子膨張弁のゼロ点ズレを矯正するゼロリセット処理(初期化処理)を行っており、例えば、特許文献1には、利用者の操作によってリモコンから運転開始指令が出力されると、弁開度制御手段は、自己の内部に保有するメモリを参照して前回のコンプレッサの停止が正常な停止か異常な停止であるかを判別し、正常な停止のときは540パルスで初期化を行うとともに、異常な停止の場合は、700パルスにより初期化を行う点が開示されており、また、特許文献2には、負荷温度Tと予め定められた設定温度Aを比較し、T≦Aのときは負荷が設定温度Aよりも低温に制御されているから、負荷が小さいと判断し、冷凍装置の運転を停止させて電子膨張弁の初期化を実行するとともに、T>Aのときは電子膨張弁の初期化を実行せず、冷凍装置の運転を続け、運転を続ける間に、負荷温度Tが下がり、設定温度Aに到達した時に、冷凍装置の運転を停止させて初期化を実行する点が開示されている。
特開平9−89387号公報(段落0033,0034) 特開2005−249261号公報(段落0026)
しかし、上述した従来における電子膨張弁に対するゼロリセット処理の方法は、次のような問題点があった。
第一に、電子膨張弁のゼロ点ズレによる一番の問題は、異常が発生したものとして冷凍サイクルの動作が停止してしまうことにある。したがって、冷凍サイクルの動作が停止する前に必要な処理を行い、動作の停止を事前に防止することが重要となるが、従来の方法は、ゼロ点ズレによる異常が発生した後の処理方法を主眼とするため、異常が発生する前、即ち、冷凍サイクルの動作の停止を事前に回避する観点からは用をなさない。
第二に、ゼロリセット処理は、電子膨張弁を全閉状態又は全開状態に制御する必要があるため、冷凍サイクルの動作中に行うことは制御を乱すことになり、ゼロリセット処理を行う際には冷凍サイクルの動作(運転)を停止させ、別途の処理期間を設けている。この結果、この処理期間がそのまま冷凍サイクルの動作開始の遅れや時間的なロスを招いてしまう。
本発明は、このような背景技術に存在する課題を解決した冷凍サイクルの動作制御方法及び装置の提供を目的とするものである。
本発明に係る冷凍サイクルの動作制御方法は、上述した課題を解決するため、冷媒Kの循環経路内に接続した電子膨張弁2を備える冷凍サイクルCの動作制御を行うに際し、冷凍サイクルCに対する通常時の制御モード(通常制御モード)Msによる動作中に、冷媒Kの蒸発圧力Peを検出し、検出した蒸発圧力Peが予め設定したモード切換圧力Pecまで低下したなら、電子膨張弁2をゼロリセットするゼロリセットモードMrに切換え、循環経路内に接続した冷媒圧縮機3を動作させた状態で、電子膨張弁2を全閉状態に制御するゼロリセット処理を行い、このゼロリセット処理が終了したなら、少なくとも電子膨張弁2の全閉状態を解除する制御を行うようにしたことを特徴とする。
この場合、発明の好適な態様により、ゼロリセットモードMrに切換えた際には、電子膨張弁2のゼロ点ズレによる異常の検出時に行う異常処理を中止することができるとともに、異常処理を中止した後、予め設定した中止時間Tsが経過したなら当該異常処理の中止を解除することができる。また、モード切換圧力Pecは、電子膨張弁2のゼロ点ズレによる異常を検出する際に用いる閾値としての異常検出圧力Pcxに対して、所定圧力だけ高く設定することができる。さらに、ゼロリセット処理が終了したなら、電子膨張弁2を全開状態に制御した後、予め設定した所定のモード復帰条件を満たしたなら通常制御モードに復帰させることができるとともに、このモード復帰条件には、蒸発圧力Peが予め設定した復帰条件圧力Per以上になること,又は蒸発器出口温度Toが予め設定した復帰条件温度Tos以下になること,を条件とすることができる。
