JP5221262B2 - ポンプアップ装置及びシーリング・ポンプアップ装置 - Google Patents

ポンプアップ装置及びシーリング・ポンプアップ装置 Download PDF

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Description

本発明は、空気入りタイヤ内へ圧縮空気を送り込んで空気入りタイヤの内圧を昇圧するポンプアップ装置及び、パンクした空気入りタイヤをシールするシーリング剤を空気入りタイヤ内へ注入すると共に空気入りタイヤ内に圧縮空気を送り込んで空気入りタイヤの内圧を昇圧するシーリング・ポンプアップ装置に関する。
近年、空気入りタイヤ(以下、単に「タイヤ」という。)がパンクした際に、タイヤ及びホイールを交換することなく、タイヤをシーリング剤により補修して所定の指定圧まで内圧をポンプアップするシーリング・ポンプアップ装置が普及している。この種のシーリング・ポンプアップ装置としては、例えば、特許文献1に記載されているようなものがある。
特開2005−344570号公報
ところで、通常、シーリング・ポンプアップ装置は圧縮空気を生成するコンプレッサーを備えている。このコンプレッサーにはモーターが設けられており、該モーターに連結されたシャフトを介して、モーターからの駆動力が、ギア、クランク、ピストンへ伝達される。
ギア、クランク、ピストンが設けられたクランクシャフトには、カウンタウェイトが設けられており、クランクシャフトの回転バランスを取ることで、コンプレッサーの構成部品がフレームに接触しない様にしている。
しかしながら、コンプレッサーの組立精度や各構成部品の精度の向上は、そのままコストに反映されてしまうため、それぞれ限界が設けられる。この結果、例えば、フレームとギア、又は、フレームとカウンタウェイト等が接触し、これらの接触の際には接触音が発生してしまう。
本発明は上記事実を考慮してなされたものであり、コンプレッサーを構成する構成部品同士の接触による接触音を小さくしたポンプアップ装置及びシーリング・ポンプアップ装置を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、空気入りタイヤ内へ圧縮空気を送り込んで前記空気入りタイヤの内圧を昇圧可能なポンプアップ装置において、圧縮空気を生成するコンプレッサーが、シリンダ内を往復移動し前記圧縮空気を生成するピストンと、モーターからの回転力を前記ピストンを往復移動させる力へ変換させるクランク機構と、を含んで構成され、前記クランク機構を構成し、振動でぶつかる構成部品間の隙間を小さくする突起を設けている。
請求項1に記載の発明では、コンプレッサーと空気入りタイヤとを接続した後で、コンプレッサーで生成された圧縮空気を空気入りタイヤ内に送り込むことで、空気入りタイヤの内圧を昇圧させることができる。また、コンプレッサーは、クランク機構によって、モータからの回転力をピストンを往復移動させる力へ変換させ、該ピストンをシリンダ内で往復移動させて圧縮空気を生成する。
ここで、クランク機構を構成し、振動でぶつかる構成部品間の隙間を小さくする突起を設けることで、該構成部品同士の接触による接触音を小さくすることができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のポンプアップ装置において、前記クランク機構が、前記モーターからの回転力が伝達されるギアと、前記ギアが固定され、該ギアを介して前記モーターからの回転力が伝達されるシャフトと、前記ギアを囲み、前記シャフトを回転可能に支持するフレームと、前記フレームの外側に位置して前記シャフトに固定され、前記ピストンが連結されて、前記モーターからの回転力を該ピストンを往復移動させる力へ変換させるクランクと、を含んで構成され、前記突起が前記ギア又は前記フレームに設けられている。
請求項2に記載の発明では、クランク機構は、モーターからの回転力が伝達されるギアが固定されたシャフトを備えており、該シャフトにはギアを介してモーターからの回転力が伝達される。シャフトは、ギアを囲むフレームによって回転可能に支持されている。また、シャフトには、フレームの外側に、ピストンが連結されたクランクが固定されている。このクランクにより、モーターからの回転力をピストンを往復移動させる力へ変換させる。ここで、ギア又はフレームに突起を設けることで、ギアとフレームとの間の隙間を小さくしている。
