JP5209769B2 - 電波修正時計 - Google Patents

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Description

本発明は、電波修正時計に関する。
従来の電波修正時計には、例えば特許文献1に記載されたものがある。
現在、日本国内では、独立行政法人情報通信研究機構の管轄下で、時刻情報を表す標準電波が送信されている。この標準電波に含まれる時刻情報は、1分間を1フレームとしている。その1フレームは、年(西暦の下二桁)、通算日(1月1日からの累積日数)、曜日、時、分などを表す時刻データとパリティビットと予備ビット等とを含んでいる。
具体的には、1ビットを1Hzの矩形パルスとし、“1”、“0”はそれぞれパルス幅を500ms、800msとすることにより表し、各時刻データ、パリティビット及び予備ビットをバイナリーコードで表している。サマータイムが施行された場合には、サマータイム期間か否かが、予備ビットで示される。また、標準電波の搬送波としては、40KHzおよび60KHzの長波が用いられている。
特許文献1の電波修正時計では、サマータイムが施行されて時刻が変化した場合には、これに追随するように保持時刻を修正している。
米国でも、時刻情報を含む標準電波を送信しているので電波修正時計で計時している現在時刻を修正することが可能である。その場合、米国の標準電波に含まれる時刻情報はUTC時刻であるため、UTC時刻から地域に対応する時差に基づいて現在時刻を修正する必要がある。サマータイムに切り替わる当日では、UTC時刻の0時以降であって、その地域の現在時刻がサマータイム切り替え時刻よりも前か後かを判断する。判断結果が前であれば、サマータイム切り替え時刻になるのを待って、表示時刻を1時間進める。サマータイム切り替え時刻よりも後であれば、直ちに表示時刻を1時間進める。
特開2003−107178号公報
しかしながら、従来の特許文献1の電波修正時計では、標準電波に含まれる情報に基づいて現在時刻を自動的にサマータイムに修正する。そのため、サマータイム期間を独自に変更したり、サマータイムの実施又は不実施を選択することができなかった。
その上、標準電波を受信できないような地域では、サマータイムに応じた修正が行われた否かを判定することができないため、正しい現在時刻を表示することができないという問題があった。
本発明は、以上のような現状に鑑みてなされた発明であり、サマータイムの実施や不実施を選択できると共に、サマータイムの期間を独自に設定できる電波修正時計を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の第1の観点に係る電波修正時計は、
時刻情報とその時点がサマータイム期間か否かを示すサマータイム情報とを含む標準電波を受信する受信手段と、
時刻を計時する計時手段と、
前記サマータイム期間に関して前記標準電波に含まれるサマータイム情報とは独立して予め設定されたサマータイム期間を示す情報を記憶する記憶手段と、
前記記憶手段の記憶内容を参照し、前記計時手段の計時する時刻が前記設定されたサマータイム期間であるか否かを判定し、該設定されたサマータイム期間であると判定した場合には、前記時刻情報に前記サマータイム期間の時刻の補正値を加算した時刻情報を現在時刻と特定し、前記設定されたサマータイム期間でないと判定した場合には前記時刻情報を現在時刻と特定し、該特定された現在時刻で前記計時手段により計時されている時刻を修正するサマータイム制御手段と、
前記計時手段の計時している時刻を前記受信手段で受信した前記時刻情報で調整する調整手段と、
前記調整手段が前記調整を行ったことを前記サマータイム制御手段に知らせる通知手段と、を備え、
前記サマータイム制御手段は、
前記調整手段が前記計時手段の計時する時刻を前記時刻情報で調整を行ったときに、該調整手段が調整を行った後の時刻が、前記設定されたサマータイム期間の開始タイミング以降で前記設定されたサマータイム期間の終了タイミングから前記補正値分遡ったタイミングの前にある場合には前記設定されたサマータイム期間内にあるとして、前記時刻情報で調整された前記計時手段の時刻に前記サマータイム期間の時刻の補正値を加算して現在時刻とするとともに前記設定されたサマータイム期間であることを示すフラグをオンとし、これ以外の前記設定されたサマータイム期間内にない場合には、前記フラグをオフとするものであり、
前記計時手段の計時する時刻が前記設定されたサマータイム期間であるか否かの判定のために前記フラグの状態を確認し、
前記フラグがオフのときには前記設定されたサマータイム期間の開始タイミングか否かを判定し、当該開始タイミングとなったときに前記計時部の時刻に前記補正値を加算し、前記フラグをオンとし、
前記フラグがオンのときには前記設定されたサマータイム期間の終了タイミングか否かを判定し、当該終了タイミングとなったときに前記計時部の時刻から前記補正値を減算し、前記フラグをオフとする、
ことを特徴とする。
なお、前記サマータイム制御手段を無効化し、前記サマータイム情報により、前記サマータイム期間であることが示されている場合には、前記補正値を前記時刻情報に加算した時刻を現在時刻と特定し、前記サマータイム期間でないことが示されている場合には、前記時刻情報の示す時刻を現在時刻と特定し、該特定された現在時刻で前記計時手段により計時されている時刻を修正する手段を備えてもよい。
なお、前記サマータイム制御手段を無効化し、前記時刻情報で示される時刻を現在時刻と特定し、該特定された現在時刻で前記計時手段により計時されている時刻を修正する手段を備えもよい。
地域ごとに設定される時差に相当する値を前記計時手段で計時している時刻に加算して調整する時差調整手段を備えてもよい。
この場合、前記時差調整手段によって調整された時刻が前記設定されたサマータイム期間になった以降に前記受信手段が前記標準電波を受信し、前記受信手段が前記標準電波を受信した結果に基づき前記サマータイム制御手段が前記計時手段の時刻を修正してもよい。
本発明の他の観点に係る電波修正時計は、
時刻情報とその時刻情報がサマータイム期間の時刻の補正値を含んだものか否かを示すサマータイム情報とが含まれる標準電波を受信する受信手段と、
時刻を計時する計時手段と、
前記サマータイム期間に関して前記標準電波に含まれるサマータイム情報とは独立して予め設定されたサマータイム期間を記憶する記憶手段と、