一方、本発明に係る冷凍サイクルの動作制御装置1は、上述した課題を解決するため、冷媒Kの循環経路内に接続した電子膨張弁2を備える冷凍サイクルの動作制御装置であって、冷凍サイクルCに対する通常制御モードMsによる動作中に冷媒Kの蒸発圧力Peを検出する圧力検出手段4と、少なくとも、圧力検出手段4により検出した蒸発圧力Peが予め設定したモード切換圧力Pecまで低下したなら電子膨張弁2をゼロリセットするゼロリセットモードMrに切換えるゼロリセットモード切換機能,ゼロリセットモードに切換わったなら循環経路内に接続した冷媒圧縮機3を動作させた状態で電子膨張弁2を全閉状態に制御するゼロリセット処理を行うゼロリセット処理機能,及びこのゼロリセット処理が終了したなら少なくとも電子膨張弁2の全閉状態を解除するゼロリセットモード解除機能を備える制御手段5とを設けてなることを特徴とする。
この場合、発明の好適な態様により、ゼロリセットモード解除機能には、ゼロリセット処理が終了したなら、電子膨張弁2を全開状態に制御した後、予め設定した所定のモード復帰条件を満たしたなら通常制御モードに復帰させる機能を設けることができる。なお、冷凍サイクルCは、圧縮空気除湿装置100に適用することができる。
このような本発明に係る冷凍サイクルの動作制御方法及び装置1によれば、次のような顕著な効果を奏する。
(1) 通常制御モードMsによる冷凍サイクルCの動作中に、蒸発圧力Peが予め設定したモード切換圧力Pecまで低下したなら、冷凍サイクルCの動作を維持したまま、電子膨張弁2に対するゼロリセット処理を行い、この後、少なくとも電子膨張弁2の全閉状態を解除する制御を行うようにしたため、電子膨張弁2のゼロ点ズレによる冷凍サイクルCの動作の停止を事前に回避することができる。
(2) 冷凍サイクルCの動作中に電子膨張弁2のゼロリセット処理が可能なため、ゼロリセット処理を行う際に、冷凍サイクルの動作を停止させたり、或いは冷凍サイクルの動作開始前にゼロリセット処理を行うタイミング設定などが不要となり、冷凍サイクルの動作開始の遅れや時間的なロスを招く不具合を回避することができる。特に、蒸発圧力Peが予め設定したモード切換圧力Pecまで低下したことを条件に行うため、定期的又は半定期的に行う場合と異なり、ゼロリセット処理の回数を低減できる。
(3) 好適な態様により、ゼロリセットモードMrに切換えた際に、電子膨張弁2のゼロ点ズレによる異常の検出時に行う異常処理を中止するようにすれば、冷凍サイクルCが誤って停止してしまう不具合を確実に回避できるとともに、不要なアラーム音の出力や異常発生表示等を回避できる。
(4) 好適な態様により、異常処理を中止した後、予め設定した中止時間Tsが経過したなら当該異常処理の中止を解除するようにすれば、何らかの原因によりゼロリセット処理の時間が延びた場合、或いは電子膨張弁2以外の原因で蒸発圧力Peが低下している場合等であっても、一定の時間が経過したなら異常処理の中止が解除されるため、ゼロ点ズレ以外の異常を的確に知ることができるとともに、ゼロリセット処理を動作中に行うことに伴う冷凍サイクルCへの悪影響を回避することができる。
(5) 好適な態様により、モード切換圧力Pecを、電子膨張弁2のゼロ点ズレによる異常を検出する際に用いる閾値としての異常検出圧力Pcxに対して、所定圧力だけ高く設定するようにすれば、異常検出圧力Pcxに対して適切な圧力差を設定できるため、電子膨張弁2におけるゼロ点ズレの発生を迅速に検出し、かつ的確なゼロリセット処理を行うことができる。
(6) 好適な態様により、ゼロリセット処理が終了したなら、電子膨張弁2を全開状態に制御した後、予め設定した所定のモード復帰条件を満たしたなら通常制御モードに復帰させるようにすれば、ゼロリセットモードMrにより中断したことによる通常制御モードの動作分を速やかに補填できるため、ゼロリセットモードMrを実行したことに伴う悪影響を最小限に抑えることができる。
