JP5210216B2 - 情報処理システム、制御方法及びプログラム、並びに、グローバルキャッシュマネージメントシステム - Google Patents

情報処理システム、制御方法及びプログラム、並びに、グローバルキャッシュマネージメントシステム Download PDF

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本発明は、情報処理システム、制御方法及びプログラム、並びに、グローバルキャッシュマネージメントシステムに関し、特に、異なるタイムゾーンに設けられた複数の端末からアクセスされる情報処理システム、制御方法及びプログラム、並びに、グローバルキャッシュマネージメントシステムに関する。
近年、ビジネスのグローバル化が進み、キャッシュマネージメントシステム(CMS:Cash Management System)等の情報処理システムにおいても、世界各国又は地域に存在する拠点ごと又は拠点間の情報を一元管理して処理する必要が生じている。このようなグローバルなCMSでは、拠点ごとに情報の処理時刻について、時差を考慮する必要がある。そして、当該拠点によっては、サマータイム制度を考慮する必要がある。
サマータイム制度は、サマータイム期間の開始時に時刻を所定時間早め、終了時に時刻を所定時間戻すものである。特許文献1には、既存の時刻表示装置に対してサマータイム制度を考慮した時刻補正を行うサマータイム時刻補正システムが開示されている。また、特許文献2には、サマータイム期間とそれ以外の期間との時刻の調整を行えるようにした時刻調整装置及び方法が開示されている。
特開2001−124878号公報 特開2001−42072号公報
しかしながら、サマータイム制度は、国ごとに施行の有無が異なり、国ごとに施行ルールが異なる。例えば、異なるサマータイム制度を導入している二つの国において、それぞれのCMSの間で資金移動処理を行う場合、通常、当該二つの国間の時差を考慮して処理が可能な時間帯にCMSは資金移動処理を実行する。しかし、サマータイム期間外に資金移動可能な時間帯であっても、一方の国のみサマータイム期間である場合、一時的に時差が異なることとなり、当該資金移動処理が正常に行えない可能性がある。そのため、拠点が複数の国に存在し、拠点ごと、拠点間及び全拠点に対するサービスを提供するグローバルシステムにおいては、サービスごとに時差及びサマータイムを考慮して時刻調整を行い、処理可能な時間帯であるか判断する必要がある。
特許文献1は、特定の時刻表示装置において現在時刻の時刻調整を行うものであり、複数の拠点ごとに表示を行うものではない。また、特許文献2は、1種類のサマータイム制度に対応したものであり、複数の拠点ごとに異なるサマータイム制度が考慮されていない。
本発明は、このような問題を解決するためになされたものであり、拠点が複数の国に存在し、拠点ごと、拠点間及び全拠点に対するサービスを提供する際に、サービスごとに時差及びサマータイムを考慮して時刻調整を行うことができる、情報処理システム、制御方法及びプログラム、並びに、グローバルキャッシュマネージメントシステムを提供することを目的とする。
本発明の第1の態様にかかる情報処理システムは、異なるタイムゾーンに設けられた複数の端末からアクセスされるものである。前記タイムゾーンを識別するタイムゾーンコードと、基準時刻からの時差である標準時差と、サマータイム期間と、サマータイム期間外の時刻とサマータイム期間内の時刻の差であるサマータイム時差とをタイムゾーン毎に関連付けて格納するタイムゾーン情報記憶部と、前記端末におけるユーザを識別するユーザ識別情報と、前記タイムゾーンコードとを関連付けて格納するユーザ情報記憶部と、サービスを識別するサービス識別情報と、当該サービスが処理された前記基準時刻に基づくサービス処理時刻とをサービス毎に関連付けて格納するサービスデータ記憶部と、処理対象時刻を所定のタイムゾーンに対応する時刻に変換する制御部と、を備え、前記制御部は、前記サービス識別情報に関連付けられたサービス処理時刻を前記サービスデータ記憶部から前記サービス毎に取得するサービス情報取得手段と、前記端末に入力されたユーザ識別情報に関連付けられたタイムゾーンコードを前記ユーザ情報記憶部から取得し、当該タイムゾーンコードに基づいて処理対象のタイムゾーンコードを前記サービス毎に設定するタイムゾーンコード設定手段と、前記サービス毎に設定された処理対象のタイムゾーンコード関連付けられた標準時差、サマータイム期間及びサマータイム時差を前記タイムゾーン情報記憶部から前記サービス毎に取得する取得手段と、前記取得された標準時差を用いて前記サービス毎に取得されたサービス処理時刻を変換して前記処理対象のタイムゾーンコードに基づく変換時刻を前記サービス毎に算出し、当該変換時刻が前記取得されたサマータイム期間に含まれるか否かを判定し、当該変換時刻が前記取得されたサマータイム期間に含まれる場合に、前記取得されたサマータイム時差を用いて当該変換時刻をさらに変換した時刻を、当該変換時刻として算出する時刻変換手段と、前記算出された変換時刻を前記サービス毎に対応する表示用データとして前記端末へ送信する送信手段と、を備える。
さらに、前記タイムゾーン情報記憶部は、前記タイムゾーンにおいてサマータイムの適用を開始する年を表すサマータイム適用開始年をさらにタイムゾーン毎に関連付けて格納し、前記取得手段は、前記処理対象のタイムゾーンコード関連付けられたサマータイム適用開始年を前記タイムゾーン情報記憶部からさらに取得し、前記時刻変換手段は、前記取得された標準時差を用いて前記サービス毎に取得されたサービス処理時刻を変換して前記変換時刻を前記サービス毎に算出し、当該サービス処理時刻における年が前記取得されたサマータイム適用開始年より前である場合、前記取得されたサマータイム時差を用いて当該変換時刻を変換しない、ことが望ましい。
さらにまた、前記サービスデータ記憶部は、前記サービスが処理されたタイムゾーンにおける前記タイムゾーンコードをさらに前記サービス識別情報と前記サービス毎に関連付けて格納し、前記タイムゾーンコード設定手段は、前記ユーザ識別情報に関連付けられたタイムゾーンコードが所定のコードである場合、前記サービス識別情報関連付けられたタイムゾーンコードを前記サービスデータ記憶部から前記サービス毎に取得し、当該サービス識別情報に関連付けられたタイムゾーンコードを前記処理対象のタイムゾーンコードとして前記サービス毎に設定するとよい。
また、前記ユーザ情報記憶部は、前記ユーザが所属する拠点を識別する拠点識別情報をさらに前記ユーザ識別情報と関連付けて格納し、前記拠点識別情報と前記タイムゾーンコードとを関連付けて格納する拠点情報記憶部をさらに備え、前記タイムゾーンコード設定手段は、前記端末に入力されたユーザ識別情報に関連付けられたタイムゾーンコードが前記ユーザ情報記憶部に存在しない場合、当該ユーザ識別情報に関連付けられた拠点識別情報により前記拠点情報記憶部から当該拠点識別情報に関連付けられたタイムゾーンコードを取得し、当該拠点識別情報に関連付けられたタイムゾーンコードを前記処理対象のタイムゾーンコードとして設定することが望ましい。
また、前記サービス識別情報と、前記サービスを提供する拠点におけるタイムゾーンコードと、当該サービスを提供可能なサービス時間帯とを関連付けて格納するサービス定義記憶部をさらに備え、前記タイムゾーンコード設定手段は、さらに、前記端末に入力されたサービス識別情報関連付けられたタイムゾーンコードを前記サービス定義記憶部から取得し、当該タイムゾーンコードに基づいて前記処理対象のタイムゾーンコードとして設定前記制御部は、前記端末に入力されたサービス識別情報関連付けられたサービス時間帯を前記サービス定義記憶部から取得し、前記算出された変換時刻が当該サービス時間帯に含まれるか否かを判定する判定手段と、をさらに備えるとよい。
さらに、前記サービス識別情報は、前記サービスを提供する拠点を識別する拠点識別情報と、前記サービスの種別を示すサービス種別情報と、前記サービスにおける通貨の種別を示す通貨種別情報とを含むことが望ましい。
本発明の第2の態様にかかるコンピュータの制御方法は、異なるタイムゾーンに設けられた複数の端末からアクセスされるコンピュータの制御方法である。前記コンピュータは、前記タイムゾーンを識別するタイムゾーンコードと、基準時刻からの時差である標準時差と、サマータイム期間と、サマータイム期間外の時刻とサマータイム期間内の時刻の差であるサマータイム時差とをタイムゾーン毎に関連付けて格納するタイムゾーン情報記憶部と、前記端末におけるユーザを識別するユーザ識別情報と、前記タイムゾーンコードとを関連付けて格納するユーザ情報記憶部と、サービスを識別するサービス識別情報と、当該サービスが処理された前記基準時刻に基づくサービス処理時刻とをサービス毎に関連付けて格納するサービスデータ記憶部と、を備え、前記サービス識別情報に関連付けられたサービス処理時刻を前記サービスデータ記憶部から前記サービス毎に取得するサービス情報取得ステップと、前記端末に入力されたユーザ識別情報に関連付けられたタイムゾーンコードを前記ユーザ情報記憶部から取得し、当該タイムゾーンコードに基づいて処理対象のタイムゾーンコードを前記サービス毎に設定するタイムゾーンコード設定ステップと、前記サービス毎に設定された処理対象のタイムゾーンコード関連付けられた標準時差、サマータイム期間及びサマータイム時差前記タイムゾーン情報記憶部から前記サービス毎に取得する取得ステップと、前記取得された標準時差を用いて前記サービス毎に取得されたサービス処理時刻を変換して前記処理対象のタイムゾーンコードに基づく変換時刻を前記サービス毎に算出し、当該変換時刻が前記取得されたサマータイム期間に含まれるか否かを判定し、当該変換時刻が前記取得されたサマータイム期間に含まれる場合に、前記取得されたサマータイム時差を用いて当該変換時刻をさらに変換した時刻を、当該変換時刻として算出する時刻変換ステップと、前記算出された変換時刻を前記サービス毎に対応する表示用データとして前記端末へ送信する送信ステップと、を含む制御方法である。
さらに、前記タイムゾーン情報記憶部は、前記タイムゾーンにおいてサマータイムの適用を開始する年を表すサマータイム適用開始年をさらにタイムゾーン毎に関連付けて格納し、前記取得ステップは、前記タイムゾーンコード関連付けられたサマータイム適用開始年前記タイムゾーン情報記憶部からさらに取得し、前記時刻変換ステップは、前記取得された標準時差を用いて前記サービス毎に取得されたサービス処理時刻を変換して前記変換時刻を前記サービス毎に算出し、当該サービス処理時刻における年が前記取得されたサマータイム適用開始年より前である場合、前記取得されたサマータイム時差を用いて当該変換時刻を変換しない、ことが望ましい。
さらにまた、前記サービスデータ記憶部は、前記サービスが処理されたタイムゾーンにおける前記タイムゾーンコードをさらに前記サービス識別情報と前記サービス毎に関連付けて格納し、前記タイムゾーンコード設定ステップは、前記ユーザ識別情報に関連付けられたタイムゾーンコードが所定のコードである場合、前記サービス識別情報関連付けられたタイムゾーンコードを前記サービスデータ記憶部から前記サービス毎に取得し、当該サービス識別情報に関連付けられたタイムゾーンコードを前記処理対象のタイムゾーンコードとして前記サービス毎に設定するとよい。
また、前記ユーザ情報記憶部は、前記ユーザが所属する拠点を識別する拠点識別情報をさらに前記ユーザ識別情報と関連付けて格納し、前記コンピュータは、前記拠点識別情報と前記タイムゾーンコードとを関連付けて格納する拠点情報記憶部をさらに備え、前記タイムゾーンコード設定ステップは、前記端末に入力されたユーザ識別情報に関連付けられたタイムゾーンコードが前記ユーザ情報記憶部に存在しない場合、当該ユーザ識別情報に関連付けられた拠点識別情報により前記拠点情報記憶部から当該拠点識別情報に関連付けられたタイムゾーンコードを取得し、当該拠点識別情報に関連付けられたタイムゾーンコードを前記処理対象のタイムゾーンコードとして設定するとよい。
また、前記コンピュータは、前記サービス識別情報と、前記サービスを提供する拠点におけるタイムゾーンコードと、当該サービスを提供可能なサービス時間帯とを関連付けて格納するサービス定義記憶部をさらに備え、前記タイムゾーンコード設定ステップは、さらに、前記端末に入力されたサービス識別情報に関連付けられたタイムゾーンコードを前記サービス定義記憶部から取得し、当該タイムゾーンコードに基づいて前記処理対象のタイムゾーンコードとして設定、前記端末に入力されたサービス識別情報関連付けられたサービス時間帯前記サービス定義記憶部から取得し、前記算出された変換時刻が当該サービス時間帯に含まれるか否かを判定する判定ステップと、をさらに含むことが望ましい。
本発明の第3の態様にかかるプログラムは、異なるタイムゾーンに設けられた複数の端末からアクセスされるコンピュータを制御するものである。前記コンピュータは、前記タイムゾーンを識別するタイムゾーンコードと、基準時刻からの時差である標準時差と、サマータイム期間と、サマータイム期間外の時刻とサマータイム期間内の時刻の差であるサマータイム時差とをタイムゾーン毎に関連付けて格納するタイムゾーン情報記憶部と、前記端末におけるユーザを識別するユーザ識別情報と、前記タイムゾーンコードとを関連付けて格納するユーザ情報記憶部と、サービスを識別するサービス識別情報と、当該サービスが処理された前記基準時刻に基づくサービス処理時刻とをサービス毎に関連付けて格納するサービスデータ記憶部と、を備え、前記サービス識別情報に関連付けられたサービス処理時刻を前記サービスデータ記憶部から前記サービス毎に取得するサービス情報取得処理と、前記端末に入力されたユーザ識別情報に関連付けられたタイムゾーンコードを前記ユーザ情報記憶部から取得し、当該タイムゾーンコードに基づいて処理対象のタイムゾーンコードを前記サービス毎に設定するタイムゾーンコード設定処理と、前記サービス毎に設定された処理対象のタイムゾーンコードに関連付けられた標準時差、サマータイム期間及びサマータイム時差を前記タイムゾーン情報記憶部から前記サービス毎に取得する取得処理と、前記取得された標準時差を用いて前記サービス毎に取得されたサービス処理時刻を変換して前記処理対象のタイムゾーンコードに基づく変換時刻を前記サービス毎に算出し、当該変換時刻が前記取得されたサマータイム期間に含まれるか否かを判定し、当該変換時刻が前記取得されたサマータイム期間に含まれる場合に、前記取得されたサマータイム時差を用いて当該変換時刻をさらに変換した時刻を、当該変換時刻として算出する時刻変換処理と、前記算出された変換時刻を前記サービス毎に対応する表示用データとして前記端末へ送信する送信処理と、前記コンピュータに実行させるプログラムである
