JP5215732B2 - 可動羽根ポンプ - Google Patents

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Description

本発明は、可動羽根を有する可動羽根ポンプに関するものである。
従来、ポンプは、発電プラント(例えば冷却水としての海水を送水する海水ポンプ)や、各種排水設備(例えば洪水排水設備、下水道雨水排水設備等)や各種揚水設備等に利用されている。そしてこの種のポンプの中には、例えば特許文献1の図1に示すように、ポンプ主軸と一体に回転する羽根車として、インペラハブの周囲に取付角度を調整(可変)できる可動羽根を取り付けた構造の羽根車を有する可動羽根ポンプがある。この種の可動羽根ポンプによれば、運転状況に合わせてその送水量や排水量や揚水量等を変更・制御でき、好適である。なおこの種の可動羽根ポンプにおいては、前記羽根車のインペラハブの内部に可動羽根の取付角度を変更するための羽根変角機構が収納されており、且つインペラハブの内部には軸受を潤滑する潤滑液、例えば油が充満されている。潤滑液は油以外に、水、不凍液などがあり、また、潤滑液が不要な軸受を使用する場合は、インペラハブの内部は空気が充満されている。また可動羽根はこれを取り付けたインペラハブに対して回動するので、インペラハブの内部に外部の海水や水などが浸入しないように、可動羽根がインペラハブに回動自在に装着されている部分は、外側の流水と内側の潤滑液とを遮断するためのシール機構によってシールされている。
一方この種の可動羽根ポンプにおいて、羽根車の可動羽根の外径寸法が輸送限界を超えている場合は、羽根車を分解(例えばインペラハブから可動羽根を取り外す)して輸送し、輸送完了後に現地においてインペラハブに可動羽根を取り付けたり、インペラハブ内に潤滑液を充填したりして可動羽根ポンプを完成しなければならなかった。またインペラハブと可動羽根間のシール機構の漏れテストなどの再テストも現地において行なわなければならなかった。そしてこれらのことから可動羽根ポンプの現地での据え付け作業性が悪く煩雑で、現地搬送後の組立日数もかさんでいた。
特開平8−200287号公報
本発明は上述の点に鑑みてなされたものでありその目的は、現地における組み立てが容易に行なえ、また現地においてシール機構の漏れテストなどを行なう必要がなく、これらのことから現地での組み立て日数が少なくて済む可動羽根ポンプを提供することにある。
本願請求項1に記載の発明は、ポンプ主軸と一体に回転するインペラハブと、軸部と羽根部とを有し、軸部をインペラハブに設けた軸受穴に回動自在に装着することで羽根部をインペラハブより外方に突出して設置する可動羽根と、インペラハブ内部に収納され可動羽根の軸部と連結されて可動羽根を所定の羽根角度に回転させる羽根変角機構と、を具備し、可動羽根の軸部の部分はインペラハブの軸受穴の部分でシールされ、該可動羽根の軸部は前記羽根部を取り付ける羽根目玉を有し、この羽根目玉の部分が外側羽根目玉と内側羽根目玉に着脱可能に分離される構造であり、且つ内側羽根目玉の部分で前記シールを行い、これによって可動羽根は前記シールされている内側羽根目玉の部分よりも羽根部側の部分で着脱可能に分離されることを特徴とする可動羽根ポンプにある。
請求項1に記載の発明によれば、可動羽根をインペラハブへのシール部分よりも羽根部側の部分で分離する構造としたので、例えば羽根車の可動羽根の外径寸法が輸送限界を超えているような場合であっても、可動羽根のシールされている部分よりも羽根部側の部分だけを取り外すことで、インペラハブ内部の前記シールによる密閉性を保ったまま、この可動羽根ポンプを輸送することが可能となる。従って可動羽根ポンプの組み立て工場においてシール機構のテストを行なっておけば、現地においては単に可動羽根の羽根部側の部分を取り付けるだけの作業で済み、その作業性が大きく改善され、可動羽根ポンプの現地搬送後の組立日数を短縮することができる。
請求項1に記載の発明によれば、羽根目玉の部分を分離する構造としたので、軸部側に残る羽根目玉の部分(内側羽根目玉)を用いて容易且つ確実にインペラハブの軸受穴とのシールを行なうことができる。


以下、本発明の実施形態を図面を参照して詳細に説明する。
〔第1実施形態〕
