JP5223753B2 - 有水式ガスホルダの余剰水排出装置及び余剰水排出方法 - Google Patents

有水式ガスホルダの余剰水排出装置及び余剰水排出方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5223753B2
JP5223753B2 JP2009084121A JP2009084121A JP5223753B2 JP 5223753 B2 JP5223753 B2 JP 5223753B2 JP 2009084121 A JP2009084121 A JP 2009084121A JP 2009084121 A JP2009084121 A JP 2009084121A JP 5223753 B2 JP5223753 B2 JP 5223753B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water
tank
overflow
water tank
overflow pipe
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2009084121A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010236592A (ja
Inventor
武広 中山
修一 原田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Corp
Original Assignee
Nippon Steel Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Steel Corp filed Critical Nippon Steel Corp
Priority to JP2009084121A priority Critical patent/JP5223753B2/ja
Publication of JP2010236592A publication Critical patent/JP2010236592A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5223753B2 publication Critical patent/JP5223753B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Fuel Cell (AREA)

Description

本発明は、内部に水を貯留して内部のガスのシールを行う有水式ガスホルダで発生する余剰水を排出する、余剰水排出装置及び余剰水排出方法に関する。
例えば製鉄所においては、高炉や転炉から発生する可燃性の副生ガスをエネルギー源として有効利用するために、当該副生ガスを一旦貯蔵する有水式ガスホルダが設置されている。有水式ガスホルダは、水を貯留した水槽の内部に、上下に移動自在な、複数のテレスコープ型ガス槽を有し、隣接するガス槽の間にシールカップと封水板による水封部を設けた構造となっている。そして、ガス貯蔵量が増加するとガス槽内の圧力が上昇すると共に各ガス槽が上昇し、ガス貯蔵量が減少するとガス槽内の圧力が下降すると共に各ガス槽が下降するようになっている(例えば、特許文献1)。
水槽に貯留されている水は、例えば水槽とガス槽との間の開放部から流入する雨水や、副生ガスに飽和状態で含まれている水分が有水式ガスホルダ内に入った際、放熱により温度が低下し凝縮したものである。したがって、降雨時や副生ガスの有水式ガスホルダへの流入時には水槽内に水が流入し、水槽内の水位が上昇する。また、水槽内の水位は、ガス貯蔵量の変化に伴うガス槽内の圧力変動によっても変動する。
水位が上昇すると、水槽の上部全体からこの凝縮水が溢れ出し、有水式ガスホルダの周辺に配置された機器を汚損してしまう。したがって、この水位の上昇に対応するため、通常は図7に示すように、水槽100の側板101の上部にオーバーフロー管102が直接設けられている。そして、例えば有水式ガスホルダ内に流入する副生ガスからの凝縮水により水槽100の水位が上昇した際に、当該オーバーフロー管102から水103を余剰水として排出することで、水槽100の上部全体から水103が溢れ出すことを防止している。
特開平11−63392号公報
ところで、上述のオーバーフロー管102は、水槽100の水位の上昇に伴い発生する余剰水の量に見合った量の水103を排出できるようにその口径が決定されている。しかしながら、水槽100の水位の上昇過程において、図7及び図8に示すように水槽100の水位がオーバーフロー管102の上端部に達していない状態では、オーバーフロー管102から排出される水103の量は、水槽100の水位、即ちオーバーフロー管102内を流れる水103の高さにつれて変化し、オーバーフロー管102内の水面より上方は水103の流れのない未使用領域Uとなってしまう。
