JP5219576B2 - アンテナ装置、復調装置、及び受信装置 - Google Patents

アンテナ装置、復調装置、及び受信装置 Download PDF

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  • Input Circuits Of Receivers And Coupling Of Receivers And Audio Equipment (AREA)

Description

本発明は、アンテナ装置、復調装置、及び受信装置に関する。
AM、FM、デジタルTV等の放送波を受信する受信装置をアンテナと接続する場合、アンテナから受信装置までの給電線が長いと、電力損失が大きくなる。
そこで、アンテナの給電部に小型の高周波増幅器を取り付けた構成のアンテナ装置と、アンテナ装置から離れた位置にあるコンソールに設置された復調装置等とで受信装置を構成し、給電線が長い場合に生じる電力損失を補っている場合が多い。
しかし、アンテナ装置では、高周波増幅器からアンテナ側を見たインピーダンスが受信周波数によって大きく変化する。このような変化は、受信した放送波の比帯域が大きい場合に特に大きい。例えば、デジタルTVの放送波の帯域は470〜770(MHz)で比帯域が大きい。
よって、アンテナ装置では、高周波増幅器とアンテナとの間でインピーダンス整合を行なう必要がある。
しかし、インピーダンス整合を行なうためには、アンテナ直下のアンテナ装置に設けられるインピーダンス整合回路と、復調装置からインピーダンス整合回路へ制御信号を送信する制御線とが、給電線の他に必要となってしまい、配線増加によるコストアップや煩雑な取付工事の必要性といった問題が生じる虞がある。
そこで、このような問題を解決するための受信装置として、特許文献1には、自動車の窓ガラスに設けられたアンテナと、アンテナに接続された動的整合回路と、動的整合回路に伝送ケーブルを介して接続されたカーラジオとを備えた自動車用アンテナ装置が開示されている。
当該自動車用アンテナ装置は、動的整合回路に、少なくとも2個の可変容量ダイオードと、カーラジオの選局情報に基づいて各可変容量ダイオードに個別に電圧を印加する電圧印加回路とを備えることで、インピーダンス整合を良好に行なうことができる。
当該自動車用アンテナ装置は、動的整合回路からカーラジオへ送られる受信高周波信号と、カーラジオから動的整合回路へ送られる周波数情報と、カーラジオから動的整合回路へ送られる電源電圧とを、一本の伝送ケーブルに重畳して伝達するように構成されている。
また、特許文献1には、選局情報を符号化してカーラジオから動的整合回路へ送る方法として、二種類の方法が開示されている。
第一の方法は、選局情報に応じた電圧レベルを電源電圧に加算して送る方法である。
第一の方法の場合の自動車用アンテナ装置の構成例を図1に示す。カーラジオ100は、チューナ110と、選局情報に対して0.1MHzピッチで同調をとり、デジタル信号である周波数選択信号を出力するPLL回路等で構成される情報変換部120と、周波数選択信号をアナログ信号に変換するDAコンバータ130と、前記アナログ信号を定電圧電源140からの電源電圧に加算して周波数情報を生成する電圧制御回路150と、ローパスフィルタ160等とを備えて構成されている。
動的整合回路200は、アンテナ300の近傍に配置され可変容量ダイオードに印加される電圧に基づいてインピーダンス整合を行なう整合回路210と、整合回路210から出力された高周波信号を増幅する高周波増幅回路290と、ローパスフィルタ220を介して入力される周波数情報から電源電圧レベルを取り出す定電圧化回路230と、周波数情報から電源電圧レベルを減算することで前記アナログ信号を取り出す電圧減算回路240と、前記アナログ信号をデジタル信号に変換するADコンバータ250と、前記デジタル信号に基づいて整合回路210の各可変容量ダイオードに個別に電圧を印加する電圧印加回路260等とを備えて構成されている。
第二の方法は、周波数選択信号に基づいて生成したパルス列に応じて電源電圧をハイレベルまたはローレベルに切り替えながら、カーラジオ100から動的整合回路200へ送る方法である。
第二の方法の場合の自動車用アンテナ装置の構成例を図2(a)に示し、以下に、第一の方法と異なる箇所について説明する。カーラジオ100は、第一の方法におけるDAコンバータ130及び電圧制御回路150の代わりに、パルス生成回路131及び電圧制御回路151を備えている。
パルス生成回路230は、周波数選択信号に基づいて二進数化したパルス信号を生成する。電圧制御回路151では、前記パルス信号のレベル(ローレベルまたはハイレベル)に対応した0Vまたは5Vのパルス列が生成される。
動的整合回路200は、第一の方法における定電圧化回路230、電圧減算回路240、及びADコンバータ250の代わりに、電源電圧保持回路231、調歩同期受信回路241、シフトレジスタ270、及びクロック生成回路280を備えて構成されている。
電源電圧保持回路231は、ローレベルのパルスが入力された場合でも電源電圧レベルを保持するために大容量コンデンサやスーパーキャパシタ等で構成されている。