請求項3に記載の発明は、請求項に記載のポンプアップ装置において、前記クランク機構が、前記モーターからの回転力が伝達されるギアと、前記ギアが固定され、該ギアを介して前記モーターからの回転力が伝達されるシャフトと、前記ギアを囲み、前記シャフトを回転可能に支持するフレームと、前記フレームの外側に位置して前記シャフトに固定され、前記ピストンが連結されて、前記モーターからの回転力を該ピストンを往復移動させる力へ変換させるクランクと、を含んで構成され、前記突起が前記クランク又は前記フレームに設けられている。
請求項3に記載の発明では、クランク又はフレームに突起を設けることで、クランクとフレームとの間の隙間を小さくしている。
請求項4に記載の発明は、請求項2又は3に記載のポンプアップ装置において、前記ギアを合成樹脂で形成している。
例えば、金属と金属を接触させた場合、接触音の周波数は高く高周波音が生じるが、少なくとも一方の部品を樹脂で形成することで、接触したときの接触音の周波数を下げることができ、接触音を小さくすることができる。このため、請求項4に記載の発明では、ギアを合成樹脂で形成(成形、削り出し等)することで、ギアが金属で形成された場合と比較して、ギアと接触する部品との接触音を小さくすることができる。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜4の何れか1項に記載のポンプアップ装置において、前記突起の表面が球面である。
隙間を小さくし過ぎると部品同士が干渉し摺動抵抗となり、コンプレッサーの駆動時に電流値がアップして初期性能が低下したり耐久性が低下したりする。このため、請求項5に記載の発明では、突起の表面が球面としている。これにより、突起を設けたことで他の部品との隙間がほぼ0になったとしても、突起と他の部品との接触は点接触となるため、面接触する場合と比較して、初期性能や耐久性に実用上の影響を与えない。
請求項6に記載の発明は、シーリング・ポンプアップ装置において、請求項1〜5の何れか1項に記載のポンプアップ装置のコンプレッサーによって生成された圧縮空気を、シーリング剤を収容する液剤容器を介して空気入りタイヤに送り込むことで、前記シーリング剤を前記空気入りタイヤに注入する。
パンクした空気入りタイヤの補修を行うには、先ず、ポンプアップ装置のコンプレッサーと液剤容器とを接続した後で、コンプレッサーで生成された圧縮空気を液剤容器に送り込む。そして、圧縮空気によって液剤容器内のシーリング剤が液剤容器から押し出されて空気入りタイヤへと注入される。
液剤容器内からシーリング剤が無くなった後は、圧縮空気が空気入りタイヤに送り込まれる。空気入りタイヤが規定の内圧になったらコンプレッサーを停止して空気入りタイヤと液剤容器との接続を解除する。その後、この空気入りタイヤを車両に装着して規定の走行を行う。これにより、シーリング剤がパンク孔に充填される。規定の走行後、空気圧を確認し、必要があれば空気を再充填する。このようにして、パンクした空気入りタイヤの補修が完了する。
ここで、請求項6に記載の発明では、請求項1〜5の何れか1項に記載のポンプアップ装置のコンプレッサーを用いることで、本構成を適用していない場合と比較して、コンプレッサーの構成部品同士の接触による接触音が低減される。
請求項7に記載の発明は、請求項6に記載のシーリング・ポンプアップ装置において、前記液剤容器が請求項1〜5の何れか1項に記載のポンプアップ装置の筐体内に設けられている。
請求項7に記載の発明では、液剤容器をポンプアップ装置の筐体内に設けているため、シーリング・ポンプアップ装置が一体型となり、シーリング・ポンプアップ装置の持ち運びが便利になるとともに収納場所への収納性が向上する。
本発明は、上記構成としたので、コンプレッサーを構成する構成部品同士の接触による接触音を小さくすることができる。
以下、本発明の実施形態に係るシーリング・ポンプアップ装置について説明する。
(シーリング・ポンプアップ装置の構成)