前記記憶手段の記憶内容と前記サマータイム情報を参照し、現在が前記設定されたサマータイム期間であるか否かを判定して現在時刻を特定し、該特定された現在時刻で前記計時手段により計時されている時刻を修正するサマータイム制御手段と、
前記計時手段の計時している時刻を前記受信手段で受信した前記時刻情報で修正する調整手段と、
前記調整手段が前記調整を行ったことを前記サマータイム制御手段に知らせる通知手段と、を備え、
前記サマータイム制御手段は、前記設定されたサマータイム期間であると判定した場合において、前記時刻情報に前記補正値が含まれているときには該時刻情報を現在時刻と特定し、前記時刻情報に該補正値が含まれていないときには該補正値を加算した時刻情報を現在時刻と特定し、前記設定されたサマータイム期間でないと判定した場合において、前記時刻情報に前記補正値が含まれているときには該時刻情報から該補正値を減じて現在時刻と特定し、前記時刻情報に該補正値が含まれていないときには該時刻情報を現在時刻と特定し、前記調整手段が前記計時手段の計時する時刻を前記時刻情報で調整を行ったときに、前記特定された現在時刻で、該調整手段が調整を行った後の時刻を修正する、
ことを特徴とする。
なお、前記サマータイム制御手段を無効化し、前記時刻情報に前記補正値が含まれる場合には該時刻情報から該補正値を減じた時刻を現在時刻と特定し、前記時刻情報に前記補正値が含まれない場合には該時刻情報の示す時刻を現在時刻と特定し、該特定された現在時刻で前記計時手段により計時されている時刻を修正する手段を設けてもよい。
なお、前記サマータイム制御手段を無効化し、前記時刻情報で示される時刻を現在時刻とし、該現在時刻で前記計時手段により計時されている時刻を修正する手段を設けてもよい。
本発明によれば、サマータイムの実施や不実施を選択できると共に、サマータイムの期間を独自に設定できる。
本発明の第1の実施形態に係る電波修正時計を示す図である。 電波修正部の処理を示すフローチャートである。 サマータイム実行部の処理を示すフローチャートである。 サマータイム判定部の処理を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施形態に係る電波修正時計を示す図である。 電波修正部の処理を示すフローチャートである。 サマータイム実行部の処理を示すフローチャートである。 サマータイム判定部の処理を示すフローチャートである。
以下、図面に基づき、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
[第1の実施形態]
図1は、本発明の第1の実施形態に係る電波修正時計の構成例を示すブロック図である。
この電波修正時計は、日本国内に送信されている標準電波を受信し、その標準電波に含まれる時刻情報に基づいて、計時している時刻を修正する時計である。電波修正時計は、現在の時刻を計時して出力する計時部10と、標準電波を受信し、標準電波に含まれる時刻情報に基づいて計時部10で計時している時刻を逐次修正する電波修正部20と、操作・設定部30と、オートサマータイム制御部40とを備えている。
操作・設定部30は、利用者が操作可能な図示しないスイッチ或いはボタン等を有している。ボタンは、例えば日時の情報を入力する時に用いられる。この日時の情報の入力により、計時部10で計時している現在時刻を変更したり、サマータイムの開始日時と終了日時を独自に設定することができる。スイッチは、例えば電波修正部20に指示を出し、強制的に標準電波から時刻情報を取得して計時部10の計時している現在時刻をその時刻情報に基づいて修正するとき等にも用いる。
電波修正部20は、標準電波を受信するアンテナATに接続された受信回路21と、受信管理部22とを備えている。受信回路21には、コード抽出部23が接続されている。そのコード抽出部23には、コード判定部24が接続されている。コード判定部24には、メモリで構成された時刻情報記憶部25が接続されている。
受信回路21は、アンテナATを介して与えられた標準電波を検波する。受信回路21は、電気信号の時刻信号を出力する。受信管理部22は、事前に登録されたタイミングと、操作・設定部30からの強制受信が指示されたときとに、受信回路21、コード抽出部23、コード判定部24、時刻情報判定部27を活性化する。事前に登録されたタイミングとは、例えば、午前2時、午前5時といった1日に1回或いは複数回設定された時刻、または、午前0時を基準にして所定時間毎、例えば3時間毎の時刻である。
コード抽出部23は、受信回路21が出力する時刻信号から、日時を示す時刻情報を抽出する手段である。コード判定部24は、その時刻情報の各項目についての値が、正常か否かを判定する機能を持つ。時刻情報記憶部25は、メモリ等で構成されている。時刻情報記憶部25は、コード判定部24で正常と判定された時刻情報を項目ごとの値を記憶する。
この電波修正部20には、さらに、一時記憶部26と、時刻情報判定部27と、時刻情報補間部28と、日時情報生成部29とが設けられている。
時刻情報判定部27は、時刻情報記憶部25に記憶された時刻情報の各項目の値の整合性を判定する。時刻情報判定部27は、整合性があると判断した項目の値を一時記憶部26に記憶させる。
さらに、時刻情報判定部27は、時刻情報記憶部25に記憶されている時刻情報のすべての項目について、整合性のある値が得られているか否かを判断し、得られていないと判断した場合には、時刻情報補間部28を起動する。時刻情報補間部28は、時刻情報記憶部25の整合性のある値が得られていない項目の値を一時記憶部26から読み出して、時刻情報記憶部25に記憶させる。即ち、時刻情報補間部28は、補間を行う。時刻情報判定部27は、時刻情報記憶部25に記憶されている時刻情報の各項目の値が、すべて整合性があると判断した場合には、これらの時刻情報のすべての項目の値を、日時情報生成部29に与える。日時情報生成部29は、時刻情報判定部27から与えられた時刻情報の値から、計時部10で計時している現在時刻を修正するための日時情報を生成して計時部10に与える。
オートサマータイム制御部40は、サマータイム情報記憶部41と、サマータイム判定部42と、サマータイム実行部43とを備えている。
