JP5216667B2 - 速度検出装置、速度検出方法及び列車速度検出システム - Google Patents
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Description
光学式センサ又は磁気式センサでなる検出器(例えば、図2の検出器40)による検出が可能な検出可能部材で構成された検出可能部分(例えば、図2の遮蔽部11)と、前記検出器による検出が不可能な検出不可能部材又は空隙で構成された検出不可能部分(例えば、図2の開口部12)とが同一の長さLで走行方向に沿って繰り返し出現するパターンプレート(例えば、図2のパターンプレート10)が配置された走行路を走行する列車に搭載されて、当該列車の速度を検出する速度検出装置(例えば、図1の速度検出装置20)であって、
N個(N≧3)の前記検出器を前記パターンプレートに沿った方向に間隔D=(N−1)・L/Nで配列して有する検出部(例えば、図1の第1検出部30−1や第2検出部30−2)と、
前記N個の検出器の検出状態が、当該列車がα・L/N(αは1以上N未満の整数)の移動長移動する毎に表れる所定の検出論理パターンとなった時間間隔とα・L/Nの長さとから当該列車の速度を算出する速度算出部(例えば、図1の車上装置50)と、
を備えた速度検出装置である。
光学式センサ又は磁気式センサでなる検出器による検出が可能な検出可能部材で構成された検出可能部分と、前記検出器による検出が不可能な検出不可能部材又は空隙で構成された検出不可能部分とが同一の長さLで走行方向に沿って繰り返し出現するパターンプレートが配置された走行路を走行する列車の速度を検出する速度検出方法であって、
N個(N≧3)の前記検出器を前記パターンプレートに沿った方向に間隔D=(N−1)・L/Nで配列して有する検出部を前記列車に設け、
前記N個の検出器の検出状態が、当該列車がα・L/N(αは1以上N未満の整数)の移動長移動する毎に表れる所定の検出論理パターンとなった時間間隔とα・L/Nの長さとから当該列車の速度を算出する、
速度検出方法を構成しても良い。
光学式センサ又は磁気式センサでなる検出器による検出が可能な検出可能部材で構成された検出可能部分と、前記検出器による検出が不可能な検出不可能部材又は空隙で構成された検出不可能部分とが同一の長さLで走行方向に沿って繰り返し出現するパターンプレートを走行路に配置して具備するとともに、
前記走行路を走行する列車に、
N個(N≧3)の前記検出器を前記パターンプレートに沿った方向に間隔D=(N−1)・L/Nで配列して有する検出部と、
前記N個の検出器の検出状態が、当該列車がα・L/N(αは1以上N未満の整数)の移動長移動する毎に表れる所定の検出論理パターンとなった時間間隔とα・L/Nの長さとから当該列車の速度を算出する速度算出部と、
を有する速度検出装置を設け、
前記走行路を走行する列車が独自に列車速度を検出する列車速度検出システムを構成しても良い。
前記速度算出部は、前記N個の検出器の何れかの検出状態が変化することをα=1の場合の検出論理パターンとして、当該時間間隔とL/Nの長さとから当該列車の速度を検出する手段を有する、
速度検出装置を構成しても良い。
前記検出部は、前記検出器を3個(=N)有してなり、
前記速度算出部は、3個の検出器の何れかが検出有り状態に変化することを前記検出論理パターンとして、当該時間間隔と2L/3の長さとから当該列車の速度を検出する手段を有する、
速度検出装置を構成しても良い。
前記検出部は、前記検出器を3個(=N)有してなり、
前記速度算出部は、3個の検出器の何れかが検出無し状態に変化することを前記検出論理パターンとして、当該時間間隔と2L/3の長さとから当該列車の速度を検出する手段を有する、
速度検出装置を構成しても良い。
前記N個の検出器の検出状態の組合せ変化を記憶する組合せ変化記憶部を更に備え、
前記速度算出部は、前記N個の検出器の検出状態の組合せ変化から、αが1以上N未満の任意の整数の場合の検出論理パターンを生成する生成手段を有し、前記N個の検出器の検出状態の組合せが該生成された検出論理パターンとなった時間間隔を用いて当該列車の速度を検出する、