調歩同期受信回路241は、図2(b)に示すように、伝送期間の開始時に送られてくるスタートビットと、所定ビット数(図2では8ビット)のデータビットと、伝送期間の最終ビット及び無伝送期間に送られてくるストップビットとを、クロック生成回路280から送られるクロック信号のタイミングで識別する。
シフトレジスタ270は、調歩同期受信回路241から送られてくるパルス列を時系列で保持する。クロック生成回路280は、調歩同期受信回路241とシフトレジスタ270にクロック信号を供給する。
尚、第一及び第二の何れの方法の場合も、カーラジオ100と動的整合回路200は、一本の伝送ケーブル400で接続されている。
特開平4−298122号公報
上述の第一の方法(図1の構成)では、動的整合回路200に、定電圧化回路230、ADコンバータ250、及び電圧印加回路260等を備えることが必要であるため、回路規模が大きくなりコストがアップしてしまう。
上述の第二の方法(図2の構成)では、以下のような三点の問題がある。第一の問題は、アンテナ直下部のクロックの悪影響である。
以下に詳述する。第二の方法では、動的整合回路200にクロック生成回路280を備えることが必要である。低周波数のクロック生成回路280は素子のサイズが大きくなるので、通常は高周波数(例えば数10MHz程度)の水晶発振子や圧電発振子が使用されることが多い。
動的整合回路200は、アンテナ300の直下に備えられ、高周波信号を扱う回路である。よって、動的整合回路200にクロック生成回路280を備えた場合、クロック信号の回り込み等が生じ、アンテナ300から受信した高周波信号にノイズが乗るといった悪影響をもたらす虞がある。
第二の問題は、特許文献1に示された構成を実現すると回路規模が大きくなることである。
以下に詳述する。特許文献1には、カーラジオ100の電圧制御回路151では、周波数の受信状態の変化時にのみパルス列を形成し、受信状態の非変化時にはパルス列を形成せず5Vの電圧を形成して、動的整合回路200に送信する構成が記載されている。
しかし、受信状態の変化時にのみ送られてくるパルス列をクロック信号のタイミングで識別するような調歩同期受信回路241を実現することは困難であり、実現できたとしても回路規模が大きくなりコストがアップしてしまう虞があるのである。
第三の問題は、大型の部品が必要となることである。以下に詳述する。上述したように、電圧制御回路151では、パルス信号のレベルに対応した0Vまたは5Vのパルス列が生成され、動的整合回路200に送られる。
例えば、カーラジオ100と動的整合回路200間の通信速度が300bpsであって、スタートビットの1ビットに続いてパルス信号のローレベルが8ビット続く、つまりローレベルが9ビット続くと、以下の数1より、0.03秒の間、調歩同期受信回路241や電圧印加回路260等に電圧が供給されないことになる。
Figure 0005219576
しかし、調歩同期受信回路241や電圧印加回路260に電圧が供給されない状態があってはならない。よって、上述したように、大容量コンデンサやスーパーキャパシタで構成された電源電圧保持回路231が必要となるのであるが、一般に、大容量コンデンサやスーパーキャパシタはサイズが大きい。
本発明の目的は、上述した従来の問題点に鑑み、受信感度の精度を維持しつつも、簡易な回路構成とすることができる、小型で安価なアンテナ装置、復調装置、及び受信装置を提供する点にある。
上述の目的を達成するため、本発明によるアンテナ装置の特徴構成は、高周波信号を受信するアンテナの近傍に配置され、インピーダンス整合回路と、前記インピーダンス整合回路の出力を増幅する増幅回路とを備え、前記増幅回路から出力された高周波信号を給電線を介して復調装置に伝送するアンテナ装置であって受信周波数に対応して前記インピーダンス整合回路の周波数特性を所定の許容範囲に調整し、且つ、前記増幅回路を駆動可能な値に設定された直流制御電圧が、前記復調装置から前記給電線を介して供給され、ローパスフィルタを介して高周波成分が除去された当該直流制御電圧に基づいて前記増幅回路が駆動されるとともに前記インピーダンス整合回路の周波数特性が調整される点にある。
上述の構成によれば、復調装置からインピーダンス整合回路に供給される直流制御電圧は、インピーダンス整合回路の周波数特性を、目標特性に完全に一致するように調整する電圧ではなく、許容範囲に調整する電圧である。
よって、アンテナ装置の回路構成を、完全なインピーダンス整合を実現するよりも簡易な回路構成とすることができる。例えば、完全なインピーダンス整合を実現するためには、複数系統の可変要素(例えば、容量リアクタンスと誘導リアクタンス)を調整することが必要な場合でも、上述の構成では、一つの可変要素(例えば、容量リアクタンスのみ)の調整のみでインピーダンス整合回路の周波数特性を許容範囲に収めることができる。
以上説明した通り、本発明によれば、受信感度の精度を維持しつつも、簡易な回路構成とすることができる、小型で安価なアンテナ装置を提供することができるようになった。
以下、アンテナ装置と復調装置が車両に組み込まれ、それらが給電線で接続されている受信装置について説明する。
