JP5222113B2 - レーザ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、少なくとも1つの受動的なQスイッチを有するレーザ活性固体を備えたレーザ装置に関する。ここでレーザ活性固体は、レーザ活性性である少なくとも1つの第1の領域と、非レーザ活性性である第2の領域を有しており、ここでこれらの領域はレーザ装置の長手軸に沿って配置されている。
上述した様式のレーザ装置は公知であり、殊に、自動車の内燃機関用のレーザベースの点火装置内で使用される。この公知のシステムはしばしば不十分な冷却しか可能ではなく、作成および取り扱いにコストがかかる。これは製造コストに悪影響を与える。
これに相応して本発明の課題は、冒頭に記載した様式のレーザ装置を改善して、経済的な製造と同時に改善された冷却能力を与えることである。
上述の課題は、レーザ装置であって、受動的なQスイッチを有している少なくとも1つのレーザ活性固体を有しており、前記レーザ活性固体は少なくとも1つの、レーザ活性である第1の領域とレーザ非活性である第2の領域とを有しており、当該領域は前記レーザ装置の長手軸に沿って配置されている形式のものにおいて、前記第2の領域の長さは、前記第1の領域の1.5倍の長さよりも長いまたは前記第1の領域の1.5倍の長さと同じである、ことを特徴とするレーザ装置によって解決される。さらに上述の課題は、殊に自動車の、内燃機関用の点火装置であって、請求項1から7までのいずれか1項に記載されたレーザ装置を有している、ことを特徴とする点火装置によって解決される。
上述の課題は、冒頭に記載した様式のレーザ装置の場合に次のことによって解決される。すなわち、第2の領域の長さが第1の領域の長さの1.5倍より長いかまたはこれと同じであることによって解決される。ここで第1の領域と第2の領域の長さはそれぞれ、レーザ装置の長手方向に沿って測定される。これによって一方では有利には次のことが保証される。すなわち、従来のシステムと比べて改善された機械的な操作性および改善された冷却能力が得られることが保証される。非レーザ活性性ないしはドーピングされていない第2の領域の長さの割合がより大きいことによって、レーザ活性領域はさらに有利には、より長い共振器構造を構築することができる。ここでこの共振器構造は同時に、相対的に僅かな、ドーピングされたレーザ活性材料のみを必要とする。従って非レーザ活性領域に比べて短い本発明のレーザ活性領域によって、生成されるレーザビームのビームの質が同じ場合には材料を節約することができ、殊に、製造時間を短くすることもできる。なぜなら、短いレーザ活性領域、例えばレーザ結晶は、長いレーザ活性領域よりも迅速に作成可能だからである。
有利にはレーザ活性固体は実質的に柱体形状を有している。ここで横断面は実質的には円形状または長方形である。また第1の領域の長さはこの横断面の直径またはエッジ長よりも短く、有利には係数2以上ぶんだけ短い。第1の領域のここから得られるディスク形状(Scheibenform)は、本発明のレーザ装置の別の非レーザ活性コンポーネントに対して、少ない材料消費と同時に、最適な冷却性能を実現する。
相対的に短い第1の領域を有する本発明の構造のさらなる利点は、レーザ活性の第1の領域の効率的な光学的なポンピングに対して、使用されるポンピング光のビームクオリティへの要求が相対的に低いということである。なぜなら、上述のように、レーザ活性領域は実質的にディスク形状を有しているからである。
本発明によるレーザ装置の特に有利な実施形態では、第2の領域と同じようにレーザ装置の長手方向に沿って測定された第1の領域の長さは、約60μm以上である。特に有利な本発明の形態は、約100μmの長さの第1の領域を有している。
出願人の調査では、本発明の寸法規定を使用して、すなわち、相応に長い第2の領域を設けた場合に、相対的に高いビームクオリティを有するレーザパルスを生成することができる。
有利には第1の領域および/または第2の領域のホストはYAG、すなわちイットリウム・アルミニウム・ガーネット、および/またはGGG、すなわちガドリニウム・ガリウム・ガーネットおよび/またはGSGG、ガドリニウム・スカンジウム・ガリウム・ガーネットを有している。