図1は本発明を横軸ポンプ(横軸軸流ポンプ)に適用した第1実施形態にかかる可動羽根ポンプ1−1の全体概略断面図である。同図に示す可動羽根ポンプ1−1は、横軸ポンプとして、ポンプ全体が真直な水路として設置される円筒型ポンプ(チューブラポンプ)を用いている。この可動羽根ポンプ1−1は、据付構造体200に横置きの状態で一部埋設して据付けられる円筒形状の外ケーシング11と、外ケーシング11の内部に駆動部13によって回転駆動される羽根車15とを設置して構成されている。駆動部13は外ケーシング11内にある内ケーシング21の内部に駆動機(電動機やエンジン等)17を備え、必要に応じて駆動機17の回転速度を減速してその動力を羽根車15に伝達する減速機19を備え構成されている。羽根車15はインペラハブ50の外周に複数枚の可動羽根90を取り付けて構成されており、また羽根車15の前方(吸込側)には吸込み側内ケーシング27が取り付けられている。吸込み側内ケーシング27の周囲にはインレットベーン29が取り付けられ、また駆動部13の内ケーシング21の周囲にはガイドベーン31が取り付けられている。
一方据付構造体200は、例えばコンクリートなどの躯体によって構成されており、その両側に吸込水槽201と吐出水槽203とを設置している。
そして駆動機17を駆動すると減速機19を介して羽根車15が回転され、吸込水槽201内の水が外ケーシング11の吸込口11Aから吸い込まれ、可動羽根90やガイドベーン31を通過して吐出口11Bから吐出水槽203内に吐き出される。そして前記可動羽根90はその取付角度がインペラハブ50内に収納設置した下記する羽根変角機構130によって変更でき、必要に応じて移送する水の流量を変更することができる。
図2は前記羽根車15の部分の要部概略断面拡大図である。同図に示すように羽根車15は、可動羽根ポンプ1−1のポンプ主軸33の端部に取り付けられるインペラハブ50と、インペラハブ50の外周側壁51に設けた軸受穴59に回動自在に装着される可動羽根90と、インペラハブ50内部の羽根変角機構収納部57に収納され可動羽根90を所定の羽根角度に回転させる羽根変角機構130とを具備して構成されている。以下各構成部品について説明する。
インペラハブ50は略円筒形状であり、可動羽根90を取り付ける外周側壁51の一方の側(図の右側)に主軸取付面53を、他方の側(図の左側)に吸込み側内ケーシング側の軸取付面55を設け、またその内部に潤滑液で満たされる羽根変角機構収納部57を設けて構成されている。外周側壁51には周方向に向けて等間隔に複数の貫通孔からなる軸受穴59が設けられている。各軸受穴59は外側の大径で円形の羽根目玉収納部61と、内側の小径で円形の軸部収納部63とを有して構成されている。軸部収納部63には筒状の軸受64が取り付けられている。
主軸取付面53にはその中央に下記するテンションロッド131を挿通するロッド挿通孔65が設けられている。ポンプ主軸33は、その端部のフランジ35が主軸取付面53の外側面(ポンプ主軸33側の面)のロッド挿通孔65の周囲の面に当接してボルト39によって固定されている。つまりポンプ主軸33とインペラハブ50とは一体に回転する。また主軸取付面53の反対側の面のロッド挿通孔65の周囲からは吸込み側内ケーシング27側に向かって突出する軸受突部69が設けられ、その先端近傍の各可動羽根90に対向する位置には軸支穴71が設けられている。軸支穴71にも筒状の軸受64が取り付けられている。
図3は可動羽根90を示す一部断側面図である。同図に示すように可動羽根90は、この可動羽根90を回動自在に軸支する軸部91と、インペラハブ50の外周側壁51から外方に突出する羽根部111とを有して構成されており、軸部91はさらに羽根部111を取り付ける略円板形状の羽根目玉93、羽根目玉93の下面中央から突出する円柱状の外側被軸受部103、アーム取付部105、内側被軸受部107を具備して構成されている。
羽根目玉93は、その厚み方向の略中央にて上下に分離(羽根目玉93の回転軸に略垂直な面にて分離)した外側羽根目玉93aと内側羽根目玉93bとを有しており、両者は着脱自在に取付具(この例では締結ボルト)95によって固定されている。内側羽根目玉93bの下面(羽根部111とは反対側の面)にはシール機構97が取り付けられている。
そして可動羽根90は、図2,図3に示すように、その軸部91の部分がインペラハブ50の外周側壁51に設けた軸受穴59内に回動自在に挿入され、軸受穴59を貫通した軸部91のアーム取付部105に下記する羽根変角機構130のアーム135が固定され、さらにその先端側の内側被軸受部107がインペラハブ50の軸支穴71に回動自在に挿入されている。このとき外側被軸受部103と内側被軸受部107とがそれぞれ軸受64,64に回動自在に軸支される。また前記シール機構97が軸受穴59の何れかの内面(この例では羽根目玉収納部61の底面)に押圧されることで軸受穴59と軸部91の間の隙間がシールされ、潤滑液を満たした羽根変角機構収納部57を外部の水(海水)から密閉している。
