JP5224345B2 - 筐体構造及び電子機器 - Google Patents

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Description

本発明は、筐体構造及び電子機器に関し、詳細には、互いにスライド可能又は回転可能に連結された二つの筐体からなる筐体構造及び電子機器に関する。
一般的に携帯電子機器の筐体は、持ち運びの点からできるだけ小さいことが望ましいものの、一方で、小さすぎる筐体は、表示パネルやキートップの小型化を招き、表示の見にくさやキー操作のしにくさを否めない。そこで、携帯電子機器用筐体においては、筐体の小型化を追求しつつも、表示の見にくさやキー操作のしにくさを招かない工夫が求められていた。
かかる工夫の一例として、下記の特許文献1には、いわゆるスライド型と呼ばれる筐体の技術(以下、従来技術という。)が示されている。
図14は、従来技術の外観図である。(a)及び(b)において、スライド型の携帯電子機器(以下、携帯電話機とする。)1は、互いにスライド可能に積層された上筐体2と下筐体3とからなる。ここで、“上下”は、この携帯電話機1を操作する際の上下方向に従うものとする。つまり、上筐体2は、液晶パネル等の表示部4をその表面(おもて面)に有し、また、下筐体3は、通常は上筐体2の下面に、その表面(おもて面)を隠しているが、上筐体2をスライドさせることにより、その表面(おもて面)を露出し、テンキー等の操作部5を表に出して操作できるようにしている。なお、上筐体2には上記の表示部4に加えて受話部6が設けられており、また、下筐体3には上記の操作部5に加えて送話部7が設けられている。
この従来技術における上筐体2と下筐体3のスライド構造は、以下のとおりである。(c)において、上筐体2の下面(下筐体3との当接面)には、平行な2本のガイド溝8、9が掘られており、このガイド溝8、9には、それぞれ溝内を滑動可能なスライダ10、11が取り付けられている。一方、下筐体3の上面(上筐体2との当接面)には、平行な2本のレール12、13が取り付けられており、このレール12、13は、それぞれ上筐体2のガイド溝8、9に収まるようになっている。さらに、レール12、13の一方端側には、スライダ固定部14、15が設けられており、このスライダ固定部14、15に、上筐体2のスライダ10、11が固定(たとえば、ネジにより)されるようになっている。
このような構造によれば、上筐体2と下筐体3とをガイド溝8、9(及びレール12、13)に沿って互いにスライドさせることができる。
したがって、上筐体2を閉じた状態(つまり、小さくした状態)で持ち運びすることができると共に、上筐体2を開いた状態(スライド状態)でテンキー等の操作を行うことができる。ここで、表示部4は、上筐体2の表面一杯を使ってレイアウトできるので、大サイズの表示部4を使用することができ、画面の見にくさを招かない。また、操作部4を下筐体3に配置しているので、操作部4のキーサイズも充分な大きさとすることができ、操作性の悪化も招かない。
特開2006−93999号公報
しかしながら、従来技術は、単に上筐体2と下筐体3とを互いにスライド可能にしているに過ぎず、そのスライド操作は、もっぱら「人力」で行う必要があったことから、たとえば、表示部4にワイド液晶パネルを使用するなどして、筐体の縦方向サイズ(L)が長くなった場合には、片手のみのスライド操作が難しくなるおそれがある。
図15は、スライド操作を示す図である。この図において、携帯電話機1の上筐体2をスライドさせる場合、多くの人は片手(図では便宜的に右手16)で操作する。つまり、右手16の親指を上筐体2の側面に掛け、そのまま親指を伸ばすことによって上筐体2をスライドする。ここで、スライド型の携帯電話機にあっては、スライドの途中から、そのスライド操作を補助するための機構(一般的にスプリングの付勢力を利用したもの)が設けられているので、親指によるスライド操作は最初だけでよい。中盤から終盤にかけてのスライドは、当該補助機構によって引き続き行われる。