さらに、前記タイムゾーン情報記憶部は、前記タイムゾーンにおいてサマータイムの適用を開始する年を表すサマータイム適用開始年をさらにタイムゾーン毎に関連付けて格納し、前記取得処理は、前記処理対象のタイムゾーンコード関連付けられたサマータイム適用開始年を前記タイムゾーン情報記憶部からさらに取得し、前記時刻変換処理は、前記取得された標準時差を用いて前記サービス毎に取得されたサービス処理時刻を変換して前記変換時刻を前記サービス毎に算出し、当該サービス処理時刻における年が前記取得されたサマータイム適用開始年より前である場合、前記取得されたサマータイム時差を用いて当該変換時刻を変換しない、ことが望ましい。
さらにまた、前記サービスデータ記憶部は、前記サービスが処理されたタイムゾーンにおける前記タイムゾーンコードをさらに前記サービス識別情報と前記サービス毎に関連付けて格納し、前記タイムゾーンコード設定処理は、前記ユーザ識別情報に関連付けられたタイムゾーンコードが所定のコードである場合、前記サービス識別情報関連付けられたタイムゾーンコードを前記サービスデータ記憶部から前記サービス毎に取得し、当該サービス識別情報に関連付けられたタイムゾーンコードを前記処理対象のタイムゾーンコードとして前記サービス毎に設定するとよい。
また、前記ユーザ情報記憶部は、前記ユーザが所属する拠点を識別する拠点識別情報をさらに前記ユーザ識別情報と関連付けて格納し、前記コンピュータは、前記拠点識別情報と前記タイムゾーンコードとを関連付けて格納する拠点情報記憶部をさらに備え、前記タイムゾーンコード設定処理は、前記端末に入力されたユーザ識別情報に関連付けられたタイムゾーンコードが前記ユーザ情報記憶部に存在しない場合、当該ユーザ識別情報に関連付けられた拠点識別情報により前記拠点情報記憶部から当該拠点識別情報に関連付けられたタイムゾーンコードを取得し、当該拠点識別情報に関連付けられたタイムゾーンコードを前記処理対象のタイムゾーンコードとして設定するとよい。
また、前記コンピュータは、前記サービス識別情報と、前記サービスを提供する拠点におけるタイムゾーンコードと、当該サービスを提供可能なサービス時間帯とを関連付けて格納するサービス定義記憶部をさらに備え前記タイムゾーンコード設定処理は、さらに、前記端末に入力されたサービス識別情報関連付けられたタイムゾーンコードを前記サービス定義記憶部から取得し、当該タイムゾーンコードに基づいて前記処理対象のタイムゾーンコードとして設定、前記端末に入力されたサービス識別情報に関連付けられたサービス時間帯を前記サービス定義記憶部から取得し、前記算出された変換時刻が当該サービス時間帯に含まれるか否かを判定する判定処理と、をさらに含むことが望ましい。
本発明の第4の態様にかかるグローバルキャッシュマネージメントシステムは、異なるタイムゾーンに属する複数の拠点に設置された複数の端末からのアクセスを受け付け、サービスを提供するものである。前記タイムゾーンを識別するタイムゾーンコードと、基準時刻からの時差である標準時差と、サマータイム期間と、サマータイム期間外の時刻とサマータイム期間内の時刻の差であるサマータイム時差と、サマータイム導入年とをタイムゾーン毎に関連付けて格納するタイムゾーン情報記憶部と、前記端末におけるユーザを識別するユーザ識別情報と、当該ユーザにおける前記タイムゾーンコードと、当該ユーザが属する所属先を識別する所属先識別情報とを関連付けて格納するユーザ情報記憶部と、前記所属先識別情報と、当該所属先における前記タイムゾーンコードと、当該所属先が属する拠点を識別する拠点識別情報とを関連付けて格納する所属先情報記憶部と、前記拠点識別情報と、当該拠点における前記タイムゾーンコードとを関連付けて格納する拠点情報記憶部と、サービスを識別するサービス識別情報と、当該サービスが処理された前記基準時刻に基づくサービス処理時刻とをサービス毎に関連付けて格納するサービスデータ記憶部と、処理対象時刻を所定のタイムゾーンに対応する時刻に変換して前記サービスを提供する制御部と、を備え、前記制御部は、前記端末から前記ユーザ識別情報の入力を受け付ける入力手段と、現在のシステム時刻を取得するシステム時刻取得手段と、前記受け付けられたユーザ識別情報関連付けられたタイムゾーンコードを前記ユーザ情報記憶部から取得する第1の取得手段と、前記第1の取得手段により取得されたタイムゾーンコードの値が設定されているか否かを判定し、前記タイムゾーンコードの値が設定されていないと判定された場合、前記受け付けられたユーザ識別情報関連付けられた所属先識別情報を前記ユーザ情報記憶部から取得し、当該所属先識別情報関連付けられたタイムゾーンコードを前記所属先情報記憶部から取得する第2の取得手段と、前記第2の取得手段により取得されたタイムゾーンコードの値が設定されているか否かを判定し、前記タイムゾーンコードの値が設定されていないと判定された場合、前記取得された所属先識別情報関連付けられた拠点識別情報を前記所属先情報記憶部から取得し、当該拠点識別情報関連付けられたタイムゾーンコードを前記拠点情報記憶部から取得する第3の取得手段と、前記第1の取得手段、前記第2の取得手段又は前記第3の取得手段のいずれかにより取得されたタイムゾーンコード関連付けられた標準時差、サマータイム期間、サマータイム時差及びサマータイム導入年を前記タイムゾーン情報記憶部から取得するタイムゾーン情報取得手段と、前記取得された標準時差を用いて、前記取得されたシステム時刻を変換して当該タイムゾーンにおける第1の変換時刻を算出し、当該第1の変換時刻が前記取得されたサマータイム導入年以降であり、当該第1の変換時刻が前記取得されたサマータイム期間に含まれる場合に、前記取得されたサマータイム時差を用いて、当該第1の変換時刻をさらに変換した時刻を、当該第1の変換時刻として算出する時刻変換手段と、前記算出された第1の変換時刻を第1の表示用データとして前記端末へ送信する送信手段と、を備え、前記制御部は、前記サービス識別情報に関連付けられたサービス処理時刻を前記サービスデータ記憶部から前記サービス毎に取得するサービス情報取得手段と、前記取得されたタイムゾーンコードに基づいて処理対象のタイムゾーンコードを前記サービス毎に設定するタイムゾーンコード設定手段と、をさらに備え、前記時刻変換手段は、前記取得された標準時差を用いて前記サービス毎に取得されたサービス処理時刻を変換して前記処理対象のタイムゾーンコードに基づく第2の変換時刻を前記サービス毎に算出し、当該第2の変換時刻が前記取得されたサマータイム期間に含まれるか否かを判定し、当該第2の変換時刻が前記取得されたサマータイム期間に含まれる場合に、前記取得されたサマータイム時差を用いて当該第2の変換時刻をさらに変換した時刻を、当該第2の変換時刻として算出し、前記送信手段は、前記算出された第2の変換時刻を前記サービス毎に対応する第2の表示用データとして前記端末へ送信する。
本発明の第5の態様にかかるグローバルキャッシュマネージメントシステムは、異なるタイムゾーンに属する複数の拠点に設置された複数の端末からのアクセスを受け付け、サービスを提供するものである。前記タイムゾーンを識別するタイムゾーンコードと、基準時刻からの時差である標準時差と、サマータイム期間と、サマータイム期間外の時刻とサマータイム期間内の時刻の差であるサマータイム時差と、サマータイム導入年とをタイムゾーン毎に関連付けて格納するタイムゾーン情報記憶部と、前記端末におけるユーザを識別するユーザ識別情報と、当該ユーザにおける前記タイムゾーンコードとを関連付けて格納するユーザ情報記憶部と、前記サービスを識別するサービス識別情報と、前記サービスが処理された前記基準時刻に基づくサービス処理時刻と、当該サービスが処理されたタイムゾーンにおける前記タイムゾーンコードとをサービス毎に関連付けて格納するサービスデータ記憶部と、処理対象時刻を所定のタイムゾーンに対応する時刻に変換して前記サービスを提供する制御部と、を備え、前記制御部は、前記端末から前記ユーザ識別情報の入力を受け付ける入力手段と、前記サービス識別情報に関連付けられたサービス処理時刻を前記サービスデータ記憶部から前記サービス毎に取得するサービス処理時刻取得手段と、前記受け付けられたユーザ識別情報関連付けられたタイムゾーンコードを前記ユーザ情報記憶部から取得するタイムゾーンコード取得手段と、前記取得されたタイムゾーンコードの値が所定の値であるか否かを判定し、当該タイムゾーンコードの値が所定の値であると判定した場合、全ての前記サービスに共通する処理対象のタイムゾーンコードを設定し、当該タイムゾーンコードの値が所定の値でないと判定した場合、前記サービス毎に処理対象のタイムゾーンコードを設定するタイムゾーンコード設定手段と、前記サービス毎に設定された処理対象のタイムゾーンコード関連付けられた標準時差、サマータイム期間、サマータイム時差及びサマータイム導入年を前記タイムゾーン情報記憶部から前記サービス毎に取得するタイムゾーン情報取得手段と、前記取得された標準時差を用いて、前記サービス毎に取得されたサービス処理時刻を変換して前記処理対象のタイムゾーンコードに基づく変換時刻を前記サービス毎に算出し、当該変換時刻が前記取得されたサマータイム導入年以降であり、当該変換時刻が前記取得されたサマータイム期間に含まれる場合に、前記取得されたサマータイム時差を用いて、当該変換時刻をさらに変換した時刻を、当該変換時刻として算出する時刻変換手段と、前記算出された変換時刻を前記サービス毎に対応する表示用データとして前記端末へ送信する送信手段と、を備える。
本発明の第6の態様にかかるグローバルキャッシュマネージメントシステムは、異なるタイムゾーンに属する複数の拠点に設置された複数の端末からのアクセスを受け付け、サービスを提供するものである。前記タイムゾーンを識別するタイムゾーンコードと、基準時刻からの時差である標準時差と、サマータイム期間と、サマータイム期間外の時刻とサマータイム期間内の時刻の差であるサマータイム時差と、サマータイム導入年とをタイムゾーン毎に関連付けて格納するタイムゾーン情報記憶部と、前記端末におけるユーザを識別するユーザ識別情報と、前記タイムゾーンコードとを関連付けて格納するユーザ情報記憶部と、前記サービスを識別するサービス識別情報と、当該サービスの実行を指示された前記基準時刻に基づくサービス処理時刻とをサービス毎に関連付けて格納するサービスデータ記憶部と、前記サービス識別情報と、前記サービスを提供する拠点におけるタイムゾーンコードと、当該サービスを提供可能なサービス時間帯とを関連付けて格納するサービス定義記憶部と、処理対象時刻を所定のタイムゾーンに対応する時刻に変換して前記サービスを提供する制御部と、を備え、前記制御部は、前記端末から実行を指示されたサービスにおけるサービス識別情報の入力を受け付ける入力手段と、現在のシステム時刻を取得するシステム時刻取得手段と、前記取得されたシステム時刻を前記サービス処理時刻とし、前記受け付けられたサービス識別情報と関連付けて前記サービスデータ記憶部に格納する格納手段と、前記受け付けられたサービス識別情報関連付けられた第1のタイムゾーンコードを前記サービス定義記憶部から取得するタイムゾーンコード取得手段と、前記取得された第1のタイムゾーンコード関連付けられた標準時差、サマータイム期間、サマータイム時差及びサマータイム導入年を前記タイムゾーン情報記憶部から取得するタイムゾーン情報取得手段と、前記取得された標準時差を用いて、前記取得されたシステム時刻を変換して当該タイムゾーンにおける第3の変換時刻を算出し、当該第3の変換時刻が前記取得されたサマータイム導入年以降であり、当該第3の変換時刻が前記取得されたサマータイム期間に含まれる場合に、前記取得されたサマータイム時差を用いて、当該第3の変換時刻をさらに変換した時刻を、当該第3の変換時刻として算出する時刻変換手段と、前記受け付けられたサービス識別情報関連付けられたサービス時間帯を前記サービス定義記憶部から取得し、前記算出された第3の変換時刻が当該サービス時間帯に含まれるか否かを判定する判定手段と、前記判定手段による判定結果を前記端末へ送信する送信手段と、を備え、前記入力手段は、前記端末から前記ユーザ識別情報の入力をさらに受け付け、前記タイムゾーンコード取得手段は、前記受け付けられたユーザ識別情報に関連付けられた第2のタイムゾーンコードを前記ユーザ情報記憶部から取得し、前記制御部は、前記サービス識別情報に関連付けられたサービス処理時刻を前記サービスデータ記憶部から前記サービス毎に取得するサービス処理時刻取得手段と、前記第2のタイムゾーンコードに基づいて処理対象のタイムゾーンコードを前記サービス毎に設定するタイムゾーンコード設定手段と、をさらに備え、前記タイムゾーン情報取得手段は、前記サービス毎に設定された処理対象のタイムゾーンコードに関連付けられた標準時差、サマータイム期間及びサマータイム時差を前記タイムゾーン情報記憶部から前記サービス毎に取得し、前記時刻変換手段は、前記取得された標準時差を用いて、前記サービス毎に取得されたサービス処理時刻を変換して前記処理対象のタイムゾーンコードに基づく第2の変換時刻を前記サービス毎に算出し、当該第2の変換時刻が前記取得されたサマータイム導入年以降であり、当該第2の変換時刻が前記取得されたサマータイム期間に含まれる場合に、前記取得されたサマータイム時差を用いて、当該第2の変換時刻をさらに変換した時刻を、当該第2の変換時刻として算出し、前記送信手段は、前記算出された第2の変換時刻を前記サービス毎に対応する第2の表示用データとして前記端末へ送信する。


本発明によれば、拠点が複数の国に存在し、拠点ごと、拠点間及び全拠点に対するサービスを提供する際に、サービスごとに時差及びサマータイムを考慮して時刻調整を行うことができる、情報処理システム、制御方法及びプログラム、並びに、グローバルキャッシュマネージメントシステムを提供することができる。
