JP5210441B1 - 無線リソースの管理方法および管理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】新たに基地局と通信しようとする移動局に、基地局が解放した直後のチャネル品質インジケータ(CQI)報告のための無線リソースを割り当てるおそれを低減する。
【解決手段】CQI報告のために使用される巡回シフト符号を管理する方法で、基地局と移動局の間で新たな通信が発生するときに、所定の優先順位に従って、巡回シフト符号をこの移動局からのCQI報告に新たに割り当てる。通信が終了または断絶するとき巡回シフト符号を解放する。割り当てるステップでは、他の移動局からのCQI報告のために直近に割り当てられた巡回シフト符号より低い優先順位を持ち、他の移動局からのCQI報告で使用されておらず、かつ最も高い優先順位を持つ巡回シフト符号を、新たに発生した通信のために移動局からのCQI報告に割り当てる。
【選択図】図6

Description

本発明は、移動局が移動局での受信品質に対応するチャネル品質インジケータを基地局に報告するために使用する無線リソースの管理方法および管理装置に関する。
UMTS LTE(Universal Mobile Telecommunications System Long Term Evolution)では、下りリンクの変調方式として、OFDMA(Orthogonal Frequency Division Multiple Access、直交周波数分割多元接続方式)が用いられ、上りリンクの変調方式として、SC−FDMA(Single-Carrier Frequency-Division Multiple Access)が用いられる。また、LTEでは、1サブフレーム毎の瞬時の受信品質に基づいて時間方向及び周波数方向の無線リソースを動的に割り当てるダイナミックスケジューリングを用いて、高速パケット通信を実現している(例えば、特許文献1、特許文献2、および非特許文献1)。
しかし、ダイナミックスケジューリングでは、受信品質のフィードバックや割り当てた無線リソースの通知などのための制御情報を、データ送信の度に送信する必要がある。このため、VoIP(Voice over IP)のように、ペイロードサイズの小さいパケットデータが周期的に発生するパケット通信にダイナミックスケジューリングを用いると、制御オーバヘッドが相対的に増加し、伝送効率が低下する。そこで、制御情報を付与せずに同一の無線リソースを固定的に割り当てるセミパーシステントスケジューリングが提案されている(例えば、特許文献1、特許文献2、非特許文献2)。
いずれのスケジューリングにおいても、移動局はその移動局での参照信号(reference signals)の受信品質に対応するチャネル品質インジケータ(CQI)を基地局に報告し、基地局はCQIに基づいて、移動局への無線リソースを割り当てる。
特開2011−124656号公報 特開2010−522467号公報
3GPP TS 36.213 V8.8.0 (2009-09), 3rd Generation Partnership Project; Technical Specification Group Radio Access Network; Evolved Universal Terrestrial Radio Access (E-UTRA); "Physical layer procedures", 2009年9月 3GPP TS 36.321 V8.10.0 (2011-09), 3rd Generation Partnership Project; Technical Specification Group Radio Access Network; Evolved Universal Terrestrial Radio Access (E-UTRA); "Medium Access Control (MAC) protocol specification", 2011年9月
各移動局からチャネル品質インジケータ報告は、例えばPUCCH(Physical Uplink Control Channel)で基地局へ送信される。複数の移動局からのチャネル品質インジケータ報告にはなるべく同じリソース単位(周波数と時刻で特定される)を使用しないように、基地局が各移動局からのチャネル品質インジケータ報告のためのリソース単位群(一定周期を有する)を割り当て、各移動局に割り当てられたリソース単位群を通知する。しかし、基地局が多数の移動局と通信する場合には、複数の移動局に同じリソース単位群を割り当てざるをえない。この場合、複数の移動局は異なる巡回シフト符号でチャネル品質インジケータ報告を変調し、一つのリソース単位群を共用して変調されたチャネル品質インジケータ報告を基地局に送信する。基地局は、受信されたチャネル品質インジケータ報告の送信元を、変調された符号によって識別することができる。
このような複数の移動局がチャネル品質インジケータの報告のために同じリソース単位群を共用する技術では下記の問題がある。
基地局と移動局の通信が断絶する場合には、その通信のために移動局がチャネル品質インジケータ報告に使用していた無線リソース(巡回シフト符号を含む)が解放される。例えば、通信の間、上りリンクにおける移動局の送信タイミングを調整するために基地局は移動局にTA Command(タイミング調整コマンド)を定期的に(例えば200 msecの周期で)送信し、TA Commandを受信した移動局は基地局にTA Command Ack(タイミング調整コマンド受信確認)を送信する。基地局は、TA Command Ackを最後に受信してから、一定の期間(例えば750 msec)、新しいTA Command Ackを受信しなければ、その移動局からのチャネル品質インジケータ報告に割り当てられていた巡回シフト符号を解放する。解放された巡回シフト符号は、そのリソース単位群を使用してチャネル品質インジケータ報告を送信しようとする他の移動局に割り当てすることが可能である。他方、移動局は、TA Commandを最後に受信してから、一定の期間(例えば750 msec)、新しいTA Commandを受信しなければ、その移動局からのチャネル品質インジケータ報告に割り当てられていた無線リソース(巡回シフト符号を含む)を解放する。
しかし、基地局と移動局の間の無線環境によっては、移動局が下りリンクのTA Commandを受信できても、基地局が上りリンクのTA Command Ackを受信できないことがある。この場合には、基地局が移動局よりもかなり先に巡回シフト符号を解放する。そして、移動局が巡回シフト符号を解放していないのに、新たに基地局と通信しようとする他の移動局(同じリソース単位群を使用してチャネル品質インジケータ報告を送信しようとする他の移動局)に基地局がその巡回シフト符号を割り当ててしまうことがありうる。そのような場合には、複数の移動局が同じリソース単位群で同じ巡回シフト符号を利用してチャネル品質インジケータ報告を送信することになり、基地局ではチャネル品質インジケータ報告を正確に認識することができない。
そこで、本発明は、新たに基地局と通信しようとする移動局に、基地局が解放した直後のチャネル品質インジケータ報告のための無線リソースを割り当てるおそれが少ない無線リソースの管理方法および管理装置を提供する。
本発明に係る1つの無線リソースの管理方法は、直交周波数分割多元接続方式に従って基地局が複数の移動局と通信し、複数の移動局が、これらの移動局での受信品質に対応するチャネル品質インジケータをそれぞれ基地局に報告するために、チャネル品質インジケータ報告を異なる巡回シフト符号で変調し、周波数と時刻で特定されるリソース単位を利用して変調されたチャネル品質インジケータ報告を上りリンクで送信するシステムにおいて、前記チャネル品質インジケータ報告のために使用される無線リソースを管理する方法であって、前記基地局と一つの移動局の間で新たな通信が発生するときに、当該移動局がチャネル品質インジケータ報告を定期的に送信するように、ある周波数帯で一定周期を有する上りリンクのリソース単位群を新たに指定するステップと、指定された前記リソース単位群について、複数の巡回シフト符号がそれらの巡回生成順序と同順序でも逆順序でもなく並べられた所定の優先順位に従って、一つの巡回シフト符号を、当該移動局から前記基地局へのチャネル品質インジケータ報告に新たに割り当てるステップと、前記基地局と一つの移動局の間で通信が終了または断絶するとき、当該移動局から前記基地局へのチャネル品質インジケータ報告に割り当てられていた巡回シフト符号を解放するステップと、前記割り当てるステップで割り当てられた複数の使用済みの巡回シフト符号を、前記指定されたリソース単位群について、当該巡回シフト符号が割り当てられた移動局と対応付けて、記憶するステップと、前記割り当てるステップで直近に割り当てられた直近割り当て巡回シフト符号を記憶するステップとを備え、前記割り当てるステップでは、他の移動局からのチャネル品質インジケータ報告のために直近に割り当てられた直近割り当て巡回シフト符号より低い優先順位を持ち、前記リソース単位群において他の移動局からのチャネル品質インジケータ報告で使用されておらず、かつ最も高い優先順位を持つ巡回シフト符号を、前記基地局と移動局の間で新たに発生した通信のために当該移動局から前記基地局へのチャネル品質インジケータ報告に新たに割り当てることを特徴とする。
この無線リソースの管理方法では、指定されたリソース単位群において他の移動局からのチャネル品質インジケータ報告で使用されていない巡回シフト符号を、基地局と移動局の間で新たに発生した通信のために当該移動局から基地局へのチャネル品質インジケータ報告に新たに割り当てるので、他の移動局からのチャネル品質インジケータ報告で現在使用中の巡回シフト符号を、新規な通信に割り当てることを避けることができる。また、割り当てるステップでは、他の移動局からのチャネル品質インジケータ報告のために直近に割り当てられた直近割り当て巡回シフト符号より低い優先順位を持ち、指定されたリソース単位群において他の移動局からのチャネル品質インジケータ報告で使用されておらず、かつ最も高い優先順位を持つ巡回シフト符号を、基地局と移動局の間で新たに発生した通信のために当該移動局から基地局へのチャネル品質インジケータ報告に新たに割り当てる。巡回シフト符号を移動局に割り当てるたびに、このような動作が行われるため、そのリソース単位群において、かなり以前に解放された巡回シフト符号を新たに発生した通信のために割り当てることができる。チャネル品質インジケータ報告のためには、多数のリソース単位群が利用可能であり、これらのリソース単位群の各々において複数の巡回シフト符号が利用可能であるため、一つのリソース単位群において、かなり以前に解放された巡回シフト符号が、基地局が解放した直後のチャネル品質インジケータ報告のための巡回シフト符号と一致する可能性は極めて低い。したがって、新たに基地局と通信しようとする移動局に、基地局が解放した直後のチャネル品質インジケータ報告のための巡回シフト符号を割り当てるおそれは少ない。また、移動局に割り当てられる巡回シフト符号の優先順位は、それらの巡回生成順序と同順序でも逆順序でもなく並べられているため、巡回生成順序が近い巡回シフト符号が二つの移動局に割り当てられるおそれが少ない。このため、ある移動局からのある巡回符号を用いたチャネル品質インジケータ報告の遅延波が、他の移動局からの他の巡回符号を用いたチャネル品質インジケータ報告に干渉するおそれが少ない。
前記複数の移動局には、チャネル品質インジケータ報告を一定の第1の周期で前記基地局に送信する複数の第1の移動局と、チャネル品質インジケータ報告を一定の第2の周期で前記基地局に送信する複数の第2の移動局とがあり、上記の無線リソースの管理方法は、定期的に同じリソース単位群を利用してチャネル品質インジケータ報告を前記基地局に送信する複数の第1の移動局と、これらの第1の移動局と少なくとも部分的に同じリソース単位群を利用してチャネル品質インジケータ報告を前記基地局に定期的に送信する複数の第2の移動局とが一つの移動局群に属するように、前記複数の第1の移動局および前記複数の第2の移動局を複数の移動局群に分類するステップをさらに備えてよく、前記直近に割り当てられた直近割り当て巡回シフト符号を記憶するステップでは、前記割り当てるステップで巡回シフト符号が直近に割り当てられた移動局と同じ移動局群に属する前記第1の移動局および前記第2の移動局に共通の直近割り当て巡回シフト符号として、前記割り当てるステップで直近に割り当てられた直近割り当て巡回シフト符号を記憶してもよく、前記割り当てるステップでは、第1の移動局に巡回シフト符号を新たに割り当てる場合に、このステップで巡回シフト符号を新たに割り当てようとする第1の移動局が属することになる移動局群に共通する共通の直近割り当て巡回シフト符号より低い優先順位を持ち、この移動局群に属する他の移動局からのチャネル品質インジケータ報告で使用されておらず、かつ最も高い優先順位を持つ巡回シフト符号を、前記基地局と当該第1の移動局の間で新たに発生した通信のために当該第1の移動局から前記基地局へのチャネル品質インジケータ報告に新たに割り当ててもよい。
「少なくとも部分的に同じリソース単位群を利用する」とは、「完全に同じリソース単位群を利用する」ことと「部分的に同じリソース単位群を利用する」ことを含む。「完全に同じリソース単位群を利用する」とは、第1の移動局と第2の移動局のチャネル品質インジケータ報告の周期が同じであって、同じ周波数かつ同じ時刻に第1の移動局と第2の移動局がチャネル品質インジケータ報告を送信することを意味する。「部分的に同じリソース単位群を利用する」とは、第1の移動局のチャネル品質インジケータ報告の周期が第2の移動局のチャネル品質インジケータ報告の周期の整数倍または整数分の1であって、同じ周波数かつ部分的に同じ時刻に第1の移動局と第2の移動局がチャネル品質インジケータ報告を送信することを意味する。上記の態様では、定期的に同じリソース単位群を共用するであろう複数の移動局からなる移動局群に共通の直近割り当て巡回シフト符号を記憶し、割り当てるステップでは、チャネル品質インジケータ報告の送信周期がより短い第1の移動局に巡回シフト符号を新たに割り当てる場合に、その第1の移動局が属することになる移動局群に共通する共通の直近割り当て巡回シフト符号より低い優先順位を持つ巡回シフト符号をその第1の移動局に割り当てる。このように、定期的に同じリソース単位群を共用するであろう複数の移動局群に共通の直近割り当て巡回シフト符号を管理することで、各移動局群に属する複数の移動局に同一の巡回シフト符号が割り当てられることを防止することができる。