サマータイム情報記憶部41は、操作・設定部30を介して入力されたサマータイム開始日と、サマータイム終了日とを記憶する。これらのサマータイムの開始日と終了日は、ユーザが操作・設定部30のボタンを操作して事前に設定した独自のサマータイム期間を示す日に関する情報である。なお、本実施形態では、サマータイムの開始日と終了日とをユーザが指定できるために、サマータイム情報記憶部41にサマータイム開始日とサマータイム終了日を記憶する構成にしたがい、サマータイムの開始日時及び終了日時をユーザが指定できるように、サマータイムの開始日或いは終了日だけでなく、サマータイムの開始時刻や終了時刻までサマータイム情報記憶部41に記憶させる構成にしてもよい。
サマータイム判定部42は、サマータイム情報記憶部41を参照し、サマータイムフラグを操作する機能をもつ。サマータイム判定部42は、計時部10で計時している時刻を修正する機能をもつ。つまり、計時部10が計時している時刻を参照し、ユーザが設定したサマータイム期間に相当する場合には、サマータイム判定部42はサマータイムフラグを有効の“1”(オン)にし、計時部10が計時している時刻がサマータイム期間に相当しない場合には、サマータイム判定部42はサマータイムフラグを無効の“0”(オフ)にする。
サマータイム実行部43は、サマータイムフラグがオンのときに、計時部10で計時している時刻を修正する機能をもつ。
次に、この電波修正時計の動作を、説明する。
図2は、電波修正部20の処理を示すフローチャートである。
図3は、サマータイム実行部43の処理を示すフローチャートである。
図4は、サマータイム判定部42の処理を示すフローチャートである。
操作・設定部30のボタン等を操作することにより、ユーザは、独自にサマータイムの期間を入力することができる。具体的には、ボタン等を利用してサマータイムの開始日と終了日とを入力する。これらのサマータイムの開始日と終了日は、サマータイム情報記憶部41に記憶される。以下、ユーザが設定したサマータイム期間を示すサマータイム開始日及び終了日が、事前にサマータイム情報記憶部41に記憶されているものとして、動作の説明を進める。
電波修正部20の受信管理部22は、事前に登録されたタイミングになるのを待ち(ステップS11)、そのタイミングにならない場合(ステップS11:NO)には、強制受信の指示があるのを待つ(ステップS12)。強制受信の指示は、ユーザが操作・設定部30のスイッチをオンにしたときに操作・設定部30から与えられる。
事前に登録されたタイミングになったとき(ステップS11;YES)、又は強制受信の指示が与えられたとき(ステップS12:YES)、受信管理部22は、受信回路21、コード抽出部23、コード判定部24、時刻情報判定部27を活性化する。
活性化した受信回路21は、アンテナATを介して標準電波の受信をする(ステップS13)。
受信回路21は、長波標準電波を増幅した後、周波数が1Hzの時刻信号を検波する。
この標準電波に含まれる時刻信号は、1分間を1フレームとし、年(西暦の下二桁)、通算日(1月1日からの累積日数)、曜日、時、分などを表す時刻情報とパリティビットと予備ビット等とを含んでいる。具体的には、1ビットを1Hzの矩形パルスとしている。時刻信号における“1”、“0”はそれぞれパルス幅を500ms、800msとすることにより表し、各時刻情報、パリティビット及び予備ビットをバイナリーコードで表している。サマータイムが施行された場合には、サマータイム期間か否かを示すサマータイム情報が、予備ビットで示される。また、標準電場の搬送波としては、40KHzおよび60KHzの長波が用いられている。
コード抽出部23は、受信回路21で検波された1Hzの時刻信号のパルス幅を検出する。コード抽出部23は、バイナリーコードやポジションマーカーなどの時刻情報とサマータイム情報等に対応するコードを抽出する。
コード判定部24は、コード抽出部23で抽出されたコードから、1フレームの始まりを検出したのちに、バイナリーコードから長波標準電波で規定されているタイムコード情報のフォーマットに基づき、時や分などの時刻情報への変換や、サマータイム情報及び時刻情報毎に正常であるか否かを判定するコード判定を開始する(ステップS14)。
ここで、コード判定を具体的に説明する。
タイムコード情報のフォーマットに従うと、フレームの開始位置より1パルス目から8パルス目までに分の時刻情報がある。その分の時刻情報のバイナリーコードを抽出することにより、分のBCDコードが生成される。
同様に、他の時や通算日・年・曜日といった時刻情報やサマータイム情報を示すBCDコードへ変換する。もし、BCDコードが、バイナリーコードがビット落ちしたりBCDコードとして成立しないビットパターンになったりすると、そのコードは異常であると判定して破棄される。こうして正常と判定された時刻情報及びサマータイム情報は、時刻情報記憶部25に出力される。
コード判定部24で仮に正常と判定された時刻情報及びサマータイム情報は、時刻情報記憶部25の所定の記憶領域に書き込まれる。時刻情報記憶部25の各記憶領域は、事前に初期値にクリアされている。この初期値とは、各時刻情報やサマータイム情報として認識されない値である。
1フレーム分の受信が終了すると、時刻情報判定部27が時刻情報及びサマータイム情報の判定を実行する(ステップS15)。
時刻情報及びサマータイム情報の判定では、時刻情報記憶部25で収集された時刻情報及びサマータイム情報を参照し、各時刻情報及びサマータイム情報が情報として成立する値であるかの判定を行う。
各々の判定は、例えば分ならパリティビットによるビットの誤り検出ならびに00〜59の範囲にあるか、時はパリティビットによるビットの誤り検出ならびに00〜23の範囲にあるか、年は00〜99の範囲にあるか、曜日は0〜6の範囲にあるか、通算日に関しては、1〜366又は365の範囲にあるか等で判定する。
時刻情報判定部27は、時刻情報及びサマータイム情報の判定の結果、時刻情報及びサマータイム情報が全て揃って正常となったか否かを判断し、すべて揃って正常と判断した場合(ステップS16:YES)、1分の歩進をしたうえで、これらの時刻情報及びサマータイム情報を日時情報生成部29に与える。
一方、全ての時刻情報が正常に揃わなかった場合は(ステップS16:NO)、一時記憶部26へ正常と判定した時刻情報のみの一時保存を行う。