本発明の実施の形態1にかかる情報処理システムを含む全体構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態1にかかるタイムゾーンテーブルの項目定義の例を示す図である。 本発明の実施の形態1にかかるタイムゾーンテーブルのデータの例を示す図である。 (a)は、本発明の実施の形態1にかかるユーザ情報テーブルのデータの例を示す図である。(b)は、本発明の実施の形態1にかかる取引先情報テーブルのデータの例を示す図である。(c)は、本発明の実施の形態1にかかる拠点情報テーブルのデータの例を示す図である。 本発明の実施の形態1にかかるログイン時刻算出処理の流れを示すフローチャート図である。 本発明の実施の形態1にかかるタイムゾーンコード設定処理の流れを示すフローチャート図である。 本発明の実施の形態1にかかる時刻変換処理の流れを示すフローチャート図である。 本発明の実施の形態1にかかる変換時刻の例を示す図である。 本発明の実施の形態2にかかる情報処理システムを含む全体構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態2にかかるデータ処理時刻算出処理の流れを示すフローチャート図である。 本発明の実施の形態2にかかるデータ処理時刻算出処理における時刻変換ルールの例を示す図である。 (a)は、本発明の実施の形態2にかかるユーザ情報テーブルのデータの例を示す図である。(b)は、本発明の実施の形態2にかかる取引先情報テーブルのデータの例を示す図である。 本発明の実施の形態2にかかる変換時刻の例を示す図である。 本発明の実施の形態3にかかる情報処理システムを含む全体構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態3にかかるサービス判定処理の流れを示すフローチャート図である。 本発明の実施の形態3にかかる拠点サービス時間テーブルのデータの例を示す図である。 本発明の実施の形態3にかかる取引サービス時間テーブルのデータの例を示す図である。 本発明の実施の形態3にかかる処理対象サービスとサービス判定結果の例を示す図である。 本発明の実施の形態3にかかる拠点間取引の概念を示す図である。 本発明の実施の形態3にかかる休日テーブルの項目定義及びデータの例を示す図である。
以下では、本発明を適用した具体的な実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。各図面において、同一要素には同一の符号が付されており、説明の明確化のため、必要に応じて重複説明は省略する。また、以下のグローバルキャッシュマネージメントシステムで処理される時刻は、年月日を含めた時分秒の数値データを指すものとする。但し、当該時刻は、適宜、年月日及び時分に分離及び換算した表記を用いるものとする。
<発明の実施の形態1>
図1は、本発明の実施の形態1にかかるグローバルキャッシュマネージメントシステム(グローバルCMS)3を含む全体構成を示すブロック図である。グローバルCMS3は、異なるタイムゾーンに設けられた複数の端末であるNY端末11、LN端末12、SP端末13及びTK端末14からアクセスされる情報処理システムである。グローバルCMS3は、時刻情報を所定のタイムゾーンにおける基準時刻により管理しており、処理対象時刻を所定のタイムゾーンに対応する時刻に変換する時刻変換処理を含めた各種情報処理を行うものである。本発明の実施の形態1では、時刻変換処理の一例として、上述した各端末からグローバルCMS3へのログイン時におけるログイン時刻を当該端末におけるタイムゾーン毎に表示する表示時刻へ変換するログイン時刻算出処理を中心に説明する。尚、本発明の実施の形態1にかかる時刻変換処理を含めた各種情報処理は、ログイン時刻算出処理に限定されない。
グローバルCMS3は、ネットワーク2を介してNY端末11、LN端末12、SP端末13及びTK端末14に接続されている。ネットワーク2は、インターネット、公衆網、専用線及び移動体通信網等の通信ネットワークであればよい。
ここで、タイムゾーンとは、地球を地理学的にイギリスのグリニッジを起点として15度ごとに分割したものとし、起点からの時差が定義されているものである。尚、本発明においては、起点がグリニッジでなくとも任意の場所として構わない。
NY端末11は、ニューヨークを含むタイムゾーンを拠点とし、当該拠点に所属するユーザが使用する端末である。LN端末12は、ロンドンを含むタイムゾーンを拠点とし、当該拠点に所属するユーザが使用する端末である。SP端末13は、シンガポールを含むタイムゾーンを拠点とし、当該拠点に所属するユーザが使用する端末である。TK端末14は、東京を含むタイムゾーンを拠点とし、当該拠点に所属するユーザが使用する端末である。尚、グローバルCMS3にアクセスする端末が設置されるタイムゾーンは、上述した地域、拠点に限定されず、少なくとも異なる2つ以上のタイムゾーンに設置された複数の端末であればよい。
グローバルCMS3は、コンピュータシステムにより構成され、制御部31、タイムゾーン情報記憶部32、ユーザ情報記憶部33、所属先情報記憶部34及び拠点情報記憶部35を備える。さらに、グローバルCMS3は、図示しない構成として、NY端末11、LN端末12、SP端末13、TK端末14等の外部装置との間でデータの入出力を実行するための制御を行なう入出力制御回路を備えている。
制御部31は、グローバルCMS3を実現するための種々の演算処理を実行する。例えば、制御部31は、タイムゾーンコード設定処理及び時刻変換処理を実行する。尚、タイムゾーンコード設定処理及び時刻変換処理の詳細は、後述する。制御部31は、CPU(中央演算装置)や、ROM(Read Only Memory)・RAM(Random Access Memory)等の記憶手段がバスに接続されて構成されている。制御部31において、CPUは、メインプログラムや、RAM等に展開されたプログラム、一時的に格納されたデータ等に基づき、NY端末11、LN端末12、SP端末13及びTK端末14へのデータの転送処理や演算処理を実行する。RAMは、一時的にデータを格納する記憶部として機能する。RAMに展開されたプログラムには、本発明の情報処理を実行可能なコンピュータプログラムが含まれる。
グローバルCMS3は、各地域又は拠点の勘定系システム(不図示)と接続されている。グローバルCMS3は、NY端末11、LN端末12、SP端末13又はTK端末14のいずれかからの要求に応じて、各勘定系システムにより各拠点の口座への資金の入金処理、複数の口座間の送金処理又は各口座の照会等を実行する。
尚、グローバルCMS3は、全国銀行協会に設置されたコンピュータシステムである全銀システム等、及びSWIFT(Society for Worldwide Interbank Financial Telecommunication)に接続されており、国際的な資金決済等はSWIFT経由で行なわれている。また、上述した勘定系システムとグローバルCMS3の双方は、単一のホストコンピュータに搭載することも可能である。
タイムゾーン情報記憶部32は、タイムゾーンコード321、標準時差322、サマータイム期間323、サマータイム時差324及びサマータイム導入年325をタイムゾーン毎に関連付けて格納する記憶装置である。タイムゾーンコード321は、タイムゾーンを識別する情報である。標準時差322は、基準時刻からの時差である。基準時刻とは、例えば、グリニッジ標準時(以下、GMT)である。サマータイム期間323は、一年の内、サマータイムが適用される期間である。サマータイム期間323は、例えば、期間の開始及び終了を月日で指定する場合は、月、日及び時刻を定義し、期間の開始及び終了を月及び週で指定する場合は、月、週及び時分秒を示す時刻を定義する。又は、サマータイム期間323は、サマータイムが適用される期間を年ごとに個別に定義しても構わない。サマータイム時差324は、サマータイム期間外の時刻とサマータイム期間内の時刻の差である。すなわち、サマータイム時差324は、サマータイム制度においてサマータイム開始時に進められる時間であり、サマータイム終了時に戻される時間である。サマータイム導入年325は、タイムゾーンにおいてサマータイム制度の導入を開始する年である。これにより、サマータイム導入年325は、例えば、既にサマータイム制度を導入している地域については、グローバルCMS3の稼働時期以前の年が設定され、現在サマータイム制度を導入していない地域であっても、将来導入される予定が決まった際には、予定年を設定することでサマータイム制度に対応することができる。
このように、タイムゾーン情報記憶部32により、グローバルCMS3が各種処理の処理時刻をシステム共通のタイムゾーンにおける時刻に統一して保存し、各拠点で当該処理時刻を参照する際は、当該システム共通のタイムゾーンとの時差により都度算出することができる。そのため、タイムゾーンの異なる拠点間での時刻の変換を一律に扱うことができる。
上述したタイムゾーン情報記憶部32に格納される情報を含むタイムゾーンテーブルの項目定義の具体例を図2に示す。尚、タイムゾーン情報記憶部32における項目の定義は、図2の例に限定されない。
タイムゾーンコードT1は、タイムゾーンコード321に対応し、二桁の文字列で表現される。ここでは、タイムゾーンコードT1は、GMTからの時差ごと、特定の取引先企業ごと又は国もしくは拠点ごとに設定される。時差T2は、標準時差322に対応し、時分を各二桁の数字で表現する。ここでは、時差T2は、GMTとの時差であるが、基準時刻は、GMTに限定されず、タイムゾーン情報記憶部32において統一されたものであればよい。サマータイム時差T3は、サマータイム期間323に対応し、時分を各二桁の数字で表現される。サマータイム導入予定年T4は、サマータイム導入年325に対応し、西暦を数字4桁で表現される。
また、サマータイム開始モード区分T5、サマータイム開始月T6、サマータイム開始日T7、サマータイム開始曜日区分T8及びサマータイム開始時T9、並びに、サマータイム終了モード区分T10、サマータイム終了月T11、サマータイム終了日T12、サマータイム終了曜日区分T13及びサマータイム終了時T14は、サマータイム期間323に対応する。サマータイム開始モード区分T5は、サマータイムを開始する日のルールを表す区分である。例えば、"モード=1"の場合、サマータイム開始日を月日で指定する。また、"モード=2"の場合、サマータイム開始日を月の第何週という形で指定する。サマータイム開始月T6は、サマータイムを開始する月を数字2桁で表現される。サマータイム開始日T7は、サマータイム開始モード区分T5が"モード=1"の場合、サマータイムを開始する日を数字2桁で指定し、"モード=2"の場合、サマータイムを開始する週を指定する。但し、サマータイムを開始する週が月の最終週である場合は、"99"を指定する。サマータイム開始曜日区分T8は、サマータイム開始モード区分T5が"モード=2"の場合のみ指定され、サマータイムを開始する曜日を指定する。例えば、サマータイム開始曜日区分T8は、日曜:1、・・・、土曜:7等とすればよい。サマータイム開始時T9は、サマータイムを開始する日における開始時間を数字2桁で指定する。また、サマータイム終了モード区分T10、サマータイム終了月T11、サマータイム終了日T12、サマータイム終了曜日区分T13及びサマータイム終了時T14については、上述したサマータイム開始に関する定義を終了の場合に置き換えたものであるため、説明を省略する。このように、図2のタイムゾーンテーブルでは、サマータイム開始モード区分T5及びサマータイム終了モード区分T10に指定されたモードにより、サマータイムの開始及び終了を週による指定か、日付による指定かを切り替えることができる。そのため、サマータイム開始月T6からサマータイム開始時T9、並びに、サマータイム終了月T11からサマータイム終了時T14の値は、モードに関わらず全て入力済みであっても構わない。尚、サマータイム開始モード区分T5とサマータイム終了モード区分T10とは、異なるモードが設定されていても構わない。例えば、サマータイム開始モード区分T5が"モード=1"の週による指定であり、サマータイム終了モード区分T10がモード=2"の日付による指定であっても構わない。
タイムゾーン表示名称T15は、タイムゾーンコードT1における画面表示用の文字列表現である。サマータイム表示名称T16は、タイムゾーンコードT1におけるサマータイム期間における画面表示用の文字列表現である。尚、以下の説明では、サマータイム表示名称T16を"s"で表現するものとする。
図3は、本発明の実施の形態1にかかるタイムゾーンテーブルのデータの例を示す図である。例えば、タイムゾーンコードT1が"00"〜"24"のレコードは、タイムゾーンごとの時差T2が設定されており、特定の拠点のデフォルト値や、サマータイム制度を考慮しない処理において使用される。タイムゾーンコードT1が"NY"、"LN"、"SP"及び"TK"のレコードは、それぞれニューヨーク、ロンドン、シンガポール及び東京の拠点におけるタイムゾーンを示す。特に、サマータイム制度が導入されている"NY"及び"LN" のレコードは、サマータイム時差T3からサマータイム終了時T14が設定されている。逆に、サマータイム制度が導入されていない"SP"及び"TK"のレコードは、サマータイム時差T3からサマータイム終了時T14が設定されていない。また、タイムゾーンコードT1が"98"及び"99"のレコードは、特定のケースにおいて使用されるものである。
図1に戻って、ユーザ情報記憶部33は、ログインID331、タイムゾーンコード332及び取引先企業ID333を関連付けて格納する記憶装置である。ログインID331は、NY端末11、LN端末12、SP端末13及びTK端末14におけるユーザを識別するユーザ識別情報であり、特に、グローバルCMS3へのログイン時に端末から入力される。ログインID331は、ユーザ情報記憶部33において一意に定まる情報である。尚、ユーザ識別情報は、ログインID331とは別の情報であっても構わない。タイムゾーンコード332は、タイムゾーンコード321と同様の情報であり、ここでは、ログインID331のユーザに個別に設定されるタイムゾーンコードである。取引先企業ID333は、ログインID331を使用するユーザが所属する取引先企業を識別する情報である。ユーザ情報記憶部33に格納される情報を含むユーザ情報テーブルの項目及びデータの具体例を図4(a)に示す。尚、ユーザ情報記憶部33における項目及びデータは、これに限定されない。
図1に戻って、所属先情報記憶部34は、取引先企業ID341、タイムゾーンコード342及び拠点ID343を関連付けて格納する記憶装置である。取引先企業ID341は、取引先企業ID333と同様の情報であり、所属先情報記憶部34において一意に定まる情報である。タイムゾーンコード342は、タイムゾーンコード321と同様の情報であり、ここでは、取引先企業ID341に個別に設定されるタイムゾーンコードである。拠点ID343は、取引先企業ID341が所属する拠点を識別する情報である。所属先情報記憶部34に格納される情報を含む取引先情報テーブルの項目及びデータの具体例を図4(b)に示す。尚、所属先情報記憶部34における項目及びデータは、これに限定されない。
拠点情報記憶部35は、拠点ID351及びタイムゾーンコード352を関連付けて格納する記憶装置である。拠点ID351は、拠点ID343と同様の情報であり、拠点情報記憶部35において一意に定まる情報である。タイムゾーンコード352は、タイムゾーンコード321と同様の情報であり、ここでは、拠点ID351に個別に設定されるタイムゾーンコードである。拠点情報記憶部35に格納される情報を含む拠点情報テーブルの項目及びデータの具体例を図4(c)に示す。尚、拠点情報記憶部35における項目及びデータは、これに限定されない。