図1には、本発明の実施形態に係るシーリング・ポンプアップ装置10が示されている。シーリング・ポンプアップ装置10は、自動車等の車両に装着された空気入りタイヤ(以下、単に「タイヤ」という。)がパンクした際、そのタイヤ及びホイールを交換することなく、タイヤをシーリング剤により補修するものである。
図1に示されるように、シーリング・ポンプアップ装置10は箱状のケーシング11を備えており、このケーシング11の内部には、コンプレッサーユニット12、注入ユニット20及び、この注入ユニット20に連結固定された液剤容器18等が配置されている。
コンプレッサーユニット12には、その内部に、後述するコンプレッサー150(図6参照)及び電源回路(図示省略)等が配置されると共に、電源回路からコンプレッサーユニット12の外部へ延出する電源ケーブル14が設けられている。この電源ケーブル14の先端部に設けられたプラグ15を、例えば、車両に設置されたシガレットライターのソケットに差込むことにより、車両に搭載されたバッテリにより電源回路を通して、コンプレッサー150へ電源が供給可能になる。
また、コンプレッサーユニット12には、電源スイッチ128が設けられており、該電源スイッチ128をONにすると、コンプレッサー150を構成するモーター154が駆動する。コンプレッサー150は、修理すべきタイヤ100(図2参照)の種類毎に規定された指定圧よりも高圧(例えば、300kPa以上)の圧縮空気を発生可能としている。ここで、コンプレッサーユニット12には、圧力ゲージ79が備えられており、該圧力ゲージ79によってタイヤ100の内圧を測定可能としている。
図3に示されるように、シーリング・ポンプアップ装置10には、シーリング剤32を収容した液剤容器18及び、この液剤容器18が連結される注入ユニット20が設けられている。液剤容器18の下端部には、下方に突出する略円筒状の首部26が一体的に形成されており、該首部26の上端側の容器本体部22よりも径が細く形成されている。
首部26の下端には、シーリング剤32を吐出するための吐出口24が円形に開口しており、この吐出口24は膜状のアルミシール30により閉塞されている。アルミシール30は、その外周縁部が首部26における吐出口24の周縁部に、接着等により全周に亘って固着されている。
ここで、液剤容器18はPP、PE等の樹脂材料により成形されており、注入ユニット20についても、液剤容器18の外環状部材28とスピン溶着により接合可能なPP、PE等の液剤容器18と同一の樹脂材料に一体成形されている。
液剤容器18内には、シーリング・ポンプアップ装置10により修理すべきタイヤ100の種類、サイズ等に応じた規定量(例えば、200g〜400g)よりも若干多めのシーリング剤32が充填されている。
なお、本実施形態の液剤容器18においては、空間を設けることなくシーリング剤32が隙間無く充填されているが、シーリング剤32の酸化、窒化等による変質を防止するため、出荷時にAr等の不活性ガスをシーリング剤32共に液剤容器18内へ若干量封入するようにしても良い。
一方、注入ユニット20には、上端側が開口した略有底円筒状に形成されたユニット本体部34及び、このユニット本体部34の下端部から外周側へ延出する円板状のフランジ36が一体的に設けられている。
フランジ36には、図1及び図5に示すように、円形のガイド孔104、円弧状の長孔106、及び保持孔108が形成されている。円形のガイド孔104には、底板11Aに立設された円柱状のガイドピン110が挿入されている。
長孔106は、図4に示すように、ケーシング11の底板11Aに立設するフランジロック爪126を引っ掛け可能とされている。フランジロック爪126は、弾性変形可能な弾性片126Aの先端部に爪部126Bが設けられており、長孔106へ挿入された後、爪部126Bが長孔106のエッジ部分に引っ掛かることで、注入ユニット20が抜け止めされる。
保持孔108は、円形の孔の内周部分に十字状の橋渡し部108Aを設けたもので、橋渡し部108Aが底板11Aに立設された円柱状のストッパピン112の上部に搭載されている。ストッパピン112の上部には、一対の突起112Aが形成されており、各々の突起112Aは、保持孔108が橋渡し部108Aで区画された扇形の孔部分に挿入されている。なお、橋渡し部108Aは、液剤容器18の自重を支持する剛性を有しているが、所定以上の力が作用することで破断するようになっている。