前記割り当てるステップでは、第2の移動局に巡回シフト符号を新たに割り当てる場合に、このステップで巡回シフト符号を新たに割り当てようとする第2の移動局が属することになる移動局群に共通する共通の直近割り当て巡回シフト符号より低い優先順位を持ち、この移動局群に属する他の移動局からのチャネル品質インジケータ報告で使用されておらず、かつ最も高い優先順位を持つ巡回シフト符号を、前記基地局と当該第2の移動局の間で新たに発生した通信のために当該第2の移動局から前記基地局へのチャネル品質インジケータ報告に新たに割り当ててもよい。定期的に同じリソース単位群を共用するであろう複数の移動局群に共通の直近割り当て巡回シフト符号を管理することで、各移動局群に属する複数の移動局に同一の巡回シフト符号が割り当てられることを防止することができる。
複数の第1の移動局がチャネル品質インジケータ報告を前記基地局に送信する前記第1の周期が、複数の第2の移動局がチャネル品質インジケータ報告を前記基地局に送信する前記第2の周期よりも短い場合には、前記指定するステップでは、前記基地局と一つの第2の移動局の間で新たな通信が発生するときに、第2の移動局からのチャネル品質インジケータ報告に割り当て可能な上りリンクの複数のリソース単位群のうち、他の移動局からのチャネル品質インジケータ報告に使用済みの巡回シフト符号の数が最も少ないリソース単位群を選択してもよく、前記割り当てるステップでは、第2の移動局に巡回シフト符号を新たに割り当てる場合に、このステップで巡回シフト符号を新たに割り当てようとする第2の移動局が属することになる移動局群に共通する共通の直近割り当て巡回シフト符号より低い優先順位を持ち、前記指定するステップで選択されたリソース単位群において他の移動局からのチャネル品質インジケータ報告で使用されておらず、かつ最も高い優先順位を持つ巡回シフト符号を、前記基地局と当該第2の移動局の間で新たに発生した通信のために当該第2の移動局から前記基地局へのチャネル品質インジケータ報告に新たに割り当ててもよい。

この場合、他の移動局からのチャネル品質インジケータ報告に使用済みの巡回シフト符号の数が最も少ないリソース単位を選択することで、チャネル品質インジケータ報告の送信周期がより長い第2の移動局に、干渉のおそれが少ないリソース単位を指定することができる。送信周期が長いことは、一旦受信側で受信に失敗すると、次に受信成功するまでの期間が長いことを意味する。干渉のおそれが少ないリソース単位を第2の移動局に指定することにより、送信周期が長い第2の移動局から基地局がチャネル品質インジケータ報告を受信成功する確実性が高まる。また、割り当てるステップでは、チャネル品質インジケータ報告の送信周期がより長い第2の移動局に巡回シフト符号を新たに割り当てる場合に、その第2の移動局が属することになる移動局群に共通する共通の直近割り当て巡回シフト符号より低い優先順位を持つ巡回シフト符号をその第2の移動局に割り当てる。定期的に同じリソース単位群を共用するであろう複数の移動局群に共通の直近割り当て巡回シフト符号を管理することで、各移動局群に属する複数の移動局に同一の巡回シフト符号が割り当てられることを防止することができる。
本発明に係る他の1つの無線リソースの管理方法は、直交周波数分割多元接続方式に従って基地局が複数の移動局と通信し、複数の移動局が、これらの移動局での受信品質に対応するチャネル品質インジケータをそれぞれ基地局に報告するために、チャネル品質インジケータ報告を異なる巡回シフト符号で変調し、周波数と時刻で特定されるリソース単位を利用して変調されたチャネル品質インジケータ報告を上りリンクで送信するシステムにおいて、前記チャネル品質インジケータ報告のために使用される無線リソースを管理する方法であって、前記基地局と一つの移動局の間で新たな通信が発生するときに、当該移動局がチャネル品質インジケータ報告を定期的に送信するように、ある周波数帯で一定周期を有する上りリンクのリソース単位群を新たに指定するステップと、指定された前記リソース単位群について、複数の巡回シフト符号がそれらの巡回生成順序と同順序でも逆順序でもなく並べられた所定の優先順位に従って、一つの巡回シフト符号を、当該移動局から前記基地局へのチャネル品質インジケータ報告に新たに割り当てるステップと、前記基地局と一つの移動局の間で通信が終了または断絶するとき、当該移動局から前記基地局へのチャネル品質インジケータ報告に割り当てられていた巡回シフト符号を解放するステップと、前記割り当てるステップで割り当てられた複数の使用済みの巡回シフト符号を、前記指定されたリソース単位群について、当該巡回シフト符号が割り当てられた移動局と対応付けて、記憶するステップと、前記解放するステップで直近に解放された直近解放巡回シフト符号を記憶するステップとを備え、前記割り当てるステップでは、他の移動局からのチャネル品質インジケータ報告から直近に解放された直近割り当て巡回シフト符号より低い優先順位を持ち、前記リソース単位群において他の移動局からのチャネル品質インジケータ報告で使用されておらず、かつ最も高い優先順位を持つ巡回シフト符号を、前記基地局と移動局の間で新たに発生した通信のために当該移動局から前記基地局へのチャネル品質インジケータ報告に新たに割り当てることを特徴とする。
この無線リソースの管理方法では、指定されたリソース単位群において他の移動局からのチャネル品質インジケータ報告で使用されていない巡回シフト符号を、基地局と移動局の間で新たに発生した通信のために当該移動局から基地局へのチャネル品質インジケータ報告に新たに割り当てるので、他の移動局からのチャネル品質インジケータ報告で現在使用中の巡回シフト符号を、新規な通信に割り当てることを避けることができる。また、割り当てるステップでは、他の移動局からのチャネル品質インジケータ報告から直近に解放された直近割り当て巡回シフト符号より低い優先順位を持ち、指定されたリソース単位群において他の移動局からのチャネル品質インジケータ報告で使用されておらず、かつ最も高い優先順位を持つ巡回シフト符号を、基地局と移動局の間で新たに発生した通信のために当該移動局から基地局へのチャネル品質インジケータ報告に新たに割り当てる。このため、そのリソース単位群において、直近に解放された直近割り当て巡回シフト符号を新たに発生した通信のために割り当てることを回避することができる。したがって、新たに基地局と通信しようとする移動局に、基地局が解放した直後のチャネル品質インジケータ報告のための巡回シフト符号を割り当てるおそれはない。また、移動局に割り当てられる巡回シフト符号の優先順位は、それらの巡回生成順序と同順序でも逆順序でもなく並べられているため、巡回生成順序が近い巡回シフト符号が二つの移動局に割り当てられるおそれが少ない。このため、ある移動局からのある巡回符号を用いたチャネル品質インジケータ報告の遅延波が、他の移動局からの他の巡回符号を用いたチャネル品質インジケータ報告に干渉するおそれが少ない。
前記複数の移動局には、チャネル品質インジケータ報告を一定の第1の周期で前記基地局に送信する複数の第1の移動局と、チャネル品質インジケータ報告を一定の第2の周期で前記基地局に送信する複数の第2の移動局とがあり、上記の無線リソースの管理方法は、定期的に同じリソース単位群を利用してチャネル品質インジケータ報告を前記基地局に送信する複数の第1の移動局と、これらの第1の移動局と少なくとも部分的に同じリソース単位群を利用してチャネル品質インジケータ報告を前記基地局に定期的に送信する複数の第2の移動局とが一つの移動局群に属するように、前記複数の第1の移動局および前記複数の第2の移動局を複数の移動局群に分類するステップをさらに備えてよく、前記直近に解放された直近解放巡回シフト符号を記憶するステップでは、前記解放するステップで巡回シフト符号が直近に解放された移動局と同じ移動局群に属する前記第1の移動局および前記第2の移動局に共通の直近解放巡回シフト符号として、前記解放するステップで直近に解放された直近解放巡回シフト符号を記憶してもよく、前記割り当てるステップでは、第1の移動局に巡回シフト符号を新たに割り当てる場合に、このステップで巡回シフト符号を新たに割り当てようとする第1の移動局が属することになる移動局群に共通する共通の直近解放巡回シフト符号より低い優先順位を持ち、この移動局群に属する他の移動局からのチャネル品質インジケータ報告で使用されておらず、かつ最も高い優先順位を持つ巡回シフト符号を、前記基地局と当該第1の移動局の間で新たに発生した通信のために当該第1の移動局から前記基地局へのチャネル品質インジケータ報告に新たに割り当ててもよい。
この場合、定期的に同じリソース単位群を共用するであろう複数の移動局からなる移動局群に共通の直近解放巡回シフト符号を記憶し、割り当てるステップでは、チャネル品質インジケータ報告の送信周期がより短い第1の移動局に巡回シフト符号を新たに割り当てる場合に、その第1の移動局が属することになる移動局群に共通する共通の直近解放巡回シフト符号より低い優先順位を持つ巡回シフト符号をその第1の移動局に割り当てる。このように、定期的に同じリソース単位群を共用するであろう複数の移動局群に共通の直近解放巡回シフト符号を管理することで、各移動局群に属する複数の移動局に同一の巡回シフト符号が割り当てられることを防止することができる。
前記割り当てるステップでは、第2の移動局に巡回シフト符号を新たに割り当てる場合に、このステップで巡回シフト符号を新たに割り当てようとする第2の移動局が属することになる移動局群に共通する共通の直近解放巡回シフト符号より低い優先順位を持ち、この移動局群に属する他の移動局からのチャネル品質インジケータ報告で使用されておらず、かつ最も高い優先順位を持つ巡回シフト符号を、前記基地局と当該第2の移動局の間で新たに発生した通信のために当該第2の移動局から前記基地局へのチャネル品質インジケータ報告に新たに割り当ててもよい。定期的に同じリソース単位群を共用するであろう複数の移動局群に共通の直近割り当て巡回シフト符号を管理することで、各移動局群に属する複数の移動局に同一の巡回シフト符号が割り当てられることを防止することができる。
複数の第1の移動局がチャネル品質インジケータ報告を前記基地局に送信する前記第1の周期が、複数の第2の移動局がチャネル品質インジケータ報告を前記基地局に送信する前記第2の周期よりも短い場合には、前記指定するステップでは、前記基地局と一つの第2の移動局の間で新たな通信が発生するときに、第2の移動局からのチャネル品質インジケータ報告に割り当て可能な上りリンクの複数のリソース単位群のうち、他の移動局からのチャネル品質インジケータ報告に使用済みの巡回シフト符号の数が最も少ないリソース単位群を選択してもよく、前記割り当てるステップでは、第2の移動局に巡回シフト符号を新たに割り当てる場合に、このステップで巡回シフト符号を新たに割り当てようとする第2の移動局が属することになる移動局群に共通する共通の直近解放巡回シフト符号より低い優先順位を持ち、前記指定するステップで選択されたリソース単位群において他の移動局からのチャネル品質インジケータ報告で使用されておらず、かつ最も高い優先順位を持つ巡回シフト符号を、前記基地局と当該第2の移動局の間で新たに発生した通信のために当該第2の移動局から前記基地局へのチャネル品質インジケータ報告に新たに割り当ててもよい。

この場合、他の移動局からのチャネル品質インジケータ報告に使用済みの巡回シフト符号の数が最も少ないリソース単位を選択することで、チャネル品質インジケータ報告の送信周期がより長い第2の移動局に、干渉のおそれが少ないリソース単位を指定することができる。送信周期が長いことは、一旦受信側で受信に失敗すると、次に受信成功するまでの期間が長いことを意味する。干渉のおそれが少ないリソース単位を第2の移動局に指定することにより、送信周期が長い第2の移動局から基地局がチャネル品質インジケータ報告を受信成功する確実性が高まる。また、割り当てるステップでは、チャネル品質インジケータ報告の送信周期がより長い第2の移動局に巡回シフト符号を新たに割り当てる場合に、その第2の移動局が属することになる移動局群に共通する共通の直近割り当て巡回シフト符号より低い優先順位を持つ巡回シフト符号をその第2の移動局に割り当てる。定期的に同じリソース単位群を共用するであろう複数の移動局群に共通の直近解放巡回シフト符号を管理することで、各移動局群に属する複数の移動局に同一の巡回シフト符号が割り当てられることを防止することができる。
本発明に係る1つの無線リソースの管理装置は、直交周波数分割多元接続方式に従って基地局が複数の移動局と通信し、複数の移動局が、これらの移動局での受信品質に対応するチャネル品質インジケータをそれぞれ基地局に報告するために、チャネル品質インジケータ報告を異なる巡回シフト符号で変調し、周波数と時刻で特定されるリソース単位を利用して変調されたチャネル品質インジケータ報告を上りリンクで送信するシステムにおいて、前記チャネル品質インジケータ報告のために使用される無線リソースを管理する装置であって、前記基地局と一つの移動局の間で新たな通信が発生するときに、当該移動局がチャネル品質インジケータ報告を定期的に送信するように、ある周波数帯で一定周期を有する上りリンクのリソース単位群を新たに指定するリソース単位群指定部と、指定された前記リソース単位群について、複数の巡回シフト符号がそれらの巡回生成順序と同順序でも逆順序でもなく並べられた所定の優先順位に従って、一つの巡回シフト符号を、当該移動局から前記基地局へのチャネル品質インジケータ報告に新たに割り当てる巡回シフト符号割り当て部と、前記基地局と一つの移動局の間で通信が終了または断絶するとき、当該移動局から前記基地局へのチャネル品質インジケータ報告に割り当てられていた巡回シフト符号を解放する巡回シフト符号解放部と、前記巡回シフト符号割り当て部で割り当てられた複数の使用済みの巡回シフト符号を、前記指定されたリソース単位群について、当該巡回シフト符号が割り当てられた移動局と対応付けて、記憶する使用済み巡回シフト符号記憶部と、前記巡回シフト符号割り当て部で直近に割り当てられた直近割り当て巡回シフト符号を記憶する直近割り当て巡回シフト符号記憶部とを備え、前記巡回シフト符号割り当て部は、前記巡回シフト符号割り当て部で他の移動局からのチャネル品質インジケータ報告のために直近に割り当てられた直近割り当て巡回シフト符号より低い優先順位を持ち、前記リソース単位群において他の移動局からのチャネル品質インジケータ報告で使用されておらず、かつ最も高い優先順位を持つ巡回シフト符号を、前記基地局と移動局の間で新たに発生した通信のために当該移動局から前記基地局へのチャネル品質インジケータ報告に新たに割り当てることを特徴とする。