速度検出装置を構成しても良い。
前記パターンプレートは前記走行路の分岐地点で断続して配置されており、
複数の前記検出部を、同一列車の前後異なる位置に設置して備え、
前記速度算出部は、前記複数の検出部それぞれの検出結果を用いて当該列車の速度を別々に算出し、検出結果が所定の異常条件を満たす検出部があった場合に、当該検出部を除く他の検出部の検出結果に基づいて算出された速度を用いて当該列車の速度とする、
速度検出装置である。
前記検出器は光学式センサ(例えば、図3の発光部41及び受光部42)でなる速度検出装置を構成しても良い。
前記検出器は磁気式センサでなる(例えば、図14の検出器40B)速度検出装置を構成しても良い。
前記パターンプレートの前記検出可能部材は金属物体でなり、
前記検出器は、
近接する金属物体中に電流を誘導させる送信コイルを1次コイルとし、前記誘導電流によって生じる磁界を検出する2つのコイルを逆巻きに直列接続した差動コイルを2次コイルとして前記送信コイルと前記差動コイルとが磁気結合された送受信コイル部(例えば、図14の磁気センサ部45)と、
前記送信コイルに交流信号を印加する発振部(例えば、図14の交流電源43)と、
前記発振部により印加された交流信号と前記差動コイルに生じた交流信号との位相差を検出する位相差検出部(例えば、図14の位相差検出部49)と、
を有し、前記位相差検出部による検出結果から金属物体の有無を検出する磁気式センサでなる、
速度検出装置を構成しても良い。
先ず、本発明の第1実施形態を説明する。
<全体構成>
図1は、第1実施形態における速度検出システム1の構成例である。図1(a)は、列車5の側方から見た速度検出システム1の概略を示す図であり、図1(b)は、列車5の進行方向に対する断面略図である。図1によれば、速度検出システム1は、HSST磁気浮上交通システムに適用され、列車5に搭載される速度検出装置20と、列車5の走行路3に沿って設置されたパターンプレート10とを備えて構成される。
速度検出システム1における列車の速度及び進行方向の検出原理を説明する。但し、以下では、説明の簡単化のため、列車速度Vは一定であるとする。
図4は、走行速度の検出原理を説明する図である。図4では、上から順に、3台の検出器40−1,40−2,40−3それぞれによる検出信号F1,F2,F3、検出信号F1,F2,F3から生成される論理信号R1,R2を示している。
Va=Wa/ta
=(L/3)/ta ・・(1)
また、論理信号R2によれば、列車5の走行速度Vbは次式(2)で算出される。
Vb=Wb/tb
=(2L/3)/tb (2)
このように、検出信号Fのパルス幅Wより短いパルス幅の論理信号R1,R2を生成し、この論理信号R1,R2のパルス幅Wa,Wbから、列車5の走行速度Vを算出する。
列車5の進行方向は、検出信号F1,F2,F3の値の組み合わせの変化から判定する。図5は、進行方向の判定原理を説明する図である。図5では、上から順に、検出信号F1,F2,F3、「検出論理値」を示している。
図7は、速度検出装置20の機能構成を示すブロック図である。図7によれば、速度検出装置20は、第1検出部30−1と、第2検出部30−2と、車上装置50とを備えて構成される。
図12は、車上装置50において、処理部100が実行する速度検出処理を説明するフローチャートである。図12によれば、処理部100は、先ず、初期設定として、速度域を「低速」に設定する(ステップA1)。次いで、個別速度算出処理を行い、検出部30それぞれについての速度V1,V2及び進行方向を算出する(ステップA3)。
終了するならば(ステップA27)、速度検出処理を終了する。
次に、第2実施形態を説明する。
第2実施形態は、上述の第1実施形態において、検出器40が磁気式センサで構成される場合の実施形態である。
第2実施形態において、パターンプレート10は、例えば鉄等の金属製でなり、導電性を有する材料で形成される。そして、検出器40として、磁気式センサが用いられる。