また、シーリング・ポンプアップ装置10では、液剤容器18の首部26の中間部分に形成された段部26Aがユニット本体部34の上端部にスピン溶着により接合されることにより、液剤容器18が注入ユニット20に連結固定されている。液剤容器18の首部26がユニット本体部34に接合されると、液剤容器18と注入ユニット20との間には、加圧給液室40が形成される。この加圧給液室40は、後述する押圧冶具82によりアルミシール30が突き破られると液剤容器18の内部と連通する。
注入ユニット20には、ユニット本体部34の中心部に、注入ユニット20の下端面と加圧給液室40との間を貫通する断面円形の冶具挿入孔44が形成されている。
注入ユニット20には、ユニット本体部34を貫通して外周側へ延出する円筒状の空気供給管52が形成されており、空気供給管52の管路52Aは、冶具挿入孔44内へ連通している。この空気供給管52の外周側の先端部に、耐圧ホース50の先端部が接続されている。
また、注入ユニット20には、ユニット本体部34の周壁部の下端側を貫通して加圧給液室40と連通するように円筒状の気液供給管74が一体的に形成されている。気液供給管74の外周側の先端部には、ニップル76を介してジョイントホース78の基端部が接続されている。
そして、図2に示すように、ジョイントホース78の先端部には、タイヤ100のタイヤバルブ102に取付可能に接続されるバルブアダプタ80が設けられている。このバルブアダプタ80をタイヤバルブ102に取付けることで、ジョイントホース78を通して加圧給液室40とタイヤ100とが連通可能となる。
一方、ケーシング11の底板11Aには、液剤容器18からシーリング剤32を吐出させる際に用いる棒状の押圧冶具82が配置されている。この押圧冶具82には、上端面から下方に向けて延び、中間部で複数本(例えば、4本)に分岐し、分岐した部分がそれぞれ外周側へ延出した冶具連通路88が形成されている。
押圧冶具82の外周面には、冶具連通路88の開口部分に空気通路となる環状の連通溝90が形成されている。また、押圧冶具82の外周面には、連通溝90の上側及び下側にそれぞれ嵌挿溝92及び嵌挿溝94が形成されており、これら一対の嵌挿溝92、94には、それぞれOリング96が嵌挿されている。
冶具挿入孔44には、容器側に突き破りパーツ98の軸部98Aが挿入されており、突き破りパーツ98は、軸部98Aの上端部に、径方向外側へ拡径する円盤状の穿孔部98Bを備えている。この穿孔部98Bの上面には、アルミシール30を突き破りやすくするための刃98Cが複数形成されている。
また、液剤容器18を注入ユニット20の上側に直立した状態では、液剤容器18内のシーリング剤32が自重により、液剤容器18のアルミシール30は加圧された状態となる。そして、穿孔部98Bはアルミシール30の正面中央に対向しており、穿孔部98Bとアルミシール30との間には若干の隙間を設けている。
上記の構成により、押圧冶具82が冶具挿入孔44内へ挿入されると、押圧冶具82の先端が突き破りパーツ98を押し、突き破りパーツ98の穿孔部98Bがアルミシール30を突き破り、図4に示されるように突き破りパーツ98が液剤容器18内まで押し出される。
また、図4に示すように、押圧冶具82が冶具挿入孔44内へ挿入された状態では、押圧冶具82の連通溝90と空気供給管52とが軸方向に沿って一致する。これにより、連通溝90を介して空気供給管52の管路52Aが押圧冶具82の冶具連通路88と連通する。また、一対のOリング96は、押圧冶具82が冶具挿入孔44に挿入された状態で、それぞれ外周面を冶具挿入孔44の内周面へ全周に亘って圧接させている。
(コンプレッサーユニット)
次に、本発明のコンプレッサーユニット12について説明する。
図6に示すように、本実施形態のコンプレッサー150はレシプロ式のものが用いられている。コンプレッサー150は、円柱状のモーター154を備えており、ケーシング11の底板11Aに設けられた台座156に固定されている。