一時記憶部26へ時刻情報或いはサマータイム情報の一時保存が行なわれると、時刻情報補間部28は、一時記憶部26の時刻情報の歩進を実行する。具体的には、次のフレームを受信する場合は、1フレームが1分で時刻情報が構成されているため、分に1加算する。もし、分を加算した結果の値が60となった場合は、分の桁上がりが生じ、分を00にして時を1加算する。同様に、時、通算日と曜日、年の順で桁上がり判定を行い、必要な処理を実行する。時刻情報の歩進をした後、さらに、歩進した時刻情報から時と分のパリティビットを生成する。ここで生成したパリティビットは、次フレームの受信時に、パリティビットだけ受信エラーとなっても、時および分のBCDコードと生成したパリティビットによって仮のビット誤り検出が可能となる。
パリティビットの生成が終了すると、生成したパリティビットと共に、一時記憶部26から読み出した時刻情報或いはサマータイム情報に対して補間を行い、時刻情報記憶部25に格納する。
時刻情報或いはサマータイム情報の補間が実行されると、処理がステップS14に戻り、コード抽出、コード判定、時刻情報の収集、及び時刻情報の判定が実行される。コード抽出、コード判定、時刻情報の収集、及び時刻情報の判定が実行されることにより、新たなフレームの時刻情報の受信処理が継続される。
時刻情報及びサマータイム情報が全て揃って正常となり(ステップS16:YES)、その結果、時刻情報判定部27から時刻情報とサマータイム情報が入力された日時情報生成部29は、時刻情報とサマータイム情報とに基づいて、計時部10で計時している時刻を修正する時刻を生成する。日時情報生成部29は、生成した時刻で計時部10での時刻を修正する(ステップS17)。
又、日時情報生成部29は、サマータイム情報がサマータイムであることを示す場合には、サマータイムフラグをオンする。日時情報生成部29は、サマータイム情報がサマータイムでないことを示す場合には、サマータイムフラグをオフする(ステップS18)。
日時情報生成部29は、サマータイムフラグのオン・オフを設定した後、サマータイム判定部42に対して、判定要求を出力する。
図4に示すように、サマータイム判定部42は、サマータイム情報記憶部41に予めサマータイムの開始日及び終了日が記憶され、オートサマータイム制御部40が有効になっている場合に(ステップS21:YES)、判定要求を待っている(ステップS22:NO)。判定要求が有ったと判断した場合(ステップS22:YES)、サマータイム判定部42は、その判定要求が電波修正部20からの要求か、操作・設定部30からの要求かを判断する。電波修正部20からの要求は、日時情報生成部29が発生した要求である。操作・設定部10が発生する判定要求は、ユーザが計時部10で計時している時刻を変更するために、操作・設定部30にその時刻を操作・設定部30から入力した場合に、操作・設定部30が発生したものである。
判定要求の要求元が電波修正部20の場合(ステップS23:電波修正部)、サマータイム判定部42は、サマータイムフラグ(夏時間フラグ)のオン・オフを判定する。サマータイムフラグがオンの場合(ステップS24:オン)、サマータイム判定部42は、計時部10で計時している時刻を1時間減じる(ステップS25)。
サマータイムフラグがオフと判定した場合(ステップS24:オフ)或いは計時部10の時刻を1時間減じた後、サマータイム判定部42は、サマータイム情報記憶部41を参照し、1時間減じられた計時部10の時刻がユーザが設定したサマータイムの開始日の前か、後か、当日かを判定する。ユーザが設定したサマータイムの当日の場合(ステップS26:当日)、サマータイム判定部42は、サマータイムに入る時刻(修正時刻)の前かそれ以降かを判断する。
サマータイムに入る時刻以降であると判断した場合(ステップS27:以降)或いは、サマータイムの開始日の後と判断した場合(ステップS26:後)には、サマータイム判定部42は、1時間減じた計時部10の時刻がユーザの設定したサマータイムの終了日の前か、後か、当日かを判定する。
サマータイムの終了日の当日と判定した場合(ステップS28:当日)、サマータイム判定部42は、計時部10の時刻が、サマータイムが終わる時刻(修正時刻)から1時間減じた時刻以降か前かを判定する。計時部10の時刻が、サマータイムが終わる時刻から1時間減じた時刻の前の場合(ステップS29:前)或いはサマータイムの終了日の前と判断した場合(ステップS28:前)、この場合、ユーザの設定したサマータイム期間に相当するので、サマータイム判定部42は、計時部10で計時している時刻に1時間を加算する(ステップS30)。そして、サマータイム判定部42は、サマータイムフラグをオンする(ステップS31)。
ステップS26の判定で、計時部10の計時している時刻がサマータイムの開始日よりも前と判定した場合(ステップS26:前)、ステップS27の判定で、計時部10の計時している時刻がサマータイムに入る時刻の前と判定した場合(ステップS27:前)、ステップS28の判定で、計時部10の計時している時刻がサマータイムの終了日の後と判定した場合(ステップS28:後)或いはステップS29の判定で、計時部10の時刻が、サマータイムが終わる時刻から1時間減じた時刻以降であると判断した場合(ステップS29:以降)、サマータイム判定部42は、サマータイムフラグをオフにする(ステップS32)。
これに対し、ステップS23の処理で、判定要求の要求元が操作・設定部10と判断した場合(ステップS23:操作設定部)、サマータイム判定部42は、サマータイム情報記憶部41を参照し、計時部10で計時している時刻が、ユーザの設定したサマータイムの開始日の前か、後か、当日かを判定する。ユーザが設定したサマータイムの当日の場合(ステップS33:当日)、サマータイム判定部42は、サマータイムに入る時刻(修正時刻)の前かそれ以降かを判断する。
サマータイムに入る時刻以降であると判断した場合(ステップS34:以降)或いは、サマータイムの開始日の後と判断した場合(ステップS33:後)には、サマータイム判定部42は、計時部10の時刻がユーザの設定したサマータイムの終了日の前か、後か、当日かを判定する。
サマータイムの終了日の当日と判定した場合(ステップS35:当日)、サマータイム判定部42は、計時部10の時刻がサマータイムの終わる時刻(修正時刻)以降か前かを判定する。計時部10の時刻がサマータイムの終わる時刻の前の場合(ステップS36:前)或いはサマータイムの終了日の前と判断した場合(ステップS35:前)、この場合、ユーザの設定したサマータイム期間に相当するので、サマータイム判定部42は、サマータイムフラグをオンする(ステップS37)。