したがって、オーバーフロー管102内を水3が満水の状態で流れることを前提としてオーバーフロー管102の口径を決定した場合、図7に示すように、水槽100の水位がオーバーフロー管102の上端位置に達していない状態においては、図8に示すようにオーバーフロー管102の上部に水103の流れのない未使用領域Uが生じ、オーバーフロー管102を流れる水103の量が計画値を下回ってしまう。この傾向は、オーバーフロー管102の断面形状が円形であるため、オーバーフロー管102内を流れる水103の高さHが低いほど顕著である。そして、このようにオーバーフロー管102の排水能力が不足した状態で、例えばガス槽の内圧が上昇し水槽100の水位がさらに上昇すると、オーバーフロー管102から排出しきれていなかった水103が水槽100の上部全体から溢れ出て、有水式ガスホルダ周辺の機器を汚損してしまう可能性がある。
オーバーフロー管102の排水能力不足を解消するためには、オーバーフロー管102の口径を大きくすることが考えられるが、口径を大きくすると、オーバーフロー管102を接続するために側板101に設ける開口が大きくなる。その場合、側板101の強度が低下するとともに側板101とオーバーフロー管102との溶接の範囲が広くなり、有水式ガスホルダの内圧に変化に伴う側板101への繰り返し応力により、強度の低下した箇所や溶接部に損傷が発生する可能性がある。また、開口を大きくすると、開口部の補強や、開口の大きさに合わせて側板101の上端部101aも上方に延長する必要があるため、設備費用の増加につながる。したがって、開口の大きさは極力小さなものとすることが望ましい。
開口の大きさを小さくするためには、オーバーフロー管102の口径を大きくすることなく側板101に複数設けることも考えられる。しかしながら、オーバーフロー管102の口径をより小さなものとするためには、水103がオーバーフロー管102内部を流れる際の圧力損失を小さく抑えることが重要であるためオーバーフロー管102は有水式ガスホルダの外部に設けられた排水側溝の直上に設けることが望ましく、複数のオーバーフロー管102を排水側溝の直上に設けた場合、側板101の狭い範囲に複数のオーバーフロー管102が集中的に配置されることとなるため、口径を大きくした場合と同様の問題が生じる。また、複数のオーバーフロー管102同士の距離を離して配置した場合、オーバーフロー管102が水平方向に延伸する距離が長くなるためオーバーフロー管102の配管抵抗が増大し、オーバーフロー管102一本当たりの排水能力が低下する。したがって、より多くのオーバーフロー管102の設置が必要となり、やはり溶接箇所の増加及び設備費用の増加につながってしまう。
また、オーバーフロー管102に代えて水槽100の側板101に堰のごとく矩形の開口を設けることで、断面形状が円形であるため特に低水位において排水能力が低下してしまうという従来のオーバーフロー管102の問題を緩和することができるが、依然として未使用領域Uは存在し、必要な排水能力を確保するには、やはり開口を大きくすることは避けられない。
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、水槽の側板に大きな開口を設けることなく有水式ガスホルダからのオーバーフロー量を確保し、水槽の上部全体から水が溢れることを防止することを目的としている。
上記目的を達成するための本発明は、有水式ガスホルダ底部の水槽の外部に取り付けられ、水槽内の余剰な水を排出する余剰水排出装置であって、前記水槽の外方に設けられ、前記水槽内の最低水位より低い位置で前記水槽に連通する密閉箱と、前記密閉箱内を前記水槽に連通する第1の領域と前記水槽に連通しない第2の領域とに仕切り、上端が前記最低水位より上方にある溢流堰と、前記第2の領域であって、前記溢流堰の高さより低い位置に上端側が接続されたオーバーフロー管と、前記オーバーフロー管の下端側近傍に設けられ、前記オーバーフロー管の下端側を気密に塞ぐシール機構と、を有することを特徴としている。
本発明者らは、水槽の水位に依らずオーバーフロー管の上端部を水槽内の水に没した状態にすることができれば、オーバーフロー管の未使用領域をなくすことができるため、側板に設ける開口の面積を小さくできる点に注目した。本発明はこの発想に基づくものであり、本発明によれば、密閉箱が水槽の最低水位より低い位置で連通し、密閉箱内に、その上端が前記最低水位より上方にある溢流堰が設けられているので、密閉箱が水槽と連通する箇所が常時水中に没した状態とすることができる。このため、当該連通する箇所から密閉箱に流れ込む水の量は、従来のオーバーフロー管のように水槽内の水位の変動により変化することがない。このため、従来のオーバーフロー管を用いた場合に、未使用領域が生じ、計画した排水量が確保できていなかった水位においても、計画通りの水量を密閉箱の第1の領域に流すことができる。そして、密閉箱の第1の領域に流れ込んだ水は、溢流堰の幅に見合った量が第2の領域へ排出されるが、水槽と密閉箱が連通する箇所と溢流堰とは独立しているので、排出される水の量を増やすために溢流堰の幅を大きくしても、側板に設ける開口の大きさには影響しない。したがって、密閉箱が水槽と連通する箇所の断面積、すなわち水槽の側板の開口を大きくすることなく、水槽の水位の上昇速度に見合う量の水を排出することが可能となり、水槽の上部全体から水が溢れることを防止することができる。
また、前記シール機構は、前記オーバーフロー管の下端側を水没させるシールボックスであってもよい。