第1の領域のホストに対するドーピング材料として有利にはイッテルビウムが使用される。ここでこのドーピングは本発明では2 at. %であり、有利には3 at. %を上回る値である。従って、レーザ活性の第1の領域において相対的に小さい吸収長さ(Absorptionlaenge)が得られる。これによって特に効果的なポンピングがレーザ活性の第1の領域の長さが比較的短い場合にも得られる。
オプションとして本発明のレーザ装置の出力側に光学的な増幅器を設けることができる。これは有利には同じように3 at %以上のドーピングを有している。光学的な増幅器をモノリシックにレーザ活性固体ともに構成することができる。しかしこれに対して択一的に、該当するコンポーネントを別個に配置してもよい。
本発明のレーザ装置は有利には、自動車または定常エンジンの内燃機関用のレーザベースの点火装置を構成するために使用されるか、または一般的に、高いパルスエネルギーを伴うレーザパルスを経済的に生成しなければならない全ての他の用途にも使用される。
本発明のその他の特徴、実施態様および利点は、図面に示された本発明の実施例の以下の説明から明らかになる。ここで説明する全ての特徴は、それらが特許請求の範囲、実施例の説明および図面のいずれに記載されているかに関わらず、単独でもまたは任意に組み合わせても、本発明の対象となりうる。
図1で内燃機関には全体として参照番号10が付与されている。内燃機関は、図示されていない自動車の駆動に用いられる。内燃機関10は複数のシリンダを有しており、これらの複数のシリンダのうちの1つだけが、図1において参照番号12で示されている。シリンダ12の燃焼室14はピストン16によって制限される。燃料は燃焼室14内に、直接的にインジェクター18を通って達する。このインジェクターは、レールないしはコモンレールとも称される燃料蓄圧部20と接続されている。
燃焼室14内に噴射された燃料22は、レーザパルス24によって点火される。ここでこのレーザパルスはレーザ装置26を有する点火装置27によって燃焼室14内に放射される。このためにレーザ装置26には導光装置28を介してポンピング光が供給される。このポンピング光はポンピング光源30によって供給される。ポンピング光源30は制御および調整装置32によって制御される。これはインジェクター18も駆動制御する。
例えばポンピング光源30は半導体レーザダイオードのことである。これは制御電流に応じて、相応するポンピング光を導光装置28を介してレーザ装置26に出力する。半導体レーザダイオードおよび別の小さく構成されたポンピング光源が有利には自動車領域において使用されるが、本発明の点火装置27の領域に対しては基本的に各様式のポンピング光源が使用可能である。
図2は、図1に示されたレーザ装置26の詳細な図を示している。
図2から分かるように、レーザ装置26はレーザ活性固体44を有している。このレーザ活性固体にはQスイッチとも称される受動的なQスイッチ46が割り当てられている。ここではレーザ活性固体44は、受動的なQスイッチ46並びに、図2においてQスイッチの左側に配置された入力ミラー42および取り出しミラー48とともに、レーザ発振器を形成する。ここでこのレーザ発振器の振動特性は受動的なQスイッチ46に依存しており、ひいては少なくとも間接的にそれ自体公知の方法で制御される。
図2に示されたレーザ装置26の構造では、ポンピング光60は入力ミラー42へ導かれている。入力ミラー42はポンピング光60の波長を透過させるので、ポンピング光60はレーザ活性固体44内に入り、内部で、それ自体公知の反転分布を生じさせる。有利にはポンピング光60は、結像しない入力光学系によって、レーザ活性の第1の領域44aで束化され、これによって効果的な光学的ポンピングが可能になる。
受動的なQスイッチ46が、相対的に小さい伝達係数を有する静止状態にある間、レーザ作動はレーザ活性固体44ないし入力ミラー42および出力ミラー48によって制限された固体44、46において回避される。しかしポンピング持続時間が増大するとともに、レーザ発振器42、44、46、48においてビーム密度が増大する。これによって受動的なQスイッチ46が退行する。すなわち、より大きい伝達係数を受容し、レーザ作動が始まる。