羽根変角機構130は前記インペラハブ50の羽根変角機構収納部57内に収納されており、前記ポンプ主軸33中央に設けた貫通孔37及び前記インペラハブ50のロッド挿通孔65を貫通するテンションロッド131の先端に取り付けられる板状のクロスヘッド133と、前記可動羽根90のアーム取付部105の外周に固定されるリング形状で1ヶ所の腕を有するアーム135と、前記クロスヘッド133とアーム135に両端がそれぞれ回動自在に連結されるヒンジ137とを具備して構成されている。なおこの羽根変角機構130の構造は、下記する図7に示す羽根変角機構400の構造と同一の構造である。クロスヘッド133はテンションロッド131と共に軸方向に往復運動する。ヒンジ137は、クロスヘッド133の往復運動を、アーム135の回転運動に変換するものである。なおテンションロッド131のもう一方の端部には、図示していないがポンプ主軸33に対してテンションロッド131を往復運動させる例えば油圧による駆動機構が接続されている。
以上のように構成された可動羽根ポンプ1−1において、ポンプ主軸33及びテンションロッド131を同時に回転すると、ポンプ主軸33に固定されているインペラハブ50及びインペラハブ50に取り付けている可動羽根90が回転し、前述のように外ケーシング11内を水が移送されていく。一方可動羽根90の取付角度を変更する場合は、ポンプ主軸33に対してテンションロッド131を相対的に主軸33と平行方向に往復運動し、これによってクロスヘッド133とヒンジ137を介してアーム135及び可動羽根90を所定角度に回転する。
一方この可動羽根ポンプ1−1においては、可動羽根90の軸部91の部分がインペラハブ50の軸受穴59の部分でシールされるとともに、この可動羽根90は前記シールされている部分よりも羽根部111側で着脱可能に分離できる構造となっている。このため図4に示すように、前記取付具95を取り外すことでシール状態を維持したまま外側羽根目玉93a及びこれと一体の羽根部111の部分のみを取り外すことができる。つまり可動羽根90をインペラハブ50にシール機構97によってシールしている部分よりも羽根部111側の部分で分離可能としたので、例えば可動羽根90の外径寸法が輸送限界を超えているような場合であっても、可動羽根90のシールされている部分よりも羽根部111側の部分だけを分離して取り外すことでインペラハブ50内部の前記シールによる密閉性を保ったままこの可動羽根ポンプ1−1を輸送することが可能となる。従って可動羽根ポンプ1−1の組み立て工場においてシール機構97のテストを行なっておけば、現地においては単に可動羽根90の羽根部111側の部分を取付具95によって取り付けるだけの作業で済み、その作業性が大きく改善され、可動羽根ポンプ1−1の現地搬送後の組立日数を短くすることができる。
またこの可動羽根ポンプ1−1においては、羽根目玉93の部分を分離する構造としたので、軸部91側に残る羽根目玉93の部分(内側羽根目玉93b)を用いて容易且つ確実にインペラハブ50の軸受穴59とのシールを行なうことができる。
〔第2実施形態〕
図5は本発明を立軸ポンプ(立軸斜流ポンプ)に適用した第2実施形態にかかる可動羽根ポンプ1−2の要部概略断面図である。この可動羽根ポンプ1−2は、上下方向に立てて設置される円筒形状の外ケーシング310の内部に、ポンプ主軸320を設置し、ポンプ主軸320の上端を外ケーシング310の上部に設置した図示しない駆動機構に連結し、ポンプ主軸320の下端に羽根車330を取り付け、前記駆動機構によって羽根車330を回転駆動することで外ケーシング310下端の吸込ベル311から水を吸い込んで外ケーシング310上部に揚水していく構造となっている。
羽根車330は、ポンプ主軸320の端部に取り付けられるインペラハブ340と、インペラハブ340の周方向に等間隔に設けた複数の軸受穴343にそれぞれ回動自在に装着される可動羽根370と、インペラハブ340の下面側に設けた羽根変角機構収納部345に収納され可動羽根370を所定の羽根角度に回転させる羽根変角機構400とを具備して構成されている。