尚、タイムゾーンコード332及び342は、図3のタイムゾーンコードT1に定義されていない値、例えば、"−"を設定可能であり、タイムゾーンコード352は、必ず図3のタイムゾーンコードT1のいずれかの値を設定しなければならないものとする。
尚、タイムゾーン情報記憶部32、ユーザ情報記憶部33、所属先情報記憶部34及び拠点情報記憶部35は、ハードディスクドライブ、フラッシュメモリ等の不揮発性の記憶装置でもよいし、DRAM(Dynamic Random Access Memory)等の揮発性の記憶装置であってもよい。また、タイムゾーン情報記憶部32、ユーザ情報記憶部33、所属先情報記憶部34及び拠点情報記憶部35は、同一の記憶装置であっても構わない。
以下に、本発明の実施の形態1にかかるタイムゾーンコード設定処理及び時刻変換処理について、説明する。
制御部31は、タイムゾーンコード設定処理において、端末に入力されたログインID331によりユーザ情報記憶部33からログインID331に関連付けられたタイムゾーンコード332を取得し、当該タイムゾーンコードに基づいて後述する時刻変換処理へ入力するタイムゾーンコードを設定するものである。これにより、ユーザ毎の必要に応じたそれぞれのタイムゾーンコードを用いて時刻変換を行うことができる。
さらに、制御部31は、タイムゾーンコード設定処理において、端末に入力されたログインID331に関連付けられたタイムゾーンコード332がユーザ情報記憶部33に存在しない場合、ログインID331に関連付けられた取引先企業ID333により所属先情報記憶部34から取引先企業ID341に関連付けられたタイムゾーンコード342を取得する。さらには、制御部31は、タイムゾーンコード342が存在しない場合、取引先企業ID341に関連付けられた拠点ID343により拠点情報記憶部35から拠点ID351に関連付けられたタイムゾーンコード352を取得する。これにより、所属する取引先企業又は拠点に設定されたタイムゾーンコードを用いることができ、所属における標準のタイムゾーンコードを一括して管理することができる。
また、制御部31は、時刻変換処理において、タイムゾーンコード321によりタイムゾーン情報記憶部32から、少なくともタイムゾーンコード321に関連付けられた標準時差322、サマータイム期間323及びサマータイム時差324を取得する。そして、制御部31は、取得された標準時差322、サマータイム期間323及びサマータイム時差324に基づいて、処理対象時刻を変換してタイムゾーンコード321における変換時刻を算出する。これにより、基準時刻から設定されたタイムゾーンコードを考慮した時刻へ変換することができる。
さらに、制御部31は、時刻変換処理において、取得された標準時差322を用いて処理対象時刻を変換して変換時刻を算出し、当該変換時刻が取得されたサマータイム期間323に含まれるか否かを判定し、当該変換時刻が取得されたサマータイム期間323に含まれる場合に、取得されたサマータイム時差324を用いて当該変換時刻をさらに変換して変換時刻を算出する。これにより、サマータイム制度が導入されている地域におけるタイムゾーンにおいて、基準時刻からサマータイム時差を考慮した時刻へ変換することができる。
また、制御部31は、時刻変換処理において、タイムゾーンコード321によりタイムゾーン情報記憶部32からタイムゾーンコード321に関連付けられたサマータイム導入年325をさらに取得し、取得された標準時差322を用いて前記処理対象時刻を変換して変換時刻を算出し、処理対象時刻における年が取得されたサマータイム導入年325より前である場合、取得されたサマータイム時差324を用いて当該変換時刻を変換しない、ことが望ましい。これにより、サマータイム制度が導入されていない地域におけるタイムゾーンにおいて、処理を効率化できる。
また、制御部31は、時刻変換処理により算出された変換時刻を表示用データとして要求元の端末へ送信する送信処理を実行することが望ましい。これにより、タイムゾーンに応じた変換時刻を端末上に表示することができる。
尚、制御部31は、変換時刻を送信手段により端末へ送信することに限定されない。例えば、制御部31は、任意の時刻に起動するようにスケジュールされた処理について、当該処理に予め設定されたタイムゾーンコードに応じた変換時刻により、当該処理を実行するか否かを判断しても構わない。
図5は、本発明の実施の形態1にかかるログイン時刻算出処理の流れを示すフローチャート図である。まず、制御部31は、上述した端末のいずれかからログインID331の入力を受け付ける(S10)。例えば、制御部31は、NY端末11から図4(a)に示す"userB2"というログインIDの入力を受け付ける。尚、グローバルCMS3は、NY端末11からログインの認証要求があった際に、ログインID331の入力を受け付けるようにしてもよい。
次に、制御部31は、ログインID331に基づいてタイムゾーンコード設定処理を行う(S20)。尚、タイムゾーンコード設定処理の詳細は、図6を用いて後述する。ここでは、例えば、制御部31は、ユーザ情報記憶部33からログインID"userB2"に関連付けられたタイムゾーンコード"NY"を取得し、設定する。
また、制御部31は、ステップS20と同時又は前後に、現在のシステム時刻を取得する(S30)。ここでは、システム時刻は、グローバルCMS3に設定されたタイムゾーンコード"TK"における時刻であるものとする。尚、このとき、制御部31は、現在の年月日の情報であるシステム年月日も取得し、システム時刻に含めるものとする。
そして、制御部31は、ステップS20において設定されたタイムゾーンコード及びステップS30において取得されたシステム時刻に基づき、時刻変換処理を行い、当該取得されたシステム時刻を変換時刻へ変換する(S40)。尚、時刻変換処理の詳細は、図7を用いて後述する。
その後、制御部31は、ステップS40により変換された変換時刻を出力する(S50)。例えば、制御部31は、NY端末11からログインIDを受け付けた場合、NY端末11に対して当該変換時刻を送信する。これにより、グローバルCMS3より変換時刻を受信したNY端末11は、画面上にログイン時刻としてタイムゾーンコード"NY"における変換時刻を表示することができる。そのため、NY端末11のユーザは、システム時刻であるタイムゾーンコード"TK"における時刻ではなく、タイムゾーンコード"NY"における時刻を確認することができる。
図6は、本発明の実施の形態1にかかるタイムゾーンコード設定処理の流れを示すフローチャート図である。まず、制御部31は、ログインID331によりタイムゾーンコード332を取得する(S201)。例えば、図4(a)に示す各ログインIDが入力された場合、制御部31は、それぞれに対応するタイムゾーンコードを取得する。
次に、制御部31は、取得したタイムゾーンコードが存在するか否かを判定する(S202)。例えば、制御部31は、タイムゾーン情報記憶部32のタイムゾーンコード321を参照し、当該取得したタイムゾーンコードに一致するものがあるか否かを判定する。そして、取得したタイムゾーンコードが存在すると判定した場合、制御部31は、取得したタイムゾーンコードを処理対象タイムゾーンコードとして設定する(S203)。例えば、図4(a)におけるログインID"userA1"の場合、タイムゾーンコード"TK"が図3のタイムゾーンコードT1に存在するため、制御部31は、処理対象タイムゾーンコードを"TK"として設定する。そして、制御部31は、"TK"をステップS40における入力とする。
また、ステップS202において、取得したタイムゾーンコードが存在しないと判定した場合、制御部31は、ログインID331によりユーザ情報記憶部33からログインID331に関連付けられた取引先企業ID333を取得する(S204)。続いて、制御部31は、取得した取引先企業ID333に一致する取引先企業ID341に関連付けられたタイムゾーンコード342を所属先情報記憶部34から取得する(S205)。例えば、図4(a)におけるログインID"userB1"の場合、タイムゾーンコード"−"が図3のタイムゾーンコードT1に存在しないため、制御部31は、取引先企業ID"corpB1"を取得する。続いて、制御部31は、図4(b)における取引先企業ID"corpB1"に関連付けられたタイムゾーンコード"NY"を取得する。
その後、制御部31は、ステップS202と同様に、取得したタイムゾーンコードが存在するか否かを判定する(S206)。取得したタイムゾーンコードが存在すると判定した場合、制御部31は、ステップS203と同様に、取得したタイムゾーンコードを処理対象タイムゾーンコードとして設定する(S207)。例えば、ログインID"userB1"の場合、図4(a)には、タイムゾーンコードが存在しないが、図4(b)における取引先企業ID"corpB1"には、タイムゾーンコード"NY"が存在するため、制御部31は、処理対象タイムゾーンコードを"NY"として設定する。そして、制御部31は、"NY"をステップS40における入力とする。
また、ステップS206において、取得したタイムゾーンコードが存在しないと判定した場合、制御部31は、取引先企業ID341により所属先情報記憶部34から取引先企業ID341に関連付けられた拠点ID343を取得する(S208)。続いて、制御部31は、取得した拠点ID343に一致する拠点ID351に関連付けられたタイムゾーンコード352を拠点情報記憶部35から取得する(S209)。例えば、図4(a)におけるログインID"userC1"の場合、タイムゾーンコード"−"であり、図4(b)における"corpC1"に関連付けられたタイムゾーンコード"−"であり、共に図3のタイムゾーンコードT1に存在しないため、制御部31は、拠点ID"baseC"を取得する。続いて、制御部31は、図4(c)における拠点ID"baseC"に関連付けられたタイムゾーンコード"LN"を取得する。
その後、制御部31は、ステップS203と同様に、取得したタイムゾーンコードを処理対象タイムゾーンコードとして設定する(S210)。例えば、ログインID"userC1"の場合、図4(a)及び(b)には、タイムゾーンコードが存在しないため、制御部31は、図4(c)における拠点ID"baseC"に関連付けられたタイムゾーンコード"LN"を処理対象タイムゾーンコード"LN"として設定する。そして、制御部31は、"LN"をステップS40における入力とする。
このように、本発明の実施の形態1にかかるタイムゾーンコード設定処理では、ログインID、取引先企業ID,拠点IDの順でタイムゾーンコードの優先度を設けており、タイムゾーンコード332及び342の設定値を任意に変更することで、自由にログインIDにおけるタイムコードの値を選択することができる。例えば、通常は、タイムゾーンコード332及び342を"−"にしておき、個別の業務に応じて、タイムゾーンコード332又は342を任意の値に設定することで、柔軟なタイムゾーンコードの設定が可能となる。
図7は、本発明の実施の形態1にかかる時刻変換処理の流れを示すフローチャート図である。尚、本発明の実施の形態1においては、グローバルCMS3におけるシステムのタイムゾーンコードを"TK"とし、システム時差"+0900"とする。また、以下の説明では、ステップS20のタイムゾーンコード設定処理によりタイムゾーンコード"NY"が設定され、また、ステップS30で取得されたシステム時刻に含まれるシステム年月日が"20080715"、システム時刻における時分を示すシステム時分情報が"1400"である場合を例として扱う。
まず、制御部31は、タイムゾーンコード設定処理により設定されたタイムゾーンコード321により、タイムゾーン情報記憶部32からタイムゾーンコード321に関連付けられた標準時差322、サマータイム期間323、サマータイム時差324及びサマータイム導入年325を取得する(S401)。例えば、タイムゾーンコードが"NY"の場合、制御部31は、図3に示すタイムゾーンコードT1"NY"に関連付けられた時差T2"−0500"、サマータイム時差T3"+0100"等の値を取得する。
次に、制御部31は、システム時差が標準時差より大きいか否かを判定する(S402)。システム時差が標準時差より大きいと判定した場合、制御部31は、(1)式に示す演算を行う(S403)。
変換時刻 = システム時刻 − (システム時差 − 標準時差)・・・(1)式
例えば、タイムゾーンコードが"NY"の場合、制御部31は、システム時差"+0900"から標準時差"−0500"を減算した"+1400"をシステム時分情報"1400"から減算して、変換時刻"0000"を算出する。併せて、制御部31は、変換時刻にシステム年月日を含める。
また、ステップS404において、システム時差が標準時差以下と判定した場合、制御部31は、(2)式に示す計算を行う(S404)。
変換時刻 = システム時刻 + (標準時差 − システム時差)・・・(2)式
尚、(1)式及び(2)式では、システム時刻の内、年月日部分を除いて演算されるものとする。
その後、制御部31は、システム年月日がサマータイム導入年325以降であるか否かを判定する(S405)。システム年月日がサマータイム導入年325以降であると判定した場合、制御部31は、変換時刻がサマータイム期間323に含まれるか否かを判定する(S406)。そして、変換時刻がサマータイム期間323に含まれると判定した場合、制御部31は、(3)式に示す演算を行う(S407)。
変換時刻 = 変換時刻 + サマータイム時差・・・(3)式
例えば、タイムゾーンコードが"NY"の場合、制御部31は、変換時刻における年月日部分が"2008/7/15"であり、図3に示すタイムゾーンコード"NY"におけるサマータイム導入予定年T4以降であると判定する。そして、変換時刻における年月日部分が"2008/7/15"がサマータイム期間323に含まれるため、制御部31は、変換時刻"0000"にサマータイム時差"+0100"を加算した変換時刻"0100"を算出する。
その後、制御部31は、変換時刻の日替わり調整を行う(S408)。つまり、変換時刻が"2400"以上の場合、制御部31は、変換時刻から"2400"を減算し、システム年月日に1日を加算する。また、変換時刻が"0000"未満の場合、制御部31は、変換時刻に"2400"を加算し、システム年月日から1日を減算する。その後、制御部31は、当該時刻変換処理を終了する。