なお、本発明の適用可能な実施形態は、上述の実施形態に限定されるものではなく、本願発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能なのは勿論である。
例えば、上述の第1実施形態において、検出器40に用いる光学式センサを、送受信式ではなく反射式としても良い。また、超音波センサとしても良い。
また、上述の実施形態では、パターンプレート10を、多数のスリットが形成されたスリット板とし、走行方向に沿って遮蔽部11と開口部12とが交互に現れる構造としたが、検出器40による検出可能部材と検出不可能部材とを、距離Lで交互に並べた構成としても良い。具体的には、検出不可能部材としては、第1実施形態においては、検出器40を光学式センサとしているため、透明樹脂(プラスチック)やガラス等の光透過性の部材で形成する。また、第2実施形態においては、検出器40を磁気式センサとしているため、樹脂等の絶縁体或いは非磁性体で検出不可能部材を形成する。
また、パターンプレート10と検出部30との位置関係を、例えば、図15に示すようにしても良い。図15では、パターンプレート10は略水平に配置され、検出部30は、このパターンプレート10の上方或いは下方側から対向するように設けられる。
また、上述の実施形態では、速度検出の検出論理パターンとして、検出信号Fの立ち上がり及び立ち下がりタイミング(論理信号R1)、或いは、検出信号Fの立ち上がりタイミング(論理信号R2)を用いることにしたが、これ以外のパターン、例えば検出信号Fの立ち下がりタイミングとしても良い。
また、速度検出装置20が備える検出部30の数は「2」に限らず、「1」でも良いし、「3」以上であっても良い。また、列車5の前方に設けられた第1検出部30−1を優先させたが、後方に設けられた第2検出部30−2を優先させても良い。また、どちらか一方の検出部30を優先させることなく、例えば、両方の検出部30についての速度V1,V2の平均値を自列車5の速度Vとしても良い。
また、上述の実施形態では、検出部30が3個の検出器40を有するとしたが(N=3)、4台以上の検出器40を有する構成としても良い(N>3)。検出部30がN個の検出器40を有する構成の場合、このN個の検出器40は検出間隔「L・(N−1)/N」をおいて配置される。そして、各検出器40からの検出信号Fの立ち上がり/立ち下がりタイミングの検出間隔taは、「L/N」の距離を走行するのに要する時間に相当し、列車速度Vは「(L/N)/ta」で算出される。
10 パターンプレート
11 遮蔽部(検出可能部分)、12 開口部(検出不可能部分)
20 速度検出装置
30 検出部(30−1 第1検出部、30−2 第2検出部)
40(40−1,40−2,40−3) 検出器
41 発光部、42 受光部
43 交流電源、44 増幅器
45 磁気センサ部、46 送信コイル、47 受信差動コイル
48 増幅部、49 位相差検出部
50 車上装置
100 処理部、110 速度算出部、120 進行方向判定部
200 記憶部
210 速度検出プログラム
220 重み付けテーブル、230 検出状態一覧テーブル
240 変化パターンテーブル、250 検出信号データ
300 通信部
3 走行路、5 列車
Claims (14)
- 光学式センサ又は磁気式センサでなる検出器による検出が可能な検出可能部材で構成された検出可能部分と、前記検出器による検出が不可能な検出不可能部材又は空隙で構成された検出不可能部分とが同一の長さLで走行方向に沿って繰り返し出現するパターンプレートが配置された走行路を走行する列車に搭載されて、当該列車の速度を検出する速度検出装置であって、
N個(N≧3)の前記検出器を前記パターンプレートに沿った方向に間隔D=(N−1)・L/Nで配列して有する検出部と、
前記N個の検出器の検出状態が、当該列車がα・L/N(αは2以上N未満の整数)の移動長移動する毎に表れる所定の検出論理パターンとなった時間間隔とα・L/Nの長さとから当該列車の速度を算出する速度算出部と、
を備えた速度検出装置。 - 前記検出部は、前記検出器を3個(=N)有してなり、