(7) 好適な態様により、モード復帰条件を、蒸発圧力Peが予め設定した復帰条件圧力Per以上になること,又は蒸発器出口温度Toが予め設定した復帰条件温度Tos以下になること,を条件とすれば、ゼロリセットモードMrによる低下分を速やかに相殺できるため、通常制御モードへの復帰を円滑かつ安定に行うことができる。
(8) 好適な態様により、冷凍サイクルCを、圧縮空気除湿装置100に適用すれば、運転中の圧縮空気除湿装置100の無用な停止を回避できるため、例えば、使用している工場のクリーンルームや病院室内等の環境を常に最適な状態に維持することができる。
本発明の好適実施形態に係る冷凍サイクルの動作制御方法の処理手順を説明するためのフローチャート、 同動作制御方法を実施した際における時間対蒸発圧力の変化特性図、 同冷凍サイクルを用いた圧縮空気除湿装置の外観斜視図、 本発明の好適実施形態に係る動作制御装置を備える冷凍サイクルの回路構成図、 同冷凍サイクルに用いるデジタル制御冷媒圧縮機の断面構成図、 同デジタル制御冷媒圧縮機の動作説明図、
次に、本発明に係る好適実施形態を挙げ、図面に基づき詳細に説明する。
まず、本実施形態に係る動作制御方法を実施できる冷凍サイクルCの構成について、図4〜図6を参照して説明する。
図4中、Cは冷凍サイクルの全体構成を示す。この冷凍サイクルCは主要機能部として、順次接続した、凝縮器(コンデンサ)11,冷媒ドライヤ12,電子膨張弁2,熱交換器群13及び冷媒圧縮機3を備えており、これらにより、矢印Fk方向に冷媒Kが循環する冷媒回路を構成する。
この場合、凝縮器11には、この凝縮器11を空冷する凝縮器ファン15を付設するとともに、この凝縮器ファン15はインバータ16によりインバータ制御される。また、熱交換器群13は、複数の熱交換器(蒸発器)13p…を備えており、各熱交換器13p…の冷媒流入口はディストリビュータ17に接続するとともに、各熱交換器13p…の冷媒流出口はヘッダ18に接続する。なお、19iは熱交換器群13に圧縮空気Aを流入させるエア流入口、19eは熱交換器群13から熱交換及び除湿された圧縮空気Acを流出させるエア流出口を示す。したがって、エア流入口19iから流入した圧縮空気Aは各熱交換器13p…内で冷媒Kと熱交換及び除湿される。さらに、冷媒圧縮機3には、デジタル制御冷媒圧縮機3dを用いる。このデジタル制御冷媒圧縮機3dは、ロード状態「1」とアンロード状態「0」の時間軸を可変するデジタル制御を行うことができ、インバータ制御、即ち、圧縮器の回転周波数(大きさ)を可変するアナログ制御とは制御形態が基本的に異なる。
図5及び図6に、デジタル制御冷媒圧縮機3dの構成を示す。デジタル制御冷媒圧縮機3dは、圧縮機本体20とデジタル切換機構部21を備える。圧縮機本体20には、軌道スクロール22と固定スクロール23を有する冷媒圧縮部24を備えるとともに、デジタル切換機構部21は、固定スクロール23を軸方向Fcに変位させることによりロード状態又はアンロード状態に切換えることができ、このデジタル制御冷媒圧縮機3dは、次のように動作する。今、圧縮機モータ25を作動させれば、軌道スクロール22は軌道上を旋回運動するとともに、固定スクロール23は、軸方向Fcに対して直角方向の位置が固定(規制)されているため、軌道スクロール22の螺旋翼22fと固定スクロール23の螺旋翼23fは、図6(a),(b)に示すような相対運動を行う。一方、冷媒Kは、冷媒吸入口26から吸入室Ciに供給される。