本発明に係る他の1つの無線リソースの管理装置は、直交周波数分割多元接続方式に従って基地局が複数の移動局と通信し、複数の移動局が、これらの移動局での受信品質に対応するチャネル品質インジケータをそれぞれ基地局に報告するために、チャネル品質インジケータ報告を異なる巡回シフト符号で変調し、周波数と時刻で特定されるリソース単位を利用して変調されたチャネル品質インジケータ報告を上りリンクで送信するシステムにおいて、前記チャネル品質インジケータ報告のために使用される無線リソースを管理する装置であって、前記基地局と一つの移動局の間で新たな通信が発生するときに、当該移動局がチャネル品質インジケータ報告を定期的に送信するように、ある周波数帯で一定周期を有する上りリンクのリソース単位群を新たに指定するリソース単位群指定部と、指定された前記リソース単位群について、複数の巡回シフト符号がそれらの巡回生成順序と同順序でも逆順序でもなく並べられた所定の優先順位に従って、一つの巡回シフト符号を、当該移動局から前記基地局へのチャネル品質インジケータ報告に新たに割り当てる巡回シフト符号割り当て部と、前記基地局と一つの移動局の間で通信が終了または断絶するとき、当該移動局から前記基地局へのチャネル品質インジケータ報告に割り当てられていた巡回シフト符号を解放する巡回シフト符号解放部と、前記巡回シフト符号割り当て部で割り当てられた複数の使用済みの巡回シフト符号を、前記指定されたリソース単位群について、当該巡回シフト符号が割り当てられた移動局と対応付けて、記憶する使用済み巡回シフト符号記憶部と、前記巡回シフト符号解放部で直近に解放された直近解放巡回シフト符号を記憶する直近解放巡回シフト符号記憶部とを備え、前記巡回シフト符号割り当て部では、前記巡回シフト符号解放部で他の移動局からのチャネル品質インジケータ報告から直近に解放された直近割り当て巡回シフト符号より低い優先順位を持ち、前記リソース単位群において他の移動局からのチャネル品質インジケータ報告で使用されておらず、かつ最も高い優先順位を持つ巡回シフト符号を、前記基地局と移動局の間で新たに発生した通信のために当該移動局から前記基地局へのチャネル品質インジケータ報告に新たに割り当てることを特徴とする。
本発明に係る無線リソースの管理方法が使用される通信システムを示す概略図である。 図1の通信システムで実行されるチャネル品質インジケータ報告の手順を示す情報フローダイアグラムである。 チャネル品質インジケータ報告のために移動局に割り当て可能な無線リソースを示す概略図である。 各リソース単位において、チャネル品質インジケータ報告のために移動局に割り当て可能な巡回シフト符号の例を示す図である。 各リソース単位において、チャネル品質インジケータ報告のために移動局に割り当て可能な巡回シフト符号の他の例を示す図である。 各リソース単位において、チャネル品質インジケータ報告のために移動局に割り当て可能な巡回シフト符号の他の例を示す図である。 図1の通信システムで実行される通信の継続を確認する手順を示す情報フローダイアグラムである。 本発明の第1の実施の形態に係る無線リソースの管理装置の一例である基地局の構成を示すブロック図である。 図6の基地局で管理される符号使用管理テーブルの内容の例を示す図である。 図6の基地局で管理される直近割り当て管理テーブルの内容の例を示す図である。 本発明の第1の実施の形態に係る無線リソースの管理方法の具体例を説明するために使用される図である。 本発明の第2の実施の形態に係る無線リソースの管理装置の一例である基地局の構成を示すブロック図である。 図10の基地局で管理される直近解放管理テーブルの内容の例を示す図である。 第2の実施の形態に係る無線リソースの管理方法の具体例を説明するために使用される図である。
以下、添付の図面を参照しながら本発明に係る様々な実施の形態を説明する。
基本構成および基本動作
図1に示すように、本発明に係る無線リソースの管理方法が使用される通信システムは、基地局2と、基地局2のセル2a内に配置されて基地局2と通信する複数の移動局4を備える。簡略化のため、図1では、単一の基地局2と2つの移動局4のみが示されているが、一つの通信システムには実際には複数の基地局2が設けられ、より多数の移動局4が存在する。
基地局2は、例えばUMTS LTEでのeNB(evolved Node B)であってもよいし、移動局4は例えばUMTS LTEでのUE(User Equipment)であってもよい。下りリンクの変調方式として、OFDMAが用いられ、上りリンクの変調方式として、SC−FDMAが用いられる。
UMTS LTEの通信システムでは、下りリンクのデータ送信のため、宛先としての移動局の各々に無線リソースを割り当てるスケジューリングが行われる。スケジューリングには、上記の通り、ダイナミックスケジューリング(DS)と、セミパーシステントスケジューリング(SPS)とがある。いずれの場合にせよ、下りリンクのスケジューリングでは、基地局から送信された参照信号(reference signals)の受信品質(チャネル品質)を各移動局が測定し、その移動局での参照信号の受信品質に対応するチャネル品質インジケータ(CQI)を基地局に報告する。基地局は、移動局から送信されたCQIに基づいて、各移動局への下りリンクのデータ送信のために無線リソースを割り当てる。
図2に示すように、基地局2と一つの移動局4の間で新たな通信が発生するときに、基地局2は、この移動局4が基地局2にCQI報告(チャネル品質インジケータ報告)を行うための無線リソースをこの移動局4に割り当てる。基地局2は、割り当てられた無線リソースを移動局4に通知する。移動局4は、定期的にチャネル品質を測定して、割り当てられた無線リソースを利用してCQI報告を定期的に基地局2に送信する。
図2には示さないが、基地局2は、移動局4から送信されたCQIに基づいて、各移動局4への下りリンクのデータ送信のために無線リソースを割り当てる。すなわち各移動局4に下りの無線リソースを割り当てる。
図3は、CQI報告のために移動局に割り当て可能な無線リソースを示す概略図である。各移動局4からCQI報告は、例えばPUCCHで基地局2へ送信される。図3に示すように、上りリンクで使用可能な複数の周波数帯のうち、例えば4つの周波数帯(A,B,C,D)がCQI報告のために確保されている。各周波数帯は180kHzの幅を有する。
UMTSにおいては、10msの単位時間長を1無線フレーム(radio frame)と呼び、各無線フレームについて基地局2と移動局4は同期をとる。また、1無線フレームの10分の1である1msの単位時間長を1サブフレーム(subframe)と呼ぶ。各移動局4は、自身のCQI報告を1サブフレームを利用して送信する。
本明細書において、移動局4が一回のCQI報告を送信するために利用する周波数と時刻で特定される無線リソースをリソース単位と呼ぶ。例えば、一つのリソース単位は、180kHzの幅を有する周波数帯とサブフレームで特定することができる。図3において、周波数帯とサブフレームで特定される正方形の升目の各々がリソース単位である。但し、どのような単位を一回のCQI報告を送信するためのリソース単位とするかは通信システムの設計者が任意に決定しうる。以下の説明では、一つのリソース単位が占める周波数帯の幅は180kHzであり、一つのリソース単位の時間長は1サブフレーム(1ms)であるが、リソース単位の周波数帯の幅および時間長はこれに限定されない。
移動局4は、常時、ダイナミックスケジューリング(DS)のみ適用される移動局(以下、「非SPS移動局」と呼ぶ)と、セミパーシステントスケジューリング(SPS)のみ適用されるかSPSとDSの両方が適用される移動局(以下、「SPS移動局」と呼ぶ)に分類される。各移動局は、自身で測定した受信品質に対応するCQI報告を定期的に送信する。非SPS移動局のCQI報告の送信周期とSPS移動局のCQI報告の送信周期は、異なっていてもよい。
以下の説明において、非SPS移動局のCQI報告の送信周期を40ms、すなわち40サブフレームに設定し、SPS移動局のCQI報告の送信周期を10ms、すなわち10サブフレームに設定する。したがって、一つの非SPS移動局は、一つの周波数帯で40msの周期の複数のリソース単位(リソース単位群)を利用して、CQI報告を送信する。例えば、ある非SPS移動局は、周波数帯Aのサブフレーム番号0、40、80、120、160、200、...のリソース単位群を利用してCQI報告を送信し、他の非SPS移動局は、周波数帯Bのサブフレーム番号2、42、82、122、162、202、...のリソース単位群を利用してCQI報告を送信する。また、一つのSPS移動局は、一つの周波数帯で10msの周期の複数のリソース単位(リソース単位群)を利用して、CQI報告を送信する。例えば、あるSPS移動局は、周波数帯Cのサブフレーム番号0、10、20、30、40、50、...のリソース単位群を利用してCQI報告を送信し、他の非SPS移動局は、周波数帯Dのサブフレーム番号2、12、32、42、52、...のリソース単位群を利用してCQI報告を送信する。以下、CQI報告の周期がより短いSPS移動局を第1の移動局と呼ぶことがあり、CQI報告の周期がより長い非SPS移動局を第2の移動局と呼ぶことがある。
複数の移動局4からのチャネル品質インジケータ報告にはなるべく同じリソース単位を使用しないように、基地局2が各移動局4からのCQI報告のためのリソース単位群を割り当てるのが望ましい。しかし、基地局2が多数の移動局4と通信する場合には、複数の移動局4に同じリソース単位群を割り当てざるをえない。この場合、複数の移動局4は異なる巡回シフト符号でCQI報告を変調し、一つのリソース単位群を共用して、変調されたCQI報告を基地局2に送信する。基地局2は、受信されたCQI報告の送信元を、変調された符号によって識別することができる。
つまり、図3に示すように、各サブフレームについて、複数の巡回シフト符号が準備されている。CQI報告は、時間によって区別され、周波数帯によっても区別され、巡回シフト符号によっても区別される。
図4Aは、各リソース単位において、CQI報告のために移動局に割り当て可能な巡回シフト符号の例を示す図である。図において、巡回シフト符号に付された0〜11の番号は、巡回シフト符号の巡回生成順序を示すインデックス番号である。図4Aの例では、各リソース単位において、12個の巡回シフト符号のすべてがCQI報告のために利用可能である。
図4Bは、各リソース単位において、CQI報告のために移動局に割り当て可能な巡回シフト符号の他の例を示す図である。図4Bの例では、各リソース単位において、12個の巡回シフト符号のうち6個がCQI報告のために利用可能である。
図4Cは、各リソース単位において、CQI報告のために移動局に割り当て可能な巡回シフト符号の他の例を示す図である。図4Cの例では、各リソース単位において、12個の巡回シフト符号のうち4個がCQI報告のために利用可能である。
巡回シフト符号の性質上、近いインデックス番号を持つ巡回シフト符号は類似し、ある巡回シフト符号の遅延波がこれに近いインデックス番号を持つ巡回シフト符号に干渉することがある。そこで、図4Bおよび図4Cに示すように、利用可能な巡回シフト符号を制限することがある。利用可能な二つの隣り合う巡回シフト符号の間にある、利用不可能な巡回シフト符号の数をCSガード数と呼ぶ。図4Aの例ではCSガード数はゼロ、図4Bの例ではCSガード数は1、図4Cの例ではCSガード数は2である。
図4A〜図4Cのいずれの方式を用いるのかは、例えば通信システムを利用するユーザの数、およびその他の要因に基づいて、通信システムの設計者が任意に決定しうる。また、図4A〜図4Cは例示の目的で各リソース単位で準備される巡回シフト符号の数、および利用可能な巡回シフト符号を示しているのであって、各リソース単位で準備される巡回シフト符号の数は任意であり、利用可能な巡回シフト符号は他の法則で定めてもよい。
また、この通信システムにおいて、同じリソース単位において移動局に巡回シフト符号を割り当てるための優先順位があらかじめ設定されている。この所定の優先順位では、巡回シフト符号のインデックス番号がそれらの巡回生成順序と同順序でも逆順序でもなく並べられている。図4Aの例では、優先順位は0、4、8、2、6、10、1、5、9、3、7、11であり、図4Bの例では、優先順位は0、4、8、2、6、10であり、図4Cの例では、優先順位は0、6、3、9である。例えば、図4A〜図4Cの例で、インデックス番号0は後続するすべての番号に優先する。本明細書において、「優先順位」は巡回的な優先順位である。すなわち、図4Aの例で、インデックス番号7を持つ巡回シフト符号が移動局に割り当てられない状況では、次の優先順位を持つのは、インデックス番号0を持つ巡回シフト符号である。
移動局に割り当てられる巡回シフト符号の優先順位は、それらの巡回生成順序と同順序でも逆順序でもなく並べられているため、巡回生成順序が近い巡回シフト符号が二つの移動局に割り当てられるおそれが少ない。このため、ある移動局からのある巡回符号を用いたチャネル品質インジケータ報告の遅延波が、他の移動局からの他の巡回符号を用いたチャネル品質インジケータ報告に干渉するおそれが少ない。図4A〜図4Cは例示の目的で優先順位を示しているのであって、複数の巡回シフト符号がそれらの巡回生成順序と同順序でも逆順序でもなく並べられた他の優先順位を使用してもよい。
基地局2と一つの移動局4の間で通信が終了または断絶するとき、当該移動局4から基地局2へのCQI報告に割り当てられていた無線リソースは解放される。この手順を図5に示す情報フローダイアグラムを参照して説明する。
図5に示すように、基地局2と移動局4のデータ通信の間、上りリンクにおける移動局4の送信タイミングを調整するために基地局2は移動局4にTA Command(タイミング調整コマンド)を定期的に(例えば200 msecの周期で)送信し、TA Commandを受信した移動局4は基地局2にTA Command Ack(タイミング調整コマンド受信確認)を送信する。基地局2は、TA Command Ackを最後に受信してから、一定の期間(例えば750 msec)、新しいTA Command Ackを受信しなければ、その移動局4からのCQI報告に割り当てられていた無線リソース(周波数帯と周期的なサブフレーム群で特定されるリソース単位群と、巡回シフト符号で特定される)を解放する。解放された巡回シフト符号は、そのリソース単位群を使用してCQI報告を送信しようとする他の移動局に割り当てすることが可能である。他方、移動局4は、TA Commandを最後に受信してから、一定の期間(例えば750 msec)、新しいTA Commandを受信しなければ、その移動局4からのCQI報告に割り当てられていた無線リソース(周波数帯と周期的なサブフレーム群で特定されるリソース単位群と、巡回シフト符号で特定される)を解放する。