ステップS33の判定で、計時部10の計時している時刻がサマータイムの開始日よりも前と判定した場合(ステップS33:前)、ステップS34の判定で、計時部10の計時している時刻がサマータイムに入る時刻の前と判定した場合(ステップS34:前)、ステップS35の判定で、計時部10の計時している時刻がサマータイムの終了日の後と判定した場合(ステップS35:後)或いは、ステップS36の判定で、計時部10の時刻がサマータイムの終わる時刻以降であると判断した場合(ステップS36:以降)、サマータイム判定部42は、サマータイムフラグをオフにする(ステップS32)。
このサマータイム判定部42の処理により、標準電波に基づいて計時部10での時刻を修正する場合や、操作・設定部30を利用して計時部10の時刻を修正する場合に、ユーザが設定したサマータイム期間に応じて修正を行うことができる。
これに対し、図3に示すように、サマータイム実行部43は、サマータイム情報記憶部41に予めサマータイムの開始日及び終了日が記憶され、オートサマータイム制御部40が有効になっている場合に(ステップS41:YES)、計時部10が計時している時刻を監視し、分の更新を待つ(ステップS42:NO)。
計時部10が分の更新をしたと判断すると(ステップS42:YES)、サマータイム実行部43は、サマータイムフラグがオンになっているか、オフになっているかを判定する。サマータイムフラグがオフになっている場合には(ステップS43:オフ)、サマータイム実行部43は、計時部10の時刻がユーザの設定したサマータイムの開始日か否かを判定する。
計時部10の時刻がサマータイムの開始日の場合(ステップS44:YES)、サマータイム実行部43は、計時部10の時刻がサマータイムに入る時刻(修正時刻)であるか否かを判定する。計時部10の時刻がサマータイムに入る時刻の場合(ステップS45:YES)、計時部10の時刻に1時間を加算する(ステップS46)。そして、サマータイム実行部43は、サマータイムフラグをオンにする(ステップS47)。即ち、計時部10で計時している時刻がユーザの設定したサマータイム期間に入ると、計時部10の時刻に1時間が加えられる。
ステップ43の判定で、サマータイムフラグがオンになっていると判定した場合(ステップ43:オン)、サマータイム実行部43は、計時部10の時刻がユーザの設定したサマータイムの終了日か否かを判定する。計時部10の時刻がサマータイムの終了日の場合(ステップS48:YES)、サマータイム実行部43は、計時部10の時刻が、サマータイムから外れる時刻(修正時刻)であるか否かを判定する。計時部10の時刻がサマータイムから外れる時刻の場合(ステップS49:YES)、サマータイム実行部43は計時部10の時刻から1時間を減ずる。(ステップS50)。そして、サマータイム実行部43は、サマータイムフラグをオフにする(ステップS51)。
このサマータイム実行部43の処理により、計時部10で計時している時刻が、ユーザの設定したサマータイム期間になった場合に、計時部10の時刻が1時間加算され、サマータイム期間から外れると、計時部10の時刻が元に復元される。
以上の構成の本実施形態の電波修正時計では、標準電波に含まれる時刻情報がサマータイムになっている場合でも冬時間の場合でも、ユーザの設定したサマータイム期間に応じた計時を計時部10に行わせることができる。
なお、ユーザによって入力されるサマータイムの開始日と終了日とが同日の場合、実質的にサマータイムの期間がなくなり、サマータイムを採用していない時刻を計時部10が計時することになる。
また、ユーザによって、サマータイムの開始日と終了日が入力されない場合には、オートサマータイム制御部40が無効となり、標準電波で与えられる時刻情報に応じた時刻を計時部10が計時する。
[第2の実施形態]
図5は、本発明の第2の実施形態に係る電波修正時計を示す構成図である。
本実施形態では、地域によって時差がある米国等で利用される電波修正時計を示す。以降、電波修正時計が、米国内に送信されている標準電波(WWVB)を受信し、その標準電波に含まれる時刻情報に基づいて、計時している時刻を修正する機能を有するものとする。米国の場合、標準電波に含まれる時刻情報はUTC(Coordinated Universal Time:協定世界時)であり、受信側でUTCに対する目的地域の時差を加味して利用する必要がある。また、この時刻情報はサマータイムの適用期間であっても、そのサマータイムで修正された時刻情報ではない。なお、サマータイムの適用期間であることを示すサマータイム情報は、標準電波に含まれている。
図5の電波修正時計は、現在の時刻を計時して出力する計時部50と、標準電波を受信し、標準電波に含まれる時刻情報に基づいて計時部50で計時している時刻を逐次修正する電波修正部60と、操作・設定部80と、オートサマータイム制御部90とを備えている。
電波修正部60は、標準電波を受信するアンテナATに接続された受信回路61と、受信管理部62と、受信回路61に接続されてコード抽出部63と、コード抽出部63に接続されたコード判定部64とを備えている。コード判定部64には、メモリで構成された時刻情報記憶部65が接続されている。
受信回路61、受信管理部62、コード抽出部63、コード判定部64及び時刻情報記憶部65は、第1の実施形態の受信回路21、受信管理部22、コード抽出部23、コード判定部24及び時刻情報記憶部25と同様の構成である。
この電波修正部60には、さらに、一時記憶部66と、時刻情報判定部67と、時刻情報補間部68と、日時情報生成部69と、地域情報格納部70とが設けられている。
一時記憶部66、時刻情報判定部67及び時刻情報補間部68は、第1の実施形態の一時記憶部26、時刻情報判定部27及び時刻情報補間部28と同等のものである。
地域情報格納部70は、操作・設定部80から入力された地域情報として目的の地域のUTCに対する時差を格納する。例えば、米国ではUTCに対してそれぞれ−5時間、−6時間、−7時間、−8時間の時差のある4つのタイムゾーン、Eastern Time、Central Time、Mountain Time、Pacific Timeが設けられている。操作・設定部80からの入力により、これらのタイムゾーンの内から目的の地域が選択され、地域情報格納部70には目的の地域の時差が格納される。日時情報生成部69は、時刻情報判定部67から与えられた時刻情報の値から、計時部50で計時している現在時刻を修正するための日時情報を生成する。日時情報生成部69は、その日時情報から地域情報格納部70に格納されている時差を加算して計時部50に与える。