この際、電磁バルブ27のプランジャ27pが、図5に示すように突出した状態、即ち、連通配管28が閉状態にあれば、シリンダ室29の内圧は、低圧側となる吸入室Ciの内圧よりも高くなるため、固定スクロール23の螺旋翼23fは、ラム部30を押し上げる不図示のスプリングに抗して軌道スクロール22に圧接する。図5はこの状態となる。この状態において、固定スクロール23の螺旋翼23fに対する軌道スクロール22の螺旋翼22fの相対位置が、図6(a)に示す状態にあれば、吸入室Ciに存在する冷媒Kは、点線矢印方向に沿って外側から螺旋翼22fと23f間に進入するとともに、軌道スクロール22が軌道上を旋回運動し、螺旋翼22fに対する螺旋翼22fの相対位置が、図6(b)に示す状態になれば、螺旋翼22fと23f間に進入した冷媒Kは、螺旋翼22fと23f間に形成される三日月形の密閉空間Pm…に封入される。そして、軌道スクロール22が旋回運動するに従って、三日月形の密閉空間Pm…の容積は、次第に小さくなり、冷媒Kに対する圧縮が行われるとともに、冷媒Kが中心空間Pcに達すれば、冷媒Kの圧力は最大になる。この後、中心空間Pcにおける圧縮された冷媒Kは、通気路31を通って吐出室Coに至り、さらに、冷媒吐出口32から吐出する。このときの冷媒Kの流通経路を、図5中に点線矢印で示す。よって、この状態がデジタル制御冷媒圧縮機3dにより冷媒圧縮を行うロード状態となり、100〔%〕出力となる。
他方、電磁バルブ27を制御し、プランジャ27pを引込めることにより連通配管28を開状態に切換えれば、低圧側となる吸入室Ciとシリンダ室29が連通配管28により連通し、シリンダ室29の内圧と吸入室Ciの内圧が同圧になるため、不図示のスプリングによりラム部30は上昇変位する。この結果、固定スクロール23も上昇変位し、固定スクロール23の螺旋翼23fは、軌道スクロール22から上方へ離間し、軌道スクロール22と固定スクロール23間に隙間が発生する。これにより、冷媒Kに対する圧縮は行われなくなる。よって、この状態がデジタル制御冷媒圧縮機3dによる冷媒圧縮が解除されたアンロード状態となり、0〔%〕出力となる。
したがって、電磁バルブ27を、バルブ制御信号によりON/OFF制御すれば、OFF時にロード状態(100〔%〕出力状態)、ON時にアンロード状態(0〔%〕出力状態)となるため、ロード状態の時間をTr、アンロード状態の時間をTnとすれば、ロード率Rr=Tr/(Tr+Tn)を変化させることによりデジタル制御冷媒圧縮機3dの出力をデジタル制御することができる。
一方、冷凍サイクルCにおいて、35は、デジタル制御冷媒圧縮機3dの冷媒吐出口と冷媒吸入口間を接続したホットガスバイパス回路であり、このホットガスバイパス回路35には、電磁開閉弁36と容量制御弁(CCV)37を直列に接続する。その他、図4に示す冷凍サイクルCにおいて、41は高圧側の圧力検出器、42は高圧側圧力スイッチ、43は低圧側の圧力検出器、44は圧縮機吐出口温度センサ、45は蒸発器(熱交換器)出口温度センサ、をそれぞれ示す。圧力検出器43は熱交換器群13の下流側における冷媒Kの蒸発圧力Peを検出する圧力検出手段4を構成する。
他方、51は制御部である。この制御部51は、主に、温度,圧力等のセンサ類から得る検出結果に基づいて、各部のアクチュエータ類をシーケンス制御する機能を備えるとともに、各種の処理及び制御を実行することができるコンピュータ機能及び通信機能等を備えている。この制御部51は、制御手段5を構成し、少なくとも、圧力検出手段4により検出した蒸発圧力Peが予め設定したモード切換圧力Pecまで低下したなら電子膨張弁2をゼロリセットするゼロリセットモードMrに切換えるゼロリセットモード切換機能,ゼロリセットモードに切換わったなら循環経路内に接続した冷媒圧縮機3を動作させた状態で電子膨張弁2を全閉状態に制御するゼロリセット処理を行うゼロリセット処理機能,及びこのゼロリセット処理が終了したなら少なくとも電子膨張弁2の全閉状態を解除するゼロリセットモード解除機能を備えている。したがって、この制御手段5と圧力検出手段4が本実施形態に係る動作制御装置1を構成する。
また、制御部51の入力ポートには、前述した高圧側の圧力検出器41、低圧側の圧力検出器43、圧縮機吐出口温度センサ44、蒸発器出口温度センサ45等をそれぞれ接続するとともに、制御部51の出力ポートには、電子膨張弁2、インバータ16、圧縮機本体20に内蔵する圧縮機モータ25、電磁バルブ27、電磁開閉弁36、容量制御弁37をそれぞれ接続する。
