JP5211054B2 - 風力発電装置のロータヘッド、その製造方法、およびその搬送組立方法、ならびに風力発電装置 - Google Patents

風力発電装置のロータヘッド、その製造方法、およびその搬送組立方法、ならびに風力発電装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5211054B2
JP5211054B2 JP2009525812A JP2009525812A JP5211054B2 JP 5211054 B2 JP5211054 B2 JP 5211054B2 JP 2009525812 A JP2009525812 A JP 2009525812A JP 2009525812 A JP2009525812 A JP 2009525812A JP 5211054 B2 JP5211054 B2 JP 5211054B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rotor head
wind turbine
wind
wind power
joint portion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2009525812A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2010070767A1 (ja
Inventor
智裕 沼尻
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Publication of JPWO2010070767A1 publication Critical patent/JPWO2010070767A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5211054B2 publication Critical patent/JP5211054B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F03MACHINES OR ENGINES FOR LIQUIDS; WIND, SPRING, OR WEIGHT MOTORS; PRODUCING MECHANICAL POWER OR A REACTIVE PROPULSIVE THRUST, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F03DWIND MOTORS
    • F03D1/00Wind motors with rotation axis substantially parallel to the air flow entering the rotor 
    • F03D1/06Rotors
    • F03D1/065Rotors characterised by their construction elements
    • F03D1/0691Rotors characterised by their construction elements of the hub
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F03MACHINES OR ENGINES FOR LIQUIDS; WIND, SPRING, OR WEIGHT MOTORS; PRODUCING MECHANICAL POWER OR A REACTIVE PROPULSIVE THRUST, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F03DWIND MOTORS
    • F03D7/00Controlling wind motors 
    • F03D7/02Controlling wind motors  the wind motors having rotation axis substantially parallel to the air flow entering the rotor
    • F03D7/022Adjusting aerodynamic properties of the blades
    • F03D7/0224Adjusting blade pitch
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F05INDEXING SCHEMES RELATING TO ENGINES OR PUMPS IN VARIOUS SUBCLASSES OF CLASSES F01-F04
    • F05BINDEXING SCHEME RELATING TO WIND, SPRING, WEIGHT, INERTIA OR LIKE MOTORS, TO MACHINES OR ENGINES FOR LIQUIDS COVERED BY SUBCLASSES F03B, F03D AND F03G
    • F05B2230/00Manufacture
    • F05B2230/20Manufacture essentially without removing material
    • F05B2230/21Manufacture essentially without removing material by casting
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F05INDEXING SCHEMES RELATING TO ENGINES OR PUMPS IN VARIOUS SUBCLASSES OF CLASSES F01-F04
    • F05BINDEXING SCHEME RELATING TO WIND, SPRING, WEIGHT, INERTIA OR LIKE MOTORS, TO MACHINES OR ENGINES FOR LIQUIDS COVERED BY SUBCLASSES F03B, F03D AND F03G
    • F05B2230/00Manufacture
    • F05B2230/50Building or constructing in particular ways
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F05INDEXING SCHEMES RELATING TO ENGINES OR PUMPS IN VARIOUS SUBCLASSES OF CLASSES F01-F04
    • F05BINDEXING SCHEME RELATING TO WIND, SPRING, WEIGHT, INERTIA OR LIKE MOTORS, TO MACHINES OR ENGINES FOR LIQUIDS COVERED BY SUBCLASSES F03B, F03D AND F03G
    • F05B2230/00Manufacture
    • F05B2230/60Assembly methods
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E10/00Energy generation through renewable energy sources
    • Y02E10/70Wind energy
    • Y02E10/72Wind turbines with rotation axis in wind direction
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P70/00Climate change mitigation technologies in the production process for final industrial or consumer products
    • Y02P70/50Manufacturing or production processes characterised by the final manufactured product

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Sustainable Development (AREA)
  • Sustainable Energy (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Fluid Mechanics (AREA)
  • Wind Motors (AREA)