受信装置は、図3に示すように、アンテナ装置2と復調装置3が給電線4で接続されて構成されている。給電線4は、例えば、単一の同軸ケーブルで構成されている。そして、アンテナ装置2から復調装置3へ伝送される高周波信号と、復調装置3からアンテナ装置2へ伝送される直流制御電圧が、同一ケーブル上を伝送される。
アンテナ装置2は、高周波信号を受信するアンテナ5の近傍に配置され、インピーダンス整合回路6と、インピーダンス整合回路6の出力を増幅する増幅回路21とを備え、増幅回路21から出力された高周波信号を給電線4を介して復調装置3に伝送するように構成されている。また、上記に加え、アンテナ装置2は、ローパスフィルタ23を備えて構成されている。尚、本実施形態では、アンテナ5は、デジタルTVの放送波、AM放送波、及びFM放送波等の何れかを受信する。
アンテナ装置2の回路構成例を図6に示す。インピーダンス整合回路6は、アンテナ5と直列に接続された直流成分を除去するコンデンサC61、可変容量ダイオードD61、及びコイルL61と、アンテナ5と並列に接続されたプルダウン抵抗R61、高周波成分を除去するチョークコイルL62、及び可変容量ダイオードD62とを備えて構成されている。
尚、抵抗R61は、可変容量ダイオードD61に小電流を流すために、抵抗値の大きいものが使用されている。
インピーダンス整合回路6は、可変容量ダイオードD61及び可変容量ダイオードD62の静電容量を変化させることによって、アンテナ5と増幅回路21のインピーダンスが整合されるように構成されているが、インピーダンス整合については後述する。
増幅回路21は、ベースが直流成分を除去するコンデンサC211を介してインピーダンス整合回路6と接続され、コレクタが給電線4を介して復調装置3と接続され、エミッタが接地されたnpn形のトランジスタQ211を備えて構成されている。また、トランジスタQ211のベースコレクタ間には、高周波成分を除去するチョークコイルL211と抵抗R211とが直列に接続されている。
ローパスフィルタ23は、コンデンサC231とコイルL231で構成されており、高周波成分を除去する。ローパスフィルタ23を設けることによって、増幅回路21から復調装置3へ出力される高周波信号がインピーダンス整合回路6へ再び入力されることはなく、復調装置3からアンテナ装置2へ出力された直流制御電圧のみがインピーダンス整合回路6へ入力される。
復調装置3は、図3及び図4に示すように、アンテナ装置2から給電線4を介して伝送された高周波信号を復調する復調回路31と、直流制御電圧を生成して給電線4に重畳して出力する制御電圧生成回路32を備えている。
復調回路31は、高周波信号を中間周波信号に変換する処理等を行ない、処理後の信号を後段の回路、例えばデジタルシグナルプロセッサ(DSP)等へ出力する。
制御電圧生成回路32は、受信周波数に対応してインピーダンス整合回路6の周波数特性を許容範囲に調整する制御値が格納された記憶部321と、記憶部321から受信周波数に対応する制御データを読み出して制御データに対応する直流電圧を生成するDAコンバータ322と、DAコンバータ322の出力電圧に基づいて直流制御電圧を生成するシリーズレギュレータ323を備えている。
また、復調装置3は、シリーズレギュレータ323へ定電圧(例えば12V)を供給する定電圧電源35と、アンテナ装置2からシリーズレギュレータ323への高周波信号の入力を防止するローパスフィルタ33を備えて構成されている。
ローパスフィルタ33は、コンデンサとコイルで構成されており、高周波成分を除去する。ローパスフィルタ33を設けることによって、アンテナ装置2から復調装置3へ入力される高周波信号がシリーズレギュレータ323へ入力されることはなく、シリーズレギュレータ323から出力される直流制御電圧がアンテナ装置2へ出力される。
受信周波数は、受信装置のユーザーによって選択された周波数を示す情報である。以下に詳述する。ユーザーは、復調装置3から出力される復調出力信号の周波数に基づいて異なるチャンネルの音声や画像を出力、表示するラジオやテレビ等に設けられたスイッチ等の操作部を操作することによって、復調装置3から出力する復調出力信号の周波数を選択する。そして、当該周波数は、復調装置3の復調回路31及び制御電圧生成回路32へ出力されるのである。
記憶部321は、ROM、EEPROM、またはRAM等で構成されている。また、記憶部321には、受信周波数の周波数値に対する制御値(DAコンバータ322の出力電圧を示すデジタルコード)が、図5(a)に示すような設定テーブルとして記憶されている。
尚、図5(a)は、設定テーブルの例示であるので、例えば、周波数の増加に伴ってDAコンバータ322の出力電圧が低下するような場合等もあり得ることは言うまでもない。
また、本実施形態では、設定テーブルとして記憶されている特性が、周波数値に対する出力電圧値である構成について説明するが、特性は周波数値に対するものに限らず、例えば、ラジオ放送やテレビ放送といった受信する信号系統の種類に対する出力電圧値等であってもよい。
設定テーブルは、受信周波数の周波数値に対応するインピーダンス整合回路6への印加電圧である直流制御電圧の特性に基づいて設定される。
当該特性は、図5(b)に例示するように、各周波数に対して、インピーダンス整合回路6の周波数特性を許容範囲に調整することのできる直流制御電圧を決定していくことによって求められる。