別な観点による本発明は、前記の余剰水排出装置を用いて、余剰水を排出する方法であって、前記水槽の外方で且つ前記水槽内の最低水位より低い位置で前記密閉箱を前記水槽と連通させて取り付け、前記密閉箱の中に、当該密閉箱内を前記水槽に連通する第1の領域と前記水槽に連通しない第2の領域とに仕切り、上端が前記最低水位より上方にある溢流堰を設け、前記第2の領域であって、前記溢流堰の高さより低い位置にオーバーフロー管を設け、前記オーバーフロー管の下端側近傍に前記オーバーフロー管の下端側を気密に塞ぐシール機構を設け、前記水槽の水面が前記溢流堰の高さを越えた際に、前記溢流堰の上からオーバーフロー管を通って余剰水の排水を行うことを特徴としている。
また、前記シール機構は、前記オーバーフロー管の下端側を水没させるシールボックスであってもよい。
本発明によれば、水槽の側板に大きな開口を設けることなく有水式ガスホルダからのオーバーフロー量を確保し、水槽の上部全体から水が溢れることを防止することができる。
本実施の形態にかかる余剰水排出装置を有する有水式ガスホルダの構成の概略を示す縦断面図である。 本実施の形態にかかる余剰水排出装置を有する有水式ガスホルダの構成の概略を示す縦断面図である。 余剰水排出装置の構成の概略を示す縦断面図である。 余剰水排出装置の構成の概略を示す横断面図である。 水が溢流堰をオーバーフローしている状態を示す縦断面図である。 他の実施の形態にかかる余剰水排出装置の構成の概略を示す平面図である。 従来のオーバーフロー管近傍の構成の概略を示す縦断面図である。 従来のオーバーフロー管内に未使用領域が生じている状態を示す縦断面図である。
以下、本発明の実施の形態について説明する。図1は本実施の形態にかかる余剰水排出装置を有するガスホルダ1の構成の概略を示す縦断面図である。
有水式ガスホルダ1は、水2を貯留する水槽10と、水槽10の内部に昇降自在に設けられた複数のガス槽である外槽11、中槽12及び内槽13と、水槽10の外面に設けられた余剰水排出装置14と、水槽10の周囲に垂直に配置され外槽11、中槽12及び内槽13の昇降動作を案内する複数の基柱15と、を有している。なお、図1は有水式ガスホルダ1の内部にガスが供給される前の状態を示しており、全てのガス槽が水槽10の底面に着座している。
水槽10は、有水式ガスホルダ1の底部に配置され内部に水を貯留するための槽であって、この水がガスシールの役割を担う。水槽10は、例えば、底面が略円形で、蓋の無い略円筒形に形成されている。また、水槽10には、例えば転炉からの副生ガスをガス槽内に供給すると共に、当該副生ガスを需要先に排出するガス配管(図示せず)が、水槽10の底面を貫通し、水面上まで延伸して設けられている。
外槽11は水槽10の内部に、中槽12は外槽11の内部に、内槽13は中槽12の内部それぞれ昇降自在に設けられている。外槽11及び中槽12は、例えば、底面及び蓋の無い略円筒形に形成されている。外槽11の直径は水槽10よりも、中槽12の直径は外槽11よりも、それぞれ一回り小さくなっている。このため、外槽11は水槽10の内部に、中槽12は外槽11の内部にそれぞれ挿入可能となっている。内槽13は、有頂で底の無い略円筒形に形成され、中槽12よりも一回り小さい直径となっている。このため、内槽13は中槽12の内部に挿入可能となっている。
隣接する外槽11と中槽12及び中槽12と内槽13との間には、それぞれ下カップ封水板30及び上カップ封水板31よる水封部32が設けられている。下カップ封水板30は中槽12と内槽13の外周面下端部に設けられ、上方が開口した略U字状の断面形状を有している。上カップ封水板31は、外槽11と中槽12の内周面上端部に設けられ、下カップ封水板30とは反対に、下方が開口した略U字状の断面形状を有している。このため、相対する略U字状の形状を有する下カップ封水板30と上カップ封水板31とは互いに係合することができる。したがって、有水式ガスホルダ1内のガス貯蔵量が増加し、有水式ガスホルダ1の内圧が上昇した際に、内槽13の上昇力は中槽12に伝達され、中槽12の上昇力は外槽11に伝達される。これにより、内槽13は中槽12及び外槽12を上方に牽引し、例えば図2に示すように中槽12及び外槽11を上昇、下降させることができる。
各下カップ封水板30内には、水槽10内に着座中に水2が貯留された状態となっており、中槽12及び内槽13が上昇すると、各上カップ封水板31が各下カップ封水板30内の水2の水面より下方に挿入される。これにより、中槽12及び内槽13内部のガスが槽外に漏洩しない構造となっている。外槽11は、その下端部が水槽10の水2の水面より下方に没することにより、外槽11内部から槽外に副生ガスの漏洩を防止することができる。
なお、有水式ガスホルダ1に貯留される副生ガスの圧力は、水面より上方に位置するガス槽の総質量を当該ガス槽の面積で除したものに等しくなる。したがって、例えば有水式ガスホルダ1に貯留される副生ガスが増加し各ガス槽が上昇し、水2による各ガス槽への浮力が減少すると、水面より上方に位置するガス槽の総重量が増加するため、それに伴いガス槽内の副生ガスの圧力も上昇する。その際、上昇しているガス槽の内部と、そのガス槽の外方の大気側Aとの間に圧力差が生じるため、ガス槽内では内圧により水位が低下し、大気側Aでは水位が上昇する。このため、例えば内槽13が水槽10の底面の着座位置からごく僅かでも上昇した状態、すなわち有水式ガスホルダ1内に副生ガスが貯留され有水式ガスホルダ1が運転されている状態においては、大気側Aの水位は、内槽13が着座している場合の水位(着座水位B)より上昇する。そして、有水式ガスホルダ1の運転中であれば、大気側Aにおける水2の水位は、内槽13が着座位置からごく僅かに上昇した場合の水位(最低水位L)より低下することがない。