モーター154は電源回路から供給される電力によって駆動可能とされており、モーター154の回転軸158には、ピニオン162が固定され、モーター154の駆動と共に回転する。このピニオン162に、減速機として把握される減速ギア164が噛み合っている。減速ギア164の軸部には、クランクシャフト166を構成するシャフト168が固定されており、減速ギア164と一体に回転可能とされる。
また、コンプレッサー150には、クランクシャフト166及びシリンダ182(後述する)が収容される略筒状のクランクケース170が備えられている。このクランクケース170には、ピニオン162及び減速ギア164の上面側及び下面側を囲むようにして軸板(フレーム)171、173が設けられており、該軸板171、173に設けられた一対のベアリング172によってシャフト168が回転可能に支持されている。
シャフト168の一端部には、ダブルナット175がねじ込まれており、ねじの締め付け力を保持し、ねじを緩み難くしている。また、シャフト168の他端部には、カウンタウェイトの役割を兼ねたクランク174が固定され、該クランク174がシャフト168と一体に回転可能とされている。なお、クランクとカウンタウェイトを別々に設けても良いのは勿論のことである。
クランク174は、シャフト168と軸芯をずらして配置された支持ピン176を介してピストンロッド178の一端部と連結している。このピストンロッド178は、支持ピン176を中心に回転可能となっている。ここで、ピストンロッド178の他端部には、略円柱状のピストン180が設けられており、クランクケース170内に収容された略円筒状のシリンダ182内に収容されている。
モーター154の駆動により、ピニオン162、減速ギア164、シャフト168を介してクランク174が回転すると、支持ピン176を介してピストンロッド178は移動するが、ピストン180及びシリンダ182によって移動規制され、ピストンロッド178は揺動しながら往復移動する。これにより、ピストン180がシリンダ182内で往復移動する。
シリンダ182とピストン180の間にはシリンダ室Gが形成され、ピストン180の往復移動にともなって、シリンダ室Gが膨張及び収縮を繰り返す構成とされている。シリンダ182の奥壁には圧縮空気Mを吐出するための吐出口184が形成されており、吐出口184には、耐圧配管186の一端部が接続されている。
この耐圧配管186は、他端部が耐圧ホース50に接続されるとともに、一端部と他端部との間には逆止弁188が設けられている。この逆止弁188は、吐出口184からの圧縮空気Mの排気を許容するとともに、空気供給路50Aからの流体(シーリング剤32)の進入を阻止することができる。
この逆止弁188は、具体的には、耐圧配管186の通路を閉塞可能な弁体190と、該通路を閉塞する方向に弁体190を付勢する付勢部材192(本実施形態では一例としてスプリングを用いている。)と、を含んで構成されている。
また、ピストン180には、軸方向を貫通する貫通孔194が形成されており、この貫通孔194は、シリンダ室Gへ空気を吸入するための吸入口(以下、「吸入口194」という)として用いられている。この吸入口194にはシリンダ室Gへの空気の吸入を許容するとともに、この吸入口194からの空気の漏洩を阻止する吸入弁196が設けられている。
以上の様に構成されたコンプレッサー150の電源回路に電力が供給された状態で電源スイッチ128(図1参照)をONにすると、モーター154が回転し、この回転が減速ギア164で適正なトルクへ変換されてクランクシャフト166のシャフト168へ伝達され、該シャフト168を介してクランク174が回転する。
このため、支持ピン176を介してクランク174に連結されたピストンロッド178の一端部が、クランク174の回転に追従して揺動及び往復移動する。これにより、ピストンロッド178の他端部のピストン180がシリンダ182内を矢印方向に沿って往復移動する。
ここで、ピストン180が下死点(ピストン180が最もシリンダ182の開口側にある状態)にある場合には、吸入弁196が開いて空気がシリンダ室Gに吸入されるとともに、逆止弁188が閉じた状態(弁体190が耐圧配管186の通路を閉塞した状態)とされる。