ここで、許容範囲とは、インピーダンス整合回路6でアンテナ5と増幅回路21のインピーダンスの不整合を一定のレベルまで許容することを示しているが、これについては後述する。
また、直流制御電圧は、図5(b)に例示するように、アンテナ装置2に印加する必要のある最小電圧値、つまりアンテナ装置2の増幅回路21を駆動可能な最小レベルの電圧値に、各周波数によって異なる所定の制御電圧を加算した値である。
尚、図5(a)の設定テーブルと図5(b)の特性とは、独立した例示であり、各々に相関関係はない。
制御電圧生成回路32は、マイクロコンピュータを備えて構成されている。マイクロコンピュータは、入力された受信周波数の情報で設定テーブルを検索することで制御値を導出し、導出した制御値をDAコンバータ322へ出力する。尚、制御電圧生成回路32は、ゲートアレイ等の特定用途向け集積回路(ASIC)で構成されており、当該ASICによって前述のマイクロコンピュータの機能を実現する構成であってもよい。
DAコンバータ322は、マイクロコンピュータより入力された制御値をアナログ値の直流電圧に変換して、シリーズレギュレータ323に出力する。
シリーズレギュレータ323は、定電圧電源35と直列接続されたpnp形のトランジスタQ3と、トランジスタQ3のコレクタ電圧を分圧して帰還電圧を生成する抵抗R75、R76と、帰還電圧とDAコンバータ322の出力電圧とを比較する誤差増幅器331等とを備えて構成されており、トランジスタQ3に流れる電流を前記帰還電圧に基づいて制御することにより、ローパスフィルタ33への出力電圧を所定電圧に維持する。
シリーズレギュレータ323は、DAコンバータ322の出力電圧Vsetに基づいて定電圧電源35から供給される電圧Viを低減し、増幅回路21を駆動可能な最小レベル以上の直流制御電圧Voを生成して出力するように構成されている。
例えば、トランジスタQ3のベースとエミッタ間のベースを基準とした場合の電圧をVbeとすると、Vbeは概ね0.6(V)程度で安定しており、抵抗R75とR76の抵抗値が等しく、抵抗R77とR78の抵抗値が等しく、DAコンバータ322の出力電圧をVsetとすると、定電圧電源35からの供給電圧Viは、トランジスタQ3のエミッタ接地電流増幅率が1に対して無視できる程度に大きいとすると、おおよそ数2で求められるVoに低減されて、シリーズレギュレータ323からローパスフィルタ33へ出力される。
Figure 0005219576
アンテナ装置2は、受信周波数に対応してインピーダンス整合回路6の周波数特性を許容範囲に調整する直流制御電圧Voが、復調装置3から給電線4を介して供給され、当該直流制御電圧Voに基づいてインピーダンス整合回路6及び増幅回路21が駆動されるように構成されている。
以下に詳述する。図3に示すように、復調装置3のシリーズレギュレータ323の出力電圧である直流制御電圧Voが、復調装置3のローパスフィルタ33及びアンテナ装置のローパスフィルタ23を介して、インピーダンス整合回路6及び増幅回路21に印加される。
直流制御電圧Voは、上述したように、復調装置3で受信周波数に基づいて生成される。ここで、許容範囲としては、インピーダンスの不整合の絶対値、不整合の絶対値を正規化した値、不整合による損失量等がある。
インピーダンスの不整合の絶対値とは、例えば、アンテナ5からインピーダンス整合回路6を見たインピーダンス(出力インピーダンス)をインピーダンス整合回路6からアンテナ5側を見たインピーダンス(入力インピーダンス)で除算した値の大きさ(絶対値)である。
不整合の絶対値を正規化した値とは、例えば、上述したインピーダンスの不整合の絶対値を、入力インピーダンスの絶対値で除算した値である。
不整合による損失量は、例えば、アンテナ装置2から増幅回路21へ信号伝送する際に、インピーダンスの不整合によって生じる当該信号の反射に起因する損失であり、デシベルで示した値を用いることが多い。
つまり、復調装置3の設定テーブルの設定時に、その基準となる周波数毎の直流制御電圧を決定していく場合、インピーダンス整合回路6でアンテナ5と増幅回路21のインピーダンスが完全に一致していなくても、インピーダンスの不整合の絶対値、不整合の絶対値を正規化した値、または不整合による損失量が、予め設定した所定の閾値よりも小さくなるような直流制御電圧を決定できるのであれば、当該不整合を許容するのである。
上述の構成によれば、インピーダンス整合回路6を一系統の可変要素の調整のみで制御するような簡易な回路とした場合に、インピーダンスが完全に一致するような直流制御電圧を決定できないときであっても、許容範囲内の直流制御電圧を決定することができる。つまり、上述の構成によれば、図1に示した電圧印加回路260等をアンテナ装置2に設ける必要がなく、アンテナ装置2の回路構成を簡易にすることができるのである。
尚、「背景技術」の項目で説明した特許文献1の自動車用アンテナ装置では、直流電圧に重畳した情報は選局情報に応じた電圧レベル、つまり周波数に関連する情報である。一方、上述の構成では、復調装置3からアンテナ装置2へ伝送される直流制御電圧は、インピーダンス整合回路6の可変容量ダイオードD61、D62に印加する電圧、つまりインピーダンス整合回路6のインピーダンスを制御する情報である。