また、ステップS405において変換時刻がサマータイム導入年325以前であると判定した場合、又は、ステップS406において変換時刻がサマータイム期間323に含まれないと判定した場合、制御部31は、当該時刻変換処理を終了する。
図8は、本発明の実施の形態1にかかる変換時刻の例を示す図である。ここでは、図4(a)に示した5つのログインIDから4つのタイムゾーンコードに設定された場合に、図8のシステム時刻ST1乃至ST6が変換された結果を示す。例えば、図8のシステム時刻ST1、ST2及びST6は、各タイムゾーンコードにおいて標準時差で変換されたものとなる。また、システム時刻ST4は、タイムゾーンコード"NY"及び"LN"において、サマータイム期間を考慮した変換がされたものとなる。さらに、システム時刻ST3及びST5は、タイムゾーンコード"LN"において、サマータイム期間を考慮した変換がされたものとなる。しかし、システム時刻ST3及びST5は、サマータイム制度を導入しているタイムゾーンコード"NY"において、サマータイム期間外であるため、標準時差でのみ変換された時刻となる。このため、ログイン時におけるシステム時刻から、サマータイム制度の導入有無及びサマータイム制度の違いを考慮した変換を行うことができる。
このように、本発明の実施の形態1にかかるグローバルCMS3は、タイムゾーンの異なる複数国に跨ってサービスを提供するグローバルなシステムについて、各国の時差、サマータイム等の情報を予めタイムゾーン情報記憶部32に設定することで、1つの基準時刻により、世界各国の現地時間、各国のサマータイムを1つのシステム上で擬似的に保有するものである。これにより、各種サービスの時間管理が可能となり、年によってサマータイムへの切替日が違う国も含め、各国のサマータイムへの切替は、システム変更(プログラム修正等)やシステム作業(例えば、サマータイム期間の開始及び終了ごとに時刻を調整するためのサーバ停止)なしに対応可能となる。また、予めシステム上に登録されている各種サービスのスケジュール等についてもシステム変更やシステム作業なしに対応可能となる。
以上のことから、本発明の実施の形態1にかかるグローバルCMS3により、拠点が複数の国に存在し、拠点ごと、拠点間及び全拠点に対するサービスを提供する際に、サービスごとに時差及びサマータイムを考慮して時刻調整を行うことができる。
<発明の実施の形態2>
本発明の実施の形態2にかかるグローバルCMS3aは、上述した本発明の実施の形態1にかかるグローバルCMS3の変形例である。グローバルCMS3aは、各種サービスにおける処理済みのデータに対応する処理時刻について、ユーザ識別情報に設定されたタイムゾーンコードに応じて、全データを共通のタイムゾーンコードで変換して表示するか、データ毎に設定されたタイムゾーンコードで変換して表示するか、を選択することができるものである。これにより、ユーザの業務に応じて、データ毎に適切な時刻表示を行うことができる。
図9は、本発明の実施の形態2にかかるグローバルCMS3aを含む全体構成を示すブロック図である。グローバルCMS3aは、上述した本発明の実施の形態1にかかるグローバルCMS3と比べ、制御部31がデータ処理時刻算出処理を実行する制御部31aに置き換わり、サービスデータ記憶部36がさらに追加されたものである。尚、図9に記載された構成要素の内、図1と同様のものについては、同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
サービスデータ記憶部36は、サービスID361、サービス処理時刻362及びタイムゾーンコード363を関連付けて格納する記憶装置である。また、サービスデータ記憶部36は、図示しない項目としてサービス内容を示すサービスデータを含むものとする。サービスID361は、サービスを識別するサービス識別情報である。ここで、サービスとは、例えば、ある拠点における口座に対する入金処理や、2つの拠点の口座間についての送金処理等を指し、グローバルCMS3においてユーザに提供するサービス全般であればよい。尚、サービスID361は、サービスデータ記憶部36において一意に定まる情報である。サービス処理時刻362は、サービスID361におけるサービスが処理された時刻である。また、サービス処理時刻362は、基準時刻に基づく時刻である。タイムゾーンコード363は、タイムゾーンコード321と同様の情報であり、ここでは、サービスID361に個別に設定されるタイムゾーンコードである。サービスデータ記憶部36に格納される情報を含むサービスデータの具体例を図13(a)に示す。尚、サービスデータ記憶部36における項目及びデータは、これに限定されない。
尚、サービスデータ記憶部36は、ハードディスクドライブ、フラッシュメモリ等の不揮発性の記憶装置でもよいし、DRAM(Dynamic Random Access Memory)等の揮発性の記憶装置であってもよい。また、サービスデータ記憶部36は、タイムゾーン情報記憶部32、ユーザ情報記憶部33、所属先情報記憶部34及び拠点情報記憶部35と同一の記憶装置であっても構わない。
図9に戻って、制御部31aは、制御部31の機能に加え、サービス情報取得処理を含むデータ処理時刻算出処理を実行する。制御部31aは、サービス情報取得処理において、端末に入力されたサービスID361によりサービスデータ記憶部36からサービスID361に関連付けられたサービス処理時刻362を取得する。また、制御部31aは、時刻変換処理において、取得された標準時差322、サマータイム期間323及びサマータイム時差324に基づいて、サービス情報取得処理により取得されたサービス処理時刻362を変換して当該タイムゾーンにおける変換時刻を算出する。また、制御部31aは、送信処理において、時刻変換処理により算出された変換時刻を要求元の端末に入力されたサービスID361に対応する表示用データとして当該端末へ送信する。これにより、サービス毎に関連付けられたサービス処理時刻を所定のタイムゾーンコードにより変換することができる。
また、制御部31aは、タイムゾーンコード設定処理において、ログインID331に関連付けられたタイムゾーンコード332が所定のコードである場合、端末に入力されたサービスID361によりサービスデータ記憶部36からサービスID361に関連付けられたタイムゾーンコード363を取得し、タイムゾーンコード363を時刻変換処理へ入力するタイムゾーンコードとして設定する。これにより、サービス処理時刻をサービス毎に関連付けられたタイムゾーンコードにより変換することができる。
図11は、本発明の実施の形態2にかかるデータ処理時刻算出処理における時刻変換ルールの例を示す図である。例えば、システム、拠点、取引先企業及びユーザ識別情報のそれぞれについてタイムゾーンコードが図11に示すように設定された場合、時刻変換ルールは、大きく2つに分けられる。1つ目は、ユーザ識別情報に設定されたタイムゾーンコードが所定のコードである場合、全てのデータ共通のタイムゾーンコードで時刻変換を行うことを示す。所定のコードとは、例えば、タイムゾーンコード"97"、"98"及び"99"のいずれかである。又は、その他のタイムゾーンコードを図3に定義しても構わない。2つ目は、ユーザ識別情報に設定されたタイムゾーンコードが所定のコードでない場合、データ毎に設定されたタイムゾーンコードで時刻変換を行うことを示す。
尚、ユーザ識別情報に設定されたタイムゾーンコードと当該ユーザ識別情報に関連付けられた取引先企業又は拠点に設定されたタイムゾーンコードとが異なり、上述したサービスデータに当該取引先企業又は拠点のタイムゾーンコードが設定されている場合、ユーザ識別情報に設定されたタイムゾーンコードを優先させても構わない。又は、当該サービスデータが当該ユーザにより処理されたものである場合、ユーザ識別情報に設定されたタイムゾーンコードを優先させても構わない。
図10は、本発明の実施の形態2にかかるデータ処理時刻算出処理の流れを示すフローチャート図である。また、図12(a)は、本発明の実施の形態2にかかるユーザ情報テーブルのデータの例を示す図である。図12(b)は、本発明の実施の形態2にかかる取引先情報テーブルのデータの例を示す図である。また、本発明の実施の形態2にかかる拠点情報テーブルの例は、図4(c)と同様であるため図示を省略する。
図10において、まず、制御部31aは、上述した端末のいずれかからログインID331の入力を受け付ける(S10)。次に、制御部31aは、ログインID331に基づいてタイムゾーンコード設定処理を行う(S20)。なお、ステップS20の処理は、図6と同様のため、説明を省略する。続いて、制御部31aは、設定された処理対象タイムゾーンコードが所定のコードであるか否かを判定する(S21)。例えば、制御部31aは、処理対象タイムゾーンコードがタイムゾーンコード"97"、"98"及び"99"のいずれかと一致するか否かを判定する。
処理対象タイムゾーンコードが所定のコードであると判定した場合、制御部31aは、全てのデータに所定のタイムゾーンコードを処理対象タイムゾーンコードとして設定する(S22)。例えば、図12(a)におけるログインID"userF"の場合、タイムゾーンコード"98"が所定のコードであるため、制御部31aは、図11に従い、処理対象タイムゾーンコードを"NY"として設定する。また、図12(a)におけるログインID"userJ"の場合、タイムゾーンコード"99"が所定のコードであるため、制御部31aは、図11に従い、処理対象タイムゾーンコードを"TK"として設定する。つまり、ステップS22により、全データに共通のタイムゾーンコードが設定される。
ステップS21において、処理対象タイムゾーンコードが所定のコードでないと判定した場合、制御部31aは、データ毎にタイムゾーンコードを取得し、処理対象タイムゾーンコードとして設定する(S23)。例えば、図12(a)におけるログインID"userE"の場合、制御部31aは、サービスデータ記憶部36からサービスID361毎に関連付けられたタイムゾーンコード363を取得し、サービスID361毎にタイムゾーンコード363を処理対象タイムゾーンコードとして設定する。つまり、ステップS23により、データ毎に個別のタイムゾーンコードが設定される。
また、制御部31aは、ステップS20乃至S23と同時又は前後に、データ毎にサービスデータ記憶部36からサービス処理時刻362を取得する(S30a)。
その後、制御部31aは、ステップS22又はS23のいずれかにより設定された処理対象タイムゾーンコード及びステップS30aにより取得されたサービス処理時刻362に基づき、時刻変換処理を行い、当該取得されたシステム時刻を変換時刻へ変換する(S40)。尚、ステップS40の時刻変換処理は、図7と同様のため、説明を省略する。但し、ここでは、データ毎のサービス処理時刻362について時刻が変換される。そして、制御部31aは、ステップS40により変換された変換時刻を出力する(S50)。
上述したように、本発明の実施の形態2にかかるデータ処理時刻算出処理は、タイムゾーンコード設定処理の後に、サービス情報取得処理を実行しているが、これに限定されない。例えば、図6のステップS202と同時に、図10のステップS21の判定を行い、ステップS21の後に、サービスデータ記憶部36からサービスID361毎にサービス処理時刻362を取得し、その際、ステップS21でNOの場合には、併せてサービスID361に関連付けられたタイムゾーンコード363を取得するようにしても構わない。
図13は、本発明の実施の形態2にかかる変換時刻の例を示す図である。図13(a)は、本発明の実施の形態2にかかるサービスデータの例を示す図である。図13(a)では、サービスIDSV1乃至SV6に対応するデータとして、当該サービスが処理された拠点におけるタイムゾーンコード、システム時刻である処理時刻並びにサービス及び取引内容等を含む。
図13(b)乃至(g)は、それぞれ、図12(a)におけるログインIDについての図13(a)のサービス処理時刻を変換した場合の表示例である。図13(b)では、ログインID"userE"についてデータ毎のタイムゾーンコードが設定されるため、サービスIDSV1乃至SV6のそれぞれに設定されたタイムゾーンコードに基づき、時刻変換が行われることを示す。例えば、サービスIDSV3は、ロンドンで処理されたデータであり、図13(a)においては、システム時刻である"2008/7/2 15:00"となっている。そして、図13(b)においては、ログインID"userE"のタイムゾーンコードは"NY"であるが、時刻変換処理は、サービスIDSV3におけるタイムゾーンコードは"LN"で行われて、表示時刻は、"LN"におけるサマータイム期間が考慮されて"2008/7/2 7:00s"となる。図13(d)、(e)及び(f)についても同様である。すなわち、実際にサービスが処理された現地時刻で表示される。
また、図13(c)では、ログインID"userF"について全データ共通のタイムゾーンコード"NY"が設定されるため、サービスIDSV1乃至SV6のそれぞれに設定されたタイムゾーンコードに関わらず、全てタイムゾーンコード"NY"として時刻変換が行われる。例えば、サービスIDSV3は、図13(c)においては、時刻変換処理は、"NY"で行われるため、表示時刻は、"NY"ではサマータイム期間外であるため、"2008/7/2 1:00"となる。
また、図13(g)では、ログインID"userJ"について全データ共通のタイムゾーンコード"TK"が設定されるため、サービスIDSV1乃至SV6のそれぞれに設定されたタイムゾーンコードに関わらず、全てタイムゾーンコード"TK"として時刻変換が行われる。すなわち、図13(g)における表示時刻は、図13(a)と同じとなる。
このように、本発明の実施の形態2にかかるグローバルCMS3aにより、システム上に各国の現地時間、サマータイムを考慮した時間を保有していないため、時差やサマータイムを意識することなく、日付や時間の比較処理、ソート処理がシンプルとなり、各国のデータの整合性、過去データとの整合性を保つのが容易となる。
例えば、予め登録されているシステム情報、国又は拠点情報、取引先企業情報、取引先社員ID情報に、タイムゾーンテーブルに登録されているコードを設定することにより、サービス提供時間や取引入力時間等のデータを、自由に世界各国のサマータイムを考慮した現地時間ベースに再表示すること及び、国または拠点、取引企業、取引企業ID単位に設定した現地時間ベースで再表示が可能である。また、過去のサービス提供や取引入力等のシステム上の全てのデータについて修正せずに対応可能である。
以上のことから、本発明の実施の形態2にかかるグローバルCMS3aでは、ユーザの業務に応じて、データ毎に適切な時刻表示を行うことができる。
<発明の実施の形態3>