また、ピストン180が上死点(ピストン180が最もシリンダ182の奥壁側にある状態)にある場合には、吸入弁196が閉じた状態且つ、シリンダ室Gで圧縮された圧縮空気Mの圧力によって弁体190が反閉塞方向に移動させられて耐圧配管186の通路が開放(逆止弁188が開放)され、圧縮空気Mが吐出口184、耐圧配管186を通って耐圧ホース50へと送り込まれる。
ところで、本実施形態では、減速ギア164を樹脂で形成(成形、削り出し等)し、図6及び図7に示すように、減速ギア164の下面に減速ギア164よりも小径のボス200を設け、該ボス200の先端面には、略半球状の突起202をボス200の周方向に沿って複数設けている。なお、ここではボス200を設けたが、このボス200は必ずしも必要ではなく、減速ギア164の下面に直接突起202を形成しても良い。
クランク174と軸板171の間には隙間tが設けられ、減速ギア164と軸板171、173の間にはそれぞれ隙間t、tが設けられている。前述のように、減速ギア164の下面に突起部204(ボス200及び突起202)を設けることで、減速ギア164と軸板173との隙間は隙間tとなり、隙間t、tよりも小さくなっている。つまり、コンプレッサー150が振動したとき、減速ギア164の突起202が軸板173と接触する(ぶつかる)ことになる。
次に、本実施形態に係るシーリング・ポンプアップ装置10を用いてパンクしたタイヤ100を修理する作業手順を説明する。
タイヤ100にパンクが発生した際には、先ず、作業者は、電源スイッチ128及び圧力ゲージ79が上を向くようにシーリング・ポンプアップ装置10を、例えば路面の上等に配置する(図1参照。)。
次に、図2に示すように、ジョイントホース78のバルブアダプタ80をタイヤ100のタイヤバルブ102にねじ止めする。これにより、ジョイントホース78を通して加圧給液室40(図3参照)とタイヤ100とが連通可能となる。
次いで、作業者は、手などで液剤容器18を強制的に下方へ押し込む(図4参照)。これにより、橋渡し部108Aがストッパピン112に押圧されて破断し、注入ユニット20は、ガイドピン110に案内されながら下方へ移動する。この移動に伴い、押圧冶具82が突き破りパーツ98を押し上げ、突き破りパーツ98の穿孔部98Bがアルミシール30を突き破って容器内に進入する。
図4に示すように、アルミシール30が突き破られると、アルミシール30に開けられた孔31を通して液剤容器18内のシーリング剤32が加圧給液室40へ流出する。
また、液剤容器18が押し込まれると、ケーシング11の底板11Aに形成されたフランジロック爪126の爪部126Bが、フランジ36に形成された長孔106のエッジ部分に引っ掛かると共に、液剤容器18の突起114がケーシング11の液剤容器挿入孔122に形成された爪124の先端を乗り越え、爪124の先端が上側の突起114の平面部118に接触する。
このように液剤容器18を押し込んだ後、電源スイッチ128をオンとし、コンプレッサーユニット12を作動させる。コンプレッサーユニット12により発生した圧縮空気は、冶具連通路88を通して液剤容器18内に供給される。
圧縮空気が液剤容器18内に供給されると、この圧縮空気が液剤容器18内でシーリング剤32上方へ浮上し、液剤容器18内のシーリング剤32上に空間(空気層)を形成する。この空気層からの空気圧により加圧されたシーリング剤32は、アルミシール30に開けられた孔31を通して加圧給液室40内へ供給され、加圧給液室40内からジョイントホース78を通って空気入りタイヤ100内へ注入される。
また、圧縮空気が液剤容器18内に供給されると、押圧冶具82の上端に圧力がかかって冶具挿入孔44から押圧冶具82が抜け出る方向の力、即ち、液剤容器18及び注入ユニット20を上方へ移動する力が作用するが、ケーシング11の爪124の先端が突起114の平面部118に接触して、液剤容器18の上方への移動を阻止すると共に、ケーシング11の底板11Aに設けたフランジロック爪126の爪部126Bがフランジ36の長孔106のエッジ部分に引っ掛かって注入ユニット20の上方への移動を阻止するため、押圧冶具82が冶具挿入孔44から抜けてシーリング剤32が冶具挿入孔44を介して装置外へ漏れ出ることが防止される。