Description

本発明は、風力発電装置のロータヘッド、その製造方法、およびその搬送組立方法、ならびに風力発電装置に関する。
風力発電装置の風車装置は、支柱の上端に略水平に回転可能に設置されるナセルと、略水平な軸線周りに回転可能にしてナセルに設けられるロータヘッドと、ロータヘッドの軸線周りに放射状に取り付けられた複数枚(例えば3枚)の風車翼とを備えている。
ロータヘッドの軸線方向から風車翼に当たった風の力が、ロータヘッドを軸線周りに回転させる動力に変換されるようになっている。
ロータヘッドは、強度を考慮して一般に鋳物(鋳鉄、鋳鋼)で一体として製作されている。近年、風車装置の大型化に伴いロータヘッドも大型化し、重量が大きくなっている。たとえば、2〜3MWクラスの風力発電装置のロータヘッドの重量は10トン程度となっている。将来、風力発電装置が5MWクラスになると、ロータヘッドの重量は40トンを超えるようになると予測されている。
このように、ロータヘッドが大型化すると、鋳物による一体製作が困難となる、あるいは製作できなくなる恐れがある。また、ロータヘッドを組立現場に搬送するのも大変な作業およびコストを要することになる。
このため、ロータヘッドの大型化に対応できる構造が強く求められている。
これを、たとえば、特許文献1に示されるように、分割して製作し、組立現場で組み立てるようにするロータヘッドが提案されている。
これは、ロータヘッドが、中央のコア部と各風車翼を取り付ける3個の外側部とに分割され、それらを接合して形成されている。
これにより、コア部および外側部は信頼性のある大きさで鋳物によって製作できるので、高い品質で製造できる。また、小さなものを運搬するので、運送も容易となるものである。
特表2004−504534号公報
特許文献1に示されるものは、コア部と外側部との接合部分が風車翼の取付面に沿う全周面で行われている。このため、分割部分の接合部には、風車翼に作用する荷重の全てがかかるので、接合部は強固な接合構造とすることを求められる。
一般に、接合構造の強度は、一体構造のものに比較して弱いので、大きな荷重が作用するものでは長期的な信頼性に問題がある。
また、コア部には、各外側部が接合される開口部が設けられているので、この開口部間に狭隘な鞍部が存在する。コア部を鋳物で製造する場合、この鞍部を溶湯が流れることになるので、溶湯が十分に流れるだけの大きさの断面積を必要とする。このため、コア部を小さくするのに制約を与えることになる。即ち、溶湯の流路の途中に存在する鞍部領域は、鋳込みの精度や質を維持するために十分な大きさを確保する必要があり、容易にコア部の小型化を図ることは困難であった。
本発明は、上記の課題に鑑み、大型化に対応でき、その信頼性が損なわれることを防止できる風力発電装置のロータヘッド、その製造方法、およびその搬送組立方法、ならびに風力発電装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、以下の手段を提供する。
本発明の第1態様は、複数の風車翼が軸線回りに放射状に取り付けられている風力発電装置のロータヘッドであって、複数に分割されて形成された分割体を接合して構成され、該分割体同士の接合部分の少なくとも一つは前記軸線に交差する面内に形成され、前記接合部分は、前記各風車翼の軸線中心を通る面内に形成された鞍部に位置するとともに、厚さ方向の外側および内側に突起するように設けられている風力発電装置のロータヘッドである。
本態様によれば、ロータヘッドは複数の分割体を接合して構成されるので、個々の分割体は信頼性のある大きさで鋳物によって製作することができる。これにより、ロータヘッドが大型化してもそれを確実に製造することができる。また、分割体毎に建設現場に搬送するので、容易に搬送することができる。
分割体同士の接合部分の少なくとも一つは、ロータヘッドの軸線に交差する面内に形成されているので、この分割面は風向に交差する方向に形成されている。風車翼に風が当ると、風車翼は風下側にたわむことになるので、風車翼の取付面に作用する曲げ荷重は風上側および風下側が大きくなり、風向に交差する方向に向かって小さくなる。したがって、分割体同士の接合部分はこの曲げ荷重が小さい部分に設けられていることになるので、接合構造の信頼性を高くすることができる。
また、この接合部分は風車翼の取付用開口部間を切断するように形成されているので、分割体を鋳物で製造する場合に、この部分を溶湯の入口あるいは出口とすることができる。これにより、取付用開口部間の鞍部を溶湯が流れることを求める必要がなくなるので、断面積、すなわち、開口部間の幅を小さくすることができる。開口部間の鞍部を小さくできると、ロータヘッドを小型化することができる。
上記態様では、前記分割体は2個とされていることが望ましい。
このように、接合部分は各風車翼の軸線中心を通る面内、言い換えると、ロータヘッドの軸線に略直交するように交差する面内にのみ形成されているので、最も荷重が少ない部分で接合されることになる。
上記構成においては、前記接合部分には、相互の接合位置を設定する位置決め部材が設けられていることが望ましい。
このようにすると、位置決め部材によって接合位置を設定し、それに合わせて鋳物の機械加工、たとえば、旋回輪の取付面の加工を行うことができる。
また、前記接合部分には、溶湯の入口または出口が設けられていることが望ましい。
本発明の第2態様は、風力を受ける複数の風車翼と、上記第1態様のロータヘッドと、該ロータヘッドの回転により発電を行う発電設備と、が設けられている風力発電装置である。
本態様によれば、上記第1態様のロータヘッドを用いることにより、信頼性を損なうことなくロータヘッドの大型化に対応できるので、風力発電装置の大型化に対応することができる。
また、上記第1態様に用いられる風力発電装置のロータヘッドの製造方法は、鋳造される前記分割体の前記接合部分上になるように鋳型を形成し、溶湯を前記鋳型の下部から注入し、前記接合部分を溶湯の出口とすることが望ましい。