さて、図示の状態をスライド完了の状態であると考えると、この場合、親指はまだ上筐体2の側面に掛かっているため、上筐体2を閉じる際には、そのまま親指を曲げればよい。しかし、表示部4にワイド液晶パネルを使用するなどして、筐体の縦方向サイズ(L:図14参照)が長くなった場合は、上筐体2の側面から親指が離れてしまうので、片手で閉じることができなくなって、たとえば、もう一方の手の助けを借りたりしなければないから、操作性が悪くなる。
そこで、本発明は、上筐体の閉じ操作を片手で行うことができる筐体構造及び電子機器を提供することにある。
請求項1記載の発明は、基準側筐体と、この基準側筐体に接して配設されると共に該基準側筐体の主面を覆う状態から該主面を露出させる状態へ又はその逆の状態へと位置を移動し得る移動側筐体とを有する筐体構造において、外部に位置して人為操作される操作手段と、前記操作手段の移動を案内する案内手段と、前記移動側筐体に係合し且つ前記操作手段の移動に追随する係合手段とを備え、さらに、前記移動側筐体は、前記操作手段を収容する収容部を備えるとともに、前記操作手段は、前記移動側筐体が一の位置から二の位置に移動したときに、前記収容部から前記移動側筐体の外部に引き出されて操作可能になるものであって、前記操作手段の動きを、前記係合手段を介して前記移動側筐体に伝えることにより、前記移動側筐体の位置移動を操作するようにしたことを特徴とする筐体構造である。
請求項2記載の発明は、前記基準側筐体及び移動側筐体は、スライド可能に積層された二つの筐体の一方と他方であることを特徴とする請求項1に記載の筐体構造である。
請求項記載の発明は、前記移動側筐体は、スライド可能に積層された二つの筐体の一方であって、前記一の位置はスライド前の位置、前記二の位置はスライド後の位置であることを特徴とする請求項1に記載の筐体構造である。
請求項記載の発明は、請求項1に記載の筐体構造を用いたことを特徴とする電子機器である。

本発明によれば、移動側筐体の位置移動を操作するための操作子を設けたので、この操作子を指先で操作することにより、筐体の閉じ操作を片手で行うことができる筐体構造及び電子機器を提供することができる。
以下、本発明の実施形態を特にそれに限定しないが、携帯電話機を例にして、図面を参照しながら説明する。なお、以下の説明における様々な細部の特定ないし実例および数値や文字列その他の記号の例示は、本発明の思想を明瞭にするための、あくまでも参考であって、それらのすべてまたは一部によって本発明の思想が限定されないことは明らかである。また、周知の手法、周知の手順、周知のアーキテクチャおよび周知の回路構成等(以下「周知事項」)についてはその細部にわたる説明を避けるが、これも説明を簡潔にするためであって、これら周知事項のすべてまたは一部を意図的に排除するものではない。かかる周知事項は本発明の出願時点で当業者の知り得るところであるので、以下の説明に当然含まれている。
<第1の実施形態>
図1は、第1の実施形態に係る携帯電話機の外観図である。この図において、スライド型の携帯電話機(以下、単に携帯電話機という。)20は、一の位置から二の位置に互いにスライド可能に積層された上筐体21と下筐体22とからなる。なお、一の位置とはスライド前の位置(閉位置)、二の位置とはスライド後の位置(開位置)のことをいう。
一般的に下筐体22は手持ちされ、上筐体21は、この手持ちされた下筐体22を基準に開閉方向に位置を移動し得るから、下筐体22を「基準側筐体」、上筐体21を「移動側筐体」ということができる。
ここで、“上下”は、この携帯電話機20を操作する際の上下方向に従うものとする。つまり、上筐体21は、液晶パネル等の表示部23をその表面(おもて面)に有し、また、下筐体22は、通常は上筐体21の下面に、その主面である表面(おもて面)を隠しているが、上筐体21をスライドさせることにより、その表面(おもて面)を露出し、テンキー等の操作部24を表に出して操作できるようにしている。なお、上筐体21には上記の表示部23に加えて受話部25が設けられており、また、下筐体22には上記の操作部24に加えて送話部26が設けられている。