余剰水排出装置14は、図3及び図4に示すように、水槽10の側板10aの外周面上端部近傍に取り付けられた、矩形の密閉箱40と、密閉箱40の底面に水槽10の側板10aの外周面接線方向に平行に設けられ、鉛直上方に所定の高さまで延伸する溢流堰42と、密閉箱40に設けられた開口部43に上端が接続され、鉛直下方に延伸するオーバーフロー管44と、オーバーフロー管44下端の排出口45近傍に設けられ、オーバーフロー管44の排出口45を気密に塞ぐシール機構であるシールボックス46を有している。
密閉箱40と水槽10とは、その上端が最低水位Lより低く位置するように形成された矩形状のオーバーフロー口47を介して連通している。オーバーフロー口47は、水槽10の水位上昇に伴い発生する余剰水を排出することができる大きさの開口である。なお、オーバーフロー口47の形状は、矩形に限定されるものではなく、例えば円形等であってもよいし、あるいは水槽10を貫通して設けられた配管や角ダクトであってもよい。
溢流堰42は、密閉箱40内を、オーバーフロー口47を介して水槽10に連通している領域である第1の領域S1と、第1の領域S1の溢流堰42を挟んだ反対側の領域である第2の領域S2とに仕切っている。溢流堰42は、その上端が水平に形成され、密閉箱40の底面から最低水位Lより高く、密閉箱40の上面と接触しない高さまで鉛直上方に延伸している。これにより、オーバーフロー口47を介して密閉箱40の第1の領域S1に流入する水2は、溢流堰42により堰き止められ、水槽10側の水位と等しい水位で密閉箱40内に滞留する。このため、オーバーフロー口47は有水式ガスホルダ1の運転中は常に水2に没した状態となる。
オーバーフロー管44が接続される開口部43は、密閉箱40の第2の領域S2の底面に形成されている。有水式ガスホルダ1内に副生ガスが流入することで各ガス槽が上昇し、それに伴い水槽10の大気側Aの水2の水位が溢流堰42上端部の高さを超えると、オーバーフロー口47から密閉箱40の第1の領域S1に流入する水2は、溢流堰42からオーバーフローして第2の領域S2に流入する。第2の領域S2に流入した水2は、オーバーフロー管44により密閉箱40から排出される。なお、開口部43は、溢流堰42から水2が第2の領域S2へのオーバーフローが発生した際に、速やかに第2の領域S2の水2を排出することができる位置に形成されていればよい。したがって、開口部43の位置は密閉箱40の底面に限定されるものではなく、例えば溢流堰42の上端よりも低い位置であれば、密閉箱40の第2の領域S2の側面に設けていてもよい。また、オーバーフロー管44からの水2の排出量はオーバーフロー管44の内径とオーバーフロー管44の勾配とにより決まるので、溢流堰42からオーバーフローする水2を適切に排水できれば、オーバーフロー管44は、鉛直下方ではなく、斜め下方に配置されていてもよく、また形状も、例えば矩形状であってもよい。
なお上述のとおり、水槽10の大気側Aの水位と密閉箱40の第1の領域S1の水位は等しくなるので、溢流堰42の上端部の高さは、当然ながら水槽10の上端部よりも低くなるように形成されている。そして、図5に示すように溢流堰42を越えて密閉箱の第1の領域S1から第2の領域S2へオーバーフローする際の水2の流量は、溢流堰42の上端部をオーバーフローする水2の水面までの高さWと、溢流堰42の長手方向の幅Dとを乗じたものとなる。したがって、溢流堰42の上端部の高さ及び長手方向の幅Dは、水2が溢流堰42の上端部をオーバーフローする際の水面高さWが、水槽10の上端部の高さを越えないように設定されている。
シールボックス46は、底面を有する円筒状に形成された容器である。シールボックス46は、内周面がオーバーフロー管44の外径よりも大きくなっている。オーバーフロー管44下端の排出口45は、図3に示すようにシールボックス46の上端部より下方の位置に挿入されている。このため、図5に示すようにオーバーフロー管44の排出口45から水2が排出されると、水2はシールボックス46からオーバーフローして、図示しない排水側溝に流れ込む。そして、オーバーフロー管44からの水2の排出が終了した後、オーバーフロー管44の排出口45は、シールボックス46内に滞留する水2に没して水封された状態となる。これにより、排水口45はシールボックス46により気密に塞がれた状態で維持される。
基柱15は、水槽10の周囲に垂直に等間隔で複数本配置されている。なお、図1では図示の都合上、水槽10の中心を対称に配置された2本の基柱15のみを、模式的に示している。この基柱15は、外槽11、中槽12及び内槽13の外周上方に設けられた上部ガイドローラ50と当接し、各ガス槽が昇降する際にガイドする役割を担う。
本実施の形態にかかる余剰水排水装置14を有する有水式ガスホルダ1は以上のように構成されており、次にこの有水式ガスホルダ1における余剰水排出装置14の動作について説明する。
先ず、ガス配管から副生ガスが有水式ガスホルダ1の内槽13内に流入すると、それに伴い内槽13が上昇する。内槽13が上昇すると内槽13の内圧が上昇し、内槽13内においては水槽10の水2の水位が低下する一方、内槽13の外方の大気側Aでは、水位が着座水位Bから最低水位Lまで上昇する。また、それと並行して、有水式ガスホルダ1内で副生ガスの温度が低下することで、当該副生ガスに含まれる水分が凝縮し、これによって水槽10のガス槽側及び大気側Aの水位がさらに上昇する。