なお、液剤容器18内のシーリング剤32が全て排出された後は、加圧給液室40内のシーリング剤32が加圧されてジョイントホース78を通って空気入りタイヤ100内へ供給される。加圧給液室40及びジョイントホース78から全てのシーリング剤32が吐出されると、圧縮空気は液剤容器18、加圧給液室40、及びジョイントホース78を介してタイヤ100内へ注入される。
次に、作業者は、圧力ゲージ79によりタイヤ100の内圧が指定圧になったことを確認したならば、コンプレッサーユニット12を停止し、バルブアダプタ80をタイヤバルブ102から取り外す。
作業者は、タイヤ100の膨張完了後一定時間内に、シーリング剤32が注入されたタイヤ100を用いて一定距離に亘って予備走行する。これにより、タイヤ100内部にシーリング剤32が均一に拡散し、シーリング剤32がパンク穴に充填されてパンク穴を閉塞する。
予備走行完了後に、作業者は、タイヤ100の内圧を再測定し、必要に応じて再びジョイントホース78のバルブアダプタ80をタイヤバルブ102にねじ止めし、コンプレッサーユニット12を再作動させてタイヤ100を規定の内圧まで加圧する。これにより、タイヤ100のパンク修理が完了し、このタイヤ100を用いて一定の距離範囲内で一定速度以下(例えば、80Km/h以下)での走行が可能になる。
次に、本実施形態の作用を説明する。
図7及び図8に示すように、本実施形態では、減速ギア164の下面に突起部204(ボス200及び突起202)を設け、減速ギア164と軸板173の隙間tをクランク174と軸板171の間の隙間t、及び減速ギア164と軸板171の間の隙間tよりも小さくしている。これにより、コンプレッサー150が振動したとき、減速ギア164に設けた突起202を軸板173に接触させるようにしている。
減速ギア164が固定されたシャフト168の一端部には、ダブルナット175がねじ込まれ、ねじの締め付け力を保持して、ねじを緩み難くしている。しかし、コンプレッサー150の組立精度や各構成部品の精度の向上は、そのままコストに反映されてしまうため、それぞれ限界が設けられている。また、コンプレッサー150は車載されるものであるため、車両の振動による影響を受けてしまい、減速ギア164が軸板171、173と接触したり、クランク174が軸板171と接触したりして接触音が発生する。
しかし、本実施形態では、減速ギア164の下面に突起部204(ボス200及び突起202)を設け、減速ギア164と軸板173の隙間tを小さくすることで、組立精度や各構成部品の精度の向上を伴うことなく、減速ギア164と軸板173が接触したときの接触音を小さくすることができる。
例えば、金属と金属を接触させた場合、接触音の周波数は高く高周波音が生じるが、少なくとも一方の部品を樹脂で形成することで、接触音の周波数を下げることができ、接触音を小さくすることができる。このため、樹脂で形成された減速ギア164と軸板173の隙間を小さくして、減速ギア164と軸板173を接触させるようにすることで、他の金属部品同士の接触を回避することができる。
また、先端部を略半球状の球面とする突起202を設けたことで、軸板173との隙間がほぼ0になったとしても、突起202と該軸板173との接触は点接触となるため、面接触する場合と比較して、突起と該軸板との間の摩擦抵抗を抑えることができ、コンプレッサー150の駆動時に電流値がアップしたりコンプレッサーの耐久性が低下したりなどの問題は生じない。
なお、本実施形態では、減速ギア164を樹脂で形成し、該減速ギア164に突起部204を設けたが、軸板173の減速ギア164側に突起を設けても良い。さらに、同じ金属同士であってもその隙間を小さくすることによって接触音を低減することはできるため、本発明では、金属部材に突起部204を設けることを否定するものではない。
例えば、図8に示すように、クランク174の軸板171側に突起206を設けても良く、また、軸板171のクランク174側に突起を設けても良い。さらに、クランク174及び減速ギア164に突起を設けても良い。つまり、振動でぶつかる構成部品間の隙間を小さくすることができればよい。
また、本実施形態では、シーリング・ポンプアップ装置がコンプレッサー及び注入ユニット20が固着された液剤容器18をケーシング11内に設けた一体型のシーリング・ポンプアップ装置としたが、本発明はこの構成に限定されず、コンプレッサー及び注入ユニット20が固着された液剤容器18を別々のケーシングに収容するシーリング・ポンプアップ装置としてもよいものとする。
