JP5216802B2 - 2軸式ガスタービンの冷却空気供給構造 - Google Patents

2軸式ガスタービンの冷却空気供給構造 Download PDF

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本発明は、2軸式ガスタービン及び2軸式ガスタービンのタービン翼冷却方法に関する。
高温の燃焼ガスに晒されるタービン翼は酸化・腐食・クリープ変形などを防ぐために、圧縮機から抽気した空気などにより冷却されることがある。かつてタービン後段側の翼の周りを流れる主流ガスの温度は、冷却が必要となるほどは高くなかったため無冷却であった。
近年、効率向上などの観点からガスタービンの燃焼温度を上昇させる傾向にある。燃焼温度が高くなることにより、タービン後段側でも翼を冷却する必要が生じる。そのため燃焼温度の高いガスタービンでは、後段側翼冷却用の冷却空気供給経路が設けられている。
例えば、1軸式ガスタービンにおいて第3段動翼への冷却空気供給に関する技術が特許文献1に開示されている。
特開2000−310127号公報
ガスタービンには1軸式のものだけでなく、2軸式のものもある。2軸式ガスタービンは低圧タービン軸と高圧タービン軸が分断されている。そのため、2軸式ガスタービンの低圧タービン軸側の翼に、第1段動翼や第2段動翼など高圧タービン側への冷却空気供給手法をそのまま適用するのは難しい。また、1軸式ガスタービンには容易に適用可能な技術も、2軸式ガスタービンに採用することが難しい場合も多い。
本発明の目的は、低圧タービン軸側の動翼に冷却空気を供給することが可能な2軸式ガスタービンを提供することにある。
低圧タービンに設けられた第一後段動翼と、この第一後段動翼の下流に設けられた第二後段静翼と備えた2軸式ガスタービンにおいて、圧縮機からの空気を第二後段静翼に供給する第一の空気供給系統と、第二後段静翼に供給された空気を第一後段動翼に供給する第二の空気供給系統と、前記第二後段静翼の軸中心側に設けられた第二後段静翼ダイヤフラムと前記第二後段静翼ダイヤフラムに対向し、前記低圧タービンの軸に接続されたスペーサとの間で環状空間を形成するよう設けられたシール機構を有し、前記スペーサは、前記第二の空気供給系統の一部であるスペーサ空気孔を有し、前記スペーサ空気孔の入口は、前記第二後段静翼ダイヤフラムに設けられたダイヤフラム空気孔の延長線上に位置することを特徴とする。
本発明によると、後段動翼に冷却空気を供給することが可能な2軸式ガスタービンを提供することができる。
本発明の一実施例である2軸ガスタービンの部分断面図。 本発明を適用する2軸式ガスタービンの一実施の形態の概念図。 本発明の一実施例である2軸ガスタービンの部分断面図。 本発明の一実施例であるスペーサの正面図及び、側面図。 従来の2軸式ガスタービンの部分断面図。 本発明の一実施例である、スペーサの正面図,側面図、及び断面図。 本発明の一実施例である2軸ガスタービンの部分断面図。
2軸式ガスタービンは低圧タービン軸と高圧タービン軸が分断されている。そのため、2軸式ガスタービンの低圧タービン軸側の翼に、第1段動翼や第2段動翼など高圧タービン側への冷却空気供給手法をそのまま適用するのは難しい。例えば、圧縮機吐出部からの冷却空気通路として、ロータ中心に設けた冷却空気通路をタービン後段動翼部へ直結させた通路を設けるのは困難である。