また、上記第1態様に用いられる風力発電装置のロータヘッドの搬送組立方法は、前記分割体をそれぞれ別個に組立現場に搬送し、該組立現場にて、搬送された前記分割体同士を、前記接合部分を用いて接合することが望ましい。
本発明によれば、ロータヘッドは複数の分割体を接合して構成されるので、ロータヘッドが大型化してもそれを確実に製造することができる。また、分割体毎に建設現場に搬送するので、容易に搬送することができる。
分割体同士の接合部分の少なくとも一つは、ロータヘッドの軸線に交差する面内に形成されているので、接合構造の信頼性を高くすることができる。
また、この接合部分は風車翼の取付用開口部間を切断するように形成されているので、開口部間の鞍部を小さくでき、ロータヘッドを小型化することができる。
本発明の一実施形態にかかる風力発電装置の全体概略構成を示す側面図である。 図1のロータヘッドの構成を説明する部分拡大図である。 本発明の一実施形態にかかるロータヘッドの構成を示す斜視図である。 本発明の一実施形態にかかるロータヘッドの旋回輪における荷重分布を示す模式図である。 本発明の一実施形態にかかる接合部の構成を示す部分断面図である。 本発明の一実施形態にかかる接合部の接合状態を示す部分断面図である。 本発明の一実施形態にかかるロータヘッドの作用を説明する模式図である。
符号の説明
1 風力発電装置
4 ロータヘッド
6 風車翼
7 発電設備
13 前部ロータヘッド
14 後部ロータヘッド
16 接合部
18 リーマ穴
19 リーマピン
L 回転軸線
O,OA,OB,OC 軸線中心
本発明の一実施形態にかかる風力発電装置1について図1〜図7に基づいて説明する。
図1は、本実施形態にかかる風力発電装置1の全体概略構成を示す側面図である。
風力発電装置1には、基礎B上に立設された支柱2と、支柱2の上端に設置されたナセル3と、略水平な軸線周りに回転可能にしてナセル3に設けられたロータヘッド4と、ロータヘッド4を覆う頭部カプセル5と、ロータヘッド4の回転軸線(軸線)L周りに放射状に取り付けられる複数枚の風車翼6と、ロータヘッド4の回転により発電を行う発電設備7と、が設けられている。
支柱2は、図1に示すように、基礎Bから上方(図1の上方)に延びる柱状の構成とされ、たとえば、複数のユニットを上下方向に連結した構成とされている。
支柱2の最上部には、ナセル3が設けられている。支柱2が複数のユニットから構成されている場合には、最上部に設けられたユニットの上にナセル3が設置されている。
ナセル3は、図1に示すように、主軸8によってロータヘッド4を回転可能に支持するとともに、内部にロータヘッド4(すなわち、主軸8)の回転により発電を行う発電設備7が収納されている。
発電設備7としては、主軸8の回転数を増加させる増速機と、ロータヘッド4の回転駆動力が伝達され発電を行う発電機と、発電機により発電された電圧を所定の電圧に変換するトランスと、が設けられているものを挙げることができる。
図2は、図1のロータヘッド部の構成を説明する部分拡大図である。図3は、ロータヘッド4の単体状態を示す斜視図である。
ロータヘッド4には、その回転軸線L周りに放射状にして複数枚の風車翼6が取り付けられ、その周囲は頭部カプセル5により覆われている。
これにより、風車翼6にロータヘッド4の回転軸線L方向から風が当たると、風車翼6にロータヘッド4を回転軸線L周りに回転させる力が発生し、ロータヘッド4が回転駆動される。
なお、本実施形態では、3枚の風車翼6が設けられた例に適用して説明するが、風車翼6の数は3枚に限られることなく、2枚の場合や、3枚より多い場合に適用してもよく、特に限定するものではない。
ロータヘッド4には、主軸8が装着される主軸装着部9と、風車翼6が取り付けられる略円形の開口部である風車翼取付部10とが設けられている。
ロータヘッド4は、回転軸線Lの方向、すなわち、風向Wから見ると、角部が凹湾曲した略正三角形状をしている。風車翼取付部10A,10B,10Cは、図3に示されるように、正三角形の各辺に対応する位置に、略円形状に形成されている。
ロータヘッド4は、風車翼取付部10A,10B,10Cの軸線中心OA,OB,OCを結ぶ面11で2分割された前部ロータヘッド(分割体)13および後部ロータヘッド(分割体)14で構成されている。
面11は、ロータヘッド4の回転軸線Lに略直交するように交差している。
前部ロータヘッド13および後部ロータヘッド14における風車翼取付部10A,10B,10Cの間の凹湾曲した鞍部15には、接合部(接合部分)16が設けられている。
接合部16は、図3および図5に示されるように、厚さ方向に外側および内側に突起するように設けられている。接合部16の突起部には、図5に示されるように、複数、たとえば、3個のボルト挿通用の貫通孔17が形成されている。
接合部16の本体部分には、位置決め用のリーマ穴(位置決め部材)18が複数、たとえば、2個形成されている。
前部ロータヘッド13および後部ロータヘッド14は、図6に示されるように、各接合部16においてリーマ穴18に挿通されるリーマピン(位置決め部材)19によって位置決めされ、ボルト孔17に挿通されるボルト20およびナット22によって接合される。
なお、ボルト孔17にネジを切って、ナット22を用いないでボルト20によって接合するようにしてもよい。
このように、ロータヘッド4は前部ロータヘッド13および後部ロータヘッド14を接合して構成されるので、前部ロータヘッド13および後部ロータヘッド14は信頼性のある大きさで鋳物によって製作することができる。
これにより、ロータヘッド4が大型化してもそれを確実に製造することができる。また、前部ロータヘッド13および後部ロータヘッド14はそれぞれ別個に組立現場に搬送できるので、それらを容易に搬送することができる。
風車翼6の翼根元側には、ロータヘッド4に旋回輪軸受23によって回動自在に支持されている基部21が備えられている。旋回輪軸受23は、2列の転がり軸受で構成されている。
基部21は、旋回輪軸受23の内輪25の両端部を一対の略円形状の天板29で挟んで形成されている。
旋回輪軸受23の外輪27は、ロータヘッド4にボルトによって固定して取り付けられている。