さらに、本発明は、前述した実施形態に限定されることは無く、特許請求の範囲に含まれる範囲で各種変更して実施可能であることは言うまでもない。
本実施の形態に係るシーリング・ポンプアップ装置の構成を示す斜視図である。 シーリング・ポンプアップ装置とタイヤとの接続を示す斜視図である。 保管時における液剤容器、注入ユニット及び押圧冶具の構成を示す断面図である。 液剤容器を押し込んだ際の液剤容器、注入ユニット及び押圧冶具の構成を示す断面図である。 注入ユニットのフランジ部分を示す平面図である。 本実施の形態に係るシーリング・ポンプアップ装置のコンプレッサーユニットの構成を示す断面図である。 本実施の形態に係るシーリング・ポンプアップ装置のコンプレッサーユニットの減速ギア及びクランクシャフトを示す拡大断面図である。 本実施の形態に係るシーリング・ポンプアップ装置のコンプレッサーユニットの減速ギア及びクランクシャフトの変形例を示す拡大断面図である。
符号の説明
10 シーリング・ポンプアップ装置
12 コンプレッサーユニット
18 液剤容器
32 シーリング剤
100 タイヤ
150 コンプレッサー
154 モーター
164 減速ギア(ギア、クランク機構)
166 クランクシャフト(クランク機構)
168 シャフト(クランク機構)
171 軸板(フレーム)
173 軸板(フレーム)
174 クランク(クランク機構)
180 ピストン
182 シリンダ
200 ボス
202 突起
204 突起部(突起)
206 突起

Claims (7)

  1. 空気入りタイヤ内へ圧縮空気を送り込んで前記空気入りタイヤの内圧を昇圧可能なポンプアップ装置において、
    圧縮空気を生成するコンプレッサーが、
    シリンダ内を往復移動し前記圧縮空気を生成するピストンと、
    モーターからの回転力を前記ピストンを往復移動させる力へ変換させるクランク機構と、
    を含んで構成され、
    前記クランク機構を構成し、振動でぶつかる構成部品間の隙間を小さくする突起を設けたポンプアップ装置。
  2. 前記クランク機構が、
    前記モーターからの回転力が伝達されるギアと、
    前記ギアが固定され、該ギアを介して前記モーターからの回転力が伝達されるシャフトと、
    前記ギアを囲み、前記シャフトを回転可能に支持するフレームと、
    前記フレームの外側に位置して前記シャフトに固定され、前記ピストンが連結されて、前記モーターからの回転力を該ピストンを往復移動させる力へ変換させるクランクと、
    を含んで構成され、
    前記突起が前記ギア又は前記フレームに設けられた請求項1に記載のポンプアップ装置。
  3. 前記クランク機構が、
    前記モーターからの回転力が伝達されるギアと、
    前記ギアが固定され、該ギアを介して前記モーターからの回転力が伝達されるシャフトと、
    前記ギアを囲み、前記シャフトを回転可能に支持するフレームと、
    前記フレームの外側に位置して前記シャフトに固定され、前記ピストンが連結されて、前記モーターからの回転力を該ピストンを往復移動させる力へ変換させるクランクと、
    を含んで構成され、
    前記突起が前記クランク又は前記フレームに設けられた請求項に記載のポンプアップ装置。
  4. 前記ギアが合成樹脂で形成された請求項2又は3に記載のポンプアップ装置。
  5. 前記突起の表面が球面である請求項1〜4の何れか1項に記載のポンプアップ装置。
  6. 請求項1〜5の何れか1項に記載のポンプアップ装置のコンプレッサーによって生成された圧縮空気を、シーリング剤を収容する液剤容器を介して空気入りタイヤに送り込むことで、前記シーリング剤を前記空気入りタイヤに注入するシーリング・ポンプアップ装置。
  7. 前記液剤容器が請求項1〜5の何れか1項に記載のポンプアップ装置の筐体内に設けられる請求項6に記載のシーリング・ポンプアップ装置。
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