また1軸式ガスタービンには容易に適用可能な技術も、2軸式ガスタービンに採用するのが難しい場合も多い。例えば特許文献1に記載の発明では、1軸式ガスタービンにおいて第3段静翼部から第3段動翼部へと至る冷却空気通路を形成している。しかし2軸式ガスタービンでは、第3段静翼内周側に軸が存在しない。そのため、第3段動翼無冷却ガスタービンと比べ、軸の延長などの新たな設計変更や施工が必要となり、タービンの設計や製造に必要な時間や労力,コストが増大する。このような設計変更を行う際には通常、他の多くの箇所の設計変更も必要となる。従来機の運転実績で積み上げてきた信頼性を引き継げないと言うことになれば、信頼性担保のための試験等にもさらに多くの時間を要することとなる。この影響はガスタービンのような大型の発電設備では特に甚大である。
また、冷却空気は通常、圧縮機から抽気した空気を使用している。そのためガスタービンの熱効率向上の観点からは、より冷却空気量を少なくし、より低圧な冷却空気を使用することが望ましい。
冷却空気量を少なくするためには、冷却対象にできるだけ低温な冷却空気を送ることが重要であるが、冷却空気が高温部を経由して冷却対象に至る場合、高温部において冷却空気温度が上昇してしまうという問題がある。
また、より低圧な冷却空気を使用するためには、圧縮機から冷却対象に至る経路中での圧力損失を小さく抑えることが必要となる。
さらに、2軸式ガスタービンでは第3段静翼内周側でHPタービン軸,LPタービン軸が分断され、この場所に軸の端面が現れる。この第3段動翼内周側の空間は、ガスパスからの燃焼ガスの混入を防ぐための冷却空気が導かれているため、周囲に比べて低温な空間となっている。2軸式ガスタービンではこの空間内における冷却空気とタービン軸の接触面積が1軸式ガスタービンに比べ広いため、タービン軸端面はより強い冷却を受ける。これによって、ホイール内の温度勾配が増加し、熱応力が大きくなるという問題が生じる。
以下、実施例を用いて説明する本発明によれば、低圧タービン軸側の動翼に冷却空気を供給可能な現実的な2軸ガスタービンを提供できる。すなわち、後段動翼無冷却ガスタービンからの構造変更を極力抑えることで、設計変更やタービン製造のコスト増加が抑制されたガスタービンを提供できる。また、圧力や温度の面でより好ましい冷却空気を第3段動翼へ供給することが可能である。さらにタービン軸に発生する熱応力を低減することが可能な2軸式ガスタービンを提供することができる。
まず、本発明の実施例である2軸式ガスタービンの構成を、図2を用いて説明する。
図2は2軸式ガスタービンの構成図を示す。2軸式ガスタービンは、主に、ガスジェネレータ101とパワータービン102より構成される。ガスジェネレータ101は、主に、圧縮機103,燃焼器104,高圧タービン(以下、HPタービン105と称する)から構成される。パワータービン102は低圧タービン(以下、LPタービン111と称する)から構成される。圧縮機103は、大気空気115を圧縮して圧縮空気108を生成し、生成された圧縮空気108を燃焼器104へ送る。燃焼器104は、圧縮機103により生成された圧縮空気108と燃料とを混合燃焼させて燃焼ガスを生成し、HPタービン105へ排出する。
HPタービン105は、燃焼器104から排出された、高いエネルギーを持つ燃焼ガス109により、HPタービン軸106に回転力を生じさせる。LPタービン111は、ガスジェネレータ101のHPタービン105より排出される排出ガス107のエネルギーを回収することで、LPタービン軸112に回転力を生じさせる。LPタービン軸112の回転力によって、パワータービン102に接続される機器113を駆動させる。排出ガス107は、エネルギーをLPタービン111で回収された後、LPタービン111より排気116として排出される。
図2にも示したように、HPタービン105を含むガスジェネレータ101とLPタービン111を含むパワータービン102とは独立した軸系である。すなわち、HPタービン軸106とLPタービン軸112とは独立に回転する。両者の間には、後述する仕切り板7が配置されている。