外周側(図5の下側)の天板29には風車翼6が固定して取り付けられているので、風車翼6の全体がロータヘッド4に対して回動可能に支持されている。
ロータヘッド4には、風車翼6の軸線中心O回りに風車翼6を回転させて、風車翼6のピッチ角を変更するピッチ駆動装置19が各風車翼6に対応して1対1に設けられている。(図2参照)
次に、上記の構成からなる風力発電装置1における発電方法についてその概略を説明する。
風力発電装置1においては、ロータヘッド4の回転軸線L方向から風車翼6に当たった風の力が、ロータヘッド4を回転軸線周りに回転させる動力に変換される。
このロータヘッド4の回転は主軸8によって発電設備7に伝達され、発電設備7において、電力の供給対象に合わせた電力、たとえば、周波数が50Hzまたは60Hzの交流電力が発電される。
ここで、少なくとも発電を行っている間は、風の力を風車翼6に効果的に作用させるため、適宜ナセル3を水平面上で回転させることにより、ロータヘッド4は風上に向けられている。
このとき、風車翼6に風が当ると、風車翼6は風下側にたわむことになるので、風車翼6のロータヘッド4への取付部分である旋回輪23に曲げ荷重が作用する。
図4は、風車翼取付部10Aにおける旋回輪23に作用する荷重分布Pを示している。面11は、風車翼取付部10Aの軸線中心OAを通り、軸線中心L、すなわち、風向Wに略直交している。この面11と風車翼取付部10Aとの交点を点A,Bとする。
風車翼6が風による曲げモーメントを受けると、旋回輪23に作用する曲げ荷重は風上側および風下側が大きくなり、風向に交差する方向に向かって小さくなる。したがって、面11上の点Aおよび点Bにおいて極小となる。言い換えると、面11上の点Aおよび点Bを挟んで対称となるので、これらの位置は曲げ荷重の中立位置となる。なお、風の状況等が変化すると、この中立位置は若干振れることになるが、総体的には点Aおよび点Bが中立位置となる。
このように、接合部16は曲げ荷重が最も小さい部分に設けられていることになるので、接合部16に大きな荷重が作用しない。このため、ボルト20およびナット22で接合した構造でも強度面で長期的に十分な信頼性を持つことができる。
なお、面11は、軸線中心OA,OB,OCを通って回転軸線Lに交差するようにしても略同等の荷重条件を得ることができる。また、面11は、軸線中心OA,OB,OCを通らずに、回転軸線Lに交差するようにしてもよい。
次に、ロータヘッド4の製造方法について説明する。
前部ロータヘッド13および後部ロータヘッド14はそれぞれ鋳造によって作成される。このとき、前部ロータヘッド13および後部ロータヘッド14は、接合部16が上になるように鋳型を形成し、溶湯を下部から注入し、接合部16から余分なカス等を出すようにする。
このように、風車翼取付部10A,10B,10C間の鞍部15に接合部16が形成されているので、たとえば、接合部16が溶湯の出口とできる。溶湯が鞍部15を流下することが必要でなくなると、溶湯を流下させるのに最低限必要とする断面積を維持する必要がなくなる。このため、溶湯を流下するのに必要な断面積と無関係に、鞍部15の断面積、すなわち、鞍部15の幅を小さくすることができる。
言い換えると、風車翼取付部10A,10B,10Cを相互に接近して設けることができる。
図7は、鞍部15の大きさによる風車翼6の大きさへの影響を示している。鞍部15は、溶湯をなめらかに流下させるために必要な大きさとされている。
本実施形態では、鞍部15の大きさが溶湯を流下するのに必要な断面積と無関係であるので、風車翼取付部10A,10B,10Cを回転軸線Lの方向へ移動させて鞍部15の大きさを鞍部15Aのように小さくすることができる。
このように、鞍部15を鞍部15Aのように小さくできるので、風車翼6の大きさを変えずにロータヘッド4をロータヘッド4Aのように小型化することができる。
一方、一体構造のロータヘッド4では、ロータヘッド4Aと略同容積のロータヘッド4Bとした場合、鞍部15Bが鞍部15と略同等な大きさとなるので、風車翼6Bは、風車翼6に比べて小さくなる。
言い換えれば、同じ大きさの風車翼6を取り付ける場合、本実施形態では、ロータヘッド4の大きさを小さくすることができる。
次に、鋳造された接合面16を削り、位置を合わせるためにリーマ穴18を機械加工する。リーマ穴18を基準として、ボルト孔17、外輪27の取付面等を機械加工する。
このように、前部ロータヘッド13および後部ロータヘッド14を接合するときの位置を決めるリーマ穴18に合わせて鋳物の機械加工、たとえば、旋回輪の取付面の加工を行うので、前部ロータヘッド13および後部ロータヘッド14を合体して、ロータヘッド4を正確に形成することができる。
別体で形成した前部ロータヘッド13および後部ロータヘッド14は、風力発電装置1の組立現場にそれぞれ搬送される。このように、前部ロータヘッド13および後部ロータヘッド14が別個に搬送されるので、ロータヘッドが大型化してもそれを組立現場に容易に搬送することができる。
前部ロータヘッド13および後部ロータヘッド14は、組立現場で組み立てられる。前部ロータヘッド13および後部ロータヘッド14の接合部16のいずれか一方のリーマ穴18にリーマピン19を挿入する。他方の接合部16のリーマ穴18がリーマピン19に挿入されるように前部ロータヘッド13および後部ロータヘッド14を組み合わせる。
その後、合わさっている接合部16同士をボルト20およびナット22を用いて接合する。
外輪取付面に、外輪27を取り付けてナセル3の主軸8に装着する。さらに、風車翼取付部10A,10B,10Cに風車翼6を取り付ける。
なお、本発明は上記各実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において適宜変更することができる。
たとえば、本実施形態では、ロータヘッド4は2分割されているが、これは3分割以上としてもよい。この場合、いずれかの分割面は、本実施形態と同様に回転軸線Lに交差する方向に設定される。