この携帯電話機20におけるスライド構造は、たとえば、冒頭で説明した従来技術と同様のものであってもよい。すなわち、図14(c)を参照して、この携帯電話機20におけるスライド構造を説明すれば、上筐体21の下面(下筐体22との当接面)に平行な2本のガイド溝8、9を形成し、このガイド溝8、9にそれぞれ溝内を滑動可能なスライダ10、11を取り付ける一方、下筐体22の上面(上筐体21との当接面)に平行な2本のレール12、13を取り付け、このレール12、13をそれぞれ上筐体21のガイド溝8、9に収め、さらに、レール12、13の一方端側に形成されたスライダ固定部14、15に上筐体21のスライダ10、11を固定(たとえば、ネジにより)して構成してもよい。
このように構成すれば、上筐体21と下筐体22とをガイド溝8、9(及びレール12、13)に沿って互いにスライドさせることができる。
したがって、上筐体21を閉じた状態(つまり、小さくした状態)で持ち運びすることができると共に、上筐体21を開いた状態(スライド状態)でテンキー等の操作を行うことができる。ここで、表示部23は、上筐体21の表面一杯を使ってレイアウトすることができるので、大サイズの表示部23を使用することができ、画面の見にくさを招かない。また、操作部24を下筐体22に配置しているので、操作部24のキーサイズも充分な大きさとすることができ、操作性の悪化も招かない。
以上の効果は、冒頭の従来技術でも得られるものであるが、この第1の実施形態に係る携帯電話機20にあっては、「上筐体21の閉じ操作を片手で行うことができる」という発明の目的を達成するために、以下に説明する特徴的事項を備える点で従来技術と相違する。
図1(a)において、スライド状態にある上筐体21の下端面21aから左右一対の操作子27、28が飛び出している。なお、図1(b)は、片方の操作子(ここでは右利きの人が多いことを想定して右側の操作子28)だけを設けた変形例である。図1(a)、(b)のいずれであっても構わないが、以下、説明の便宜上、図1(b)の例、すなわち、右側の操作子28だけを設けた例に従うものとする。
操作子28の位置は、携帯電話機20を片手(以下、右手とする。)で持った際に、その右手の親指が届く範囲内に設定される。操作子28の表面に滑り止め加工(たとえば、細かな凹凸の形成等)を施しておくことが望ましい。
後の説明からも明らかになるが、操作子28の役割は、スライド状態にある上筐体21を閉じる際の「手掛かり」になることにある。つまり、この操作子28に親指の腹を掛け、そのまま親指を曲げることによって上筐体21を閉じることができるためのものである。
一方、この操作子28は、上筐体21が閉じられているときは不要な存在であることから、上筐体21が閉じられている間はその存在を隠蔽し、スライド状態になってはじめて図示のように姿を現す(引き出される)仕組みになっている必要がある。この仕組みについては、後述する。
冒頭の従来技術でも説明したように、一般的にスライド型の携帯電話機にあっては、スライドの途中から、そのスライド操作を補助するための機構が組み込まれている。
図2は、スライド補助機構の概念図である。ここでは特に限定しないが、スプリングの付勢力を利用したものを例示する。この図において、携帯電話機20の内部には、二つのスプリング29、30が組み込まれている。これらのスプリング29、30は、トーションバネ又は巻きバネとも呼ばれているものであり、一本のバネ線の中央部分にループ29a、30aを形成すると共に、その両端に小さな輪29b、29c、30b、30cを形成して、それらの輪29b、29c、30b、30cを携帯電話機20との係止部としたものである。正確には、輪29b、30bを下筐体22との係止部、輪29c、30cを上筐体21との係止部としたものである。したがって、スプリング29、30の輪29b、30bは下筐体22と一緒に動き、スプリング29、30の輪29c、30cは上筐体21と一緒に動く。
このようなスライド補助機構によれば、(a)に示すように上筐体21が閉じられているときと、(c)に示すように上筐体21が開かれているときの双方では、二つのスプリング29、30が伸びた状態(ハの字状に開いた状態)にあるため、これらいずれの場合もスプリング29、30の付勢力は小さいが、(b)に示すように上筐体21のスライド途中にあるときには、二つのスプリング29、30が大きく撓んでいる(ハの字の開きが少なくなっている状態)ため、付勢力が大となり、上筐体21はこの付勢力を受けて(a)又は(c)の状態に戻ろうとする結果、人手によるスライド操作の補助力が得られるのである。