このようにして、ジャイアントパルスとも称されるレーザパルス24が生じる。これは相対的に高いピーク出力を有している。レーザパルス24は場合によっては、別の導光装置を用いて、または直接的に、レーザ装置26の図示されていない燃焼室ウィンドウを通じて内燃機関10の燃焼室14(図1)内に入力される。これによって燃焼室内の燃料22が点火される。
有利には、図2に示されているように、レーザ発振器42、44、46、48には、レーザパルス24を光学的に増幅するための光学的な増幅器50が割り当てられている。光学的な増幅器50は有利にはモノリシックにレーザ活性固体44内に組み込まれる。しかしこれを別個のコンポーネントとして設けることもできる(図2を参照)。レーザパルス24を効果的に増幅するために、光学的な増幅器50にも十分に大きいポンピングエネルギーがポンピング光60の形で印加されなければならない。
本発明では、レーザ活性固体44内に、第1のレーザ活性領域44aの他に、第2の非レーザ活性領域44bが設けられている。ここでこの第2の領域44bの長さlbに対して次のことが当てはまる。すなわち、これが第1のレーザ活性領域44aの長さ1amの1.5倍と同じであるか、またはそれより長い、ということが当てはまる。
図2から分かるように、受動的なQスイッチ46の長さは、本発明の寸法規定では、第2の領域44bの長さ1bに計上されている。
本発明の寸法設計によって、全体的な長さ1a+1bに基づいて、レーザ装置26の確実な操作性が保証される。同時に、第1の領域44aを構成するために、相対的に少ない量のレーザ活性材料のみが準備される。従って、本発明によるレーザ装置26は相応に廉価に製造可能である。さらに、製造時間に関する利点も生じる。なぜなら相対的に短い長さlaを伴うレーザ活性領域44aは、例えば結晶育成過程において、相応するより長い領域よりも、格段に迅速に製造されるからである。
本発明のレーザ装置26の全長さは相対的に長いので、さらに、生成されたレーザパルス24の相対的に高いビームクオリティが得られる。
特に有利にはレーザ活性固体44は実質的には柱体状である。ここで断面は実質的に円形または長方形である。第1の領域44aの長さ1aはこの場合には有利には、直径よりも小さいまたは断面のエッジ長よりも短く、有利には2倍以上短い。従ってレーザ活性領域44aに対するディスク状の構造が得られる。レーザ活性領域44aのディスク形状によって、レーザ活性領域44aの特に良好な冷却性能が得られる。
第1の領域44aのホストは有利にはYAG、すなわちイットリウム・アルミニウム・ガーネット、および/またはGGG、すなわちガドリニウム・ガリウム・ガーネットおよび/またはGSGG、ガドリニウム・スカンジウム・ガリウム・ガーネットを有している。同じ材料を、第2の領域44bを形成するために設けることもできる。この場合にはホストはドーピングされないままである。
レーザ活性領域44aのためのドーピング材料として有利にはイッテルビウムが使用される。ここでドーピングは少なくとも2 at %、有利には3 at %を上回る。
取り出しミラー48は有利には、レーザパルス24の波長に対して、15%〜99%の間の取り出し反射性(Auskoppelreflektivitaet)を有している。
レーザ活性の第1の領域44aに対する本発明のディスク形状の構造は特に有利には、非活性の第2の領域44bの相対的に大きい長さ1bと組み合わされる。なぜなら2つのコンポーネント44a、44bの結合プロセス時には、対象物となるために、複数のディスク状のボディの結合のみを有している構造と比べて、少ない機械的応力が生じるからである。
さらに本発明では、非レーザ活性材料44bを、相互に別個にされた複数の領域においても、相応に分配することによって、本発明によるレーザ装置26の熱的な特性に影響が与えられる。殊に第1の領域44aおよび/または受動的なQスイッチ46のレーザ活性材料が、ドーピングされていない材料44bの領域によって、入力ミラーないし出力ミラー42、48と別個にされる場合には、熱的な効果が得られ、例えばミラー42、48の領域における熱レンズ(thermischen Linse)の形成が回避される。
図2に示された構造とは異なり、図2に示された右側の終端部によるレーザ装置26の縦方向の光学的なポンピングも可能である。この場合には有利には、ビーム分配器ないし偏向ミラー(図示されていない)が使用され、一方ではポンピング光60がレーザ活性固体44内に入力され、他方では、生成されたレーザパルス24の効果的な取り出しが行われる。