大気側Aでの水位の上昇に伴い、密閉箱40の第1の領域S1にはオーバーフロー口47を介して水2が流入する。この際、オーバーフロー口47は、その上端まで水2に没した状態となっているので、オーバーフロー口47を流れる水2の流量は水槽10の水位に依らず、オーバーフロー口47の断面積に見合ったものとなる。そして、有水式ガスホルダ1内での副生ガスの貯蔵量の増加に伴う内圧上昇、あるいは副生ガス中の水分の凝縮や水槽10と外槽11の槽間の大気側A上方からの雨水流入により、大気側Aでの水位がさらに上昇し、当該水位が溢流堰42の上端部の高さを越えると、第1の領域S1の水2は余剰水として密閉箱40の第2の領域S2に流れ込む。第2の領域S2に流れ込んだ水2はオーバーフロー管44から排出口45、シールボックス46を介して排水側溝に排出される。この際、溢流堰42の長手方向の幅Dは、オーバーフロー口47を介して密閉箱40の第1の領域S1に流入した水2が溢流堰42を越えて第2の領域S2にオーバーフローする際、その水面高さWが水槽10の上端部の高さを越えないように設定されているので、水槽10の大気側Aにおける水位は水槽10の上端部を越えることはない。
その後、有水式ガスホルダ1内での副生ガスの貯蔵量が減少し、外槽11と中槽12とが水槽10の底面に着座すると、大気側Aでの水位は、概ね最低水位Lまで低下する。この際、密閉箱40に連通するオーバーフロー口47は最低水位Lより下方に設けられているので、オーバーフロー口47は水2に没したままの状態で維持され、副生ガスの流入等により再び水槽10の水位が上昇した場合においても、水槽10から密閉箱40に流入する水の量は、常にオーバーフロー口47の断面積に見合ったものとなる。
また、密閉箱40に接続されているオーバーフロー管44の排出口45も、シールボックス46内に貯留される水2に没した状態で維持されている。このため、密閉箱40は水封シールされた状態となる。その結果、オーバーフロー管44内に水2が流入していない間に、オーバーフロー管44内に付着した水2が蒸発しても、その蒸気が密閉箱40及びオーバーフロー管44内から排出されず、オーバーフロー管44内はウェットな雰囲気が維持される。そして、オーバーフロー管44内は、有水式ガスホルダ1への副生ガスの流入及び有水式ガスホルダ1からの副生ガスの需要先への供給によって、水槽10内の水位が変動する間も、常にウェットな状態に維持される。
以上の実施の形態によれば、密閉箱40の水槽10の最低水位Lより低い位置にオーバーフロー口47が設けられ、密閉箱40内に、その上端が最低水位Lより上方にある溢流堰42が設けられているので、密閉箱が水槽と連通する箇所が常時水中に没した状態となる。このため、オーバーフロー口47を介して水槽10から密閉箱40に流れ込む水の量は、従来用いられているオーバーフロー管のように水槽10内の水位の変動により変化することがない。このため、従来のオーバーフロー管を用いた場合に、未使用領域Uが生じ、計画の排水量が確保できていなかった水位においても、計画通りの水量を密閉箱の第1の領域に流すことができる。そして、密閉箱40の第1の領域S1に流れ込んだ水は、溢流堰42の幅Dに見合った量が第2の領域S2へ排出されるが、溢流堰42とオーバーフロー口47とは独立しているので、溢流堰42を越えて排出される水2の量を増やすために溢流堰42の幅を大きくしても、側板10aに設けるオーバーフロー口47大きさには影響しない。これにより、密閉箱40が水槽10と連通する箇所の断面積、すなわち水槽10の側板10aのオーバーフロー口47を大きくすることなく、水槽10の水位の上昇に伴い発生する余剰水の量に見合う量の水を排出することが可能となり、水槽10の上部全体から水2が溢れることを防止することができる。
また、水槽10内に貯留される水2の発生源である副生ガスは、断続的且つ短時間に発生するため、余剰水の発生は断続的なものとなり、且つ副生ガスから発生する凝縮水は温水であるため、従来のオーバーフロー管においては、オーバーフロー管による余剰水の排出後にオーバーフロー管内に付着していた凝縮水が蒸発し、オーバーフロー管からの余剰水のオーバーフローが発生していない間に、オーバーフロー管内は乾燥雰囲気となっていた。そして、オーバーフローの発生と、オーバーフロー後のオーバーフロー管内の乾燥が繰り返し起こることにより、凝縮水中のダスト成分がスケールとして徐々に析出し、ついにはオーバーフロー管内を閉塞させるという事象が発生していた。この場合、経時的にオーバーフロー管からの余剰水の排出量の減少により水位の上昇に見合うだけのオーバーフロー量が確保できなくなり、その結果、水槽の上部全体から凝縮水が溢れ出て、ガスホルダ周辺の機器を汚損してしまうという問題があった。
このような点についても、以上の実施の形態の本発明によれば、図3に示すように、密閉箱40の第2の領域S2の底面に設けられたオーバーフロー管44の排出口45がシールボックス46により水封されているので、オーバーフロー管44内に水2が流入していない間に、オーバーフロー管44内に付着した水2が蒸発しても、その蒸気が密閉箱40及びオーバーフロー管44内から排出されることがない。このため、オーバーフロー管44内は溢流堰42からのオーバーフローの発生の有無に関係なく、常にウェットな状態に維持される。その結果、オーバーフロー管44内での、水2の乾湿の繰り返しによるスケールの析出が抑制され、オーバーフロー管44内がスケールで閉塞することを防止できる。