上述した通り、基地局2と移動局4の間の無線環境によっては、移動局4が下りリンクのTA Commandを受信できても、基地局2が上りリンクのTA Command Ackを受信できないことがある。この場合には、基地局2が移動局4よりもかなり先に無線リソースを解放する。
第1の実施の形態
図6は、本発明の第1の実施の形態に係る無線リソースの管理装置を示すブロック図である。この実施の形態において無線リソースの管理装置は、基地局2である。但し、無線リソースの管理装置は、基地局2と通信可能な他のネットワーク装置であってもよい。
図6に示すように、基地局2は、受信アンテナ10、無線受信部12、受信信号処理部14、CQI報告解析部16、リソース割り当て部18、送信信号処理部20、無線送信部22、送信アンテナ24、新規通信検出部26、CQI報告リソース割り当て部28、通信終了・断絶検出部30、CQI報告リソース解放部32、移動局分類部34、直近割り当て巡回シフト符号管理部35、およびメモリ36を備える。
受信アンテナ10は移動局4からの電波を受信する。無線受信部12は受信アンテナ10で受信した電波を電気信号に変換するための受信回路である。無線送信部22は、電気信号を電波に変換するための送信回路である。送信アンテナ24は無線送信部22で変換された電波を移動局4へ送信する。
受信信号処理部14、CQI報告解析部16、リソース割り当て部18、送信信号処理部20、新規通信検出部26、CQI報告リソース割り当て部28、通信終了・断絶検出部30、CQI報告リソース解放部32、移動局分類部34、および直近割り当て巡回シフト符号管理部35は、基地局2の図示しないCPU(central processing unit)がコンピュータプログラムを実行し、そのコンピュータプログラムに従って機能することによって実現される機能ブロックである。
受信信号処理部14は、無線受信部12からの電気信号を処理する。CQI報告解析部16は、受信信号処理部14で処理されたCQI報告を解析し、CQI報告の送信元である移動局4とCQI報告に記述された移動局4の受信品質を特定する。リソース割り当て部18は、CQI報告解析部16の解析結果に基づいて、下りリンクの無線リソースを各移動局4へ割り当てる。リソース割り当て部18で割り当てられる無線リソースは、下りリンクのデータ通信のための無線リソースである。リソース割り当て部18は、リソース割り当て部18による無線リソース割り当てに従って送信信号処理部20が下りデータ通信を行うように送信信号処理部20を制御する。
新規通信検出部26は、受信信号処理部14で処理された信号により、この基地局2のセルに位置する移動局4からの通信要求があったことを検出する。また、新規通信検出部26は、他のネットワーク装置からこの基地局2のセルに位置する移動局4への通信要求があったことを検出する。
CQI報告リソース割り当て部(リソース単位群指定部、巡回シフト符号割り当て部)28は、新規通信検出部26が新規な通信要求を検出したとき(基地局2と一つの移動局4の間で新たな通信が発生するとき)、当該移動局4がCQI報告を定期的に送信することが可能になるように、CQI報告のための上りリンクの無線リソースを当該移動局4に割り当てる。より具体的には、CQI報告リソース割り当て部は、まずリソース単位群指定部として機能し、ある周波数帯で一定周期を有する上りリンクのリソース単位群を、当該移動局4のCQI報告のためのリソース単位群として新たに指定する。次に、CQI報告リソース割り当て部は、巡回シフト符号割り当て部として機能し、指定されたリソース単位群について、上記の所定の優先順位に従って、一つの巡回シフト符号を、当該移動局4から基地局2へのCQI報告のために新たに割り当てる。CQI報告リソース割り当て部28による上りリンクの無線リソースの割り当ては、さらに詳細に後述する。
CQI報告リソース割り当て部28は、CQI報告リソース割り当て部28で割り当てられたCQI報告のための上りリンクの無線リソース(周波数帯と周期的なサブフレーム群で特定されるリソース単位群と、巡回シフト符号の組合せ)を、対応する当該移動局に通知するために、送信信号処理部20に通知する。送信信号処理部20は、無線リソースを示す情報を当該移動局宛ての送信信号に含める。
また、CQI報告リソース割り当て部28は、CQI報告リソース割り当て部28で割り当てられたCQI報告のための上りリンクの無線リソース(周波数帯と周期的なサブフレーム群で特定されるリソース単位群と、巡回シフト符号の組合せ)と、対応する当該移動局の組合せをメモリ(使用済み巡回シフト符号記憶部)36の符号使用管理テーブル(図7参照)に記憶する。CQI報告リソース割り当て部28は、移動局への無線リソースの割り当てのたびに、メモリ36への記憶を繰り返す。この結果、CQI報告リソース割り当て部28は、CQI報告リソース割り当て部28でCQI報告のために割り当てられた複数の使用済みの巡回シフト符号を、CQI報告のために指定されたリソース単位群について、当該巡回シフト符号が割り当てられた移動局と対応付けて、メモリ36に記憶する。
図7は、基地局2で管理されメモリ36に記憶される符号使用管理テーブルの内容の例を示す図である。CQI報告リソース割り当て部28による移動局へのCQI報告のための無線リソースの割り当てのたびに、符号使用管理テーブルには、割り当てられた無線リソース(周波数帯、周期的なサブフレーム群、巡回シフト符号)と、対応する当該移動局が記録される。どの移動局にも使用されていない無線リソースについては、非使用を示す情報が記録されている。この符号使用管理テーブルには、周波数帯A,B,C,Dの各々につき、#0〜#39の40個のサブフレームに関する記録が設けられている。これは、長い方のCQI報告の送信周期(非SPS移動局のCQI報告の送信周期)である40サブフレームに合わせてある。例えば、移動局がサブフレーム番号0、40、80、120、160、200、...のリソース単位群を利用してCQI報告を送信するのであれば、サブフレーム番号0の記録だけ書き込めばよい。換言すれば、図7に示されたサブフレーム番号(例えば0)は、そのサブフレーム番号で開始する周期が40サブフレームのリソース単位群(サブフレーム番号0、40、80、120、160、200、...)を示す。ある周波数帯のサブフレーム番号の各々につき、インデックス番号0〜11の12個の巡回シフト符号に関する記録が設けられている。
CQI報告の送信周期が10サブフレームであるSPS移動局については、同一の周波数帯で10サブフレームの間隔をおいて、同一の符号が同じ移動局で使用されていることを示すように、CQI報告リソース割り当て部28は符号使用管理テーブルに書き込む。例えば、図7に示すように、移動局AA(SPS移動局)は、周波数帯Aでサブフレーム#0、#10、#20、#30で同じ巡回シフト符号0を使用することが符号使用管理テーブルに記録される。
通信終了・断絶検出部30は、移動局4との既存の通信の終了または断絶を検出する。より具体的には、通信終了・断絶検出部30は、受信信号処理部14で処理された信号のうちTA Command Ackを認識する。通信終了・断絶検出部30は、TA Commandを最後に受信してから、一定の期間、新しいTA Commandを受信しなければ、既存の通信の終了または断絶と判断し、通信が終了または断絶した移動局を特定する(図5参照)。
通信終了・断絶検出部30で既存の通信の終了または断絶が検出されると、CQI報告リソース解放部(巡回シフト符号解放部)32は、通信が終了または断絶した移動局から基地局2へのCQI報告に割り当てられていた無線リソース(周波数帯と周期的なサブフレーム群で特定されるリソース単位群と、巡回シフト符号の組合せ)を解放する。このようにして、CQI報告リソース解放部32は、基地局2と一つの移動局の間で通信が終了または断絶するとき、当該移動局から基地局2へのCQI報告に割り当てられていた巡回シフト符号を解放する。
また、CQI報告リソース解放部32は、解放された無線無線リソース(周波数帯と周期的なサブフレーム群で特定されるリソース単位群と、巡回シフト符号の組合せ)について、メモリ(使用済み巡回シフト符号記憶部)36の符号使用管理テーブル(図7参照)の記録を、非使用を示す情報にリセットする。
移動局分類部34は、CQI報告リソース割り当て部28で移動局にCQI報告のための上りリンクの無線リソース(周波数帯と周期的なサブフレーム群で特定されるリソース単位群と、巡回シフト符号の組合せ)が割り当てられると、当該移動局を複数の移動局群のいずれかに分類する。移動局分類部34は、移動局への無線リソースの割り当てのたびに、分類を繰り返す。この結果、移動局分類部34は、基地局2が通信する複数の移動局を、複数の移動局群に分類することになる。移動局分類部34は分類を行うたびに分類結果をメモリ36に記録する。
分類の手法は、定期的に同じリソース単位群(但し異なる巡回シフト符号)を利用してCQI報告を基地局2に送信する複数のSPS移動局(第1の移動局)と、これらのSPS移動局と部分的に同じリソース単位群を利用してCQI報告を基地局2に定期的に送信する複数の非SPS移動局(第2の移動局)とが一つの移動局群に属するようにするものである。
例えば、周波数帯Aのサブフレーム番号0、10、20、30、40、50、...のリソース単位群(図7ではサブフレーム番号#0、#10、#20、#30で表される)を利用してCQI報告を送信するSPS移動局は、一つの移動局群#1に分類される。また、例えば、周波数帯Aのサブフレーム番号0、40、80、120、160、200、...のリソース単位群(図7ではサブフレーム番号#0で表される)を利用してCQI報告を送信する非SPS移動局も同一の移動局群#1に分類される。これらのSPS移動局と非SPS移動局は、部分的に同じリソース群0、40、80、...を利用してCQI報告を基地局2に送信するからである。さらに、周波数帯Aのサブフレーム番号10、50、90、130、170、210、...のリソース単位群を利用してCQI報告を送信する非SPS移動局も同一の移動局群#1に分類される。さらに、周波数帯Aのサブフレーム番号20、60、100、140、180、220、...のリソース単位群を利用してCQI報告を送信する非SPS移動局も同一の移動局群#1に分類される。さらに、周波数帯Aのサブフレーム番号30、70、110、150、190、220、...のリソース単位群を利用してCQI報告を送信する非SPS移動局も同一の移動局群#1に分類される。
同様に、周波数帯Aのサブフレーム番号1、11、21、31、41、51、...のリソース単位群を利用してCQI報告を送信するSPS移動局は、一つの移動局群#2に分類される。また、例えば、周波数帯Aのサブフレーム番号1、41、81、121、161、201、...のリソース単位群を利用してCQI報告を送信する非SPS移動局も同一の移動局群#2に分類される。これらのSPS移動局と非SPS移動局は、部分的に同じリソース群1、41、81、...を利用してCQI報告を基地局2に送信するからである。さらに、周波数帯Aのサブフレーム番号11、51、91、131、171、211、...のリソース単位群を利用してCQI報告を送信する非SPS移動局も同一の移動局群#2に分類される。さらに、周波数帯Aのサブフレーム番号21、61、101、141、181、221、...のリソース単位群を利用してCQI報告を送信する非SPS移動局も同一の移動局群#2に分類される。さらに、周波数帯Aのサブフレーム番号31、71、111、151、191、221、...のリソース単位群を利用してCQI報告を送信する非SPS移動局も同一の移動局群#2に分類される。
同様に、周波数帯Aのサブフレーム番号9、19、29、39、49、59、...のリソース単位群を利用してCQI報告を送信するSPS移動局は、一つの移動局群#10に分類される。また、例えば、周波数帯Aのサブフレーム番号9、49、89、129、169、209、...のリソース単位群を利用してCQI報告を送信する非SPS移動局も同一の移動局群#10に分類される。これらのSPS移動局と非SPS移動局は、部分的に同じリソース群9、49、89、...を利用してCQI報告を基地局2に送信するからである。さらに、周波数帯Aのサブフレーム番号19、59、99、139、179、219、...のリソース単位群を利用してCQI報告を送信する非SPS移動局も同一の移動局群#10に分類される。さらに、周波数帯Aのサブフレーム番号29、69、109、149、189、229、...のリソース単位群を利用してCQI報告を送信する非SPS移動局も同一の移動局群#10に分類される。さらに、周波数帯Aのサブフレーム番号39、79、119、159、199、229、...のリソース単位群を利用してCQI報告を送信する非SPS移動局も同一の移動局群#10に分類される。
非SPS移動局のCQI報告の送信周期をT、SPS移動局のCQI報告の送信周期をT、リソース単位の時間長をLとすると、一つの周波数帯あたりの移動局群の数βはT/LとT/Lの最小公約数である。この実施の形態では、T=40ms、T=10ms、L=1msであり、一つの周波数帯あたりの移動局群の数βは10である。4つの周波数帯A,B,C,DがCQI報告のために確保されているので、システム全体での移動局群の総数は4β、つまり40である。
直近割り当て巡回シフト符号管理部35は、CQI報告リソース割り当て部28で直近に割り当てられた巡回シフト符号(直近割り当て巡回シフト符号)をメモリ(直近割り当て巡回シフト符号記憶部)36の直近割り当て管理テーブル(図8参照)に記憶する。図8は、基地局2で管理されメモリ36に記憶される直近割り当て管理テーブルの内容の例を示す図である。図8において、群1〜10は移動局分類部34で分類される上記の移動局群を示し、0〜11の数字は巡回シフト符号のインデックス番号を示す。ハッチングは、その周波数およびその移動局群について、CQI報告リソース割り当て部28で直近に割り当てられた巡回シフト符号を示す。図8では、視覚的に理解が容易なように、直近に割り当てられた巡回シフト符号がハッチングで示されているが、実際の直近割り当て管理テーブルでは、その周波数およびその移動局群について直近に割り当てられた巡回シフト符号のインデックス番号だけが記憶されている。