圧縮機103で圧縮された空気の一部はHPタービン冷却空気114,LPタービン冷却空気115として抽気され、燃焼器104を経ずにHPタービン105、及びLPタービン111へ供給される。
図3に、2軸式ガスタービンの部分断面図を示す。第2段静翼1,第2段動翼2,第3段静翼3,第3段動翼4,第4段静翼5,第4段動翼6,仕切り板7が示されている。HPタービン105,LPタービン111内の燃焼ガス109の流れ方向を矢印8で示す。
第2段動翼2は、第2段ホイール9の外周に接続されており、第1段動翼(図示しない)が接続された第1段ホイール(図示しない)、圧縮機103に接続された高圧タービンロータ(図示しない)、及び高圧側スペーサ10とともにスタッキングボルトによりスタッキングされ、HPタービン軸106を構成している。HPタービン軸106は、燃焼器104から排出される燃焼ガス109のエネルギーを第1段動翼(図示しない)、及び第2段動翼2で回収し圧縮機103を駆動する。
同様に、第3段動翼4及び第4段動翼6は第3段ホイール11及び、第4段ホイール12の外周に接続されており、負荷に接続されたLPタービンロータ13及び、低圧側スペーサ14とともにスタッキングボルトによりスタッキングされ、LPタービン軸112を構成している。LPタービン軸112は、HPタービン105から排出される排出ガス107のエネルギーを第3段動翼4、及び第4段動翼6で回収して回転駆動され、LPタービン軸端部13aに接続された発電機などの機器を駆動する。
第3段静翼3は、ガスタービンケーシング15に取り付けられ、第2段動翼2と第3段動翼4との間に設置されている。HPタービン軸106とLPタービン軸112を分断する仕切り部材である仕切り板7は、HPタービン軸106とLPタービン軸112との間に配置され、第3段ダイヤフラム16を介して第3段静翼3に固定されている。
第4段静翼5は、ガスタービンケーシング15に取り付けられ、第3段動翼4と第4段動翼6との間に設置されている。第4段静翼5の内周側には、第4段ダイヤフラム17が接続されている。
(実施例1)
図1を用いて第3段動翼4への冷却空気供給構造を説明する。図1は第3段動翼4,第4段静翼5の拡大図である。
第4段静翼5の外周部には冷却空気供給孔18が設けられており、ここへ圧縮機中間段からの抽気配管が接続される。冷却空気はこの冷却空気供給孔18を通じ第4段静翼外キャビティ19内に流入する。第4段静翼5の内部は空洞となっており、第4段静翼外キャビティ19と第4段ダイヤフラムキャビティ20を連通させ冷却空気通路を形成している。
第4段ダイヤフラム17には冷却空気流量調整のために前側オリフィス21,後側オリフィス22が設置されている。前側オリフィス21は、ホイールスペース23を冷却する空気量を調整し、後側オリフィス22は、ホイールスペース24を冷却する空気量を調整している。
第4段ダイヤフラム17の内周側には、冷却空気供給孔25が設けられており、これと対向するように、低圧側スペーサ14に低圧側スペーサ空気導入孔26が周方向に断続的に開けられている。第4段ダイヤフラムキャビティ20内の冷却空気は、冷却空気供給孔25から噴出し、低圧側スペーサ空気導入孔26より、第3段ホイールキャビティ27へと流入し、第3段動翼ダブテイル根元部分の冷却空気入口35から動翼内部の冷却空気通路29へと流入する。この冷却空気は、第3段動翼4の軸中心側に設けられて第3段ホイール11の内部流路を経由して、第3段動翼4の内部に設けられた冷却空気通路29に供給される。
本実施例の2軸式ガスタービンは、第一後段静翼である第3段静翼3と、第3段静翼3の軸中心側に接続された第一後段静翼ダイヤフラムである第3段ダイヤフラム16と、第3段ダイヤフラム16の軸中心側に接続され、HPタービン軸106とLPタービン軸112の間に配置された仕切り部材である仕切り板7とを有している。このような2軸式ガスタービンでは、以下のような傾向がある。