前記速度算出部は、3個の検出器の何れかが検出有り状態に変化することを前記検出論理パターンとして、当該時間間隔と2L/3の長さとから当該列車の速度を検出する手段を有する、
請求項1に記載の速度検出装置。 - 前記検出部は、前記検出器を3個(=N)有してなり、
前記速度算出部は、3個の検出器の何れかが検出無し状態に変化することを前記検出論理パターンとして、当該時間間隔と2L/3の長さとから当該列車の速度を検出する手段を有する、
請求項1に記載の速度検出装置。 - 前記N個の検出器の検出状態の組合せ変化を記憶する組合せ変化記憶部を更に備え、
前記速度算出部は、前記N個の検出器の検出状態の組合せ変化から、αが2以上N未満の任意の整数の場合の検出論理パターンを生成する生成手段を有し、前記N個の検出器の検出状態の組合せが該生成された検出論理パターンとなった時間間隔を用いて当該列車の速度を検出する、
請求項1〜3の何れか一項に記載の速度検出装置。 - 光学式センサ又は磁気式センサでなる検出器による検出が可能な検出可能部材で構成された検出可能部分と、前記検出器による検出が不可能な検出不可能部材又は空隙で構成された検出不可能部分とが同一の長さLで走行方向に沿って繰り返し出現するパターンプレートが配置された走行路を走行する列車に搭載されて、当該列車の速度を検出する速度検出装置であって、
N個(N≧3)の前記検出器を前記パターンプレートに沿った方向に間隔D=(N−1)・L/Nで配列して有する検出部と、
前記N個の検出器の検出状態が、当該列車がα・L/N(αは1以上N未満の整数)の移動長移動する毎に表れる所定の検出論理パターンとなった時間間隔とα・L/Nの長さとから当該列車の速度を算出する速度算出部であって、前記列車の走行速度が低速の速度域では前記検出論理パターンが表れる移動長を短くした検出論理パターンを用いて当該列車の速度を算出し、前記列車の走行速度が高速の速度域では前記検出論理パターンが表れる移動長を長くした検出論理パターンを用いて当該列車の速度を算出する速度算出部と、
を備えた速度検出装置。 - 光学式センサ又は磁気式センサでなる検出器による検出が可能な検出可能部材で構成された検出可能部分と、前記検出器による検出が不可能な検出不可能部材又は空隙で構成された検出不可能部分とが同一の長さLで走行方向に沿って繰り返し出現するパターンプレートが配置された走行路を走行する列車に搭載されて、当該列車の速度を検出する速度検出装置であって、
N個(N≧3)の前記検出器を前記パターンプレートに沿った方向に間隔D=(N−1)・L/Nで配列して有する検出部と、
前記N個の検出器の検出状態が、当該列車がα・L/N(αは1以上N未満の整数)の移動長移動する毎に表れる所定の検出論理パターンとなった時間間隔とα・L/Nの長さとから当該列車の速度を算出する速度算出部と、
を備えるとともに、
前記パターンプレートは前記走行路の分岐地点で断続して配置されており、
複数の前記検出部を、同一列車の前後異なる位置に設置して備え、
前記速度算出部は、前記複数の検出部それぞれの検出結果を用いて当該列車の速度を別々に算出し、検出結果が所定の異常条件を満たす検出部があった場合に、当該検出部を除く他の検出部の検出結果に基づいて算出された速度を用いて当該列車の速度とする、
速度検出装置。 - 光学式センサ又は磁気式センサでなる検出器による検出が可能な検出可能部材で構成された検出可能部分と、前記検出器による検出が不可能な検出不可能部材又は空隙で構成された検出不可能部分とが同一の長さLで走行方向に沿って繰り返し出現するパターンプレートが配置された走行路を走行する列車に搭載されて、当該列車の速度を検出する速度検出装置であって、
N個(N≧3)の前記検出器を前記パターンプレートに沿った方向に間隔D=(N−1)・L/Nで配列して有する検出部と、
前記N個の検出器の検出状態が、当該列車がα・L/N(αは1以上N未満の整数)の移動長移動する毎に表れる所定の検出論理パターンとなった時間間隔とα・L/Nの長さとから当該列車の速度を算出する速度算出部と、
を備えるとともに、
前記パターンプレートの前記検出可能部材は金属物体でなり、
前記検出器は、