本発明の実施の形態3にかかるグローバルCMS3bは、上述した本発明の実施の形態1にかかるグローバルCMS3の変形例である。グローバルCMS3bは、タイムゾーンの異なる二つの国又は拠点に跨るサービスについて、当該サービスを実行する際に、処理対象の国又は拠点において当該サービスのサービス可能時間帯であるか否かを判定するものである。例えば、一方の拠点がサマータイム制度を導入しており、他方の拠点がサマータイム制度を導入していない場合、又は、双方の拠点でサマータイム制度を導入しているが、サマータイム期間が異なる場合においては、通常、定例の時間帯に実行しているサービスがサマータイム期間内であるために実行できない場合がある。このような場合であっても、本発明の実施の形態3により、当該二つの拠点のそれぞれの時差及びサマータイムを考慮して適切にサービス可否の判定をすることができる。
図14は、本発明の実施の形態3にかかる情報処理システムを含む全体構成を示すブロック図である。グローバルCMS3bは、上述した本発明の実施の形態1にかかるグローバルCMS3と比べ、制御部31がサービス判定処理を実行する制御部31bに置き換わり、拠点サービス定義記憶部37、取引サービス定義記憶部38及び処理データ記憶部39が追加されたものである。尚、図14において、図1のユーザ情報記憶部33、所属先情報記憶部34及び拠点情報記憶部35は、必須ではないため、図示を省略している。また、図14に記載された構成要素の内、図1と同様のものについては、同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
拠点サービス定義記憶部37は、拠点ID371、サービス時間帯372及びタイムゾーンコード373を関連付けて格納する記憶装置である。拠点サービス定義記憶部37は、拠点ごとの窓口サービスが可能な時間帯を定義したものである。拠点ID371は、図1の拠点ID343と同様の情報であり、拠点サービス定義記憶部37において一意に定まる情報である。つまり、拠点ID371は、拠点ごとの窓口サービスに関するサービス識別情報である。サービス時間帯372は、サービスを提供可能な時間帯を表す情報であり、ここでは、サービス時間帯372は、拠点ID371における窓口サービスが行われている時間帯を示す。タイムゾーンコード373は、図1のタイムゾーンコード321と同様の情報であり、ここでは、拠点ID371に個別に設定されるタイムゾーンコードである。拠点サービス定義記憶部37に格納される情報を含む拠点サービス時間テーブルの項目及びデータの具体例を図16に示す。尚、拠点サービス定義記憶部37における項目及びデータは、これに限定されない。ここで、サービス時間帯372は、図16中の開始時刻と終了時刻に基づいて決定する。また、開始時刻と終了時刻とは、拠点ID371における現地時間で設定される。
取引サービス定義記憶部38は、拠点ID381、サービス種別382、通貨種別383、サービス時間帯384及びタイムゾーンコード385を関連付けて格納する記憶装置である。取引サービス定義記憶部38は、拠点、取引及び通貨の組み合わせで定まるサービスが提供可能な時間帯を定義したものであり、広義のサービス定義記憶部である。拠点ID381は、図1の拠点ID343と同様の情報である。サービス種別382は、サービス又は取引を示す情報であり、例えば、入金又は送金等である。通貨種別383は、当該サービスにおける対象通貨を示す情報であり、例えば、UKポンドの場合、"STG"、USドルの場合、"USD"と表現する。つまり、拠点ID381、サービス種別382及び通貨種別383の組み合わせは、取引サービス定義記憶部38において一意に定まる情報であり、サービス識別情報である。サービス時間帯384は、図16のサービス時間帯372と同様の情報である。タイムゾーンコード385は、図1のタイムゾーンコード321と同様の情報であり、ここでは、拠点ID381、サービス種別382及び通貨種別383の組み合わせに個別に設定されるタイムゾーンコードである。取引サービス定義記憶部38に格納される情報を含む取引サービス時間テーブルの項目及びデータの具体例を図17に示す。尚、取引サービス定義記憶部38における項目及びデータは、これに限定されない。ここで、サービス時間帯384は、図17中の開始時刻と終了時刻に基づいて決定する。また、開始時刻と終了時刻とは、拠点ID381における現地時間で設定される。
処理データ記憶部39は、拠点ID391、サービス種別392、通貨種別393、サービス処理時刻394及びタイムゾーンコード395を関連付けて格納する記憶装置である。処理データ記憶部39は、端末からサービスの実行を指示された情報を格納するものである。拠点ID391、サービス種別392及び通貨種別393は、取引サービス定義記憶部38に示す拠点ID381、サービス種別382及び通貨種別383と同様のものである。サービス処理時刻394は、当該サービスを実行する時刻であり、システム時刻である。タイムゾーンコード395は、図1のタイムゾーンコード321と同様の情報であり、当該サービスにおいて処理対象となる拠点ID391におけるタイムゾーンコードである。また、処理データ記憶部39は、別途、サービス識別情報を備えていても良い。
尚、拠点サービス定義記憶部37、取引サービス定義記憶部38及び処理データ記憶部39は、ハードディスクドライブ、フラッシュメモリ等の不揮発性の記憶装置でもよいし、DRAM(Dynamic Random Access Memory)等の揮発性の記憶装置であってもよい。また、拠点サービス定義記憶部37、取引サービス定義記憶部38及び処理データ記憶部39は、タイムゾーン情報記憶部32と同一の記憶装置であっても構わない。
図14に戻って、制御部31bは、制御部31の機能に加え、サービス判定処理を実行する。制御部31bは、タイムゾーンコード設定処理において、端末に入力されたサービス識別情報によりサービス定義記憶部から当該サービス識別情報に関連付けられたタイムゾーンコードを取得し、当該タイムゾーンコードに基づいて時刻変換処理へ入力するタイムゾーンコードを設定するものである。そして、制御部31bは、サービス判定処理において、端末に入力されたサービス識別情報によりサービス定義記憶部から当該サービス識別情報に関連付けられたサービス時間帯を取得し、時刻変換処理により算出された変換時刻が当該サービス時間帯に含まれるか否かを判定するものである。これにより、タイムゾーンの異なる複数の拠点に跨るサービスにおいて、それぞれの拠点の時差及びサマータイムを考慮して適切なサービス可否の判定をすることができる。
図15は、本発明の実施の形態3にかかるサービス判定処理を含む処理の流れを示すフローチャート図である。まず、制御部31bは、上述した端末のいずれかからサービス識別情報の入力を受け付ける(S10a)。例えば、窓口サービスの場合、制御部31bは、拠点ID371の入力を受け付ける。
次に、制御部31bは、サービス識別情報によりタイムゾーンコードを取得し、処理対象タイムゾーンコードを設定する(S20b)。例えば、制御部31bは、拠点サービス定義記憶部37から拠点ID371に関連付けられたタイムゾーンコード373を取得する。また、制御部31bは、ステップS20bと同時又は前後に、現在のシステム時刻を取得する(S30)。このとき、制御部31bは、ステップS10aにより受け付けた拠点IDを拠点ID391として、ステップS20bにより取得されたタイムゾーンコードをタイムゾーンコード395として、及び、ステップS30により取得されたシステム時刻をサービス処理時刻394として処理データ記憶部39へ格納するようにしてもよい。
そして、制御部31bは、ステップS20bにおいて設定されたタイムゾーンコード及びステップS30において取得されたシステム時刻に基づき、時刻変換処理を行い、当該取得されたシステム時刻を変換時刻へ変換する(S40)。
その後、制御部31bは、ステップS40により変換された変換時刻を用いて、サービス判定処理を実行する(S50a)。例えば、窓口サービスの場合、制御部31bは、変換時刻が、拠点ID371におけるサービス時間帯372に含まれるか否かを判定する。そして、制御部31bは、判定結果を要求元の端末へ送信する。
図18は、本発明の実施の形態3にかかる処理対象サービスとサービス判定結果の例を示す図である。尚、図18において処理対象拠点名は、図17を参照することにより拠点ID391と同等と言うことができる。
また、図19は、本発明の実施の形態3にかかる拠点間取引の概念を示す図である。サービスIDSV31及びSV35は、拠点ID"LN"、サービス種別"入金"及び通貨種別"STG"というサービスの要求をTK端末14から行うことを示す。また、サービスIDSV32及びSV36は、拠点ID"NY"、サービス種別 "入金"及び通貨種別"USD"というサービスの要求をTK端末14から行うことを示す。また、サービスIDSV33及びSV34は、LN拠点からNY拠点への送金処理、つまり、拠点ID"LN"、サービス種別"送金"及び通貨種別"USD"というサービスの要求をTK端末14から行うことを示す。
図18の変換時刻は、サービスIDSV31乃至SV36の処理時刻のそれぞれについて、拠点タイムゾーンコードにより変換を行ったものである。そして、判定結果は、サービスIDSV31、SV32及びSV34については、図17に示す開始時刻と終了時刻から取引サービス時間外であるため"NG"となる。また、サービスIDSV33、SV35及びSV36については、同様に取引サービス時間内であるため"OK"となる。
このように、本発明の実施の形態3にかかるグローバルCMS3bにより、予め国又は拠点毎に、拠点のサービス可能時間及び、サービスや取引可能な時間を通貨毎に拠点サービス定義記憶部37及び取引サービス定義記憶部38に設定し、タイムゾーン情報記憶部32と組み合わせることにより、世界のあらゆる国又は拠点から、世界各国又は拠点のサービス、取引について該当国のサマータイムを考慮したサービス、取引可能時間のチェックが可能となる。
また、タイムゾーンの異なる二つの国又は三つ以上の国に跨るサービス及び取引についても、当該国のサマータイムを考慮したサービス、取引可能時間のチェックが可能となる。
以上のことから、本発明の実施の形態3にかかるグローバルCMS3bにより、タイムゾーンの異なる二つの国又は拠点に跨るサービスについて、当該二つの拠点のそれぞれの時差及びサマータイムを考慮して適切なサービス可否の判定をすることができる。
尚、本発明の実施の形態3にかかるグローバルCMS3bは、拠点ごとの休日を定義した休日情報記憶部(不図示)をさらに備えるとよい。例えば、図20は、休日情報記憶部の項目定義及びデータの一例としての休日テーブルフォーマットを示す図である。例えば、LN拠点における2008年1月1日は、"休日"であることを示す。
ここで、取引サービスの場合を例にして、休日情報記憶部を用いたサービス判定処理について説明する。まず、図15のステップS50aにおいて、制御部31bは、ステップS40により変換された変換時刻に含まれる年月日と、該当する拠点とから休日情報記憶部を参照し、当該拠点において変換時刻に含まれる年月日が休日であるか否かを判定する。休日であると判定された場合、制御部31bは、当該取引サービスの判定結果を"NG"として要求元の端末へ送信する。
次に、制御部31bは、変換時刻が拠点サービス定義記憶部37のサービス時間帯372に含まれるか否かを判定する。サービス時間帯372に含まれないと判定された場合、制御部31bは、当該取引サービスの判定結果を"NG"として要求元の端末へ送信する。その後、制御部31bは、変換時刻が取引サービス定義記憶部38のサービス時間帯384に含まれるか否かを判定する。サービス時間帯384に含まれないと判定された場合、制御部31bは、当該取引サービスの判定結果を"NG"として要求元の端末へ送信する。また、サービス時間帯384に含まれると判定された場合、制御部31bは、当該取引サービスの判定結果を"OK"として要求元の端末へ送信する。これにより、拠点ごとの休日を考慮したサービス判定処理を行うことができる。
<その他の発明の実施の形態>
本発明の実施の形態1乃至3におけるシステム構成は、図1、図9及び図14に限定されない。例えば、グローバルCMSシステム3、3a及び3bは、複数台のコンピュータの分散処理によって実現されても構わない。
尚、本発明の実施の形態1にかかるタイムゾーン情報記憶部32において、サマータイム制度の導入の有無が変更されない場合には、サマータイム導入年325は、必ずしも必要としない。その場合、サマータイム期間323及びサマータイム時差324の設定の有無により判定すればよい。
また、タイムゾーン情報記憶部32において、サマータイム導入年325に加え、特定の地域においてサマータイム制度が終了した年を設定するためのサマータイム終了年を備えてもよい。さらに、一つのタイムゾーンにサマータイム導入年325及びサマータイム終了年を複数設定するようにしてもよい。これにより、サマータイム制度の導入及び終了が複数回行われる場合にも対応することができる。または、サマータイム導入年325は、タイムゾーンにおいてサマータイム制度を適用する年を表すサマータイム適用年であってもよい。その場合、サマータイム導入年325は、サマータイム制度が適用される年ごとに複数設定されるようにしてもよい。これにより、年ごとにサマータイム制度の導入有無を制御することができる。さらに、サマータイム導入年325の内、サマータイム制度の適用を開始する年をサマータイム適用開始年とし、制御部31は、上述した時刻変換処理において、処理対象時刻における年がサマータイム適用開始年より前である場合、変換時刻の変換を行わないようにしてもよい。
尚、本発明の実施の形態1にかかるグローバルCMS3には、拠点に関わらず、任意の場所に設置された端末からネットワーク2を介してアクセスしても構わない。また、端末が属する拠点とは異なる拠点に属するログインIDによりログインしても構わない。例えば、グローバルCMS3の制御部31は、図5のステップS10において、NY端末11から図4(a)のログインID"userD1"の入力を受け付けた場合、ステップS20において、タイムゾーンコード"SP"を設定し、ステップS40において、タイムゾーンコード"SP"により時刻変換を行う。
さらに、本発明は上述した実施の形態のみに限定されるものではなく、既に述べた本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能であることは勿論である。
11 NY端末
12 LN端末
13 SP端末
14 TK端末
2 ネットワーク
3 グローバルCMS
3a グローバルCMS
3b グローバルCMS
31 制御部
31a 制御部
31b 制御部