さらには、有水式ガスホルダ1内の副生ガスの貯留量が急激に増加し、それにより水槽10の水2の水位が急激に上昇しても、密閉箱40がバッファとして機能するので、水槽10の上端部から余剰な水2が外部に溢れ出ることがない。この場合、オーバーフロー口47や密閉箱40を大きくすれば、より急激な水位の上昇にも対応することができる。
なお、以上の実施の形態においては、密閉箱40に設けられた2つの開口であるオーバーフロー口47と開口部43が水封されており、大気側Aとの空気の出入りが起こらないため、水槽10の大気側Aの水位に変動に伴い、密閉箱40内の水2の水位が変動すると、密閉箱40内の空気の体積が変化することで圧力が変動する。このため、密閉箱40内の空気の圧力と大気圧との差により、密閉箱40の第1の領域S1の水位と大気側Aとの水位が厳密には完全に一致しなくなることが考えられる。特に水槽10の水位上昇により密閉箱40内の圧力が上昇すると、水槽10の水位が溢流堰42の上端部の高さに到達しても、密閉箱40では水2の水位が溢流堰42の上端部まで到達していないということが起こり得る。
そのような場合、水槽10の水2の水位が当初想定していた高さ、すなわち溢流堰42の上端部の上方まで水位が上昇する可能性がある。また、有水式ガスホルダ1における副生ガスの貯留量が急激に増加し、それにより水位が急激に上昇した場合、溢流堰42からのオーバーフローの僅かな時間的な遅れにより水槽10における水位が異常なレベルまで上昇してしまう可能性がある。
したがって、密閉箱40にこの圧力変動を吸収するための圧力調整機構として、例えば図3に破線で示すように、密閉箱40の外部と連通するベント管60を設けることが好ましい。この場合、ベント管60は溢流堰42からのオーバーフロー発生時に水没しないように、溢流堰42より高い位置に設けられることが好ましい。また、ベント管60の口径を大きくすると、オーバーフロー管44及び密閉箱40内の雰囲気が容易にベント管60を介して換気されるので、ベント管60の口径は極力小さいものとするか、あるいはオリフィス等によって流量制限を行うことが好ましい。
なお、圧力調整機構としては、水槽10の水位と密閉箱40との水位の差を運用上問題ない程度に抑えることができるものであればよく、例えばベント管60に代えて、十分大きな容量を備えた、例えばアキュームレータ等の、圧力変動を吸収できる容器を用いてもよい。また、密閉箱40内の圧力が上昇した際に外部に圧力上昇分を逃がすための逆止弁であってもよい。逆止弁を用いた場合、密閉箱40内の水位が低下した際に、密閉箱40内が負圧になることが考えられるが、負圧となった場合でも、密閉箱40の第1の領域S1の水位が水槽10側の水位に比べて上昇するだけで、余剰水排出の観点からは問題とはならない。
以上の実施の形態では、シール機構として、排出口45を水没させることで水封するシールボックス46を用いたが、シール機構は排出口45を気密に塞ぐことができるものであればよく、例えばオーバーフロー管44の排出口45の近傍をU字状に曲げて形成した、いわゆるUシールであってもよい。
なお、圧力調整機構及びシール機構は、必ずしも外部からの動力を要しないものとする必要はなく、例えばシール機構として、遠隔操作可能な遮断弁、圧力調整機構として、遠隔操作可能な遮断弁を備えたベント管60を用いてもよい。かかる場合、例えば密閉箱40の第1の領域S1あるいは水槽10の大気側Aの水位を測定する測定機構を設け、当該測定機構の測定結果に基づき、各遮断弁を開閉してもよい。
以上の実施の形態では、密閉箱40は矩形状に構成されていたが、上述の溢流堰42、オーバーフロー口47、開口部43を適切に配置できるものであれば、その形状は矩形である必要はなく、例えば球状等であってもよい。
以上の実施の形態では、溢流堰42は水槽10の外周の接線方向に平行に設けられていたが、溢流堰42は密閉箱40内を第1の領域S1と第2の領域S2に仕切り、第1の領域S1に水2を滞留させることができればどのように配置してもよく、例えば図6に示すように、水槽10の外周に直交するように設けてもよい。
また、溢流堰42の上端部は必ずしも水平である必要はなく、傾斜していたり、あるいは一部が切り欠いたりしてあっても、必要なオーバーフロー量を確保できていればよい。また、溢流堰42そのものも鉛直上方に延伸している必要はなく、斜め上方向きに設けられていてもよい。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施の形態について説明したが、本発明はかかる例に限定されない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
本発明は、有水式ガスホルダの余剰水を排出する際に有用である。
1 有水式ガスホルダ
2 水
10 水槽
10a 側板
11 外槽
12 中槽
13 内槽
14 余剰水排出装置
15 基柱
30 下カップ封水板
31 上カップ封水板
32 水封部
40 密閉箱
42 溢流堰
43 開口部
44 オーバーフロー管
45 排出口
46 シールボックス
47 オーバーフロー口
50 上部ガイドローラ
60 ベント管
S1 第1の領域
S2 第2の領域