以下、アンテナ装置2のインピーダンス整合について、図6〜図12の回路構成例に基づいて説明する。
第一の例として、アンテナ装置2では、直流制御電圧は増幅回路21を駆動可能な最小レベルの直流電圧以上の値に設定され、直流制御電圧がインピーダンス整合回路6のインピーダンス調整端子に印加される。
以下に詳述する。図5(b)で説明したように、直流制御電圧は、増幅回路21を駆動可能な最小レベル以上の電圧値に設定されている。
そして、図6に示すように、復調装置3から出力された直流制御電圧Voは、ローパスフィルタ23を介して、インピーダンス整合回路6のチョークコイルL62に接続されているインピーダンス調整端子TZに印加される。
上述の構成では、インピーダンス調整端子TZに印加される一系統の電圧のみによって、インピーダンス整合が行なわれるので、各可変容量ダイオードD61、D62について異なる電圧を個別に印加した場合や、各可変容量ダイオードD61、D62に加えてコイルのリアクタンスを可変制御した場合等と比べて、回路構成を簡易とすることができる。
第二の例として、アンテナ装置2では、直流制御電圧により、インピーダンス整合回路6に組み込まれた一つの可変リアクタンス素子のリアクタンス値が調整される。
以下に詳述する。図6に示した第一の例では、二つの可変リアクタンス素子(可変容量ダイオードD61、D62)のリアクタンス値が調整されていたが、第二の例では、図7(a)に示すように、一つの可変リアクタンス素子(可変容量ダイオードD63)のリアクタンス値のみが調整される。
上述の構成では、一つの可変容量ダイオードD63のみに直流制御電圧Voを印加するので、回路構成を第一の例の場合よりも更に簡易とすることができる。
尚、インピーダンス整合回路6は、図6や図7(a)に示したものに限らず、例えば、可変容量ダイオードを更に直列または並列接続した構成、コイルを更に直列または並列接続した構成、或は可変容量ダイオードに換えてコイルを接続した構成等であってもよい。
また、可変リアクタンス素子は、可変容量ダイオード等の半導体デバイスに限らず、例えば、RF−MEMS(Radio Frequency - Micro Electro Mechanical System)等のデバイスであってもよい。
RF−MEMSは、基板上に設けられた下部電極と下部電極に対向して設けられ上下駆動する上部電極とを備えたアクチュエータ部と、高周波信号が通過する対向する二つの信号線等とを備えている。信号線の一方は上部電極と連動して上下駆動し、他方は下部電極と共に基板上に設けられている。
RF−MEMSは、以下のようにして静電容量を可変させる。つまり、アクチュエータの電極間に電圧が印加されると、両電極間に静電力が発生して上部電極が下部電極に引き寄せられる。その結果、両信号線間の距離が変わるので、静電容量値が変化する。
第三の例として、図7(b)に示すように、アンテナ装置2では、直流制御電圧を定電圧にクランプする第一クランプ回路24を備え、可変リアクタンス素子D63に直流制御電圧と第一クランプ回路24によるクランプ電圧の差電圧が印加される。
以下に詳述する。第三の例では、第二の例(図7(a))の回路に第一クランプ回路が追加されている。
第一クランプ回路24は、クランプ電圧を生成するツェナーダイオードD241と、ツェナーダイオードD241とローパスフィルタ23の間に直列接続された抵抗R241と、ツェナーダイオードD241と並列接続され高周波成分を除去するコンデンサC241とを備えて構成されている。
使用するツェナーダイオードD241によって定まるツェナー電圧、つまり第一クランプ回路24によるクランプ電圧Vzが可変リアクタンス素子D63のアノードに印加される。一方、可変リアクタンス素子D63のカソードには直流制御電圧Voが印加される。よって、可変リアクタンス素子D63には、前記差電圧Vz−Vo(逆電圧)が印加されることになる。
第一の例と第二の例では、直流制御電圧は可変リアクタンス素子D61〜D63への印加電圧であると同時に、増幅回路21を駆動するための供給される電圧でもある。
上述したように、増幅回路21へは駆動可能な最小レベルの直流電圧以上の電圧を供給する必要があるので、直流制御電圧は当該最小レベル以上に設定されている。一般的に、増幅回路21は、供給電圧が低くなると、利得や大入力に対する歪特性等が悪化するからである。例えば、バイポーラトランジスタ(具体的には、図6及び図7の増幅回路21で用いられているトランジスタQ211)では、供給電圧が3(V)より低くなると、当該悪化が生じる虞がある。
しかし、図6及び図7に示した構成で、可変容量ダイオードD61〜D63の印加電圧(逆電圧)に対する静電容量の特性は、図8に例示するような特性であり、印加電圧が低い程、印加電圧の変化に対する静電容量の変化率が大きい。
例えば、図6及び図7に示した構成(第一の例と第二の例)では、増幅回路21への供給電圧を、バイポーラトランジスタを駆動可能な最小レベル以上の領域で3(V)変化させた場合、具体的には3(V)から6(V)まで変化させた場合、静電容量の変化は、図8より、およそ2.6(pF)から1.6(pF)、つまり略1.0(pF)である。