オートサマータイム制御部90は、サマータイム情報記憶部91と、サマータイム判定部92と、サマータイム実行部93とを備えている。
サマータイム情報記憶部91は、第1の実施形態のサマータイム情報記憶部41と同様である。サマータイム情報記憶部91は、操作・設定部80を介して入力されたサマータイム開始日と、サマータイム終了日とを記憶する。
サマータイム判定部92は、サマータイム情報記憶部91を参照し、サマータイムフラグを操作する機能を持つ。サマータイム判定部92は、計時部50で計時している時刻を修正する機能をもつ。
サマータイム実行部93は、サマータイムフラグがオンのときに、計時部50で計時している時刻を修正する機能をもつ。
図6は、電波修正部60の処理を示すフローチャートである。
図7は、サマータイム実行部93の処理を示すフローチャートである。
図8は、サマータイム判定部92の処理を示すフローチャートである。
操作・設定部80のボタン等を操作することにより、ユーザは、独自にサマータイムの期間を入力することができる。具体的には、操作・設定部80のボタン等を利用してサマータイムの開始日と終了日を入力する。これらのサマータイムの開始日と終了日は、サマータイム情報記憶部91に記憶される。さらに、上述したように操作・設定部80のボタン等を操作することにより、地域に割り当てられた時差を入力することができる。この時差が地域情報格納部70に格納される。
電波修正部60の受信管理部62は、事前に登録されたタイミングになるのを待ち(ステップS51)、そのタイミングにならない場合(ステップS51:NO)には、強制受信の指示があるのを待つ(ステップS52)。強制受信の指示は、ユーザが操作・設定部80のスイッチをオンにしたときに操作・設定部80から与えられる。
事前に登録されたタイミングになったとき(ステップS51;YES)、又は強制受信の指示が与えられたとき(ステップS52:YES)、受信管理部62は、受信回路61、コード抽出部63、コード判定部64,時刻情報判定部67を活性化する。
活性化した受信回路61は、アンテナATを介して標準電波の受信をする(ステップS53)。
受信回路61は、標準電波を増幅した後、時刻信号を検波する。
コード抽出部63は、受信回路61で検波された時刻信号のパルス幅を検出し、バイナリーコードやポジションマーカーなどの時刻情報とサマータイム情報等に対応するコードを抽出する(ステップS54)。
コード判定部64は、コード抽出部63で抽出されたコードから、1フレームの始まりを検出する。コード判定部64は、1フレームの始まりを検出した後に、バイナリーコードから、標準電波(WWVB)で規定されているタイムコード情報のフォーマットに基づき、時や分などの時刻情報への変換や、サマータイム情報及び時刻情報毎に正常であるか否かを判定するコード判定を開始する。
1フレーム分の受信が終了すると、時刻情報判定部67が、時刻情報及びサマータイム情報の判定を実行する(ステップS55)。
時刻情報及びサマータイム情報の判定では、時刻情報記憶部65で収集された時刻情報及びサマータイム情報を参照し、第1の実施形態と同様に、時刻情報判定部67は、時刻情報及びサマータイム情報が各々の情報として成立する値であるかの判定を行う。
時刻情報判定部67は、時刻情報及びサマータイム情報の判定の結果、時刻情報及びサマータイム情報が全て揃って正常となったか否かを判断し、すべて揃って正常と判断した場合(ステップS56:YES)、1分の歩進をしたうえで、これらの時刻情報及びサマータイム情報を日時情報生成部69に与える。
一方、全ての時刻情報が正常に揃わなかった場合は(ステップS56:NO)、一時記憶部66へ正常と判定した時刻情報のみの一時保存を行う。
一時記憶部66へ時刻情報或いはサマータイム情報の一時保存が行なわれると、時刻情報補間部68は一時記憶部66の時刻情報の歩進を実行する。時刻情報の歩進をした後、一時記憶部66から読み出した時刻情報或いはサマータイム情報の補間を行い、時刻情報記憶部65に格納する。
時刻情報或いはサマータイム情報の補間が実行されると、処理がステップS54に戻り、コード抽出、コード判定、時刻情報の収集、及び時刻情報の判定が実行される。コード抽出、コード判定、時刻情報の収集、及び時刻情報の判定が実行されることにより、新たなフレームの時刻情報の受信処理が継続される。
時刻情報及びサマータイム情報が全て揃って正常となり(ステップS56:YES)、その結果、時刻情報判定部67から時刻情報とサマータイム情報を入力された日時情報生成部69は、与えられた時刻情報に対応する時刻を作成する。日時情報生成部69は、地域情報格納部70に格納された時差をその時刻に加算して地域時刻を生成する(ステップS57)。
日時情報生成部69は、さらに、オートサマータイム制御部90が有効か無効かを判断する。この判断では、サマータイム情報記憶部91にサマータイム期間が記憶されている場合に、オートサマータイム制御部90が有効であるとし、サマータイム期間が記憶されていない場合に無効であると判断する。
オートサマータイム制御部90が有効である判断した場合(ステップS58:YES)、日時情報生成部69は、ステップS57で生成した地域時刻で計時部50の計時する時刻を修正する(ステップS60)。
オートサマータイム制御部90が無効であると判断した場合(ステップS58:NO)、日時情報生成部69は、標準電波がサマータイムの期間であることを示しているか否かを確認する。サマータイムの期間であることを標準電波が示している場合に、地域時刻に1時間を加算して地域時間を補正し、サマータイムの期間でないことを標準電波が示している場合に、地域時刻の補正を行わない(ステップS59)。ステップS59にて補正された或いは補正されない地域時刻で計時部50の計時する時刻を修正する(ステップS60)。
計時部50で計時している時刻の修正が終了した後、日時情報生成部69は、オートサマータイム制御部90に判定要求を発生する(ステップS61)。
ここで、図8に示すように、サマータイム判定部92は、サマータイム情報記憶部91に予めサマータイムの開始日及び終了日が記憶されて、オートサマータイム制御部90が有効になっている場合に(ステップS71:YES)、判定要求を待っている(ステップS72:NO)。