図3は、操作子28の構造図である。(a)に示すように、操作子28(操作子27も同様である。)は、アルファベットのL字を左に90度回転させた形に似た断面形状を有しており、その概ね全体を上筐体21の第1の空間31に収容していると共に、L字縦線部28aを横に寝かせて、上筐体21の図面に向かって左端面21aに位置する、第1の空間31の開口32から外部に突出可能にし、さらに、操作子28のL字横線部28bに圧縮バネ33の一端を係合し、この圧縮バネ33の他端を第1の空間31の突起34に係合している。なお、第1の空間31に収容された操作子28は、図面に向かってその右端面(L字横線部28bの右側面)を、第1の空間31の天井面から下方に若干量延設された衝止部31aに当接しており、これによって、図示の状態以上、第1の空間31の内部に入り込まないようになっている。
第1の空間31は、加えて、上筐体21の左端面21aから上筐体21の長手方向に沿って所定長αだけ延在する、第1の空間31よりも低天井高の第2の空間35に繋がっている。
ここで、上記の所定長αは、上筐体21のスライド量を規定するものであり、下筐体22の所定長αの位置に突起36が形成されている。
さて、(b)に示すように上筐体21のスライドをはじめると、この上筐体21のスライドに伴って操作子28も一緒に動く。この間、操作子28は圧縮バネ33によって第1の空間31の内部に引き込まれているため、外部に露出せず、その間、操作子28の存在を隠蔽することができる。
一方、(c)に示すように、操作子28と下筐体22の突起36とが当接すると、圧縮バネ33が伸び始め、操作子28が第1の空間31の開口32から最大量突出した時点(最大量引き出された時点)で、それ以上の上筐体21のスライドが規制される。このときの操作子28の様子を示したのが前記の図1である。
以上のとおり、この第1の実施形態によれば、スライド完了状態で上筐体21の一端面(図面に向かって左端面21a)から露出する(つまり、上筐体21から引き出される)操作子28(又は操作子27、28)を設けたので、この操作子28を、スライド状態にある上筐体21を閉じる際の「手掛かり」として使用することができる。その結果、たとえば、表示部23にワイド液晶パネルを使用するなどして、筐体の縦方向サイズ(L:図14参照)が長くなった場合であっても、片手のみで上筐体21の閉じ操作を支障なく行うことができるという格別の効果が得られる。
<第2の実施形態>
図4は、第2の実施形態に係る携帯電話機の外観図である。この図において、スライド型の携帯電話機(以下、単に携帯電話機という。)40は、一の位置から二の位置に互いにスライド可能に積層された上筐体41と下筐体42とからなる。なお、一の位置とはスライド前の位置(閉位置)、二の位置とはスライド後の位置(開位置)のことをいう。
一般的に下筐体42は手持ちされ、上筐体41は、この手持ちされた下筐体42を基準に開閉方向に位置を移動し得るから、下筐体42を「基準側筐体」、上筐体41を「移動側筐体」ということができる。
ここで、“上下”は、この携帯電話機40を操作する際の上下方向に従うものとする。つまり、上筐体41は、液晶パネル等の表示部43をその表面(おもて面)に有し、また、下筐体42は、通常は上筐体41の下面に、その表面(おもて面)を隠しているが、上筐体41をスライドさせることにより、その表面(おもて面)を露出し、テンキー等の操作部44を表に出して操作できるようにしている。なお、上筐体41には上記の表示部43に加えて受話部45が設けられており、また、下筐体42には上記の操作部44に加えて送話部46が設けられている。