Claims (4)

  1. 有水式ガスホルダ底部の水槽の外部に取り付けられ、水槽内の余剰な水を排出する余剰水排出装置であって、
    前記水槽の外方に設けられ、前記水槽内の最低水位より低い位置で前記水槽に連通する密閉箱と、
    前記密閉箱内を前記水槽に連通する第1の領域と前記水槽に連通しない第2の領域とに仕切り、上端が前記最低水位より上方にある溢流堰と、
    前記第2の領域であって、前記溢流堰の高さより低い位置に上端側が接続されたオーバーフロー管と、
    前記オーバーフロー管の下端側近傍に設けられ、前記オーバーフロー管の下端側を気密に塞ぐシール機構と、を有することを特徴とする、余剰水排出装置。
  2. 前記シール機構は、前記オーバーフロー管の下端側を水没させるシールボックスであることを特徴とする、請求項1に記載の余剰水排出装置。
  3. 請求項1または2のいずれかの余剰水排出装置を用いて、余剰水を排出する方法であって、
    前記水槽の外方で且つ前記水槽内の最低水位より低い位置で前記密閉箱を前記水槽と連通させて取り付け、
    前記密閉箱の中に、当該密閉箱内を前記水槽に連通する第1の領域と前記水槽に連通しない第2の領域とに仕切り、上端が前記最低水位より上方にある溢流堰を設け、
    前記第2の領域であって、前記溢流堰の高さより低い位置にオーバーフロー管を設け、
    前記オーバーフロー管の下端側近傍に前記オーバーフロー管の下端側を気密に塞ぐシール機構を設け、
    前記水槽の水面が前記溢流堰の高さを越えた際に、前記溢流堰の上からオーバーフロー管を通って余剰水の排水を行うことを特徴とする、余剰水排出方法。
  4. 前記シール機構は、前記オーバーフロー管の下端側を水没させるシールボックスであることを特徴とする、請求項3に記載の余剰水排出方法。
JP2009084121A 2009-03-31 2009-03-31 有水式ガスホルダの余剰水排出装置及び余剰水排出方法 Active JP5223753B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009084121A JP5223753B2 (ja) 2009-03-31 2009-03-31 有水式ガスホルダの余剰水排出装置及び余剰水排出方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009084121A JP5223753B2 (ja) 2009-03-31 2009-03-31 有水式ガスホルダの余剰水排出装置及び余剰水排出方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010236592A JP2010236592A (ja) 2010-10-21
JP5223753B2 true JP5223753B2 (ja) 2013-06-26