このような本実施形態に係る動作制御方法を実施できる冷凍サイクルCは、特に、図3に示す圧縮空気除湿装置100に用いて好適である。図3は、圧縮空気除湿装置100の外観斜視図を示す。この圧縮空気除湿装置100は、全体がハウジング101に覆われ、このハウジング101の上面101uには、内部に備える冷凍サイクルCの熱交換器群13におけるエア流入口19i及びエア流出口19eを配設するとともに、前面101fには、運転スイッチ102s等の操作部及び表示部等を有する操作パネル102を配設する。これにより、不図示の導入管から送られる圧縮空気Aをエア流入口19iに流入させれば、流入した圧縮空気Aは、各熱交換器13p…内で冷媒Kと熱交換及び除湿され、この熱交換及び除湿された圧縮空気Acはエア流出口19iから、不図示の導出管を通して目的のエリアに供給される。このように、冷凍サイクルCを、圧縮空気除湿装置100に適用すれば、運転中の圧縮空気除湿装置100の無用な停止を回避できるため、例えば、使用している工場のクリーンルームや病院の室内等の環境を常に最適な状態に維持することができる。
次に、本実施形態に係る冷凍サイクルCの動作制御方法について、図2〜図4を参照しつつ図1に示すフローチャートに従って説明する。
まず、本実施形態に係る動作制御方法では、冷凍サイクルCに対する通常時の制御モード(通常制御モード)Msに加えて、ゼロリセットモードMrを使用する。このゼロリセットモードMrは、冷凍サイクルCの冷媒Kの循環経路内に接続したデジタル制御冷媒圧縮機3dを動作させた状態で、電子膨張弁2を全閉状態に制御するゼロリセット機能を備えるとともに、電子膨張弁2のゼロ点ズレによる異常の検出時に行う異常処理を中止する機能を備える。
また、予め、蒸発圧力Peに対するモード切換圧力Pecを設定する。このモード切換圧力Pecは、電子膨張弁2のゼロ点ズレによる異常を検出する際の閾値である異常検出圧力Pcxに対して、所定圧力だけ高く設定する。本実施形態では、図2に示すように、モード切換圧力Pecとして、0.1〔MPa〕に設定した場合を例示する。本実施形態では、異常検出圧力Pcxは0に設定されるため、モード切換圧力Pecは異常検出圧力Pcxよりも0.1〔MPa〕高い値となる。このように、モード切換圧力Pecを、異常検出圧力Pcxに対して所定圧力だけ高く設定すれば、異常検出圧力Pcxに対して適切な圧力差を設定できるため、電子膨張弁2におけるゼロ点ズレの発生を迅速に検出し、的確なゼロリセット処理を行うことができる。
さらに、予め、ゼロリセット処理が終了した後におけるモード復帰条件を設定する。本実施形態に係る動作制御方法では、ゼロリセット処理が終了したなら、電子膨張弁2を全開状態に制御し、この後、予め設定した所定のモード復帰条件を満たしたなら電子膨張弁2を通常制御モードに復帰させるため、この際のモード復帰条件を設定する。本実施形態では、モード復帰条件として、蒸発圧力Peが予め設定した復帰条件圧力Perに達することを条件に設定する。本実施形態では、図2に示すように、0.7〔MPa〕に設定した場合を例示する。このようなモード復帰条件を設定すれば、ゼロリセットモードMrによる低下分を速やかに相殺できるため、通常制御モードへの復帰を円滑かつ安定に行うことができる。その他のモード復帰条件としては、蒸発器出口温度Toが予め設定した復帰条件温度Tos以下になることを条件としてもよく、この場合も同様の効果を得ることができる。この復帰条件温度Tosとしては、例えば、1〔℃〕に設定することができる。なお、ホットガスバイパス回路35の電磁開閉弁36は蒸発器出口温度センサ45により検出する蒸発器出口温度が1〔℃〕以下で開くため、復帰条件温度Tosに達することの条件の代わりに、電磁開閉弁36が開いたことを条件にしてもよい。