この携帯電話機40におけるスライド構造も、たとえば、冒頭で説明した従来技術と同様のものであってもよい。すなわち、図14(c)を参照して、この携帯電話機40におけるスライド構造を説明すれば、上筐体41の下面(下筐体42との当接面)に平行な2本のガイド溝8、9を形成し、このガイド溝8、9にそれぞれ溝内を滑動可能なスライダ10、11を取り付ける一方、下筐体42の上面(上筐体41との当接面)に平行な2本のレール12、13を取り付け、このレール12、13をそれぞれ上筐体41のガイド溝8、9に収め、さらに、レール12、13の一方端側に形成されたスライダ固定部14、15に上筐体41のスライダ10、11を固定(たとえば、ネジにより)して構成してもよい。
このように構成すれば、上筐体41と下筐体42とをガイド溝8、9(及びレール12、13)に沿って互いにスライドさせることができる。
したがって、上筐体41を閉じた状態(つまり、小さくした状態)で持ち運びすることができると共に、上筐体41を開いた状態(スライド状態)でテンキー等の操作を行うことができる。ここで、表示部43は、上筐体41の表面一杯を使ってレイアウトすることができるので、大サイズの表示部43を使用することができ、画面の見にくさを招かない。また、操作部44を下筐体42に配置しているので、操作部44のキーサイズも充分な大きさとすることができ、操作性の悪化も招かない。
以上の効果は、冒頭の従来技術でも得られるものであるが、この第2の実施形態に係る携帯電話機40にあっては、「上筐体41の閉じ操作を片手で行うことができる」という発明の目的を達成するために、以下に説明する特徴的事項を備える点で従来技術と相違する。
図4において、スライド状態にある下筐体42の右側面42aには、この右側面42aの長手方向に沿って延在する長溝47が形成されており、さらに、この長溝47には、操作子48が取り付けられている。
操作子48の位置は、携帯電話機40を片手(以下、右手とする。)で持った際に、その右手の親指が届く範囲内に設定される。操作子48の表面に滑り止め加工(たとえば、細かな凹凸の形成等)を施しておくことが望ましい。
後の説明からも明らかになるが、操作子48の役割は、スライド状態にある上筐体41を閉じる際の「手掛かり」になることにある。つまり、この操作子48に親指の腹を掛け、そのまま親指を曲げることによって上筐体41を閉じることができるためのものである。
なお、この第2の実施形態の携帯電話機40においても、スライド操作を補助するための機構が組み込まれている。このスライド補助機構は、特に限定しないが、前記の第1の実施形態と同様のもの(図2参照)とする。
図5は、操作子48の構造図である。この図において、(a)は上筐体41の閉状態を示し、(b)はその断面を示している。また、(c)は上筐体41の開状態(スライド状態)を示し、(d)はその断面を示している。
先にも説明したとおり、下筐体42の長溝47に操作子48が取り付けられており、この操作子48は長溝47に沿って移動できるようになっている。この操作子48は、上筐体41の閉状態においては、(a)に示すように、長溝47の図面に向かって左端に位置し、上筐体41の開状態(スライド状態)においては、(c)に示すように、長溝47の図面に向かって右端に位置する。
操作子48は、下筐体42の内部空間49に収容されたL字状部品50と結合されており、長溝47に沿って操作子48を動かすと、このL字状部品50も一緒に動くようになっている。
L字状部品50には係止部51が一体形成されており、この係止部51の先端が下筐体42の内部空間49から若干量上方向(上筐体41の方向)に突出し、この突出部分が上筐体41の下面に形成された凹部52に挿入されている。
なお、図示の例では、凹部52の幅Waを適切に設定して、この凹部52に係止部51がほぼぴったりと収まるようにしている。これは、L字状部品50の図面に向かって左右方向の動き(つまり、操作子48の左右方向の動き)に合わせて、上筐体41が左右いずれの方向にも動くようにするため(言い換えれば、操作子48を開閉操作兼用とするため。)である。したがって、たとえば、操作子48を閉操作専用(すなわち、スライド状態にある上筐体41を閉じるためにのみ用いる。)とするのであれば、凹部52の左端壁面52aと右端壁面52bとの間の距離を広げ(符号52cは距離拡大後の右端壁面を示す。)、前記の幅Waよりも広い幅Wbとすればよい。幅Wa、Wbのいずれを採用するかは、もっぱら操作子48の使用目的(開閉操作兼用とするか閉操作専用とするか。)に依存する。