特に有利にはレーザ活性領域44a、50は有利には3 at %よりも大きいドーピングを有している。従って相応に短い吸収長が該当するコンポーネント内で得られる。これによって効果的な光学的なポンピングが可能になる。
同じように特に有利には、場合によって存在する光学的なコーティング(図示されていない)を含む光学的な増幅器50は、レーザ活性固体44ともにモノリシックに構成される。該当するコンポーネント44、50を別個に配置することも可能である。
受動的なQスイッチ46は有利には15%〜99%の間の初期伝送を有する。
図3a〜3eには、例えばレーザ発振器内の領域44a、44bに対する別の構造が示されている。これは本発明の原理を用いて実現される。
図3aは、レーザ活性領域44aが直接的に入力ミラー42の隣に配置されている第1の構造を示している。レーザ活性領域44aの光学的に後方には、第2の非レーザ活性領域44bが配置されている。第2の、非レーザ活性領域44bには、図3aから読み取れるように、受動的なQスイッチ46が接続されている。このQスイッチには次に、図3aの右側に、取り出しミラー48が割り当てられている。双方向矢印Lは、本発明のレーザ装置26の長手軸を示している。これに沿って、本発明で観察される、領域44a、44bの長さla、lbも測定される。
図3bは、レーザ装置26の本発明による別の実施形態を示している。ここでは受動的なQスイッチ46は第1の領域44aと第2の領域44bの間に配置されている。
図3a、3bに示された上述の実施例とは異なり、図3cには、複数の、非レーザ活性領域44b、44b’が設けられているレーザ装置26の本発明による構造が示されている。図3cから分かるように、第1の非レーザ活性領域44bは入力ミラー42とレーザ活性領域44aとの間に設けられている。また、第2の、非レーザ活性領域44b’は受動的なQスイッチ46と取り出しミラー48との間に配置されている。
図3dでは全体で3つの、非レーザ活性領域44b、44b’、44’’が、レーザ装置26のレーザ活性固体44内に設けられている。ここで2つの非レーザ活性領域44b、44b’’は図3cの実施例と同じように、入力ミラー42、取り出しミラー48および別のコンポーネント44a、44b’、46との間を熱的に分離させる。これによって殊に、熱レンズの形成が回避され、並びに、通常は誘電層として構成されている入力ミラーおよび取り出しミラー48の場合によっては許容されない程高い熱負荷が回避される。
第3の非レーザ活性領域44b’は、図3dに示されているように、レーザ活性領域44aと受動的なQスイッチ46との間に配置されている。
図3eは、本発明のレーザ装置26の別の実施形態を示している。ここではレーザ活性の第1の領域44aは、2つの非レーザ活性領域44b、44b’によって取り囲まれている。
全体として、上述した全ての構造では、本発明の幾何学形状的な縁部条件は、第1のレーザ活性領域44aの長さlaに対して満たされている。この条件は次のことを要求する。すなわち、非レーザ活性領域44bの長さlbが、場合によっては受動的なQスイッチ46を計上して、第1の領域44aの長さlaを1.5倍したものと同じ長さまたはそれ以上であるということを要求する。非レーザ活性領域が複数の場合には、その個々の長さが加算されて、基準サイズ1bが得られる。
レーザ活性領域44a、50の配置に従って、ポンピング光60は相応にレーザ活性固体44内に、ないしは増幅器50上に焦点合わせされる。これによって効果的な光学的なポンピングが可能になる。
図3a〜3eに示された構造の参照に加えて、レーザ装置26を次のように構成することもできる。すなわちコンポーネントの以下の直列接続が長手軸L(図3a)に従って生じるように構成することもできる:すなわち、入力ミラー42、ドーピングされていない領域44b、受動的なQスイッチ46、レーザ活性領域44a、取り出しミラー48である。