32 タイムゾーン情報記憶部
321 タイムゾーンコード
322 標準時差
323 サマータイム期間
324 サマータイム時差
325 サマータイム導入年
33 ユーザ情報記憶部
331 ログインID
332 タイムゾーンコード
333 取引先企業ID
34 所属先情報記憶部
341 取引先企業ID
342 タイムゾーンコード
343 拠点ID
35 拠点情報記憶部
351 拠点ID
352 タイムゾーンコード
36 サービスデータ記憶部
361 サービスID
362 サービス処理時刻
363 タイムゾーンコード
37 拠点サービス定義記憶部
371 拠点ID
372 サービス時間帯
373 タイムゾーンコード
38 取引サービス定義記憶部
381 拠点ID
382 サービス種別
383 通貨種別
384 サービス時間帯
385 タイムゾーンコード
39 処理データ記憶部
391 拠点ID
392 サービス種別
393 通貨種別
394 サービス処理時刻
395 タイムゾーンコード
ST1 システム時刻
ST2 システム時刻
ST3 システム時刻
ST4 システム時刻
ST5 システム時刻
ST6 システム時刻
SV1 サービスID
SV2 サービスID
SV3 サービスID
SV4 サービスID
SV5 サービスID
SV6 サービスID
SV31 サービスID
SV32 サービスID
SV33 サービスID
SV34 サービスID
SV35 サービスID
SV36 サービスID
T1 タイムゾーンコード
T2 時差
T3 サマータイム時差
T4 サマータイム導入予定年
T5 サマータイム開始モード区分
T6 サマータイム開始月
T7 サマータイム開始日
T8 サマータイム開始曜日区分
T9 サマータイム開始時
T10 サマータイム終了モード区分
T11 サマータイム終了月
T12 サマータイム終了日
T13 サマータイム終了曜日区分
T14 サマータイム終了時
T15 タイムゾーン表示名称
T16 サマータイム表示名称

Claims (19)

  1. 異なるタイムゾーンに設けられた複数の端末からアクセスされる情報処理システムであって、
    前記タイムゾーンを識別するタイムゾーンコードと、基準時刻からの時差である標準時差と、サマータイム期間と、サマータイム期間外の時刻とサマータイム期間内の時刻の差であるサマータイム時差とをタイムゾーン毎に関連付けて格納するタイムゾーン情報記憶部と、
    前記端末におけるユーザを識別するユーザ識別情報と、前記タイムゾーンコードとを関連付けて格納するユーザ情報記憶部と、
    サービスを識別するサービス識別情報と、当該サービスが処理された前記基準時刻に基づくサービス処理時刻とをサービス毎に関連付けて格納するサービスデータ記憶部と、
    処理対象時刻を所定のタイムゾーンに対応する時刻に変換する制御部と、を備え、
    前記制御部は、
    前記サービス識別情報に関連付けられたサービス処理時刻を前記サービスデータ記憶部から前記サービス毎に取得するサービス情報取得手段と、
    前記端末に入力されたユーザ識別情報に関連付けられたタイムゾーンコードを前記ユーザ情報記憶部から取得し、当該タイムゾーンコードに基づいて処理対象のタイムゾーンコードを前記サービス毎に設定するタイムゾーンコード設定手段と、
    前記サービス毎に設定された処理対象のタイムゾーンコード関連付けられた標準時差、サマータイム期間及びサマータイム時差を前記タイムゾーン情報記憶部から前記サービス毎に取得する取得手段と、
    前記取得された標準時差を用いて前記サービス毎に取得されたサービス処理時刻を変換して前記処理対象のタイムゾーンコードに基づく変換時刻を前記サービス毎に算出し、当該変換時刻が前記取得されたサマータイム期間に含まれるか否かを判定し、当該変換時刻が前記取得されたサマータイム期間に含まれる場合に、前記取得されたサマータイム時差を用いて当該変換時刻をさらに変換した時刻を、当該変換時刻として算出する時刻変換手段と、
    前記算出された変換時刻を前記サービス毎に対応する表示用データとして前記端末へ送信する送信手段と、
    を備える情報処理システム。
  2. 前記タイムゾーン情報記憶部は、前記タイムゾーンにおいてサマータイムの適用を開始する年を表すサマータイム適用開始年をさらにタイムゾーン毎に関連付けて格納し、
    前記取得手段は、前記処理対象のタイムゾーンコード関連付けられたサマータイム適用開始年を前記タイムゾーン情報記憶部からさらに取得し、
    前記時刻変換手段は、前記取得された標準時差を用いて前記サービス毎に取得されたサービス処理時刻を変換して前記変換時刻を前記サービス毎に算出し、当該サービス処理時刻における年が前記取得されたサマータイム適用開始年より前である場合、前記取得されたサマータイム時差を用いて当該変換時刻を変換しない、
    ことを特徴とする請求項に記載の情報処理システム。
  3. 前記サービスデータ記憶部は、前記サービスが処理されたタイムゾーンにおける前記タイムゾーンコードをさらに前記サービス識別情報と前記サービス毎に関連付けて格納し、
    前記タイムゾーンコード設定手段は、前記ユーザ識別情報に関連付けられたタイムゾーンコードが所定のコードである場合、前記サービス識別情報関連付けられたタイムゾーンコードを前記サービスデータ記憶部から前記サービス毎に取得し、当該サービス識別情報に関連付けられたタイムゾーンコードを前記処理対象のタイムゾーンコードとして前記サービス毎に設定する、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の情報処理システム。
  4. 前記ユーザ情報記憶部は、前記ユーザが所属する拠点を識別する拠点識別情報をさらに前記ユーザ識別情報と関連付けて格納し、
    前記拠点識別情報と前記タイムゾーンコードとを関連付けて格納する拠点情報記憶部をさらに備え、
    前記タイムゾーンコード設定手段は、前記端末に入力されたユーザ識別情報に関連付けられたタイムゾーンコードが前記ユーザ情報記憶部に存在しない場合、当該ユーザ識別情報に関連付けられた拠点識別情報により前記拠点情報記憶部から当該拠点識別情報に関連付けられたタイムゾーンコードを取得し、当該拠点識別情報に関連付けられたタイムゾーンコードを前記処理対象のタイムゾーンコードとして設定する、
    ことを特徴とする、請求項1乃至3のいずれか1項に記載の情報処理システム。
  5. 前記サービス識別情報と、前記サービスを提供する拠点におけるタイムゾーンコードと、当該サービスを提供可能なサービス時間帯とを関連付けて格納するサービス定義記憶部をさらに備え、
    前記タイムゾーンコード設定手段は、さらに、前記端末に入力されたサービス識別情報関連付けられたタイムゾーンコードを前記サービス定義記憶部から取得し、当該タイムゾーンコードに基づいて前記処理対象のタイムゾーンコードとして設定
    前記制御部は、
    前記端末に入力されたサービス識別情報関連付けられたサービス時間帯を前記サービス定義記憶部から取得し、前記算出された変換時刻が当該サービス時間帯に含まれるか否かを判定する判定手段と、をさらに備える、
    ことを特徴とする、請求項1乃至のいずれか1項に記載の情報処理システム。
  6. 前記サービス識別情報は、前記サービスを提供する拠点を識別する拠点識別情報と、前記サービスの種別を示すサービス種別情報と、前記サービスにおける通貨の種別を示す通貨種別情報とを含むことを特徴とする請求項に記載の情報処理システム。
  7. 異なるタイムゾーンに設けられた複数の端末からアクセスされるコンピュータの制御方法であって、
    前記コンピュータは、
    前記タイムゾーンを識別するタイムゾーンコードと、基準時刻からの時差である標準時差と、サマータイム期間と、サマータイム期間外の時刻とサマータイム期間内の時刻の差であるサマータイム時差とをタイムゾーン毎に関連付けて格納するタイムゾーン情報記憶部と、
    前記端末におけるユーザを識別するユーザ識別情報と、前記タイムゾーンコードとを関連付けて格納するユーザ情報記憶部と、
    サービスを識別するサービス識別情報と、当該サービスが処理された前記基準時刻に基づくサービス処理時刻とをサービス毎に関連付けて格納するサービスデータ記憶部と、を備え、
    前記サービス識別情報に関連付けられたサービス処理時刻を前記サービスデータ記憶部から前記サービス毎に取得するサービス情報取得ステップと、
    前記端末に入力されたユーザ識別情報に関連付けられたタイムゾーンコードを前記ユーザ情報記憶部から取得し、当該タイムゾーンコードに基づいて処理対象のタイムゾーンコードを前記サービス毎に設定するタイムゾーンコード設定ステップと、
    前記サービス毎に設定された処理対象のタイムゾーンコード関連付けられた標準時差、サマータイム期間及びサマータイム時差前記タイムゾーン情報記憶部から前記サービス毎に取得する取得ステップと、
    前記取得された標準時差を用いて前記サービス毎に取得されたサービス処理時刻を変換して前記処理対象のタイムゾーンコードに基づく変換時刻を前記サービス毎に算出し、当該変換時刻が前記取得されたサマータイム期間に含まれるか否かを判定し、当該変換時刻が前記取得されたサマータイム期間に含まれる場合に、前記取得されたサマータイム時差を用いて当該変換時刻をさらに変換した時刻を、当該変換時刻として算出する時刻変換ステップと、
    前記算出された変換時刻を前記サービス毎に対応する表示用データとして前記端末へ送信する送信ステップと、
    を含む制御方法。
  8. 前記タイムゾーン情報記憶部は、前記タイムゾーンにおいてサマータイムの適用を開始する年を表すサマータイム適用開始年をさらにタイムゾーン毎に関連付けて格納し、
    前記取得ステップは、前記処理対象のタイムゾーンコード関連付けられたサマータイム適用開始年前記タイムゾーン情報記憶部からさらに取得し、
    前記時刻変換ステップは、前記取得された標準時差を用いて前記サービス毎に取得されたサービス処理時刻を変換して前記変換時刻を前記サービス毎に算出し、当該サービス処理時刻における年が前記取得されたサマータイム適用開始年より前である場合、前記取得されたサマータイム時差を用いて当該変換時刻を変換しない、
    ことを特徴とする請求項に記載の制御方法。
  9. 前記サービスデータ記憶部は、前記サービスが処理されたタイムゾーンにおける前記タイムゾーンコードをさらに前記サービス識別情報と前記サービス毎に関連付けて格納し、
    前記タイムゾーンコード設定ステップは、前記ユーザ識別情報に関連付けられたタイムゾーンコードが所定のコードである場合、前記サービス識別情報関連付けられたタイムゾーンコードを前記サービスデータ記憶部から前記サービス毎に取得し、当該サービス識別情報に関連付けられたタイムゾーンコードを前記処理対象のタイムゾーンコードとして前記サービス毎に設定する、
    ことを特徴とする請求項7又は8に記載の制御方法。
  10. 前記ユーザ情報記憶部は、前記ユーザが所属する拠点を識別する拠点識別情報をさらに前記ユーザ識別情報と関連付けて格納し、
    前記コンピュータは、
    前記拠点識別情報と前記タイムゾーンコードとを関連付けて格納する拠点情報記憶部をさらに備え、
    前記タイムゾーンコード設定ステップは、前記端末に入力されたユーザ識別情報に関連付けられたタイムゾーンコードが前記ユーザ情報記憶部に存在しない場合、当該ユーザ識別情報に関連付けられた拠点識別情報により前記拠点情報記憶部から当該拠点識別情報に関連付けられたタイムゾーンコードを取得し、当該拠点識別情報に関連付けられたタイムゾーンコードを前記処理対象のタイムゾーンコードとして設定する、
    ことを特徴とする、請求項7乃至9のいずれか1項に記載の制御方法。
  11. 前記コンピュータは、
    前記サービス識別情報と、前記サービスを提供する拠点におけるタイムゾーンコードと、当該サービスを提供可能なサービス時間帯とを関連付けて格納するサービス定義記憶部をさらに備え、
    前記タイムゾーンコード設定ステップは、さらに、前記端末に入力されたサービス識別情報に関連付けられたタイムゾーンコードを前記サービス定義記憶部から取得し、当該タイムゾーンコードに基づいて前記処理対象のタイムゾーンコードとして設定
    前記端末に入力されたサービス識別情報関連付けられたサービス時間帯前記サービス定義記憶部から取得し、前記算出された変換時刻が当該サービス時間帯に含まれるか否かを判定する判定ステップと、をさらに含む、
    ことを特徴とする、請求項7乃至10のいずれか1項に記載の制御方法。
  12. 異なるタイムゾーンに設けられた複数の端末からアクセスされるコンピュータを制御するプログラムであって、
    前記コンピュータは、
    前記タイムゾーンを識別するタイムゾーンコードと、基準時刻からの時差である標準時差と、サマータイム期間と、サマータイム期間外の時刻とサマータイム期間内の時刻の差であるサマータイム時差とをタイムゾーン毎に関連付けて格納するタイムゾーン情報記憶部と、
    前記端末におけるユーザを識別するユーザ識別情報と、前記タイムゾーンコードとを関連付けて格納するユーザ情報記憶部と、
    サービスを識別するサービス識別情報と、当該サービスが処理された前記基準時刻に基づくサービス処理時刻とをサービス毎に関連付けて格納するサービスデータ記憶部と、を備え、
    前記サービス識別情報に関連付けられたサービス処理時刻を前記サービスデータ記憶部から前記サービス毎に取得するサービス情報取得処理と、
    前記端末に入力されたユーザ識別情報に関連付けられたタイムゾーンコードを前記ユーザ情報記憶部から取得し、当該タイムゾーンコードに基づいて処理対象のタイムゾーンコードを前記サービス毎に設定するタイムゾーンコード設定処理と、
    前記サービス毎に設定された処理対象のタイムゾーンコードに関連付けられた標準時差、サマータイム期間及びサマータイム時差を前記タイムゾーン情報記憶部から前記サービス毎に取得する取得処理と、
    前記取得された標準時差を用いて前記サービス毎に取得されたサービス処理時刻を変換して前記処理対象のタイムゾーンコードに基づく変換時刻を前記サービス毎に算出し、当該変換時刻が前記取得されたサマータイム期間に含まれるか否かを判定し、当該変換時刻が前記取得されたサマータイム期間に含まれる場合に、前記取得されたサマータイム時差を用いて当該変換時刻をさらに変換した時刻を、当該変換時刻として算出する時刻変換処理と、
    前記算出された変換時刻を前記サービス毎に対応する表示用データとして前記端末へ送信する送信処理と、
    前記コンピュータに実行させるプログラム。