冷却空気が第3段ホイールキャビティ27に流入することで、第3段ホイール11の軸方向後側の温度が低下する。2軸式ガスタービンでは、LPタービン軸112の軸端が第3段静翼内周空間28に晒されている。この空間は、ガスパスからの高温ガスの混入を抑制するために、第3段静翼3から、第3段ダイヤフラム16,仕切り板7の内部を経由し、仕切り板中心部へと至る冷却空気通路を用いて冷却空気が導入されている。2軸式ガスタービンでは、この冷却空気とLPタービン軸端の接触面積が増加するため1軸式ガスタービンに比べ、第3段ホイール軸方向前側の温度が低下する。2軸式ガスタービンでは、第3段ホイール11の軸方向前側の温度低下により、ホイール内温度勾配が大きくなり、熱応力が増加する傾向にある。
これに対し本実施例では、第3段ホイールキャビティ27に冷却空気を導入しているため、第3段ホイール11の後側の温度を低下させることができる。すなわち本実施例では、第4段静翼5を冷却した空気を用いて第3段ホイール11を冷却することができるので、複雑な冷却構造を追加することなく、ホイールの熱応力を低減させることができる。
また、スペーサ・ダイヤフラム間キャビティ30には、シール機構であるブラシシール31が設けられている。第4段ダイヤフラム17と低圧側スペーサ14とブラシシール31で環状空間であるキャビティ30を形成することで、ホイールスペース23,24への冷却空気のリークを抑制している。
ここで、冷却空気供給孔25は第3段動翼の冷却に必要な空気量を流すことが可能な孔径で、かつ極力小さい孔径としている。こうすることにより、冷却空気供給孔25からの噴出速度が速くなり、第4段ダイヤフラム17と低圧側スペーサ14とブラシシール31で囲まれた環状空間の冷却空気の静圧を低下させることができる。そうすると、リークの主要因である、この空間とホイールスペースとの圧力差を小さくすることができる。
冷却空気供給孔25の孔径は、冷却空気供給孔18の孔径よりも小さくなる。冷却空気供給孔18が周方向4個程度しか空いていないためである。この孔径は、冷却空気入口35よりも大きい方が製造上有利である。精密鋳造でできた翼には寸法のばらつきが有り、冷却空気の流量特性が1枚1枚異なる。実機では冷却空気入口35の孔径を現物合わせで調整することで、適切な量の冷却空気が各翼に流れるようにすることが可能である。このような理由から、流量のネックとならないように、冷却空気供給孔25の孔径を冷却空気入口35より大きくしておくことが望ましい。ただし、冷却空気供給孔25の孔径を冷却空気入口35よりも小さくしておけば、リーク抑制効果の高い、効率に優れた構造とすることができる。
また、スペーサ空気孔である低圧側スペーサ空気導入孔26の入口は、冷却空気供給孔25の延長線上に位置させている。ここで延長線上に位置させるとは、両孔の回転方向の位相が一致したときに、冷却空気供給孔25の軸中心側延長孔上に低圧側スペーサ空気導入孔26の入口が位置することを意味する。このようにすることで、冷却空気供給孔25からの噴出速度の低下を抑えることができ、リークを抑制することができる。
図4に低圧側スペーサ14の拡大図を示す。(a)は低圧側スペーサを軸方向上流側から見た図であり、(b)は、その側面図である。低圧側スペーサ空気導入孔26は周方向に傾きを持たせて設けている。この傾きは、冷却空気供給孔25からの冷却空気噴出速度と、低圧側スペーサ14の外周側の旋回速度の合ベクトルの傾きと略一致させたものとなっている。このように傾きを設定することにより、冷却空気が低圧側スペーサ空気導入孔26を通過する際に、軸の回転方向の速度成分を持つことなく滑らかに第3段ホイールキャビティ27内に流入させることが可能となる。そうすると、第4段ダイヤフラム17と低圧側スペーサ14とブラシシール31で囲まれた空間の冷却空気の静圧を低下させ、リークの主要因であるこの空間とホイールスペースとの圧力差を小さくすることができる。