以上のとおり、この第2の実施形態によれば、下筐体42の右側面42aの長溝47に沿って移動可能な操作子48を設けると共に、この操作子48と一体のL字形状部品50の係止部51を、上筐体41の下面に形成された凹部52に挿入するという構成にしたので、上筐体41を開閉する際には、この操作子48を動かすだけでよく、たとえば、表示部43にワイド液晶パネルを使用するなどして、筐体の縦方向サイズ(L:図14参照)が長くなった場合であっても、片手のみで上筐体41の開閉操作を支障なく行うことができるという格別の効果が得られる。
<第3の実施形態>
図6は、第3の実施形態に係る携帯電話機の外観図である。この図において、回転開閉型の携帯電話機(以下、単に携帯電話機という。)60は、軸Pを支点にして一の位置から二の位置に互いに回転可能に積層された上筐体61と下筐体62とからなる。なお、一の位置とは回転前の位置(閉位置)、二の位置とは回転後の位置(開位置)のことをいう。
一般的に下筐体62は手持ちされ、上筐体61は、この手持ちされた下筐体62を基準に回転しながら開閉方向に位置を移動し得るから、下筐体62を「基準側筐体」、上筐体61を「移動側筐体」ということができる。
ここで、“上下”は、この携帯電話機60を操作する際の上下方向に従うものとする。つまり、上筐体61は、液晶パネル等の表示部63をその表面(おもて面)に有し、また、下筐体62は、通常は上筐体61の下面に、その表面(おもて面)を隠しているが、上筐体61を回転させることにより、その表面(おもて面)を露出し、テンキー等の操作部64を表に出して操作できるようにしている。なお、上筐体61には上記の表示部63に加えて受話部65が設けられており、また、下筐体62には上記の操作部64に加えて送話部66が設けられている。
図7は、携帯電話機60の回転ヒンジ機構を示す図である。この図において、携帯電話機60の内部に実装された回転ヒンジ機構部67は、下筐体62に固定された軸Pと、上筐体61に固定され且つ軸Pの回りを自在に揺動する円環状の揺動部材68と、この揺動部材68の外周面に立設された長棒69と、この長棒69を遊びを持って保持する長孔70を有するリンク部材71とを備える。なお、長棒69の断面形状は特に限定しない。円形や楕円あるいは矩形であってもよい。
リンク部材71の一部は、下筐体62の右端面62aに形成された長溝72から露出しており、この露出部分が、指先で操作するための操作子73をなしている。なお、リンク部材71と操作子73を別部品で構成してもよい。
図8は、ヒンジ回転を補助する機構を示す図である。この図において、揺動部材68の下面に、この揺動部材68と同心の円形部材74が一体化して取り付けられており、この円形部材74の外周面には複数(図では4個)の窪み75〜78が等間隔(ここでは4個であるから、360度÷4=90度間隔)で形成されている。
軸Pは台座79の表面に一体的に立設されており、この軸Pの回りを揺動部材68と円形部材74が揺動し得るようになっている。また、台座79の両袖部分に形成された孔80、81に2本のシャフト82、83が通されており、このシャフトの両端部分に上側押さえ部材84と下側押さえ部材85が取り付けられている。さらに、2本のシャフト82、83にそれぞれスプリング86、87が圧縮状態で組み込まれており、このスプリング86、87の伸張力により、円形部材74の外周面と、下側押さえ部材85に取り付けられた回転部材88とを強く当接させるようになっている。
長棒69及び揺動部材68並びに円形部材74は上筐体61に取り付けられており、これ以外の部品(上下押さえ部材84、85、シャフト82、83、スプリング86、87、台座79、回転部材88)は、下筐体62に取り付けられている。
このような構成において、円形部材74の外周面に等間隔の窪み75〜78が形成されているので、上筐体61の回転に伴って円形部材74が回転する際に、上記の窪み75〜78の各々の位置で回転部材88が窪み75〜78に填り込む。その結果、それらの位置で上筐体61の回転角度を保持することができ、たとえば、窪み75〜78の位置を前記例示のとおりに90度ごと(0度、90度、180度、270度)とすれば、当該角度ごとに上筐体61の回転位置を段階的に保持することができる。