Claims (7)

  1. 複数の風車翼が軸線回りに放射状に取り付けられている風力発電装置のロータヘッドであって、
    複数に分割されて形成された分割体を接合して構成され、該分割体同士の接合部分の少なくとも一つは前記軸線に交差する面内に形成され
    前記接合部分は、前記各風車翼の軸線中心を通る面内に形成された鞍部に位置するとともに、厚さ方向の外側および内側に突起するように設けられている風力発電装置のロータヘッド。
  2. 前記分割体は2個とされている請求項1に記載された風力発電装置のロータヘッド。
  3. 前記接合部分には、相互の接合位置を設定する位置決め部材が設けられている請求項または2に記載された風力発電装置のロータヘッド。
  4. 前記接合部分には、溶湯の入口または出口が設けられている請求項1から3のいずれかに記載された風力発電装置のロータヘッド。
  5. 風力を受ける複数の風車翼と、
    請求項1から請求項のいずれか1項に記載されたロータヘッドと、
    該ロータヘッドの回転により発電を行う発電設備と、
    が設けられている風力発電装置。
  6. 請求項1から4のいずれかに記載された風力発電装置のロータヘッドの製造方法であって、
    鋳造される前記分割体の前記接合部分上になるように鋳型を形成し、
    溶湯を前記鋳型の下部から注入し、前記接合部分を溶湯の出口とする風力発電装置のロータヘッドの製造方法。
  7. 請求項1から4のいずれかに記載された風力発電装置のロータヘッドの搬送組立方法であって、
    前記分割体をそれぞれ別個に組立現場に搬送し、
    該組立現場にて、搬送された前記分割体同士を、前記接合部分を用いて接合する風力発電装置のロータヘッドの搬送組立方法。
JP2009525812A 2008-12-19 2008-12-19 風力発電装置のロータヘッド、その製造方法、およびその搬送組立方法、ならびに風力発電装置 Active JP5211054B2 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/JP2008/073233 WO2010070767A1 (ja) 2008-12-19 2008-12-19 風力発電装置のロータヘッドおよび風力発電装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2010070767A1 JPWO2010070767A1 (ja) 2012-05-24
JP5211054B2 true JP5211054B2 (ja) 2013-06-12