なお、低圧側スペーサ空気導入孔26の傾きを合ベクトルと一致させなくとも、少なくとも低圧側スペーサ空気導入孔26の出口が、低圧側スペーサ空気導入孔26の入口に比べて回転方向側に設けられているようにすれば、上記空間とホイールスペースとの圧力差を小さくする効果を得ることができる。
また、低圧側スペーサ14はLPタービン軸112に固定されており、第4段ダイヤフラム17はガスタービンケーシング15側に固定されている。ガスタービン起動過程から定格定常運転まで、ガスタービンケーシング15側とLPタービン軸112側の径方向熱伸び差の違いなどにより、低圧側スペーサ14と第4段ダイヤフラム17の間隙は変化する。ブラシシール31の長さはこの間隙変化に追従可能な長さとし、運転中のリークを常時抑制することが望ましい。リーク抑制のためには少なくとも、低圧側スペーサ空気導入孔26を冷却空気供給孔25よりも大きくするのがよい。
また、軸方向の熱伸び差により冷却空気供給孔25と、低圧側スペーサ空気導入孔26の相対位置が変化する。低圧側スペーサ空気導入孔26の孔径を、軸方向伸び差の分大きくしておくことで、この位置ズレの影響を緩和することが可能となる。なお、冷却空気導入孔は真円ではなく、軸方向に伸びた楕円形状としても構わない。
なお、本実施例では、一例としてブラシシールを挙げたが、ハニカムシールやラビリンスシールなど他のシール構造を使用しても同様の効果を得ることができる。
また、2軸式ガスタービンにおいては、第3段静翼3の付近でHPタービン軸とLPタービン軸が分断されている。また、第3段静翼3と第3段動翼4の間には3段ホイールキャビティ27のように冷却空気チャンバーとしての機能を有する部分が存在しない。そのため、上段側からの冷却空気の供給が困難である。また、第3段動翼4への冷却空気供給のためだけに、新たに第3段ホイールキャビティ27のような空間を設けようとすると、タービンの設計や製造にかかる負担が増大してしまう。
また、他の手法として、LPタービン軸端部13aより冷却空気を供給する方法も考えられる。本実施例では、第3段動翼への冷却空気抽気配管は、ホイールスペース冷却のための抽気配管と供用である。しかし、軸端注入においては、あらたに配管の設置などが必要となるため、タービンの設計や製造にかかる負担が増大してしまう。
本実施例の2軸式ガスタービンは、圧縮機103からの空気を第二後段静翼である第4段静翼5に供給する第一の空気供給系統と、第4段静翼5に供給された空気を第一後段動翼である第3段動翼4に供給する第二の空気供給系統とを有している。そのため、2軸式ガスタービンにおいても、簡易な構造で第3段動翼4に冷却空気を供給できる。
比較例として、図5に第3段動翼無冷却ガスタービンの断面図を示す。この第3段動翼無冷却ガスタービンからの本実施例の構造の代表的な変更点は、第3段動翼4及び第3段ホイール11を内部流路を有するものに取り替えたことと、第4段ダイヤフラム17と低圧側スペーサ14に空気流路を設けたことである。すなわち本実施例の2軸式ガスタービンは、第3段動翼4に冷却を必要としないものに比べて、大幅な設計変更,構造変更を必要としないものといえる。そのため本実施例の構造を採用すれば、第3段動翼冷却にともなうタービンの設計や製造負担の増加を抑制することが可能であり、短期間で、安価で信頼性の高い2軸式ガスタービンが提供できる。
具体的には本実施例の2軸式ガスタービンの第一の空気供給系統は、圧縮機中間段からの抽気配管と、冷却空気供給孔18,第4段静翼外キャビティ19とを有し、第4段静翼5の内部に連通している。