次に、具体的な処理手順について説明する。今、運転スイッチ102sをONにすれば、通常制御モードMsによる運転が行われる(ステップS1,S2)。通常制御モードMsでは、エア流出口19eから流出する圧縮空気Acの温度が、図示を省略したエア流出口温度センサにより検出され、この検出信号が制御部51に付与される。制御部51では、検出信号に基づいてデジタル制御冷媒圧縮機3dを制御、即ち、上述した電磁バルブ27を開閉するデジタル制御を行い、圧縮空気Acの温度が目標温度になるようにフィードバック制御する。この場合、圧力検出器43から得る蒸発圧力Peの変化は、図2に示すように、正常範囲である0.4〜0.6〔MPa〕程度の範囲に制御される。
一方、通常制御モードMsによる運転の継続中は、制御部51により蒸発圧力Peの監視を行う(ステップS3,S4)。今、運転中に、電子膨張弁2にゼロ点ズレが発生するとともに、低負荷での運転が行われているものとする。低負荷の運転とは、例えば、前述した圧縮空気除湿装置100の場合、導入される圧縮空気Aの温度と目標温度の差が小さく、熱交換器群13における熱交換量が少ない場合等を想定できる。したがって、この場合、図2に示すように、圧力検出器43から得る蒸発圧力Peの大きさは負荷の大きさに対応して低下する。そして、蒸発圧力Peが低下した状態において、電子膨張弁2にゼロ点ズレが発生し、もし、本実施形態に係る動作制御方法を行わない場合には、本来、全閉状態にはならないにも拘わらず、ゼロ点ズレにより全閉状態になり、蒸発圧力Peが0又は0以下まで低下して異常処理が行われてしまう。なお、異常処理には、通常、運転の停止、アラーム音の出力、異常発生表示等が含まれる。
そこで、本実施形態に係る動作制御方法では、制御部51により蒸発圧力Peの大きさを監視し、蒸発圧力Peがモード切換圧力Pecとなる0.1〔MPa〕まで低下したなら、ゼロリセットモード切換機能により、通常制御モードMsからゼロリセットモードMrに切換えるようにした(ステップS5,S6)。ゼロリセットモードMrにおいては、デジタル制御冷媒圧縮機3dは動作状態をそのまま維持する。また、電子膨張弁2のゼロ点ズレによる異常の検出時に行う異常処理を中止する(ステップS7)。これにより、冷凍サイクルCが誤って停止してしまう不具合を確実に回避できるとともに、不要なアラーム音の出力や異常発生表示等を回避できる。図2中、taはゼロリセットモードMrに切換えた時点を示す。
さらに、ゼロリセットモードMrに切換えたなら、ゼロリセット処理機能により制御部51によるゼロリセット処理を行う(ステップS8)。ゼロリセット処理では、制御部51から、電子膨張弁2を全閉状態にする正規のパスル数(例えば、480パルス)よりも若干多いパスル数(例えば、500パスル)を付与することにより、電子膨張弁2を全閉状態に制御する。これにより、完全に全閉状態にすることができるため、この全閉位置が矯正されたゼロ点となる。なお、ゼロリセット処理に要する時間は、通常、10〔秒〕前後となる。図2中、tbがゼロリセット処理の終了した時点を示す。
ところで、このように、冷凍サイクルCの動作中に、ゼロリセット処理を行うことは、本来の制御を不能にすることになるが、モード切換圧力Pecとなる0.1〔MPa〕の蒸発圧力Peを検出している状態は、かなり低負荷になっているため、10〔秒〕前後の間、制御を不能にしても冷凍サイクルCの動作、さらには使用環境に悪影響を及ぼすことはない。一方、ゼロリセット処理を行っている間は、本来の異常処理を、いわば例外的に中止しているため、この中止期間が長く続くことは適切ではない。このため、異常処理を中止した後、予め設定した中止時間Ts(例えば、1〔分〕間)が経過したなら当該異常処理の中止を解除するようにした。これにより、何らかの原因によりゼロリセット処理の時間が延びた場合、或いは電子膨張弁2以外の原因で蒸発圧力Peが低下している場合等であっても、一定の時間が経過したなら異常処理の中止が解除されるため、ゼロ点ズレ以外の異常を的確に知ることができるとともに、動作中にゼロリセット処理を行うことに伴う冷凍サイクルCへの悪影響を回避することができる。