インペラハブ340は全体として略円錐形状であり、その上部中央にポンプ主軸320が固定されている。羽根変角機構収納部345の下端はカバー347によって覆われており、内部は潤滑液で満たされている。また前記各軸受穴343は外側の大径で円形の羽根目玉収納部349と、内側の小径で円形の軸部収納部351とを有して構成されている。軸部収納部351の内周面には筒状の軸受352が取り付けられている。またインペラハブ340の内部にはその上部外方から中央のポンプ主軸320に向かって斜め下方向に突出する軸受突部353が設けられており、その複数位置(各可動羽根370に対向する位置)には軸支穴355が設けられている。軸支穴355にも筒状の軸受352が取り付けられている。
図6は可動羽根370を示す一部断側面図である。同図に示すように可動羽根370は、前記可動羽根90と同じ構造であり、可動羽根370を回動自在に軸支する軸部371と、インペラハブ340の外周から外方に突出する羽根部390とを有して構成されており、軸部371はさらに羽根部390を取り付ける略円板形状の羽根目玉373、羽根目玉373の下面中央から突出する円柱状の外側被軸受部379、アーム取付部381、内側被軸受部383を具備して構成されている。
羽根目玉373は、その厚み方向の略中央にて上下に分離した外側羽根目玉373aと内側羽根目玉373bとを有しており、両者は着脱自在に取付具(この例では締結ボルト)375によって固定されている。内側羽根目玉373bの下面(羽根部390とは反対側の面)にはシール機構377が取り付けられている。
そして可動羽根370は、その軸部371の部分が図5に示すインペラハブ340に設けた軸受穴343内に回動自在に挿入され、軸受穴343を貫通した軸部371のアーム取付部381に下記する羽根変角機構400のアーム405が固定され、さらにその先端側の内側被軸受部383がインペラハブ340の軸支穴355に回動自在に挿入されている。このときシール機構377は軸受穴343の何れかの内面(この例では羽根目玉収納部349の底面)に押圧されることで軸受穴343と軸部371の間の隙間がシールされている。
図7は羽根変角機構400及び可動羽根370の部分のみを示す概略斜視図である。図7および図5に示すように、羽根変角機構400はインペラハブ340の羽根変角機構収納部345内に収納されており、ポンプ主軸320中央に設けた貫通孔321を貫通するテンションロッド401の先端に取り付けられる板状のクロスヘッド403と、前記可動羽根370のアーム取付部381の外周に固定されたリング形状で1ヶ所の腕を有するアーム405と、前記クロスヘッド403とアーム405とに両端がそれぞれ回動自在に連結されるヒンジ407とを具備して構成されている。クロスヘッド403はテンションロッド401と共に軸方向に往復運動する。ヒンジ407は、クロスヘッド403の往復運動を、アーム405の回転運動に変換するものである。なおテンションロッド401の図示しない上端にはポンプ主軸320に対してテンションロッド401を往復運動させる例えば油圧による駆動機構が接続されている。
以上のように構成された可動羽根ポンプ1−2において、ポンプ主軸320及びテンションロッド401を同時に回転すると、ポンプ主軸320に固定されているインペラハブ340及びインペラハブ340に取り付けている可動羽根370が回転し、前述のように外ケーシング310内を水が揚水されていく。一方可動羽根370の取付角度を変更する場合は、ポンプ主軸320に対してテンションロッド401を相対的に主軸と平行方向に往復運動し、これによってクロスヘッド403とヒンジ407を介してアーム405及び可動羽根370を所定角度に回転する。
一方この可動羽根ポンプ1−2においても、前記可動羽根ポンプ1−1の場合と同様に、可動羽根370の軸部371の部分がインペラハブ340の軸受穴343の部分でシールされるとともに、この可動羽根370は前記シールされている部分よりも羽根部390側で着脱可能に分離できる構造となっている。このため取付具375を取り外すことでシール状態を維持したまま外側羽根目玉373a及びこれと一体の羽根部390の部分のみを取り外すことができる。従って上記可動羽根ポンプ1−1で説明したのと同一の作用・効果を有する。