CQI報告リソース割り当て部28による移動局へのCQI報告のための無線リソースの割り当てのたびに、直近割り当て管理テーブルは、直近割り当て巡回シフト符号管理部35により更新される。より具体的には、CQI報告リソース割り当て部28によって移動局へのCQI報告のための無線リソースが割り当てられると、直近割り当て巡回シフト符号管理部35は、CQI報告リソース割り当て部28で直近に割り当てられた直近割り当て巡回シフト符号を、CQI報告リソース割り当て部28で無線リソースが直近に割り当てられた移動局と同じリソース単位群を利用する同じ移動局群に属するすべての移動局(非SPS移動局とSPS移動局を含む)に共通の直近割り当て巡回シフト符号として、直近割り当て管理テーブルに記憶する。例えば、CQI報告リソース割り当て部28が、ある移動局に周波数帯A、サブフレーム番号0を指定し、インデックス番号4の巡回シフト符号を割り当てたと想定する。移動局分類部34は、その移動局を上記の通り移動局群#1に分類する。そして、直近割り当て巡回シフト符号管理部35は、インデックス番号4の巡回シフト符号を、周波数帯A、移動局群#1の移動局に共通する直近割り当て巡回シフト符号として、直近割り当て管理テーブルに記憶する。
次に、CQI報告リソース割り当て部28による上りリンクの無線リソースの割り当てをさらに詳細に説明する。まずCQI報告の送信周期がより短いSPS移動局(第1の移動局)への無線リソースの割り当てを説明する。
新規通信検出部26がSPS移動局に関する新規な通信要求を検出したとき、CQI報告リソース割り当て部(リソース単位群指定部)28は、メモリ36の符号使用管理テーブル(図7参照)を参照し、巡回シフト符号の使用率が最も低く、かつ好適順位が最も高いリソース単位群を、当該SPS移動局のCQI報告のために選択すなわち指定する。巡回シフト符号の使用率は、各リソース単位において、CQI報告のために割り当て可能な巡回シフト符号の総数(図4Aの例では12)に対する現在使用されている巡回シフト符号の数の比である。SPS移動局のCQI報告の送信周期は10サブフレームであるので、リソース単位群の選択においては、CQI報告リソース割り当て部28は、符号使用管理テーブルでの4つのサブフレーム(例えばサブフレーム#0、#10、#20、#30)からなる各群の巡回シフト符号の使用率を計算する。CQI報告のために割り当て可能な巡回シフト符号の総数は一定であるので、「巡回シフト符号の使用率が最も低い」とは、他の移動局からのCQI報告に使用済みの巡回シフト符号の数が最も少ないことと等価である。したがって、CQI報告リソース割り当て部28は、各群で使用されている巡回シフト符号の数を得てもよい。リソース単位の「好適順位」は次のように決まっている。各周波数帯においては、サブフレーム番号が小さいほど好適順位は高い。また、周波数帯Aの好適順位は周波数帯Bの好適順位より高く、周波数帯Bの好適順位は周波数帯Cの好適順位より高く、周波数帯Cの好適順位は周波数帯Dの好適順位より高い。
基地局2の設置後、初めて移動局と通信する場合には、すべてのリソース単位においてすべての巡回シフト符号が非使用である。基地局2の再起動後、初めて移動局と通信する場合も同様である。この場合には、好適順位が最も高い周波数帯Aのサブフレーム#0、#10、#20、#30で開始する周期が10サブフレームのリソース単位群を、CQI報告リソース割り当て部28(リソース単位群指定部)は、当該SPS移動局のCQI報告のために選択すなわち指定する。
このようにしてある周波数帯で一定周期を有する上りリンクのリソース単位群をSPS移動局のCQI報告のためのリソース単位群として指定した後、CQI報告リソース割り当て部(巡回シフト符号割り当て部)28は、指定されたリソース単位群について、上記の所定の優先順位に従って、一つの巡回シフト符号を、当該SPS移動局から基地局2へのCQI報告のために割り当てる。より具体的には、CQI報告リソース割り当て部28は、直近割り当て管理テーブル(図8)と符号使用管理テーブル(図7)を参照して、巡回シフト符号を新たに割り当てようとするSPS移動局が属することになる移動局群に共通する共通の直近割り当て巡回シフト符号より低い優先順位を持ち、この移動局群に属する他の移動局からのCQI報告で使用されておらず、かつ最も高い優先順位を持つ巡回シフト符号を、基地局2と当該SPS移動局の間で新たに発生した通信のために当該SPS移動局から基地局2へのCQI報告に新たに割り当てる。
図9を参照して、巡回シフト符号の割り当てをより詳細に説明する。CQI報告リソース割り当て部28は、周波数帯Aのサブフレーム#0、#10、#20、#30で開始する周期が10サブフレームのリソース単位群を当該SPS移動局のCQI報告のために指定したと想定する。SPS移動局が属することになる移動局群は移動局群#1であり、周波数帯Aの移動局群#1に共通する共通の直近割り当て巡回シフト符号は、インデックス番号4を持つと想定する。図9の例では、図4Aの例と同様に、各リソース単位において、12個の巡回シフト符号のすべてがCQI報告のために利用可能である。しかし、図9に示すように、サブフレーム#0、#10、#20、#30の各々では、いくつかの巡回シフト符号が他の移動局からのCQI報告で使用されている。すなわち、いくつかの巡回シフト符号が移動局群#1に属する他の移動局からのCQI報告で使用されている。
図4Aを参照して上述したように、12個の巡回シフト符号のすべてがCQI報告のために利用可能である例では、優先順位は0、4、8、2、6、10、1、5、9、3、7、11である。移動局群#1に共通する共通の直近割り当て巡回シフト符号のインデックス番号は4であるので、次の優先順位の8に着目する。しかし、インデックス番号8の巡回シフト符号はサブフレーム#0、#20、#30で他の移動局に使用されているので、次の優先順位の2に着目する。しかし、インデックス番号2の巡回シフト符号はサブフレーム#0、#10、#20、#30で他の移動局に使用されているので、次の優先順位の6に着目する。しかし、インデックス番号6の巡回シフト符号はサブフレーム#0、#10、#20、#30で他の移動局に使用されているので、次の優先順位の10に着目する。しかし、インデックス番号10の巡回シフト符号はサブフレーム#0、#30で他の移動局に使用されているので、次の巡回的な優先順位の1に着目する。このようにして、インデックス番号4の直近割り当て巡回シフト符号より低い優先順位を持ち、この移動局群#1に属する他の移動局からのCQI報告で使用されておらず、かつ最も高い優先順位を持つ巡回シフト符号は、インデックス番号7の巡回シフト符号であることが判断される。CQI報告リソース割り当て部28は、インデックス番号7の巡回シフト符号を、新たに通信しようとするSPS移動局に割り当てる。
巡回シフト符号を新たに割り当てようとするSPS移動局が属することになる移動局群に属する他の移動局からのCQI報告で使用されている巡回シフト符号がない場合には、この移動局群に共通する共通の直近割り当て巡回シフト符号もない。このような場合には、優先順位が最も高い巡回シフト符号、すなわちインデックス番号0を持つ巡回シフト符号を、CQI報告リソース割り当て部28は当該SPS移動局に割り当てる。例えば、基地局2の設置または基地局2の再起動後、初めて移動局と通信する場合、このような事象が起こりうる。
次にCQI報告の送信周期がより長い非SPS移動局(第2の移動局)への無線リソースの割り当てを説明する。新規通信検出部26が非SPS移動局に関する新規な通信要求を検出したとき、CQI報告リソース割り当て部(リソース単位群指定部)28は、メモリ36の符号使用管理テーブル(図7参照)を参照し、巡回シフト符号の使用率が最も低く、かつ好適順位が最も高いリソース単位群を、当該非SPS移動局のCQI報告のために選択すなわち指定する。非SPS移動局のCQI報告の送信周期は40サブフレームであるので、リソース単位群の選択においては、CQI報告リソース割り当て部28は、符号使用管理テーブルでの各サブフレーム(例えばサブフレーム#0)の巡回シフト符号の使用率を計算する。CQI報告のために割り当て可能な巡回シフト符号の総数は一定であるので、「巡回シフト符号の使用率が最も低い」とは、他の移動局からのCQI報告に使用済みの巡回シフト符号の数が最も少ないことと等価である。したがって、CQI報告リソース割り当て部28は、各サブフレームで使用されている巡回シフト符号の数を得てもよい。
基地局2の設置後、初めて移動局と通信する場合には、すべてのリソース単位においてすべての巡回シフト符号が非使用である。基地局2の再起動後、初めて移動局と通信する場合も同様である。この場合には、好適順位が最も高い周波数帯Aのサブフレーム#0で開始する周期が40サブフレームのリソース単位群を、CQI報告リソース割り当て部28(リソース単位群指定部)は、当該非SPS移動局のCQI報告のために選択すなわち指定する。
このようにしてある周波数帯で一定周期を有する上りリンクのリソース単位群を非SPS移動局のCQI報告のためのリソース単位群として指定した後、CQI報告リソース割り当て部(巡回シフト符号割り当て部)28は、指定されたリソース単位群について、上記の所定の優先順位に従って、一つの巡回シフト符号を、当該非SPS移動局から基地局2へのCQI報告のために割り当てる。より具体的には、CQI報告リソース割り当て部28は、直近割り当て管理テーブル(図8)と符号使用管理テーブル(図7)を参照して、巡回シフト符号を新たに割り当てようとする非SPS移動局が属することになる移動局群に共通する共通の直近割り当て巡回シフト符号より低い優先順位を持ち、CQI報告リソース割り当て部28で選択されたリソース単位群において他の移動局からのCQI報告で使用されておらず、かつ最も高い優先順位を持つ巡回シフト符号を、基地局2と当該非SPS移動局の間で新たに発生した通信のために当該非SPS移動局から基地局2へのCQI報告に新たに割り当てる。
図9を参照して、巡回シフト符号の割り当てをより詳細に説明する。CQI報告リソース割り当て部28は、周波数帯Aのサブフレーム#10で開始する周期が40サブフレームのリソース単位群を当該非SPS移動局のCQI報告のために指定したと想定する。非SPS移動局が属することになる移動局群は移動局群#1であり、周波数帯Aの移動局群#1に共通する共通の直近割り当て巡回シフト符号は、インデックス番号4を持つと想定する。図9の例では、図4Aの例と同様に、各リソース単位において、12個の巡回シフト符号のすべてがCQI報告のために利用可能である。しかし、図9に示すように、サブフレーム#10では、いくつかの巡回シフト符号が他の移動局からのCQI報告で使用されている。すなわち、CQI報告リソース割り当て部28で選択されたサブフレーム#10で開始する周期が40サブフレームのリソース単位群において、いくつかの巡回シフト符号が他の移動局からのCQI報告で使用されている。
図4Aを参照して上述したように、12個の巡回シフト符号のすべてがCQI報告のために利用可能である例では、優先順位は0、4、8、2、6、10、1、5、9、3、7、11である。移動局群#1に共通する共通の直近割り当て巡回シフト符号のインデックス番号は4であるので、次の優先順位の8に着目する。インデックス番号8の巡回シフト符号はサブフレーム#10で他の移動局に使用されていない。このようにして、インデックス番号4の直近割り当て巡回シフト符号より低い優先順位を持ち、CQI報告リソース割り当て部28で選択されたサブフレーム#10で開始する周期が40サブフレームのリソース単位群において他の移動局からのCQI報告で使用されておらず、かつ最も高い優先順位を持つ巡回シフト符号は、インデックス番号8の巡回シフト符号であることが判断される。CQI報告リソース割り当て部28は、インデックス番号8の巡回シフト符号を、新たに通信しようとする非SPS移動局に割り当てる。
巡回シフト符号を新たに割り当てようとする非SPS移動局が属することになる移動局群に属する他の移動局からのCQI報告で使用されている巡回シフト符号がない場合には、この移動局群に共通する共通の直近割り当て巡回シフト符号もない。このような場合には、優先順位が最も高い巡回シフト符号、すなわちインデックス番号0を持つ巡回シフト符号を、CQI報告リソース割り当て部28は当該非SPS移動局に割り当てる。例えば、基地局2の設置または基地局2の再起動後、初めて移動局と通信する場合、このような事象が起こりうる。
この無線リソースの管理方法では、基地局と一つの移動局の間で新たな通信が発生するときに、複数の巡回シフト符号がそれらの巡回生成順序と同順序でも逆順序でもなく並べられた所定の優先順位に従って、一つの巡回シフト符号を、当該移動局から基地局へのCQI報告に新たに割り当てる。CQI報告リソース割り当て部28は、指定されたリソース単位群において他の移動局からのCQI報告で使用されていない巡回シフト符号を、基地局と移動局の間で新たに発生した通信のために当該移動局から基地局へのCQI報告に新たに割り当てるので、他の移動局からのCQI報告で現在使用中の巡回シフト符号を、新規な通信に割り当てることを避けることができる。また、CQI報告リソース割り当て部28は、他の移動局からのCQI報告のために直近に割り当てられた直近割り当て巡回シフト符号より低い優先順位を持ち、指定されたリソース単位群において他の移動局からのCQI報告で使用されておらず、かつ最も高い優先順位を持つ巡回シフト符号を、基地局と移動局の間で新たに発生した通信のために当該移動局から基地局へのCQI報告に新たに割り当てる。巡回シフト符号を移動局に割り当てるたびに、このような動作が行われるため、そのリソース単位群において、かなり以前に解放された巡回シフト符号を新たに発生した通信のために割り当てることができる。CQI報告のためには、多数のリソース単位群が利用可能であり、これらのリソース単位群の各々において複数の巡回シフト符号が利用可能である。各移動局の通常のリソース保持時間は、多数の移動局への巡回シフト符号の割り当てが一巡するまでに要する通常の時間よりも非常に小さいと予測される。このため、一つのリソース単位群において、かなり以前に解放された巡回シフト符号が、基地局が解放した直後のCQI報告のための巡回シフト符号と一致する可能性は極めて低い。
さらにまた、直近割り当て巡回シフト符号が偶然解放されて符号使用管理テーブル上で非使用を示すように書き換えられても、直近割り当て管理テーブルにはその直近割り当て巡回シフト符号が記録されたまま残っている。したがって、新たに基地局と通信しようとする移動局に、基地局が解放した直後のCQI報告のための巡回シフト符号を割り当てるおそれは少ない。また、移動局に割り当てられる巡回シフト符号の優先順位は、それらの巡回生成順序と同順序でも逆順序でもなく並べられているため、巡回生成順序が近い巡回シフト符号が二つの移動局に割り当てられるおそれが少ない。このため、ある移動局からのある巡回符号を用いたCQI報告の遅延波が、他の移動局からの他の巡回符号を用いたCQI報告に干渉するおそれが少ない。