近接する金属物体中に電流を誘導させる送信コイルを1次コイルとし、前記誘導電流によって生じる磁界を検出する2つのコイルを逆巻きに直列接続した差動コイルを2次コイルとして前記送信コイルと前記差動コイルとが磁気結合された送受信コイル部と、
前記送信コイルに交流信号を印加する発振部と、
前記発振部により印加された交流信号と前記差動コイルに生じた交流信号との位相差を検出する位相差検出部と、
を有し、前記位相差検出部による検出結果から金属物体の有無を検出する磁気式センサでなる、
速度検出装置。 - 光学式センサ又は磁気式センサでなる検出器による検出が可能な検出可能部材で構成された検出可能部分と、前記検出器による検出が不可能な検出不可能部材又は空隙で構成された検出不可能部分とが同一の長さLで走行方向に沿って繰り返し出現するパターンプレートが配置された走行路を走行する列車の速度を検出する速度検出方法であって、
N個(N≧3)の前記検出器を前記パターンプレートに沿った方向に間隔D=(N−1)・L/Nで配列して有する検出部を前記列車に設け、
前記N個の検出器の検出状態が、当該列車がα・L/N(αは2以上N未満の整数)の移動長移動する毎に表れる所定の検出論理パターンとなった時間間隔とα・L/Nの長さとから当該列車の速度を算出する、
速度検出方法。 - 光学式センサ又は磁気式センサでなる検出器による検出が可能な検出可能部材で構成された検出可能部分と、前記検出器による検出が不可能な検出不可能部材又は空隙で構成された検出不可能部分とが同一の長さLで走行方向に沿って繰り返し出現するパターンプレートが配置された走行路を走行する列車の速度を検出する速度検出方法であって、
N個(N≧3)の前記検出器を前記パターンプレートに沿った方向に間隔D=(N−1)・L/Nで配列して有する検出部を前記列車に設け、
前記N個の検出器の検出状態が、当該列車がα・L/N(αは1以上N未満の整数)の移動長移動する毎に表れる所定の検出論理パターンとなった時間間隔とα・L/Nの長さとから当該列車の速度を算出する際に、前記列車の走行速度が低速の速度域では前記検出論理パターンが表れる移動長を短くした検出論理パターンを用いて当該列車の速度を算出し、前記列車の走行速度が高速の速度域では前記検出論理パターンが表れる移動長を長くした検出論理パターンを用いて当該列車の速度を算出する、
速度検出方法。 - 光学式センサ又は磁気式センサでなる検出器による検出が可能な検出可能部材で構成された検出可能部分と、前記検出器による検出が不可能な検出不可能部材又は空隙で構成された検出不可能部分とが同一の長さLで走行方向に沿って繰り返し出現するパターンプレートが配置された走行路を走行する列車の速度を検出する速度検出方法であって、
N個(N≧3)の前記検出器を前記パターンプレートに沿った方向に間隔D=(N−1)・L/Nで配列して有する検出部を前記列車に設け、
前記N個の検出器の検出状態が、当該列車がα・L/N(αは1以上N未満の整数)の移動長移動する毎に表れる所定の検出論理パターンとなった時間間隔とα・L/Nの長さとから当該列車の速度を算出する、
速度検出方法であり、更に、
前記パターンプレートは前記走行路の分岐地点で断続して配置されており、
前記列車には、複数の前記検出部が前後異なる位置に設けられ、
前記列車の速度を算出する際は、前記複数の検出部それぞれの検出結果を用いて当該列車の速度を別々に算出し、検出結果が所定の異常条件を満たす検出部があった場合に、当該検出部を除く他の検出部の検出結果に基づいて算出された速度を用いて当該列車の速度とする、
速度検出方法。 - 光学式センサ又は磁気式センサでなる検出器による検出が可能な検出可能部材で構成された検出可能部分と、前記検出器による検出が不可能な検出不可能部材又は空隙で構成された検出不可能部分とが同一の長さLで走行方向に沿って繰り返し出現するパターンプレートを走行路に配置して具備するとともに、
前記走行路を走行する列車に、
N個(N≧3)の前記検出器を前記パターンプレートに沿った方向に間隔D=(N−1)・L/Nで配列して有する検出部と、