第二の空気供給系統は、第4段のダイヤフラムキャビティ20と冷却空気供給孔25,低圧側スペーサ空気導入孔26とを有し、第3段動翼ダブテイル根元部分の冷却空気入口35に連通している。
第4段ダイヤフラム17は第4段静翼5の軸中心側に設けられている。低圧側スペーサ14はこの第4段ダイヤフラム17に対向するようにLPタービン軸112に接続されている。なお、本実施例では低圧側スペーサ空気導入孔26を設けているが必ずしも孔でなくともよく、後述する実施例のように低圧側スペーサ14の一部とフィン34などの構造物とで第2の空気供給系統を形成しても同種の効果を得ることができる。
また、タービンにおいては、後段側の静翼ほど翼の断面積が大きいため、冷却空気通路の断面積をより広く取ることができる。断面積増加により、冷却空気の静翼内通過流速を遅くすることができ、この部分での圧力損失を小さく抑えることができる。そのため、前段静翼の冷却に利用した冷却空気を後段の動翼の冷却に用いる場合よりも、より低圧な空気源で冷却空気を供給することが可能となる。
さらに、タービンにおいては後段側の静翼ほど雰囲気の温度が低いため、静翼通過時の冷却空気温度の上昇を小さく抑えることができるという特性もある。この特性を利用することにより、前段静翼の冷却に利用した冷却空気を後段の動翼の冷却に用いる場合よりも、より低温な冷却空気を動翼へ供給することが可能となる。
以上のように本実施例の2軸式ガスタービンによると、経済性に優れ、適切な冷却が可能な2軸式ガスタービンを得ることができる。
なお、本実施例では第一後段動翼を第3段動翼4、第二後段静翼を第4段静翼5とした例を説明した。しかし、第一後段動翼と第二後段静翼の対象はこの組み合わせに限らない。低圧軸動翼とその下段静翼の組み合わせであれば、上記構造の適用により同様の効果を得ることができる。
(実施例2)
図6を用いて実施例2のガスタービンについて説明する。図6(a)は低圧側スペーサを軸方向上流側から見た図であり、図6(b)は、その側面図、図6(c)は図6(b)を矢印XX方向より見た断面図である。各図には低圧側スペーサ空気導入孔26,冷却空気導入孔キャビティ32が示されている。その他の構成は実施例1と同様である。
実施例1では、低圧側スペーサ空気導入孔26は周方向に断続的に設けられているため、LPタービン軸112の回転により、冷却空気供給孔25と低圧側スペーサ空気導入孔26の位相が合わない瞬間が存在する。この瞬間、冷却空気は低圧側スペーサ外面33に衝突し、冷却空気が流れの向きを変え、ブラシシール31へ衝突するような流れが形成される。このブラシシール31への冷却空気の衝突により、ブラシシール31からのリーク量が増大する。
本実施例では、低圧側スペーサ空気導入孔26を、低圧側スペーサ外周端に設けた冷却空気導入孔キャビティ32内部に設けている。この冷却空気導入孔キャビティ32は、スペーサの外周表面設けられた全周にわたる溝である。本実施例では、この溝に低圧側スペーサ空気導入孔26を設けている。
こうすることにより低圧側スペーサ外面33に衝突した冷却空気の、軸方向への流れが冷却空気導入孔キャビティ32の壁面により抑制され、ブラシシール31へと衝突する流れを抑制することができる。これによりブラシシール31からのリークを抑制することが可能となる。
なお、本実施例では、一例としてブラシシールを挙げたが、ハニカムシールやラビリンスシールなど他のシール構造を使用しても同様の効果を得ることができる。
(実施例3)
図7に実施例3のガスタービンを示す。第3段動翼4,第4段静翼5,第4段動翼6が示されており、図5と同じ領域を表す図である。本実施例では、第3段動翼4の下流側の側面にフィン34が設けられており、低圧側スペーサ空気導入孔26を、低圧側スペーサ14とフィン34の間の周方向に連続的な間隙として構成している。その他の構成は実施例1と同様である。