メモリ36の直近割り当て管理テーブルには、定期的に同じリソース単位群を共用するであろう複数の移動局からなる移動局群に共通の直近割り当て巡回シフト符号が記憶され、移動局に巡回シフト符号を新たに割り当てる場合に、CQI報告リソース割り当て部28は、その移動局が属することになる移動局群に共通する共通の直近割り当て巡回シフト符号より低い優先順位を持つ巡回シフト符号をその移動局に割り当てる。このように、定期的に同じリソース単位群を共用するであろう複数の移動局群に共通の直近割り当て巡回シフト符号を管理することで、各移動局群に属する複数の移動局に同一の巡回シフト符号が割り当てられることを防止することができる。
基地局と一つの非SPS移動局の間で新たな通信が発生するときに、CQI報告リソース割り当て部28は、非SPS移動局からのCQI報告に割り当て可能な上りリンクの複数のリソース単位群のうち、他の移動局からのCQI報告に使用済みの巡回シフト符号の数が最も少ないリソース単位群を選択する。これにより、CQI報告の送信周期がより長い非SPS移動局に、干渉のおそれが少ないリソース単位を指定することができる。送信周期が長いことは、一旦受信側で受信に失敗すると、次に受信成功するまでの期間が長いことを意味する。干渉のおそれが少ないリソース単位を非SPS移動局に指定することにより、送信周期が長い非SPS移動局から基地局がチャネル品質インジケータ報告を受信成功する確実性が高まる。
第2の実施の形態
次に本発明に係る第2の実施の形態を説明する。第1の実施の形態と同様に、第2の実施の形態は、図1ないし図5を参照して上記した基本構成および基本動作を前提とする。
図10は、本発明の第2の実施の形態に係る無線リソースの管理装置を示すブロック図である。この実施の形態においても無線リソースの管理装置は、基地局2である。但し、無線リソースの管理装置は、基地局2と通信可能な他のネットワーク装置であってもよい。
第2の実施の形態に係る基地局2は、図6に示して上記した第1の実施の形態と類似した構成を有する。図7に例を示した符号使用管理テーブルは、第2の実施の形態に係る基地局2でも管理される。但し、第1の実施の形態では、新たに移動局に巡回シフト符号を割り当てる場合に、巡回シフト符号を新たに割り当てようとする移動局が属することになる移動局群に共通する共通の直近割り当て巡回シフト符号に基づくが、第2の実施の形態では、新たに移動局に巡回シフト符号を割り当てる場合に、巡回シフト符号を新たに割り当てようとする移動局が属することになる移動局群に共通する共通の直近解放巡回シフト符号に基づく。図6に示す直近割り当て巡回シフト符号管理部35の代わりに、第2の実施の形態に係る基地局2は、直近解放巡回シフト符号管理部135を有する。
以下の説明では、第1の実施の形態と同様の動作は省略し、主に第2の実施の形態に固有の特徴を説明する。通信が終了または断絶した移動局から基地局2へのCQI報告に割り当てられていた無線リソース(周波数帯と周期的なサブフレーム群で特定されるリソース単位群と、巡回シフト符号の組合せ)をCQI報告リソース解放部32が解放すると、CQI報告リソース解放部32は、解放された無線無線リソースについて、メモリ(使用済み巡回シフト符号記憶部)36の符号使用管理テーブルの記録を、非使用を示す情報にリセットする。さらに、CQI報告リソース解放部32は、直近解放巡回シフト符号管理部135に、解放された無線リソースと当該移動局を通知する。
直近解放巡回シフト符号管理部135は、CQI報告リソース解放部32で直近に解放された巡回シフト符号(直近解放巡回シフト符号)をメモリ(直近解放巡回シフト符号記憶部)36の直近解放管理テーブル(図11参照)に記憶する。図11は、基地局2で管理されメモリ36に記憶される直近解放管理テーブルの内容の例を示す図である。図11において、群1〜10は移動局分類部34で分類される上記の移動局群を示し、0〜11の数字は巡回シフト符号のインデックス番号を示す。ハッチングは、その周波数およびその移動局群について、CQI報告リソース解放部32で直近に解放された巡回シフト符号を示す。図11では、視覚的に理解が容易なように、直近に解放された巡回シフト符号がハッチングで示されているが、実際の直近解放管理テーブルでは、その周波数およびその移動局群について直近に解放された巡回シフト符号のインデックス番号だけが記憶されている。
CQI報告リソース解放部32による移動局へのCQI報告のための無線リソースの解放のたびに、直近解放管理テーブルは、直近解放巡回シフト符号管理部135により更新される。より具体的には、CQI報告リソース解放部32によって移動局へのCQI報告のための無線リソースが解放されると、直近解放巡回シフト符号管理部135は、CQI報告リソース解放部32で直近に解放された直近解放巡回シフト符号を、CQI報告リソース解放部32で無線リソースが直近に解放された移動局と同じリソース単位群を利用する同じ移動局群に属するすべての移動局(非SPS移動局とSPS移動局を含む)に共通の直近解放巡回シフト符号として、直近解放管理テーブルに記憶する。例えば、CQI報告リソース割り当て部28が、ある移動局に周波数帯A、サブフレーム番号0を指定し、インデックス番号4の巡回シフト符号を割り当てていたと想定する。移動局分類部34は、その移動局を上記の通り移動局群#1に分類する。そして、CQI報告リソース解放部32がこの移動局のための周波数帯A、サブフレーム番号0、インデックス番号4の巡回シフト符号の無線リソースを解放したと想定する。直近解放巡回シフト符号管理部135は、インデックス番号4の巡回シフト符号を、周波数帯A、移動局群#1の移動局に共通する直近解放巡回シフト符号として、直近解放管理テーブルに記憶する。
次に、CQI報告リソース割り当て部28による上りリンクの無線リソースの割り当てをさらに詳細に説明する。まずCQI報告の送信周期がより短いSPS移動局(第1の移動局)への無線リソースの割り当てを説明する。
新規通信検出部26がSPS移動局に関する新規な通信要求を検出したとき、第1の実施の形態と同様に、CQI報告リソース割り当て部(リソース単位群指定部)28は、メモリ36の符号使用管理テーブル(図7参照)を参照し、巡回シフト符号の使用率または使用数が最も低く、かつ好適順位が最も高いリソース単位群を、当該SPS移動局のCQI報告のために選択すなわち指定する。
基地局2の設置後、初めて移動局と通信する場合には、すべてのリソース単位においてすべての巡回シフト符号が非使用である。基地局2の再起動後、初めて移動局と通信する場合も同様である。この場合には、好適順位が最も高い周波数帯Aのサブフレーム#0、#10、#20、#30で開始する周期が10サブフレームのリソース単位群を、CQI報告リソース割り当て部28(リソース単位群指定部)は、当該SPS移動局のCQI報告のために選択すなわち指定する。
このようにしてある周波数帯で一定周期を有する上りリンクのリソース単位群をSPS移動局のCQI報告のためのリソース単位群として指定した後、CQI報告リソース割り当て部(巡回シフト符号割り当て部)28は、指定されたリソース単位群について、上記の所定の優先順位に従って、一つの巡回シフト符号を、当該SPS移動局から基地局2へのCQI報告のために割り当てる。より具体的には、CQI報告リソース割り当て部28は、直近解放管理テーブル(図11)と符号使用管理テーブル(図7)を参照して、巡回シフト符号を新たに割り当てようとするSPS移動局が属することになる移動局群に共通する共通の直近解放巡回シフト符号より低い優先順位を持ち、この移動局群に属する他の移動局からのCQI報告で使用されておらず、かつ最も高い優先順位を持つ巡回シフト符号を、基地局2と当該SPS移動局の間で新たに発生した通信のために当該SPS移動局から基地局2へのCQI報告に新たに割り当てる。
図12を参照して、巡回シフト符号の割り当てをより詳細に説明する。CQI報告リソース割り当て部28は、周波数帯Aのサブフレーム#0、#10、#20、#30で開始する周期が10サブフレームのリソース単位群を当該SPS移動局のCQI報告のために指定したと想定する。SPS移動局が属することになる移動局群は移動局群#1であり、周波数帯Aの移動局群#1に共通する共通の直近解放巡回シフト符号は、インデックス番号4を持つと想定する。図12の例では、図4Aの例と同様に、各リソース単位において、12個の巡回シフト符号のすべてがCQI報告のために利用可能である。しかし、図12に示すように、サブフレーム#0、#10、#20、#30の各々では、いくつかの巡回シフト符号が他の移動局からのCQI報告で使用されている。すなわち、いくつかの巡回シフト符号が移動局群#1に属する他の移動局からのCQI報告で使用されている。
図4Aを参照して上述したように、12個の巡回シフト符号のすべてがCQI報告のために利用可能である例では、優先順位は0、4、8、2、6、10、1、5、9、3、7、11である。移動局群#1に共通する共通の直近解放巡回シフト符号のインデックス番号は4であるので、次の優先順位の8に着目する。しかし、インデックス番号8の巡回シフト符号はサブフレーム#0、#20、#30で他の移動局に使用されているので、次の優先順位の2に着目する。しかし、インデックス番号2の巡回シフト符号はサブフレーム#0、#10、#20、#30で他の移動局に使用されているので、次の優先順位の6に着目する。しかし、インデックス番号6の巡回シフト符号はサブフレーム#0、#10、#20、#30で他の移動局に使用されているので、次の優先順位の10に着目する。しかし、インデックス番号10の巡回シフト符号はサブフレーム#0、#30で他の移動局に使用されているので、次の巡回的な優先順位の1に着目する。このようにして、インデックス番号4の直近解放巡回シフト符号より低い優先順位を持ち、この移動局群#1に属する他の移動局からのCQI報告で使用されておらず、かつ最も高い優先順位を持つ巡回シフト符号は、インデックス番号7の巡回シフト符号であることが判断される。CQI報告リソース割り当て部28は、インデックス番号7の巡回シフト符号を、新たに通信しようとするSPS移動局に割り当てる。
巡回シフト符号を新たに割り当てようとするSPS移動局が属することになる移動局群に共通の直近解放巡回シフト符号がなく、この移動局群に属する他の移動局からのCQI報告で使用されている巡回シフト符号がない場合には、優先順位が最も高い巡回シフト符号、すなわちインデックス番号0を持つ巡回シフト符号を、CQI報告リソース割り当て部28は当該SPS移動局に割り当てる。例えば、基地局2の設置または基地局2の再起動後、初めて移動局と通信する場合、このような事象が起こりうる。
次にCQI報告の送信周期がより長い非SPS移動局(第2の移動局)への無線リソースの割り当てを説明する。新規通信検出部26が非SPS移動局に関する新規な通信要求を検出したとき、CQI報告リソース割り当て部(リソース単位群指定部)28は、第1の実施の形態と同様に、メモリ36の符号使用管理テーブル(図7参照)を参照し、巡回シフト符号の使用率または使用数が最も低く、かつ好適順位が最も高いリソース単位群を、当該非SPS移動局のCQI報告のために選択すなわち指定する。
基地局2の設置後、初めて移動局と通信する場合には、すべてのリソース単位においてすべての巡回シフト符号が非使用である。基地局2の再起動後、初めて移動局と通信する場合も同様である。この場合には、好適順位が最も高い周波数帯Aのサブフレーム#0で開始する周期が40サブフレームのリソース単位群を、CQI報告リソース割り当て部28(リソース単位群指定部)は、当該非SPS移動局のCQI報告のために選択すなわち指定する。
このようにしてある周波数帯で一定周期を有する上りリンクのリソース単位群を非SPS移動局のCQI報告のためのリソース単位群として指定した後、CQI報告リソース割り当て部(巡回シフト符号割り当て部)28は、指定されたリソース単位群について、上記の所定の優先順位に従って、一つの巡回シフト符号を、当該非SPS移動局から基地局2へのCQI報告のために割り当てる。より具体的には、CQI報告リソース割り当て部28は、直近解放管理テーブル(図11)と符号使用管理テーブル(図7)を参照して、巡回シフト符号を新たに割り当てようとする非SPS移動局が属することになる移動局群に共通する共通の直近解放巡回シフト符号より低い優先順位を持ち、CQI報告リソース割り当て部28で選択されたリソース単位群において他の移動局からのCQI報告で使用されておらず、かつ最も高い優先順位を持つ巡回シフト符号を、基地局2と当該非SPS移動局の間で新たに発生した通信のために当該非SPS移動局から基地局2へのCQI報告に新たに割り当てる。
図12を参照して、巡回シフト符号の割り当てをより詳細に説明する。CQI報告リソース割り当て部28は、周波数帯Aのサブフレーム#10で開始する周期が40サブフレームのリソース単位群を当該非SPS移動局のCQI報告のために指定したと想定する。非SPS移動局が属することになる移動局群は移動局群#1であり、周波数帯Aの移動局群#1に共通する共通の直近解放巡回シフト符号は、インデックス番号4を持つと想定する。図12の例では、図4Aの例と同様に、各リソース単位において、12個の巡回シフト符号のすべてがCQI報告のために利用可能である。しかし、図12に示すように、サブフレーム#10では、いくつかの巡回シフト符号が他の移動局からのCQI報告で使用されている。すなわち、CQI報告リソース割り当て部28で選択されたサブフレーム#10で開始する周期が40サブフレームのリソース単位群において、いくつかの巡回シフト符号が他の移動局からのCQI報告で使用されている。
図4Aを参照して上述したように、12個の巡回シフト符号のすべてがCQI報告のために利用可能である例では、優先順位は0、4、8、2、6、10、1、5、9、3、7、11である。移動局群#1に共通する共通の直近解放巡回シフト符号のインデックス番号は4であるので、次の優先順位の8に着目する。インデックス番号8の巡回シフト符号はサブフレーム#10で他の移動局に使用されていない。このようにして、インデックス番号4の直近解放巡回シフト符号より低い優先順位を持ち、CQI報告リソース割り当て部28で選択されたサブフレーム#10で開始する周期が40サブフレームのリソース単位群において他の移動局からのCQI報告で使用されておらず、かつ最も高い優先順位を持つ巡回シフト符号は、インデックス番号8の巡回シフト符号であることが判断される。CQI報告リソース割り当て部28は、インデックス番号8の巡回シフト符号を、新たに通信しようとする非SPS移動局に割り当てる。