他方、ゼロリセット処理が終了したなら、リセットモード解除機能により、制御部51は、少なくとも電子膨張弁2の全閉状態を解除する。この場合、本実施形態では、ゼロリセット処理の終了後、直ちに電子膨張弁2を全開状態に制御する(ステップS9,S10)。そして、蒸発圧力Peを監視し、蒸発圧力Peが予め設定したモード復帰条件である復帰条件圧力Per(0.7〔MPa〕)に達したなら、ゼロリセットモード解除機能により、通常制御モードMsに復帰させる(ステップS11,S12)。図2中、tcが通常制御モードMsに復帰した時点を示す。このように、ゼロリセット処理が終了したなら、電子膨張弁2を全開状態に制御した後、予め設定した所定のモード復帰条件を満たしたなら通常制御モードに復帰させるようにすれば、ゼロリセットモードMrにより中断したことによる通常制御モードの動作分を速やかに補填できるため、ゼロリセットモードMrを実行したことに伴う悪影響を最小限にすることができる。そして、通常制御モードMsに復帰したなら、本来の通常制御モードMsが再開し、以降も通常制御モードMsによる運転の継続中は同様の処理が行われる(ステップS1…)。
よって、本実施形態に係る動作制御方法によれば、通常制御モードMsによる冷凍サイクルCの動作中に、蒸発圧力Peが予め設定したモード切換圧力Pecまで低下したなら、冷凍サイクルCの動作を維持したまま、電子膨張弁2に対するゼロリセット処理を行い、この後、少なくとも電子膨張弁2の全閉状態を解除する制御を行うようにしたため、電子膨張弁2のゼロ点ズレによる冷凍サイクルCの動作の停止を事前に回避することができる。また、冷凍サイクルCの動作中に電子膨張弁2のゼロリセット処理が可能なため、ゼロリセット処理を行う際に、冷凍サイクルの動作を停止させたり、或いは冷凍サイクルの動作開始前にゼロリセット処理を行うタイミング設定などが不要となり、冷凍サイクルの動作開始の遅れや時間的なロスを招く不具合を回避することができる。特に、蒸発圧力Peが予め設定したモード切換圧力Pecまで低下したことを条件に行うため、定期的又は半定期的に行う場合と異なり、ゼロリセット処理の回数を低減できる。
以上、好適実施形態について詳細に説明したが、本発明は、このような実施形態に限定されるものではなく、細部の構成,形状,素材,数量,数値,手法等において、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、任意に変更,追加,削除することができる。
例えば、冷媒Kの蒸発圧力Peに対してモード切換圧力Pecを設定した場合を示したが、蒸発圧力Peの変化と一定の相関をもって変動する物理量を検出し、この物理量に対してモード切換圧力Pecに対応する閾値を設定してもよい。また、ゼロリセットモードMrに切換えた際に、電子膨張弁2のゼロ点ズレによる異常の検出時に行う異常処理の中止は、異常処理として複数の処理項目が設定されている場合、その一部を中止してもよいし全部を中止してもよい。例えば、冷凍サイクルCの停止のみを中止し、アラーム音の出力や異常発生表示を行うようにすれば、ゼロリセットモードMrが実行されていることを知ることができる。一方、ゼロリセット処理の終了後、電子膨張弁2を全開状態に制御した後、予め設定した所定のモード復帰条件を満たしたなら通常制御モードに復帰させる場合を示したが、ゼロリセット処理の終了後、直ちに通常制御モードに復帰させる場合を排除するものではない。さらに、冷媒圧縮機3として、デジタル制御冷媒圧縮機3dを用いた場合を示したが、インバータ制御(アナログ制御)により冷媒圧縮器の回転周波数(大きさ)を可変する一般的な冷媒圧縮器であってもよい。