判定要求が有ったと判断した場合(ステップS72:YES)、サマータイム判定部92は、その判定要求が電波修正部60からの要求か、操作・設定部80からの要求かを判断する。電波修正部60からの要求は、日時情報生成部69が発生した要求である。操作・設定部80が発生する判定要求は、ユーザが計時部50で計時している時刻を変化させるために、操作・設定部80にその時刻を操作・設定部80から入力した場合に、その操作・設定部80が発生したものである。
判定要求の要求元が電波修正部60の場合(ステップS73:電波修正部)、サマータイム判定部92は、サマータイム情報記憶部91を参照し、計時部50の時刻がサマータイム情報記憶部91に予め設定されたサマータイムの開始日の前か、後か、当日かを判定する。予め設定されたサマータイムの当日の場合(ステップS74:当日)、サマータイム判定部92は、サマータイムに入る時刻(修正時刻)の前かそれ以降かを判断する。
サマータイムに入る時刻以降であると判断した場合(ステップS75:以降)或いは、サマータイムの開始日の後と判断した場合(ステップS74:後)には、サマータイム判定部92は、計時部50の時刻が予め設定されたサマータイムの終了日の前か、後か、当日かを判定する。
サマータイムの終了日の当日と判定した場合(ステップS76:当日)、サマータイム判定部92は、計時部50の時刻が、サマータイムが終わる時刻(修正時刻)から1時間減じた時刻以降か前かを判定する。計時部50の時刻が、サマータイムが終わる時刻から1時間減じた時刻の前の場合(ステップS77:前)或いはサマータイムの終了日の前と判断した場合(ステップS76:前)、この場合、ユーザの設定したサマータイム期間に相当するので、サマータイム判定部92は、計時部50で計時している時刻に1時間を加算する(ステップS78)。そして、サマータイム判定部92は、サマータイムフラグをオンする(ステップS79)。
ステップS74の判定で、計時部50の計時している時刻がサマータイムの開始日よりも前と判定した場合(ステップS74:前)、ステップS75の判定で、計時部50の計時している時刻がサマータイムに入る時刻の前と判定した場合(ステップS75:前)、ステップS76の判定で、計時部50の計時している時刻がサマータイムの終了日の後と判定した場合(ステップS76:後)或いはステップS77の判定で、計時部50の時刻が、サマータイムが終わる時刻から1時間減じた時刻以降であると判断した場合(ステップS77:以降)、サマータイム判定部92は、サマータイムフラグをオフにする(ステップS80)。
これに対し、ステップS73の処理で、判定要求の要求元が操作・設定部80と判断した場合(ステップS73:操作設定)、サマータイム判定部92は、サマータイム情報記憶部91を参照し、計時部50で計時している時刻が、ユーザの設定したサマータイムの開始日の前か、後か、当日かを判定する。ユーザが設定したサマータイムの当日の場合(ステップS81:当日)、サマータイム判定部92は、サマータイムに入る時刻(修正時刻)の前かそれ以降かを判断する。
サマータイムに入る時刻以降であると判断した場合(ステップS82:以降)或いは、サマータイムの開始日の後と判断した場合(ステップS81:後)には、サマータイム判定部92は、計時部50の時刻がユーザの設定したサマータイムの終了日の前か、後か、当日かを判定する。
サマータイムの終了日の当日と判定した場合(ステップS83:当日)、サマータイム判定部92は、計時部50の時刻がサマータイムの終わる時刻(修正時刻)以降か前かを判定する。計時部50の時刻が、サマータイムが終わる時刻の前の場合(ステップS84:前)或いはサマータイムの終了日の前と判断した場合(ステップS83:前)、この場合、ユーザの設定したサマータイム期間に相当するので、サマータイム判定部92は、サマータイムフラグをオンする(ステップS85)。
ステップS81の判定で、計時部50の計時している時刻がサマータイムの開始日よりも前と判定した場合(ステップS81:前)、ステップS82の判定で、計時部50の計時している時刻がサマータイムに入る時刻の前と判定した場合(ステップS82:前)、ステップS83の判定で、計時部50の計時している時刻がサマータイムの終了日の後と判定した場合(ステップS83:後)或いは、ステップS84の判定で、計時部50の時刻が、サマータイムの終わる時刻以降であると判断した場合(ステップS84:以降)、サマータイム判定部92は、サマータイムフラグをオフにする(ステップS80)。
このサマータイム判定部92の処理により、標準電波に基づいて計時部50での時刻を修正する場合や、操作・設定部80を利用して計時部50の時刻を修正する場合に、ユーザが設定したサマータイム期間に応じて修正を行うことができる。
これに対し、サマータイム実行部93は、図8に示すようにサマータイム情報記憶部91に予めサマータイムの開始日及び終了日が記憶され、オートサマータイム制御部90が有効になっている場合に(ステップS91:YES)、計時部50が計時している時刻を監視しつつ、分の更新を待つ(ステップS92:NO)。
計時部50が分の更新をしたと判断すると(ステップS92:YES)、サマータイム実行部93は、サマータイムフラグがオンになっているか、オフになっているかを判定する。サマータイムフラグがオフになっている場合には(ステップS93:オフ)、サマータイム実行部93は、計時部50の時刻がユーザの設定したサマータイムの開始日か否かを判定する。計時部50の時刻がサマータイムの開始日の場合(ステップS94:YES)、サマータイム実行部93は、計時部50の時刻がサマータイムに入る時刻(修正時刻)であるか否かを判定する。計時部50の時刻がサマータイムに入る時刻の場合(ステップS95:YES)、計時部50の時刻に1時間を加算する(ステップS96)。そして、サマータイム実行部93は、サマータイムフラグをオンにする(ステップS97)。即ち、計時部50での計時している時刻がユーザの設定したサマータイム期間に入ると、計時部50の時刻に1時間が加えられる。
ステップS93の判定で、サマータイムフラグがオンになっていると判定した場合(ステップS93:オン)、サマータイム実行部93は、計時部50の時刻がユーザの設定したサマータイムの終了日か否かを判定する。計時部50の時刻がサマータイムの終了日の場合(ステップS98:YES)、サマータイム実行部93は、計時部50の時刻が、サマータイムから外れる時刻(修正時刻)であるか否かを判定する。計時部50の時刻がサマータイムから外れる時刻の場合(ステップS99:YES)、計時部50の時刻から1時間を減ずる。(ステップS100)。そして、サマータイム実行部93は、サマータイムフラグをオンにする(ステップS101)。