一方、ツェナーダイオードD241(ツェナー電圧が2.5(V)とする。)を備えた図7(b)に示すような構成(第三の例)では、増幅回路21への供給電圧を、上述と同様に3(V)から6(V)まで変化させた場合、印加電圧はツェナーダイオードD241のツェナー電圧分だけ低下して0.5(V)から3.5(V)まで変化することになるので、静電容量の変化は、およそ7.9(pF)から2.4(pF)、つまり略5.5(pF)である。
即ち、第三の例では第一及び第二の例に比べて、可変リアクタンス素子の調整幅を広げることができるので、インピーダンス整合が容易になり、それによってインピーダンス整合回路6の回路設計も容易になる。
第四の例として、図9に示すように、アンテナ装置2は、直流制御電圧を定電圧にクランプする第二クランプ回路25Aを備え、第二クランプ回路25Aによるクランプ電圧が増幅回路21に電源電圧として印加される。
以下に詳述する。第四の例では、第三の例(図7(b))の回路に第二クランプ回路25Aが追加されている。
第二クランプ回路25Aは、クランプ電圧を生成するツェナーダイオードD251と、ツェナーダイオードD251とローパスフィルタ23の間に直列接続された抵抗R251と、ツェナーダイオードD251と並列接続された高周波成分を除去するコンデンサC251とを備えて構成されている。
使用するツェナーダイオードD251によって定まるツェナー電圧、つまり第二クランプ回路25Aによるクランプ電圧Vz2がトランジスタQ211のコレクタに印加される。
尚、第四の例では、増幅回路21に、直流制御電圧Voが給電線4から直接にトランジスタQ211のコレクタに印加されることを防止するためのコンデンサC214が設けられている。
第一から第三の例では、インピーダンス整合のために復調装置3からアンテナ装置2へ供給する直流制御電圧を変化すると、その変化はトランジスタQ211のコレクタへの印加電圧の変化となる。当該印加電圧の変化によって、トランジスタQ211のコレクタ電流が変化する。コレクタ電流の変化によって、増幅回路21の利得、入力インピーダンス、出力インピーダンス、及び消費電力等が変化する。
つまり、直流制御電圧を変化させると、増幅回路21の利得、入力インピーダンス、出力インピーダンス、及び消費電力等が変化してしまう。その結果、増幅回路21の回路設計は困難となることが多い。
しかし、上述の構成によれば、直流制御電圧を変化しても、トランジスタQ211のコレクタには第二クランプ回路25Aによって一定電圧Vz2が印加されるので、増幅回路21の利得、入力インピーダンス、出力インピーダンス、及び消費電力の変化を小さく抑えることができる。その結果、安定した動作を行なうことができる増幅回路21を実現することができる。
第五の例として、図10に示すように、アンテナ装置2は、直流制御電圧を定電圧にクランプする第二クランプ回路25Bを備え、直流制御電圧が増幅回路21に電源電圧として印加され、第二クランプ回路25Bによるクランプ電圧が増幅回路21の入力バイアス電圧として印加される。
以下に詳述する。第五の例では、第三の例(図7(b))の回路に第二クランプ回路25BとしてのツェナーダイオードD252が追加されている。
尚、第五の例では、トランジスタQ211のエミッタに抵抗R212とコンデンサC212が接続されており、抵抗R111とコイルL211の間にコンデンサC213が接続されている。尚、これらの抵抗やコンデンサが増幅回路21に設けられるのは、第五の例のみとは限らず、第一の例等でこれらの抵抗やコンデンサが設けられてもよい。
抵抗R212は、トランジスタQ211のコレクタ電流の変動を吸収するために設けられている。以下に詳述する。コレクタ電流が増加すると抵抗R212によってエミッタ電圧が増加する。すると、ベースエミッタ間電圧が減少するので、ベース電流が減少する。その結果、コレクタ電流が減少するのである。
また、コンデンサC213は、高周波成分の除去のために設けられており、コンデンサC212は、抵抗R212を設けることによる増幅回路21の利得低下の防止のために設けられている。
第四の例では、増幅回路21の安定動作が可能になる。しかし、第四の例では、トランジスタQ211に印加される直流制御電圧は、抵抗R251で電圧降下する。
また、トランジスタQ211のコレクタ電流が小さい場合、トランジスタQ211の強入力特性が劣化する。ここで、強入力特性の劣化とは、アンテナ装置2に数キロワットといった大電力の放送波が出力される放送局の送信アンテナと、アンテナ5が近接した場合に、トランジスタQ211に数ボルトといった大電圧が印加され、出力の歪み等を生じることである。
第四の例では、このような劣化の防止のため、トランジスタQ211に許容される範囲でできるだけ大きなコレクタ電流を流すことが好ましい。強入力特性が劣化した状態で、コレクタ電流が小さい場合、トランジスタQ211が飽和してしまい、出力の歪み等を生じる虞があるからである。
しかし、第四の例の構成でトランジスタQ211のコレクタ電流を大きくした場合、抵抗R251には大きな電流が流れるので、抵抗R251には大型のものを使用する必要が生じ、回路の小型化を困難にする問題がある。