以上本発明の実施形態を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲、及び明細書と図面に記載された技術的思想の範囲内において種々の変形が可能である。なお直接明細書及び図面に記載がない何れの形状や構造であっても、本願発明の作用・効果を奏する以上、本願発明の技術的思想の範囲内である。例えば上記可動羽根ポンプ1−1として横軸軸流ポンプを示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、軸流又は斜流の他の各種横軸ポンプにも同様に適用することができる。また上記可動羽根ポンプ1−2として立軸斜流ポンプを示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、軸流又は斜流の他の各種立軸ポンプにも同様に適用することができる。
また上記可動羽根ポンプ1−1,1−2においては、シール機構97,377を内側羽根目玉93b,373bの下面に設けたが、シール機構は内側羽根目玉93b,373bの外周側面に設けても良い。図8はシール機構を内側羽根目玉93bの外周側面に設ける場合に用いる可動羽根90Aの一例を示す一部断側面図、図9は可動羽根90Aの羽根部111側の部分を取り外した状態の可動羽根ポンプ1−3の要部概略断面拡大図である。両図において前記可動羽根ポンプ1−1で説明したのと同一部分には同一符号を付してその説明は省略する。この可動羽根ポンプ1−3において前記可動羽根ポンプ1−1と相違する点は、シール機構97を、図3,図4に示すように内側羽根目玉93bの下面に取り付ける代りに、内側羽根目玉93bの外周側面(羽根目玉収納部61の内周側面)に取り付け、これによってシール機構97を軸受穴59(羽根目玉収納部61)の内周側面と内側羽根目玉93bの外周側面との間に挟持することで軸受穴59と軸部91の間の隙間をシールし、これによって潤滑液を満たした羽根変角機構収納部57を外部の水(海水)から密閉した点である。以上のようにシール機構を設ける位置は、可動羽根の分離される部分よりもインペラハブ側の部分であればどの位置であっても良い。
また可動羽根の形状・構造や、インペラハブの形状・構造や、羽根変角機構の形状・構造や、シール機構の形状・構造等にも種々の変更が可能であることはいうまでもない。例えば、シール機構は、オイルシール、Vパッキン、Oリングなどを使用できる。
可動羽根ポンプ1−1の全体概略断面図である。 羽根車15の部分の要部概略断面拡大図である。 可動羽根90を示す一部断側面図である。 可動羽根90の羽根部111側の部分を取り外した状態を示す図である。 可動羽根ポンプ1−2の要部概略断面図である。 可動羽根370を示す一部断側面図である。 羽根変角機構400及び可動羽根370の部分を示す概略斜視図である。 可動羽根90Aを示す一部断側面図である。 可動羽根90Aの羽根部111側の部分を取り外した状態の可動羽根ポンプ1−3の要部概略断面拡大図である。
符号の説明
1−1 可動羽根ポンプ
11 外ケーシング
13 駆動部
15 羽根車
33 ポンプ主軸
50 インペラハブ
57 羽根変角機構収納部
59 軸受穴
90 可動羽根
91 軸部
93 羽根目玉
97 シール機構
111 羽根部
130 羽根変角機構
131 テンションロッド
1−2 可動羽根ポンプ
310 外ケーシング
320 ポンプ主軸
330 羽根車
340 インペラハブ
343 軸受穴
345 羽根変角機構収納部
370 可動羽根
371 軸部
373 羽根目玉
377 シール機構
390 羽根部
400 羽根変角機構
401 テンションロッド
1−3 可動羽根ポンプ
90A 可動羽根

Claims (1)

  1. ポンプ主軸と一体に回転するインペラハブと、
    軸部と羽根部とを有し、軸部をインペラハブに設けた軸受穴に回動自在に装着することで羽根部をインペラハブより外方に突出して設置する可動羽根と、
    インペラハブ内部に収納され可動羽根の軸部と連結されて可動羽根を所定の羽根角度に回転させる羽根変角機構と、を具備し、
    可動羽根の軸部の部分はインペラハブの軸受穴の部分でシールされ、
    該可動羽根の軸部は前記羽根部を取り付ける羽根目玉を有し、この羽根目玉の部分が外側羽根目玉と内側羽根目玉に着脱可能に分離される構造であり、且つ内側羽根目玉の部分で前記シールを行い、これによって可動羽根は前記シールされている内側羽根目玉の部分よりも羽根部側の部分で着脱可能に分離されることを特徴とする可動羽根ポンプ。
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