本発明に係る冷凍サイクルCの動作制御方法及び動作制御装置1は、例示した圧縮空気除湿装置100等の空気調和機器をはじめ、冷凍サイクルCを搭載する各種の機器類に利用することができる。
1:動作制御装置,2:電子膨張弁,3:冷媒圧縮機,4:圧力検出手段,5:制御手段,100:圧縮空気除湿装置,K:冷媒,C:冷凍サイクル,Ms:通常制御モード,Mr:ゼロリセットモード,Pe:蒸発圧力,Pec:モード切換圧力,Pcx:異常検出圧力,Per:復帰条件圧力

Claims (9)

  1. 冷媒の循環経路内に接続した電子膨張弁を備える冷凍サイクルの動作制御方法において、冷凍サイクルに対する通常時の制御モード(通常制御モード)による動作中に、冷媒の蒸発圧力を検出し、検出した蒸発圧力が予め設定したモード切換圧力まで低下したなら、前記電子膨張弁をゼロリセットするゼロリセットモードに切換え、前記循環経路内に接続した冷媒圧縮機を動作させた状態で、前記電子膨張弁を全閉状態に制御するゼロリセット処理を行い、このゼロリセット処理が終了したなら、少なくとも前記電子膨張弁の全閉状態を解除する制御を行うことを特徴とする冷凍サイクルの動作制御方法。
  2. 前記ゼロリセットモードに切換えた際には、前記電子膨張弁のゼロ点ズレによる異常の検出時に行う異常処理を中止することを特徴とする請求項1記載の冷凍サイクルの動作制御方法。
  3. 前記異常処理を中止した後、予め設定した中止時間が経過したなら当該異常処理の中止を解除することを特徴とする請求項2記載の冷凍サイクルの動作制御方法。
  4. 前記モード切換圧力は、前記電子膨張弁のゼロ点ズレによる異常を検出する際に用いる閾値としての異常検出圧力に対して、所定圧力だけ高く設定することを特徴とする請求項1,2又は3記載の冷凍サイクルの動作制御方法。
  5. 前記ゼロリセット処理が終了したなら、前記電子膨張弁を全開状態に制御した後、予め設定した所定のモード復帰条件を満たしたなら通常制御モードに復帰させることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の冷凍サイクルの動作制御方法。
  6. 前記モード復帰条件は、蒸発圧力が予め設定した復帰条件圧力以上になること,又は蒸発器出口温度が予め設定した復帰条件温度以下になること,を条件とすることを特徴とする請求項5記載の冷凍サイクルの動作制御方法。
  7. 冷媒の循環経路内に接続した電子膨張弁を備える冷凍サイクルの動作制御装置において、冷凍サイクルに対する通常時の制御モード(通常制御モード)による動作中に冷媒の蒸発圧力を検出する圧力検出手段と、少なくとも、前記圧力検出手段により検出した蒸発圧力が予め設定したモード切換圧力まで低下したなら前記電子膨張弁をゼロリセットするゼロリセットモードに切換えるゼロリセットモード切換機能,前記ゼロリセットモードに切換わったなら前記循環経路内に接続した冷媒圧縮機を動作させた状態で前記電子膨張弁を全閉状態に制御するゼロリセット処理を行うゼロリセット処理機能,及びこのゼロリセット処理が終了したなら少なくとも前記電子膨張弁の全閉状態を解除するゼロリセットモード解除機能を備える制御手段とを設けたことを特徴とする冷凍サイクルの動作制御装置。
  8. 前記ゼロリセットモード解除機能は、前記ゼロリセット処理が終了したなら、前記電子膨張弁を全開状態に制御した後、予め設定した所定のモード復帰条件を満たしたなら通常制御モードに復帰させる機能を備えることを特徴とする請求項7記載の冷凍サイクルの動作制御装置。
  9. 前記冷凍サイクルは、圧縮空気除湿装置に備えることを特徴とする請求項7又は8記載の冷凍サイクルの動作制御装置。
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