Family

ID=42263363

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009525812A Active JP5211054B2 (ja) 2008-12-19 2008-12-19 風力発電装置のロータヘッド、その製造方法、およびその搬送組立方法、ならびに風力発電装置

Country Status (8)

Country Link
US (1) US8480369B2 (ja)
EP (1) EP2386755A4 (ja)
JP (1) JP5211054B2 (ja)
KR (1) KR101165500B1 (ja)
CN (1) CN101821499B (ja)
CA (1) CA2669911A1 (ja)
TW (1) TW201024535A (ja)
WO (1) WO2010070767A1 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP3453871A1 (en) * 2009-12-21 2019-03-13 Vestas Wind Systems A/S A hub for a wind turbine and a method for fabricating the hub
WO2012130240A1 (en) 2011-03-30 2012-10-04 Vestas Wind Systems A/S A hub for a wind turbine
EP2623772A1 (en) * 2012-02-06 2013-08-07 Alstom Wind, S.L.U. Wind turbine rotor
EP4077912B1 (en) * 2019-12-20 2024-01-03 Vestas Wind Systems A/S Improvements relating to the transportation of wind turbine rotor hubs

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55149497U (ja) * 1979-04-16 1980-10-28
JPS5639992A (en) * 1979-09-07 1981-04-15 Woodcoxon Eng Int Improvement of propeller for shipping
JPH0835482A (ja) * 1994-07-26 1996-02-06 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 風車の可変ピッチ機構
JPH0941454A (ja) * 1995-08-01 1997-02-10 Seiwa Kogyo Kk 分割式網かご
JPH11192580A (ja) * 1998-01-07 1999-07-21 Harness Syst Tech Res Ltd ロウ付け方法及びロウ付け構造