実施例1では、低圧側スペーサ空気導入孔26は断続的に配置されており、LPタービン軸112の回転によって冷却空気供給孔25と低圧側スペーサ空気導入孔26の位相が合わない瞬間においては、冷却空気は低圧側スペーサ外面33に衝突していた。本実施例の2軸式ガスタービンは、第4段ダイヤフラム17とフィン34の間と、第4段ダイヤフラム17と低圧側スペーサ14との間にシール機構であるブラシシール31を有している。このように、低圧側スペーサ空気導入孔26の代わりに、フィン34と低圧側スペーサ14との間隙26aを配置することにより、上記衝突をなくしている。そうすると、第4段ダイヤフラム17と低圧側スペーサ14とブラシシール31で囲まれた空間の冷却空気の静圧が低下し、リークを抑制することが可能となる。
また、軸方向の熱伸び差により冷却空気供給孔25と、間隙26aの相対位置が変化する。間隙26aの幅を、軸方向伸び差の分大きくしておくことで、この位置ズレの影響を緩和し、さらにリークを抑制することも可能となる。なお、本実施例では、一例としてブラシシールを挙げたが、ハニカムシールやラビリンスシールなど他のシール構造を使用しても構わない。
以上説明した各実施例の2軸式ガスタービンは、HPタービンが2段、LPタービンが2段として説明したが、この限りではない。例えばHPタービンが3段のものであれば、第3段動翼を第一後段静翼、第4段動翼を第一後段動翼として扱えば、同様の効果を得ることができる。
1 第2段静翼
2 第2段動翼
3 第3段静翼
4 第3段動翼
5 第4段静翼
6 第4段動翼
7 仕切り板
8 主流ガスの流れ方向
9 第2段ホイール
10 高圧側スペーサ
11 第3段ホイール
12 第4段ホイール
13 LPタービンロータ
13a LPタービン軸端部
14 低圧側スペーサ
15 ガスタービンケーシング
16 第3段ダイヤフラム
17 第4段ダイヤフラム
18,25 冷却空気供給孔
19 第4段静翼外キャビティ
20 第4段ダイヤフラムキャビティ
21 前側オリフィス
22 後側オリフィス
23,24 ホイールスペース
26 低圧側スペーサ空気導入孔
26a 間隙
27 第3段ホイールキャビティ
28 第3段静翼内周空間
29 冷却空気通路
30 キャビティ
31 ブラシシール
32 冷却空気導入孔キャビティ
33 低圧側スペーサ外面
34 フィン
35 冷却空気入口
101 ガスジェネレータ
102 パワータービン
103 圧縮機
104 燃焼器
105 HPタービン(高圧タービン)
106 HPタービン軸
107 排出ガス
108 圧縮空気
109 燃焼ガス
111 LPタービン(低圧タービン)
112 LPタービン軸

Claims (7)

  1. 圧縮空気を生成する圧縮機と、
    前記圧縮機で生成された圧縮空気と燃料とを混合燃焼させて燃焼ガスを生成する燃焼器と、
    前記燃焼器で生成された燃焼ガスにより回転駆動する高圧タービンと、
    前記高圧タービンから排出された排出ガスにより回転駆動する低圧タービンと、
    前記低圧タービンに設けられた第一後段動翼と、
    前記低圧タービンの前記第一後段動翼の下流に設けられた第二後段静翼と備え、
    前記高圧タービンと前記低圧タービンは独立した軸系を備えた2軸式ガスタービンにおいて、
    前記圧縮機からの空気を前記第二後段静翼に供給する第一の空気供給系統と、
    前記第二後段静翼に供給された空気を前記第一後段動翼に供給する第二の空気供給系統と、
    前記第二後段静翼の軸中心側に設けられた第二後段静翼ダイヤフラムと、
    前記第二後段静翼ダイヤフラムに対向し、前記低圧タービンの軸に接続されたスペーサとを有し、