本発明によるレーザ装置26の上述した全ての実施例はそれぞれ、ドーピングされていない、すなわち非レーザ活性の領域44bを有しているが、本発明の原理を、別個のドーピングされていない領域44bを使用しないで実現することができる。この場合には本発明のレーザ発振器はレーザ活性領域44a並びに受動的なQスイッチ46、入力ミラーないし取り出しミラー42、48のみを有している。この場合には、非レーザ活性領域の長さlbとして、長手軸L(図3a)に沿った受動的なQスイッチ46の長さが観察される。すなわち、この場合には、受動的なQスイッチ46の長さlbは、少なくとも、レーザ活性領域44aの長さ1aの約1.5倍の大きさに選択される。
光学的な増幅器50(図2)に、示された非レーザ活性領域44bと同じように、自身の、非レーザ活性領域(図示されていない)を割り当てることができる。これによって例えばモノリシックなボディを形成することができる。
本発明の方法で用いられる、レーザ装置を有する内燃機関の概略図 図1に示されたレーザ装置の実施形態 図2に示されたレーザ装置のレーザ発振器の実施形態 図2に示されたレーザ装置のレーザ発振器の実施形態 図2に示されたレーザ装置のレーザ発振器の実施形態 図2に示されたレーザ装置のレーザ発振器の実施形態 図2に示されたレーザ装置のレーザ発振器の実施形態
符号の説明
10 内燃機関、 12 シリンダ、 14 燃焼室、 16 ピストン、 18 インジェクター、 20 燃料蓄圧部、 22 燃料、 24 レーザパルス、 26 レーザ装置、 27 点火装置、 28 導光装置、 30 ポンピング光源、 32 制御および調整装置、 42 入力ミラー、 44 レーザ活性固体、 44a 第1の領域(レーザ活性)、 44b 第2の領域(非レーザ活性)、 46 Qスイッチ、 48 取り出しミラー、 50 増幅器

Claims (6)

  1. 内燃機関用のレーザ装置(26)であって、
    受動的なQスイッチ(46)を有している少なくとも1つのレーザ活性固体(44)と、1つの入力ミラー(42)と、1つの取り出しミラー(48)とを有しており、
    前記レーザ活性固体(44)は1つのレーザ活性領域(44a)と、第1および第2のレーザ非活性領域(44b、44b’)とを有しており、
    前記入力ミラー(42)、前記取り出しミラー(48)および前記レーザ活性領域(44a)と前記レーザ非活性領域(44b、44b’)は、前記レーザ装置(26)の長手軸(L)に沿って配置されている形式のものにおいて、
    前記第1と第2のレーザ非活性領域(44b、44b’)の長さの総計b)は、前記レーザ活性領域(44a)の長さ(la)の1.5倍よりも長いまたは前記レーザ活性領域(44a)の長さ(a)の1.5倍と同じであり、
    前記レーザ活性固体(44)は柱体形状を有しており、ここで横断面は円形であり、前記レーザ活性領域(44a)の長さ(la)は当該横断面の直径よりも係数2以上短く、
    前記レーザ装置(26)の出力側に光学的な増幅器(50)が設けられており、当該光学的な増幅器は、前記レーザ活性固体(44)とモノリシックに構成されており、
    前記第1のレーザ非活性領域(44b)は前記入力ミラー(42)と前記レーザ活性領域(44a)との間に、前記第2のレーザ非活性領域(44b’)は前記受動的なQスイッチ(46)と前記取り出しミラー(48)との間に配置されている、
    ことを特徴とするレーザ装置。
  2. 前記第1の領域(44a)の長さ(a)は60μm以上である、請求項1記載のレーザ装置。
  3. 前記第1の領域(44a)および/または第2の領域(44b)のホストはYAG、すなわちイットリウム・アルミニウム・ガーネット、および/またはGGG、すなわちガドリニウム・ガリウム・ガーネットおよび/またはGSGG、すなわちガドリニウム・スカンジウム・ガリウム・ガーネットを有している、請求項1または2記載のレーザ装置。
  4. 前記第1の領域(44a)のホストはイッテルビウムによってドーピングされており、ここで前記ドーピングは2 at %を上回っている、請求項1から3までのいずれか1項記載のレーザ装置。
  5. 前記ドーピングは3 at %を上回っている、請求項4記載のレーザ装置。
  6. 自動車の、内燃機関(10)用の点火装置(27)であって、
    請求項1から5までのいずれか1項に記載されたレーザ装置(26)を有している、
    ことを特徴とする点火装置。
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