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3308889A (en) * 1965-07-06 1967-03-14 Finn Bergishagen Variable pitch propeller with automatic adjustment
US3403735A (en) * 1967-03-10 1968-10-01 Henrik G. Langhjelm Adjustable variable pitch propeller
US4352633A (en) * 1980-04-25 1982-10-05 Tassen Devon E Windmill blade stalling and speed control device
NL1013807C2 (nl) * 1999-12-09 2001-07-05 Aerpac Holding B V Windturbinerotor, alsmede naaf en extender daarvoor.
DE10034958A1 (de) * 2000-07-19 2002-02-07 Aloys Wobben Rotorblattnabe
US6506019B2 (en) * 2001-05-29 2003-01-14 Solas Science & Engineering Co., Ltd. Boat propeller capable of being easily changed in pitch thereof
US7614850B2 (en) 2006-07-11 2009-11-10 General Electric Company Apparatus for assembling rotary machines

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55149497U (ja) * 1979-04-16 1980-10-28
JPS5639992A (en) * 1979-09-07 1981-04-15 Woodcoxon Eng Int Improvement of propeller for shipping
JPH0835482A (ja) * 1994-07-26 1996-02-06 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 風車の可変ピッチ機構
JPH0941454A (ja) * 1995-08-01 1997-02-10 Seiwa Kogyo Kk 分割式網かご
JPH11192580A (ja) * 1998-01-07 1999-07-21 Harness Syst Tech Res Ltd ロウ付け方法及びロウ付け構造

Also Published As

Publication number Publication date
KR20100101044A (ko) 2010-09-16
WO2010070767A1 (ja) 2010-06-24
JPWO2010070767A1 (ja) 2012-05-24
KR101165500B1 (ko) 2012-07-13
EP2386755A4 (en) 2013-07-10
TW201024535A (en) 2010-07-01
TWI351471B (ja) 2011-11-01
US20100316499A1 (en) 2010-12-16
CN101821499B (zh) 2012-10-03
CA2669911A1 (en) 2010-06-19
CN101821499A (zh) 2010-09-01
EP2386755A1 (en) 2011-11-16
US8480369B2 (en) 2013-07-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20120051939A1 (en) Structure and accelerator platform placement for a wind turbine tower
KR101723718B1 (ko) 풍력 발전 설비 나셀
US20180023543A1 (en) A wind turbine comprising two or more rotors
US8123485B2 (en) Rotor hub of a wind energy plant
US20080012346A1 (en) Wind-turbine with load-carrying skin
US20110154777A1 (en) Wind turbine tower joints
EP2538079A2 (en) Unitary support frame for use in wind turbines
EP2691646B1 (en) A hub for a wind turbine
JP5211054B2 (ja) 風力発電装置のロータヘッド、その製造方法、およびその搬送組立方法、ならびに風力発電装置
JP7161748B2 (ja) マグナス式推力発生装置、前記マグナス式推力発生装置を用いた風力回転装置、水力回転装置、潮力回転装置、ならびに前記マグナス式推力発生装置を用いた風力発電機、水力発電機、潮力発電機
KR20030020378A (ko) 로터 블레이드 허브
CN101216013B (zh) 用于组装和控制单壳旋转机的方法和设备
CN102840097A (zh) 用于与风力涡轮机一起使用的毂组件及其制造方法
WO2019038709A1 (en) FRAME STRUCTURE FOR WIND TURBINE AND METHOD FOR MANUFACTURING FRAME STRUCTURE
US20150198142A1 (en) Segmented rotor hub
US20180023544A1 (en) A wind turbine with a rotor comprising a hollow king pin
WO2013028172A1 (en) Structure and accelerator platform placement for a wind turbine tower
JP6935589B2 (ja) 風力タービンスチールタワーリングセグメントおよび方法
KR20190126162A (ko) 풍력 발전 설비-스틸 타워 링 세그먼트용 플랜지 세그먼트 및 방법
JP2020527211A5 (ja)
EP4202214A1 (en) System for handling a wind turbine tower section and corresponding method
EP2761167B1 (en) Wind turbine rotor with improved hub system
US20150068150A1 (en) Flange assembly for a tower segment
AU2008331350B2 (en) Rotor head of wind power generator and wind power generator
US11434867B2 (en) Hub assembly for a rotor of a wind turbine

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120612

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120810

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130129

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130225

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160301

Year of fee payment: 3

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5211054

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160301

Year of fee payment: 3