巡回シフト符号を新たに割り当てようとするSPS移動局が属することになる移動局群に共通の直近解放巡回シフト符号がなく、この移動局群に属する他の移動局からのCQI報告で使用されている巡回シフト符号がない場合には、優先順位が最も高い巡回シフト符号、すなわちインデックス番号0を持つ巡回シフト符号を、CQI報告リソース割り当て部28は当該非SPS移動局に割り当てる。例えば、基地局2の設置または基地局2の再起動後、初めて移動局と通信する場合、このような事象が起こりうる。
この無線リソースの管理方法では、基地局と一つの移動局の間で新たな通信が発生するときに、複数の巡回シフト符号がそれらの巡回生成順序と同順序でも逆順序でもなく並べられた所定の優先順位に従って、一つの巡回シフト符号を、当該移動局から基地局へのCQI報告に新たに割り当てる。CQI報告リソース割り当て部28は、指定されたリソース単位群において他の移動局からのCQI報告で使用されていない巡回シフト符号を、基地局と移動局の間で新たに発生した通信のために当該移動局から基地局へのCQI報告に新たに割り当てるので、他の移動局からのCQI報告で現在使用中の巡回シフト符号を、新規な通信に割り当てることを避けることができる。また、CQI報告リソース割り当て部28は、他の移動局からのCQI報告から直近に解放された直近解放巡回シフト符号より低い優先順位を持ち、指定されたリソース単位群において他の移動局からのCQI報告で使用されておらず、かつ最も高い優先順位を持つ巡回シフト符号を、基地局と移動局の間で新たに発生した通信のために当該移動局から基地局へのCQI報告に新たに割り当てる。このため、そのリソース単位群において、直近に解放された直近解放巡回シフト符号を新たに発生した通信のために割り当てることを回避することができる。したがって、新たに基地局と通信しようとする移動局に、基地局が解放した直後のCQI報告のための巡回シフト符号を割り当てるおそれはない。また、移動局に割り当てられる巡回シフト符号の優先順位は、それらの巡回生成順序と同順序でも逆順序でもなく並べられているため、巡回生成順序が近い巡回シフト符号が二つの移動局に割り当てられるおそれが少ない。このため、ある移動局からのある巡回符号を用いたCQI報告の遅延波が、他の移動局からの他の巡回符号を用いたCQI報告に干渉するおそれが少ない。
メモリ36の直近解放管理テーブルには、定期的に同じリソース単位群を共用するであろう複数の移動局からなる移動局群に共通の直近解放巡回シフト符号が記憶され、移動局に巡回シフト符号を新たに割り当てる場合に、CQI報告リソース割り当て部28は、その移動局が属することになる移動局群に共通する共通の直近解放巡回シフト符号より低い優先順位を持つ巡回シフト符号をその移動局に割り当てる。このように、定期的に同じリソース単位群を共用するであろう複数の移動局群に共通の直近解放巡回シフト符号を管理することで、各移動局群に属する複数の移動局に同一の巡回シフト符号が割り当てられることを防止することができる。
基地局と一つの非SPS移動局の間で新たな通信が発生するときに、CQI報告リソース割り当て部28は、非SPS移動局からのCQI報告に割り当て可能な上りリンクの複数のリソース単位群のうち、他の移動局からのCQI報告に使用済みの巡回シフト符号の数が最も少ないリソース単位群を選択する。これにより、CQI報告の送信周期がより長い非SPS移動局に、干渉のおそれが少ないリソース単位を指定することができる。送信周期が長いことは、一旦受信側で受信に失敗すると、次に受信成功するまでの期間が長いことを意味する。干渉のおそれが少ないリソース単位を非SPS移動局に指定することにより、送信周期が長い非SPS移動局から基地局がチャネル品質インジケータ報告を受信成功する確実性が高まる。
他の変形
上記の実施の形態では、非SPS移動局のCQI報告の送信周期が40msであり、SPS移動局のCQI報告の送信周期が10msであるが、送信周期はこれらに限られない。非SPS移動局のCQI報告の送信周期がSPS移動局のCQI報告の送信周期と一致していて、SPS移動局と非SPS移動局が「完全に同じリソース単位群を利用」してCQI報告を送信してもよい。
非SPS移動局のCQI報告の送信周期がSPS移動局のCQI報告の送信周期より短くてもよい。この場合には、第1の実施の形態および第2の実施の形態において、基地局と一つのSPS移動局の間で新たな通信が発生するときに、CQI報告リソース割り当て部28は、SPS移動局からのCQI報告に割り当て可能な上りリンクの複数のリソース単位群のうち、他の移動局からのCQI報告に使用済みの巡回シフト符号の数が最も少ないリソース単位群を選択すると好ましい。これにより、CQI報告の送信周期がより長いSPS移動局に、干渉のおそれが少ないリソース単位を指定することができる。
移動局からのCQI報告の送信周期は、基地局でのスケジューリングの周期と同じでもよいし、異なっていてもよい。
基地局2において、CPUが実行する各機能は、CPUの代わりに、ハードウェアで実行してもよいし、例えばFPGA(Field Programmable Gate Array),DSP(Digital Signal Processor)等のプログラマブルロジックデバイスで実行してもよい。
2 基地局、2a セル、4 移動局、10 受信アンテナ、12 無線受信部、14 受信信号処理部、16 CQI報告解析部、18 リソース割り当て部、20 送信信号処理部、22 無線送信部、24 送信アンテナ、26 新規通信検出部、28 CQI報告リソース割り当て部(リソース単位群指定部、巡回シフト符号割り当て部)、30 通信終了・断絶検出部、32 CQI報告リソース解放部(巡回シフト符号解放部)、34 移動局分類部、35 直近割り当て巡回シフト符号管理部、36 メモリ(使用済み巡回シフト符号記憶部、直近割り当て巡回シフト符号記憶部、直近解放巡回シフト符号記憶部)、135 直近解放巡回シフト符号管理部。

Claims (16)

  1. 直交周波数分割多元接続方式に従って基地局が複数の移動局と通信し、複数の移動局が、これらの移動局での受信品質に対応するチャネル品質インジケータをそれぞれ基地局に報告するために、チャネル品質インジケータ報告を異なる巡回シフト符号で変調し、周波数と時刻で特定されるリソース単位を利用して変調されたチャネル品質インジケータ報告を上りリンクで送信するシステムにおいて、
    前記チャネル品質インジケータ報告のために使用される無線リソースを管理する方法であって、
    前記基地局と一つの移動局の間で新たな通信が発生するときに、当該移動局がチャネル品質インジケータ報告を定期的に送信するように、ある周波数帯で一定周期を有する上りリンクのリソース単位群を新たに指定するステップと、
    指定された前記リソース単位群について、複数の巡回シフト符号がそれらの巡回生成順序と同順序でも逆順序でもなく並べられた所定の優先順位に従って、一つの巡回シフト符号を、当該移動局から前記基地局へのチャネル品質インジケータ報告に新たに割り当てるステップと、
    前記基地局と一つの移動局の間で通信が終了または断絶するとき、当該移動局から前記基地局へのチャネル品質インジケータ報告に割り当てられていた巡回シフト符号を解放するステップと、
    前記割り当てるステップで割り当てられた複数の使用済みの巡回シフト符号を、前記指定されたリソース単位群について、当該巡回シフト符号が割り当てられた移動局と対応付けて、記憶するステップと、
    前記割り当てるステップで直近に割り当てられた直近割り当て巡回シフト符号を記憶するステップとを備え、
    前記割り当てるステップでは、他の移動局からのチャネル品質インジケータ報告のために直近に割り当てられた直近割り当て巡回シフト符号より低い優先順位を持ち、前記リソース単位群において他の移動局からのチャネル品質インジケータ報告で使用されておらず、かつ最も高い優先順位を持つ巡回シフト符号を、前記基地局と移動局の間で新たに発生した通信のために当該移動局から前記基地局へのチャネル品質インジケータ報告に新たに割り当てる
    ことを特徴とする無線リソースの管理方法。
  2. 前記複数の移動局には、チャネル品質インジケータ報告を一定の第1の周期で前記基地局に送信する複数の第1の移動局と、チャネル品質インジケータ報告を一定の第2の周期で前記基地局に送信する複数の第2の移動局とがあり、
    定期的に同じリソース単位群を利用してチャネル品質インジケータ報告を前記基地局に送信する複数の第1の移動局と、これらの第1の移動局と少なくとも部分的に同じリソース単位群を利用してチャネル品質インジケータ報告を前記基地局に定期的に送信する複数の第2の移動局とが一つの移動局群に属するように、前記複数の第1の移動局および前記複数の第2の移動局を複数の移動局群に分類するステップをさらに備え、
    前記直近に割り当てられた直近割り当て巡回シフト符号を記憶するステップでは、前記割り当てるステップで巡回シフト符号が直近に割り当てられた移動局と同じ移動局群に属する前記第1の移動局および前記第2の移動局に共通の直近割り当て巡回シフト符号として、前記割り当てるステップで直近に割り当てられた直近割り当て巡回シフト符号を記憶し、
    前記割り当てるステップでは、第1の移動局に巡回シフト符号を新たに割り当てる場合に、このステップで巡回シフト符号を新たに割り当てようとする第1の移動局が属することになる移動局群に共通する共通の直近割り当て巡回シフト符号より低い優先順位を持ち、この移動局群に属する他の移動局からのチャネル品質インジケータ報告で使用されておらず、かつ最も高い優先順位を持つ巡回シフト符号を、前記基地局と当該第1の移動局の間で新たに発生した通信のために当該第1の移動局から前記基地局へのチャネル品質インジケータ報告に新たに割り当てる
    ことを特徴とする請求項1に記載の無線リソースの管理方法。
  3. 前記割り当てるステップでは、第2の移動局に巡回シフト符号を新たに割り当てる場合に、このステップで巡回シフト符号を新たに割り当てようとする第2の移動局が属することになる移動局群に共通する共通の直近割り当て巡回シフト符号より低い優先順位を持ち、この移動局群に属する他の移動局からのチャネル品質インジケータ報告で使用されておらず、かつ最も高い優先順位を持つ巡回シフト符号を、前記基地局と当該第2の移動局の間で新たに発生した通信のために当該第2の移動局から前記基地局へのチャネル品質インジケータ報告に新たに割り当てる
    ことを特徴とする請求項2に記載の無線リソースの管理方法。
  4. 複数の第1の移動局がチャネル品質インジケータ報告を前記基地局に送信する前記第1の周期は、複数の第2の移動局がチャネル品質インジケータ報告を前記基地局に送信する前記第2の周期よりも短く、
    前記指定するステップでは、前記基地局と一つの第2の移動局の間で新たな通信が発生するときに、第2の移動局からのチャネル品質インジケータ報告に割り当て可能な上りリンクの複数のリソース単位群のうち、他の移動局からのチャネル品質インジケータ報告に使用済みの巡回シフト符号の数が最も少ないリソース単位群を選択し、
    前記割り当てるステップでは、第2の移動局に巡回シフト符号を新たに割り当てる場合に、このステップで巡回シフト符号を新たに割り当てようとする第2の移動局が属することになる移動局群に共通する共通の直近割り当て巡回シフト符号より低い優先順位を持ち、前記指定するステップで選択されたリソース単位群において他の移動局からのチャネル品質インジケータ報告で使用されておらず、かつ最も高い優先順位を持つ巡回シフト符号を、前記基地局と当該第2の移動局の間で新たに発生した通信のために当該第2の移動局から前記基地局へのチャネル品質インジケータ報告に新たに割り当てる
    ことを特徴とする請求項2に記載の無線リソースの管理方法。
  5. 直交周波数分割多元接続方式に従って基地局が複数の移動局と通信し、複数の移動局が、これらの移動局での受信品質に対応するチャネル品質インジケータをそれぞれ基地局に報告するために、チャネル品質インジケータ報告を異なる巡回シフト符号で変調し、周波数と時刻で特定されるリソース単位を利用して変調されたチャネル品質インジケータ報告を上りリンクで送信するシステムにおいて、
    前記チャネル品質インジケータ報告のために使用される無線リソースを管理する方法であって、
    前記基地局と一つの移動局の間で新たな通信が発生するときに、当該移動局がチャネル品質インジケータ報告を定期的に送信するように、ある周波数帯で一定周期を有する上りリンクのリソース単位群を新たに指定するステップと、
    指定された前記リソース単位群について、複数の巡回シフト符号がそれらの巡回生成順序と同順序でも逆順序でもなく並べられた所定の優先順位に従って、一つの巡回シフト符号を、当該移動局から前記基地局へのチャネル品質インジケータ報告に新たに割り当てるステップと、
    前記基地局と一つの移動局の間で通信が終了または断絶するとき、当該移動局から前記基地局へのチャネル品質インジケータ報告に割り当てられていた巡回シフト符号を解放するステップと、
    前記割り当てるステップで割り当てられた複数の使用済みの巡回シフト符号を、前記指定されたリソース単位群について、当該巡回シフト符号が割り当てられた移動局と対応付けて、記憶するステップと、
    前記解放するステップで直近に解放された直近解放巡回シフト符号を記憶するステップとを備え、
    前記割り当てるステップでは、他の移動局からのチャネル品質インジケータ報告から直近に解放された直近割り当て巡回シフト符号より低い優先順位を持ち、前記リソース単位群において他の移動局からのチャネル品質インジケータ報告で使用されておらず、かつ最も高い優先順位を持つ巡回シフト符号を、前記基地局と移動局の間で新たに発生した通信のために当該移動局から前記基地局へのチャネル品質インジケータ報告に新たに割り当てる
    ことを特徴とする無線リソースの管理方法。
  6. 前記複数の移動局には、チャネル品質インジケータ報告を一定の第1の周期で前記基地局に送信する複数の第1の移動局と、チャネル品質インジケータ報告を一定の第2の周期で前記基地局に送信する複数の第2の移動局とがあり、
    定期的に同じリソース単位群を利用してチャネル品質インジケータ報告を前記基地局に送信する複数の第1の移動局と、これらの第1の移動局と少なくとも部分的に同じリソース単位群を利用してチャネル品質インジケータ報告を前記基地局に定期的に送信する複数の第2の移動局とが一つの移動局群に属するように、前記複数の第1の移動局および前記複数の第2の移動局を複数の移動局群に分類するステップをさらに備え、
    前記直近に解放された直近解放巡回シフト符号を記憶するステップでは、前記解放するステップで巡回シフト符号が直近に解放された移動局と同じ移動局群に属する前記第1の移動局および前記第2の移動局に共通の直近解放巡回シフト符号として、前記解放するステップで直近に解放された直近解放巡回シフト符号を記憶し、