このサマータイム実行部93の処理により、計時部50で計時している時刻が、ユーザの設定したサマータイム期間になった場合に、計時部50の時刻が1時間加算され、サマータイム期間から外れると、計時部50の時刻が元に復元される。
以上の構成の本実施形態の電波修正時計では、標準電波に含まれる時刻情報がサマータイムになっている場合でも冬時間の場合でも、ユーザの設定したサマータイム期間に応じた計時を計時部50に行わせることができる。
なお、ユーザによって入力されるサマータイムの開始日とサマータイムの終了日が同日の場合、実質的にユーザの指定するサマータイム期間がなくなり、標準電波に基づくサマータイムが運用される。
また、ユーザによって、サマータイムの開始日と終了日が入力されない場合には、オートサマータイム制御部90が無効となるので、標準電波で与えられる時刻情報に応じた時刻を計時部50が計時する。
本発明は、上記実施形態に限定されず、種々の変形が可能である。
例えば、第2の実施形態のように、地域ごとに時差がある場合等では、計時部50で計時されている時差を調整されている時刻がサマータイムの開始日のサマータイムに入る時刻以降になったときに、電波修正部60により、標準電波を受信させ、その結果に基づいて計時部50の時刻を修正するようにしてもよい。このようにすると、国際標準時刻の0時以降であって、その地域の現在時刻がサマータイム切り替え時刻よりも前か後かを判断する必要がなくなり、サマータイム及び冬時間の切り替え日での処理が簡素化でき、ソフトウエア効率が向上する。
本発明によれば、サマータイムの実施や不実施を選択できると共に、サマータイムの期間を独自に設定できる電波修正時計を提供できる。
10,50 計時部
20,60 電波修正部
21,61 受信回路
22,62 受信管理部
23,63 コード抽出部
24,64 コード判別部
27,37 時刻情報判定部
29,69 日時情報生成部
30,80 操作・設定部
40,90 オートサマータイム制御部

Claims (6)

  1. 時刻情報とその時点がサマータイム期間か否かを示すサマータイム情報とを含む標準電波を受信する受信手段と、
    時刻を計時する計時手段と、
    前記サマータイム期間に関して前記標準電波に含まれるサマータイム情報とは独立して予め設定されたサマータイム期間を示す情報を記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段の記憶内容を参照し、前記計時手段の計時する時刻が前記設定されたサマータイム期間であるか否かを判定し、該設定されたサマータイム期間であると判定した場合には、前記時刻情報に前記サマータイム期間の時刻の補正値を加算した時刻情報を現在時刻と特定し、前記設定されたサマータイム期間でないと判定した場合には前記時刻情報を現在時刻と特定し、該特定された現在時刻で前記計時手段により計時されている時刻を修正するサマータイム制御手段と、
    前記計時手段の計時している時刻を前記受信手段で受信した前記時刻情報で調整する調整手段と、
    前記調整手段が前記調整を行ったことを前記サマータイム制御手段に知らせる通知手段と、を備え、
    前記サマータイム制御手段は、
    前記調整手段が前記計時手段の計時する時刻を前記時刻情報で調整を行ったときに、該調整手段が調整を行った後の時刻が、前記設定されたサマータイム期間の開始タイミング以降で前記設定されたサマータイム期間の終了タイミングから前記補正値分遡ったタイミングの前にある場合には前記設定されたサマータイム期間内にあるとして、前記時刻情報で調整された前記計時手段の時刻に前記サマータイム期間の時刻の補正値を加算して現在時刻とするとともに前記設定されたサマータイム期間であることを示すフラグをオンとし、これ以外の前記設定されたサマータイム期間内にない場合には、前記フラグをオフとするものであり、
    前記計時手段の計時する時刻が前記設定されたサマータイム期間であるか否かの判定のために前記フラグの状態を確認し、
    前記フラグがオフのときには前記設定されたサマータイム期間の開始タイミングか否かを判定し、当該開始タイミングとなったときに前記計時部の時刻に前記補正値を加算し、前記フラグをオンとし、
    前記フラグがオンのときには前記設定されたサマータイム期間の終了タイミングか否かを判定し、当該終了タイミングとなったときに前記計時部の時刻から前記補正値を減算し、前記フラグをオフとする、
    ことを特徴とする電波修正時計。
  2. 前記サマータイム制御手段を無効化し、前記サマータイム情報により、前記サマータイム期間であることが示されている場合には、前記補正値を前記時刻情報に加算した時刻を現在時刻と特定し、前記サマータイム期間でないことが示されている場合には、前記時刻情報の示す時刻を現在時刻と特定し、該特定された現在時刻で前記計時手段により計時されている時刻を修正する手段を備えることを特徴とする請求項1に記載の電波修正時計。
  3. 前記サマータイム制御手段を無効化し、前記時刻情報で示される時刻を現在時刻と特定し、該特定された現在時刻で前記計時手段により計時されている時刻を修正する手段を備えることを特徴とする請求項1に記載の電波修正時計。
  4. 前記サマータイム制御手段を無効化し、前記時刻情報で示される時刻を現在時刻と特定し、該特定された現在時刻で前記計時手段により計時されている時刻を修正する手段を備えることを特徴とする請求項2に記載の電波修正時計。
  5. 地域ごとに設定される時差に相当する値を前記計時手段で計時している時刻に加算して調整する時差調整手段を備えることを特徴する請求項1に記載の電波修正時計。
  6. 前記時差調整手段によって調整された時刻が前記設定されたサマータイム期間になった以降に前記受信手段が前記標準電波を受信し、前記受信手段が前記標準電波を受信した結果に基づき前記サマータイム制御手段が前記計時手段の時刻を修正することを特徴とする請求項5に記載の電波修正時計。
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