以上のとおり、この第3の実施形態によれば、上筐体61の回転角度を所定角度ごとに保持することができることに加え、下筐体62の右側面62aの長溝72に沿って移動可能な操作子73を設けているので、上筐体61を開閉する際には、この操作子73を動かすだけでよく、たとえば、表示部63にワイド液晶パネルを使用するなどして、筐体の縦方向サイズ(L:図14参照)が長くなった場合であっても、片手のみで上筐体61の開閉操作を支障なく行うことができるという格別の効果が得られる。
<第4の実施形態>
図9は、第4の実施形態に係る携帯電話機の外観図である。この図において、スライド型の携帯電話機(以下、単に携帯電話機という。)90は、一の位置から二の位置に互いにスライド可能に積層された上筐体91と下筐体92とからなる。なお、一の位置とはスライド前の位置(閉位置)、二の位置とはスライド後の位置(開位置)のことをいう。
一般的に下筐体92は手持ちされ、上筐体91は、この手持ちされた下筐体92を基準に開閉方向に位置を移動し得るから、下筐体92を「基準側筐体」、上筐体91を「移動側筐体」ということができる。
ここで、“上下”は、この携帯電話機90を操作する際の上下方向に従うものとする。つまり、上筐体91は、液晶パネル等の表示部93をその表面(おもて面)に有し、また、下筐体92は、通常は上筐体91の下面に、その表面(おもて面)を隠しているが、上筐体91をスライドさせることにより、その表面(おもて面)を露出し、テンキー等の操作部94を表に出して操作できるようにしている。なお、上筐体91には上記の表示部93に加えて受話部95が設けられており、また、下筐体92には上記の操作部94に加えて送話部96が設けられている。
ここで、下筐体92には、上筐体91の開閉を行うための操作子97が設けられており、この操作子97の移動ストロークを図中“a”で示している。つまり、操作子97はaなるストロークで移動可能であり、この操作子97の移動に伴って上筐体91が開閉するようになっている。
さて、上筐体91の開閉量(スライド量)を“b”で表すことにすると、スライド型の前記実施形態(第1の実施形態や第2の実施形態)の場合、a=bであった。つまり、操作子97のストロークと一対一の関係で上筐体91がスライドするものであった。このこと自体に特段の不都合はないものの、たとえば、a<bの関係が得られれば、少ない操作子97の動きで、上筐体91を大きくスライドさせることができるので、効率的な開閉操作を行うことができる。
そこで、この第4の実施形態ではギアを組み合わせてa<bの関係を達成する。
図10は、ギア機構の概念図である。この図において、操作子97の下面には歯面98が形成されており、この歯面98に噛み合う第1の歯車99と、この第1の歯車99に噛み合う第2の歯車100とが設けられている。第2の歯車100は、上筐体91の開閉部材102(図11参照)の上面に形成された歯面101に噛み合っており、これらの二つの歯車(第1及び第2の歯車99、100)はA:Bの変速機を構成している。ここで、Aは第1の歯車99の歯数、Bは第2の歯車100の歯数である。今、A<Bならば、操作子97のストロークaと、開閉部材102の開閉量(つまり、上筐体91のスライド量b)との関係をa<bとすることができ、前記の目的を達成することができる。たとえば、A:B=1:2とすれば、操作子97の動き“1”に対して上筐体91のスライド量が“2”となるので、この場合、2倍の効率で開閉操作を行うことができる。
図11は、携帯電話機90へのギア機構実装図であり、図12はその断面図、図13はその要部構造図である。これらの図において、下筐体92の内部に、操作子97、第1の歯車99、第2の歯車100、及び、開閉部材102を実装し、開閉部材102のL字状先端を上筐体91の内部の壁面103に当接させている。
図13に示すように、操作子97を矢印104の方向に動かすと、第1の歯車99が矢印105の方向に回転すると共に、それに伴って第2の歯車100が矢印106の方向に回転し、結局、開閉部材102が矢印107の方向に動き、この開閉部材107の動きに追随して上筐体91が閉移動する。