    前記割り当てるステップでは、第1の移動局に巡回シフト符号を新たに割り当てる場合に、このステップで巡回シフト符号を新たに割り当てようとする第1の移動局が属することになる移動局群に共通する共通の直近解放巡回シフト符号より低い優先順位を持ち、この移動局群に属する他の移動局からのチャネル品質インジケータ報告で使用されておらず、かつ最も高い優先順位を持つ巡回シフト符号を、前記基地局と当該第1の移動局の間で新たに発生した通信のために当該第1の移動局から前記基地局へのチャネル品質インジケータ報告に新たに割り当てる
    ことを特徴とする請求項5に記載の無線リソースの管理方法。
  7. 前記割り当てるステップでは、第2の移動局に巡回シフト符号を新たに割り当てる場合に、このステップで巡回シフト符号を新たに割り当てようとする第2の移動局が属することになる移動局群に共通する共通の直近解放巡回シフト符号より低い優先順位を持ち、この移動局群に属する他の移動局からのチャネル品質インジケータ報告で使用されておらず、かつ最も高い優先順位を持つ巡回シフト符号を、前記基地局と当該第2の移動局の間で新たに発生した通信のために当該第2の移動局から前記基地局へのチャネル品質インジケータ報告に新たに割り当てる
    ことを特徴とする請求項6に記載の無線リソースの管理方法。
  8. 複数の第1の移動局がチャネル品質インジケータ報告を前記基地局に送信する前記第1の周期は、複数の第2の移動局がチャネル品質インジケータ報告を前記基地局に送信する前記第2の周期よりも短く、
    前記指定するステップでは、前記基地局と一つの第2の移動局の間で新たな通信が発生するときに、第2の移動局からのチャネル品質インジケータ報告に割り当て可能な上りリンクの複数のリソース単位群のうち、他の移動局からのチャネル品質インジケータ報告に使用済みの巡回シフト符号の数が最も少ないリソース単位群を選択し、
    前記割り当てるステップでは、第2の移動局に巡回シフト符号を新たに割り当てる場合に、このステップで巡回シフト符号を新たに割り当てようとする第2の移動局が属することになる移動局群に共通する共通の直近解放巡回シフト符号より低い優先順位を持ち、前記指定するステップで選択されたリソース単位群において他の移動局からのチャネル品質インジケータ報告で使用されておらず、かつ最も高い優先順位を持つ巡回シフト符号を、前記基地局と当該第2の移動局の間で新たに発生した通信のために当該第2の移動局から前記基地局へのチャネル品質インジケータ報告に新たに割り当てる
    ことを特徴とする請求項6に記載の無線リソースの管理方法。
  9. 直交周波数分割多元接続方式に従って基地局が複数の移動局と通信し、複数の移動局が、これらの移動局での受信品質に対応するチャネル品質インジケータをそれぞれ基地局に報告するために、チャネル品質インジケータ報告を異なる巡回シフト符号で変調し、周波数と時刻で特定されるリソース単位を利用して変調されたチャネル品質インジケータ報告を上りリンクで送信するシステムにおいて、
    前記チャネル品質インジケータ報告のために使用される無線リソースを管理する装置であって、
    前記基地局と一つの移動局の間で新たな通信が発生するときに、当該移動局がチャネル品質インジケータ報告を定期的に送信するように、ある周波数帯で一定周期を有する上りリンクのリソース単位群を新たに指定するリソース単位群指定部と、
    指定された前記リソース単位群について、複数の巡回シフト符号がそれらの巡回生成順序と同順序でも逆順序でもなく並べられた所定の優先順位に従って、一つの巡回シフト符号を、当該移動局から前記基地局へのチャネル品質インジケータ報告に新たに割り当てる巡回シフト符号割り当て部と、
    前記基地局と一つの移動局の間で通信が終了または断絶するとき、当該移動局から前記基地局へのチャネル品質インジケータ報告に割り当てられていた巡回シフト符号を解放する巡回シフト符号解放部と、
    前記巡回シフト符号割り当て部で割り当てられた複数の使用済みの巡回シフト符号を、前記指定されたリソース単位群について、当該巡回シフト符号が割り当てられた移動局と対応付けて、記憶する使用済み巡回シフト符号記憶部と、
    前記巡回シフト符号割り当て部で直近に割り当てられた直近割り当て巡回シフト符号を記憶する直近割り当て巡回シフト符号記憶部とを備え、
    前記巡回シフト符号割り当て部は、前記巡回シフト符号割り当て部で他の移動局からのチャネル品質インジケータ報告のために直近に割り当てられた直近割り当て巡回シフト符号より低い優先順位を持ち、前記リソース単位群において他の移動局からのチャネル品質インジケータ報告で使用されておらず、かつ最も高い優先順位を持つ巡回シフト符号を、前記基地局と移動局の間で新たに発生した通信のために当該移動局から前記基地局へのチャネル品質インジケータ報告に新たに割り当てる
    ことを特徴とする無線リソースの管理装置。
  10. 前記複数の移動局には、チャネル品質インジケータ報告を一定の第1の周期で前記基地局に送信する複数の第1の移動局と、チャネル品質インジケータ報告を一定の第2の周期で前記基地局に送信する複数の第2の移動局とがあり、
    定期的に同じリソース単位群を利用してチャネル品質インジケータ報告を前記基地局に送信する複数の第1の移動局と、これらの第1の移動局と少なくとも部分的に同じリソース単位群を利用してチャネル品質インジケータ報告を前記基地局に定期的に送信する複数の第2の移動局とが一つの移動局群に属するように、前記複数の第1の移動局および前記複数の第2の移動局を複数の移動局群に分類する移動局分類部をさらに備え、
    前記直近割り当て巡回シフト符号記憶部は、前記巡回シフト符号割り当て部で巡回シフト符号が直近に割り当てられた移動局と同じ移動局群に属する前記第1の移動局および前記第2の移動局に共通の直近割り当て巡回シフト符号として、前記巡回シフト符号割り当て部で直近に割り当てられた直近割り当て巡回シフト符号を記憶し、
    前記巡回シフト符号割り当て部は、第1の移動局に巡回シフト符号を新たに割り当てる場合に、巡回シフト符号を新たに割り当てようとする第1の移動局が属することになる移動局群に共通する共通の直近割り当て巡回シフト符号より低い優先順位を持ち、この移動局群に属する他の移動局からのチャネル品質インジケータ報告で使用されておらず、かつ最も高い優先順位を持つ巡回シフト符号を、前記基地局と当該第1の移動局の間で新たに発生した通信のために当該第1の移動局から前記基地局へのチャネル品質インジケータ報告に新たに割り当てる
    ことを特徴とする請求項9に記載の無線リソースの管理装置。
  11. 前記巡回シフト符号割り当て部は、第2の移動局に巡回シフト符号を新たに割り当てる場合に、巡回シフト符号を新たに割り当てようとする第2の移動局が属することになる移動局群に共通する共通の直近割り当て巡回シフト符号より低い優先順位を持ち、この移動局群に属する他の移動局からのチャネル品質インジケータ報告で使用されておらず、かつ最も高い優先順位を持つ巡回シフト符号を、前記基地局と当該第2の移動局の間で新たに発生した通信のために当該第2の移動局から前記基地局へのチャネル品質インジケータ報告に新たに割り当てる
    ことを特徴とする請求項10に記載の無線リソースの管理装置。
  12. 複数の第1の移動局がチャネル品質インジケータ報告を前記基地局に送信する前記第1の周期は、複数の第2の移動局がチャネル品質インジケータ報告を前記基地局に送信する前記第2の周期よりも短く、
    前記リソース単位群指定部は、前記基地局と一つの第2の移動局の間で新たな通信が発生するときに、第2の移動局からのチャネル品質インジケータ報告に割り当て可能な上りリンクの複数のリソース単位群のうち、他の移動局からのチャネル品質インジケータ報告に使用済みの巡回シフト符号の数が最も少ないリソース単位群を選択し、
    前記巡回シフト符号割り当て部は、第2の移動局に巡回シフト符号を新たに割り当てる場合に、巡回シフト符号を新たに割り当てようとする第2の移動局が属することになる移動局群に共通する共通の直近割り当て巡回シフト符号より低い優先順位を持ち、前記リソース単位群指定部で選択されたリソース単位群において他の移動局からのチャネル品質インジケータ報告で使用されておらず、かつ最も高い優先順位を持つ巡回シフト符号を、前記基地局と当該第2の移動局の間で新たに発生した通信のために当該第2の移動局から前記基地局へのチャネル品質インジケータ報告に新たに割り当てる
    ことを特徴とする請求項10に記載の無線リソースの管理装置。
  13. 直交周波数分割多元接続方式に従って基地局が複数の移動局と通信し、複数の移動局が、これらの移動局での受信品質に対応するチャネル品質インジケータをそれぞれ基地局に報告するために、チャネル品質インジケータ報告を異なる巡回シフト符号で変調し、周波数と時刻で特定されるリソース単位を利用して変調されたチャネル品質インジケータ報告を上りリンクで送信するシステムにおいて、
    前記チャネル品質インジケータ報告のために使用される無線リソースを管理する装置であって、
    前記基地局と一つの移動局の間で新たな通信が発生するときに、当該移動局がチャネル品質インジケータ報告を定期的に送信するように、ある周波数帯で一定周期を有する上りリンクのリソース単位群を新たに指定するリソース単位群指定部と、
    指定された前記リソース単位群について、複数の巡回シフト符号がそれらの巡回生成順序と同順序でも逆順序でもなく並べられた所定の優先順位に従って、一つの巡回シフト符号を、当該移動局から前記基地局へのチャネル品質インジケータ報告に新たに割り当てる巡回シフト符号割り当て部と、
    前記基地局と一つの移動局の間で通信が終了または断絶するとき、当該移動局から前記基地局へのチャネル品質インジケータ報告に割り当てられていた巡回シフト符号を解放する巡回シフト符号解放部と、
    前記巡回シフト符号割り当て部で割り当てられた複数の使用済みの巡回シフト符号を、前記指定されたリソース単位群について、当該巡回シフト符号が割り当てられた移動局と対応付けて、記憶する使用済み巡回シフト符号記憶部と、
    前記巡回シフト符号解放部で直近に解放された直近解放巡回シフト符号を記憶する直近解放巡回シフト符号記憶部とを備え、
    前記巡回シフト符号割り当て部では、前記巡回シフト符号解放部で他の移動局からのチャネル品質インジケータ報告から直近に解放された直近割り当て巡回シフト符号より低い優先順位を持ち、前記リソース単位群において他の移動局からのチャネル品質インジケータ報告で使用されておらず、かつ最も高い優先順位を持つ巡回シフト符号を、前記基地局と移動局の間で新たに発生した通信のために当該移動局から前記基地局へのチャネル品質インジケータ報告に新たに割り当てる
    ことを特徴とする無線リソースの管理装置。
  14. 前記複数の移動局には、チャネル品質インジケータ報告を一定の第1の周期で前記基地局に送信する複数の第1の移動局と、チャネル品質インジケータ報告を一定の第2の周期で前記基地局に送信する複数の第2の移動局とがあり、
    定期的に同じリソース単位群を利用してチャネル品質インジケータ報告を前記基地局に送信する複数の第1の移動局と、これらの第1の移動局と少なくとも部分的に同じリソース単位群を利用してチャネル品質インジケータ報告を前記基地局に定期的に送信する複数の第2の移動局とが一つの移動局群に属するように、前記複数の第1の移動局および前記複数の第2の移動局を複数の移動局群に分類する移動局分類部をさらに備え、
    直近解放巡回シフト符号記憶部は、前記巡回シフト符号解放部で巡回シフト符号が直近に解放された移動局と同じ移動局群に属する前記第1の移動局および前記第2の移動局に共通の直近解放巡回シフト符号として、前記巡回シフト符号解放部で直近に解放された直近解放巡回シフト符号を記憶し、
    前記巡回シフト符号割り当て部は、第1の移動局に巡回シフト符号を新たに割り当てる場合に、巡回シフト符号を新たに割り当てようとする第1の移動局が属することになる移動局群に共通する共通の直近解放巡回シフト符号より低い優先順位を持ち、この移動局群に属する他の移動局からのチャネル品質インジケータ報告で使用されておらず、かつ最も高い優先順位を持つ巡回シフト符号を、前記基地局と当該第1の移動局の間で新たに発生した通信のために当該第1の移動局から前記基地局へのチャネル品質インジケータ報告に新たに割り当てる
    ことを特徴とする請求項13に記載の無線リソースの管理装置。
  15. 前記巡回シフト符号割り当て部は、第2の移動局に巡回シフト符号を新たに割り当てる場合に、巡回シフト符号を新たに割り当てようとする第2の移動局が属することになる移動局群に共通する共通の直近解放巡回シフト符号より低い優先順位を持ち、この移動局群に属する他の移動局からのチャネル品質インジケータ報告で使用されておらず、かつ最も高い優先順位を持つ巡回シフト符号を、前記基地局と当該第2の移動局の間で新たに発生した通信のために当該第2の移動局から前記基地局へのチャネル品質インジケータ報告に新たに割り当てる
    ことを特徴とする請求項14に記載の無線リソースの管理装置。
  16. 複数の第1の移動局がチャネル品質インジケータ報告を前記基地局に送信する前記第1の周期は、複数の第2の移動局がチャネル品質インジケータ報告を前記基地局に送信する前記第2の周期よりも短く、
    前記リソース単位群指定部は、前記基地局と一つの第2の移動局の間で新たな通信が発生するときに、第2の移動局からのチャネル品質インジケータ報告に割り当て可能な上りリンクの複数のリソース単位群のうち、他の移動局からのチャネル品質インジケータ報告に使用済みの巡回シフト符号の数が最も少ないリソース単位群を選択し、
    前記巡回シフト符号割り当て部は、第2の移動局に巡回シフト符号を新たに割り当てる場合に、巡回シフト符号を新たに割り当てようとする第2の移動局が属することになる移動局群に共通する共通の直近解放巡回シフト符号より低い優先順位を持ち、前記リソース単位群指定部で選択されたリソース単位群において他の移動局からのチャネル品質インジケータ報告で使用されておらず、かつ最も高い優先順位を持つ巡回シフト符号を、前記基地局と当該第2の移動局の間で新たに発生した通信のために当該第2の移動局から前記基地局へのチャネル品質インジケータ報告に新たに割り当てる
    ことを特徴とする請求項14に記載の無線リソースの管理装置。
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