    前記第二の空気供給系統は、前記第二後段静翼ダイヤフラムに設けられたダイヤフラム空気孔と、前記スペーサの一部を有し、
    前記第二後段静翼ダイヤフラムと前記スペーサとの間で環状空間を形成するよう設けられたシール機構を有し、
    前記スペーサは、前記第二の空気供給系統の一部であるスペーサ空気孔を有し、
    前記スペーサ空気孔の入口は、前記ダイヤフラム空気孔の延長線上に位置することを特徴とする2軸式ガスタービン。
  2. 請求項1の2軸式ガスタービンにおいて
    記第一後段動翼の軸中心側に設けられた第一後段動翼ホイールと、
    前記第一後段動翼ホイール内部から前記第一後段動翼内部へ連通する第一後段動翼ホイール内部流路と、
    を備え、
    前記第二の空気供給系統は、前記ダイヤフラム空気孔と、前記スペーサの一部を有し、前記第一後段動翼ホイール内部流路に接続されていることを特徴とする2軸式ガスタービン。
  3. 請求項1または2の2軸式ガスタービンにおいて、
    前記第一後段動翼の上流側に設けられた第一後段静翼と、
    前記第一後段静翼の軸中心側に接続された第一後段静翼ダイヤフラムと、
    前記第一後段静翼ダイヤフラムの軸中心側に接続され、前記高圧タービンの軸と前記低圧タービンの軸の間に配置された仕切り部材と、
    を有することを特徴とする2軸式ガスタービン。
  4. 請求項1〜3の何れかの2軸式ガスタービンにおいて、
    前記スペーサ空気孔が、前記ダイヤフラム空気孔よりも大きいことを特徴とする2軸式ガスタービン。
  5. 請求項1〜4の何れかの2軸式ガスタービンにおいて、
    前記スペーサ空気孔の出口が前記スペーサ空気孔の入口に比べて回転方向側に設けられていることを特徴とする2軸式ガスタービン。
  6. 請求項1〜3または5の何れかの2軸式ガスタービンにおいて、
    前記スペーサは外周表面に全周にわたる溝を有し、
    前記スペーサ空気孔は、前記溝に設けられていることを特徴とする2軸式ガスタービン。
  7. 圧縮空気を生成する圧縮機と、
    前記圧縮機で生成された圧縮空気と燃料とを混合燃焼させて燃焼ガスを生成する燃焼器と、
    前記燃焼器で生成された燃焼ガスにより回転駆動する高圧タービンと、
    前記高圧タービンから排出された排出ガスにより回転駆動する低圧タービンと、
    前記低圧タービンに設けられた第一後段動翼と、
    前記低圧タービンの前記第一後段動翼の下流に設けられた第二後段静翼と備え、
    前記高圧タービンと前記低圧タービンは独立した軸系を備えた2軸式ガスタービンにおいて、
    前記圧縮機からの空気を前記第二後段静翼に供給する第一の空気供給系統と、
    前記第二後段静翼に供給された空気を前記第一後段動翼に供給する第二の空気供給系統とを有し、
    前記第二後段静翼の軸中心側に設けられた第二後段静翼ダイヤフラムと、
    前記第二後段静翼ダイヤフラムに対向し、前記低圧タービンの軸に接続されたスペーサと、
    前記第一後段動翼の軸中心側に設けられた第一後段動翼ホイールと、
    前記第一後段動翼ホイール内部から前記第一後段動翼内部へ連通する第一後段動翼ホイール内部流路とを備え、
    前記第二の空気供給系統は、前記第二後段静翼ダイヤフラムに設けられたダイヤフラム空気孔と、前記スペーサの一部を有し、前記第一後段動翼ホイール内部流路に接続され、
    前記第一後段動翼ホイールは、下流側にフィンを有し、
    前記第一後段静翼ダイヤフラムと前記フィンの間と、前記第一後段静翼ダイヤフラムと前記スペーサとの間にシール機構を有することを特徴とする2軸式ガスタービン。
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