Family

ID=43091108

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009084121A Active JP5223753B2 (ja) 2009-03-31 2009-03-31 有水式ガスホルダの余剰水排出装置及び余剰水排出方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5223753B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111022906A (zh) * 2020-01-19 2020-04-17 石家庄钢铁有限责任公司 稀油密封煤气柜活塞排液装置及稀油密封煤气柜

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4815330B1 (ja) * 1969-04-07 1973-05-14
JPS59150520U (ja) * 1983-03-25 1984-10-08 石川島播磨重工業株式会社 有害性蒸発物の回収装置
JPH01128597U (ja) * 1988-02-26 1989-09-01
JP2563997Y2 (ja) * 1993-12-24 1998-03-04 株式会社 ホクコン 分離槽構築用のプレキャストコンクリートブロックセット
JPH07291389A (ja) * 1994-04-19 1995-11-07 Kubota Corp オーバーフロー機能とドレン機能とを有する簡易型タンク
JP4061437B2 (ja) * 1997-08-22 2008-03-19 株式会社石井鐵工所 有水式ガスホルダー
JP2000346289A (ja) * 1999-06-01 2000-12-15 Takehiko Shimojo 有水式のガスホルダー
JP2001009204A (ja) * 1999-06-30 2001-01-16 Fumio Sugiyama 油水分離装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2010236592A (ja) 2010-10-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5223753B2 (ja) 有水式ガスホルダの余剰水排出装置及び余剰水排出方法
JP2011510193A5 (ja)
CN201526800U (zh) 一种煤气自动调节排水器
KR20140026162A (ko) 부압방지수단이 구비된 에어챔버
CN113594113A (zh) 一种虹吸式排液冷板
KR101549607B1 (ko) 탱크의 압력조정장치
RU2010146236A (ru) Способ уменьшения подачи воздуха из атмосферы в расширительную емкоcть наполненных изоляционной жидкостью высоковольтных установок и устройство для осуществления этого способа
JP2008190731A (ja) 冷却塔の冷却水給排水構造及びこれを用いた冷却塔群の冷却水給排水構造
US20140332035A1 (en) Method for vapor-cleaning object to be cleaned and device therefor
CN203231019U (zh) 一种防止流体排放喷溅的装置
RU2012148126A (ru) Способ предотвращения загрязнения в резервуаре для хранения текучей среды, требующем регулирования температуры, и устройство для реализации данного способа
JP6401033B2 (ja) 燃料電池式産業車両
CN110806237B (zh) 水土保持用可调式地表径流监测装置
CN204873795U (zh) 用于真空控制罐排水的装置及凝汽器水室抽真空装置
US6446681B1 (en) Filler unit for topping up a container with liquid
KR101400925B1 (ko) 거품저감용 해수방류장치
CN202642535U (zh) 液体储罐
JP2019183861A (ja) ドレン水排出装置における弁開閉方法、及び、ドレン水排出装置
EP1764315B1 (en) Oil storage method and system
JP4601059B2 (ja) ドレン排水設備
JP6353297B2 (ja) 貯油設備用水抜き装置
CN215000926U (zh) 能够防止超量充装的储气柜
JP2011017182A (ja) 地下貯留装置及び地下貯留方法
CN217480345U (zh) 水箱及马桶
CN211040490U (zh) 防击穿装置及其煤气排水器

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110215

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120912

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120925

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20121120

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130212

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130225

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5223753

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160322

Year of fee payment: 3

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350