  13. 前記タイムゾーン情報記憶部は、前記タイムゾーンにおいてサマータイムの適用を開始する年を表すサマータイム適用開始年をさらにタイムゾーン毎に関連付けて格納し、
    前記取得処理は、前記処理対象のタイムゾーンコード関連付けられたサマータイム適用開始年を前記タイムゾーン情報記憶部からさらに取得し、
    前記時刻変換処理は、前記取得された標準時差を用いて前記サービス毎に取得されたサービス処理時刻を変換して前記変換時刻を前記サービス毎に算出し、当該サービス処理時刻における年が前記取得されたサマータイム適用開始年より前である場合、前記取得されたサマータイム時差を用いて当該変換時刻を変換しない、
    ことを特徴とする請求項12に記載のプログラム。
  14. 前記サービスデータ記憶部は、前記サービスが処理されたタイムゾーンにおける前記タイムゾーンコードをさらに前記サービス識別情報と前記サービス毎に関連付けて格納し、
    前記タイムゾーンコード設定処理は、前記ユーザ識別情報に関連付けられたタイムゾーンコードが所定のコードである場合、前記サービス識別情報関連付けられたタイムゾーンコードを前記サービスデータ記憶部から前記サービス毎に取得し、当該サービス識別情報に関連付けられたタイムゾーンコードを前記処理対象のタイムゾーンコードとして前記サービス毎に設定する、
    ことを特徴とする請求項12又は13に記載のプログラム。
  15. 前記ユーザ情報記憶部は、前記ユーザが所属する拠点を識別する拠点識別情報をさらに前記ユーザ識別情報と関連付けて格納し、
    前記コンピュータは、
    前記拠点識別情報と前記タイムゾーンコードとを関連付けて格納する拠点情報記憶部をさらに備え、
    前記タイムゾーンコード設定処理は、前記端末に入力されたユーザ識別情報に関連付けられたタイムゾーンコードが前記ユーザ情報記憶部に存在しない場合、当該ユーザ識別情報に関連付けられた拠点識別情報により前記拠点情報記憶部から当該拠点識別情報に関連付けられたタイムゾーンコードを取得し、当該拠点識別情報に関連付けられたタイムゾーンコードを前記処理対象のタイムゾーンコードとして設定する、
    ことを特徴とする、請求項12乃至14のいずれか1項に記載のプログラム。
  16. 前記コンピュータは、
    前記サービス識別情報と、前記サービスを提供する拠点におけるタイムゾーンコードと、当該サービスを提供可能なサービス時間帯とを関連付けて格納するサービス定義記憶部をさらに備え
    前記タイムゾーンコード設定処理は、さらに、前記端末に入力されたサービス識別情報関連付けられたタイムゾーンコードを前記サービス定義記憶部から取得し、当該タイムゾーンコードに基づいて前記処理対象のタイムゾーンコードとして設定
    前記端末に入力されたサービス識別情報に関連付けられたサービス時間帯を前記サービス定義記憶部から取得し、前記算出された変換時刻が当該サービス時間帯に含まれるか否かを判定する判定処理と、をさらに含む
    ことを特徴とする、請求項12乃至15のいずれか1項に記載のプログラム。
  17. 異なるタイムゾーンに属する複数の拠点に設置された複数の端末からのアクセスを受け付け、サービスを提供するグローバルキャッシュマネージメントシステムであって、
    前記タイムゾーンを識別するタイムゾーンコードと、基準時刻からの時差である標準時差と、サマータイム期間と、サマータイム期間外の時刻とサマータイム期間内の時刻の差であるサマータイム時差と、サマータイム導入年とをタイムゾーン毎に関連付けて格納するタイムゾーン情報記憶部と、
    前記端末におけるユーザを識別するユーザ識別情報と、当該ユーザにおける前記タイムゾーンコードと、当該ユーザが属する所属先を識別する所属先識別情報とを関連付けて格納するユーザ情報記憶部と、
    前記所属先識別情報と、当該所属先における前記タイムゾーンコードと、当該所属先が属する拠点を識別する拠点識別情報とを関連付けて格納する所属先情報記憶部と、
    前記拠点識別情報と、当該拠点における前記タイムゾーンコードとを関連付けて格納する拠点情報記憶部と、
    サービスを識別するサービス識別情報と、当該サービスが処理された前記基準時刻に基づくサービス処理時刻とをサービス毎に関連付けて格納するサービスデータ記憶部と、
    処理対象時刻を所定のタイムゾーンに対応する時刻に変換して前記サービスを提供する制御部と、を備え、
    前記制御部は、
    前記端末から前記ユーザ識別情報の入力を受け付ける入力手段と、
    現在のシステム時刻を取得するシステム時刻取得手段と、
    前記受け付けられたユーザ識別情報関連付けられたタイムゾーンコードを前記ユーザ情報記憶部から取得する第1の取得手段と、
    前記第1の取得手段により取得されたタイムゾーンコードの値が設定されているか否かを判定し、前記タイムゾーンコードの値が設定されていないと判定された場合、前記受け付けられたユーザ識別情報関連付けられた所属先識別情報を前記ユーザ情報記憶部から取得し、当該所属先識別情報関連付けられたタイムゾーンコードを前記所属先情報記憶部から取得する第2の取得手段と、
    前記第2の取得手段により取得されたタイムゾーンコードの値が設定されているか否かを判定し、前記タイムゾーンコードの値が設定されていないと判定された場合、前記取得された所属先識別情報関連付けられた拠点識別情報を前記所属先情報記憶部から取得し、当該拠点識別情報関連付けられたタイムゾーンコードを前記拠点情報記憶部から取得する第3の取得手段と、
    前記第1の取得手段、前記第2の取得手段又は前記第3の取得手段のいずれかにより取得されたタイムゾーンコード関連付けられた標準時差、サマータイム期間、サマータイム時差及びサマータイム導入年を前記タイムゾーン情報記憶部から取得するタイムゾーン情報取得手段と、
    前記取得された標準時差を用いて、前記取得されたシステム時刻を変換して当該タイムゾーンにおける第1の変換時刻を算出し、当該第1の変換時刻が前記取得されたサマータイム導入年以降であり、当該第1の変換時刻が前記取得されたサマータイム期間に含まれる場合に、前記取得されたサマータイム時差を用いて、当該第1の変換時刻をさらに変換した時刻を、当該第1の変換時刻として算出する時刻変換手段と、
    前記算出された第1の変換時刻を第1の表示用データとして前記端末へ送信する送信手段と、
    を備え
    前記制御部は、
    前記サービス識別情報に関連付けられたサービス処理時刻を前記サービスデータ記憶部から前記サービス毎に取得するサービス情報取得手段と、
    前記取得されたタイムゾーンコードに基づいて処理対象のタイムゾーンコードを前記サービス毎に設定するタイムゾーンコード設定手段と、をさらに備え、
    前記時刻変換手段は、前記取得された標準時差を用いて前記サービス毎に取得されたサービス処理時刻を変換して前記処理対象のタイムゾーンコードに基づく第2の変換時刻を前記サービス毎に算出し、当該第2の変換時刻が前記取得されたサマータイム期間に含まれるか否かを判定し、当該第2の変換時刻が前記取得されたサマータイム期間に含まれる場合に、前記取得されたサマータイム時差を用いて当該第2の変換時刻をさらに変換した時刻を、当該第2の変換時刻として算出し、
    前記送信手段は、前記算出された第2の変換時刻を前記サービス毎に対応する第2の表示用データとして前記端末へ送信するグローバルキャッシュマネージメントシステム。
  18. 異なるタイムゾーンに属する複数の拠点に設置された複数の端末からのアクセスを受け付け、サービスを提供するグローバルキャッシュマネージメントシステムであって、
    前記タイムゾーンを識別するタイムゾーンコードと、基準時刻からの時差である標準時差と、サマータイム期間と、サマータイム期間外の時刻とサマータイム期間内の時刻の差であるサマータイム時差と、サマータイム導入年とをタイムゾーン毎に関連付けて格納するタイムゾーン情報記憶部と、
    前記端末におけるユーザを識別するユーザ識別情報と、当該ユーザにおける前記タイムゾーンコードとを関連付けて格納するユーザ情報記憶部と、
    前記サービスを識別するサービス識別情報と、前記サービスが処理された前記基準時刻に基づくサービス処理時刻と、当該サービスが処理されたタイムゾーンにおける前記タイムゾーンコードとをサービス毎に関連付けて格納するサービスデータ記憶部と、
    処理対象時刻を所定のタイムゾーンに対応する時刻に変換して前記サービスを提供する制御部と、を備え、
    前記制御部は、
    前記端末から前記ユーザ識別情報の入力を受け付ける入力手段と、
    前記サービス識別情報に関連付けられたサービス処理時刻を前記サービスデータ記憶部から前記サービス毎に取得するサービス処理時刻取得手段と、
    前記受け付けられたユーザ識別情報関連付けられたタイムゾーンコードを前記ユーザ情報記憶部から取得するタイムゾーンコード取得手段と、
    前記取得されたタイムゾーンコードの値が所定の値であるか否かを判定し、当該タイムゾーンコードの値が所定の値であると判定した場合、全ての前記サービスに共通する処理対象のタイムゾーンコードを設定し、当該タイムゾーンコードの値が所定の値でないと判定した場合、前記サービス毎に処理対象のタイムゾーンコードを設定するタイムゾーンコード設定手段と、
    前記サービス毎に設定された処理対象のタイムゾーンコード関連付けられた標準時差、サマータイム期間、サマータイム時差及びサマータイム導入年を前記タイムゾーン情報記憶部から前記サービス毎に取得するタイムゾーン情報取得手段と、
    前記取得された標準時差を用いて、前記サービス毎に取得されたサービス処理時刻を変換して前記処理対象のタイムゾーンコードに基づく変換時刻を前記サービス毎に算出し、当該変換時刻が前記取得されたサマータイム導入年以降であり、当該変換時刻が前記取得されたサマータイム期間に含まれる場合に、前記取得されたサマータイム時差を用いて、当該変換時刻をさらに変換した時刻を、当該変換時刻として算出する時刻変換手段と、
    前記算出された変換時刻を前記サービス毎に対応する表示用データとして前記端末へ送信する送信手段と、
    を備えるグローバルキャッシュマネージメントシステム。
  19. 異なるタイムゾーンに属する複数の拠点に設置された複数の端末からのアクセスを受け付け、サービスを提供するグローバルキャッシュマネージメントシステムであって、
    前記タイムゾーンを識別するタイムゾーンコードと、基準時刻からの時差である標準時差と、サマータイム期間と、サマータイム期間外の時刻とサマータイム期間内の時刻の差であるサマータイム時差と、サマータイム導入年とをタイムゾーン毎に関連付けて格納するタイムゾーン情報記憶部と、
    前記端末におけるユーザを識別するユーザ識別情報と、前記タイムゾーンコードとを関連付けて格納するユーザ情報記憶部と、
    前記サービスを識別するサービス識別情報と、当該サービスの実行を指示された前記基準時刻に基づくサービス処理時刻とをサービス毎に関連付けて格納するサービスデータ記憶部と、
    前記サービス識別情報と、前記サービスを提供する拠点におけるタイムゾーンコードと、当該サービスを提供可能なサービス時間帯とを関連付けて格納するサービス定義記憶部と、
    処理対象時刻を所定のタイムゾーンに対応する時刻に変換して前記サービスを提供する制御部と、を備え、
    前記制御部は、
    前記端末から実行を指示されたサービスにおけるサービス識別情報の入力を受け付ける入力手段と、
    現在のシステム時刻を取得するシステム時刻取得手段と、
    前記取得されたシステム時刻を前記サービス処理時刻とし、前記受け付けられたサービス識別情報と関連付けて前記サービスデータ記憶部に格納する格納手段と、
    前記受け付けられたサービス識別情報関連付けられた第1のタイムゾーンコードを前記サービス定義記憶部から取得するタイムゾーンコード取得手段と、
    前記取得された第1のタイムゾーンコード関連付けられた標準時差、サマータイム期間、サマータイム時差及びサマータイム導入年を前記タイムゾーン情報記憶部から取得するタイムゾーン情報取得手段と、
    前記取得された標準時差を用いて、前記取得されたシステム時刻を変換して当該タイムゾーンにおける第3の変換時刻を算出し、当該第3の変換時刻が前記取得されたサマータイム導入年以降であり、当該第3の変換時刻が前記取得されたサマータイム期間に含まれる場合に、前記取得されたサマータイム時差を用いて、当該第3の変換時刻をさらに変換した時刻を、当該第3の変換時刻として算出する時刻変換手段と、
    前記受け付けられたサービス識別情報関連付けられたサービス時間帯を前記サービス定義記憶部から取得し、前記算出された第3の変換時刻が当該サービス時間帯に含まれるか否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段による判定結果を前記端末へ送信する送信手段と、
    を備え
    前記入力手段は、前記端末から前記ユーザ識別情報の入力をさらに受け付け、
    前記タイムゾーンコード取得手段は、前記受け付けられたユーザ識別情報に関連付けられた第2のタイムゾーンコードを前記ユーザ情報記憶部から取得し、
    前記制御部は、
    前記サービス識別情報に関連付けられたサービス処理時刻を前記サービスデータ記憶部から前記サービス毎に取得するサービス処理時刻取得手段と、
    前記第2のタイムゾーンコードに基づいて処理対象のタイムゾーンコードを前記サービス毎に設定するタイムゾーンコード設定手段と、をさらに備え、
    前記タイムゾーン情報取得手段は、前記サービス毎に設定された処理対象のタイムゾーンコードに関連付けられた標準時差、サマータイム期間及びサマータイム時差を前記タイムゾーン情報記憶部から前記サービス毎に取得し、
    前記時刻変換手段は、前記取得された標準時差を用いて、前記サービス毎に取得されたサービス処理時刻を変換して前記処理対象のタイムゾーンコードに基づく第2の変換時刻を前記サービス毎に算出し、当該第2の変換時刻が前記取得されたサマータイム導入年以降であり、当該第2の変換時刻が前記取得されたサマータイム期間に含まれる場合に、前記取得されたサマータイム時差を用いて、当該第2の変換時刻をさらに変換した時刻を、当該第2の変換時刻として算出し、
    前記送信手段は、前記算出された第2の変換時刻を前記サービス毎に対応する第2の表示用データとして前記端末へ送信するグローバルキャッシュマネージメントシステム。
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