そして、第1の歯車99の歯数をA、第2の歯車100の小歯車100aの歯数をB、第2の歯車100の大歯車100bの歯数をCとし、たとえば、A:B:C=1:1:2とすれば、操作子97のストロークa(矢印104の長さ)と、開閉部材102の開閉量(つまり、上筐体91のスライド量b;矢印107の長さ)との関係をa<bとすること、具体的には1:2とすることができ、前記の目的(少ない操作子97の動きで上筐体91を大きくスライドさせ、効率的な開閉操作を行う)を達成することができる。
なお、以上の説明では、電子機器の具体例として携帯電話機を挙げたが、これに限定されない。基準側筐体(前記の説明では下筐体)と、この基準側筐体に接して配設されると共に該基準側筐体の主面を覆う状態から該主面を露出させる状態へ又はその逆の状態へと位置を移動し得る移動側筐体(前記の説明では上筐体)とを有する筐体構造を持つあらゆる種類の電子機器に適用することができる。たとえば、携帯電話機以外にも、デジタルカメラ、PDA(携帯情報端末)、ノートパソコン、ウェアラブルパソコン、電卓、又は、電子辞書などの電子機器にも適用できる。
また、以上の説明では、移動側筐体として、表示部などの電子回路を実装した上筐体を例にしたが、これに限らず、筐体以外の、たとえば、単なる「蓋」であってもよい。つまり、その蓋が、基準側筐体に接して配設されると共に該基準側筐体の主面を覆う状態から該主面を露出させる状態へ又はその逆の状態へと位置を移動し得るものであればよい。
第1の実施形態に係る携帯電話機の外観図である。 スライド補助機構の概念図である。 操作子28の構造図である。 第2の実施形態に係る携帯電話機の外観図である。 操作子48の構造図である。 第3の実施形態に係る携帯電話機の外観図である。 携帯電話機60の回転ヒンジ機構を示す図である。 ヒンジ回転を補助する機構を示す図である。 第4の実施形態に係る携帯電話機の外観図である。 ギア機構の概念図である。 携帯電話機90へのギア機構実装図である。 ギア機構を実装した携帯電話機90の断面図である。 ギア機構を実装した携帯電話機90の要部構造図である。 従来技術の外観図である。 スライド操作を示す図である。
符号の説明
20、40、60、90 携帯電話機(電子機器)
21、41、61、91 上筐体(移動側筐体)
22、42、62、92 下筐体(基準側筐体)
27、28、48、73、97 操作子(操作手段)
28b L字横線部(係合手段)
31 第1の空間(案内手段、収容部)
47、72 長溝(案内手段)
50 L字状部品(係合手段)
71 リンク部材(係合手段)
101 歯面(案内手段)
102 開閉部材(係合手段)

Claims (4)

  1. 基準側筐体と、この基準側筐体に接して配設されると共に該基準側筐体の主面を覆う状態から該主面を露出させる状態へ又はその逆の状態へと位置を移動し得る移動側筐体とを有する筐体構造において、
    外部に位置して人為操作される操作手段と、
    前記操作手段の移動を案内する案内手段と、
    前記移動側筐体に係合し且つ前記操作手段の移動に追随する係合手段とを備え、
    さらに、前記移動側筐体は、前記操作手段を収容する収容部を備えるとともに、前記操作手段は、前記移動側筐体が一の位置から二の位置に移動したときに、前記収容部から前記移動側筐体の外部に引き出されて操作可能になるものであって、
    前記操作手段の動きを、前記係合手段を介して前記移動側筐体に伝えることにより、前記移動側筐体の位置移動を操作するようにしたことを特徴とする筐体構造。
  2. 前記基準側筐体及び移動側筐体は、スライド可能に積層された二つの筐体の一方と他方であることを特徴とする請求項1に記載の筐体構造。
  3. 前記移動側筐体は、スライド可能に積層された二つの筐体の一方であって、前記一の位置はスライド前の位置、前記二の位置はスライド後の位置であることを特徴とする請求項1に記載の筐体構造。
  4. 請求項1に記載の筐体構造を用いたことを特徴とする電子機器。
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