前記N個の検出器の検出状態が、当該列車がα・L/N(αは2以上N未満の整数)の移動長移動する毎に表れる所定の検出論理パターンとなった時間間隔とα・L/Nの長さとから当該列車の速度を算出する速度算出部と、
を有する速度検出装置を設けた、
列車速度検出システム。 - 光学式センサ又は磁気式センサでなる検出器による検出が可能な検出可能部材で構成された検出可能部分と、前記検出器による検出が不可能な検出不可能部材又は空隙で構成された検出不可能部分とが同一の長さLで走行方向に沿って繰り返し出現するパターンプレートを走行路に配置して具備するとともに、
前記走行路を走行する列車に、
N個(N≧3)の前記検出器を前記パターンプレートに沿った方向に間隔D=(N−1)・L/Nで配列して有する検出部と、
前記N個の検出器の検出状態が、当該列車がα・L/N(αは1以上N未満の整数)の移動長移動する毎に表れる所定の検出論理パターンとなった時間間隔とα・L/Nの長さとから当該列車の速度を算出する速度算出部であって、前記列車の走行速度が低速の速度域では前記検出論理パターンが表れる移動長を短くした検出論理パターンを用いて当該列車の速度を算出し、前記列車の走行速度が高速の速度域では前記検出論理パターンが表れる移動長を長くした検出論理パターンを用いて当該列車の速度を算出する速度算出部と、
を有する速度検出装置を設けた、
列車速度検出システム。 - 光学式センサ又は磁気式センサでなる検出器による検出が可能な検出可能部材で構成された検出可能部分と、前記検出器による検出が不可能な検出不可能部材又は空隙で構成された検出不可能部分とが同一の長さLで走行方向に沿って繰り返し出現するパターンプレートを走行路に配置して具備するとともに、
前記パターンプレートは、前記走行路の分岐地点で断続して配置されており、
前記走行路を走行する列車に、
N個(N≧3)の前記検出器を前記パターンプレートに沿った方向に間隔D=(N−1)・L/Nで配列して有する検出部と、
前記N個の検出器の検出状態が、当該列車がα・L/N(αは1以上N未満の整数)の移動長移動する毎に表れる所定の検出論理パターンとなった時間間隔とα・L/Nの長さとから当該列車の速度を算出する速度算出部と、
を有する速度検出装置を設けるとともに、
複数の前記検出部を、前記列車の前後異なる位置に設置して備え、
前記速度算出部は、前記複数の検出部それぞれの検出結果を用いて当該列車の速度を別々に算出し、検出結果が所定の異常条件を満たす検出部があった場合に、当該検出部を除く他の検出部の検出結果に基づいて算出された速度を用いて当該列車の速度とする、
列車速度検出システム。 - 光学式センサ又は磁気式センサでなる検出器による検出が可能な検出可能部材で構成された検出可能部分と、前記検出器による検出が不可能な検出不可能部材又は空隙で構成された検出不可能部分とが同一の長さLで走行方向に沿って繰り返し出現するパターンプレートであって、前記検出可能部材が金属物体でなるパターンプレートを走行路に配置して具備するとともに、
前記走行路を走行する列車に、
N個(N≧3)の前記検出器を前記パターンプレートに沿った方向に間隔D=(N−1)・L/Nで配列して有する検出部と、
前記N個の検出器の検出状態が、当該列車がα・L/N(αは1以上N未満の整数)の移動長移動する毎に表れる所定の検出論理パターンとなった時間間隔とα・L/Nの長さとから当該列車の速度を算出する速度算出部と、
を有する速度検出装置を設け、
前記検出器は、
近接する金属物体中に電流を誘導させる送信コイルを1次コイルとし、前記誘導電流によって生じる磁界を検出する2つのコイルを逆巻きに直列接続した差動コイルを2次コイルとして前記送信コイルと前記差動コイルとが磁気結合された送受信コイル部と、
前記送信コイルに交流信号を印加する発振部と、
前記発振部により印加された交流信号と前記差動コイルに生じた交流信号との位相差を検出する位相差検出部と、
を有し、前記位相差検出部による検出結果から金属物体の有無を検出する磁気式センサでなる、
列車速度検出システム。
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