例えば、図9において、トランジスタQ211のコレクタ電流Icを30(mA)、直流制御電圧Voを4〜8(V)、トランジスタQ211に印加される電圧Vzを3(V)とした場合、抵抗R251で消費される電力は、Vo=8(V)の時に最大、つまり(Vo−Vz)×Ic=0.15(W)となる。
回路に使用する抵抗の定格熱容量は通常余裕がとられるため、上述の消費電力(0.15(W))を許容するためには、抵抗R251として、0.5(W)程度の定格熱容量の抵抗が必要となる。しかし、0.5(W)程度の定格熱容量を持つ抵抗はサイズが大きいので、アンテナ装置2の小型化を困難にする。また、第四の例では、抵抗R251だけでなくツェナーダイオードD251にも大きな電流が流れるので、ツェナーダイオードD251にも定格熱容量の大きなものが必要となり、アンテナ装置2の小型化を困難にする。
しかし、図10に示した上述の構成では、第二クランプ回路25BはツェナーダイオードD252で構成され抵抗R251を備えていないので、消費電力の大きな大型部品を必要とすることはない。
また、図10に示した上述の構成では、第二クランプ回路25BによってトランジスタQ211のベースに定電圧が印加されているので、復調装置3から増幅回路21に印加される直流制御電圧が大きく変動しても、トランジスタQ211のコレクタ電流の変化量を小さくすることができる。よって、アンテナ装置2の小型化を容易にしつつ、安定した動作を行なうことができる増幅回路21を実現することができる。
第六の例として、アンテナ装置2では、第一クランプ回路と第二クランプ回路が兼用されている。
以下に詳述する。図9に示す回路で、第一クランプ回路24と第二クランプ回路25Aを兼用した例を、図11に示す。また、図10に示す回路で、第一クランプ回路24と第二クランプ回路25Bを兼用した例を、図12に示す。尚、図12に示す回路では、増幅回路21にプルダウン抵抗R213が設けられている。
第一クランプ回路24と第二クランプ回路25A、25Bを兼用することによって、使用する素子数を減少させて、更に回路を小型化することができる。
以上の説明より、第六の例の図11は、図15(a)に示すようなブロックで構成されており、以下のような機能を実現する回路であるといえる。
つまり、復調装置3では、制御電圧生成回路32が、制御電圧を生成すると共に、定電圧電源35から供給された電源電圧を制御電圧と重畳して直流制御電圧を生成する(図15(b))。
一方、アンテナ装置2は、第一クランプ回路24がレギュレータ241と減算回路242を備えて構成されている。そして、レギュレータ241で直流制御電圧から図15(c)に示すように電源電圧が抜き出されて増幅回路21に供給される一方、減算回路242で図15(d)に示すように直流制御電圧から電源電圧が減算されて制御電圧が抜き出されてインピーダンス整合回路6に供給される。
第七の例として、図13に示すように、アンテナ装置2では、増幅回路21が電流帰還バイアス回路を備えた増幅素子で構成され、帰還抵抗に第一クランプ回路24が並列に接続されている。
以下に詳述する。第七の例では、第三の例(図7(b))の回路において、第一クランプ回路24のツェナーダイオードD241のアノードとトランジスタQ211のエミッタが接続されている。
また、電流帰還バイアス回路は、トランジスタQ211、抵抗R211、コンデンサC212、及び抵抗R212よりなる回路である。トランジスタQ211のベース電圧はツェナーダイオードD241により定電圧となる。上述したように、抵抗R212は、トランジスタQ211のコレクタ電流の変動を吸収するために設けられており、コンデンサC212は、抵抗R212を設けることによる増幅回路21の利得低下を防止するために設けられている。
そして、第一クランプ回路24の抵抗R241の抵抗値を増幅回路21の抵抗R212と比べて大きくすることで、トランジスタQ211のエミッタ電圧は小さくなるように構成されている。
上述の構成によれば、直流制御電圧の変動に対するエミッタ電圧の変動の割合が小さくなる。その結果、第五の例と比べて更に安定した動作を行なうことができる増幅回路21を実現することができる。
以下、別実施形態について説明する。上述の実施形態では、アンテナ装置2と復調装置3が車両に組み込まれ、それらが給電線4で接続されている受信装置について説明したが、アンテナ装置2と復調装置3が組み込まれるのは車両に限らない。
例えば、飛行機や船舶等の他の乗物、或は、ラジオチューナーやテレビチューナーを搭載した乗物搭載用ではないオーディオ装置に組み込まれている構成であってもよい。つまり、受信装置は、アンテナ装置2と復調装置3が給電線4で接続されている構成であってもよい。
上述の実施形態では、増幅回路21に備えられたトランジスタQ211はnpn形である構成について説明したが、トランジスタQ211はpnp形であってもよい。また、トランジスタQ211はバイポーラトランジスタに限らず、例えば、電界効果トランジスタ(FET)であってもよい。
尚、トランジスタQ211としてnpn形のバイポーラトランジスタ以外を用いる場合には、用いたトランジスタに合わせて回路構成が変更されることは言うまでもない。例えば、図6に示した回路構成例で、増幅回路21のトランジスタQ211にFETを使用した回路構成例を、図14に示す。
尚、上述の実施形態は、本発明の一例に過ぎず、本発明の作用効果を奏する範囲において各ブロックの具体的構成等は適宜変更設計できることは言うまでもない。
電圧レベルを動的整合回路へ送る自動車用アンテナ装置のブロック構成図 (a)はパルス列を動的整合回路へ送る自動車用アンテナ装置のブロック構成図、(b)は調歩同期受信回路を使用したデータ伝送について説明するためのタイムチャート 受信装置のブロック構成図 復調装置の回路図 (a)は設定テーブルを示す説明図、(b)は受信周波数に対する直流制御電圧の特性図 アンテナ装置の第一の例の回路図 (a)はアンテナ装置の第二の例を示す回路図、(b)はアンテナ装置の第三の例を示す回路図 可変容量ダイオードの逆電圧に対する静電容量の特性例を示す説明図 アンテナ装置の第四の例の回路図 アンテナ装置の第五の例の回路図 図9に示す回路で第一クランプ回路と第二クランプ回路を兼用したアンテナ装置の回路図 図10に示す回路で第一クランプ回路と第二クランプ回路を兼用したアンテナ装置の回路図 アンテナ装置の第七の例の回路図 アンテナ装置の第一の例で増幅回路にFETを使用した場合の回路図 (a)はアンテナ装置の第六の例のブロック構成図、(b)は直流制御電圧の説明図、(c)は電源電圧の説明図、(d)は制御電圧の説明図
2:アンテナ装置
3:復調装置
4:給電線
5:アンテナ
6:インピーダンス整合回路
21:増幅回路
24:第一クランプ回路
25:第二クランプ回路
31:復調回路
32:制御電圧生成回路
321:記憶部
322:DAコンバータ
323:シリーズレギュレータ

Claims (13)

  1. 高周波信号を受信するアンテナの近傍に配置され、インピーダンス整合回路と、前記インピーダンス整合回路の出力を増幅する増幅回路とを備え、前記増幅回路から出力された高周波信号を給電線を介して復調装置に伝送するアンテナ装置であって、
    受信周波数に対応して前記インピーダンス整合回路の周波数特性を所定の許容範囲に調整し、且つ、前記増幅回路を駆動可能な値に設定された直流制御電圧が、前記復調装置から前記給電線を介して供給され、ローパスフィルタを介して高周波成分が除去された当該直流制御電圧に基づいて前記増幅回路が駆動されるとともに前記インピーダンス整合回路の周波数特性が調整されることを特徴とするアンテナ装置。
  2. 前記直流制御電圧は前記増幅回路を駆動可能な最小レベルの直流電圧以上の値に設定され、前記直流制御電圧が前記インピーダンス整合回路のインピーダンス調整端子に印加されることを特徴とする請求項1記載のアンテナ装置。
  3. 前記直流制御電圧により、前記インピーダンス整合回路に組み込まれた一つの可変リアクタンス素子のリアクタンス値が調整されることを特徴とする請求項1または2記載のアンテナ装置。
  4. 前記直流制御電圧を定電圧にクランプする第一クランプ回路を備え、前記可変リアクタンス素子に前記直流制御電圧と前記第一クランプ回路によるクランプ電圧の差電圧が印加されることを特徴とする請求項3記載のアンテナ装置。
  5. 前記直流制御電圧を定電圧にクランプする第二クランプ回路を備え、前記第二クランプ回路によるクランプ電圧が前記増幅回路に電源電圧として印加されることを特徴とする請求項4記載のアンテナ装置。
  6. 前記直流制御電圧を定電圧にクランプする第二クランプ回路を備え、前記直流制御電圧が前記増幅回路に電源電圧として印加され、前記第二クランプ回路によるクランプ電圧が前記増幅回路の入力バイアス電圧として印加されることを特徴とする請求項4記載のアンテナ装置。
  7. 前記第一クランプ回路と第二クランプ回路が兼用されていることを特徴とする請求項5または6記載のアンテナ装置。
  8. 前記増幅回路が電流帰還バイアス回路を備えた増幅素子で構成され、帰還抵抗に前記第一クランプ回路が並列に接続されている請求項4記載のアンテナ装置。
  9. 請求項1から8の何れかに記載のアンテナ装置から前記給電線を介して伝送された高周波信号を復調する復調回路と、前記直流制御電圧を生成して前記給電線に重畳して出力する制御電圧生成回路を備えていることを特徴とする復調装置。
  10. 前記制御電圧生成回路は、受信周波数に対応して前記インピーダンス整合回路の周波数特性を許容範囲に調整する制御値が格納された記憶部と、前記記憶部から受信周波数に対応する制御データを読み出して前記制御データに対応する直流電圧を生成するDAコンバータと、前記DAコンバータの出力電圧に基づいて前記直流制御電圧を生成するシリーズレギュレータを備えていることを特徴とする請求項9記載の復調装置。
  11. シリーズレギュレータは、前記増幅回路を駆動可能な最小レベルの直流電圧以上の値が出力されるように帰還電圧が設定されている請求項10記載の復調装置。
  12. 請求項1から8の何れかに記載のアンテナ装置と、請求項9から11の何れかに記載の復調装置が、前記給電線で接続されている受信装置。
  13. 請求項1から8の何れかに記載のアンテナ装置と請求項9から11の何れかに記載の復調装置が車両に組み込まれ、それらが前記給電線で接続されている受信装置。
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